知事の部屋
記者会見
記者会見の動画は長崎県公式YouTubeチャンネル「長崎がんばらんばチャンネル」で公開しております。また、会見録テキスト版は順次このページに掲載します。
・午後3時00分から午後3時45分(45分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年6月4日 記者会見
会見内容
- 長崎市の感染段階を「ステージ5」から「ステージ3」に引き下げ。6月7日をもって「緊急事態宣言」を解除。外出自粛・飲食店等への「営業時間短縮要請」(運動施設等への時短協力依頼)を終了。県下全域の感染段階「ステージ3」及び「警戒警報」は継続。
長崎市の感染段階を「ステージ5」から「ステージ3」に引き下げ。6月7日をもって「緊急事態宣言」を解除。外出自粛・飲食店等への「営業時間短縮要請」(運動施設等への時短協力依頼)を終了。県下全域の感染段階「ステージ3」及び「警戒警報」は継続。
それでは、ただいまから記者会見を始めさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の状況であります。前回は5月28日に記者会見の機会をいただき、長崎市を除いて県の感染段階を「ステージ5」から「ステージ3」に引き下げ、それに伴い「医療危機事態宣言」も解除させていただきました。しかしながら、長崎市においては、依然として予断を許さない状況でありましたことから、「緊急事態宣言」は継続し、外出自粛要請並びに飲食店等に対する営業時間短縮要請を1週間延期させていただいたところであります。
今日は、その後の状況をご報告申し上げ、今後の対応方針について考え方をご説明させていただきたいと考えているところであります。
今日申し上げたいポイントを先にお話をさせていただきます。
長崎市の「緊急事態宣言」を解除し、感染段階を「ステージ5」から「ステージ3」に引き下げることといたしました。
これに伴い、長崎市内における外出自粛要請、飲食店等に対する時短要請、スポーツ施設や遊技施設等に対する営業時間短縮の協力のお願いも来週月曜日、6月7日をもって終了することといたしました。
しかしながら、一方、佐世保市では、夜の繁華街における感染事例が急増している状況であり、緊急的に包括検査を実施することとしたところであります。
それでは、新規感染者の推移等をご覧いただきたいと思います(資料P1)。第3波の感染状況、4月以降の第4波の感染状況でありますが、急激に感染者が拡大後、低下傾向で推移し、新規感染者数も1桁台まで下がってきたところであり、このまま収束に至ることを期待しておりましたけれども、その後は、再度2桁の感染者が確認される日が続いているところであり、県全体でも若干下げ止まりという感じで推移しております。ここ1週間余りの新規感染者の動向も、微増傾向で推移しており、現在1週間で計77人という感染者の状況であります。
主な指標の状況をご覧いただきたいと思います(資料P2)。表の一番上は県全体の指標、2段目が長崎市の指標、3段目が佐世保市の指標、4段目が長崎市・佐世保市以外のその他の地域の指標で県のステージ毎に色分けをしております。県全体でも大変深刻な状況でありましたけれども、その後、徐々に低下傾向を示し、現在ではほぼ「ステージ2」の指標が全てという状況になっております。
長崎市の状況であります。危機的な状況が続いてまいりましたが、長崎市もその後、低下傾向で推移し、病床使用率、療養者数は「ステージ3」、新規感染者数が「ステージ2」のレベルまで落ち着きを取り戻してきたところであります。
しかしながら、その一方で佐世保市のステージ判断としては黄色の「ステージ3」がほとんどでありますが、病床使用率も直近では少し増加傾向であり、新規感染者は昨日現在の数字で「ステージ4」のレベルを超える状況になっております。
その他の地域の状況は、白色の「ステージ1」の状況で推移しているところであります。
これまでの第4波の経緯をご覧いただいておりますけれども(資料P3)、新規感染数は5月10日をピークとして低下傾向で推移しておりましたが、5月末以降、若干右肩上がりで推移しつつあります。療養者数も下げ止まり、病床使用率も少し高いところで止まっているというような状況であります。
これをそれぞれの地域で分解してご覧いただいております(資料P4)。長崎市の状況でありますが、4月に入ってから急速に感染者が拡大し、5月10日にピークを迎えましたけれども、その後、順調に低下してまいりました。現在、「ステージ2」のレベルまで下がっております。ブルーの折れ線グラフが佐世保市でありますが、長崎市よりも先行して感染者が若干拡大する傾向でありましたが、その後、横並びで推移し、5月末から感染者が急速に拡大しつつあるという状況であります。その他の地域については、全ての指標がほぼ「ステージ1」のレベルで推移しているという状況であります。
その次の資料(資料P5)はこれまでとってきた対応策をまとめたものであり、後ほどご覧いただければと思います。
病床の使用状況であります(資料P6)。前回会見をさせていただいた際に、長崎市の病床使用率が3割を切る状況まで低下していくには、1週間程度かかるのではなかろうかということを申し上げておりましたが、現在、最大確保病床に対し27.1%の使用状況となっております。佐世保・県北医療圏では、感染者が拡大傾向で推移しており、病床使用率も少し高い状況となっております。本土全体で22.7%、県全体で18.3%の病床使用率という状況であります。
重症者2名、中等症・軽症者75名、宿泊施設利用者の方々が46名という状況となっております。
それぞれの各市町の感染者の発生状況であります(資料P7)。これまでは長崎市が非常に高い状況でありましたけれども、それが少し佐世保市にシフトしつつあるというのが読み取れる資料となっております。
次に、これまでの感染経路の状況であります(資料P8)。直近の2週間と、その前の2週間の動向をまとめたものであります。上のグラフは初発と考えられる感染事例の状況、下のグラフは2次感染事例を分析したものであります。県全体として確認できますことは、初発の感染理由としては県外由来がほぼ半数、そしてまた、依然として感染経路不明の割合が高止まりの状況であるというのが見てとれます。ただ、その一方、新規感染者数と2次感染者数の総数は相当小さくなってきているという状況であります。
2次感染の状況でありますが、飲食、家庭内感染、職場関連といった形で感染要因が確認されておりましたけれども、件数は大幅に下がりましたものの、飲食関係の2次感染拡大の割合が、直近の2週間の方が比率的高まっているという状況が見てとれるところであります。
これをさらに長崎市と佐世保市に分けて分析をしております(資料P9)。
長崎市においては、初発事例も大幅に少なくなっております。しかしながら、感染経路不明の割合は、相変わらず高い状況が続いておりますので、まだまだ市中感染についての警戒を怠るわけにはいかない状況にあるものと考えております。2次感染の状況でありますが、前の2週間は、既に飲食店等に対する営業時間短縮要請を行っており、ほとんどの飲食店の皆様方にご協力をいただいていた時期でありますけれども、2次感染の事例では、飲食関連に伴う感染事例が、件数は少なくなりましたものの割合が高まっております。
これはどういうことかというと、飲食店はほとんど閉まっているので、友人とバーベキューを一緒に楽しんだといった事例、あるいは自宅に知り合いを招いて会食を共にされたような事例、そのような場で2次感染が生じているような事例が相変わらず見られるという状況であります。
次に、佐世保市であります(資料P10)。佐世保市においては、1次感染事例、2次感染事例、件数がほとんど減っておりません。むしろ2次感染は増えているという状況であります。しかも、1次感染の飲食関連の感染割合が高まっておりますし、2次感染においては、前の週を大幅に上回る形で拡大が見られるところであります。
こういった状況をまとめてみますと(資料P11)、県全体の感染状況としては、改善傾向で推移してきておりますが、直近では、その傾向が鈍化する状況になっております。
長崎市については、新規感染者数等は減少傾向で推移しておりますが、相変わらずバーベキューや自宅などでの会食の感染事例も見られるところであり、感染経路不明割合も依然として高い状況が続いているということであります。
次に、佐世保市でありますが(資料P12)、佐世保市においては、新規感染者が増加傾向にあります。特に飲食等を介した感染事例は約3倍に増加しているということで大きな課題となっているものと受け止めているところであります。
したがって、総合的な評価としては(資料P13)、一定、対策の効果等も見られているところでありますけれども、もう少しの間、今後の経過に十分な注意を払う必要があるものと考えております。
長崎市においては、全ての指標が「ステージ3」以下の水準まで改善をしてきているところでありますが、今後、リバウンドを防ぐため、引き続き警戒が求められているものと受け止めております。
一方、佐世保市では、感染者が増加傾向にあり、飲食の場における感染事例が急増しておりますことから、感染者の早期検知、感染防止対策の徹底に力を注いでいかなければいけないものと考えております。
そこで、県のステージ判断であります(資料P14)。長崎市の感染段階を「ステージ5」で留めておりましたけれども、今回、「ステージ3」に引き下げることといたしました。したがって、県下全域を「ステージ3」に引き下げてまいります。それから、6月7日をもって「緊急事態宣言」を解除、外出自粛要請、飲食店等に対する営業時間短縮要請も終了をさせていただきます。また、運動施設等に対する営業時間短縮の協力のお願いも終了をさせていただくものであります。
そして、県下全域の感染段階については、前回、会見をさせていただいた際に「ステージ3」に引き下げたところであり、県全体としての「ステージ3」は継続をし、「警戒警報」を発令させていただくものであります。
そこで、今回は、まず、佐世保市の皆様方へのお願いから始めさせていただきたいと思います(資料P15)。佐世保市では、飲食の場を中心に感染が急速に拡大しているため、飲食店の利用に細心の注意を払っていただきたい。以下、記載しておりますように、利用されようとしている飲食店が感染防止対応策を十分講じてあるのかどうか、十分な事前確認をお願いしたい。そして、飲食等を共にされる場合には、テーブルの分散化、席の移動を控えていただく、飲食時以外にはマスクを着用していただくいわゆる「マスク会食」と言われておりますけれども、そういった感染防止対策に最大限の注意を払っていただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。
併せて、夜の繁華街での感染事例が増加しておりますことから、早期に感染者を検知する必要があると考えており、佐世保市と相談をいたしまして、佐世保市においては、緊急的な包括検査を実施されるということとなっているところであります。来週から着手していかれるということになっております。
引き続き、県民の皆様方へのお願いであります(資料P16)。不要不急の県外との往来については、今後とも自粛をお願い申し上げます。
そして、会食、飲食をされる場合には、大人数の飲食、長時間にわたる飲食は避けていただき、マスク会食に努めていただきたいというお願いであります(資料P17)。
マスク会食というのは、飲み物を口にされるとき、食事を口にされるときは、マスクを外さざるを得ませんけれども、会話を楽しまれるときには必ずマスクを着用していただきたいというお願いであります。私もお叱りをいただいたのですが、マスクを外すときには、マスクの本体部分を持って外すのは駄目だそうです。紐の部分を持って耳から外し、着用していただく際も紐の部分を持って着用していただく必要があるということであります。
ただし、長崎市と佐世保市は、県下全域と比べますと感染ステージはまだ高い状況になっております。引き続き家族以外の方々との飲食は控えていただきますよう、ご協力をお願いしたいと思っております。
そしてまた、最近もカラオケを介した感染事例が発生しているところであります。カラオケの利用は、引き続き控えていただきますようお願いをいたします。
そして、これもいつもお願いしているところでありますが(資料P18)、大切なご家族、同僚の方々を守るためにも、マスクの着用、手指消毒の徹底、密の回避、特に、場面の切り替わりや共用部分の接触に注意をしていただき、こまめな消毒の徹底をお願いしたいと考えているところであります。
それから、事業者の皆様方にお願いであります(資料P19)。市中感染が拡大するおそれが高まっているものと受け止めております。飲食等の場で感染された従業員の方々がその感染を職場に持ち込んでしまう事例が増えております。ぜひ従業員の皆様方の行動・健康管理の徹底をお願い申し上げる次第であります。
そしてまた、感染状況が深刻な地域が数多くございますので、出張等で県外にお出かけになられる場合には、県外の皆様方との会食はいましばらく控えていただきますようお願いを申し上げる次第であります。
その他の事項について、ご報告をさせていただきます(資料P20)。
まず、ワクチン接種でありますけれども、県において「長崎県コロナワクチン接種センター」を設置し、6月12日から接種をスタートしたいと考えております。ぜひ、県民の皆様方の積極的なご活用をお願い申し上げる次第であります。
予約の方法でありますが、高齢者の方々が対象になるということもあり、はがき予約が本日からスタートしました。6月14日必着でお申込みをいただきたいと思っております。来週6月7日月曜日からはW?B予約も受付けをスタートし、電話予約については6月12日からスタートしてまいりたいと考えているところであります。
それから、飲食店における第三者認証制度をスタートさせてまいります(資料P21)。申請受付を6月中旬から開始したいと考えているところでありますので、ぜひ関係事業者の皆様方には積極的なご参加をいただきますよう、お願い申し上げます。詳細が決まり次第、県のホームページ等で公表してまいりたいと考えているところであります。
大きなピークを越えたとは申しますものの、長崎市の動き、佐世保市の動きが全く異なる状況で推移しているところであり、予断が許されない状況がいましばらく続いていくものと考えております。
今後とも、県民の皆様方には感染拡大防止に向けて、引き続きのご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
私からは以上でございます。後はどうぞよろしくお願いします。
続いて、幹事社の方からご質問をお願いします。
幹事社から3点、最初にお尋ねします。今回、長崎市内の緊急事態宣言と営業時間短縮要請などを解除された要因について、再度説明していただけますでしょうか。
県内では「ステージ3」の状況をクリアできていない状況でありますけれども、長崎市内においては非常に深刻な状況が続いていたところでありますが、人の往来が大きく拡大する大型連休を迎える時期にも差しかかっておりましたので、「ステージ3」の段階から、市民の皆様方の外出自粛要請、飲食店等に対しては営業時間の短縮要請を行ってきたところであります。多くの関係皆様方のご協力をいただき、ようやくピークを超え、感染者も少なくなってまいりました。長崎市内においても、新規感染者はまだ散発的な発生が少し見られるところでありますが、件数も減少傾向で推移してきたところで、一定落ち着きを取り戻してきているものと受け止めているところであります。
次に、佐世保市では、夜の繁華街における感染事例が急増しているということで、緊急的に来週から包括検査を実施されるということですけれども、具体的にいつから実施されるのでしょうか。また、長崎市では、例えば銅座周辺の飲食店というところでしたけれども、佐世保市では三カ町、四カ町周辺の飲食店といった具体的なエリアはあるのでしょうか。
地域については、佐世保市の方で調整を進めております。特定地域というイメージであります。開始時期につきましては、来週のできるだけ早い段階でスタートできるように、佐世保市と協議を進めているところであります。
対象は、飲食店や遊興施設の従業員で希望される方になるのでしょうか。
飲食店の店員、従業員、飲食店をご利用された方を想定しております。
最後に、今回、長崎市において緊急事態宣言の解除等をされました。先ほど知事が最後におっしゃられていましたけれども、感染者が下げ止まっていて、まだ予断を許さない状況になっているということですけれども、下げ止まっている要因の分析はされているのでしょうか。
第2波、第3波は、感染者の発生状況が1桁台まで下がり、その中に感染確認ゼロの日というのが挟まり、徐々に感染ゼロの日が続いていくという状況でありましたので、第4派でも1桁台になって、これからゼロの日が間に挟まってくるものと期待をしておりましたけれども、なかなかそういう状況で推移しません。
これは、地域的な取組の差があるのだろうと思いますけれども、おかげさまで長崎市は営業時間短縮等にご協力をいただき、感染の場が少なくなったということもあり、落ち着きを取り戻しておりますが、これまで大きな感染拡大の状況になかった佐世保市で、営業時間短縮要請等を行ってきていなかったということもあり、増加傾向に推移しつつあるということでありますので、今後の現状を早急に把握した上で、必要な対策が求められるという状況であれば、対応策を講じていかなければいけないと考えているところであります。
わかりました。以上です。
緊急事態宣言と営業時間短縮要請の期限を延長したことによる効果というのはどのように見ていらっしゃいますか。
5月末の時点では、長崎市の感染者も多く確認される状況で、長崎市、佐世保市の感染の動きも予断を許されないような状況でありました。これまでの経過等を踏まえ、長崎市をもっとしっかり押さえ込んでいく必要があり、その確認のための時間として、1週間の営業時間短縮要請、外出自粛要請は必要ではなかったかと考えております。おかげをもちまして、この1週間の時間の経過でもって、長崎市においては新規感染者の確認事例も少なくなっているところであり、一定安心できるような状況に近づいてきているのではなかろうかと思っております。
ありがとうございます。第三者認証制度について、導入は6月末から変わっていないでしょうか。
基本的には認証手続を進めて、運営を始めるのがそのぐらいのタイミングになってくるのではなかろうかと考えております。
一方で、これを導入することによって飲食店から、制度の認知といいますか、利用する方への周知が必要ではないかという声も上がっていると思うのですけれどもいかがでしょうか。
当然ご協力をお願いするわけでありますので、感染症対策について一般の飲食店と比べ特段のご尽力をいただいているお店として、安心してご利用いただけるお店であるといった制度内容等を含めて、県民の皆様方に十分説明をさせていただく必要があるものと考えております。
最後に一点。緊急事態宣言解除によって、「Go to Eat キャンペーン」の利用自粛も解除という認識になるのでしょうか。
「Go to Eat キャンペーン」の解除は、今後の推移をもう少し見極めていく必要があるのではなかろうかと考えております。
以上です。ありがとうございます。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いいたします。
長崎市における県の感染段階を「ステージ5」から「ステージ3」に引き下げる日にちは6月8日ということでよろしいでしょうか。
6月8日で結構です。
わかりました。緊急事態宣言も、7日をもって解除とありますが、7日までは緊急事態宣言が出ている状態で、8日からの解除に伴って外出自粛要請、飲食店への営業時間短縮要請も終了し、緊急事態宣言が出ていない状態になるという理解で間違いなかったでしょうか。
そうです。そういう形です。
ワクチン接種の予約方法について、今回、はがき・WEB・電話の3パターンを設けている中、予約開始時期をずらしていますが、その理由をお伺いできますでしょうか。
ワクチン接種の詳細に関しては、この後の会見でご説明をさせていただこうと思っておりますが、日程をずらした理由につきましては、短期間で多数の予約が入ることを想定しており、なるべく重複を避けようということで、時期をずらしているものであります。
わかりました。ありがとうございます。
長崎県へのまん延防止等重点措置の適用が見送られた際に、西村大臣が、長崎県の感染拡大の要因は「福岡県からのにじみ出し」ではないかというお話がありました。「にじみ出し」というのがとてもわかりにくく、「にじみ出し」というのが具体的に何なのか政府から説明を受けているのでしょうか。あるいは県としても分析をしているのか教えていただきたいと思います。
感染要因というのは、感染経路を解明する上で、個々の感染事例の中からその要因らしきものを調査・推定していくわけでありますけれども、初発の場合にはほとんどが県外の方々との接触により県内に持ち込まれたという事例であり、具体的に、例えば県外の方と会食をされる、県外から帰省される、出張でおいでいただいて会食を共にされる。いずれの場合も、その地域を探ってみますと、同じ九州内で福岡県の事例が一番多いということは、私どもも確認しているところであります。
そうしますと、今、感染者数は落ち着いていますけれども、次の波が来るのではないかとも言われていますし、福岡県からの感染事例が一番多いというところを県民にしっかり説明していく必要があるのではないかと思うのですがいかがでしょうか。
人の動き自体、九州内の動きとなると福岡が第一でありますので、そういった点をお感じいただいているのではないかと思います。九州知事会議でも、そういった流れを踏まえて各県で共同し、県境をまたぐ移動については、力を合わせて自粛していこうというような取組を継続してきたところであります。
先ほど、県民の皆様方に対する協力のお願いの1番目に、今後とも県外との往来についてはできるだけ控えていただくようにというお願いをさせていただいたのも、そういう要因であります。もちろん一番割合が高いのは福岡県でありますけれども、近隣県との往来もありますし、感染事例もそれぞれ確認されている状況でありますので、特に県境をまたぐ移動については継続して注意をお願いしていく必要があるものと思っております。
外出自粛要請と飲食店への営業時間短縮要請の解除を決める中で、例えば営業時間を午後9時や、午後10時に短縮するという選択肢が議論されたのかどうか教えてください。
長崎県では、午後8時までということで営業時間短縮のお願いをさせていただきましたけれども、実を申しますと、一番厳しい形でご協力のお願いをさせていただいてまいりましたので、午後9時までという選択肢は、これまで考えませんでした。また、緩和の場面においても、午後9時まで緩和するということはあり得るのでしょうけれども、相当長期に及ぶご協力をいただいてまいりましたので、営業自体が成り立つかどうかという問題にも直結しかねない課題でありますので、今回は選択肢から外したところであります。
現在、感染状況が落ち着いてきたということですけれども、第4波を振り返ってみると、病床がかなり逼迫し、緊急時対応で病床を増やしたり、長崎医療圏では、発症から10日経過したら感染力が低下したということでバックアップ病院に転院させるシステムを稼働させてみたりと、幾つかの新たな試みがなされました。第4波を振り返るのはまだ少し早いかもしれませんけれども、次の第5波に向けて医療体制について課題や改善点について分析が一定できていれば教えていただきたいのですけれども。
今、長崎医療圏がピークを超えたところで、医療関係者とも振り返り及び検証を進めているところであります。今後さらに詰めていかなければいけないところがありますが、まず一つは、今回長崎医療圏で受けきれない患者について、他の圏域でも受け入れていただきました。長崎医療圏での今回の経験を踏まえ、さらなる受入病床、また、コロナ患者を受入れていただくような医療機関のさらなる協力要請ということをお願いする必要があると考えており、今後に向けた、さらなる積み増しの病床等も検討を進めているところであります。
また、地域間連携については、今回、他の医療圏の協力をいただき、非常に積極的に対応いただいた点については、本当に感謝申し上げたいと思っております。
なるべく、その医療圏の中で対応しきれるように、今後準備を進めていきますが、併せて、不測の事態に備え、広域連携も今後スムーズに進むよう、さらなる体制強化をしていきたいと思っております。
今回、緊急時対応で病床を増やしたときには、これが目いっぱいだというお話でした。今後、ワクチン接種が進めば、感染が今回ほど広まらない可能性もあるかもしれませんが、最悪の事態を想定し、例えば、昨年一時期、コロナに特化したような病院を用意するといった話も一部でありましたけれども、今後検討されていくご予定はないでしょうか。
今の段階で、専門の方に意見を伺う中で、一つの病院そのものをコロナの専門病院にするというのは、非常に対応として難しいだろうというお話があります。
したがいまして、今、想定しているのは、受入れに協力いただけるような医療機関を増やすことによって、さらなる病床の拡充を図る必要があるのではないかという方向で検討しています。確かに、ワクチン接種が進めば、今後、感染者の減少というのは期待されるところでありますが、新型コロナウイルスは変異をするウイルスと承知していますので、将来の新たな変異株に備え、体制はしっかりと検討しておく必要があると考えております。
わかりました。以上です。
4月に、宿泊の補助を県民向けに県内の旅行を楽しんでいただくということで「第2弾 ふるさとで“心呼吸”の旅キャンペーン」を開始されていましたが、現状、佐世保市において感染者がまだ若干出ているという状況ではありますけれども、キャンペーンの再開を考えていらっしゃるのかどうか。また、現時点でもし考えていないということであれば、どの程度の指標を目安に再開させるお考えなのかお伺いできますでしょうか。
感染者が収束の方向で推移し、県の感染段階の「ステージ3」から「ステージ2」、「ステージ1」へ順次移行していくであろうという想定ができるような状況にならないと再開はなかなか難しいのではなかろうかと思っております。
特に、今回の第4波においては、地域によって感染の動きが異なるような状況であり、例えば、長崎市が危機的な状況であったわけでありますけれども、では、長崎市を除外して、その他の地域だけでやれるのかというと、これもなかなか難しい面があります。お客様も長崎市からお出かけになられる方々も数多くこのキャンペーンを期待しておられるわけでありますので、やはり県全体が、どこにおいでになられても安心していただけるような状況にこぎ着けるというのが大前提になってくるものと考えているところであります。
「ステージ2」を目安にですとか、そういった指標での目安というのは、考えていらっしゃいますか。
「第2弾 ふるさとで“心呼吸”の旅キャンペーン」は、今、中断中でありますけれども、どの段階になったら再スタートするのかということを決めているわけではありません。その時々の、それぞれの地域の状況等を踏まえて判断していく必要があるものと考えております。いずれにしても、県民の皆様方が、それぞれの地域にお出かけになっても感染拡大につながることがないような状況にならないといけないと考えているところでありますので、再開は「ステージ1」が視野に入ってきたような時期ではなかろうかと思っております。
わかりました。ありがとうございます。
ほかにございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、以上をもちまして、記者会見を終了いたします。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午前11時00分から午前11時51分(51分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年5月28日 記者会見
会見内容
長崎市を除く県下の感染段階をステージ5からステージ3へ引き下げ。県下全域に発令していた「医療危機事態宣言」は解除。長崎市の「緊急事態宣言」は継続。長崎市内における外出自粛要請、飲食店等への時短要請は6月7日(月)まで延長。
それでは、ただいまから記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の状況につきましては、去る5月13日に、県内における感染の急拡大を踏まえて、県下全域に医療緊急事態宣言を発令させていただくとともに、長崎市に対しては緊急事態宣言を発出させていただいておりましたが、今日は、その後の動きをご報告申し上げ、改めて県民の皆様方にご注意いただきたいことなどについてご協力をお願いしたいと考えております。
本日発表させていただきたいと考えておりますポイントを最初に申し上げます。
長崎市を除く県下の感染段階を「ステージ5」から「ステージ3」へ引き下げたいと考えております。
また、県下全域に発令しておりました「医療危機事態宣言」を解除させていただくことにいたしました。
ただし、長崎市の「緊急事態宣言」については、病床占有率等が非常に高い状況で、現在も感染が継続して散発的に発生しているという状況を踏まえ、いま少しこれを継続するということにいたしました。
また、長崎市内における外出自粛要請と、飲食店等への営業時間短縮要請につきましても、5月31日までのご協力をお願いしておりましたけれども、再度6月7日まで1週間延長をさせていただきたいと考えているところであります。
それでは、現状についてご説明をさせていただきます(資料P1)。第3波、4月以降は第4波という形で、非常に急峻な形で感染が拡大してきたところであり、現在、6日間続けて1桁台の感染者数でありましたけれども、昨日は再度15人と2桁の感染者が発生しているところであります。1週間の新規感染者数は54名ということになっております。
県下全体の各指標の推移であります。(資料P2)。県全体の病床占有率は、5月13日のピーク時には63.4%まで上がっておりましたけれども、その後、順次低下傾向で推移し、現在5月27日時点で、最大確保病床に対して32.1%の稼働状況となっております。
新規感染数も相当高い傾向で推移しておりましたが、現在、人口10万人当たり週4.1人で、県の「ステージ2」の水準まで下がり、療養者数につきましても、現在14.4人ということで、県の「ステージ3」の水準に下がってきております。よって、県の感染段階を、県全体として「ステージ3」に引き下げていきたいと考えております。
それから、長崎市の状況であります。「ステージ5」の水準を超えるものを赤で色分けしておりますけれども、最大確保病床に対する病床使用率が6割近くに達するという状況が続いております。なお、これはピークのときに長崎医療圏内で受け入れることが難しい状況となり、他の医療圏域に広域搬送で受け入れていただいた方々が他にいらっしゃいます。最新の状況で19名の方々が他の医療圏域で治療を受けておられるところであり、この病床を仮に長崎医療圏で受け入れたということになりますと、71.4%と極めて高い状況となっているわけであります。
また、長崎市内の新規感染者数については、その後減少傾向で推移し、10万人当たり週7.5人、療養者数も10万人当たり1日に31.3人と減少傾向は見られますものの、まだ入院者、療養者数が非常に高い状況が続いているという状況であります。
一方、その他の市町の状況でありますが、病床占有率19.2%と県の「ステージ2」の水準という状況であり、新規感染者数は県の「ステージ2」を下回るような状況となっております。
次に、これまでの各指標、感染段階の状況をグラフでご覧いただいております(資料P3)。新規感染者の確認数は、5月10日の1週間364人をピークに、順次減少傾向で推移してまいりました。県全体の病床占有率も5月18日の64.4%がピークでありましたが、現在32.1%まで落ちてまいりました。
療養者数は、5月13日に545人、1日10万人当たり41.1人とピークを迎えておりましたが、これも減少傾向で推移してまいっております。
それぞれの感染段階毎に講じた施策等(資料P4)については、後ほどご覧いただければと思います。
入院医療の状況でありますが(資料P5)、長崎医療圏は、いまだ6割近くの病床使用率であり、極めて高い状況であります。本土で39.1%の利用状況、県全体で32.1%という状況になっております。
なお、ここでは、五島医療圏、壱岐医療圏は、「フェーズ4」の医療体制と整理しておりますが、昨日現在、入院者が減少したということで、それぞれ「フェーズ2」まで引き下げているところであります。
次に、県内市町毎の発生状況をご覧いただいておりますが(資料P6)、長崎市において、その後も多数感染者が発生し、およそ6割の方々が長崎市で、1割5分近くが佐世保市で確認されているという状況であります。
こういった感染事例を分析してみますと(資料P7)、初発と考えられる際の感染事由でありますけれども、ブルーで塗っております県外の方々との接触等による感染と推定される事例が44%を占め、大半の感染源になっているわけであります。
一方で、また初発事例の中で不明・調査中の割合も相当高まってきているところであり、依然として市中感染のリスクが高い状況が続いているという状況であります。
また、二次感染の状況でありますが、家庭内感染、飲食関連が合わせて6割近くに上っているということであり、県外に旅行等でお出かけになられて感染された方々が帰られて家庭内感染、あるいは飲食を通して他の人に感染させる、職場感染につながるといった事例が数多く発生しているという状況であります。
第4波における主な感染事例を改めて多い順に整理させていただいております(資料P8)。県外で飲食をされた、あるいはカラオケの場で感染された方々が家庭内に感染を持ち込まれ、家族の皆さんが感染してしまわれるといった事例。県外から帰られた方々と一緒に大人数で会食をされたり、バーベキューを楽しまれたりということで仲間に感染が拡大していった事例。院外から感染が持ち込まれ、入院されている患者・医療従事者に感染が拡大した事例。県外に出張された方が、県外で感染され、職場内で人にうつしてしまわれたというような事例。家庭内で感染した高齢者の方々が通われるデイサービス等を介して感染が福祉施設等に拡大した事例。その他、共通の趣味を持つサークルの仲間の集まりなどによって感染が拡大した事例などが確認されているところであります。
次に人の流れであります(資料P9)。21時時点でありますが、4割ないし6割の皆様方にご協力をいただいて減少をしているという状況であります。15時時点は、若干減少数が低下傾向にあるような状況が見てとれるところであります。
感染状況をまとめてみますと(資料P10)、県下の新規感染者数は減少傾向で推移しており、全ての指標が県の「ステージ3」以下の水準まで落ちてまいりました。新規感染者数は「ステージ2」まで落ちております。
また、第4波の感染事例のうち、初発事例では県外由来が依然として44%と最大の要因になっているわけであります。また、二次感染では家庭内感染、飲食を介した感染が6割を占めるという状況であります。
そして、長崎市でも新規感染者数は減少傾向にあります(資料P11)。しかしながら、依然として感染経路不明割合が非常に高い状況が続いているところであります。また、病床使用率も約6割であり、依然として医療提供体制に負荷がかかっている状況が続いているところであります。この状況を見ますと、これまで感染が県内各所で散発的に見られ、その中に感染経路不明者が徐々に増えていくといった段階に非常に似た状況にあるものと考えており、これでまた発見が遅れて大きなクラスターになる、感染がさらに拡大するということがあってはならないと考えているところであります。
総合的な評価でありますけれども(資料P12)、これまでの対策の効果によって県全体の感染状況は改善傾向にあります。長崎市では、病床がひっ迫し、依然として予断を許されない状況であります。感染経路不明割合が高く、市中感染の恐れはいまだ否定できない状況にあり、感染の再拡大を招かないよう、持続的な対応が求められていると考えております。
そこで、改めてステージ判断をさせていただいたところでありますが(資料P13)、県全体の感染段階は、従前の「ステージ5」から「ステージ3」に引き下げ、「警戒警報」に切り替えてまいります。県下全域に発令させていただいておりました「医療危機事態宣言」は、本日をもって解除させていただきます。また、長崎市の「ステージ5」及び「緊急事態宣言」は継続をしたいと考えております。
そこで、改めてお願いをさせていただきたいと思います(資料P14)。まず、長崎市内の関係者の皆様方に対するお願いであります。飲食店等に対する営業時間短縮要請を再度1週間、6月7日まで延長をさせていただきますので、大変不自由な生活を強いられることになりますけれども、いま少しご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
ただ、今後の感染状況の推移によっては、再度延長するということも検討しなければいけないところであり、できるだけそういう事態は避けてまいりたいと考えているところであります。
また、運動施設、遊技場、映画館等の各事業者の皆様方にも、営業時間の短縮についてご協力をお願いさせていただいてまいりましたが、これも6月7日まで、引き続きの延長をお願い申し上げる次第であります(資料P15)。
そして、長崎市民の皆様に引き続きのお願いであります(資料P16)。外出自粛の徹底を引き続きお願いを申し上げる次第であります。イベントの開催についても、中止、延期、無観客やリモートでの開催を含めて、慎重なご検討をお願い申し上げる次第であります。
次に、県民の皆様方へのお願いであります(資料P17)。
県外や長崎市との不要不急の往来は、これからも控えていただきますようお願いいたします。大切なご家族、同僚の方々を守るためにも、感染防止対策の徹底に最大限の注意をお願い申し上げる次第であります。
特に、家族以外の方々との会食、複数店舗の飲み歩きはお控えいただきたいと思います(資料P18)。また、カラオケの利用も自粛をお願いしたいと思います。
それから、事業所の皆様方へのお願いであります(資料P19)。これも継続したお願いで恐縮ですが、在宅勤務等を推進し、出勤者の縮減にご協力をお願い申し上げる次第であります。また、従業員の方々同士、あるいは出張先での会食は、これからも控えていただきますようお願いをいたします。また、従業員の方々同士、あるいは出張先での会食は、これからも控えていただきますようお願いをいたします。また、従業員の健康管理アプリN-CHATの活用等の徹底も引き続きお願いを申し上げる次第であります。
そういう状況を踏まえて医療体制の見直しをさせていただくことといたしております(資料P20)。病床使用率が減少傾向にありますことから、「緊急時対応」として病床を臨時的に拡大してまいりましたけれども、本土地区の病床について緊急時対応として確保している59床を解除し、「フェーズ4」に移行いたします。本土地区は緊急時対応病床として全体で394床でございましたけれども、59床減少し、335床で運用を行っていくことにいたします。
それから、検査体制の充実であります(資料P21)。重症化リスクを抱える皆様方が多数入院・入所されておられる医療機関、高齢者施設等に対して、抗原簡易キットを配布し、感染者の早期発見に力を注いでいきたいと考えているところであります。6月以降、13万キットをそれぞれの医療機関、介護・障害者施設等に配布、ご活用いただき、感染者の早期発見を進めてまいりたいと考えております。
ただし、この抗原簡易キットといいますのは、症状が出ないと、反応として現れにくい状況であります。したがって、まずはN-CHATをご活用いただき、発熱、味覚障害といった症状に応じて、簡易キットをご活用いただきたいと考えているところであります。
それから、ワクチン接種の促進についてであります。先般、国で発表されました接種率において、長崎県は九州で最下位であるという状況でありました。これは、接種状況をVRSに登録して初めてワクチン接種済みとカウントされるわけでありますけれども、それぞれの地域のVRSへの登録の実情を聞いてみますと、例えば、行政が肩代わりして順次登録を行っている事例などもあり、接種は済んだのだが、実態の反映が遅くなっている傾向がありますので、進捗状況については、随時、報告をさせていただきたいと考えております。
それから、県も広域的な接種センターを設けるなど、各市町と引き続き連携を図りながら、ワクチン接種の加速化に力を注いでまいりたいと考えているところであります。
次に、こうした長期化する新型コロナウイルス感染症の影響等を踏まえて、5月の補正予算を編成しているところであります(資料P22)。緊急的な感染拡大防止対策、経済対策等の実施を目指してまいりたいと考えております。
ごく簡単にご説明させていただきますが、まずは、飲食店、宿泊施設等の感染防止対策にかかる第三者認証制度に県も参加する形で県下全域への制度の普及・拡大を図っていきたいと考えているところであります。既にご承知のとおり、宿初施設等については、長崎市、佐世保市、平戸市、雲仙市がチェック項目を具体的に設けられ、現場の確認を経た上で認証する制度を運用されているところでありますが、これをさらに県下全域に拡大してまいりたいと考えております。そしてまた、飲食店については、雲仙市だけが現在取組を進めておられますけれども、これを長崎市、佐世保市含めて県下全域に普及させてまいりたいと考えております。具体的には「team NAGASAKI SAFETY」ということで、長崎大学の監修により、具体的な留意点などチェック項目を設け、現場の確認を経た上で認証がなされておりますが、こういった飲食店並びに宿泊施設の認証制度を県下全域で展開してまいりたいと考えております。
それから、新型コロナワクチン接種センターの開設は前回も発表させていただきましたけれども、長崎市、佐世保市にセンターを開設するなど、県としても、高齢者の優先接種が7月中に終了できるように協力してまいりたいと考えております。
それから、重点医療機関等の病床確保支援は、いわゆる空床補てん等に要する経費等について、追加して財政措置を講じております。
PCRの検査機器等の整備についても1日当たり4,664件から5,436件に検査能力を高めていくということにいたしております。
それから、医療関係人材の育成、介護福祉士等の育成に取り組んでおられる養成学校等で現場実習前にPCR検査を受けて実習に入ってほしいというような話も出てきているところであり、そういった実習生の検査事業等に対する支援措置を講じていきたいと考えております。
そして、診療検査医療機関における設備整備でありますけれども、空気清浄機、パーテーション、あるいは簡易ベッド等の整備に要する経費等の支援措置を講じていくことといたしております。
そして、重点医療機関等における設備整備支援であります(資料P23)。重点医療機関として非常に重要な役割を担っていただいておりますので、関係医療機器の整備支援を行ってまいりたいと考えております。
それから、救急・周産期・小児医療機関においても、緊急に入院患者を受け入れていく必要がありますので、陰圧装置、簡易ベッド、空気清浄機等の必要な機器の整備を支援することにいたしております。
外国人患者の受け入れ態勢は、いわゆる医療通訳の方々を配置する、あるいは問診票、案内の多言語化等を図っていくことにいたしております。
クラスター発生施設への感染症対策専門家の派遣はDMAT、COVMATの派遣等を引き続きできるよう関係予算を整備・拡充しております。
住居確保給付金の支給等も所要の予算措置を講じたところであります。
それから、社会経済活動の拡大対策であります。飲食店等に対して営業時間短縮要請を行っておりましたが、その協力金を6月1日から7日まで1週間延長させていただくことに伴い、所要の予算措置を講じました。
それから、また、そうした飲食店等と商取引があった関係事業者の方々、店を閉めてしまわれたので売上が大幅に減少してしまった、具体的には5割以上減少したといった事業者の方々、あるいは先ほど継続してご協力をお願いいたしましたスポーツ施設、遊技施設といった施設の皆様方にも時短要請を行っておりますが、そうした要請の結果、売上が前年、あるいは前々年の50%以上減少するというような大きな影響が生じるような場合に支援措置を講じることといたしているところであります。
それから、宿泊事業者による感染防止対策への支援であります。これは国の新たな補助金が設けられているところであり、感染防止対策に要する経費、働き方が少し変わってきており、ワーケーションなどを受け入れるための前向きの設備投資などを進められる際の、国の支援措置に対して、県といたしましても、国費2分の1に対して県費4分の1の継ぎ足しを行うという形で宿泊事業者の方々に感染防止対策や、新たな事業展開に取り組んでいただくための支援措置を講じていきたいと考えております。
それから、公共交通事業継続への支援でありますけれども、バス事業者、航路事業者、航空路事業者等非常に厳しい経営状況にありますので支援の拡充に努めていきたいと考えております。
それから、緊急資金繰り支援資金の融資枠の拡大に必要な所要の予算措置も講じているところであります。
県民の皆様方のご協力もいただき、ようやくピークを越えて少しずつ減少傾向で推移しておりますが、再度の感染拡大を何としても防いでいかなければならないと考えております。あと1週間、営業時間短縮もお願いをさせていただいたところであり、そうした取組を通して、何としても感染者ゼロの日を迎えられるように全力を注いでまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方、事業者の皆様方のご理解とご協力を再度お願い申し上げる次第であります。
私からは、以上でございます。
それでは、幹事社の方からご質問をお願いいたします。
営業時間短縮要請の1週間延長ということですけれども、期間の根拠を教えてください。
ようやく新規感染者も1桁台で推移しつつあるわけでありますけれども、病床使用率は非常に高い状況が続いております。今後、順調に推移すれば、これが低下し、一定の落ち着きが見られるまでに、1週間程度の時間が必要であろうということ。それともう一つは、新規感染者が確認される中で、感染経路が不明の方々の割合が一定ございます。感染された方々が、どこで感染したのか分からないという状況でありますので、もうしばらくご協力をいただく中で、そういった事例を少しでも少なくしていく努力に1週間ほどかけて新規感染者数を減少させ、収束を迎えられるように努力していきたいと考えているところであります。
飲食店等への営業時間短縮要請に関しては、状況に応じては延長もあり得るというお話でしたが、一体どのような状況になれば解除に踏み切れるのか、基準となるようなものは一体どういったところにあるのか、教えてください。
基本的には、長崎市に「緊急事態宣言」を発令させていただき、外出自粛要請、営業時間短縮要請など総合的な措置を講じているところでありますが、県の感染ステージが「ステージ4」から「ステージ3」、「ステージ3」から「ステージ2」、と一定リバウンドがないだろうと予測される状況まで改善させる必要があるものと考えており、そういう状況が十分可能であるという状況になるまでご協力をいただいていく必要があるのではなかろうかと考えております。
なお、長崎市以外の地域においては、飲食店等の営業時間短縮のお願いをさせていただいておりませんが、その他の地域でも新たな感染事例が確認されており、飲食店等を介する感染事例も継続して複数確認されている状況でありますので、そういった感染リスクの高い場面というのは、何としても避けていただけるよう、いましばらくご協力をお願いする必要があると考えております。
営業時間の短縮などもあり、夜間の人出というのは一定程度抑えられていますが、一方、知事からのご説明にもありましたように、昼間の人出については、減少はしているものの、夜間に比べるとあまり幅がないというところで、土日、浜の町等をみてみますと、たくさんの人出があるようにも見えます。昼間の人出というのは、いわゆる県民の皆さん、市民の皆さんに外出自粛を呼びかける他手はないのでしょうか。他に何か対策といいますか、一手打つというところでお考えのところはありますでしょうか。
基本的に不要不急の外出自粛をお願いしているところであり、仕事等で必要な場面としてお出かけになられる事例も数多くおありだと思いますし、通勤途上で周辺地域を通られる方々もいらっしゃるのではなかろうかと思います。したがって、個々具体的にどのような用務でお出かけいただいているのかというのを把握するのはなかなか難しい状況でありますので、一概には言えませんけれども、ウィークデーと休日によって人の流れが大幅に違うといった状況も見てとれます。各事業者の皆様方には継続してお願いしておりますけれども、リモートワーク等の積極的な推進等についても、引き続き協力をお願いしていく必要があるものと考えております。
ここ最近、長崎市等々では、市立学校での感染者というのが比較的出ていたと感じていたのですけれども、学校での感染対策と他県の事例で、マスクの着用は本当にあったかどうかわかりませんけれども、体育の後に亡くなられている方もいらっしゃいました。マスクの着用に関して、授業中の指導、学校での感染対策の呼びかけ等県としての呼びかけというのは、今どのようなことをされているのか現状を教えてください。
総務部では私学を担当しており、私学として把握している状況を回答さしあげます。市の教育施設に関しましては、授業、部活動中、休日の取扱いにつきましては、文部科学省から通知がきておりますので、文部科学省からの通知を各市の学校に対しても周知をしているというところと承知をしております。それに伴って、私立も対策を実施しているという形になっていますので、公立における、おっしゃられたようなマスクのところは、今把握をしておりません。教育庁の担当部署から後ほどお答えさせていただきたいと思います。
3点伺います。新規感染者について、数字を見る限り、大幅に減少していますが、その減少した要因について、知事ご自身はどのように分析されているのか、伺いたいと思います。
今回、いわゆる第4波という形で感染拡大の時期を迎えてきたわけでありますけれども、少し早い段階から外出自粛でありますとか、具体的には、県の感染段階「ステージ3」の時点から営業時間の短縮要請等をさせていただいたところであります。特に大型連休に差しかかる時点でありましたので、人の流れが非常に大きく拡大する時期を前に、関係者の皆様方のご協力をいただく必要があると考え、他県と比べると少し早い時期から取組を進めたということで、少し早い効果が得られてきているのではなかろうかと考えております。
大規模接種会場について、長崎市と佐世保市に設けるということを明らかにしましたけれども、その後、具体的な接種会場など決まったことがあれば、教えてください。
接種会場につきまして、長崎医療圏を管轄する地区といたしましては、今のところ県庁を予定しております。佐世保・県北医療圏を管轄する地区として、サンパーク吉井を予定しております。議会での承認後、正式な契約とさせていただく予定であります。
長崎市の飲食店等への営業時間短縮要請の関連事業者への給付金についてお話がありましたけれども、具体的にはいつごろから始めるお考えでしょうか。
今のところ、長崎市と共同で支給を行う予定です。申請の受付並びに給付については長崎市にお願いをする予定にいたしておりますので、今後、詳細について打ち合わせをして、できるだけ早く進められるように対応していきたいと思っております。
ありがとうございます。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いいたします。ございませんでしょうか。
今回、営業時間短縮要請を延長されましたが、協力金について、営業時間短縮要請の初日から、延長終了まで全ての期間において営業時間短縮をしないと支払われないのでしょうか、それとも、5月31日までで一旦区切って支給するということなのでしょうか。
それぞれ期限を区切って支給します。前回延長したときもそうでしたけれども、期間を区切りまして、それぞれの期間でご協力いただいたところで支給をしたいと考えております。
わかりました。今回、営業時間短縮の要請を延長ということですけれども、実態として多くの店が休業を選択せざるを得ない状況に陥っています。このことについて知事はどのように受け止めていらっしゃるのでしょうか。
確かに営業時間によっては午前5時から夜8時までという範囲内での営業という形でお願いをさせていただいておりますので、夜間を含めて営業される業種の事業者の方々は、営業時間が確保できないという状況にあり、大変厳しいお願いをさせていただいているというのは十分認識をさせていただいているところでありますが、やはり感染事例を考える際に、最大の要因であるそのような場をいかに回避できるかということが感染の拡大を防止する上で極めて重要であるとの考え方で、お願いをさせていただいてきたところであります。
確かに長崎市については、徐々に新規感染者は少なくなっておりますけれども、なおいま少しの間、十分な警戒心をもって生活をお過ごしいただく中で、何としてももう少し、あと一段、感染者数を縮減していく必要があるものと考えているところであります。
わかりました。今回営業時間短縮要請について、テイクアウトのお店は除外されていますけれども、お店に行けないということで、テイクアウトのお店に注文が増えているという話もある一方、我々のもとには、人通りが減ったことでテイクアウトも影響を受けているという声も聞こえてきています。今回テイクアウトのお店への支援は盛り込まれていませんが、今後、テイクアウトのお店等を支援の対象にするようなことについてお考えがあれば教えてください。
基本的には、長崎市内に対して外出自粛のお願いをさせていただいており、外出自粛によって人の流れが少なくなったということを要因として重大な経営上の影響を受けた事業者の方々は、長崎市内に限らずいらっしゃると思いますし、あるいは商取引の関係で他の市町村で営業を行っておられる方々の中にも影響を受けられた方がいらっしゃると思います。したがって、国の月次交付金ではありませんけれども、前年、前々年の売上の50%以上減少するような影響が生じた事業者の方々には一定、事業継続に向けた給付金を支給させていただくということで、現在、検討を行っているところであります。
それは、今回の営業時間短縮要請等に伴い大きな影響が生じた事業者に含まれるという理解でよろしいですか。
はい。
県内での“心呼吸”の旅の再開についてお尋ねします。現状長崎市に緊急事態宣言を継続しているということで、現状は難しいと思いますが、今後、例えば、長崎市の緊急事態宣言が解除されたり、営業時間短縮要請が解除されたりしたら、速やかに“心呼吸”の旅を再開したい等、意向はいかがでしょうか。
いま少し気を引き締めて感染症対策に取り組んでいかなければいけない状況にあるものと考えておりますので、今後の推移によって安心できるような状況になった段階で、再度検討をしていく必要があるものと考えております。
分かりました。以上です。
長崎市への緊急事態宣言の発令についても6月7日までの延長ということでよろしいでしょうか。
緊急事態宣言というのは、事態が改善するまでと思っております。各事業者の皆様方は、経営計画、事業計画をお持ちでしょうから、期間を限って営業時間短縮の協力のお願いをさせていただきましたけれども、緊急事態宣言というのは、幅広く県民・市民の皆様方のご協力を仰がなければいけない内容であります。事態が改善するまでと考えているところであります。
営業時間短縮要請自体は7日までで終了したとしても、緊急事態は継続するという可能性もあるということでしょうか。
そうですね。必要な協力はまた改めて、緊急事態という名のもとで行うのかどうかは別にして、継続してお願いをさせていただく必要があるのではないかと考えております。
わかりました。ありがとうございます。
事業者向けの要請についてお聞きします。ウィズコロナを考えると、在宅ワークやテレワークを進めることは重要だと思いますが、資料4ページには過去の要請内容がまとめてあり、過去2回事業者に在宅勤務を推進し、出勤者を半減と求めていらっしゃいます。この半減というのは、どの程度実行できているのか県として把握なさっていますでしょうか。
事業者の取組をつぶさに把握するというのは、できていないところですけれども、半減まではなかなか至らずの事業者が多いと承知をしております。業種毎に、半減まで至っていただいているところもありますけれども、例えば、小規模な事業所等は、例えば1割台とかいう数字もお聞きしております。業種毎の工夫もやっていただきながら、縮減に向けてという形でお願いしているという状況でございます。
今回の要請では、「出勤者の縮減」ということですけれども、今回はどれぐらい縮減してほしいというのはありますでしょうか。
半減というところにつきましては、全国的なところで緊急事態宣言が出ている地域は、例えば7割減という形で目標値を掲げております。我々としましては、集中的に取り組む期間という形で半減をお願いしておりました。
今回につきましては、そこを少しある意味、表現を緩める形にはなりますけれども、特にそういった意味では目標というのは掲げずに、これまでの取組の延長線上としてできるような対策をしていただきたいということで縮減という表現にしております。
最後に、首都圏など他の地域では、経済団体等に要請したり、行政と協議したりしています。具体的に商工会議所等と話をすることはないでしょうか。
これまでもそうですけれども、そういった団体に関しましては、個別あるいはそれぞれ集まっていただいて意見交換あるいは要請ということをさせていただいておりますので、そういったところの延長で今回も取り扱っていきたいと思っております。
どうもありがとうございました。
それでは最後に、先ほどの、KTNさんからの質問に対して体育保健課長からご回答を差し上げます。
学校におけるマスクの着用についてですけれども、様々な教育活動の中で、十分な距離が取れていればマスクの着用は必要ないということであります。
体育の授業におけるマスク着用についてですけれども、同様に距離が取れていればマスク着用は必要ないということであります。ただし、今からは熱中症等の心配もありますので、子どもたちの体調に合わせてマスクを外したり、熱中症等のリスクがないときにはマスクをつけたりといった指導をしております。以上です。
よろしいでしょうか。
それでは、以上をもちまして記者会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後2時00分から午後2時46分(46分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和3年5月24日 記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について(1)
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
まず初めに、私から新型コロナウイルス感染症の現状についてお話をさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の状況でありますが、県下全域に「医療危機事態宣言」を発出し、また、長崎市においては県独自の「緊急事態宣言」を発令させていただいているところであります。
感染状況につきましては、依然として、連日、新規の感染者が確認されている状況であります。
1週間当たりの感染者数でありますが、昨日5月23日公表時点で、1週間当たりの新規感染者数は98人という状況となっており、5月10日公表時点では364人でありましたので、その後、減少傾向で推移してきているところであります。
しかしながら、県内の病床占有率は、依然として高い数値で推移しているところであり、特に長崎医療圏においては、「緊急時対応」としてフェーズ4の病床140床に36床を上乗せした176床で何とか対応を続けているという状況であります。これをフェーズ4の病床数に引き直してみますと、いまだ病床占有率は75%という状況となっているところであり、予断を許されない状況が続いているところであります。
一方、県内全体を見てみますとき、ひと頃に比べますと、一定落ち着きを取り戻しつつあるものと受け止めているところであります。全国的には、多くの都道府県が「緊急事態宣言」、あるいは「まん延防止等重点措置」の対象となるなど、まだまだ注意が必要な状況が続いているところであります。
県民の皆様方におかれましては、引き続き県外との往来の自粛、殊に、県内においても医療の逼迫が続いております長崎市との不要不急の往来はお控えいただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。また、家族以外の方々との会食やカラオケの利用についても、引き続き控えていただきますようお願いを申し上げます。
県といたしましては、今後とも、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に全力を注いでまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方におかれましても、先ほど申し上げましたことに加えて、マスクの着用、手指消毒の徹底、3密の回避といった「新しい生活様式」の実践について、今後ともご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
以上、私から、その後の経過のご説明とお願いをさせていただくところであります。後は、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からご質問をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症について(2)
今、新型コロナウイルス感染症の感染状況についてお話がありましたが、独自の長崎市への緊急事態宣言に伴い、長崎市内における外出自粛要請と飲食店等への営業時間短縮要請を5月31日まで延長されているところですけれども、要請の延長や、宣言の継続のお考えは、今の時点ではございますか。
現時点では、今後の推移を見極めていく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
長崎医療圏の状況でありますが、既存病床の「緊急時対応」を除きますと、病床利用率が75%と極めて高い状況が続いております。一方、療養者数も相当高い数値で推移しているという状況であり、こういった状況の中で、規模の大きいクラスターが発生するということになると、まさに身動きがとれないようなことにもなりかねない状況であろうかと考えているところであります。
したがいまして、一旦、5月31日までの期限として営業時間短縮要請等をさせていただいておりますが、この1週間の推移を見極めた上で、継続したご協力をお願いするのかという点を含めて検討していかなければいけないと考えているところであります。
検討結果というのは、今週中にも発表するのでしょうか。
はい、そう考えております。
新型コロナウイルス感染症ワクチンについて(1)
新型コロナウイルス感染症のワクチン接種についてお尋ねします。首相が7月末を念頭に高齢者向けのワクチン接種を終えたいとしていますけれども、長崎県での接種の終了の時期はいつ頃を目標としているのか教えていただきたいと思います。
本県における高齢者への優先接種については、4月12日の長崎市を皮切りに順次開始されているところであり、全ての市町において接種を進めていただいているところであります。この進捗状況は、首相官邸のホームページで、都道府県ごとの接種回数が公表されているところであり、その集計によりますと、少し時点が古くなりますけれども、5月16日時点で、本県において2回目の接種まで終えられた方々が1,296人と集計されているところであります。高齢者接種については、これまでワクチンの供給量の見通しがなかなかつかないという状況でありましたことから、各市町においては、具体的な接種計画が立てにくいというお話でありましたけれども、先月末に国から、6月末までに全ての高齢者が2回接種できるだけのワクチンが計画的に供給されるということが示されたところであり、これをもって具体的な接種スケジュールが組めるようになったと聞いているところであります。この終了時期については、先般、厚生労働省において調査が実施され、県内各市町の意向としては、7月末までに全て終了をしたいということで回答がなされたと承知しております。県といたしましても、それに向けてできる限りの支援を行ってまいりたいと考えております。
ありがとうございます。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の関連で、長崎県も独自の集団接種会場を設ける予定と伺っております。接種方針については、一日にどのくらいの規模で進めていきたいのか、その接種会場を設置する理由や、これからの課題というところについて教えてください。
国もそうでありますが、大規模接種会場の設置については、モデルナ社のワクチンを使用するということになっており、ワクチンの配送時期が具体的にどうなるのかということも課題になっておりますが、6月中旬頃の設置を前提に検討を進めているところであります。現在検討中であります規模といたしましては、例えば長崎会場であれば、1日当たり800人前後、佐世保会場で400人程度の接種を前提に体制整備を進めていきたいと考えているところであります。
ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症ワクチンについて(2)
新型コロナウイルス感染症ワクチンについてお伺いします。キャンセルなどで余ったワクチンの活用について、他県では、キャンセル分のワクチンを市町村長に打つことを容認する指針をまとめるといった動きがありますけれども、県として何らかの指針をまとめる考えはございますでしょうか。
また、知事ご自身は既に新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種されたのか、これから接種予定なのか、それも併せて教えていただければと思います。
私はまだ接種は終えていないところであります。具体的な接種のご案内がいただけていないところであり、接種券等の配付をいただいた段階で、しかるべき方法で接種をしたいと考えているところであります。
ワクチンを一旦薄めた後、接種対象者がいらっしゃらないということで廃棄処分になった事例があるというようなお話をお聞きしておりますけれども、余るということで、事前にご連絡等いただければ、県でもできるだけ高齢者の方々に接種していただけるように調整したいと思っておりますが、一旦希釈された後の状態であれば保存期限がございますので、なかなか難しい面があるのではなかろうかと思っており、そういう状況であれば、各接種会場において緊急的にご対応いただくということも必要になってくるものと考えております。少しでも無駄にしないということが非常に大切ではなかろうかと考えているところであります。
余剰ワクチンの活用指針については、現時点において県で統一した指針というのは考えておりませんけれども、先般報道でもございましたとおり、各市町で方法を検討されていると伺っておりますので、どのようなお考えをお持ちなのかというのを伺ってみたいと思っております。
県において準備を進めている集団接種会場について、先ほど長崎市と佐世保市の2か所に設置するということでしたけれども、接種に必要な医療人材の確保というのはどうなっているのでしょうか。
県の医師会の皆様方、看護協会、歯科医師会、長崎大学等関係機関のご協力をいただきながら、必要な人材の確保に努め、計画的な接種を進めてまいりたいと考えているところであります。
水陸機動団の県内誘致について
政府が大村市の竹松駐屯地に陸上自衛隊の水陸機動団第3連隊を配備する方向で検討に入りましたけれども、この配備の受け止めについて伺えればと思います。
実はまだ私どもは一切そういったお話をお聞きしていないところであり、一部、新聞報道等でそういった趣旨の報道がなされたということは承知しておりますが、現段階では、まだコメントさせていただくような状況にないのではなかろうかと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて
JR九州が九州新幹線の名称を「西九州新幹線」に決めたという発表がありましたけれども、知事の受け止めを伺います。
令和4年に開業を迎えようとしている、これまで「九州新幹線西九州ルート」と呼んでまいりましたルートが、西九州地域の発展に貢献できるようにというお考えの下、そのような名称にしていただいたのではなかろうかと考えているところでありますが、先般は、車両の名前も公表されましたし、「西九州新幹線」という形でこの路線の名称も公にされたところであり、県民の皆様方も期待が高まりつつあるのではなかろうかと思っているところであります。
これから多くの皆様方に愛され、ご活用いただけるような新幹線となるよう、私どもも努力してまいりたいと考えております。
それでは、各社の皆様方から、ご質問お願いいたします。ございませんでしょうか。
新型コロナウイルス感染症ワクチンについて(3)
県において準備を進めている集団接種会場についてお尋ねします。長崎市、佐世保市以外に県として設置する市町があるのか。集団接種は、高齢者接種からスタートしますが、第5波が来てしまう懸念もあるので、高齢者の接種を7月末までに終了というところですが、県としても、ワクチン供給計画の目処が立つ前から具体的な準備は進めていかなければいけないのではないかと思いますがいかがでしょうか。
集団接種会場でありますが、県内各市町が、7月末に接種を完了したいというご意向があるのは、十分承知しているところでありますけれども、県としても、少しでも早く接種を完了していただくことができるよう、この集団接種会場の設置運営をしっかり行いたいということで、具体的な検討に着手しているところであります。比較的接種対象者が多い長崎市地域、佐世保市地域を会場として設定し、先ほど申し上げたような規模で、できるだけ早く接種を完了していただくことができるように努力してまいりたいと考えているところであります。
確かに、今、第4波の最中にあり、今後の動向がどうなるのかということを、予断を持ってお話をさせていただくこともまだ難しい状況にあるかと思いますけれども、まだワクチン接種が完了してしまわない状況の中で、第5波のリスクもあるのではなかろうかと考えているところであります。
これは、第4波の際にも申し上げているところでありますけれども、これをやれば変異株を含めたコロナウイルスを克服できるといったような特別の対応策は見当たりません。これまでと同じようにマスクの着用、人と人との距離の確保、小まめな手指消毒、そういったことの積み重ねによって感染を回避していくことが非常に重要になってくるものと考えておりますので、そういった面では、今後とも多くの県民の皆様方に、日常生活の中でそういった視点を持ってリスク回避にお努めいただけるように呼びかけを進めていかなければいけないと考えております。
また、そういった中で、例えば飲食店等は、マスクを外して飲食をされる場になりますので、具体的な感染防止に向けた認証制度の運用について、今、具体的な項目を掲げながら調整を進め、一刻も早く各飲食店の皆様方にもご協力をいただきたいと考えているところでありますので、そういった取組などを通して第5波を回避できるように努力してまいりたいと考えております。
ありがとうございます。今、ワクチン接種が進んでいる中、県として、もう一つ、医療従事者のワクチン接種も陣頭になって取りまとめていらっしゃいますけれども、今、県内の感染状況は、営業時間短縮要請などで協力をいただいた結果、落ち着きを取り戻しつつあると思いますが、医療従事者のワクチン接種の終了時期の目安というのは出ていますでしょうか。
6月中、早ければ6月中旬までの接種完了を目指して計画を進めているところでございます。
ありがとうございます。今回、医療関係でまたクラスターが出てしまったので、ワクチン接種が進めば、そういったところのリスクというのもかなり低くできるのではないかということでの確認でした。
新型コロナウイルス感染症ワクチンについて(4)
県において準備を進めている集団接種会場について、現段階の表現として、長崎市と佐世保市に集団接種会場を設置することを決めたと言ってよろしいのかということと、6月中旬ともなれば既に1か月を切っていますが、集団接種会場の場所の目処と、その後に対応する医療従事者の規模の見込みを教えてください。
ワクチンの配分量の時期がまだ確定してないという意味では、決めたと言い切れるところまでは難しいと思っています。
基本的には県も協力して、できるだけ早く高齢者の優先接種を終えたいと考えているところでありますが、ワクチン配分量の具体的な時期が確定できないような状況でありますので、それを待ってからスタートをするという形になるものと受け止めております。
改めてモデルナ製のワクチンが供給されればということを前提に、ワクチン配分の時期が確定できれば設置するということでよろしいですね。
あと2つ、会場のことと対応する方の規模など、わかれば教えてください。
会場も、一応想定している会場はありますけれども、これから具体的な形で調整を進めていこうと考えているところであります。
なお、接種希望でありますけれども、先ほど、長崎会場で800人前後、佐世保会場で400人前後と申し上げましたけれども、6月中旬から始めて7月末までに大体7週間ありますが、3週間、接種させていただいて、接種間の1回目、2回目は4週間空けなければいけませんので、7月末までに2回、接種を完了してしまうということで計算いたしますと、およそ2万5,000人前後という形になるのではなかろうかと考えております。
新型コロナウイルス感染症について(3)
新型コロナウイルス感染症についてお尋ねします。今月31日まで営業時間短縮要請等を行っており、それを延長するかどうかについては、今週中に判断するということでした。第3波の際には、県内全域に営業時間短縮要請をかけ、2月の補正予算では、営業時間短縮要請に伴い影響を受けた関連事業者に対しても20万円の給付金のようなものを支給されたと思いますが、今回も営業時間短縮要請による影響を受けた関連事業者に対する給付金は検討されていますでしょうか。
いわゆる協力金以外の一時金等の支給の件でしょうか。
はい。
たしかに、営業時間短縮にご協力をいただく中、そのことによって様々な分野で影響を受けておられる事業者の方々がおいでになられると考えているところであります。
今回は、要請対象範囲が長崎市内に限定されるということでもありますので、現在、そこ取扱いをどういう形で進めていったらいいのか。既に4月28日から5月11日までの期間を再度延長させていただいて、5月31日まで延長をした上でご協力をお願いしているところであります。それぞれの依頼のたびに、いわゆる協力金の形で積算し、必要な予算措置を講じていかなければいけないと思いますが、併せて、具体的な商取引があって、甚大な影響を被られた関連の事業者の方々に対しても、国の月次支給金とまではいかないかもしれませんけれども、何らかの形で影響をできるだけ小さくするような支援措置が講じられないのか、検討を進めてみたいと考えているところであります。
わかりました。今の話を解釈すると、営業時間短縮等の影響を受けた関連事業者に対しても、規模はわからないけれども何らかの支援を検討したいと受け止めてよろしいでしょうか。
どのような対象業者に限るのか、支給の単価をどうするのか、そういった面も含めてこれから検討してみたいと考えております。
石木ダム建設事業について
石木ダム建設事業についてお尋ねします。昨年の暮れ頃から、県におきましては、地元住民の方々との話し合いに向けた検討を続けられていると思いますが、現時点で、対話に向けた検討がどのような状況にあるのか教えてください。
これまでも反対住民の皆様方との話し合いの条件等について、担当課長が現地に赴くなどして反対住民との接触に努めてきたところでありますけれども、反対住民の中には、コロナ感染をご心配なさる声もお聞かせいただいているところであり、また、具体的な条件等についての確認ができていない状況であります。
したがいまして、改めて話し合いの条件等を確認するための協議の場を設けていただくよう、先週付で反対住民の皆様方に文書でお願いをさせていただいたところであります。どういう形でそのような機会を設けたらいいのかということについて、改めて真意を確認しながら調整を進めていきたいと考えております。
今のお話ですと、先週の時点で文書をお送りになられているということですが、反対住民からは、それについての返答は、まだ来ていない状況でしょうか。
まだご返事をいただくには至っていないところであります。
それは県と地元住民とが実際に話し合いをするために、どういった条件でやるのかということを事前に協議するということでしょうか。
はい。
それは県として、いつ頃ぐらいに実施したいという考えはあるのでしょうか。
できるだけ早くご返事をいただいて具体的な調整に努めていきたいと考えております。
昨年から県の幹部が現地に行かれて様々な調整をされていると思うのですが、文書で正式に協議を投げかけるというのは初めてという理解でよろしいでしょうか。
はい、初めてになります。
そうしますと、反対住民との話し合いに向けて一歩前進と受け止めているのですけれども、時期的なものは、反対住民側が話し合いに応じるかどうかまだわからないという段階で、答え辛いかもしれませんが、6月の中旬以降に県議会も控えています、例えば、6月の県議会までに、協議ではなく、協議の先の実際の話し合いを実施したいという意向などはないでしょうか。
できるだけ早くお返事をいただければ、調整に入りたいと考えており、6月議会前にそういった機会を設けられれば大変ありがたいと思っております。
もし仮に今回対話が実現するとなれば、知事は従来から、3期目の任期中に行政代執行について何らかの方向性を示したいとおっしゃられていますけれども、今回の対話が実現すれば、判断のための大きな判断材料になると理解してよろしいのでしょうか。
今まで申し上げてまいりました行政代執行の取扱いについて、代執行を行うということは、最後の最後の手段でありますので、それまでの経緯等も慎重に見極めながら総合的に判断をしていかなければいけない課題であると考えておりますが、そこに直結するような話というよりも、前回も直接、面談の機会をいただきましたけれども、その際にも改めてその話を聞いてくれというようなご提案もいただいたところであり、それについては、お受けしますよということを申し上げてきた経緯もありますので、そういったお話の機会が持たれるということであれば、ぜひ私どもも話し合いに向き合ってまいりたいと考えております。
反対住民側は、工事の中断を求めていますけれども、今回、事前協議の中で反対住民側が工事の中断を求めてきた場合、県として、応じる意向があるのかお聞かせください。
工事の中断も、色々な中断の仕方があるだろうと思っております。例えば、話し合いの期間中は一つの合意がなされるまで全て事業を中断するようにということになると、話し合いが長引けば工事再開の目処が立たないわけでありますので、おのずと限られた期限の中この工事は進めていかなければいけない状況の中で、どこまで中断の条件としてお考えになっておられるのか具体的にお聞きした上で判断していかなければいけないものと考えているところであります。
わかりました。以上です。
特定複合観光施設(IR)について
カジノを含む特定複合観光施設 (IR)についてお尋ねします。
先週の九州地域戦略会議で、九州地方全体で依存症対策を行なっていくということが発表されました。今年の夏を目処に、一度会議を開くようになっています。長崎県において、ギャンブル依存の状態がどの程度深刻なのかということについて知事の認識をお聞きしたいと思います。
それから、全国の遊技場、いわゆるパチンコ業界が出しているデータを基にはじいてみたのですけれども、単純にパチンコ遊技場の数を都道府県の人口で割ると、長崎県は上から5番目に来ます。また、パチンコ台数を単純に都道府県の人口で割ってみると、これも上から8番目に来ます。総じて九州地方はパチンコが多く、パチンコという身近なギャンブルに馴染んでいる方が多いと思います。これを踏まえてどのようなギャンブル依存症対策をしていくべきかと考えているのでしょうか。
ギャンブル等依存症の実例というのは、なかなか把握するのが難しい状況にあるものと考えておりますけれども、専門的な医療機関、あるいはサポート体制というのが十分でないというところにも大きな課題があるものと考えているところであります。
したがって、今回、九州、山口各県が連携・協力しながら、「九州地方依存症対策ネットワーク協議会」を立ち上げようと考えておりますのは、九州を代表するような専門家の方々のご協力もいただいてまいりたいと思いますし、専門機関、各医療機関等のネットワーク化を図ることによって、しっかりとサポートをさせていただけるような体制づくりを九州、山口各県が連携して進めていく必要があるのではなかろうかと考えているところであり、そのために各地域で取り組んでおられる優良な事例があれば、それを共有する、必要な人材育成に共同して取り組んでいくといったことを当協議会の中で、各県と連携しながら議論し、協力してサポート体制を構築していきたいと考えているところであります。
もちろん、ギャンブル等依存症については、私ども行政の立場としてのみならず、事業者の立場からもしっかりとした協力を得ていく必要があるものと考えておりますので、そういった両面からの対応策をこれからしっかりと組み立てていく必要があるものと考えているところであります。
それから、パチンコ等については、非常に全国的にも多い県の一つであるということでありますので、パチンコ等の際にも、依存症になられる方々がいらっしゃるというお話もお聞きしているところでありますので、そういった方々を含めて全体としてギャンブル等の依存症、あるいはその他の薬物依存症、アルコール依存症といった分野も含めて幅広い依存症対策を講じていくための推進母体として活用していきたいと考えているところであります。
もう一つ関連してスケジュール感についてお伺いします。九州IR推進協議会で、今年の秋にも決起大会を開催することになっていますが、それまでに、依存症対策としてどの程度具体的なものをつくるべきか、打ち出すべきかとお考えでしょうか。
九州地域戦略会議の秋の会議がございます。この夏にも第1回の協議会を開催し、各県からの情報共有や、今後の取組について議論を交わし、その結果を秋の戦略会議で報告したいと考えております。
どうもありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症について(4)
新型コロナウイルス感染症についてお尋ねします。飲食店の第三者認証制度を検討されているとおっしゃっていましたが、具体的な開始の時期や、対象飲食店、チェック項目については山梨モデルを踏襲したもので実施するのか、それとも長崎県独自で考えている項目があるのか、わかっている範囲で教えていただきたいです。
飲食店等の認証制度、あるいは宿泊施設等に係る認証制度はご承知のとおり、「team NAGASAKI SAFETY」ネットワークが既に運用されているところであり、長崎市、佐世保市、平戸市、雲仙市は既に旅館・ホテル関係者の方々がこの認証をお受けになられ、それぞれの事業者の方々が五十数項目程度のチェック項目にご留意をいただき、安全・安心対策を講じていただいております。
その対象業種としては、宿泊施設に加えて飲食店もありますが、先行して取り組んでおられる長崎市、佐世保市、平戸市、雲仙市の4市のうち雲仙市は飲食店まで拡大しておられるというお話を聞いておりますけれども、残りの3市は飲食店の分野まではまだ拡大しておられない状況です。
中身を見ますと、五十数項目ある中、ほとんどがいわゆる山梨方式と同じような内容になっているところであります。「team NAGASAKI SAFETY」ネットワークのシステムは、長崎大学で監修をしていただいたところであり、改めて、今回、県下全域で認証制度を動かし始めるということで、長崎大学に再度ご協力をいただき項目を監修し、各市や町、各宿泊施設、飲食店等の皆様方にご提示し、チェックした上で運用を進めていきたいと思っております。
準備のための時間が少し必要でありますけれども、できれば6月から先行的に手を挙げていただける事業者の方々には、認証制度を適用・運用できるように進めてまいりたいと考えております。
6月の細かい時期は決まっていますでしょうか。
6月下旬を目途に考えております。
ありがとうございます。
それでは最後の質問でお願いいたします。ございませんでしょうか。
新型コロナウイルス感染症について(5)
第三者認証制度についてお尋ねします。これはお客様にとっては目印というか、安全に飲食ができるお店という広報の効果があるかと思います。認証制度を導入したお店に対して、例えば営業時間短縮要請の緩和等のインセンティブを導入するお考えがあるのか、お聞きしたいです。
今、営業時間短縮要請のお願いをさせていただいておりますが、どこまでチェックし、守っていただくことによってリスクが下がるのか、あるいは回避できるのかをしっかりと評価していかなければいけないものと考えておりまして、現時点で営業時間短縮を回避するということまでは考えていないところであります。今後の運用実績等において具体的な成果が上がるというような状況になれば、その段階で検討をしてみたいと思っているところでありまます。
財政的な支援等はどうでしょうか。
恐らくこの具体的な認証を取得していただくに当たり、これまでも飲食店等の環境整備、例えば、仕切り板設置や換気装置の導入等、色々な安全・安心対策に取り組んでいただく際の支援措置を講じてきたところでありますが、今回、認証に当たり、なお必要となってくる分について具体的な対応策を講じていかれるといった面について、一定の支援措置というのも併せて検討を進める必要があるものと考えているところであります。
新型コロナウイルス感染症ワクチンについて(5)
県において準備を進めている集団接種について、接種の予約方法や、市町で進めている接種とどう住み分けをするのか検討状況はいかがでしょうか。
予約の方法については、今検討をしているところでございまして、基本的には市町の予約とは別立てになるかなと思っているところです。
ありがとうございました。
よろしいでしょうか。
それでは、以上をもちまして、記者会見を終了します。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後3時30分から午後4時41分(71分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年5月13日 記者会見
会見内容
県下の感染段階の切り替え(ステージ4からステージ5へ)県下全域に「医療危機事態宣言」を発令。長崎市内には、「緊急事態宣言」を継続。
それでは、ただいまから記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
今日も皆様方には、会見の機会をいただき、ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症の状況については、前回5月7日に会見の機会をいただいたところでありますが、依然として大変深刻な状況が続いているところであります。
今日は、その後の推移等についてご説明を申し上げ、改めて県民・市民の皆様方のご理解とご協力を賜りたいと考えているところでありますので、よろしくお願いいたします。
それでは、説明をさせていただきます。
まず、感染状況の推移でありますが(資料P1)、左側の山が第3波であります。4月以降、急速に感染者が拡大し、第4波の山を形成しているところであります。昨日40名の感染者が確認されておりますが、本日は46名の感染者が確認されるという状況であります。グラフをご覧いただくと、あたかも一つの山を越えたかのようなイメージをお持ちになられるかもしれませんが、決してそういうことではなく、これから増加傾向に推移するのか、減少傾向に転ずるのか、まだまだ予断が許されないような状況にあるものと考えているところであります。これまでの1週間の新規感染者数は340人で、非常に高い状況のまま推移しているところであります。
その他の指標の推移・状況をご覧いただきたいと思います(資料P2)。県のステージ判断で、黄色が「ステージ3」、オレンジが「ステージ4」、赤が「ステージ5」という基準となる数値であります。県全体の病床逼迫状況でありますが、順次、4月末から病床稼働率が上昇傾向で推移し、最新の状況では58.2%で6割に近くになっているところであります。まさに国のステージ判断基準であります「ステージⅣ」を上回る状況となってまいりました。新規報告者数でありますが、これも5月8日以降、県の「ステージ5」の基準を超過するという状況となっております。療養者数も、順次高くなっており、現在39.4人という状況に至っているところであります。地域によって相当の格差が見られるところであり、長崎市とその他の市町の数値を上下でご紹介をさせていただいておりますが、長崎市については連休の前後から感染段階「ステージ5」を超過する状況が続いており、病床の稼働率は最新の状況では98.6%となっております。98.6%というと、100%にはもう少しだけど余裕があると受け止められるかもしれませんが、実は、この数字は広域調整を行った後の数字であります。100%以上は受け入れられないわけであり、実はもう既に長崎医療圏で発生した患者さんを長崎医療圏で受け入れることができない状況になっております。その状況は、後ほどまた改めて説明いたします。
新規報告者数について、長崎市の推移をご覧いただいておりますが、非常に高止まりの状況が続いてきており、人口10万人当たり新規感染者数が50人という状況が続いております。また、療養者数も83.5人という状況となっております。長崎市は、この期間全て赤で塗りつぶされているという状況であります。
一方、佐世保市を含め、その他の市町の状況でありますが、下の表でご覧いただいてお分かりのとおり、順次、病床稼働率も上昇傾向で推移しておりますが、特にここ数日間については42%まで上昇してきております。これは、長崎市で発生した感染者を広域調整という形で県央、佐世保・県北、県南といった医療圏域で引き受けていただいている。したがって、長崎市の感染が県全体、あるいは他の地域の状況も深刻さを押し上げているという状況でございます。
その他の地域の新規感染者の状況でありますけれども、最新で人口10万人当たり14.8人ということであり、国の「ステージⅢ」にはまだ至っておりません。しかし、県のステージ判断基準で14人というのは「ステージ4」を超えるという状況になっております。
この間の感染者の状況について、今週1週間の感染者数と先週1週間の感染者数を比べてみますと、感染者の確認数は2倍以上に増えているという状況でありますので、長崎市以外の地域においても、極めて厳しい状況になりつつあるという状況であります。
療養者数は、現在、19.6人まで高まってきているところであります。
各指標と感染段階の推移のグラフでありますが(資料P3)、この間の新規感染者数(黄色のグラフ)は、連休明けに少し下がってまいりましたので、このまま下降線をたどるのではなかろうかと期待をいたしておりましたけれども、そういう状況にはないところであり、いま一層の感染防止対策に力を注いでいく必要があるところであります。
病床占有率(青色のグラフ)は、順次上昇してまいっており、県全体として58.2%、療養者数(緑色のグラフ)も、ほぼ比例するような形で増加してきております。
この間、連休直前には、連休期間中における緊急要請ということで、長崎市に対する不要不急の外出の自粛、飲食店等への営業時間短縮要請、イベントの中止・延期等をお願いしてきたところでありますが、まだその具体的な効果が見られるという状況にはないものと受け止めております。
また、5月8日以降は長崎市に緊急事態宣言を発令させていただいておりますけれども、なお、非常に厳しい状況が続いております。
病床の稼働状況であります(資料P4)。長崎医療圏については、病床稼働率は最大確保病床を前提に計算しておりますが、100%近く、98.6%になっております。広域調整で他の医療圏で受け入れていただいている感染者の方々が今日現在38人いらっしゃいますので、長崎医療圏で実際の感染者と病床の割合を考えてみますと、最大確保病床数に対して約130%の感染者がいらっしゃるという状況であります。その他の医療圏域においても、長崎市からの感染者を一部受け入れていただいているということもあり、順次高くなってきているところであります。本土部では66.3%、県トータルで58.2%という状況であります。
主な感染者の内容でありますが、重症者が13名、中等症・軽症者232名、宿泊療養施設等をご利用になっていただいている方々が278名ということになっております。
なお、重症者13名ということでありますが、先日まで14名の重症者であり、第4波の特徴の一つである重篤化する傾向があるということが、こういったところの数字に現れていると思います。ちなみに、第3波では、重症者のピークが10名でありました。
それぞれの県内の地域毎の感染者の発生割合であります(資料P5)。表の左側は、4月1日から5月12日まで、右側は、4月29日から5月12日までの期間を整理しております。新規感染者数は、長崎市を中心に発生しております。長崎市が65.3%で、ここからにじみ出すような形で長与町、時津町でも感染者が非常に拡大しているところであり、合わせますと7割を超える方々が長崎市並びにその隣接地で発生しているという状況であります。
この表は、第3波と第4波の感染要因等を比較してみたところであります(資料P6)。12月から2月までの第3波では3か月間で1,341人の感染者が確認されました。それに対して、第4波の感染者は4月1日以降5月11日まで929人の感染者が確認されているところであります。そのうち初発事例と考えられる感染事例の感染経路を分析した結果でありますが、第3派では、県外由来の感染事例が4割を超えるという状況で推移しております。これに対して第4波ではさらにそれが高まる状況であり、まさに県外との往来自粛をお願いしている最大の所以であります。なお、総体的に感染経路不明者の割合が3波では43.3%、4波では46.5%と高まってきております。これは感染者が拡大し、感染経路を追えない事例が増加してきているという状況であります。
一方、2次感染の事例でありますけれども、第3波と第4波を比べまして大きく変わっておりますのが、飲食関連、これが全体の13.9%が飲食の場で感染が広がったという状況であり、第4波においては3割近くの方々が、飲食関連で感染をされているという状況であります。
また、家庭内感染が継続して非常に高い割合となっております。職場関連も上昇傾向で推移しているところであり、これから申し上げられることは、県外からもたらされた感染が飲食の場、家庭内、職場を通して県内の市中まん延につながりつつあるということが言えるのではなかろうかと考えているところであります。
次に、長崎市内だけの数値を比較したところでありますが、傾向としてはほとんど変わっておりませんが、特徴的な点だけ申し上げます(資料P7)。まず、感染経路不明の割合が第4波において大幅に増加しております。感染された方々にお話をお聞きしても、感染経路が分からないという事例が増えており、まさに市中感染が広がりつつあるという状況であろうと考えております。2次感染の中で特徴的な分野として、飲食関連のカラオケ、特に昼のカラオケで感染が非常に増えているという状況であります。
その他の長崎市以外における感染事例でありますが(資料P8)、県外由来の割合が長崎市よりも顕著になっております。初発事例の感染割合のうち第3波では46%程度が県外由来でありましたけれども、第4波では、6割近くの感染要因となっているところであります。こういう状況で感染が拡大しつつあるということであります。
人の流れの状況であります(資料P9)。長崎市内の皆様方には不要不急の外出自粛をお願いしてまいっておりますが、その後の追跡調査の状況であります。5月5日以降11日までの最新の状況を振り返ってみますと、3割ないし6割、7割程度の方々が自粛をしていただいているという状況であります。前回の緊急事態宣言を発令させていただいた折には、ほぼ8割の皆様方にご協力をいただいているという状況でありましたので、夜間の減少幅は少し小さくなっているのではなかろうかと考えているところであります。昼間の人出の状況でありますけれども、これは、前回とほぼ変わりない状況ではなかろうかと考えております。
次に、感染状況の分析であります(資料P10)。改めて整理させていただきますと、長崎市では、急激な感染拡大によって新規報告者数、病床使用率、療養者数、いずれも県の最高ステージであります「ステージ5」を超過する状況となっております。
長崎市の感染拡大の影響を受け、県全体でもそれぞれの指標が「ステージ5」をオーバーするという状況となっているところであります。
長崎市の病床使用率は100%を超えるというような状況になっており、県全体の病床使用率は6割近くになっているということであります。病床使用率が98.6%ということはどういうことであるかといいますと、既に一般診療において、十分な医療サービスを受けていただけないような状況が生じております。例えば、がんの治療を要するような方々は、その治療を少し先延ばしして感染者を受け入れざるを得ないという状況もありますし、救急搬送の場合も広域的な調整を進めないと受け入れにくいという状況となっているところであります。先ほど申し上げましたように入院病床は、他の医療圏でも受け入れていただいておりますが、それぞれの地域でクラスターが発生するということになると、それぞれの医療圏で医療機能を提供できないような状況になってくることから、他の医療圏での感染者のこれ以上の受入は、なかなか難しいというのが今の状況であると考えているところであります。
それからまた、長崎市以外の感染状況は、全体としては「ステージ3」でありますけれども、直近の感染者の推移を見ますと、前週を2倍以上上回るという状況で推移しておりますので、その他の地域においても予断を許さないという状況となっております。
それから、第4波の特徴は、第3波と比べて非常に感染力が高いということであります。感染者の発生ペースが第3波のおよそ1.5倍になっています(資料P11)。具体的には、3か月間に1,341人の感染者が確認されてきましたけれども、第4波では41日間に929人の感染が確認されており、期間を同じくしてみると1.5倍の感染者数になってくるということであります。
その一つの要因が変異株であります。直近の検査結果によると94%が変異株に置き換わっているというような状況であります。
それから、第3波と比べ、重症者数が増加する傾向であります。医療を提供する際に数多くの医療スタッフが従事する必要があり、大変大きな負担となってくるわけであります。第3波はピークが10人でありましたけれども、第4波では既に14人発生しているという状況であります。
それからまた、高齢者の感染者が昼カラオケ等を通して多数発生する状況であり、第3波には見られなかったような傾向でありますけれども、第4波では55人、平均年齢73.5歳ということで、こういったこともまた重篤化の要因につながっているのではなかろうかと推測をいたしているところであります。
それから、2次感染事例における職場関連の感染事例が増えているということであります。第3波では3か月間で36事業所70人、第4波では既に43事業所71人の感染事例が発生しており、2倍を超えるペースで職場感染が増えているという状況であります。
最近の特徴的な感染事例をご紹介しますけれども(資料P12)、ゴールデンウィーク期間中に県外を訪問された方、あるいは県外から帰省された方がその感染を本県に持ち込まれ、その後、家庭内で感染が拡大するという事例が多発しております。連休以降136人、これは2次感染者の約4割が家庭内での感染拡大につながっているという状況であります。
そしてまた、連休に入る直前から、飲食店等による営業時間の短縮のお願いをさせていただきましたことも一つの要因だろうかと思いますけれども、自宅等でご親戚の方、友人の方が集まられて会食をされる、あるいは、大丈夫だろうということで、屋外でバーベキュー等をされたといったことに伴って感染が広がった事例が17件38人の感染者が確認されるという状況であります。
したがって、第3波で見られなかったような感染事例が出てきているところであり、これも変異株の感染力の強さの現れではなかろうかと考えております。
そこで、全体的なまとめを行ってみますと(資料P13)、長崎市の感染拡大が県全体の医療に大きな影響を与えているところであり、改めて幅広い県民の皆様方、事業者の皆様方のご協力をいただいて、一層の感染防止対策の徹底に取り組む必要があるものと考えております。
そして、現在の医療の危機的な状況を踏まえ、緊急的な措置を講じる必要が生じているということであります。
長崎市においては、営業時間短縮要請の結果、飲食店における感染事例は減少している状況でありますけれども、今後とも、カラオケやバーベキューなどでの感染事例が見られますので、県民の皆様、市民の皆様方には、ぜひそういった点に注意をお願いする必要があると考えております。
そして、最初の感染要因としては、県外由来の感染源が相変わらず多くなっており、そのことが家庭内感染、職場感染につながっているということでありますので、感染拡大防止に向けた注意をお願いしなければいけないということであります。
そういう状況で、改めてステージ判断を行ったところであります(資料P14)。県の指標は、先ほどご覧いただいたとおり、いずれの指標も最高レベルである「ステージ5」を上回る状況にありますので、県のステージ判断として、「ステージ4」を「ステージ5」に引き上げていきたいと思います。
長崎市が県全体のステージを押し上げるような状況になっておりますが、長崎市以外の地域は「ステージ3」の水準にあります。しかしながら、深刻な医療の状況に直面しておりますことから、現段階で県下全域に「医療危機事態宣言」を発令させていただくものであります。なお、長崎市の「緊急事態宣言」は継続して発出をしていきたいと思っております。
最高ステージであります「ステージ5」は「緊急事態宣言」というのが一つの選択肢でございました。緊急事態宣言は既に長崎市の感染状況は極めて厳しい状況でありましたので、「ステージ4」の段階から、長崎市については先行する形で緊急事態宣言を発出させていただきましたけれども、その他の地域が「ステージ5」レベルの感染状況、いわゆる感染まん延状況になっているかというと、今はまだそういう状況ではありませんので、市民生活、経済活動に過度の制約を加える状況には、いまだないものと考えております。
しかしながら、医療の逼迫状況は極めて深刻な状況にありますので、この医療危機事態宣言を発出させていただき、所要の対応策を講じていきたいと考えております(資料P15)。
医療危機事態への対応についてでありますけれども、長崎市の病床使用率が100%を超えるような状況にあり、長崎市の患者を受け入れる中で、他の医療圏域でも非常に深刻な状況となりつつあるということでありますので、改めて、この医療危機事態宣言を発令し、緊急的な対応として、病床は、最高フェーズであります「フェーズ4」を超える「緊急時対応」の病床を確保していきたいと考えております。
具体的には、現在、最大確保病床421床でありますが、「緊急時対応」として県全体で67床を追加確保し、県全体の病床数を488床まで拡大していきたいと思っております。このうち長崎医療圏においては、最大確保病床140床を36床拡大し176床として運用していきたいと考えているところであります。
併せて、長崎医療圏域における受入病床を確保するため、コロナ受入病院から医療圏域を越えた転院、後方支援病院への転院のさらなる拡大を図っていく必要があるものと考えております(資料P16)。
併せて、宿泊療養施設について、現在は384人の受入体制を整備しておりますが、医療体制をさらに充実し、軽症者の受入体制を強化する必要があると考えております。具体的に申しますと、今、宿泊療養施設には看護師が配置されており、健康観察等を行っていただいておりますが、関係者の皆様方のご協力をいただき、ドクターの訪問診療などができるような体制を整えるとともに、この宿泊療養施設においても広域調整を進めていく必要があるものと考えているところであります。
併せて、緊急の対応策ではありませんけれども、根本的な解決策としてはワクチン接種を進めるということが極めて重要でありますので、円滑な実施のために大規模接種会場の設置に向けてこれから準備を進めることとしているところであります。
そこで、改めて県民の皆様方にお願いを申し上げたいことであります(資料P17)。
変異株の拡大によって感染リスクが非常に高まっております。3密のみならず、1つの密でも感染した事例が確認されているところであります。また、依然として県外由来の感染源が多く確認されているところであり、家庭内感染、職場内の感染につながっている事例が多く発生しておりますことから、県民の皆様方には、家族や同僚を守るためにも、感染防止対策の徹底に、なお一層のご協力をいただくようお願い申し上げる次第であります。
これをやれば変異株にも勝てる、克服できるといったものはありません。マスクの着用、手指消毒の徹底、3密の回避、特に、場面の切り替わりや共用部分に接触された場合には、小まめに消毒を実施していただきたい。そしてまた、家庭内でも、具合が悪い方はぜひマスクの着用をお願いしたい。無症状の方でも、他の人に感染させるリスクがありますので、そのことを自覚していただいて、慎重な行動をお願いしたいということであります。
医療危機事態宣言の発令に鑑み、特に、医療が逼迫しております長崎市に皆様方には、少しでも感染リスクを減らすために、真にやむを得ない場合を除いて、外出自粛の徹底をお願いしたいと思います(資料P18)。必要やむを得ず外出される際にも、最小限の方々がお出かけいただけるように、ご協力をお願いしたいと考えているところであります。
既に、長崎市については緊急事態宣言を発令させていただき、飲食店の営業時間短縮、イベントの中止、延期、運動施設や遊技場などのその他の施設の営業時間短縮等もお願いをさせていただいているところでありますので、長崎市民の皆様方には、なお一層のご協力を賜りたいと考えております。
そしてまた、長崎市以外の地域の皆様方についても、感染が急速に拡大していることから、外出や人と人との接触の機会を極力減らしていただくとともに、感染防止対策を徹底していただきたいというお願いをさせていただくものであります。
そして、県外へのお出かけ、あるいは長崎市との往来は控えていただきますようお願いいたします。
やむを得ず県外にお出かけになられた方々も、お帰りになった後2週間程度は、無症状でも人に感染させるリスクがあるということをご理解いただいて、会食を避けていただく、人と人との接触の機会を減らしていただく、そのご協力をお願いしたいと考えているところであります。
家族以外との会食は屋外でのバーベキュー等を含む形で、ぜひお控えいただきたい、カラオケの利用は避けていただきたいと考えております(資料P19)。
それからまた、事業者の皆様方に対するお願いであります。今、様々な施策を講じながら、ご協力のお願いをさせていただいておりますが、まだ減少傾向に転じるという気配も見えない状況であります。人と人との接触の機会を減らすためにも、在宅勤務等を推進していただき、出勤者の半減にご協力をいただきますようお願いを申し上げる次第であります。
そしてまた、職場感染も増えておりますので、従業員の皆様同士の会食、出張先での会食はお控えいただきたいというお願いをさせていただくものであります。
職場の感染事例が増加しておりますので、N-CHAT等をこれまで以上に積極的にご活用をお願いし、職員の健康管理の徹底をお願いするところであります。
それからまた、この後の作業になりますけれども、飲食店等における第三者認証制度の導入に向けて準備を進めているところでありますので、事業者の皆様方にはご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
以上、ご説明をさせていただいたように、県内でも感染状況は相当の格差が見られるところでありますが、長崎市の感染が県下全域に大きな影響を及ぼす事態となっているところであり、その他の地域の皆様方におかれても、自ら感染しない、人に感染させないという細心の感染防止対策に取り組んでいただきますよう、改めてお願いを申し上げる次第でございます。
私からは以上でございます。あとはよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社から質問をお願いいたします。
先日、政府にまん延防止等重点措置適用の要請を出されました。近く、政府ではまん延防止等重点措置、緊急事態宣言の拡大という検討に入られるようです。その後、政府から適用についての返答はあっているのでしょうか。
まだいただいておりません。西村大臣とお話をした折にも、国としても、しっかり感染状況の分析を進めてみたいというお話であり、その段階ではなかろうかと受け止めております。
ワクチンの大規模接種会場について、場所、時期、念頭にあるものがあれば、今の時点でのご回答をいただければと思います。
大規模接種会場につきましては、国から、今、各市町村単位で行っている高齢者のワクチン接種をさらに前倒しを進めるために、今後、承認されるであろうモデルナ製のワクチンを配布する前提での設置の意向の確認が来ております。
県といたしましては、今、各市町に、県が大規模接種会場を設ける場合の要望や留意点、各市町の意見も伺っているところであります。
各市町で行っているワクチンの体制とうまく整合性が合うような体制、規模をこれから詰めて実施してまいりたいと考えております。
以上であります。
具体的な時期というのは、何かあるのでしょうか。
国の意向調査では、今日までに自治体としての意向を回答するようにと言われておりますので、その手続をしております。国の通知によりますとモデルナ製のワクチンということですので、まだ薬事承認がされておりません。報道によると5月20日の検討会で早ければ承認ということですので、それ以降の実施になるのではないかと思っております。県としては、それ以降、速やかにワクチンが配分されても対応できるように、今、下準備を進めているところであります。
もう一点、宿泊療養施設についてお尋ねします。訪問診療ができるような体制整備という話ですが、具体的なモデルやスキームというのは、立ち上がっているのでしょうか。
今、医療スタッフの調整等を進めており、来週には体制が取れるように、準備を進めております。
まん延防止等重点措置の適用を要請されていますが、県独自の施策との相乗効果をどのように捉えていらっしゃるでしょうか。
相乗効果があるのかどうか、現段階では、まだ今後の動向が見えませんので、県として取り得る最大の対応策を講じていく必要があると考え、本日説明させていただいたような対応策を講じることとしたところであります。まん延防止等重点措置の適用対象となることによって、より関係事業者の皆様方の協力が得られるような環境が整うものと思っておりますので、今までに進めてない新たな項目が可能になってくる分野というのは、非常に制限されていると思いますけれども、柔軟な対応が可能になっていくものと考えております。
医療危機事態宣言ですけれども、今日から適用ということでしょうか。
もう猶予がないということで、これまでは翌日からということで整理させていただいておりますが、本日から適用し、病床も確保してもらっているところであります。
緊急事態宣言を長崎市に出していますけれども、医療危機事態宣言も今月31日までという期限を設けているのでしょうか。
いえ、特に期限を設けている状況ではありません。事態が解消されるまで必要な対応策を講じていく必要があるものと思います。
第三者認証制度の導入は、いわゆる山梨モデルの導入という認識でよかったでしょうか。
県内でも既に「team NAGASAKI SAFETY」モデルという形で、宿泊施設等を中心に複数の自治体で導入されている例も承知しているところであり、ほぼ、余り変わらない内容が含まれているという状況でありますので、そういった先行事例も参考にしながら、一本、認証制度を運用していけないか、調整を進めていきたいと思います。
ありがとうございます。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いします。
宿泊療養施設での医療体制充実とありますが、現時点で県内では、宿泊療養者よりも自宅療養者のほうが多い状況になっています。他県では自宅療養者が亡くなる事例も発生していますが、自宅療養者へのフォローを何か考えていらっしゃいますでしょうか。現時点で自宅療養者が多いのには何か理由があるのでしょうか。
自宅療養者に対する医療支援体制につきましては、これまで、宿泊療養で対応するのか、入院医療が必要なのか、自宅で対応できるのか、そういったことを保健所、保健所での判断が難しい場合には病院で診察の上で、それぞれ適切な療養施設で行っているところであります。
例えば病院施設であれば、それぞれ管理者が病状の確認をできるのですけれども、自宅の場合には保健所から定期的に患者の状態について確認をするような形にしております。
これまで、例えば体調が急変したり、それに気づくのが遅れたりというようなことも他の自治体では事例がありますので、そういったおそれがある場合には、頻回に確認することや、お一人で自宅療養をされると、なかなか他者が気づきにくいということもありますので、そういった事例はなるべく施設での対応を優先する等、そういったような運用の工夫を行っているところであります。
ありがとうございます。次に、「緊急時対応」で増やされる病床に関して、従来の感染症指定医療機関の中から、さらに一般病床をこじ開けて増やすようなイメージなのでしょうか。
これまで感染症指定医療機関にお願いしていた病院も当然増やしていただいております。また、一部ですけれども、新たにコロナの受け入れのために病床を確保していただいた医療機関も含めております。そのトータルとして67床という形になっております。
長崎医療圏で既にもう広域調整が始まっているとおっしゃっていましたけれども、一昨日の夜の時点で病床使用率が98.6%ということですが、もう既に実質100%を超えているという表現で間違いないでしょうか。
長崎医療圏域にいらっしゃった方で、広域調整を行なった方をカウントするとすれば、当然100%を超えるという状況になります。
「ステージ5」の感染段階に引き上げるのは、これが初めてということでよろしいでしょうか。
初めてです。
ありがとうございました。
今回の病床の追加確保というのは、現状想定し得る最大限の受入態勢と認識してよろしいでしょうか。
はい。もうぎりぎりの状態で緊急時対応を行っていただいていますので、もうこれ以上上げるのは難しいという状況での67床の追加というものであります。
仮に、この病床が埋まってしまった場合、どのようなことが想定されるのでしょうか。
これまで入院のほうが望ましいであろうという方についても、やむを得ず宿泊療養施設での療養が行われる可能性もありますので、そういった可能性を考慮して、先ほど申し上げた医療体制の強化を図るというものであります。
ありがとうございます。まん延防止等重点措置適用の申請のタイミングについてお尋ねします。先ほどの説明の中で、連休中、ゴールデンウィーク期間中に県外からの帰省等で持ち込まれたというお話がありましたけれども、それもある程度想定し得るものだったのかなとも思います。連休前、連休後ではなく、連休の前にまん延防止等重点措置の適用の申請をするといったことは考えられなかったのか。今回のタイミングで正しかったのかというのをお答えいただけますでしょうか。
まん延防止等重点措置を要請する際に、県全体の感染状況が一定のレベル以上にないと、要請しても採用していただけないという状況がありますし、少なくとも国の感染段階「ステージⅢ」以上の状況でないと難しいと言われておりました。
したがいまして、まずは事務レベルを含めて、連休の前から、本県の極めて深刻な状況については情報を共有しながら、まん延防止等重点措置の申請もあり得るということで情報交換を進めていたところでありますが、いよいよ危機的な状況になってまいりましたことから、今週の月曜日に改めて時間をいただいて、大臣に要請を行ったところであります。
ありがとうございました。
医療についてお聞きします。緊急時対応の病床を増やすということで、先ほど部長からお話がありましたが、一般病床をコロナ病床に回すのかどうかということを聞きたいのですけれども、先般、長崎市長と一緒にみなとメディカルセンターの院長さんが会見なさいまして、今既に一般病床をコロナ病床に回しているということでした。それで何とかやっているけれども、逆に言うと、一般病床にかかる患者さんはもう受け入れられないケースが出てくるとおっしゃっています。ここも、今回の緊急時対応によって同じようなことになるんでしょうか。
各医療機関そうならないように最大限の努力を払った上で、新たに通常診療に使う病棟を閉じることによって、新たなコロナ病床を出していただいております。したがいまして、みなとメディカルセンターの院長先生がおっしゃったような事態も今後想定されますので、市民・県民の皆様にはご理解いただいた上で、なるべく感染拡大が起こらないような取り組みをお願いしたいという趣旨であります。
知事が先ほど、週明けにも緊急対応を稼働させたいというお話ですけれども、現時点で現状確保病床というのが395で、全体の421と乖離がありますけれども、これは週明けになると完全に稼働できるという理解でよろしいのでしょうか。
421床というのは、離島医療圏域も含んでいるところでありますので、そういった病床数を全て本土の感染者に稼働させるというのは、現実的には難しいことでありますけれども、緊急時対応分としては、稼働できるような状況にあります。
既に稼働できる状況になっております。
今回の緊急時対応の措置によって、いわゆる財政的な負担というのは考えていらっしゃるのでしょうか。
いわゆる確保病床という形になりますと、国の制度として、確保病床に対する補償金というような形になりますけれども、現状、それがどこまで発生しているかという具体的な見込みというのは立てておりませんので、これから、かかってきたところの精算という形になると思います。
ありがとうございました。
緊急時対応の病床で確認をしたいのですけれども、この67床というのは、基本的には県本土で確保する病床数と考えてよろしいでしょうか。
県本土圏域を合わせると59床、離島の4つの医療圏でそれぞれ2床ずつ、合わせて67床となっています。
ありがとうございます。宿泊療養施設での医療体制を充実するということですけれども、現状、各医療圏で1つないし2つ確保されていますけれども、その確保されている宿泊療養施設全てで医療体制を充実させるということになるのでしょうか。それとも、長崎市内だけといった限定的なものになるのでしょうか。
まず、長崎市を優先と考えています。
重症者が第3波より増えているということですけれども、変異株の特徴として、若い方や基礎疾患がない方も重症化するという例が見られるということですけれども、長崎県内でもそのような方が重症化している例はあるのでしょうか。
はい、そのような例もあると聞いております。これまで一般的には、高齢者に重症化リスクが高いと言われておりましたが、私の持っている今の事例の中にも、例えば40代、50代の方にも重症の対応をされているというのも確認されておりますので、若い年代の方にも注意が必要と考えております。
重症化された方の中で若い方の割合はどれくらいになりますか。
それぞれお一人程度ずつではあるんですけれども、そういった事例も実際見られているというので、注意が必要だと考えています。
ありがとうございました。
大規模ワクチン接種会場の関係で2点お伺いします。先ほど、各市町に意向調査をしているということでありましたけれども、例えば何人ぐらいの規模、接種人数を目指すのか等目標や目処があったら教えてください。
各市町の実施する計画と整合性をうまく合わせてやらないと、混乱して、かえって効果が出ないとなるといけないと思いますので、どれくらいの規模、例えば1日当たり何百人規模でやるのかというのは、今後、詳細は詰めたいと思っています。
ワクチン接種会場をつくるとなると、医療従事者の確保が必要になりますけれども、今、医療の逼迫が進んでいる状態で、どのようにスタッフを確保しようと考えておられるのか、その検討状況をお尋ねします。
今、県医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会をはじめ、各団体を通じてワクチン接種に協力いただける医療従事者の確保のお願いをしております。
それとは別に、特に長崎大学におかれましては、多くの臨床研修医の方もいらっしゃいます。大学以外の臨床研修医の受入施設に対しましても、研修医にワクチン接種の医師として活躍いただけるように調整を行うとともに、本県の場合、大学に歯学部があり、国からも、一定の要件を満たせば歯科医師も接種可能と伺っています。したがいまして、歯科医師の確保についても、大学歯学部と協議を進めさせていただいている状況であります。
ありがとうございました。
事実関係で2点確認します。「緊急時対応」の488床というのは、今日段階で確保できたと言えるのでしょうか。
昨日の段階で確保は済んでおります。
長崎医療圏について病床が逼迫しているということで、広域調整を既に行っていたということですけれども、具体的にいつから広域調整を行われていたのでしょうか。
具体的な日時まで今、確認できないのですけれども、少なくともゴールデンウィーク期間中から医療病床の逼迫状態が見えていましたので、その時点で広域調整を行っておりました。
5月に入ってからということですか。
5月に入ってからでございます。
ありがとうございます。
県内全域の病床を「緊急時対応」の病床数に引き上げているということになるのでしょうか。それとも、長崎医療圏だけ引き上げたのでしょうか。
実際に県内全域で対応はできるのですけれども、引き上げにつきましては、本土圏域について緊急時対応の病床を昨日時点で確保していただいております。
他の離島については、現在のフェーズのままということでしょうか。
そういうことでございます。
わかりました。宿泊療養施設での医療体制の充実の件についてお尋ねします。訪問診療を医師が行うこと等を検討されているということですが、宿泊療養施設で、例えば点滴治療や酸素投与等もできるようなことまで考えてらっしゃるのでしょうか。
はい、そういったことも考慮に入れております。
わかりました。ワクチンの大規模接種会場の設置についてお尋ねします。大規模接種会場となると、県内でいえば長崎市や佐世保市といったいわゆる都市部に設置することを想定されているのでしょうか。
はい、一般的にはそういったことになろうとは思うのですけれども、例えば、各市町からいただいているこれまでの意見ですと、地域で集団接種会場を設けようと思っても、医療従事者の確保が難しいというようなご要望もいただいていましたので、そういった地域の方も接種していただきやすいような場所が望ましいかなと思っています。そのようなことも考慮に入れたいと思っておりましたので、現在、各市町にも意向調査をさせていただいているというものであります。
わかりました。先日、全国知事会などで、幾つかの首長から、まん延防止等重点措置ではなく、全国一斉の緊急事態宣言を出してはどうかという意見も出たと聞いているのですが、それについて知事としてはどのようにお考えでしょうか。
緊急事態宣言でどういった措置を講じるかという話でありますが、例えば、飲食店等に対して休業要請を行うかどうかといったことも含まれてくるものと思っております。そういった際に、それぞれの地域の実情に応じて、感染者が全く発生してないような地域まで含めて、あえてそういった経済活動を制約するような措置が必要になってくるかというと、これは必ずしもそういう状況ではないのではないかと私は理解しておりますし、また、現に各県内の自治体のリーダーの方々も、それぞれの現状を踏まえて対応策を講じてほしいといった声などもいただいているところであります。それぞれの地域の感染状況の実態に応じた対応策というのが重要になってくるのではなかろうかと思っております。
わかりました。今回、感染段階を県の「ステージ5」に引き上げ、長崎市に対して営業時間短縮要請と協力金の支給をされています。長崎市や、その周辺の自治体でも、飲食店にお客さんが来なくなっており、非常に危機的な状況にあるという話も聞いたりしているのですけれども、「ステージ5」に引き上げるに当たって、他の地域に対して営業時間短縮要請や協力金の支給ということをされなかった理由というのは何かあるのでしょうか。
先ほど申し上げたように、長崎市とその他の自治体と比較してみると、感染状況のステージが明らかに違うという状況であります。
今回、「ステージ5」に引き上げるにあたり、どういった措置を講じるのか様々な選択肢もあったわけですけれども、幾つかの市のご意見等を拝見してみると、一律、例えば「ステージ5」に引き上げて緊急事態宣言のような措置を取るのであれば、営業時間短縮要請協力金は各地域、満遍なく措置すべきだというご意見もあれば、無用に経済活動等を制約するべきではないのではないかといったご意見もあるところであり、そこはしっかりと調整を図っていく必要があるものと思っております。
わかりました。現在、長崎市の施設と県の施設で、開館時間や、休館について、一定定まってないのではないかという意見も出ています。長崎市と県で会館時間や休館について統一されるお考えはないでしょうか。
一律に県立と市立の公共施設等を同一扱いにするというのが適正であるのかどうか。県の施設になりますと、例えば図書館などについては市立図書館の後方支援機能なども担っているわけであります。これが県下一律同じような状況で感染段階にあるということであれば別ですけれども、長崎市は非常に深刻な状況。しかし、他の地域については、全くそういった制約をかけてないような段階であるわけでありますので、そういった状況を踏まえつつ、総合的に調整を進めていく必要があるものと理解をしております。
最後に1点。先日、ワクチンの医療従事者の優先接種の分で、長崎市内の医療機関で余ったワクチンを、緊急的な対応として家族の方に打たれたという報道があっていました。そのような場合のルール等、国から何か示されているということはあるのでしょうか。
国から明確な手順等が示されているものではありませんけれども、ワクチンを無駄にしないようにというようなことでの考え方で我々は理解しております。
今回の場合は、例えば余った場合に、医療従事者がいない場合には、その次に優先接種になっているような高齢者、基礎疾患を持っている者という順番で一般的に接種をしていくのが順当ではないかなとは考えておりますが、一旦シリンジに移してしまうと6時間しかもたないということでありますので、そういう状況下で無駄にしないような対応については、各医療機関の判断でされたのではないかと理解しております。
今回のようなことに対して、今後、県として各医療機関に通知等を出すといったお考えというのはありますか。
これまでワクチンが余りそうな場合について、事前に予約枠を設定しているのに、例えば、どうしても打てない方が分かっている場合には、時間的余裕がありますので、県に調整担当者を置いて、次に優先する人を振り向けるという調整をこれまでさせていただいております。
一方、もう直前になって、時間になっても来られない、打てないとなりますと、ワクチンの有効時間の関係がありますので、そこは各施設の臨機応変な対応にお任せして、なるべくワクチンの廃棄がないということで対応をお願いする運用が、今のところ一番妥当ではないかなと考えております。
以上です。
それでは、最後の質問でお願いいたします。ございませんでしょうか。よろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして記者会見を終了いたします。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後5時00分から午後5時59分(59分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年5月7日 記者会見
会見内容
長崎県下全域においてはステージ4を維持、特別警戒警報継続。ただし、長崎市内には、県独自の緊急事態宣言を発令。
それでは、ただいまから記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。度々こうした会見の機会をいただいておりますことに、改めて厚くお礼を申し上げます。
前回5月4日に、その後の感染状況の経過を踏まえ、まん延防止等重点措置の要請について、あるいは、現在飲食店等に対して協力要請を行っております営業時間短縮の取扱いについて、改めて検討を進めたい旨のお話を差し上げておりましたけれども、本日は、そういった点等を含めてご説明・ご報告をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
まず、感染状況のその後の推移であります(資料P1)。第3波、第4波の波を迎えているところでありますが、先般、5月4日には、過去最大となる1日62名の感染者が確認されました。そして、本日は59名という多くの感染者が確認されるに至っているところであり、この1週間の感染者数は287名という状況となっております。
感染状況の主な指標についてご覧いただきたいと思います(資料P2)。まず、病床の占有率の推移であります。23.1%から徐々に上昇傾向で推移しており、現在、46.4%にまで上昇しております。県の「ステージ5」の判断基準が50%でありますので、まさに危機的な状況に近づいているということであります。
新規感染者の報告数でありますが、順次増加傾向で推移しておりまして、本日59名、人口10万人当たり1週間の感染確認者が21.6人という状況となっております。なお、療養者数も1日10万人当たり31.3人というところまで上昇をしてきているところであります。
県全体のステージ判断指標としては、オレンジが「ステージ4」の数値に該当するところであり、県全体として「ステージ4」の判断を先般させていただいたところであります。特に深刻な状況であります長崎市の状況をその下に記載しております。病床の占有率は徐々に高まり、今日現在では76.4%と、大変逼迫した状況となっているところであります。新規報告者数も上昇傾向で推移し、本日は36人、人口10万人当たり1週間の感染者が48人と、極めて高い状況になっております。また、療養者数も1日10万人当たり67人という危機的な状況となっております。
一方、佐世保市も、一時感染者が確認され、深刻な状況でありましたけれども、その後、ゼロの日も幾つか見られるなど、若干落ち着きを取り戻しつつあるのではなかろうかと考えているところであります。
病床の稼働状況であります(資料P3)。長崎医療圏域においては、最大確保病床に対する占有割合が76.4%まで高まってきているところであります。佐世保・県北医療圏で30.1%、本土全体で46.3%になっております。病床運用のフェーズとしては、最高ランクの「フェーズ4」を既に確保しているという状況であります。
一方、離島地域については、上五島医療圏で「フェーズ1」、五島医療圏、壱岐医療圏で「フェーズ2」、対馬医療圏で「フェーズ3」と、それぞれの地域の感染者の状況に応じて病床運用体制を構築しているところであり、県全体としては40.9%と4割を超える状況に至っております。
感染者の状況でありますけれども、重症者は6名。この6名は全て長崎医療圏域に入院をしていただいているところであり、病床の逼迫状況の中で重症者も対応が求められるという大変厳しい状況となっております。
中等症・軽症者は166名、宿泊療養施設の利用をいただいている方々が244名という状況であります。
市町別のこれまでの感染者の発生割合であります(資料P4)。いわゆる第4波と考えている時期の感染者の発生状況であります。全体の感染者数730人のうち、長崎市が56%、佐世保市が14.9%という状況であり、2つの市で70.9%の感染者が発生しているという状況であります。最近の1週間の状況を見ますと、実に73%が長崎市で発生しているという状況になっているところであります。
感染経路の状況を調査した結果でありますが(資料P5)、左の表は、いわゆる第3波と考えられる感染の波を分析した状況であり、12月1日から2月28日までの事例を参考に分析した表であります。右の表は、いわゆる第4波と考えられます4月1日以降の感染状況を分析した結果であります。
まず、初発と考えられる感染事例でありますが、第3波の折には、感染要因が県外にあると考えられる割合が42%、これに対し第4波においては、さらに高まって44.6%となっております。飲食店関係は若干少なくなっており、不明・調査中の割合もほぼ変わらない状況で推移しております。
一方、2次感染の状況であります。第3波では飲食関連に起因するような感染割合が全体の13.9%でありましたが、第4波においては大幅に拡大し、全体の32%を超える状況となっております。それぞれ居酒屋、接待系の店舗(接待系の店舗とは、スナック、ラウンジ、キャバレーを含む店舗を整理しております。)、バーも含めて増加しているところでありますが、最大の特徴はカラオケ喫茶でクラスターが多発しているという状況で、その割合が大きく伸びているところであります。また、職場が感染拡大の要因になったと考えられる事例も、第3波と比べて若干増えているという状況となっているところでございます。
これが県全体の状況ですが、次に長崎市内の状況について説明します(資料P6)。初発の感染事例について、第3波では、県外由来と考えられる割合が38.5%でありました。これに対して、第4波の感染割合は29.2%ということで、相対的に割合が低下しております。最大の要因は、感染経路不明の割合が16%程度増えている。本来であれば、感染経路が十分追跡調査ができるような状況であるべきはずが、なかなか手が回らないため、感染経路が十分把握できてない割合が急速に高まっているという状況であります。
2次感染の割合も県全体の状況を上回る形で飲食関連の感染割合が非常に高くなっております。長崎市においては15.5%が33.7%となっており、カラオケ喫茶等における感染割合が非常に多くなっているという状況であります。
4月28日から飲食店等の営業時間短縮のお願いをさせていただいてまいりましたが、その後どういう形で推移しつつあるかということをまとめた資料であります(資料P7)。4月19日から27日までの9日間と営業時間短縮要請後の4月28日から5月6日までの9日間のうち飲食店が感染につながったと考えられる事例をまとめたものでありますが、4月19日から27日までの9日間においては、居酒屋、接待系店舗、バー、カラオケ喫茶で12店舗、35人の感染者が確認されておりましたが、営業時間短縮要請後の状況については、居酒屋、接待系店舗、バー等での新たな発生は確認されておりません。ただし、カラオケ喫茶については、継続して感染者が発生しているという状況であります。営業時間短縮のお願いの効果は一定現れつつあるものと考えておりますが、カラオケ、特に昼間のカラオケに伴って発生するクラスターなどには、さらなる注意が求められているものと考えております。
一方、長崎市については、外出自粛のお願いもさせていただいてまいりました(資料P8)。まず夜の外出状況について、4月30日から5月6日までの間の21時時点の思案橋周辺の人の動きでありますが、前々年と比較いたしますと、4割から6割程度の減少という状況になっております。前回、緊急事態宣言発出時に、夜の飲食店等の営業時間短縮のお願いをさせていただいた折には、8割程度の減少になっていたところでありますが、それと比較すると、減少幅が少し小さいのではなかろうかと考えているところであります。
一方、昼間の浜町アーケード周辺の人の流れでありますが、同様に前々年度と比べますと、2割、多いときには5割以上の減少につながっております。前回の外出自粛要請時に比べると、減少幅が大きくなっておりますけれども、曜日の並びで、仕事がお休みの日が続いたということも、こういった状況につながった要因ではなかろうかと考えているところであります。
そこで、現状のまとめをさせていただきます(資料P9)。感染状況について、県全体では新規感染者報告数、療養者数のいずれも県の「ステージ4」の状況であり、病床稼働率も4割を超えるという状況であります。特に、長崎市では、全ての指標が県の「ステージ5」を超える状況にあり、前週と比較いたしまして指標が大幅に増加しており、病床占有率が52.9%から76.4%に、新規報告者が32.3人から48人に、療養者数が41.7人から67人に増加しているという状況であります。長崎市においては、病床占有率が7割を超えており、一般診療を含めて医療提供体制に支障が出始めているという状況であります。
医療関係者の皆様方のお話をお聞きしますと、例えば、がんの治療が求められている方々に対する医療サービスの提供が予定どおり進められないといったような深刻な声もお聞きするところであり、改めて県民の皆様方に自ら感染しない、感染させないためのご協力をお願いしたいと考えているところであります。
次に、感染状況でありますが(資料P10)、長崎市内の飲食店等における感染事例は、営業時間短縮要請に伴い大幅に減少しつつある直近の状況であります。しかしながら、第3波と第4波を比べてみますと、飲食関連による感染割合が非常に拡大しているという状況にあり、その中でもカラオケ喫茶、接待を伴う飲食店等における感染事例が増えているという状況が確認されるところであります。
そこで、総合的に評価をいたしますとき(資料P11)、長崎市では依然として感染経路不明・継続調査の割合が6割を超えるなど、感染経路が追えない事例が増えており、すなわち市中感染の広がりが見られるということであろうと考えております。なお一層、人と人との接触の機会を減らすための対策の強化が求められているものと受け止めております。
また、長崎市においては、時短要請の効果が徐々に現れ始めてきているところであり、今後とも、飲食の場における感染を抑え込むために、引き続き営業時間短縮のお願いをさせていただく必要があるものと考えております。
それから、カラオケ喫茶等における感染者が依然として多く発生していることから、カラオケ利用の自粛の徹底をお願いしていかなければいけないと考えております。
併せて、職場における感染事例も多く見られておりますことから、各事業者の皆様方に対して、従業員同士の接触の機会をできるだけ減らしていただくようなお願いもしていかなければならないと考えているところであります。
そこで、改めてのステージ判断であります(資料P12)。現状を踏まえますとき、前回、「ステージ4」に切り上げたところでありますが、これを維持し、県下全域に特別警戒警報を継続するとともに、とりわけ深刻な状況にある長崎市内については、県独自の緊急事態宣言を発令させていただくものであります。
具体的なお願いであります(資料P13)。長崎市内における外出自粛要請並びに飲食店等に対する営業時間短縮要請を5月11日までお願いをしておりましたけれども、さらに5月31日まで延長してお願いを申し上げる次第であります。
また、長崎市内のカラオケ設備を有する飲食店等については、同じ5月31日までの間、昼夜を問わずカラオケ設備の提供を自粛していただきたいと思います。
また、長崎市内におけるさらなる人の流れを抑制するために(資料P14)、飲食店等に加えて運動施設、遊技場、映画館等、集会所、公会堂、博物館、美術館、図書館、ホテルのうち集会の用に供する部分等の施設についての営業時間短縮についてご協力をいただきますようお願いを申し上げたいと存じます。
なお、これは新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条に基づくお願いをさせていただくものであり、ご協力をいただくことに伴う協力金等の支給は難しい状況でありますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げます。
営業時間短縮要請の延長について(資料P15)、長崎市内における飲食店、遊興施設のうち食品衛生法の飲食店や喫茶店の営業許可を受けておられる店舗の皆様方に、朝5時から夜8時までの営業時間短縮をお願い申し上げるところであります。継続して、お酒の提供は夜7時までとしていただきたいと考えているところであります。5月12日から5月31日まで、前回のお願いに重ねて、これを延長させていただきたいと考えているところであります。
以上、長崎市の緊急事態宣言に伴うお願いでありましたけれども、県下全域にわたる特別警戒警報を継続して発令させていただいております(資料P16)。幅広い県民の皆様方へのお願いであります。引き続き、県外との往来については、真にやむを得ない場合を除き、自粛していただきますようお願いいたします。家族以外との会食や複数店舗の飲み歩きはお控えください。そして、カラオケによる感染事例が依然として多く発生しておりますことから、カラオケの利用は、ぜひお控えいただきたいと考えております。
それから、事業者の皆様方へのお願いであります(資料P17)。感染リスクを引き下げてまいりますためには、人と人との接触の機会をできるだけ減らしていくということが大変重要になっております。職場における感染拡大の事例も、若干ではありますが、第3波を上回るような状況にあるところであります。在宅勤務等を推進していただき、出勤者の半減にご協力をいただきますようお願いを申し上げます。
また、幾つかの感染事例を見てみますと、従業員の皆様、職員の皆様方が県外に出張され、県外の方々と会食をされる事例、あるいは会議等を終えた後、県内で会食をされる事例、こういった事例が感染拡大に結びついている場合が見られるところでありますので、そういった会食等については、ぜひお控えをいただきますようお願いを申し上げます。
それから、まん延防止等重点措置の要請の件であります(資料P18)。要請を前提に、来週早々にも国との協議を進めてまいりたいと考えております。
なお、要請の時期については、先般、オンラインで開催された九州各県知事会において、まん延防止等重点措置の適用を要請したい。できれば一緒に同様の状況にある県が力を合わせて国に要請していくことが大切ではないかというようなお話もあったところであり、長崎県を含め、他の複数県でも検討がなされているという状況でありますので、各県との調整も進め、できるだけ早く要請を行ってまいりたいと考えております。
それから、飲食店における感染防止対策の徹底を図るために、第三者認証制度の導入について検討を進めてまいりたいと考えております。県内においても、例えば「team NAGASAKI SAFETY」モデルといったような宿泊施設、飲食施設等における感染拡大防止を図るための様々な取組について、これを認証する制度の運用がなされているところでありますが、今回、改めて検討したいと考えておりますのは、そういった幅広い関係者の皆様方と協議・調整を進めながら、長崎県として協働で取り組むような第三者認証制度の制度設計・運用ができないかと考えているところであり、できるだけ早く実現を目指して関係者間の調整を進めてまいりたいと考えているところであります。
以上、現状を踏まえた諸対策についてご説明をさせていただいたところであります。今後とも、ご協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
私からは以上でございます。
それでは、幹事社の方からご質問をお願いいたします。
長崎市内における県独自の緊急事態宣言の発令についてお伺いします。今回、早目の対策ということで営業時間短縮の要請などもなさる中で発令に至ったことに関して知事の受け止めをお願いします。
4月28日から飲食店等に対して時間短縮要請をさせていただき、1週間以上が経過するわけでありますので、そろそろ具体的な効果が見え始める時期であろうと予測をしていたところでありますが、長崎市内における感染者、特に新規感染者の数がなかなか減らないというような状況であります。実はもう少しの間、対策の効果を見極めながら、次なる選択肢について検討を進める必要があるものと考えておりましたが、営業時間短縮要請期間を2週間という期限をもってお願いをした経過があり、今の状況を考えるときに、まだこれを解除するには深刻な状況であろうと考え、継続してお願いしていかなければならないと考えたところであります。
感染時期が営業時間短縮要請以後に発生するような事例というのは、今のところ、接待系の店舗等でも確認されていないところでありますので、そういった分野においては減少が期待できるのではなかろうかと思っております。ただし、カラオケ等については、再度、しっかりした形でお願いをさせていただく必要があるものと考えているところであります。
ありがとうございます。カラオケ利用自粛に関して、かなり踏み切ったというか、事細かに自粛の要請をされていますが、一方で協力金に関しては「ありません」という表記があります。どのような判断で協力金の対象から外したのかお尋ねします。
営業時間短縮要請を行う際に、飲食等を提供する施設で、カラオケのサービスを行っておられるというところは、ほとんどの施設で営業時間短縮要請をいたしまして、協力金の支給対象として考えていたところでありますが、カラオケ喫茶というような場が感染拡大の要因になっているという話を聞き、どのような形態で店舗経営がなされているのかについてはもう少し突っ込んだ調査が必要になっているものと考えているところであります。
飲食等を提供されないカラオケ店舗で感染拡大に結びつくような事例があるのかどうかといった点も含めて、再度、営業実態等について調査をしながら、具体的な対応策を検討していく必要があるものと考えております。
長崎市内における営業時間の短縮要請については、感染状況によっては前倒しで解除も検討されるということですけれども、判断の基準や目処はどのように捉えていらっしゃいますでしょうか。
飲食店等における感染事例が減少し、そのことが感染者の数自体を圧縮することにつながり、感染ステージが「ステージ2」に戻れるような状況になるということが一番肝要な点であろうと考えているところであり、営業時間短縮等の効果が具体的に見える形で現れ、県の感染段階もステージを引き下げることができるような状況を目指していかなければいけないと考えております。
1週間後等、具体的に期間というのは特に設けていらっしゃらないということでしょうか。
前回の営業時間短縮要請の際にも、2週間程度でその効果が現れてくるのではなかろうかと期待していたわけでありますけれども、まだまだ市中感染の状況が続いているところであり、減少傾向が見えないところであります。したがって、飲食店等は継続して営業時間短縮のお願いをさせていただき、そのことが市中感染の縮小につながるまで努力していかなければいけないと思っています。
まん延防止等重点措置の関係でお伺いいたします。来週早々にも要請する方針ということですけれども、長崎市を対象とするという理解でよろしいでしょうか。
そう考えております。
九州内での協議は、具体的にどの県と協議するのかは決まっていますでしょうか。
九州各県においては、まだ検討段階であろうと考えております。一つは熊本県におかれても、まん延防止等重点措置の適用について検討がなされていたというようなお話も聞いておりますけれども、九州各県においても急速に感染が拡大している状況にあり、そういった状況を踏まえ、選択肢の一つとして具体的な検討がなされているのではなかろうかと推測をいたしているところであります。
県として、長崎市を対象としてまん延防止等重点措置を要請する判断に至った根拠を教えてください。
長崎市は病床稼働率も8割近くになっております。全ての指標が県の感染段階の「ステージ5」に相当する数字を超えているところであり、これ以上感染が継続するということになると、病床逼迫状況はより深刻になってまいりますし、一般医療に対する影響が既に出始めているという状況でありますので、何としても、命を守るためにも、この段階でしっかりと抑え込むことが求められているものと考えております。
弊社からは以上です。
まん延防止等重点措置についてお尋ねします。今回長崎市を対象に要請に向けて動くということですが、要請までに時間が空いてしまうので、それまでの間、県民・長崎市民の方により強いメッセージを出すという意味での今回の宣言という捉え方でよろしいのでしょうか。
そうです。必要な措置は間を置くことなく、先行して講じていく必要があるものと考えております。まん延防止等重点措置においても様々な選択肢があるわけでありますけれども、新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条要請に基づく措置については、できるものは積極的に先行する形で実施をしていきたいといった流れの中で休業要請も延長をさせていただきましたし、その他の公共施設等についても営業時間の短縮を追加してお願いをさせていただいたところであります。
5月31日までという期限を今回区切りましたが、期間の根拠というのは、国の緊急事態宣言の延長期間を参考にされたのでしょうか。
具体的な効果が現れてくるまでには2週間程度の時間が必要であるとされているところであり、新たな措置を講じた場合には、施策の効果を十分見極めながら評価をしていく必要があるものと考えております。
ただ、現実に感染者数が減少傾向で推移し、ステージ判断も引き下げることが可能な状況になるとすれば、早目に解除を行い、普段の経済活動を展開していただけるようにしていかなければいけないと思っております。
ありがとうございます。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いします。
まん延防止等重点措置についてお尋ねします。今日の段階では、まん延防止等重点措置の要請をすることを決め、時期についてはこれから検討という理解でよろしいでしょうか。
来週早々にも各県との調整、国との協議を進め、実現を目指していきたいと考えております。まん延防止等重点措置は要請すると自動的に認められるというものではなく、各県の実情の説明や、様々な施策の展開の仕方について基本的な考え方を含めて国と一定期間調整の後、重点措置の対象地域として認めていただくという形になります。一定準備・調整のための時間が必要になって来ますので、できるだけ早く進めていきたいと考えております。
今日の段階では要請することを決めたということでしょうか。
要請することは、そう考えております。要請の時期は、他県との足並みをどうそろえるかということもありますので、そこはまた調整を進めていく必要があるものと思っています。
要請の時期についてお尋ねします。先ほどの理由の中で病床の逼迫を挙げられていましたが、要請する場合、他県の事例を見ると国でも調整期間が必要になるので、即時適用のためには、もうあまり時間がないと思います。申請の時期として、例えば今月中旬等ざっくりとした形でもよいので、タイムスタンスはありますでしょうか。
考えておりますのは、来週早々にも調整に入りたいと思っております。
要請する時期については、具体的にいつぐらいまでにというのは考えとしてありますでしょうか。
まずは調整を進めた上で、環境整備を図って、要請手続に入りたいと思っております。
わかりました。営業時間短縮要請の5月31日までの延長ですけれども、延長に伴い、時短要請協力金はどうなりますでしょうか。
前回、営業店舗の規模等に応じて単価の設定をさせていただいたところであり、そのとおりの形で延長していきたいと考えております。
わかりました。今回、長崎市内においては県独自の緊急事態宣言を発令ということで、幾つかお願いを挙げていましたけれども、知事として、重要な項目は具体的にどこの部分と考えていますでしょうか。
営業時間短縮、カラオケご利用を控えていただく、外出自粛をお願いする、人と人との接触の機会をできるだけ減らしていただく、そういった様々な生活面、事業面における協力をお願いしていきたいと思っております。
ありがとうございます。
まん延防止等重点措置についてお尋ねします。今日、熊本県が10日に要請をすることを決めたという報道が出ています。先ほど、各県との足並みをそろえてということでした。長崎県としても早ければ10日にも要請するということになるのでしょうか。
スムーズに進めば、10日にも要請できればと考えております。
わかりました。まん延防止等重点措置が適用された場合に、打てる対策のメニューがありますが、知事として、現時点でどのような対策を打ちたいと考えているのでしょうか。
非常に大きな対策としては、現在講じております新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条による要請の内容とほぼ変わらない。具体的に申しますと、飲食店に対する営業時間短縮の要請がメインになってくるものと考えておりますが、まん延防止等重点措置の対象地となりますと、要請に応じていただけない場合の様々な強制措置等も一定可能になってくる点が異なりますし、例えば酒類の提供、カラオケ施設提供の自粛を要請するというような項目も盛り込まれておりますので、そういった措置の適用も選択肢の一つとして検討することができるのではなかろうかと考えております。そしてまた、それぞれの飲食店等については、密にならないように入場者の整理でありますとか、感染防止措置を実施しない方々に対する入場の禁止措置を講ずる等、細かい面での、これまでにないような対応も盛り込まれているところでありますので、そういった一つ一つの選択肢について検討をしてみる必要があるのではなかろうかと考えております。
例えば映画館や百貨店等に対しても営業時間短縮要請ができるようになりますが、その点についてもお考えでしょうか。
今回のこの緊急事態宣言に伴う協力のお願いも、そういった点を含めてお願いをさせていただいているところでありますので、そういった対策は継続していきたいと考えております。
今後、まん延防止等重点措置が適用された場合、現在、県で行なっている、営業時間短縮要請に伴う協力金の支給等も枠組みが変わってくるという形になるのでしょうか。
外出自粛でありますとか、営業時間の短縮、そしてまた、そこから間接的に生ずる営業上の様々なマイナス要因、そういった点について一定、一時金という形になるかと思いますけれども、そういった制度も期待できるのではなかろうかと考えております。まだ、まん延防止等重点措置の対象地域で、具体的な国の施策は明らかにされていないところでありますけれども、私どもの期待としては、そういった分野も視野に入れているところであります。
例えばまん延防止等重点措置が適用された場合、その措置区域以外の飲食店に対しても知事の判断で、飲食店に対する営業時間短縮要請等ができると、基本的対処方針には書いていますけれども、例えば長崎市以外の飲食店に対しても営業時間短縮要請をお願いするというようなことは、選択肢の中に入ってきているのでしょうか。
現時点では、そこまで視野に入れているわけではありません。それぞれの地域の感染状況等を踏まえて政策判断をしていく必要があるものと考えているところであり、他の地域においては、特にこういった緊急的な措置を講じるまでの段階には至っていないものと考えております。
わかりました。資料の7ページで、飲食店の営業時間短縮要請を行ってから、居酒屋やバーでは感染者は出ていませんが、カラオケ喫茶については2店舗、11人出ているということですけれども、今回の営業時間短縮要請には、カラオケ喫茶は対象施設として入っていたのでしょうか。
カラオケ喫茶も色々な業態があるようでございます。先ほど知事も実態把握ということを申し上げましたけれども、例えば夜、スナックで営業されているところが、昼間も営業されているところですとか、あるいは、カラオケ喫茶として昼間だけ営業されているところ等様々あると伺っておりまして、前者であれば営業時間短縮要請の対象として挙がっていますが、後者はその網がかかっておりませんので、今回は後者も含めてお願いをしていくという形で考えております。
わかりました。協力金が営業時間短縮要請にかからなくても、カラオケの施設は営業を控えてほしいということで、既に営業時間短縮要請の対象になっている施設でも、営業的には厳しいと思うのですけれども、こういったところに、例えば、今の国の枠組みでの協力金以外で、県として何か独自に支援策を打とうという検討はされていたのでしょうか。
今回のお願いに際して、ワンセットで、例えば一時金の支給を検討するといったようなところまでは、まだ至っていないところであります。
先ほど申し上げましたように、今後の動向等を踏まえて、様々な分野にわたって外出自粛要請でありますとか、飲食店等の営業時間短縮要請等の影響が生ずる可能性もあるわけでありますので、それについては、今後の課題として検討していく必要があるものと考えております。
わかりました。第3波に比べて第4波のほうが福祉施設関連の感染が減ってきているというのがあります。これは県等自治体が協力し、福祉施設については、入所者や職員に対してPCR検査を結構集中的に打っているという施策がありましたが、その効果が出てきているとお考えなのでしょうか。
今回の場合の特徴としましては、感染が早く発見できる傾向になっているのではないかと思っており、その要因としましては、これまでも第3波を踏まえた介護施設、福祉施設での色々な感染予防の徹底、また、県はこれまでN−CHATという健康管理アプリも導入しながら、早期発見に努めてきたところでありますので、そういった効果と、施設でのいろいろな努力によって、ある程度感染があったとしても、早めに見つけられたということが減少した要因の一つではないかと評価しております。
わかりました。長崎市の医療体制の逼迫度合は、病床利用率は7割を超えてきています。先般、長崎市の会見で、片峰先生が、最初に公的病院で感染者を受け入れて10日経過後に転院させることで、公的病院の病床に余裕を持たせるというスキームを説明されていました。ただ、連休直前に稼働したばかりで、これからてこ入れをし、もっと本格的に稼働させるということをおっしゃられていました。今後本格稼働すれば、病床の逼迫度合は一定抑えられると県としても考えていらっしゃるのか。
それと、これについて、他の医療圏に対して同じようなシステムを導入する等、導入についての検討状況はいかがでしょうか。
まず、先日の長崎市の会見にありました長崎医療圏における10日以降の受入れ病院の件ですけれども、ゴールデンウィーク前に、医療機関の合意のもとで制度として進めております。今現在も、そういったスキームを使い受入れた実績もございます。
ただ、今般、非常に短期間で多くの患者が発生しているという状況もあり、まだ10日経過しない感染者の方が新規で入ってくるほうが多い状況です。実際のところ10日経過後転院される方よりも、新しく入ってくる方のほうが多いものでございますので、非常に今、病床が切迫している状況であります。
今、その病床の切迫の状況については、長崎医療圏だけではなく、それ以外の医療圏にも分担して受け入れられるように広域調整を進めることとしております。
2点目の長崎市と同じシステムを他の医療圏でも導入するのかという質問であります。今、長崎医療圏のモデルを各医療圏に紹介し、それぞれの医療圏のワーキングで具体的に検討していただいております。それぞれ地域毎に事情がありますので、長崎市のモデルがそのまま適用できるかどうかというのは難しい点もあるのですが、各医療圏でも、今、変異株の影響もあって長崎市内の感染スピードが非常に早いということは認識しておりますので、関係機関との連携体制の構築の中で、参考事例として検討されている状況であります。
わかりました。長崎市の感染で、感染経路が不明であったり、継続調査の方がまた増えたりしているというお話ですけれども、急速に感染が広まっているという状況の中で、長崎市に対する県からの応援の状況についてお尋ねします。
連休にかけて長崎市とは連携をしておりまして、県の職員も複数名長崎市の保健所に送って疫学調査の支援等に携わっているところであります。引き続き、市の体制支援について継続していきたいと思っております。
わかりました。以上です。
それでは、最後の質問でお願いいたします。ございませんでしょうか。
長崎市内の独自の緊急事態宣言に関しては明日から、解除に関しては状況を踏まえてというところなので、決めていないという理解でよろしいでしょうか。
緊急事態宣言の期間を定めて発出させていただくものではありません。状況が改善するまでご協力をいただきたいと思います。
ありがとうございます。
よろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして、記者会見を終了します。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後5時00分から午後5時58分(58分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年5月4日 記者会見
会見内容
県下の感染段階の切り替え(ステージ3からステージ4へ)県下全域に特別警戒警報を発令
それでは、ただいまから、記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
今日は、お休みの日にもかかわらず、会見の機会をいただき、本当にありがとうございます。
大型連休に入って、新型コロナウイルス感染者の推移を見極めてきたところでありますが、本日に至り、長崎市内において大きなクラスターが発生するという状況になっているところであります。そうしたこともあり、今日は改めて本県内における感染状況の現状についてご報告を申し上げ、感染の段階「ステージ」の判断を新たにいたしたところでありますので、今後の対応を含めて発表をさせていただきたいと思います。
それでは、まず、第3波以降の感染者の確認状況であります(資料P1)。一つの大きな山となりました第3波以降、4月に入り急激に感染者が増加する傾向で推移してまいりました。第3波においては、1日最大の感染確認数が60人ということでありましたが、本日は、それを上回る62名の新規感染者が確認されたところであります。この1週間の感染者数は217名ということであります。
資料2ページをご覧いただきますと、各種指標の動向でありますが、まず、病床の逼迫状況であります。確保病床に対する稼働状況は、黄色の色づけになっておりますが、まだ県の「ステージ3」で、37.5%という状況であります。新規報告者数は、一時、「ステージ4」から「ステージ3」に下がり、その後、営業時間短縮要請なども行い、その効果を見極めてきたところでありますが、本日は大きなクラスターも生じたということもあり、62名の新規感染者で、人口10万人当たり週16.4人と、さらに上昇する状況となっております。1日10万人当たりの療養者数の状況でありますが、順次増加傾向で推移し、25.3人という状況になっているところであります。
内訳について長崎市と佐世保市の状況をご紹介しております。長崎市については、病床の逼迫状況は5割を超え、現在59.3%という状況に至っております。また、本日、新規報告者数が長崎市で55人確認されたところで、人口10万人当たり週38.6人と非常に深刻な状況になっております。1日10万人当たりの療養者数でありますが、55.6人という状況であります。
一方、佐世保市も、新規感染者数、病床稼働率が上昇し、一時心配する状況でありましたけれども、現在のところ、ほぼ横ばいで推移しつつあるという状況であり、病床稼働率も34.4%、1日10万人当たりの療養者数も17.4人と若干下降傾向で推移しているという状況であります。
病床の稼働状況であります(資料P3)。長崎医療圏においては、最大確保病床に対して59.3%、まさに6割間近という状況になっております。本土部トータルで39.4%、離島地域を含めて33%という状況であります。
既にご承知のとおり、病床確保状況は、本土部については「フェーズ4」を適用中であります。五島市で「フェーズ2」、壱岐で「フェーズ2」、対馬で「フェーズ3」という状況であり、現在のところ、入院患者のうち重症者が6名、中等症・軽症者が133名、宿泊療養施設をご利用いただいている方々が197名という状況であります。
次に、各市町別の発生状況であります(資料P4)。4月28日から本日までの公表分でありますが、実に長崎市での新規感染者確認数が73.3%、佐世保市を含めると83.9%という発生状況となっているところであります。
12月から2月末までの3か月間のいわゆる第3波の感染経路と、それに対して4月以降のいわゆる第4波と受け止めておりますが、その感染の状況を比較してみますと(資料P5)、第3波の場合にも、感染経路が県外由来の感染事例は42%であったところでありますが、第4波においては、46.5%とさらに高まっているという状況であります。飲食関係の感染事例が10%と若干少なくはなっておりますが、感染経路不明者の割合がほぼ同じような状況で推移してきているという状況であり、この感染経路不明者の割合がだんだん高まりつつあるということは、すなわち市中感染の事例が増えつつあるということを、大きな危機感を持って受け止めているところであります。
2次感染の事例でありますけれども、第3波と比べて第4波の特徴的であります部分は、第3波は飲食関係での感染事例が17.6%でありましたが、第4波においては42.9%と、飲食関連の割合が大幅に伸びているという状況であります。
また、職場関係は県外に出張されて県外の方と接触をされたことが感染につながったと推定されるような事例でありますが、こういった事例が若干増えているという状況であります。
なお、ここにご紹介しておりますのは、5月3日までということでありますので、本日のクラスター発生事例等はこの中に含まれておりませんので、あらかじめご了承いただきたいと思います。
それから、特に連休期間中に先立って、4月25日から長崎市に限って、不要不急の外出を自粛していただくようにお願いしていたところでありますが、その効果の状況であります(資料P6)。その1週間前と比較いたしますと、4月29日は逆に増えておりますけれども、1割ないし2割程度の人の流れが減少しているという状況になります。さらに先々週と比較いたしますと、徐々に減少の割合も高まって、ご協力をいただきつつある状況で推移しているものと考えております。
それから、特に、飲食店等に対する営業時間の短縮要請を行ったところでありますが、こちらの部分では、2割、3割、6割という形で、多くの皆様方にご協力をいただいているという状況であります。先々週と比較いたしますと、さらに、そういった動きが確認されるところであります。5月2日はどういう事情によるものであるのか、まだ詳細な分析はいたしておりませんが、逆に増えているという状況も見られるところであります。
現状の感染状況をまとめてみますと(資料P7)、新規感染者数は、本日、過去最高となる62名が確認されたところであり、拡大傾向で推移しております。しかも、その多くが長崎市に集中する形で発生をしているという状況にあります。
県全体では、新規報告者数、療養者数が県の「ステージ4」を超えるような状況に至っているところであり、長崎市においては、全ての指標が、県のステージ判断による「ステージ5」の状況となっております。
4月27日と5月4日を比較してみますと、病床占有率が40%から59.3%に上昇しておりますし、新規報告者数も、人口10万人当たり週30.6人から週38.6人、1日10万人当たりの療養者数が34人から55.6人に高まってきております。第3波と比較いたしますと、飲食関連の感染割合が大幅に増えるという状況で推移しているところであります。
そういったことから、改めて、県の感染状況を踏まえて感染段階の判断をいたしているところでありますが(資料P8)、直近の感染状況を踏まえて、従前の「ステージ3」から「ステージ4」に移行し、県下全域に「特別警戒警報」を発令するものであります。
そこで、県民の皆様方、市民の皆様方に改めてお願いをさせていただきたいと思います(資料P9)。何度も申し上げておりますように、長崎市の医療機関において大きなクラスターが発生し、市中感染事例がいまだ減少しないという状況が続いております。したがって、より一層の感染防止対策の徹底をお願いする次第であります。具体的には、マスクの着用、手指消毒の徹底、特に共有部分に触れる場合、場面の切り替わりに注意をしていただいて、こまめな消毒を心がけていただきたいというお願いであります。そして、家族以外の方々との会食は、ぜひお控えいただきたいというお願いであります。また、引き続き、県外との往来については、真にやむを得ない場合を除き、自粛をぜひお願いする次第であります。
2つ目でありますが、変異株によって感染リスクが高まっているところであります。従前は「3密」であります、密閉・密集・密接が最大の感染要因とされており、この3密回避が非常に重要であると指摘されておりましたけれども、感染力が強くなっているということであり、一つの「密」でも感染した事例が確認されているということであります。したがって、県民の皆様方には、人と人との接触の機会を可能な限り減らしていただきますようお願いを申し上げる次第であります。連休も残された期間が少なくなってまいりましたけれども、いま少しの間、外出を極力控えていただきますようお願いを申し上げたいと存じます。
そしてまた、連休も明けてまいりますけれども(資料P10)、連休明けを迎えるに当たり、他県に旅行においでになられた方々、あるいは、帰省された方々が再度本県にお帰りになられる時期を迎えてまいります。ぜひ、お帰りになられた皆様方は、2週間は他の人へ感染を拡大させないためにも会食等を避けていただくなど慎重な対応をお願いしたいと考えているところであります。
なお、緊急要請をさせていただきましたけれども、感染経路等、個々具体的な実例を拝見しておりますと、まだまだ、連休に入る直前の期間の行動が感染に結びついたというような事例がほとんどであり、この連休期間に、その感染要因が考えられるような事例というのは非常に少ない状況であります。
したがって、4月25日から長崎市においては特に外出自粛をお願いし、4月28日からは、飲食店の営業時間の短縮要請を行っているところでありますが、まだまだその効果がこれからどういった形で現れてくるかという時期になってくるものと考えているところであります。
したがいまして、その後の経過を見極めながら、連休明けの5月7日に、今後、まん延防止等重点措置を要請するかどうか、あるいは長崎市内における外出自粛要請を継続するか、飲食店の皆様方への営業時間短縮要請を延長するかどうか、改めて判断していきたいと考えているところであります。
大変厳しい状況の中で、度重ねて、県民・市民の皆様方に外出自粛、営業時間の短縮などのお願いをさせていただいてまいりましたけれども、長崎市の感染状況については大変厳しい状況が今日まで続いているところであります。今後の経過を踏まえ、できる限り有効な対応策を講じていかなければならないと考えているところであり、引き続き、県民・市民の皆様方には、感染拡大防止に向けてご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
私からは以上でございます。
それでは、幹事社の方からご質問をお願いします。
まず、近日行われる聖火リレーに関して、長崎県では既に規模の縮小などを考えられていますが、今回の新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、さらに対策を行うのか、行うのであれば具体的にどのような方針を立てているのかお聞かせ願えますでしょうか。
聖火リレーについては、これまでもご説明申し上げましたように、特に新型コロナウイルス感染症の感染が拡大しております長崎市においては、平和公園、水辺の森公園で、無観客でのセレブレーション等、あるいは出発式セレブレーションを行うこととしているところであり、沿道・公道における聖火リレーについても、できるだけ密を避けたいということで、公道の走行場所も人がお入りになれないような場所、お入りになられても協力の要請がしやすい場所に限定して、聖火リレーを行うという方針を掲げているところであり、現段階では、その当初の予定どおり実施することとしてまいりたいと考えているところであります。ただ、いま少し感染状況を見極めていく必要があるものと思っております。
ありがとうございます。2つ目に、今回、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を受けて、先ほどまん延防止等重点措置の要請は5月7日に改めて判断する予定とありましたが、営業時間短縮要請や休業要請、休業も学校などに拡大など、より強いものに対策を変えていくという予定は考えていますでしょうか。
まん延防止等重点措置といいますのは、現在行なっている要請とは根拠条文が異なるということであり、感染拡大防止を図る上で最も効果的な手法として感染リスクが考えられる飲食等の場の営業時間短縮を要請するということで、既に長崎市においては新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条の要請を行い、午後8時までの営業時間短縮をお願いしている状況であります。まん延防止等重点措置においても、ほぼ内容は同じような内容になってくるものと考えているところであり、そういった点等を踏まえて、国とも協議していかなければいけないと思っております。
5月7日にまん延防止等重点措置の要請の判断をするとおっしゃいましたが、その判断基準として、どういったところを重点的に見る予定でしょうか。
連休期間中、4月28日から営業時間の短縮要請を、4月25日から外出自粛要請を行ってまいりました。その効果をもう少しの間見極める必要があるのではなかろうかと考えているところであり、第3波の経験等を踏まえますと、これだけの営業時間短縮要請、外出自粛要請を行って感染者の数も減少傾向に転じてきた経験があるわけですけれども、いま少しその効果を見極める必要があるものと考えており、あと数日でありますけれども、その効果が発現するのかどうか見極めたいと思っております。どうしても高止まりの状況、あるいは増加傾向で推移するということになると、まん延防止等重点措置の中に予定されております色々な選択肢の中から、さらなる協力のお願いも行っていくべく検討を進める必要があるものと思っております。
最後に、医療の逼迫状況に関して、県の医師会も宣言を出されていましたが、県としてはどういった対応を行う予定でしょうか。
病床の逼迫状況については、地域別で相当の開きが見られているところでありますので、既に用意していただいている感染症病床について、場合によっては地域の枠を越えて入院措置等を講じることも考えていく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
ありがとうございました。
新規感染者数が、過去最多62人ということで、数字としてはインパクトがあります。改めて感染者の急増についての受け止めと今後の見通しについて伺えればと思います。
感染者が62名と、過去最多となったわけでありますが、その半分程度の29名がクラスターに関連する感染者でありました。その他の感染数というと、30名前後で、近日推移しておりましたので、クラスター関連とは区分して考えてみる必要があるのではなかろうかと考えておりますが、問題は、その30数名の今後の動きがどういう形で推移するか、重大な関心を持って見極めていく必要があるものと受け止めております。
5月7日にまん延防止等重点措置の要請を行うかどうかの判断をするというのは、5月7日に対策本部会議を開いて判断するということになるのでしょうか。
そう考えております。
ありがとうございます。
それでは、各社の皆様からご質問お願いいたします。ございませんでしょうか。
1点お伺いさせていただきます。特別警戒警報発令に伴うお願いがありましたけれども、これは長崎県民全体に対してのものなのか、主に長崎市民に対してのお願いなのか、どちらなのかをお答えいただけますでしょうか。
最も深刻な感染状況にある長崎市の状況等もご理解いただいて、県民皆様方にご協力をいただきたいと考えている事項を取りまとめてお願いをさせていただいたところであります。
ありがとうございます。県外との往来について自粛していただくということですけれども、今日は長崎市も相当数の感染者が出ておりますけれども、今後、長崎市と県内他市町との移動を控えるといったことも検討するというのはあるのでしょうか。
それはもう既に前回の説明の際にお願いをさせていただいているところであり、それは変わりなく、長崎市との往来もできるだけ避けていただけるようご協力をいただきたいと考えております。
どうもありがどうございました。
長崎市内との往来や、市外の方が長崎市に外出するという呼びかけがなかなか県民に浸透してないようなこともあると思います。それに対して強い呼びかけを知事としてお考えでしょうかというのが1点。ここ数日、特に昨日は県外からの観光客が多かったというのを取材中もたくさんお聞きしたのですが、県独自、あるいは長崎市と連携して、市外、県外の方に長崎に来るのは控えてほしいというメッセージを出すということはお考えか、お聞かせください。
長崎市との往来についても、これは前回お願いをさせていただいた項目の中に盛り込んで説明をさせていただいたところでありますが、まだ十分周知されてないということであれば、改めてお願いをさせていただこうと思っているところであります。
それから、観光客の皆様でありますが、観光客の方々においでいただいたということで、新たな感染につながったという実例というのは、いまだ第4波の中でも確認されていない状況であります。これは、観光関係事業者の皆様方が、宿泊施設等含めて、感染防止対策に細心の注意を払っていただいているということも一つのご努力の成果ではなかろうかと考えているところであり、そういった実例が出てきて、大きな課題になるということであれば、観光関係者の皆様方にもご来県をお控えいただくように呼びかけを進める必要があるものと思っておりますが、現段階ではそこまでは考えておりません。
もう一点確認です。今回、5月7日にまん延防止等重点措置の要請も含めて検討されるというお話ですが、例えば同じように検討している福岡県や佐賀県等近隣県と何か話し合われていることがあったら教えてください。
他県の状況については、随時情報を収集しながら、どういった方策で取り組んでいくのか、検討を進める必要があるものと思っておりますけれども、既に全国にもこのまん延防止等重点措置の適用を検討されている自治体もいらっしゃるとお聞きしておりますが、県全体の感染状況ではなく、特定地域に重点的な措置を講ずるまん延防止等重点措置になりますので、その細かな感染状況の把握というのが十分共有されていない状況であります。九州各県の状況等をこれからも見極めながら、5月7日に一定判断を行う場合には、そういった他県の皆様方との連携も含めて検討をしていく必要があるのではなかろうかと思っております。
ありがとうございました。
まん延防止等重点措置についてお尋ねします。既に長崎市に対しては営業時間短縮要請を出したり、カラオケ設備の利用を控えるよう要請したりする等、様々な施策を前倒しで実施されていますが、まん延防止等重点措置を適用するとなると、具体的に現在と違ってどういうことができるようになるかを教えてください。
一つは、要請の対象施設については現在、新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条で要請しておりますが、前回、第3波の折に営業時間短縮要請に併せて、その他の施設、例えば遊技施設や映画館等の施設に対する時間短縮要請も行ったところであります。
現在行っております営業時間短縮要請は飲食店を中心にお願いをさせていただいているところでありますが、そういった関連事業者の方々にも要請を行うのかどうか、あるいは、これは緊急事態宣言の際に適用されているわけでありますけれども、お酒の提供を控えていただくというような選択肢があるのかどうか。そういった点を視野に入れながら検討を進めていく必要があるものと考えているところであります。
今のお話ですと、例えば、遊戯施設とか映画館等に対しても営業時間短縮要請ができるようになり、飲食店関連業者、例えば取引業者であるおしぼり業者、納入業者といったところも含めて営業時間短要請並びに協力金の支給等もできるようになるということでよろしいのでしょうか。
お酒屋さん、あるいはおしぼり屋さん等、飲食店の営業時間短縮要請に伴って大きな営業上の影響が懸念される分野ではなかろうかと思っております。そういった分野に営業時間短縮のお願いを申し上げるつもりはありません。ただ、結果として、相当大きな影響が生じる可能性もありますので、そういった部分をどう救済するかということが課題になってくるわけでありますが、第3波の折には、そういった大きな影響が生じた関連事業者の方々に対しても、前年度売上比で50%以上減額するといった大きな影響が生じた場合に定額の一時金支給をさせていただいたところでありますが、現在、そこまでは考えていないところであります。
分かりました。聖火リレーについて、現時点では当初の予定どおり実施するということですけれども、いま少し感染状況を見極める必要があるということもおっしゃられていました。これは例えば長崎市に対してまん延防止等重点措置が適用されるとなれば、公道を走るのは全部止めるということも選択肢に入ってくるということでしょうか。
そこはまだ決めておりません。国にまん延防止等重点措置の適用を要請しても、調整の時間が必要になってきます。そういった意味では5月7日、8日が本県内の聖火リレーになりますので、まん延防止等重点措置適用は、その後になってくるのではなかろうかと考えているところであります。
わかりました。病床がかなり逼迫しているということで、今日、県の医師会が宣言を出していましたけれども、以前の会見の際に臨時的に確保する病床として県全体で30床から40床程度上乗せすると考えていらっしゃるとおっしゃっておられましたけれども、一定数字は固まったのでしょうか。
上積みの病床については、関係医療機関と協議中ですので、今の段階では、具体的な数字としてまだお示しできない状況であります。ただ、長崎医療圏が逼迫しているということで、各病院には追加の受入枠の要請等させていただいているところでございますので、長崎医療圏での病院間の連携、また、先ほど申し上げた地域間での連携といったものをきちんと進めていきたいと思っております。以上です。
わかりました。今日、クラスターが発生しました田上病院の件ですけれども、これについて、患者は移動させずに、病院の中で一定ゾーニングをして診察しているのか、それとも別の感染症の指定医療機関等に移して診察しているのか、状況はどのような感じでしょうか。
今、田上病院でクラスターが発生しておりますが、基本、陽性になられた方については、他のコロナ病床を持っている医療機関に転院を進めているというところでございます。
わかりました。資料の9ページの中に、「3密のみならず、1つの密でも感染した事例があります」とあります。もし差し支えなければ、一つの密でも感染した具体例を教えていただければと思います。
例えば屋外でバーベキューをされていて大きな感染者が発生した事例です。これは密閉でもありませんし、3密とは考えられないような状況ではなかったのかと思いますが、これが密集に該当するような状況であったのかどうか、そういった場合にも感染が発生しているという例等が紹介されているものと理解をいたしております。
わかりました。以上です。
6ページの人流の状況についてお伺いをします。アーケード周辺は、日中で1割から2割程度の減少で、夜間は多いときで6割程度減少という形になっています。長崎市内では不要不急の外出自粛を要請していますけれども、この減少の割合というのは、県の見方として十分とお考えかどうかお伺いできますでしょうか。
ご協力のお願いを申し上げたところでありますけれども、ご協力いただいている状況は、我々の期待値から比べてみますと、いま少し、少ないような気がいたします。したがって、改めて、今日もまた、真にやむを得ない場合を除き、人と人との接触の機会を減らすという意味でも、外出の自粛をお願いしたいということで、改めてお願いをさせていただいたところであります。
期待値よりも若干減り幅が少ないということですけれども、その要因についてはどのようにお考えでしょうか。また、どのくらい減らしたいのか数字的な部分で目標がありましたら、お伺いできますでしょうか。
昼の時点といいますと、連休期間中は、ほとんどの事業所等も、お休みなのかもしれませんが、それぞれの仕事を継続される中で、一定の人の動きというのはあるものと考えているところでありますけれども、夜間の外出等については、相当の皆様方にご協力をいただいているものと受け止めているところであります。
ただ、度重ねて要請をさせていただく中で、要請疲れと言ったらおかしいですけれども、どうしても個々人のご判断によっては、事情があるので出かけざるを得ないと判断される方々が、結果として多くなっておられるのではなかろうかと思っているところであります。
今回、感染状況を踏まえて「ステージ4」に引き上げるのは、明日、5月5日からという理解で間違いないでしょうか。
そう考えております。
特別警戒警報発令に伴うお願いというところで、感染防止対策の徹底、家族以外との会食の自粛であったり、県外との往来を控えるであったり、このあたりは、これまでも度重ねてお願いされてきましたけれども、今回、ステージを引き上げることによって、これまでと何が変わるのか、より強いお願いという理解でいいのか教えていただけますでしょうか。
前回は、「ステージ4」に引き上げて、長崎市については緊急事態宣言を発令させていただき、外出自粛、飲食店の営業時間短縮などを併せてお願いをさせていただいたところでありますが、感染の速度が非常に速いということもありまして、既に「ステージ3」の段階で、長崎市に対しては外出自粛、営業時間の短縮要請を行ってまいりました。したがって、特別警戒警報発令をしたところでありますけれども、もう講ずべき措置というのは、先行的に講じている面もありますので、今回、改めてお願いいたしましたのは、従前よりも非常に感染力の強い変異株が見られるわけでありますので、外出自粛も不要不急の外出を自粛してくださいというお願いでありましたけれども、真にやむを得ない場合を除いて外出をお控えいただくようにという、一段と強いお願いをさせていただいているところであります。会食についても、全く同じような考え方で、ご家族以外の方々との会食は、感染拡大の機会になり得る可能性がありますので、控えていただくようにお願いを申し上げているところであります。
最後に一点、まん延防止等重点措置の要請や、営業時間短縮要請の延長等は5月7日に判断されるということですが、少しこれまでの効果を見た上でというご説明ではありました。この7日というタイミングに設定された理由を教えていただけますでしょうか。
外出自粛並びの営業時間の短縮のお願いをさせていただいて1週間余りが経過する時期になってまいります。少し具体的な取組を進めていただいて、その効果が現れる時期になってくるのではなかろうかと考えているところであります。感染者の発生状況が急激に減少傾向で推移するということになれば、まん延防止等重点措置を要請するかどうかを含めて、またその段階で検討をする必要があるものと考えているところであります。
ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症感染者について飲食関連の割合が前と比べてかなり増えている理由はどのようにお考えでしょうか。
連休以降は、営業時間の短縮要請を行い97%の方々にご協力をいただいておりますので、ほとんどの事業者の皆様は8時以降営業されていないという状況にあるものと考えておりますが、まだその影響が確認されるには至っていない時点であると受け止めております。
大きなクラスターにつながっていくという事例はあまり見られませんけれども、多くの店舗の関係者の方々が感染される事例が増えているものと考えており、この変異株によって感染力が強くなったというようなことも一つの要因になっているのではなかろうかと思っております。これはもうあくまで推測の一つでありますけれども、そのようなこともあり得るのではなかろうかと思っているところであります。
今日いただいた変異株発生の記者発表資料についてお尋ねします。4月19日から4月25日の変異株の割合が87%、4月26日から5月2日の変異株の割合が92%ということですが、県内の感染事例は、ほぼ変異株に置き換わっているような状態と言えるのでしょうか。
全例を検査したわけではございませんが、検査した中では92%が変異株疑いということですので、かなりの割合で変異株の流行が進んでいるのではないかと思っております。
ありがとうございます。
それでは、最後の質問をお願いします。
自治体としては、国もしくは法律のメニューの中で施策を打っていかざるを得ない状況にあるというのは理解した上で、あえて質問させていただきたいのですけれども、まん延防止等重点措置については、効果の面であまりいい効果が出てないという報道も見たりするのですけれども、知事としては、まん延防止等重点措置の効果についてはどのようにお考えでしょうか。
一つは、営業時間短縮要請などについては、ほぼ同じ内容の措置が講じられる形になるわけでありますけれども、施策の広がりがまん延防止等重点措置には期待できるものと思っております。飲食店以外の分野についての営業時間短縮や、間接的な影響を被るおそれがある事業者の方々に対する協力金のような形での資金の活用なども可能になってまいります。協力要請の分野では、強制力を伴うような措置というのも可能になってまいりますし、昼間を含めて酒類の提供を控えていただくというような選択肢も考えられるわけでありますので、それぞれの影響の大きさ、感染の現状を踏まえて、その中から有効な選択肢を検討していく必要があるものと思っております。
よろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして記者会見を終了いたします。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。どうぞよろしくお願いします。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後2時30分から午後3時1分(31分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年4月30日 記者会見
会見内容
東京2020オリンピック聖火リレーについて
それでは、ただいまから記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
本日11時から、「東京2020オリンピック聖火リレー」の長崎県の実行委員会を開催させていただきました。
いよいよ聖火リレーの実施まで1週間となってきたところでありますが、現在の状況等を踏まえた上で、聖火リレーをどういう形で実行するか、各委員の皆様方からもご意見等をお伺いし、審議していただいたところであります。
まず、結果についてご報告をさせていただきます。基本的には5月7日、8日、当初予定しておりましたルートをもって聖火リレーを実施することといたしました。ただし長崎市については、現在の新型コロナウイルス感染症の感染状況等を踏まえ、公道を利用する聖火リレーについては、一部ルートをスキップして執り行うことといたしました。
そしてまた、長崎市においては、セレブレーション会場を無観客で行うということにさせていただいたところであります。
一方、佐世保市においては、予定どおりリレーを実施することにいたしておりますが、セレブレーション会場の観客数を半減した上で、立ち見から椅子席へ変更して開催することといたしたところであります。
その他の市や町においては、予定どおり公道を利用して聖火リレーを実施するという方針を決定させていただいたところであります。
なお、この決定は、現在の状況を踏まえた上での方針であり、これから急速に新型コロナウイルス感染症の感染状況が変わっていくということになりますと、一部変更を含めて検討をする可能性もあるということをお含みおきいただければありがたいと考えているところであります。
それから、具体的に一部スキップする長崎市のルートはどうなっているかということであります。このルートにつきましては、平和公園で出発式を行い、公園内を走行。その後、国道206号線に出て走行し、松山公園の前の国道から浦上川線に移る走行ルートを想定しておりましたが、206号を走行する部分をスキップしていくことといたしております。
したがいまして、平和公園から浦上川線のいわゆる「ジャンプ台」と呼ばれておりますが、そこまでをスキップし、浦上川線を南下して走行し、聖火リレーを実施するということになってまいります。ブリックホールの裏側を走行し、浦上川線の高架橋道路を走行し、浦上川に沿った形で、この高架橋から平面に降りる箇所まで走行をし、その後、当初の計画では平地部分を稲佐橋、そしてまた県庁の方に向かって旭大橋のところまでを聖火リレー区間と想定しておりましたけれども、その旭大橋の部分まで、これもスキップしてまいりたいと考えているところであります。
その後は、「親の火」、「子どもの火」というのがありますけれども、その「子どもの火」が県庁敷地から遣唐使船までリレーされて、遣唐使船で水辺の森公園までこれを行う。そしてまた、地上走行の隊列については、先ほど申し上げた浦上川線が平面に至る部分から水辺の森公園までスキップし、水辺の森公園において走行し、聖火台に聖火の火をともすという形でセレブレーションを実施してまいりたいと考えているところであります。
以上、方針についてご報告をさせていただくところであります。後は、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からご質問をお願いいたします。
3点お伺いしたいと思います。まず、今回、一部の公道をルートから外すという決断に至った経緯を、もう一度教えてください。
長崎市における新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえて考えてみますときに、数多くの市民・県民の皆様方が沿道にお出かけいただき、過密な状況になるということは避けていく必要があるものと考えており、道路と交差し多くの方々にお集まりいただく可能性が高い部分については、基本的にこれをスキップした方が感染リスクを回避する上でも重要なことではないかと考え、そのような対処方針を採りました。
また、稲佐橋周辺の平面の道路も両側に幅広い歩道が設置されており、多くの皆様方がお集まりになられる可能性もあるということでありますので、スキップさせていただいて、水辺の森公園で、無観客の形でありますけれども、セレブレーションを行うという方針を決定させていただいたところであります。
2点目が、全ての公道を外さなかったということに関して、委員会でどのようなお話し合いがあったのか教えてください。
聖火リレーを実施するに当たって、いろいろなご意見等をいただきました。現在の感染状況を考えるときに、県民の皆様方にも慎重な行動、あるいはイベントの開催自粛などについても検討をお願いしている中で、なかなか理解が得にくいのではなかろうかといったようなご意見をいただいたことも事実であります。
ただ、ご承知のとおりオリンピックというのは、世界の平和と友好を目指して開催される、まさに国を挙げて開催を目指している一大スポーツイベントでありますので、これを世界に向けて発信し、雰囲気を盛り上げていく。そのために全国が力を合わせて協力していくということは極めて大切なことであると考え、その両者のバランスをどうとるかということが非常に悩ましいところでありましたけれども、先ほど申し上げたような形で実施をしていきたいと考えているところであります。
最後に、先程知事がおっしゃられたように、大会機運の醸成と感染防止の両立というのは極めて難しいと思うのですが、改めて、この決断に至った知事のご所感をもう一度教えてください。
多くの県民の皆様方が狭い場所にお集まりいただくということで過密な状況になるということは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止する上で極めて大切なことであろうと考え、それを避けるという選択をしたところでありますが、浦上川線のジャンプ台から平地におりて、いわゆる浦上川に沿った路線を走行するということは、幾つか交差点がありますけれども、その時々の状況を見ながら、県民・市民の皆様方にご協力をいただくことは可能ではなかろうかと思っております。過密な状況になるようであれば、ご参加をご遠慮いただくという協力のお願いもさせていただくことになってくるものと思っておりますが、そういう形で実施し、長崎からも平和でありますとか、国際交流の中で果たしてきた長崎の役割なども、全国・世界に向けて発信していきたいと考えたところであります。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いいたします。ございませんでしょうか。
今回の県の実行委員会の決定について、大会組織委員会に報告はされているのでしょうか。
はい、即時に報告を上げております。
了承を得られたということでよろしいでしょうか。
詳細は、これから調整した上で、おおむねこの方向で承認いただくように調整いたします。
今回、スキップになった部分を走られる予定だったランナーの方は、どのような扱いになるのでしょうか。
これから詳細に検討していくことが必要になりますけれども、公道を利用して聖火リレーを行い、聖火をつなぐということになりますので、恐らくその公道走行区間の中で、走行距離が若干短くなるのだろうと思いますけれども、聖火をしっかりとつないでいくような形になるのではなかろうかと考えております。
ありがとうございます。
聖火リレーのランナーで、著名人の方などは東京から来る方もいらっしゃるかと思います。東京では新型コロナウイルス感染症の感染が拡大している状況でありますけれども、これについてはいかがお考えでしょうか。
まず、ランナーの方々は、県内の方々を含めて、お一人お一人、2週間の健康管理状況の観察を行っていただくということになってまいります。毎日検温をしていただき、行動歴を明らかにしていただく。そしてまた、ランナーの方々がお集まりになるコレクションポイントにおいては、発熱状況・健康状況を確認した上でご参加いただく。
特に、新型コロナウイルス感染症の感染状況が深刻な状況にある地域からご参加いただく方々については、組織委員会から経費を負担した上で事前にPCR検査を受けていただくということが推奨されているところであります。
一方また、イベントを開催するに当たって、様々なスタッフの方々も県外からお入りになられるわけでありますが、そういった方々には定期的なPCR検査を行うということで、十分な感染症対策を行った上で長崎県内にお入りいただくということになります。そしてまた、聖火ランナーの皆様方も、走行していただく、聖火をつないでいただくに当たっては、相当の距離をあけ、人と人との距離をあけながら聖火をつないでいただくということになりますので、そういった点について細心の注意を払って、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を来すことがないように開催してまいりたいと考えているところであります。
ありがとうございます。県下全域に警戒警報が発令され、またゴールデンウイーク期間中の集中警戒期間ということで、長崎市内における外出自粛要請の呼びかけがあったばかりですけれども、長崎市内にお住まいで離島等の他の地域を走る予定のランナーもいらっしゃると聞いておりますが、これらに関してはどのような対策をとられるのでしょうか。また、そもそもどういう経緯で他地域を走るようになっているのか教えてください。
長崎市出身の方が離島地域を走行されるという場合もあるわけでありますが、そうしたランナーの方々も含めた全てのランナーが、2週間の健康管理状況をチェックシートでチェックをした上でご参加いただくということになりますので、そういった細心の注意を払った上でご参加いただくということになってまいります。
聖火ランナーを公募した段階で、1,400名以上の応募がありました。この中から我々が選考する段階で、国籍、障害の有無、性別、年齢等バランスを考慮して選定させていただきました。
したがいまして、区分ごとにランキングをつけた形になっており、本人たちには走行する日にちについては希望をいただき、走行場所については、長崎県内のどの地域であってもよいという条件で応募していただきました。
そういった区分ごとのバランスを取った上で選考させていただきましたので、長崎市在住でもあっても他地域を走るということになりました。それであっても、聖火ランナーとして非常に意義があるということを感じていただける方を選考した形になっております。
ありがとうございます。長崎市で新型コロナウイルス感染症の感染が拡大していますけれども、例えば、時津町、長与町等、長崎市と密接に関わる地域に関しては、従来どおり他の地域に当たりますので、公道で聖火リレーをしていくことになると思うのですけれども、状況としては、長崎市と密接に関わっているので、この辺も十分な配慮が必要なのではないかなという声もありますがいかがでしょうか。
先ほど申し上げたように、一人一人のランナーの皆様方には、そういった対策を講じた上でご参加いただく。そしてまた、時津、長与町等を含めて他の地域でも、沿道にお集まりいただく方々が過密にならないように細心の注意を払って事前に案内・誘導をしていく必要があるものと考えているところであり、実行委員会としても、地元の各市町の協力をいただきながら、約1時間前から直前に至るまで、人の流れを見極めて、過密な状況であれば、距離を取っていただくよう、現地で働きかけをする現地スタッフも配置して対応していきたいと考えております。
今、お話にもありましたけれども、基本的には、知事からは沿道に見に来るということに対して、現時点では、来ないでくださいという呼びかけをすることはないということでしょうか。
おいでにならないでくださいということまでは、今の段階で呼びかけることは考えていないところであります。
なお、先ほど、お答えから漏れておりましたけれども、確かに、著名人の方々がランナーとして走られる場合もあります。そうなると相当の方々が1か所にお集まりになられるという可能性もありますので、著名人の方々は、例えば長崎市でいいますと、水辺の森公園でありますとか、いわゆる閉鎖空間、公道ではなく、一定出入りを規制できるような区間の走行をしていただくよう、走行のスロットを配分させていただくということにいたしているところであります。
ありがとうございました。
スキップの区間のランナーの方々は、他の区間を、走行距離を短くしながらつなぐということですけれども、長崎市内の今示されている区間の中で短くするのか、もっと広げたところでの区分けになるのか、分かっていたら教えていただけませんでしょうか。
細かくはこれから具体的な計画を詰めていきますけれども、先ほど申し上げた浦上川線の中で走っていただく方々、あるいはセレブレーション会場であります水辺の森公園で走行していただく方々、そういった形で調整をしていく必要があるものと考えております。
地図で示していただいている実線のところの区間を分けるようなイメージでしょうか。
はい、そういうイメージで考えております。
分かりました。沿道での応援で、今決まっていること、県民に呼びかけたいことを改めてお願いしたいのですけれども。
ご覧いただく際には、注意事項等もお知らせしていく必要があるものと思っております。大声での応援でありますとかは避けていただいて、拍手でもって応援をしていただきたいと。もろもろのこともお願いしていきますとともに、一番心配になりますのが、感染が非常に深刻な長崎市内などを中心に、一つの場所に多くの皆様方が集中しておいでにならないように。場合によっては、その沿道にお入りいただくことをご遠慮いただく場合があります。できれば、ライブ配信されていますので、そちらの方でご覧いただくということもご検討いただきたいといった旨の広報等も行っていく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
ありがとうございます。俳優の佐藤浩一さんが、事務所としては走るのが難しいという話も聞いているんですけれども、今分かっていることがありましたら教えてください。
今、個別のお話は承知していないところであります。
ありがとうございます。
発着地点の平和公園と水辺の森公園についてお尋ねします。他県では、セレブレーション会場の周辺に人が集まったりするというケースもあるので、幕で覆って中が見えないようにする対策をとった地域もあるようです。現時点で、平和公園や水辺の森公園で公園の外側にも人が集まらないようにするための工夫などで検討されていることがあれば教えてください。
他県で、外から見えないような措置を講じた例というのは、例えば駅前で、非常に多くの方々がおいでになられる、動いておられる場所であったので、少し幕で覆って見えないようにするという措置を講じられたという話は聞いておりますが、基本的には、広い水辺の森公園等については、出入り口が定まっておりますし、外からもなかなか見えにくい場所になっておりますので、これから具体的に会場運営を行うに際してどういった措置が必要になるのか、細かく検討してまいりたいと考えております。
分かりました。先ほど佐藤浩一さんの話が出たのですけれども、それ以外の方で、現時点で著名人の方などで辞退を既に示されている方がいらっしゃるのか教えてもらいたいのですが。
先だって報道があった仲里依紗さんのお話以外は、今、明確にはございません。
分かりました。ありがとうございます。
道路の交通規制についてお伺いします。何か所かについては、既に規制するということで、私が見たのは、大波止で規制するとありました。今回、ルートをスキップすることによってその規制は変わるのでしょうか。
交通規制のことについてお尋ねでございますが、当初の計画では、コース全般にわたって車両の通行止めをするようにしておりました。今回、スキップ区間が出ましたので、このやり方について、部分的な交通規制でいいのではないかということで検討しております。なお、交通規制につきましては、通行車両についての交通規制でございます。
先ほどより説明がありますが、歩行者や観覧する方の規制はどうかということですが、交通規制という形ではなく、密を避けるために通行をご遠慮くださいということで、迂回するような形で係員の指示に従っていただきたいと考えております。以上です。
周知については、事前に現地に張り出すようなイメージでしょうか。
そうですね。既に看板が設置されておりますので、これに改めてというところは、ちょっと難しいのかなとは思います。
規制する時間、開始する時間につきましては、おおむね変わらないのかなと考えておりますので、規制する区間とすれば、おおむね、先ほど説明がありましたジャンプ台から幸町方向と水辺の森周辺、この辺の区間の規制時間はおおむね変わらないのかなと考えております。
どうもありがとうございました。
今回スキップする距離は、全体の走行距離のうちトータルで何キロをスキップすることになるのでしょうか。また、スキップされることによって何人のランナーがスキップされるのでしょうか。
もともとの想定が全体で5.1キロの行程でしたけれども、今回スキップする区間は、合計で6区間になります。距離にして約1.3キロ、全体の4分の1程度が削減される見込みとなっております。また、微調整は出てくるかと思います。
区間内は6人の方がスキップされるということでしょうか。
ランナーの数は変わりません。先ほど知事が申し上げたとおり、走行距離が少し減る形になるかと思います。
6人分が、別のところで短くなるということでしょうか。
全体の中で調整させていただく。そこは決まってませんけれども、あくまで想定ですけれども、200メートルが、例えば150メートルになるという設定になるかと思います。
今回、佐世保市のセレブレーション会場の観客数を半減するとあるのですけれども、もともと何人だった数が何人になるのか教えてください。
1,000人が500人に半減と聞いております。
ありがとうございます。長崎市のスタート時間と水辺の森公園に到着する時間が既に出ているんですけれども、こちらの時間に変更はありますか。
今のところ、まだ詳細が詰めきれていない部分もございますので、組織委員会と調整を図りながら決定して、周知を図っていきたいと思っております。
それが出るのはいつになりますか。
調整がつき次第、直ちに、ホームページ等を通して周知を図りたいと思っております。
分かりました。ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症の感染の状況次第で変更もあるということですけれども、今の段階で、何か指標として想定しているものがあれば教えてください。
今、長崎市を中心に非常に深刻な状況でありますけれども、幸いにして、ピーク時の新規感染者と比べますと、少し落ち着きを取り戻しつつあるのではなかろうかと考えているところでありますが、これがさらに急激に拡大し、感染段階も「ステージ5」でありますとか、病床稼働率も深刻な状況に立ち至る、そういった際には、このイベント自体をどうするかということも含めて、あるいは検討を求められる場もあるのかもしれないと考えているところであります。
柔軟に対応ということで、ぎりぎりまで判断されるというような考え方でよろしいでしょうか。
これからの経緯を常時確認して、検討をしていく必要があるものと思っております。
ありがとうございます。
ほかにございませんでしょうか。よろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして記者会見を終了します。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後4時00分から午後4時54分(54分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年4月24日 記者会見
会見内容
ゴールデンウイーク期間中における緊急要請(長崎市内に営業時間短縮要請、時短要請協力金ほか)
それでは、ただいまから記者会見を始めます。よろしくお願いします。
今日は、土曜日にもかかわらず、皆様方にはこうして会見をさせていただく時間をいただきましたことに厚くお礼を申し上げます。今日は、急激に拡大しつつある新型コロナウイルス感染症の現状について改めてご説明をさせていただき、来週から大型連休を迎えてまいりますことから、そういった状況を踏まえて緊急に県民の皆様方にご協力をお願いしたい事項についてご説明し、ご理解を賜りたいと考えているところであります。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、感染状況から説明をさせていただきます(資料P1)。これは、何度もご覧いただいておりますように、12月以降の新規感染者の確認状況の推移をご紹介しているところであります。4月に入りまして急激に新規感染者が増加する傾向が続いているところであり、昨日4月23日は、新規感染者数が35人でありましたが、本日4月24日も36名の新規感染者が確認されているという状況であります。最近の1週間の新規感染者の確認数でありますが、162名ということになっているところであります。また、このうち初発と考えられる方々の数を2段目で紹介しておりますが、22日から2桁の初発事例が確認されるという状況であります。特に、大きな課題となっておりますのが、感染経路の不明な方々、調査中の方々が急激に増加しつつあるという状況であります。
主な指標についてご覧いただきたいと思います(資料P2)。病床の逼迫状況でありますが、感染拡大に伴い、順次、病床数を増やしてきているため受け皿が増えており、率についてはさほど上がっておらず、あまり数字的には大きな数字には見えないところでありますが、最大確保病床に対する病床稼働率は19.7%になっております。最大確保病床に対して20%以上になると、国の感染「ステージ3」の適用範囲になってまいります。
重症病床でありますが、幸いにして、重症者はさほど多く確認されるには至っていないところであり、病床占有率はまだまだ低い状況であります。
一方、新規報告者数であります。週10万人当たりの数でありますが、国のステージによりますと、15人以上が「ステージ3」と判断されるわけでありますが、4月23日現在、これが県全体で12.2人という状況になっております。
それから、療養者数であります。これも順次、上昇傾向で推移してきておりまして、最新の状況で1日10万人当たり15.7人でありますが、国の「ステージ3」は20人以上ということであり、いよいよ国の「ステージ3」の間近に位置しているという状況に至っているところであります。
感染者の推移であります(資料P3)。本県の推移は青いグラフであります。4月に入って緑の九州、赤の全国に追いつくような急激な上昇カーブを示しているところであります。
次に、病床の稼働状況であります(資料P4)。現在、本土部については「フェーズ4」ということで、最大確保病床を稼働させております。離島地域においては、対馬地域で感染者が確認されたことから、対馬が「フェーズ3」、その他の離島地域においては、感染者がいらっしゃらないということで「フェーズ1」に据え置いております。最大確保病床421床に対する稼働状況は、長崎医療圏が21.4%、佐世保・県北医療圏が33.3%、本土のトータルで24.2%、県全体で19.7%という状況であります。
なお、現在、83名の感染者の方々が入院されておりますが、重症が1名、中等症・軽症が82名、そして、宿泊療養施設等で療養されている方が131名という状況であり、いま少し病床稼働率には余裕があるかなという状況であります。
県内の各市町別の発生状況でありますが(資料P5)、4月1日から23日までの公表分の新規感染者のうち3割が長崎市、2割余りが佐世保市、2割近くが諫早市ということで、この3市で多くの感染者が確認されているところであり、3市トータルで7割を超える感染者が確認されております。
一方、その他の市町においても、各地域で数の大小は異なりますが、それぞれ感染者が確認されているという状況であります。
これまでの感染経路を分析しているところであります(資料P6)。これは先週1週間の分析状況で、右側が今週1週間の分析状況であります。まず、初発と考えられる感染者数の感染経路であります。先週1週間の状況をご覧いただくと、ブルーで色づけをしておりますのは、感染経路が県外の方々との接触によると推定される事例をまとめたものであり、先週は県外由来の感染事例が約7割、68.2%という状況でありました。
飲食関連がお1人、感染経路が不明あるいは継続調査の方々が6人27.3%という状況でありましたが、今週1週間の状況は、県外由来の感染者数は、先週が15名、今週も15名ということであって、総数は変わりません。しかしながら、ウエートが大きく下がっております。それはどういうことかといいますと、感染経路が分からない、引き続き調査を進めている件数が急激に拡大しているということであり、全体のうち6割近くが、感染経路がいまだ究明されていないという状況であります。
一方また、飲食関連の感染事例も先週はお1人でありましたけれども、今週は4人新規感染者が発生するという状況になっており、トータルとして新規感染者も、先週の22名から今週の47名と2倍を超える数になってきております。
次に、2次感染者の状況であります(資料P7)。先週は2次感染者が53名でありました。ところが、今週は2倍を超える115名の2次感染者が確認されております。
家庭内感染は、相変わらず数は多いわけでありますが、総体的な割合は低下しております。これに対し、飲食関係が急激に増えている。先週1週間は10人でありましたけれども、飲食関連で感染された方が、その4倍近くに増えているという状況であります。
それともう一つは、病院関連が先週は4名でありましたけれども、今回は22名ということで、院内のクラスターが発生したことによるものであります。
このように数も大幅に増えておりますし、また、感染不明の割合が増加しているという状況であります。
そこで、感染経路が分からない方々の状況がどうかということであります(資料P8)。まず、全体の新規感染者数について先週の75名が、今週1週間では162名と2倍を超える数になっております。そのうち初発事例が、先週は22件でありましたけれども、これも2倍を超える47件に増えております。
そのうち感染経路が不明の方々の割合は、先週は6名ということでありましたので、初発の感染者のうち経路不明の方々の割合が約3割弱という状況でありました。それが今週は、47名の初発事例のうち28名の方々の感染経路が分からないという状況になっており、まさに全体の6割が、感染経路が分からないという状況であります。
地域別にこれを分けて考えてみますと、長崎市が、先週は、初発事例6名のうち1名の感染経路が分からない状況であり、約17%の割合でありましたけれども、今週は21名の初発事例のうち感染経路が分からない方々が18名と、9割に近い方々の感染経路が解明できていないという状況にあります。
また、全体の感染経路不明の中で、長崎市の不明割合が全体の6割を超えるという状況になっているところであります。
一方、夜の飲食店等における感染状況を整理させていただいております。これは飲食等による感染事例の中でも特に夜の飲食店で感染されたという事例をピックアップしたものであります。感染の場になったと考えられる飲食店のお店の数は、全体で13店舗ございます。このうち長崎市にありますのが8店舗、その他の地域が5店舗。この飲食店における感染者の数は、県全体が39人であり、そのうち29人74%が長崎市の夜の飲食店で感染をされているという状況であります。
一方、この29人のお住まいがどこかということをその下に紹介しておりますが、29名のうち19人は長崎市にお住まいの方々であります。残り10人は、その他の市町にお住まいの方々であります。したがって、長崎の夜の飲食店で感染された方々が非常に多いわけでありますが、約3分の1の方々が別の市町にお住まいでありますので、こういった場で感染された方々が、それぞれの地域にまた新たな感染を引き起こすという状況になりつつあると考えているところであります。
これまでの状況をまとめてみたいと思います(資料P9)。新規感染者数は、先週比較でも大幅に増加中であります。初発の感染事例も拡大しているところであり、具体的には新規感染者75名が162名に、初発事例22名が47名と2倍を超える伸びであります。また、初発と考えられる事例では、県外由来の件数が依然として多くなっており、併せて感染経路不明の方々も増えているということであります。不明や継続調査の方々の割合は27.3%から59.6%に急増しております。しかも、そのうち約6割が長崎市に集中しているという状況であります。
それから、2次感染の事例も、夜の繁華街でクラスターが発生するなど、飲食関連での感染者が18.9%から33%に増えるなど拡大しているという状況であります。
したがいまして(資料P10)、新規感染者が2倍を上回るスピードで急速に増加する中、長崎市では初発事例も増加し、なおかつ、感染経路不明割合も県全体の6割を占めるなど、市中への感染拡大の状況が見られる事態になっていると考えざるを得ないのではないかと思っております。いよいよこれからゴールデンウイークを迎えるに当たり、人流を抑え、人と人との接触機会を減らすためのさらなる対策が必要になっている状況であると受け止めております。
また、飲食の場面における感染事例が長崎市を中心に増加中であり、感染リスクが高い会食等の機会をさらに低減させるための対策が求められております。
そして、初発と考えられる事例の約3割が依然として県外由来の感染であり、引き続き、県外の方々との接触の機会を減らす対策が求められているものと考えているところであります。
そこで、県民の皆様方に緊急のお願いをさせていただこうと考えているところであります(資料P11)。来週からゴールデンウイーク期間を迎えてまいります。その間を「集中警戒期間」と位置づけ、人と人との接触を極力減らしていくための緊急対策を講じていきたいと思っております。
1点目は、長崎市内における不要不急の外出自粛をお願いしたいと考えております。これは市民の皆様方に限らず、市外から長崎市にお入りになられる場合も極力自粛をしていただきたいというお願いでございます。
2点目は、長崎市内の飲食店等を対象に、夜8時までの営業時間短縮をお願いさせていただくものであります。
3点目は、併せて長崎市内におけるイベント等の開催については、中止や延期、無観客やリモートでの開催を含めて慎重なご検討をお願いしたいと存じます。
具体的に営業時間短縮についてのお願いの内容であります(資料P12)。営業時間短縮をお願いしたいと考えております対象店舗は、長崎市内における飲食店、遊興施設、これは食品衛生法の飲食店・喫茶店営業許可を受けておられるお店の方々にお願いをしようというものであり、テイクアウトサービス等は対象から除外していきたいと考えております。
具体的な営業時間の短縮のお願いでありますが、朝5時から夜8時までの時間に短縮をしていただきたい。その中でお酒類の提供は夜7時までとしていただきたいというお願いであります。
具体的なお願いの期間でありますが、来週4月28日から5月11日までの14日間のお願いをしたいと考えております。
なお、これは県市共同で取り組んでいきたいと考えている措置であります。
次に、こうしたお願いに協力をしていただける各店舗の皆様方には、時短要請に協力いただいたことに伴い、協力金の支給をさせていただこうと考えております(資料P13)。
14日間お願いするものでありますので、全期間を通して協力していただきますことを前提に、協力金を支給させていただこうとするものであります。
まず、中小企業の事業者の皆様方であります。前回、営業時間短縮要請をお願いさせていただきました際には、1店舗当たり4万円という額を支給させていただきましたが、今回は国でルールを定められているところであり、それに準拠した取扱いを進めていきたいと考えております。
まず、前年度または前々年度の1日当たりの売上高が8万3,333円以下のお店の方々に対しては、1日当たり2万5,000円の協力金を支給させていただきます。8万3,333円を超え25万円未満の方々に対しては、前年度または前々年度の1日当たりの売上高の3割、具体的な金額の3割を協力金として支給させていただくものであります。前年度または前々年度の1日当たり25万円以上の売上高の店舗の皆様方に対しては7万5,000円の協力金を支給させていただきます。そして、大企業の店舗につきましては、1日当たりの給付額は、前年度または前々年度からの1日当たりの売上減少額の4割相当分を支給させていただき、 なおかつ、1日当たりの給付額は上限20万円、あるいは前年度または前々年度の1日当たりの売上高の約3割のいずれか低い額を上限として1日当たりの単価を算出し、協力金として支給させていただきたいと考えているところであります。
なお、詳細につきましては、後日、内容を整理いたしまして、県のホームページでお知らせをさせていただくことといたしております。
以上、長崎市に対する緊急のお願いをさせていただきましたが、そのほかの地域の皆様方にも、継続して以下の事項についてお願いを申し上げる次第であります。これは、長崎市を含む、幅広い県民の皆様方への改めてのお願いであります(資料P14)。
1点目は、県外との往来は、真にやむを得ない場合を除き、自粛していただきますようお願いをいたします。
2点目は、県外にお住まいのご家族、ご親戚等へ不要不急の帰省・旅行などをお控えいただくよう、ぜひ呼びかけをお願いしたいと考えております。
3点目は、家族以外の方々との飲酒を伴う会食、複数店舗の飲み歩きはお控えいただきますようお願いを申し上げます。
4点目は、昼間のカラオケが県外を含めて新たなクラスターの発生につながっているところであり、昼間のカラオケの利用は、ぜひお控えいただきますようお願いを申し上げます。
また、事業者の皆様方におかれましては(資料P15)、長崎市市内で、先ほどご説明申し上げましたような緊急のお願いをさせていただいておりますので、出勤される方々のさらなる縮減にご協力をお願い申し上げる次第であります。できるだけ人と人との接触の機会を減らしていただくという趣旨のもと、在宅勤務やオンライン会議、休暇等の取得促進などについて格別のご高配をいただきますようお願いを申し上げる次第であります。
その他、県の取組でありますけれども、県有施設における開館時間の短縮、閉館を検討し、イベントの中止・延期等の検討を進めているところであります。一部ご紹介をさせていただきますと、県立美術館、県立博物館、交通公園、出島交流会館、県民の森、県立体育館、勤労福祉会館等、長崎市内に所在する県の施設等においては、基本的に開館時間を短縮、交通公園等については閉鎖をさせていただきます。
また、県民の森については、キャンプ場、屋内の施設については、明日4月25日から閉鎖をさせていただくこととします。芝生広場等は開放をさせていただきます。
県立体育館、勤労福祉会館も、明日4月25日以降、20時までの開館時間とさせていただこうと考えているところであります。
以上、急激に新型コロナウイルス感染者が拡大する中、長崎市においては、まさに市中感染が拡大しつつあるのではないかという危機意識を強くしているところであります。
引き続き、県民の皆様方におかれましては、主な感染リスクとして考えられます県外の皆様方との接触の機会を極力減らしていただき、飲食等の場が感染の場となるリスクが非常に高い状況でありますので、そうした飲食等の場をお避けいただきますとともに、万全の感染防止対策を講じていただきますよう、改めてお願いを申し上げる次第であります。
以上、私からのご説明とさせていただきます。あとはどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からご質問をお願いいたします。
今回の営業時間短縮要請は、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づくものでよろしかったでしょうか。
はい。新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づくお願いでありますが、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言とは異なる条文であります。24条第9項に基づく協力のお願いをさせていただくものであります。
時短要請協力金に関して今回、売上げに応じて金額を変えられたというのは初めてでよろしいですよね。
県においては、初めてであります。
これは、先ほど、知事からも国のルールに準じて執り行うということだったのですけれども、例えば過去の時短要請において、事業者の方から不公平さを訴える声等が反映されていらっしゃるのかどうか教えてください。
直接、県にそういったお声が届いたということはございませんが、ニュース等の報道等でそういったご意見があるということは承知しているところでございます。
二度の時短要請になります。おそらく、事業者の方もいっぱい、いっぱいだと思います。改めて、事業者に向けてメッセージを頂戴してよろしいでしょうか。
これまでも、できるだけそうした経済活動に支障を及ぼすことがないように、県外との不要不急の往来の自粛をお願いさせていただいたり、飲食の場にご参加される場合には特に最新の注意を払っていただくようにご協力をお願いさせていただいたりしてきたところでありますが、結果として、前回の第3波を上回るようなスピードで急激に感染拡大が進んでいる現状を踏まえますときに、やはりゴールデンウイークの期間は人の流れが大幅に拡大する時期になってまいりますので、その前に、大変心苦しく、申し訳ない話でありますが、再度の営業時間短縮をお願いさせていただくところであります。大変心苦しく、申し訳なく思っているところであります。
最後に、ゴールデンウイーク期間中の緊急要請として、「県外の往来は真にやむを得ない場合を除き自粛」とありますが、過去に比べて一番強い表現でお願いをしているということでよろしいでしょうか。
そう思っております。
まず、現状の受け止め、今後の見通し、この感染拡大をどのように食い止めていきたいとお考えか教えてください。
現状は、新規感染者の確認数が県独自で定めた「ステージ3」の判断基準を上回っています。その他の病床占有率あるいは療養者数は、まだ「ステージ3」を下回っているところでありますが、少しでも早く、この感染拡大にブレーキをかけていかないと、県内でさらに感染者が拡大し、特に高齢者の方々に感染が広がっていくということになると、健康上命に関わる重大な問題になりかねないという危機意識を強くしたところであります。
本来であれば県内の経済活動を健全な形で展開していただくことが最も好ましい状況であると考えているところでありますが、感染のリスクが高いと考えられる飲食店等については、改めてのご協力をお願いさせていただかざるを得ないということで大変申し訳なく思っているところであります。
今回、長崎市だけに時短要請ということですけれども、現に佐世保市や、今回、対馬市でも飲食店でクラスターが発生しているという現状もある中で長崎市のみに時短要請をされた理由を教えてください。
お話しいただいたように、他の地域においても飲食店等においてクラスターが発生している実例は確認されているところでありますが、冒頭申し上げましたようにクラスターがしっかりと捕捉されて、接触者、濃厚接触者等という形でお客様を含めて全容が把握できるような状況であれば、さらなる感染拡大は防止できるものと思っているところでありますが、長崎市においては、感染経路不明の割合が非常に増えており、なおかつ、飲食店における新たな感染事例も複数件発生しつつあるという状況を踏まえて、今回のお願いを再度させていただくものであります。
今回の時短要請について、対象の店舗数と、補償給付額の見込を教えていただけますでしょうか。
対象店舗数は、予算編成上の必要性から推計をせざるを得ない状況でありますが、長崎市内に2,600店舗程度所在するものと考えており、それに対して関係予算額がおよそ15億5,000万円となっております。全体のうちの8割は国費でもって補助がなされます。残り2割を県と長崎市で折半する形で負担をいたします。
ありがとうございます。
すみません、1点だけ補足させていただきたいと思います。協力金について国費による補助という形でご説明申し上げました。これは事実でありますけれども、国との協議というのが必要であり、そこを同時並行で進めているところでありますので、現時点におきましては予定、見込という形でお願いできればと思います。申し訳ありません。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いいたします。
資料の11ページのところなんですけれども、こちら、ゴールデンウイーク期間中における緊急要請ということで、4月25日から5月11日となっています。一方で営業時間の短縮要請については4月28日からとなっています。考え方としては、不要不急の外出自粛やイベントの開催について慎重な検討というのは4月25日からで、営業時間の短縮は4月28日からという認識でよろしかったでしょうか。
はい。営業時間の短縮のお願いをさせていただいておりますのは、お店によって準備期間が必要だろうと考えております。仕入れ等、もう済まされているお店等も数多くいらっしゃるわけでしょうから、3日間程度の準備期間を想定し、28日からの実施、協力をお願いしているものであります。
ありがとうございます。
まず、今回の営業時間短縮要請ですけれども、県のステージに基づく施策でいえば、「ステージ4」や「ステージ5」の段階が営業時間短縮要請になると思います。今回「ステージ3」において営業時間短縮要請をされる理由を改めて教えてください。
一つは、今回の感染拡大のスピードが極めて速いということであります。3〜4日単位で感染のステージを上に引き上げざるを得ないような状況であります。できるだけ今後の動きを先取りしながら、一刻も早く必要な対策を講じ、成果を出していかなければいけないと考え、「ステージ3」の段階で、特に県内でも市内感染の可能性が高まっている長崎市について、先行して営業時間短縮要請などをさせていただいたところであります。
わかりました。現在、対馬市や佐世保市でも飲食店のクラスターが起きています。今、「長崎市について、先行して」とおっしゃられましたが、今後、状況によって、この営業時間短縮要請が県内各地に広がる可能性についてどのように見ているのでしょうか。
もちろんこれからの推移を十分慎重に見極めていく必要があるものと思っております。できれば、今回のご協力のお願いで感染スピードが遅くなり、あるいは感染者が減少に転じることが最も望ましい形であると思いますが、地域によってそれぞれの特色があり、事情も異なる部分がありますので、同じような形で市中感染の可能性が拡大するという状況であり、その要因の一つに、こういった飲食店等における感染拡大という状況が見られれば、その段階で、そうした地域も類似の施策を検討する必要があるものと思っております。
お店の納入業者や取引の業者への支援についてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。
そこまではまだ具体的に検討するいとまがない状況であり、これから検討をしなければいけないと思っております。
県民への要請の中で、「昼間のカラオケが県外を含めクラスターの発生につながっていることから、利用はお控えください」とあります。昼にカラオケのサービスを提供しているお店への支援は、今回の営業時間短縮要請をするお店の中に含まれているという理解でよろしいのでしょうか。
個々の実例を全て把握している状況ではありませんが、恐らく、重複するような形で昼間のカラオケ等をご利用いただいている状況にあるのではなかろうかと推測をいたしております。
今回の営業時間短縮による協力金で、一定、昼間にカラオケをしているお店に対しても支援ができるというお考えということでしょうか。
そういったことでご理解いただきたいと考えているところであります。
わかりました。今回、15億5,000万円、県の負担もありますけれども、この予算については、知事としては臨時会を招集されるご予定なのか、専決でやろうとしているのか。いかがでしょうか。
これは、議会の皆様方に相談を申し上げた上で、臨時議会でご対応いただくのか、あるいは専決処分でいいということであれば、そういった手法も検討をさせていただこうと思っております。
わかりました。飲食店の感染の対策として、今注目されているものに、山梨県において、感染対策をしっかりしているところに対してお墨つきを与えるという「山梨モデル」というものがあります。県内では、例えば宿泊施設については、一部の地域で「長崎セーフティ」という形で、山梨県のようなお墨つきを与えている事例がありますけれども、飲食店に対して、感染対策をしっかりされているお店に対して県がお墨つきを与えるということは、検討されていないでしょうか。
実は、そういった話がこれまでもあったのは事実であります。ただし、公的機関が認証を与えるということになると、限りなく感染リスクをゼロにしていかなければいけないものと思っており、そういった認証店舗等で感染症が発生するということがあってはならないくらいの、非常に厳しい基準になっていくのではなかろうかと思っております。私の考え方としては、できれば関連事業者の皆様方がお集まりいただいて、感染リスクをどのレベルまで下げていくのか、共通認識の下、共同した取組を進めていただき、できるだけ感染リスクを低下させていただければ大変ありがたいと思っているところであります。
わかりました。最後に1点お尋ねします。今回のゴールデンウイーク期間中における緊急要請の中に、「長崎市におけるイベント開催については、中止や延期、無観客やリモートでの開催を含め、慎重な検討をお願いします」とあります。聖火リレーについて、長崎市内でイベントやリレーがありますけれども、この記載に従うと、現時点で、例えば無観客であるとか、そういった可能性が高まっているという感じでしょうか。
実施主体として聖火リレー実行委員会という組織があり、聖火リレー実行委員会において様々なリスクの評価を含めて方向性を決定していくことにいたしております。最終的には開催1週間前の4月30日までには方針を決めて国の組織委員会に報告をするという形になりますので、その前に改めて実行委員会等を開催し、協議の上、方針を決定していく必要があるものと考えているところであります。
わかりました。以上です。
2点、質問させてください。まず、全国都道府県のかなりのところで病床確保が問題になっております。4ページの、入院医療の現状についてご説明をいただいている時に、病床稼働率については余裕があるかなという印象とおっしゃられました。それを踏まえた上で、今後の準備も考えて、何らかの形で病床を増やす、確保する方策を考えていらっしゃるかどうか教えてください。
先の定例会見でもご説明申し上げましたけれども、第3波以降の感染拡大の状況を見ますときに、1日当たりの最大感染者数のほぼ倍の感染者が確認された際に対応できるくらいの病床を準備しておく必要があるとされておりまして、シミュレーションを行った上では、421床に対してなお30ないし40床不足するということが見込まれておりますので、現在、医療圏域毎に具体的な病床拡大に向けて協議をしていただいている状況であります。病床をより効率的に運用するためには、後方医療機関として、感染状況に応じて、入院期間を短縮しながら、即時に感染者を引き受けていただける医療機関ともしっかり連携できるような体制をつくっていく必要があるものと考えておりますので、宿泊療養施設の整備を含めて、受入体制の強化に向けてご議論をいただいているところであります。
もう1点は、経路不明の感染者の増加についてです。この理由について、どのように分析なさっているでしょうか。つまり、急に感染者が増えているので保健所が対応できなくなっているのか、それとも、自分の市町ではないところで飲んでいたりする人がいるという話がありましたけれども、非協力的な人が増えているのか等、どう見ていらっしゃるでしょうか。
色々な事例があるものと考えております。最大の問題は、確かに新規感染者が数多く発生し、各保健所のスタッフの皆様方が非常に多忙な毎日を過ごしておられて、その日のうちに感染経路を聞き取っていただく時間的な余裕が十分にないという場合も考えられます。その段階では不明という扱いではなく継続調査という扱いになります。確認された場合には、それぞれの感染要因毎に再度振り向けて整理をし直すということになっております。問題なのは、感染された方ご自身が、自分がどこでいつ感染したのか分からないという事例が増える傾向が一番リスクの高いケースであろうと考えているところでありますので、もちろんなかなかご協力いただきにくい事例が一定発生することもあり得るわけでありますけれども、こういった形で経路不明者、継続調査している方々の数がそれぞれの要因別に振り分けて減っていかないという状況にあるところが深刻な事態であると受け止めております。
それでは、最後の質問をお願いいたします。
改めて、今回、知事からの現状への認識と、県民に向けてのメッセージをお聞かせていただいてもよろしいでしょうか。
今回は、これまでの第3波と比べて、また、これまでにないような特別な側面も確認されつつあるわけであります。それはやはり感染のスピードが従前にないようなスピードで進行・拡大しつつあるということであります。
しかも感染者の方々も、若い世代を含めて幅広い世代層に感染者が拡大しているという状況が見られるところでありますので、一刻も早く、県民の皆様方のご協力の下、この感染拡大に終止符を打つことができるように、引き続き全力を注いでいかなければいけないものと考えているところであります。
ぜひ、県民の皆様方には、これからもご協力をいただきますようお願いを申し上げます。
よろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして臨時記者会見を終了いたします。ありがとうございました。
どうも、たびたび本当にありがとうございます。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後2時00分から午後2時50分(50分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和3年4月21日 記者会見
会見内容
- 新型コロナウイルス感染症について(1)
- 新型コロナウイルス感染症について(2)
- 国内クルーズ船受入再開について
- 石木ダム建設事業について(1)
- 新型コロナウイルス感染症について(3)
- 聖火リレーについて(1)
- 石木ダム建設事業について(2)
- 新型コロナウイルス感染症について(4)
- 聖火リレーについて(2)
- 新型コロナウイルス感染症ワクチンについて(1)
- 県警音楽隊におけるプロムナードコンサートについて(1)
- 石木ダム建設事業について(3)
- 特定複合観光施設(IR)について
- オリンピック開催について
- 県内観光キャンペーン一旦停止について
- ソニーの新工場完成について(1)
- 県警音楽隊におけるプロムナードコンサートについて(2)
- GWにおける観光産業について
- 新型コロナウイルス感染症について(5)
- 新型コロナウイルス感染症ワクチンについて(2)
- 水陸機動団の県内誘致について
- 福島第一原発の処理水海洋放出について
- 県内の造船業について
- ソニーの新工場完成について(2)
新型コロナウイルス感染症について(1)
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。一昨日4月19日に、新型コロナウイルス関連で会見の機会をいただいたばかりでありますが、改めて新型コロナウイルス感染症関連について触れさせていただきたいと思います。ご承知のとおり県内における感染拡大を受けて、昨日4月20日から感染段階のステージを「ステージ2」から「ステージ3」に引き上げ、県下全域に「警戒警報」を発令させていただいているところであります。一昨日の会見時にもお話申し上げましたが、本県での感染の初発事例の約75%が県外由来であると推定されますことから、県民の皆様方におかれましては、県外との不要不急の往来の自粛をお願いさせていただいているところであります。これから、大型連休を控えて、本県への帰省や旅行などを考えていらっしゃる方々もおありかと思いますけれども、不要不急の来県はお控えいただくよう、県外にお住いのご家族やご親戚の皆様へぜひ呼びかけをお願い申し上げたいと考えております。
また、もう一つの感染リスクとして考えられますのが、飲食等の場であろうかと考えております。夜の繁華街でクラスターが発生しているということもあり、飲食と会食等はできるだけお控えいただきますとともに、5人以上や長時間にわたる会食は避けていただきますよう、重ねてお願いを申し上げる次第であります。
現在、本県では、感染が急速に拡大中であると受け止めており、予断を許さない状況にあります。これ以上の感染拡大を避けてまいりますために、県としても、引き続き感染防止対策に全力を注いでいきたいと考えておりますので、県民の皆様方には、今申し上げた2点の他にもマスクの着用、手指消毒、共有部分に触れた際にはこまめに消毒をしていただくなど、基本的な感染防止対策へのご協力をお願い申し上げる次第であります。
以上、私から1点、お願いを申し上げる次第であります。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からご質問をお願いします。
新型コロナウイルス感染症について(2)
3点お伺いしたいと思います。まず、3都府県に緊急事態宣言が出される方針ですが、改めて知事の受け止めと今後の本県における留意点を教えてください。
本県での感染の最大の要因は、感染が先行して拡大しております大都市部を中心とした県外との接触によるものであると推定がなされるわけでありますので、できるだけ、そういった感染のリスクを避けていただくということが一番肝要な点ではなかろうかと考えているところであります。
したがいまして、不要不急の県外との往来は自粛いただきますとともに、特に県外における会食等については、これをお避けいただけるようお願いをさせていただいているところであります。現在「ステージ3」の状況にありますけれども、何としてもこれ以上の感染拡大を避けてまいりたいと考えているところであります。
国内クルーズ船受入再開について
2点目は、長崎港での国内クルーズ船の受け入れを再開することになった点についてお伺いしたいと思います。感染拡大に伴い、受け入れ状況に変動などがあるのか、今後の見通しについて教えてください。
本県ではご承知のとおり、昨年、コスタ・アトランチカ号で大規模なクラスターが発生をいたしました。こうした事案を検証しながら、国や関係者と連携して、安全にクルーズ船を受け入れることができるような環境づくりに取り組んできたところであります。
これまでは、寄港申し込みをいただいた際には、受け入れざるを得ないという状況でありましたけれども、港湾管理条例を改正いたしまして、入港をお断りするという選択肢も新たに設けたところでありますし、関係諸機関が情報共有しながら必要な対策等を講じていく連絡調整会議等も立ち上げました。具体的な入港に当たっての可否判断等を含めた運用方針、緊急時の対応計画等も策定を済ませたところであります。県民の皆様方に安心してお迎えいただけるような環境を、今後ともしっかりと整えていく必要があるものと思っております。
石木ダム建設事業について(1)
最後に石木ダムについてお伺いしたいと思います。2020年度に予定していた本体工事の着工を見送られることになりました。改めて今年度の見通しについて教えてください。
現在の状況につきまして、ダム本体工事については昨年12月に契約をいたしておりまして、準備は整っている状況であります。
一方、反対住民の皆様方も、工事を中断すれば話し合いに応じていいというような報道にも接しているところであり、どういった形で話し合いの場に応じていただけるのか、引き続き慎重に検討を進めていく必要があるものと考えているところであります。
一方、付替県道工事につきましては、現場にフェンスや土のう等を設置し、安全対策に十分配慮しながら進めているところでありますが、できるところから工事を進めてまいりたいと考えているところであります。
引き続き、工事現場に入って妨害活動等を続けておられる皆様方には、工事現場は大変危険でありますので、こうした行為を避けていただき、私物を撤去していただくことができるよう重ねてお願いをしてまいりたいと考えております。
ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症について(3)
まず、新型コロナウイルス感染症に関してお尋ねします。先日の知事会見で、第4波の入口というご発言もありました。県内でも変異株が増えており、1日の新規感染者が2桁という日が連日続いている中で、現状、どのように認識されているのか教えていただけますでしょうか。
今、お話をいただきましたように、2桁の感染者が連日確認されるという状況があり、第3波のことを振り返って考えますときに、1日の感染者が50数名、60名と確認された日もあったわけであります。できるだけ早く現状を把握し、必要な対策を講じていくということが極めて重要であると考えております。県民の皆様方には、先ほど申し上げたようなリスクをいかに回避していただくかということに加えて、日常の生活の中で不便をお感じになられる点もあろうかと思いますけれども、自らの健康と、他の人へうつさないというお気持ちを持って日々の生活を過ごしていただくことが非常に重要であろうと思っているところであります。これ以上、大規模なクラスターが発生するということになると、短期間のうちに「ステージ4」への移行も危惧されるところでありますので、現状でどう踏み留まることができるかということが極めて大切な時期にあるものと考えているところであり、今後も継続したご協力をお願いしたいと思っているところであります。
県内でクラスターも複数発生している状況ですが、現時点で、例えば会食の場である飲食店などへの再度の営業時間短縮要請などを行うお考えはありますでしょうか。
確かに飲食店におけるクラスターが新たに確認されているところでありますが、まだ市中に蔓延が拡大するような状況にはないものと思っております。これから、飲食店等の場においてクラスターが複数、継続して発生するというような状況になれば、さらに強い対策を検討していく必要があるものと考えておりますが、その後、大きなクラスターの発生も見られない状況であり、いま少し県民の皆様方、幅広い皆様方のご協力をいただく必要があるものと思っております。
聖火リレーについて(1)
聖火リレーが5月7日、8日に迫っています。沿道での密集なども予想されます。今後の感染状況が不透明な中、先日の会見では無観客という言葉もありました。聖火リレーの開催について、いつごろまでに結論を出したいと思われていますでしょうか。
聖火リレーの開催を無観客で行うのかどうか、公道での聖火リレーをどう対応していくのかといった点含めて、実施日の2週間程度前までには、それぞれの地域の考え方を取りまとめて組織委員会に報告をするという形になってくるものと考えているところであります。現状の感染状況を踏まえて考えますときに、先ほど申し上げたように市中感染が急速に拡大しつつあるという状況にはまだないのではなかろうかと考えております。実行委員会を組織しておりますので、そうした関係の皆様方とも改めてご相談をした上で方針を決めていく必要があるものと思っております。
ただ、この聖火リレー実施まで2週間余り時間がありますので、今後の感染状況を十分慎重に見極めていく必要があると思っております。急激に感染が拡大し、市中感染のリスクが高まるというような状況であれば無観客、あるいは聖火リレーの在り方そのものも根本的に再検討する必要があるものと思っているところであります。
石木ダム建設事業について(2)
最後に石木ダムに関してお尋ねします。知事の任期が1年を切っているという中、問題の解決の道筋について不透明な状況が続いております。残りの任期中に、例えば行政代執行に踏み切るというようなお考えなどはありますでしょうか。
私の任期中に一定の方向性をお出ししていくというのは、私に課せられた重要な使命の一つではなかろうかと考えてきたところでありますけれども、この行政代執行というのは最後の最後の手段であると認識をしているところであり、反対住民の皆様方のご了解をいただいて工事を順調に進めることができるような環境を整えることができれば、それが最良の選択肢であるという思いに変わりはないところであります。したがいまして、これからの推移を十分見極めながら、その他の訴訟の動きでありますとか、事業の進捗状況といった点も含めて、総合的かつ慎重に判断をしていかなければいけないのではなかろうかと考えているところであります。
ありがとうございました。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いいたします。ございませんでしょうか。
新型コロナウイルス感染症について(4)
「第4波の入口」という発言が過去ありましたが、その認識から進展していないというお考えでよろしいでしょうか。
全国の状況等を拝見しておりましても、各地域において急速に感染者が拡大傾向で推移している状況であり、本県も全く同じような状況にあるものと認識をいたしておりまして、私としては同じ考え方で対処しているところであります。
聖火リレーについて(2)
わかりました。聖火リレーの件で、実施日の2週間ほど前までにそれぞれの地域の考え方を取りまとめるとなると、今週末が2週間前になります。今週末で一度、実施する市町の考えを取りまとめるということでよろしいのでしょうか。
これから、各委員と調整を進めていく必要がありますが、今週末までには、この実行委員会のメンバーの皆様方にお諮りをして、ご相談を申し上げ、現時点での方向性を取りまとめていきたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症ワクチンについて(1)
ありがとうございます。昨日、自民党の二階幹事長が、小池都知事との会談の中で、ワクチンについて、感染が拡大している地域に重点的に配分するというような考えもあるのではないかというお話がありましたが、その発言について、知事の受け止めをお願いいたします。
全国各地域、全く感染のリスクがない地域というのはないのではなかろうかと思っておりますし、感染が拡大しているか否かに関わらず、リスクもそれぞれの地域によって変わってくるものと思っております。
特に、本県においては、例えば離島地域には高齢者の方々が数多くいらっしゃるわけであり、そういったことを考えると、やはり感染の拡大状況に応じてワクチンの優先度合いを考えていただくというのも一つの考え方かもしれませんけれども、同じようなスピード感をもってワクチンの接種を進めていただきたいと願っているところであります。
ありがとうございます。
県警音楽隊におけるプロムナードコンサートについて(1)
昨日から県下全域に「警戒警報」が出されているという中、今日、長崎駅前のかもめ広場で県警のコンサートが開かれたと聞いているのですけれども、この開催の是非については何か議論などあったのでしょうか。
それは詳細に承知しておりません。相談を受けた所属もないようであります。全く存じ上げませんでした。
県警の判断ということなのでしょうか。
だと思います。
石木ダム建設事業について(3)
石木ダムについてお尋ねします。知事は、昨年度の定例会見で年度内に着工したいというお話をされていました。昨年度内の着工に至らなかったということについて所感をお願いいたします。
反対住民の方々が、工事を中断することを前提に話し合いに応じてもいいというような報道に接し、そのような機会をどう設けていくのか。話し合いでもって理解をいただいて、工事がその後順調に進む可能性があるのかどうか。話し合いだけが長引き、中断期間が延々と続くいったことは避けていかなければいけないと思っておりますので、幅広い視点に立って検討を慎重に進めていく必要があるものと思っております。
特定複合観光施設(IR)について
4月12日に、「九州IR推進協議会」が発足しました。現在の事業者選定の進捗状況と、九州IR推進協議会への期待感も含めて、お考えを伺えればと思います。
1次審査を経て、5つの事業者から3つの事業者の方に2次審査に進んでいただいているところでありますが、現在、2次審査における提案内容の充実に向け、競争的な対話を実施中であります。この後、2次審査に進んでいただく形になりますけれども、事業者の関係者の方々の廉潔性等を確認するための背面調査などを進め、2次審査において新たな関係書類のご提出をいただくことになっており、最終的にはプレゼンテーション等の機会を設けて、最終の事業者の決定に至るものと考えております。最終的には8月をめどに事業者を決定してまいりたいと考えております。
それから、先日、九州IR推進協議会を立ち上げていただいたところであります。現時点では九州での候補地は本県だけでありますけれども、IRを九州全体でサポートし、推進していこうということで立ち上げていただいたところであり、これから各事業者と情報交換等を行いながら、IRの整備に伴う経済効果を九州全域で享受できるようしっかりと対話を重ね、よりよいIRの実現を目指してまいりたいと考えているところであります。
オリンピック開催について
今、新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大していますが、このまま拡大に歯止めがかからなかった場合、オリンピックは開催すべきなのか、中止ということも判断すべきなのか知事のご見解を伺えればと思います。
このまま拡大していった場合等、色々な状況があるものと思います。そこはやはり国はじめ関係者の皆様方が、慎重に判断されて、開催の在り方でありますとか、その感染拡大防止対策としてどのような対応策を講じていくのか総合的に判断していく必要があるのではなかろうかと思っているところであります。
県内観光キャンペーン一旦停止について
県内観光キャンペーンの一旦停止を発表されましたけれども、これを受けての各方面から何か反応の声がありましたでしょうか。疲弊する宿泊施設や観光施設が多いですけれども、それを含めた受け止めと、新たな支援策などをお考えか教えてください。
感染拡大の状況を踏まえて、一昨日、一旦これを停止するという判断をさせていただいたところでありますが、各事業者の皆様方、県民の皆様方からは、戸惑いの声、落胆の声が届いているところであります。県民の皆様方からは、長期休暇、いわゆるゴールデンウィークを利用した旅行などを予定していたのに大変残念だというようなお声も聞いているところであります。急激な感染拡大を受け、これ以上の感染拡大、市中感染が拡大するようなことがあってはならないということで、一定、苦渋の判断をせざるを得なかったところでありますが、一刻も早く感染者を減少させることができるような施策を講じていく中で、感染段階のステージが下がるようであれば、再度キャンペーンを展開してまいりたいと期待しているところであります。
ありがとうございます。宿泊施設、観光施設も含め、そういった声が出ていると受け止めてよろしいですか。
そうです。
ソニーの新工場完成について(1)
わかりました。ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社の長崎テクノロジーセンター増設棟が竣工しましたけれども、地元雇用の面を含めての受け止めと期待感、どの程度地元雇用が見込まれるのか教えてください。
ソニーにおかれては、CMOSイメージセンサーが世界最大のシェアを獲得されております。スマートフォンに搭載される分野では、まさに長崎工場が主力の製造拠点になってくるところであり、今後の需要拡大を見据えて新たな投資をしていただいたところであります。
事業規模等については正確な発表がなされておりませんけれども、およそ1,000億円程度の投資がなされているというお話をお聞きしているところであり、こういった投資の規模から推計いたしますと、1,000人程度の新たな雇用拡大につながっていくものと、大変ありがたく受け止めているところであります。
県警音楽隊におけるプロムナードコンサートについて(2)
先ほどの県警のコンサートの件について、知事は承知されていないということですけれども、屋外とはいえ観客も幾らか集まったと聞いています。この時期の開催が適切だったかどうか、知事の考えを教えていただいてもよろしいでしょうか。
様々なイベントが開催されていると思いますけれども、現時点では、県民の皆様方を対象にしたイベント等については、比較的安全な状況にあるのではなかろうかと思っております。ただ、開催に当たっては、例えば参加される皆様方の手指消毒や、検温、参加される方々の間隔を十分確保するといった感染拡大防止対策に十分配慮をしながら開催していただくということであれば、さほど大きな課題にはならないような状況にあるのではなかろうかと思います。一昨日お願いしたのは、県外から多数の参加が見込まれるような大規模イベント等については、慎重にご検討いただきたいというお願いをしたところであります。
GWにおける観光産業について
観光関連でお尋ねします。ゴールデンウィークがまいりますけれども、昨年もかなり前年度に比べて落ち込み、臨時休館があったり、外国人がゼロだったりということがありましたが、昨年と比較して、今の時点で、今年のゴールデンウィークはどの程度経済的なダメージがあるとお考えでしょうか。
ゴールデンウィークまでもう少し時間がありますので、今の状況で予測するのはなかなか難しいと思います。ゴールデンウィークまで2週間近くあるわけでありまして、急激に拡大していくということになると、感染段階のステージを上げ、例えば県民の皆様方にも外出自体を自粛していただくようなことも考えられますし、飲食店等に対する営業時間短縮要請でありますとか、観光施設等を含めた休業要請、休業要請は難しいかもしれませんが、営業時間短縮要請などを行うといった場面も考えられるわけであります。全国の観光客の皆様方は、各地の感染状況をつぶさにご覧になりながら旅行先を選択されるというような傾向にありますので、まずはやはり長崎県内を安全な状況にしていく、そして安心してお出かけいただけるような状況をつくり出していくということが一番大事になってくるのではなかろうかと思っているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(5)
新型コロナウイルス感染症の受入病床のことで確認です。先日、第4波を見据えて病床の拡充を進めていきたいということで、4月末までに一旦、中間取りまとめをされるというお話がありましたが、検討状況の現在の進捗について、お伺いできますでしょうか。
医療提供体制の整備については、病床確保計画に基づいて感染症病床の運用を行っておりますが、今般の急激な感染拡大を受けて、第3波の感染者のほぼ倍の感染者が1日に発生することを想定して病床の必要数等をシミュレーションし、受入体制を整備するようにという指示がきているところであります。この点については、現在、病床確保計画の見直しを行っていただいているところでありまして、去る4月13日には、長崎大学、県医師会、各医療機関等から成る対策会議の医療部会を開催し、計画の見直し方針について協議を行い、現在、医療圏域毎に設けているワーキング会議において医療提供体制の確保に向けた協議を進めていただいているところであります。
最終的には、前回の第3波で最大確保病床として421床を確保したところでありますが、第3波の1日の最大感染者確認数が60人ということでありました。倍の120人に対応できるような医療体制の確保をしていかなければいけないということになりますと、421床では少し足りないという状況になってまいります。県全体で30ないし40床ほど増やしていかなければいけないということになってくるものと思っており、医療圏域毎のワーキング会議等において、病床の確保に向けた協議・調整を進めていただいております。
最大確保病床数を増やすという対応に併せて、いかに感染症病床を効率的に運用できるような体制を整えていくかということが重要になりますので、退院基準の周知・明確化、後方支援病院の確保、軽症者等にご利用いただく宿泊療養施設の体制強化など、総合的な受入体制の整備を進めていく必要があるものと思っております。
今のお話で確認になりますけれども、現在の最大確保病床が421床、県全体で30から40床ほど増やさないといけないということですと、450から460床程度の最大確保病床に増やす方向で考えていらっしゃるという理解でよろしいでしょうか。
現時点では、そういう体制を構築することを前提に検討を進めていただいております。
病床の増やし方ですけれども、現在コロナ病床を確保いただいている病院等に一律に何床ずつ増やしていただくとか、現在協力いただいていないところに少しずつ増やしていただくとか、増やし方としてはどのような方法を考えていらっしゃるのでしょうか。
色々な選択肢があるものと思っておりまして、それぞれの医療機関の事情にもよるわけでありますので、新しい病院としてご協力をいただいていく方法、病棟単位での運用のあり方を見直していただいて、現在の感染症指定医療機関としてのお立場で、さらにご協力をいただくことができるのかどうか、全体的に選択肢の中から最大病床を確保できるように努力していく必要があるものと思っております。
わかりました。ちなみに、最終的にどこでどのぐらい増やすというのを固めるのは、いつぐらいのタイミングを考えていらっしゃいますか。
一応、目標としては5月いっぱいに、増やしていけるように体制を整えていきたいと思っております。
わかりました。ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症ワクチンについて(2)
まず、新型コロナウイルス感染症ワクチンに関してお尋ねします。第4波の入口と知事もおっしゃられたように、感染拡大が続く中、ワクチン接種も進められています。本来であれば第4波を防ぐためにあって欲しかったものですけれども、今としては次のステージを見据えて接種を円滑に進めていくと受け止めていらっしゃるのか、どのように考えていらっしゃるのかをお伺いします。
さらなる感染拡大を未然に防止するためには、できるだけ早期にワクチン接種を終えていくということが極めて重要な作業になってくるものと考えているところでありますが、いかんせん国全体としてのワクチンの確保量がまだまだ十分でないという状況にあるわけであります。そういった中で医療関係者の優先接種、高齢者の優先接種がスタートされたわけでありますけれども、特に高齢者の優先接種については、十分なワクチン量がいまだに確保の見通しが立っていないという状況でありまして、各市町においても、いつ、どの程度の量のワクチン配分を受けられるのかの見通しが立たないため、具体的な接種スケジュールも確定できないという状況であります。物的な体制整備にとどまらず、医療関係人材の確保も必要になってまいりますので、国には、できるだけ早く全体のスケジュール等を明確にしていただきたいと願っているところであります。
医療関係人材について接種をする方の人材不足や市町への支援等、市町のヒアリング等で出てきた県の課題点はございますか。
各市町で、集団接種をされるのか、個別接種をされるのか、その都度どういう体制で対応されるのか、色々な関係人材の確保に苦慮されるということであれば、県に情報をいただき、必要な支援体制について力を合わせて構築していく必要があるものと思っているところであります。
ただ、いかんせん、まだその前の段階ということでありますので、各市町の皆様方も、相当悩んでおられる状況であるのではなかろうかと思っております。
水陸機動団の県内誘致について
ありがとうございます。自衛隊の水陸機動団についてお尋ねします。県内でも、新たに編成される部隊の誘致合戦が繰り広げられていますが、これに対する知事の期待感や受け止めをお伺いします。
水陸機動団については、ご承知のとおり、2個連隊が佐世保に立地を決定し運用がなされているわけであります。残る1個連隊が、具体的な配備が定まっていないという状況であり、離島防衛という観点から見ます時に、本県は離島県でありますし、全体としての運用をスムーズに効率的に行っていただくという上では、本県へ全ての連隊が立地していただくというのも有力な選択肢ではなかろうかと考えているところであり、県としては、ぜひ県内に立地していただきたいという要望を行ったところでありますが、自衛隊としての運用面での課題等もおありでしょうから、県として、どこに立地してもらいたいといったところまではお話し申し上げてないところであります。
今日、大村市内で、関連の総会が開かれますけれども、そういった具体的な場所というのは、県の方からは特に示していないということでよろしかったでしょうか。
そうです。県として、どの地域にということは申し上げておりません。
福島第一原発の処理水海洋放出について
ありがとうございます。福島第一原発の処理水の海洋放出に関して、先般、大阪府では、大阪湾での海洋放出について政府の要請があれば真摯に検討したいと府知事から言葉がありましたけれども、長崎県として、何か検討を進められていますでしょうか。
全く検討を行っている状況ではありません。
ありがとうございます。
それでは、最後の質問をお願いいたします。
県内の造船業について
造船の関係でお尋ねします。中国や韓国との競争で厳しい状況にあり、県内でも人手不足や高齢化の話がありますが、国が今年2月に、造船や海運業を支援する法律の改正案を出しています。県内中小の造船の企業も多い中、これらの法改正は、どれぐらいの効果があると思っていらっしゃるのかというところと、改めて、造船業の県内の位置づけと、課題、例えば国に求める支援等があればお伺いしたいのですけれども。
造船も大手の大規模造船業、中小造船業では、経営環境も全く異なる状況にあるものと認識をいたしております。
県内の中小造船業におかれては、比較的安定的な受注が確保され、フルに近いような形で操業されているものと受け止めております。
最も深刻でありますのは、大手の造船業であり、商船事業分野で中国、韓国との国際競争が激化する中で受注できないような状況にあります。その最大の要因は、中国、韓国等海外においては、国家レベルの支援策が講じられており、コスト面で太刀打ちできないという状況にあるとお聞きしているところであります。
そういった中、国では国内から発生する需要分を国内産業が受けていただくといった面での支援策は検討されていると伺っているところでありますが、将来にわたって、こういった分野の従前の商船事業をそのまま継続していくには、極めて難しい環境にあるものと思っております。国として、造船分野を産業として残していこうとされるのかどうかというようなことまで含めて考えていかなければいけないのではなかろうかと思っているところであり、本県でも三菱重工、佐世保重工を含めて、本当に厳しい状況にあるものと考えており、産業として残していこうとされるのであれば、いま少し国策としての支援策を充実していただく必要があるものと思っているところであります。
造船の担い手についてお尋ねします。高卒での新規就業者や、造船業の維持のための人材育成等の観点で県が実施していることで、国にさらに求めたいところがあれば教えてください。
人材育成の点では、造船業が将来にわたって安定的な就業の場になり得るかどうかということなのだろうと思います。もちろん技術は技術として、必要なものについてはしっかり継承・保存していく必要があるものと考えているところでありますが、就業の中でそういったものを残していかなければ長続きしないものと思っておりますので、そういった意味で、先ほど申し上げたように産業全体をどう支えていくかという仕組みをしっかりご検討いただく必要があるのではなかろうかと思っております。
ソニーの新工場完成について(2)
ソニーの関係でお尋ねします。1,000人程度の雇用が見込まれているということですが、具体的に県内産業のどの分野に効果が波及すると考えておられますでしょうか。
ソニーさんは半導体関連産業でありますので、様々なセンサー等の設計・開発等に携わられるような人材を求めておられるものと受け止めているところであります。ただ、この製造工場全体の規模が大きくなりますので、それに派生する様々なニーズも出てくるものと思っており、例えば従業員数が増えるということになると、職場に食事を提供する事業者等、様々な波及効果は十分期待できるものと考えているところであります。
よろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後5時00分から午後5時42分(42分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年4月19日 記者会見
会見内容
県下の感染段階の切り替え(ステージ2からステージ3へ)県下全域に警戒警報を発令
ただいまから、記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
今日は、改めてこうした機会をいただき、ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症につきましては、4日前に感染段階の「ステージ1」から「ステージ2」に引き上げたところでありますが、それからわずか4日の間に改めて感染段階のステージ判断が求められるという非常に深刻な状況にありますことを大変残念に思っているところであります。
まずは、現在の感染状況について、ご説明をさせていただきます(資料P1)。これは、前回の会見でもご覧いただいたところでありますが、第3波以降の新規感染者の推移をお示しいたしております。12月1日から2月の、いわゆる第3波と呼ばれる感染拡大の山があったわけでありますが、現在、まさに感染が急激に拡大しつつある時点に差しかかっているところであります。この1週間の新たな新規感染者数は、111名ということで、3桁の感染者が確認されるに至っております。
なお、この1週間の初発の感染者が25名という状況であり、そのうち県外に由来すると考えられる感染者が12名で、その他の事例については、飲食等による感染、感染経路不明の方々、現在調査中の方々というのが、その主な内訳となっているところであります。
現在の感染状況の主な指標について、ご覧いただきたいと思います(資料P2)。病床の逼迫具合であります。4月10日前後から徐々に上昇傾向で推移しており、最新の状況によりますと、最大確保病床に対する感染症病床の稼働率が11.9%で、現在確保しております病床に対する稼働率が24.5%という形まで高まってきております。重症病床は、現在、未稼働の状況であります。新規感染者の報告数は、この1週間で111名という状況であります。1日10万人当たりの療養者数でありますが、9.87人というところまで上昇してまいったところであります。
これは、前回の会見でもこのグラフをご覧いただいたところでありますが(資料P3)、ご覧いただいてお分かりのとおり、県内の感染者数が急激に拡大している状況が見て取れるのではなかろうかと思っております。
なお、第3波の際にも、全国並びに九州が徐々に拡大傾向で推移する中、本県は、散発的な状況が続き、全国もしくは九州から2週間ないし3週間程度遅れて感染が拡大する傾向に転じているわけでありますけれども、一旦、感染が拡大し始めますと、急激に上昇するという形になっておりますので、今回のグラフも、そういった形で推移していくのではなかろうかと危機感を非常に強くしているところであります。
病床稼働率の状況であります(資料P4)。前回の会見で、病床確保のフェーズを本土地区は「フェーズ2」から「フェーズ3」に引き上げたところであり、現在、204床を確保・運用中であります。それに対する稼働状況でありますが、長崎医療圏では約20%、佐世保・県北医療圏は病床数が若干少ないということもあり、現在、41%まで高まってきております。本土トータルが26.6%となっており、県平均では24.5%であります。
なお、重症者は、現在、いらっしゃいません。中等症・軽症者が50名、そして、宿泊施設等の療養者が81名という状況となっております。
県内各市町の感染者数の状況をお示しいたしております(資料P5)。ご覧いただいてお分かりのとおり、長崎市、佐世保市、諫早市の3市でおよそ全体の感染者の7割近くが発生しておりますが、県内各地域で発生が確認されているという状況にあるものと考えているところであります。
次に、感染経路の分析結果であります(資料P6)。初発と考えられる感染者がトータルで51名いらっしゃいますが、感染経路を調査してみますと、県外に旅行されて感染されたと推定されるような事例、県外に出張されて感染された事例、県外から家族の方々が帰省され、それが県内での感染につながった事例、県外からお越しいただいた友人の方々等と県内で会食を共にしたことが感染につながったと考えられるような事例といった、県外由来の感染事例が、前回は81%を超えておりましたけれども、若干割合は低くなったものの、それでも75%を超え、新規感染者4人のうちの3人は県外由来であるという状況が確認されるわけであります。
一方、感染経路が不明の方々が増加傾向で推移しているわけであり、前回は感染経路不明の方々が5人いらっしゃいましたけれども、この4日間で9人に増え、割合も15%から21%まで拡大するという傾向で推移しております。
次に、2次感染の状況であります。前回も申し上げました家庭内感染が一番多くなっておりますが、その割合は相対的に低くなってきております。前回は家庭内感染の割合が53.8%という状況でありましたけれども、その他の感染経路が増えているということから相対的に率は下がっております。
病院関連が前回は3人、5.8%であったものが、今回は20.7%と大きく高まってきてきております。これは医療施設でのクラスターの発生等が主な要因ではなかろうかと考えております。それから、飲食関連においても新たなクラスターが生じ、この率が大きく高まってきているところであります。主にそういったところが、この二次感染の大きな特徴になっているものと考えているところであります。
これまでの県内における感染事例について、どういった場面の事例が一番多いのか、大まかにまとめさせていただきました(資料P7)。初発の感染事例においては、出張や旅行で県外の方々と会食をされた後、県内にお帰りになられて、家庭内や職場内での感染拡大につながっている事例。県外で開催されたスポーツ大会等に参加された後、県内にお帰りになられて、学内や職場内で感染拡大に結びついている事例。県外から帰省等、あるいは来県された方々とのカラオケや飲食を介して感染が拡大した事例。こういった事例が確認されております。
2次感染の事例であります。微熱やせきなどが体調不良にも関わらず、それを押して職場に出勤され、飲み会に参加されたことによって2次感染につながったような事例。社員食堂で昼食を共にされている際、その食堂にアクリル板等の設置がなく、マスクなしで正面に対面しながら昼食を共にされることが感染拡大につながったと推定されるような事例。職場内において複数人が同じパソコンを操作していたことが感染拡大につながったのではないかと推定されるような事例。お客様に接する際に、お客様との間にはパーテーションを設置してありましたけれども、従業員の皆様方の執務スペースの換気が不十分であったということが感染要因になったのではないかと推定されるような事例。職場内で、仕事中は感染防止のために諸対策を講じていただいていますが、休憩時あるいは更衣室などで、近い距離でマスクを外して会話をされるといったことが感染拡大につながったのではなかろうかと考えられる事例。カラオケで、複数人が同じマイクを、マスクなしで使用されたことが感染拡大につながったのではないかと考えられる事例。大人数での会食や、長時間にわたる複数店舗の飲み歩き等で感染が広がった事例。野外で飲食される際の調理器具や、食器類の共有が感染拡大につながったのではないかと推定される事例など、色々なケースが確認されているところであります。いずれにいたしましても、スポーツや会食という際には、マスクを外してしまわれます。しかも、至近距離で会話を交わすということになると、感染のリスクは相当高まると考えざるを得ません。さらに、マスク、パーテーション等に加えて、場面の切り替わりにうまく対応していただけなかったような場合に、感染拡大につながっているといったことが確認されるのではなかろうかと考えているところであります。
これまでの現状をまとめてみます(資料P9)。新規感染者数は、先週と比較いたしますと、大幅に拡大しております。先週1週間23名でありましたのが111名と、約5倍に増えております。そして、初発と考えられる感染事例のうち、県外に由来すると推定される事例が75%を超え、最大の要因になっているところでありますが、感染経路が分からない方々が徐々に増加中であります。感染経路不明の事例が増えていくと、市中感染を疑わざるを得ないような状況に直面してくるものと考えているところであり、不明割合は15%程度から20%を超える状況まで増えております。
一方、2次感染事例における飲食店、病院・福祉施設等での感染が拡大中であり、飲食関連では7.7%から16.4%まで、病院・福祉施設関連での感染事例が27%から32%まで増加中であるということであります。
したがいまして、現時点で改めて感染状況について考えますときに、全国的に感染が急速に拡大している中、本県においても新規感染者は急速に増加中であります。
初発と考えられる事例の大部分は県外由来であり、何としても、県外の方々との接触機会を減らす、会食等を共にされる場合には、万全の感染防止対策を講じていただくといったことが極めて重要になってくるものと考えております。
ただ、そうは言いながら、飲食を共にされるということは、食べ物を口の中に運ぶわけでありますから、マスクを外さざるを得ないということになってまいりますので、会食等の機会そのものを減らしていただけるようご協力をお願いする必要があるのではなかろうかと思っております。
そして、2次感染の要因についても、色々な施設でのクラスター等も増加傾向であるところであり、感染リスクが最も高いと考えられる飲食時、あるいは場面の切り替わり時における感染防止対策をさらに徹底していただく必要があるものと考えております。
そういった状況でありまして、現時点で改めてこの感染段階を判断いたしますと(資料P10)、先週15日に「ステージ1」から「ステージ2」に引き上げたばかりでありますけれども、本日の状況を踏まえ、次なる「ステージ3」へもう一段階引き上げていく必要があるものと判断をしているところであります。
なお、判断基準については、資料2ページをご覧いただきたいと思いますが、県のステージ段階の判断については、病床稼働率が現有病床に対して25%以上、重症者病床の稼働率25%以上、新規感染者の報告数が1週間10万人あたり6.78人以上になったときに「ステージ3」と判断基準を設けておりました。現段階では、新規感染者の報告者数だけが県が定めた「ステージ3」の判断基準を上回る状況にあります。病床数、療養者数等については「ステージ3」の基準を下回ってはおりますが、感染者自体が急速に拡大しつつありますので、現段階で「ステージ3」に引き上げ、改めて県民の皆様方のご協力をお願いしていく必要があるものと判断したところであります。
そこで、県民の皆様方に対するお願いでございます(資料P11)。まず、1点目は、この間、県民の皆様方に限定する宿泊割引キャンペーンを展開してまいりました。「ふるさとで“心呼吸”の旅キャンペーン」、を若干の準備期間を設けまして、4月23日から、一旦停止をさせていただきます。
2つ目のお願いであります。前回の会見でも、お願いをさせていただきましたが、県外への不要不急の往来自粛を引き続きお願いします。特に、会食等については、極力お控えをいただきますようお願いをいたします。
そして、県外にお住まいのご家族、ご親戚等の皆様方へ、不要不急の帰省、旅行などはお控えいただくよう、引き続き呼びかけをお願いしたいと存じます。
やむを得ず県外から来県された方々、県外に出かけられてお帰りになられた方々は、ぜひ自らの健康管理と、他の方への感染防止対策、具体的には他の人との接触の機会を一定期間避けていただく、会食を避けていただく等の徹底をお願い申し上げる次第であります。
そして、会食等でありますが、一番感染リスクが高いと考えられますのが会食等の場でありますので、できるだけお控えいただくとともに、5人以上での会食、長時間にわたる会食は、これを避けていただきますようお願いしたいと思います。
特に、夜の繁華街では、今回もクラスターが発生しております。夜の街にお出かけの際には、最大限の注意をお願いするところであります。
それから、高齢者の方々、あるいは福祉施設や医療機関等で療養されている方々との面会は、極力お控えいただきますようお願いをいたします。
そして、家庭内・外出時を問わず、場面の切り替わり、共用部分への接触に特に注意をしていただき、こまめな消毒をお願いしたいと思います。
それから、新たにお願いする点でありますけれども、各事業者や団体の方々がPCR検査の実施、あるいは健康相談等に応じていただく電話相談窓口を薬剤師協会で開設いたしましたが、現時点でそれぞれの地域に相談窓口を設置していただいております。現在、県内に約40か所の薬局でPCR検査の実施、健康等に関する相談窓口を開設いたしましたので、ぜひ県民の皆様方にも積極的なご活用をいただきますようお願いを申し上げる次第であります。
次に、事業者の皆様方へのお願いであります(資料P14)。1点目は、前回の会見と同じであります。クラスターの発生等も確認されているところであり、これを何としても避けていくために、従業員の皆様方の健康管理、業種別ガイドライン遵守の徹底を引き続きお願いしたいと存じます。
それから、飲食店における感染防止対策の徹底を図るために、訪問調査を本日4月19日から実施をさせていただく予定といたしておりますので、飲食店の皆様方におかれてはぜひご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
それから、イベントに関するお願いであります。県外から多数の来場が見込まれるイベント等の開催については、その実施について中止を含めて慎重にご検討をお願いしたいということであります。県外から数多くの方々の参加が見込まれるようなイベントについてはどのような感染防止対策が講じられるのか、事前の対策等の在り方等を含めて、慎重なご検討をお願いしたいと存じます。
それから、各企業、事業者の皆様方には、人と人との接触機会をできるだけ減らしてまいりますために、在宅勤務やオンライン会議等の推進に引き続きご協力を賜りたいというお願いでございます。
感染の形も、これからまた変わっていく段階に差し掛かってくるものと予想されるところであります。感染事例が急速に増えてまいりますと、一つ一つの感染経路を緻密に追いかけるというのがなかなか難しい状況になってまいります。そうすると、市中での感染が拡大してまいりますし、県民の皆様方には、何としても健康と命を守るために、感染拡大防止のために、引き続きご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
私からのご説明は以上とさせていただきます。あとはどうぞよろしくお願いします。
それでは、幹事社の方からご質問をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。まず、ここ数日、感染者が急増していることについての、受け止めをお願いいたします。
今の感染状況は、2週間程度前の行動にその要因があるものと推測せざるを得ない状況でありますけれども、年度末から年度初めに向けて、人の動きが活発化するような状況が、今、反映されているものと考えているところであり、改めて県外との往来等について、細心の注意を払っていく必要があるものと考えているところであります。
現在、全国10都府県で適用されているまん延防止等重点措置について、県内で適用を検討されているかどうか教えてください。
感染段階について、今回、県独自の「ステージ3」への引き上げを行ったところでありますが、国の「ステージ3」とは乖離がございます。国の「ステージ3」といいますのは、県の「ステージ4」に近いレベルの感染状況でありますので、現状ではまん延防止等重点措置を要請するような状況にはないものと考えているところであります。
最後に、2週間後に聖火リレーが予定されていますけれども、実施の可否についてはいかがでしょうか。
聖火リレーについては、県外からおいでになられる方々について、恐らくはランナーの方々が一部県外からお越しいただく形になるものと思っておりますが、その際には一定期間の健康管理、そして、PCR検査の事前実施なども推奨されているところであります。したがって、県外からお越しいただく方々は、一定安心できるような形で県内にお入りいただけるものと考えております。一方、聖火ランナーをご覧いただく多くの方々が県民の皆様方になろうと考えておりますけれども、密集状況を回避するため、ガイドラインに沿った対策を講じていくことにいたしているところであります。事前に県民の皆様方に十分PRを行いますとともに、リレー開催の直前にも現場の状況を踏まえながら、過密な状況にならないような措置を講じるということを前提にイベントの実施を計画しているところでありますが、今後、急速に感染が拡大し、ステージがさらに高まってくるというような状況になれば、国の組織委員会とも協議のうえ、実施の可否を含め、実施の可否といっても、いわゆる無観客での聖火リレーを行うなどの方法も含めて検討を進めていく必要があるものと考えております。
よろしくお願いいたします。ステージを4日間で切り上げましたが、これぐらいの短い間隔での引き上げということは過去にありましたでしょうか。
最短であると受け止めております。
今回、観光キャンペーンが一旦停止になりましたが、関係者の方からどういった声が上がったのか、よろしければ教えてください。
非常に深刻な状況にありました観光関連事業者の方々が、大きな期待を寄せていただいておりましただけに、大変残念に思っておられるお話をお伺いいたしました。
ただ、感染段階をまた1段階引き上げるというような事態になり、一刻も早く感染拡大局面を収束させ、落ち着きを取り戻せた段階で、再度スタートしたいと考えているところでありますので、関係皆様方のご協力のもと、感染拡大防止に当面は全力を注いでまいりたいと考えております。
最後に、今回の再拡大に関して、主な感染経路や、感染事例での特徴があったら教えてください。
「ステージ2」から「ステージ3」に引き上げる際も、最短の経過の中で引き上げざるを得ませんでした。感染拡大のスピードがこれまでに増して速いと感じております。県内においても、変異株が相当な割合になっていると推定されているわけでありますので、そういったことも要因の一つではなかろうかと考えております。県民の皆様方には、これまで以上の危機感を持ってご対応、ご協力をお願いしたいと願っているところであります。
ありがとうございました。
それでは、記者の皆様からご質問をお願いいたします。
市町によっては、成人式をゴールデンウイーク等に検討されている市町がありますが、そういった市町に対して県からの呼びかけを考えていらっしゃいましたらお教えください。
成人式等の開催を一律に、例えば、中止してくれといった要請は、現段階では行っておりません。様々な開催形態、感染防止対策にどのような対策を講じられるのか、会場の設営、県外から帰省の上、参加される方々がどのくらいの状況であるのか、それぞれに事情が異なってくるものと考えておりますので、そういった点を総合的にご判断いただき、慎重なご検討をお願いしたいと願っているところであります。
ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。感染経路の中で、飲食店でのクラスターも今回新たに発生していますが、今後、飲食店での時短要請の可能性というのはいかがでしょうか。
飲食店の場におけるクラスターの発生が続いていくというような状況になると、その点も含めて検討をしていく必要があるものと思っておりますけれども、現段階で確認されはいたしましたけれども、連続して発生するという状況には、まだないものと考えているところであります。
体制面でも、一定、限界がありますので、どういった態勢をつくれば臨機応変な対応が可能であるのかという検討は、同時並行で進めていきたいと考えておりますが、現段階で直ちに取り組むということは、いまだ考えていないところであります。
県民と事業者の方へのお願いで、前回の会見時と違う部分について確認させていただきたいです。県民へのお願いは①⑥⑦⑨、事業者へのお願いは③でよろしいでしょうか。
そうですね、大体そういうところ。
わかりました。先ほどの知事のお話にもありましたが、今回の感染拡大のスピードが非常に速いということで、その中で変異株の割合が、一定程度入っていることも推定されるというお話でしたけれども、通常ですと、明日火曜日に変異株の発表があります、今日時点で1週間の変異株の新たな疑い数や確定数が、現時点で分かれば教えていただきたいのですが。
今、集計中でございますが、約5割が変異株疑いとなっております。
母数はどれくらいでしょうか。
直近の1週間で変異株のスクリーニング検査をいたしました件数に対して、その疑い事例ということで分かった件数の割合を出したところ約5割ということでございます。
新たに国立感染症研究所で確定した分というのはないのですか。
確定した件数はございません。まだ、従前の公表どおり5件のままでございます。
わかりました。以上です。
今の質問に関連して、事務方に質問いたします。直近というのは、どこのことを指しているのでしょうか。
明日の公表に向けて、今、調整をしておりますが、昨日までの1週間に、変異株のスクリーニング検査をした件数に対して、その変異株疑いがわかった事例の割合が約5割ということでございます。
昨日までの1週間ということだと、今日は10件なので、今日の10件を除いたら、どれくらいの数になるのでしょうか。
陽性者全て、すぐに変異株のスクリーニング検査を実施するわけではございません。その一部の数になります。現在、4月12日から4月18日に陽性と分かった方の一部について、スクリーニング検査を行っておりますので、その件数に対して、変異株の疑いが分かった割合が約5割ということでございます。
12日から18日の数を足したうちの一部の約5割ということですか。
そういうことでございます。
ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。資料15ページに、県外から多数の来場が見込まれるイベントを中止も含め検討してほしいということですが、県のウェブサイトを見ると、稲佐山のつつじ祭りとか、出島のフェスティバルがありますが、具体的にどういうものをイメージしていらっしゃいますでしょうか。
そういった様々なイベント等を含めて、先ほどご質問をいただきましたような成人式の開催であるとか、多くの方々が集まり参加される、しかもその中に県外からお越しの方々が相当数いらっしゃるだろうと推定されるようなイベントを念頭に置いております。
具体的な基準ではなく、大体今おっしゃったような感じでということでしょうか。
各自治体によって、その人口規模も違います。例えば離島地域にとっては、数百名規模でも、開催をどうしようかとご検討中のイベント等もおありだと思います。そしてまた、会場の状況によって、過密な状況で開催しなくても対応できる事例なども考えられるものと思います。
どうもありがとうございます。
ほかにございませんでしょうか。質問はありませんか。よろしいでしょうか。
それでは、以上をもちまして、記者会見を終了いたします。ありがとうございました。
たびたび、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後3時00分から午後3時54分(54分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年4月15日 記者会見
会見内容
県下の感染段階の切り替え(ステージ1からステージ2へ)県下全域に注意報を発令
それでは、ただいまから、記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
今日は、お忙しいところ、本当にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症の対応状況について会見の機会をいただくのは、2月26日以来でありますが、2か月足らずの間に、感染拡大の兆候が再度見られるような状況に立ち至ったところであり、今日は、その状況についてご報告申し上げ、改めて県民の皆様方、各事業者の皆様方のご協力を賜りたいと考えているところであります。よろしくお願い申し上げます。
まず、第3波以降の県内の感染状況の推移について、ご説明をさせていただきます(資料P1)。ここに日々の感染者の確認状況の推移をご紹介させていただいております。12月1日から2月末までは、いわゆる第3波と考えられる県内の感染状況であります。ピーク時には最大1日60名の感染者が確認されたところでありますが、その後、緊急事態宣言等の発令や県民の皆様方のご協力により、一定落ち着きを取り戻してきたところであります。しかし、3月下旬から、再度、県内に感染者が確認される状況に至っているところであり、直近では感染者数が上昇傾向に急激に推移しているところであります。
資料1ページ目の下の表は直近の1週間の感染者数であります。4月9日2名、10日3名、11日7名、12日8名、13日6名、14日9名、そして、本日15日発表させていただく新規感染者は19名ということで、大きく拡大する状況に立ち至っております。このうち初発事例は4月6日1名、8日1名、9日1名、10日2名、11日4名、12日2名、13日3名、14日3名、15日6名と、初発事例も若干増加傾向にありますが、このうち、県外に感染源があると推定される事例を紹介しております。なお、初発事例の総数と内数である県外由来、不明の総数の差分については、現在、調査中というような状況であり、そのようにご理解いただきたいと思います。直近1週間で54名の感染者が確認されるという状況になっているところであります。
県内の主な指標の推移であります(資料P2)。病床の逼迫具合でありますが、表の一番上に、最大確保病床に対する稼働状況の推移を記載しております。2%から4%台で一定推移してまいりましたけれども、4月10日以降、右肩上がりで推移しており、3.3%でありましたものが、本日15日現在6.4%まで上昇しております。現在、確保している病床数に対する割合は、その下に記載しており、本日15日現在、22.3%の病床稼働率となっております。
なお、重症者用の病床については、入院されている方はいらっしゃらないという状況です。
新規感染者の報告数であります。週10万人当たりの感染者数を括弧書きで紹介しておりますが、これも1.2名から1.4名で推移しておりましたものが、直近では4.07名というところまで拡大しております。
また、1日10万人当たりの療養者数が直近では4.82人という状況となっているところであり、これからの推移を重大な関心を持って見極めていかなければいけないと考えております。
新規感染者数の推移であります(資料P3)。赤いグラフは全国の感染者数の推移、緑のグラフが九州の感染者数の推移、青のグラフが県内の感染者数の推移であります。全国の感染者数の増加傾向に対し、本県はタイムラグが生じており、2週間から3週間程度遅れて感染者が増加する状況となってきているところであります。直近の感染状況についても、全国の状況から2〜3週間遅れて増加する状況となっております。グラフをご覧いただいてお分かりのとおり、本県の場合、第3波の感染拡大は、急激に上昇してきているという傾向も見られているところでありますので、今回の感染拡大を仮に第4波といたしますと、今回もこれから急激に拡大する可能性もあるということを念頭に必要な対策を講じていかなければいけないものと考えているところであります。
次に、病床の稼働状況であります(資料P4)。4月14日19時時点での確保病床に対する稼働状況と占有率をご紹介しております。占有率について長崎医療圏では26.3%、佐世保・県北医療圏では55%、県南医療圏が25%、五島医療圏が25%、県トータルで22.3%となっております。これは、現在確保しております病床数に対する割合をお示ししております。現在、本土地域においては「フェーズ2」の運用をいたしておりますが、今日「フェーズ3」に引き上げることといたしたところであります。上五島については、逆に「フェーズ3」から「フェーズ1」に引き下げるという方針を決定したところであります。本土地域の確保病床を「フェーズ3」移行により、92床から188床に増やしております。上五島は「フェーズ1」となり確保病床数は4床になりますので離島地域でトータル16床となり、県内トータルで本日から204床で運用しております。
ちなみに、204床に対する入院患者数は27名で、本日4月15日現在の病床占有率は、13.2%となってくるところであります。
なお、感染者の状況でありますが、重症の方はいらっしゃいません。中等症・軽症の方が27名入院していただいており、宿泊療養施設等にお入りになっておられる方々が37名おいでになるという状況であります。
感染事例分析であります(資料P5)。3月1日以降90名の感染者が確認されましたけれども、初発と考えられる感染者の感染経路を調べてみますと、県外に旅行にお出かけになった方々が7名、県外に仕事で出張された方々が9名、県外から帰省された方々が5名、県内で県外からおいでになられた方々と接触された方々が5名、繁華街における飲食等関連の感染事例が1名という状況であります。ご覧いただくとお分かりのとおり、感染要因としては8割を超える方々が県外に由来する状況であり、ほとんどの方が県外の方との接触が感染要因になっているものと推定されるわけであります。
一方、2次感染の状況でありますが、一番多いのは、仕事で出かけられた、あるいは旅行された後に家庭内で感染が拡大した事例が全体の半分を超えるというような状況であります。そして、福祉施設関連が20%程度、職場での感染拡大と考えられるものが11%、飲食関係が8%、病院関係が6%というような状況であります。
第3波の感染状況を、もう一度振り返ってみたいと思います(資料P6)。第3波では、1,341人の感染者が確認されたところでありますが、初発事例の感染経路がどうなっているのかという分析であります。県外から帰省された方々に起因すると考えられる感染事例が約20%で一番多い要因でありました。県外旅行、県外に出張された方、県内で県外の方々と接触をされた事例を合わせると、半分近い感染要因が県外の方々との接触に伴う感染という状況でありました。
しかしながら、前回もご紹介をさせていただきましたように、徐々に感染が拡大すると、感染経路が不明の方々が増えてまいります。そうなりますと、感染経路が分からないために、具体的な対応策が採りにくいという状況になっておりまして、第3波の場合には、県外の方々とほぼ同じぐらいの割合で感染経路不明者が発生しているという状況になっております。
したがいまして、感染が拡大する傾向にある中で、できるだけ感染経路の究明に努めて、どういったところに要因があるのか、しっかり対応策を講じていく必要があるものと考えているところであります。2次感染の事例でありますが、福祉施設で2次感染が拡大した事例が277人で27.6%というような状況でありました。そして、前回は徐々に飲食店、福祉施設、病院関連でクラスターが発生し、その後、感染経路が分からない中で家庭内感染が増えるという傾向で推移しておりましたけれども、今回は少し状況が違う面があるという感じがいたしております。一つは、福祉施設関連ではモニタリングのためのPCR検査を継続して行っており、新規入所いただく際にもPCR検査を実施しているということで、一定抑えられている傾向にはあるのではないかと考えているところであります。
それから、前回は飲食店関連が先行して拡大してきたわけでありますけれども、県民の皆様方、事業者の皆様方に感染拡大防止に向けてご協力をいただいているといったことも現在のような状況にある要因の一つではなかろうかと考えているところであります。
第3波における集団感染の発生状況であります。(資料P7)。これまで「クラスター」という呼び方をいたしておりました。この「クラスター」については、用語の使い方に一定のルールがあり、同じ職場等で5人以上の感染者が発生した事例と言われておりますが、ここでまとめておりますのは「集団感染」で、例えばお一人が県外の方々と接触をされた後、家庭内で感染をし、職場内でも感染した等、同じ感染経路の中で、感染者が発生した場所が違い、それぞれに5名の数には至らないといった場合にも集団感染としてカウントし整理いたしております。したがって、これまで公表させていただいた件数と異なるところがあるということは、ご承知おきいただきたいと思います。この集団感染が発生したのが、飲食店関連28%で人数では161人でありました。福祉施設が23%で282人、病院関連が15%で128人というような状況でありまして、先ほど申し上げたように、繁華街から感染が拡大し、福祉施設や病院でのクラスターの発生につながり、家庭内での感染に拡大していくといった状況でありました。
3月1日以降の県内の発生状況の分析であります(資料P8)。県内でも各地域で感染者の確認がなされている状況でありますが、最も感染者の発生割合が多いのが長崎、佐世保両市であり、5割を超える方々の感染が確認されているという状況であります。
そこで、現在の感染状況の取りまとめをさせていただきますと(資料P9)、改めて申し上げますが、新規感染者数は増加中であります。先週の1週間が10名でありましたが、今週の1週間は54名ということで、感染者数が5倍に増えたという状況であります。そして、初発と考えられる感染事例のうち、県外由来が8割を超えるという状況であります。また、2次感染事例のうち家庭内感染が半数以上を占めるという状況であります。
したがいまして、全国的に感染者が急速に拡大する中で、県内においての新規感染者が拡大中であり、また、初発と考えられる感染要因のほとんどが県外由来となっております。これからゴールデンウィークを迎え、県外との往来が特に活発となってまいります。したがいまして、感染拡大やクラスターの発生を防止するための対策の強化が求められているものと受け止めているところであります。
そういった状況にありますので、改めて現時点でステージ判断をさせていただきました(資料P10)。直近の感染状況を踏まえますときに、県全体の感染段階は従前、一番低い「ステージ1」でありましたが、明日4月16日からステージを「ステージ2」に引き上げ、県下全域に「注意報」を発令させていただきたいと考えているところであります。
具体的なお願いであります(資料P11)。県民の皆様方におかれましては、ほとんどの感染経路が県外由来でありましたので、改めて県外との不要不急の往来自粛をお願い申し上げます。必要な往来であっても、県外における会食はぜひお控えいただきますようお願いを申し上げる次第であります。また、これは県民の皆様方にお願いでありますが、県外にお住いのご家族の皆様方の帰省、ご親戚の皆様方のご旅行なども考えられるわけでありまして、県外にお住まいのご家族、ご親戚等に対しては、不要不急の来県をお控えいただけるよう、呼びかけをお願いしたいと考えているところであります。
ご承知のとおり、国内においては、まん延防止等重点措置を講じておられる都府県、そうでない道県もあります。なぜ一律に県外の皆様方にこういったご協力をお願いしたいと考えているかといいますと、8割を超える感染経路が県外由来と申しましたけれども、本県においてはその中で8割以上が、まん延防止等重点措置以外の地域との往来の中で感染が確認されているという状況でありますので、特定の県に限ることなく、今の事態についてご理解をいただき、帰省や旅行等は極力お控えいただけるようご協力をお願いしたいと考えているところであります。
そして、やむを得ず県外を訪問されて帰県された方、あるいは県外からご来県をいただいた方々は、会食などの感染リスクの高い行動を避けていただき、ご自身の健康管理を徹底していただきますようお願いを申し上げます。
それから、会食であります(資料P12)。現在、10名以上の会食はお控えいただきたいというお願いをいたしておりますが、感染が拡大傾向にございます。大変厳しい状況でありますけれども、会食は5人以上の会食・長時間にわたる会食を避けていただき、普段一緒にいらっしゃるご家族の皆様方、同僚の方々との会食をお楽しみいただきますようお願いをさせていただいているところであります。
なお、飲食店を利用されるに当たっては、アクリル板の設置や、十分な座席間隔が確保されているなど、感染防止対策がとられている店舗であるのかどうかということを事前に十分確認をしていただきたいと考えております。そして、会食される際には、席の移動や、大声での会話等を避け、お酌、返杯、食器類の共有は避けていただきたいと考えているところであります。
なお、高齢者の方々、既往歴をお持ちの方々との接触をされる際には、感染防止に最大の注意を払っていただきますようお願いをいたします。
併せて、外出される際には、場面の切り替わり、共用部分の接触に注意をしていただき、こまめな消毒をお願いしたいと考えているところであります。
次に、事業者の皆様方へのお願いであります(資料P13)。福祉施設、飲食店を始めとした職場におけるクラスター発生を避けるために、従業員の皆様方の健康管理を徹底していただきたいと思っており、N-CHATの活用等にご協力をいただきたいというお願いであります。また、業種別ガイドライン遵守の徹底をお願いしたいと考えているところであります。
なお、飲食店における感染防止対策の徹底を図るために、特にお酒を提供しておられる店舗を先行する形で見回り調査を実施してまいりたいと考えておりますので、各事業者の皆様方には、ご協力をいただきますようお願いを申し上げる次第であります。来週、4月19日から実施してまいりたいと考えております。アクリル板等の設置をしていただいているか、座席の間隔を十分確保していただいているか、消毒ができるような準備を進めていただいているか、換気はどうか、食事中以外のマスク着用をしていただいているか、そういった点で確認をさせていただき、ご協力をお願いしてまいりたいと考えているところであります。
先程、県外由来の感染事例がほとんどであると申し上げましたけれども、できるだけ出張等の機会を減らしていただくための環境づくり、具体的にはオンライン会議等の活用などを積極的に進めていただきますようお願いを申し上げる次第であります。
以上、県民の皆様方へのお願いであります。
なお、ご承知のとおり、現在、県内観光キャンペーン「ふるさとで”心呼吸”の旅」第2弾をスタートさせたところであります。まだ、スタートしたばかりでありますけれども、こういう感染状況にあります。しかしながら、まだ県内で市中感染が生じているような状況にはないものと受け止めているところであり、県民の皆様方には、感染拡大防止に細心の注意を払っていただきながら、県内での観光をお楽しみいただければ、大変ありがたいと思っているところであります。
これからゴールデンウィーク等を迎えてまいりますと、様々なイベント等が計画されてくるものと思っております。このイベント等についても、基本的な考え方は、県内の感染状況を踏まえますときに、県外の方々との接触の機会をいかに減らしていくかということが重要なポイントになってくるものと考えているところであり、例えば聖火リレーが行われる、様々な会合が行われる、そういった場合に万全の感染防止対策が講じられているのかどうか。聖火リレーの場合等を例にとりますと、まん延防止等重点措置が講じられている地域から聖火ランナーとして入ってお見えになられる場合には、事前にPCR検査等をお受けいただいて、県内でランナーとして走っていただくということになっておりますので、そういった場合は、特別にお迎えする。しかしながら、できるだけ一般の皆様方におかれては、県外との往来は継続して自粛をお願いしてまいりたいと考えているところであります。
なお、こういった取扱いについては、様々なイベントの開催等について、県にも様々なご相談をいただいておりますし、各市町においてもイベント開催に当たってご検討をいただいているものと考えているところであり、引き続き、こういった方針を踏まえて、各市町の皆様方とも相談をしてまいりたいと考えているところであります。
以上、私からの現状報告とお願いをさせていただきましたけれども、全国の動向を見ますと、県内においても、これから急速に感染が拡大していくおそれが十分にありますので、ぜひ県民の皆様方、各事業者の皆様方におかれましては、感染拡大防止のために、引き続き、自らの健康と命を守るためにご協力を賜りますよう、改めてお願いを申し上げる次第でございます。
以上、私からのご説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方から、ご質問をお願いいたします。
直近でかなり感染者が増加しています。知事として、今回のこの状況は、第4波が来たという捉え方をされているのでしょうか。
まだ公式に第4波と言うかどうかというのは定まっておりませんけれども、心情的には、まさに第4波の入り口に差しかかっているのではなかろうかと、危機感を強くしているところであります。
今日から、県内での観光キャンペーンなども始まりましたけれども、これはしっかりと感染防止対策をすれば、利用しても大丈夫で、積極的に利用して欲しいということでしょうか。
現時点では、県内由来の感染事例は、ほとんど確認されておりません。県外由来の感染事例も、PCR検査で、接触者、濃厚接触者を把握した上で経過観察等を行っているところでありますので、第3波のときに申し上げたように、県内での市中感染が拡大している状況には、まだ至っていないものと考えております。
ただし、これからの推移で、感染者が急激に増えていくということになると、どうしても感染経路が十分に追えない場合も想定されるわけでありますので、そういった場合には、このキャンペーン自体の中止も含めて検討をしなければいけないと考えているところであります。
ありがとうございます。
2点お伺いします。まず、感染拡大防止のお願い部分で、県民向けに会食の人数を5人以上とされているのは、今回の感染拡大をもって10人から5人に変更されたという理解でよろしいでしょうか。
そう考えております。
もう1点。事業者へのお願いの中で、出張機会の低減というのは、従前からお願いされていることでよろしかったでしょうか。
従前は、リモートワーク、オンライン会議等の環境を整えて積極的なご活用をお願いしたのですが、今回は、特に初発事例の感染経路の分析の際に、県外に仕事で出張され、それが要因となって感染拡大につながっている事例が一番多い状況にあります。できるだけ会議等への直接のご参加を避けていただくという意味で、そういったツールのご活用等も積極的にご検討いただければと思っているところです。
ありがとうございました。
それでは、各社の皆様から、ご質問をお願いいたします。
先ほど知事のお話の中で、心情的には第4波の入り口に差しかかっているというお話でした。このような状況になったのは、県として、何が一番の要因だとお考えになっていますでしょうか。
県内の感染事例は、これまで第1波、第2波、第3波と経験をしてまいりましたけれども、その都度感染経路を調査する中で、最大の要因は、県外で感染が拡大し、そういった地域の方々との接触によって感染者が生じ、県内への感染拡大につながっています。全ての場合にこういった動きにありましたので、全国的に感染者が急激に拡大しつつあり、接触の中で、県内での感染事例の拡大につながっている。ほぼ同じような動きにあるものと受け止めているところです。
この年度末、年度初めの人流の増加などが要因であるとお考えということでしょうか。
それもあるものと考えております。年度末で、新たに帰省をされた方、新たに職場に赴任をされた方々との人の流れが大きく拡大してくる時期であったということも主な要因ではなかろうかと思っております。
もう1点お尋ねします。県内で変異株が特定されている人は、国の発表では現時点で5人ですけれども、今回のこの感染者増加の要因に変異株が何か関係しているとお考えでしょうか。
変異株の影響につきましては、専門家にもお伺いをさせていただきました。今回の特徴といたしましては、3月から感染者がかなり減りまして、市中でのウイルスがほとんどなくなったような状況から、県外等からの持ち込み等により広がってきたということで、変異株の割合が高いという状況であります。本県だけではなく、他県でも同じように変異株の割合が母数に対して高いという状況もあります。元々変異株は感染力が強いと言われていますので、そういった影響も出ている可能性は十分考えられるのではなかろうかと思っています。
今回の「ステージ2」への引き上げというのは、1日当たり7名の感染者が、1週間連続で確認されたとする基準に相当するという判断での引き上げということで間違いなかったでしょうか。
基本的には、早目の対応を進める必要があると考えてきましたけれども、予想を超えて、本日19名の感染者が確認され、これは「ステージ2」の判断基準を上回るという状況に立ち至ったところであり、今回、「ステージ2」への移行を判断・決定したところであります。
資料の12ページの「会食は5人以上・長時間を避け」というところですけれども、この「5人以上・長時間」というのは、5人以上、かつ長時間と読むのか、切り分けて考えて、4人以下であっても長時間になってはいけないということなのか、その点を教えていただけますでしょうか。
4人以下であっても、長時間にわたる会食というのは非常にリスクが高まる場面であると受け止めてとおりますので、ご協力をいただきたいと考えております。
観光キャンペーンが今日から始まったということでした。予算をつけた時の理由に、県内観光産業の回復を図るためということで、国の支援策を活用されてのキャンペーンで、今日からという時にステージが上がるという話ですけれども、アクセルとブレーキを同時に踏まなければいけないという状況で、かなり苦しい判断もあろうかと思うのですが、先ほど知事から感染がこれ以上拡大した場合は、中止も検討せざるを得ないというお話がありました。具体的に、どの程度広がったらとか、支援もしたいけれども、感染防止もしなければいけないという非常に苦しいお立場の中で、もしよければ、心情的なものをもう少し詳しくお話しいただければと思います。
感染のステージは県下一律に判断する指標もありますし、状況によっては、それぞれの地域によって差が出てくる場面もあるものと考えております。
第3波においては、長崎市が特に深刻な状況であって、地域限定の緊急事態宣言も発令させていただいたところでありますが、そういった状況をつぶさに分析しながら、例えば、この地域では市中感染が始まっているというような事態が想定されれば、場合によってはその地域を除外させていただく、あるいは県全体を含めて中止をさせていただくという判断もあり得るものと考えております。今後の事態の推移に応じて、対応策を検討していきたいと思っております。
会食について長時間というところですが、これまでは2時間という明確な時間が示されていましたが、今回の長時間とは具体的にはどれくらいの時間でしょうか。
基本的には2時間という形で考えております。
ありがとうございます。聖火リレーについてお尋ねします。他自治体では、感染が広がっている一部の市を除いて実施するというような事例も出てきていますけれども、今後、感染が拡大した時に県内の聖火リレーはどのように対応されるのでしょうか。
今後の感染の拡大の状況・推移を見極めながら、特に感染拡大が深刻な地域が発生するのかどうか、非常にリスクが高まるというような状況であれば、聖火リレーの中止を含めて、組織委員会と協議をし、決定していきたいと考えております。
「ステージ2」への移行の時期と注意報の発令の時期を教えてください。
明日から、注意報を発令し、明日以降「ステージ2」に移行すると整理いたしております。
ステージの判断基準について今後変更の可能性もあるというお話もありましたが、今回のステージの判断は、従来の基準で判断しているということでよろしいでしょうか。
そうです。これから様々な指標を活用し、先行的な対応策が求められるような場合もあると思います。国でも、別の指標の活用等についても検討が進められているものと理解しており、情報がいただけるような状況になれば、このステージ判断も県としても検討していく必要があるものと思っております。
現状、国のステージでは、長崎県は「ステージ1」でしょうか。
国のステージ判断の指標は「ステージ3」からしか設定がないため、本県は国の「ステージ2以下」ということになります。
分かりました。先ほど、変異株の質問が出ましたが、現状、4日までのスクリーニング検査で、5人の方が変異株で確定ということでした。基本、毎週火曜日に変異株の発生疑いについて県から公表されていますが、その後のスクリーニング検査で変異株疑いの方がどの程度出ているのか可能であれば教えてください。
変異株の検査につきましては、陽性者に対して検査を行いますが、結果が出ていない事例が多い状況でございます。現状では、件数としては発表できない状況でございます。
分かりました。変異株のスクリーニング検査の件ですけれども、現状、長崎県では環境保健研究センターで、陽性者の方について100%検査を実施しているということですけれども、今後、感染者が増えてきた時に、変異株のスクリーニング検査を100%実施できる態勢にあるのかどうか教えてください。
長崎大学にもいろいろご協力いただけるというお話もいただいておりますので、熱帯医学研究所と相談し、対応方針を考えているところであります。
現在、全てやっていく方針ということでしょうか。
今のところは、できる限りその方針を堅持したいと思っています。
分かりました。最後に、先ほど、知事の説明の中で、県外由来の8割以上は、まん延防止等重点措置がとられている以外の地域ということだったと説明がありましたが、今回、県外由来とされる初発事例の中で8割以上が、まん延防止等重点措置がとられている都府県以外の方との接触により感染したということでよろしいでしょうか。
そうです。
分かりました。以上です。
飲食店の見回り調査について教えてください。県内酒類提供飲食店は、何店舗を想定していらっしゃるのかということと、市町と一緒に実施されるのかということ。現段階では、県として営業時間短縮要請や、休業補償は考えていらっしゃらないという理解でいいのか教えてください。
現在検討中ではございますけれども、主に長崎市、佐世保市の県外からのお客様が多く見込まれる地域を中心に対応しようと考えておりまして、店舗数でいいますと、約1,700軒という状況でございます。
それは市と一緒にやられるという理解でよろしいでしょうか。
基本的には、県を中心にと考えておりますが、長崎市、佐世保市のご協力もいただきながら進めていきたいと考えております。
協力金の関係でありますけれども、今回、資料に書かせていただいておりますのは、各店舗を確認させていただくという段階でありますので、特段協力金や補助金という形のものは考えておりません。
確認内容について資料には4項目記載がありますが、これを満たしていなかった場合は、注意程度で留まるという理解でよろしいでしょうか。
それぞれ確認をしてやっていただけるような形でお願いをしてまいるという形になります。
聖火リレーについてお尋ねします。昨日の段階では、このままの状況であれば実施は大丈夫という話をされましたが、今日、感染者が19人と急増しました。リスクが高まる状況であれば、中止を含めて協議をしていきたいということですが、リスクが高まる状況というのは、具体的にどのようなことを想定しているのでしょうか。
いわゆる市中感染が増加する状況であり、沿道、周辺地域に数多くの県民の皆様方がお集まりになることによって感染リスクが拡大する、そういう判断をしていかなければいけないものと考えております。現状では、市中感染が拡大しているまでには至っていないのではなかろうかと考えておりますし、県外からおいでなられる方々についても、一定PCR検査等を念頭に安全な形でお入りいただくことになっておりますので、現状では開催できるのではなかろうかと考えております。
仮の話で恐縮ですけれども、緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置に長崎県も含まれれば、公道の使用を制限するという方針で変わりはなかったでしょうか。
その点について、方針を定めているわけではありませんけれども、リスク評価をどうするかという話だろうと考えておりまして、これから感染が拡大する中で、感染経路不明者が相当数に上ってくるというような状況であれば、聖火リレーは市中感染の契機にもなりかねないイベントになってまいりますので、開催の是非についても検討を進めていく必要があるのではなかろうかと考えております。
聖火リレーの実施が5月上旬で、実施までに半月あまりとなりました。感染者が急増した場合、どのタイミングが聖火リレー中止判断のタイミングになるのでしょうか。
明確な期間はありませんが、リルタイムで組織委員会と常に情報を共有しながら、特に組織委員会の中では、先ほど知事も申し上げましたが、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置、不要不急の外出自粛要請が発出されている場合は、必要に応じて判断ということになっており、その段階で密が出る、ないしは沿道で人が集まることは危険だということが想定されれば、直ちに判断を進め、聖火リレー自体の中止を決定するということになっております。
ありがとうございます。
ほかにございませんでしょうか。ご質問はありませんか。よろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして、記者会見を終了いたします。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後2時00分から午後2時23分(23分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年3月19日 記者会見
会見内容
令和3年4月1日付人事異動について
4月1日付の人事異動について、お話をさせていただきます。
令和3年度は、「長崎県総合計画チェンジ&チャレンジ2025」の初年度に当たります。新たな総合計画の初年度として、計画に掲げる施策を力強く展開していきたいと考えており、組織・職員の総合力を生かしながら、様々な課題の解決や目標の達成に向けて、具体的な施策を積極的かつ効果的に推進するため、所要の組織改正並びに人事異動を行ったところであります。
組織改正については、新たな総合計画を全庁的に推進していくこととし、併せて、新型コロナウイルス感染症対策に継続して全庁を挙げて取り組んでいく必要がありますため、年度当初からすぐに色々な政策の推進に県の総合力を活かせるように、部の新設など部局を越える大幅な組織再編は実施いたしませんでした。課や室の改編なども必要最小限とし、農林業における産地対策、集落対策等の推進強化のための農林部各課・室の再編などに留めたところであります。
そういった中でも、デジタル改革については、スピード感を持って推進していく必要があると考え、令和2年度に新設いたしました次世代情報化推進室などを中心として、各部局にデジタル改革推進員を設置することで庁内の連携体制を強化し、Society5.0の実現に向けた施策を推進していくことといたしております。
人事異動については、行政の継続性・専門性を保ちながら、様々な課題の解決や目標の達成に向けて、効果的・効率的に取り組んでいくことができるよう、一定必要な期間職員を在職させることを前提としながら、それぞれの職員の意向・適正・経歴などを見極めた上で、その専門性や総合力を活かせるような、適材適所の人事配置に力を注いだところであります。
在職期間については、施策の進捗状況等を踏まえ、具体的な成果をしっかりと出していくために必要な期間は在職をさせるという基本姿勢で当たってまいりました。特に、新型コロナウイルス感染症対策については万全を期すために、主要な職務に従事する職員には、継続して在職し対応してもらうこととしたところであります。
それから、女性職員の登用についてでありますが、新たに部長級職員、次長級職員へ登用を図るとともに、優秀な女性職員を本庁課長や企画監という責任ある役職へ積極的に配置いたしました。また、若手の女性職員を本庁課長補佐等へ登用いたしまして、意欲と能力のある女性職員がこれからの管理職としての役割を早期に担えるようキャリア形成に意を用いたところであります。
このほか、各市や町との連携をより一層深め、県と市町が地域の課題を一体となって解決いたしてまいりますために、引き続き、県・市町職員の人事交流を推進してまいりますとともに、九州各県との人事交流、民間・海外への研修派遣などについても積極的に対応することとし、職員の人材育成に努めることとしております。
あとは、どうぞよろしくお願いします。
それでは、まず幹事社から、ご質問をお願いします。
今回の人事異動のねらいと、最も力を入れた部分、目玉はどこになるのかまずお伺いできますでしょうか。
コロナ感染症がいまだ収束をしていないという状況であり、最優先課題で、全庁を挙げて対策に継続して取り組んでいく必要があると考えました。したがって、主たる担当職員について、ほとんどの職員に残留していただくという形をとったところであります。そういう中で、総合計画も新たにスタートしてまいりますので、横の連携体制をさらに強化するという考え方のもと、組織的には既存の組織を活用しながら連携を継続して進め、所要の目標達成に全力を注いでいくという考え方のもと取り組んでまいりましたので、異動規模も近年最小の異動規模になっておりますし、同一職への在課年数も長くなっているのではなかろうかと考えているところであります。それから、女性職員の積極的な登用を図っていくことに意を用いたところであります。
女性職員の積極的な登用のお話がありましたけれども、今回、初めて女性職員を起用するポストなどありますでしょうか。
従前から継続して積極的な登用に努めていくという方針のもと、計画的な目標数値も掲げながら取り決めを進めてまいりましたけれども、どうしても管理職層に達する女性職員の人員構成自体が相当低いということもあり、例えば、部長職相当職に女性職員の割合が非常に低かったわけでありますけれども、今回は、部長相当職として2名の女性職員を配置するということになったところであります。それは、特定事業主行動計画の中で目標数値を定めて、その達成に向けて毎年努力を重ねてきているという形で取り組んできたところです。
実際、今回、女性職員の登用を進めたことで、実人数として、昨年度何人だったのが何人になったかというところと、女性管理職の割合が、前年度と比べて何%から何%になったかということをお伺いできますでしょうか。
課長級以上の女性の管理職の職員数ですけれども、令和2年度53名でありましたが、新年度からはプラス5名で58名という形になってまいります。その結果、管理職に占める女性職員の割合が令和2年度は13.4%でありましたが、令和3年度は14.5%まで上がるという形になっております。
ありがとうございます。女性職員の起用を進める中で、知事として期待されるようなことはございますでしょうか。
やはり、男性職員の管理職の割合が高いということで、女性の視点からの施策のあり方はやはり女性職員の皆様の意見・視点というのをもっと政策の中に活かしていく必要があるとかねがね考えてきたところでありまして、もっと色々な視点からの施策の充実が可能になってくるのではないかと期待しております。
最後に1点、今回、大幅な組織改正は実施しないということでしたけれども、小規模なものはあったかと思います。特筆すべきことがあればお伺いできますでしょうか。
大きな組織改正は、農林部の課・室を一部再編したことに留めております。積極的な施策を推進していきたいと考えたデジタル改革の分野は、昨年新たな組織を設けて推進しておりますので、今年はその延長線上で具体的な施策の推進に取り組むということにいたしております。
先ほどのデジタル改革推進室の関係でお尋ねします。具体的にどういった方々、スキルを持った方々を各部局に配置されているのか、何人体制か、具体的にどのようなことを各部局でなさるのかというところを教えてください。
このデジタル改革は2面あると思っておりまして、一つは、行政のデジタル改革。行政自体をもう少し効率的にサービスの質を高めていく、そして、生産性を高めていくための取組が大変重要である。もう一つは、デジタル技術を活用して、広く社会の色々な課題の解決に結びつけていく、産業の活性化に結びつけていく、生産性を向上し、新しい付加価値を高めて、県内の産業自体を、質を含めて改革していく。そういった2面性があると考えており、次世代情報化推進室は、どちらかというと広い視点で、社会の課題解決のためにデジタル・トランスフォーメーションを積極的に推進していこうという組織であります。その際、もちろん専門的な知見を有する方々の力もお借りしていかなければいけないと思っておりますけれども、そういった方々を、一部ご協力をいただく体制を作っていくとともに、内部の職員の活用の中で連携を図りながら、それぞれの分野で積極的に推進していくということにいたしました。
具体的には各部局の内部でやっております。それぞれの、例えば、筆頭課のところに推進員を設けまして、今、知事からお話がありましたとおり、対外的なところ、プラス行政としてのデジタル化を両方推進できるところを、基本的には1名ずつという形で置いていきますけれども、それは各部局の体制に応じて、少し柔軟な形でやっていきたいと思っています。
ありがとうございました。女性職員の管理職の登用に関してお尋ねします。2020年度に14%まで割合を上げるという目標を掲げられていたと思います。来年度14.5%までという数字に乗せることができたということに関して、知事の受け止めをお聞かせください。
実は、令和2年度の目標数値として14%達成の目標を掲げてきたところでありますが、残念ながら13.4%ということで、若干届かないような状況でありましたけれども、今回改めて、令和3年から令和7年までの数値目標として、令和7年度20%という目標を掲げて、改めてチャレンジしていくことにしているところであり、積極的な登用を図っていきたいと考えてきたところでありますが、今の管理職世代ぐらいまでは、女性職員の皆様方は、結婚をされ、出産をされると退職される方が非常に多かったという状況であり、管理職層に占める女性職員の割合自体が相当低い状況になっているわけであります。しかしながら、時代の趨勢でもありますし、もっと女性職員に活躍をしていただく必要があるということで、この間キャリア育成を含め、色々な部署に活躍していただけるような環境を整えるという形で取り組んできて、徐々に女性職員の割合も、各年代層に応じて高くなりつつあります。そういう中で、ようやく少しずつ管理職の中の女性職員の皆様方の割合も高めることができるような状況になってきたということでありますので、今後とも継続して女性の皆様方に活躍していただけるような環境を整えていかなければいけないと思っております。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いしたいと思います。
異動規模が近年最小ということですが、前年度との比較を見ると、この課長級と課長補佐級の異動は多いように見えます。どのあたりが、異動規模が小さいのでしょうか。
異動する総数が令和3年度は1,149人で、令和2年度が1,174人。令和2年度の1,174人も一番低い数字でありましたけれども、それよりも規模的に今年の4月の異動は少なくなっているという状況です。
一番低い数字は、組織の歴史の中で最小の異動規模だったととらえていいものでしょうか。
分かる範囲で平成7年以降最小という形になります。それ以前は分からないという状況です。
農林部の再編について詳細を教えてください。
農林部も、新たな産業の担い手、いわゆる農業担い手を農村部にしっかりと呼び込んで育てていく施策の推進にもっと力を入れていく必要があるということで、産地対策と集落対策というのでしょうか、農業生産にもっと積極的に力を入れていくという目標に併せて、集落対策として、農村地域自体が、高齢化が進み、離農者が増えていくというような状況でありますので、そういった地域に、若い方々をもっと外から呼び込んで、活躍していただけるような環境を整えていく必要があるという前提で、組織改正の中でご紹介しておりますように、農山村対策室を農山村振興課へ強化するような形で、農山村の振興を大きな目標とする担当課の組織立てをしたということになってまいります。
女性職員の管理職について、課長級以上が53名から58名ということですが、部長級、次長級、課長級で、令和2年度と令和3年度で数がどのように変わっているのか教えていただけないでしょうか。
部長級から申しますと、令和2年度1名が令和3年度2名になり、プラス1名です。次長級が、令和2年度3名が令和3年度3名で増減はありません。本庁のポスト課長、企画監に登用した数が、令和2年度16名でありましたけれども令和3年度18名ということで、プラス2名になっております。ちなみに、課長級以下になりますけれども、課長補佐、係長級の数は、令和2年度に348名でありましたが令和3年度は356名ということで、プラス8名ということであります。役職者全体で、401名が414名ということで、プラス13名となっております。
コロナ対策の前線に立たれている方の中で、特に残留にした方を教えていただけないでしょうか。
感染症対策に中心的な立場で活躍していただいているのが、福祉保健部長、福祉保健課長、福祉保健課企画監、保健看護監、同じく参事、参事はコロナ事務局も兼務していただいています。医療政策課長、医療政策課企画監、もう一人企画監がおります。医療政策課医療監、そして、総務部の方にもコロナ戦略チームを設けておりますけれども、総務部長、総務部次長、いずれも継続して業務に当たっていただくようにいたしております。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後2時25分から午後3時14分(49分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和3年3月19日 記者会見
会見内容
- 新型コロナウイルス感染症について(1)
- 特定複合観光施設(IR)について(1)
- 特定複合観光施設(IR)について(2)
- 石木ダム建設事業について(1)
- 新型コロナウイルス感染症ワクチンについて
- 新型コロナウイルス感染症について(2)
- 国境離島振興について
- 九州新幹線西九州ルートについて
- Go To トラベルキャンペーンについて(1)
- 新型コロナウイルス変異株について(1)
- LINEの不備について
- Go To トラベルキャンペーンについて(2)
- 石木ダム建設事業について(2)
- 新型コロナウイルス変異株について(2)
- 石木ダム建設事業について(3)
- 特定複合観光施設(IR)について(3)
- 聖火ランナーについて
- 校則の見直しについて
- 石木ダム建設事業について(4)
新型コロナウイルス感染症について(1)
それでは、まず、恐縮でございますが、私の方から2点ご報告をさせていただきたいと思います。
まず1点目は、新型コロナウイルス感染症についてであります。新型コロナウイルス感染症につきましては、3月18日公表分までで、県内1,614人の感染者が確認されたところであります。このうち8割以上となります1,340人の方々が年末から年始にかけての、いわゆる第3波で感染されるなど、大変深刻な状況でありましたが、3月に入りまして、新規感染者がお2人に留まるという状況で、一定落ち着きを取り戻しつつある状況であると受け止めております。
一方、他県では、首都圏における緊急事態宣言が21日をもって解除されることとなったところでありますが、感染者数は下げ止まりの状況であり、また、外出自粛や営業時間短縮が継続されている自治体も複数存在するなど、まだまだ注意が必要な状況であると受け止めております。
そのため、県民の皆様方には、引き続き外出自粛と営業時間短縮等が継続されている地域との不要不急の往来自粛をお願いしたいと考えております。やむを得ず訪問される際にも会食等についてはお控えいただきますよう、これは継続したお願いであります。
また、併せて、先般、10人以上の会食をぜひできるだけお控えいただきたいという旨のお願いをさせていただいてまいりました。3月下旬から4月中旬にかけて、人事異動や就職・進学等により、県外との人の往来が活発になる時期を迎えてまいります。また、送別会や歓迎会、お花見など会食の機会も増加してまいりますことから、新年度からの2週間、4月14日までの間は、10人以上の大人数での会食を、引き続きお控えいただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。
なお、人数の多寡にかかわらず、会食をされる際には、感染防止対策が徹底されたお店であるのかという事前確認、テーブルの分散化、席の移動や大声での会話を避けていただく、お酌や返杯、食器類の共有を避けていただく、飲食時以外のマスクの着用を心がけていただくなど、感染防止対策に引き続きご協力をいただきたいと願っているところであります。
私ども、県といたしましても、感染の再拡大を招くことがないように、感染防止対策に引き続き全力を注いでいきたいと考えております。県民の皆様方におかれましても、先ほどお願い申し上げた事項に加えて、マスクの着用、手指消毒、そして、共有部分に触れられた際には、小まめな消毒を実施していただくなど、基本的な感染防止対策の徹底をお願い申し上げる次第であります。
特定複合観光施設(IR)について(1)
もう1点は、九州・長崎IRの事業者の公募・選定についてご報告を申し上げたいと思います。IR区域の整備については、現在、設置運営事業者の選定を進めているところでありますが、去る3月15日、有識者による審査委員会を開催し、1次審査を実施いたしました。この1次審査においては、参加登録を行った国内外の5つの事業者からそれぞれの特長を活かした事業コンセプトについてご提案をいただいたところであり、この審査委員会において、こうした事業コンセプトのほか、事業者の運営実績や財務能力といった基礎的な内容について書類審査を行っていただきました。その結果を踏まえ、2次審査に進んでいただく事業者として、50音順で申し上げますが、「オシドリ・コンソーシアム」、「CASINOS AUSTRIA INTERNATIONAL JAPAN」、そして、「NIKI Chyau Fwu(Parkview) Group」、以上3つの事業者を選定いたしました。今後は、この3つの事業者に対して、より具体的な提案書の提出を求めた上で、事業者によるプレゼンテーションを実施し、本年夏ごろまでにはパートナーとなる事業者を決定していくことといたしております。今後とも、県民の皆様方のご意見をお伺いしながら、本県のみならず、九州の観光や地域経済の活性化に寄与し、我が国の発展にも貢献できる九州・長崎IRの実現に力を注いでまいりたいと考えているところであります。
以上、2点、私の方からご報告をさせていただきます。あとはどうぞよろしくお願いいたします。
〇広報課長 それでは、幹事社からご質問をお願いいたします。
特定複合観光施設(IR)について(2)
今、ご報告のありましたIR事業者の選定についてお伺いしたいと思います。3事業者選定されたということで報告がありましたけれども、1次審査を終えての所感と、3者が選ばれた理由について言える範囲でお伺いできますでしょうか。
まず、1次審査で審査の対象として重視した視点といいますのは、事業者からご提案いただいたコンセプトが本県のIRの趣旨に沿った内容であるのかどうか、また、特に、事業の運営能力、財務基盤、財務能力といった基礎的な部分を重視して審査をしていただいたところであります。5つの事業者の皆様からご提案をいただいたところでありますが、審査委員会の審査を経て、申し上げた視点を主に審査していただいた結果、3事業者を選んでいただいたということであります。
〇記者(西日本新聞社) 近年、新型コロナの影響で、IR事業者も世界的に厳しい状況が続いていますけれども、今回の審査を経て、そのような影響を感じるような部分というのはございましたでしょうか。
〇知事 確かに、この間、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大で、大きな経営上の影響を受けておられるというお話を聞いたところでありますが、幸いにして、5つの事業者の方々に手を挙げていただいたということであります。ご提案いただいた各事業者の方々には、具体的な形で提案をいただいているところであり、そういった影響が残っているというところは感じておりません。
〇記者(西日本新聞社) これからまた、2次審査に向けての書類提出と、プレゼンテーションを進めていく形になるかと思いますが、2次審査に進む3事業者に対して期待するようなところがあれば、お伺いできますでしょうか。
〇知事 最終的には国内3カ所を上限とする形で、区域整備計画の認定をいただく必要があるわけでありますので、いかに九州、さらには国内の観光関連産業等に貢献をしていただけるのか、これまでにない質、規模等も求められてくるものと考えておりますので、我が国の経済発展にも資するようなご提案をいただきたいと、期待しているところであります。
石木ダム建設事業について(1)
石木ダムについてお伺いします。年度内に本体工事の着工と、付替県道工事の完了の予定ということですけれども、年度内のそれぞれのスケジュールと、新年度の予定について、お伺いできますでしょうか。
現在、付替県道工事を進めているところでありますけれども、付替県道工事については、工事現場にフェンスや土のうを設置いたしまして、安全対策に十分配慮しながら工事可能なところから工事を進めているところであります。しかしながら、現場では、反対住民の方々がフェンスを乗り越えて工事現場に入られ座り込むなどの妨害行為が続いておりますし、私物の撤去もお願いしているところでありますが、なかなかご理解をいただけない状況であります。工事現場に入られるということは非常に危険なことでありますので、ぜひ妨害行為は止めていただきたいと考えているところであります。一方で本体工事については、着工に向けた準備として、現地の測量などを進めているところであります。現状として、反対住民の皆様方との話し合いも現在模索をしているところであり、検討を行っているところであります。本体工事については、年度内の完成がなかなか難しい状況になっているところであり、議会において予算の繰越明許費を上程し、本日議決をいただいたということでありまして、令和3年度には、できるだけ早い時期の完成を目指していきたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症ワクチンについて
新型コロナウイルス感染症についてお伺いいたします。県内のワクチン接種体制の現状と、7回接種できる注射器を県で採用されるお考えがあるかというのをお聞かせください。
ワクチン接種のスケジュールでありますけれども、県内では、2月22日から医療従事者の方々に対する先行接種、3月8日から優先接種が進められているところでありまして、4月からは高齢者向けの優先接種が開始される予定となっております。ワクチンの配分予定でありますが、4月5日の週に長崎市に対して2箱、4月12日の週には10市町へ各1箱(県に合計10箱)の配分があります。4月19日の週に残る10市町へ各1箱(県に合計10箱)配分があります。そして、4月26日の週には全ての市町に各1箱(県で合計21箱)配分される予定となっておりますので、これを受けて、各市町でワクチン接種に向けての準備が進められております。したがいまして、4月12日の週以降ぐらいから順次スタートしていくものと考えているところであります。
なお、国からの連絡によりますと、医療従事者向けのワクチンは全国で480万人分と言われておりますが、5月10日の週に配分を完了する見込みであるということです。そして、高齢者向けの配分は、3,600万人分程度あるといわれておりますが、6月末までに2回接種できる分の配布を完了する見込みであるというお話をいただいております。
それから、1つのビンから7回接種できる注射器を採用するかどうかということについては、確かに有効に活用するという観点で工夫を進めていただくというのは非常に意義深いものであると考えておりますけれども、7回接種可能な注射器といいますと、インスリン用の注射器を使用して接種を行うということになってまいります。このインスリン用の注射器は、針が短いということもあり、接種部位の皮下組織の厚さをエコー検査で測定し、筋肉注射を適切に実施できるのかどうかという確認が必要であると言われております。インスリン用の注射器を確保できるかどうかということに加えて、医療機関の負担の増加も見込まれるというところでありますので、これを全県下で積極的に進めていくということは、現時点では考えていないところであります。国でも、そういった接種をされること自体は容認されておりますけれども、広く推奨する予定はないとの見解が示されているところであります。
現在、医療従事者用のワクチンと一緒に、5回の接種が可能な注射器が配付されておりますが、4月12日の週に出荷される分から、6回接種の注射器が配付される予定であると聞いております。最も気になる高齢者用の注射器でありますが、当面は5回接種の注射器が配付されますけれども、6回接種の注射器の確保の目処がつき次第、それに切りかえる予定であるというお話を聞いているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(2)
ありがとうございます。3月に入って、新規感染者は、県内では減りましたけれども、これまでの感染者の方のデータの収集や、分析は行われていると思うのですけれども、第4波に備えて、そのデータ分析等の結果の公表は、他県と比べると少ないのではというようなお話もお伺いすることがありますが、この点についてどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。県内の感染者の数や年代。もちろん非公表のところも多いと思うんですけれども、いわゆる次に生かすためのデータ、分析というところというのが、他県と比べてなかなか表に出てきていないのではというようなお話をお伺いすることがあります。
第3波の折には、12月から2月にかけて、9回会見の機会をいただき、その都度、感染状況、感染経路等についてご報告を申し上げながら、具体的な対策と協力のお願いをさせていただきましたけれども、まだまだ情報の発信が足りないということでしょうか。例えば、どんなところが足りないというようなお考えなのでしょうか。
〇記者(KTN) 感染者の方のプライバシーを守るという意味でも非公表の部分というところは大いにあるとは思うんですけれども、例えば、年代ですとか、基礎疾患があるとか、何か対策につながるようなデータがもう少し見えてこないだろうかというところを少しお伺いするところがあるんですけれども。
〇知事 個々の方々の個別の情報については、感染された方の了解をいただいたうえで年代や性別等の公表をせざるを得ない状況であると思います。やはりプライバシーは大切にしていかなければいけないと思っております。総合的な初発事例の感染経路等の状況については、その都度、その都度、こういう状況であるというのは、ご報告を申し上げてきているところでありますし、まだ少ないということであれば、どういった点で、県民の方々がご要請なのか、改めてご意見をお伺いしながら、必要な情報は積極的にお出ししながら、これからも協力をお願いしていかなければいけないと考えておりますので、検討させていただきたいと思います。
国境離島振興について
ありがとうございます。国境離島新法が施行から間もなく5年目を迎えますけれども、ふり返りと、これからの展望についてお聞かせください。
まさに離島振興は本県の最重点課題の一つでありまして、有人国境離島法の制定は、本県の悲願でもありました。まずは、議員立法という形で、この法律の制定に向けて中心となってご尽力をいただきました谷川衆議院議員に改めてお礼を申し上げたいと思っております。平成29年4月の法施行から4年が経過いたしますが、様々な支援策を最大限に活用しながら、雇用機会の拡充、あるいは滞在型観光の促進等の施策の推進に全力を注いできたところでありまして、これまでに約1,000人の雇用の場が創出をされ、人口の社会減が5割程度改善するような状況で推移しているものと受け止めております。中でも、五島市においては、2年連続で社会増が実現するという状況でありまして、それぞれの国境離島地域で着実に成果が現れつつあるものと考えております。実を申しますと、国に基づく基本目標は、法施行後社会増になるようにというような基本的な方針が示されておりまして、私どもといたしましても、法施行から10年目であります令和8年に、社会増減の均衡を目指すという、非常に高い目標を掲げております。何としてもそれを達成していかなければいけないという強い思いでこれまでも取り組んできたところでありますが、今後は、こうした取組をさらに継続、拡大していくというのが非常に重要な視点になってまいりますので、移住施策等との連動を含めて、関係市町団体と力を合わせて、継続して全力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて
九州新幹線西九州ルートの関係です。未着工区間の整備に向けた新年度の取組について、佐賀県や国への具体的なアプローチなどを教えてください。
現在、新鳥栖〜武雄温泉間については、国土交通省と佐賀県との協議の場が持たれておりますし、一方で、本県とJR九州、国土交通省との間で協議が開始をされたところであります。また、新幹線与党PT検討委員会においては、地方負担の軽減等に向けた議論を行うというような動きも見られているところでありまして、県としては、国土交通省と佐賀県、あるいは、本県やJR九州との協議の場、そして、与党PT検討委員会の今後の議論等を注視しながら、長崎県としてできることは積極的に取り組んでいきたいと考えているところであります。
〇広報課長 それでは、各社の皆様からご質問をお願いしたいと思います。ございませんでしょうか。
Go To トラベルキャンペーンについて(1)
昨日、34道県でご要望された「Go To トラベル」の段階的再開についての知事のお考えを伺いたいです。
まず、「Go To トラベル」の段階的な再開についてであります。県内における新型コロナウイルス感染症の状況は、一定落ち着きを取り戻していることから、この間、大変深刻な状況に直面しておりました観光関連産業の活性化を図る上で、「Go To トラベル」に先行する形で、県単独の宿泊助成キャンペーンを展開し、多くの皆様方にご利用いただいているという状況であります。国の方へ提案しております30数県の中の1県として、長崎県も同じ趣旨の要請を行っているところでありますが、まずは、安全な地域から順次、例えば、県内の方々を対象にして「Go To トラベル」を再開していただく、次のステップでエリアを広げていただくといったような、経済の活性化に向けた段階的な活用を進めていただければ、大変ありがたいと考えているところであります。
新型コロナウイルス変異株について(1)
コロナウイルス感染症についてです。県内の感染状況は落ち着いているところではありますが、全国の感染が変異ウイルスに置き換わるという報道がある中、県内での変異ウイルスの検査体制の現状はどうなっているのか、また、今後、どうしていくお考えかお伺いしたいです
変異ウイルスの問題でありますが、県内における変異ウイルスの状況については、国立感染症研究所による分析なども進めていただき、また、新しく検査法が開発されて、各検査機関でも、変異ウイルスが検出できるような技術が確立されているところでありまして、県内でも実施していただいておりますけれども、今のところ県内での発生事例はないということであります。しかしながら、全国的なお話をお聞きすると、渡航されていない方の感染例も見られるということであり、感染力が非常に高いというようなことも言われているわけでありますので、引き続き、国境措置等を含めて、大規模なクラスターになるというのが一番怖いことでありますので、一刻も早く、早期発見、対応策が講じられるように努めていかなければいけないと考えております。
LINEの不備について
「LINE」で不備があったということで、総務省などでは、状況調査や、利用停止というようなことが言われておりますけれども、県庁内での利用状況と、知事ご自身として利用停止のお考えなどがあるのかどうか、教えてください。
「LINE」の関係でございます。先ほどおっしゃっていただいたとおり、今、国から、県と各市町に対しまして、それぞれの活用状況について照会があっているというところでございます。今、庁内も早急に調査をしているところでありまして、どういったところで活用しているのかといったところを押さえているところであります。一方で、報道ではもちろん承知をしておりますが、実際に「LINE」のどういうところに危険性があるのかの詳細まではお聞きできていない状況であります。そこにつきましても、近日中に「LINE」社からご説明いただけるということになっておりますので、そこを合わせ考えまして、単なる情報発信もまずいことなのか、あるいは、相手方から情報をいただくという行為に限られるものなのか、そういったところをしっかり見極めて、迅速に対応していきたいと思っています。
Go To トラベルキャンペーンについて(2)
ありがとうございます。知事は、「Go To トラベル」の段階的な再開のことで、県内を対象にとおっしゃられました。これは、「心呼吸の旅」が県民を対象として、県内の宿泊施設に宿泊するという形でありますが、全国の「Go To トラベル」の事業もそういうところから始めて、例えば、九州内で広げていくとか、そういうニュアンスでしょうか。
そうです。国に要請しておりますのは、まずは、各県が、県内の方々の観光需要を拡大してお出かけいただけるような取組、そして、なおかつ問題がないというような状況であれば、さらに地域ブロックに拡大していけるような対応策を講じてもらえないかというような趣旨の要請を行っているところであります。
石木ダム建設事業について(2)
石木ダム建設事業について先ほど知事が、本体工事の年度内の完成は難しいとおっしゃられましたが、本年度予定している分の完成は難しいという理解でよろしいのでしょうか。
そうです。
〇記者(長崎新聞社) 今、準備のための測量などをやられているということですけれども、そもそも年度内着工はできそうなのでしょうか。
〇知事 現状では、反対住民の皆様方との話し合いの機会も得られないかということで、検討をしているところでありますが、反対住民の方々は、話し合いの前提として、工事の中断を求めておられるわけでありまして、そういった状況等を総合的に考慮しながら判断していかなければいけないものと考えているところであります。
〇記者(長崎新聞社) わかりました。今おっしゃられましたけれども、話し合いについても、現時点では、近々に何か条件の折り合いがつきそうとか、そういうところも、現時点ではまだ目処が立っていないという感じでしょうか。
〇知事 工事の中断も含めて、幾つか話し合いに応じていただける前提があるようでありますので、そういった点について、真意を確かめながら検討をしていかなければいけないと思っているところであります。
新型コロナウイルス変異株について(2)
わかりました。新型コロナウイルス感染症の変異ウイルスについて、昨日、政府が変異株の検査体制を強化するということで、スクリーニング検査の抽出割合を今の10%から40%程度に引き上げるということですけれども、県議会の一般質問でも、30数件程度スクリーニング検査を実施しているということでしたが、このスクリーニング検査をする、しないの判断というのはどういうところにあるんでしょうか。
変異株のスクリーニング検査でございますが、2月22日から、県の環境保健研究センターでも変異株の検査が可能となっておりますので、通常のPCR検査で陽性となった方については、この変異株の検査も実施しているところでございます。
〇記者(長崎新聞社) PCR検査陽性の方は全員変異株の検査をするということですね。
そういうことでございます。
スクリーニング検査の抽出割合を10%から40%程度に引き上げるという政府の方針というのは、長崎県の場合は100%検査しているという理解でよろしいのでしょうか。
そういうことでございます。
長崎県は、大村の県の機関で、検査をしているということでしょうか。
現在、県の環境保健研究センター、長崎市の保健環境試験所で実施をしております。
変異株で第4波が訪れた場合の、今後の検査体制の強化というのは、現時点で、例えば、検査できる機関を増やしていくであるとか、何か具体的なものはありますでしょうか。
引き続き、検査装置の導入も進めており、県内の医療機関、検査機関の検査体制を強化してまいりたいと思っております。
石木ダム建設事業について(3)
石木ダムについてお尋ねします。本体工事の今年度内の着工はできない可能性もあると受け止めてよろしいものなのでしょうか。
できないというか、話し合いの機会をいただけるかどうかということもありまして、やろうと思えばできる環境ではあるのですけれども、そういった点も含めて、総合的に検討を行っている状況です。
〇記者(朝日新聞社) やろうと思えばできるのだけれども、話し合いをすることに重点を置いており、その話し合いの目処がつかない中で、最終的には総合的に判断するというのは、話し合いの進み方によっては着工できない可能性もあると、自然に受けとるのですけれども、そのような理解で間違いないですか。
〇知事 選択肢としてあらゆる可能性を含めて、検討しているところであります。
特定複合観光施設(IR)について(3)
IRについてお尋ねします。1次審査を通ったのが3事業者という発表がありました。8月に1社に絞って審査結果公表するということで、これからも選定作業は続くということだと思います。最近、県議会の委員会でも、県議会議員と事業者の接触ルールについての議論が幾つか見られるようなことがありましたが、その議論についての知事の所感をお聞かせいただけないでしょうか。
一連の事業者の選定作業を進めていく際に、接触ルールというのを定めておりますので、事業者の方々と一連の作業に携わる私を含めた職員の接触は一点の疑いも招くようなことがあってはならないと考えておりますので、ルールに従って、事業者の方々にはご協力いただく必要があると、それだけでありまして、各事業者の方々と県議会の皆様方については、恐らく県議会でのお話になってくるのではなかろうかと思っております。
〇記者(朝日新聞社) 去年の11月だったかと思いますが、県議会が出している意見書には、県議会議員もちゃんとするから、県庁の職員の皆さんもよろしくねという意見も出ているみたいでして、先ほど私が申し上げましたけれども、議会の委員会で議論が紛糾するような場面もありました。県を挙げて、議会を挙げてという中で、知事として、何か感じられることはないかと思ったのですけれども。
〇知事 すみません、質問の趣旨がよく理解できないのでありますが。
〇記者(朝日新聞社) つまり、県議会議員が事業者と接触する、しないということについては、知事としては、何も言う立場にないというのが、先ほどのお答えと受け取っていいでしょうか。
〇知事 我々と業者の方々との接触ルールにおいては、業者と県議会との接触については規定していないと理解しています。
事務方から補足して説明させていただきます。1月7日に公表いたしました募集要項で、IR事業者またはIR事業者になろうとする事業者の皆様に、ルールとして、私ども県の職員、佐世保市の職員、審査委員会の委員、県市の議会の議員に自己に有利になるような働きかけを行ってはならないという事業者に対するルールを制定しておりますので、先ほど知事が申し上げましたように、県議会議員の行動そのものについては、県議会の条例で定めがあるものと理解してます。私どもの募集要項でルール化しておりますのは、IR事業者に対しますコンプライアンス確保でございます。以上です。
今の、「県議会の条例で制定」というのは、具体的にはどのような条例でしょうか。
「長崎県議会議員の政治倫理に関する条例」が該当するかと思われます。
17.聖火ランナーについて
1点目が、東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会の、森・元会長の発言を受け、県内の聖火ランナーが辞退をしたことを巡り、県の担当者がその理由を公表する際に、諸般の事情などという表現に留めるよう提案したとしています。こうした提案を行ったことについては適切だったのか、知事のお考えをお聞かせください。
聖火ランナーの中から辞退者が出たということについては、当初、ご本人から、辞退をされる際に複数の辞退の理由が述べられていたということであり、担当者が組織委員会に対する不満というような形で要約して問題がないのかという確認のメールを差し上げたということであります。しかしながら、その後、表現が直接的過ぎて本人に迷惑がかかるのではないかと思い返しまして、諸般の事情により辞退という表現に改めた方がいいかという形で、再度提案をさせていただいたそうであります。しかしながら、結果としては、ご本人から、森・元会長の発言や考え方に、賛同・承認できなかったためと明記してほしいというお話で意向が確認できましたので、そのとおり公表を行ったという経過であると聞いております。決して、辞退者に対してできるだけ辞退理由をあいまいにするというような趣旨はなかったものと思っておりますが、辞退されたご本人に理解がいただけなかったということは残念なことであり、もう少し丁寧な説明が必要だったのかなと考えているところであります。
校則の見直しについて
もう1点、長崎県内の県立高校と国公立中学校の校則などで、下着の色を白にしていることが分かり、県の教育委員会は、色の指定や、それを確認する行為は人権問題になりかねないとして、見直しを求める通知を出しています。こうした校則の是非や、見直しの考え方について知事のお考えを聞かせてください。
下着の色と校則の関係については、児童生徒にとって学校は集団生活の場でありまして、一定のルールを決めるということはあり得る話であろうと思っておりますし、そういった中で下着の色を決めるということもあり得ないことではないと思っております。そのことが直ちに人権侵害に該当するような事由になってくるのかどうかというのは、私もそういうことは必ずしもないのではなかろうかと思っているわけでありますけれども、ただ、教育委員会の真意としては、そのような校則に基づいて、それを確認するという行為を行うような場合に当たって人権侵害等がないようにといった趣旨であったと説明を聞いているところであり、そういう様々な内容の関わりが出てくる課題でもありますので、下着の色等に留まらず、色々な校則で定めたものがあるのだろうと思いますので、そのような内容については、もう一度、行き過ぎた面等があれば見直しを進めていただければという趣旨で通知を差し上げたものと理解いたしております。
石木ダム建設事業について(4)
先ほど、石木ダムの付替県道工事の件でお尋ねをさせていただき、知事のご回答として、私物撤去をお願いしているけれども、今、工事現場に入るのは危険なのでというお話がありましたけれども、1月末に工事を再開されたときに、年度内完成を引き続き目指すということになっていたかと思いますが、年度末が近づいております。年度内の完成というのは可能なのでしょうか。
河川課長、今どういう状況ですか。
今現在、少しずつでありますけれども、盛土工事を進めているところでございまして、現場の方は安全第一で進めております。あと10日程しかございませんけれども、年度内完成を目指して、努力はしていきたいと思っています。ただ、妨害行為があっていますので、その状況を踏まえて、年度を越えるかどうかという判断は、ぎりぎりまであるかと思っております。
本日の佐世保市議会の委員会で、年度を越えるというようなご報告がなされたように伺っているのですが、そことの整合性というのはどのように考えたらよろしいでしょうか。
繰越については、議会で今日承認をいただいておりますので、年度を越える場合においては、その繰越の手続をとりたいと思っております。
年度内完成は目指すということで、繰り越すということを決めたわけではないということでしょうか。
そうですね。ぎりぎりまで完成を目指したいと思っております。
〇広報課長 以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
〇知事 どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後5時00分から午後5時44分(44分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年2月26日 記者会見
会見内容
県全体の感染段階をステージ1へ切り替え
長崎県の新型コロナウイルス感染症への対応状況については、1週間前の2月19日に状況等についてご報告申し上げたところでありますが、今日はその後の推移をご説明の上、改めて、県民の皆様方に今後の対応等についてご協力をお願い申し上げたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、県内の感染状況の推移であります(資料P1)。年明け1月から今日までの感染者の発生状況をお示ししたグラフであります。年明け以降も、新規感染者は2桁台で推移し、急激な拡大傾向を見てきたところでありますが、1月31日から1桁台の感染者に留まり、一定落ち着きが見られるような状況となっているところであります。この1週間の新規感染者数も16名という状況となっております。なお、2月21日に小さなクラスターが発生したこともあり、8名の感染者が発生しましたが、ここ2日間は発生なしという状況であります。
次に、感染状況の主な指標の推移をご紹介いたしております(資料P2)。一番上の表は、県全体の各指標の推移であります。病床の占有率でありますが、県全体で最新6.4%、新規感染者の報告数は、週10万人当たり1.2人という状況になっております。療養者数も1日10万人当たり2.7人ということで、着色をしていない部分は「ステージ1」に該当するところでありますけれども、8日間連続で「ステージ1」を維持している状況であります。
一方、長崎市でありますけれども、病床占有率が10%、新規感染者の発生数は1日10万人当たり1.9人、療養者数も1日10万人当たり4.4人ということで、いずれも「ステージ1」に該当いたします。
最大の課題でありました佐世保市であります。病床稼働率が非常に高い状況が続いてまいりましたけれども、ようやくここに来て退院者が相次ぎ、病床占有率は7.5%、新規感染者の発生数も1日10万人当たり2.8人、療養者数も1日10万人当たり5.3人ということで、佐世保市においても「ステージ1」のレベルまで下がってきたところであります。
県下の病床稼働状況であります(資料P3)。長崎圏域が10%の稼働状況、佐世保県北医療圏域が7.5%、本土で8.1%、離島地域はゼロであり、県全体で6.4%となっております。こういった状況を踏まえて、医療提供体制のフェーズでありますが、ご承知のとおり、今月いっぱいは「フェーズ4」で体制を組んでいただいておりますが、3月から「フェーズ3」に切り下げるという決定をいただいております。現在の感染者は、重症者が1名、中等症・軽症者が26名、宿泊施設療養者等が9名という状況であります。
これまでのそれぞれの指標の推移をご紹介しております(資料P4)。黄色い折れ線グラフは、新規感染者数の報告数の推移であります。「ステージ2」に引き上げた12月14日で、新規報告者は10万人当たり3.9人という状況でありましたけれども、ピーク時は23.6人ということで、県の「ステージ5」を瞬間的に超えるところまで増えてきたところでありますが、その後減少傾向に転じ、現在では10万人当たり1.2人のレベルまで低下してまいりました。
療養者数であります。療養者数も、1日10万人当たり4.4人の状況から順次上昇傾向をたどり、ピーク時には36.9人ということで、「ステージ4」の状況まで上昇してまいりましたが、これも減少に転じ、現在2.7人のレベルまで低下いたしました。
それから、最大確保病床占有率でありますけれども、3.8%から、これもピーク時には「ステージ5」を超える、53.4%に達したところでありますが、その後、現在では6.4%まで低下するという経過をたどり、今日に至っているところであります。
こうした感染状況をまとめてみますと(資料P5)、先ほども申し上げましたように、県全体の指標では、全てが8日間連続、県の「ステージ1」の状況に至ったところであります。前回ご報告させていただいた段階で、佐世保市については、「ステージ3」ということで判断を留め置いてまいりましたけれども、その後、小規模なクラスターが発生したものの、病床占有率、療養者数も減少傾向で推移し、佐世保市においても、全ての指標が県の「ステージ1」の状況まで改善されてきているところであります。そういうことから、総合的な評価といたしましては、今なお、新規感染者は散発するという状況ではありますものの、今後、会食の機会や人の移動が増える時期を迎えてまいりますので、なお引き続き感染防止対策の徹底が必要ではなかろうかと考えているところであります。
そういった状況の中で、ステージの判断をいたしたところであります(資料P6)。先ほどからご説明申し上げておりますように、現在の感染状況を踏まえますときに、明日2月27日から、佐世保市を含めて、県全体の感染段階を「ステージ1」に切り替え、佐世保市に「ステージ3」として発令していた「警戒警報」、県全体に「ステージ2」として発令していた「注意報」、2つの「警戒警報」「注意報」、いずれも解除をさせていただきます。
それから、改めて、県民の皆様方へのお願いであります(資料P7)。新規感染者が散発状況にあり、感染経路が不明な事例も一部見られるところでありますので、今後、外出、あるいは人と接触する機会が増える年度末、年度初めに向けて、引き続きの感染防止対策の徹底をお願いしたいと考えているところであります。
具体的には、まず、県外との往来であります。これまでは、県外との不要不急の往来自粛を一律にお願いさせていただいてまいりましたけれども、明日2月27日以降は、国の緊急事態宣言が発令されている地域、外出自粛要請や営業時間の短縮要請等がなされている地域との不要不急の往来自粛をお願いしたいと考えております。特に、そうした地域での会食は今後ともお控えをいただきますようお願いを申し上げる次第であります。全国の動向等については、県のホームページでも随時情報を更新し、ご紹介したいと思いますけれども、県民の皆様方におかれましては、お出かけになる際は、それぞれの地域の最新情報を各自治体のホームページ等でご確認をいただき、細心の注意を払っていただきますようお願いを申し上げる次第であります。
2点目であります(資料P8)。これから、送別会、歓迎会が多い時期となってまいります。したがいまして、会食の機会が増えますので、感染防止対策の一層の徹底をお願い申し上げる次第であります。また、10人以上の大人数での会食、長時間に及ぶ会食はできるだけ避けていただきますようお願いを申し上げます。
なお、会食される際には、特に注意いただきたい点を5点紹介させていただいておりますので、会食される際には、テーブルを分けていただく、大声での会話を避けていただく、食器類の共有も避けていただく、飲食時以外はできるだけマスクを着用して会食を楽しんでいただきますようお願いを申し上げます。
3点目でございますけれども、高齢者の方々、既往症をお持ちの方々等との接触の際には、特に感染防止対策に最大限の注意を払っていただきたい。これは引き続きのお願いでございます。
4点目でございますけれども、外出される際には、場面の切り替わりや共用部分への接触に注意をしていただいて、その都度、こまめな消毒を心がけていただきたいというお願いでございます。
続いて、各事業者の皆様方へのお願いであります(資料P9)。1点目は、従業員の健康管理のためのアプリ「N-CHAT」の積極的なご活用をお願い申し上げる次第でございます。前回ご紹介した段階から新たにおよそ100団体の皆様方に、「N-CHAT」をご活用いただいているという状況であります。2点目は、在宅勤務等の一層の推進にご協力をお願い申し上げる次第であります。3点目は、感染経路が不明な感染事例が幾つか見られるところであります。高齢の方々が、会食をしたことも、県外に出かけたこともない、それでもやはり感染されてしまうような事例も見られるわけでありますので、事業者の方々には、不特定多数の方が触れられる共用部分の定期的な消毒にご協力をお願いしたいと考えているところであります。
なお、これまでも申し上げてまいりましたけれども、どんな場合に感染リスクが高まるかということで、5つの場面を紹介してあります(資料P10)。これまでもお願いを申し上げてきたところでありますけれども、まず、感染リスクが高まる場面と考えられるのが、飲酒を伴う懇親会等の場面、大人数や長時間に及ぶ飲食の場面、マスクなしでの会話をされる場面、狭い空間での共同生活を過ごされる場面、居場所の切り替わり、こういった場面で感染リスクが高まると言われているところでありますので、細心の注意を払って、感染防止対策に取り組んでいただきますようお願いを申し上げる次第であります。
関係連絡先についてはここにご紹介しているとおりでありますので、ご活用を賜りますようお願いを申し上げる次第であります(資料P11)。
12月14日に感染段階を「ステージ1」から「ステージ2」に切り替えて、2カ月半の時間を経過し、ようやく「ステージ1」まで収まる時期を迎えることができたところであります。この間、様々なお願いをさせていただきましたけれども、ご協力をいただきました県民の皆様方、各事業者の方々のご理解・ご協力に改めて感謝を申し上げる次第であります。また、併せて、大変厳しい環境の中で、県民の皆様方の命と健康を守るため懸命なお取組みをいただきました医療関係者、福祉施設でご活躍いただいている皆様のご協力・ご努力に心から敬意を表し、お礼を申し上げる次第でございます。県といたしましても、引き続き、感染の再拡大を防止してまいりますとともに、併せて、県内経済の活性化に向けて、徐々に施策を推進できるように努力してまいりたいと考えていますので、今後ともご協力賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
以上、私からのご説明とさせていただきます。後はよろしくお願いします。
それでは、幹事社からご質問をお願いいたします。
資料8ページの県民の皆様へのお願い部分で、10人以上の会食はできるだけ控えてくださいということですけれども、10人で大丈夫なのでしょうかという単純な疑問と、病床確保を、来週の月曜日3月1日から「フェーズ3」に下げられるということで、フェーズを下げる理由を改めて伺いたいと思います。
まず、10人以上の会食が大丈夫かという点でありますけれども、先週、5人以上の会食を当面控えていただくようにというお願いを申し上げたところでありますけれども、おかげをもちまして、その後も感染状況は収束の方向で今日を迎えているところでありまして、県のレベルも一番低い「ステージ1」まで下がってまいりました。本来であれば、全ての県民生活・経済活動は制約がない形でお過ごしいただくのがベストであると思っておりますが、クラスターの発生、特に大規模クラスターが発生いたしますと一挙に病床を圧迫してしまうということになりますので、いましばらくは、こうした会食の際にも、大人数での会食はできるだけ控えていただきたいというお願いをさせていただいていることであります。
それから、病床の確保のフェーズを「フェーズ4」から「フェーズ3」に引き下げる理由でありますが、病床稼働率、病床占有率も、一番高い長崎圏域で10%の病床が稼働しているということであり、90%の病床が空いているということであります。空いている病床については、一般医療に振り向けていただく必要があるものと考えておりますので、感染症のために特別に確保していただいている病床を少し縮小していくという形になってまいります。
新型コロナウイルス感染症のワクチンについてお尋ねします。医療従事者の先行接種と優先接種のスケジュールが発表されました。改めて、現状で固まっている一般の県民向けのスケジュールや規模感があれば伺いたいと思います。
その点につきましては、昨日も、国の会見の中で示されています。現状を申し上げますと、医療機関の優先接種分につきましては、3月1日の週と3月8日の週に入ってくることになりますが、国からの最新の情報では、医療機関の優先接種の配分が最終的に完了するのは6月末との報告を受けております。併せて、市町が実施する高齢者用のワクチンですけれども、国からの報告では、4月5日の週に、まず県に2箱が配送され、4月12日の週に10箱、4月19日の週に10箱を配送するという4月の配送スケジュールの報告はございます。昨日の国の会見の中では、全高齢者に行きわたるワクチンの配送は6月中に完了するという報告を受けております。したがいまして、具体的なスケジュールは、今申し上げた日程どおりであります。最終的な目標については国からお示しがありますが、そこまでに、具体的にいつ、どれくらいの量の配分が来るかは、まだ報告が来ていないという状況であります。今後、国とも情報を確認し、各市町とも連携して対応してまいりたいと思っております。
以上です。
資料7ページ県民の皆様へのお願いの1番についてお尋ねします。県外の全ての不要不急の往来自粛から、国の緊急事態宣言が発令されている地域へ緩和されたと見ていいと思うのですけれども、国の緊急事態宣言について、6都府県解除される見込みです。それを受けて、緊急事態宣言が解除された6都府県への往来自粛を解除するということなのでしょうか。
国の緊急事態宣言が首都圏を除いて解除されるという報道等も拝見しているわけでありますけれども、緊急事態宣言の解除後直ちに外出自粛や、営業時間の短縮要請が解除されるとは考えておらず、段階的に解除をしていこうという考え方が示されているとお聞きしております。したがいまして、緊急事態宣言の対象地域はもちろんでありますけれども、解除されてもなお、往来自体を控えるようにという要請がなされている地域、あるいは、飲食店等を含めて営業時間の短縮要請がなされているような地域との不要不急の往来は引き続き控えていただくようにというお願いをさせていただいているところです。
承知しました。「10人以上や長時間におよぶ会食は、できるだけ避けてください」という部分ですけれども、具体的に「長時間」の目安というのがございましたら教えてください。
確たるものはないという前提ではございますけれども、国の分科会などで言われておりますのは、2時間というのが一つの目安という形でありますので、その辺を念頭に置いていただければと思います。
それでは、各社の皆さんからご質問をお願いします。
今日の夜にも、福岡県などを対象にした、緊急事態宣言の期限前解除が決まる見通しで、特に、近隣の福岡県については、交流人口が増えるのではないかという期待の声がある一方、感染者の増加につながるのではないかという懸念の声もあります。期限前の解除についての、知事のご所見を伺いたいんですが、どのようにお考えでしょうか。
先ほども申し上げましたように、国の宣言解除前にという考え方はありません。恐らく、緊急事態宣言の対象地域からは外れても、営業時間の短縮要請でありますとか、そういった形での様々なメッセージは引き続き残るのではなかろうかと思っております。福岡県内においてもそういった要請がなされていく中で、長崎県から数多くの方々がお出かけになられて、また感染拡大を来すというようなことがあってはならないと思いますので、歩調を合わせて、感染拡大防止に力を注いでいく必要があるものと考えております。それぞれの自治体から自粛要請などが発出されている地域については、これまでと同じように、できるだけ不要不急の往来は控えていただきたいと考えているところです。
今回の、期限前の解除ということの決定そのものについて、例えば、緊急事態宣言の地域について、感染者が減っているので緊急事態宣言を解除してもいいのではないかとか、解除はまだ早過ぎるんではないかとか、緊急事態宣言解除そのものについてのご意見というのはありますでしょうか。
緊急事態宣言の対象地域を先んじて解除するという考え方は持っておりません。むしろこれまでは、全ての県外との往来の自粛をお願いしてきたところでありますけれども、一定、本県よりも感染者数の発生状況が少ない地域であるとか、安全な地域もあるわけでありますので、そういった地域は期限の少し前ですけれども、今の県内の感染状況を踏まえて、お出かけいただいて構わないのではないかと考えて、こういったメッセージに変えさせていただいたところであります。
不要不急の県外との往来自粛についてお尋ねします。以前は県外全域を対象に、3月7日までという期限を設けていらっしゃいました。今回は期限というのは設けないのかというのが一つと、期限を設けた不要不急の往来自粛要請というのは一旦ここで解除した上で、特定の地域を指定して往来の自粛を今後続けていくという認識でよかったのかお聞かせください。
従前は、緊急事態宣言の地域、10都府県で3月7日までとされておりましたので、それに併せて、感染要因が他県由来の感染事例が非常に多かったという県内の状況を踏まえ、その他の県も含めて往来の自粛をお願いさせていただいたところでありますけれども、今回は、他県で感染拡大防止するため外出自粛を要請したり、他県にお出かけになるのも自粛しようというようなメッセージが出されている地域には、本県としても同じような姿勢で、往来は自粛していただく必要があるものということで、期限を設けないでお願いをさせていただきました。国内の感染状況が落ち着いて、他自治体のメッセージが全部なくなれば、このメッセージは必要なくなってくるわけでありますので、このメッセージに対して改めて期限を設けるというようなことは考えておりません。全国の方で一刻も早く、こういった地域が無くなることを願っているところです。
県の観光キャンペーンについてお伺いします。既に予算として計上済みですが、「ステージ1」に県内引き下げられるということで、県民限定などの条件をつけて、「Go To トラベル」が再開する前に、県で先行して始めるというお考えは、現状であるのでしょうか。
今、ようやく「ステージ1」まで下がってきたところでありますので、特に、佐世保市は、この2日間全ての指標が「ステージ1」まで下がりました。いま少し推移を見極めた上で、来週中にも、今後の取り扱いについて検討の上、発表をさせていただく必要があるのではなかろうかと考えているところです。
この状況が落ち着けば、「Go To トラベル」の開始いかんにかかわらず、検討される可能性があるという理解でよろしいでしょうか。
関係予算について議会の議決をいただいたところであります。県内経済の活性化も重要な課題であると思いますので、できるだけ早く検討を進めていきたいと考えております。
わかりました。それと少し関係あることなんですけれども、先般、県のツーリズム・アワードで、「チームナガサキセーフティ」のお取組を評価され、表彰されました。こういった取組が、長崎市と佐世保と雲仙市でやられていますが、これを県内全域に広げていくとか、県が関わっていくというお考えはありますでしょうか。
民間主体の取組でありまして、主体的なお立場でメッセージを発出し、自ら安全安心な環境を作っていただく努力を重ねられ、そういった取組がより広範に及んでいくということは非常に好ましいことであろうとは思っておりますが、行政が直接こういった施設は大丈夫ですよというメッセージをお出しするというのはなかなか難しい面があります。したがって、そういった取組が他の地域まで拡大していくことは非常にすばらしいことであると思いますので、それぞれの地域の皆さん方にもご協力をいただけるように呼びかけていく必要はあるものと思っています。
前回の19日の会見で、佐世保市を「ステージ4」から「ステージ3」に、それ以外は「ステージ2」とされましたが、そのときは、長崎市、佐世保市の外出自粛要請が21日までだったので、その直前のタイミングでということだったと思いますが、今回、今日というこのタイミングは、何をもってご判断されたんでしょうか。
前回も、県のステージ自体は、「ステージ1」に近いような状況まで至っておりましたけれども、病床占有率が、県北地域が特に高かったということで、その段階まで待って、県の一番下のレベルである「ステージ1」にはいたしませんでした。今回、佐世保市の状況を再度確認し、全ての指標が「ステージ1」に下がって2日間経過したところであります。また、小さなクラスターが発生したところでありますが、これ以上大きな拡大の要素も見えないといったところ等を踏まえて、今回、佐世保市を含めた県全体を「ステージ1」に切り替えたところであります。
25日発表分で、佐世保市の療養者数は10万人当たり5.6人で、佐世保市を含めて県内全体が「ステージ1」相当という、ここが決定打というか、総合的に判断する中で大きな根拠と考えていいのでしょうか。
コロナ感染症病床というのは数が限られております。特に、この間、最大の課題となってきたのが、医療機関や福祉施設でのクラスターの発生だったわけであります。端的に申しますと、佐世保市のクラスターで感染された方々が、他の医療圏域に役割分担して入院療養をしていただいている方々も生じたわけであります。そういった中で、それぞれの地域の新規感染者の発生状況と、入院病床の占有率等を総合的に踏まえる必要があると考え、全ての指標が全ての地域において一定レベル以下になったということで、「ステージ1」の判断をさせていただいたということです。
宿泊助成キャンペーンの開始する目処。どういう段階になれば、県独自で計上されている宿泊キャンペーンを実施できると判断されるのでしょうか。
県全体のステージ判断を、今日改めて判定し、明日から引き下げると考えたところであり、その状況をいま少し見極める必要があるのだろうと思います。「ステージ1」の段階が安定的に推移していけるかどうか、これをもう少し時間を設けながら判断した上で、大丈夫だろうということになった状況で、県単独のキャンペーン等の再開を具体的に検討していきたいと思っております。
国の「Go To トラベル」の停止期間中に県の宿泊助成キャンペーンを実施するという想定だと理解していたのですけれども、仮定の話で、国の「Go To トラベル」が前倒しで再開された場合は、どのような取り扱いになるんでしょうか。
「Go To キャンペーン」がどういったスケジュール感で動いていくのかは、全く予想できない状況でありますけれども、県の単独の支援措置と「Go To キャンペーン」の支援措置を併用するというようなことは考えておりません。全国の流れと本県の感染状況を踏まえたときに、本県は感染状況が少なく済んでいる地域の一つではなかろうかと思っておりますので、できれば、来週、あと数日でも経緯を見極めた上で、具体的な制度設計等を含めて検討をし、制度をスタートさせていく必要があるのではなかろうかと考えております。
関連でお伺いします。雲仙市は、市民を対象にした割引キャンペーンを始められるというのを、リリースで見たのですけれども、その際、県独自のキャンペーンと、市町のキャンペーンが重複した場合、県のキャンペーンとの併用の可否についてどうお考えでしょうか。
今の段階では、国の「Go To キャンペーン」との併用というのは、これは避けていきたいと考えておりますが、前回のキャンペーンのときもそうでありましたけれども、県の支援措置と各市町・地域の支援措置を併用してご活用いただいているような事例も多数あったわけであります。したがって、今回の制度設計においては、各市町は市町の思いで取り組んでおられるわけでありますので、県として差をつけるというようなことは考えておりません。
ステージの判断についてお尋ねします。ステージを動かすときには県全体で動かすということが基本でしたが、今回は、長崎市、佐世保市を部分的に切り分けるという判断になりました。今後、例えば長崎市だけ感染状況が急激に増えるといった状況になった場合、ステージを個別の医療圏域だけ上げたりするという判断になっていくのでしょうか。
実は、ステージの判断基準として「ステージ1」「ステージ2」「ステージ3」までは基本的に県全体のレベルで判断をして行こうと考えてまいりました。そのレベルでは、圏域毎の調整で対応できる可能性が非常に高い状況であろうと想定してきたわけです。ところが「ステージ4」「ステージ5」になると、それぞれの地域が病床逼迫に近いような状況の中で、特にクラスターが相次いで発生している地域については、その地域に特別のメッセージを発出し、特別のご協力をいただいていく必要があるということで、「ステージ4」の段階から、地域や、特定の業種等、地域に着目した協力要請というのは従前から想定していたわけであります。今回、ステージを下げる際に、佐世保市だけ「ステージ3」に下げたわけでありますけれども、それまでは非常に高い病床稼働率で、佐世保市で新たな感染者が発生すると、まさに病床・医療提供体制に直接影響を与えかねないような状況であったため、佐世保市の皆様方に、いま少し感染防止についてご協力をいただいていく必要があると判断し、地域を分けて、個別のメッセージを発出させていただいたわけであります。
上げていく場合も、基本的には、「ステージ3」までは県全体で上げていくという理解でよろしいですか。
基本的には、従前もそういう考え方を持っておりました。
2点あります。1点目、明日からステージ判断が「ステージ1」に切り替わり、これに併せて、「注意報」も解除するという認識で間違いないでしょうか。
はい。
ありがとうございます。また、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種に関してです。長崎県内は、対象となる方が市町によって人数に差がある等、色々な状況があります。具体的に、どの自治体から始める等の方針というのはございますか。
先ほど報告させていただきましたとおり、市町向けのワクチンが最初に配送されるのが、4月5日の週の2箱からスタートする予定です。それ以降順次配送されてまいりますけれども、今、関係市町の方と協議を進めさせていただきまして、このスケジュールに併せて、どの市町からスタートするのかという意見を伺っております。決定次第報告させていただきたいと思います。
以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午前11時00分から午後12時4分(64分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年2月19日 記者会見
会見内容
県全体の感染段階をステー2へ切り替え ただし、佐世保市ではステージ3へ切り替え
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
今日は、新型コロナウイルス感染症のその後の推移と、改めて県民の皆様方に、感染拡大防止のためのご協力のお願いをさせていただきたいと思います。
コロナウイルス感染症については、去る2月5日に会見の場を設けさせていただきまして、長崎市、佐世保市については、変わらず病床占有率が高止まりしているという状況でありましたことから、感染段階について「ステージ4」の「特別警戒警報」を継続して発令させていただき、県民の皆様方に対して、県境を越える不要不急の往来について自粛のお願いをさせていただきました。特に、長崎市、佐世保市の皆様方には、不要不急の外出自粛のお願いをさせていただいてまいりました。その後の状況について、まずご報告をさせていただきたいと思います。
感染は、1月5日に55名、1月9日に60名という、これまでに経験しなかった新規感染者が確認されたところでありますが(資料P1)、その後、1月中は二桁の数の新規感染者が確認されるという状況が続いてまいりました。1月31日から感染者数が一桁台となり、落ち着きを取り戻しつつ推移してきたところであります。2月14日には、69日振りに感染者がゼロとなったところでありますが、その後も、初発と考えられるような感染者が確認され、なお感染者が散発する状況が続いているところであります。この1週間の新規感染者の確認数は10名という状況まで至っているところであります。これも、県民の皆様方、市民の皆様方のご協力のおかげであると、深く感謝を申し上げる次第であります。
そこで、主な指標のその後の推移であります(資料P2)。県では感染段階を5つのステージに分けておりますけれども、赤は一番危機的な状況であります「ステージ5」、オレンジ色が「ステージ4」、黄色が「ステージ3」、緑色が「ステージ2」、白色が「ステージ1」という段階を示して色分けをいたしております。これまで県では、新規感染者の確認数だけを指標として、1週間に49人以下の感染者数が確認された段階を「ステージ1」、それを超えたら「ステージ2」という判断をしておりましたけれども、順次、感染段階を引き下げていく段階で、もう少し詳細な関係指標を整理し直す必要があると考え、「ステージ2」、「ステージ1」の感染段階を細分化して位置付けることにいたしました。病床占有率、最大病床数に対し11.2%を超えると「ステージ2」、それ以下であると「ステージ1」、そしてまた、療養者数も、1日当たり76人を超えた段階で「ステージ2」、それ以下の段階で「ステージ1」ということで、再度整理をし直してきたところであります。まず、一番上の表は、県全体の関係指標の推移をご紹介しているところであります。県全体については、「ステージ3」の段階から、2月11日以降「ステージ2」に推移いたしております。それから、重症者病床占有率も、「ステージ1」のレベルまで下がってまいりました。新規感染者数は、週、人口10万人当たり0.75人ということで、国内では高い方から40番目まで下がってきたところであります。療養者数は、同じく10万人当たり1日5.1人という状況まで下がってきたところであります。
一方、前回、「ステージ4」で留め置きました長崎市につきましては、2月9日までは「ステージ3」の病床占有率でありましたが、その後、「ステージ2」に移り、現在では「ステージ1」にまで下がってきております。それから、新規感染者数も10万人当たり1日1.2人ということで、「ステージ1」、そして、療養者数も10万人当たり1日3.6人ということで、「ステージ1」まで落ち着いてきているという状況であります。
一方、佐世保市でございますけれども、相次いでクラスターが発生したということもあり、病床占有率が非常に高い状況が続いてまいりましたが、2月14日には「ステージ4」まで下がりまして、その後も順調に退院が続いており、現段階では、病床占有率が23.7%と「ステージ3」のレベルまで下がってきたところであります。一方、新規感染者の確認数は2.0人と「ステージ1」まで下がっております。療養者数は、高齢者施設でクラスター等が発生したこともあり、県内では一番高い18.6人ということで、「ステージ3」の状況が続いているという状況になっております。
続きまして、病床の稼働状況でございます(資料P3)。医療圏域毎に見た数字でありますが、長崎医療圏は病床占有率が8.6%まで下がりました。ただ、佐世保県北医療圏については、まだ若干高い状況が続いております。現在、県全体では、最大確保病床に対して占有率が11.2%、確保病床数は、本土地域については最高の体制であります「フェーズ4」を維持しておりますが、離島地域では感染者がいらっしゃらないということで「フェーズ1」まで落としているところであります。県内の感染者では、現在、重症者が3名、中等症・軽症者が44名、宿泊施設利用者が21名という状況であります。なお、この間、36名の方々がお亡くなりになりました。改めて心からお悔やみを申し上げますとともに、入院治療中の皆様方の一日も早いご回復をお祈り申し上げる次第であります。
一番上の青色の折れ線グラフは最大確保病床に対する占有率の推移をご紹介しているものであります(資料P4)。占有率は、3.8%から徐々に高まってまいりまして、ピーク時は53.4%と、瞬間的ではありますが、「ステージ5」を超える状況にまで至ったところでありますが、その後、順次下降傾向をたどって、現在11.2%、「ステージ2」の段階まで下がってきているところであります。
緑色の折れ線グラフの療養者数も、減少の傾向で推移していまいりまして、「ステージ2」から「ステージ3」、ピーク時には、「ステージ5」ぎりぎりのところまで至りましたけれども、その後下降傾向をたどり、現在、68人の療養者ということで、「ステージ1」まで下がってきているところであります。
一方、黄色の折れ線グラフである新規感染者の発生状況でありますが、ピーク時には「ステージ5」に至る時期がございましたけれども、これも、現在下降傾向をたどり、「ステージ1」のレベルまで下がってきているという状況であります。
それから、初発と考えられる感染事例の感染経路の状況であります(資料P5)。これは、直近の13日間と、その前の13日間を比較いたしております。感染要因として考えられる、県外由来の感染事例、感染経路が分からない事例がございましたけれども、県外由来の感染事例も大幅に少なくなっておりますし、特に、感染経路が分からないという感染者の数も相当減少してきているという状況であります。
次に、2次感染の状況であります(資料P6)。2次感染以降の感染者の発生状況について、その前の13日間では、いわゆる病院や福祉施設等のクラスターで感染が拡大してきた要因が非常に強く見られたところであります。併せて、学校クラスター、家庭内感染、職場感染といった事例が大幅に数も減り、クラスターについては、佐世保市の長寿苑とステーション保育園関連の感染者が確認されるのみという状況まで落ち着いてきたところであります。
それから、この間の人の流れであります(資料P7)。各事業者の皆様方に、在宅勤務を推進していただき、出勤者数を半数程度まで減らしていただくようご協力をお願いしてまいりました。要請前は対前年度比長崎駅周辺で33.4%減少、佐世保駅周辺で55%減少という状況でありましたけれども、その後、要請を終了いたしました後の状況の推移であります。ウイークデーを見ますと40%程度まで減少してまいりましたけれども、その後、また元に戻りつつあるという状況で推移しつつあります。一方、15時時点の長崎駅周辺、浜町アーケード周辺、佐世保四ヶ町周辺での人出の状況でありますけれども、1月18日から長崎市、佐世保市に不要不急の外出自粛をお願いをしてまいりましたけれども、ウイークデーの状況を見ますと、長崎市周辺で対前年比20%の減、現在では、むしろ要請前の状態よりも増えるという状況にありますし、浜町アーケード周辺は、ウイークデーが18.3%まで減少いたしましたけれども、これも要請前の状況まで戻ってしまうという状況であります。佐世保四ヶ町周辺は、12.6%が21%程度まで一旦下がりましたけれども、これも要請前の状況に復元する傾向にございます。一方、夜間の人出の状況であります。1月20日から飲食店等への営業時間短縮のお願いをさせていただいてまいりました。相当数の皆様にご協力をいただき、78%、69%というご協力をいただいていまいりましたけれども、これも徐々に復元傾向で推移しつつあるものと考えております。
それから、県外との不要不急の往来自粛をお願いさせていただきましたが、その後の状況であります(資料P8)。こちらについては、継続してご協力をいただいている状況であり、8割、8割5分程度の減少という状況になっているところであります。
そこで、現状のまとめをいたしますと(資料P9)、県全体では、新規報告者数、病床占有率、療養者数は減少傾向で推移し、全ての指標が、県の「ステージ2」以下の指標まで落ちているという状況が見てとれます。特に、新規報告者数は0.75人ということで、県の「ステージ1」の段階でありますし、最大確保病床に対する占有率が11.2%と「ステージ2」ぎりぎりのところまで低下してまいりました。療養者数についても、「ステージ1」の状況であります。初発と考えられる感染事例の数も減少し、感染経路不明の事例も非常に少なくなっている状況であります。2次以降の感染状況でありますけれども、感染事例も大幅に減少いたしましたし、新たなクラスターも長崎市内の中学校で確認された1件のみという状況であります。
それから、行動変容であります(資料P10)。県外との往来については引き続き8割程度の自粛にご協力をいただいている状況であります。ただ、外出自粛については、それぞれの時間帯で若干元に戻りつつあるという状況にあろうかと考えております。
総合的に評価いたしますと、県民の皆様方のご協力により、県全体の感染状況は「ステージ2」のレベルまで改善しているという状況にあります。しかしながら、先ほど申し上げましたように、夜間を中心に人の動きが徐々に戻りつつありますことから、引き続き、外出時や人と接触される際の感染防止対策の徹底がより重要になるものと考えているところであります。
そこで、改めて、現時点での感染段階のステージ判断であります(資料P11)。こういった状況を踏まえ、県全体の感染段階を従前の「ステージ3」から「ステージ2」に切り替えたいと考えております。この切り替えは、21日まで所要のご協力をお願いし、22日からステージの切り替えを考えております。長崎市は、従前の「ステージ4」から「ステージ2」に、佐世保市は、「ステージ4」から「ステージ3」に切り替え、両市にお願いしておりました不要不急の外出自粛の要請を21日までで終了させていただきます。したがいまして、県全体としては「ステージ2」の「注意報」、佐世保市については「ステージ3」の「警戒警報」を引き続き発令させていただくものであります。
そこで、具体的な形で、県民の皆様方にお願いをさせていただきたいと思います(資料P12)。何としても感染の再拡大は防いでいかなければならないと考えておりますので、県民の皆様方には、引き続き慎重な行動をお願いしたいと存じます。特に、「警戒警報」を発令しております佐世保市の皆様方には、一層の対策の徹底をお願い申し上げる次第であります。
具体的なお願いでありますが、ご承知のとおり、国内においては、緊急事態宣言が継続して発令されているところであり、県外との不要不急の往来は引き続き自粛をお願いしたいと考えております。特に、県外での会食は引き続きお控えをいただきたいというお願いであります。
一方、県内でも、5人以上の会食をお控えいただきますとともに、会食される際には特に感染防止対策の徹底をお願いいたします。具体的にここに5項目を記載しておりますので、特にこういった点にご注意をいただきたいと考えております。
それから、なお、新規感染事例が確認されるところでありますけれども、特に高齢者の方々、既往症をお持ちの方々との接触の際には、感染防止に細心の注意を払っていただきたい。中には、お孫さんが都市部から帰省されたことが感染要因になったのではなかろうかと推計されるような事例も見られるところでありますので、関係の皆様方お一人お一人がそういった点について、継続したご協力をお願いしたいと考えているところであります。
それから、ドアノブ等の共用部分に触れるというようなことがあれば、こまめな消毒にご注意をいただきたいというお願いでございます。
それから、事業者の皆様方へのお願いであります(資料P13)。おかげさまで、クラスターも一定落ち着きを取り戻しているところでありますが、大きなクラスターになる前に、一刻も早くそれを発見し、必要な対応策を講じていくということが大変重要になってまいりますので、各事業者の皆様方には、健康管理アプリ、N-CHATの一層積極的な活用をお願い申し上げる次第であります。
それから、医療機関、福祉施設等でクラスターが数多く発生してきたということもあり、従業員の皆様方に対する定期的なPCR検査は継続して取り組んでいくことといたしております。県、長崎市、佐世保市、それぞれPCR検査を実施しているところであり、現在のところ、県においては、この定期的なPCR検査で1名の陽性者が確認され、長崎市においては、全ての方々が陰性であったというお話をお聞きしております。佐世保市においても、2月16日から検査に取り組んでいただいておりますので、引き続きご協力をいただきますようお願いをいたします。
それから、事業者の皆様方には、継続したお願いで恐縮でありますが、在宅勤務の推進を引き続きご尽力、ご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
これは、これまでもお願いしてまいりましたけれども、感染リスクが高まると考えられる場面として5つの場面が指摘されているところであります(資料P14)。この点についてはこれまでもご説明をさせていただいてまいりましたけれども、こういった場面が切り替わる場に特にご注意をいただき、県民の皆様お一人お一人が感染しない、感染をさせないための細心の注意を払っていただきますようお願いを申し上げる次第であります。
この間、12月下旬から、これまでになかったような急速な感染拡大が見られたところであり、振り返ってみますと、非常に危機的な状況であったと感じているところであります。1日55人、60人という感染者が確認された日もあったところであり、そういった中で、医療関係者の懸命なご協力により、何とかこれを乗り切ることができたものと考えているところであります。少しその間の状況等について改めてお話をさせていただきますが、長崎医療圏については、最大確保病床125床を確保していただいておりました。この間の病床稼働率は、ピーク時には89.6%、125床に対して112床にご入院いただいているという状況であり、ここに一つのクラスターが発生すると病床はパンクしてしまう状況にありました。そうなると入院していただくことができませんので、自宅待機という事態も想定されかねない、非常に厳しい状況でありました。その後、長崎医療圏では関係の皆様方のご協力をいただき、140床まで最大確保病床を拡大していただいて乗り切ってきたところでありますので、何としても県民の皆様方には、これからも感染の防止のための細心の注意を払っていただきますよう、改めてお願いを申し上げる次第であります。
ワクチン接種につきましては、いよいよ来週2月22日から接種が開始されます。先行的に医療機関の皆様方に接種を開始した後、4月からは高齢者の皆様方に接種を開始します。高齢者の皆様方は、県内におよそ44万人いらっしゃいます。こうした方々への接種を4月から6月の3カ月の間に2度の接種を行ってまいりたいと考えております。その後、引き続き、基礎疾患をお持ちの方々、一般の方々という形で接種を進めてまいりたいと思います。高齢者以外の方々の対象者は、県民の皆様方がワクチン接種を希望された場合という概数になりますけれどもおよそ88万人と推計されます。そうなりますと、3カ月間のうちに高齢者をワクチン接種し、その後、基礎疾患をお持ちの方々、一般の県民の方々ということになりますので、接種が完了するまでは相当の期間を要する場合も考えないといけないと思っているところであります。これからいよいよ年度末を迎え、人の移動等が拡大する時期を迎えてまいります。また、その後にも大型連休ということで、これも人の動きが大きく増える時期を迎えてまいります。何としても第4波の到来が深刻な状況にならないように、万全の体制で対応をしていかなければいけないと考えておりますので、引き続きご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。
私からは以上でございます。あとは、どうぞよろしくお願いします。
それでは、まず、幹事社の方からご質問をお願いいたします。
現在、長崎市、佐世保市に出されている「特別警戒警報」は21日をもって終了、22日以降は、県内は「ステージ2」、佐世保が「ステージ3」ということで間違いございませんでしょうか。
はい。
それをもって、今、ワクチンのスケジュールも出されましたけれども、3月は年度末、5月はゴールデンウイークが控えていまして、いつまで警戒レベルを強めていくか、維持していくか、特に確保病床数は「フェーズ4」の状態ですけれども、どのあたりまでは警戒が必要だとお考えでしょうか。
病床稼働率については、順次低下傾向になっておりますので、今後、稼働状況に応じて、各医療機関の皆様方と相談をし、フェーズをどう取り扱っていくのか引き続き協議いただく形になっていくものと思っておりますが、1日当たり50人、60人という感染者はこれまで経験したことのないような新規感染者数であります。これが数日続くことで、病床はすぐ満床になってくる可能性があるということを考えますと、県民の皆様方お一人お一人に、いかに感染を未然に防いでいただくかということが極めて重要な点になってくるものと思いますので、危機意識を持って、ワクチン接種をし、その効果が発現するまでのしばらくの間は、お一人お一人が自分の身を守っていただきたいと思いますし、周りの方々に感染させないための細心の注意を払っていただきたいと願っているところであります。
ありがとうございます。今日の会見の中でも、特に緊急事態宣言を長崎市に出している際に、一人一人の協力によって感染者数が抑えられていったというお話が出ましたが、感染ステージを下げられた要因として、率直に、県民の皆さんへのが移動自粛要請、事業者への時短要請がありました。皆さんに協力いただいて解除ができた長崎県の取組ついてもう一度詳しく教えていただけませんでしょうか。
県民の皆様方には、様々な用務がおありの中で、県外との往来を自粛していただき、また、不要不急の外出自体を自粛していただくというお願いをさせていただいてきたところでありますが、それぞれのお願いに対して真剣に向き合ってご協力をいただいた成果であると、本当にありがたく思っているところであります。一方、また、大変厳しい経済状況の中で、飲食店、その他の遊興施設、遊技施設、スポーツ施設、関連施設の皆様方に対しても、長崎市内においては営業時間の短縮のお願いをさせていただいたところでありまして、厳しい状況の中、それぞれのお立場でご協力をいただいたことの一つの表れではなかろうかと思っているところであり、改めて感謝申し上げたいと思っております。
今回、行政が緊急事態宣言や警報を発令することによって、感染者が少なくなりました。前回の最初の緊急事態宣言の際も、発令により感染者が一気に下がったけれども、解除したらまた増えたという状況で、今後、一旦は減るけれども、また第4波が来たら、行政の宣言がないと感染者が急激に増えるのではないかと思います。行政が宣言を出さないとまた増えてしまい、宣言を出せばまた下がるという、いたちごっこのような状況を打開する何か知恵というのがあれば伺いたいのですが。
非常に難しい課題であろうと思います。といいますのは、様々な社会経済活動は人と人との接触、人の流れによって営まれるわけであり、単純にそういった機会を少なくするということになると、感染拡大については一定抑止効果が得られると思いますが、それで社会経済活動がスムーズに進んでいくかというと、決してそういう状況ではないものと思っております。私どもの最大の課題は、そういった経済と、人の健康・命は両方とも大事な面でありますので、その時々の情勢に応じてどちらを優先させていくべきかという判断が求められているのではなかろうかと思っています。そういった状況を受けて、県民の皆様方にメッセージとしてお出しして、ご協力を求めていく必要があるのではなかろうかと考えているところです。
わかりました。先ほど、感染リスクが高まる行動は控えようとおっしゃっていましたが、先日、島根県知事が聖火リレーの中止を検討しているという発言がありました。知事ご自身は、聖火リレーに関してどのように思われているのでしょうか。それからコロナに関連して、クラスターが発生したコスタ・アトランチカが修繕目的で入港してから21日でちょうど1年となりますけれども、長崎の経済を引っ張っていく産業でもある今後のクルーズ船の修繕、寄港も増やして観光もという、今後の展望について、伺いたいと思います。
まず、聖火リレーをどう受け止めるかということでありますが、やはりそれは、様々なイベントでありますとか、活動等を考える際に、感染リスクとの因果関係をどうとらえるかという観点での対応が求められるのではなかろうかと思います。この間、感染拡大過程の中で、それぞれのステージに応じて感染要因と考えられるものは様々ありました。最初の段階では、飲食店等を介した感染・クラスターの発生等が先行して発生してまいりましたし、その後は、医療機関、福祉施設といった施設でのクラスターの発生が相次いできた。そういう中で、一つ一つ、その時期、その時点での感染状況をしっかり見極めた対策を講じていくということが、感染拡大抑止のためには極めて重要であろうと考えております。したがって、聖火リレーという大きなイベントを開催することに伴い、この感染拡大のリスクがどの程度大きくなるのか、そういった点を含めて、総合的に評価していく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。よく、これまで「Go To キャンペーン」で人の流れが拡大したことによって感染が広がったのではないかというようなお話もお聞きするところでありますけれども、長崎県内の状況を見る限りにおいては、旅館、ホテル、観光施設等を介した大きな感染拡大の事例というのは確認されていないところであり、こういったイベント等についても、聖火リレーを行うことが、すなわち感染拡大の要因に直ちになってくるものとは、現段階では、私自身受け止めていないところであります。
それから、クルーズ船コスタ・アトランチカの大規模クラスターが発生して1年が経過いたしますが、この間、関係の皆様方のお力添えをいただいて、無事終息を迎えることができたことを大変ありがたく思っているところでありますが、コロナウイルス感染症とクルーズ船の、特に、エッセンシャルワーカーの居住環境等を見た場合のリスクとの関係は、大きな課題として継続して対応策を講じていただく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。現在クルーズ船の受入環境をどう整備していくのか、港湾管理者の立場で県の港湾課と、関係機関との情報共有、連絡調整等を進めているところであります。感染症の発生等を含めた重要な情報をいかに迅速に共有し、必要な体制を構築できるかということにかかってくるものと思っておりますので、海外船社の場合には特に、国を超えた協力関係でこれを解決していく必要がありますので、それぞれの役割分担のあり方等を含めて、しっかりした課題整理と対応策を講じていく必要があるものと考えております。そういったもろもろの環境が整う段階で、またクルーズも再度スタートしていくものと考えているところでありますけれども、長崎県の非常に厳しい状況にある造船関連産業の新たな分野のビジネスの可能性として、修繕事業というのは非常に大きなインパクトのある事業分野であろうと考えておりますので、継続して国等とも協議を重ねて、環境整備等に力を注いでいきたいと思っております。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いしたいと思います。
クルーズ船の関係で1点。昨年、報告書を取りまとめたときに、緊急時対応計画として、関係機関と連携して対応する計画について策定されるとおっしゃていましたが、進捗状況はどうなっているのでしょうか。
検討の途中段階でありますけれども、つい先般、素案のような形で取りまとめられたものを、途中報告いただきました。もう少し保健部局でありますとか、港湾管理者の立場、そして、全体としてのリスク管理に遺漏がないかという観点で再度チェックをしている段階でありますので、それほど遠くない時点で取りまとめて、公表させていただけるのではなかろうかと思っております。
わかりました。今回、佐世保だけ「ステージ3」ということですけれども、これは、病床の占有率であるとか、療養者の数がまだ「ステージ3」の基準を超えているということから、佐世保だけ「ステージ3」ということでよろしいのでしょうか。
そう考えております。
わかりました。先ほど知事が最後におっしゃられましたけれども、今後、第4波が深刻な状況にならないよう、万全の体制を築かなければならないとおっしゃられました。県におかれましても、後方支援病院の確保でありますとか、長崎医療圏におかれましては、長崎市、西海市、長与町、時津町が負担する形で、コロナの退院基準を満たした患者を受け入れた病院に対し、1人当たり25万円の支援金を支給するということで、病床が満床にならないよう役割分担等を連携をするという体制を築いておりますけれども、県として全県的に、長崎医療圏がやられているような取組を広げていくようなお考えはないのでしょうか。
県全体の取組といたしまして、退院基準を明確化して、後方支援病院に転院をスムーズにするという取組を進めております。ちょうど昨日も、国の専門家会議で、国全体の基準が有識者会議で議論され、概ね合意されたと聞いておりますので、県としても国の基準を踏まえ、早急に各医療機関にお願いしていきたいと思っております。今回、受け入れた医療機関に対し、診療報酬の点でもかなりの増額の評価がされているところもありますし、県からお願いしております長崎大学の専門家から、そういった医療機関に対して、感染予防対策等の指導を行うようなこともしております。受入側が安心して体制をつくるという点で、県としては積極的に取組を進めてまいりたいと思っております。以上です。
わかりました。先ほどワクチン接種の関係で、高齢者が、県内44万人とおっしゃられましたけど、これは、単純に、65歳以上の高齢者の方が44万人ということで、そこから基礎疾患のある人を引いた数ということではないですよね。
そのとおりです。機械的に65歳以上の方です。
高齢者以外の方がおよそ88万人というお話でしたけれども、この88万人は、長崎県の人口から、単純に44万人を引いた数なのか、それとも、優先接種や先行接種の医療者の数を抜いた数字なのか教えてください。
すみません、それは極めて大ざっぱな数字として申し上げました。県民の皆様方が132万人いらっしゃり、高齢者44万人、その他の方は次の段階での接種だと、極めて大きな数字でありますし、年齢であるとか、妊婦であるとか、そういった要素は一切想定していない数字を申し上げました。
わかりました。ワクチンの接種の順番は国で大枠が決まっていますけれども、高齢者であるとか、基礎疾患のない人、一般の人の中には、例えば、障害を抱え医療的ケアが必要なお子さんのご家族の方で、できれば一般の中でも優先して接種をして欲しいという声も上がってきていますが、その辺の柔軟な対応を国に対して求めていくようなお考えとかはありますでしょうか。
この接種基準の対象者について、基礎疾患については、自己申告での対応ということもありますので、例えば、様々な事情で優先接種して欲しいということも含めて対応するものとして理解しています。今、ご質問ありましたように、原則、各市町での判断になってまいりますが、県としても、地域の実情に合った柔軟な対応ができるように、取組を支援してまいりたいと考えております。
新型コロナの感染防止に向き合うスタンスとして、一旦ゼロにしてから経済活動という、「ゼロコロナ」という考え方と、一定程度経済の影響も考えて両立もにらみながら経済活動を行う、「ウィズコロナ」という考え方があります。既に半分答えていただいたような気もするのですけれども、現在、知事としては、ウィズコロナ、ゼロコロナの考え方としてはどちらのスタンスにお立ちでしょうか。
特に自分はこっちの立場だ、ゼロにならないと社会経済活動拡大は望ましくないと思っているわけではありません。そこのバランスが非常に難しいし、重要であろうかと思っております。
「ステージ2」という状況ですけれども、観光キャンペーンについて、補正予算、当初予算を含めて予算を計上されていますが、県内の宿泊関係の業者をはじめ、観光はかなり厳しい状況に置かれています。県内限定とか、感染防止対策の徹底というのは当然前提としてですけれども、観光キャンペーンを始めるに当たり、「ステージ2」という状況が続けば始めるとか、「ステージ1」になったら始めるとか、そういった基準といいますか、その辺のお考えというのは、今、お持ちでしょうか。
観光キャンペーンに要する経費を補正予算で計上させていただきましたのは、国の動きと連動しない形での、県単独のキャンペーンの促進のあり方も必要ではないかということで、関係予算を計上させていただいたところであります。基本的には、今、「ステージ2」のぎりぎりのところであります。もう少し経つと、恐らく「ステージ1」になってくるものと思います。これは期待を込めて考えているところでありますが、そういった状況として一定落ち着きを取り戻した段階で、片方で緊急事態宣言発令地域があるわけでありますのでまだまだ県外からお客様をお迎えするというのは難しい状況かもしれませんが、例えば、県民の皆様方を中心に、再度、心を癒していただくための旅にお出かけいただくなどの対策が講じられないだろうかと考えているところであります。
先ほど、ワクチン接種のスケジュールについて大まかなお話しいただきましたが、相当な時間を要する可能性があるというのは、最大でどれぐらいかかると見込んでいるのか、見通しを教えていただけたらと思います。
高齢者の方々が44万人ほどおいでになられて、3カ月で2度のワクチンを接種するというスケジュール感になっております。あと、高齢者以外の方々の対象者はその倍になるということになります。一刻も早く接種を完了するということが求められている中で、各市町含めて、体制づくり、あるいはワクチンの供給そのものがいかに安定的かつスムーズに進むのかということにもよりますけれども、直ちに、2、3カ月で完了するというのはちょっと考えにくい状況も想定しなければいけないのではなかろうかと思っております。したがって、県民の皆様方に安心をしていただく前に、継続した感染予防対策をという趣旨で申し上げたところであります。
一般の方のスケジュールに関しては、年内なのか、それとも来年以降までかかりそうなのか、ワクチンの供給状況がまだわからない点はあると思いますけれどもいかがでしょうか。
そこはまだ予測がつかない状況であります。
わかりました。副反応については今のところはそう多くはないと言われていますけれども、県民にワクチンを打っていただくために、どのような形で周知をしていきたいのか、また、副反応が出た場合の対応も以前ご説明されていましたけれども、その対応の準備というのは順調に進んでいるのか教えてください。
副反応の状況というのは、重篤なアナフィラキシーのような症状のことかと思いますが、そういったものは非常に数が限られているというような報告があります。県といたしましても、いよいよ来週22日から、先行して医療機関でも接種が開始されていきます。県民の皆様に対しましては、適宜、県での接種の準備状況と実施状況を集計した上で、進捗状況をお知らせさせていただきたいと思っております。そういった中でも、例えば副反応の状況等、県内での状況についても、可能な範囲で適宜情報収集し、分かりやすい周知に努めてまいりたいと思っております。以上でございます。
ありがとうございます。最後に1点お伺いします。病床の逼迫する状態が県内でも長く続いていましたけれども、お一人の方が入院された場合、どのくらいの期間入院するケースが多いのか、平均的な入院日数などが統計的に分かっていれば、教えていただけないでしょうか。
入院されている方々の年齢にもよる形になりますけれども、例えば、佐世保市の病床稼働率が非常に高い状況でこれまで推移してきたというのは、高齢者施設でのクラスターによって、入院されている方々が数多くいらっしゃる。入院されている方々の平均期間が20数日、24日を超えるような在院日数ではなかったかと記憶しております。
私から少し補足させていただきますと、ただいま、知事が申し上げたとおりでありますが、例えば、高齢者施設に元々入所されていた方は、やはり入院期間も長くなる傾向があり、今手元にある情報ですと、平均の入院期間が20日程度という状況であります。一方、比較的に年代の若い方の入院期間というのは概ね1週間程度での退院が可能になっているという状況であり、年代によって非常にばらつきがあるという状況であります。
今、教えていただいた、平均20日ぐらいは入院するというのは65歳以上というとらえ方でよろしいでしょうか。
最終的な集計は、全ての方が退院してから行いたいと思いますが、概ね80代以上と理解いただければと思います。
80代以上の方だと平均20日ぐらいということですか。
はい。
知事にもう一点お尋ねします。県独自の誘客キャンペーンで、「ステージ1」になった段階で開始を検討するととらえていいのか教えてください。
まずは一番静穏な状況まで持っていかなければいけないと考えているところでありますが、その上で、国全体の動きも視野に入れながら、例えば、「Go To キャンペーン」がどのような取り扱いになるのかといった点等も総合的に勘案して判断をしていく必要があるのではなかろうかと思っております。
ありがとうございます。では、「ステージ1」に限ったことではないと思っていてよろしいですか。
「ステージ1」にならなければやらないという基準めいた考え方を持っているわけではありません。
誘客キャンペーンに関連してお尋ねします。国の「Go To キャンペーン」の扱いがどのようになるかも含めて総合的に判断する必要があるとおっしゃいましたけれども、「Go To キャンペーン」の再開に関して、例えば、長崎で落ち着いてきたという状況になったときに、全国一律に先駆けて、条件付きで、国に再開を要請したりするお考えがあるかどうかお聞かせいただけますでしょうか。
まだ現状は、全国の緊急事態宣言が発令されている地域があるわけでありますので、そういった地域から数多くのお客様をお迎えするということは、現段階では適正なことではないのではないかと思っております。したがって、県境を越える往来についても、継続して不要不急の場合には自粛を継続していただきたいというお願いをさせていただきましたので、そういう懸念がなくなる状況がないと、県外の皆様方を安心してお迎えしていくということは難しいのではなかろうかと思っております。
逆に、例えば、緊急事態宣言の対象地域を除いてといった条件付きで、誘客の支援を要請するというお考えというのは今のところはないということでしょうか。
今のところは、県民の皆様方に対するメッセージとして、県外との不要不急の往来は引き続き自粛していただきたいという要請をさせていただいておりますので、他県の状況を色分けして、緊急事態宣言地域、それ以外の地域という取り扱いをすることは考えておりません。
聖火リレーについてお伺いします。聖火リレーには、期待していたり、楽しみにしたりしている県民の方も多数いらっしゃる一方で、本当にやっても大丈夫なのかと心配されている方もいらっしゃると思います。今後、県としてはどのように準備を進めていくのか、また、県民にどのように理解を求めていくのか、知事のお考えをお聞かせください。
聖火リレーは、5月だったと記憶しておりますけれども、まだ少し時間がありますので、その時点のことを予測しながら、安全に開催できるのかどうかというのは、現時点では判断できません。したがいまして、所要の準備は準備としてしっかり進めていきたいと考えているところであります。どうしてもこの感染症拡大の面で懸念が大きいということであれば、その時点で改めて、自粛すべきか否か判断をしていかなければいけないのではなかろうかと思っております。
以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後3時30分から午後4時41分(71分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年2月16日 記者会見
●会見内容●
令和2年度2月補正予算(経済対策)(案)と令和3年度当初予算(案)について
配布しております「令和3年度当初予算(案)のポイント」に沿って当初予算、補正予算の概要等について発表をさせていただきます。
まず1ページをご覧いただきたいと思います。ご承知のとおり、令和3年度は「長崎県総合計画チェンジ&チャレンジ2025」の初年度となってまいります。これを受け、3つの柱の下、予算を編成いたしました。1つは「新型コロナウイルス感染症の予防・拡大防止対策」、2つ目は「社会経済活動の回復・拡大対策」、3つ目は「人口減少等の社会的課題の克服を目指し、デジタル改革やSociety5.0を強力に推進していきたい」との思いを込めて編成したところであり、下に書いておりますように令和2年度国の補正予算措置が講じられ、その補正予算と一体的な編成を行うことによって切れ目のない施策を推進していくこととしているところであります。一般会計予算総額は7,486億円。7,500億円台の大規模予算は17年ぶりということになってまいります。
2ページをご覧いただきたいと思います。2月補正予算につきましては、経済対策を含め600億5,000万の規模であります。これは防災・減災対策を含め公共事業費等が500億円、新型コロナワクチン接種体制確保等の関係予算も補正予算で対応しております。こういった国の施策と連動した予算に加え、県独自の臨時交付金を活用した新型コロナ緊急対策に要する経費として41億3,000万円を計上いたしております。当初予算と合算いたしますと8,086億8,100万円の予算規模ということになってまいりまして、令和2年度当初予算並びに令和元年度2月補正予算と比較し7.0%という大きな伸びを示しているところであります。
3ページ目をご覧ください。2月補正予算の600億5,000万の主な内容でありますけれども、経済対策に係る公共事業費の追加が行われており、501億7,000万円。このうち、主な部分として「防災・減災、国土強靭化のための5カ年加速化対策」ということで、415億円前後の関係予算が含まれているところであります。
4ページをご覧いただきたいと思います。補正予算で対応いたします新型コロナウイルス感染拡大防止対策であります。ワクチン接種体制の確保のために7,900万円。これは国の具体的なスケジュールが固まらないということで、市町から一刻も早く明らかにしてほしいというご要請をいただいているところでありますが、県民の皆様方に順調にワクチン接種を受けていただくことができるように万全の体制で臨んでまいりたいと考えております。
それから、その下にも新たな取組として1億3,500万円の予算計上しておりますが、発熱患者の皆様への対応、事業者の皆様方が独自にPCR検査等を行いたいというようなご希望等もお持ちであり、そのような相談に対応していただけるような体制を保険薬局等に開設していただくということにし、所要の経費を計上しているところであります。
続いて6ページをご覧いただきたいと思います。緊急対策として不要不急の外出自粛、県境を超える往来自粛、飲食店等に対する時短要請などをしたところでありますが、様々な分野に影響が生じているという状況にあります。支援についてのご要請等も、たび重ねていただいてきたところでありますが、この飲食店等についてはご承知のとおり「協力金」という形で然るべき支援対策も講じたところでありますが、その他の事業者の方々、具体的には飲食店と直接・間接の取引があり、大きな影響を被られた事業者の方々、不要不急の外出自粛をお願いしたことに伴いまして、経済的な大きな影響をお受けになられた方々、長崎市に対しては、飲食店に加えまして運動施設、映画館、遊戯施設等についても、時間短縮の要請をさせていただいたところでありますが、そうしたご要請に応じていただいた企業の皆様方を含めて50%以上売上高が減少している事業者の皆様方に対して1事業者当たり20万円の給付金を支給させていただくということにいたしました。これは県と市町の共同で支援を行うものであり、申請受付は各市町に事務手続きを担っていただくということにいたしております。
それから、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、様々な分野の産業が影響を被っているところであり、そのうち製造業については7ページをご覧いただきたいと思います。特に本県の成長分野として大きく育てていきたいと考えております、半導体、ロボット(産業用機械)、造船・プラント、航空機、医療関係、こういった分野で設備投資等を計画していただいている各企業の皆様方の新たな取組について支援措置を講ずることといたしております。1つは小規模な研究開発、設備投資等に対する支援措置で、上限100万円として1億円の予算枠を確保いたしました。また大規模投資、県外から需要を持ってきていただいて、県内企業へ波及をさせていただくという目標のもと1億円を上限として5億円の支援枠を設けたところであります。併せてその下に記載しておりますがサービス産業も新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けているところから、経営の多角化、業種転換等への取組に対して、支援措置を講じることといたしております。
8ページをご覧ください。観光関連業界の支援策といたしまして、県独自の誘客キャンペーンを展開するために、この補正予算で4億円、当初予算で5億円の支援措置を予定いたしております。いずれもGo Toトラベルキャンペーンと重複しないような形で支援策を発動し、より多くの皆様方をお迎えできるように工夫してまいりたいと考えております。その下は県産品のネット販売の拡大のための支援措置5,800万円を計上いたしております。
9ページをご覧ください。特にコロナの影響を受けて水産物の流通が思わしくないという状況に直面しているところであり、特に最近は天然魚の荷動きが悪化しているという状況にあります。したがって、量販店等において販売促進キャンペーンを展開することとし、1億円の支援措置を講じていきたいと考えております。併せて、大変厳しい状況であります公共交通事業者に対する緊急支援措置として8億8,800万円。これは航路、バス路線等の事業者に対する緊急的な支援措置を講じていきたいと考えております。
次に、当初予算の状況についてお話をさせていただきます。10ページ以降、資料を添付させていただいておりますが、まず11ページをご覧いただきたいと思います。県税等の収入の状況でありますが、ご承知のとおり、新型コロナウイルス感染症の影響により、大変深刻な影響を受けているところであり、県税で約90億円の減収、地方譲与税関係で同じく90億円の減収、総額180億円の減収を来すということになっております。これに対して12ページをご覧いただきたいと思います。財源調整機能、財源保管機能ということで地方交付税、臨時財政対策債が準備されているところであり、増加額190億円前後を見込んでいるところであり、減収分がこれによって補填されるという形になっております。なお11ページ左下に記載しておりますが、令和2年度においても相当規模の減収を来しているところでありますが、この減収分については減収補填債という特別の県債を発効して対応することといたしているところであります。
それから、歳出の概要でございますが、13ページをご覧いただきたいと思います。令和3年度の当初予算については、対前年度比226億の増、3.1%増の伸びとなっておりますが、その増加要因の最たるものは新型コロナウイルス感染症対策であり、406億円の関係予算を計上いたしております。その他に県立大学のセキュリティ産学共同研究センターの整備において新たな建設事業に着手してまいりまして10億円の増、選挙関係経費が16億円の増、緊急浚渫推進事業・緊急自然災害防止対策事業は近年、大規模な災害が頻発する傾向にあり、未然に災害発生を防止するために起債措置を活用しながら河川の浚渫作業等に精力的に取り組んでいく必要があると考え、この有利な県債を活用して事業費を大幅に増やしているところであります。こういった内容が大きな増減要因となっているところであります。
15ページをご覧ください。令和3年度の公共事業費のご紹介をしておりますが、いわゆる防災・減債対策が令和2年度は当初予算に計上されておりましたけれども、令和3年度は2月補正予算に国の予算が計上されております。そういったこともあり、当初予算の公共事業費は大幅に減少し、15.8%の減となっておりますが、補正予算を加えて比較いたしますと、一番下にございますように、令和2年度の補正予算を含めたところの額が1,290億円に対して、1,390億円ということで7.8%と大幅に伸びているところであります。県民の皆様方の安全・安心確保対策の充実に力を注いでまいりたいと考えております。
16ページは基金の取り崩し状況であります。先ほど申し上げましたように大幅な減収が交付税、臨時財政対策債等で措置されましたことから、財源調整のための基金の取り崩しは令和2年度とほぼ同一水準となっているところであります。なお、県債の状況については浚渫事業あるいは自然災害防止事業に積極的に取り組むということとしたことなどの影響もあり、県債の残高は前年から増加しているという状況であります。
続いて、令和3年度の主な予算の内容について若干触れさせていただきます。まず18ページに感染症の予防・拡大防止対策をご紹介しておりますが、相談体制の確保、検査体制の充実・強化、ワクチン接種体制の整備、医療機関や施設における感染予防・拡大防止対策、医療提供体制の確保は令和2年度に引き続き必要な額を積極的に計上したところであります。具体的な説明は省略をさせていただきます。
その他の新たな取組であります。22ページをご覧いただきたいと思います。県民生活の安全・安心確保対策といたしまして、小規模の予算ですが新規事業を幾つかご紹介をさせていただいております。がんの妊孕(にんよう)性温存療法に要する支援措置、骨髄等移植ドナーに対する支援制度の創設、歯・口腔機能の維持増進対策、若年層や女性の消防団加入促進対策。予算規模は小さいながらも、これまでになかったような新たな事業にも取り組みを進めていくことにいたしております。
それから、ポストコロナを見据えた環境整備のための対策であります。24ページをご覧いただきたいと思います。デジタルトランスフォーメーション(DX)への積極的な対応を進めていく必要があると考えており、まずリーダーの方々の意識醸成を含め、積極的なお取り組みを促進していくために必要なセミナーの開催、相談窓口の設置、アドバイザーの派遣等の支援措置を講ずることとして9,100万円の予算。製造業におけるDX促進対策として2億3,000万円、サービス産業のDX促進対策として2億2,700万円、DX促進のための高度専門人材の育成のために3,000万円という関係予算を計上させていただきました。
次の25ページであります。成長産業など新たな産業構造への転換に向けた施策といたしまして、幾つか新規事業を計上しておりますが、AI・IoT・ロボット等の先端情報関連産業の強化支援策として1億1,900万円。これは県内にも、この情報関連産業がありますけれども、より一層企業ニーズに対応でき、具体的な提案力を強化していく必要があると考えており、誘致企業の皆様方のご支援をいただきながら各企業の課題に応じた具体的な提案・実証を進めるための支援措置等を講じることといたしております。成長ものづくり産業のサプライチェーンの支援強化2億8,100万円、そしてCO-DEJIMAの機能拡充によるスタートアップ支援機能強化ということで2,100万円の関係予算を計上しております。
次に、事業承継支援であります。コロナ感染症で非常に深刻な経済状況等を受け、廃業の増加等も懸念されるところであり、積極的な事業承継、新事業の展開、新分野進出等を支援していく必要があるものと考えており、新たな支援策を講じることといたしております。併せてスマート農業、スマート水産業の推進に必要な支援策等も関係予算を計上させていただいているところであります。
27ページをご覧いただきたいと思います。教育分野の情報化の推進に要する経費として1人1台パソコンの導入を進めることに要する経費に1億400万円、そして、その下には交流人口の拡大を目指してアウトドアスポーツツーリズムの推進に要する経費400万円。世界遺産の構成資産等を歩いて巡るルートの開発を進める経費として2,500万円を計上しておりますが、これはまた担当部局の方から来週にでも具体的な形でご説明をさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。
30ページをご覧いただきたいと思います。県産農水産物の流通促進・販売拡大対策であります。コロナの影響を受け、特に高品質の農水産物の価格下落というのが非常に深刻な状況にございます。ブランドみかんや高級魚でありますアカムツといった農水産物に対して幅広く認知度の向上を図っていきますとともに、県内消費者の方々のニーズ把握等も進めていく必要があるものと考えており、量販店等における販売実証等を支援してまいりたいと考えているところであります。
31ページは、公共交通機関の感染防止対策のさらなる強化のため、新たな追加対策等も講じることといたしております。
最後に38ページをご覧いただきたいと思います。Society5.0の推進のために幾つか関係事業所をご紹介させていただいておりますが、このSociety5.0を推進する上で、一番重要な基盤になる部分といたしまして、ビッグデータを民間の研究者、事業者の方々にも活用をいただけるような形で情報基盤を整備する必要があるというご指摘等もいただきまして、この利活用に必要なデータ連携基盤の構築を進め、人材育成等に積極的に取り組んでまいりたいと考えており、そのための経費6,600万円を新たに計上させていただいているところであります。
非常に雑駁(ざっぱく)な説明で恐縮でありますが、以上、令和2年度2月補正予算並びに令和3年度当初予算の概要の説明とさせていただきたいと思います。あとはどうぞ、よろしくお願いいたします。
それでは、まず幹事社からご質問をお願いいたします。
説明ありがとうございました。今回17年ぶりの大規模な予算ということですけれども、大きな柱となるのは、やはり新型コロナウイルス対策でしょうか。もう一度、知事のお言葉をお聞かせいただければと思います。
そうですね、私も長く予算に近いところで仕事をしてきましたけれども、これまでこういった予算を編成したのは初めてであります。まさにコロナ感染症と向き合い、これを乗り越えていくための予算を、こういう形で具体化させていただいたと考えているところであります。
この新型コロナ対策の他に、今回のこの予算規模を象徴する、県としての事業などあればお話いただけないでしょうか。
コロナ感染拡大防止対策に併せて、ウィズコロナ、アフターコロナを見据える中で、県の産業をどういう形で構築していくのか、日本全体の課題ともなっておりますけれども、国民・県民の安全・安心確保対策が極めて重要な課題となっているところであり、国の防災・減災対策事業を活用しながら、県民生活の基盤として安全・安心な環境を整備していくというのは、重要な使命であろうと考えて、その対応に全力を注いでいかなければいけないと考えたところであります。
今、ご説明いただいたとおり防災・減災なども含めた、県民の生活を守るために非常に重要な今回の予算ということですけれども、県としてはそうした中でも、財政面はまだ厳しい状況にあると思います。今後のコロナの感染状況も、まだまだ見通しは立たない中で、大きな予算規模になりますが、来年度1年間を通して何か懸念することなどがあればお話いただけないでしょうか。
財政状況は、従前からご説明申し上げておりますように、非常に厳しい状況であるわけでございまして、そういった中で可能な限りの感染拡大防止、そしてアフターコロナ等も見据えながら、社会経済活動の拡大支援対策を講じたところでありますが、財政的な余力がなくなってきているという状況は、もう目の前に来ているわけであり、そういった中でコロナ感染症を何としても早期に克服していく必要があるものと考えております。まだまだ第3波に続いて4波が来るのではないかといった話もありますけれども、一刻も早く終息が期待できるような環境になることを望んでいるところであります。
ありがとうございました。私からは最後になりますが、6ページ目の事業者への給付金についてですが、改めてまだ調整中ということでしたけれども、今後の開始時期など見通しが立っているものがあれば教えてください。また、今回支給要件の記載がありますが、対象にした背景などをお教えていただけないでしょうか。
営業時間短縮要請をさせていただき、県民の皆様方にも不要不急の外出をできるだけ自粛していただくようお願いをさせていただいた結果、飲食店はもとより、その他の時間短縮要請をさせていただいた事業者の皆様方や、様々な小売店等を含めてサービス産業の分野にも非常に大きな影響が生じており、飲食店等に対する協力金支給に留まらず、色々な分野に目を配って欲しいというご要請をたび重ねていただいてきたところであります。国でも緊急事態宣言対象地域の影響を受ける事業者に対する一定の支援措置が予定されているところでありますので、県としても各市町と相談をさせていただき、力を合わせて深刻な影響を受けておられる事業者の皆様方を一緒になって支援していこうということで、こういった措置を講じてきたところであります。各市町も具体的な支援条件などを整理されているような状況であり、県はここに記載しておりますように、前年度と比較して50%以上売上高が減少してきたような事業者の皆様方を中心に支援措置を講じていきたいと考えております。各市町においてはさらに幅広い支援策も検討していただいているという状況でありますので、いま少し、各市町の独自の支援策の検討にも時間が必要になってくるのではなかろうかと考えているところでありますが、できるだけ早く安心していただいて、次なる営業活動に着手していただけるように努力していきたいと思います。
私からは以上です。ありがとうございました。
2点お伺いいたします。県の財政状況について、財政的な余力がなくなる状況は目の前にあるとおっしゃられました。改めて、県内の財政状況を踏まえて中長期的にどのように見直していきたいのかお考えがありましたら教えてください。
コロナ感染症の影響によって県税収入は、大幅な影響を受けるということが想定されておりましたので、令和3年度の予算編成はどうなるのだろうかと危機感を持っておりましたが、一定、地方財政対策を講じていただく中で、交付税あるいは臨時財政対策債という形で所要の措置を講じていただいたということで、当初予算は一定、編成をすることができました。ただ、問題はコロナの今後の動向が読めないという状況であります。先ほど、資料としてご覧いただきましたけれども、臨時交付金なども残しておりますのが15億円ほどしかありません。さらに第4波あるいは、その後の感染拡大が見られるということになってまいりますと、独自の予算・基金を取り崩して対応せざるを得ないという状況でありますので、何としても早期終息を目指していかなければいけない。そのためにも引き続き県民の皆様方には、感染拡大防止のためにご協力をいただいていく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
もう1点お伺いいたします。他県の予算を見ておりますと、税収が減った分は、歳出をなるべく減らすという措置もあったと聞いております。長崎県の場合は、今回は攻めの予算と捉えてよろしいのでしょうか。
コロナ感染症は様々な分野に影響が及んでいるところであり、地域に雇用を維持する上でも、経済活動というのは一刻も早く回復させていかなければいけない課題であると考えております。今回、可能な限りの産業活性化、雇用の拡大対策を当初予算から計上していこうという方針で編成をいたしました。新型コロナの中で、色々な制約を受ける場面があるかもしれませんけれども、そういった分野については直接、対面方式からリモート方式へ変える等、色々な工夫をしながら所要の事業を組み立てておりますので、できるだけスムーズな推進を図り、一刻も早く経済活動が通常の状況に戻るよう、そういった思いで当初予算を編成しておりますので、これはまさに積極的に必要な予算を計上させていただいた当初予算であると考えているところです。国の財源支援措置が準備されて、こういった予算編成が可能になったものと受け止めております。
それでは、各社の皆様からご質問をいただきたいと思います。
産業活性化関連と人口減対策について、それぞれ2問ずつお伺いします。まず産業活性化関連についてです。長崎では色々と暗いニュースがある一方で、今季の連結計上利益も1兆円を超えるようなソニーが長崎で設備を増強しています。このソニーの新しい工場は、県民の方に知られていない部分が多いので、県で把握してる内容について、報道できる範囲で構いませんので教えていただければと思います。
2点目は、長崎県はこれまで造船産業が支えてきてたというイメージがありますけども、先般、佐世保重工業の新造船事業休止に象徴されるように、かなり厳しい状況にあります。県としてはこの資料にもあるように基幹産業の構造転換にもかなり取り組んできています。これまで県として、どういった成果があり、今度どのように考えているのか教えてください。
まずソニーのその後の動きであります。世界シェアナンバーワンでありますCMOSセンサーは、非常にきれいな動画、鮮やかな写真の撮影が可能になるような付加価値の高い機能を備えたセンサーでありますけれども、その世界最先端を走る工場が諫早市にあり、新たな設備投資がなされているところであります。諫早の工場においては1,000億円程度の投資、1,000人規模の新たな雇用が創出される予定であると伺っているところであります。こういった取り組みが進んでいくということになりますと、高度技術を要する産業でありますので、人材の集積、技術的・経済的にも非常に高い波及効果が期待できるものと考えているところであります。現状を見ますと、新型コロナウイルスの感染によって様々な影響が生じている面があろうかと思いますけれども、こういった様々な機器を活用して、世界でまた動きが活発化するということになると、より需要は拡大していくわけであり、半導体関連産業の一層の発展も期待できるのではなかろうかと考えているところであります。新たな工場の規模、その広さなどについては公表されていませんが、相当大規模なものになってくるものと期待いたしているところであり、工場の稼働については予定どおり4月の予定であるとお聞きしているところであります。
それから、県内産業の構造改革に向けた動きであります。お触れいただきましたように、県内はこれまで造船関連産業が基幹産業という状況でありましたけれども、造船関連産業は、近年非常に厳しい状況であります。そういった中、これまでの人的な蓄積、技術の集積等を生かしながら、新たな成長分野として育てていきたいと考えておりました分野で、海洋エネルギー関連、航空機関連、AI・IoT・ロボット関連、前々から大きく育ててきておりました半導体関連、そういった分野がしっかりと県内経済を支えることができるような産業として育てていく必要があるものと考えて必要な施策を講じてきたところであります。そのうち幾つか申し上げますと、例えば航空機関連産業では県内の地場企業の新たな参入等が進んでいるところであり、参入の際の参加要件となります高度の技術認証取得企業は県内で既に8社となっており、九州では一番多い県となっているところであります。また、昨年の11月には三菱重工航空エンジンの長崎工場が予定どおり竣工し稼働を始めたところであり、その流れの中で地場企業との連携を進めていただき、県内の産業が力を合わせてサプライチェーンの構築を目指していくという取組を進めていただいており、こういった動きをさらに加速化させていかなければいけないと考えているところであります。半導体関連については、先ほど申し上げましたように、規模拡大、人材確保などを求めておられる企業様もいらっしゃるわけであります。したがって、その他の分野を含めて、こういった新たな成長分野の産業が県内に定着し、大きなサプライチェーンとして新たな商取引を拡大していただけるよう必要な支援策をしっかりと講じていきたいと考えているところであります。
人口減少関連でお伺いします。ジャパネットのスタジアムシティ構想が少しずつ明らかになってきています。コロナ禍で大都市から地方へという人の流れが、かなり出てきていますが、その一方で都市間競争もかなり厳しくなってくることが予想されます。その際、若者やファミリー層にとってエンターテイメントの要素は、かなり大事なものになってくると予想されますが、県内の若者定着につなげるため、人口減少を抑制するため、こうした動きと連携を深めていくというお考えはあるのでしょうか。
もう1点。長崎県は、ソニーやジャパネット、その他にも新幹線やIT企業の誘致の成功等、他地域にはなかなか見られないような好条件がそろっていると思うのですけれども、こうした好条件がそろっているにもかかわらず、なかなか人口減少に歯止めがかからない要因はどの辺にあると認識されてるでしょうか。この2点お願いします。
まず1点目のジャパネットのスタジアムシティプロジェクトではご承知のようにサッカー専用スタジアムに留まらず、新たなホテルやオフィス、商業施設等の複合的な施設を整備される予定であり、新たにアリーナが整備され、Bリーグへの取組も計画をしていただいているということです。このアリーナでは様々なエンターテイメントなども計画をしていただけるものと考えているところであり、そういう意味では若い方々、ファミリー層にとっても非常に魅力ある施設になっていくのではなかろうかと考えているところであります。良質な雇用の場の確保、さらなる交流人口の拡大、何よりも長崎のまちの魅力そのものが大きく向上していくきっかけになるものと考えているところであり、そういった意味では、私どもも市内に様々なプロジェクトを推進中でありますけれども、こういったプロジェクトと連携を図りながら、より一層、まちの魅力が高まるように努力していかなければいけないと考えているところであります。これまでも、こういったプロジェクトの推進に当たってはジャパネットホールディングスの皆様方と一緒に推進会議を開催する形でありますとか、民間の経済界の皆様方、県だけではなくて市もご参画いただく中で、意見交換会を開催しております。今後はさらにより具体的なプロジェクトの推進に移ってまいりますので、県市各部局のメンバーも加わる形で、この推進会議なるもの、地方創生推進会議という名称になるのかどうかわかりませんけれども、様々な議題について支援・連携をさせていただくような場を立ち上げていきたいと考えているところであります。力を合わせて長崎の魅力化、交流人口の拡大に具体的な成果が得られるよう努力していきたいと考えております。
それから、様々なプロジェクトが進む中、悪い条件ばかりではなく、幾つかの新しい取組なども見られているわけでありますけれども、具体的な情報が県民・市民の方々に十分届いてないのかもしれないという思いは、兼ねてより感じていたところであります。大きなプロジェクトが進められ、まちの佇まいが変わり、産業の動きが見られるという大きな動きに目を向けていただいて、長崎の近未来像について期待を持ってご覧いただけるような機会を増やしていく必要があるのではないかと考えているところでありますが、県民・市民の皆様方と直接お話をする場においては、そういったことなどもお話をさせていただく機会もあったのですが、コロナ禍の中、そういった機会をいただきにくい環境になっております。これまでは「NAGASAKI Revolution 4.0」といった冊子なども配布させていただいたところでありますが、なかなかご覧いただく機会も少ないのではないかという反省も含め、新しく動画を作成いたしました。若い方々にもこういった動きを知っていただきたいと考え、今日から配信をさせていただいております。またそうした取組についてご紹介をさせていただきながら、若い方々の県内定着についても一層、理解がいただけるように努力していかなければいけないと考えているところであります。
今のお答えの中で1点だけ確認をさせてください。ジャパネットの質問のお答えで「推進会議」というワードが出てきましたが、これはジャパネットのスタジアムシティに関して、官民連携した推進会議を設立するということでよろしいでしょうか。
県とジャパネットさんとの協議の場について、プロジェクト全体を都市政策の面や、観光振興等の面で連携しながらお互いの事業を計画的に進めていくという意味でのプロジェクト推進会議は、平田副知事を県のトップとし、県の幹部で構成した会議を開催させていただいております。それから2つ目の意見交換会は特別の会議の名称は伺っていないところでありますけれども、地元経済界の有志の方々、県市の関係部課長等が参画する形で、スタジアムシティプロジェクトと、官民のまちづくりとの連携による賑わい創出などを目標にして意見交換を行う場として設けられているものであります。そして3点目の推進会議と申し上げましたのは、これから立ち上げる予定でありますけれども、県の関係部課長、市の関係部課長、ジャパネット様による、誘客拡大に向けた取組等、様々な課題について連絡・調整・連携を図らせていただくための会議も立ち上げていきたいと考えているところであります。
わかりました。ありがとうございます。
他にございませんでしょうか。
予算の関係の話の中で、このような予算を編成したのは初めてと先ほどおっしゃいましたが、「初めて」というのは、県庁職員時代を含めて「初めて」ということで理解してもよろしいでしょうか。
40数年間仕事させていただいておりますがこのような予算を編成したのは初めてです。
こういった予算が初めてというのは、どういった予算のどういうところが、どう初めてかというのをお教えいただけますか。
新型コロナウイルス感染症に、ここまでの関係予算を投入していく、そしてそれに関連して、様々な施策を構築していく。まさに新型コロナに向き合いながら、必要な施策を組立てていく。これが予算の大勢を占めるというような予算になっているのは過去、例がなかったような予算であります。
金額の規模であり、事業の数が新型コロナ感染症に関連してということが初めてだということでしょうか。
そうです。これは恐らく全国、各県ともそうではなかろうかと思います。
もう1点。国の地方交付税などの措置によって助かったということで理解してるのですけども、自主財源比率は36%ということで、直近の平成30年度の決算ベースでも全国で42番目ぐらいだったと思います。それがなかなか上がっていかないことに対してどう受け止められているかお聞かせいただけないでしょうか。ある程度仕方ない面があるのか、対策が必要なのか、必要だとしたら、どういうところに手をつけられるのかという点をお聞かせ願えないでしょうか。
自主財源比率が低い最大の要因は、県税の構成割合が低いということに尽きると思います。これまで長崎県は造船関連産業が基幹産業として非常に重要な役割を担ってきたところでありますが、ご承知のとおり、長崎造船所、佐世保の地域経済を担ってきた佐世保重工業といった大規模な造船分野に取り組む企業が、いずれも大変深刻な状況であり、新造船・商船事業などは、これを休止するというような形で人的な配置も大きく変わってきているところであります。したがって、先ほどからご指摘等いただいておりますように、こういった産業構造を一刻も早く変えて、しっかりと地域経済を支えるような産業を育て上げていかなければいけないということで、その可能性として海洋エネルギー関連産業、AI・IoT・ロボット関連産業、本県の特色を生かして航空機関連産業、そういった分野に特に注力をして新たな産業を根づかせていこうと考えているところでありますが、まだまだ造船関連の厳しい環境は続いていくという状況でありますので、新分野の産業をこれまで以上にしっかりと誘致し、立地を促進していくような施策を積極的に講じていく必要があるものと考えているところであります。
2点お伺いします。まず定番ですけれども、今回の予算に知事が名前をつけるとしたら、どのような思いを込めた予算なのかをお伺いしたいです。
名前というのは何でしょうね。先ほど申し上げたように、コロナと向き合い、これを乗り越えていくための予算でしょうか。そこに主眼を置いた予算ではなかったかと思います。
ありがとうございます。あともう1点、今回、新たな総合計画の初年度ということで、様々な事業の着手を検討されていたとは思いますが、まずは喫緊の課題となっている新型コロナ対策や、経済対策に予算を割かなければいけないという都合があったと思います。その都合上、見直した事業や、今後補正で対応していきたい分野、何か削らなければいけなかった予算・事業というのがあったら教えてください。
環境をどう読むかということでもありますが、長崎県は古くから海外を含めて外からお客様をお迎えし、交流を重ねる中で発展してきたまちであり、これからも恐らくそういうまちであり続けていくことが本県の発展戦略の1つではなかろうかと思いますけれども、客観的な状況を見ますときに、コロナ感染症が一定終息は、世界規模での動きになってまいりますので、そういった環境の実現には、少し時間がかかるんではなかろうかと思います。例えばコロナ拡大の前には、新しい海外との定期航空路線の開発、クルーズ船の受け入れ体制の整備といった交流人口の拡大を地域の活性化に結びつけていくような対策に、しっかりとこう力を注いでいきたいと思っておりましたけれども、そのような予算が組めないような状況であるというのは非常に残念だと思っております。
あとは地方創生に向けて地域づくりを、どういう形で進めていくのかというのも大きな課題になってくるわけでありますけれども、それぞれの地域の特色を生かしながら、まちづくりに取り組み、地域間交流について、外からお客様をお迎えするような戦略を練っていきたいと考えてきたところでありますけれども、これも環境が整わないと、アクセルを踏み込むわけにはいかないという状況にあるわけでありますので、そういった面では少し長崎県としては不満が残るような予算ではなかったかなと感じております。
ありがとうございました。
先ほど知事のお話の中で、今後、またさらに新型コロナウイルスの感染が拡大した場合に、独自の基金の取り崩すということをおっしゃられました。独自の基金というのは、財源調整の3基金のことであり、別の特別な目的で積み立てられている基金ではないということでよろしいでしょうか。
どういう財政需要が生じてくるか、どのような事態にどういった施策を講じるかということにもよるものと思いますけれども、まずは財源調整のための3基金は柔軟に活用していかなければいけないと思いますが、ある意味で、これは貯め基金であり、毎年の予算編成を進めていく上では、余裕はほとんどないというような状況であり、先の動きがまだまだ読めない中で申し上げることは難しいのですけれども、どういった事態が生じてくるのか、場合によっては別の基金を活用するようなことも考えられないことはないのかもしれない。これは臨時交付金の余りもほとんどないぐらいの予算を編成しておりますので、そういった意味では、今後の対応に向けて余力はほとんど残されてないというような状況であります。
わかりました、以上です。
新幹線のことで1点だけお尋ねします。諫早〜肥前山口間の並行在来線の費用負担の割合が佐賀県との間で合意されました。この2対1という割合をめぐって、当初の松浦鉄道の基準からJRの基準になり、費用負担が6.6億円に増えた際の、知事の新たな合意が必要という発言が佐賀県側に反発を持って捉えられたようなことがありました。結果として同じ割合で合意に至ったということを、今、どう受け止めておられるかというのをお聞かせいただけないでしょうか。
この件の経緯についてはこれまでお話をさせていただいておりましたが、当初、維持管理経費は年間所要額2.3億円位であろうと想定し、長崎県2、佐賀県1という割合で負担しましょうということで、大まかな合意ができてきたわけであります。その後いざ間近になって具体的な形で法人が立ち上がるという段階になり、当初想定していなかった様々な経費が出てくるということが明らかになりました。単純に2.3億円が、時代が変わって人件費が上がる、諸経費が高騰する、所要の必要な経費がかかるというのは当然、従前と同じように2対1だろうと我々も理解しておりましたけれども、1つは、この2.3億円というのは第3セクターによる鉄道の運営を念頭にJR、長崎県、佐賀県が参加して試算した数字でした。ところが、蓋を開けてみますと上下分離ということで、JR九州による鉄道の運行がなされないといけない。そうするとその下の維持管理はJR基準によってしっかりとした保守管理をしなければいけないという定めにより相当の経費の増高が新たに出てきました。
それともう1つ、JR九州は、九州全域のJR線と連絡運行をするために、24時間の監視体制を構築しておられるわけであります。この新たな運行対象となる路線も、この監視体制を構築しなければいけない。そのことによって、相当経費が膨らんできた。そういった2つの点については、これまで考えてなかった経費でしたので、改めて内容を精査し、どうするか協議をしなければいけない経費ですねということでお別れしていたわけです。そうしたら突然、佐賀県で、長崎県から従前の約束と違うような話が出てきたという発表がなされましたが、まだ話し合いの途上の問題であり、長崎県として結論出したような話ではありませんでしたので、そういう時点の話だと受け止めていたのでありますが、再度、その後の動きについて申し上げますと、具体的な経費の内容、必要な事業規模をヒアリングいたしまして、双方、確認をいたしました。その結果、そういった部分については必ずそうしなければいけない。それを継続しなければ運行できないということでありますので、内容を確認した上で、それは2対1の対象としましょうということで、佐賀県との間で協議・合意が得られました。
あと、もう1つ協議していなかった事項で、新たな法人を立ち上げるわけでありますけれども、この法人の運営経費自体を、どういった割合で負担するのかという課題があっておりました。これについては令和4年秋の具体的な営業が始まるまでは、これまでになかった経費であるので、1対1で負担し、そして具体的な維持管理業務がスタートした後は、これも維持管理業務の一環として2対1で負担するということで合意が得られました。
それともう1つは、税の負担があります。佐賀圏域の固定資産、長崎圏域の固定資産、あるいは都市計画税、法人事業税。こういったところをどういう形で負担するかということで2対1になると、佐賀県にお支払する佐賀県内の税金を長崎県が負担しなければいけないというようなことにもなってくるわけでありますので、そこは継続して協議するという状況になっております。
それから、その他にも、維持管理と言いながら、20数年間運営をするわけですから、相当規模の改修、設備更新といった投資的な経費が必要になってきます。これについては、改めて長崎県からもJR九州に対して、できるだけ運営コストを縮減するために協力をして欲しいというお願いをさせていただきました。当然ながら20数年間のうちに改修をしなければならない、例えばこ線橋の塗装の塗替えに要する経費といったものは前もってJR九州で取り組んでいただくということになり、今後、20数年間の運営期間に新たに大規模な投資が出てくる余地はあまり想定されにくい状況になっています。こういった諸々の要素を判断いたしまして、原則的に従前と同じように長崎2、佐賀1ということで、両県が協議・調整の上、合意をしたという経緯であります。
当時発言された新たな合意が、今回の2対1という合意が新たな合意であったという認識でよろしいでしょうか。
新たに両県で協議の場を持って調整をした結果であるということでありますので、言葉使いはどうなのか分かりませんけども、こういう形で合意が得られたということではなかろうかと思います。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後4時43分から午後5時2分(19分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和3年2月16日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について(1)
新型コロナウイルス感染症につきましては、昨年12月以降、感染者が急速に拡大してまいりましたことから県内の感染段階のステージを段階的に引き上げ、不要不急の外出自粛、飲食店等における営業時間の短縮などをお願いさせていただいてまいりました。県民の皆様方、事業者の皆様にご協力をいただいてまいりました結果、1月末から1桁の日が続いており、2月13日には約70日ぶりに新規感染者数がゼロになるなど落ち着きを取り戻しつつあります。しかしながら、佐世保県北医療圏では病床の占有率が県の「ステージ3」の基準をいまだ上回っているような状況にあり、感染状況はまだまだ余談を許さない状況にあるものと認識いたしております。県内におきましては2月8日、「ステージ4」から「ステージ3」の「警戒警報」に切り替えたところでありますが、長崎市と佐世保市については依然として高い病床占有率等を踏まえ、「ステージ4」の「特別警戒警報」を継続し、2月21日までは不要不急の外出自粛をお願いさせていただいているところであります。全国的にも1月中旬をピークに感染者数は徐々に減少傾向にありますが、現在も10都府県では緊急事態宣言の対象となっており、まだまだ注意が必要な状況であると考えております。3月7日までの間、県外との不要不急の往来につきましては引き続き自粛をいただきますようお願いを申し上げます。県といたしましても、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策にしっかりと取り組んでまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方におかれましても、マスクの着用、手指消毒、人と人との距離を空けるといった「新しい生活様式」の実践に向けて、今後ともご協力をお願い申し上げる次第であります。私からは以上でございます。あとはよろしくお願いいたします。
それではまず幹事社の方からご質問をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症について(2)
よろしくお願いいたします。2点質問があります。今のご説明にありましたけれども、感染者数が県内で一定抑え込まれている、減ってきているという状況については、当然、県民の皆さんの努力の成果ということでありますけれども、感染状況をどう捉えられているのか、知事のお言葉でお教えいただけませんでしょうか。
先程も申し上げましたけれども、長崎市の「緊急事態宣言」の解除に伴い、飲食店の営業時間短縮要請を終了し、その他の分野の営業時間短縮などの要請も解除したところであります。そういった中で2月14日、15日と2日連続で感染者がゼロであったという形で、減少傾向で推移しておりますのは、ひとえに県民の皆様方、各事業者の皆様方のご協力の賜物であると感謝を申し上げているところであります。県全体の感染状況は県のステージで申しますと、「ステージ1」に該当する数字まで下がって来たところでありますが、佐世保市においては、病床占有率が44%ということでありますし、新規感染者の報告数も「ステージ2」の基準を超えるような状況であり、余談を許さない状況が続いているものと考えているところであります。いま少し、県民の皆様方のご協力をいただき、県北地域を含めて安心していただけるような環境になるよう努力してまいりたいと考えております。
ありがとうございます。残り1点。ご説明いただいたように佐世保市が「ステージ3」でありますし、状況としてまだ改善されていないエリアもありますが、ここ数日の感染者の推移を受けて、特別警戒警報を前倒しで解除するというご判断はないのか教えていただけないでしょうか。
不要不急の外出自粛については、2月21日まで、長崎市、佐世保市の皆様方にお願いをさせていただいております。昨日までの状況では、佐世保市の病床占有率が思うように下がっておりません。病床占有率が下がっていない要因の1つは、高齢者の方々の感染者が多く、入院の期間も長期化するという状況にあるものと理解をいたしておりますが、これが下がってきて、稼働状況も低下するというような状況になれば、その段階でどのようなお願いをさせていただくのか再検討をする必要があるのではなかろうかと思いますが、もう少し動きを見極めていく必要があるものと思っております。
私からは以上です。ありがとうございます。
それでは、各社の皆様からご質問お願いしたいと思います。
新型コロナウイルスで影響を受けた事業について
今年度も残り1月半になりました。本年度の事業でコロナの感染の影響で計画どおりに進まなかった主な事業と、コロナが本県の事業の進捗にどのような影響を及ぼしたかということについて教えてください。
様々な事業を予定させていただいている中で、直接対面方式でのイベント等も計画をしていた事業がありますけれども、そういった直接対面方式で実施することができなかった事業でありますとか、様々なものがあるものと考えているところであります。
具体的に申し上げます。例えば東京オリンピック、パラリンピックの関係費、これはオリンピックの開催自体が延期されているということでございます。あるいは高校総体への派遣経費といった大会、会議の中止に伴うものといったものがございます。海外との往来の関係としては、海外へのプロモーションや、定期路線の関係といったところになります。その他、見直した事業といたしましても、対面としていたものについてSNSやオンラインの活用といったところで工夫をしたという事業があります。
石木ダム建設事業ついて
わかりました。次に、石木ダムの件でお尋ねします。本年度、付替道路の工事と、本体工事についても一部を予定されています。本年度も残り1月半になってきてましたが、反対されてる住民の方が座り込み等を続けてる影響もありなかなか進んでない部分もありますけれども、本年度予定されてる付替道路と本体工事の予定はいかがでしょうか。
付替県道工事と盛土工事が、今、着手できてないという状況がありますけれども、工事再開に向けた具体的な進め方について現在検討中であると聞いているところであり、地権者の皆様方には早期に私物を撤去していただけるように引き続きお願いをしているところであります。そういったお願いに併せて年度内の完成に向けて努力していかなければいけないと考えているところでありますが、工事完成が年度内に間に合わないということも想定されるところでありますので、2月議会には繰越予算のご提案、ご承認なども予定をしているところであります。
今のお話は付替県道工事の方のお話でしょうか。
付替県道工事です。
本体工事については、いかがでしょうか。
本体工事についても、できれば着手していきたいと考えておりますけれども、そういった手順に併せて、反対住民の皆様方との話し合いも模索中でありまして、担当職員を現地に派遣しながら検討を進めているところであります。早期完成に向けて残された期間というのも、そんなに余裕があるわけではありませんので、様々な環境を総合的に判断していかなければいけないものと考えているところであります。
わかりました。以上です。
他にございませんでしょうか。西日本新聞さん。
3期目を振り返って
知事の任期に関係するところでお伺いします。来年の3月1日で3期目の任期満了になります。県政の課題に目を向けますと、人口減少対策、石木ダム、新幹線西九州ルートの整備方針等、なかなか打開策が見えて来ない部分もあるかと思います。知事が3期目の3年間を振り返ったときに評価できる部分、課題として考える部分についてまとめて総括をお願いできますでしょうか。
3年間の評価。正直考えておりませんでした。少し新しい分野の産業の立地でありますとか、我が国を代表するようなICT関連企業などの誘致等、実績も少し出てきたところでありましたし、クルーズ船の寄港数も大幅に増え、国際定期旅客航路も幾つか増設したところに、コロナウイルス感染症が発生したところであり、そういった動きがほぼストップするような状況となっているところであります。正直申し上げて今の状況でうまくいったと考えるところは、少し考えにくい状況にあるものと思っております。したがいまして、一刻も早くコロナ感染症が終息を見て、通常の社会経済活動に回復し、多くの皆様方を、再度長崎にお迎えできるように努力していかなければいけないと考えているところであります。
逆に課題として考える部分と、残り1年で特に力を入れるべき課題としては、どのようなことをお考えでしょうか。
長年にわたる課題というのは、ほとんど課題のまま残っている状況でありまして、九州新幹線西九州ルートは、いよいよ令和4年秋の暫定開業という形になりますけれども、新鳥栖〜武雄温泉間の整備方針がいまだ定まっていない。これは長崎県にとっても極めて大きな課題であります。それから先ほど来、ご質疑をいただいておりますけれども、石木ダムの整備促進についても安定的な水源の確保、安全・安心の確保対策のためには非常に重要な事業でありまして、一刻も早く早期事業完成に向けて、具体的な工事に着手できるように努力していかなければいけないと思います。
また、今は訴訟中でありますので、なかなか訴外の立場で具体的な関与は難しいのですが、諫早湾干拓事業の開門問題でありますとか、そういった様々な課題がありますので、やはり残された期間は1年でありますけれども、1歩でも2歩でも前に進めることができるように引き続き全力を注いでいかなければいけないものと考えているところであります。
もう1点、九州新幹線西九州ルートですとか石木ダムを推進するために、どのようなことが必要だとお考えでしょうか。
石木ダムについては、反対地権者の皆様方の理解をどういう形で得て、スムーズに事業に着手できるようにするのかといったことが必要でありますし、九州新幹線西九州ルートについては、佐賀県の理解をどう得ていくのかということが必要であります。現在、国土交通省と佐賀県の間で課題解決に向けた協議の場が持たれているところでありますけれども、具体的な形で相互理解が進んでいくように期待をしているところであり、国土交通省と長崎県の協議の場も持たれているところでありますので、そういった場を持って、県としてもできる努力はしっかりとしていかなければいけないと思っているところであります。
ありがとうございます。
最後のご質問お願いしたいと思います。最後、NHKさん。
特定複合観光施設(IR)について
先程の課題の1つとしてIRの誘致もあるかと思います。1つの節目として、参加資格の審査を通過された5事業者を発表していただきました。改めて知事の受け止めを教えていただけますでしょうか。
1月7日からIR事業者の公募手続きを進めてまいりましたけれども、1月28日までに5つのグループから応募をいただいたところであります。世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大により非常に深刻な影響が出る中で、5グループの事業者の方々からご応募をいただいたということは大変ありがたいことであると考えております。今後さらに具体的な選定作業を進め、我が国を代表するようなIR区域の整備を進めていかなければいけないと思っているところであります。今年が勝負の年になるものと思いますので、より魅力あるIR区域としての構想が描けるよう、引き続き全力を注いでまいりたいと考えております。
ありがとうございました。
それでは以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午前11時00分から午後12時17分(77分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年2月5日 記者会見
会見内容
県下の感染段階の切り替え(「ステージ4」から「ステージ3」へ)ただし、長崎市・佐世保市では特別警戒警報を継続
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
県内における新型コロナウイルス感染症の状況につきましては、去る1月16日に会見の機会をいただきまして、感染拡大の傾向にありましたことから、感染ステージを従来の「ステージ3」から「ステージ4」に引き上げを行いまして、不要不急の県外との往来の自粛、そして、外出自粛をお願いさせていただきました。併せて、飲食店等の営業時間短縮をお願い申し上げ、特に深刻な状況でありました長崎市については、県独自の緊急事態宣言を発令させていただいたところであります。その後の状況についてご説明をさせていただきます。
1月17日以降、10人台、20人台、30人台と二桁の感染者の確認が続いておりましたけれども(資料P1)、およそ1週間前から、感染者は一桁台になり、感染者は減少傾向が見られているところであります。直近1週間の新規感染者の確認数は、69名という状況となっているところであります。
そうした状況を受けまして、感染の状況を示す主な指標の推移であります(資料P2)。一番上段には県全体の指標を整理しております。表の黄色の色づけは、県の「ステージ3」の基準に合致する数字でありますが、直近の状況によりますと、病床の逼迫状況を表します病床稼働率が、最大確保病床に対し県全体が29.7%となっており「ステージ3」の状況となっております。それから、新規感染者報告数でありますけれども、週10万人当たりの感染者数は、直近の数字が5.2名ということで、「ステージ3」を下回るという状況まで至っております。ただ、療養者数につきましては、療養期間が長くなるという傾向もあり、16.5人で、いまだ「ステージ3」の基準を上回るという状況であります。
これを地域別に見まして、長崎市、佐世保市の状況をご覧いただきたいと思いますが、長崎市は、急速に感染拡大傾向にありましたことから、緊急事態宣言を発令させていただきました。その後、感染者も減少傾向に転じ、現在の病床稼働率が32.1%と「ステージ3」の基準を上回る数字になっております。ただ、新規感染者の確認数は2.9人ということで、「ステージ2」の基準まで下がっているという状況であります。療養者数は14.3人と「ステージ3」のレベルであります。
一方、佐世保市の状況でありますけれども、1月末から複数のクラスターが発生したこと等により、病床稼働率は急速に上昇してきております。現在も62.4%の稼働状況ということであり、県の「ステージ5」の基準を上回るという危機的な状況にあります。また、新規感染者確認数は、19.0人と、昨日ようやく「ステージ4」の基準まで下がったという状況であります。療養者数も45.7人と非常に高い状況が続いているところであります。長崎市では、市中感染が拡大しているという危機感があったわけでありますが、佐世保市においては、市中感染が拡大しているというよりも、福祉施設等での大規模なクラスターが相次いで発生したということが大きな要因ではなかろうかと考えております。
病床の稼働状況であります(資料P3)。県全体としては35.6%の稼働状況でありますが、地域差があります。長崎圏域、佐世保県北医療圏域が県平均を大幅に上回るという状況が続いております。重症者が3名、中等症・軽症者が122名、宿泊施設で療養されている方々が94名という状況であります。なお、この間32名の方々がお亡くなりになられたところでありますが、改めて深く哀悼の意を表するところであります。お亡くなりになられた方々のほとんどが、病院や福祉施設のクラスターの感染者の方々であり、80代以上の方々が約8割を占めるという状況となっているところであります。
これまでの主な指標の推移をご紹介しております(資料P4)。まず、黄色の折れ線グラフは、新規感染者の報告数の推移であります。徐々に増加傾向で推移いたしまして、1月9日時点がピークを迎え、週当たり313人の感染者が確認され、1日当たりでは60人の感染者が発生しております。その後、徐々に下降状況に推移してきているところであります。一方、グリーンの折れ線グラフは、療養者数の推移であります。新規感染者が1月9日にピークを迎えた後、さらに引き続き上昇をいたしまして、およそ1週間後にこの療養者数の数もピークを迎えるということになっております。ピークが1月15日、週490人の療養者数が確認されたところであり、その後、減少傾向で推移しつつありますが、新規感染者数がピークを迎えた約1週間後に、療養者数がピークを迎えるという形になりますので、1、2週間後への備えが極めて重要だという状況であります。
次に、初発と考えられる感染事例の経路の状況であります(資料P5)。12月末から1月16日までの19日間と、長崎市への緊急事態宣言発令後の19日間の比較であります。感染事由としては、1月16日までの19日間は、県外由来の方々、飲食店関係由来が非常に大きなウエイトを占めておりましたけれども、感染者総数が大幅に減少するとともに、県外由来、飲食店由来の感染事例が大幅に減少してきているという状況であります。なお、感染経路不明の割合は、率的には高まっておりますが、感染者の数自体は大幅に減少してきているという状況であります。
次に、2次感染者の状況であります(資料P6)。これも、同様の期間を比較いたしておりますけれども、1月16日までの19日間は、病院・福祉・保育施設クラスター、職場クラスター、飲食クラスターが大半を占めており、その他は家庭内感染が非常に大きなウエイトを占めておりました。後半の19日間は、総数が大幅に減少するとともに、病院・福祉・保育施設クラスターがほぼ半数を占めるというような状況であり、これからの対応は、こうした大きなクラスターの発生を一刻も早く把握し、必要な対策を講じることが重要になってくるものと考えているところであります。
それから、地域別に発生事例を見てみますと(資料P7)、前回は、感染者の発生割合について長崎市がほぼ半分を占めるという状況でありましたが、その後、佐世保市において、複数の福祉施設クラスターが発生したこと等によりまして、佐世保市のウエイトが徐々に高まり、長崎、佐世保両市で、新規感染者のほぼ8割を占めるという状況になっているところであります。
人流の状況についてデータをお示ししております(資料P8)。1月18日から、事業者の皆様方には、出勤者数を半減させていただきたいという協力を要請させていただきました。その後の推移をご覧いただきますと、およそ3割ないし4割の減少につながっているのではなかろうかと考えております。
一方、県内全域での外出の自粛をお願いさせていただいてまいりましたけれども、大幅に減少するという状況ではなく、約2割前後の減少に留まっているという状況であります。
一方、飲食店等への営業時間短縮要請を行いました夜間の人の流れでありますけれども、7割ないし8割の減少という形でご協力をいただいている状況であります。
次に、県境を越える往来の自粛をお願いさせていただきましたけれども(資料P9)、これは大幅に減少を見ているところでありまして、8割を超える減少という状況となっております。これは県内から県外へ、県外から県内へ、双方とも大幅な減少という状況となっております。
以上、感染状況をまとめてみますと(資料P10)、新規感染者数は減少傾向で推移しておりまして、全ての基準において、県の「ステージ4」の水準を下回るまでに至っているところであります。週10万人あたりの新規報告者数は16人でありましたのが5.2人に、最大確保病床占有率も52.4%から29.7%まで低下してまいりました。最大療養者数につきましても、1日10万人当たり32.6人でありましたのが16.5人という状況となっております。
それから、先ほどご覧いただきました、初発事例の感染経路であります。県外由来、あるいは飲食店由来の感染が大幅に減少しているという状況であります。
2次感染事例では、飲食、あるいは家庭内の感染が大幅に減少しておりますが、その一方で、福祉施設等での大規模クラスターが複数発生したことによって、そういった分野では感染者が増加傾向で推移してきているという状況であります。
県全体、長崎市、佐世保市における感染状況の指数をピックアップしてご紹介をしております(資料P11)。県全体では、病床占有率、療養者数が国の「ステージⅢ」の状況にありまして、新規報告者数は、「ステージⅢ」を下回る状況となっております。一方、長崎市においては、新規感染者数、療養者数は、「ステージⅢ」を下回る状況となっておりますが、病床稼働率が相当高いという状況が続いております。それから、佐世保市でありますけれども、福祉施設等のクラスターが発生したこと等によりまして、病床占有率、療養者数が国の「ステージⅣ」を上回るという状況にあり、引き続き危機感を持った対応が求められているものと考えているところであります。
それから、県民の皆様方の行動変容についての総括であります(資料P12)。県外や離島との往来の自粛をお願いさせていただいた後、県外との往来では約8割減、離島間の往来は約6割減という状況であります。
出勤者の状況でありますが、通勤時間帯の人流は、約3割ないし4割減少、しかしながら、日中の人の流れは2割減に留まっているという状況であります。
夜間の人の流れ、特に飲食店等の営業時間短縮を午後8時までと要請をさせていただきました結果、対前年比約8割の減ということで、多くの県民・市民の皆様方にご協力をいただいたものと考えているところであります。
こういったことを総合的に評価いたしますときに、県民の皆様方のご協力もいただき、県全体の感染状況は「ステージ3」の基準まで改善してきているところであり、大きなクラスターの発生がなければ今後も改善傾向で推移すると予想しているところであります。しかし、いまだ発生者ゼロの日がありません。引き続き、感染抑制のために持続的な対策が求められているものと考えているところであります。
そこで、ステージの判断についてであります(資料P13)。現在の感染状況を見ますときに、県の感染段階を「ステージ4」から「ステージ3」に切り替えたいと考えております。
ただし、病床が逼迫しております長崎市、佐世保市では、特別警戒警報を継続して発令をさせていただきます。
併せて、県下の飲食店の皆様にお願いをしてまいりました営業時間の短縮要請は終了をさせていただきます。
また、特に深刻な状況でありました長崎市に発令させていただいておりました緊急事態宣言を解除し、運動施設等の皆様への営業時間の短縮要請も終了させていただきたいと考えているところであります。
そこで、こうした状況を受けて、改めて、県民の皆様、事業者の皆様方にお願いをさせていただきたいと思います(資料P14)。
県民の皆様方へは、ご承知のとおり、国内では、10都府県において緊急事態宣言が継続して発令されております。したがいまして、3月7日までの間、県外との不要不急の往来自粛を継続してお願いさせていただきます。
特に、病床が逼迫しております長崎市、佐世保市では2月21日まで2週間継続して不要不急の外出自粛をお願い申し上げます。病床の逼迫状況は、先ほどご覧いただきましたとおりでありまして、大きなクラスターが発生すると、直ちに医療提供体制への影響が生じかねない事態にあります。感染者ゼロが定着するまで、いましばらくのご協力をお願い申し上げる次第であります。
また、その他の地域でも、外出される際には、場面の切り替わりや、共用部分への接触に注意をしていただいて、こまめな手指消毒の徹底をお願いしたいと思います。
また、飲食の機会、あるいは高齢者の方々との接触の機会がある場合には、感染防止に最大限の注意を払っていただきますようお願いを申し上げます。
次に、事業者の皆様方へのお願いであります(資料P15)。
繰り返し申し上げてまいりましたけれども、福祉施設や飲食店等におけるクラスターが感染者拡大の大きな課題となっているところであります。N-CHATのこれまで以上の積極的な活用をお願い申し上げる次第であります。個々の従業員の皆様方の健康状況に細心の注意を払っていただき、異常な数値が確認された場合には直ちにPCR検査を受けていただくなど、クラスターが大きくなる前に、事態の確認・対応をお願い申し上げたいと考えております。なお、このN-CHATについては、お一人でも味覚障害あるいは嗅覚以上を感じられたような入力があった際には、管理者の方々に対して直接アラートメールを差し上げるようなシステム改修を行ったところであります。ぜひご活用をお願いしたいと思います。
それから、各事業者、団体の皆様方は、自主的なPCR検査ができないのかといったようなお声もお聞きいたします。自主的なPCR検査の実施、N-CHATの有効な活用方法等に関する電話相談窓口を新たに開設しますので、積極的なご活用をお願い申し上げる次第であります。県の薬剤師会のご協力をいただいて、来週月曜日2月8日から相談窓口を開設してまいりたいと考えておりますので、ぜひご相談をいただければと考えているところであります。
クラスターの発生状況に鑑み、医療機関・福祉施設の従業員の方々に対する定期的なPCR検査を県の方で先行して実施してまいりましたけれども、長崎市も既に昨日2月4日から定期的なPCR検査に取り組んでいただいているところであります。一方、佐世保市においても、実施に向けて準備を進めていただいている状況であります。
それから、事業者の皆様方にも、在宅勤務等の一層の推進にご協力をいただきますようお願いを申し上げる次第であります。
その他の取組についてご報告をさせていただきます(資料P16)。
まず、医療提供体制であります。これまで感染症病床として最大395床を確保しておりましたけれども、第3波の拡大状況を踏まえ421床と、26床の増床を図ったところであります。
なお、新型コロナウイルス感染者の受け入れ病床を一層効率的に活用してまいりますため、県全体で退院基準を明確化し、後方支援医療機関での受け入れを促進していきたいと考えているところであります。
また、飲食店等に対する営業時間短縮のお願いをさせていただき、協力金を差し上げるということを申し上げてきたところでありますが、この間、数多くの皆様方からご要望、ご質問等をいただいてまいりました。飲食店等との取引があり、休業に伴い経済的な影響が生じた事業者の方々から、何とかならないかというようなご要請等もいただいてきたところであります。今後、議会の皆様方を含めて相談をさせていただき、大きな影響が生じた事業者の皆様方に対する支援策についても検討を進めてまいりたいと考えております。
以上、私からのご報告とお願いをさせていただきました。減少傾向にあるとは申しますものの、まだまだ予断が許されない状況にあるものと考えております。県民の皆様方には、自ら感染しない、人に感染させないための細心の注意を払っていただきますとともに、各事業者の皆様方には、お客様の健康のために、従業員の健康のために、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、心からお願いを申し上げる次第でございます。
私からの説明は以上とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社からご質問をお願いします。
最後にご説明いただいた、その他の支援策について質問させていただきます。より具体的に今後の検討の時期・内容についてどういったものを検討されているのかお教えいただけないでしょうか。
ご承知のとおり、国では、緊急事態宣言が発令され、飲食店等と経済的な取引関係にあった事業者のうち、売上が1月、2月で、50%以上減少した場合には、個人で20万円、法人で40万円の支援策が講じられるというようなお話を聞いているわけであります。これは国の緊急事態宣言の地域に限られ、そこからの影響を受けた分について支援策が講じられるというようなお話をお聞きしました。それぞれの地域の実情に応じて独自の緊急事態宣言を発出した県も多数あるわけでありますので、国にはそういった影響を被った方々に対しても同様の支援措置を講じてもらいたい、あるいは必要な財源の確保を図ってもらいたいという要請を重ねてきたところでありますが、まだ具体的な方向が見えるまでには至っていないところであります。しかし、県内には大変厳しい状況に直面しておられる事業者の方々もおありであろうと思っておりますので、県が支給を受けます交付金等の財源を活用させていただく中で、どこまで、どういった形で支援をさせていただくことができるのか、あるいは、各市町でも支援策として様々な検討が進められておりますので、うまく連動しながら、そういった地域の事業者の皆様方の支援策を講じることができないのか、検討をしているところであります。
市町との調整であったり、財源の確保があるとは思うのですけれども、業種はあまり特定せず、幅広く支援ということを検討されていますでしょうか。
そうですね、一義的には、今回の営業時間短縮要請をさせていただいた分野との取引等の影響でもって非常に厳しい状況に直面しておられる事業者の方々が対象になってくるのではなかろうかと考えております。
今回、時短要請の対象となった飲食店等、遊興施設についてですけれども、期間中に支援金があったとはいえ、大幅に売上が落ち込んだところも多いと聞いております。要請終了後の集客促進につながるような、県としての対策・支援などを考えていらっしゃれば教えてください。
これまでも、「Go To イート」、「Go To トラベル」でお客様をお迎えすることによって、消費拡大につながる可能性があるものと考えておりましたけれども、現状では、「Go To トラベル」も停止されている状況でありますので、そういった流れ等を十分見極めながら、一刻も早い経済活動の活性化に向けて努力していかなければいけないと考えております。
長崎市と佐世保市については、引き続き、特別警戒警報を継続ということですけれども、緊急事態宣言が解除され時短要請が終了することで、その後一気に人の動きが増えるなど、今後、県として危惧していることがあれば、お教えいただけますでしょうか。
これまでも度々お願いをさせていただいてまいりましたけれども、人との接触の機会をいかに減らしていくかということが、最終的な感染拡大防止対策になってくるものと思っております。長崎市、佐世保市においては、不要不急の外出自粛を継続してお願いし、県民・市民の皆様方には大変なご負担をおかけすることになろうかと思いますけれども、いましばらく、今の傾向が定着し、落ち着きを取り戻すまでご協力を賜りたいと思っております。私どもの切なる願いであります。よろしくお願いしたいと思います。
長崎市と佐世保市では、不要不急の外出自粛は2月21日までと設定されておりますけれども、21日になった根拠を教えてください。
一つは、今の動きの具体的な影響が生じてくるのが、1週間もしくは2週間程度の経過観察期間が必要であると一般的に言われているところであります。今の動向を確実なものとしていくためには、その間さらに継続した努力が求められていると考えているところであり、ご協力を2週間延長してお願いをさせていただいたところであります。
ありがとうございました。私からは以上です。
外出自粛要請をしていました長崎市において、人の流れが、日中では約2割減に留まったということですが、知事の見解を教えてください。
一つは、不要不急の外出自粛をお願いさせていただきました。土日には相当人の流れも少なくなっているわけでありますけれども、やはりウイークデーには、2割から3割程度の減少に留まっている。各事業者の皆様方には在宅勤務を推進していただきまして、出勤者の数を半減していただきたいというお願いをさせていただきましたけれども、業種によっては、製造ラインを止めることができないので、従業員は必ず現場に出勤していただく必要がある、あるいはお客様に対する様々な相談サービス等を提供する業種でテレワークでは対応できないといった点、あるいはテレワーク自体を実施できる環境にないといったお話がありました。環境が整っていないということを踏まえれば、ウイークデーで、仕事にお出かけになられる方々は、一定止むを得ざる面もあるのかなと考えております。ただ、夜間の人の流れについては、約8割の方々にご協力をいただいているという状況でありますので、数多くの皆様方に事態をご認識いただき、ご協力いただいたものと考えているところであります。
それでは、各社からご質問をお願いします。
県全域の時短要請の終了と、長崎市への緊急事態宣言の解除は、当初の予定どおり2月7日をもって解除するということでよろしかったでしょうか。
そうでございます。2月7日までは継続をお願いしたいと思います。
長崎市の緊急事態宣言を7日で解除するに至った一番の理由はどういうところになるんでしょうか。
いずれの指標も「ステージ4」を下回るという状況になってきているところであります。さらに新規感染者は「ステージ3」を下回るというような状況でありますので、継続して緊急事態宣言を発令させていただく状況にはないのではなかろうかと考えたところであります。
新規感染者が「ステージ3」を下回るというのは、感染者数が一桁台というお話がありましたけれども、減少傾向にあるということが理由ということでよろしかったでしょうか。
そうですね。いずれの指標も、ステージの判断基準がありますけれども、その数字が全て下回っているということが、判断の基礎になったところであります。
時短要請終了と、長崎市の緊急事態宣言終了の解除日は2月8日ということでよろしいでしょうか。
そうですね。
事業者への新たな支援について、先ほど県と市町と協力して何らかの支援ができないかということでしたが、21市町の反応はいかがでしょうか。
市町でも様々な支援策を検討されている最中でありまして、既に複数の市町からは一緒に協力してやりましょうというお話をいただいているところでありますが、まだ制度設計を検討中の自治体もおありだろうと思います。もう少し時間がかかる面もあるのではなかろうかと思っておりますけれども、県と市の施策を連動させることによって、より一体的な経済効果を期待できるのではなかろうかと思っておりますので、市町と連動して取り組んでいきたいと思っております。
支援を実施するとすれば、県、市町いずれも、国の3次補正の交付金を活用したいということでよろしいでしょうか。
県の方ではそう考えております。
わかりました。それと、今回、時短要請と、長崎市における緊急事態宣言の解除になりましたが、色々な施策を講じる中で、感染者が減少に向かったことについて、どういった施策が一番効果的だったでしょうか。
やはり県民の皆様方に、外出を控えていただき、感染予防のための対策にご尽力いただいた成果ではなかろうかと思っているところであります。
様々な施策を通じて、県民の方それぞれが感染防止に努められた結果ということでしょうか。
そのように受け止めております。
先ほどから、日中の人の流れは前年度比2割減とおっしゃられましたけれども、これについては、私も携帯会社のデータを見ていましたが、警報発令前、緊急事態宣言前と比較しても、前年度同時期比2割減だったのがそのまま継続しているという感じで、日中の外出自粛については行き渡らなかった面もあるのかなと思ったのですがいかがでしょうか。
携帯電話会社と連携して、一定の地点で人の流れについてデータを捕捉しているわけでありますけれども、それが通過人数なのか、そこで用事を果たされる方々の数であるのか、具体的な行動パターンの内容がわかりません。恐らく、平日等では、まずは仕事で出かけられる方々が相当数いらっしゃるわけでありますので、そういった大切な仕事のために出かけられるということはまさに不要不急の外出ではなく、具体的な用務に基づくご移動でしょうから、そこまで制約をかけるということは過度な負担ではなかろうかと思っているところでありますので、これからさらに、在宅勤務・テレワークなどの推進に向けてご協力をいただけるような体制づくりに取り組んでいかなければいけないと思っております。
わかりました。前回の会見の際に、離島との往来は、必要な場合を除いて自粛してくださいということでしたが、これについては、今回解除ということでよろしいでしょうか。
各市町の皆様方とも意見交換をさせていただきましたけれども、県外との往来自粛要請を継続してお願いするのであれば、離島との往来を避けていただくということは必要ないのではなかろうかというようなご意見でありました。
わかりました。3月7日まで県外との移動はできるだけ控えてくださいということですが、3月7日までというのは、国の緊急事態対象地域が3月7日まで延長されたということに合わせて、3月7日ということでよろしいのでしょうか。
はい。
医療体制の充実のところで、新型コロナウイルスに感染した患者の受け入れ病床を効率的に活用するため、県全体で退院基準を明確化するとあります。現在も退院基準は、国が示したものがありますけれども、それとは別に、新たに病床を回していくため基準を作るということなのでしょうか。
原則は、国で示している基準になりますが、医療現場から受け入れに関しての様々な質問、例えば、どれぐらいの感染防護措置をとればいいのかとか、どういった処置が必要なのかという質問が多かったので、そのようなQ&Aを併せてお示しする形で促していきたいと考えています。
基本、国が示している退院基準を周知徹底するという理解でよろしいでしょうか。
はい、原則はその方向でございます。
県の感染段階は「ステージ3」に切り替わるけれども、長崎市と佐世保市は特別警戒警報を継続ということですが、長崎市と佐世保市は「ステージ4」のままというわけではないのですよね。
長崎市と佐世保市は「ステージ4」のままで特別警戒警報を継続するという考え方でございます。
そうしますと、県の感染段階を「ステージ4」から「ステージ3」に切り替えるというのは、長崎市、佐世保市を除くという理解でよろしいでしょうか。
そうですね。
ステージの話ですけれども、当初、このステージというのは、県内統一して設定するということで始まった話だと思いますが、解釈を変えられるということで理解してよろしいのでしょうか。
地域別に評価を変えるような状況ではなかろうかと思っております。「ステージ4」を超えるような地域がある反面、その他の地域では新たな感染者はほとんど発生していないというような状況でありますので、長崎市、佐世保市を「ステージ3」に下げるよりも「ステージ4」のままでという考え方をとったところであります。
補足いたします。「ステージ4」は元々、特定医療圏の発生状況や内容に応じた対策という形にしておりましたので、今回についても、長崎市、佐世保市の特殊な状況を踏まえて「ステージ4」という形で残しているという状況です。
県内独自の緊急事態宣言についてお尋ねします。長崎市の緊急事態宣言は、国の「ステージⅣ」の基準を3つ超えていて発出したと理解しています。今回、佐世保市は6つのうち逼迫具合と療養者数の2つが基準を超えているということですが、佐世保市には緊急事態宣言は発令されないということです。全体を見た総合的な判断ということになるのだろうと思いますが、6つの指標の中で基準を超えるのが2つなのか、3つなのかというところが緊急事態宣言を出す大きな判断の基準になると理解したのですけれども、その認識でよろしいでしょうか。
基本的な考え方は、前回のご説明の折にも申し上げたところでありますけれども、長崎市が徐々に感染が拡大する状況にある、最も危機的な状況であると受け止めたのは、市中感染、いわゆる感染経路が分からないような感染事例が散発するというような状況でありました。したがって、どこで感染してもおかしくないような状況でありましたので、まずは、市民の皆様方にも危機意識を持って、日常生活や仕事を続けていただきたいといった意味で、緊急事態宣言を発令させていただきました。一方、佐世保市も指数的には極めて深刻な状況でありますけれども、佐世保市の場合には、市中感染が見られるという状況にはないものと受け止めておりまして、新規感染者が拡大している要因は大規模なクラスターが発生したものと考えております。このクラスターは、発生段階でほぼ関係者全てに網をかけて、経過観察を進めているところであり、しっかりとした対策が講じられる状況にあり、基本的な感染形態について、長崎市との違いが見られるところでありますので、佐世保市についてはそこまではないものと考えているところであります。
すみません、これは興味で伺うのですが、長崎市内で緊急事態宣言、時短要請が解除され、来週以降、飲食店、居酒屋は通常営業に戻りますが、緊急事態宣言下、鬱々とした空気感の中、どんよりした生活を送られている方が多い中、緊急事態宣言が解除されたので、同僚や友人と久しぶりに飲みに行きましょうと言って飲みにいくことということは不要不急の外出に当たるものなのでしょうか。
それは事情によりけりだろうと思いますけれども、ぜひ、いましばらくは慎重なご対応をお願いしたいと思います。大人数での、あるいは長時間に渡る飲食等は、ぜひ控えていただきたい。そして、同じ食器を使ったりというようなことがないように細心の注意を払っていただきたいと願っているところであります。
資料で、青い文字と赤い文字がありますが、強調の度合いが赤い文字が重く、青い方が軽いということなのでしょうか。資料13ページで、長崎市、佐世保市の特別警戒警報継続というのは赤い文字で、時短要請の終了と長崎市の緊急事態宣言解除というのは青い文字になっていますが、これは県として、長崎市、佐世保市の特別警戒警報継続ということを何より強調したいのかなと思ったのですが、そういう認識でよろしいのでしょうか。
おっしゃるとおりであります。今の状況としましては、長崎市、佐世保市の状況は先ほど申し上げた状況でありますので、今、申し上げたいところは、特別警戒警報の継続というところが一番力点だということでございます。
N-CHATと、PCR検査と、ワクチンのことについて伺います。まず、N-CHATについてです。積極的な活用をお願いしますということですが、現在、N-CHATはどの程度の事業所が利用しているのか。クラスターが発生した施設はN-CHATを使用していたのか。今後、N-CHATについてどの程度の普及を見込んでいるのか。N-CHATについては感染拡大防止についてはかなり有効なツールだとは思いますけれども、今後、経済を動かす際に、支援策の中にこのN-CHATの普及を盛り込むような施策を考えていらっしゃるのかお尋ねします。
N-CHATの申込については、1月末時点で1,173団体・事業所に導入されております。内訳を申し上げますと、介護事業所は766、障害者施設が108、県立学校は全て導入しており88、その他企業・団体等が211となっております。1日の入力件数が約2万件、累積入力件数をカウントしますと120万件入力があります。今回、N-CHATの活用に至った一つの背景といたしまして、膨大なデータを分析したところでありますが、N-CHATで元々入力される症状の割合というのは、発熱、倦怠、咳というような症状が多いのですけども、これは一般的には普通の風邪と似たような症状ということで、それだけでは新型コロナウイルス感染症に感染したということを見分けるのは難しい点もあるのですけども、一部、例えばクラスターが起こったような施設のデータを見ますと、数は当然少ないのですが、やはり味覚、嗅覚障害が出ているというようなデータもありますので、これを一つ特長的なデータとして管理者へのアラートメールを送付するよう今回考えた次第であります。今回、本県でクラスターが起こった施設での、N-CHATの導入状況は、個別に調べられてはいませんが、当然、N-CHATを導入されていた施設もございます。そういったところが、今後、活用にどう生かされていくのかというのは検証をし、さらなる改善にも生かしていきたいと思っています。また、普及策については、今回、様々な団体で、クラスターが発生しご苦労されておりますので、改めまして、関係団体の方にN-CHATの導入をお願いしていきたいと思っております。N-CHATについては、以上です。
PCR検査についてです。今後、事業者や団体向けに、自主的なPCR検査の実施とありますけれども、自主的なPCR検査というのはどういう仕組みのものなのか。医療機関や福祉施設の職員に定期的なPCR検査を実施することについて、対象になる職員数と、想定する実施回数はどれくらいか。実施するにあたり県でのPCR検査の検査能力を増やしていくのかどうか。お願いします。
まず、自主的なPCR検査の相談窓口について、検討に至った背景については、これまで職場内での感染拡大と、介護施設等でもクラスター等が起こっていますけれども、自組織の中でクラスターを起こさないためにどうしていったらいいのかとう相談について公的な窓口が少なかったというところもあり、今回、県薬剤師会にお願いし、相談窓口を設置いたしました。薬剤師の方は、医療職でありますから、技術的なサポートもいただけますし、特に、従業員の健康管理をする際に、症状があった際の行政検査ではなく、定期的に、例えば県外出張をしなければいけないといった事情がある方等、自費でもいいからPCR検査をやりたいというような方に対する支援の仕組みがなかった現状がありました。今回、相談窓口を設置することによって、例えば、PCR検査も、値段が高くても急いでやりたいというニーズであったり、急ぎではないけれども安く実施したいといったニーズ等、色々なニーズがあると思っておりますので、きめ細やかなニーズに応えられるよう、検査につなげるような支援等をこの相談窓口で行いたいと思っております。
PCRの検査について、今、県の保健所分については、感染拡大地域で優先して行っております。具体的には、先週から、壱岐市と平戸市の医療施設や介護施設等に対して、定期的な検査を行っている最中でありまして、先週、今週と2週間連続で実施したいと考えております。県としましては、地域を順次選定し対策を行いたいと思っています。長崎市につきましては、既に長崎市でプレスリリースされているような、通所介護事業所等に対してより徹底的にやっていきたいということであります。
今、現状、報告できる分だけでございます。
県のPCR検査の能力は現在1日当たりどれぐらいあり、今後、増やしていくというお考えはあるのでしょうか。
今、県全体で引き受けられる検査数は2,000件程度になっています。ここにはまだ記載されていませんが、今、福祉施設等を中心とした検査については、民間の検査事業所等も活用し、検査件数の容量を増やす形で考えております。また、別途、医療機関でも検査ニーズがありますので、今後、県としても、希望する施設に対するPCR検査装置、LAMP装置の支援というものも併せて行い、施設内でのクラスターの検査体制を充実させたいと思っております。
わかりました、ありがとうございます。最後、ワクチンについてお尋ねします。一部、東京都練馬区のような形で、集団接種以外の方向も模索するというところも出てきていますが、県としては、集団接種以外も一つのやり方として検討されているのか。お願いします。
高齢者のワクチン接種の件につきましては、今、県と各市町の担当者で、原則週1回、綿密な連携をとって、適宜準備状況を確認しております。我々、県の立場としては、必ずしも集団接種にこだわらず、いわゆる練馬区方式と言われているような個別接種も組み合わせてやりたいというのは、当然検討の範囲に入ってくると思います。一部市町においても、集団よりも個別の方がやりやすいという地域があるというも声も聞こえておりますので、そこは、地域の実情に一番合った方法でやっていただきたいと思っております。県としてもその方向で支援していきたいと思っております。
当然個別接種もありということで連携を進めているし、場合によっては、それについても協力をされるということでよろしいでしょうか。
はい、地域の実情によってそれが適切であるということであれば、我々も当然支援してまいりたいと思っております。
今回の県独自の裁量で、一定の効果、感染者が抑え込まれるなどありましたが、実際、時短要請下で、これまで以上に苦境に立たされる事業者の方々もたくさんいらっしゃいますけれども、改めてこれまで検証してきた中、今後検証する中で、県のお立場として、例えば、もっと早目に手を打つべきものがあったのではないかといったお考えがないか、現在の見解をお教えいただけないでしょうか。
感染者の動向を推測して、先駆けて対応策を講じていくというのは本当に難しいものだと痛感をいたしました。これまでも度々、それぞれの段階で施策を発表させていただき、協力要請をお願いしてきましたが、結果として発表させていただいたその翌日から大幅に感染者が増える等を繰り返してきたわけであり、なかなか今回の感染症対策というものは、クラスターもそうですが、一刻も早く、小さい段階からその動きをいかに把握するかということが極めて重要であると感じております。したがって、普段であれば見過ごされがちな部分まで含めて、細かく気配りをいただいて、健康管理を進めていただきたいと思っておりますし、これまでになかったような、定期的な検査の継続などに取り組んでいるのも、大きなクラスターをもって医療機関を圧迫してしまうことがないようにということで取組を進めております。当然ながら、検査したい数は山ほどあるわけでありまして、これを全部実現していくためには莫大な予算が必要になってくるため、そことのバランスの問題であろうと考えているところであります。現状、おかげをもちまして、減少傾向で推移しつつあるということでありますので、県民の皆様方の引き続きのご協力が何よりもベースになっていくものと考えております。引き続き、県民の皆様方に感染症対策の重要性などを継続して訴えて、ご協力いただいていく必要があるものと思っております。
要請の対象となった店舗との取引で間接的に影響を受けた事業者への経済的な支援について質問します。年度末、議会を控える中、支援策を講じる具体的な時期を教えていただけますでしょうか。
今、予算編成作業中でありますので、議会とも相談をしながら、当初予算の中に盛り込むことができればと考えているところであります。早急に各市町のご意向等もお伺いしながら、制度設計を進めていきたいと思います。
補足いたします。予算という形で言えば、当初予算、補正予算、国の3次補正の緊急対策というところがありますので、議論の状況を見極めながら、そのどこに位置づけていけばいいかというところをしっかりと検討していきたいと思います。
出勤者の半減要請の件についてお伺いします。通勤時間の人の流れの分析をされましたけれども、効果というのは、この指標でしか判断できないのでしょうか。一定効果があったという評価になるのでしょうか。
今、おっしゃったのは、資料8ページのところの視点のとらえ方というご趣旨でしょうか。
そうですね、通勤時間帯の状況で、3割から4割減少になったのではないかということを伺いましたが、他にも、出勤者半減要請がうまくいったのか、まだまだ努力不足なのかという判断基準はないのでしょうか。
お答えします。一つは、通勤時間帯の動向調査というところでありますし、各事業所におけます、例えば、テレワークや時差出勤の動向というところも把握をしておりますので、そういったとこころも合わせて考えまして、先ほどの評価という形になってございます。
先ほどの評価というのは、一定効果があったということでよろしいでしょうか。
要請の効果ということでしょうか。要請の効果という意味では、ここで3割から4割の数値の減少という数値にあらわれているというところだと思います。
これはさらに減らす努力が必要とまでは言えないんでしょうか。
さらに減らすための努力というのは、環境整備を含めて、協力のお願いを引き続きやっていかなければいけないと思っています。事業者にはテレワークの実施状況のアンケート調査等も行っているところでありますけれども、例えば、緊急事態宣言を発令した長崎市においては、企業の皆様方も、25%ぐらいの方々がテレワーク等を実施したというアンケート結果も得られておりますし、実施するに際しての様々な課題についてのお話もお伺いしているところであります。これからの時代の流れからしても、拡大していくのではなかろうかと思っているところであります。
ありがとうございます。飲食店の時短要請の余波で苦しくなった事業者についての支援を検討していくということで、具体策はこれからということでしたけれども、協力金のような直接支給による財政支援を想定されているのか、それとも、利用促進策としてキャンペーンのような形を想定されているのかどちらでしょうか。
今、念頭に置いておりますのは、国の緊急事態宣言で時短要請がなされた飲食店等と取引関係があって、経営上大きな影響を生じた分野等について、国では、個人の場合に20万円、法人の場合に40万円といった検討がなされていると聞いているところであります。それは、国の11都府県の飲食店等との取引関係があるなどの事業者ということになってくるのだろうと思いますけれども、県独自で営業時間短縮要請をし、そことの取引関係の中で非常に厳しい状況に直面しておられる事業者の方々は、別におありになるわけであります。国に準ずる形になるのかどうかは、これからの制度設計でありますけれども、県としても何らかの支援策を講じていくことができないか検討を進めていきたいと思っています。
今のお話だと、線引きが難しいという認識ですけれども、業種や、影響の度合いは国の基準を参考にするということでしょうか。
そうですね。そういった取り扱いも参考させていただきながら、制度設計を進めていきたいと思います。
そうすると、飲食店に直接関係しなくても、間接的に外出自粛等に伴って影響を受けた、例えば、交通機関とかいったところは対象外になるということでしょうか。
交通機関等については、これまでも別途の支援措置を講じてきており、現状を踏まえてさらなる支援策が必要であるのか、継続した検討が求められているものと考えておりますが、今回は、民間同士の取引の中で大きな影響をお受けになられた方々をどう支援させていただくかという形になってくるものと思っています。
わかりました。個人的には、飲食店が営業再開するということは非常に歓迎しておりまして、もちろん細心の注意を払って行こうとは思っているのですけれども、あえて、こういう言い方になりますけれども、今回の飲食店への時短要請を解除したことで感染しても感染拡大に転じる可能性が低いという判断をされたと受け止めてよろしいでしょうか。
これは、今回の特別警戒警報を発令させていただく、あるいは緊急事態宣言を発令させていただく段階でも、飲食店等に起因する感染事例というのは相当少ない状況であったと認識をしております。なぜ時短要請を行ったかというと、まさに市中感染が拡大している状況、どこにいても感染しておかしくないという危機的な状況の中で、一番リスクが高いのは、マスクを外して、一定時間身近な距離で会話を交わし、食事を共にされるという場所であろうと思っております。そういう状況を受けて、飲食店等については営業時間短縮のご協力をいただこうと考えたところであります。当然ながら、さらに飲食店等を感染経路とする事例が増えていく、あるいはクラスターが発生していくということになれば、それに対応した対策が必要になってくるものと思っているところであります。
飲食店を制限するよりも、県外往来を控えた方がいいという判断ですということですかね。
これまでの経過については、ご承知のとおり県内の感染拡大の最大の要因は、県外の方々との接触、特に、県外においでになられた、県外の方々と飲食をともにされたこと、あるいは県外からいらっしゃった方々と県内の飲食店で一緒に時間を過ごされたことによるもの、そういう事例が一番感染拡大初期の段階では多かったということでありますので、感染拡大の初期の段階では非常に有効な手法ではなかったろうかと考えております。ただ、そういった段階でも、これまでは、1日に1件発生するかどうかという状況の中で、今のような時間短縮要請を行うような状況とまでは判断してこなかったという状況ではなかったかと考えております。
県外往来は控えて、引き続き外出自粛を県民に求めるというのは、観光業は苦しい状況が引き続き続くと思うのですけれども、何か対応は考えていらっしゃるのか、それとも、「Go To トラベル」の再開を待つしかないのかというのはいかがでしょうか。
10都府県については、東京圏、関西圏と本県にとって観光客として数多くの方々においでいただいている地域・圏であります。そういった地域が、県外に外出しないように、往来を自粛するようにという呼びかけている段階で、一挙にそういった地域を含めて、観光客としておいでくださいというのは難しい状況であると思いますので、一定、全国での緊急事態宣言が解除され、環境が整った段階で、恐らくは「Go To キャンペーン」なども再スタートしていくであろうと思いますので、そういったことをチャンスに生かしながら、県内観光関連産業の活性化もさらに努力していかなければいけないと思っております。
以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後2時00分から午後2時50分(50分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和3年1月19日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について(1)
ご承知のとおり、去る1月16日に県内における新型コロナウイルス感染拡大防止のため、不要不急の外出自粛及び、県外・離島地域への往来の自粛のお願いをさせていただきました。各事業者の皆様方に対しては、在宅勤務の推進等による通勤者半減の実現に向けて是非ご協力をいただきたいというお願いを申し上げたところであります。また、明日1月20日から飲食店等を対象とした営業時間の短縮についてご協力のお願いをさせていただいているところであります。関係の皆様方のご協力、幅広い県民・市民の皆様方の感染防止対策に向けてのご努力によりまして、今後の感染拡大をなんとしても防いでいかなければいけないと考えているところであり、引き続き、皆様方のご理解とご協力を賜りますよう、お願いを申し上げる次第であります。
私からは以上でございます。後はどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、まず幹事社から、ご質問をお願いいたします。
時短要請に伴う経済支援等について(1)
時短要請の件でお伺いします。飲食店などへの時短要請が明日スタートしますが、協力金の対象となっていない業種、例えばタクシー・食品の卸・おしぼり業者等飲食店の時短要請に伴い、色々な業種に影響が出ると思います。この業種の方々への経済支援はどのようにお考えでしょうか。
新型コロナウイルスの感染拡大によりまして、様々な分野に影響が生じているというのは、認識をいたしているところであります。そういった観点から、これまでも緊急的なつなぎ資金でありますとか、対応策の強化に向けて支援措置を講ずるなどの対応策を講じてきたところでありますが、さらに感染が拡大傾向で推移する中にあって、今回は外出自粛を含めた幅広い皆様方の協力を改めてお願いをさせていただいたところであります。さらに今後、影響が拡大していくことも想定されるわけでありますけれども、現時点では、感染拡大防止に向けた対策を先行して講ずることとしているところであります。引き続き社会経済活動が被る影響分については、関係事業者の皆様方のご意見等もお伺いしながら、できるだけの対策を検討していく必要があるものと考えており、そのためにはどうしても一定の財源確保が必要になってまいりますことから、国に対しては、こうした行政の要請に伴う影響分等を含め、安定した財源の確保についてお願いをさせていただいているところであります。
今のお話は、感染拡大防止という観点から飲食店などへの時短要請の経済支援を始めて、関連する様々な他の業種の方々への経済支援というのは、具体的には検討されていないという理解でよろしいでしょうか。
様々な支援措置、経済対策を講じていきますためには、相当額の財源が必要になってまいります。先般、開催された九州地方知事会においても、国の緊急事態宣言に留まらず、各都道府県独自の様々な要請も国に行ってきているところであります。他の業種の対応に要する財源について確保していただけるよう、国に要請を行っているところであります。
わかりました。1月15日に会見が延期され、翌日16日の午後5時から改めて会見が設定されました。そこで長崎市内への緊急事態宣言の発令と、20日からの飲食店への時短要請が発表されましたが、15日に市町長会議を開いて、今回の時短要請に伴う協力金を国、県、市町で、8対1対1という割合で負担をし、受付・支払業務も市町が請け負うということで、一部の市町から当日の了解はしかねるというような反応があったために会見が延びたと、16日の会見でおっしゃいました。確かに各市町も議会との関係がある中で、当日の了解というのはなかなか難しかったのではないかと思います。当日の提案というのは時期として急すぎたのではないかなと思ったのですけれども、その点についてのお考えをお聞かせ願えませんでしょうか。
大方の首長の皆様には趣旨に賛成で、事務的にも、協力を前提に考えたいというようなお話をお伺いしておりました。ただ、予算を伴う話であり、残された財源である地方創生臨時交付金等の財源が存在していれば、柔軟な対応が可能になってまいりますし、ほぼ支出済みの状況にあるということであれば、新たな財源の手当等も必要になってまいりますので、そういった細かな状況については、まだ把握できていない状況でありました。また、自治体毎の所要金額等も把握できていないといった状況でありましたので、少し時間をいただきたいというお話をいただき、それも理解できるところであり、急遽、予定させていただいておりました会見の機会を延期させていただいたところであります。
少し時間をいただきたいという市町が出てくるということは、知事にとっては予想外の出来事だったのでしょうか。
市町の財源負担を含めてお願いをさせていただきましたので、手続きとして議会に相談をした上で回答したいというようなことをお考えになられるということは、後々考えてみると、至極当然な話であったと考えているところであります。
緊急事態宣言について(1)
緊急事態宣言と時短要請について、事業者を含めた県民の反応をお伺いします。これまで県庁に寄せられている質問・要望の件数と、意見の内容を教えていただけますでしょうか。
私がお聞きしておりますのは、今回、飲食店等の営業時間短縮をお願いいたしましたけれども、間接的な影響として、飲食店等に様々な物品を納入されている事業者の方々、例えばお酒、お花、おしぼりといった事業者の皆様方には、影響が生じる形になるわけでありますけれども、飲食店に対して一定の協力金の支給がなされ、間接的ではありますが影響を被る分について、そういった措置がなされないのかというようなご意見等はお聞きしているところであります。
私の方から少し補足してご説明申し上げます。1月16日に時短要請のお願いをしまして、1月17日には相談窓口を設けたところであります。かなり多くのお問い合わせ等をいただいてございますけれども、「うちの店舗が営業時間短縮要請の対象になるのかどうか」といったようなお問い合わせが、一番多くなっており、そのようなお問い合わせにできるだけ対応するために、県において詳細な想定問答を作成し、昨日1月18日には県のホームページ上でも公開をさせていただいております。あわせて、各市町とも昨日、打ち合わせを行い、市町でも対応できるような形で体制整備をしているところでございます。
ありがとうございます。今回、県独自の緊急事態宣言発令という形になりました。改めて国の緊急事態宣言の対象地域とするように政府に要請する可能性が、現段階であるのかという点についてお尋ねします。
国の緊急事態宣言の対象区域になるのかどうかという点については、事前に本省と情報交換等を行っておりますけれども、今回、本県においては長崎市に対して緊急事態宣言を独自に発令させていただいたところであります。国の措置対象となるためには、市独自の指標だけではなく、県全体が「ステージⅣ」に近い危機的な状況であるといった分析結果等が求められてくるのではないかと考えており、国の緊急事態宣言の対象区域になるには、比較的ハードルが高いようなお話をお聞きしていたところであります。そういったことから、県独自の宣言を発令させていただいたところでありますが、今後の推移状況に応じて、可能性があるとすれば、国に対して、相談も含めて協議を進めていく必要があるものと考えております。
ありがとうございます。幹事社からは以上です。
それでは、各社の皆様からご質問をいただきたいと思います。
時短要請に伴う経済支援等について(2)
飲食店や遊興施設以外の事業所には、できる限りのことをしたい、そのためには財源の確保が必要だというお話でした。国の財源措置等が難しい場合、県独自での経済支援について検討される予定はあるのでしょうか。
国の3次補正予算等、これからの国の予算から活用可能な財源が出てくるのではなかろうかと期待もいたしているところでありまして、地方としても、できるだけ柔軟に活用できるような財源を確保して欲しいというお願いをさせていただいてまいりました。まだ、国の補正予算が成立いたしておりませんので、それを当て込んだ財政運用というのは難しい状況でありますけれども、今後の動向を十分見極めて柔軟に対応していきたいと思っているところです。
新型コロナウイルス感染症について(2)
ありがとうございます。県内で感染者が拡大しており、中でも家庭内感染が増えてきているというお話ですが、実際に、昨日も長崎市内の保育園でクラスターが発生しており、幼稚園・保育園での感染者も見られてきています。小学校以上は、家族が感染した場合、学校を休むような決まりがありますが、幼稚園・保育園には、そのような取り決めがないとお聞きしました。現状を踏まえて、幼稚園・保育園にもそのような決まりを作るお考えはないのでしょうか。
小学校以上の子供達の学習・教育の場と、保育園等の場というのは、元々の設置目的も若干異なるところがありますし、保護者が仕事をされる上で、大切な子どもさんをお預かりする場にもなっているわけでありますので、感染拡大を防止するというのは、いずれも大変重要な課題であります。そういった中で具体的に登校については一定ルールがあるのかもしれませんけれども、保育園等についてのルール作りが可能であるのかどうかは、専門家の皆様方のお話もお聞きしながら、どういった対応が可能であるのか検討をしてみる必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
ワクチン接種の準備状況ほか
昨日、河野太郎行政改革担当大臣がワクチン接種の総合調整を行うということになりましたけれども、県内、県外、一部の自治体ではチームを作ったりする等、いろいろな動きが少しずつ出てきつつありますが、長崎県のワクチン接種に向けた準備状況を教えてください。
実は来週、国の2回目の説明会が開催されるとお聞きしているところであり、来月下旬にはワクチンの接種開始が予定される中で、私どもも、できるだけ正確な情報を県民の皆様方にお知らせしていかなければならないと考えているところでありますが、基本的な考え方として、まずはワクチン接種については医療従事者、高齢者、既往症等をお持ちの皆様方、福祉施設で仕事をなさっておられる方々といったような、優先順位を定めて順次ワクチンを提供していくという形が想定されているわけであります。そういった状況をできるだけ早く把握いたしまして、県民の皆様方にお知らせしていかなければいけないと考えているところでありますけれども、事前にどういった体制を講じていけばよいのかという点も含めて、県医師会、郡市医師会、医療機関の皆様方、あるいは市や町の関係の皆様方と引き続き情報共有を進めていきたいと考えているところです。
ワクチンに対応するチームや班を設置することも、自治体向けの手引きには書いてありました。現時点で県としての体制整備について具体的なものがあれば教えて下さい。
それは当然ながら、集中的に提供していく必要がありますので、体制整備は必要であると考えております。具体的な検討状況については担当の方からお答えいたします。
今、医療政策課の中に、医療政策課と薬務行政室の職員でチームを作って、準備作業を進めているというところでございます。今後、状況に応じて体制強化についても考えていかないといけないと考えております。
わかりました。今、新型コロナウイルス感染症対策については福祉保健部、新型コロナウイルス感染症対策戦略チームを中心に県の施策や方針を立てていっていますが、長期戦になるということで、来年度に向けた県庁内の組織改編や新たなポストを新設する等の検討などはされていないでしょうか。
組織的に特別の部署を新設し、専門チームを設置するというところまでは、検討していないところであります。庁内では、長崎県新型コロナウイルス感染症対策本部を作っておりますけれども、それぞれの分野で、コロナ対策に向き合う担当者が組織横断的に様々な事務を担っているところでありまして、現状では、そういった体制で継続していく形になるのではなかろうかと考えております。
コロナ特措法などの改正案について
わかりました。国会での法案提出の動きの関係でお尋ねします。新型コロナウイルス対策のための特措法(新型インフルエンザ等対策特別措置法)の改正案で、都道府県知事の営業時間短縮などの要請を拒否した場合に過料を科するというような法案が提出されようとしていますが、これについての知事のお考えをお聞かせ願います。
昨年、春に緊急事態宣言で営業自粛、営業時間短縮等のお願いをさせていただいたところでありますが、県内の話ではなく、全国の話として、中にはご協力をいただけない施設等があったというお話を聞いているところでありまして、そういった中で、全国知事会等でも、できるだけ都道府県の要請等を実行していただけるような体制づくりが必要なのではないか等、様々な議論があったのは事実であります。ただ私といたしましては、ご理解いただいた上でご協力いただくのがベストであると考えているところでありまして、強制力を持った形で運用がなされるということは、できるだけ避けていく方が望ましいのではなかろうかと思っております。ただ、実効性を担保する上で止むを得ざる事態も考えられるわけでありますので、そういったことを含めて法制化に向けて検討いただいているものと理解をいたしております。
わかりました。感染症法の改正案についても、入院や疫学調査の拒否などについては罰金を科せるようになる改正案が提出される見通しですが、これについてはいかがでしょうか。
疫学調査などにおいて、ご協力をいただけないのか、あるいはこれまでの行動歴などをお考えいただいたうえで思い当たるようなふしが本当にないのか、ここはなかなか判断が難しいところがあるのだろうと思っております。ただ、感染された方々へ自宅待機や、宿泊療養施設への入所のお願いをさせていただいているにもかかわらず、要請にお応えいただけず、ご自由に行動をされるということになると、感染拡大の大きな要因になってくるものと考えておりますので、そういった事例等があれば、協力いただけるような仕組みを作るというのは、止むを得ざる面もあるのではないかと考えております。
わかりました。同じく感染症法の関係でお尋ねします。主にこれまで公立・公的病院が患者を受け入れてきていますが、コロナの病床が逼迫している中、民間病院に対しても、もっと受け入れてもらったらよいのではないかという議論があります。感染症法の改正案の中で、知事が医療機関への感染者受入等の協力を勧告できるという改正もなされようとしてますけれども、絶えず病床を一定割合埋めておかないと経営が回らないでありますとか、ゾーニングをするのが難しいでありますとか、民間の医療機関においても色々な主張があるとは思いますが、感染症法の改正案で知事が勧告できることになることについては、どのように受け止めていますでしょうか。
感染症指定医療機関は公的病院を中心に、その役割を担っていただいているわけでありますけれども、県内においても長崎、佐世保、両市を中心に非常に病床が逼迫するような状況にあり、より幅広い医療機関の協力・支援をいただくことは、必要不可欠な状況となっているわけであります。そういった中で、感染症病床を直接、民間医療機関で開設し、役割を担っていただく場面も出てくるかもしれませんけれども、そこは先ほど、お触れになられたようにソフト・ハード両面での様々な制約も考えられるわけでありますし、特に病院経営に対する影響というのも想定していかなければいけないものと思っているところであります。基本的には医療体制が許せばということでありますが、一義的には急性期の感染症患者については、引き続き公的医療機関、感染症指定医療機関が、中心になって役割を担っていただき、長期入院患者の方々、あるいは症状は改善されてるのだけれども、医療的なケアが必要だということで、なかなか転院先が見つからない方々、陰性化されたのだけれども、医療的なケアが必要だということで他に病床の確保が難しく、指定医療機関で入院されている方々がいらっしゃるわけでありますので、そういった方々については、民間の医療機関の方々も積極的にご協力をいただいて、病床を提供していただくことで新型コロナウイルスへの対応力を確保していきたいと考えているところであります。
そうしますと、基本は、相談をしたうえで、できるだけ協力できるような形にもっていくということで、できれば勧告といった強制力にも近いようなことは避けたいということでしょうか。
そうですね。ただ、命にかかわる話でありますので、感染症指定医療機関が満床状況にあり、これ以上対応できないというような状況を想定した場合には、民間の医療機関の皆様方にも感染症病床を確保していただけるようにお願いをしていく場面も想定されるかと考えております。
わかりました。以上です。
他にございませんでしょうか。
特定複合観光施設(IR)について
1月7日にIRの運営事業者の公募手続きが開始されました。新型コロナウイルスの影響などで、当初の予定よりも遅れて公募開始となりましたけれども、まずその所感をお聞かせいただけますでしょうか。
IR事業者の公募手続きについては、国に提出する区域整備計画の申請受付期間が延期されたことに伴って、初期のスケジュールから若干遅れる形でスタートしたところでありますけれども、幅広い事業者の皆様方に関心を持っていただき、本県のIRに対して積極的なご提案をいただけるよう期待しているところであります。ただ、現実問題として、新型コロナウイルス感染症が国内においても感染拡大傾向で推移しているところでありまして、入国も自由にできないというような状況もありますので、積極的にWeb会議、電子メール等を活用しながら情報交換、意思疎通を図り、所要の手続きが順調に進むよう努力をしていきたいと考えているところであります。
今、積極的に応募いただきたいというお話がありましたけれども、今月末には資格審査の提出期限となります。これまでに少なくとも4事業者、一部では7事業者が関心を示しているというような報道もありました。その手応えと、各事業者にどのような提案を期待したいか、知事の考えをお聞かせいただけますでしょうか。
提出期限は今月28日まででありますので、具体的にどの程度の事業者の皆様方にご応募いただけるのかは、私どもの方でも掴みかねている状況であります。これから、資格審査等の手続きを経て、具体的な各事業内容についてご提案をいただくことになってくるものと考えておりますけれども、IR整備の目標であります、国内外から多くの皆様方にお出かけいただけるようなIR、そして、おいでいただいたお客様を、国内各地域に送り出すようなゲートウェイ機能、ショーケース機能もIRには求められておりますので、そういった具体的な提案、何よりもこれまでにないようなスケール、クオリティを持って、魅力を創出していただけるような様々なイベント・企画、そういったものを盛り込んだご提案をいただきたいと願っているところであります。
先ほど、知事のご発言の中にも、新型コロナウイルスの流行が世界的にも広がっているというお話がありましたけれども、IR事業者の公募手続きや、その後の区域認定申請の手続き、事業の運営での影響をどのように考えているかという点をお聞かせいただけますでしょうか。
今回の新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大の影響を受けて、海外のIR事業者においては、施設の運営を休止せざるを得ないような状況になり、大変大きな影響を被った事例もあると聞き及んでいるところでありますが、入場される際の検温等の体制整備、動線の工夫、機器類の消毒の徹底等を図りながら、順次営業を再開されている状況にあると聞いているところであります。事業をスタートする2020年代後半までにはまだ時間が残されておりますので、新型コロナウイルス感染症を克服できるようなワクチンの開発等、安全・安心な環境の中で楽しんでいただけるような環境を作っていかなければいけないと考えているところであります。そういった状況等も見極めながら、適切な対応を図っていく必要があるものと考えております。国の基本方針の中にも留意事項として、感染症対策をどう講じていくのかという点についても、具体的な対応策を提案していただくようにという形になっておりますので、各事業者においても非常に大きな課題の1つとして提案がなされてくるものと考えているところであります。
時期的には、提案に関しましては事業者の責任においてという形にはなるかと思うのですが、一緒に国に提案していく中で、県として事業者に対して何らかの支援等、対策・対応を考えているところはございますでしょうか。
事業者選定の段階では、各事業者の皆様方が感染症対策を含めて、具体的な提案をしていただく形になるものと思っております。その後、事業者を選定いたしまして、具体的な区域整備計画を作成する段階では県と事業者が一緒になって区域整備計画を作りますので、その中の項目の1つとして感染症対策というのは非常に重要な観点で評価の対象になってくるものと考えております。その段階で、行政としての考え方、知見や工夫なども盛り込んでいけるように準備を進めていく必要があるのではなかろうかと考えております。
ありがとうございます。
時短要請について
改めまして緊急事態宣言や営業時間の時短要請に係る部分でご質問させていただきます。昨日、コロナの会見をしていただいて以降、期日としている2月7日までに、検証や、今後の方針の説明をされるのかという質問をさせていただきましたが、その後、その点について進捗などがあれば教えていただけますでしょうか。
今回の対策についての検証等でございますけれども、20日から時短要請等もいたしますので、それをどういった形で検証していくのか、今日の夕方にでも市町とも協議をしながら決定していきたいと思っております。当然、感染状況については随時情報収集しながら分析等を行ってまいります。
ありがとうございます。加えて今回は朝の5時から夜の8時までの営業ということで時間短縮の要請を出されているということですが、夜の時間帯を中心にお店を営業されている事業者さんにとっては、実質、休業せざるを得ないというような声・指摘もあります。この意見について知事はどのようにお受け止めでしょうか。
遊興施設等を含めて、お酒を提供される施設、飲食店等の皆様方には、午後8時までの営業時間を想定していただく形になりますので、営業自体を継続するのが難しい状況にある店舗の方もいらっしゃるのではなかろうかと考えておりますが、全国的には、お酒を伴う飲食の場というのが、感染拡大の要因になっていると、専門家の皆様方も指摘されているところでありますので、大変、心苦しい限りでありますけれども、なんとしてもご協力をいただいて、今の状況の改善に結びつけてまいりたいと考えているところであり、ご理解を賜りたいと考えております。
緊急事態宣言について(2)
ありがとうございます。先ほどの知事のご発言の中にも、緊急事態宣言、あるいは、それに準ずる対象区域になるというのは非常にハードルが高いというご発言がありました。知事自身がそのようにお考えになっていて、今後、政府に対して、そのハードルを下げることを要望される等、今後の方針などがあれば教えてください。また、先ほどのお話が知事自身のご意見なのかどうかという点についても教えてください。
ハードルを下げていただくという対応方針も1つありますし、都道府県独自の施策として進めている分もありますので、より柔軟な施策が選択できるように必要な財源措置の手当をいただくということも、非常に重要になってくるものと思っております。その両面を視野に入れながら、具体的な成果に結びつけることができるように努力していかなければいけないと思っております。
石木ダム建設事業について
ありがとうございます。石木ダムについてお尋ねします。今年度の本体工事着工ということで、これまでもご発言等がございましたが、今年度も残り3カ月となりました。具体的にいつごろ本体工事に着工されるご予定なのか教えてください。
石木ダム事業は継続して工事契約を行い、事業を推進するという考え方でこれまで取り組んできているところでありますが、地権者の皆様方から、「事業を白紙に戻さなければ話し合いに応じないというわけではない」というようなお話もお伺いしているところであり、昨年末に複数回にわたり真意についてどのようなお考えであるのかお話をさせていただく機会をいただいたところでありますけれども、その後、県自体も、人との接触を避けたり、外出自粛をさせていただいたりという中で、直接お会いするような機会が得にくい状況が続いていたところであります。これからもまた地権者の皆様方が、どのようなことをお考えになっておられるのか含めて相談をさせていただきたいと考えているところであります。
ありがとうございます。今年度も残り3カ月しかございません。これまでの経緯を踏まえると、決して時間は多くないと思いますが、その点については、知事はどのようにお考えでしょうか。
先ほど申し上げたように、総合的に判断していく必要があるものと考えているところであります。話し合いの機会をいただくために、どのような条件整備が求められているのかといったことも含めて、総合的に検討をしていく必要があるものと考えております。
つまり、それは場合によっては、今年度の本体工事着工を見送り、来年度になる可能性もゼロではないという意味でしょうか。
そこは、先ほど申し上げたように、総合的に判断をしたいと思っております。
ありがとうございます。
石木ダム建設事業について ほか
石木ダムについてお尋ねします。地元住民の方との調整を進められているということですが、話し合いをする上で、県側の条件というのはあるのでしょうか。
これは、これまでもお話をさせていただいておりますように、話し合いをさせていただく際に、事業自体は白紙に戻さないと話し合いに応じられないというようなお話をずっとお伺いしてきたところであります。事業を白紙に戻してということになると、既に8割を超える地権者の皆様方には、大変貴重な土地などのご提供などをいただき、移転をしていただいたりしてきている状況でもありますので、これをその前の段階に戻してしまうということは難しいものと考えているところであります。その辺の状況について、地権者の皆様方のご理解をいただきながら、事業は事業として現状をお認めいただいて、話し合いの機会をいただけるように、お願いしていく必要があるものと考えております。
話し合いをする状況、例えば県側とその住民の方だけで話合うとか、支援者を交えないで話し合う等の条件はありますか。
基本的には、地権者の皆様方が、当事者として直接お話をできる機会をいただきたいと考えているところであります。
新型コロナの件でお伺いします。長崎市に緊急事態宣言を出したことにより、協力金を伴う営業時短要請と、運動施設等への協力金を伴わない時短要請・協力のお願いがありました。先日の会見の中では、そのお願いが、いつから開始というのは明示されていませんでした。発令をもってお願いということになっている思うのですけれども、その協力金を伴う部分と、伴わない部分の日時の整合性はどうなってるのでしょうか。
営業時間短縮を要請させていただいて、76万円の協力金をお支払いさせていただくというのは、全国共通の算定基数に基づく1日当たり4万円という協力金の額になっているわけでありますけれども、これまで営業を継続してこられた方々は、様々な仕入れ手続きや在庫等、様々な事情がおありでしょうから、1月20日から2月7日までを休業・時間短縮のお願いの期間として準備を含めて進めていただければと考えてきたところであります。その他の例えば遊技施設、パチンコ、麻雀店等については、できるだけ早くご協力いただきたいという思いがありますけれども、様々なご準備が必要になってくるということになると、いつからと一律にお願いをさせていただくのも、必ずしも適当ではないのではないかということで、できるだけ速やかにご協力をいただければと考えてお願いをさせていただいたところであります。
ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症について(3)
新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点からお伺します。先日、外出自粛の要請を呼びかけるとともに、検査体制の強化も図っていきたいという発言がありました。特に医療機関、福祉施設のクラスター発生を防止するための検査体制の強化に関して、現在の進捗と、1日あたりの検査の目標数値があれば教えてください。
医療従事者、介護従事者等への検査体制についてですけれども、検査をする機関については、公的検査機関や、医療機関での検査体制を圧迫することなく検査を拡充したいという方向で検討をしております。現在、民間の検査会社と調整を進めておりまして、その検査能力次第で、検査件数が決まってきますが、その検査のキャパシティと、実際の地域の範囲について、感染拡大地域において検査を拡充したいと思っておりますが、どの市町をその対象にするのかということで、現在調整を進めているところでございます。
現在の状況からいうと、状況として一番逼迫しているのは長崎市だと思いますけれども、具体的にそれはまだ決めていないということでしょうか。
検査につきましては、感染拡大地域ですので、行政検査ということで行いたいと思っております。県立保健所管内については、現在県で検討しておりますが、長崎市、佐世保市につきましては、それぞれでご検討いただいているというところでございます。
感染者が増えていく中で、皆さんも対応を急いでいらっしゃるとは思うんですけれども、いつまでに決めたいという、具体的な日付というのは出ていますでしょうか。
県立保健所管内では、今月中にも検査を開始したいということで考えております。
ありがとうございます。
それでは以上をもちまして終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後5時15分から午後6時27分(72分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年1月16日 記者会見
●会見内容●
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それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
昨日1月15日に、新型コロナ感染症対策について会見の機会をいただいたところでありますが、協議・調整に時間を要し、昨日の会見をキャンセルさせていただきましたことに改めてお詫びを申し上げます。
それでは、改めて、県内における感染症の状況と今後の対応策について、私からご報告させていただきたいと存じます。
まず、県内の感染状況(資料P1)でありますが、グラフをご覧いただいてお分かりのとおり、1月9日にこれまでなかったような60名の新規感染者が確認されるなど、ピークを迎えたところでありますが、その後は一旦減少に転じましたものの、1月13日に38名、14日に39名、15日に37名と、高止まりの傾向が続いているところであります。感染段階を判断する6つの指標のうち、逼迫状況を表す指標である最大確保病床数に対する病床稼働率でありますけれども、現状では53.4%と、最大確保病床に対する稼働率が国の「ステージⅣ」、本県においては「ステージ5」の判断基準となる数字であります50%の基準を超えるような状況となっているところであります。その他の5つの要素でありますけれども、重症者用の最大確保病床数に対する病床稼働率は22.2%で50%の基準から下回っております。そして、新規感染者報告数でありますが、1週間に238人ということで、これも「ステージⅣ」の基準を下回っております。療養者数は490人で、これも若干下回るという状況であります。そして、直近の1週間と先週1週間との比較で感染者が増加しているか、減少しているかということでありますが、少しではありますが減少傾向で推移しているというような状況であります。
一方、医療圏ごとの病床稼働率の状況であります(資料P2)。赤字で表記しておりますが、相当厳しい地域が見られているところであります。長崎医療圏については、125床の最大確保病床数に対して112床が埋まっており、最新の1月15日19時時点では106床で、稼働状況が85%という非常に高い状況でありまして、病床が逼迫している状況になっております。一方、佐世保県北医療圏におきましても55.7%で、50%を上回る状況となっているところであります。現在の確保病床数に対しての県トータルでは56.1%という状況にございます。
感染者の状況でありますが、前回は、重症者9名から8名という数字をご報告させていただきましたけれども、現在のところ、重症者4名、中等症・軽症者198名。中等症・軽症者は前回155名でありましたので、相当増えている状況であります。そして、宿泊療養施設利用者等の方々が253名で、これも前回の200名程度に対して50名程度増えているという状況であります。
それから、県内発生事例の分析結果であります(資料P3)。
初発感染事例を分析いたしました結果(グラフ左側)、県外由来の感染事例について、前回は55%で半数を超えるという状況をご報告しておりました。最新の分析状況によりますと、ブルーの領域でありますけれども、55%であった県外由来が44%ということで、相対的に低下をいたしまして、代わりに感染経路不明者の割合が前回22%から、今回の分析結果では43%まで増えています。前回も申し上げましたけれども、感染者の方々に、感染経路について、思い当たる場面があったかというお尋ねをしても、思い当たるところがないというようなご回答であった事例でありまして、まさに市中感染が進みつつある状況を反映しているのではなかろうかと危惧をいたしているところであります。
右側のグラフでありますけれども、2次感染者の状況であります。クラスター由来の感染者数が、前回は65%で、ほぼ3分の2を占めるというご報告をいたしておりましたけれども、現在のところ50%で半分の割合となっているところであり、それに対して、家庭内感染が前回は16%程度でありましたけれども、今回は39%で、どなたか家族のお一人が感染され、症状がないまま家庭生活を送られ感染が拡大するというような傾向を反映しているのではなかろうかと受け止めているところであります。
次に、この感染者の発生地域別に分析した状況(資料P4)でありますが、前回ご覧いただいた数字とほぼ変わりないような状況でありまして、約半数の感染者が長崎市内で確認されているという状況であります。また、その後、五島市、平戸市、あるいは県央地域等でも新たなクラスターの発生が確認されているところであり、感染者が増加してきているところであります。
次に、前回の1月6日の記者会見の際に、県外との不要不急の往来を自粛していただきたいというお願いに対する状況であります(資料P5)。航空路線の数字しか把握できなかったところでありますが、長崎空港出発便の状況を確認いたしましたところ、東京、大阪線共に、前年比7割ないし8割減少しているというような調査結果をいただいているところであります。
一方、長崎市内については、特に感染状況が深刻な状況にありましたことから、不要不急の外出を自粛していただくようにお願いをさせていただきました。1月4日には、人と人との接触機会をできるだけ減らしていただきたいというお願いをさせていただき、6日には、外出自粛のお願いをさせていただきましたが、この表でご覧いただいてお分かりのとおり、県民の皆様方のご協力をいただき、徐々に人の流れは少なくなっているところであり、特に、3連休期間中は雪が積もったということもありまして、3割から6割ぐらいの減少になっているところであります。しかしながら、週明け以降の状況については、仕事が始まってまいりましたが、2割前後の減少に留まっているというような状況であります。これは、長崎駅周辺、並びに、浜町アーケード周辺の15時時点の調査結果を取りまとめたものであります。一方、その下に思案橋周辺地域の20時時点の推移をご紹介しておりますけれども、夜間外出していただく方々の数というのは相当減少傾向で推移しているところであり、最新でも約6割の減少となっているところであります。
こうした状況をまとめてみますと(資料P6)、新規感染者数は、1月9日には過去最多60人が確認され、その後減少いたしましたけれども、依然として高止まりの状況でありまして、「ステージ4」の水準を超過しているような状況にあります。
また、高齢者の方々の感染が増加する傾向で推移しており、入院が長期化し、病床占有率も5割を超える状況となっております。一般診療を含めて、医療提供体制に支障をきたすおそれが多分にあると考えているところであり、新たな感染時、あるいは救急搬送でも十分に対応できなくなるおそれがあります。具体的に申しますと、昨年の11月時点の、感染者で入院されている方々の年齢構成を見ますと、高齢者の方々の割合が7.4%でありましたが、現在の状況を見ますと56%という状況になっております。それから、医療提供体制がなぜ厳しくなっているかということでありますが、ご承知のとおり、今、感染拡大が進んで来ております。本土地区においては、最大確保病床を前提に運用を行っているところでありますが、この感染症病床395床を確保するために、既存病床をおよそ1,300床潰して感染症病床を設定しております。より具体的に申しますと、長崎医療圏圏域では、125床の感染症病床を確保いたしておりますが、既存の一般病床をこの間400床縮減して、体制整備を進めております。そのような状況でありますので、さらに感染者の数が増えていき、一般医療の救急患者が発生するということになると、これ以上の対応が非常に難しくなってくるような状況になっていくところでありますので、どうか県民の皆様方は、「自ら感染しない」、「人に感染させない」ため危機感を持って日々の生活を慎重にお過ごしいただきたい。そして、これ以上の医療の逼迫を回避していただくように、ぜひご協力をお願いしたいと考えているところであります。
それから、また、初発の感染経路のその後の状況でありますが、県外由来の事例が引き続き44%と高い傾向で推移している一方で、感染経路不明の割合が43%を占め、増加中であります。また、2次感染者のうち、家庭内感染が推定される事例が全体の39%を占めるという状況でありまして、まさに市中感染が拡大する傾向にあるのではなかろうかと受け止めております。
感染状況を特に長崎医療圏域の状況をまとめた数字であります(資料P7)。表には、長崎市と書いてありますが、長崎市を含む医療圏の数字と受け止めていただきたいと思います。病床の逼迫状況は、9割近い稼働状況であります。そして、新規感染者報告数が、週10万人当たりの数字で、国の「ステージⅣ」の判断基準「25人以上」を大きく超える週10万人当たり31.5人の新規感染者の確認数となっております。それから、療養者数でありますけれども、高齢者の方々の感染が増えているという状況を反映し、相当入院期間、治療期間も長くなっているところであり、国の基準を大幅に上回る75.7人という状況であります。このように、長崎医療圏域では特に厳しい状況であるものと考えているところであります。
それから、先ほど申し上げたとおり、県境を越える不要不急の移動自粛をお願いいたしましたけれども、航空路線の状況を見ると、前年比7割から8割の縮減にご協力をいただいております(資料P8)。
そして、長崎市内の皆様方にお願いした外出自粛については、一旦3連休を中心に減少はいたしましたけれども、仕事が再開されるにしたがい、その影響が減少傾向で推移しており、現在2割程度の縮減に留まっているというような状況であります。
したがいまして、総合的な評価といたしましては、1月6日に、改めて県民の皆様方にご協力のお願いをさせていただきましたけれども、効果は限定的なものになっているものと評価せざるを得ないのではなかろうかと考えております。特に、長崎市内では、市中感染が広まっていると考えられますことから、今後はさらに、人と人との接触機会を減らしていく必要があると考え、対策の充実を図ってまいりたいと考えております。
このような状況にありまして、改めてステージの判断であります(資料P9)。県下全域におけるステージ判断については、「ステージ4」を現状のまま維持し、さらなる施策の充実を図ってまいりたいと考えております。特に深刻な状況にある長崎市内においては、「県独自の緊急事態宣言」を発令させていただこうと考えているところであります。
具体的な対応策であります(資料P10)。
前回、県内全域に特別警戒警報を発令させていただき、県外との不要不急の往来の自粛をお願いいたしました。各離島地域で飲食店を介したクラスター等の発生もあり、県外に加え、離島・本土地域の往来も含めて、真にやむを得ない場合を除き、引き続き自粛をしていただきたい。これは引き続きのお願いであります。
それから、新たなお願いとして、長崎市以外の地域の皆様方に対しても、不要不急の外出自粛をお願いしたいと考えております。
それから、より接触機会を減らしてまいりますために、各事業者の皆様方には在宅勤務等を推進し、出勤者の半減について、ぜひご協力をお願いしたいと存じます。
あわせて、市中感染が拡大する傾向にあるということで、一番感染拡大のリスクが高いと考えられますのは、マスクを外して飲食を共にするという場所になってくるものと思いますので、飲食店等を対象に、夜8時までの営業時間短縮をお願いしたいと考えているところであります。
この①番、②番、③番は、来週1月18日月曜日から、国の緊急事態宣言の対象期間であります2月7日までのご協力を、そして、④番の飲食店等の営業時間短縮については、仕入れ等、様々な準備に要する期間も必要となってまいりますことから、1月20日からのご協力をお願いしたいと考えているところであります。
具体的な営業時間短縮に係るお願いであります(資料P11)。県内全域の飲食店、遊興施設が対象であり、例えば、デリバリー、テイクアウトなどについては、対象から除外させていただきます。キャバレー、スナック、カラオケボックス等の施設の皆様方には、営業時間を朝5時から夜8時までという形で短縮のご協力をぜひお願いしたいと考えております。
なお、お酒の提供は、夜7時までという形でご提供をいただきたいとお願い申し上げる次第であります。
要請期間は、先ほど申し上げたように、1月20日から2月7日までの19日間となっております。
この際の、協力金についてでありますけれども、全期間これを実施していただくことを条件に、1店舗当たり1日4万円となる、76万円の協力金を支給させていただこうと考えているところであります。
これは、県・市町共同で実施・運用を進めていこうと考えております。
それから、長崎市内における緊急事態宣言の取組であります(資料P12)。
県下各地域については、飲食店等の営業時間の短縮のお願いを申し上げましたけれども、長崎地域においては、飲食店へのご協力をお願いすることにあわせて、運動施設、遊技場等の営業時間を同じように短縮していただきたい。これはお願いベースでありまして、協力金はお支払いできない状況であります。
こういった形で、運動施設、遊技場、劇場、映画館、集会場、公会堂、博物館、美術館、ホテル・旅館等の集会の用に供する部分等について、ぜひ営業時間の短縮を、そして、イベントを開催される際には、人数上限5,000人以内かつ収容人数50%以内として開催をいただきたいというお願いを申し上げる次第であります。
こういった取組に連動いたしまして、県有施設における開館時間の短縮も図ってまいりたいと考えております。県が所管する様々な施設、美術館、博物館等がありますけれども、既に開館時間は20時までの範囲内に収まっております。県立体育館、野球場は一部21時までの時間帯を設定している部分がありますけれども、これについても20時までとさせていただく予定であります。それから、人が集まるようなイベント等については中止していきたいと考えているところであります。
こういった取組を通して、さらなる感染拡大防止に努めていきたいと考えております。
その他の取組であります(資料P13)。
まず、医療提供体制の確保充実であります。病床が非常に逼迫している状況にあり、他の医療圏との広域調整にさらに力を注いでまいりたいと考えております。
特に感染症指定医療機関では、急性期の新型コロナ患者に対応する必要がございます。現在、コロナ感染症の患者を受け入れているところでありますけれども、高齢の感染者の方々が入院されるということで、長期入院患者、いわゆる治療期間が非常に長引いているという状況もありますので、そういった長期入院患者の方々、あるいは陰性化した患者の皆様方を引き受けていただけるような病院をさらに開拓し、協力をいただいていきたいと考えております。
それから、現在「フェーズ4」で運用を進めており、全体として395床の確保体制構築しておりますが、さらなる拡大に向けて努力していかなければならないと考えているところであります。
それから、これまで県内各地域において、医療施設、福祉施設でのクラスターが発生しました(資料P14)。感染が拡大している地域を中心に、医療従事者、福祉施設の職員の皆様方を対象とした定期的な検査を実施すべく検討を進めたいと前回ご報告をいたしておりましたけれども、具体的な検査の実施に移ってまいりたいと考えております。
それから、もう一つ。いわゆるデイサービス等の施設について、利用者の方々が複数のデイサービス施設を利用されるということで、クラスターが発生するような事例が散見されております。そういったこともありますので、可能な限り、特定の事業所をご活用いただくように協力をお願いしたいと考えているところであります。
それから、一番、県民の皆様方のご協力をお願いしないといけないのは③でありまして、いつ・どこでも感染の可能性があるものというご認識のもとで、これまで以上の危機感を持ってご対応いただきますようお願いを申し上げる次第であります。こういった様々な場面の切り替わりごとに小まめに手指消毒をしていただく。これまで三密の回避、手指消毒、マスクの着用等をお願いしてきたところでありますけれども、他県でのクラスターの感染事例等を検証した結果、水道の蛇口を介して感染が拡大したのではないかというようなご報告もあっているようであります。場面が切り替わるごとに、こまめに消毒をしていただきたいというお願いであります。
それから、家庭内の感染が増えている状況でありまして、家庭内でマスクを常時着用していただくというお願いができるかどうか大変悩んだところでありますけれども、具合が悪い方がいらっしゃる場合には、ご家族の皆様方もぜひマスクを着用していただいて、家庭内感染の拡大防止にご協力をいただきたいということであります。
それから、これは前にも申し上げましたけれども、ご自身は症状がないから大丈夫だろうということで、普段どおりの生活を過ごされるわけでありますけれども、仮に無症状でも、感染した場合には、大切な家族の皆様方に感染をさせるということになります。先ほど申し上げましたように、本当に大切な家族の方が感染されると、今の医療状況では、随時救急としてお受けしていただくようなことができにくい状況も想定されるわけでありますので、大切な家族の皆様方のためにも、自らが感染しない、人に感染させないという細心の注意を払ってお過ごしいただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。
それから、最後に、これまでも申し上げてまいりましたように、受診相談センター、人権相談窓口、N-CHAT、COCOAのご活用をいただきますようお願いを申し上げる次第であります(資料P15)。
まさに、県内の感染状況を見ますと、国の「ステージⅣ」のすぐ手前まで至っているような状況にあります。こういった危機的な状況でありますけれども、県民の皆様方のご協力をいただきながら、さらなる感染拡大を抑えて、通常の社会経済活動に復帰できるように全力を尽くしてまいりたいと考えているところであり、引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
私からは以上でございます。
それでは、まず、幹事社からご質問お願いいたします。
長崎市に対する緊急事態宣言についてお伺いします。国の分科会が示した「ステージⅣ」の指標6つのうちの3つを満たしたことをもって緊急事態宣言を出されたということと理解しましたが、この指標はあくまで目安であり、緊急事態宣言を出す基準ではないというところが課題であると指摘されています。例えば、宮崎県では指標を既に4つを超え、熊本県では5つを超えていますが、それでも国から緊急事態宣言の追加指定をされていないという状況の中、指標を3つ超えたことをもって緊急事態宣言を出されたことの理由を改めてもう一度お聞かせいただけないでしょうか。
新規感染者の確認数、病床の逼迫状況等を考えますときに、これまで以上に市民の皆様方のご理解とご協力をいただきながら、感染拡大防止に取り組んでいただく必要があるものと考えており、そのために飲食店等の営業時間短縮もお願いしたところでありますし、長崎地域については、その他の施設についても、ご協力のもと営業時間の短縮を実現していこうと考えているところでありまして、改めて、そのような状況を踏まえて、この緊急事態としての認識をいただき、ご協力をいただきたいと考えたところであります。
病床の逼迫具合と新規報告数を特に重く見たと理解してよろしいでしょうか。
そうですね。これまでの状況がこれからも続くということであれば、まさに医療サービスに破綻を来しかねない状況にあるものと考えております。
長崎県全体を見ると、指標のうち「ステージⅣ」相当になっているのはまだ2つですが、長崎市に緊急事態宣言を出された考え方は、長崎県全体についても当てはめることをご検討されているのでしょうか。
県全体のステージ判断については、これまで運用を続けてまいりました独自の感染段階の判断、段階ごとの施策の方向性を取りまとめておりまして、それに基づいて、現在「ステージ4」という認識のもと、特別警戒警報を出させていただいておりますので、これがまた、次の段階に近づくということになると、県全体に緊急事態宣言の発令を検討していく段階になってくるものと思います。
時間短縮要請のことについてお伺いします。協力金は、1日4万円を19日分で76万円という計算ですが、4月に協力金を出されたときは、1事業者30万円でした。政府による財政支援の上限は、1日4万円から6万円に引き上げると昨日閣議決定をしましたが、なぜ1日4万円という額にしたのかお聞かせいただけますでしょうか。
現状で11都府県について国の緊急事態宣言の対象区域として位置付けられておりまして、国の緊急事態宣言の対象区域として位置付けがなされると、1日6万円という形になります。それぞれ地域独自の取組であれば、1日4万円を上限に国費の支援をいただけるということでありますので、それを活用していただこうと考えているところであります。
実施体制が、県・市町共同とありますが、県が76万円を全て負担するのか、それとも市町と一緒に負担するのか、負担割合はどうなっているのでしょうか。
この制度は、1日4万円、総額76万円のうち、8割が国の財政支援で賄われ、残り2割が地元負担になります。これを県と市町で折半する形で協力の要請を行おうということで、昨日、市町長会議で、全市町のご協力をいただけるという確認がとれ、制度化しようとしているものであります。
全体の店舗数と、予算規模を教えてください。
食品衛生法の飲食店・喫茶店等の営業許可を受けている店舗を前提にカウントいたしまして、県内で約1万店舗あるものと考えております。80億円前後の総額になってくるものではなかろうかと思っております。
全体が80億円ということでしょうか。
はい。
そのうちの2割が地元負担で、1割ずつを県と市町が負担するということでしょうか。
はい。それに事務費も必要になってきます。
昨日、市町長会議が行われたとおっしゃられましたけれども、そこで市町長からの同意が得られたのでしょうか。
基本的な考え方については、多くの市町長の皆様方から賛同いただけたのですが、共同事業として進めたいという提案には、少し時間が欲しいというお話があり、昨日のうちにご承認をいただけないご意見もあったことから、急遽記者会見も延期させていただきました。今朝、再度確認しましたところ、全市町においてご同意いただき、こうした取組を進めることにいたしました。
つまり、昨日の会見が延期されたというのは、県・市町の共同実施について全市町の同意が得られなかったということが主たる要因ということでしょうか。
1月7日から1月17日までの協力要請を一旦させていただき、1週間程度経過した段階で再度検証をして、その上で次の制度設計をしたいと考えていたのですが、最新の状況に基づいて、さらなる対策の強化が必要だと考え、昨日初めて各市町に提案をさせていただきましたので、各市町におかれても、判断には時間が必要になってくるのは当然おありだったものと考えております。
まず確認ですが、今回の時短要請には、従わなかった場合の罰則、店舗名の公表といった措置というのはあるのでしょうか。
そのような規定が活用されるのは、新型インフルエンザ特措法の第45条による協力要請でありますが、それは国の緊急事態宣言の対象区域になって初めて可能になってくるものです。私どもは、その前の第24条で協力をお願いするという形になりますので、そこまでは考えておりません。
協力金の支給時期ですが、いつごろから事業者は受け取ることができるのか教えてください。
要請期間が2月7日までとなっております。申請書の受付は2月8日以降ということで考えております。要請期間後ということになりますので、できるだけ早く支給したいと思っています。ただ、今回の支給については、申請受付・支給事務を市町にお願いをしておりますので、今後各市町にご相談をしながら、できるだけ早く支給できるような段取りを取りたいと思っております。
ありがとうございます。最後に1点確認ですけれども、複数店舗営業している事業者の場合は、要請に応じた店舗ごとに支払われるのか、事業者ごとに支払われるのか、どちらでしょうか。
今回は、店舗ごとに支給をさせていただきたいと考えております。
ありがとうございます。幹事社からは以上です。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いしたいと思います。
営業時短要請の協力金について、日別でも出るのか、全期間実施しないと1円も出ないのか教えてください。
全期間ご協力をいただかないと、協力金の支給はできないという形にいたしております。
今回の時短要請についての県としての財政措置は、専決で行うのか、臨時議会を開くのかというのは、どちらになるのでしょうか。
これは、当然ながら予算措置が講じられるということが前提になりますので、議会とも相談をさせていただきたいと考えております。議会のご了解がいただける前提での制度のスタートとなってくるものと思います。
臨時議会が開かれると考えてよろしいでしょうか。
それは、まだ、議会のご意向を最終的に確認いたしておりません。
2月8日以降に協力金を支給ということになるというお話でしたが、最短でどのくらいの期間で、事業者の方々の手元に届くような想定をされているのでしょうか。
先ほどご説明しましたように、支払事務については市町にお願いするということになります。以前の協力金については県で支給をしたため処理に時間を要したということもございまして、今回できるだけ早く支給するということで、市町にお願いをするということでございます。できるだけ速やかにお支払いをいただくように、市町にお願いしたいと思っております。
ちなみに、前回の県の手続では、どのくらいの期間で事業者の元に協力金が届いたのでしょうか。
最短では3週間程度でお支払いをしましたが、合計で8,500件程度ございましたので、最終的に全ての事務が終わるまでには2ヶ月程度かかったという状況でございます。
今回は、飲食店以外の観光等の他の分野に関してはお願いベースということでしたけれども、飲食店以外の分野に対する支援で、新たな対策等がありましたら教えていただければと思います。
先ほど申し上げましたように、飲食店については国費の活用ができるということで、対応をさせていただこうと考えているところでありますが、その他の集会書、遊技場等については、国の緊急事態宣言対象区域である11都府県の取り扱いについても、協力の要請はされているものの、協力金の支給はないとされているものと理解をいたしております。したがって、今後、県独自の取組を含めて、様々な協力をお願いしていかなければいけない状況にあるものと考えております。先日の九州地方知事会においても、国に要請を行ったところでありますけれども、引き続き、国における財源確保を前提に、要請活動を進めていきたいと考えております。
ありがとうございます。昨日、市町長会議を行ったということですけれども、各市町長からはどのような声が聞かれたのか教えていただいてもよろしいですか。
今のような状況にあることに関して危機感を共有していただき、概ねの自治体の代表の皆様方には、「ぜひ一緒になって感染拡大防止に取り組もう」というような趣旨のご発言をいただいたところであります。ただ、どこが最終的に要請を行う主体になるのかといった疑問点でありますとか、様々な意見交換の場はありました。
離島については、離島の医療圏に対する不安や要望といった声はありましたでしょうか。
先ほどご紹介させていただきましたけれども、これまでは、県境を越える不要不急の往来については自粛をお願いいたしましたけれども、離島地域でも感染が生じているということもありまして、離島地域と県内各本土地域との往来についても自粛していただくように呼びかけてもらえないかという話があり、先ほどご紹介した内容に盛り込んだところであります。
長崎市に対する県独自の緊急事態宣言ということですけれども、例えば、前例として広島県が広島市に出しているものと同じという理解でよろしいでしょうか。
基本的には、国の緊急事態宣言を前提にした制度設計には未だしておりません。というのは、国の緊急事態宣言の対象ということとなると協力金は1日6万円まで増額されることが可能になってきますけれども、それはそれぞれの地域の感染状況を国が判断をし、国の緊急事態宣言として認めるかどうかという調整が必要になってまいりますので、まだその手前の段階であるとご理解いただければと思います。
そうしますと、例えば、先日更新されました、国の基本的対処方針の中で、地域によっては、「ステージⅣ」を超える指標があれば市町によっては、国から特定警戒都道府県に準じた措置をするということが書いてありましたが、それとはまた別という理解でよろしいでしょうか。
制度の内容が十分把握できない状況でありまして、例えば、国の緊急事態宣言と同様の財政措置を講じていただくために、どのような要件をクリアすれば対象になるのか、十分に基準が出されていない状況でありますので、そういった可能性があるとすれば、そういった検討もこれから進めていく必要があるのではなかろうかと思っています。
分かりました。今回、長崎市に緊急事態宣言が出て、飲食店への時短要請は県下全域ということですけれども、例えば、これまでの検討の中で、長崎市だけに緊急事態宣言を出すので、長崎市内の飲食店だけに時短要請をするという検討をされたのか、もしくはそこがあって、色々判断した結果、県下全域になったのか、いかがでしょうか。
色々な考え方があり、一つの手法としては、最も深刻な、しかも「ステージⅣ」に近いような形で、長崎市を先行させて飲食店等に対する時短要請を行うということも選択肢の一つとしては考えておりました。ただ、離島で飲食クラスターが出たり、佐世保県北医療圏域も引き続き病床稼働率が5割を超えるというような状況であったりといった状況を踏まえたときに、やはり各地域の皆様方にも外出自粛要請をさせていただき、そして、飲食店の協力もいただいていく必要があるのではないかというようなご意見をいただき、県からは、県下全域で歩調を合わせてやってはどうかという提案をさせていただきました。
そのことと絡んで、1月4日の新型コロナウイルス感染症の知事会見で、飲食店に対する経済的な支援については、一定程度飲食店での感染の発生はあっているけれども、大きな感染の場になっているということではないので、その時点では、飲食店に対する時短要請は考えていらっしゃらないということでした。今回、長崎市を含めて、県下全域で時短要請をされるということは、1月4日と今回とで状況が変わったので時短要請をされたということになるのでしょうか。
個々の感染事例の要因が確認され、継続して、飲食店に起因するようなクラスターの発生が見られないということであれば、施策の取り方も別の選択肢があったと思いますけれども、今は、感染経路が分からないような、いわゆる市中感染の状況になっているわけでありまして、それは、いつ、どこで感染するか分からない。一般的には、マスクを外して、一定時間身近な距離で会話をしながら食事をされる場というのは非常に感染リスクが高い場面の一つになるのではなかろうかと考えているところでありまして、今の長崎市のように、市民の皆様方のごく身近に感染者が多数いらっしゃるというような状況になって、飲食店をフリーにご活用になるということになると、さらなる感染症の拡大、あるいはクラスターの発生につながる可能性があるのではなかろうかと考え、飲食店等についてご協力をいただこうと考えているところであります。
分かりました。飲食店に対しては、時短要請をするということで協力金を渡すということになりますが、先日から知事もおっしゃられていたように、今回、コロナに関しては、飲食業に限らず様々な分野で経済的に打撃を受けているというところがあるのですが、飲食以外のあらゆる産業に対する支援については、どのように考えていらっしゃるのでしょうか。
まず、今回、飲食店等に時間短縮要請をさせていただきましたのは、感染拡大防止を図るという観点で、飲食店が大きな感染拡大の場所になる可能性があるので、そこの営業時間を短縮していただこうということで、感染拡大防止の観点があったということが一つの要因であります。もちろん、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、様々な分野にわたり影響が生じているのは、十分認識をしているところでありまして、いわゆる経済的な影響については、それぞれの関係事業者の皆様方のご意見等も幅広く伺いながら、積極的な対応策が講じられるように、国に対しても財源措置を含めて要請を行っていかなければいけないと考えているところであります。端的に申しますと、飲食店に留まらず、例えば、交通事業者の方々であるとか、観光事業者の方々であるとか、様々な分野で影響自体は生じているものと認識をしているところであります。
分かりました。営業時間短縮要請の協力金の事務的なことでお尋ねです。先ほど、総額80億円程度で、その2割の16億円が地元負担ということになりますが、県と市で折半した場合、県の負担は8億円になります。県は財政調整基金など厳しい状況にあると認識しています。県の財源はどこからひねり出そうと考えておられるのでしょうか。
これも、地方創生臨時交付金もほとんど残っていないような状況の中で、緊急的な対応策を講じないといけないと考えているところでありまして、財源調整のための基金の取り崩し等も念頭に、財源捻出を図っていかなければいけないと考えております。
財政調整基金は現状厳しいけれども、財政調整基金をもう少し切り崩して、財政調整基金だけでやっていくということでしょうか。、当初予算で組んでいた予備費もあったりすると思うのですけれども、予備費を使うのではなく、基本、財政調整基金でやるということでしょうか。
基本的には、財政調整基金と考えております。
分かりました。国のいわゆる8割分ですけれども、国から既にもらっていた交付金が余っているのか、それとも、昨年暮れや、年明けにも予備費が追加されていますけれども、その辺の活用を考えているのかいかがでしょうか。
お答えします。国のどこの臨時交付金から出しているのかは、実は我々の方も承知をしていないところであります。元々は、一定留保していた500億で全国に対応していくということだったのですが、その500億円以外の臨時交付金全体から捻出していくという方針に今は変わっていますので、現在は、どこの時点で、どう確保された臨時交付金かということは判然としないのですが、臨時交付金の一部を活用して地方に8割補助するというスキームでございます。
既に交付された交付金はもう残っていないのでしょうか。
既に交付というと、恐らく、県単独で判断して使っていける交付金ということだと思います。そこにつきましては、まだ予算計上していない部分が数億円ありますが、先ほど知事が申し上げました金額には達しないところがありますので、その財源につきましては、財政調整基金という形で考えております。
要するに、余っている交付金と財政調整基金でやるという感じでしょうか。
はい。
分かりました。運動施設、遊技場等の営業時間短縮の協力をお願いしますということで、協力依頼内容で、時間であるとか収容率とかありますけれども、これは特定警戒都道府県と同等と考えてよろしいでしょうか。
条件は同等であると考えております。
分かりました。県有施設における開館時間短縮、イベントの中止とありますが、これはいわゆる県主催のイベントの中止ということで考えてよろしいでしょうか。
県有施設におけるイベントの中止という形でございます。
分かりました。病床の件でお尋ねしたいのですけれども、長崎医療圏を中心に病床が非常に逼迫しているということだと思います。確保病床395床のさらなる拡大を図りますとありますけれども、これは、公立病院や公的病院がコロナの患者を受け入れてきた部分が大きかったと思うのですけれども、国では、民間病院をもっと活用したらどうかというような意見も出てきているのですけれども、その点についての考え方はいかがでしょうか。
具体的に、次の病床拡大におきましては、来週、医療関係者の協議を始めますが、公的だけではなく、民間の機関にもぜひとも協力をいただくようお願いしていくつもりであります。
ちなみに、395床をいつまでに、どの程度まで増やしたいといった目安などはありますでしょうか。
この395に相当する病床を、さらに上積みするのは非常に厳しいと考えています。できたとしても10とかその程度のレベルです。あとは、療養の期間を過ぎて、安定した患者を受け入れるための病床や、陰転したけれども、まだ療養が必要な方の病床、こういったところを確保するところによって、回転を速くするような対策を進めてまいりたいと考えております。
いずれにしても、長期入院患者や、陰転した患者を入れるための病床、いわゆるコロナ病床ということになるわけです。そのコロナ病床を確保するということは一定必要だと思うのですけれども、知事も冒頭にお話しされていますけれども、コロナ病床を1床確保するに当たって、ゾーンニングの関係でいわゆる一般病床を10床から20床程度潰さなければいけないということになってくる。そうしますと、一般の救急患者等の受け入れに支障をきたしてくる。コロナ病床を確保するけれども、一般の病床が減っていくというジレンマに陥ると思うのですがいかがお考えでしょうか。
そういった状況になりますので、なるべくそういうこととの両立を考えた上での病床確保に努めているところであります。ただ、先ほど申し上げた、1床を確保するのに10床潰さなければいけないというのは、やり方を工夫することによって改善できる部分もありますので、そこは今、専門家と協議を進めているところであります。
分かりました。医療・福祉施設のクラスター対策の、施設従事者を対象とした定期的な検査を実施しますとありますけれども、これは、医療従事者と、介護福祉従事者への定期検査を実施していくということでよろしいでしょうか。
はい、そのとおりです。
例えば、定期的に実施するといったら、どのくらいの間隔が開くのでしょうか。
今のところ、科学的なエビデンスが出ているのは、国の分科会では、週1回やれば大体20%から30%の感染拡大を予防する効果があると言われています。実務的なところで、週1回できるのか、2週間に1回やるのかは、今後それぞれの地域ごとで判断していくことになります。
ちなみに、対象者はどれぐらいいるとお考えでしょうか。
まずは感染拡大地域で実証するということでございます。その感染拡大地域をどの地域にするかということも含めて、今、検討しているところでございますので、対象者については、流動的なところがあるということでございます。
分かりました。これは今日の資料にはないことで、先日、神奈川県の保健所がパンクするということで、積極的な疫学調査の縮小ということも打ち出していましたけれども、長崎県も多少、程度の違いはあるとしても、保健所としては非常に体制が厳しい状況になっていると思うのですが、その辺について、県としては現状どのように考えておられるのでしょうか。
長崎県の現状でいけば、しっかりと疫学調査をし、感染拡大を防ぐということが重要かと思っておりますので、疫学調査はしっかりと対応したいと思っております。
長崎市に対して出されている、県独自の緊急事態宣言ですが、過去に他県で出された事例では、期限を設けているものもございました。今回、長崎県で出されてものについては、いかがでしょうか。
先ほどご説明させていただきましたように、緊急事態宣言についても、2月7日までを念頭に入れているところでございます。
ありがとうございます。加えて、2月7日前後になるかと思いますが、今回のように効果の検証や、その後の方針について、同じように会議を開いた上で、会見を行うということでよろしいでしょうか。
これからの感染状況の推移等を踏まえて、その後の対策をどう講じていくのか検討をして判断をしなければいけないと思っています。
ありがとうございます。緊急事態宣言の発令は今日ということでよろしいでしょうか。
緊急事態宣言の発令につきましては、明確にスタートの期日を切るわけではありませんけれども、本日、こういった形で会見させていただいておりますので、今日からという形にはなろうかと思います。ただ、実際に行動していただくのは、明日以降になるかと思います。
それでは、最後のご質問をお願いしたいと思います。
営業時間短縮の件についてお尋ねです。揚げ足をとる形になるかもしれないのですけれども、飲食店の対象にならない方に、知事が「お願いベース」という言葉を使われたのですけれども、飲食店の方もお願いベースとしては一緒ではないのでしょうか。
基本的に、協力のお願いをさせていただくということでは、同じようなものでありますが、ここにお話をさせていただきましたように、協力金等の支給を考えておりませんので、ぜひそういった点をご理解いただいた上でご協力をお願いしたいと考えております。
お願いベースでは一緒ということですね。協力金のあるなしが違うということですね。
はい。
ありがとうございます。遊興施設については、協力金を支払う施設と支払わない施設と両方あるのですけれども、具体的に、協力金の対象にならない、許可を受けていないというのはどういったことなのでしょうか。
特定の業種について許可を得ていないということではないのですけれども、今回、要件といたしまして、営業許可を受けている店舗ということで、協力金をお支払いして、要請をさせていただくということにしておりますので、そこから外れた部分につきましては、どうしても、先ほど申し上げました協力のお願いという形に留まらざるを得ないということだと思っております。
外れるというのはどういったものでしょうか。不法に営業をしているということでしょうか、それとも、こういった種類・業種の遊興施設は入らないと言えるのでしょうか。
例えば、遊興施設の、キャバレー、ナイトクラブ、カラオケボックス、ライブハウス等色々な遊興施設として位置付けられているのですが、いわゆる食事等の提供、お酒、飲食の提供をなさっておられないところはあるのではないかなと考えております。
そうすると、ゲームセンターとかそういったところでしょうか。
分かりやすいもので言うと、先ほど知事も申し上げましたように、例えば、カラオケボックスは、食事を提供しないところも一部ございますので、そういったところは許可を受けていないということになります。
分かりました。今後国の緊急事態宣言に、長崎県が対象となった場合は、改めて6万円を追加で支給することになるのですか。
少し、仮定の話にお答えしづらいところはあるのですけれども、今、国の制度として設けておられますのは、基本が4万円でプラス2万円という形の6万円と理解をしておりますので、今のご趣旨が、今の4万円をさらに6万円プラスでお支払いするという趣旨であれば、そういったことにはならないと思っております。
そうなった場合には、2万円がプラスされるということなのでしょうか。
それは、今の制度設計等から考えると、地元負担も生じる話でありますので、その段階で、また制度全体を検討する必要があるのではなかろうかと思います。
制度的にまだはっきりしていないということなのでしょうか。
国費が準備されている状況ではあると思いますけれども、地方負担の財源確保の問題等もありますので、そこは改めて検討したいと思います。
今のところは、一回きりの支給ということになるんでしょうか。
そうですね。
2月8日以降も厳しい状況ということで、期間が延長されたとしても一回きりの支給ということになるのでしょうか。
そこはまだ、その後の方針を今の段階で決めているわけではありませんので、今回の施策の効果検証等をしながら、再度考えてみる必要があるのではなかろうかと思っております。
意地悪な聞き方で申し訳ないのですが、最後に、協力金がある、なしというのは、国の財政支援があるかないかという、そこでの違いだけでしょうか。
そうですね。相当多額の予算が必要になってまいりますので、これを純粋な一般財源で負担するということは、非常に困難な状況であります。
感染リスクとしては、先ほど、食事のときにはマスクを外すのでリスクが高いということですけれども、協力金を払わないところでも、感染リスクとしては、飲食店よりは低いけれども、協力を求めないといけない、それなりのリスクがあるということですか。
そう考えております。
以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後5時30分から午後6時23分(53分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年1月6日 記者会見
●会見内容●
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それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
新型コロナウイルス感染症のその後の状況についてご説明をさせていただきます前に、入院治療をなさっておられました、新型コロナウイルス感染症の方がお一人お亡くなりになられました。感染症で亡くなられた方々は6名という形になったところでありまして、改めて、お亡くなりになられた皆様に心から哀悼の意を表しますとともに、入院治療中の皆様、療養中の皆様方の一日も早いご回復を心からお祈り申し上げる次第であります。
ご承知のとおり、一昨日1月4日に会見の機会をいただき、本県の感染症の現状等についてご報告を申し上げ、県民の皆様方のご協力をお願いしてきたところでありますが、会見の翌日には、これまでにない55名の新規感染者が確認されるという事態に直面したところであります。今回はその後の状況をご報告申し上げ、改めて県民の皆様方にお願いをさせていただきたいと考えているところであります。どうぞよろしくお願いいたします。
その後の感染状況であります(資料P1)。年末から年始にかけての感染状況は、1月4日にご報告をさせていただきましたが、その会見の翌日、1月5日には、55名の新規感染者が確認されたところであります。1月5日の感染者で初発事例と考えられる感染者が18名。グラフをご覧いただいてお分かりのとおり、オレンジの初発と考えられる事例部分は、徐々に増加する傾向で推移してきているところであります。
資料の右の票では、感染段階を判断する際の6つの指標を設定いたしているところでありますが、このうち、病床の逼迫状況を表す病床の稼働率は、分かりやすいように、従前の確保病床265床をベースに数字を整理しておりますが、前回も57%程度で、一つの目安である50%を超えておりましたけれども、さらに逼迫状況は厳しくなり、現在58.1%に上がっております。それから、新規報告者の数でありますが、前回は目安であります193名を下回っていたところでありますが、55名の新規感染者が発生したということもあり、1週間の新規感染者数201名で、基準を上回る形になってまいりました。療養者数、直近1週間と先週1週間との比較については前回同様変わりがないところでありまして、6つの指標のうち4つの指標が基準を上回るという状況になったところであります。
次に、病床の状況であります(資料P2)。前回1月4日にご報告申し上げた時点での病床稼働率の状況でありますけれども、特に地域差が大きく、格差が見られる状況でありまして、長崎医療圏、佐世保県北医療圏、壱岐医療圏が厳しい状況にあり、長崎医療県は75%、佐世保県北医療権が82%、壱岐医療圏が50%というような状況でありました。こういった状況を踏まえ、1月5日には確保病床数を最終段階の「フェーズ4」まで引き上げまして対応病床の拡大を図ったところであります。「フェーズ4」をベースに稼働率を考えた場合でも、長崎医療圏が68%と依然として高い状況であります。また、壱岐医療圏については、入院者が増えたということもあり、75%の稼働率が見られるという状況であります。重症者が前回は8名というご報告をしておりましたけれども、現時点で9名。これも増加してまいりました。中等症・軽症の皆様方が155名。宿泊療養施設等を利用されている方々が201名というような状況で、一段と厳しい状況になっております。
それから、発生事例の分析は、新規感染者を含め、再度分析した状況であります(資料P3)。
まず、初発と考えられる感染事例をベースに、感染の要因がどこにあるのかということを分析したものが左の円グラフであります。県外からの帰省者との接触が感染要因として考えられる事例が全体の24%。県外に旅行をされたということが感染に繋がった事例が16%。県外に出張されたという事例が5%。県内において県外の方々との接触をされたということが感染に繋がったと考えられる事例が10%。前回も申し上げましたけれども、感染事例として考えられる事例のうち55%が県外に由来する感染事例という状況であります。一方、県内での感染事例としては、飲食店等を利用されたことが感染要因に繋がったと考えられる事例が14%程度ございました。一番深刻な状況でありますのは、感染原因が不明、調査中の事例が変わらず3分の1程度見られるということであります。特に感染経路が不明という方々は、これまでの経過をお尋ねした際に、何が感染要因になったのか思い当たらないというような方々が相当数に上るという方であります。言い直しますと、県内にもごく身近なところに感染源が存在すると想定せざるを得ないような状況にあると考えているところであります。この感染経路不明の方々のうち、4分の3が長崎市に集中して発生しているという状況であります。
次に、右の円グラフであります。これは初発事例である92名を除いた感染者の全体の事例をベースに、どこで感染が拡大したと考えられるのかという形で整理したものであります。病院や福祉施設等で感染が拡大し、クラスターを形成した事例が35%。バスツアーに参加されたことによって感染が拡大したと考えられる事例が10%。飲食店を介して感染が拡大したと想定される事例が13%。そして、職場を経由して感染が拡大したと考えられる事例が7%。クラスターから感染者が確認された事例が全体の3分の2がそういう状況であります。前回と比べますと、例えば、百貨店における新たなクラスターの発生。これとは別に、クラスターにはなりませんけれども、家庭内でご家族の皆さん方が全員感染されてしまうような事例も発生しているところであり、家庭内、職場、飲食・接待の場、その他、こういった場でも感染が拡大する傾向にあるという状況であります。
県内の発生事例を地区別に分析をしてみますと(資料P4)、発生者が一番大きいのは、長崎市169名で、続いて佐世保市48名、壱岐市39名という状況であります。実にこの3つの市で全体の感染者の8割を占めるという状況は、前回ご報告した状況と変わりはございません。一方、12月25日から1月5日までの12日間の発生数を人口10万人当たりで引き直したところ、長崎市が41.5人で相当高い状況にあります。一方、壱岐市は155人と突出しておりますけれども、分母になる人口が小さいということが大きな要因の一つになっているのではなかろうかと考えているところであります。
現状をまとめてみますと(資料P5)、一昨日に引き続き、その後も新たなクラスターが発生したこと等によりまして、これまでにないような多くの感染者が確認され、「ステージ4」の指標を超過する状況になってまいりました。
これに伴い、1月5日に本土の病床を最終段階である「フェーズ4」に引き上げましたけれども、引き続き長崎市、壱岐市医療圏域では、非常に逼迫する状況が続いているところであります。
そして、感染経路を究明する中で、引き続き55%の事例が県外に感染源が由来する事例であるということが確認されております。
それから、市中感染のおそれがあると考えられる、感染経路不明・調査中の事例が全体の3分の1を占める状況でありまして、引き続き増加する傾向で推移していくものと考えております。特に、その中でも長崎市に集中する傾向がございます。
一方、医療従事者の方々のお話を聞くと、重症者が増加する傾向であり、必要な医療提供に重大な支障を来すおそれがあるという状況をお聞きしているところであります。特に、一般医療で重篤患者に対応するICU病床は、満床状況が続いておりまして、さらに重症者が増えるというような状況になると、これ以上は対応しにくいような状況になりつつあるという状況であるとお聞きしているところであります。
そういった状況を踏まえ、本日改めて、有識者会議で専門家の皆様方のご意見をお伺いした後、新型コロナウイルス対策本部会議を開催いたしました。その結果、この感染段階を「ステージ3」から「ステージ4」に引き上げ、県下全域に「特別警戒警報」を発令させていただく必要があると考えているところであります(資料P6)。これまでは「警戒警報」ということで、できるだけ人と人との接触の機会を減らしていただくようご協力をお願いしたばかりでありますけれども、さらに大規模な感染事例が確認されたということもありまして、ステージを引き上げ「特別警戒警報」を発令させていただくに至ったところであります。
そこで、具体的なお願いの事項であります(資料P7)。特別警戒警報発令に伴って、新たに県民の皆様方にお願いしたいと考えておりますのは、2点ございます。
その1点目は、全ての県民の皆様方のご協力をお願いしたいと考えている事項であります。県外との不要不急の往来を控えて、止むを得ずお出かけいただく際にも、会食の機会はぜひ避けていただきたいというお願いであります。感染源が55%県外由来であるという状況を踏まえ、県外との不要不急の往来は、極力避けていただきたいというお願いをさせていただいているものであります。
2つ目のお願いは、県内各地域医療圏の中でも、特に深刻な状況にあるのが長崎医療圏と考えているところであり、長崎市内での不要不急の外出を控えていただきたい。そして、人と人との接触を極力減らしていただきたいというお願いをさせていただくものであります。なお、不要不急の外出に当たらない事例、どうしても必要な外出というのはあるわけでありますので、感染対策を十分に講じながら、お出かけいただきたいと考えているところであります。こうした取り扱いにご協力をお願いする期間は、明日1月7日から1月17日までの11日間のご協力をいただきたいと考えているところであります。通常であれば、経過を観察するに必要な期間は2週間程度と言われているところでありますが、ご承知のとおり、1月4日に会見の機会をいただき、県民の皆様方に、人と人との接触の機会をできるだけ減らしていただきたい、外出についても、その必要性を慎重にご判断いただきたいという協力のお願いをさせていただいてまいりましたけれども、それを含めた約2週間の期間が経過いたします1月17日までの期間にわたり、県民の皆様方、市民の皆様方のご協力を改めてお願い申し上げる次第であります。
次は、これまでもお願いをしてまいりましたけれども、これからも引き続きご協力をお願いしたいと考えている事項についてであります(資料P8)。
まず、県民の皆様方におかれては、お一人お一人が自らの健康管理に細心の注意を払っていただき、発熱等があった際には、直ちにかかりつけ医に電話でご相談をいただきたいというお願いであります。これまでの感染事例の中で、発熱があった際に解熱剤を飲んでしばらく経過を観察しておられたというような事例が散見されます。その間、さらに感染を拡大させてしまうというおそれもありますので、発熱等の異常を感じられた際には、遅れることなくかかりつけ医に電話でご相談いただきたい。直接かかりつけ医に訪問診療を受けるということは、これまでもお願いをしてまいりましたように、避けていただきますようお願いを申し上げます。
それから、これからは特に、学生の皆様方がお正月の期間故郷に帰省され、長崎に帰って来られる時期を迎えてまいります。そういった若い方々、これから県外からお帰りになられる方々含めて、自ら症状はない場合でも、他の人に感染させるおそれがあるということを十分自覚していただいて、慎重にご対応をいただきたいというお願いであります。
3点目、特に高齢者の皆様方、既往症をお持ちの方々との面会は、この期間は極力避けていただきたいというお願いであります。感染事例が多数発生する傾向にありますけれども、中には、高齢者の方々の感染事例も複数確認されているところであり、そういったリスクを少しでも減らすために、ぜひご協力をいただきたいと願っているところであります。
続いて、事業者の皆様方へのお願いであります(資料P9)。事業者の皆様方にとりましても、大きな課題になっているところでありますけれども、事業自体を継続していくためにも、お客様・従業員の方々を守っていただくためにも、感染防止、健康管理については非常に大切なことでありますので、これまで以上に、感染防止対策、健康管理対策を徹底していただくようにご協力をお願い申し上げる次第であります。
それから、人と人との接触の機会をできるだけ減らすという必要がございますので、在宅勤務・時差出勤、オンライン会議等を積極的に各事業者におかれても実践をしていただくようご協力をお願いしたいということであります。
最後に、これまでも度々お願いをしてまいりましたけれども、発熱等があった場合には、直接医療機関を訪問されるのではなくて、まずはかかりつけ医にご相談ください(資料P10)。かかりつけ医をお持ちでない方々は、受診相談センターに電話でご相談ください。受信相談センターは24時間対応でお待ちしているところでありますので、よろしくお願いいたします。
それから、差別や誹謗中傷等は厳に慎んでいただきたいと考えているところでありますが、仮にそういった事例が発生した場合には、人権相談窓口にご相談いただきたいというお願いであります。
それから、健康管理アプリ「N-CHAT」、接触確認アプリ「COCOA」の積極的なご活用をお願い申し上げる次第であります。
県内においても、これまでにないような感染拡大が続く傾向にありますので、何としても、県民の皆様方、市民の皆様方のご協力をいただき、これを乗り越えていかなければいけないと考えているところでありますので、引き続き、ご協力、ご理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
私からは以上でございます。後は、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、まず、幹事社からご質問お願いします。
今回、ステージを4に引き上げ、一歩踏み込んだ要請をしましたが、前回の会見では、幾つかの指標が「ステージ4」への移行の指標を上回っていてもステージの引き上げを踏み留まりました。今回、ステージの引き上げを決めた一番の理由で具体的な例があれば教えてください。
前回ぎりぎりの状況ではありましたけれども、過去に発生したクラスターについては、一定全容が捕捉されている状況であり、その後の経過観察等を含めて、具体的な対応方策を講じてきたところであります。例えば、佐世保県北医療圏、壱岐医療圏では、クラスターの全容がほぼ捕捉される状況であり、関係者の方々のPCR検査を複数回実施し、その都度陽転された方々が捕捉され新規感染者になる事例はありますけれども、全容がほぼ解明されているという状況にありました。遠からず、減少傾向で推移する可能性もあるのではなかろうかと期待を持っていたわけでありますけれども、ご承知のとおり、長崎医療圏域では新たなクラスターも発生をしているところであり、また、クラスターではありませんけれども、大きな家族内感染の事例が生じているところでありまして、これは、いま一度県民の皆様方に現状をご報告し、感染拡大を防ぐためにご協力をいただく必要があると判断したところであります。
6つの指標のどれかが上回ったからということではなく、クラスターも含めた感染拡大が止まらないのでステージを引き上げたということでよろしいのでしょうか。
最大の要因は、1週間当たりの新規感染者数が193名から下回る状況でありましたけれども、これを大幅に超えるという傾向に転じたところでありますので、そうした動きを踏まえて、ステージを引き上げ、必要な対策を強化していかなければいけないと考えているところです。
ありがとうございます。次に、長崎市内のことについてお尋ねします。感染経路不明の例が増えているというデータをお示しされましたが、市中感染が広がっている、蔓延している状況にあると見ているのか、その評価を専門家がどういった見立てをしているのかということを教えてください。
相対的に長崎県がどういう状況にあるのかということは、約半数が県外由来ということで捕捉されているわけであります。県内の感染事例においても、飲食店等を介した感染が10数%あるという状況でありまして、大都市部と比べると、感染経路不明者の割合が極端に高いという状況ではありませんが、一番の問題は、感染された方々自身が、普段の生活を続ける中で、どこに感染リスクがあったのか分からないというような状況、これは、普通の方々が住民生活をお過ごしになる中でも変わらない状況にあるのではなかろうかと。したがって、県民、市民の皆様方は、そういったリスクが生じているということを十分踏まえて、一層の感染防止対策を講じていただく必要があるんではなかろうかと考えているところであります。
市中感染が広がっているので、外出自粛要請を長崎市民に対して出しているということでしょうか。
広がる傾向が見られるということも、一つの大きな要因であると判断しています。
ありがとうございます。今後のステージ4、5での方策として、休業、営業時短要請、イベントの開催自粛要請、県有施設の閉鎖などがありますが、現在、いずれかについて検討している段階にあるのか、今後どのような状況変化が見られた場合その措置をとられるのか、その方針を聞かせてください。
今回の緊急事態を受け、協力要請をさせていただいているところでありますけれども、1月14、15日を目処に、協力のお願いをさせていただいた効果を一度検証していく必要があるものと考えているところであります。特に、長崎市民の皆様方には、外出自粛をお願いしているところでありまして、お出かけいただく方々の数が減っていくのかどうか。そういった点を検証した上で、なお、施策が十分でないというようなことであれば、次なる施策も継続して検討していく必要があるものと考えております。
外出自粛要請の効果が出ているかという検証は、具体的にはどのように行われるのでしょうか。
例えば、人の流れでありますとか、その後の感染者数の推移、感染要因、クラスターの発生状況等も十分検証し、総合的に判断していく必要があるものと考えております。
ありがとうございます。朝日新聞からは以上です。
県独自の指標は「ステージ4」で、国の指標でいうところの「ステージ5」、緊急事態宣言の一歩手前となっていますけれども、ここまで感染者数の拡大傾向にあることについての知事の危機感含めた所感をお願いいたします。
これまで一番関心を持って推移を見守ってまいりましたのは、感染経路が十分に追跡できているかどうか、どこに感染要因があったのかが分かれば、具体的な対応策を講じる余地があるものと考えていたところであります。ところが、感染要因がどこにあるのかというのが分からない事例が多数発生するような状況が続いてきたということは、必要な対策が講じにくい状況になっているということでありますので、放置しておくと、爆発的に拡大していくおそれも十分想定しなければならない状況にあるものと考えております。今の段階では、不要不急の外出自粛をお願いした上で、感染者数が収束の方向で推移できるかどうかということを、まず協力要請の形で見極める必要があるものと考えています。
ありがとうございます。「ステージ4」への移行は、営業時間の短縮要請や休業要請を行うことを検討される目安だと思いますが、今回それに踏み込まなかった理由についてお教えてください。
例えば国でご議論いただいている話では、大都市部では、飲食店等が感染拡大の要因になっており、半数以上がそういった事例だというようなエビデンスが得られているような話も聞いているわけであります。私どもも、そういった傾向があれば、そういった分野での自粛要請等ができるものと考えてきたところであります。確かに、接待を伴う飲食店等での感染事例も確認はされているところでありますが、それが主たる要因であるというような状況にはないものと思っております。前回、長崎市の夜の繁華街で包括検査を実施させていただきましたけれども、そういった中では陽性率が0.6%程度でありましたので、都市部のような状況にはないのではなかろうかと思っており、むしろ、県外由来、県外との往来が感染拡大に繋がる傾向にあるということで、今回、このような要請をさせていただいたところであります。
ありがとうございます。この「ステージ4」の段階は、特定の地域毎の傾向を踏まえて、「ステージ5」の前倒しの判断をするという状況だと思いますが、今回、外出自粛要請を長崎市に絞った理由を教えてください。
対応策を検討する課程の中で、佐世保市長、壱岐市長とも直接ご相談をさせていただきました。佐世保市、壱岐市でも、クラスターが発生し、医療病床が逼迫する状況にありますけれども、疫学調査の状況を確認してみますと、クラスターの全容がほぼ把握されているような状況です。接触者、濃厚接触者の方々にPCR検査を受けていただき、陰性の方を継続してPCR検査を行っていく過程の中で陽転化し、新たな感染者が確認されている状況であると。佐世保圏域では、それも減少傾向で推移しつつあると考えているところでありますので、こういった特別の警戒警報の対象からは、佐世保県北医療圏、壱岐医療圏は除外させていただいたところであります。
幹事社からは以上です。
今回の特別警戒警報発令に伴う要請で、長崎市内の不要不急の外出を控えてくださいとのことですけれども、例えば、長崎市内の方が県内の他の地域に行かれたり、他の地域の方が長崎市内に来たりすることも控えて欲しいという認識になるのでしょうか。
長崎市の状況が、身近に感染源が存在する可能性も感じられるような状況になっておりますので、できるだけ市外からお越しになられた方々も自粛をお願いしたいと思います。逆に、長崎市民の皆様方がお出かけになる際も、県外は往来の自粛のお願いをさせていただいておりますが、県内にお出かけいただく際にも、感染をもたらす可能性もあるということを十分念頭に置き、慎重にご対応いただく必要があるものと考えております。
資料P7では直接的に外出自粛という表現は使われていませんけれども、理解としては、資料P 6にある「ステージ5」の不要不急の外出自粛要請を長崎市内に限って要請したという理解でよろしいでしょうか。
そう考えております。
直接の言葉は使っていませんが、外出自粛要請をしたという理解でよろしいでしょうか。
外出を控えてという表現を使っていますけれども、自粛していただきたいという思いであります。
担当課に取材をした際に、昨日の段階では別の地域で家庭内クラスターが発生したということでしたけれども、今日同じようなケースがまた別の地区で起きていますが、家庭内クラスターかどうか定義としてどうなのかという話になっています。家庭内クラスターについての定義を改めてお願いしたいのですけれども。
クラスターというのは5人以上の感染者が同一の場所で発生したものです。家庭の中で暮らすのは当然のことですから、それをあえてクラスターというような定義をしていないという意味で、クラスターの対象とはしていませんが、実質的には同様の形態で発生しているものと考えています。
家庭内であってもクラスターと認識しているということでよろしいでしょうか。
発生形態は接触等による感染で伝播したのだろうと思いますので、そのような感染拡大と認識しています。ただ、これまでもクラスターの定義としては、家庭内は除外していますので、クラスター件数にはカウントしないという扱いにしております。
分かりました。人口10万人当たりの感染者数が21市町別で出ていますが、県全体で見た場合の人口10万人当たりの感染者数と、全国でどのぐらいの位置にあるのかというのが分かれば教えていただきたいのですが。
12月25日から1月5日までの320件に対応する分で、全体としては24.4という状況になっております。
通常は、1週間の期間での人口10万人当たりの感染者数ということでありまして、1月5日現在の数字で長崎県は全国で高い方から15番目の状況であります。具体的には、直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は15.15人となっております。
分かりました。47都道府県の人口規模で考えると、長崎県では感染が大きくなっているという理解でよろしいでしょうか。
そう考えております。
分かりました。今回、施策として外出自粛や、不要不急の外出は控えるということで、1月7日から1月17日までの間で要請をされるということですけれども、県内の実効再生産数が現在1を超えているのか、またこの施策を打った際に、17日までの間で1を切るような状態になっていく見通しがあるのか分かれば教えていただきたいのですけれども。
まず、実効再生産の係数ですけれども、今詳細な数字は持っておりませんけれども、少なくとも直近の数字を見ていると1を超えているということは明らかかと思います。17日の前の分析の方法ですけれども、先ほど知事からも申し上げましたとおり、発生の形態、例えばクラスターで発生しているのか、個別事例で発生しているのか、そのうち感染の経路として依然として不明経路が多いのか、こういったところを総合的に見ていかないと収束の方向は見えません。逆に言うと、新たな対策を打つに当たってもそういう分析が必要だと思っていますので、そういった傾向を踏まえて判断したいと思っております。
そうしますと、14、15日あたりというのは、大体1週間後ぐらいに検証するというようなイメージでいいのでしょうか。
はい。
その段階で、対策本部会議を開催し、何か新たな施策が必要という判断になれば、17日を待たずに施策を打つこともあり得るということなのでしょうか。
それは、17日から継続した取組が必要になってくるものと思いますし、十分な効果が得られるようであれば、17日でもって打ち切りという判断も必要でありますし、逆に、効果が見られないということであれば、営業自粛であるとか、さらなる対象地域を拡大していく必要性が出てくるものかどうか、そういった判断を行う必要があるものと思っております。
今回の特別警戒警報発令に伴う要請の中で、お出かけの際には会食の機会は避けてくださいとありますが、県内全域での外での会食の機会を避けてくださいという理解でよろしいのでしょうか。
すみません、表現が分かりにくかったかもしれませんが、まず第1番目のお願いは、県外との不要不急の往来を控えていただき、県外に止む得ずお出かけの際、県外での、県外の方々との会食等はぜひ避けていただきたいという趣旨であります。
今、長崎医療圏、壱岐医療圏などで、入院患者も多く病床数が逼迫し、医療従事者がもうぎりぎりだという話を聞きます。例えば、北海道の旭川市では、特定の病院に対して自衛隊が派遣されたといった支援の事例もありましたが、長崎県として逼迫している医療圏への支援体制というのはどうなっているのでしょうか。
今日の有識者会議の中で、医療の専門家からは、現場としては、医療従事者がかなりぎりぎりの状況で対応されているというお話をいただきました。個別の医療圏の支援体制ですけれども、県としてもできる限りの対応をさせていただきたいと思っております。例えばの話ですけれども、昨今起きております、病院内のクラスターが起きてきますと、その医療圏の中の特定の病院に非常に大きな負担がかかることになりますので、そういった病院に対する支援として、例えばDMATの医師を派遣したり、感染症の専門家のご支援をいただいたりするなど、外部から医療資源を投入するような対応を行っております。このように、急激に医療需要が増えたところについては、そういった対応を行うことによって支援をこれまでも行ったところでありまして、引き続きそういった対応をしていきたいと考えております。
DMATのようなそういう外部からの支援を既に受けているということでよろしいですか。
個別事情となるとなかなか申し上げにくいのですけれども、例えばクラスターが起こったような医療機関では、医療従事者も濃厚接触者となって働けなくなってしまうということになりますので、そういった場合には、具体的にDMATの支援、その他医療職種の支援を入れて対応していますし、具体的にも行った事例はございます。
想定の話で、感染が拡大した場合、自衛隊の派遣もあり得るのかというのはいかがでしょうか。
自衛隊の派遣については、一地方自治体での対応ができないという場合の要請になると理解しております。本県も、昨年の4月に起こりましたクルーズ船での集団感染の際には、実際に自衛隊に派遣要請をし、支援をいただいた実績もございます。今回の事案に対しては、県の医療関係の皆様のご協力をいただいて乗り切っていきたいと考えており、今の段階で、自衛隊の派遣要請を考えているというものではございません。
資料P7の、お出かけの際の会食の機会を避けてくださいというのは、県外にお出かけの際の会食の機会ということでよろしかったでしょうか。
そうです。
そうすると、もちろん感染対策をし、慎重にということではありますが、県民の方が県内の飲食店で会食すること自体は制限するものではないということでよろしいでしょうか。
資料P7の2番目には、長崎市内では不要不急の外出をお控えいただきたいということでありますので、その会食の性格をどのように受け止めていかれるのか、そういった面での外出機会をできるだけ減らしていただく、そういったご協力はお願いできるものと思っております。
それは、長崎市内に限定してということでしょうか。
はい。
これは、長崎市民の方に対してですけれども、周辺の市町の方々も、長崎市内に来る方にはそうしていただきたいということですか。
はい。
分かりました。総合的に判断するということですけれども、緊急事態宣言について、国が緊急事態宣言を出した場合、自動的に県も緊急事態宣言を出すということになるのでしょうか。
基本的には、今回の事例等も踏まえまして、最終的には国が緊急事態宣言の決断をされるということになりますけれども、その前に、独自の休業要請等は、県の段階でも判断をする余地もあろうかと思っております。
その場合、営業時短や、休業要請に踏み切る場合は、必ず補償がセットになると考えてよろしいでしょうか。
営業活動、経営活動自体を休んでいただくわけですので、基本的にはセットという形で進めていく必要があるんではなかろうかと考えております。
政令改正が行われて、応じない場合店名の公表も可能になり、公表の判断は恐らく自治体の判断になると思われます。そういう場合、店名を公表するということになるのでしょうか。
現段階では、そこまで具体的に想定をして考えておりません。
それでは、以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後5時00分から午後5時48分(48分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和3年1月4日 記者会見
会見内容
感染拡大を踏まえた県民・事業者の皆様へのお願いについて
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
今日は年の初めで、大変恐縮ではありますけれども、新型コロナウイルス感染症の現状をご報告申し上げ、改めて、県民の皆様方にご協力をお願い申し上げたいと存じます。よろしくお願いを申し上げます。
それでは、まず、私の方から、これまでの感染状況等の推移についてご説明をさせていただきます。
これまでの感染状況でありますが(資料P1)、第1波と言われます3月から4月にかけての県内の感染状況について、全体で17名の感染者が確認されたところでありますが、その後、2カ月半にわたって、新規感染者が発生しない状況が見られたところであります。しかしながら、7月に入りピーク時最大1日23名の新規感染者が確認されるなど、7月から8月にかけて、いわゆる第2波という感染状況でありました。その後、9月に入りまして、時折新規感染者が確認される状況でありましたけれども、比較的落ち着いた状況が続いてまいりました。しかしながら、11月以降は、感染者がこれまでにない規模で拡大する傾向で推移しているところであります。これまでの過去最高の新規感染者も1日35名ということでこの間に確認されたところであります。
そこで、直近の12月25日から1月3日までの10日間の感染者の状況についてご覧いただきたいと思います(資料P2)。オレンジで着色をいたしている部分が初発と考えられる感染者が確認された数字であります。6人、5人、2名、1名という形で推移してまいりましたけれども、年末から年始にかけて新規感染者数も増加する傾向で推移しつつあります。また、クラスターを含む全体の感染者も20名を超えるような形で今日に至っているという状況であります。
この間、県においては、感染段階毎の対応の方策を定めてまいりましたけれども、右側の表は感染段階を判断する6つの指標であります。そのうちの1つ、病床の逼迫状況でありますけれども、現在の確保病床に対する稼働病床数が265床に対して151床が稼働中であります。稼働率は57%で、「ステージ3」の判断目安となります50%を超える状況になっております。
一方、新規感染者の報告数でありますけれども、1週間の新規感染者確認数167名で、「ステージ3」。190名を超えると「ステージ4」ということを考えておりますが、この新規感染者数はまだ「ステージ4」まで至っていないという状況であります。
それから、療養者数でありますけれども、入院の方々、宿泊療養施設で療養されている方々等を含めて334人。これも若干指標を超えておりますけれども、先に入院治療・療養をされている方々が、回復に少し遅れが見られる状況ではなかろうかと考えています。高齢者の方々の感染者の割合が高いといったことも一つの要因になっているのではなかろうかと考えています。
それから、直近1週間と、先一週間との比較によると、増加しているという状況であります。
それから、PCRの陽性率は6.8%で、まだ10%を下回っている状況であります。
そして、感染経路不明者の割合は3割を超えるというような状況であります。
したがって、この6つの指標のうち3つが「ステージ4」の判断指標を超える状況になっておりますが、なぜ今「ステージ4」に引き上げないかということでありますが、後ほどご説明いたしますけれども、新規感染者数を含めた感染者数の状況のほとんどがクラスターの発生に基づく感染者数にその主たる要因があるものと考えているところであり、もう少し判断を先送りして、このクラスターの収束がどういう形で進んでいくのかということを見極める必要があるのではないかと考えているところであります。
ちなみに、この1週間の新規感染者の確認数は167名という状況であります。
次に、病床確保数と入院患者数の状況であります(資料P3)。現在、病床確保数は265床確保しております。このうち入院患者数が151名で、病床稼働率は57%になっておりますが、地域で大きな格差が見られるところであります。長崎医療圏は「フェーズ3」を超える病床数を確保し対応をしているところでありますが、現在、確保病床に対する稼働率は76%になっております。また、佐世保県北医療圏においても80%ということで、非常に厳しい状況になっているところであります。一方、壱岐の医療圏においても50%ということで、特に、県内各地域のうち、長崎医療圏、佐世保県北医療圏、壱岐医療圏の病床稼働率が非常に高く、まさに余裕がないというような状況であります。
感染者の療養状況であります。重症者が8名で、長崎医療圏に4名、佐世保県北医療圏に4名入院されております。中等症・軽症者が143名、宿泊療養施設等の療養者数が183名という状況でありまして、重症病床を20床確保しており、重症者は8名ということで、形的にはもう少し余裕があるように見られますけれども、実を申しますと、中等症の患者の方々の中でも重症移行することが懸念される方々が、8名を超えて存在するというような状況にありますので、まさに予断を許さない状況に直面しているものと受け止めているところであります。
ご承知のとおり、医療関係者におかれては、年末年始を通して懸命に治療に当たっていただいているところであり、疲労も相当蓄積をしてきているところでありますので、県民の皆様方には、どうか感染されないように、人に感染させないように十分ご留意いただく中で、この医療機関の逼迫状況軽減のためにご協力をいただきたいと考えているところであります。
資料P4左の円グラフは、県内の発生事例について、この10日間の新規感染者の状況、いわゆる感染経路がどういった要因に基づくものであるのかというグラフです。その隣は、初発者を除く感染の場、次の感染を引き起こした要因になっている場を整理したものであります。
まず、初発事例で申しますと、県外から帰省された方々が感染要因と推定される事例が16名の25%。県外に旅行等でお出かけになられたことが感染要因と推定される事例が9人の14%。県外に仕事で出かけられたことが感染要因と推定されるものが5人で8%。県外の方々と県内で接触をされたということが感染につながったと推定される事例が3人の4%。従前と同じように、感染の要因を分析してみますと、51%が県外由来の感染事例ということになってくるものではなかろうかと考えています。しかしながら、そうした一方で、接待を伴う飲食店の利用、その他の飲食店の利用といった飲食店の利用に伴う感染事例がなお15%存在するということ。それと、最も私どもが気になっておりますのは、ここに整理しておりますグレーの部分、感染経路が不明、もしくはまだ把握できていない現在調査を継続して進めている方々の割合が17%ずつ34%ということで、ほぼ3分の1の方々の感染経路が分からない。感染された方々にお尋ねしても、どこで感染したのか思い当たるところがない。よくよくお尋ねしても分からないとおっしゃる事例等が相当数あるということであります。ということは、県内に、ごく身近な場所に感染源が存在する可能性があるということで、これから十分そういった点を念頭に置いて、日常生活ではご注意をいただきたいと考えているところであります。
初発の65名を除く感染事例を分析いたしますと、176名の方々が2次感染以降の感染者数としてカウントされておりますけれども、病院・福祉施設等でクラスターが発生し、それに関連した感染者数が67人で38%。バスツアーによってクラスターが発生して感染された方々が21名で12%。飲食店で発生したクラスターに関連して、17人で10%。職場のクラスターで感染が確認された事例が10人で6%ということで、いわゆるクラスターの中から、それに関連して積極的な疫学調査を行った結果、感染者が発見され、確認されている事例が全体で66%、すなわち、3分の2の感染者の方々がこのクラスターから出ているということであります。これまでもう既にご承知のとおり、病院、福祉施設、バスツアー、飲食店等によってクラスターが発生し、感染者が確認されているところでありますが、そういった中から3分の2の感染者の方々が確認されているということであります。これは、積極的に接触者・濃厚接触者を追跡調査してPCR検査を行い、感染者が確認されているという状況であります。徐々にクラスターの感染範囲を限定して、積極的に調査をしておりますので、新たなクラスターが発生しない限りにおいて、順次、感染者は縮小していくことになるのではなかろうかと考えているところであります。しかしながら、その一方で、その他の感染要因と考えられる、家庭内での感染、職場での感染、接待・飲食店等における感染、その他の感染を含めますと、ここで残り3分の1の方々が新たな感染者となっておられる。ということは、先ほど申し上げたように、自分自身がどこで感染したか分からない、そういった方々は、自ら感染しているか分からないような状態で家庭や、職場で生活される中で、家庭内感染、職場感染に繋がっている事例が10日間で61人発生しているところであります。
資料P1において、第2波、第3波のグラフをご覧いただきましたけれども、昨年夏の第2波の時期においても、8月の中下旬になりますと、感染経路が分からない感染事例が確認されておりました。その際には、1日当たり3人から4人ほどの感染事例が確認されていた訳でありますけれども、今回、その他の分野で感染が確認されている人数が1日当たり6名ということになりますので、そういった意味では、自らが感染しているかどうか分からない状況で生活を送る中で、他に感染が拡大してしまっているという事例が増えつつあるという状況にあるものと考えているところであります。
それから、地域差があると申し上げました。資料P5はこの10日間の感染者の発生事例を市町毎にまとめた表でありますけれども、やはり、長崎市、佐世保市、壱岐市の3つの市で、この間の感染者発生数の実に8割が確認されている状況であります。そういった状況をまとめて考えてみますときに(資料P6)、冒頭申し上げたように、主な感染要因、病院や福祉施設、バスツアー、飲食店等の場においてクラスターが頻発する状況で続いてきたことが今日の感染拡大の要因になっているものと考えているところです。一方、初発事例で考えますと、依然、帰省を初めとする県外由来の感染事例が多いという状況にあります。しかしながら、そういう中でも、感染経路が不明な事例が徐々に増加しつつあることが一番留意すべき事項であると考えておりまして、そのことが、結果的に家庭内や職場内感染に繋がって、徐々に広がりを見せつつある状況にあるのではなかろうかと推測をいたしているところであります。
一方、医療提供体制への影響であります(資料P7)。病床占有率は先ほどご覧いただきましたように、57%の稼働率でありまして、50%を超える状況にあります。長崎、佐世保、壱岐地域では特に逼迫するような状況にございまして、長崎が76%、佐世保が80%、壱岐が50%という状況にあります。したがいまして、これ以上感染者が拡大するという状況が続いてまいりますと、入院延期等、一般の診療患者の方々に影響すべき医療機能に支障が生ずる恐れがあるという状況であります。
現在、私ども、第3ステージの最後の段階にあるものと考えているところでありまして、改めて、今の段階で、県民の皆様方にさらなるご協力をお願いしたいと考えているところであります(資料P8)。それは、人との接触の機会を極力減らしていただきたいというお願いであります。特に、長崎市、佐世保市、壱岐市においては、徹底したお取り組みをお願いしたいということであります。外出については、感染リスクを踏まえて慎重にご判断をいただきたいと思いますし、どうしても外出が必要な場合にも、長時間の接触は避けていただきたいと考えております。また、各事業者の皆様方には、在宅勤務やオンライン会議等の一層の推進をお願いしたいと思いますし、非常にイベントが多い時期でもありますので、引き続き、人が多く集まるようなイベントの開催については、再検討をお願いしたいと考えているところであります。
それから、また、年末年始が終わりますと、学生さんたちを含めて、一旦県外に帰省された方々が長崎県にお帰りになられるといった人の流れも予測されるところであります。特に県外から戻られた方々はより慎重な対応をお願いしたいということであります。
それから、今回の感染拡大の主な要因の一つがクラスターの発生によるものであります。医療機関、福祉施設等でクラスターが複数発生し、それが大きな要因になっておりますことから、こうした医療施設、福祉施設でのクラスターの発生を防止してまいりますために、現在は、新規入所者、新規入院患者の皆様方にはPCR検査等を受けていただくという体制をとっておりますが、今後は、患者の皆様方、医療従事者等へも定期的に検査を受けていただけるような体制を作っていきたいと考えているところであります。これについては、まだ予算措置も済んでおりません。これからどういった仕組みを組み立てていくのか検討の上、早急に対応してまいりたいと考えているところであります。
年明け早々の時期に大変恐縮ではありますけれども、今がさらなる感染拡大を防止する上で正念場になっていると考えているところであり、少なくともこの年末年始期間、1月11日まで、分散した休暇取得等も呼びかけられているところでありますけれども、静穏な年末年始の期間を過ごしていただき、その後の感染状況を踏まえ、必要な対策を継続して検討、対処してまいりたいと考えているところでありますので、どうか、県民の皆様方におかれましては、これからも感染拡大防止のために、引き続きご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
私からの説明とお願いは以上でございます。後は、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社からご質問をお願いいたします。
知事からのお願いについて確認です。人との接触の機会を控えるということで、外出については慎重に判断と記載がありますけれども、これは自粛を求めるというニュアンスでよろしいのでしょうか。
先ほど、ステージのお話をさせていただきましたけれども、外出自粛要請ということになると、休業要請を含めて、「ステージ4」の段階で判断を要する形になってくるものと考えております。今の段階では、「ステージ3」として、今の段階でより慎重なご対応をお願いしたいということで、呼びかけをさせていただくものであります。
政府が週内にも、関東の1都3県を対象に緊急事態宣言を出す方向で調整をしているということですけれども、この点に関する知事の受け止めをお願いします。
緊急事態宣言は、過去、全国一律に宣言が発出されたことがありましたけれども、本県の状況を見ますと、先ほどもご説明しましたように、3分の2がクラスターの中から積極的疫学調査により感染が確認されている状況にありますので、これが一定収束を見てくると、落ち着きを取り戻すことができるのではなかろうかと、現段階では希望的な観測を含めて、そう考えているところであります。
そうしますと、例えば、全国に対象を広げて欲しいといったお考えは今のところ持っていらっしゃらないということでよろしいでしょうか。
まだその段階にはないものと考えております。
地域は別として、県外との移動というのが感染の原因になっている初発の例が多く見受けられますけれども、既にお願いをされている部分もあると思いますが、緊急事態宣言に絡んで、関東との人の行き来等に関するお願いをされるようなご予定についてのお考えはいかがでしょうか。
これまでも、県外にお出かけになられるときには、会食等の場を避けていただくように、帰省を計画される場合には、2週間程度感染リスクに十分注意をして生活を過ごした上でお帰りいただきたいというお願いをさせていただいたところでありまして、一律に県外との往来を自粛していただくようにという段階にはないものと考えているところであります。
感染者数の状況がクラスターに由来するものであるため、「ステージ4」への移行は判断を留保されるということですが、今後、どのような条件が整えばステージが引き上げられるのか、具体的な目安を教えていただけますでしょうか。
今、「ステージ3」のぎりぎりのところに差しかかりつつありますので、あと1つか2つ、クラスターが出てくるということになりますと、指標が大きく「ステージ4」の判断指標を超えてまいりますので、その段階では、改めてステージ判断を行い、営業自粛、外出自粛要請なども含めて検討をしていかなければならないものと考えております。
ありがとうございます。感染経路が不明の事例が増えつつあるという状況を踏まえて、県としてどのような対策を講じていかれるのか、具体例があれば教えてください。
今回、県民の皆様方にお願いをさせていただきましたのは、ごく身近に感染リスクが存在するという状況になりつつあるのではないかという危機意識を強くしているところであります。まずは、お出かけの際にも慎重に、どうしても対応せざるを得ない用務であるのかどうかといった点、あるいは、お出かけ先の感染リスクそのものが、どのようなリスクが考えられるのか、十分念頭に置いて、慎重なご判断をいただきたいということをお願いさせていただいているところであります。
最後に1点。特別措置法の改正案が、18日の通常国会で提出されるという状況です。県知事の権限も強化される内容となっておりますが、これについての受け止めをお願いします。
様々な協力要請をこれまでもさせていただいてまいりましたし、営業自粛の要請なども行ってくる中で、協力いただける方々、協力いただけない方々が存在しているという状況にあるわけでありますので、知事としての権限をより明確にしていただく中で、幅広い県民の皆様方にご理解とご協力をいただけるような法、システムになるということは好ましいことではなかろうかと受け止めております。
ありがとうございます。幹事社からは以上です。
それでは、各社の皆様方からご質問をお願いしたいと思います。
資料P3「長崎県の入院医療の状況について」について1点確認をさせてください。資料では、1月2日19時時点の確保病床数となっていますけれども、昨日、今日で50人以上の感染者の発表があっています。最新の数字についてお教えいただきたいのですが、いかがでしょうか。
入院医療の状況については、19時時点の状況をその翌日に公表させていただいております。昨日(1月3日)の19時現在の状況が取りまとめられておりますので、ご紹介をさせていただきます。まず、長崎医療圏でございますが、入院患者が81名で占有率といたしましては73%ということになります。佐世保・県北医療圏につきましては38人で占有率76%。県央医療圏につきましては14名で占有率26.9%。県南医療圏では5名で占有率25%。壱岐医療圏では、13名で、占有率65%。全体の病床利用率では、151名の入院患者で占有率57%ということになります。以上でございます。
ありがとうございました。県民の方々の不安をいたずらにあおることになってはならないとは思うのですけれども、ステージを引き上げる判断要素となる6つの指標についてですけれども、これはこれで必要なことだと思うのですけれども、医療現場からはやはり悲痛な声であったり、県民の方々も生活する上で不安の声であったりというのが様々上がっている中、この指標自体を見直すというお考えは、現段階ではいかがでしょうか。
これまでも全国の動き等を踏まえて、一定の判断基準を整理したところでありまして、現状においても、ほぼ私どもが判断をしている本県の状況、一定地域においては、先ほどから話題になっておりますように、緊急事態宣言を要請されるというような動きもあるわけでございますけれども、そういった事態になるとまさに「ステージ4」の施策の範囲内と言い続けているところでありまして、ほぼほぼ現状を反映したようなステージの現状と対応策になっているんではなかろうかと考えているところであります。
先ほど知事の説明の中で、中等症の中で重症に変わる可能性のある方が、8人を超える可能性があるとおっしゃいましたが、この8人というのには何か意味があるのでしょうか。
この会見の前の有識者との意見交換の中で、その有識者の知っている範囲でのお話ですけれども、今、重症の方は8人ということで、中等症の方の中にも今後重症化する可能性のある方がいて、そういった方が仮に重症になると、「8」がもっと増えてくる可能性があるという意味で、「8」を超えてくる可能性があるという意味でございます。
さらにプラス8ということではなくてということでしょうか。
そういう意味ではありません。
現在の8人を超えてくる可能性があるということですか。
そういう意味でございます。
現状、8プラスどのぐらいになりそうかという見通しがあれば教えていただきたいのですが。
病態というのは一朝一夕でいろいろ変わったりしますので、具体的な数字でお示しするのは難しいと思います。今日有識者の方からいただいたお話の中では、中等症の中でも重症化する可能性のある方は何人かいらっしゃるということでしたので、そこはよく今後の動向を注視しなければならないというご意見をいただいたところであります。
わかりました。先ほどの説明の中で、3分の2の人がクラスターから出ているという説明で、今後、楽観的な見方をすれば、クラスターが収束すれば感染者が減少に転じるのではないかという趣旨の説明がありましたが、楽観的に見られるような根拠というものがあれば教えてください。というのも、日々クラスターが起きていまして、どこでクラスター起きるのか分からない状況がある中で、今後、楽観的に見れる根拠というのがもしあれば教えていただきたいのですけれども。
現状は、この示している3分の2がクラスターということであります。今後、県民の皆様へのさらなる行動抑制ということでお願いさせていただくことによって、新たな感染拡大にブレーキがかかればこれ以上のクラスターの発生というのを抑えることが期待できるのではないかというものであります。したがいまして、今の時点で何かそれ以上のクラスターを防いでいくというものがあるわけではございませんが、より皆様の協力をいただきたいという趣旨で、我々としてもこのお願いをさせていただいているという状況でございます。
わかりました。クラスター対策の強化について、今後の予算措置などを行うということで資料に書いている以上の説明はなかったのですが、もし差し支えなければ、もう少し詳細に、どのような感じで体制を強化されるのか、言える範囲で結構ですので教えていただければと思うのですけれども。
今、詳細を詰めさせていただいているのですが、考え方といたしましては、よりクラスターを防止するための方策といたしまして、これまでも新しく入所される方の制度としては県で進めてきましたけれども、それ以外にも、早期発見のためにより広い対象で検査をする必要があるのではないかというようなことを考えております。具体的な医療施設の範囲や、どういった場合に検査を進めていくのか専門家の方の意見も伺って詳細を詰めておりますので、早急に制度設計をして、皆様にもご報告をできるようにしたいと思っております。
わかりました。感染者が急増しているところが、長崎、佐世保、壱岐ということですが、特に、壱岐は離島ということで、病床、スタッフともに医療資源が限られているというところで、非常に厳しい状況の中にあると思います。壱岐で感染者が急増して、病床確保計画も「フェーズ4」まで一気に上がっていまして、宿泊療養施設も拡充したとは聞いていますけれども、今後、さらに壱岐で感染が拡大した場合に、本土の都市部である長崎、佐世保で医療体制が逼迫している中、本土の医療機関において壱岐からの患者を受け入れられるのかという懸念も生じてくると思うんですがいかがでしょうか。
そのご指摘については、我々も同じ危機感を共有しております。今後、特に壱岐市での行動抑制の形で感染拡大を減らしていくというのもお願いしなくてはいけないのですが、例えば、重症者が出た場合、また、病床がさらに逼迫した場合は、医療資源が限られておりますので、それは事前にシミュレーションした本土への搬送計画ということを念頭に、対策をしていくことなると考えております。そのときに、また本土の病床の状況も見ながら、その都度、柔軟に対応していく必要があるものと考えております。
わかりました。感染が拡大している中、自治体が飲食店に対する時短要請や、営業自粛などを呼びかけずとも、現状として、飲食店はお客さんがなかなか入らないという状況が続いており、非常に厳しい状況にあると聞いております。今後、県として、市や町と連携して何か経済的な支援を行うことを検討されたりはしていないでしょうか。
現状の感染状況を先ほどご覧いただきましたけれども、飲食店等が主たる感染要因になっているということであれば、営業時間の短縮要請、営業自粛要請などを行っていくということも選択肢の一つではなかろうかと思いますけれども、一定割合ありますものの、これが大きな感染の場になっているというような状況にはないものと理解をいたしているところであります。したがって、営業時間の短縮要請等については、現段階ではまだ考えていないところです。
わかりました。営業の時短要請をせずとも、実態として飲食店の経営状況が厳しくなっていることについて、何か経済的な支援を市や町と連携して実施するというお考えは現時点ではないでしょうか。
それは、あらゆる産業分野で相当大きな影響が生じているものと理解をいたしておりまして、私も、県の各所属については、十分現状等を把握しておくように、そして、必要な対策については、これからも積極的な対応を図っていく必要があるものと考えているところであります。
わかりました。非常に一般的なことで恐縮ですが、これは長崎県だけの傾向ではありませんが、第3波の感染拡大のスピードが非常に速いという印象を受けています。これは単純に、冬の乾燥期に当たるからなのか、もしくは、ウイルスに何か原因があるのか。長崎県だけの問題ではないと思いますが、一般的な見方としてはどのように見ていらっしゃるのでしょうか。
空気の乾燥状況、それ以外の、例えば、ウイルスの特性に影響しているのではないかということについては、特段、専門家からのご指摘はございません。今回、感染が拡大している地域が限られているというのも、これをどう評価するかということで、今の段階では、ウイルスそのものの特性があって広がっているというところまでは、特定は難しいのではないかなと思っています。いずれにしましても、今回の感染の機会を減らしていくということを徹底していくことが、それが一つの要因にも、裏返しにはなると思うので、そういったことをさらに進めていく、徹底していく必要があるものと考えています。
昨年の暮れに、県の交通局、県営バスが委託を受けたバスツアーでクラスターが起きました。これは、バスの中で感染が起きたのか、行った先で感染が起きたのかは分からないと思うのですけれども、県として感染防止を呼びかける一方で、結果的に県営バスのツアーの中でクラスターが起きたということに対する批判が、私たちの元にも寄せられております。バス事業者としては経営を維持しなければいけないというところもあり、なかなか難しい判断だと思いますが、これについて、知事としてはどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。
バスの事業者においては、全く民間と同じような形で仕事をいただいているわけでありまして、貸し切りバスのご要請があれば、特別な要因がなければお断りをするというようなことはできない形になっているものと理解をしています。したがって、お受けした仕事の中で、可能な限り感染リスクに繋がることがないように努力をしていかなければいけないと思っております。
緊急事態宣言について重ねてお尋ねです。首都圏での感染拡大が地方にも波及していく構造があるので、九州の他県の知事からは、宣言自体を好意的に受け止める声ですとか、休業要請をするなら、補償もセットで、国できちんと制度設計をして欲しいといった声が上がっているのですけれども、その点に関して、宣言自体に関する評価というか、知事のお考えはいかがでしょうか。
今日のような形で、県内においても感染者が増加する傾向で推移しているというのも、先ほど申し上げたように、半分以上の要因が、県外との交流の中で感染に繋がった状況にありますので、まずは都市部との往来の中で感染者が発生するという要因は変わりない状況でありますので、大都市部において感染拡大防止のために徹底した対策を講じていただくというのは、非常に我々にとってもありがたいことであると考えているところであります。
医療・福祉施設でのクラスター発生防止のための検査体制の強化の部分で、今、検討中ということではありますけれども、取りまとめの時期や、施設・人数の規模感の目安があれば教えていただけないでしょうか。
取りまとめについては、時期は明言できませんが、できるだけ早くお示ししたいと思っております。また、規模感としましては、例えば、医療機関においては、これまで感染者を受け入れていただけるような協力医療機関や、救急等を担っていただいている医療機関を中心に支援を行ってきたところですけれども、もう少し裾野を広げるような形で、よりクラスターが起こらないように、網の目を広げるイメージで検討を進めています。それをどの範囲で、どこまで広げるかというところを、専門家の意見を聞きながら取りまとめていくように検討しているところでございます。
それでは、以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後3時30分から午後4時42分(72分間)
・313・314会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年12月25日 定例記者会見
会見内容
- 特定複合観光施設(IR)事業者の公募開始について
- 令和2年を振り返って
- 特定複合観光施設(IR)について
- 新型コロナウイルス感染症について(1)
- 今年最も印象に残った出来事について
- 新型コロナウイルス感染症について(2)
- 洋上風力発電について
- なかにし礼氏について
- 平成29年4月発生の県内私立高校自死事案について
- 石木ダム建設事業について
- 人口減少対策について
- 新型コロナウイルス感染症について(3)
- 知事3期目の最終年の抱負について
- 脱炭素の取り組みについて
- 長崎県産業の今年の振り返りと来年の期待
- 県内産業の現状・変化の情報発信について
- 新型コロナウイルス感染症について(4)
- 九州新幹線西九州ルートについて
特定複合観光施設(IR)事業者の公募開始について
今日は、今年最後の会見の機会をいただいております。私の方から、まず2点、お話をさせていただきたいと思います。
1点目はIR事業者の公募開始について、ご報告をさせていただきたいと思います。IRにつきましては、これまで県議会や関係の皆様方のご意見をお伺いしながら、準備を進めてきたところであります。先週、12月18日に国においてIR導入に係る基本方針と区域整備計画の認定申請期間の決定がなされたところでありますが、本県の実施方針案についても、佐世保市並びに県公安委員会との協議が整ったことから、この実施方針の公表に向けた準備を進めているところであります。IR事業者の公募につきましては、年明けの令和3年1月7日木曜日午前10時から開始したいと考えております。具体的には、国の制度や本県の実施方針を踏まえた公募に係る条件やスケジュール等を定めた「募集要項」を県のホームページで公表し、公募手続きに着手することといたしております。なお、内容の詳細につきましては、公平性の観点から、本日の段階では詳細にご説明することはできませんけれども、これまで県議会等でご説明してまいりましたとおり、来年の夏から秋ごろにIR事業者を選定することを目指して所要の手続きを進めてまいりたいと考えております。今後も長崎県はもとより、九州の観光及び地域経済の活性化に寄与し、我が国の発展にも貢献できる九州・長崎IRの実現に向けて、さらなる力を注いでまいりたいと考えているところであります。
令和2年を振り返って
それから、年末を迎えるに当たって、ごあいさつをさせていただきたいと思います。令和2年も残すところわずかとなってまいりました。振り返ってみますと、今年も災害の多い年であったと考えております。まず、今年に入って、全世界で猛威を奮っております新型コロナウイルス感染症でありますが、本県におきましても、これまで492名の方々が感染され、そのうち3名の方々がお亡くなりになられたところであります。亡くなられた方々に改めてご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様方に謹んでお悔やみを申し上げる次第であります。また感染されて現在、入院や療養をされておられる皆様方には、1日も早い回復を心からお祈り申し上げます。そしてまた県内での新型コロナウイルス感染症の発生以来、大変厳しい環境の中で、県民の命と健康を守るために懸命の努力を重ねてきていただいております医療従事者の皆様方、そして高齢者や障害をお持ちの方々のために介護・福祉サービスを継続して提供していただいております皆様方に対しまして、心から敬意を表し、深く感謝を申し上げる次第であります。
この新型コロナウイルス感染症に関する本県の状況につきましては、昨日公表分まで含めますと492名の感染者が確認されているところであります。今月に入りましてから、接待を伴う飲食店や福祉事業所、医療機関などで複数のクラスターが発生しているところであり、12月の新たな感染者は220名と急速に増加する傾向であります。そのため、去る12月23日には、本県の「新型コロナウイルス感染段階対応の目安」を「ステージ2」から「ステージ3」に引き上げますとともに、県下に「警戒警報」を発令させていただきました。県民の皆様方におかれましては、全国的に感染が拡大している中、これ以上、県内の感染リスクを高めないためにも、首都圏など感染が拡大している地域へ訪問される際には、改めて、その必要性をご検討いただきますとともに、ご訪問される際に当たっては飲酒を伴う会食をお控えいただきますようお願いを申し上げます。
一方、県内におきましても、年末年始を迎えるに当たり、飲酒の機会も増えると思いますが、家族以外の方々との5人以上の飲酒を伴う会食につきましては、ぜひ、お控えいただきますようお願いをいたします。感染者の急増によりまして、県内の入院医療体制が逼迫していることにつきましても、先日、ご説明をさせていただいたところでありますが、これ以上の医療逼迫を招かないために、県といたしましては、引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止に全力を注いでまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方におかれましても、マスクの着用、手指消毒、人と人との距離を開けていただくといった「新しい生活様式」の実践の徹底と、換気の励行にもご留意をいただき、ご家族で静かな年末年始をお過ごしいただければと考えているところであります。
一方、また自然災害の多い年でもありました。7月には記録的な豪雨、そして9月には9号、10号という2度の大型台風に見舞われたところであります。県内では、平成21年以来となる自然災害による人命が失われ、4名の方々がお亡くなりになりました。公共土木施設や農林水産業などの被害総額では、この10年ではもっとも大きな被害が生じたところであります。改めて、犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表し、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げる次第であります。
そして、地域の経済の動きであります。今年は地方銀行の再編について注目が集まりました。本県においても全国に先駆けて、10月に県内2行が合併し、株式会社十八親和銀行が発足をいたしました。人口減少や新型コロナウイルス感染症の拡大により、県内経済は大変厳しい状況に直面しておりますが、今後、事業承継を始め、生産性の向上、成長促進への支援など、地域経済活性化のために、さらにご協力をいただけるものと期待をいたしております。
また航空機関連産業分野では、三菱重工航空エンジンの新工場が完成し、半導体分野ではソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの工場増設が進んでいるところであります。一方、情報関連分野では、京セラコミュニケーションシステムが地元大学等との共創の場となるオープンラボを新たに設置していただきました。また、海洋エネルギー関連産業分野では、アジア初となります海洋エネルギーの専門人材育成機関として、「長崎海洋アカデミー」が開講されました。今後も若い人たちがより魅力を感じられるような基幹産業の創出、雇用の場の拡大に力を注いでいきたいと考えております。
IRにつきましては、先ほどご説明をさせていただきましたので、説明を省略させていただきます。
九州新幹線西九州ルートでありますが、整備が進む武雄温泉〜長崎間の開業時期が「令和4年秋頃」と見通しが示され、列車や新設される駅の名称などが発表されるなど、いよいよ開業が近付いていることを実感する年でありました。また新鳥栖〜武雄温泉間については、本年6月に国土交通省と佐賀県との「幅広い協議」が開始され、佐賀県議会において活発な議論が行われるなど、少しずつ議論が前進してきたものと受け止めております。県といたしましては、国土交通省や佐賀県の協議の状況を踏まえつつ、関係者間の協議に参加するなど、今後ともフル規格による整備の早期実現に向けて引き続き全力を注いでまいりたいと考えております。
石木ダム建設事業でありますが、川棚川の抜本的な治水対策、そして佐世保市の慢性的な水源不足解消のために必要不可欠な事業であると考えております。現在、現場の安全に配慮しながら工事を進めているところであり、ダム本体工事の一部について年度内に着工してまいりたいと考えております。また、今年10月、石木ダム建設に反対される方々が、国を被告として提訴されていた事業認定処分取消請求事件については、最高裁判所において、原告の皆様方からの請求を退ける決定がなされましたことから、ぜひ、この決定を尊重していただき、事業へのご協力をお願いしたいと考えております。県といたしましては、事業を推進するためには、反対住民の方々との話し合いが重要であると考えているところであり、早期実現に向けて引き続き努力してまいります。今後とも石木ダムの令和7年度末の完成を目指して、佐世保市、川棚町と一体となって事業の推進に全力を注いでまいりたいと考えております。
次に県庁舎跡地の活用問題であります。県庁舎跡地の活用については、文化芸術ホールが長崎市役所跡地での整備へと変更される中、これまでご議論いただいてきた、賑わいの創出につながる広場機能や歴史・観光等の情報発信機能に加え、様々な交流を通して新たな価値を創造・発信してきた、この地の歴史を受け継ぎ、本県の発展に資するような活用策となるよう検討を深めているところであります。引き続きコンセプトや整備する具体的な機能等について整理を進め、埋蔵文化財の調査の結果も踏まえつつ、関係者の皆様方に広くご意見をお伺いしながら、基本構想の取りまとめを進めていきたいと考えております。
最後になりますが、報道関係の皆様方には、この1年間、県政の広報について格別のご協力をいただき、心からお礼を申し上げます。年末に向けて皆様方も、まだまだ、慌しい毎日が続かれると思いますけれども、どうかすばらしい新年をお迎えになられますよう心からお祈りを申し上げます。今日は私からの発言は以上でございます。皆様からのご質問にお答えをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
それでは、まず幹事社の方から、ご質問をお願いいたします。読売新聞さん。
特定複合観光施設(IR)について
質問が4点あります。うち3点はIRについてです。1点目は公募開始について、年明け早々の時期になるんですが、1月7日とした理由について。2点目は当日発表ではなく、事前に発表された理由について。3点目がIRを巡っては全国的に見ると国会議員の汚職事件や、新型コロナウイルス感染症拡大によって反対する声などもありますが、改めてどのような施設にしたいかということをお伺いできればと思います。
1月7日にしたのはなぜかというご質問については、先ほど申し上げましたように、実施方針の策定について関係機関との調整が整いました。これからいよいよ公募・選定作業に入るわけでありますけれども、具体的に区域整備計画の認定申請が来年の10月から再来年の4月までとなっておりますので、所要の手続きをできるだけ迅速に進め、計画内容の充実を図っていきたい。そのための時間を確保したいと考えておりまして、来年のできるだけ早い時期から公募手続きに着手していきたいと考えたところであります。
事前発表とした理由については、これまで県議会を含めてさまざまなご議論をいただいてまいりましたので、今後のスケジュールについて関係の皆様方、県民の皆様方にも事前にしっかりお知らせをしておく必要があるものと考え、事前に発表をさせていただきました。
どういう施設にしたいかという点については、冒頭申し上げましたように、九州全体の観光を含めた経済の発展に資するとともに、国の施策推進にも大きな貢献ができるようなIR施設にしていかなければいけない。また、そういう計画を具体化していくことが、全国3カ所を上限とするIR区域として勝ち残る必要条件であると考えておりますので、各事業者の皆様方から具体的な提案をいただいて、特徴のある、夢のあるような構想実現を目指していきたいと思っているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(1)
最後に、新型コロナウイルス感染症についてです。先日、会見しステージを引き上げ、その後、昨日過去最多の35人が感染し、県医師会も医療危機的状況宣言を発表されました。本日も20人を超えるような感染状況にありますけれども、先日の会見時より、厳しい状況になっていると思います。改めて特に気を付けてほしいことであったり、さらなる対応を求めたりのお考えがあればお願いします。
これも先ほど申し上げましたように、一定の感染状況の事態の推移に応じて感染段階とそれに応じた対応策について基本的な考え方を取りまとめてまいりました。12月23日に「ステージ2」から「ステージ3」に引き上げ、「警戒警報」を出させていただいたところであり、特にその感染拡大地域への訪問の必要性をご検討いただくとともに、飲酒を伴う会食は控えていただくように、そして県内においても大人数での会食等は避けていただきたいというお願いをさせていただいたところでありまして、さらに継続して新たな感染者が確認される状況でありますけれども、やはりその段階、段階に応じて、感染経路でありますとか、感染の要因をしっかり分析しながら、例えば「ステージ4」の段階になってまいりますと、具体的な分野の営業自粛要請なども含めて検討をしていく段階になってくるものと考えておりますが、現在、できるだけ感染の実態把握、感染経路の究明に全力を注いでいるところであります。現在のところ、数多くの感染者が確認される状況にありますけれども、大半はこれまでのクラスターの中から濃厚接触者を限定する形で、検査にご協力いただく中で、感染確認がなされているという状況であります。
今年最も印象に残った出来事について
1年の色々な動きを振り返っていただきましたが、その中で今年一番印象に残った出来事というか、知事がこれは凄く力を入れたなということがありましたら教えていただきたいのですけれども。
そうですね、まずは、最大の特徴でありますのは、クルーズ船内での149名に及ぶ大規模クラスターが発生した。これは先のダイヤモンドプリンセスの実例がありまして、船内感染が拡大し、二次感染等も見られたところでありまして、私共も、感染拡大をいかに回避するのか、おのずと医療体制も一定限界がありますので、医療体制に過度の負担をかけない、そしてまた市中感染拡大を何としても回避しなければいけない。そういう思いのもとで所要の対策を講じてきたところでありますけれども、国・長崎大学・各NPO、NGO・自衛隊の皆さん方のご協力・ご支援をいただいて、おかげをもちまして、無事5月31日に出港としていただいた。これはまさに関係機関の皆様方のお力添えの賜物であると、本当に深く感謝を申し上げているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(2)
新型コロナウイルス感染症に関して、年末年始の医療体制や、県の年末年始のコロナ対応について、対象を拡充する等、何か特別に対応することがあれば教えてほしいのですけれども。
これはですね、今の推移を十分見極めつつ、これからさらに感染拡大が確認され、所要の対応が求められるということになると、職員の動員等を含めて体制の強化を図っていかなければいけないと思っているところであります。現在のところ、市の保健所の感染経路の究明等含めて、支援体制を講じているところでありますけれども、引き続き緊張感を持って対応していかなければいけない。年末年始も緊急的な対応もあり得ると考えているところであります。
年末年始も今とほぼ体制は変わらず継続的に対策していくということでよいでしょうか。縮小したりとかはしないでしょうか。
縮小することは考えておりません。
洋上風力発電について
分かりました。洋上風力発電の関係でお尋ねです。先日、福島県沖の洋上風力について採算が合わずに撤退ということになりましたが、五島市で洋上風力発電をされていますが、イメージが悪くなるとか、もし県が進めている洋上風力の施策に関して何か懸念があれば教えてほしいのですけれども。
洋上風力発電の施設のプラントの方式が少し違う部分があるのではないかと思っております。五島市沖の浮体式洋上風力発電は「ハイブリッドスパー型」と言いまして、これは鉛筆を立てたように途中まで海中に沈み込み、浮いて発電を行うという方式でありますけれども、これまでの実証の結果も一定、評価された上で、今後商用化を目指すという前提で検討が進められているということは、十分今後の採算性を含めて検討された結果、実用化に至るという方向性を出されたものと考えております。私共といたしましては、これから急速に関係市場が拡大していくことも期待されるわけでありますので、一つひとつのプロジェクトをしっかり進めることができるように、関係事業者の皆様方と協力をしながら、サプライチェーンの構築等に力を注いでいきたいと考えております。
確認ですけれども、福島沖の撤退というのは、洋上風力を進める自治体としての懸念は今のところはそこまでないということでよろしかったでしょうか。
今のところ、福島県沖の事業展開中止をもって、本県の今後の動向に影響があるものとは受け止めていないところであります。
なかにし礼氏について
最後にすみません、今日なかにし礼さんの訃報がありました。「長崎ぶらぶら節」等、長崎にゆかりの方だと思います、何かエピソードや思うことがあれば教えてください。
そうですね、なかにし礼さんには、「長崎ぶらぶら節」という小説をお書きいただいて、映画化もされたところでありまして、丸山の愛八さんのエピソードをもとに独特の文化等をご紹介していただきました。数多くの皆様方、そういった足跡を訪ねてご来県いただいた方等もいらっしゃったわけでありますけれども、心からお悔やみを申し上げたいと思います。またその他の分野でも数多くの作詞に取り組まれて活躍をされた方でありまして、大変、残念に思っており、ご冥福をお祈りしたいと思います。
平成29年4月発生の県内私立高校自死事案について
長崎市の私立海星高校のいじめ自殺問題について何点かお伺いします。私立海星高校で2017年4月に当時2年生の男子高校生が自殺して、いじめが自死の主たる要因という第三者委員会の報告書が出てから、2年以上が経ちましたが、海星高校はいまだにいじめを認めていません。このことについて、知事はどのように受け止めておられるのか教えてください。
高校の所管部局であります総務部の方で、これまでも海星高校の関係者の皆様方と、しっかり対応についても相談をされ、また必要な指導をしてきたものと理解しているところであります。やはり、ご父兄の皆様方のお悲しみもいかばかりかと想定されるところでありまして、真摯なご対応をお願いしたいと思っております。
長崎県の支出金情報公開システムによると、2019年度は県から海星高校を運営している学校法人海星学園に対して、約4億6,000万円の補助金が出ています。これだけ毎年、億単位の税金を投入しておきながら、いじめを認めない学校に対して強く働きかけられないというのは、県の指導力というか、そういうものが足りないんじゃないかというふうに、県民からも厳しい目が注がれていると思うんですが、今後、県として学校に対しては、どういうふうに働きかけていくのか教えてください。
それは私立高校、学校法人のために補助金を差し上げているわけではありません。これは生徒さんのための補助金です。しっかりした教育環境を築いてほしいという意味の補助金でありますので、目的が異なるものと理解をいたしております。学校法人のあり方については、冒頭申し上げたように、しっかりと保護者の皆様方に対しても向き合って、所要の対応をとっていただきたいと願っているところであります。
この問題につきましては、当時の県の担当は、学校側が遺族に対して、自殺を突然死にしないかと偽装を提案したところ、突然死までは許せるというふうに、自殺の偽装を追認した発言があったということが判明しました。遺族はこの発言に対して、県がいじめ自殺の隠蔽に加担したというふうに主張していますが、まずこの発言について、知事はどういうふうに受け止めているのかということと、ご遺族に対して何かお言葉をお願いします。
私はやりとりの詳細を承知しておりませんけれども、追認したということではないんではないかと私は理解いたしております。
私から申し上げます。私も会見の中で申し上げましたけども。
すみません、知事に聞いてるんで、知事に。
事実関係だけです。事実関係としましては、追認という発言が、本人からも聞き取りしておりますけれども、追認の意図ということではありませんが、不適切な発言であったという形で、本人も申しているという状況であります。
具体的な発言は。
具体的な発言は、今、おっしゃったところで、言葉の流れの中としてはおっしゃっているという形です。
だから、それはいいんだという発言は、なされているとは理解しておりません。
ただ遺族は、そういうふうに感じているというふうに主張していますが、そのことについてはどうお考えですか。
それはしっかりと説明をして、真意をご理解いただく必要があるのではなかろうかと思います。
当時の県の担当者は現在県立高校の校長をしています。100歩譲って追認の意図がなかったということだとしても、総務部長も会見でガイドラインに照らし合わせて不適切な発言であったということは認めています。そういう、いじめに関する法律やガイドラインも、ろくに理解していない人が校長をやられているっていうことについて、これは適切だとお考えなのでしょうか。
いや、それはですね、少し言い過ぎじゃないですか。誤解を生じさせかねない可能性があったということについては、これは反省をされているわけでありまして、その言葉でもって、それは許されるんだというような趣旨の発言をしたものとは、本人も意図しておりませんし、私も、そういったやり取りの経過を聞いた範囲内では、そう理解はいたしておりません。ただ、ご本人がおっしゃるのは、そういった誤解を生じさせかねない可能性があったかもしれないということで、反省されてるというところだと思います。
先日の総務部長の会見の際は、今後、事実関係を確認した上で、当時の県の担当者についての処分の必要性を検討するということでしたが、その後、その処分の可能性や必要性の有無については、知事はどのようにお考えでしょうか。
まだ報告を受けておりません。
わかりました。ありがとうございます。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いします。
石木ダム建設事業について
まず、最初に石木ダムの関係でお尋ねします。県におかれましては、石木ダムの建設を巡って地元の住民の方との対話に全力を注がれてると思いますが、現状、話し合いをするに当たっての調整の進捗状況、対話をする実現の目処について現時点であれば教えて下さい。
これまでも話し合いの前提として、事業を白紙に戻すまでのことは考えていない旨のご発言があったように聞いておりまして、そういった真意を、まずは確認した上で話し合いの機会を持てるようにという事前の調整に、今取り組んでいただいているところでありますけれども、白紙撤回が前提ではないという趣旨もある一方で、何がしかの条件に近いようなお話のご発言もあったという状況でありますので、今後改めて、そのご発言の真意などを確認しながら、話し合いの場が持てるように努力していく必要があると考えております。
人口減少対策について
わかりました。次に人口減少の件でお尋ねします。県におかれましても、人口減少になかなか歯止めがかかってない状況にあります。来年は、この人口減少問題にどのような姿勢で取り組まれていくのか教えてください。
これまで地方創生総合戦略に基づいて、様々な対策を講じてきたところでありますが、一部うまく進んでいる分野もあります。また、離島地域では社会減少が大幅に減少するという成果に結びついている地域も見られるわけでありますけれども、まだまだ県全体としての人口減少、社会減を大幅に減少させるような状況までには至っておりません。したがって、いまだコロナ感染症真っ只中にあるわけでありますけれども、一刻も早く、こうした事態の収束を見て、経済活動を活性化する中で質の高い雇用の場を確保・拡大していく。これはもう従前と同じような、もっと積極的な施策に取り組んでいかなければいけないと考えております。これまでも、度々申し上げてまいりましたけれども、様々なプロジェクトが進み、街が大きく変わろうとしておりますし、産業もまた変わろうとしている時期に差し掛かっているわけでありますので、そうしたチャンスをしっかり生かしながら、地域経済の活性化並びに質の高い雇用の確保・拡大に全力を注いでいきたいと思います。
それからまたコロナ感染症の後、人々の働き方も変わり、リモートワークやワーケーション、あるいは関係人口という形での地域との結びつきというものも着目されているわけでありますので、各市町とも連携を強化しながら、思いを1つにしながら、人口減少対策に引き続き力を注いでいきたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症について(3)
わかりました。コロナ関連で2点ほどお尋ねします。今日、政府が新型コロナウイルス対策の予備費から4,682億円を追加支出することを閣議決定しております。これは都道府県が飲食店などに営業時間の短縮を要請した際に、協力金として活用できる地方創生臨時交付金も含まれております。昨日も、長崎県医師会が医療危機宣言の際に、医師会からも飲食店が自主的に休業や時短営業した場合の補助金や、県内全ての病院に対して蛍光LAMP法の迅速検査機器の配備を要請するというようなことがあっていますが、こういったことについて、県として何か今後、この関連で施策を打っていくとか、検討しているようなことがありますでしょうか。
現在、急速に感染者が拡大しつつある状況でありまして、こうした事態にいかに適正かつ迅速に対応するかということは極めて重要なことであると考えております。したがいまして、必要な医療体制の整備に併せて検査機器等の整備、充実にも力を注いでいく必要があると思っているところであります。そういった環境整備に併せて、現状から考えて、前回もお話をさせていただきましたけれども、初発事例等の状況を見ますと、確かに飲食店等が感染の要因の1つになった事例というのが、数多く確認されたところでありますけれども、包括的な検査を行ったところによれば、協力いただいた方々の中で陽性率0.6%ということは、専門家の皆様方も考えていたよりも低い率であるということでありますし、現状、新規感染者がどういう形で拡大しつつあるかというと、クラスターが生じたところの濃厚接触者・接触者の追跡調査を行う段階で順次、新規感染者が確認されているという状況でありまして、家庭内でありますとか、それぞれの職場を介した感染に移行しつつあるのではないかと考えているところであります。したがって、さらに詳細な追跡調査を行い、分析を進める必要があるものと思っておりますけれども、継続して飲食店等が感染の場になっているということであれば、自粛要請を含めてお願いをさせていただくことも選択肢の1つになってくるものと考えておりますので、今後の事態の推移を今少し見極めて、必要な対応策を検討していきたいと思っております。
そうしましたら現時点では、飲食店に対しては休業であるとか、時短営業を要請する段階にはないという理解でよろしいでしょうか。
そう考えております。
わかりました、それともう1点、知事も先ほどおっしゃられましたけれども、県内で長崎や佐世保、西海などを中心に感染拡大しております。一方で、離島では幸いにも、現状、感染者が出てない状況にありますが、最近のこの感染の広がり方を見ていますと、一気に感染が拡大していくという状況もあります。離島は、病床、医療スタッフを含めて医療資源が非常に限られてるところがあります。今後、離島で仮に感染が広がった場合に、離島の医療状況も逼迫する可能性もあり、一方で本土でも医療体制が逼迫しているという状況になったときに、これまでは例えば重症の可能性がある離島の患者などは本土への搬送などもあったと思うのですけれども、本土と離島双方で医療体制が逼迫してきたときに、離島からの患者を本土で受け入れられるのかという問題も生じて来る可能性もあるかと思いますが、県の中でそのような場合の対応などについて、検討されているようなことがあれば教えてください。
確保病床数は今、本土が「フェーズ3」に引き上げ、離島地域については「フェーズ1」の体制を確保しているわけでありますけれども、離島地域の住民の皆様方の、感染を離島に持ち込んではならないという、非常に細心の注意を払っていただいている状況の中で、今のような状況が維持されているというものと考えているわけでございますけれども、リスクは存在するものと思っておりまして、各離島地域で感染者が拡大していくという状況になりますと、今の体制を、フェーズを引き上げて病床数を確保していく努力に併せて、重傷者が発生するということになると、それなりの医療機能を備えた指定医療機関にお願いをする必要があるものと思っております。そのとき、そのときの状況を見極めながら計画的な運用を進めていく必要があるものと考えております。
病床全体では395床まで体制整備を念頭に置いているところでありますけれども、現在のところ重傷者は2名というような状況にあるものと理解をしておりますので、各医療機関の協力をいただきながら、病床数の拡大の必要がさらに必要になってくる場合等については、さらなる医療機関のご協力も検討していく必要があるものと思っております。
例えば五島市は、感染を拡大させないということで、成人式を中止するということなどもされてると聞いてますけれども、例えば県もしくは各自治体、離島の市町と連携して来島自粛について何らか要請をするというようなお考えは、現状は考えていらっしゃらないという感じでしょうか。
地域住民の皆様方のお話も、島においでいただくこと自体を控えていただくような要請については、今のところいただいておりません。島民の皆様方自身は、都市部に行って新たな感染症を持ち込むということについては非常に緊張感を持って対応していただいているところでありますが、これまでもGo Toキャンペーン等を通して非常に多くの観光客をお迎えしている離島もあるわけでありますけれども、幸いにしてそういった事業、お客様をお迎えすることを通して、新たな感染拡大が見られない状況でありますので、現在のところは新たな離島への訪問自粛までは考えていないところであります。
知事3期目の最終年の抱負について
わかりました。最後に1点。知事の現在の3期目の任期が再来年の3月までだと思うんですけれども、いろいろ、そういうこともあろうかと思いますが、来年は事実上の知事の3期目における最後の年ということになるかと思います。県政の課題というのも数々ありまして、課題や施策は様々あると思いますけれども、来年、3期目の集大成として、特に力を入れたい分野、施策というのがあれば教えてください。
やはり、これまで県政の最重要課題として位置づけて取り組んでまいりましたのは、人口減少対策を初めとする地方創生の実現でありました。なかなか関連産業の振興を図り質の高い雇用の場を創出し、若い人たちを地域に残っていただけるようにという思いで取り組んでまいりましたけれども、特に今年に入りまして、コロナ感染症が拡大する中で、それぞれの産業分野も大変苦戦を強いられておりますし、特に本県の基幹産業の1つであります観光分野においては大変厳しい状況にあります。したがいまして、一刻も早く、このコロナ感染症の終息を願っているところであり、またそのために全力を注いで努力していかなければいけないと思っているところであります。そうした状況を、さらに努力を続けながらも、希望的な観測になる部分もありますけれども、今回の感染症拡大を契機に働き方自体が少しずつ変わりつつある。都市部から地方に向けた人の流れも、これから拡大していく可能性もあるのではないかということも言われておりますので、各市や町と協力をしながら、リモートワーク、ワーケーション、そして関係人口の拡大を通して、さらに地域経済の活性化に結びつけていきたいと考えているところであります。もう少し時間はかかるかもしれませんけれども、様々なプロジェクトが進んでおりますし、産業構造も少しずつ、動きが見えてきつつありますので、ぜひコロナを克服し、民間の動きを助長する中で地域経済の活性化を目指すための具体的な施策の推進にまでこぎつけていきたいと思っているところであります。
わかりました、以上です。
脱炭素の取り組みについて
3点お伺いしたいと思います。まず1点目、脱炭素社会に向けた取り組みです。東京都は先般、2030年にガソリン車は都内では新規販売できないようなことを言っていますが、長崎県としてはこの点についてはどのようにお考えでしょうか。
現時点で、直ちに国の動きに合わせて、脱炭素社会の中で、電気自動車に制限するということまでは考えておりませんけれども、実態としては相当のスピードで進んでいくのではなかろうかと期待をいたしているところであります。今、国の方で具体的な議論が進められていると理解しているところであります。確かに県内の車による二酸化炭素排出量は4分の1のシェアを占めてるということでありますので、全体としては普及・促進を図っていきたいと思いますけれども、これを制限するということについては、いまだその結論を出すに至ってないところであります。
長崎県産業の今年の振り返りと来年の期待
わかりました。先ほど、知事も何度かおっしゃっていたと思いますが、産業活性化についてお伺いしたいと思います。ソニーが来年の春に恐らく新工場が稼働する。三菱重工も航空エンジンの新工場も無事完成しました。十八親和銀行も誕生。知事にとって今年、この中で一番印象に残っている出来事と、来年に向けて一番期待したいことはどんなことなのか、それを1点ずつお願いします。
今年と来年。
はい。
今年一番印象に残っておりますのは、やはり次なる基幹産業として大きな期待を寄せております、航空機エンジン分野の最先端の工場が長崎に誕生したということであろうと考えております。現在、産業クラスター、いわゆるサプライチェーンの構築を目指して、県内産業も熱心な取り組みを進めていただいているところであります。認証取得に向けて努力をいただいておりますし、既に認証取得された企業も相当数誕生しておりますので、こうしたチャンスを生かして、高付加価値のある分野に力を注いでいけるようになりたいと思っているところであります。
来年の一番大きな期待は、ソニーの新工場がいよいよ稼働していくものと期待をいたしているところでありまして、具体的な形で数多くの若い方々を採用していただいて、少しでも県内人口減少に歯止めをかけていただけるように事業展開を期待しているところであります。順調に事業化に進展していくように、地元の皆様方と一緒に、私共も引き続きサポートしていきたいと思っております。
県内産業の現状・変化の情報発信について
わかりました。最後に人口減対策関連です。先ほどおっしゃったように、かなりソニーの最先端工場で作るのはCMOSセンサーですし、ファーウェイのリスクは一瞬顕在化しましたが、それを補うぐらいAppleからの受注があり、かなり好決算が期待できるということになっていますし、先ほどおっしゃったように航空機エンジンについてもそういう状態ですし、洋上風力発電についても、どちらかというと追い風が吹いていますし、ジャパネットのスタジアム構想、駅前の再開発、大都市から地方への流れも来ています。どう見ても、このように恵まれてるところというのは、全国的に見ても長崎県以外かなり少ないと思いますが、こうした事情というのは、県外の人、へたしたら県内の人も、そもそもソニーが何を作っているのかほとんど知らないと思います。この辺りの状況というのは、もう少し情報発信に力を入れておかないと、せっかく県で色々とやって効果が出ているのが、ほとんど県内の人に伝わってないのではないかという気がしています。そのことについて、今後、県として、もう少し強化して、うまく情報発信するお考えはないのでしょうか。
今、ご指摘いただいた県内産業でも、様々な動きが見られるところでありまして、いずれも若い方々にとって質の高い雇用の場の1つになっていくものと思っているところであります。具体的な職場を選択しようとされる際に、そういった情報がしっかり届いておくということが、非常に重要な視点になってくると思っておりますので、これまでもレボリューション4.0という形で小冊子を作成して、情報発信に努めているところでありますけれども、例えばこれから、いわゆる就職の時期を迎えられる生徒・学生の皆様方の保護者の皆さま方にも、そういう情報をしっかり届けていかなければいけないと思っているところでありますので、動画等を活用した情報発信に加えて、保護者の皆様方にも、そういった情報がお届けできるように努力していきたいと、現在、検討を進めているところであります。
恐らく、長崎県の一般論ですけれども、長崎県の方からすると、自分の息子や娘さんが、ソニーと三菱重工で内定をもらったとした場合、三菱重工を薦められる方が多いのではないかなと勝手に思いますし、経済界の方に伺っても、「あぁ、そうかもしれないな」という方が多いのですけれども、ソニーと三菱がどうかというのは別問題として、その辺りから色々と情報発信をしていかないと、伝わらなのではないかなという気がしてます。そのあたりについて、いかがでしょうか。
まさにおっしゃるとおりでありまして、特に長崎市においては、企業城下町に近いような形で、三菱重工と共に、様々な分野の産業が発展してきた街でありますので、三菱重工の知名度は他の企業と比べて格段に高いものがあるというところであります。またご家族の方々を含めて三菱重工に関連する業務に携わっておられる方々も数多くいらっしゃる。ところが、ソニーについては、誘致企業でありまして、ソニー自体も曲折がありましたけれども、いまや大きな生産拠点を県内に整備していただきつつある。しかも出荷額等については、相当な規模に達しているところでありますので、そういう規模の基幹工場であるということを、もっともっと理解していただく必要があるものと考えております。県内経済の非常に大きな部分をこれから担っていただく企業であると思っておりますので、そういった分野にも目を向けていただいて、多様な選択肢があるということに自信を持って県内定着を進めていただければと考えているところであります。
ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症について(4)
ここまでの新型コロナウイルスの対応をめぐる政治判断について振り返ってお尋ねしたいのですけれども、特に初期は前例のない問題に自治体の首長の対応が迫られたと思いますが、休校や休業要請など、政治家として県民の活動を一部制限をするお願いされたこともありましたが、振り返ってみて最も難しかった決断というのはどれだったでしょうか。
休業要請に関してということでしょうか。
新型コロナウイルス感染症に関する、色々な施策や判断があったと思いますが、最も知事が難しい判断だったと感じたことはどれだったでしょうか。
そうですね、やはりそれぞれの地域によって感染状況が異なりますし、片や感染症対策として全国一律の緊急事態宣言が出され、今回もGo Toキャンペーンが全国一律に停止をされるという状況にありました。地域に足を置いて考えた場合に、これまでも申し上げてまいりましたけれども、Go Toキャンペーンが1つの要因となって感染拡大につながったというような事例、仮にそういうことであれば、例えば受け入れていただく旅館、ホテル、宿泊施設、観光施設でもって感染者が多く確認される関係従事者の方に感染が拡大するということになるのだろうと思いますけれども、ほとんどそういった事例が見られない中で、ようやく地域の産業の核となる観光関連産業の活性化が順調に進みつつある中で、また事業を休止せざるを得ないという状況になったというのは、非常に残念でありまして、これは一部、国の事業が使えなければ、県単独でも改めて県民の皆様方に年末年始を含めて、ご家族で各地を訪問していただけるようなキャンペーンができないだろうかということまで検討したところでありましたが、全国一律に静かな年末年始を過ごしてもらいたいという国の方針である中では、それはなかなか難しいなという判断をせざるを得ない状況でありました。
休業要請については、これも全国一律に緊急事態宣言が出されまして、感染機会が一番多い傾向として、飲食店でありますとか遊興施設でありますとか、そういう傾向がありましたことから、県内の事例では、さほど大きくはなかったわけでありますけれども、全国に並んで自粛要請をせざるを得なかった。これは1つは、例えば遊戯施設でありますと、県境を超えて利用者の方々がお動きになるというような事例も見えてまいりましたので、やはりリスクを回避するためには、一律、自粛要請をお願いせざるを得ないというような判断をいたしたところでありますけれども、そういった地域の実情と国の全体の動き、ここの間でどう舵取りを進めていくかということが、悩ましいことであったと考えております。
ありがとうございます。今のお話にも少しありましたが、新しい感染症という性質上、施策の実効性の検証や、行政の公平性の担保が難しい面もあったかと思うのですが、そこで決断を悩まれることもあったということでしょうか。色々な要素が絡む中で、知事が判断に当たって、最も重要視してきたこと、これからしていくことというのはどういうことなのでしょうか。
これはやはり、これまでも繰り返し申し上げてまいりましたように、新型コロナウイルス感染症拡大防止と経済の再生を、いかに折り合いをつけて両立させるかということが最大の課題であると認識をしております。どちらか一方というのは、施策は取りやすいのでありますけれども、一方だけでは、なかなか地域が回っていかないという現実がありますので、県民の皆様方も、色々なご意見をお持ちの方々が数多くいらっしゃいます。そのとき、そのときの時点のご評価についても意見を異にされる方々が多くいらっしゃるわけでありますので、やはり最終的には、自らそういった点について判断をせざるを得ないという状況であり、これからも、そういった面があるのではないかと思っております。
難しい判断をして県民に色々な協力を求める中で、協力に向けたお願いのメッセージというのは、知事から県民にきちんと伝えられたというふうに自己評価していらっしゃいますでしょうか。
皆様方のご協力をいただいて、新聞・テレビ等では報道をしていただくわけでありますけれども、若い皆様方の話を聞くと、実は新聞などは読まない、SNS等で情報をとる機会がほとんどだというような方々も数多くいらっしゃるという状況をお聞きしているところでありまして、いかに、そういった幅広い年齢層の皆様方に、私共の思いをお伝えできるかというのは、もっともっと工夫をしていかなければいけないと考えているところであります。
広報課によると、この中継自体も視聴回数が、今年の4月は去年の100倍くらいに伸びているらしいのですが、その中で語ってこられたご自分の言葉については、どう思ってらっしゃいますか。会見を直接観ている県民の方もたくさんいらっしゃいますが、会見の中で、ご自分の言葉でその協力をお願いするときの姿勢については、どのように評価していらっしゃいますか。
非常に悩ましいところは、言葉遣い1つをとっても、例えば感染拡大地域、あるいは非常に頻発している地域、これについては明確なメッセージというものを出さないといけないと思います。ところが他県の動きの中で本県がどのぐらいの位置にあるのか、あるいは他県の施策がどう講じられるのか、そういった動きも見極めて、そういった動きに県がどう対応をしていくのがベストであるのか、本県の立場としては非常に受動的になる部分も出てくるわけであります。その辺が県民の皆様方に、来県は自粛してくださいというだけで足りるのかどうか、そういう形のメッセージを出すことが一番すっきりして、理解していただきやすい表現なのでありますけれども、たび重ねてメッセージをお出しする中で、前回までは、ここまで申し上げた、しかしこれからは、そこを言ったんですが、もう少し慎重に対応していただく必要があるといった意味を、言葉の中に乗せてきておりますので、確かに、直接お聞きいただく県民の皆様方には非常に曖昧な面もあり、分かりにくいというご印象を持たれた方々も、あるいはいらっしゃるんではなかろうかと思っているところであります。
ありがとうございました。
九州新幹線西九州ルートについて
九州新幹線西九州ルートに関して、本日、国交省と長崎県の協議があり、その中で現状の確認等を行ったとの概要は伺っています。この協議、初回に関して、今回の知事としての受け止めと手応え、また次回以降、定期的に開催していくような方針でもあると伺いましたけれども、次回以降に期待することをお伺いできますでしょうか。
国と佐賀県との幅広い協議が、これまで重ねられてきておりまして、そういった関連情報等について、これまで直接お伺いする機会等はありませんでした。国の方から、そういうご説明をいただき、また県といたしましても、これまで私自身、佐賀県知事と直接、お話をする機会は新幹線の件についてはありませんでしたけれども、担当部長を経由して意見交換等の機会は設けてきておりますので、そういった状況等について情報を共有させていただくことができたのではなかろうかと思っているところでありますが、まだまだ事態の解決に結びつくような具体的な動きにまでは至っていないものと受け止めております。ぜひ継続して国と佐賀県との協議を進めていただき、解決の糸口を探っていただく、そしてまた私共もJR九州を含めて、佐賀県が懸念をお持ちの様々な課題について、少しでも解決に結びつくような取組ができないのか、引き続き協議を進めてまいりたいと考えているところであります。
次回以降ですけれども、特別、こういったことについて考えをまとめてきてくれということはなかったと伺ってはいるのですが、次回以降、長崎県として、こういったことを提案していきたいですとか、こういうことをより深めていきたい、そういった思いがある部分があれば教えてください。
現時点で具体的に、これだといった部分はございません。まずは、これまで申し上げてまいりましたように、佐賀県知事との面談の機会をいただきたいと申し上げて来たのですが、具体的な提案がないとお会いできないという話でした。我々としては具体的な提案を県としても検討する上でも佐賀県がどのようにお考えなのか、どのような課題認識をお持ちであるのか、それをまず教えていただきたいということをお願いしてるのですが、まだそういった機会をいただけないところであります。引き続き佐賀県ともそういった面談の機会をいただくべく努力していきたいと思いますし、そういった状況を踏まえる中で、国との協議の中でも、あるいは提案できるものがあれば、協議の場を通してご提案等も申し上げていきたいと考えているところであります。
ありがとうございました。
それでは以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後5時30分から午後6時20分(50分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年12月23日 記者会見
会見内容
警戒警報発令について
今日は、新型コロナウイルス感染症における本県の現状等について改めてご説明を申し上げ、年末年始を迎えるに当たり、県民の皆様方に改めて慎重なご対応をお願いしたいと考え、こうした機会をいただいたところであります。
まず、12月の県内の感染状況について、私の方からご説明をさせていただきます。
県内の感染者数の推移であります。前回12月9日に、これまでの状況をご説明申し上げ、帰省を抑える時期に当たって、県民の皆様方に慎重なご対応をお願いしたところであります。その後、9日に12名、10日に7名、11日に11名、12日に13名と、二桁台の新規感染者が確認される状況となりまして、14日に改めて現状を分析の上、感染段階を「ステージ1」から「ステージ2」に引き上げ、県民の皆様方に改めて慎重なご対応をお願いしたところであります。しかしながら、その後も、15日に7名、16日に7名、17日に18名、そして、19日には23名と、第2波の際に確認された感染者数と同様の状況となってまいりました。さらに、2日後の21日には26名という新規感染者が確認され、本県にとって過去最大の感染者数になっているところであります。
ちなみに、この1週間の感染者数は112名ということになってまいりました。
資料6ページでご確認いただきたいと思いますけれども、感染段階のステージの判定については、病床の逼迫状況、新規感染報告者数、療養者数、直近1週間の増減割合、PCR検査に基づく陽性率、感染経路が分からないという方々の割合、この6つの指標を用いてステージの判断を行うことにしているところであります。この6つの指標のうち、赤字で表示しております4つの指標がいずれも「ステージ3」の指標を上回る状況となってきたところであります。
具体的には、確保病床数225床に対して現在63床が稼働中でありまして、確保病床占有率が既に25%を超え、28%という状況になっております。そして、新規報告者数でありますけれども、1週間で90名の新規感染者の確認数を上回る、1週間に112名の感染者が確認されました。療養者数でありますけれども、全体で163人という療養者が発生をいたしております。そして、また、直近1週間と先週を比べますと、増加する傾向で推移しているという状況にございます。
一方、前回の会見において、長崎市内の夜の繁華街において包括的なPCR検査を無料で行いたいというお話をさせていただきましたが、その結果が取りまとめられましたので、ご報告をさせていただきます。資料2ページの左の方には、これまでの確認検査の経緯を示しておりますが、業種別の内訳は、右の方の表をご覧いただきたいと思います。
まず、スナック、バー、クラブ等の、いわゆるお酒を伴う飲食店、中には、接待を伴う飲食店等も含まれておりますが、294店舗から検査のご要請をいただき、945名の方々の検査を実施いたしました。陽性者が確認されたのは6名であります。また、居酒屋等でありますけれども、61店舗255名の方々を検査させていただいたところ、3名の陽性者が確認されました。その他、和食・洋食等の食事を中心に提供していただいている飲食店や、カラオケ店からも検査のご要請をいただいたところでありますが陽性者は確認されていないところであります。
合わせて1,485名の方々を検査させていただき、9名の陽性者を確認しました。陽性率は0.6%ということであり、この評価を専門家の皆様方のご意見等も伺ったところでありますが、「思ったよりも少ないというような印象を受けた。ただし、PCR検査の時期をもう少し前倒しで実施するということができたのであれば、場合によっては陽性者が少し多くなっていた可能性もあるのではなかろうか」というようなお話や、「全体的な陽性者の確認数は少なかったとはいうものの、本来は陽性の発生があってはならないものであり、潜在的なリスクがやはり存在しているということの現れではないか」というようなご評価をいただいたところであります。
次に、12月以降の発生事例の中で、新規感染者の初発事例がどのような場面で生じたのか、感染経路の調査を行う中で推測しております要因であります(資料3ページ)。これまでもご説明させていただく機会がありましたけれども、改めて最新の状況をお話させていただきます。県外に出張等で出かけられ同僚・友人の方々と会食をされた、県外に旅行でお出かけになり友人・知り合いの方々と飲食を共にされた、県内において県外からいらっしゃった方々と接触をする機会があった。そういった要因による感染者の発生は、3つを合わせますとトータルで34%、約3分の1の要因が県外との接触による感染事例ということになってくるものと思っております。その後、皆様ご承知のとおり、接待を伴う飲食店等によるクラスターの発生等もありまして、茶色の部分、県内における接待を伴う飲食店の利用が感染の要因になったもの、接待を伴う飲食店ではないけれども、スナック、バー等、飲食店の利用によって感染が生じたと推測される事例が約半数に及んでいるという状況であります。なお、20%近くの皆様方は、現在、追加して感染経路を調査中、あるいは不明の事例ということです。
右側のグラフをご覧いただきたいと思います。これは、初発事例に加えて、濃厚接触者、あるいは接触者等を含めて、どのような場所で感染が拡大して今の感染者数になっているのかという円グラフであります。トータルで173名ありますけれども、12月22日までの感染者数のうち、夜の街が感染の場になったのではないかという事例が47%でほぼ半数になっております。それから、ご承知のとおり、医療機関、あるいは福祉施設等でクラスターが発生してまいりました。そういった福祉施設等の施設内等が感染の場になったのではないかと推定される事例が21%ございます。それから、会社の同僚の皆様方との間で感染が拡大したような事例が3%。そして、県外の方々、県外にお出かけになられた・帰省をされた、飲食は伴わないが県外にお出かけになられたというような事例が7%程度あるものと考えています。このように、夜の街、福祉施設等の感染事例が全体の7割を占めるという状況になっているところであります。
それから、最近の12月に入っての傾向であります(資料4ページ)。これは、感染された方々の年齢層によって分類をしておりますけれども、いわゆる7月・8月の第2波と言われているころの感染者数は50歳代以下の若い方々が中心でありました。しかしながら、先ほども申し上げましたように、福祉施設や、リハビリテーションを伴うような医療機関でのクラスターが発生したということもありまして、60代以上の感染者の割合が前回の第2波においては10%程度でありましたけれども、今回はこれが30%程度まで拡大してきているということであります。これは、医療関係の人材に留まらず、福祉介護等の職員の方々も、これから対応が求められているというような状況であります。
一方、県内の病床の状況であります(資料5ページ)。現在の医療体制は、本土地区は「フェーズ2」、離島地域は「フェーズ1」で病床数の確保を図っているところですが、ご承知のとおり、長崎地域、佐世保・県北地域では急速に感染者が増加し、クラスターも発生いたしましたので、この両地域医療圏においては、「フェーズ3」の医療体制を整備してきたところであります。その結果169床の病床数を確保しているところでありますが、長崎地区は82床に対して40床が現在稼働中であり、佐世保・県北地区は39床の確保病床に対して21床が稼働中であります。全体として最大確保病床数395床を構えておりますけれども、この病床の占有率は15.9%ということで、徐々に上昇傾向で推移しているところであります。
ちなみに、この感染された方々の状況でありますが、入院されております63名の感染者の方々のうち重症者が2名、中等症並びに軽症者が61名という状況であります。同時に、宿泊療養施設等で療養されている方々が100名いらっしゃるという状況であります。
資料6ページは、先ほどご覧いただきました、感染段階毎の対応の目安を判断する際の指標でありますが、この赤い指標がそれぞれ「ステージ2」を超え、「ステージ3」の段階に至っているということであります。そのようなことから、本日、有識者会議の皆様方のご意見等もお伺いし、先程開催した、新型コロナウイルス対策本部会議において、県下全域を「ステージ3」に移行し、感染の警戒警報を発令させていただくということを決定させていただいたところであります。
具体的には、資料7ページ記載の対応策を講じていこうとしているところでありますが、これから、直接、県民の皆様方、各事業者の皆様方にご協力をお願いしたい事項を取りまとめております。
まず、警戒警報発令に伴って、県民の皆様方にお願いを申し上げたい事項として、感染拡大地域への訪問は、改めてその必要性を検討していただきますとともに、訪問される際には、飲酒を伴う会食は控えていただきたいというお願いであります。この感染拡大地域というのは、具体的にどういった地域かといいますと、直近1週間の10万人あたりの新規感染者数が15名以上の都道府県を感染拡大地域として整理されているところであります。現在、全国で12の感染拡大地域に該当する都道府県がございます。ちなみに、長崎県はどのくらいの数字かといいますと、15名に相当する数字が8.4人。全国で高い方から20番目の順位という状況になっているところであります。また、お出かけの際には、先ほど申し上げたような注意をしていただきたいと思います。
一方、県内においても、ご家族以外の方々との会食については、5人以上の飲酒を伴う会食は控えていただきたいというお願いをさせていただくものであります。
そしてもう一つ、飲食店を利用される際には、前回も具体的な形でお願いをさせていただきましたけれども、感染事例の多くが飲食店等から発生しているということもありますので、県民の皆様方には、最大限の感染防止対策を徹底していただきたいとお願いをさせていただくものであります。具体的には、これから利用されようとするお店が十分な感染防止対策がとられているお店であるのかどうかを、事前にしっかり確認をしていただきたい。その場に行って、席の間隔がどうか、食器の共用等がなされているのかいないのか、わかりにくい情報もあろうかと思いますので、ぜひこれから利用されるお店については、事前に十分な感染対策が講じられているお店であるのかどうかという確認をお願いしたい。併せて、会食等に際しても、席の移動、大声での会話等を避けていただく、お酌、返杯、食器類の共有は避けていただく。飲食時以外は、ぜひマスクの着用を心がけていただく。こういった感染防止対策について、お一人お一人が十分注意をして、徹底をしていただきたいと考えているところであります。
一方、こうしたお客様をお迎えする側の、飲食店の皆様方へのお願いでありますけれども、引き続き営業を継続されるに当たっては、改めて、従業員の皆様方の健康管理に十分ご注意をいただきたい。また、繰り返し申し上げてまいりましたけれども、ガイドラインの徹底を図っていただきたいというお願いをさせていただくものであります。
いよいよこれから帰省を計画されておられる方々もおありだと思います。前回は、感染拡大地域から帰省をご検討されるに当たっては、2週間程度前から、感染リスクを回避するための、十分慎重な対応をお願いしたいということを申し上げてまいりました。改めて、感染拡大地域から帰省をされるに際して、まずは、ご自分の健康状況を十分見極めた上で、現在お住まいの地方自治体からも様々な呼びかけがなされております。中には、県外への帰省は控えてくださいというようなメッセージも発せられている自治体もあるものと考えておりますので、そういった情報などを十分慎重に見極めた上でご判断をいただきたいというお願いでございます。特に、高齢者や基礎疾患をお持ちの方々と接触の機会がある方々については、ご家族の皆様方とよくご相談をいただきたいというお願いをさせていただくものであります。
最後に、いつもお願いをさせていただくものでありますけれども、感染者になったということをもって、差別や誹謗中傷等は、厳にこれを慎んでいただくようお願いを申し上げる次第であります。誹謗中傷を受けた方々は、県の相談窓口にご相談をいただくよう、改めてお願いを申し上げる次第であります。
最近の県内の感染状況については、予断を許さないような状況にありますけれども、何としてもこうした危機を乗り越えて、感染拡大を防ぐために全力を注いでまいりたいと考えているところであります。県民の皆様方の引き続きのご協力をよろしくお願い申し上げる次第であります。
私からのご説明は以上でございます。よろしくお願いします。
それでは、幹事社からご質問をお願いします。
3点お伺いします。まず、資料7ページの警戒警報の発令についてです。記載されている「ガイドラインが遵守されていない施設等への事業自粛要請」や、「感染拡大状況を踏まえたイベントや観光施設等への入場制限」について何か具体的な方針というのはあるのでしょうか。
実は、ガイドラインが遵守されていないこと等を要因にする感染事例が拡大している現状にあるのかどうかということが一番大きな判断要素になってくるものと考えているところであります。先ほどご説明させていただきましたように、夜の繁華街を対象にした包括的な検査結果によると、比較的感染者数は少ない状況であります。これは、各事業者の皆様方含めて、感染防止対策に注意を払っていただいていることの現れではなかろうかと考えているところでありまして、特に、ガイドラインが遵守されていない施設等を確認するまでには至っていないということが一つあります。
それから、イベントや観光施設等で大きな感染者の発生、クラスターの発生というような事例は見受けられないところであります。したがって、総合的なお話として、飲酒を伴うような会食の場というのがクラスターの大きな要因となっていますので、そういった点について、ご理解とご協力をいただこうと考えているところであります。
2点目です。10ページの、「帰省をご検討の皆様へ」の部分ですけれども、「感染拡大地域からの帰省に際しては」とありますが、今、長崎に住まれていて、県外に帰省する方は含まれていないという理解でいいのでしょうか。
県外への帰省をご検討の皆様方については、感染拡大地域へ訪問される際には改めてその必要性をご検討いただき、飲酒を伴う会食等は控えていただきたいといったご対応をお願いしたいと考えております。
分かりました。最後、3点目です。先ほど知事の発言でもありましたけれども、帰省自粛等をしている県もあるということで、今回、警戒警報の中身については、他県のように帰省自粛、時短営業の要請、休業要請までは踏み込んでいないという理解をしていますが、そこまでしなくていいと知事が判断された理由と、仮に今後感染者が増えた場合、そのような判断に踏み切る可能性もあるのでしょうか。
これは、感染段階毎の判断の目安として、資料の7ページに一つの考え方をお示ししておりますけれども、「ステージ4」になりますと、イベント等の開催自粛要請、休業要請等を含めて、その段階で具体的な対応方針を決定・実施していく方針であります。現段階では、まだ自粛要請までは考えていないところであります。
クラスター発生地域における包括検査において、1,485人のうち9人が感染したという数字が思ったより少なかったということ、感染経路不明割合が指標の50%に対して34.8%と、指標より少ないということは、いわゆる市中感染ではなく、感染経路をしっかり追えている状況ということで理解してよろしかったでしょうか。
感染経路につきましては、今、保健所でも聞き取り調査等を行っております。直近に発生しているものは継続して調査を行っておりますので、今後判明してくる部分はありますが、概ね、飲食の場などでの接触があったという傾向が見られておりますので、そういった機会についてリスクがあるのではないかと考えています。したがいまして、ある程度は確認が済んでいると理解しています。
確認です。資料3ページの感染経路で、3分の1が県外での接触でしたが、接触した場面としては、一緒に食事をしたということが大体の要因ということでよろしいでしょうか。
これは12月に会見させていただいた内容も含めて分析しておりますので、県外に行かれた際に、アルコール類を含むような飲食の場に行かれていたというものであります。
ガイドラインが遵守されていない飲食店等のチェックについてです。定期的に行政でチェックをされているということでよかったしょうか。それとも利用者がその都度、個別に自分で確認するという対応でしょうか。
ガイドラインをしっかりと遵守していただきたいということで、複数回に渡り、通知を出しております。他に、抽出調査という形で、時折、遵守の状況や、守られていないところはどういう部分があるのかといったことをチェックさせていただいている状況でございます。
Go Toトラベルの関係で、お伺いします。現状、全国的に一時停止されていますが、西村大臣が会見で、1月12日以降、「ステージ3」に相当しているところまで達していなければ順次再開するという一部報道がありますが、県の場合は、今、「ステージ3」に達したということはどういう状況と見れば良いでしょうか。
実は、国の「ステージ3」と県の「ステージ3」とういのは全く異なるものであります。国で判断される「ステージ3」というのは、県の「ステージ3」よりも、もう少し感染状況は厳しい状況という前提の中でお考えになっているものと考えております。県内の状況については、感染事例を確認する中で、Go Toトラベルに起因するような、例えば、観光施設、宿泊施設、あるいは観光客の周辺の行動の中で新たな感染事例が発生した、あるいはクラスターが生じたということは極めて限定的であると理解をしております。県内の感染事例の中で、Go Toトラベルを利用してご来県いただいたというのは、これまで1件だけと聞いておりますので、そういう状況の中では、やはり地域経済の中で特に重要な意味を持つ観光分野については、継続して長崎県がこれを中止するというような状況にはないものと思っております。
ありがとうございます。今、こうやって会見はしていただいているとは思いますが、今後、帰省等を考えていらっしゃる方には、どのように周知されていくのでしょうか。
まずは、先ほども申し上げたように、これまで帰省をご計画いただいている方々は、感染リスクを避けるようにこれまでも生活をしていただいているものと思っていますし、県内の感染状況等も十分ご理解いただいた上で、ご家族の皆様方とご相談をいただき、特に、高齢者の皆様方と帰省されてお会いになられるような機会がある方々については、慎重なご対応をいただきたいと考えております。特に、県内にお住まいのご家族の皆様方からも、帰省される方に、そういったことをお伝えいただければありがたいと思っています。
最後ですけれども、病床の状況で、西海市等クラスターが発生している地域がありますが、例えば、近隣の自治体で相互に協力し合うような体制整備は終わっているということでよろしかったでしょうか。
今の質問は、圏域を超えての入院調整ということだと思いますが、既にそのような対応は行っており、適宜、必要な調整を行っているところです。具体的な事例としては、その圏域で発生した事案であったとしても、違う医療圏の医療機関で入院対応をしていただいたりということはもう既にやっております。
それでは、各社の皆様から質問をお願いします。
資料1ページの県内の感染状況についての6つの判断指標の状況がありますが、PCR陽性率については12月21日時点となっていますが、その他の指標については何日現在の数字と理解すればよろしいのでしょうか。
12月22日時点です。
PCR陽性率だけ21日時点ということですね。わかりました。
すみません。資料ではPCR陽性率が12月21日時点ということになっておりますが、正しくは12月22日です。よって全て12月22日時点ということでお願いしたいと思います。申し訳ございませんでした。
包括検査の実施状況の中で、スナック、バー、クラブ、キャバクラ等は陽性者6人ということですが、うち接待を伴う飲食店は、感染者はなかったということでよろしいのでしょうか。
そこも含まれての6名ということです。この294件の中で、接待を伴う飲食店が34件入っているという意味です。
では、最後の陽性者の6名の中には、接待を伴う飲食店の人もいるということでしょうか。
はい、そのとおりです。
そこは何人というのは、回答できるのでしょうか。
それがバーなのか、クラブなのか、業態が明確に区分できないのでこのような表現になりました。いわゆるそのような飲食店から発生したということでご理解いただければと思います。
わかりました。先ほど、知事から、今回思ったより少ない印象を受けたということ、それに続いて、もう少し前倒しで実施していれば陽性者が多くなっていた可能性があるということですが、もう少し前倒しして実施していればなぜ陽性者が多くなっていた可能性があるということなのでしょうか。
これは、有識者会議の意見交換の中では、今回の接待を伴う飲食店のクラスターの初発確認が12月9日でありました。その方が実際に感染して発症した段階を考え、12月の初旬からこの事件が発生しているだろうということを想定すると、検体採取スタートが17日ということで、事件発生から既に2週間程度経っています。例えば、1週間前倒しで検体を採取していれば、陽性者がもっと出る可能性があったのではないかというご意見でございました。
2週間たって、既に消失していた人もいるということでしょうか。
無症状陽性で、そのまま消えてしまったという人も中にはいらっしゃったのではないかというようなご意見でございました。
わかりました。県内では感染が拡大しています。本日も、長崎市内の複数の病院で感染者が複数出ております。西海市の病院でもクラスターが発生しておりますけれども、医療機関から次々と感染者が出ている状況についての受け止めと、今後、医療機関での感染をどのように食い止めていくのかという点について、対策があれば教えてください。
今、医療機関の中でのクラスター発生については、例えば、今、感染症の専門家の方や、一部、DMATなどの方からも協力いただき、院内の感染がこれ以上広がらないための予防対策、あとは、この関係が、どういう経路で感染が広がってきたのかというようなことも、今、詳細な調査を進めています。やはり病院でクラスターが起こりますと、今、リスクが高い方が入院されていますのでそういった重症化リスクがあります。また、今後受け入れる可能性がある病院で感染が起こりますと、受け入れの制限がかかってきますので、地域医療への影響が大きいというように考えており、私達としても非常に危惧しているところでございます。これらに対する有効な対策としては、感染経路の解明をまずしっかりと行い、併せてそれに対する有効な対策というのも、専門家の意見も聞いて考えていきたいと考えております。
今、最後の部分で言われた、感染経路の解明をしっかりというのは、西海市の病院ということだけではなくて、長崎市内で発生した感染についてもしっかり解明していくという理解でよろしいですね。
こういった事案については、可能な限り解明していきたいと考えています。
わかりました。誹謗中傷対策で、誹謗中傷は厳に慎むようにお願いしますと、知事はおっしゃいましたけれども、長崎市内でも、病院の感染が相次いでおりまして、現状、日本医師会の会長も、医療従事者への誹謗中傷がひどいというようなことを会見でおっしゃられていたと思いますが、県内の医療従事者への誹謗中傷について、現状どのような状況にあるか教えてください。
医療従事者について、私が医療関係者との意見交換で把握している限りでありますが、夏には、実際医療機関で感染拡大した事例があり、医療従事者への誹謗中傷が非常に多かったのですが、最近は、地域を支える医療関係者としての励ましの言葉等をいただいているということで、私が聞いている範囲では、今、誹謗中傷、差別などの対応が非常に多くなっているという状況ではないと理解しています。
わかりました。最後にもう1点、現在、長崎、佐世保を中心に感染が拡大していますが、県でも最近ホームページで、保健師の追加募集をされていました。現状、保健所の業務の疲労・疲弊状況はどんな感じなのか教えてください。
今回の事件、特に12月からの感染増加を受けて、特に、地元である長崎市、佐世保市の保健所は、非常に厳しい状況になっておりますが、県の保健所でも、できる限りそのような保健所の支援ができるような体制をとってまいりました。実際に長崎市の保健所には何人かの応援部隊も送っております。今回、県管轄の保健所でも感染者が発生してきている段階ですので、なるべく県の各保健所の専門職、振興局の事務スタッフを含めて、協力体制をお願いしておりますので、何とかこの危機を連携して乗り越えていきたいと思っております。
資料10ページの「長崎県への帰省をご検討の皆様へ」というところで、「慎重にご判断ください」とありますけれども、確認ですが、自粛要請ではないと考えていいものでしょうか。
自粛を求めているものではありません。常にご自身の健康状況にも目を配っていただいて、感染拡大のリスクはないのかどうかといった点、あるいは、お住まいの地域の求めもまた別途あるものと思っていますので、そういった点等を含めて、慎重にご検討をいただきたいというお願いであります。
それは、長崎県への帰省も、長崎県からの帰省も、いずれも自粛を求めるものではない、そこまでではないということで理解していいのでしょうか。
先ほど申し上げたように、長崎県から感染拡大地域へ帰省される場合は、改めてその必要性をご検討いただき、特に、会食等については慎重にご対応いただきたいと思います。したがって、帰省を自粛してくださいというところまでは申し上げておりません。
資料7ページの「ステージ3」にある、ガイドラインを遵守されていない施設等への事業自粛要請と、イベントや観光施設の入場制限、この2つは、先ほどのお答えでは、敢えて行うまでは至らないと認識してよろしいでしょうか。
現段階の認識としては、そう考えております。
「ステージ3」というのは、感染者、あるいは確保病床の逼迫度合いから、数字が一定のところに達したから「ステージ3」には上げるけれども、ここに記載してある2つの対応を行うには至らないという認識でしょうか。
具体的には、飲酒を伴う会食の場というのが感染拡大の要因になっていますので、そういった場に十分ご注意をいただきたいという要請をさせていただきました。
補足しますと、夏に目安を作りましたが、当然その時点で将来どのような発生状況になっているかというのはよく見通せないというところであります。ですので、ここで書いておりますのは、あくまで、国における対応の例示の中から、このステージにおいてやるものとしてはこういうものがあるだろうという想定を置きながら作りました。ただ、当然ですけれども、現状、足元の感染状況をしっかり見て、それに対する対応を打っていくものというものですので、特段、これがやらないことになったとか、そういう性質というものというよりは、現状、その足元の感染状況に対応した対応を行っていくというものでございます。
資料1ページの、病床の逼迫度合いの中の病床全体の下部にある確保病床数の225床というのは、これはどのような計算による数字になるのでしょうか。
これも、実は目安をつくったときの数字でありまして、本土が「フェーズ3」で、離島が「フェーズ2」という仮定を置きまして、そこから算出しております。病床は常日ごろ動いていくものでありますので、一定固定点を決めないといけないという趣旨であります。
最後に、知事に伺いたいのが、このステージという考え方は、9月ごろに導入されたと記憶しておりまして、「ステージ1」から「ステージ2」に上がったのが12月14日で、「ステージ1」から「ステージ2」までの移行は3〜4カ月かかっていましたが、「ステージ2」から「ステージ3」までは10日足らずで上がりました。つまりそれぐらい感染拡大のスピードが早いということだと思うのですが、そこについての受け止めをお願いしていいでしょうか。
まず、「ステージ1」から「ステージ2」に引き上げたのが12月14日でありました。今回、「ステージ2」から「ステージ3」に引き上げたわけでありますけれども、最大の要因は、クラスターの複数件の発生。これによって、感染者数が一挙に増えてきたということが最大の要因であろうと思っているところであります。そういった意味では、積極的に疫学調査を進め、濃厚接触者、接触者を追いかける中で、PCR検査を積極的に増やし、感染者が無症状の状況でも確認されているという状況の一つの現れではなかろうかと考えているところであります。継続して、感染経路究明に力を注ぎ、これ以上の拡大防止に向けて、全力を注いでいく必要があるものと思っております。
知事が、先ほど資料8ページのところで、家族以外の方々との5人以上の飲酒を伴う会食は控えるようにと要請されましたが、この5人以上という人数の根拠を教えてください。
県の有識者会議等でも、ご議論・ご提言等がなされていると考えておりますけれども、やはりこれも、有識者会議の皆様方との意見交換の場で、本来であれば、会食自体を控えてもらいたいのですけれども、そういった大人数での会食等が、感染リスクが高まる要因になっておりますので、できるだけ会食されるにしても小人数でというような考え方を踏まえ、国の考え方も参考に、決定をさせてもらったところであります。
では、最後の質問でお願いしたいと思いますが、ございませんか。
ないようですので、以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後5時30分から午後6時18分(48分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年12月14日 記者会見
会見内容
感染段階ステージの移行等について
今日は、またこうした機会をいただきまして、ありがとうございます。
去る12月9日に年末年始を迎えるに当たり、新型コロナウイルス感染防止のために、県民の皆様方に現状のご報告を申し上げ、感染拡大防止のためのご協力をお願いさせていただきましたが、ご承知のとおり、その後、感染者が増加する傾向で推移してきておりますことから、改めて現状のご報告を申し上げて、新たな対応策等についてご報告し、県民の皆様方のご協力をいただきたいと考えているところであります。
それでは、私の方から、説明させていただきます。前回申し上げましたのは、今年の9月から12月上旬にかけては、比較的落ち着いた状態で推移しているとのご報告を申し上げたところでありますが、その会見で発表させていただいた日に12名という2桁の新たな感染者が確認されたところであります。2桁の感染者が確認されましたのは、去る8月7日以来、約4ヶ月ぶりという状況になっております。その後も、7名・11名・13名・7名という形で、連日 10名前後の感染者数が確認されるという状況でございます。その大きな要因となっておりますのが、接待を伴う飲食店等におけるクラスターの発生であります。飲食店におけるクラスターの発生が2件、そしてまた新たに障害者福祉サービス事業所におけるクラスターが1件発生するという状況になっているところでありまして、この1週間の感染者数が52名となっているところであります。ちなみに、この1週間の52名の感染者数を人口10万人当たりに換算しますと3.9人という数字でありまして、国がステージ3の判断の目安としております数字が、10万人当たり15人ということでありますので、そうした基準から判断いたしますと、まだステージ3には至っていないものと受け止めているところであります。
次に、本県の入院医療の状況についてお話をさせていただきます。ご承知のとおり、本県においては本土地区において「フェーズ2」の医療体制、離島地域においては「フェーズ1」の医療体制を構築しているところでありますけれども、現在の入院患者数、本土地区に18名の方々が入院されております。この18名の方々の中には、重症者はいらっしゃらず、中等症・軽症の方々ばかりであります。この他に、宿泊療養施設等に入所・療養をしていただいている方々が40名いらっしゃる形になっております。この入院患者数の病床占有率、いわゆる病床の逼迫状況をあらわす指数として利用されておりますけれども、395床の最大病床に対して4.6%の稼働率ということになっておりまして、先ほども申し上げましたけれども、国がステージ3の判断要因としております状況が25%とされておりますし、また12月8日現在の全国平均の入院患者数の病床占有率が33%という状況でありますので、これと比較いたしますと、まだまだ低位で推移しつつあるのではなかろうかと考えているところです。
しかしながら、既にこれまでご説明申し上げてまいりましたとおり、長崎県では、それぞれの感染段階に応じて対応の目安を定めて対処方針を決定するということとしてきたところであります。それぞれの感染状況をステージに分けて、それぞれのステージにおいて具体的にどのような方策を講じるのかという目安を策定してきたところであります。そのステージの判断をこれまでは「ステージ1」という位置づけでありましたけれども、今回、有識者会議でのご議論、コロナ対策本部での議論をふまえまして、「ステージ1」から「ステージ2」に移行することを決定させていただきました。判断の目安といたしましては、1日7人の感染者が1週間連続した場合、あるいは20人規模のクラスターが2件発生した場合に「ステージ1」から「ステージ2」に引き上げるという目安を策定していたわけでありますけれども、1日7人ということは1週間で49人、またクラスターについては20人規模2件ということで、1件の規模は20人には至りませんけれども、3件のクラスターが発生しているということ等を総合的に踏まえて、「ステージ1」から「ステージ2」に移行することと決定させていただきました。
ステージ2における対応策としては、注意報を発令させていただきます。併せて感染が拡大している業種あるいは地域への訪問自粛要請等の検討と、発生状況に応じた包括的な検査の実施を検討したいと考えております。
具体的には、注意報発令に伴い、県民の皆様方に対応をお願いしたいと考えていることでありますが、まず、「長崎市内の繁華街において複数のクラスターが発生しておりますことから、接待を伴う飲食店の利用は十分ご注意をいただきたい」ということであります。具体的にどうするのかということでありますけれども、まずはお店においでになられて、感染防止対策が十分に講じられているお店かどうかというのを確認していただきたいということ。そしてこれは、前回もお願いをさせていただきましたけれども、感染拡大の要因になっておりますのが、飲酒を伴う飲食店の利用に伴う事例が非常に多かったということもありまして、飲食時以外はマスクを着用していただきたい、そしてまた密着を回避し、大声での会話は控えていただきたいというお願いをさせていただきました。併せてお酌、返杯、そして食器類等の共用、これも避けていただきたいというお願いをさせていただきましたけれども、そういった点について、十分にご注意いただきたいというお願いが第1点であります。
そして、先ほどの対応の目安にもご紹介しておりましたけれども、包括的な検査体制の整備であります。「感染拡大を防止し、地域を守ってまいりますため、クラスター発生地域に勤務される、接待を伴う飲食店あるいはアルコールを提供しておられる飲食店の従業員の皆様方を対象に、無料のPCR検査体制を構築してまいりたい」と考えておりますので、ぜひご利用をいただきたいと考えているところであります。なお、この検査でありますけれども、具体的には、明後日12月16日から20日までに事前予約をしていただいて、検査キットをお受け取りいただき、それぞれのお店・事業所等にお帰りになられて、職場の皆様などと共に唾液を採取していただき、それを、またその場所までお持ちいただきたいと考えているところであります。なお、具体的なおいでいただく場所、予約方法などの詳細については、詰めの作業を行っているところでありますので、明日の午前中までには整理した上で県のホームページに掲載していくことといたしておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。
そしてまた、もう1点。これは前回もお願いしたことでありますけれども「差別、誹謗中傷等は厳に謹んでいただきたい」というお願いを繰り返し申し上げたいと存じます。「具体的な誹謗中傷等をお受けになられた皆様方に対しては、県の専門相談窓口にご相談いただきたい」と思います。県の方でもお手伝いをさせていただきたいと思っているところでありますので、ぜひ積極的にご活用をいただければと考えているところであります。県といたしましては、こういう事態を迎えておりますけれども、引き続きコロナウイルス感染症の拡大防止のために全力を注いでまいりたいと考えているところでありますので、県民の皆様方には、これまでもお願いを申し上げましたように、手指消毒・マスクの着用・人と人との距離の確保・換気の励行など、新たな生活様式の実践に引き続きご協力をいただきたいというお願いを申し上げる次第であります。また、各事業者の皆様方には業種ごとに定められたガイドラインの遵守について引き続きご協力をいただきますとともに、従業員の皆様方の健康管理についてもお力添えをいただきたいと思っております。健康管理アプリ「N-CHAT」を無償でご利用いただけるようにいたしております。県のホームページからもご利用いただけるようにいたしておりますので、ご活用を積極的にご検討いただきたいと考えております。また併せて国の方で推奨しております接触確認アプリ「COCOA」のご活用も引き続きご協力をいただければ大変ありがたいと考えているところであります。私からは以上でございます。どうぞよろしくお願いします。
それでは幹事社から、ご質問をお願いいたします。
無料のPCR検査の件についてお尋ねします。現在であれば長崎市が対象地域になるとは思いますが、具体的に対象地域をどの程度の範囲で絞るのか、また現在想定されている対象の規模について教えて下さい。
基本的に考えておりますのは、先程お話をさせていただきましたように、クラスター発生地域と考えております。したがって長崎市の繁華街ということを前提に考えているところでありまして、接待を伴う飲食店あるいはバー、スナック、居酒屋等、いわゆるお酒を提供していただく店舗数、おおよそ700店舗を超える規模ではなかろうかと考えております。
地域はどういう区切りでお考えでしょうか。市内という範囲設定もあるのでしょうか。
厳格にここからここまでということは考えておりません。皆様方がいらっしゃる、街の中心部、繁華街でご心配になられる方々は積極的にご利用いただければと考えているところでございます。
今後、新たに他の場所、繁華街でクラスターが発生した場合は、新たに予約受付をされるという認識でよろしいでしょうか。
それは今後の動向を見極めて、また必要な対策を検討していきたいと思っております。
ステージを2に上げるに当たっての確認です。「ステージ2」注意報ということは、飲食店に対しての営業制限についてはまだ制限をする段階ではないという理解でよろしかったでしょうか。
今回は、接待を伴う飲食店におけるクラスターの発生が急激な感染拡大の要因になっておりますので、飲食店全般において大きく感染が拡大しているような状況までには至っていないものと考えているところであります。
ステージを2に上げるに当たって、有識者会議の有識者の意見は聴取されたと思いますが、どのような意見が出て、今後、年末に向けてどのように感染状況が推移していくか等の見通しがあればお伺いです。
有識者会議の意見といたしましては、まず広域的な視点から申し上げると、「ステージ2」ということで注意報を発令するということは、県民への啓発になり非常に適切な判断ではないかというような意見がございました。また今後、感染が広がるかどうかについての技術的な定義については、今現在、長崎市を中心に検査を進めておりますので、その動向を注視する必要があるということでございます。今回、このように包括的な検査を行うことによって、より感染を早期に予防したり、また実態を正確に把握することによって、今後の予防対策にもつながるものですので、包括的検査は対象を広げて対応するのがよいのではないかというご意見をいただいたところでございます。
今日佐世保市でも発表がありましたが、障害者福祉サービス事業所でもクラスターが1件発生したということで、入院に対しては、まだ余裕があるかと思いますが、保健所の経路の調査の逼迫具合というか職員の方での対応は可能な状況ということでよろしいのでしょうか。
本日、そういった点も含めて、佐世保市と協議をさせていただきました。また佐世保市の保健所では、まだ現在は現状の人員で対応できるということでしたが、県からは必要があればすぐに県の保健師に対しても指示するということを連絡しておりますので、必要があればすぐに対応できるような体制を構築しております。
Go Toトラベルについて東京や名古屋を目的地としたものが一部停止される可能性があります。これまで長崎県内で発生している感染事例は、主に県外からに起因するものが多いという話でしたが、県外からの流入に対しては、どの程度の強制力を持って対応している状況なのかお尋ねします。
前回の会見の際にもご説明を申し上げましたけれども、ほとんどの事例が仕事あるいは旅行で県外にお出かけになられた方々が、飲食を県外の方々と共にされ、お帰りになられて感染が確認されるという事例がほとんどでありましたので、県外からGo Toキャンペーンなどでおいでになられて、県内で感染が拡大しているという状況にはないものと受け止めているところであります。したがって、今回の動向を受けてGo Toキャンペーンの中止等を検討するまでには至ってないのではなかろうかと受け止めております。
最後1点ですけれども、「ステージ2」でまだ余裕はある状態だとは思いますが、県民の方に飲食店の利用の注意を呼びかけたりすることで、経済的な影響も懸念されると思いますが、それに対する対策で新たに何か講じたものがあればお聞きしたいのですが。
前回もお話をさせていただきましたけれども、飲酒を伴う飲食店等の利用というのが一番大きな感染要因の1つになっておりますので、先ほど申し上げましたようにマスクの着用でありますとか、三密の回避、大声での会食を控えていただく、食器の共用も回避していただく、そういうことを徹底していただくことによって、感染リスクが大幅に低減できるんではなかろうかと考えているところでありますので、引き続き県民の皆様には、そうした取組の徹底をお願いしたいと考えております。
それでは各社の皆様からお願いしたいと思います。朝日新聞さん
今、一部出た質問と重なりますが、前回の9日の会見で、年末年始を前に帰省について伺った際に、飲酒を伴う機会での感染が多発しているという意味から、帰省そのもの自体の自粛を要請することはないとおっしゃっていたと思います。今の共同さんへのお答えでもその姿勢は変わらないのだと思うのですが、一方で、「ステージ2」の注意報というところに、感染が拡大している業種や地域への訪問自粛要請というような記載もありまして、その整合はどうとればよいのでしょうか。
これは、そういった地域へ訪問されることによって、感染が急速に拡大している、そういった要因になってるかどうかということだろうと考えておりまして、今回の感染者の急速な拡大といいますのは、いわゆる特定の飲食店等でクラスターが発生したことによって感染者が増えてるということでありますので、県外からおいでになられた方々が要因となって感染者が拡大している状況にはないものと受け止めております。
「感染拡大地域への訪問自粛要請」をどう捉えればよいのでしょうか。
元々この目安をお示しした際の、具体の取り組みというのは例示でありまして、その時の感染状況や、感染ルート等をしっかり見ながら総合的に判断していくということで申し上げておりました。今回はその「業種」というところに着目をしておりますけれども、先ほど知事からご説明申し上げましたとおり、「地域」というところについては、今回の高まりという中では特に発見されてないというところでありますので、そこについては、今回は中に入れ込んでいないというものであります。
わかりました。前回の会見の際に、総務省のデータをお出しになって県内の感染状況を比較的落ち着いているとおっしゃいました。1週間でこうなるとは予想は難しかったのではないかと思うのですけれども、今、1週間で52人感染したということを受けて、改めて今、どう受け止められているのかをお聞かせ願えますでしょうか。
今回、先ほど申し上げたように感染者が拡大しているというのは、クラスターの発生によるものと受け止めているところでありまして、それぞれの職場、生活の場での感染防止対策により一層注意をしていただき、具体的な形で対策を実行していただくことによって防げるものと考えているところでありますので、そういった対策をしっかりと呼びかけて実践をしていただけるよう努力していかなければいけないと思っております。
わかりました。予想はできたかもしれない、びっくりしている等、率直なお気持ちのところを伺えないでしょうか。
これは前回も申し上げましたけれども、いわゆる第二波と言われます7月から8月にかけての感染拡大期にも感染経路がわからない感染事例、具体的には県外にお出かけにならない方々が、どこで感染したかわからないような状況で感染確認がなされるという事例が幾つか出てきたところでありまして、そういった事態が一番用心すべき事態であると考えているところでありまして、今回もそういう形で感染経路が具体的に解明されたわけではないのですが、今回、クラスターという形で発生したということについては、これからも十分に関係者の皆様方のご協力をいただきながら、できるだけ早く、そういう状況を補足し、対応策を講じていく必要があるものと考えております。そのためには、やはり健康管理アプリなどをもっと積極的にご活用いただいて、普段から職場の職員の皆様方の健康状況を常に把握していただけるような体制作りというのは、欠かせない条件になってくるんではなかろうかと思っているところであります。
最後1点だけ。県外への帰省と県外からの帰省自体の自粛は求めないということでよろしいでしょうか。
そうです。帰省される場合には、その前の生活から十分感染リスクを避けるように、ご留意をいただき帰省をしていただきたいと考えております。
他にございませんでしょうか。西日本新聞さん。
無料のPCR検査の件で確認です。今回想定をされているのは、今回クラスターが発生したお店の感染者の接触者以外の方も含めて幅広く対象とするという理解で間違いないでしょうか。
そう考えております。
この検査は強制するものではなく、任意で受けるものという理解でよろしいでしょうか。
そうです。できるだけ不安にお感じになっておられる方々には、積極的にご利用いただきたいと思いますし、検査をしていただくと、一定ご安心いただいて、またお仕事に励んでいただけるものと思っているところであります。
任意となってきますと、「ちょっと受けたくない」とか、自分のお店の営業に関係してくるということで、なかなかご協力いただけないお店というのも出てくる可能性があるのではないかと思うんですが、そこに関しては、どのように考えていて、どのような対策等を考えてらっしゃいますか。
まずは幅広い業界の方々を含めて、幅広い方々に周知・了知していただく必要があるものと思っているところであります。どうしても受けたくないとおっしゃる方々を、強制的に検査を受けていただくということは、今の制度ではできない状況にありますので、理解をいただいた上でご協力いただけるように努力していかなければいけないと考えております。そのためには周知・広報に努めますとともに、関係業界のご協力もいただいていけるように努力していきたいと思ってます。
たらればの話で恐縮ですが、もし検査を受けた結果、また新たなクラスターが発生し、営業に支障が出るというようなお店が多発してきた場合、お店に対する支援等は考えていらっしゃるのでしょうか。
今の段階で、クラスターが発生した場合に支援措置を講じるというような制度を準備してお声を掛けているわけではありません。
わかりました。ありがとうございます。
今回、業種を対象とした無料のPCR検査ですけれども、全国的に多く行われている試みなのでしょうか。
私の承知している範囲では、今回、東京や札幌での大規模な感染前には、既に東京の繁華街や札幌の繁華街を対象とした、このような検査を実施していると承知しております。
関連してなんですけれども、検査の事前予約は事業者毎になるのか、、個人での予約になるのかどちらでしょうか。
今は検査の効率性を図るために、事業者毎の受付を想定しております。
対象になる方は、飲食店の従業員さんということですが、クラスター発生地域周辺は従業員以外にも例えば配達でお店にお越しになる方等も多くいらっしゃると思います。その辺の線引きはどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
そこは相談事例を踏まえて個別に対応していきたいと思っております。ただ、今回、従業員としたのは、今回、クラスターで発生してきている方が従業員の方からの確認が多いということで、そこにリスクが多いのではないかということで、従業員を対象ということにしております。
ありがとうございました。
他にございませんでしょうか。日経新聞さん。
同じくPCRに関連ですけれども、今回の無料のPCR検査で仮に陽性だった場合、他の検査と同じような形になるのか、それとも違ったルートになるのかということと、あと先ほど事業者単位ということでしたが、不安だから個人で受けたいという方は、今回の対象からは外れるのでしょうか。この2点お願いします。
この検査は行政検査の一環として位置づけられておりますので、これで陽性になれば、その結果を前提に、今後の濃厚接触者の調査という扱いになります。現状ですと、検査の精度の確認のために複数回検査を実施する場合もありますので、そういった意味で確認検査ということを判断される場合も当然あります。2点目は、単に不安だからというところでの検査の希望ということですが、今回は従業員を対象に、今後の感染拡大を防ぐという目的で広く検査をしておりますので、原則は本人のこういった業種の申し出があれば検査の対象といたしますので、背景に不安だということがあったとしても、それは当然検査の対象になるものと考えています。
個人の申込みでも検査を受け付けるということでしょうか。
受付対象は、今回は対象者が多数になる可能性ありますので、それぞれの飲食店ごとに受付します。例えばこの飲食店では5名が対象として申し込みますということであれば、その飲食店の代表者からお申し込みいただくという段取りを考えています。
従業員の方がしたいなと思っても、飲食店の経営者がやらないと判断すれば受けられないということになるのでしょうか。
そこは今回の趣旨は地域を守るためということですので、そこは個別にご相談して我々としては、なるべく対応できるようにしたいと思っております。
ケースバイケースになる場合もあるということでしょうか。
はい。繰り返しで恐縮ですが、今後、感染拡大防止地域を守るためという目的ですので、あまり制限するというよりは、広く検査をしたいという考え方で対応したいと思っております。
わかりました、ありがとうございます。
私も無料のPCR検査に関する質問です。仮に無料の検査をされて陽性者が出た場合、そこから二次的に接触者や濃厚接触者が発生すると思いますが、その検査も県が負担をするのでしょうか。
その検査は当然、感染症法に基づく濃厚接触者調査になりますから公費負担の対象となります。
すみません、1点補足です。ご質問の中で県が費用を負担するというご指摘がありましたけども、行政検査と位置づける以上、保健所設置市の負担ということになりますので、あくまで市での負担という形になります。ただ、今、ご案内のとおり、市の保健所も相当、手一杯というところもありますので、県が最大バックアップしながらという形で考えております。
今回の無料のPCR検査については限定的に一定期間を置いて県の負担で実施ということですけれども、検査数の公表をされる予定はございますでしょうか。
今回の検証結果につきましては、いずれ集計してしっかりと公表したいと思っております。
私から以上です。ありがとうございました。
接待を伴う飲食店のクラスターが2件とおっしゃられましたが、店舗としては3店舗あります。2つの店舗を1件のクラスターと考える理由というのが何かあるのでしょうか。
これは調査を実施した長崎市の判断になるというふうに理解おりますが、私の理解している範囲ではここの「ForX」と「MOVE」の間では従業員の行き来があったということで、一連のクラスターの事案だということで、これを1つの事案と判断されたものと理解してます。
わかりました。あと障害者福祉サービス事業所でクラスターが起きるというのは、恐らく県内では初めてではないかかと思いますが、障害者福祉サービス事業所を利用されてる方の健康面への対応や、新たに今回クラスターが発生したことで県として何か対策をとっているようなことなどはありますでしょうか。
特にリスクの高いような介護施設や福祉施設に対しては、これまでも集団感染の予防対策をしておりました。今回、この事案を踏まえて、改めて県から各福祉事業所に対して、周知・徹底の連絡をしております。具体的には職員の健康管理や、入所者の新規入所の際にはPCR検査の県の公費助成がありますので、そういったものの積極的な活用、また従業員の健康管理等のための「N-CHAT」の活用ということを、これまでも県の施策として周知をしておりましたが、改めて各福祉事業所の方にも徹底をしております。
それと感染段階のステージの移行の部分で、有識者等の意見も踏まえとありますが、この有識者等は、以前設置した4名の方という理解でよろしいでしょうか。
そのとおりで結構です。
それと移行の判断で1日7人が1週間連続ということで、今回は7人が連続したわけではないですけれども、結果的に52人が感染してるので、7×7=49を上回ったので専門家の意見も踏まえて移行したという理解でよろしいでしょうか。
お答えします。元々、このステージを策定する際に、「ステージ3」の半分程度ということでご説明申し上げておりました。「ステージ3」というのは週に90人というところで、半分に割ると45ということですが、厳格に捉えるというよりは、この規模の半分付近に行った際に総合的に判断していくという形の中で、今回ステージの引き上げを行ったという形です。
わかりました。先ほどから出ているPCR検査の件ですけれども、検査キットを事業者毎に渡して、唾液を採ってもらった上で、改めてPCR検査をする等、現時点で決まってる範囲で、もう少し詳細に教えていただけたらと思います。
今回の検査方法は、唾液検体を考えております。したがいまして検査キットというよりは、検査の唾液を入れる容器を検査対象の人数分お渡しして、それをご自分の店舗等で採っていただく。それをまた受付の場所に戻していただくということを考えています。したがいまして、今やってるようなドライブスルーのようなところで、鼻腔からスワブで採るというようなことは想定しておりませんので、それとは別のところで受付をできるような体制を考えております。
わかりました。コロナ関連で、厚生労働省が年末年始に新型コロナウイルスの影響で仕事や住まいを失う人が増える恐れがあるとして、都道府県などに支援体制を敷くようにという事務連絡をしているという報道があっているのですけれども、長崎県として、これについて既に何か対応されたということはありますでしょうか。
私もその報道内容は承知しております。事務連絡の具体的な内容は、これから精査をいたします。いずれにしても年末年始に生活困窮者の方々への対応を切れ目なくという趣旨かと思いますので、県内も徹底したいと思っております。
これからということですけど、実際、具体的に対応窓口となるのは県ではなく、市町となる可能性が高いということでしょうか。
市町もしくは県でも福祉事務所等を設置しておりますので、そういったところが窓口になると考えております。
わかりました、以上です。
最後のご質問ございませんでしょうか。挙手されたお二人、まずNHKさん。
PCR検査の予算について、幾らぐらいかかる見通しなのか。県から拠出することになるのか、完全に市なのか、そういったところもご説明いただけますでしょうか。
規模については、少し不透明なところもございます。知事から申し上げたように対象店舗というのはある程度把握できておりますが、そこからどれだけ乗ってきていただけるかというところがあります。行政検査はご案内のとおりと思いますが、国が2分の1で保健所設置市が2分の1というスキームでございますので、その中でどれだけ件数が出てくるかというところになろうかと思います。あくまで負担は市という形になると思います。
わかりました、ありがとうございます。
最後、朝日新聞さん。
今の質問と重なるんですが、何人分というところは、まだ不透明というところでしょうか。
今、我々が調整しているところでは、最低1,000件は検査が可能だと思います。あとはご希望に応じて、なるべく対応できるように調整してやりたいと思っています。
受付が16日から19日の4日間ということですけれども、実際に検査を行う最終の期間を区切られるおつもりでしょうか。検査自体をいつしますというのは、言えるようであれば教えていただけますでしょうか。
今、想定してるのは、最初に検体容器を取りに来てもらわなければいけないので、この受付日のその次の日が検査を回す日という形になります。したがいまして、19日に最終受付されたものは20日に検査を回して結果報告ということになります。ただ申込状況によって、多数検査に来た場合については柔軟に考えたいと思っています。
すみません、補足させていただきます。受付について事前予約は19日までですけれども、実際の検体持ち込みの受付につきましては16日から20日までの5日間ということで考えております。
受付に容器を取りに行って、その次の日に容器を提出するような形になるということでしょうか。
そのとおりでございます。詳細は改めてご報告させていただきたいと思います。
ありがとうございました。
手短に2問だけ。クラスター発生地域に勤務する「地域」というのは、繁華街というのは中心部ということですけれども、浜口や住吉も入るのでしょうか。
それともう1点は、予約の受付期間にお店を開けていて、既にお店に来れないというような方もいらっしゃると思うんですけれども、どれぐらいまで対応して、実際に実施をしていただけるのでしょうか。
まず、地域については、今回、クラスターとして発生された飲食店の周囲の地域ということで考えております。ただ、何か特別な事情があり検査を希望されてるというのは、きちんと事情を確認して対応したいと考えております。
2点目のご質問は、もう1回ちょっと趣旨を確認したかったのですけれど、例えば、働いてる時間に被るので検体が採れない場合はどのようにするのかという趣旨でしょうか。
受付期間に県外にいるとか、勤務期間中で予約はできるけれども検体の採取作業をすぐにはできないという人にどのように対応されるのかということです。
そこは、ケースバイケースで柔軟に対応できたらと思っております。我々も繰り返しになって恐縮ですが、感染拡大防止で地域を守るためにやっていますので、あまり否定的なものではなく、柔軟な運用によって対応でできるのであれば、我々もできる範囲で対応していきたいとに思っております。
ありがとうございました。
以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後3時00分から午後3時45分(45分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年12月9日 記者会見
会見内容
感染段階ステージの移行等について
今日はこうした機会をいただき、ありがとうございます。
全国的に、新型コロナウイルス感染症が拡大傾向で推移する中で、今日は、本県の状況をご説明申し上げ、併せて、人の流れが大きく拡大する年末年始を迎えてまいりますことから、改めて県民の皆様方に感染の防止に向けたご協力をお願いしたいと考え、このような機会を頂戴したところであります。
まず、本県での新型コロナウイルス感染症の状況について、簡単にお話をさせていただきます。
お手元に資料を差し上げてあるところでありますが、本県では、令和2年3月14日に初発事例が確認されて以降、同4月17日までに17名の感染者が確認されました。その後は、2カ月半にわたって感染事例が発生しておりませんでしたけれども、7月3日から再度感染が拡大する状況になり、7月に72名、8月に143名、この間4件のクラスターの発生も見られたところであります。8月までの間に232名の感染者が確認されたところでありますが、その後、9月以降は、一定感染状況も落ち着いてきておりまして、9月が6名、10月が7名、11月が27名、12月が本日12月9日までの間に5名、散発的な感染事例が確認されている状況であり、累計277名の感染者が確認されているところであります。
県内の医療体制の状況でありますが、ご承知のとおり、入院医療体制については、本土地区がフェーズ2、離島地域がフェーズ1ということで医療体制を構築しておりますけれども、現在本土地区に8名の方々が入院治療を継続していただいております。重症者の方はいらっしゃいません。中等症・軽症者の方ばかりであります。また、この他に、宿泊療養施設等をご利用いただいている方が4名いらっしゃる状況でありますので、比較的落ち着いているような状況ではなかろうかと考えているところであります。
先に、厚生労働省から発表されました、現在の感染状況、病床確保の状況についてご報告をさせていただきます。
直近1週間の10万人あたりの陽性者数が10万人あたり本県では0.6人ということでありまして、高い方から45番目ということであります。46番目は富山県、47番目は秋田県ということになっているところであります。ちなみに、国の方で、ステージ3「感染者の急増」というステージが設定されておりますが、その際の目安として設けられております10万人あたりの陽性者は15名とされておりますので、まだまだ低い状況にあるものと考えております。
また、総人口における病床確保率は、本県では病床数395床を最大病床数として準備をいたしておりますが、この確保状況を見ますと0.3‰(パーミル)ということでありまして、これも高い方から14位という状況で医療体制を確保しております。
それから、最大確保病床に対する占有率、いわゆる病床の逼迫度合いを表す数値でありますが、本県では2.5%という状況であります。高い方から44位というところに位置しているところでありまして、国のステージ3の目安として設定されております指標が25%ということでありますので、これも低位にとどまっているという状況ではなかろうかと受け止めております。現在の全国の最大確保病床に対する占有率でありますけれども、平均が28.9%という状況にございます。
続いて、県内の初発事例の状況についてお話をさせていただきます。
先ほどのページでご覧いただきましたとおり、9月以降本県では45件の感染事例が確認されているところでありますが、濃厚接触者・接触者を除きますと、初発事例は32例ございます。その感染経路を調査したところによりますと、県外に由来すると考えられるもの、具体的には、県外に出張されて同僚や友人の方々と飲食を伴う会食を共にされたような事例によって14人、44%の感染事例が確認されております。また、県民の皆様方が旅行等で県外にお出かけになられ、友人の方々と一緒に県外の方々と会食をされたということが感染要因になっているのではないかと推定されるような事例が11名、34%ということになっております。県外から帰省された方について感染が確認された事例が1人、3%、そして、県外からいらっしゃった方々との会食、飲食を共にされたことが感染要因になったと推定される事例が、2人、6%ということになっております。したがいまして、県外との何らかの関わりをお持ちの中で感染が発生したと推定される割合が28人、87%という状況で、比較的、県内に感染が拡大し、蔓延しているような状況にはないものと受け止めているところであります。
一方で、県外にお出かけになったことがないような方々の感染経路がわからないという形で、4名の感染者が確認されております。したがって、県内は安全だろうということで安心されることなく、引き続きマスクの着用・手指消毒・3密を避けていただく、換気を励行していただく、そういった新たな生活様式の実践にぜひ今後ともご協力をいただくようお願いを申し上げたいと存じております。
県外由来の事例が87%と申し上げました。先ほども少し触れさせていただきましたけれども、具体的な行動歴をお聞きしてみると、県外の方々、同僚の方々、職場の方々、友人の方々と、お酒を伴う会食をされた方々が非常に多いということ。また、その際にはマスクをつけておられなかったということ。中には、1つの店舗に留まらず、複数の店舗を利用された方、長時間にわたって飲食をされたような事例が非常に多いというような状況であります。したがいまして、そういった状況を踏まえて、改めて、県から県民の皆様方にお願いをさせていただきたいと考えているところであります。
県外に出張、あるいは旅行をされる方々へのお願いでございます。感染拡大地域にお出かけいただいた際には、県外の方々との飲酒を伴う会食は極力お控えいただきたいというお願いであります。そして、また、そういった地域からお戻りになった方々は、自らの健康管理に十分ご留意いただいた上で、感染リスクが高まる5つの場面を回避するなど、慎重な行動を心がけていただきたいというお願いであります。感染リスクが高まる5つの場面というのはどういう場面かということでありますが、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会の提言でも示されております。感染リスクが高まる5つの場面ということで整理されておりますが、1つ目は「飲酒を伴う懇親会等」、2つ目は「大人数や長時間におよぶ飲食」、3つ目は「マスクなしでの会話」、4つ目は「狭い空間での共同生活」、5つ目は「居場所の切り替わり」、こういった場面に接すると感染のリスクが高まっていくと言われておりますので、県外からお帰りいただいた方々は、ぜひそういった場面においては特に感染防止対策を徹底していただき、自分が原因となって新たな感染者を発生させるようなことがないようにご協力をお願いしたいということであります。
続きまして、いよいよ年末年始を迎えてまいります。人の流れ、様々なイベントが増える時期になってまいりますので、県民の皆様方に改めてお願いしたいと思います。帰省をされる方々も数多くいらっしゃるものと考えておりますが、「帰省を計画されるにあたっては、2週間程度前から、感染リスクが高い行動を避けるなど、感染防止対策をぜひ徹底していただきたい」というお願いであります。
そして、「帰省やUターン、初詣などの分散化にご協力をお願いしたい」ということであります。これは、帰省に伴って人の動きが増えてまいりますので、常に密集状態になってくるものと考えているところであります。できるだけ、これを分散化させることによって、リスクを減らしていただきたいというお願いであります。
それから、もう一つは、年末年始にあたって、忘年会や新年会等、会食の機会が増えるものと考えております。会食をされるにあたっては、4点にご注意いただきたいというお願いであります。1つ目は「テーブルの分散化や座席の間隔を空けていただく等の工夫をお願いしたい」ということであります。2つ目は「乾杯時から、席の移動や密着、大声での会話を避けていただきたい」というお願い。3つ目は「お酌、返杯、箸やコップ、お皿などの食器類の共有はぜひ避けていただきたい」ということ。そして、4つ目は「飲食時以外の会話をされる時にはぜひマスクを着用していただきたい」という、この4点に注意して、忘年会、新年会、場合によっては同窓会なども計画されるかと思いますけれども、そういった取組をいただく中で、感染リスクを減らしていただきたいと考えているところであります。
続いて、事業者の皆様方に対するお願いであります。年末、年始は、先ほども申し上げたように、人の流れが大きく拡大してまいりますので、密集状態になってまいります。したがって、できるだけ行動の分散化を図りたいと考えているところでありまして、そういった意味で「各職員の皆様方の休暇取得促進にご協力をいただきたい」というお願いをさせていただいております。
なお、私ども県庁の方でも、年末、年始に際しては、年休の取得促進を図り、人の流れの分散化を図っていきたいと考えております。具体的には、12月28日から1月8日まで平日が6日間ございますけれども、そういった時期に年休を取得していただくよう協力を呼びかけていきたいと考えておりますし、そして、仕事納め、仕事始め式についても行事を一部見直し、日程の変更などを検討しているところであります。
それから、2点目でございますけれども、特に、先ほどから申し上げておりますように、飲食の機会が増えてまいりますので、「飲食事業者の皆様方におかれましては、特に、適切な換気、パーティションの設置、そして、料理を取り分けていただくなどの工夫をお願いしたい」ということであります。
3点目は季節性インフルエンザとの同時流行も懸念されるところでありますので「これまで以上に、職員の皆様方、従業員の皆様方の健康管理にご留意をいただきたい」というお願いであります。これまでもご紹介をさせていただいてまいりましたけれども、健康管理アプリ、これは県のホームページにもこういったQRコードを準備しております。無料でご利用いただけますので、ぜひ登録を呼びかけて、促進していただきたいというお願いです。また、国の推奨であります接触確認アプリ「COCOA」、これもここにご紹介しておりますように、こういったアプリを活用していただくことによって、この感染のリスクを少しでも下げていただき、あるいは、健康管理になお一層のご協力をいただきたいということであります。
そして、もう1点、これは、年末を迎えますと発熱患者が増えてくる、これは、インフルエンザとコロナ感染症、判別がなかなかつきにくい状況であります。受診していただく上にあたっての手順をこれまでと変えているところであります。発熱などの症状がある方は、直接医療機関を訪問して受診されるのではなく、まずは、電話で相談をしていただきたいということ。かかりつけ医がおありの方は、かかりつけ医に電話で相談をしていただきたいと思います。かかりつけ医がないという方々、あるいは、休日、夜間等に医療機関を探しておられる方々、こういった方々は、長崎県に受診・相談センターを設けております。これは、土日祝日を含む24時間体制で相談をお受けする体制をつくっておりますので、ぜひこちらにご相談いただいて、診療を対応できる医療機関の紹介を受けた上で、診療・受診していただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。連絡先は記載のとおりでありますので、ぜひ、直接医療機関を訪問されるのではなくて、まずは電話相談からということで、ご協力をいただきますようお願いを申し上げます。
次に、誹謗中傷対策であります。ぜひ、これからまた年末年始、感染が拡大する懸念も多分に想定されるところであります。差別や誹謗中傷は、厳にこれを謹んでいただきますようお願いを申し上げる次第であります。こういった誹謗中傷等を受けた方々におかれては、県の相談窓口も設けておりますので、ぜひこちらの方にご相談いただければ、県の方でもお手伝いをさせていただきたいと考えているところであります。
以上、簡単で、大変雑駁(ざっぱく)な説明となりましたけれども、こういった点について、県民の皆様方、そして、各事業者の皆様方のご協力をいただきながら、何としてもこの新型コロナウイルスの感染拡大を乗り切っていかなければいけないと考えているところでありますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
私からのお願いは以上でございます。あとは、よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社からご質問をお願いします。
3点質問があります。
まず、長崎県庁での年末年始の仕事納め式・仕事始め式の取組について少し言及がありましたけれども、もう少し具体的に内容を教えてください。
2点目、今回も要望項目がかなり多岐に渡りますが、知事として一番呼びかけたい項目はどれになりますでしょうか。
3点目、仮にこれらのことが守れなかった場合、知事として、県内で起こると危惧している事態というのは、どのようなことを想定されていますでしょうか。よろしくお願いします。
仕事納めの関係でありますけれども、例年ですと28日に仕事納め式がありまして、4日から開始という形にしておりますが、今年の28日は月曜日でありますので、それを繰り上げるような形で、25日金曜日に仕事納めのような節目の形にしたいと思っております。年始の方は、逆に、今年は4日から始まりますので、そこを1週間後、3連休の後、12日を一つ節目としまして、先ほど知事から申し上げましたとおり、その間のところで平日が6日間ございますので、ここで年休の取得を図っていくという形で考えています。
今、言われた節目というのは、25日と12日に、仕事納め式、始め式を行うということでしょうか。
式という形では考えておりませんが、例年、節目としてやっていることをやるという形です。
ありがとうございます。
2点目は、端的に何を呼びかけたいのかというお話だろうと思いますけれども、申し上げましたように、感染経路をたどってみますと、一番多いのは、やはり飲酒を伴う会食の場に最も注意をしていただきたいと思っているところであります。お酒が入りますとどうしても場が賑わってまいりますので、密接・密集になりやすいという状況でもありますので、ぜひ節度を守って楽しんでいただきたいというお願いが第一であります。年末年始、様々なイベントが増える時期でもありますので、若い方々も、飲食を共にされる機会が増えていくものと考えているところでありますので、節度あるご対応、感染防止対策の徹底にご協力をいただきたいという願いが第一であります。
3点目の守れないときにどうなるかということでありますが、冒頭申し上げましたように、7月から8月にかけて感染者が増加した時期がありました。まだ感染経路が十分追えている状況であれば、感染拡大防止に向けた具体的な対応も可能になってまいりますけれども、8月に入りますと、クラスターが発生したりする中で、感染経路が全くわからない、感染された方も自分がどこで感染したのかわからないというような事例が増えてまいりました。私も、全国的に感染が拡大する中で一番用心しなければいけない状況はそういうことだと思っているところであります。したがいまして、感染事例が発生する都度、どういったところが感染要因になるのか、できるだけ詳しくお話をお聞かせいただくようにという話もしているところでありますが、今のところ、先ほどご説明申し上げたように、ほとんど感染経路が追いかけられているという状況でありますので、今のような状況であれば、比較的、安心できるような状況で年末を迎えることができるのではなかろうかと思っているところであります。ただ、引き続き気を引き締めて、この感染症と向き合っていかなければいけないと考えているところであります。
それでは、各社の皆さんからご質問をお願いします。
今、初発の事例に関しては、県外に出たことがある等、何らかの県外というキーワードがあるものが多いとおっしゃっていましたけれども、初発ではなく、濃厚接触者・接触者として感染が発覚したケースというのは、家族間が多いのか、同僚が多いのか、何か傾向があれば教えていただけないでしょうか。
私からお答えさせていただきます。家族間、また、中には同じ仕事の場を通じての感染というのが確認されております。非常に数が少ないので、傾向と言えるほど数がないので、はっきり言えませんが、特徴的なことは特にございません。全国的に同じような、家族内とか、あるいは、濃厚接触者の場合に、濃厚接触者として感染が見られたという状況でございます。
今回は、外に出るときの注意ということが多いとは思うんですけれども、改めて、家庭内で気をつけてほしいことがあれば、あわせて教えてください。
家庭の中で、いろいろ家庭の生活もありますので、ずっとマスクをし続けるという対策は非常に難しいと思います。ですから、家の中では、重症化した場合のリスクが高いような高齢者の方や、基礎疾患をお持ちの方がいらっしゃる場合は、特に十分注意して健康管理に努めていただきたい。また、先ほど発表した内容とちょっと重なるんですけれども、例えば、感染が拡大した地域からお戻りになった際にはよく注意して、もし体調が少し通常と違うことがあれば、速やかに、かかりつけ医に事前に電話をした上で相談する。早目に確認されるのが、非常に感染拡大を防止する上で重要だと考えています。
2点伺います。年末年始の、県外への帰省を含む移動を自粛することまで呼びかけられなかった理由をお尋ねしたいというのがまず1点と、知事がご自身で、例えば、初詣でをいつにされる、飲酒をしないようにされる等、ご自身でお気をつけになられるようなことがあれば、可能な範囲で教えていただければと思います。
県外へお出かけいただくことについて自粛を求めるというところまでは考えていないところであります。先ほど、初発事例でお話をさせていただいたように、ほとんどが、飲酒を伴う会食の場で感染につながったような事例が非常に多いということでありますので、そういった点にご留意をいただき、あるいは、国の方で明らかにしていただいております旅のエチケットなども参考にして、感染防止に向けてご協力をいただければ、安全にご旅行もいただけるんではなかろうかと考えているところであります。
それから、私自らが留意をしていること、あるいはこれから注意しなければいけないと考えているところでありますが、私も非常に会食の機会が多くなります。やはり、BCP上の問題もありますので、例えば、知事・副知事が同時に同じ席に、同席をするというようなことがないようにしていきたいと思いますし、私自身も、できるだけご挨拶をさせていただいて、短時間のうちに失礼をさせていただくというようなことを心がけていかなければいけないと思っているところであります。
初詣はいかがでしょうか。
今のところ、どうするかは具体的に検討しておりませんけれども、密集状態であれば控えるか、あるいは、人影が少ないようなところを選んで初詣をさせていただくようなことも検討していかなければいけないと思っております。
県民に対する呼びかけで、帰省に際してのお願いというのは、長崎から県外の方に帰省する方、もしくは、県外から長崎に帰省する方、どちらを想定されているのでしょうか。
帰省に際してというのをお書きしていますのは、他県から長崎県にお越しいただく場合に、2週間程度前から十分に健康管理にご留意をいただきたいということであります。当然ながら、本県から他県に帰省される場合も、同様の点についてご留意をいただければありがたいと思っております。
わかりました。その次の、帰省やUターン、初詣の分散化とありますが、帰省や初詣の分散化といった場合に、例えば、初詣だと、元日に家族5人で行くのを、元日の他に4日、5日に行くとか、もしくは、2人とか3人に分かれていく等、いろいろなパターンがあると思います。帰省・初詣の分散化というのを、もう少し具体的に教えてください。
今年の年末年始は、29日から1月3日までということで、年末年始休暇が非常に短いという特長があると思っておりまして、その年末年始休暇を利用されて、全国一斉に人が動き始めるということになると、過密な状況になることも想定されるわけでありますので、少し早くから休暇をおとりいただいて、土日を活用していただくと、26日ぐらいから、例えば、帰省を計画していただく。また、Uターンされる際も、1月8日ぐらいまでの間の休暇を有効に活用していただくということになると、Uターンにあたってのピークの分散化もできるのではなかろうかと考えているところであります。
初詣は、どこにどれだけの人出が予想されるかということでありましょうし、三が日に初詣をされるという方も非常に多いのではなかろうかと思いますけれども、できれば、それも、松の内をできるだけ分散しながら初詣をしていただくというような工夫も、ご検討いただければと考えているところであります。
わかりました。年末年始の、県の年休の取得の推進で、12月28日から1月8日までの間に平日が6日間あり、この間の年休の取得を図っていくということですが、これは、6日間全て取得ということではなく、その6日間で3日取得したり、2日取得したりという理解でよろしいでしょうか。
少し運用的なことになりますけれども、6日間あるうちの3日以上の勧奨という形で考えております。
3日以上取得するように勧めているという理解でよろしいですか。
そうです。
わかりました。今回の話と多少絡むと思いますが、「Go Toトラベル」について、いろいろな意見があります。停止すべきであるとか、もしくは経済を回すために必要ではないか等、いろいろな意見がありますが、知事自身は、「Go Toトラベル」を政府は来年6月まで延長を決めましたけれども、これについてはどのように受け止めていらっしゃるのでしょうか。
これまでの経過は、ご承知のとおり、6月に入って、全国に先んじて、まずは県民の皆様方に県内の観光地に足を伸ばして、魅力再発見をしていただこうということで、キャンペーンを実施いたしました。その後、全国からの誘客を含めて、促進キャンペーンを実施して、恐らく6月から7月の宿泊施設稼働率は、全国で一番高いような状況であったと記憶をいたしております。そして、また、今回の45例の感染事例を見てみましても、「Go Toキャンペーン」をご利用いただいたというお話は、1件だけそういった話を確認できたところでありますけれども、そういうことから考えると、比較的安全に、お客様をお迎えできているんではなかろうかと考えているところであります。ただ、お出かけいただく方向での「Go Toキャンペーン」の活用もあるでしょうから、そういった点については、やはり、先ほどから申し上げているように、感染予防対策を十分にとりながら、ご旅行をいただければと考えているところであります。
わかりました。最後に1点。一時、コロナウイルスの関係で、誹謗中傷がかなり問題になり、報道でもかなり報じられたときがありましたけれども、県の専門の相談窓口を、8月の終わりか9月の頭ぐらいから設置されていると思うんですけれども、その後、これまでに何件ぐらいの相談が寄せられて、どのような内容かということがある程度わかれば教えていただけないでしょうか。
12月8日現在でありますけれども、19件の相談という形でございます。主な内容としましては、インターネット上での誹謗中傷や、デマの情報の投稿、あるいは、近隣の方からの誹謗中傷、あとは、感染者・濃厚接触者ではない方について職場から自宅待機要請や、過度な行動制限があったとかいうことを把握しております。
例えば、判断が難しいとは思うのですが、人権侵害につながるような極端なケースなどは、現時点ではまだ起きていないというような感じでしょうか。
そこは、すみません、長崎労働局との関係もありますので、申しわけありません、担当課の方でお答えさせていただきたいと思います。
人権侵害と申しますか、誹謗中傷を受けたという相談があった場合、職場関係であれば、長崎労働局に対応をお願いするというようなことをやっております。人権侵害かどうかということについては、県の方では明確に判断できませんので、そういったご相談については、適切なところに対応をお願いしているところでございます。
他ございませんでしょうか。最後に知事から発言がございます。
ただいま、ご報告・ご協力のお願いをさせていただきましたけれども、これまでのところ、感染状況も、全国的に低位で推移しているところでありまして、これも、まさに県民の皆様方、各事業者の皆様方が高い意識を持って感染予防に取り組んでいただいた、その成果の現れであると思っておりまして、改めて心からお礼を申し上げたいと存じます。そして、また、この間、県内で感染者が発生して以来、県民の皆様方の命と健康を守るため、大変厳しい環境の中で懸命な努力を重ねていただいております医療関係の皆様方、そして、また、高齢者や障害をお持ちの方々に対する継続的な介護や、福祉サービスを提供してきていただいた福祉関係の皆様方に、改めて心から経緯を表しますとともに、深く感謝を申し上げたいと存じております。皆様方のお力添えを賜りながら、県民の皆様方が安心して、この年末年始をお過ごしいただけるよう、私どもも、行政の立場から全力で取り組んでまいりたいと考えているところであります。引き続き、県民の皆様方におかれましては、ご協力を賜りますよう、心からお願いを申し上げる次第であります。本日は本当にありがとうございました。
それでは、以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後3時30分から午後4時33分(63分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年11月12日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について(1)
冒頭、2件、ご報告とお願いをさせていただきたいと思います。
まず、第1点目は、新型コロナウイルス感染症についてでありますが、この感染症については、去る7月3日に18例目の感染者が確認されて以降、昨日11月11日公表分まで、249件の感染者が確認されたところであります。配付させていただいております資料のとおり、9月以降は、9月が6人、10月が7人、11月は昨日時点で4人にとどまっており、クラスター等の発生も見られないことから、一定落ち着いているものと受け止めております。
なお、感染段階対応の目安につきましては、ステージを判断するための主な指標を見てみますと、病床占有率は入院患者が4名で1.8%、また、1週間の新規報告数は3名という状況であり、現在は、5段階のステージのうち最も低い「ステージ1」となっているところであります。
全国的には、今月に入り、およそ2カ月半ぶりに、1日当たりの感染者が1,000人を超えるなど、徐々に増加している状況にあります。また、これから寒くなるにつれ、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行も懸念されるところであります。インフルエンザの流行期には、新型コロナウイルス感染者と判別が困難な発熱等の症状を訴える患者が増加し、検査や医療の需要が急増することが見込まれますことから、これまでの検査体制・診療体制を大きく見直し、11月から新たな体制に移行したところであります。
これまでは、まず、保健所に設置した帰国者・接触者相談センターにご相談をいただき、専門外来を設置している医療機関等で診療、検査を受けていただいておりましたが、11月からは、まずはかかりつけ医など身近な医療機関に電話でご相談いただく、あるいは、かかりつけ医がない方など、相談する医療機関に迷っておられる方々は、県が新たに設置しました「受診・相談センター」にご相談いただく体制に見直すことといたしました。現在、専用の診察室を設置するなど、感染防止対策をとった上で、診療・検査を行う医療機関を「診療・検査医療機関」として指定を進めているところであり、11月10日までに、離島を含めて県内全ての医療圏に246の医療機関を指定したところであります。
今後は、発熱等の症状がある方は、まずは、かかりつけ医等に、電話でご相談いただき、かかりつけ医が、県が指定させていただきました「診療・検査医療機関」であれば、そのかかりつけ医を受診していただき、かかりつけ医が指定医療機関でない場合は、かかりつけ医から最寄りの指定医療機関を紹介してもらうこととしております。また、「受診・相談センター」にお電話いただいた場合も、最寄りの指定医療機関をご案内する体制を構築しているところであります。
県といたしましては、今後もより多くの医療機関に、この「診療・検査医療機関」として指定を受けていただくよう県医師会等と連携して調整を進め、発熱等の症状がある方が、地域で安心して診療・検査を受けていただくことができる体制を構築してまいりたいと考えております。
さて、今年も余すところ2カ月を切りました。年末年始を迎えるに当たり、新型コロナウイルス感染症に関する注意喚起について、全国自治会からメッセージを発信させていただきました。
これから会食の機会も多くなることと思いますが、その際は、席の間隔を広くとっていただいたり、斜め向かいに座ったり、飲食する際は回し飲みをしたりしないなど、感染リスクを下げる工夫を行いながら、楽しく会食をいただければと考えております。
また、年末年始に向けて帰省や旅行などの計画を立てておられる方もいらっしゃると思いますが、人の移動が集中する時期をずらすことなどもご検討いただければと考えております。各事業者の皆様におかれましても、従業員の皆様の休暇の分散取得などについて、積極的にご検討いただければありがたいと考えております。
なお、これまでの感染事例を分析いたしますと、県外からの持ち込み事例が多く、特に、20歳代の社会人の方に感染が多くなっている傾向が見られます。一方で、Go Toトラベルで来県された方から新型コロナウイルスへの感染が確認された方々は極めて少ない状況であり、またそこからの広がりも見られないところであります。これからの時期、出張や旅行などで県外へお出かけになる機会も増えるかもしれませんが、その際には、国が示しております「新しい旅のエチケット」などにご留意いただくなど、感染のリスクを下げるための取組・実践をお願いしたいと存じます。
また、毎回お願いをさせていただいているところでありますが、新型コロナウイルス感染症を早期に発見し、クラスター発生を防止するため、県では各企業等の皆様方に対して、健康管理アプリ、「N-CHAT」を無償で提供しているところであります。現在、各企業や団体から97件、介護施設から121法人501事業所、障害者施設から22法人53事業所でご活用いただいております。従業員の皆様方や施設等の利用者の方々の体調の変化をデータ化することで、全体の傾向を把握することが可能となってまいりますので、感染の広がりを早期に発見し、クラスターを防止する手段となります。ぜひ多くの事業者の皆様方にご利用をいただき、お役立ていただきたいと思っております。
併せて、厚生労働省が推奨しております接触確認アプリ「COCOA」は、感染の可能性をいち早く知ることができますので、これについても積極的にご活用をお願い申し上げます。
県といたしましては、引き続き新型コロナウイルス感染症の拡大防止にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。繰り返しになりますが、県民の皆様方におかれては、マスクの着用・手指消毒・人と人の距離を開けるといった「新しい生活様式」の実践を引き続き徹底していただき、これから年末年始にかけて帰省や旅行で長崎に来られる方々を温かくお迎えいただきたいと願っているところであります。
お歳暮における県産品愛用について
もう1点お願いをさせていただきます。お歳暮における県産品の愛用についてでございます。
県においては、毎年6月と11月を「県産品愛用運動推進月間」として設定をし、県産品愛用運動を展開するとともに、ふるさと産品の普及啓発に力を注いでいるところであります。12月も目前となり、そろそろお歳暮の時期となってまいりました。大切な方々へお歳暮を贈る機会がございましたら、ぜひ長崎県産品をお選びいただきますようお願いいたします。
長崎駅前・県営ターミナルビル2階にあります「長崎県物産館」では、全国の方々への贈り物として、魅力ある長崎県産品を集めた冬のギフトコーナーを設置し、12月24日まで、「県産品お歳暮セール」を開催しております。お越しいただけない方は、物産館までお問い合わせをいただきますと、ギフトカタログをお届けしたいと思います。
また、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、落ち込んだ県産品の消費を回復・拡大してまいりますため、10月16日からキャンペーン対象サイトで県産品をご購入いただきますと、商品代2割引きと送料無料となる「長崎よかもんキャンペーン第2弾」も合わせて実施いたしております。ぜひこの機会に、長崎で生まれ育ったすばらしい県産品の数々を、大切な方々への贈り物として、あるいはまた、ご家庭におきましても積極的にご利用いただきますようお願いを申し上げる次第であります。
以上、2点、お願い、そして、ご報告をさせていただいたところであります。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、まず幹事社さんからご質問をお願いします。
航空機関連産業について(1)
それから、航空機産業の立地に伴って、その波及効果を高めるためにどういう取組を進めていくのかというお尋ねであります。ご承知のとおり、航空機関連産業は、次なる基幹産業としての可能性が高い分野であると考えているところでありまして、これまで、航空機関連産業クラスター推進協議会等を立ち上げ、地場企業を初め、様々な分野の関係機関の皆様方にもご参画いただいて、関連産業の誘致・集積を進めて、サプライチェーンの構築を目指していきたいと考えてきたところであります。そういった中で、県内の各企業におかれても、このクラスター協議会に参加される中で、具体的な技術認証の取得、技術力を高めるための取組に積極的なご対応をいただいているところであり、既に10社を超える中小企業の皆様方が、これまで造船関連産業で培った高い金属加工技術を生かして航空機産業に参入を希望されているところであります。県としては、こうした県内企業の皆様方と、三菱重工航空エンジン長崎工場との新たな取引につながるようなマッチング支援などに力を注いでいきたいと考えております。また、新たに航空機産業に参入したいという希望をお持ちの地場企業の方々もいらっしゃいますので、さらに参入が進むように、各企業のそれぞれの段階に応じた支援策の充実に力を注いでいく必要があるものと考えており、関連産業の誘致・集積を進めて、サプライチェーンの構築強化を図っていきたいと考えているところであります。
Go To トラベルキャンペーンについて
それから、Go Toトラベルとのスタンスについてのお尋ねであります。確かに、冬場を前にして、全国的に新型コロナウイルスの感染が再度拡大傾向で推移しているところでありますが、先ほども申し上げましたように、これまでの感染事例等を検証しておりますけれども、Go Toトラベル等で県内においでいただいた皆様方の感染事例というのは極めて少ない状況であります。したがいまして、これまでもお願いをしてまいりましたけれども、そういった方々と接触の機会も出てくる可能性もありますので、県民の皆様方には、やはり「新たな生活様式」の実践をぜひ継続してお願いしたいと思いますし、また、受入の各事業者の皆様方には、それぞれの分野におけるガイドラインの順守に向けて、引き続きご尽力をいただきたいと考えているところであります。
まだ、現段階では、本県においては、拡大傾向は見られないところでありますけれども、今後急激に増加するというような状況であり、また、その主たる大きな要因がこのGo Toトラベルにあるということになれば、その段階で、具体的な対応策を検討していく必要があるものと考えているところであります。
核兵器禁止条約について(1)
質問が二つあります。まず、一つ目が、核兵器禁止条約についてです。来年1月の発効が決まる中、日本政府も署名するよう求める活動が、被爆者や支援者を中心に行われています。こうした現状に対する長崎県の立場やお考えを聞かせてください。
もう一つは、本県の基幹産業についてです。三菱重工は、ジェット旅客機事業について大幅な縮小を行い、事実上の凍結だとも一部では報道されています。こうした中で、県内では、今月、航空エンジンの新工場でオープニングセレモニーが開かれました。県として、航空機産業と三菱重工を取り巻く状況の分析をどのように行っているのか、航空エンジンの今後の展望や期待について、知事のお考えを聞かせてください。
また、関連して、三菱重工は、洋上風車工場を、香焼などを候補地に、国内で設立する方針だと発表されています。県として把握している内容と、期待について聞かせてください。
まず、核兵器禁止条約についてのお尋ねでありました。核兵器の開発・使用・威嚇等を全面的に禁止した初めての国際条約となりますこの核兵器禁止条約が多くの国に批准されたことは、被爆者の方々を初め、多くの関係の皆様方の努力が実を結んだ結果であると、改めて、この間のご尽力に心から敬意を表したいと存じます。しかしながら、これまでも申し上げてまいりましたけれども、本条約には、核兵器保有国が署名・批准しておらず、国際法上のルールとして、批准していない国には発効後の条約の効力が及ばないということが課題とされているところであり、核兵器保有国と非保有国との間の溝が深まるということも懸念材料となっているところであります。こうした状況を踏まえて、日本政府は、この両者の溝を埋めるための橋渡し役として積極的にリーダーシップを発揮していくとの姿勢を示されているところであります。本県としては、国に対して、唯一の戦争被爆国として、核兵器保有国と非保有国とを結ぶ橋渡し役として指導的な役割を担っていただき、核兵器廃絶という最終的な目標の達成に向けて、これからもさらにご尽力をいただきたいとお願いを申し上げる次第であります。これまでもそうした要請を重ねてまいりましたけれども、一日も早く核兵器のない世界の実現に向けて、ご対応をお願いしたいと考えているところであります。
航空機関連産業について(2)
それから、航空機産業と三菱重工を取り巻く状況をどのように把握しているかとのお尋ねであります。三菱重工におかれては、これまでの稼ぎ頭でありました火力発電などのパワー部門において、世界的に脱炭素に向かう流れにあり、事業環境の不透明さが増しているものと考えております。加えて、コロナ禍により、主力の航空機事業が苦境に直面しているところであり、スペースジェット開発費が抑制されるなど、足元は大変厳しい状況にあるものと受け止めているところであります。一方、また、世界的な競争の激化から、長年にわたり本県経済を支えてきた造船業も低迷が続いているところでありまして、三菱重工とされても、長崎造船所で培った技術や人材などのリソースを活用した成長産業の構築が課題であったものと伺っております。
こうした中、今般、コロナ禍にあっても、比較的堅調で、今後成長が期待される事業として、三菱重工航空エンジンの長崎工場を立ち上げていただきました。航空機関連産業については、全般的には新型コロナウイルス感染症の影響により、航空事業の回復は相当の時間がかかるとされるなど、厳しい状況にあるものと考えておりますけれども、この長崎工場は、各国の国内線を初めとした、世界中の短距離エンジンの部品を製造する拠点でありまして、航空機の中でも、需要は先んじて回復してきているというお話を聞いております。三菱重工航空エンジンの島内社長からも、コロナ禍ではありますけれども、生産計画について大きな影響を受けているものではないといったお話もお伺いしたところであります。
県では、次なる基幹産業の一つとして、この航空機関連産業の育成に取り組んでいるところであり、こうした中で、核となる拠点施設が本県に誕生したということは、関連産業の成長にとって大きな弾みになるものと、期待を寄せているところであります。
洋上風車工場について
それから、洋上風車の件についてお尋ねがありました。実は、国内に、洋上風車メーカーが存在していないという状況については認識しているところでありますが、国内における工場建設等の可能性について、三菱重工さんが記者会見された以上のことは、現段階で承知していないところであります。去る10月29日に、三菱重工さんとヴェスタス社のプレスリリースがなされてところでありますが、それによると、「三菱重工の協力のもとで、日本の市場規模の拡大とコスト競争力が許せば、ヴェスタス社が日本での生産の確立を図る」とされております。また、三菱重工の細見常務の記者会見でも、「工場建設先はまだ絞り込んでいない」とされた上で、「巨大構造物のため、更地でなく、既存工場が対象となるのではないか」と述べておられる状況にあります。最エネ海域利用法の施行に伴いまして、洋上風力発電の市場の拡大も期待されているところであり、本県では、これまで国内外の需要を取り込むために、このサプライチェーンの構築、専門人材の育成に力を注いできたところでありますが、国内初のこうした洋上風車メーカーが、立地の可能性があるということであれば、私どもにとって待望のアンカー企業の創設にもつながってまいりますことから、今後の動きを重大な関心を持って注視していきたいと考えているところであります。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いしたいと思います。
核兵器禁止条約について(2)
核兵器禁止条約に関連してお尋ねします。政府は、条約の締約国会議に開催に関して、被爆地での開催に否定的な考え方を示していますが、知事としては、締約国会議の開催についてどのように考えていらっしゃるのか教えてください。
それと、もう1点。冒頭、新型コロナの関連で、年末年始の分散休暇について検討を呼びかけられました。県としては、どのように分散休暇について取り組んでいこうと考えていらっしゃるか教えてください。
核兵器禁止条約の締約国会議を被爆地で開催してはどうかというお考えがあるのは、私も承知しているところでありますが、これに関して、菅総理は必ずしも賛同された状況ではないものと受け止めているところであります。私は、先ほども申し上げましたけれども、この核兵器禁止条約というのは、これはこれで非常に意味があるものであると考えております。開発・保有・威嚇、全てのことをしないという国々が集う形での条約締結がなされて、批准がなされてきたわけであります。ただ一方で、現実的な課題として、NPTの枠組みの中で、順次核兵器の縮減に取り組む立場もあったわけでありまして、やはり核兵器保有国と、この核兵器禁止条約に参加、批准をされた国々との溝が深まっているというような観測もまた見られるわけで、最終的には、これは、両者が融合して、一つのところに合意を得て参加していくということがやはり核兵器のない世界を実現するためには必要不可欠であると思っておりまして、そのために、やはり唯一の戦争被爆国として、日本は主導的な役割を担っていくとされておりますので、その立場は非常に重要なものであると認識をいたしております。したがって、国のお立場として、これからの活動を進められる際に、どういった軸足のもとで活動された方が一番動きやすいのか、そういった点についてはやはり国にお任せする以外にないのではなかろうかと、私は受け止めているところであります。
年末年始の分散休暇取得について
それから、年末年始の、例えば、休暇取得の分散化等についてであります。私ども、県庁・県の関係機関においても、年末年始をどう対応していくのかというのは、内部で検討中の段階です。専門家会議のご意見等もあったところでありまして、できるだけそういった方向に沿って調整を進めていく必要があるものと考えているところであります。年末年始の前に一定の方針をお示しできるように、調整を進めてまいりたいと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
3点お尋ねします。まず、新幹線についてです。国交省とJR九州との三者協議の開催について、その時期の目処と、県の考えをお伺いしたいです。
次に、石木ダムについてです。土地の明け渡し期限からもうすぐ1年が経ちます。今後、県としてどのように地権者と話し合いを進めていきたいと考えているのか。
最後に、IRについてです。事業者の公募の時期をいつから開始する予定でしょうか。
まず、九州新幹線の件で、三者協議の開催の時期、それに対する県の考え方ということであります。実は、国土交通省から、本県とも協議をしたいというお話は伺っているところでありますが、具体的な協議の時期や方法、内容などについては、まだお話が聞けていない状況であります。現在、国土交通省は、佐賀県との間で協議が進められているところでありますけれども、議論を前に進めたいとのお考えから、JR九州、あるいは長崎県とも様々な課題について協議をしたいというご趣旨のご提案ではなかろうかと受け止めているところでありまして、私ども長崎県としても、協議が前に進むことになればありがたいと思っているところであり、積極的に参加をさせていただきたいと考えているところであります。
石木ダム建設事業について(1)
それから、石木ダムの件でありますが、ご承知のとおり、話し合いの機会をいただきたいということで、面談の際にもそういったお話を申し上げましたし、また、土木部長からも、現地の反対地権者の皆様方にもお願いをさせていただいているところでありますが、やはり事業を白紙に戻さないと話し合えないというような状況でありまして、県としても、8割を超える地権者の皆様方にご同意をいただき、事業の促進についての要請をいただいている中で、これを白紙に戻してということはなかなか難しいことであると受け止めているところであります。ただ、いずれにいたしましても、相当の期間が経過している状況でありまして、引き続き、柔軟に話し合いの機会をお願いできるように、繰り返し相談をさせていただきたいと考えているところであります。
特定複合観光施設(IR)について
それから、IRの公募に向けたスケジュール等についてのお尋ねでありました。国においては、ご承知のとおり、基本方針(案)等について、去る10月9日から11月7日にかけて、パブリックコメントを実施されたところでありまして、恐らく年内には基本方針の策定・公表がなされるのではなかろうかと考えているところではあります。県の方では、現在、この国の基本方針(案)の修正内容等を踏まえて、並行するような形で、県の実施方針(案)の修正作業を進めているところであります。引き続き、県としても、この実施方針(案)のパブリックコメントを実施する必要があるのかどうか、検討を進める必要があると考えておりますが、併せて、佐世保市並びに公安委員会との法定協議の手続も必要になってまいります。こういった手続を経ながら、最終的には来年夏ごろの事業者選定に向けたスケジュールをこれから検討していきたいと考えているところであり、その詳細については現段階で取りまとめていないという状況であります。
石木ダム建設事業について(2)
ありがとうございます。石木ダムについてですけれども、話し合いというのはこれまでもずっと求められてこられていて、それが実現できていないという現状だと思いますが、理解をもとに促進していくために、話し合い以外の、これまでとは違ったアプローチでの理解の促進というのは考えていらっしゃいますか。
他にどんな方法がありますでしょうか。方法があれば、あらゆる手法について検討させていただきたいと思っております。
例えば、第三者を含めた話し合いとか、直接話し合うのが難しければ、別の人を介して話し合うとかはできるかなとは、個人的に思うのですけれども。
第三者を含めた話し合いといいますのは、例えば、これまでの事業認定申請後の一連の手続。これはいわゆる第三者機関を間に置いて、事業の公益性・必要性について、両者の立場から意見等の聴取をいただいたところでありますし、また、この間、第三者の方々に中に入っていただいて、反対地権者と私も直接話し合いの場を設けたこともございました。しかしながら、なかなかご理解をいただくまでには至らなかった経緯もあるわけでありますので、もっと地権者の方々のご参加がいただけるような機会の可能性があるか、ないか、本当に貴重なご提案をいただきましたので、検討してみたいと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線について、三者協議というのがある一方で、佐賀県の山口知事は、新たな提案があれば、JR九州や長崎県とも会うというような趣旨の発言をされていますが、三者協議によらないところで、長崎県として独自に佐賀県側にアプローチするということは考えていらっしゃらないでしょうか。
これまでも申し上げてまいりましたように、直接、知事と、腹蔵なく意見交換をして、具体的な課題認識を共有しながら、今後の解決に向けた一つの提案等もできないだろうかということで、会談のお願いをさせていただいてきたところでありますが、これまでにそうした機会をいただくことができなかったわけであります。その際には、新たな提案があればお聞きするけれども、これまでと同じような話であれば、そういった機会は設けられないというご趣旨だったと考えているところでありますが、実は先月末に九州地方知事会議が開催されまして、直接お話しする機会をいただきまして、両県に共通する様々な課題が存在しております。これは、いわゆる諫早湾干拓事業等を含めて、この新幹線問題もそうでありますし、そういったことに話が及びまして、そうであれば、この新幹線の問題についても、並行在来線の扱いでありますとか、あるいは、地域振興の問題、ルートの問題等含めて、いわゆる課題整理を行うような機会を設けてはどうだろうかという提案をさせていただきました。それに対しては、山口知事は、検討しますということで、お別れしているところでありますが、実はその後、新幹線の整備についての、どのような点を課題としてお考えになっておられるのかということを再度お聞かせいただきたいということで、部長間協議の場を設けたところであります。その際には、地方負担についてどのように考えられるのか、あるいは、在来線のあり方についてどうだろうか、地域振興ルート等についてご意見があればということで、それぞれの課題についてお話をお聞かせいただいたところでありますが、これまで、佐賀県議会等でご発言されている内容以上の具体的なお話はお伺いできなかったという報告をもらっているところであります。したがいまして、まだその段階では、知事と私とのやり取りについては恐らくご承知なかったものと考えておりますので、その後の状況については再度ご意向をご確認しながら、改めて、対談の機会、面談の機会をいただけるように努力していきたいと考えているところであります。
これまで九州地方知事会議のときにお話をされたのは、立ち話程度であったのか、部屋を設けて実際会われたのか、どのような感じで会われたのですか。
全くゆったりした時間取れませんでしたので、たまたま座る席が隣同士でありました。佐賀県知事から、諫早湾干拓事業の開門よろしくという話がありまして、私の方からも様々な地域振興、これまでも一緒に取り組んでいこうといった事業などもあったのですが、それが中断を余儀なくされているという状況もありますので、そういった点なども含めて、共通するような課題等について、新幹線の先ほど申し上げた課題等についても、課題整理を行うような機会が設けられないかというご提案をさせていただいたところであります。
そうしますと、これまで、新たな提案がなければ会わないということで、なかなか電話もできないし、会うこともできないという状況が続いたと思うのですが、山口知事と、多少なりとも、新幹線についてお話をされたのは、いつ以来でしょうか。ご記憶がもしあれば教えてください。
前回の九州地方知事会議以来ぐらいでしょうか、会議は春と秋に開催されますので。
なるほど。その時以来ということになるのでしょうかね。部長級協議とはいつごろあったのでしょうか。
11月5日に面談したものと聞いております。
それは、長崎県が佐賀県に出向いて、佐賀県で国交省と協議をされている地域交流部の南里部長と、長崎県の地域振興部の部長がお会いされて話をされたということでしょうか。
そうです。
具体的な課題整理をしようということで、何かもう少し具体的なお話をされたというのがもしあればお聞かせください。
論点、お尋ねしたい点について、こちらの方で取りまとめて、ご意見をお伺いしたという状況でありまして、その内容は、地方負担について、在来線について、その他いわゆるアセスルートの件でありますとか、これまでの投資効果等についてどのように受け止めておられるか、地域振興の課題についてどのようなご認識をお持ちであるのか、そういった点について意見交換を行ったと聞いております。
それについては、これまで、例えば、佐賀県議会で、山口知事や南里部長が答弁されている以上のものは特段なかったというようなお話だったということでしょうか。
そのように報告を受けております。
知事としては、今後、部長間協議もそうでしょうけれども、知事としても、山口知事に対して、引き続き面談を求めていきたいということでよろしかったでしょうか。
そう考えております。
わかりました。新幹線について、もう1点。昨日、与党のプロジェクトチームが開かれ、北陸新幹線について延伸の開業が1年半遅れるということと、工事の遅延が理由となり建設費が2,880億円程度膨らむというような報告がありましたけれども、西九州ルートへの影響としまして、現在既に大半の工事が終わっている長崎〜武雄温泉間については、特段あまり影響はないだろうということですが、今後の未着工区間の新鳥栖〜武雄温泉間の財源論議でありますとか、その整備についての議論について、何か影響が出るという指摘もあるようですが、それについて、知事はどのようにお考えでしょうか。
北陸新幹線の開業遅れについて、詳細は承知しておりません。他線区のことでもありますので、私からのコメントはなかなか難しい状況にあります。それから、九州新幹線西九州ルートについての工期延長、あるいは増額といったお話については、ご承知のとおり、令和4年秋ごろ開業する旨のご発表をいただいたばかりでありまして、予定どおり開業していただけるものと受け止めているところであります。事業費の増額等についても、現時点で関係機関からそういった話はお伺いしておりません。それから、これが、新鳥栖〜武雄温泉間の話に影響するのか、そこはまだちょっと私の段階でも読めない状況にあります。
大村市民病院の感染症指定医療機関辞退について
すみません、あと2点ほど。コロナの関係で、大村の市民病院で、専門医が退職するが、新たな専門医を確保できないということで、指定医療機関の辞退届を県に提出されたという報道があっています。指定医療機関の解除は来年の9月末ということですけれども、それまで、いわゆる専門医が大村市民病院にいないということによる実務面や、地域の影響についてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。
確かに、感染症指定医療機関の辞退届が提出され、その理由として、感染症患者の対応の中心となって取り組んでいただいた医師が退職されたということであるというお話は聞いたところであり、専門的なお立場の医師がいらっしゃらない。ただ、内科医の方々は複数おいでになりますので、どのような症状等の感染者の方々への対応が可能であるのか、恐らく重度等となるとなかなか難しい面があるのかもしれませんけれども、そういった重篤患者等の対応については、長崎大学病院であるとか、あるいは他の感染症指定医療機関での対応を含めて検討をしていく必要があるものと考えているところであります。
クルーズ船の受入体制について
わかりました。最後に1点。コスタ・アトランチカの集団感染の検証報告書に、クルーズ船の受入連絡協議会を立ち上げるということが盛り込まれていたと思うのですが、立ち上げる目処やメンバーについては、現状どのような感じになっているんでしょうか。
はい、この受入連絡協議会の立ち上げについて、報告書の中で触れていたと思いますけれども、これは、クルーズ船の乗客乗員の健康情報などを関係者で共有し、事案が発生した場合に、連携して対応するための組織として、そういった組織化の必要性に触れていたところでありますが、そういった組織に当たるものとして、「感染症対応連絡調整会議」を去る10月28日に立ち上げたという状況であります。この連絡調整会議には、出入国在留管理局、検疫所、運輸支局などの国の機関、そして、県警を含む県の機関、保健所や消防局などの市の機関、大学病院、クルーズ船の運航会社や船舶代理店など、クルーズ船の受け入れに関わる幅広い関係の機関の皆様方にご参加をいただき、第1回目の会議では、このクルーズ船に関する情報の共有や、関係者の連携の必要性について確認をしたところであります。今後は、さらに継続して、このクルーズの再開に対応した訓練の実施でありますとか、緊急時の対応計画など、この会議を継続しながら、安全にクルーズ船を受け入れるための体制整備に取り組んでいかなければいけないと考えているところであります。
それでは、最後の質問をお願いしたいと思います。ございませんでしょうか。
石木ダム建設事業について(3)
石木ダムについて伺いたいのですけれども、県として、今年度中に本体工事に着手するということで、予算措置もしていると思うのですけれども、様々な状況はあるのでしょうけれども、本体工事に踏み切るタイミングの大きな基準と、もし踏み切る場合、予算措置はしていることなので、何も言わずにやることもできると思うんですけれども、地元の方も反対する中で、事前に地元に知らせてやろうとしているのか、普通にやろうとしているのか、知事の考えをお伺いします。
本体工事については、関係予算は計上しているところでありますけれども、これから付替県道工事の進捗状況などを総合的に考慮しながら、年度内には着手したいと考えているところであります。その際、どういった手順を踏んでいくかということまでは、現段階では考えておりません。これから検討をしたいと思っております。
本体工事に着手する場合、こういう状況が整えばしたいと知事の中で考えているイメージというか、なかなか今の状況がまだ地元の方が反対する中で動いていない状況だと思うのですけれども、ここはこういうふうに変わればやりたいとか、もしくは、反対があまりに多ければ来年度以降の執行も考えていらっしゃるとか、もしお考えがあれば教えてください。
最も願っておりますのは、静穏な状況で、これはもう既に取得済みの用地内の工事になりますので、粛々と事業着手させていただきたいと願っているところであります。
それでは、以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後1時30分から午後2時33分(63分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年10月7日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について
まず、私から、新型コロナウイルスの件についてお話をさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症につきましては、去る9月30日、県内では17日ぶりに佐世保市において2名の感染者が発生いたしました。9月の4連休などによって感染者の拡大も懸念されたところでありますが、9月以降の新規感染者数は、この2名を含めて6名に留まっているところであり、クラスターの発生等も見られず、一定、落ち着いているものと考えております。
なお、去る9月8日にお示しいたしました、「感染段階対応の目安」について、ステージを判断するための主な指標について見てみますと、病床占有率は入院患者数が1名であり、0.4%となっております。また、1週間の新規感染者報告者数は2名という状況であり、現在は、5段階のステージのうち、最も低い「ステージ1」に該当するものと考えております。
しかしながら、10月からは、「Go Toトラベル」に東京発着分が追加となることに加えて、「Go Toイート」、「Go Toイベント」など、新しいキャンペーンも順次始まってまいりますことから、県内においても、新たな人の流れが生まれることとなってまいります。一方、また、これから冬にかけて、新型コロナウイルス感染症と季節性のインフルエンザの同時流行も懸念されているところであります。そういった状況を踏まえ、県といたしましては、引き続き、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に、しっかりと取り組んでまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方におかれましては、マスクの着用、手指消毒、人と人との距離の確保など、「新しい生活様式」の実践を引き続き徹底していただきますよう、お願いを申し上げます。
なお、この新型コロナウイルス感染症の感染者を早期に発見し、クラスター発生を防止するため、県では、企業や社会福祉施設などに対して、健康管理アプリ「N-CHAT」を無償提供しているところであります。従業員の皆様方や施設利用者の方々の体調の変化をデータ化することで、全体の傾向を把握することが可能となってまいりますので、感染の広がりを早期に発見する手段となります。ぜひ多くの事業者の皆様方にご利用をいただき、お役立ていただきたいと願っているところであります。
併せて、厚生労働省が推奨しておられます、接触確認アプリ「COCOA」でありますが、感染の可能性をいち早く知ることができますので、スマートフォンをお持ちの皆様方におかれましては、積極的にこのアプリをインストールしていただき、ご活用をいただきますよう、お願いを申し上げます。
次に、新型コロナウイルス感染症に関する誹謗中傷等の問題でありますが、去る8月26日に開設いたしました新型コロナウイルス感染症に関連する専門の人権相談窓口につきましては、10月6日現在で12件の相談をお寄せいただいております。その主な相談内容としては、「インターネット上での誹謗中傷やデマ情報の投稿」、「感染者や濃厚接触者ではない方への職場からの自宅待機要請や過度な行動制限」などがあります。県民の皆様へ重ねてのお願いでありますが、新型コロナウイルスに関連した誹謗中傷や偏見、あるいは差別等は厳に慎んでいただきますよう、引き続きご協力をお願い申し上げたいと存じます。
次に、今回の議会でもお示しをいたしましたけれども、『クルーズ船「コスタ・アトランチカ号」における新型コロナウイルス感染症クラスター発生事案検証報告書』を取りまとめましたので、ご報告をさせていただきます。
このコスタ・アトランチカ号が長崎港を出港して以来、クルーズ船内で発生した新型コロナウイルス感染症の集団感染における一連の対応を教訓として、今後のクルーズ船の受け入れに活かしてまいりますために、県及び長崎市で検証作業を進めてまいりました。検証にあたっては、本事案に対応をいただいた関係者からご意見をいただきますとともに、外部有識者を含めた検証評価委員会を設置し、評価をいただいた上で素案を作成し、一昨日閉会いたしました県議会に報告させていただき、最終報告書として取りまとめたところであります。
この報告書においては、国に対して、クルーズ船における大規模な集団感染への対応に主体的に関わっていただけるような体制を構築していただきたいということをお願いするほか、船内の感染管理体制などに応じた、船の受け入れに係る運用指針の作成、あるいは、官民で新たな組織を設置し、情報共有を図ることなどをその内容に盛り込んでいるところであります。報告書作成にあたっては、国からもご意見等を頂戴したところでありますけれども、改めて、今後、国に内容を報告するとともに、県が行うべき取組を速やかに進め、安全・安心なクルーズ船の受け入れに活かしてまいりたいと考えているところであります。
この検証報告書の取りまとめにあたり、検証評価委員会の委員の皆様をはじめ、課題や対策についてご意見をいただいた各関係の皆様方に心からお礼を申し上げる次第であります。
私からは以上でございます。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
クルーズ船について(1)
それでは、まず幹事社の方からご質問をお願いします。
『クルーズ船「コスタ・アトランチカ号」における新型コロナウイルス感染症クラスター発生事案検証報告書』についてです。国に対して、主体的に関わって欲しいところは、具体的には、どのようなことを想定して関わって欲しいとしているのかを教えてください。
今回の一連の対応に当たっても、国の関係省庁から専門家をご派遣いただき、様々なご指導、ご助言をいただいてきたところであります。これは、感染症の専門的なお立場から、船内での感染拡大防止、あるいは、市中への感染拡大をどう防ぐのか、医療提供体制に過大な負荷を与えることがないような体制をどう進めていくのか、一定収束に近づいてまいりますと、関係国に対する帰国を進めていかなければなりませんけれども、こういったことについても国家間の連絡調整、そして、特に、各国において、陰性の証明手続がそれぞれ異なっているといった点、あるいは、帰国の途につかれる際に当たっての人の搬送等様々な課題が生じるわけでありますけれども、やはりそういった面で、国のお立場から積極的に各国との調整を図っていただくような事項、あるいは、より広域的な観点に立って、専門家の派遣、指導をいただくような内容等も含まれておりますので、どうしても一地方だけでの対応ではなかなか難しい課題があると改めて認識をしたところであります。国におかれても、クルーズ事業という、これからも発展の可能性がある分野にどう向き合っていくのか検討がなされているところでありますので、そういった動きの中で、本県の意見もしっかりと申し上げ、ご協力をいただきたいと考えているところであります。
今後のクルーズ船の受け入れについてです。知事としては、観光面を含めて、クルーズ船の受け入れにどのような考えをお持ちか、受け入れるとなった場合、コロナの収束など、どのような段階になれば受け入れができるのか所感を教えてください。
国においては、こういったクルーズ事業に対応していくため、まずは、国内クルーズから段階的に拡大していく必要があるのではないかと。そういった中で、クルーズ船内での健康管理体制のあり方、あるいは、万が一感染者が発生した場合にどのような措置を講じていくのか、そういった面から検討がなされているというお話を聞いているところであります。したがいまして、順次、試験的な国内クルーズの再開から、課題の検証等を進め、最終的にはやはりこれからの大きな市場として期待できる国際クルーズにどう向き合っていくかという課題になってまいりますけれども、やはりこのクルーズ船の問題、国際的なクルーズ船の受け入れに当たっては、まだまだ国際的なルールが確立されるまでには至っていないと受け止めているところでありますので、船籍国、あるいはクルーズ会社、船の所有国、受入国、受け入れのための自治体、それぞれの立場がありますので、それぞれの立場に応じた役割分担をどう考えていくのか、一番大きな課題になってまいりますのは、万が一船内で感染者が発生し、クラスター化するといった場合に、どういった受け入れ体制、調整、支援体制を講じていけばいいのか、そういった点については、いま少し検討を深めていく必要があるものと考えているところでありまして、そういった体制づくりを進める。そして、また、特に県といたしましては、港湾管理者の立場として、どういう形で、安心していただけるような形でクルーズ船を受け入れていくことができるかということが大きな課題となってまいりますので、関係条例の制定の可能性等含めて、これから検討を進めていく必要があるものと考えているところであります。できるだけ早くそういった受け入れ体制を整えた上で、そして、また、これは、県だけの対応で、安全・安心な体制づくりを十分行うということは難しい状況でありますので、国の関係機関、あるいは民間の方々とも、一連の体制づくりにご協力をいただき、情報を共有し、指針を策定したり、訓練を行ったりという必要も出てくるものと考えておりますので、順次、一連の対応策を、これから積極的に進めていかなければいけないと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
新幹線の西九州ルートについてです。昨日、自民党の佐賀県連が、国交省に要望書を提出されていますが、このような動きについての知事の受け止めと、今後の国交省と佐賀県との協議について把握されていることがあれば、内容を教えてください。
佐賀県と国土交通省の間では、今後の整備のあり方について協議の場が持たれているところでありますけれども、先般、国から、5つの整備方式に対応できるような環境影響評価調査の提案がなされて、これについては、山口佐賀県知事がお断りになられたという話を聞いておりますが、その後も、佐賀県議会等において積極的なご議論があったということをお聞きしているところであります。また、先般は、佐賀県議会としても、国土交通省と積極的な協議を進めるようにという決議がなされたというお話を聞いているところでありまして、こういった中で、積極的な議論がなされているということは極めて意義深いことであろうと考えているところであります。そういった中で、佐賀県議会としても、国土交通省との協議を積極的に進めるようにという方針をお示しになっておられるということでありますので、精力的な調整が進められ、一つの方向性が早期に得られるよう、願っているところであります。
クルーズ船について(2)
知事のクルーズ船のお話から数点お伺いします。検証報告書の中には、港湾管理条例の改正の検討と、緊急時対応計画の策定ということが記載されていますが、条例を改正するとなった場合、いつの定例会に改正案を提出したいと考えられているのかというのが1点と、この緊急時対応計画については、いつまで、どのくらいまでに策定をしたいと考えられているのか、まず、この2点からお伺いします。
できるだけ早く受け入れ体制を整備していくことが必要になってくるものと思っておりますが、港湾管理条例の中で、港湾管理者として、寄港の受け入れを決定する際の仕組みが、国における検討課題と関連が出てくるかどうかということに留意が必要ではなかろうかと思っております。港湾課はその辺については、何か特別に目安を考えていますか。
できるだけ早くということで、今、考えております。
一定、国の動向等も踏まえた上で、規定の整備等を進めてまいりたいと考えております。それから、幅広く関係者間で集まって課題を共有し、一つの取り扱い指針として取りまとめていくというのは非常に大事なことであろうと思っております。したがいまして、この点も、国、関係機関との情報の共有化といった面も出てまいります。したがって、現場サイドでのそういった会を立ち上げるということは、できるだけ早く進めていけるものと、こう考えておりますけれども、最終的な形で、指針の取りまとめも国における指針に影響するような項目が、どのようなものが出てくるのか、そういった動きを見極めていく必要があるのではなかろうかと考えております。
わかりました。民間クルーズ事業者の判断や、国の動向など予測がなかなか難しいのかもしれないですが、国内クルーズと国際クルーズはいつごろ再開するのかの見通しについては全く立っていないような状況でしょうか。
国内クルーズは、近々、始められる可能性があるのではなかろかと考えています。ただ国際クルーズ船については、まだまだ新型コロナウイルス感染症の動向を十分踏まえた上で、お客様にいかに安心していただけるか、また、我々受け入れサイドとしても、県民の皆様方にいかに安心していただく環境をつくっていくのかというのは非常に重要になってくると考えておりますので、いま少し時間がかかるのではなかろうかと考えています。
国内クルーズについては、「近々始められる可能性があるのではなかろうか」というのは、9月の中頃、国交省の方が指針を出したような記憶があるのですが、そういった動向等を踏まえてご判断されているということでしょうか。
そうですね、具体的な話はまだ聞いておりませんけれども、そういった検討が進められているということは、段階的に国内クルーズを着手していこうと目されておられるものと受け止めております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
わかりました。続きまして、新幹線についてお尋ねです。自民党の佐賀県連が、与党PT(プロジェクトチーム)の細田座長に要望した際に、細田座長が記者団のぶら下がり取材に対し、新鳥栖〜武雄温泉の整備方式について、12月の政府予算の決定までに方向性を見出したいという旨の発言をされています。一方で、国交省はこれまで佐賀県との協議をする中で、環境アセスを実施しながら、その中で整備方式については腰を据えてしっかり議論していきましょうということだったと思います。細田座長の発言は、国交省のこれまでの方針とちょっと変わってきているのかなという印象を個人的に受けたのですが、その細田座長の発言について知事はどのように受け止められておられるのでしょうか。
どういう経過でもってそのようなご発言になったのかは、私も承知しておりませんけれども、一定、今、この西九州ルートが置かれている環境というのは、これまでも申し上げてきたとおり、未整備区間を抱えております北陸新幹線、そしてまた九州新幹線西九州ルートは、令和5年度の新規着工を目指していこうとしているわけでありますけれども、その前の手続として、環境影響評価調査が必要となってくる。来年度の予算決着までには考え方を一定整理したいというお考えのもと、ご発言をなさったのではなかろうかと推測しておりますけれども、詳細には承知しておりません。
重ねて、知事としては、今回の細田座長の発言が報道のとおりであるならば、比較的早い段階で、整備方式がフル規格に固まるということであるならば、それは歓迎すべきという理解でよろしいでしょうか。
そうです。
石木ダム建設事業について(1)
わかりました。石木ダムの建設計画の件でお尋ねしたいんですけれども、現在付替道路の工事現場に住民の方々が座り込みをされておられまして、私物の撤去が現在課題に挙がっていると思いますが、8月までの工期が10月末まで2カ月間延長され、10月に入りました。現状、まだ私物はそのまま現場に置かれていると思うのですが、今後その私物について、工事を今月に終わらせるとすれば、今、お願いベースで撤去をするようにお願いされていると思うんですけれども、今後は、法に基づいた撤去なども視野に入れているということなのでしょうか。
現在、事業に反対されている方々のテーブル、椅子などが工事現場内に持ち込まれて工事の支障になっているような状況であり、早期に撤去していただけるように、要請を重ねているところでありますが、これをどういう形で撤去していただくのか、撤去させていただくのか、これまだ具体的に手続をどうとっていくのかということについては、一定の結論が得られているような状況ではありません。できるだけ現場で大きな混乱を来すことがないように対応していかなければいけないと考えているところであります。できる工事箇所から着手をしていくなどの方法が講じられないのかといった点も含めて、検討をしていく必要があるのではなかろうかと考えております。
Go To トラベルキャンペーンについて
最後に、先ほど知事も冒頭触れられましたけれども、10月から「Go Toトラベル」に東京が追加され、つい先日、東京から、愛知、長崎、佐賀と、「Go Toトラベル」を利用して来られた方が、恐らく東京で感染して、九州に来られたという報道がされています。今後、そういうことも増えてくる可能性もあるかと思うのですが、例えば、東京が追加されたことで、県として、感染対策について、何らかの対応を既にされたのか、もしくは、今後新たにそれについてされる予定であるのか教えてください。
「Go Toトラベル」については、これまでも東京都以外の圏域の皆様方にお出かけいただいているわけであります。最初は、感染事例が相当拡大していくのではないかというご心配をいただいていた向きもありますけれども、散発的に疑わしい事例が出ておりますけれども、大きなクラスターの発生等につながってきた事例はございません。対象地域が東京に拡大することによって、一定、来県していただくお客様の数は増えていくものと考えております。それに伴ってリスクも生じてくるものと思っておりますけれども、これまでたび重ねて受け入れていただいております観光関連事業者の皆様方、これは特に、ガイドラインに基づく対応策の徹底を繰り返しお願い申し上げ、現場確認などもさせていただいてきたところ、大きな感染拡大の要因となるには至っていないと受け止めているところであります。したがいまして、東京からお越しになられるということになると、一定、観光客が増加していくものと期待をいたしているところでありますが、引き続き、各事業者の皆様方に万全の対応をもってお迎えいただき、感染拡大の防止にご協力をいただければ十分対応できるものと今の段階では考えているところであります。
わかりました。幹事社からは以上です。
十八親和銀行の発足について
それでは、各社の皆様からご質問をお願いしたいと思います。
NHKから3点質問させていただきます。まず1点目は、10月1日、新銀行「十八親和銀行」が誕生されました。セレモニーの場でも、知事に所感を述べていただいたかと思いますが、改めて、新銀行に期待することなどあれば、教えていただけますでしょうか。
このたび、親和、十八、両銀行におかれては、経営体制を強化され、住民生活、あるいは地域経済を引き続きサポートしていく役割を担っていただくということで、合併という経営判断をなされたところであります。それに伴って、新たな銀行が誕生をしたところでありますけれども、今後とも、地域にとってなくてはならない銀行として、長年にわたって培ってこられたノウハウ、豊かな人材、そして、また、グループとしての総合力を生かしていただき、地域の活性化のために一層のご貢献をいただきたいと、期待を寄せているところであります。特に、今日、新型コロナウイルス感染症の拡大ということもあって、大変厳しい経済状況に直面しているところでありますけれども、これから経営環境が変化する中で、どういった分野に新たな成長の可能性を見出していただくのか、そういった意味で、各企業の皆様方を引き続きしっかりとサポートしていただければありがたいと考えているところであります。新たな事業創業、起業、あるいは新たな事業の承継、さらには海外に向けた市場開拓、新分野におけるビジネスチャンスの拡大など、積極的に指導、支援していただけるものと、期待を寄せているところであります。
菅新総裁就任について
ありがとうございます。2点目です。菅新総裁が就任されてしばらく経ちました。デジタル庁の創設や、行革への取組など進められていますが、長崎県として、中村知事として期待されていることがあれば、お聞かせいただけますでしょうか。
新総裁が誕生してまだ間もない状況にありますけれども、まずは新型コロナウイルス感染症対策を重点的に取り組みたいというお考えを示されておりますし、これとまた経済の再生に向けた様々な支援策、そして、また、規制改革でありますとか、デジタル改革、そういった分野についても、積極的な方針をお示しになっておられるところであります。また、各国首脳とも電話会談などをされて、精力的な活動を再開されたものと考えておりまして、様々な課題が山積する中で、これまで以上にリーダーシップを発揮していただき、国の発展のためにご活躍いただけるものと、ご期待を申し上げております。
核兵器禁止条約について
ありがとうございます。最後に3点目は、核兵器禁止条約に関することです。今月にも、発効に必要な50カ国の批准に達するかという報道もありますが、発効に対する期待や、知事のお考えをお聞かせください。
この核兵器禁止条約は、2017年7月に、核兵器のない世界の実現に向けた新たな枠組みとして国連で採択されたものであります。県内においても、被爆者を始めとする関係の皆様方が、全ての国に対してこの条約の批准を求める国際署名活動に取り組んでこられたところであります。そうした中、批准まで残り4カ国という状況になっているものとお聞きしているところでありますが、ただ、本条約で最大の課題といいますと、やはり核保有国が署名、批准していないということでありまして、我が国においても懸念されておりますように、核保有国に発効後の条約の効力が及ばないということが課題となり、核保有国と非保有国との間の溝が深まりつつあるという受け止め方もなされているところであります。したがいまして、そういった状況を受け、日本国としても、この両者の溝を埋めるために、積極的にリーダーシップを発揮していきたいという姿勢を示されているところであり、引き続き、国においては、そうした役割をしっかり担っていただき、一日も早く、核兵器のない世界の実現に取り組んでいただきたいと願っているところであります。
災害時における実名公表について
質問が2点あります。1点目が、災害時の死者、行方不明者の実名発表に関する質問です。政府の方は、死者、行方不明者の氏名公表に関して規定は設けていません。公表については各自治体に判断が委ねられているところです。7月の九州豪雨では、九州内で亡くなった77人のうち、長崎県の2人を除いては全員実名でした。熊本県では65人お亡くなりになられましたけれども、全員の遺族から同意が取れたとして、全員の実名を発表していますけれども、知事として、災害時の死者の氏名公表について、どのようにお考えでしょうか。
亡くなられた方々等を含めて、原則、公表させていただくという考え方で臨んできているところでありますが、ご遺族の皆様方が反対される場合、あるいは、住民基本台帳の閲覧制限があるなどの場合等については、これはやはり控えていく必要もあるものと考えているところでありまして、公表に当たっての一つの基準、実名公表によってどのような利益が得られるのか、あるいは、公表によって侵害される被災者、あるいは家族の方々の名誉やプライバシー、そういったものを個々、具体的に、事案ごとに検討し、判断をしていく必要があるものと考えているところでありますが、今回の災害によって亡くなられた方々、今回の事例においては、家族の皆様方が強く反対されたという事情があり、公表を控えさせていただいているところであります。その点については、ご理解をいただければと思っているところであります。
押印等見直しについて
2点目が、政府の方で進めている行政改革の件で、脱ハンコという動きがあります。今日、政府が規制改革推進会議の会合を開いて、菅首相が、全省庁の行政手続を対象に、押印の廃止や、書面対面主義の見直しに向けた方針を速やかに策定するよう指示をしています。わかる範囲で、長崎県における脱ハンコについて、現状、今後の方針、考え方については、どのようにお考えでしょうか。
一連の手続のスピードアップ、デジタル化への対応等を考える場合に、脱ハンコというのは、有力な選択肢の一つではなかろうかと考えているところであります。現状としての進捗状況は、担当所属より後ほど報告をさせていただきますが、今はまだまだハンコの世界である可能性が多分にあるんではなかろうかと考えているところであります。様々な決裁文書でありますとか、情報共有のための文書、これは、一度閲覧したというチェックのためにもハンコを押したりする場合がありますので、これからの仕事の進め方を改革していく際にどう対応していくのか、しっかり検討を進める必要があるものと思っております。
クルーズ船について(3)
クルーズ船の関係でお尋ねです。報告書で、検討事項として上げられている港湾管理条例の改正は、国内クルーズの対応に当たっても必要な措置とお考えでしょうか。
国内クルーズの場合には、特にありますか。
国の安全対策の部分との整合を見ながら、国内クルーズについても感染症を考えなくてはいけないという部分が出る可能性があるのかどうかを判断していかなければならないと思っております。
国内クルーズですから、比較的クルーズ期間も短いものになると思いますし、クルーズ船内で感染事例が発生した際には、基本的には、出港地等での対応等も念頭に入れておられるところでありますので、そのときどきの状況にもよりけりなのだろうと思いますけれども、直ちにこの条例改正を行って、審査のあり方を変更すべきだというところまでは、今のところないのではなかろうと考えています。
ありがとうございます。もう1点ですが、その条例改正によって対応する以外の方法というのは、現時点でまだあるとお考えでしょうか。
クルーズ船が港に入ってくるときの、感染者が多数いる際に、入港を拒む法律等がございませんので、それ以外の方法としては、今のところ考えきれないところでございます。
したがって、条例を改正せざるを得ないということです。
わかりました。もし具体的に、どのような改正をというのが、知事の中でお考えがありましたら、お聞かせいただきたいのですが。
やはり船内の感染状況、あるいは健康管理の取組の状況、そういった情報が全くない状況の中でクルーズ船を受け入れていくということに関しては、大型クルーズ船になると、数千名の乗員、乗客が寄港し、長崎にお越しになられるわけでありますので、地域の医療体制の負荷も相当大きくなってくる可能性があるものと考えておりますし、現実問題として、一地域だけで対応できる能力があるのか、ないのか、そういった問題も考えなければいけないと思っているところでありますので、そういった場合に、総合的に判断をして、受け入れをお断りさせていただくという選択肢も残しておく必要があるものと思っております。
次期長崎県総合計画について
総合計画について1点と、あとは、産業活性化について2点ほどお伺いします。よろしくお願いします。
まず総合計画についてです。先般、総合計画の素案を公開されましたが、かなり目立つところにキャッチフレーズを策定されるということが出ていました。長崎県を取材していると、本当に100年に1度の変革の年だなと感じているんですけれども、ただ、この現状をほとんどの方が点でしかとらえておらず、線や面としてとらえている方はほとんどいらっしゃらないし、市民や県民の方に伺っても、現状、変わっていく、前向きになりつつあるということをとらえていられる方はほとんどいないと思うので、非常にキャッチフレーズというのは大事だと思っています。大体キャッチフレーズを策定するとなると、リクルート、電通、博報堂、あるいは有名なデザイナーに丸投げして、終わったり、安直に、県民や市民に公募して、お茶で濁すような形のものが多いのですけれども、どういったレベルのキャッチフレーズを考えておられるのかということをまずお尋ねします。
新たな総合計画の策定作業を進めているわけでありますけれども、この総合計画の中には、長崎が、様々な、大小のプロジェクトが進められており、大きく変わっていく時期を迎えている、そういった内容についても盛り込むこととしているところであります。この総合計画にキャッチフレーズをつけようかと考えておりますのは、長崎県総合計画、これは県の総合計画であることに変わりないんでありますが、旗印は、県が、行政がお示しをするわけでありますけれども、その実現のためには、幅広い県民の皆様方、お一人お一人の積極的な参画が必要不可欠でありまして、一緒になって取り組んでいただかないと、目標達成は期待できない状況であります。したがって、県民の皆様方も積極的に県政に参画をしていただき、一緒になって、この総合計画を達成して、よりよい長崎県をつくっていこうというような気持ちを共有できるような形で、キャッチフレーズなども検討したらどうだろうかと考えてきたところであります。今日まで、次の世代を担う高校生の皆様方、あるいは大学生の方々、有識者の方々による懇話会などの機会を通して、様々なご意見、ご提案等もいただいているところであります。したがって、今、専門事業者に対する委託などは考えておりませんで、既に数多くのご提案もいただいているような状況でありますので、そういった中から庁内で案を検討させていただき、キャッチフレーズを設けていきたいと考えているところであります。
わかりました。次に、企業育成、産業育成についてです。今、県では、ICTの研究開発拠点の誘致とか、ウラノさん、アークレイのような、ものづくりの中堅企業を誘致され一定の成果は上がっていると思うのですけれども、今後、どんな分野の企業を長崎県に誘致されようとお考えでしょうか。
一つ大きな流れとして考えていかなければいけないと思っておりますのは、この新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、働き方が大きく変わっていく可能性があるんではなかろうかと思っております。これまでなかったような、首都圏からの人口流出が流入人口を超えるというような状況も見られるということでありますので、これからは、しっかりとリモートワークなどを呼び込む中で、地方でも十分仕事ができるという評価を得られれば、例えば、サテライトオフィスなどの立地も期待できるものと考えておりますので、こういった流れについては、市や町、関係自治体の皆様方とも力を合わせて、積極的に取り組んでいく必要があるものと考えているところであります。一方で、どういった分野の産業の誘致・育成に力を注いでいくかということでありますけれども、これまでも申し上げてまいりましたように、今日、基幹産業として中核を支えてきていただいた造船関連、あるいはプラント分野が非常に厳しい状況に直面しているわけでありまして、新しい基幹産業の創出を目指していかなければいけないと思っております。そのため、航空機関連、AI・IoT・ロボット関連、そして、海洋エネルギー関連の3分野を、これからの成長分野と考えて、積極的な誘致・育成に力を注いでいくべく、計画も策定をしながら取り組みを進めているところでありますけれども、引き続き、こういった分野の発展のために、力を注いでいく必要があるものと考えておるところであります。一方でまた、Society 5.0でありますとか、5Gといった大きな次の時代に向けた流れも加速化されてくるものと思っておりますので、そういった分野にしっかりと対応できるように、既に、研究開発型の研究拠点も幾つか立地していただいておりますので、そういった分野の流れとも一緒に力を合わせながら、新しいサービスの創出、新たなビジネスチャンスの拡大を目指していきたいと考えているところであります。
ありがとうございます。あともう1点なんですけれども、今、言及していただいた、航空機関連、AI・IoT・ロボット関連、海洋エネルギー関連、それ以外に電子部品で、ソニーに大型の投資をしていただいているように、かなり一定の成果は出ているのではないかなと思っているのですけれども、知事としては、現状については、どのような評価をされていますか。
この3つの分野を、しっかりと県内産業の支えになれるような、中核的な分野になっていただけるよう、発展させていく必要があるものと考えているところであります。現状について少し申し上げますと、航空機関連産業であります。これは、大手メーカーと既に取引関係にある県内企業を核といたしまして、航空機産業クラスター協議会を立ち上げて、企業間の連携でありますとか、ビジネスマッチングの支援等を行っているところでありまして、既にこれまで10社を超える中小企業が、造船関連産業で培われた、高い金属加工技術を生かして、この航空機分野に参入をしていただいているところであります。また、年内には、大手重工のメーカーの工場が稼働予定となっておりますので、県内企業とのさらなる取引拡大も期待されているところであります。したがって、今後は、計画を上回るペースで、この産業分野の誘致・育成を図ってまいりたいと考えています。それから、海洋エネルギー関連産業分野でありますけれども、五島市沖が県内初の促進区域に指定されて、現在、国が発電事業者を公募中でありまして、来年6月ごろには選定される見込みとなっているところであります。したがいまして、引き続き、県内企業の受注体制の強化を図っていこうと考えているところであります。一方、去る10月1日には、この海洋産業クラスター形成推進協議会で、長崎海洋アカデミーを開設していただきまして、海洋エネルギーに関連する専門人材の育成機関を立ち上げていただいたところであります。これは、県内にこういった専門人材を育成する機関が全くなかったということから、日本財団の支援を受けて、国内で初めて設けたところでありますけれども、こうした取組は大きなチャンスになっていくものと考えておりますので、しっかりと人材育成拠点として、あるいは様々な技術交流拠点としての発展を目指してまいりたいと考えているところであります。それから、AI・IoT・ロボット関連でありますけれども、これも先ほど申し上げたような、幾つか大手企業の研究開発拠点が設けられたところでありますけれども、やはり県内の技術力をいっそう高めて、ビジネスマッチングに結びつけていく必要があるものと考えておりまして、県内企業の技術者向けに、専門人材育成のための、先端技術の習得講座を開設しております。それから、また、先ほど触れさせていただきました大手企業の研究開発拠点では、新たなサービスの創出に向けた開発実証等、これは県内企業とのタイアップも含めて進めていただこうと考えておりますけれども、そういった開発実証事業に対して、支援も引き続き行ってまいりたいと考えているところであります。こういった分野は全国的に成長分野と見なされているものと考えておりますけれども、本県の強みを最大限に生かしながら、しっかりと結果に結びつけることができるように、努力してまいりたいと考えているところであります。
関連してもう一つお伺いしたいのですけれども、長崎県は、非常に造船が厳しいと言われる中で、比較的、これから伸びそうな分野を、割としっかりとしたポートフォリオの中でやれているのではないかなという印象があるのですけれども、現在のこの状況というのは、登山で例えると何合目まで来ているとお考えでしょうか。
例えば、半導体関連産業は、ソニー様を中心に、造船関連産業分の出荷額を補填するくらいの率で伸びているわけであります。しかしながら、先ほど申し上げたような、3つの産業分野、これはまだまだ、これから大きく育てていかなければいけないと考えているところでありまして、これからのことを考えると、まだ、成長の途についた段階であろうかと受け止めているところであります。他地域との競争になってくる時期を迎えているものと思っておりますけれども、本県の優位性を用いながら、また、立地ポテンシャルを最大限にアピールしながら、さらなる、中核企業、アンカー企業の誘致・育成に力を注いでいかなければいけないと思っております。
最後のご質問にしていただきたいと思います。ございませんでしょうか。
石木ダム建設事業について(2)
1点だけ質問です。長崎新聞さんが、石木ダムについてお尋ねになった際に、「できる工事から着手できるか検討していく必要がある」とおっしゃっていましたけれども、具体的に本体の工事につながるというものでしょうか。それとも、その他の工事でしょうか。
まずは、取付道路の付替工事を行っているところでありますので、その工事をやはりしっかり進めていく必要があるものと考えております。
その残り150メートルの工事の中の進められるところから、着手できるところからという意味だったということでよろしいでしょうか。
今の段階ではそう考えております。
長崎県の観光について
新幹線の与党PT(プロジェクトチーム)では、22年度の秋ごろに開業を目指すという方針が出ておりましたが、いずれにしてもかなり遠い、まだ先のお話。今、クルーズ船の話を聞いても、なかなかすぐに受け入れることは難しい状況。長崎の主に観光に関して、県はどのような経済対策というものを立てているのか、何か具体的なものがあったら教えてください。
県内観光については、この新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、多くの宿泊施設でキャンセルが相次ぎ、特に、団体旅行であります修学旅行については、ほぼ皆無の状態になっていたところであります。そういう状況の中、当県は、比較的感染数の少ない状況で推移しており、また、いわゆる第1波の段階においては、2カ月半にわたり、新たな感染者も出ていなかったということもあって、県独自のキャンペーンを、全国に先駆けて展開をしてきたところであります。まずは、県内の皆様方の魅力再発見の旅を、提案をさせていただき、そして、「Go Toキャンペーン」に先んじて、全国からの誘客キャンペーンにも取り組んできたところであります。そういった中で、徐々に、稼働率も回復傾向で推移しているのではなかろうかと思っておりますけれども、問題は、今後の動きがどうなるかということであろうと思います。一旦、春先の、例えば、修学旅行、ほとんど全部、ゼロに近い形でキャンセルが相次いできたところでありますが、秋、冬に先延ばしされた修学旅行が計画どおりおいでいただけるのかどうか、こういった動向もしっかりと見極めていく必要があるものと思っているところであります。したがいまして、今のような状況、今は、9月の感染者が6人に留まっている状況であり、全国からお越しいただく皆様方にとっても安心してお出かけいただきやすい環境にあるんではなかろうかと考えているところでありますけれども、そういった中を、お客様がどうご判断なさって、これから本県にお出かけいただけるのか、安心してお出かけいただけるように、しっかりと情報提供等をさせていただく必要があるものと思っております。
観光業者というのは疲弊しておりまして、もう待ったなしの状況であります。中長期的に県が示すことによって、もう少し頑張るという気持ちにもなると思うのですけど、今の話ですと、中長期的には見守るしかないということでよろしいですか。
決してそういうことを申し上げているわけではありませんで、環境が整えば、積極的に誘客のための情報PRこれは既に、「Go Toキャンペーン」もスタートしておりますので、SNS等を活用した様々な情報発信には力を注いでいるわけであります。「Go Toキャンペーン」を、私は、感染拡大のリスクがある中で積極的に受け入れていこうと一貫して申し上げてきたところでありまして、それだけの体制整備のご協力をいただいてきたところでありますので、より多くの皆様方に安心していただけるような形でお出かけいただけるように、情報発信も引き続き力を注いでいく必要があるものと思っております。
以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後5時10分から午後5時55分(45分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年9月8日 臨時記者会見
会見内容
令和2年台風第10号について
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
今日は、私から2件ご報告をさせていただきます。
まず1点目は、台風第10号に関することであります。今回の台風第10号は、大型で非常に強い勢力で、県内全域を暴風圏に巻き込みながら通過し、県内各地域に大きな被害をもたらしたところであります。15名の方々が重軽傷を負われ、家屋や施設の損壊、農林・水産・港湾等の施設でも大きな被害が発生したところであります。負傷をされ、また、被害を受けられた皆様方に心からお見舞いを申し上げます。
今回の災害に当たりましては、国や関係機関等から多くのリエゾンを派遣していただき、関係各所との連絡調整・応急対策にお力添えを賜りました。特に、総務省、経済産業省、国土交通省は本省からリエゾンのご派遣をいただき、また、九州農政局からもご派遣をいただいたところであります。心から感謝を申し上げる次第であります。
また、報道関係の皆様方におかれましては、台風の接近に際して、事前対策や避難の重要性等について丁寧に報道していただきました。県民の皆様方の避難等に結びついたものと考えているところであり、厚くお礼を申し上げる次第であります。
また、県民の皆様方には、台風に対する事前の備えに加えて、5万人を超える方々が避難所へ避難され、また、ホテル等への避難も行っていただいたところであります。こうした県民の皆様方の命を守る行動によって、被害を最小限に抑えられたのではないかと考えているところであります。改めて、深くお礼を申し上げる次第であります。
なお、本日16時現在でありますが、約1万6,000戸で停電が続いております。引き続き、関係機関と連携の上、早期の復旧に取り組んでいただいているところであり、明日までには復旧が完了する予定であると伺っているところであります。
未だ、農林・水産関係等については、被害の全容が把握されておりませんけれども、生活インフラ等の被害は大方判明しており、今後はその復旧・復興に努めてまいりますとともに、農林水産業をはじめ、各事業者の皆様方の早期事業再開に向け、引き続き全力で支援してまいりたいと考えているところであります。
★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後2時00分から午後3時7分(67分間)
・313・314会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年8月25日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症対策について(1)
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○知事 今日は私から、2点、お話をさせていただきます。
1点目は新型コロナウイルス感染症についてであります。新型コロナウイルス感染症につきましては、去る7月3日に18例目の感染者が確認されて以降、昨日8月24日公表分まで187件の感染者が確認されたところであります。配布いたしております資料のとおり、7月末から8月上旬にかけて飲食店におけるクラスターの発生などにより、多数の感染者が確認されたところでありますが、その後は比較的落ち着いているところであり、直近では多くても4人、また感染者が発生しない日も見受けられるところであります。1週間毎の感染者数を比較いたしますと、7月27日から8月2日までの間に64人の感染者が確認されたところでありますが、直近の1週間、8月17日から23日までの間は19人と、一定、落ち着きを取り戻しているのではないかと考えております。また187件の感染者のうち、初発事例として整理をいたしておりますのが、54件であります。多数の感染者が発生し不安をお持ちの県民の方々もいらっしゃるものと思いますけれども、感染ルートから見てみますと、この初発の54件であり、残り7割程度は、その濃厚接触者や接触者に当たる方々であります。
資料の次のページをご覧いただきたいと思います。8月7日に県民の皆様方に対して、お盆の帰省に当たっての、お願いをさせていただきましたが、初発事例のうち、県外への訪問や帰省などが要因と思われる事例を「県外」として整理いたしておりますが、それが23件あり、そのうち帰省者で2名の感染が確認されましたが、今のところ帰省者を起因としたクラスター等は発生しておりません。
以上のように、これまで多数の感染者が確認されておりますが、感染拡大は一定、対応できているのではなかろうかと認識をいたしております。しかしながら、今後も感染症が拡大する恐れがありますので、引き続き積極的に感染防止対策を講じてまいりますとともに、迅速に疫学調査を行い感染の連鎖を早く終息させ、そして適切な医療を提供できるよう、医療提供体制の確保に万全を期してまいりたいと考えております。
続きまして、前回の記者会見以降の県の取組状況について、ご報告をさせていただきます。まず最初に、誹謗中傷の件についてであります。専門の相談窓口を明日8月26日に開設することといたしました。ご相談内容に応じて、市町や関係機関と連携しながら、解決に向けた対応を行うほか、長崎県弁護士会から推薦いただいた弁護士による相談対応や、必要な調査の実施などの支援を行うこととしているところであり、この弁護士への相談料や調査にかかる費用の一部を県が負担することといたしております。あわせて、SNSなどインターネット上での悪質な誹謗中傷の投稿等について監視する「ネットパトロール」を実施するとともに、より多くの方にご活用いただけるよう、広く県民の皆様に周知を図ってまいりたいと考えております。なお、誹謗中傷の件につきましては、この会見終了後、担当部局から説明をさせていただきます。
続きまして、飲食店における感染防止に向けた取組であります。8月6日から12日にかけて接待を伴う飲食店等の訪問調査を行い、ガイドラインの遵守状況を確認いたしました。調査の結果、適切な換気、手指消毒の徹底、こまめな消毒・清掃などについては、各事業者においてほぼ取り組んでいただいている状況でありましたが、利用者がカラオケを歌われる際にマスクを着用していない店舗、あるいは来店者に対し検温を行っていない店舗も一部見られたところであります。改めて周知を行い、ガイドラインの遵守の徹底を図っていただくことといたしているところであります。
また、スナック等の飲食店、約2,500店舗に対しましても、8月12日までにガイドライン遵守状況を確認するチェックリストを送付し、自己点検をお願いしたところであり、今後、店舗を抽出し、ガイドラインの遵守状況の調査を行うことといたしております。
そしてまた、無症状者、あるいは軽症者で、医師が入院治療の必要がないと判断された方が療養できる宿泊施設についてでありますが、これまで長崎医療圏、佐世保・県北医療圏、壱岐医療圏で各1施設、計163室を確保しておりましたが、今般、新たに五島・上五島・対馬の3つの医療圏において各1施設ずつ、計61室を確保し、全ての離島の医療圏において療養体制の整備を図ったところであります。残る医療圏につきましても、宿泊療養施設の早期確保に引き続き力を注いでまいります。
次に、資料3ページにご紹介しております健康管理アプリでありますが、先日、感染者を早期発見するため、県が無償で各機関に健康管理アプリを提供する旨申し上げていたところでありますが、本日から介護施設など社会福祉施設をはじめ、企業や各種団体などからの利用申込の受付を開始いたしました。なお、この健康管理アプリを、より身近に感じていただけるように、名称をN-CHAT(エヌチャット)、「N」というのは長崎の「N」、「CHAT」は「Check Health And Temperature application」、という愛称をつけているところであります。今後、さらに教育施設などでも順次ご活用いただけるよう対象を広げてまいりたいと考えております。
今後、さらに新たな感染症が生じる可能性がありますけれども、企業や学校など、各機関においてクラスターが生じることのないように、引き続き感染防止対策を講じていただきますとともに、こうした「N-CHAT」の活用等により、職員の皆様、生徒の皆様方の体調管理を適切に行い、感染の早期発見に努めていただきますようご協力をお願い申し上げる次第であります。
最後に、引き続き県民の皆様へのお願いでありますが、感染者が拡大している地域への不要不急の訪問をお控えいただきますとともに、マスクの着用、手指消毒、人と人との距離を空けるといった「新しい生活様式」の実践を徹底していただきますよう、お願いを申し上げます。
令和2年 国勢調査について
続きまして、2点目でございます。令和2年国勢調査の実施についてお願いをさせていただきます。ご承知のとおり、国勢調査は我が国の人口・世帯等の実態を明らかにするため、本年10月1日を調査期日として、国内に住んでいる全ての人を対象として実施されますが、今年は大正9年の第1回調査から21回目に当たり、100年の節目を迎えます。国勢調査の結果は、衆議院議員選挙区の改定、地方交付税の交付額の算定など、多くの法令に利用が規定されておりますほか、県や市町の総合計画をはじめ、人口減少対策の各種政策など幅広く活用されているところであります。紙の調査票での回答もできますが、県民の皆様には、ぜひ、スマートフォンやパソコンからのインターネット回答をお願い申し上げます。9月14日以降に、国勢調査員が皆様のお宅を訪問いたしますけれども、訪問に当たっては、マスクを着用する等、感染防止対策に十分配慮した上で行ってまいります。長崎の今を知り、未来を作るための大切な調査でありますので、回答へのご協力をよろしくお願い申し上げます。なお、私の横におりますのは、本県出身で日本において初めて人口調査を実施し、国勢調査の実現に尽力された杉亨二(すぎ こうじ)氏をモチーフとしたキャラクター、「杉さん」であります。杉さんは「近代統計の祖」とも言われて、高くご評価をいただいているところであります。今後、いろいろな場面で登場していただき、この国勢調査の実施についてご協力いただけるよう頑張ってもらえるものと考えているところであります。どうぞよろしくお願いいたします。
以上、私から2点、お願いとご報告をさせていただきました。あとはどうぞ、よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症対策について(2)
それではまず幹事社から、ご質問をお願いいたします。
まず、新型コロナの発生状況に関連してお伺いします。直近1週間落ち着きを取り戻しているとおっしゃられましたけれども、県内でのピークは越えたという認識はありますでしょうか。
先ほども申し上げましたように、1週間当たりの新規感染者発生数等の状況を見ますと、7月下旬から8月の頭にかけて本県でも相当数の感染者が発生したところであり、その際にも危機的な状況であるという認識をお話させていただきましたが、その後、一定、クラスター等の終息を見、しかもまた接触者の感染事例等も含めたところで日に数件発生しているところでありますが、次第に落ち着きを取り戻しつつあるのではなかろうかと受け止めているところであります。
以前の会見で、「お盆の帰省の際は家族とよく相談した上で」と呼び掛けていらっしゃいましたけれども、今回、県外からの帰省で感染した人が複数、出ていたかと思います。このことについては、どのようにお考えでしょうか。
そうですね、数多くの皆様方が帰省されたものと考えておりますけれども、やはり帰省に当たって、その前の生活から相当、自らを律して、感染回避するために工夫をして仕事・生活を重ねられた方々もいらっしゃいますし、またそれぞれのご家庭の事情もおありだろうということで、一律に自粛要請を行うことはいたしませんでしたけれども、帰省をされる前に、症状がおありの方、あるいは夜のお店等に立ち寄られた方々は帰省をお控えいただくように、また帰省された後も大人数での酒席、あるいはイベントの場等への参加はお控えいただけるように、ご家族の皆さま方と十分相談をしていただきたいというお願いをさせていただいたところであります。
今の、お盆期間中の帰省の状況を振り返ってみますと、お盆期間中、帰省していただいたのが、航空機を利用された方々が昨年度と比較いたしますと約30%の方々に留まった。そして鉄道利用者も10数%の方々に留まったということでありますので、帰省に当たっても、慎重なご対応をいただいたのではなかろうかと考えているところであります。そういった中で2名の感染事例が発生したということは残念なところでありますけれども、幸いにしてクラスターの発生につながってないということでありますので、適正に対応できたのではなかろうかと思っております。
わかりました。初発54名のうち、48.1%が現在も不明、調査中ということですけれども、市中感染の可能性も含め、どのようにお考えか教えてください。
やはり経路不明という新規感染者の方々の動向が一番重要な動きであろうと考えております。丁寧に疫学調査を行ってまいりますと、後日判明する、あるいは他の感染者とのつながりが確認できるといったこともありますけれども、県内各地域で散発的に感染者が発生しておりますので、相当、保健師等現場の対応も輻輳(ふくそう)してきているところであり、なかなか十分に感染経路を掘り下げた解明までは至っていない点があるのではなかろうかと考えているところであります。ただ、そういった新規感染者の発生が大きなクラスターになるということは何としても防いでいかないといけないというところでありまして、そういった意味で、先ほども申し上げましたけれども、これまでの感染者の7割の方々が濃厚接触者、あるいは接触者の方々であるということでありますので、そういった意味では、ほぼ適切に追跡調査等が行われている状況ではなかろうかと考えております。
ありがとうございます。今後、万が一クラスターなどが発生した場合や、感染者が急増してきた場合、県独自の緊急事態宣言や、休業要請を出す目安や基準があれば教えてください。
先般、国の方でも感染症の現在の状況がどういった状況であるのか、その際、留意すべき指標、必要な対策等について一定、提言がなされたところでありまして、本県においても、国の取組等を参考にしながら、一体、今の長崎県の状況がどういった状況であるのか、また病床確保状況でありますとか、感染者の発生状況等を踏まえて、どのような対策を講じていけばいいのか、早急に取組方針を取りまとめるべく、今、検討を進めているところであります。できるだけ早く方針を決め、また専門家の皆様方のご意見もお伺いしながら、わかりやすい形で、県民の皆様方にお示しできればと考えているところであります。
特定複合観光施設(IR)について(1)
統合型リゾート、IRの整備についてですが、事業者の公募等遅れているところかと思いますが、現状について改めて教えてください。
確かにIRについては、国の区域整備計画の認定申請期間も遅れていくのではないかという新聞報道等も拝見をしているところであり、現時点でいまだ国の基本方針が策定されていない状況であります。世界各地域で新型コロナウイルス感染症が発生・拡大する中で、その感染症対策等もこの基本方針の中に盛り込むべく、ご検討がなされているんではないかと拝察をしているところであります。
一方、手続きとしましては、これまでのスケジュール感であれば夏ぐらいには事業者の公募・選定作業に着手したいと考えてきたところであり、本県としてはいつでも公募を開始できるよう準備は整えているところでありますが、やはり世界的に感染症の拡大傾向が収まらない中で入国規制、あるいは国内移動規制などが課されているような状況であり、各事業者の話をお聞きしても、もう少し時期を待ってほしいというような意見もいただいているところであります。したがって、今後、国の動向あるいはそうした事業者の声などを総合的に勘案したうえで、どう対応していくべきであるのか、近いうちに朝長佐世保市長ともご相談をしながら、今後の対応方針、スケジュール感について検討しなければいけないと考えているところであります。
最後になります。新型コロナの感染が収まらない中で、IRの誘致を進めていく方針自体には、変わりはないということでしょうか。
そうですね、やはりIRの誘致については、地域経済の活性化、新たな雇用の創出という意味では、大きな効果が期待される事業でありますので、中長期的にはぜひ進めていきたいと考えているところであります。そのタイミングについては、先ほど申し上げたような、様々な要素を分析しながら、適切に対応していかなければいけないと思っております。
ありがとうございます、こちらからは以上です。
九州新幹線西九州ルートについて
九州新幹線西九州ルートについて2点お伺いをいたします。明日、明後日、上京して要望をされるということですが、改めて国の方にはどのように働きかけをしたいのかお聞かせください。
国に対しては、これまでも、これから予定される新幹線整備についての財源確保に関する議論、今、整備新幹線で未整備区間抱えておりますのは、北陸新幹線と西九州ルートだけでありまして、この2つの着工に際して財源議論が始まってくるものと考えておりまして、そういった手続きに遅れることがないように、西九州ルートをしっかりと一緒にご検討いただきたい。そのためには環境アセスの手続きを進めておく必要があるというところでありますので、先般、国土交通省から佐賀県に提案がなされた5つの選択肢全てに対応できる環境アセスについて、佐賀県が同意されなかったということでありますが、乗り遅れることがあると大きな遅れになってくる可能性がありますので、最後の最後まで、何としても残された期間、わずかではあろうかと思いますけれども、ぜひ所要の手続きを西九州ルートについても進めていただき、本県の念願でありますフル規格による整備の実現のために、ご理解をいただきたいと願っているところであります。
もう1点です。西九州ルートの整備方式をめぐって、今月4日、佐賀県庁で両県幹部の意見交換会があり、その際に長崎県側からは両県知事の面談が提案され、佐賀県側からは、「同じ話であれば時間をとることはない」というようなご回答だったと聞いております。改めて、知事にとって、両県知事同士の対話の場が必要かどうか、もし必要とお考えであれば、どのように対話の場を設けていくかお聞かせください。
これまでも、度々山口知事とは個別に面談の機会をいただいてきたわけでありますが、昨年の1月、直接お会いして以来、知事会議、あるいはその他の機会を捉えて、短時間お話をする機会がありましたけれども、じっくりと話をさせていただく機会をいただけなかったところであります。従いまして、今回も国土交通省と佐賀県の協議の場が持たれるということで、まずは、そちらの推移を見極める必要があり、お待ちしていたところでありますけれども、先般の国土交通省の提案についても、佐賀県がお断りになられたということでありましたので、その直後から改めて知事とお会いしたい、機会を作っていただきたいというお願いをさせていただいたところでありますが、事務的なお願いをさせていただいたところ、先ほどのようなご回答でありました。また改めて私も直接、佐賀県の方にお電話差し上げて、時間をいただきたいというお願いをしたのでありますが、電話も取り次いでいただけなかったという状況であります。ただ、私は佐賀県の方のお話として様々な課題がある。地方負担の問題・並行在来線の問題・ルートの問題・地域振興の問題、そういった課題を指摘されていたわけでありますが、それぞれの課題について、どういうご懸念をお持ちであるのか、その課題認識と、ではどのようにすれば解決が可能であると感じておられるのか、直接お話をして、腹蔵なく意見交換をさせていただく、その中で長崎県としても努力できる点、協力させていただける点があるんではなかろうかと思っております。まず新しい話として、長崎県から提案があればお会いしてもいいけれどもというお話をいただいておりますので、どの点が一番課題であると感じておられるのかといった点で腹を割って話をさせていただく。そういった中でお互いに知恵を出して、力をあわせて取り組んでいける課題もあるんではなかろうかといった思いは全く今も変わらないところであります。したがいまして、改めて、やはりそういったお願いを継続してさせていただきたいと思っております。
それから、また、前回のこの席で、JR九州の青柳社長ともお話をさせていただいて、並行在来線の問題が非常に地元の関心、また課題認識をお持ちだというお話をお聞きしておりましたので、JR九州のお立場からも、積極的なご提案ができないかということを、社長にも繰り返しご提案をさせていただいたところでありますが、これからの協議の中で真摯に対応していきたいというようなお話でありまして、まだ具体的なお話をいただくには至ってないところであります。したがいまして、いろんなチャンネルを使って話を進めていく必要があるものと思っております。
幹事社からは以上です。
各社の皆様からご質問ございませんでしょうか。
県内の宿泊施設の状況について
Go Toトラベルが始まってから1カ月が経過しましたけれども、県内の宿泊産業への影響をどのように見ていらっしゃいますでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、本県の基幹産業である観光関連産業を中心に、非常に厳しい状況が続いているものと認識をいたしております。そういったこともありまして、言わば第一波の段階では本県では4月17日までに17例の感染事例が確認され、全国的に比較的少ない感染の状況でありましたので、まずは県民の皆様方に県内各観光地に足を運んでいただきたいということで、6月1日から7月31日まで県民対象のキャンペーンを展開し、あわせて6月19日から、その対象を拡大して、全国を対象に誘客キャンペーンを展開してきたところであります。そうした結果、数多くの県民の皆様方に、ご協力をいただきまして、お出かけいただくことができたのではなかろうかと考えておりますけれども、7月末くらいから、特に県内での感染事例も相当、増加傾向で推移してきているところでありまして、そういった点をご評価いただき当初、想定したようなGo Toキャンペーンからの誘客、相当数に上るというような状況ではないのではなかろうかと、まだ集計が済んでおりませんけれども、そういう状況ではなかろうかと受け止めているところであります。
期待していたよりも効果は出なかったという受け止めでいらっしゃるのでしょうか。
そうですね、宿泊施設の稼働状況等については全国で一番高い率であるという話はいただいているところでありますが、それでも対前年比40数%という状況でありますので、それぞれの観光地、観光施設は、依然として大変厳しい状況にあるのではなかろうかと受け止めているところであります。
宿泊稼働指数ですが、長崎県が全国1位でありまして、恐らく6・7月の誘客キャンペーンの効果だと見られていると思うのですけれども、一方で佐世保と長崎に集中しているという指摘もあり、それ以外の地域への誘客の観光産業の振興への対策など何かお考えでしょうか。
Go Toキャンペーンは、それぞれの施設の皆様方が、国にきちんと登録をしていただく手続きが必要になってまいります。したがいまして、それはそれぞれの地域のお考えにもよるものと考えておりますし、そういった中で、確かに全国からお客様をお迎えする施設というと、例えばハウステンボスさんを中心に感染症対策に配慮しながら、お客様をお迎えしておられるわけでありますけれども、一定、宿泊施設の偏りがあるのかもしれません。離島地域等については、やはりこれまでも、このコロナ感染症対策の際に、医療機能がまだまだ弱いということで、非常に危機感をお持ちの状況でもありますので、若干、地域差はやはりあるのではなかろうかと思っているところであります。
わかりました、ありがとうございます。
他はございませんでしょうか。
特定複合観光施設(IR)について(2)
IRについて質問です。今年夏頃までに公募開始ということをスケジュールで示していたと思いますが、現状、どのようなスケジュール感になっているのか、後ろ倒しせざるを得ない状況になっているのか教えてください。
公募開始は夏ぐらいという前提で考えていましたが、今のところ、具体的な認定申請期間がどの時期になるのかというのが、まだ読めない状況であります。国の基本方針案において来年1月から7月までという認定申請期間が明らかにされたところでありますが、先ほど申し上げたように、これが遅れるのではないかというような報道等もなされているところでありますので、スケジュール感がどうなっていくのか、そういった動きでありますとか、先ほど申し上げたように、各事業者の方々が懸念されております、このコロナ感染症の収束を見ないとRFP(事業者の公募・選定)で具体的な計画の提案をいただいても、国内移動制限なども含めて考えますと、計画どおり円滑に運営できるのかという課題も出て来るものと思っておりますので、そういった点を総合的に判断していく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
ありがとうございます。国のスケジュール感がどうなるか読めない状況なので、県としても県のスケジュールについては立てられない状況と考えてもよろしいでしょうか。
そうですね、確かに国のスケジュールと切り離して、県独自の手続きを進めていくという手法もあろうかと思いますけれども、例えば国のスケジュール等が大きく変わってきたというときに、RFPのやり直し等を行うことになった場合に、国際的な問題でありますので、法律上のリスクといった点も少し念頭に入れて対応していく必要があるんじゃなかろうかという指摘も国際弁護士からいただいているところでありますので、そういった点も含め、もう少し具体的な国の方針を見極める必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
ありがとうございます。重ねてになってしまうのですけれども、これまで示されていたスケジュールというのは、今、どういう認識で私たちは受け止めればよろしいでしょうか。
これまで想定しておりましたスケジュールは、先ほど申し上げましたように区域認定の申請期間が来年の1月から7月までという前提で、そのためには、この夏ぐらいにも事業者の公募・選定作業に着手し、区域整備計画を作成していかなければいけない。そういうスケジュール感で考えていたところであります。
その前提が今、崩れてると思うのですけれども、それについては、県としてはスケジュールを今示せない状況ということでしょうか。
そうですね、例えば、基本方針の中にコロナウイルス感染症対策というのが盛り込まれた際、事業者の公募を開始するにあたり、そういった要件をしっかりと課題として捉え、具体的な対処方針を事業者に求めていかなければいけない。そういった部分がまだ見えてないという状況でありますので、そういった点についても、もう少し明らかになるのを待つ必要があるのではなかろうかと考えております。
ありがとうございます。
他にございますでしょうか。
企業への人材確保支援について
長崎県には最近、京セラや富士フイルムのような大手企業や、アークレイ、新日本無線のような研究開発型の中堅企業など、様々な企業が県内に研究開発拠点を設けています。立地してる企業は県内の優秀な人材を確保できるという期待の下、進出して来ていると思うのですけれども、今後、その優秀な人材が確保できなかった場合、長崎から出て行く可能性もありますし、次の企業進出が続かないということもあると思います。知事もアークレイの社長とお会いした際に、全力でサポートするとおっしゃっていましたけれども、その辺をどうやってサポートしていくのかという点と、それに関連して、今、長崎県の基幹産業というのは、かなり構造転換の中にあると思いますが、取材している中で、肝心の親世代は、いまだに基幹産業は三菱だと思われている方が非常に多いのではないかなという印象を受けます。ただ、一方で進出企業の中には知名度は低くても、業界内のシェアが非常に高いといった有力な企業もあるのですけれども、このままいくと、そういう企業から長崎県を選択されないという状況も出て来ると思われますので、そのあたりもう少し周知する必要があると思いますが、何か具体策はあるでしょうか。まずその2点をお願いします。
ご指摘のとおり、本県に研究開発型の拠点を設けていただく動きが幾つか重なってまいりましたけれども、その際には、やはり豊富な人材に着目して立地を受けていただいた企業が数多くあるわけでありまして、したがいまして、進出いただいた後はしっかりと、こういった優秀な人材の確保・育成について県のみならず大学等関係機関と連携をしながら、しっかりとサポートしていかなければいけないということで、人材確保についてサポート体制の充実に力を注いできたところであります。特に、今日、コロナウイルス感染症等の発生もありまして、就職活動が思うように展開されにくいというような状況もありましたので、ウェブ上で企業説明会、面談会などの就職活動を展開していただけるように、その際には進出企業の皆様方にもご参加をいただけるような環境を整えるなど、採用支援に力を注いでいるところであります。
またあわせて、新たに立地していただいた企業の皆様方は大学との共同研究でありますとか、地元企業との連携した共同開発などに興味関心をお示しいただいている事例が数多くございます。そういった意味で、そういった取組を支援するために先般、長崎大学の研究開発推進機構と産業労働部、産業振興財団においてオープンイノベーション拠点を核とした産学官連携協定を締結させていただきました。そしてまた去る8月12日にはAI・IoTロボットなどの情報産業分野における一層の産学官連携を促進するために、この産学官連携研究会を立ち上げたところでありまして、この中でも地場企業の技術力の向上、あるいは企業誘致の推進、高度専門人材の県内定着を目指すような取り組みを共同で進めていこうという方針を明らかにしているところであります。
今、ウィズコロナ、アフターコロナと言われておりますけれども、こういった意識調査の状況を見ますと、大都市圏の20代、30代の若年者の方々を中心に、地方への移住・転職を希望される、あるいは関心をお持ちの方々が増えているという調査結果も示されているところでありまして、こういったいろいろな機会を生かしながら、本県への高度専門人材を含めた人材の誘致・確保を継続して図っていく必要があるものと考えているところであります。
それから産業構造の変化を踏まえて、県内就職をお決めになる際に、親世代の方々にもしっかりと情報をお伝えしていく必要があるのではないかというご指摘であります。先ほどお触れいただいたように、本県の基幹産業は造船業でありましたけれども、社会環境の変化によって産業構造の転換を図る必要があると考えており、航空機・AI・IoTロボット関連産業の誘致・育成に力を注いでいこうと考えております。そういった中、研究開発拠点も幾つか立地をしていただいているところであります。こういった動きを、しっかりと県民の皆様方、学生の皆様方はもちろんでありますけれども、そのご両親を含めた保護者の皆様方にもご理解いただく必要があるものと考えているところであります。したがいまして、本県の高校を卒業された大学3年生、4年生の保護者の皆様方に対しては私の方から手紙をお送りし、長崎県が100年に1度とも言うべき、大きな変革の時期に差し掛かっていること、誘致企業も含めた県内企業の魅力などについてお伝えをするとともに、県内の就職についてお力添えを賜るようにお願いをさせていただいております。あわせて、また就職支援紙といいますか、タブロイド判の情報紙「NR」といった情報紙も活用しながら、誘致企業も含めた県内企業の特集号などを発行し、多くの保護者世代の方々にも情報が届くように努力をしているところであります。引き続き、立地の要件として重要視していただいた人材の育成・確保に向けて最大限の努力を図ってまいりたいと考えております。
健康管理アプリ「N-CHAT」について
わかりました、あと1点追加でお伺いしたいのですけれども、午前中にも発表がありましたけど、健康管理システム「N-CHAT」の利用が開始されたということですけれども、これは視点を変えると、企業や団体等組織のDX(デジタルトランスフォーメーション)化してるという捉え方もできると思います。そうなってくると、引いては、これを使うことによってDX化の推進と、DX化をすることによって県内のICT産業の振興にもつながるのではないかということは考えられます。短期的にはあくまでも新型コロナの感染拡大防止ということですけれども、中長期的な視点から言えば、将来的には県内のICT産業の育成につなげていこうという考えはお持ちでしょうか。その1点お願いします。
時代の大きな流れというのはSociety 5.0の時代が目前に迫っているわけでありまして、これは様々な産業の分野のデジタル化、社会生活のデジタル化、行政自らのデジタル化を積極的に進めていく時代になって来るものと思っております。そういった意味で、この大きな社会の流れに対して、県全体としてどういう形で向き合っていくのか、これから民間の方々と一緒になって力をあわせて取り組んでいく必要があるものと考えているところでありますので、早期に本県の将来を見据えたデジタルトランスフォーメーションへの取組を積極的に推進していく必要があるものと考えております。そういった中で、今、紹介させていただきましたN-CHAT等を含めた様々なアプリの開発でありますとか、サービスの提供といった分野に力を注いでいく必要があるものと思っております。
わかりました、ありがとうございます。
他にございますでしょうか。
石木ダム建設事業について(1)
石木ダムについてお伺いします。現在、行われている付け替え道路工事で、反対されている方が私物を置かれていて進んでいない工事がありますが、その工期が今月末に迫っていると思います。今後、どのような対応をとられるのか教えてください。
現在、この付け替え県道工事については、約1,100メートルの区間の工事進捗に力を注いでいるところでありますが、そのうち約600メートルは舗装まで完成をしているところであります。残る500メートルについても年度内の完成に向けて努力していかなければならないと考えております。なお、その工期については間近に迫っているという状況でありますので、現状においては、その工期期間中に完成は期待できないという状況でありますので、今後、変更契約を締結すべく現場の方で検討をしているところであります。
撤去されていない私物についてですけれども、どこかの時点で、動かしてもらう、もしくは撤去するという判断が必要になると思いますが、どういう方法を考えていらっしゃるのでしょうか。
これは工事の支障となる私物については、早期に撤去していただくように地元に看板を掲示させていただいたり、あるいは繰り返し働きかけをさせていただいたりしているところでありますが、いまだに撤去をいただくまでには至っていないところであります。いよいよ、先ほど申し上げた具体的な工期の延長も含めて、年度内には完了させていかなければいけない工事でありますので、引き続き撤去していただけるように強く要請を行っていかなければいけないと考えております。
先日、県に抗議文を提出された議員連盟と市民団体の方が、要求していた文書回答がもらえなかったということで、説明責任を果たしていないのではないかということを、会見を開かれておっしゃっていたのですけれども、そのことに対して知事はどうお考えでしょうか。
様々なお立場の皆様から、様々な抗議・要請をいただいているわけでありまして、その全てに文書でもって回答しなければいけないということは、なかなか難しいものがあると思います。特に、この石木ダムの事業については、訴訟が提起されている状況でありますので、そういった状況等も踏まえて、文書での回答は控えさせていただいているという状況は数多くあるわけでございますので、ご理解をいただきたいと思っているところであります。
ありがとうございました。
他にございますでしょうか。
公文書管理について
8月9日に原爆投下から75年を迎えたことに関連してお尋ねします。戦争体験者が減って、文書による記録の保全をすることの重要性が増していますが、知事から以前、長崎県は原爆投下と戦後の庁舎火災で多数の公文書が失われているというご見解をいただきましたが、広島県のように市町に移った公文書や民間に残る公文書を発掘することに取り組まれるおつもりはありますでしょうか。
前回、お尋ねをいただいた際に、「長崎県は公文書が被爆あるいは火災で焼失しているということで残された資料がない。したがって、そういった点については他県と異なるところがある」こう申し上げたのは、いわゆる公文書館を整備するかどうかという観点でのお話を差し上げたところでありますが、公文書の適正な収集・保存管理というのは極めて重要な事業であると考えております。ただ、手元にないからといって、過去発出した県の発出文書、これを発出先から改めて収集していくのかどうか、これはなかなか難しい課題があるものと思っております。発出先であります例えば市や町にとっては、その県から発出した文書もまた同じような重みのある公文書になっているものと思っておりますので、基本的にはそれぞれの立場で適正に保存管理がなされているということが一番、重要な視点ではなかろうかと考えております。
民間に眠っているような記録に関してはいかがでしょうか。
民間の方々が、これまで保存されていた、いわゆる歴史的な文書等もまた非常に重要なものもあるんではなかろうかと考えております。様々な場面において、寄託をいただいたり、寄贈をいただいたり、お申し入れをいただくことがありますけれども、これはやはりそれぞれの立場で美術品としての取扱い、あるいは古文書としての取扱い、色々な立場がありますので、そうしたお話については、これは県トータルとしてどう対処するのか、しっかりと協議・検討する機関を設けて対応していく必要があるものと考えているところであります。
市町の文書について、重ねてお尋ねなんですが、先般、公文書管理を担当する北村大臣は朝日新聞の取材に対しては、そういった市町の文書の捜索・収集というのは県がやろうと思えばできることでしょうというようなご見解をお示しになったのですけれども、改めて確認ですけれども、県としては市町からの県が発出した文書を収集していくっていうおつもりは、今のところないということでしょうか。
相当の公文書が焼失してしまっておりますので、それを各市町、全ての蔵書を調査し、あるいは必要な分を抜き出して資料として複写をし、あるいはデータとして収集保存する、これは相当な時間と経費が必要になってくるものと思っております。お聞きをいたしますと、広島の方ではそういった取組を進められている事例があるとお聞きしているところでありますが、他の県におかれても、こういった公文書などの焼失等の事例もお聞きしているところでありますが、そういった県におかれても、特段、改めて発出先から資料を収集するというような作業には取り組んでおられないような状況ではなかろうかと思っているところで、したがいまして、必要性に基づくものになってくると思いますけれども、現在では先ほど、申し上げたように、それぞれのお立場で適正に保存管理していただければ、必要なときには、そういったところを調査していただければ対応可能ではなかろうかと思っております。
ありがとうございます。知事がおっしゃったとおり、広島県では戦後、市町村の役場から公文書を収集して取り組んでいるということで、2つの被爆地で対応が異なるということになっているのですけれども、長崎県に公文書が残っていないのは知事の在任以前から、県が集めて来なかったということが言えると思うのですけれども、長崎は歴史を大事にしない県だと思われてしまいそうですけれども、その点、いかがですか。公文書の残存状況が広島県と長崎県で異なることで、長崎県は歴史を大事にしない県なんですねと思われてしまいそうですけども、その点はいかがですか。
歴史を大事にしないという思いは全くございません。公文書があるべきところに適正にあるというのが本来の姿ではなかろうかと考えております。もちろん、長崎県で起案し、発出した文書の原本等を含めて、保存されているのが一番ベターな姿であろうと思っておりますけれども、不幸なことに火災で滅失してしまったところでありますので、それぞれあるべきところで、しっかりと保存管理がなされているというのが一番適切なあり方ではなかろうかと思っております。
ありがとうございます。以上です。
最後のご質問お願いしたいと思います。挙手されている2社でお願いします。
石木ダム建設事業について(2)
石木ダム事業で追加してお尋ねします。本年度も半年が過ぎようとしていますが、石木ダムの本体工事予算の執行についての目処はどのように考えてらっしゃるのでしょうか。
これは、これからの工事の進捗状況、本体工事に着手するにしても、その前に取り組むべき事業等もありますので、そういった事業をしっかりと進捗をさせた上で、しかるべき時期に着手できるように努力してまいりたいと考えております。
石木ダム事業の建設で、全用地を収用して9月で1年になりますけれども、行政代執行の手続きに入る考え等、現時点でどうお考えでしょうか。
行政代執行はこれまで、たびたび申し上げておりますけれども、それ以外に、解決の方策がないという段階で、あらためて総合的、かつ慎重に判断しなければいけない課題であると認識しているところであり、現在も反対住民の皆様方に対して、早期に話し合いに応じていただけるよう、粘り強く呼び掛けているところでありますので、引き続き全力でお願いをさせていただいてまいりたいと考えているところであります。
わかりました、以上です。
では最後、お願いします。
新型コロナウイルス感染症対策について(3)
クルーズ船の寄港について2点お尋ねします。福岡市が新型コロナの有効な治療法が確立されるまでは寄港を拒否するという要領を6月から施行していますが、港湾管理者として、県の今後の受け入れについての考え方・方針を教えていただきたいのが1点。
もう1点が、福岡市の高島市長が会見で、福岡市だけルールを作ると、他港との格差が出るので、全国一律のルール作りをしてほしいと発言されていますが、それに対する知事の受け止めをお伺いしたいと思います。
このクルーズ船の寄港の問題については、本県でコスタアトランチカ号を受け入れ、大規模なクラスターが発生したという問題がございましたけれども、現在、この発生事案について、医療関係者、クルーズ関係の有識者などから成る委員会を立ち上げて9月上旬を目途に検証評価作業を取りまとめていくことにいたしております。これは寄港をされる前の段階、寄港の申し入れをいただいた段階、寄港後、感染症が発生した段階、帰国される段階、出港される段階、様々なフェーズ毎にいろいろな課題がございましたので、そういった課題にどう対応すべきであるのか、改めて検証作業を進めているところであります。
一方、国の方でもダイヤモンドプリンセスの事案等を参考に、クルーズ船利用者の安全・安心の確保に向けた有識者ワーキンググループからの意見聴取をされているところであります。これはクルーズ船事業者や港湾管理者向けの安全対策の策定作業に取り組まれているとお聞きしているところであります。したがいまして、長崎県においても、クルーズ船の受け入れの可否の判断、あるいはその受け入れる際の条件の付し方、そういった様々な課題があるものと考えているところでありまして、国の動向等を踏まえながら検討を進めていく必要があるものと考えているところであります。
したがいまして、国の施策との整合性を図りながら、県民の皆様方に安心していただけるような受け入れ態勢をしっかりと作り上げていく必要があるものと思っているところであります。
福岡市長の発言への受け止めはいかがでしょうか。
先ほど申し上げましたように、たまたま長崎港で実際に大きなクラスターが発生して、そういった事案に課題として感じた点などについて、国とも情報共有をしながら一定の同一の方向性に基づく対応策というのが講じられるのが一番望ましい形であると、こう考えておりますので、私どもの検証作業については国にもしっかり報告を申し上げ、また国の今後の動きもしっかり見極めながら、必要な対応策に反映していく必要があるものと思っております。
ありがとうございます。
以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後7時00分から午後7時53分(53分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年8月7日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症への対応について
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
皆様、ご承知のとおり、本県における感染者数でありますが、7月3日以降増加傾向で推移しております。そうした状況の中、今後さらなる感染拡大を防いでまいりますためには、各市町をはじめ関係機関と危機意識を共有しつつ、連携・協力を図りながら、感染拡大防止に向けた取組を進めていく必要があると考え、本日、急遽、「新型コロナウイルス感染症に関する県・市町緊急会議」を開催させていただいたところであります。
本日の会議においては、県内における感染者の発生状況や、その傾向を説明させていただき、各市町の皆様方と現状認識を共有させていただきました。さらに、今後の、感染者の早期発見に向けた取組、若い方々の感染防止に係る意識啓発対策、感染者やそのご家族あるいは勤務先に対する誹謗中傷や流言飛語対策、感染防止を図るための事業者の業種別ガイドラインの遵守徹底に係る取組など、関係市町の皆様方のご意見等をお伺いしたところであります。また、加えて、「Go To トラベルキャンペーン」や帰省に対する考え方等についても、各市町首長の皆様方のお考えをお尋ねし、もうすぐお盆休みを迎えてまいりますことから、現時点で帰省を計画されている皆様方に対して、メッセージを発出させていただくこととしたところであります。
まず、主な議論の内容等について簡単に触れさせていただきます。お手元にお配りした資料に新型コロナウイルス感染症の発生状況の表を添付させていただいております。これは、7月3日から8月6日公表分までの127件の状況について、簡単に分析をさせていただいたものであります。
まず、初発事例、いわゆる、どこからそもそもこの感染症が発生する要因になったのかという視点で見た場合の分析であります。まず、考えられるのが、県外にショッピング等で出かけた、あるいは、県外の方々、友人等と飲食店で飲食を共にしたこと等県外が要因で感染につながったのではないかと推定される案件が12件でありました。そして、また、県内の飲食店等で飲食をともにしたことが感染拡大の要因になったのではなかろうかと推定される案件が2件、感染原因等が不明、あるいは現在まだ調査が十分に進んでいないという案件が14件、という状況でありまして、感染要因から考えますと、この間、県内で28の感染事例があるものと受け止めているところであります。
これに対して、具体的な感染者の数でありますが、その表の右側に整理しておりますように、県外の要因に基づく感染者数17名、飲食店等で飲食を共にしたことが感染の要因になったものと推定される案件で、現在感染者数が80名ということであります。したがいまして、こうした状況を見ますときに、感染要因がなかなか追いかけられていないという案件がほぼ半数あるということは、早急にこのクラスターの対策等を進めて、収束を目指していかなければいけない、これ以上、不明・調査中の案件が増えないように力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。それと、飲食店等を介した感染事例の場合には、非常に大きなクラスター発生につながってまいりますので、なお、飲食店の皆様方のご協力をいただく、あるいは、そこを利用される県民の皆様方に対する意識啓発もまた図っていかなければいけないものと考えているところであります。
一方、年齢別に分析をいたして見ますと、その下の表でありますが、感染要因、初発事例をもとに分析をいたしますと、20代以下の方々が、初発の感染者となられた事例がちょうど半分を占めるということであります。若い方々が全体の感染の半数を占めているということでありますので、若い世代の皆様方に、より一層の意識を持って対応していただく必要があるものと考えているところであります。一方、60代、70代以上の感染者の方々の数でありますが、表の右の方にございますように、11.8%という状況でありますので、まだまだ大きく拡大している状況にはないと考えているところでありますが、高齢者の方々が感染をされるということになりますと重篤化する可能性がありますので、高齢者の世代の方々に感染拡大を来すことがないように、十分注意をしていかなければならないと考えているところであります。
私どもも、県民の皆様方のお話をお聞きすると、県内各地で100数十件の感染事例が発生しているということで、不安感をお持ちの方々が数多くいらっしゃる状況にあると考えているところでありますが、そもそもの感染ルートをたどってみますと、県内で発生した感染の初発件数28件ということでありますので、この間、ほぼ1月間前後の状況が28件というペースでありますので、新規感染が、1日1件程度ずつ発生しているという状況であります。したがって、今後の対応策としては、先ほど申し上げたような視点に留意した対策を講じていく必要があるものと考えているところであります。
そういった中で、先ほども申し上げましたけれども、今後の帰省時期を迎えるに当たって、帰省をご検討されている皆様方に対する基本的な考え方等について、県として考え方を、お示しをさせていただきたいと考えているところであります。
資料「新型コロナウイルス感染症への対応について」をご覧いただきたいと思います。お盆休みについてのお願いをさせていただいているところであります。
まず、帰省については、ご承知のとおり、高齢者の皆様方と接する機会、あるいは、飲酒・飲食の機会が増えてまいります。したがいまして、帰省を検討されるに当たっては、ぜひ家族の皆様方ともよく相談をしていただきたいというお願いであります。
その際、発熱等の症状がある方、あるいは、その直前に夜の繁華街等に立ち寄られた方々、これは非常に感染リスクの高いような場所に立ち寄られたような方々ですが、用心のため、帰省を控えていただきたいというお願いであります。
それから、帰省して、来県された後のお願いでありますけれども、大人数の酒席、あるいはイベントへの参加、三密の場への立ち寄り等は控えていただきますようお願いを申し上げます。
そして、これは繰り返しお願いをさせていただいておりますが、マスクの着用、手指消毒、人と人との距離をとるなど、新しい生活様式の実践を引き続き徹底していただきますよう、お願いを申し上げるところであります。
次に、先ほど触れさせていただきましたが、誹謗中傷、あるいは流言飛語対策であります。
現在、感染事例が発生する中で、各保健所においては、感染経路等の究明のため、感染者の皆様方と、その行動履歴等を、聞き取り調査等をさせていただくわけでありますが、流言飛語、あるいは誹謗中傷等でバッシングが起きてくるということになりますと、一切話したくないというような方々が増えてまいります。その結果、原因まで遡って感染経路を解明することが難しくなってまいります。そういったことまで影響してまいりますので、感染者、そのご家族の方々、あるいは、勤務先などへの誹謗中傷等は、厳に慎んでいただきたいというお願いをさせていただくものであります。
なお、こういった誹謗中傷等を通して、人権侵害につながるようなこともあり得るものと考えているところでありまして、誹謗中傷等に関する専門相談窓口を庁内に設けますとともに、法的な措置等も視野に入れた弁護士等による支援体制を整備していくことにいたしたところであります。
そして、県の今後の取組であります。大きなクラスターが発生するというような事例も見られるところでありますので、まず、ガイドラインの遵守を一層徹底していただく必要があると考えているところであります。
したがいまして、第1点目は、接待を伴う飲食業等の事業者に対しては、チェックリストによる自己点検をしていただく。そして、その上で、8月中旬までに職員が現地を訪問させていただき、その取組状況等を確認させていただくことにいたしました。これは既に昨日から着手をいたしております。
それから、第2点目は、スナックなどに飲食店に対しては、8月中旬までにチェックリストを送付させていただき、自己点検をまずやっていただく。その後、抽出確認を実施することとしてまいりたいと考えています。実は、このスナック等の件数は、2,500件程度と想定されるところでありまして、全数を現地で確認するということは、人的な体制から考えてなかなか難しい面がありますので、抽出確認等をさせていただくようにいたしたいと考えています。
それから、「Go To トラベルキャンペーン」を今、展開中でありますが、これまでも、一旦、宿泊施設に対しては、受入態勢を整備していただくということで、関係業界の皆様方のご協力をいただき、そのガイドラインの遵守について現地確認まで行ったところでありますが、改めて、宿泊施設に対しては、「Go To トラベルキャンペーン」が継続されているということでありますので、8月中に、職員が現地を訪問し、そのガイドラインの遵守状況を再度確認させていただくということにいたしております。
それから、これも、前回触れさせていただいて、検討を進めますというお話を申し上げました。飲食業等の事業者の皆様方の感染症対策として、いわゆる一番大きな要因というのは、換気の状況が悪いということが、感染拡大の要因になるといった専門家のご意見もありますので、換気設備等、必要な設備整備に対する支援策を新たに講じることにいたしました。上限200万円、補助率9割の支援措置を講じてまいりたいと考えております。受付開始は8月25日を予定しているところであります。
次に、先ほど申し上げました、若い方々の感染事例が増えていると申し上げましたけれども、若い方々は、高齢者の方々と比べて、自覚症状が現れにくいという特徴があります。したがって、自ら感染していることに気付かないことによって、周辺の方々に感染を拡大してしまうおそれがあるということでありますので、そうした感染者をできるだけ早く発見するということが、クラスターの形成を未然に防ぐということにつながってまいります。したがいまして、まずは、そういった普段の健康管理の状況をアプリで確認できるようなシステムを作りたいと考えているところでありまして、長崎大学の先生と事業者の方々で開発をしていただいた健康管理アプリ、これは、コスタ・アトランチカの623名の乗組員の健康管理に用いたアプリであります。それを県が契約をいたしまして、無償で福祉施設、大学、高校等の教育施設、これは各種学校等も含みます、地方自治体の皆様方、各企業の皆様方、各団体の皆様方に活用していただけるような仕掛けを作ってまいりたいと考えております。これは、企業にとっては、産業医などの職員の健康管理に携わる方々が、その健康情報を常時監視・把握し、リスクがあると判断された場合には、できるだけ早くPCR検査等の受診をしていただき、感染者をできるだけ早く発見できるような体制作りを進めていきたいと考えているところであります。
それから、若い世代の皆様方に対して、注意喚起を含めて、慎重な行動をとっていただけるように努力していかなければいけないと考えているところであります。色々なPR媒体等を活用し、SNS等も活用しながら、若い人たちの心に訴えるようなメッセージをこれから専門家のお知恵も拝借しながら検討をし、発信をしてまいりたいと考えているところであります。
以上、現状を踏まえた諸対策について、本日、市町長との緊急会議において議論を進め、具体的な対応に取り組んでまいりたいと考えているところであります。今後とも、感染拡大防止のために万全を期してまいりたいと考えているところでありますので、県民の皆様方には、引き続き、ご理解とご協力を賜りますよう、お願いを申し上げる次第であります。
以上、私からお願いをさせていただきました。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、まず幹事社の方からご質問をお願いします。
この会見の前に行われた、「新型コロナウイルス感染症に関する県・市町緊急会議」で、各市町から、具体的にどのような意見が出たのかを教えてください。
やはり本日ご説明をさせていただきました流言飛語、誹謗中傷対策等については、適正な対処が必要ではないか、法的措置も含めて、しっかりとした対応を図っていただきたいというご意見。様々な感染事例が見られる中で、情報がなかなか届きにくい、細かな情報が分からない、地域が分からない、そういった事態に対して、もう少し県と情報の共有が迅速に図れないのかといったようなお話。「Go To トラベルキャンペーン」への対応、帰省等に対する首長の皆様方のご意見をいただいたところであります。
実際に今日いただいた資料で、発生状況を見ると、「不明・調査中」が、初発事例で14件ありますが、改めて、この感染ルートが分からない事例が増えていることに対して、知事の受け止めを聞かせてください。
これまでの感染事例をよくお聞きしてみますと、県外の皆様方との接触によって感染が発生したようなことが伺われる事例が数多くありました。ただし、この感染経路が不明だという場合には、県外にお出かけになられたような行動歴はなかったという報告もなされているところでありますので、もう少し時間をかけて、しっかり感染経路の聞き取り調査を行う必要があり、丁寧な対応に心がけていかなければいけない。そのためにはまた必要な人材をどうやって確保していくのかというのも大きな課題になっていくものと考えているところであります。
これからのシーズン、帰省の人も多くなってくるかと思いますが、そういった丁寧な調査をしていかないといけない中で、ご提示では、帰省については、「家族とよく相談」という少し柔らかい表現という印象を受けたのですが、帰省について、慎重にとか、自粛といったレベルの要請をされないのは、県の目安や方針が何かあるのでしょうか。
これまでも度々発言をさせていただいたところでありますが、長崎県は、まずは、身近な県民の皆様方に、県内各地に足を伸ばしていただこうという県内キャンペーンを進めてまいりましたし、そういった実績等を踏まえて、受入態勢の整備等を進めていただき、次の段階で、全国からお客様をお迎えしようということで取り組んでまいりました。目標とした観光客数等には、まだまだ相当の開きがある現状にあるところでありますけれども、やはりそうした中で、これから帰省等を含めて、一律に自粛を要請するということよりも、具体的な感染事例等は、未だ確認されていない状況でありますので、受入側と、おいでいただく観光客の皆様方へのお願い、の両面から適正に対応していく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
最後に、誹謗中傷等の相談窓口についてですけれども、解説の目処と、具体的に決まっていることがあれば教えてください。
これは、できるだけ早く開設したいと考えておりますが、具体的な弁護士の方々の選定でありますとか、契約作業はこれから着手をしていく必要がありますので、いつまでに開設というところまでは確認できない状況であります。
先ほど、庁内にという話をされていたのは、各市や町一つずつにそれぞれ相談窓口を置かれるというイメージでよろしいですか。
それは、県の方で一括してお受けする体制を考えております。
資料「盆休みのお願い」の1番の「帰省」というのは、県内から県外も含まれるのでしょうか。
県外から長崎においでいただいており、県外に帰省される方、これは、それぞれの県において、帰省に対する考え方が示されているものと理解しているところでありまして、そういったメッセージ等を参考にご決断いただければと考えております。
「新型コロナウイルス感染症に関する県・市町緊急会議」で「Go To トラベルキャンペーン」について、離島地域の首長さんからは、県外の方をお迎えするに当たってのご不安等の意見はあったのでしょうか。
これは、この「Go To トラベルキャンペーン」を迎えるに当たって、県と市町のスクラムミーティングを開催いたしまして、どういった方向性で対応していくのか、協議をさせていただいてきた経過があります。特に、離島地域の皆様方には、医療体制に対する不安をお持ちになっておられる向きがありますが、今も、例えば、小値賀町におかれては、やはり医療体制との関連上、慎重に対応していきたいというお考えをお持ちであると理解をいたしています。ただ、その他の離島地域の皆様方も、地域の基幹産業が観光業であるといった点から、全く感染事例をゼロに抑えてしまうということは難しいかもしれないけれども、コロナと共生しながら、地域の産業も活性化していく必要があるのではないか。したがって、感染防止対策に全力を注ぐ中で、お客様をお迎えしていく必要があるとの、大方の認識で一致していただいているところであります。
それでは、各社の皆様から質問をお願いします。
お盆休みの「お願い」というのは、要請まではいかないけれども、要望というニュアンスでとらえてよろしいでしょうか。
お願いは、お願いであります。こういったお考えのもと対応していただきたいというお願いであります。
お盆休みのお願いの「帰省」部分ですが、県内から県外へ行かれる方が対象という理解でよろしいでしょうか。
県外から長崎県に帰省される皆様方。
誹謗中傷の専用相談窓口ですが、いわゆる今、クラスターが出ているスナックや、みなとメディカルなどの医療機関などについて、誹謗中傷が来ているということから設けられるということなのでしょうか。
実は、この誹謗中傷というのは、刑法的な観点で問題になる場合以外は、それぞれのお立場の方々がどう受け止められるかということによるものなのだろうと思います。SNS等で様々な情報が交換されていたり、流言飛語に近いような情報が発信されていたりということでありまして、そういったことによって、その企業活動、生活に支障を来すというようなことがあってはならないと考えているところでありますので、そういった心ない流言飛語等については謹んでいただく必要がある。場合によっては、法的な措置というものも考えられるのではないかと考えておりまして、例えば、SNS等で掲示された一つの情報等について、依頼があれば、それを証拠になるような形で保存させていただく、また、専門的な観点から、訴訟で対応するというところまで考えられるということであれば、この弁護士の皆様方等にも相談をしていただけるような支援体制を構築していこうと考えております。
最後に、弁護士等の支援体制を県庁内に設けられるということですが、弁護士等の「等」には、弁護士以外にはどういう方を想定されているでしょうか。
SNSをパトロールされるような方を念頭に置くかどうかということも、これから検討していかなければいけませんけれども、そういった民間団体の方々もおありになるんではなかろうかと考えているところであります。今後、探してみたいと思っております。
相談窓口についてですが、これは、電話、LINE、対面等、どういった形になるのでしょうか。
ほとんどは、電話での相談が第一報になるのではなかろうかと思います。ただ、具体的に法的措置を考えられるという段階になれば、面談の場も設けていくという形になっていくのではなかろうかと思います。
相談窓口の設置はできるだけ早くということですけれども、開設の大体の目処はありますでしょうか。
できるだけ早急に、スキーム等を確立してやっていきたいと思っていますけれども、まだ今の時点で、いつからということは申し上げられません。
できるだけ早くやりたいと思います。
健康管理アプリの導入ですけれども、導入の目処はいかがでしょうか。福祉施設等は9月末までにという話が出ていたと思うのですけれども、その辺の目処というのはどうなっているのでしょうか。
これは、先ほど申し上げたように、一旦、クルーズ船のクラスターの際に活用したアプリでありまして、それぞれ自治体の皆様、企業の皆様方に活用していただき、なおかつそういった職員等の健康管理に携わる方々にも、そういった情報を集約して、情報として提供できるような形で、システムを少し組み替えていただいているところでありまして、8月いっぱいくらいにはカスタマイズできるのではなかろうかというお話を聞いております。
そうなると、9月ぐらいからは利用が開始できるということでしょうか。
補足いたしますと、8月には希望するところに導入できるように準備しております。ただ、どうしてももう少し早くということであれば、今でも使っているバージョンがありますので、緊急で必要な場合には使えるような準備はしております。
「新型コロナウイルス感染症に関する県・市町緊急会議」で、市町と協力してやってく部分というのは、どこを確認したのでしょうか。
例えば、先ほど申し上げた誹謗中傷、は県に直接情報が届くというような場が少なくございますので、それぞれの地域の実情に詳しい市や町の皆様方の方が家族の情報が手に入るものと考えております。そういった事例でありますとか、具体的なお困り事等も把握していただいた分があれば、県の方にも情報を提供していただく、飲食店等のガイドラインの遵守状況、チェックリスト等の現地での確認などについては、市や町の職員の皆様方なども、地域の飲食店等にいらっしゃるような機会があれば、色々な情報等のご提供もいただければありがたいと考えているところでございます。
細かいところですが、「新型コロナウイルス感染症に関する県・市町緊急会議」自体は6時半ぐらいまで開催したのでしょうか。
6時半までやりました。
他社さんとまた被ってしまいますが、度々すみません。お盆休みのお願いの「帰省」部分ですが、帰省によって来県される方が対象になるということでしょうか。
そうですね、県外から帰省される皆様方に対する呼びかけであります。
1カ月あまりで感染者が急増している県内から県外へ帰省される方が対象にならないというのは何か判断理由はございますでしょうか。
県外にお帰りになられる、いわゆる帰省される場合に、帰省先の自治体の皆様方、帰省はこの時期自粛を要請されている県もおありですし、特段自粛要請等を考えておられない県もあるわけでありますので。一方で、私どもが一般的に言っている県民の皆様方に対するお願いとして、感染が多発して、拡大する状況にある地域への訪問は控えていただきたいというお願いをさせていただいております。
分かりました。今日の「新型コロナウイルス感染症に関する県・市町緊急会議」についてですが、県内の感染者の急増に関しては、当然、県全体で考えることだと思うのですけれども、自治体の中では幸いなことにまだ感染者が出ていない自治体もあります。この帰省に対する考えや、「Go To トラベルキャンペーン」について、各自治体からどういった意見があったのか、もう少し具体的に、何パターンが教えていただけないでしょうか。
自治体によっては、観光産業が重要な基幹産業までには位置付けられていない地域もおありであろうと思いますし、そういった中で、観光客、交流人口が増えること自体に、若干危機意識をお持ちになっておられる自治体もおありになるものと思っております。個別に、この会議に先んじて、各自治体のお考えをお聞かせいただいて、今日の意見交換をさせていただいたところでありますが、大方の自治体が、やはり基幹産業であり、重要な産業として感染症には注意しつつ、これからもお客さんをお迎えしていきたいというお考えをお示しになっておられました。
お盆休みのお願いの2番目で、「夜の繁華街等に立ち寄られた方」の範囲が微妙かなと思います。例えば、スナックとか、接待を伴う飲食店だとよく分かるのですけれども、例えば、極端な話、思案橋や銅座でラーメンや餃子を食べただけの方も、立ち寄ったことになるので、帰省を控えるということになるのか、そのあたり、詳しくお聞かせ願えればと思います。
これは、イメージとしては、いわゆる接待を伴うような夜の街というイメージで整理をいたしております。
例えば、思案橋に行って、でただ食事をしただけといったら、これは特に当てはまらないと考えていいわけですね。
考えておりません。
わかりました。先ほどの観光が基幹産業ということに関連してですが、今回の話は直接ではないのですけれども、今、PCR検査が、かかりつけ医でも受けられるようになっています。これができるようになってくると、経済界にとっても、観光業にとっても、ウィズコロナと考えた際に、仮に、県外の出張から帰ってきたときに、無症状でもPCR検査を受けたいというニーズはあると思いますが、そのニーズに対して、県としては、本来の使い方ではないので、そのような使い方はしてほしくないというようなスタンスなのか、それとも逆に、ウィズコロナと考えたときに、それも一つの方法としてあり得るのか、どちらのスタンスでいらっしゃるのでしょうか。
基本的には、保険診療の中で対応をしていこうと考えております。したがって、自己負担が少額で済むような形でPCR検査件数を増やしていく必要があるものと思っておりますので、今回の事例の場合も、一旦、別の医療機関に相談したのだけれども、PCR検査は必要ないと判断され、別の医療機関に行って検査をしたところ陽性であったというような事例もありましたので、できるだけ幅広に、検査対応をしていただけることを目指しているところであります。
知事がお話ししたとおりですけれども、若干追加申し上げますと、やはりかかりつけ医の先生ですから、県民が普段かかっている方の検査という前提でされると考えております。ただ、その中で、主治医の判断で、こういった場合は検査をやっておいた方がいいよねというのは当然あり得ると思います。先ほどご質問があったように、例えば、会社の方が、流行地域に行き、ちょっと気になる点があって、戻ってきた際にPCR検査をした方がいいのかどうかは、医師の判断でできるものですし、今、県医師会とも調整をしておりますが、そこはやはり医師の判断でできるようにしようという方向で調整行っておりますので、そういった目的にも可能性としては当然対応し得るものがあると考えております。
そうなると、医師は、必要ではないと判断したけれども、陰性証明みたいなのが欲しいからといった場合、自費で払えば検査できるのですけれども、そういった使い方は、あまり想定されていないということでしょうか。
前提として、かかりつけの方ということですが、それぞれの医療機関の受入態勢の中で、可能であればそういったものも受けられると聞いておりますので、全体の検査体制の中で、何を優先していくのかということにかかわりますが、そういった場合も当然考えられるとなっています。
確認ですけれども、今、PCR検査は1日当たり、何件程度やられているのでしょうか。
日によって変わっておりまして、やはり濃厚接触者調査をするともの凄い件数になっています。今、総じて言うと、100件ぐらい前後で動いているような状況でございます。
ピーク時だと、一番多いときで何件ぐらいというイメージでしたか。
恐らく200件以上やっていると思います。
帰省についての考え方の確認ですけれども、基本的には、一律で帰省の自粛を求めないという考え方になるのでしょうか。2番の発熱とか、夜の街に行った人以外は、通常どおり帰省してもらって構わないという理解でいいのでしょうか。
そうです。ご家族の皆様方と相談をしていただき、ご判断していただいてよろしいと。一律に自粛をしてくれという要請を行うものではありません。
今後の取組の、4番の、飲食業等の、感染症対策としての支援策ですが、この飲食業等の幅、対象の店舗数、財源、その建て付けについて、もう少し詳しく教えていただきたいのですが。
基本的には、飲食店ということで考えておりますけれども、飲食店にもいろいろな業態がございますので、詳細につきましては、今、最後の詰めを行っているところでございます。
その対象となる店舗数は。
経済センサス上の飲食店の数ということになりますと、約6,000ございますけれども、その中からどの部分を対象にするかというところで、整理をいたしたいと思っております。
これは、1店舗につき上限200万円ということでいいですか。
基本的に、県内において飲食店を経営する中小企業者等に対して、上限200万円ということで考えております。
その財源は、どう考えられていますか。
これは、先日の知事の記者会見でもご説明しましたけれども、既定の予算を活用いたしまして、迅速にやりたいということで考えております。
お盆休みのお願いの1についてですけれども、この高齢者と接する機会、それから、飲酒・飲食の機会が増えることから、家族とよく相談するようにということですが、一般の人が、どこまでこれで具体的なイメージできるかなということが疑問に思います。例えば、高齢者と接する機会というのは、例えば、ご家族に高齢者がいるので、その場合は、家族と話し合った上で避けてもらうようにですとか、あるいは飲酒・飲食の機会が増えるというのは、長崎県内に来られたときには、夜の街に酒を飲みに行かないとか、そういったことを話し合うということを想定された記述なのでしょうか。
具体的に、高齢者と接する方は帰省しないでくださいという趣旨ではありません。若い方々自身、万が一感染していたら、家族の中の高齢者の方々に危害を与えるおそれがあるので、自分たちは帰らないというようなご判断をされることもおありでしょうし、飲酒・飲食の機会というのは、例えば、同じ仲間がお盆を機会に帰省をして、同窓会があったり、飲食を共にする場が増えたりというような事があるでしょうから、そういったことを総合的にご判断いただいて、お決めいただく必要があるんではなかろうかということで、家族の皆さん方とよく相談して、お決めいただければと申し上げたところです。
高齢者の部分ですが、やはり、2で、「発熱等の症状がある場合」とありますが、とはいえ、症状がない方というのはかなりいらっしゃると思います。特に若い方々ですね。そういった方々に対して、もし自分が感染していたらということを想定した場合、というより、感染しているということを前提に動いた方がいいという呼びかけもあると思うのですが、その場合、やはりここでは家族と話し合ってということは、それぞれの判断に委ねて、という理解でよろしいでしょうか。
それぞれのお立場の思いがあるものと思っております。例えば、おじいちゃんが、夏休みに孫が帰って来る。これは非常に楽しみだと待っておられるご家族の皆様もいらっしゃるでしょうし、したがって、お盆休みのお願いの4番目に、改めて生活様式の徹底をと申しましたのは、そういった場合においても、会っていただく場合には、特に高齢者、あるいは既往歴のあるような方々と接する場合には、十分な対策をとってもらいたいという意味を込めてお願いをさせていただいております。
先ほどから、帰省についての質問が出ていますけれども、これは県外からの帰省ということですが、帰省といったときに、県内間の帰省というのもあると思います。例えば、本土地区から離島に行くといったところは含めないという理解でいいのでしょうか。
そこは考えておりません。県内移動の範疇ではなかろうかと思っています。
分かりました。知事が会見でご説明された内容について、県内21市町の首長と確認されたという理解でよろしいのでしょうか。
こういった形でメッセージを出してはどうかという形で、ご意見等もお伺いをしたところであります。
概ね了承されたという理解でよろしいでしょうか。
そうでございます。
お盆休みのお願いについての1番について、先ほど知事の発言では、若者にと言っていましたけれども、これは、若者が対象なのでしょうか。
若者に限定したお願いではありません。お幾つぐらいまで若者というのか、別ですけれども、帰省に当たっての留意していただきたいことを、ここに整理させていただいております。
確認ですけれども、やはり数字としては、当然若い方の感染が相次いでいるため、より若者の方は注意してくださいというイメージですかね。
そうですね、はい。
特に若者に限ってということではないということでいいですか。
そうです。
わかりました。その確認でございました。ありがとうございました。
それでは、以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後6時10分から午後6時54分(44分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年8月2日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症への対応について
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
先ほど、福祉保健部長からご報告をさせていただいたかと思いますけれども、本日の新たな感染者の発生状況は、23名に上っているところであります。昨日も、県全体で18件発生したところであり、これまでの1日当たりの発生数は、連日最高を記録しつつあるという状況で推移しております。
長崎県の直近1週間の新規感染者でありますけれども、先週金曜日時点では、人口10万人当たり約1.5人という状況でありましたが、本日時点では4.5人となっているところであります。国の基準では、2.5人を超えた地域においては、社会への協力要請を行うというような目安とされているところでありますが、本県においても、地域での感染がますます拡大しつつあるという状況にあるものと受け止めております。
ここで、現在のクラスターの発生状況について説明をさせていただきます。まず、今回のクラスターの発生要因と考えられますことは、現時点での大雑把な要因把握ですが、懇親会の参加者、店舗従業者の中に感染者が存在するリスクが十分関係者に認識されていなかったということが一つの要因として考えられると思います。また、それぞれ、現場の状況をお聞きしてみますと、手指消毒や検温などもなされておらない。マスクも着用されていない中で、カラオケ等が使用されたということでありました。一方、また、店舗の状況も、窓や扉が閉められ、換気が十分でないという、いわゆる三密の状況であったことが推定されるところであります。これまでの感染の広がりでありますけれども、会社員グループ4人の方々が、当該店舗の懇談会に参加されていましたけれども、こういった参加者に加えて、接触者等7名の感染拡大につながっております。教職員グループの皆様、当店舗に入店された方々は4名でありましたけれども、この他に12名の感染者が見られるところであります。一方、当店の従業員の方々、4人の方々が参加されていたとお聞きしておりますけれども、加えて5名の感染者が新たに生じ、トータル36名の感染者が確認されているという状況になっております。ただ、これは非常に大雑把に大きくとらえた感染状況でありまして、場合によっては、感染経路を再確認する中で、別の感染要因、あるいは感染経路による感染者の可能性もあります。現時点での状況というご理解をいただきますよう、お願いを申し上げます。
今後の対策であります。まず、前回の会見の席でもお話をさせていただきましたけれども、最近の感染事例を見ますと、感染者が発生して、感染経路を追いかけますと、もう既に広範に及ぶ感染者、感染拡大が見られているという状況でありますので、一刻も早く、その感染状況、初発の感染者を発見・把握する必要がございます。そういうこともありますので、企業の関係者の皆様方、あるいは、教育関係者の方々に対して、従業員・職員の健康管理をさらに徹底していただき、早期感染の把握をお願いしていきたいと考えています。具体的には、長崎大学の先生が開発していただいた健康管理アプリを活用することによって、毎日の体温の推移、その他トピックス等を把握することによって、早期感染者の把握に結びつけていく必要があるものと考えております。
また、今回のクラスター発生の要因もそうでありますが、若い世代の方々が、初発事例として確認される事例が非常に増えているところであります。したがいまして、そうした若い世代の方々の、感染拡大リスクが高い場所への立ち寄りを自粛していただくよう、これから要請を行っていく必要があるものと考えております。特に、若い方々は、自らの感染予防に加えて、他人に感染させるリスクがあるということを十分自覚していただいて、なお一層の慎重な行動をお願いしていく必要があるものと考えております。
それから、要因の一つに指摘させていただいておりましたけれども、それぞれの店の環境が三密の状況であったということも指摘されているところでありますので、より、事業者の皆様方にはガイドラインの順守、特に、三密の回避に向けた具体的な取組を進めていただく必要があるものと考えているところであり、換気の改善、手指消毒、来店者名簿の作成、マスクの着用、そういった部分まで徹底して取り組んでいただけるよう、新たな支援措置も現在検討しているところであります。
そこで、改めてのお願いであります。若い世代の皆様方に、改めてお願いをさせていただきますが、同僚や友人の皆様方との酒席においては、参加者の中に感染者が存在するリスクがあるということを十分念頭に置いていただき、自らを感染から守るという、感染防止対策を徹底して実践していただきたいと考えているところであります。ここに書いておりますように、マスクを必ず着用していただく、店舗にお入りになられる時、手洗いの時、前後等手指消毒を徹底していただく、二次会、三次会、カラオケを控えていただく、三密を何としても回避していただけるような、お一人お一人の努力をお願いしていきたいと考えています。
それから、自分の健康は自分でやはり管理し、チェックをするということをお願いしていく必要があると思っております。まだ熱が少しあるんだけれども、大丈夫だろうというようなことで、外出・出勤されるというようなことがないように、先ほど申し上げた健康管理アプリ等を活用していただくことによって、自分の体調管理を、常日頃行っていただけるよう、お願いをさせていただきます。
それから、これは先ほどの繰り返しでありますけれども、自らの感染防止はもとより、他の人に移すことは何としても避けていただく必要があります。十分に慎重な行動を、改めてお願いさせていただくものであります。
次に、また、これも重ねてのお願いであります。各企業の皆様方、事業所の皆様方へのお願いであります。お一人お一人については先ほどお話をさせていただきましたが、各企業、事業者の従業員の皆様方の健康管理に十分留意をしていただきたい。特に、健康状況が思わしくないと思われる場合には、個々の従業員に対して、出勤をしないように、外出を控えるようにというような指導の徹底をお願いしたいと考えております。
そして、これも、これまでたび重ねてお願いをしてまいりましたけれども、業種毎にガイドラインが設定されております。感染防止対策を具体的な形で実践し、その対応を徹底していただきますようお願いを申し上げる次第であります。
そして、また、特に、今回のクラスターの発生要因の場所ともなりました飲食店等に対しては、改めてその環境改善、三密回避に向けた具体的な取組を支援させていただくような助成措置をこれから講じてまいりたいと考えておりますので、どうか積極的にご活用をいただきますようお願いを申し上げる次第であります。
特に、若い皆様方は、これからお盆休み、あるいは夏休みがまいります。多くの同僚、友人の方との親交があろうかと思いますけれども、感染拡大防止のために、さらにご協力をいただきますよう心からお願いを申し上げる次第でございます。
最後に、いつものお願いでありますけれども、県民の皆様方には、感染された方々、そして、そのご家族の皆様方、日々治療に当たっていただいております医療従事者やそのご家族の皆様方に対する偏見や誹謗中傷、これについては、ぜひ厳に慎んでいただきますよう、改めてお願いを申し上げる次第であります。
以上、私の方から、お願いと現状報告とさせていただきます。後はどうぞよろしくお願いします。
それでは、幹事社の方から質問をお願いしたいと思います。
2点お伺いさせていただきます。まず、感染拡大の状況として、懇親会参加者に感染者が存在するリスクが認識されていなかったということがありました。知事は、再三にわたって、県民に対して注意を呼びかけていらっしゃいましたが、なぜこのリスクが認識されていなかったかということをお聞かせください。次に、今日をもって県内では3桁の感染者数になりました。改めて、県民へのお願いベースをこのまま続けるのか、長崎県独自としての緊急事態宣言などの措置をとられるのかお聞かせください。
先ほど感染のリスクが存在するという意識自体が足りなかったのではなかろうかと考えているところでありますが、ご承知のとおり、長崎県は7月3日に、18件目の感染事例が発生するまで、3カ月近くの間、1件の感染事例が発生していない状況でありました。しかも、その前の感染事例も、ほとんどが県外からいらっしゃった方々との接触、あるいは、国外からいらっしゃった方との接触が感染要因として推定される事例がほとんどでありましたので、恐らく、県内にそういった感染のリスクというのは、あまり数多く存在しないというような受け止めが非常に多かったのではなかろうかと思っておりますが、したがって、今回、こうした方々が、お酒の席で、度重ねて、マスクの着用、手指消毒、そして、密接な状況の中で声を大きく上げて歌を歌われる、そういった場は避けていただけるようにというお願いをしておりましたけれども、まだまだ自分の身近に起こることとは認識されていただけていなかったのではなかろうかと考えているところでありまして、改めて、数多くの感染事例が発生している状況でありますので、認識を新たにしていただきたいと願っているところであります。
それから、県内の感染事例もここ数日間のうち、相当増加しているところであります。100名を超える感染者数になりましたけれども、今回このクラスターと考えられる事例の中でも、36名の感染者が発生しているということでありまして、具体的な感染要因はまだ精査できておりませんけれども、前回の会見の際には、18例の感染例が確認されていると申しました。7月3日以降ですけれども。したがって、県内各地で、様々な感染経路が追えないような感染が多発しているという状況では未だないのではなかろうかと考えているところであります。確かに、沖縄県では既に独自の緊急事態宣言を出されたということでありますけれども、今後の発生状況については十分注意をしながら、場合によっては、県独自の緊急事態宣言の可能性等についても検討をしていかなければいけないと考えているところであります。
今、長崎県は直近1週間の新規感染者について人口10万人当たり4.5人というということでしたけれども、この数については、どういった受け止めをされているでしょうか。
直近1週間の新規感染者が人口10万人当たり2.5人というのが、国民の皆様方に様々な協力要請を行う基準と受け止められておりますけれども、急激に感染者数が拡大しつつあることについては大きな危機感を覚えているところであります。4.5人というのは、1週間の発生件数としては非常に多いという受け止め方をいたしておりますけれども、そのリスクの状況については、感染要因がどういった状況であるのか、この中には相当数のクラスターとして把握される感染経路がこうであろうと推定される感染件数も相当数含まれているところでありますので、そういったところを総合的に勘案していく必要があるものと考えております。県内でも、感染経路の確認ができないような感染事例も既に数件見られるところでありますので、この点について、より一層緊張感を持って、今後の推移を見極めていく必要があるものと考えております。
今後の対策の中に、「若い世代の感染拡大のリスクが高い場所への立ち寄り自粛を要請」ということですけれども、この「感染リスクが高い場所」というのは、具体的にどういった場所を指しているのでしょうか。
これは、今、想定しておりますのは、前回の会見の際にもお話をさせていただきましたけれども、まず、全国的にクラスターが多発する傾向にあります、接待を伴う飲食店等。これについては、ガイドラインの順守に向けたチェックリストを策定し、自己診断をしていただいた上で、職員の現場の確認等もこれから早急に進めることといたしております。あわせて、今回確認された、いわゆるスナック等、お酒が入る場所でありまして、そういった中でも、特に、換気の状況がよくない、そして、マスクの着用がなされていない、手指消毒なども十分にされていないといった場所等については、まずは当該店舗を利用される方々に十分慎重にご判断をいただく必要があると思いますけれども、今回のこのクラスターの発生等も十分ご認識いただき、一層慎重に対応していただく必要があるものと考えております。
そうしますと、懇親会等の会食も一般的に行われますが、ここにあえて一次会が書いていないということは、会食そのものを自粛するようにというわけではなく、お店の状況に応じて考えて行動してくださいということでしょうか。
そうです。前回も、県民の皆様方に対するお願いとして、いわゆる三密状況にあるのか、ガイドラインが十分順守されているのか、それを店舗毎に判断をしていただいて、慎重に対応していただきたい。ガイドラインが十分順守されていないお店の利用は控えていただきたいというお願いをさせていただいたところであります。これからも、スナック等に対しても、先ほどの接待を伴う飲食店等に準じて、チェックリスト等を自己診断として作成していただいて、その状況把握等に努めていきたいと考えているところであります。
それでは、各社の皆さんから質問をお願いします。
最初にご説明いただいた発生状況で、合計で36名感染ということでありますけれども、この全てが諫早のスナックに関連している感染という理解でよろしいでしょうか。
これは、先ほど申し上げたように、大きく括って、お店を訪問された方々、会社の同僚の方々、家族の方々に二次的に感染拡大の状況が見られます。現時点で、その全てを含んで36名の感染者が確認されているという数字でございます。
ここには、接触者等ということで、会社員グループ7名、教職員グループ12名、従業員グループ5名とありますけれども、このそれぞれに記載のある「4人の参加者」は、ここのスナックを利用されていた方ということでよろしいんでしょうか。
そう理解しております。そのスナックにおいでになられたのは、それぞれ、会社員グループの方が4人、教職員グループの方々が4人、そういった方々から濃厚接触者、あるいは接触者として感染が確認された方々が、ここに記載しておりますように、別途7名、12名の方々が感染者の方々がいらっしゃるという状況です。
先ほども少し質問の中にあったのですが、若い世代の方たちに、感染リスクの高い場所への立ち入り自粛要請を行っていくとおっしゃいましたけれども、具体的に、いつごろから、どのような形で、どの程度の強制力を持った形でやる予定なのか決まっていることがあれば教えてください。
これは、先ほど申し上げた、一部慎重に行動していただくように、そして、三密回避の状況、ガイドラインの順守状況などを、その店舗においでなられた時には十分確認して、順守されていないような場所については、利用をお控えいただきたいというお願いをさせていただいたところでありますけれども、これから、例えば、接待を伴う飲食等の場、あるいは、スナック等についても、この十分な対応策が講じていただいているのかどうかといったチェックリストなどでも自ら評価していただき、また現場確認なども行うということになっておりますので、そういった中で、十分注意喚起を進めていきたいと思っております。
現時点で、県として、例えば、リスクの高いお店とかいった場所に対して改めて休業要請等をなさるおつもり等はあるんでしょうか。
休業要請は、これからの感染症全体の推移状況などを見極めて対応していく必要があるものと思っております。具体的な県内の感染事例の発生状況でありますけれども、例えば、先ほどお話をさせていただいた、接待を伴う飲食店等の場といっても、他県で指摘されているような、件数多く発生しているというような状況ではありません。したがって、今後、県民の皆様方が利用していただく中で、感染が大きく拡大するような動向にあれば、その時には改めて注意喚起、あるいは必要があれば休業要請等も行うという選択肢もあるのではなかろうかと考えております。
わかりました。最後に、県独自の緊急事態宣言の可能性について言及されましたけれども、独自の緊急事態宣言を発令する基準の想定があれば教えていただけないでしょうか。
まだ、どういった場合に、どのような数字を超えた時に、独自の緊急事態宣言を行うのかまでは細かに詰めておりませんけれども、先ほど申し上げたように、感染経路が追うのが難しくなり、数多くの感染事例が発生しているというような状況になれば、その時点でさらに県内の感染リスクが大きくなっていくものと考えておりますので、そういった状況等を総合的に勘案していく必要があるものと思っております。
今後の対策について、資料中の「三密回避に向けた店舗側の取組促進」というところで、新たな支援措置を検討されているということですけれども、今現在やられている、新しい生活様式支援補助金上限10万円と同じようなものなのか、全く別のものなのか、考えをお聞かせください。
今、支援措置を講じておりますのは、10万円を上限とする支援措置でありますけれども、例えば、スナック等の場合においては、なかなか換気をとろうにも難しい状況にある店舗も少なくないと思っております。換気装置を導入する、入れ替える等については、一定規模の工事が必要になってくる場合もあるんではないかと思っておりますので、10万円等の事業規模で対応できないような環境整備、衛生環境の整備等も含めて、新たな補助制度を設けていこうと考えているところでありまして、事業規模として数百万円前後の事業規模も考えられるんではなかろうか、数百万円か、100万円、200万円程度になるのか、まだこれから実態は調べてみる必要はありますけれども、今までの支援措置よりも、1件当たりの支援規模が相当大きくなってくる分について、必要な対策を講じていこうと考えております。
今やられている新しい生活様式の補助金が、実は、工事等が遅れていて、8月の半ばまでの申請に間に合わないというところが多く、10月まで延期されたというのがあり、金額を増やしても、工事自体が追いつかない状況が出てくるのではないかということが心配事としてあるのですけれども、何かその辺で、県としてのお考えがあればお聞かせください。
それは、これからも継続して事業を展開していただく前提で改修等を進めていだくものと思っておりますので、十分な環境等が整って、必要な対策を講じていただけるよう、一定、期間等についても配慮を要するのではなかろうかと考えております。
補足しますと、今、10万円で考えていますのは、ある程度ソフト的なところと、確かに調達が間に合わないというようなお声も聞きますけれども、今回、拡充を考えるとすれば、少しハード的なところを考えておりますので、今の状況がこのまま続くというよりは、別物の補助対象に加えていく、あるいは、補助メニューを拡大していくイメージになっております。
飲食店等、ガイドラインに沿った対策を徹底してもらうということですけれど、利用する側としては、そのガイドラインに沿った対策を徹底しているかどうかというのは、現状では外から見た限り分からないと思うのですけれども、何か見える化するようなことというのはお考えにならないのでしょうか。
先ほども申し上げましたけれども、例えば、換気の状況がどうかと言われても、なかなか一度お立ち寄りいただいただけのような状況では、確認が難しいのではなかろうかと思っております。したがいまして、ガイドラインに沿った必要な項目について、店舗自らでチェックしていただいて、その内容をご報告いただく。そして、また、改修等を希望されれば、必要な支援措置を講じさせていただく。そういったガイドラインへの取組状況をきちんとまとめて公表していただいて、来客される皆様方にご安心いただけるような情報を提供していく必要があるのではなかろうかと思います。
東京都がやっているような、ガイドラインを徹底していますよというステッカーみたいなものを配布するというのは、お考えにはならないのでしょうか。
それも選択肢の一つではないかと思いますけれども、どこが公的に認証するのかというのがなかなか難しい問題があるのだろうと思います。したがって、まずは、店舗の経営者の皆様自ら、どういった状況であるのかというのをチェックしていただく。そして、必要があれば、現地の確認などを経て、ご安心していただけるように努力していく必要があるのではないかと思っています。
そういう対策をしているお店は、県の方で公表するのでしょうか。
今、知事からご説明差し上げましたように、いわゆる認証となりました時に、公的に認証するのは難しい面もございますので、自らチェックしていただき、何らかの形で、店舗に掲示をしていただくような方法を考えていきたいと思っております。
チェックした内容を張り出すような感じでしょうか。
そうですね。チェックした項目を張り出すのか、何らかの要件を満たす場合に、ステッカー的なものをお配りして掲示いただくのか、そういった具体的なものを検討しておりますので、またまとまり次第、また改めて公表したいと思っております。
この飲食店については、クラスターが発生したという認識でいいのでしょうか。
ここがクラスターの発生要因の一つの場になっているんではなかろうかということで、先ほど、グループを3つ申し上げましたけれども、3つのクラスターになるのかどうかというのは、そのクラスターとしてのカウントの要因、例えば、家族の皆様方の感染者を除外するとか、そういったこともあるんではなかろうかと思いますので、正確なクラスターとなり得るかどうかというのは、これから、もう少し確認する必要があるのではなかろうかと思います。
わかりました。ありがとうございます。この従業員グループの「4人の参加者」ですけれども、この方たちは、この時勤務していた方という理解でいいのでしょうか。
そう理解しております。
わかりました。それぞれグループがありますが、この3グループは同じ時間帯に一緒にいたのでしょうか。
同じ日であるというのは確認をさせていただいています。
今、詳細は確認しておりますが、一部、重なっていた時間帯もあると理解しています。
会社員グループと教職員グループが一部重なっていたという理解でよろしいでしょうか。従業員は通して働いているので重なっているという理解でよろしいでしょうか。
そのとおりです。
分かりました。この会見の前の福祉保健部長の会見の中では、スナックについては、接待を伴う飲食店という認識を示されたのですけれども、知事は、含まれないというような言い方だったのですが、整理を改めてお願いします。
食品衛生法上の中の統計分類では、スナック自体は、接待を伴う飲食店とはカテゴリーは異なるという状況になっています。以上です。
では、スナックは接待を伴う飲食店ではないということでよろしいでしょうか。
そのとおりです。
接待を伴う飲食店に準じて、対応していくということでよろしいでしょうか。
はい、そのとおりです。
分かりました。ありがとうございます。あと、健康管理アプリの活用と書いてありますけれども、何か目処はついているのでしょうか、いつまでにとか。
これは、例えば、若い方々、大学生の方々、あるいは高等学校等を含めて、できるだけ健康管理アプリを個々の学生の方々、生徒の皆さん方に登録していただき、企業の皆様方にも、従業員の方に登録していただいて、健康状態を常時把握できるようなシステムを活用していただき、異常な状況があれば、個々の指導をしていただけるようなことを考えています。
最後に一つ、接待を伴う飲食店と、スナックについて、チェックをするということでしたが、県内での店舗数を教えてください。
接待を伴う店舗が200数十店舗、そして、スナック等が、詳細な店舗数は確認しておりませんが、恐らく5,000店舗近くあるんではなかろうかと考えております。
スナックは、少し分類をよく見極めて、数を精査していきたいと思っておりますので、ちょっと今、概数の形になります。
200店舗あまりと、およそ5,000店舗。
その他の飲食店というくくりの中で、今、現状としては、そこまでの把握しかできておりませんので、詳細は今後、調べてみたいと思っております。
差し支えなければ、3つのグループのうち会社員グループは、何例目の例になるのか教えてください。
県の感染事例で、68例目になります。
これは、大村市の会社員男性の方でよろしいですね。教職員グループは、北陽台の先生、諫早の小学校の先生、諫早市の職員さんのグループという理解でよろしいですか。
そうです。
従業員グループについて、公表資料の中では従業員という職業の方はいなかったと思いますが、これは何例目に当たるんでしょうか。
個別にはちょっと差し控えているところもあるんですが、ここで働いていた方のグループと理解をいただければと思います。
その4人の方は全員、従業員ということですね。
そうです。
単純に考えたら、12人は同じ日にこの場にいて感染したということですが、クラスターについては一つの場所で5人以上というような目安があったと思いますが、もう一度、そこがクラスターに当たるかどうかが現状ではっきりわからない、分析ができていないという理由を、もう少し詳しく説明していただきたいのですけれども。
行動歴や発症経路をもう一度詳細に確認したいと思っています。この場で感染が広がったのか、元々感染されていた方が、ここで介しているだけなのか、その点について、再度、最終確認等が必要と考えております。、行動経路等を最終確認して、クラスターかどうか判断をしたいと考えています。
わかりました。そうしますと、最近のケースでは、現状でクラスターとしては、北陽台だけということになるんでしょうか。
はい、今現在、そのような状況になっています。
それと、細かいことで恐縮ですが、「今後の対策」の③「換気の改善や環境整備のための支援措置の拡充」の「支援措置の拡充というのと、それと、「企業・事業者の皆様へ」というところにある、③の「飲食店等における環境改善に向けた新たな支援策を検討します」の「新たな支援策」は同じものですね。
はい。
これから接待を伴う飲食店とスナック等の感染対策状況を職員の方がチェックされるということですが、店舗数が多いのですが、全量調査で実施されるのでしょうか。調査完了時期の見込み等含めて教えてください。
まず、接待を伴う飲食店につきましては、今週、来週にかけて、218店舗を回る予定にしております。その後、スナックについては、まずは、業者に対して通知をして、そこで自らチェックをしていただくという作業をまずやりたいと思っております。その確認につきましては、それを受けて、また検討したいと考えております。
確認ですが、今週、来週というのは、8月15日までということでよろしいでしょうか。
そうですね、お盆前には終了したいと思っています。
お盆前までに。ありがとうございます。それから、今、厚労省のクラスター対策班は入っているのでしょうか。
今回の事案を踏まえまして、今、国の方に要請をしているところでございます。
厳密に言うと、北陽台の件について要請をしているということになるのでしょうか。それとも、諫早の飲食店も含めての対応になるのでしょうか。
当然、両方見据えたところで要請しています。
ありがとうございます。そうすると、諫早の飲食店がクラスターに当たるのかどうかというのは、国の判断も踏まえてということになるのでしょうか。
そうですね、今後いろいろ調査が進むことによって、その点は判明されると理解しています。
それでは、以上をもちまして終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後5時39分から午後6時37分(58分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年7月31日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について(1)
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。新型コロナウイルス感染症につきましては、全国的に感染者数が増加する傾向で推移しておりまして、昨日は、これまでで最多となる1,300人を超える感染者が確認されたところであります。また、長崎県におきましても、新たな感染者が発生しているところであり、7月3日以降、54件の感染者が確認されております。未だ県内に感染症が蔓延する状況にはないと言われておりますものの、まさに危機的な状況にあるものと受け止めているところであります。
こうした状況を医療の専門家に確認させていただきましたところ、医療の逼迫が懸念されるとともに、感染経路が不明な事例が認められており、市中感染のおそれもあることから、県民のお一人お一人が自覚を持って感染予防に努める必要があること、さらに、県外への移動に伴う感染事例、県内飲食店における感染事例も見受けられているところであり、より慎重な対応と感染予防の徹底が必要である旨のご見解をいただきました。そして、また、特に若年層の感染が多くなっているところであり、自分だけではなく、周りの方にも感染するということを十分に認識していただき、慎重に行動してほしいとの意見をいただいたところであります。
ここで、県内の感染症の発生状況について、これまでの状況を整理いたしましたので、ご報告、ご説明をさせていただきます。
お手元に資料を差し上げてあろうかと思いますが、これまでの7月3日以降の、県内での新型コロナウイルス感染症の発生状況であります。オレンジ色に色づけをしておりますのは新規患者の発生事例であります。そして、黄色に色づけをしておりますのが濃厚接触者などの件数、斜線で整理しておりますのが接触者の状況であります。これを整理いたしますと、県内の感染事例54件ございますけれども、このうち感染グループとなっておりますのは18件、いわゆる18件の新たな感染事例から感染者が拡大しているという状況が見てとれるわけであります。
その18件の主な感染経路でありますけれども、県外に出かけられた、あるいは県外の方々と飲食をともにされたというような、県外の方々との接触の機会が感染の機会になった事例が9件、感染者数にすると15人の感染事例となっております。それから、県内での飲食等による接触が感染機会となったと推定される案件が2件23人の感染者。県外に出かけられたことはなく、感染経路が未だ不明な状況である感染ルートが7件16人という状況になっております。
一方、初発の感染事例が、20代の若い方々の感染事例から拡大した案件が10件であります。40代の方々の初発感染事例が4件、50代の方が3件、70代の方が1件ということになりまして、半分以上が20代という非常に若い方々の感染事例が多いという状況になっているところであります。
次に、県内の入院医療の状況であります。これも、お手元に表をお配りしておりますように、それぞれの医療圏域毎に、病床確保数、院患者の受入数を整理しているところでありますが、入院患者の増加に伴いまして、本土地区は7月20日時点、五島医療圏においては21日時点からフェーズ2で運用を進めているところであります。
入院患者については、現時点で、重症者が1人、中等症、軽症者が26件ということになっておりまして、今後、新規患者の増加に伴いまして、医療機関の負担も増加することが懸念されております。今後、重症者が増加したり、感染者がさらに増える、あるいは感染スピードが増加するといった場合には、入院医療体制自体が逼迫する可能性もあるものと考えているところであります。そういう状況でありますので、改めて、県民の皆様方にお願いをさせていただきたいと考えております。
先ほどこれまでの感染事例等についてご説明をさせていただきましたけれども、県外へお出かけされたこと、あるいは県外の方々と飲食をともにされたような事例が感染源となっている場合が数多くございます。したがいまして、今後、感染が拡大している地域への不要不急の訪問はぜひお控えいただきたい。この直近1週間における人口10万人当たりにおける新規感染者数が2.5人以上、これは国の基準として必要な対策を検討することが求められている基準でありますけれども、18都府県にのぼっているところでありますので、そういった地域へのご訪問は特に慎重にご対応いただきますようお願いを申し上げたいと思います。
それから、県内においても、飲食店等が感染の場になったという事例もございます。飲食店等を利用される際は、各店舗において、感染防止対策がしっかりと講じられているかどうか、しっかりと確認をしていただきますとともに、県民の皆様お一人お一人、自らも大声を出さないなどの感染防止対策の徹底に努めていただきますようお願いを申し上げます。
そして、3点目でありますが、これも先ほど申し上げましたように、若年層の感染事例が数多く確認されているところであります。特に、大学生など、若い方々は、人に感染させるおそれがあることを十分自覚していただき、慎重に行動していただきますようお願いを申し上げる次第であります。
こういった事態を受けまして、今後、長崎県で取り組んでまいりたいと考えております事項についてご報告をさせていただきます。
まず、各事業者の皆様方に対するガイドラインのさらなる徹底をお願いしたいと考えております。これまでも、新たな生活様式の対応のための支援措置等を講じてまいりましたけれども、飲食店への感染症対策として、設備整備等これまでは10万円の支援措置を講じておりましたけれども、それでは対応できないというような換気機能を備えたエアコンの整備でありますとか、色々な設備の改修等を伴うような環境整備について、新たな支援策を検討の上、早急に実施してまいりたいと考えております。
それから、全国的にクラスターが多発しております接待を伴う飲食業に対しましては、8月上旬までに、チェックシートによる自己点検をお願いすると同時に、職員が現地に赴きまして、現場の確認をさせていただくこととしたいと思います。
加えて、宿泊施設に対しては、これまでも現地を訪問し、確認を進めてきたところでありますが、遵守状況を、再度職員が現地に出向きまして、確認をさせていただきたいと考えております。
加えて、若年層の感染拡大防止対策の徹底にさらに力を注いでいく必要があるものと考えておりまして、若い方々に対して、慎重に行動いただきますよう注意喚起を図りますとともに、長崎大学の山藤先生が開発された健康管理アプリ、これは体温などを常時チェックするようなシステムがありますが、そういう健康管理アプリの導入等を呼びかけてまいりたいと考えております。あわせて、接触確認アプリ「COCOA」の活用の徹底について、関係皆様方のご協力をいただいてまいりたいと考えているところであります。
どうか、県民の皆様方には、引き続き新しい生活様式の実践に努めていただきますよう、各事業者の皆様方には、ガイドラインの徹底のためのさらなるお取り組みをいただきますよう、心からご協力をお願い申し上げる次第でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
私からは、以上でございます。
それでは、まず、幹事社の方から、ご質問をお願いします。
本日午後から長崎県新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開かれていたと思うのですけれども、今回発表された内容について協議されたという認識でよろしいでしょうか。
はい。
私の肌感覚ですが、今月県内でこれだけの感染者が確認されていまして、増加傾向をたどっていたのは今に始まったことではないという認識です。このタイミングで、知事自ら県民に対して呼びかけ、取組を発表されるに至った経緯、なぜこのタイミングなのでしょうか。個人的には、もっと早くてもよかったなかということも感じるのですが、いかがでしょうか。
いよいよ明日から夏休みが始まりますし、若い方々の県外、県域を越える移動も増える時期を迎えてくるものと考えております。これまでの感染事例等を検証した上で、特に若いそういった皆様方にも、改めて現時点で注意・協力をお願いする必要があると考え、今回お願いをさせていただくことにしたところです。
最近、若年層の感染症の増加が目立ちますけれども、この要因としてはどのようにお考えでしょうか。
一つは、県境を越える移動というのが、長期間にわたって自粛のお願いをさせていただいてきたところが、7月に入って県域を越える移動自粛の要請が解除され、それぞれ皆様、感染症対策に注意をしながら行動をしていただいているものと思いますけれども、大都市部等を中心に、感染リスクが普遍的に存在する可能性もあるという状況になりつつありますので、改めて注意を喚起させていただく必要があると考えたところです。
今日お示しいただいた1枚目の「県民の皆様へ」という資料の中で、①「直近1週間における人口10万人あたりの新規感染者数が2.5人以上」の18都府県が感染拡大している地域ということですけれども、長崎県はこれに入らないのでしょうか。
長崎県は入っておりません。
すみません、数字でいうと、2.5人以上という国が定める基準がありますけれども、長崎では現在何人なのでしょうか。
1人台だったと思います。正確な数字は、ちょっと確認してお出しします。
あくまで国の基準ということでありますけれども、1ヶ月間でこれだけの人数が県内で確認されていて、知事の冒頭のお話では、蔓延している状況だとは言えないとしながらも、危機的状況という表現をされていましたが、記者である前に一県民として私も含め、生活をしていく上で非常に不安を抱えていらっしゃる方々がたくさんいると思うのですけれども、具体的な県の対策、これまでの対応は万全だったのかと疑問視しているところもあるのですけれどもいかがでしょうか。
確かに、先ほど申し上げたように、54件の感染事例が7月3日以降発生しているところであります。それ以前も、4月17日まで、17件の感染事例が発生したわけでありますけれども、この1月間の発生状況を見ますと、発生したその時点で、感染を確認して、濃厚接触者、あるいは接触者を調べてみると、その感染の広がりが見えて、複数の感染者が発生するような事態になっているところであります。したがいまして、54件という数字を見ると、県内各地でばらばらと数多く発生しているようなご印象を持っておられると思いますけれども、先ほど申し上げたように、感染のグループ、感染経路をたどってみますと、18件の感染グループが確認されているところでありますので、今後、より早期に感染事例を発見し、感染経路の究明に努め、必要な対策を講じていくことが急がれるものと考えております。
様々な業種にわたって、様々な事業者の方々の経営状況は非常に苦しい状況だと思います。休業要請が是か非かという話では決してないのですが、各都道府県を見ると独自の取組・対応をされていますけれども、今後、そういうことを県でお考えになることはございますでしょうか。
特定の業種について、特に感染事例が多発するというような事例であれば、当然ながら、そういった分野に対する特別な協力要請等を検討する必要があるものと考えております。ただ、先ほど申し上げたように、半分以上の感染実例を考えた場合に、県外との接触が感染につながった事例が相当数あるわけでありますので、県外にお出かけいただくこと自体、そして、また、お出かけいただいた後、慎重な行動をお願いする。そしてまた一方で、県内においては、一定、感染経路が不明な事例も生じているわけでありますので、県内にも感染リスクが存在するという前提のもとに、個々の県民の皆様方が飲食店をご利用される、あるいは、様々な会合等に参加される際には、自らもその感染防止対策に十分配意していただきたいと考えているところであります。
今月の知事の定例会見の場で、知事としては、国が進める「Go To キャンペーン」について歓迎するというお言葉がございましたけれども、因果関係がどうあるかというのはまだわかりませんけれども、結果として、7月1カ月間で感染者が急増したことを見て、当初の知事のお考えに変わりがないのかお聞かせください。
今、感染状況についてお話をさせていただきましたけれども、県外から観光客をお迎えすることによって新たな感染症が発生するという事例は、未だ県内では確認されていない状況であります。既に、県外、全国キャンペーンを展開して1カ月以上経過しているわけでありますので、「Go To キャンペーン」が大きな誘因になって県内の感染拡大につながっているというには、まだそういった事例が把握されていないという状況にあるのではなかろうかと受け止めているところであり、関係者の方々の感染防止対策の徹底に細心の注意を払っていただいていることの一つの成果ではなかろうかと考えているところであります。ただ、県民の皆様方が県外にお出かけになられる、そういったことが感染の要因につながっている例は見られますので、それが「Go To キャンペーン」を活用されてお出かけになられたのかどうかは実は確認できていない状況であります。
ありがとうございました。
専門家会議での提言の内容の確認です。「医療逼迫のおそれがある」、「市中感染のおそれがある」、「県内飲食店での感染予防が必要」、「若者の感染防止策が必要」この4点ということでよろしいですか。
もう一つ、県外への移動に伴う感染事例等も確認されておりますので、県外への移動する場合にも慎重な行動、感染予防対策を徹底していく必要があるものというご指摘をいただいております。
市中感染のおそれがあるという表現についてなんですけれども、「おそれ」なのでしょうか。市中感染はまだ確認されていないということなのでしょうか。
先ほど申し上げたように、感染経路が明らかになっていないけれども、県外にお出かけになられたことがないというような事例も見られますので、それはやはり県内感染のリスクもあるという前提の下に、慎重な行動をとっていただく必要があるものと考えております。
ありがとうございます。専門家会議はいつ開かれたのでしょうか。
今回は、会議を開くというよりも、委員の皆様方がご多忙でありましたので、個別にご見解・ご意見をお伺いしたところであります。
医療の専門家の方と同時に、経済の専門家の方から聞かれていたと思うのですけれども、経済の専門家の方からはどういう意見があったのでしょうか。
経済の専門家お2人にもご意見を伺っております。今後、医療と経済の両立を図る上では、やはり県内の感染予防対策を徹底することは非常に重要なことなので、そういった点はしっかりやっていく必要があるというご意見をいただいております。
そうすると、経済が打撃を受けている中で、あくまでも経済を回すために人の移動を維持するべきだというご意見は特に出なかったということなのでしょうか。
今回は、特に、なかったものと。
そこの直接の言及はありませんでした。要は、県内での感染予防対策を進める上では、やはりこういった取組もやっていく必要があるだろうというご意見をいただいております。
その上でお尋ねしたいんですけれども、今回の対策の中では、知事はその意見を聞いた上で、何を重視して判断されたということになるのでしょうか。
やはり感染症の状況と県内における状況を正確に把握した上で、傾向に対してしっかりと対応策を講じていく必要があると考えたところでありまして、改めて、感染の機会につながったような場所、あるいは世代に対して、特別に注意喚起を行い、必要な対策の徹底を図っていただく努力を重ねていく必要があると考えております。
飲食店での感染防止についてですけれども、これちょっと穿った見方かもしれないのですが、これまで確認されている感染事例の中で、感染防止策が十分でない飲食店の利用が見られたということなのでしょうか。
ガイドラインの徹底について協力要請を行い、また、必要な対策に要する経費の一部支援措置等を講じてきたところでありますが、一番大切なのは、お店の側で感染対策に十分配意しつつ環境を整えても、やはりお客様同士、いわば、県民の皆様お一人お一人が、感染拡大を防ぐために、お酒の回し飲みはやめよう、大きな声で話すのはやめよう、そういった点を含めて、お一人お一人の行動を、この感染防止対策の観点からもう一度見つめ直していただきたいと考えております。
これまでの事例の中で、感染防止策が採られていない飲食店での感染事例は見られたのでしょうか。
特に、そこは確認いたしておりません。
そうすると、これは、一般論に基づいた対策ということになるのでしょうか。
一つは、全国的に飲食店を介した感染事例が非常に頻発しているということもありまして、改めて、飲食店等における感染防止対策、ガイドラインの順守対策を徹底する必要があるとされているところであり、県内においても、いま一度、ガイドラインの徹底を図っていきたいと考えております。
ありがとうございます。それと、飲食店の方、感染対策の支援について、換気機能を備えたエアコンの整備など、10万円を超える飲食店での設備整備の支援を行うということでしたが、これは9月補正予算で対応される予定でしょうか。それとも、近々にということなんでしょうか。
10万円の支援措置を既に講じているところでありますが、受付期間を延長しておりますけれども、余裕が生じてくる可能性があるものと受け止めているところでありまして、また、感染症のご専門の方々のお話では、まず、換気対策が一番重要ではないかというようなご指摘もいただいたところであります。これは、県内のクラスターの発生に伴い、専門家をお呼びした際のご意見でありましたけれども、そういうことから、なかなか換気ができにくい店舗も中にはおありでしょうから、ドアを開け放つ、窓を開け放つという換気よりも、換気扇や、換気ができるような空調の整備など、そういった分野、さらに、10万円では対応しにくい対応策等について支援措置を検討していきたいと考えております。
時期はいつごろを目処に考えていらっしゃるのでしょうか。
既定予算の枠を活用して、支援措置を講じていければと考えているところであります。したがいまして、9月補正を待つことなく、対策を講じていければと思っております。
8月中に始めたいという理解でいいのでしょうか。
できるだけ早くスキームをまとめて、支援措置を講じていきたいと思います。
ありがとうございます。
各社の皆様から質問をお願いしたいと思います。
他県では独自の緊急事態宣言を出されるようなところもありますけれども、今回の長崎県のこの取組というのは、独自の緊急事態宣言・非常事態宣言といったものと同じなのか、それとも、全く違う性質のものかというのが1点。もう1点は、仮に、そういう緊急事態宣言ではないというのであれば、今後、状況によって、そういったものを出される可能性があるのか、この2点お伺いします。
これは、先の会見の際にも申し上げたかとは思いますけれども、「Go To キャンペーン」等によって、人と人との接触の機会は、これから増えていく可能性があるものと思っています。これまで、先ほど申し上げたように、全国キャンペーン等を展開して、県内ではまだ、県外からの観光客の誘客に伴う感染事例というのは確認されていないところでありますけれども、ただ、それが、県内でも多く発生するような状況になってくるということであれば、その動向を踏まえながら、しっかりとした対応策を講じていく必要があるものと考えているところでありまして、それについては、今後の推移を十分見極めながら、必要な対策を迅速に講じていく必要があるものと考えております。そういう意味では、先ほど申し上げましたように、54件の感染者に対して、感染源をたどってみますと、18例という形になりますので、未だ緊急事態宣言を発出して、県民の皆様方の自粛をお願いするという段階までには至っていないのではなかろうかと、クラスター発生が大きな要因の一つになっているものと受け止めているところでありますので、今後の推移を見極めていきたいと思います。
念のために確認ですけれども、現状では緊急事態宣言を出す段階ではないけれども、今後の推移によってはあり得るということでよろしいでしょうか。
はい。
お疲れ様です。細かい確認ですけれども、初発18件というのは、今までの説明では18グループがあると言っていたんですけれども、そういう理解でいいでしょうか。
そのとおりです。
あと、入院医療の状況についてですけれども、昨日の会見を聞かせていただいたのですけれども、軽症者等の宿泊施設等への振り替えとかなかなか進まないような部分もあると思うんですけれども、病院が逼迫するから、軽症者施設の方にもっと軽症者を入れるとかいうのはできないのでしょうか。
今現在の運用も、医療機関の判断において、肺炎像がないということであれば、特別な事情がなければ宿泊療養施設の活用を進めています。
確保も含めて宿泊施設の利用が進まないというのはないのでしょうか。
医療現場でも、今、かなり活発に活用している状況になっていますので、何かしらで止まっているような状況にはないという状況でございます。
今、県では今後の感染拡大の見通しというのはどのように見られていますでしょうか。
今、現在、感染経路の分析を進めましても、県外との何らかの関わりがあるものが半数を占めるものの、不明例というものも依然として存在するものがございます。そういったことで、今後もある程度、市中からの感染事例というものは想定しておかなければいけないと考えておりまして、県民の皆様には、そういったリスクもあるということを十分に認識した上で、生活様式をより徹底して、慎重にご対応していただきたいというように考えております。
今回の取組や、県民の皆さんへの呼びかけによって、感染をどのくらいの件数減らす等、数値の目標があれば教えていただければと思います。
できるだけ、この新規感染の方のスピードをなるべく緩める方向にもっていくのは当然だと思います。医療機関は、重症者が発症しますと非常に医療従事者の要員もかなりの支援が必要な状態になりまして、医療機関の圧迫度合いも大きいのですが、軽症でも、たくさんの方が医療機関に入ってくると、そのための入院対応等で、医療機関の逼迫のおそれが強くなります。私の思いとしては、今、若い方々に感染が確認されている状況でございまして、特に、若い方の行動によって、軽症であってもたくさんの感染方が出ることで医療の逼迫につながりますし、逆に、そういった方々が色々な方に感染を移すリスクも非常に高いものがありますので、そういった行動自粛を徹底していただいて、新規感染のスピードを抑えていく必要があると考えています。
最後に一つ。今日も71例目までの事例が発生していますけれども、中でも69例目の方については、諫早市の小学校に勤務の方で、県教委が主催の研修会に参加されていたというような話を聞いております。研修会には20数名が参加されていて、中には体調不良を訴えておられる方も数人いらっしゃるというようなお話を聞いているんですけれども、そういった研修会や、県主催の研修会、イベントについては、どのようにお考えでしょうか。
そのような研修会につきましては、社会活動を行っていく上で必要なものは当然実施していかないといけないとは思いますが、密な状態を避ける、マスクをする、換気を徹底する、そういう対策をとることによって、濃厚接触という状態を減らすことができるものでございますので、そういった環境をきちんと整えるということは、最低限やっていただきたいと思います。今回の飲食店へのお願いの中でも、当然、そういった観点のお願いは入れさせていただいておりますが、そこは当然、研修の場であっても、他の場であっても共通していることでありますので、そういった徹底はお願いしたいと思っております。
今後、緊急事態宣言を再度出す可能性もあると言及されていたんですけれども、それに当たり、今日、国で、自治体が感染症対策を強化する際に当たって、その判断材料となる指標等について議論がなされています。そこで、現時点で基準を国が策定していることについての受け止めと、最終的に、基準を国が設定したとしても、判断するのは自治体となりますが、今後は、どういったところの基準を明確にしてほしい等、自治体として求めるところがあったら教えてほしいのですけれども。
それでは、私の方からお答えさせていただきます。今、国でつくっている指標については、本日、国の分科会で議論されておりますので、県としてもしっかりと対応していきたいと思います。最終的に、地域毎の状況で判断するということでございますが、確かに地域によっては、全く感染経路不明の状況が多数あるのか、例えば、ある一つのクラスターで数は多いものの、経路としてはある程度限られている状態なのか、同じ感染者の数をとっても、その状況というのはそれぞれ違うものがございますので、地域毎で状況を判断して、緊急事態宣言の発令の際にはそういったことも考慮していく必要があると思います。そういった意味での、地域毎の判断というのは当然あり得るものかと思います。いずれにしましても、今、国の分科会で議論が進められておりますので、県の方も、そこをしっかりとフォローして対応していきたいと思っております。
以上でございます。
わかりました。長崎県の取組として、この①の接待を伴う飲食業に対して、「職員が現地確認」をするとありますが、この職員というのは県職員でいいのでしょうか。例えば、風営法に基づいて警察官が立ち入ったり、調査したりとか、そういう考えも今後あったりするのでしょうか。
基本的には、県職員での確認等を考えております。場合によっては、トラブル防止等のために、警察官のご協力をいただくこともあるものと考えております。
感染者が拡大している地域への不要不急の訪問は控えてくださいということで、この指標を示していただいているんですけれども、これは毎日変わっていくということでよろしいでしょうか。
これは、1週間の指標ですので、今後はリアルタイムに県の方でフォローしていきます。
県の方で、この地域という形で、ホームページ等で公表するのでしょうか。
フォローしてお示しすることになると思います。
わかりました。了解です。54人の感染者が確認されているんですけれども、知事としては、第2波として受け止めているのでしょうか。
これは、第2波の到来であるのかどうか、もう少し慎重な判断が必要な状況ではなかろうかと考えております。特に、感染源が県内にあって、なおかつ感染経路が不明な案件がどういう形で推移していくのか、そういった事例が増えていくということになると、やはり県内にも感染源が数多く存在するということになってまいりますので、そういった点等も十分踏まえて、検討を進めていかなければいけないと思っております。
特定複合観光施設(IR)について
ありがとうございます。新型コロナに関連して、IRについては、国の方でも、区域認定申請の受付期間がはっきりと示されていないのですけれども、長崎県としては、今後どういったスケジュールになっていくのか、教えてください。
まずは、これまでも申し上げてまいりましたように、国の基本方針が、明確に策定、公表される必要があるものと考えております。各国のIR事業者の皆様方も、国の基本方針が未だ示されていない状況の中で、IRの施設整備構想等、具体的な計画の策定が難しいような状況にあるというお話も聞いているところでありますので、これからどういったスケジュール感を持って一連の手続が進められていくのか見極めながら対応していく必要があるものと考えております。
長崎県として、国に、スケジュールを含む基本方針を早く明確に示すように求めるような考えは、知事の方はおありでしょうか。
これまでも、この基本方針については、できるだけ早くお示しいただきたいというお願いをしてきたところでありますけれども、今のように、世界において新型コロナウイルスの感染事例が発生している状況の中で、まだ最終的なスケジュールは提示していただけない状況にあります。
公募の開始の時期というのは、遅れが出ているのか、それとも見通しが立たない状況なのか、知事としてはどのように見ていますでしょうか。
区域整備計画の申請期限というのは、来年の1月から7月まで、これについては、最近まで変更はないということを明確にお示しいただいてきたわけでありますけれども、その後の新聞報道等によりますと、区域整備計画の申請期間、あるいは、一連の手続のスケジュールが少し後ろ倒しになっていく可能性があるのではなないかというような状況も示されているところでありますので、より具体的な政府の方針を確認しながら進めていかなければいけないと思っております。
知事は、そういう状況というのはどう受け止めていらっしゃるのでしょうか。公募の時期が決められないという状況なのでしょうか。
決められないというのは、今までのお答えのスタンスから見ると、考えにくいのではないかと思っておりますけれども、IR事業者の動向等を含めてお考えになっておられるのではなかろうかと考えております。それと、感染症対策等も、この基本方針の中にどのような形で盛り込まれようとするのか、そういった新たな検討課題も出ているのではなかろうかと考えております。
新型コロナウイルス感染症について(2)
感染者が増えているということですけれども、検査件数の数値が上がっているかと思うのですけれども、検査件数に対する陽性率というのは、上がってきている状況にあるのでしょうか。
それは、下がっております。
差し支えなければ、今、どのくらいでしょうか。
手持ちは、担当課で持っておりますが、昨日も国立感染研の嶋田先生に来ていただきまして、県内の感染状況を分析していただきました。その結果として、最初のころは、検査件数も限られた中で、症例数としては非常に少ない、そういった関係で、陽性率は高く出ていたのですけれども、今回、圧倒的に1日当たりの検査件数も非常に多くなっておりますから、一見、この陽性の数は多く見えはするのですけれども、陽性率という形では、第1回目のときよりも下がっているという事態になっております。
そうしますと、検査件数が増えているというのは、検査体制が整ってきたということで増えているということなのか、それとも、例えば、保健所等で検査体制が整ってきたため、以前より増して、検査に回せる余力が出てきたのか、その辺はどのように分析されているのでしょうか。
それは両方の要因があると思います。第1期目のときよりも、今回の方が圧倒的に検査機器の導入が進んでおります。帰国者・接触者外来には全てLAMP法の検査機器も導入されておりますので、そういった意味では、1日当たりの検査件数と、実際にやっている検査の数は非常に多くなっています。あとは、第1期に比べまして、第2期の際には、これまで37.5度が4日とか、当初、そういった基準も国から示されておりましたが、今、原則、医師が必要と認めれば検査に回すという方針でやっていますので、そういった意味では、その両方の要因で検査は増えていると理解しています。
わかりました。感染者数については増えているという状況にありまして、県内の保健所の状況、医療機関が逼迫する可能性もあるかと思います。感染者が増えてくると、保健所の業務というのもかなり多忙になってきているかと思うのですが、現場の状況というのはどのような状況でしょうか。
今、保健所は非常に業務逼迫しております。特に、今回、県央地区で立て続けに発生しているということで、担当する保健所では、濃厚接触者、もしくは接触者として確認作業に入らなければいけない件数が膨大な数に上っておりますので、非常に業務量としては増えています。県といたしましても、本庁からの職員の派遣や、他の担当する保健所からの応援職員などで、応援体制を組んでいるところでございます。今後は、こういった状況が続くようであれば、例えば、濃厚接触者に対しては、健康管理アプリ等のIT等を使用して、省力化を検討していく必要があるんではないかと考えています。
九州新幹線西九州ルートについて
わかりました。すみません、全然別の話で恐縮なんですけれども、この場を借りて、知事にお尋ねしたいのですが、今日、九州新幹線の長崎ルートの環境アセスについて、国土交通省が佐賀県に求めた再回答の期限となっております。まだ、公な、例えば、国交省がプレスリリースを出すとか、何らか佐賀県の方が公に立場を表明したということはないのですけれども、本紙の取材等では、国交省から、佐賀県に確認をしましたら、従来と変わらない、環境アセスについては受け入れられないという回答だったということです。これで、令和5年度の着工が極めて困難になったということですが、それについての、知事の現時点で答えられるものがあれば、お答えいただきたいのですけれども。
国土交通省と佐賀県の協議の中で、5択に対応できるような環境アセスの提案を国からなされて、それに対して、一旦、佐賀県ではお断りになったところでありますけれども、7月いっぱい再度検討して、回答をしてくれるようにというお話であったと聞いておりますけれども、まだ最終的な回答がどのような内容であったのか、私は、お話をお伺いしておりませんけれども、難しいというような回答だったのでしょうか。
現状、環境アセスの手続の受入について、佐賀県としては従来どおり、受けられないという回答で、それを受けて、国土交通省としては、令和5年度の新鳥栖・武雄温泉間の着工は極めて困難になったと判断したということでした。
今一度、佐賀県においては、この新幹線整備について、ご検討をいただいてご判断いただきたいと願っていたところでありますけれども、今、そのお話を聞いて、大変残念に思っております。5択の全てに対応できる環境アセスについて、これは全額国費でもって対応する旨のご提案をされたものとお伺いしているところであり、これから、協議を進められる中で、この5択について検討する場として設けられたわけでありますので、全ての選択肢を生かすような方策をぜひ実現してもらいたいと願っていたところであります。現実的に、このアセスが困難になるということになると、まさに次の財源確保に向けた議論等に、西九州ルートが間に合わないということも想定されるわけでありまして、大変深刻な事態であると考えております。
ただ、極めて困難という表現だったので、まだわずかばかり、可能性としてはあるかと思うのですけれども、今後、長崎県として、国等に対する、何か問題の解決に向けた働きかけなどは考えられていないでしょうか。
実を申しますと、今日、JR九州の社長がお見えになられまして、私の方からは、佐賀県における課題が、並行在来線の問題について、大きな課題として認識されているということもありましたので、この並行在来線の問題等について、さらに具体的な対応策などの提案をしていただけないのかといったようなご提案も申し上げたところでありますけれども、なかなかに難しい状況であり、今後どのようにアプローチしていくのか、継続して協議を進めていく必要があるものと考えております。
細かいことで恐縮なんですけど、今、せっかく知事の方からお話をいただいたので、ちょっと突っ込んで聞かせてもらいます。並行在来線の経営分離というのが、新幹線を整備する際には条件となっているかと思いますが、一方で、経営分離をしないという判断も、JR長崎線の方ではこれまでされたという経緯もあります。今日の知事からのお話としては、いわゆる新鳥栖・武雄温泉の並行在来線について、JRとして経営分離をしないという判断はできないのかということを具体的に話されたということでしょうか。
そうですね。これまでも、JR九州におかれては、並行在来線の経営分離を前提としないと、十分協議をしていきたいというような姿勢をお示しいただいていたわけでありますけれども、そういったご姿勢は変わらないものと理解しておりますけれども、今一つ具体的な形で提案できないのかといったお話などもさせていただきました。
それに対しては、なかなか現状ではそこまで難しいという、JR側の回答だったということですか。
これからの協議の中で、真摯に議論していくべき課題ではなかろうかというようなお話でありました。
新型コロナウイルス感染症について(3)
県のコロナ感染症の取組の②で、早急に、「県内の大学や高校等への、健康アプリの導入を推進」するとありますが、これは、学生さんとか生徒さんの、個人のスマートフォンを使うということになるのでしょうか。
そうですね。スマートフォン等を活用していただいて、日々の健康管理に努めていただきたいと考えております。
高校等というのは、高校一律に、全県下取り組んでいくのでしょうか。
これは、やはり個々の学生の皆さん方に協力していただく必要がありますので、そういった呼びかけをこれから始めていくということであります。
あと、宿泊療養施設ですけれども、今、県央で患者が急増していますけれども、今、長崎、佐世保、壱岐とあって、離島の方から優先的に進められているというお話でしたが、県央の方では確保が進められているか教えてください。
今現在、県央の方でも、確保に向けて準備を調整しているところでございます。
すぐすぐ確保できるというところではないということでしょうか。
まだその時期につきましては、公表できる状況ではございません。
感染者が出たときに、宿泊療養施設と入院と、どちらか選択肢があると思うんですけれども、入院せずにそのまま宿泊療養施設に入るということもあり得るのでしょうか。
他県ではそのように運用しているところもあるとは承知しておりますが、長崎県の場合は、まずは、医療機関で肺炎の状態を診断して、その結果、宿泊療養施設で十分療養できるという判断した方を宿泊療養の対象としております。
まず入院するという形になるということでしょうか。
現在では、そのようにしております。
以上をもちまして終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後4時30分から午後5時14分(44分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年7月21日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症への対応について
それでは、会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
本県における新型コロナウイルス感染症の状況であります。去る7月3日に約2カ月半ぶりに、長崎市において18例目が発生して以降、これまでに30件の新規感染者が発生しているところであり、現在、感染経路や濃厚接触者等に係る疫学調査を積極的に進めているところであります。
この30件を関係性で区分してみますと、1つ目が長大病院と長崎みなとメディカルセンターの事例。2つ目が長崎市内の会社員の事例。3つ目が諫早市内の専門学校の事例。4つ目が佐世保の海上自衛隊の事例。5つ目、6つ目が、本日公表をさせていただきました五島市と島原市の事例。大きく6つに区分されるところであります。感染経路をできるだけ早急に解明し、濃厚接触者等の調査並びに必要な検査を適切に行うことで、事態の早期収束につなげてまいりたいと考えているところであります。
また、現在の発生状況について、医療の専門家のご意見をお伺いしたところでありますが、「今回の事例は6月からの移動制限の解除等により、県外との何らかのつながりの中で発生したものではないかと思われる。感染者が散発している状況にあるが、蔓延している状況にはないと思われる」とのご意見をいただいているところであります。
その一方で、本県の経済状況でありますが、3月から5月の間の外出自粛要請や休業要請などにより観光関連産業を中心に極めて厳しい状況が続いており、経済活動の回復を図っていく必要があります。こうした中、7月22日からGo Toトラベルキャンペーンがスタートし、まさに感染防止対策と経済の回復対策とのバランスが問われる状況となっているところであります。宿泊施設等の観光関連事業者の方々には、これまでも感染防止対策の徹底をお願いするとともに、ほぼ全ての施設がガイドラインに対応していることを現場で確認しておりましたが、以上のような状況を踏まえ、県外から多くのお客様を迎えるに当たって、何としても感染拡大防止を図るべく、本日改めて対策本部会議を開催し、観光関連事業者と連携しながら、さらなる感染予防対策の徹底を図っていくことといたしました。
そこで、本日は、県民の皆様、県外からご来県いただく皆様、そして各事業者の皆様に感染拡大防止を図るべく改めてお願いさせていただきたいと考えているところであります。まず、県民の皆様方へのお願いでございます。引き続き、新しい生活様式の実践を徹底していただきますようにお願いいたします。そして感染者が多数発生している地域への訪問は、その必要性を改めてご検討いただきたいと考えております。全国的にクラスターが多数発生しておりますキャバクラやホストクラブといった施設への立ち寄りは控えていただきますようお願い申し上げます。特に若い方々は、感染しても症状が出にくいという特徴がありますので、気付かないうちに他の人にうつす可能性もありますことを十分自覚していただいて、慎重に行動をしていただきますようお願い申し上げます。また、高齢者や既往症をお持ちの方々との接触機会が多い方々は、特に重篤化するリスクが高いわけでありますので、慎重な行動をお願いしたいと思います。
次に県外から本県をご訪問いただく皆様へのお願いであります。来県をご検討いただくに当たっては、お住いの地域の自治体の呼びかけ、それぞれの自治体で情報を発信しておられます。県外への移動を控えるように呼びかけておられる自治体もありますので、そうした地元の自治体の呼びかけを十分確認していただいた上で、来県についてのご判断をいただきたいと願っております。発熱等の症状がある場合には、来県を控えていただきますようお願いいたします。ご来県された後は、国が推奨しております「新しい旅のエチケット」等を参考にしていただき、感染防止対策を徹底していただきますようお願いいたします。中にはご家族の皆様方が帰省される場合もおありかと思います。帰省の際には、特に高齢者や既往症をお持ちの方々に面会される場合には、「マスクを着用する」、「密な状態を避ける」といった適切な感染防止対策を講じていただきますようお願い申し上げます。
そして各事業者の皆様方へのお願いであります。営業されるに当たりましては、既にご案内申し上げているように、業種毎のガイドラインに沿った感染防止対策をさらに徹底していただきますようお願いいたします。そのための支援策として補助金等も準備をさせていただいているところでありますので、積極的にご活用をいただきますようお願い申し上げます。
以上、数点についてお願いさせていただきました。県内の感染拡大防止のために、ぜひ、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、引き続きまして、県内の医療提供体制についてでありますが、長崎大学の感染症専門家や県医師会など関係団体、医療機関等から成る「長崎県新型インフルエンザ等対策会議」の医療部会等において協議・調整を進めてまいりましたが、7月13日には6月に国が示した流行シナリオに基づき、本県の病床確保の目標数を「290床」としたところでありますが、感染ピーク時に適切に患者を受け入れることができるように、現在、目標数を上回る「395床」を確保することとしております。そして、これまでは「フェーズ1」として、県全体で65床、これは県の本土部に49床、各離島医療圏に4床ずつの病床を確保しておりましたけれども、7月20日には県本土で確保しております病床数の3分の1を超える22名が入院されたことから、県本土地区については、同日、「フェーズ2」に移行し、現在、県全体で129床、県の本土部で90床の病床を確保しているところであります。今後、さらに感染が拡大した場合には、さらに「フェーズ3」、「フェーズ4」と確保病床を拡充することで感染者に適切な医療を提供できる医療体制を確保してまいりたいと考えているところであります。県といたしましては引き続き各市町や医療機関など関係機関と連携し、感染拡大防止に全力で取り組んでまいりますとともに、医療提供体制などの充実に万全を期してまいりたいと考えているところであります。
最後に重ねてのお願いでありますが、今回の医療機関における感染症発生に伴いまして、医療従事者の子どもさんが保育所から預かりを拒否されたり、配偶者の方が勤め先から出勤拒否を受けたりなど、様々な風評被害等を受けておられると聞き及んでいるところであります。県民の皆様方におかれましては、感染者やそのご家族、また日々治療に当たっていただいております医療従事者やそのご家族、関係者の皆様に対する偏見や差別につながる誹謗中傷等につきましては、厳に慎んでいただきますよう重ねてお願い申し上げる次第であります。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは幹事社の方から質問をお願いいたします。
先ほど知事からの説明で、専門家の方に状況を聞き取った上で、6月の移動制限解除以降に県外との何らかの関係で今の状況が生まれたのではないかという意見があったということですが、明日からGo Toトラベルキャンペーンが始まります。先日の知事の定例記者会見では、知事は「予定どおり実施を」とおっしゃられましたが、そのお考えは現状もお変わりないでしょうか。
これまでも申し上げてまいりましたように、これまでの新型コロナウイルス感染症対策は、人と人との接触の機会を可能な限り低減するという考え方の下、外出自粛でありますとか、県境を越える移動の自粛要請、あるいは休業要請などを重ねて、今日に至っているところでありますけれども、ご承知のとおり6月あるいは6月19日から緊急事態宣言が解除され、移動自粛要請等が廃止されたところであります。それに伴いまして多くの方々が移動の機会が増え、潜在的には感染症のリスクそのものは高まっていく可能性があるというのは十分認識していたところでありますが、先ほども申し上げましたように、県内の経済状況を見ますときに、観光関連産業を中心に極めて深刻な状況となっているところであり、この感染症対策と経済の回復拡大対策のバランスを考えながら、段階的な施策を進めていく必要があるものと考えてきたところであります。県においては6月1日から県民の皆様方に対して観光産業を応援していただくキャンペーンを展開し、それぞれの観光地をご訪問いただき、19日からはその対象を全国に拡大してキャンペーンを推進してきたところでありますけれども、冒頭申し上げましたように関係事業者の皆様方と連携をしながら感染リスクの低減に力を注ぎ、安心してお出かけいただけるように、引き続き努力していかなければいけないと考えているところであります。
その上で、県外から来県される方への呼びかけの中で、「地元の自治体の呼びかけを十分確認していただいた上で、来県についてのご判断をいただきたい」ということですけれども、例えば、東京であれば都知事が移動についての配慮を呼びかけていらっしゃいますが、感染は、東京だけではなく大阪、首都圏を中心に広がってる状況があります。感染者が多い自治体にお住まいの方に限定して来県を自粛するよう呼びかけるお考えはないのでしょうか。
それぞれの自治体において、県民の皆様方に対して、県外への外出・訪問等については、自粛をするような呼びかけもなされているところでありまして、感染事例が拡大している地域の中には長崎県もカウントしておられる自治体もあります。そういったメッセージが発出されておりますので、十分、尊重してご判断をいただければと考えているところであります。
県民の方に呼びかけてる項目の中で、表現が多少、曖昧なところがあると思うんですが、2点目の「感染者が多数発生している地域への訪問」の「多数発生」は、県民の方はどのように受け止めればよろしいのでしょうか。
本県においても複数の感染事例が継続して発生しているわけでありますけれども、本県よりも多数の感染者が発生している地域等については、改めてそういった地域への訪問の必要性そのものを慎重にご検討いただければありがたいと考えているところであります。
その次の、「全国的にクラスターが多数、発生しているキャバクラ、ホストクラブなどへの立ち入りは控えてください」とあります。「キャバクラ」と「ホストクラブ」の2つの業態について言及されていますけれども、「キャバクラ」・「ホストクラブ」以外を含めて何かを指してるのか、この2つを限定しているのか、どのような理解をすればよろしいでしょうか。
これは全国各地の感染症の発生事例をお聞きしますと、接待を伴うような夜の繁華街といったところでクラスターが多数発生しています。いわゆる感染症発症のリスクが高い施設であると認識をいたしておりますので、十分、慎重にできるだけそういった施設への訪問は回避していただくようご協力をお願いしたいと考えているところです。
今回の新型コロナウイルス感染症対策本部会議の開催の目的ですけれども、移動の自粛の解除から、感染症の拡大が見えているので、Go Toトラベルキャンペーンが始まるのを前に徹底するために開いたという趣旨でよろしかったんでしょうか。
先ほど、申し上げたように2カ月半、感染事例が発生してない中で、6つのグループの感染事例が、県内各地域で同時並行的に発生してきています。県ではそれぞれの関係部署が、様々な施設の運営しておりますので、これまでになかったような事態を受けて、県外からお客様をお迎えするに当たって、県内の感染事例等について、十分情報を共有しながら、感染防止対策をそれぞれの立場でもしっかり取り組んでいく必要があるものと考えこの対策本部会議を開催しました。あわせて、こういった全体の流れの中で、22日からGo Toトラベルキャンペーンが始まるということでありますので、県民の皆様方へも改めてメッセージを出させていただいて、ご協力をいただく必要があると考え協議を進めてきたところです。
ありがとうございます。受け入れる側としても、ガイドラインの徹底、旅のエチケットをお願いする。県民の方が旅行に行く際にもそういうのを注意してください。あるいは感染が広まってる地域には、行くと感染して戻って来るリスクもあるので、そのあたりをよく考えてくださいという解釈ということですね。
そうです。
そして何と言っても、今回の対策本部会議は、長崎市の大きな2つの病院で感染者が出た後、初めての会議ということで、今回は当日に離島での感染も分かるという状況の中で、県内の医療体制の問題が出てきたと思いますが、改めて一部フェーズ2に移行しているという現状の中で、知事として今、一番対策をしなければいけないところについてのお考えはいかがでしょうか。
時期を同じくして、県内各地域で散発的に感染事例が発生してきた。これは先ほど申し上げましたように初めてのことでありまして、できるだけ早く実態を解明して感染経路を押さえた上で、これ以上拡大しないように、最小限の範囲で留めていくように力を注いでいく、これが一番大事なことであろうと思っております。早期に実態を解明し、必要な対策を講じていく中で、医療的なリスクもまた減らしていかなければいけないと思っているところでありまして、今、全力を挙げているところであります。
今のお話でいきますと、まずは感染された方が見つかった場合に、早く濃厚接触者を見つけて押さえていくということが、まず大事だということです。となりますと、今日、福祉保健部長の会見でもあったんですけれども、感染症対策の方の行動歴の確認について、それは長崎市も、佐世保市もすごく苦労されてると思いますが、この中で例えば、県民の皆さんに過去2週間の行動歴をメモしてくださいとか、アプリを入れましょうとか、そのあたりについては、知事はいかがお考えでしょうか。
これまでも度々、メッセージを出させていただきましたけれども、この間、「COCOA」というアプリの導入についてもお願いをさせていただいてきたところであります。引き続き、色々な機会を通して、こういった接触者の確認ができるようなアプリを、県民の皆様にもご活用いただけるようにお願いをしていきたいと思っております。
ありがとうございます。明日からGo Toトラベルキャンペーンが始まり、また、これ以上感染が広がると医療機関の体制自体も心配になってくるという中で、例えば県の具体的な対策、例えば空港や港で検温の体制を整備したり、あるいは業者の皆さんに何かしらのサポートをしたりとかいうようなことが今日の会議で挙がっていたりしていたら教えてください。
既にこれまで交通関係事業者、輸送関係事業者の皆様方のご要請もいただきました。例えば海上航路の場合には旅客ターミナルでの検温、出発地、到着港などでの非接触型の検温体制の構築などについてご提言がありまして、機器整備等について支援措置を講じております。長崎空港などにおいても、既にそういった体制がとられておりまして、継続して検温をしてチェックをしていただいてるものと理解しております。
ありがとうございました。幹事社からは以上です。
それでは各社の皆様からお願いしたいと思います。ございますでしょうか。
Go Toトラベルキャンペーンについて、感染防止とのバランスをとりながらやって行くということですが、以前おっしゃられていたように、予定どおりに始めて欲しいという意見は、変わっていないというところでしょうか。
前回も申し上げたところでありますが、元々長崎県は、まずは近場の県民の皆様方にご協力をいただく。そして実績を重ねた上で、受け入れ体制も整備を進めていただいて、6月19日から全国の皆様方に既にご来県をいただいて1月余りが経過をしたところであります。いつまでこれを続けるかというと、当初から7月いっぱいまで県独自のキャンペーンを展開して、8月からGo Toトラベルキャンペーンが展開されるであろうという想定の下、国の施策に引き継いでいこうと考えたところであります。6月のキャンペーンをスタートさせる際には、県内では新たな感染事例が発生してないような時期でありましたので、順調に推移していくのかなと期待しておりましたけれども、今、こういう形で感染事例が各地で発生しているという状況でありまして、冒頭、申し上げましたように、各関係者の皆さん方のご協力をいただきながら感染予防、感染拡大防止対策を引き続きこれまで以上に力を注いでいかなければいけないと思っておりますし、大きく事態が変わるようなことになれば、このキャンペーンそのものをどう展開していくのか。受け入れ県としてどう対処していくのか。そういったリスクも含めて、推移をしっかりと見極めつつ、キャンペーンを展開して受け入れていく必要があるものと考えているところであります。
離島に関してお尋ねです。今日、五島での感染事例発生も出てきたということで、常々、離島は医療体制が脆弱ということで心配ということでした。4月頃のお話では、特に離島への訪問自粛を知事は呼びかけておられたと思うのですが、今回のGo Toトラベルキャンペーンに当たって、全国から来るお客さんに対して、離島への訪問についてはどのように呼びかけるというか、どういうスタンスなんでしょうか。
元々、様々な県境を越える移動等の自粛をお願いするに際しても、特に離島地域の皆様方のお考えを尊重していかないといけないということで、その都度、ご意見等をいただいてきたところであります。先ほど申し上げましたように段階的な誘客キャンペーンを展開してきたところでありますけれども、特にこの全国キャンペーンに着手するに当たって、改めて各離島の首長の皆様方とも、直接お話をさせていただき、そのお考えをお聞きしてまいりました。一定、安定的に推移してまいりましたこともありまして、それぞれの首長の皆様方が、「これ以上待てない」といったご意見でありますとか、「万全の対策を講じながら両立を図っていく必要があるのではないか」といったようなご意見をいただいて、結果として、ご同意をいただいて6月19日からのキャンペーンのスタートになったところであります。したがいまして、今回のGo Toトラベルキャンペーンについても各離島地域、特別にその地域の中で、うちの離島はお断りしたいということであれば、この宿泊事業者等として登録をなされないという選択肢もあるわけでございますので、それぞれご理解いただく中で推進してきているところであります。
県としては、今回は離島、本土という区分けをせずにGo Toトラベルキャンペーンを受け入れていこうというお考えなわけですね。
そうですね、協議をして、ご同意をいただいて、ともに取り組んできたということであります。
専門家の方から、感染が散発しているが蔓延している状況ではないという意見をいただいたということですけれども、これはどういった専門家の方になるのでしょうか。
実は専門家会議のメンバーにご就任いただいております方々でありますけれども、今回は経済対策というよりも、医療的な評価が非常に大切になってくるものと考えておりまして、長崎大学の感染症の専門家の皆様方に、現状についてどのような評価をされているのかご意見等をお伺いしたところであります。
それは対策本部会議の中で、テレビ会議で聞いたということでしょうか。
それは、昨日個別にお聞きいたしました。
わかりました。今、感染が相次いでいますが、他の自治体などで感染の第2波が来ていると表明する首長もいらっしゃいます。知事としては感染第二波が来ていると受け止めているのかお聞かせください。
感染事例が重なっているだけの現象であるのか、第2波であるのかというのは引き続きこれからの推移というのも十分見極めて判断せざるを得ないのではなかろうかと考えているところであります。人の動きが活発になってきたということで、たまたま現在のような状況になっているのか、これが他の地域含めて、事例が積み重なっていくような状況で推移していくのか、まだまだ判断いたしかねているといった状況であります。
わかりました、ありがとうございます。今後、大きく事態が変われば県としての受け入れの対応も変わってくるということだったのですけれども、具体的な基準、例えば県内で医療体制、病床がフェーズ3に移ったらどうするという基準は話し合われたりしたのでしょうか。
まだ具体的な数値の整理等を行って申し上げている状況ではありません。冒頭申し上げたように、県内における感染症の状況が蔓延しているような状況であるのかないのか、これは非常に重要な点ではなかろうかと思っておりますし、これからの各医療提供体制への負荷の状況等も慎重に見極めていく必要があるものと考えているところであります。
もし万が一、これから蔓延してるという状況になれば県としてはどういう対応をとられるのでしょうか。
その原因が、県外から観光キャンペーンを通してお越しいただく方々に起因するものであるのかどうか、そういう評価をしっかりした上で、この制度、キャンペーンに継続して参加していくのかどうか、そういう判断も必要になってくるのではないかと思います。
ありがとうございました。先日の記者会見の中で、旅行者の接触者の把握をできる制度を作って行くという話をされていたと思うのですけれども、現状どういった状況になっていますでしょうか。
接触者の把握については、県外からお越しになられた方々、1つは新たなアプリ等を積極的にご活用いただいて、接触履歴の確保などに努めていきたいと思いますし、例えば、各宿泊施設の皆様方におかれては、施設内でどういった方々がお泊りいただいて、どういった場で一緒になっておられたか、できるだけ宿泊された方々を把握した上で、早期に情報提供等をいただけるようにご協力をお願いできればと考えているところであります。
「今回の事例は6月からの移動制限の解除等により、県外との何らかのつながりの中で発生したものではないかと思われる。」とのことですが、6月の移動制限解除は、19日からの全国を指すのか、県内の宿泊支援なんかを含めて、両方なのかどちらでしょうか。
長崎県にとって県境を超える移動の解除というのは6月1日の時点では、既に解除されていたところであります。6月19日は記憶に間違いがなければ、東京をはじめ首都圏地域の緊急事態宣言が解除され、県境を越える移動、自粛要請が解除された時期ではなかったかと記憶をいたしております。
長崎県が県境をまたぐ移動宣言が解除されたところからという理解でよろしいでしょうか。
そうですね、今の状況を想定いたしますと、数多くの皆様方が県外にお出かけになっておられることが感染リスクの高まりにつながっているのではないかということではなかろうかと考えているところであります。
わかりました。先ほど、知事の冒頭の説明で、県本土がフェーズ2で、県全体で129床、本土部で90床の病床を確保することになるとおっしゃられましたが、県全体129床というのは、離島も、たしかフェーズ2に移行したときの数字だと思うのですが、離島部はまだという理解でよろしいですよね。
ご指摘のとおり、離島もフェーズ2に引き上げた場合の129床ということです。
一部報道で新型コロナ感染症の影響を受けて国のIR基本方針の策定時期が白紙になったという一部報道があったのですが、県としてはIR事業者の公募時期を今月末とおっしゃられていましたが、その後、スケジュールの変更等はございませんでしょうか。
現在、基本方針の策定・公表がなされていないという状況であります。これまでは来年1月から7月までとされておりました区域認定申請の期間について当初の予定どおり動かす考え方がないという情報をいただいていたわけでありますけれども、その後、様々な情報等をお聞きいたしますと、これが延期される可能性もあるという報道にも接しているところであります。具体的にどうなるのかということについては、まだ私どもも十分正確な情報が手元にない状況にありますので、最終的な区域認定申請の期間が今まで言われていたように来年の1月から7月のまま動かないのか、あるいはこれをさらに延長するという検討がなされ、その方向で動いていくのか、そこの見極めをしながら、事業者の公募手続きに入っていかなければいけないのではなかろうかと考えております。
そうすると事業者の公募自体は、予定どおり今月末から開始されるのでしょうか。
場合によっては少し後ろ倒しになって来る可能性もあるのではなかろうかと考えているところであります。
後ろ倒しするとしたら、いつの段階で決定されるのでしょうか。
まずは国の動きをしっかりと把握し、情報を集めていく必要があるものと考えているところであります。
他に質問はございませんか。
疫学調査で感染経路の特定を進めてらっしゃるということですけれども、感染事例が同時多発的に発生し始めた中、認識としては、感染経路は今でも追えてる状態ということでよろしいでしょうか。今の感染者の経路の把握の現状はどのように考えてらっしゃるんでしょうか。
現在、県内各地域で発生はいたしておりますが、それぞれの地域に保健所を設置しておりまして、保健師等含めた専門家も勤務しております。それぞれの地域の発生事例については、地域の保健所が全力でヒアリング並びに、感染経路の解明に向けて全力で取り組んでいるところであります。
わかりました。県外から来られる方へのお願いなんですけれども、3番目の「新しい旅のエチケットを参考に感染防止対策を徹底してください」というのは、来県される方に対してどのようにな方法で呼びかけていくのでしょうか。
これはもう既に、国の方で新しい旅のエチケットというのが策定をされて、広報されているものと理解をいたしております。今一度、そういった旅をしていただくに当たっては、例えば三密を避け、おしゃべりは控えめにとか、食事されるときには会話を控えて味をしっかり堪能していただくようにとか、そういった注意点が盛り込まれておりますので、そういった点にご留意をいただいて観光を存分に楽しんでいただければと思っているところであります。
県としてはその新しい旅のエチケットの範囲で感染防止対策を徹底してくださいよというお願いを、国から既になされているものだという認識でいいのでしょうか。
改めて長崎にお出かけいただける際に、そのエチケットをもう一度ご確認いただいて実践していただければと考えているところであります。
今後、状況が大きく変わればGo Toトラベルキャンペーンの受け入れも考えるというご発言があったと思うのですけれども、どういった場合に止める判断をされるのでしょうか。止める手続きはどのように進んでいくのでしょうか。
県外からお越しいただいた方が感染されるということ、事例が発生したら直ちに止めること、そういうことではないと思います。これから数多くの皆様方をお迎えしていくわけでありますので、観光客の皆様方がお出かけいただけることによって、県内が蔓延状態になり、数多くの患者が発生し、受け入れ医療機関がパンクしてしまう、そういうことは避けなければいけないと考えておりますので、これからの推移に慎重に目を向けておかなければならないと考えているところです。
最後1点なんですけれども、その蔓延状態になり、医療機関がパンクするという可能性について、数値の整理をこれからされていくということですけれども、適宜、数値の整理等を行い、判断が必要であれば、そのときに応じて判断するということでよろしいでしょうか。
そうですね、医療提供体制の確保等の動きもこれから変わっていく可能性もありますので、そういった現状等を、その都度、確認しながら判断していく必要があるものと考えております。
最後の質問を伺いたいと思いますが、ございますか。ないようでしたら、以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後3時28分(88分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年7月16日 定例記者会見
会見内容
- 令和2年7月豪雨による災害について(1)
- 新型コロナウイルス感染症対策について(1)
- Go To トラベルキャンペーンについて(1)
- Go To トラベルキャンペーンについて(2)
- 本部会議について(1)
- Go To トラベルキャンペーンについて(3)
- Go To トラベルキャンペーンについて(4)
- 本部会議について(2)
- 本部会議について(3)
- 令和2年7月豪雨による災害について(2)
- 特定複合観光施設(IR)について
- Go To トラベルキャンペーンについて(5)
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- 産学官連携による地域活性化について
- オープンイノベーション拠点について
- 県の強みなどをどう訴えていくのか
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 新型コロナウイルス感染症対策について(2)
- Go To トラベルキャンペーンについて(6)
- 専門家会議について
- 米海軍佐世保基地のコロナ対策について
- 石木ダム建設事業について
- 新型コロナウイルス感染症対策について(3)
令和2年7月豪雨による災害について(1)
それでは、ただいまから、会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
まず、冒頭に私の方からご報告とお願いをさせていただきたいと思います。
1点目は、このたびの7月豪雨による災害についてであります。
ご承知のとおり、7月3日からの梅雨前線による大雨は、九州から西日本、さらには東日本にかけて記録的な豪雨となり、消防庁によりますと、全国で75名の方々が亡くなられ、今なお11名の方々が行方不明となっておられるなど、広範囲に甚大な被害がもたらされたところであります。本県でも、対馬市で1名の方が亡くなられました。犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げる次第であります。
本県におきましても、6日16時30分に大雨特別警報が発表され、以降、14日まで断続的に大雨警報が発表されたところであります。この間、県内各地域においても、がけ崩れや河川の氾濫等が発生し、住家や土木、農林水産関係に大きな被害が生じたところであります。
こうした事態を受け、全国知事会においては、4日に「緊急広域災害本部」を設置し、総務省等と連携して、「被災市区町村応援職員確保システム」に基づき、被災自治体への支援に取り組んでいるところであります。本県からは、7月5日に総括支援チームとして、熊本県球磨村に県職員3名を派遣するとともに、8日には、本県が球磨村への対口支援団体に決定されたことから、9日から、避難所運営のための、県職員10名を派遣し、その後も、球磨村の避難所運営等の被災地支援を行っているところであります。また、熊本県人吉保健所支援のため、災害時健康危機管理支援チーム、いわゆるDHEAT(ディーヒート)と呼んでおりますが、8日から県職員第1弾5名、12日から第2弾6名のほか、8日には熊本県県南保健医療調整本部支援のため、長崎医療センターなど県内6医療機関から、災害派遣医療チームDMAT(ディーマット)7チーム29名を派遣しております。その他、熊本県からの要請に基づき、7月4日には、消防庁から八代市に対する緊急消防援助隊の出動要請があり、本県の10の消防本部から28隊の緊急消防援助隊長崎県大隊を7月7日まで派遣するとともに、防災航空隊を7月14日まで派遣し、捜索や救助、搬送などの任務に当たってきたところであり、計18名の救助を行ったところであります。今回の大規模災害に対しましては、引き続き、国や知事会等と連携を図りながら、被災地の一日も早い復旧に向けて、全力で支援に努めてまいりたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症対策について(1)
次に、新型コロナウイルス感染症についてお話をさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症については、さる7月3日、県内では約2カ月半ぶりに、長崎市において18例目の感染者を確認して以降、昨日までに15件の感染者が発生しております。7月3日に長崎大学の実習生の発症が確認されて以降、7月12日に、長崎みなとメディカルセンターにおいて、院内感染でクラスターが発生し、13日には長崎市内の飲食店からも複数の感染者が発生したことから、長崎市に医師や保健師を派遣するとともに、厚生労働省のクラスター対策班から専門家を派遣いただき、長崎大学病院など関係機関と連携しながら感染拡大防止に全力で取り組んでいるところであります。今後とも長崎市をしっかりと支援し、事態の終息に万全を期してまいりたいと考えております。
そこで、県民の皆様方への改めてのお願いでありますが、今後ともマスクの着用、手指消毒といった「新しい生活様式」を実践していただきますとともに、狭くて換気が悪い、人と人とが密接し、距離を十分に確保できていないといった、ガイドラインに沿った感染防止対策が十分にとられていない店舗へのお立ち寄り、ご利用は控えていただきますようお願いを申し上げます。
そして、事業者の皆様方には、営業されるに当たっては、ガイドラインに沿った感染防止対策を徹底していただきますよう、重ねてお願い申しあげます。県では、この「業種別ガイドライン」に沿った対策の実践に必要な物品の購入費等に対して、「新しい生活様式対応支援補助金」を設けて事業者の皆様方を支援しておりますので、ぜひご活用いただきますようあわせてご案内をさせていただきます。
また、クルーズ船「コスタ・アトランチカ号」でありますが、7月9日に最後まで入院されておりました乗組員の方が長崎市内の医療機関を退院され、帰国の途につかれました。乗組員の方々が、全員無事に長崎を離れられましたことは喜ばしいことであり、改めて、これまでお力添えをいただきました長崎大学をはじめ、関係機関の皆様方に心からお礼を申し上げる次第であります。現在、これまで取り組んできた一連の対策について、ご支援をいただいた方々からも聞き取りなどを行いながら、検証作業に取り組んでいるところであり、検証結果を踏まえて、今後の感染症対策に活かしてまいりたいと考えております。
そして、これからは、感染予防・拡大防止対策にあわせて、段階的な経済対策を推進していくことが重要であると考えており、国の地方創生臨時交付金等を有効に活用しながら、観光振興や県産品の消費拡大、雇用の確保や事業継続支援などの対策に力を注いでまいりたいと考えております。これまで、新型コロナウイルス感染症対策として約860億円の補正予算を計上しているところであり、これらの対策の効果が全て発現した場合の経済波及効果は、事業費の約1.37倍となる1,182億円程度と想定されますことから、今後とも可能な限り予算の早期執行に努めますとともに、県民の皆様方に効果を実感していただくことができるよう、施策の一層の充実・強化を図ってまいりたいと考えております。
最後に、重ねてのお願いでありますが、感染者やそのご家族、または、日々治療に当たっていただいている医療従事者やそのご家族、関係者の皆様に対する偏見や差別につながるような誹謗中傷等については厳に慎んでいただきますよう、何とぞよろしくお願いを申し上げる次第であります。
以上、冒頭2点、ご報告並びにお願いを申し上げたところであります。よろしくお願いを申し上げます。
それでは、幹事社の方からお願いします。
Go To トラベルキャンペーンについて(1)
2点お尋ねです。先ほどおっしゃっていたように、今月3日以降、県内でコロナ感染者が続いて出ていますが、中でも、感染症指定医療機関に指定されている2つの医療機関でも患者が増えているということについての受け止めと、今後の医療体制についてどのようにお考えなのかお聞かせ願います。
7月3日以降、県内でも感染者が15名発生し、クラスターが形成されている状況でありますけれども、現在、長崎市において、積極的な疫学調査が行われているところであり、県としても、職員を派遣して、感染経路の特定に力を注いでいるところであります。一刻も早く感染ルートの解明に力を注ぎ、感染拡大防止に全力で取り組んでいかなければならないと考えているところであります。
県内の状況は、徐々にその感染経路が判明しつつあるところでありますが、現時点では病院内、あるいは一部飲食店に限られている状況にあると認識しているところでありまして、冒頭申し上げました、県民の皆様方には、新たな生活様式の徹底等に、引き続きご協力をいただきたいと考えているところであります。
ありがとうございます。今日東京でも、既に200人を超えている感染者が確認されました。「GoToトラベルキャンペーン」について、県、自治体によっては懸念するところも増えている状況で、その実施に至った場合には観光施設を閉めるという方針を出している県も見受けられたりするのですけれども、長崎県として、キャンペーンについてはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
ご承知のとおり、これまでは、コロナ感染症の拡大により、特に観光関係分野を中心に大きな影響を被っているところであり、県境を越えた移動が自粛解除された6月1日以降、まずは、県民の皆様方に県内の宿泊施設をご利用いただき、観光産業の応援をいただきたいということで、数多くの皆様方にお力添えをいただいてきたところであります。引き続き6月19日からは、このキャンペーンの対象を全国に拡大し、「ながさき癒し旅」ということで、数多くの皆様方をお迎えしているところでありますが、感染拡大防止を進めるに当たっては、受入側で取り組むべき事項、訪問していただく皆様方にご留意いただきたい事項、それぞれあると考えております。今後、開始される予定であります国の「GoToトラベルキャンペーン」においても、感染防止対策を義務付けるなど、安全安心対策をしっかりと取り組んでいくことが前提とされているところであり、また、県においても、これまでのキャンペーンにおいて、この「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」を遵守していただくことを参画要件にしておりますほか、長崎県旅館ホテル生活衛生同業組合と連携しながら、宿泊施設のガイドラインの対応状況について現地確認を進めているところであり、既に参加いただいている500の宿泊施設の9割以上の確認を終えているところであります。こうした取組にあわせて、今後、さらに多くの皆様方をお迎えすることになっていくものと考えておりますので、福祉保健部等の意見等も取り入れながら、感染の疑いが生じた場合の対応フロー、あるいは接触者を確認できるような体制づくり等についても、しっかりと取り組んでいただけるよう、認識の共有化を図っているところであります。そして、また、宿泊施設以外の関係者の皆様方にも、引き続き、このガイドラインに沿った対応をお願いしていきたいと考えております。
一方、また、県外からお越しいただく皆様方に対しましては、それぞれお住まいの自治体で呼びかけられておられる内容、例えば、県外への移動を自粛していただくような要請も行われているところでありまして、そういった点を十分ご確認いただきますとともに、国の方で推奨されております、旅行者視点での感染防止のための留意点をまとめた「新しい旅のエチケット」などを参考としていただき、十分な感染症対策を講じていただきたいと願っているところであります。そういったしっかりとした感染防止対策に取り組む中で、お客様を順調にお迎えし、県内観光関連産業の振興を目指していきたいと考えております。
Go To トラベルキャンペーンについて(2)
「GoToトラベルキャンペーン」に関してお尋ねします。自治体内や、九州限定といったような、地域を限定するような方策を提案するといったお考えは今のところ、お持ちでないということでしょうか。
先ほど申し上げたように、本県においては、全国に先んじて、県単独の誘客キャンペーン、これは臨時交付金を活用しておりますけれども、これを先行して展開してきたところであり、引き続いて、その誘客対象を拡大し、九州各県さらには全国からお客様をお迎えしてきているところであります。感染症防止対策については、先ほども申し上げたとおり、関係者のご理解の上で対策を講じているところでありますが、例えば、県内の皆様方に、既に14万人ほどご利用いただきました。そして、6月19日から今日まで、およそもう1月間、県外の皆様方もお迎えをしてきているところであります。余すところ7月末までの計画で取り組んでまいりましたので、残り少ない10日前後という状況になってきているところでありますが、そういう中で、この観光に伴う人の移動に起因した感染事例等は、未だ確認されていない状況でありますので、県民の皆様方、各事業者の皆様方のご協力もあり、一定、安全安心いただけるような状況は、現実として確認できつつある状況ではなかろうかと考えているところであります。確かに、段階的に近場からという手法もあるだろうと思っておりますが、お越しいただくお客様を見ますと、遠距離の移動よりも近場から観光にお出かけいただくというニーズが高いような状況でありまして、一番多いのは福岡県をはじめとした九州各県からお越しいただく皆様方が一番多いお申し込みをいただいている状況ではなかろうかと考えているところであります。
関連してですけれども、これまで、緊急事態宣言の発出、解除の対応も含めて、中村知事は、基本的に国の示した案から基本的に外れずに現実に対応されてきたと思うのですが、一部の自治体の首長が、国の方針に対して異を唱えて存在感を出しているところもある中で、知事の基本姿勢としては、国の判断からは外れないという方針で、新型コロナ感染症の対応に当たられているという理解でよろしいでしょうか。
まずは、私の最大の使命は、県民の皆様方の安全安心をどう確保するかということが一番重要な使命であると考えているところであり、そういった中で、国がどういった考え方のもと、どのような対処方針をもって臨まれるのか、それはやっぱり一番基礎になる部分でありますので、その情報はしっかり踏まえた上で、あわせて、そういった流れの中で、近隣各県を中心に、どのような対応方針をとられるのか、それによって人の流れも変わってきますし、本県への影響も大きく変わり、また感染リスクも変動していくものと考えているところであります。したがいまして、国の対処方針が示され、九州知事会議においてもさまざまな情報交換などを行った上で、長崎県として、例えば、離島を抱えるなどの特別の事情もありますので、そういった影響等も十分踏まえて、対処方針を決定していかなければならないと考えて取り組んできたところであります。
本部会議について(1)
ありがとうございます。もう1点。新型コロナウイルス関連ですけれども、感染症対策本部会議の議事録を、残されていないと思うんですが、非公開の会議で議事録がないということは、後ほど政策決定の過程を検証することが難しくなるわけですが、今後、議事録を残したり、改めて対応を再考するようなご予定というのはないのでしょうか。
この対策本部会議は、3月から5月にかけて13回開催してまいりましたけれども、その間には、新規感染者の発生、県民の皆様方のへの情報提供、県からのお願い、問い合わせへの対応、さらには、クルーズ船対応など、多岐にわたって非常に重要な任務が重なった時期であります。そうしたことから、緊急的な業務を優先し、本部会議の結果については、主な協議内容、決定された方針等を整理して議事概要としてまとめたところでありますが、音声データが残されておりますので、議論の詳細な内容については、できるだけ速やかに、会議結果に係る議事録の作成に努めてまいりたいと考えているところであります。
ありがとうございます。確認ですが、音声データをもとに、議事録を今後作成されるということでよろしいですか。
そうしてまいりたいと思います。
いつまでという目処は持たれていますか。
できるだけ早く、速やかに着手をしたいと思います。
ありがとうございます。以上です。
各社の皆様からお願いしたいと思います。ございますでしょうか。
Go To トラベルキャンペーンについて(3)
2点お尋ねします。「GoToトラベルキャンペーン」に対するスタンスですが、長崎県としては22日から予定どおり実施してほしいと受け止めていいのでしょうか。
はい。6月1日にキャンペーンを開始する段階から、まずは県内を先行する形で、範囲を広げてキャンペーンを展開し、ゆくゆくは「GoToトラベルキャンペーン」が計画されているので、それに引き継いでいくという前提のもと制度設計を進めて対策を講じてきたところであります。確かに、東京都を中心に感染の収束が見えないような状況が続いているところでありますが、先ほども申し上げたように、全国キャンペーンを先行して展開する中で、しっかりとした対応策を講じていくと、一定安心いただけるような体制の整備も可能ではないかと考えているところであり、ぜひ「GoToトラベルキャンペーン」を積極的に活用させていただく中で、県内の主要産業であります観光業の一刻も早い回復に力を注いでいきたいと思っております。
一方で、延期論もかなり強まっています。仮に、「GoToトラベルキャンペーン」が延期された場合に、長崎県への影響はどのように考えられておられるのでしょうか。
そうですね、県単独の先行キャンペーンが7月いっぱいということになり、本県においては夏場が一番集客シーズンというのでしょうか、お客様に数多くお出かけいただけるシーズンでもありますので、国のキャンペーンが先延ばしになるということであれば、どのような施策が必要であるのか、再度検討をしてみたいと考えております。
つまり、延期になった場合は、県独自のキャンペーンの第3弾のようなものも補正予算を組んで行っていくという構えがあるということでしょうか。
できれば、国の「GoToトラベルキャンペーン」の展開をより地域の実情に合った形で、地方にお任せいただけるような運用ができれば積極的な活用をさせていただけるのではなかろうかと考えているところであります。
Go To トラベルキャンペーンについて(4)
先ほどの「GoToトラベルキャンペーン」に関してですけれども、東京では感染者が継続的に数多く出ている中、端的に言って、数多く感染者が出ている地域から長崎に来るというのは、知事自身怖いなと思われないでしょうか。
もちろん数多くの感染者が発生している状況については、これは十分経過を見すえていかなければならないと考えておりますが、一部には、検査体制が充実されたことによって感染事例が拡大しつつあるのではないかというようなご議論もあるわけでありますけれども、引き続き、予断を持つことなく、事業展開をするに当たっては、十分な関係者のご理解、ご協力のもと、万全の感染防止対策でもってお迎えし、関係者と一緒に努力していかなければいけないと思っております。
本部会議について(2)
2点目は、先ほどの議事録のことですけれども、議事録を残していらっしゃらないのは、その当時、懸案があり過ぎて、作成する暇がなかったという理解でよろしいのでしょうか。
コロナ感染症の対策本部は、担当部局のみの体制では不足しておりまして、庁内挙げて応援体制を構築し、さまざまな事務に取り組んできたところでありまして、正直申し上げて議事録をきちんとした形で整理するという暇がなかったというのが本音のところであります。一応、クルーズ船内での大規模クラスターの課題も解決を見たところでありますので、できるだけ速やかに議事録の作成に取りかかり、資料として残しておきたいと思います。
最後に1点だけ。こうした会議の議事録を残すということは、どういう意味があると知事はお考えでしょうか。
基本的に、さまざまな業務を進め、また、重要な会議を開催しているわけでありまして、私も、50年近く県で仕事をしておりますけれども、こうした感染症が発生する初めての体験であります。後々の方々のために、そのときにどういうことが課題になって、どういう対応を図ったのかというのは、資料として残すのは非常に重要な視点であると考えておりますので、適正な形で時間ができましたので、迅速に取り組んでいきたいと思っております。
本部会議について(3)
議事録の話が出たので、関連して。そもそも、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を公開するという考えは、知事の方ではありますでしょうか。
対策本部会議はさまざまな感染症の発症等を情報共有化しながら、県の各部局によってどういった施策を進めていけばいいのか、非常に微妙な情報、個人情報なども取り扱う場になってまいりますので、したがって、冒頭のみ公開させていただき、対策本部会議終了後、できるだけ迅速に記者会見をさせていただき、発表をさせていただいているところであります。
令和2年7月豪雨による災害について(2)
わかりました。ありがとうございます。今回の一連の豪雨災害の被害の状況と、今回の災害について、死者も出て、新型コロナの関係で避難所の対応もあったと思うのですけれども、そういったところで、今回の豪雨災害で見えてきた課題をどのように受け止めているのか。被害の状況と課題とをお聞かせください。
近年、自然災害が頻発、激甚化する傾向にあるわけでありますけども、県民の皆様方の安全安心を確保するというのは、自治体の最大の使命であると考えております。さまざまな予報、警報が発表される中で、いかに住民の皆様方のご協力をいただき、早期に避難をしていただくか。今回、特に大きな問題になりましたのは、そういった中で、この感染症が発生しているところでありまして、3つの密を回避しつつ、いかに安全な避難所運営を行っていくのかというのが非常に大きな課題になっているものと思っております。これまでは、どちらかというと、避難の勧告でありますとか、避難指示が出されても、なかなか、住民の皆様方は、大丈夫だろうということで、避難いただけない事例が重なってきたところでありまして、非常にそれが課題として、一刻も早く、早目、早目の避難を呼びかける必要があると感じてきたところでありますが、今回の豪雨災害では、2,700名ほどの方々が、実際、避難所に避難をしていただいたということでありました。引き続き、そういった実情を踏まえた上で、避難所のこの感染症のリスクを、具体的にどういう形で回避していけばいいのか、今回の事例なども振り返りながら、今後に生かしていく必要があるものと思っております。
それから、今回の豪雨被害では、やはり災害弱者の方々に対してどういう形で避難していただけるか、あるいは、それをサポートするような体制を構築していくのかというのが改めて重要であるということを痛感させられたところであります。
九州知事会でも、長崎県が幹事県になりまして、そういった災害対策等については、九州全県として積極的な対応を図っていこうと考えてきたところでありますけれども、改めてそういった課題も見えてきたところでありますので、これからも万全な対策を講じていけるよう、努力していかなければいけないと思っています。
被害の詳細はありますか。
失礼しました。まず、人的な被害は、先ほど申し上げたとおりでありまして、1名の方が、田んぼの見回りにいらっしゃって、亡くなられたところであります。
それから、公共土木施設の災害状況であります。現在、被災箇所の確認調査等を進めておりまして、数字等については、なおこれから変動も予想されるところでありますけれども、公共土木施設においては、道路が104カ所、河川が128カ所、港湾が1カ所、都市計画関連施設1カ所、砂防1カ所ということで、現在の被害総額37億7,200万円と積算をいたしております。
それから、農地、農業用施設関係であります。農業関係の被害額7,500万円、これは農作物被害等です。農地、農業用施設22億9,600万円、林地、林道施設7億9,600万円というような状況であります。農地では、畦畔の崩壊など、608カ所の被害。そして、農道や水道等の農業用施設312カ所の被害、林地では18カ所の崩壊、林道においては43カ所等での法面崩壊等の被害状況となっております。
それから、水産関係であります。漁港施設。集計していますか。
水産関係ですけれども、漁港施設については15カ所、漁船が2隻、燃料の補給施設が1カ所となっております。教育施設でございますけれども、学校敷地内の法面崩壊が4校、雨漏りによる天井の落下が2校、その他、配電盤の破損というのが4校ございます。文化財につきましては、国指定の文化財5件、県指定文化財2件の合わせて7件という報告が上がっております。
以上でございます。
大変失礼しました。
特定複合観光施設(IR)について
ありがとうございます。 IR事業者の公募についてですけれども、県議会の委員会でも、今月末、実施を開始するという答弁がありましたけれども、県知事として、今、IRの公募をどのようにお考えでしょうか。
これまでも申し上げてまいりましたけれども、まずは、国の手続の進捗状況に応じて、その時点、時点で判断していく必要があるものと考えてまいりましたけれども、来年の1月から7月までの、区域整備計画の申請期間の変更がないという前提に立てば、もうそろそろ公募に取り組んでいくべき時期になりつつあるものと思っております。しかし、未だ国の基本方針が正式に策定公表されていないような状況であり、今後とも、認定の申請期間の変更がないということになれば、近々、公募手続に着手していく必要があるものと考えているところであります。ただ全体として、世界で新型コロナウイルス感染症が拡大し、事業者においても大変厳しい経営状況にありますので、今後、国のスケジュールが変更されるということになりますと、予定どおり公募を開始するのかどうか、その時点でまた改めて検討をする必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
Go To トラベルキャンペーンについて(5)
すみません、もう一度、「GoToトラベルキャンペーン」で、延期であったり、一律スタートに賛成できないであったり、そういった声が自治体の長から上がっているのですが、先ほどの知事のお話からすると、改めて、延期なく、予定どおりスタートした方がいいということなのか、または、一律スタートもオーケー、もしくは、今日の夕方には専門家の分科会の会議があり明日発表されるということですが、例えば、予定どおり行われるのであれば、観光県長崎の知事として、何か地域毎、九州圏毎等、何か細かい規定があるとありがたいというようなことがあれば教えてください。
一番希望しておりますのは、これまでも「GoToトラベルキャンペーン」のスタートを念頭に置きながら、その事前対策としてさまざまなキャンペーンの展開をしてきたところであり、それも、終期を設定する上では、「GoToトラベルキャンペーン」のスタートを視野に入れながら、制度設計をしてきた経過があります。従いまして、できれば予定どおり、計画どおり「GoToトラベルキャンペーン」をスタートしていただければ、観光県として大変ありがたいと考えているところであります。
明日発表される、参加事業者の内容などの詳細について、何かご要望は特にはないでしょうか。
やはりそれぞれの地域の実情を踏まえて、慎重な意見等もあるのは認識をしておりますけれども、やはりリスクをどう評価していくのかということだろうと考えております。これまで、既に1月間、全国からの誘客キャンペーンを展開してきた状況を踏まえて、未だ関連した感染事例が生じていないということは、一定、県民の皆様方にもご安心いただける状況にあるんではなかろうかと考えているところでありますので、国におかれては安全安心対策のさらなる充実徹底について、具体的な方針等をお示しいただく中で事業をスタートしていただければと願っているところです。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
ありがとうございます。新幹線について、佐賀県で、昨日実務者の協議があり、5つの選択肢でのアセスの実施について、改めて佐賀県側が同意できないと返答しましたが、知事の今の思いと、これがこのままであれば、切れ目ない23年度の着工というのは困難だというような見通しも示されたということですが、お考えをお聞かせください。
昨日の国土交通省と佐賀県との協議の中で、国土交通省の提案であります、環境アセスの経費の予算計上について提案をお断りになったということでありまして、早期の環境影響評価着手を求めてまいりました長崎県としては大変残念に思っているところであります。これまでも、複数年を要するこの環境影響評価の手続きに着手すると、この実施期間にわたり、腰を据えて、整備方式について幅広い協議を行うことは可能になるのではないかということで、これは基本的に全額国費で措置される予算でありますので、佐賀県の事情にも配慮された形でのご提案であると、私どもも理解をしてきたところでありますけれども、改めて、佐賀県内での議論を踏まえて、7月までに回答を示してほしいということをおっしゃったとお伺いしているところでありますので、ぜひ佐賀県におかれても、そういった状況等を改めてご検討いただければありがたいと考えているところであります。5択の中から、今後の整備方針を検討するということにされてきたわけでありますけれども、まだ具体的な幅広い協議について議論が深まる前に、一つの選択肢であります、環境アセスが必須要件となるミニ新幹線でありますとか、フル規格新幹線、この可能性を何としても残していただきたいという長崎県の願いでありますので、ぜひ慎重に、県民の皆様方にも、再度ご検討をいただければありがたいと思っているところであります。
産学官連携による地域活性化について
産学官関連の話で2点、それと、アフターコロナにおける移住といいますか、地域活性化について、それぞれ2点お伺いします。よろしくお願いします。
まず、産学官連携のことですけれども、先般、長崎大学と産業労働部の間で、改めて連携が協定されて、オープンイノベーション拠点というのが設立されましたが、どのような意義があり、今後、これが設立されたことで、どのようなことができるようになるとお考えになっているでしょうか。
特に、感染症が大きな社会問題となる中で、「ウィズコロナ」、あるいは「アフターコロナ」と言われているわけでありますけれども、やはりこれまでの事業形態を非接触型に転換していくというのは非常に重要な視点ではなかろうかと考えているところでありまして、例えば、そういう取組を進めるに当たっても、生産ラインの省人化、リモート化、そのためには、AI・IoT・ロボット技術の導入などが必要不可欠になってくるものと思っておりますし、それを支える高度な知識を持った人材の育成を図っていく必要があるものと考えているところであります。そういった中、さる7月1日に、長崎大学の研究開発推進機構と、本県の産業労働部、そして産業振興財団が、このオープンイノベーション拠点を核とした、産学官連携協定を締結させていただきました。この拠点では、県が新たに基幹産業として位置づけております、AI・IoT・ロボット関連産業、海洋関連産業、航空機関連産業と、この3分野とあわせて、長崎大学の強みであります、医工連携分野、さらにこうした連携をつなぐものとして、アントレプレナーシップでありますとか、スタートアップ支援、こういった分野にわたる連携を強化していこうとするものであります。実を申しますと、これまでも県と長崎大学は、包括連携協定を締結しておりまして、さまざまな取組を進めてまいりましたけれども、これまでは、どちらかというと大学の個々の先生方と、県の事業担当との個別の結びつきという形での事業展開が多かったわけでありますけれども、今後は、組織と組織が連携をして、情報共有を図っていくことで、より連携の効果を高めていきたいと思っております。具体的には、先ほど申し上げました3者が持っております資源や機能、そういったものを効果的に活用するための情報共有から方針の協議、計画、活動案の検討、成果の振り返りなど、一連の作業について、一括して連携活動を展開してまいりたいと考えております。特に、本県では、研究開発型の企業の立地も進んでいるところでありまして、長崎大学との共同研究の可能性でありますとか、大学を起点とした地元企業、学生との結びつきの強化、地域の課題を新たなサービス事業として解決に導くような事業の検討など、さまざまな可能性があるものと考えておりまして、それぞれの相乗効果を高めることによって、経済の活性化を目指していきたいと考えております。
オープンイノベーション拠点について
ありがとうございました。もう1点、ちょっと気が早いかもしれないですけれども、アフターコロナにおける地域活性化についてお伺いしたいのですけれども、今後、企業でもリモートワークなどが推進されるということで、地方への移住を含めた、地域活性化のチャンスが来るんではないかとも言われています。その一方で、地域間競争は激化されるということも考えられるのですけれども、そういったときに、長崎県として、自分たちの強みはどういうふうに訴えていく必要があるとお考えになっているんでしょうか。
オフィスに通勤しなくて済むようなリモートワーク、ワーケーションといったワークスタイルが確立されつつあるものと考えているところであります。そういった意味では、本県には、すばらしい海や山などの自然、世界遺産や温泉をはじめ、観光的な魅力にも非常に恵まれた地域であります。既にこれまで、数々のオフィスの誘致にも取り組んできたところでありますが、すばらしい環境の中で業務が展開できると、非常に大きな魅力だというような評価の声もいただいているところでありますので、今後、そうした地域の強みや魅力を積極的に発信していくことが極めて重要であると考えております。したがって、情報発信サイトの立ち上げや、動画の配信等、また、きめ細かな相談支援活動に力を注ぐ中で、これからの2地域居住でありますとか、ワーケーション等の流れをしっかりととらえて、本県への移住、人の流れを呼び込んでいきたいと考えております。
これまでも本県については、優秀な人材が豊富に存在する、あるいは自然災害のリスクが少ないといったことに着目をしていただいて、数多くの皆様方に立地ご決定をいただいたところでありますけれども、先ほどご質問をいただいた産学官のオープンイノベーション拠点の動きなどもまた魅力の一つになってくるものと考えておりますので、しっかりと本県ならではの魅力を発信していきたいと考えております。
本県の強みなどをどう訴えていくのか
最後1点。長崎では、研究開発型の企業が誘致されたり、オープンイノベーション拠点ができたりといった基幹産業の構造転換や、ソニーのイメージセンサーの工場等、いろいろな前向きな動きはあるとは思うのですけれども、そのあたりの動きが、県民、特に若い中高生の保護者にほとんど伝わっていないのでないかととらえることもできると思うのですけれども、そのあたりを伝え方についてはどのように考えていらっしゃいますか。
若い方々を中心に、これまでも県内にとどまっていただき、県内各企業に就職をしていただいて、活躍をしていただけるように、行政が取り組んでいる施策でありますとか、各企業の魅力などを含めて、情報発信を進めてきたところでありますが、現状を申しますと、新型コロナ感染症で、さまざまな機会が失われてきているところであります。本県においては、他県にはない魅力も強くアピールできるものと考えておりますし、新たなさまざまなプロジェクトが進んで、街のたたずまいも大きく変わろうとしている時期でありますので、長崎がこれからどういった産業づくり、地域づくりを目指していくのかというのも、ご理解いただけるように、特に若い方々への情報発信にさらに力を入れていかなければいけないと考えているところであります。これからも頑張っていきたいと思います。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線について。昨日の協議で、佐賀県側は、改めて国交省から提案があった環境アセスでは同意できないとのことでしたが、国交省側は、7月末まで待つので、もう一度再考をと言っていますが、佐賀県は既に回答済みという見解を示して7月末までに考えが変わるような印象は、正直受けませんでした。長崎県としては、フル規格を推進し、令和5年度の着工を目指されています。長崎県としてはこれまで、7月末まで、佐賀県と国交省の協議を見守るという姿勢だったと思いますが、長崎県から何らかのアクションを起こすお考えはないでしょうか。
まずは、国土交通省から佐賀県に対して、7月いっぱい検討をして、また改めて回答をほしいというお話があったと聞いておりますが、ぜひ、佐賀県にはいま一度ご検討をいただければと願っているところでありますが、やはり県といたしましても、今、何ができるのか、国土交通省とも再度相談をし、検討をしていかなければならないと考えているところであります。
すみません、「検討していかなければならない」ということは、既に検討に入っているということでよろしいでしょうか。
いろいろ考えておりますけれども、これまでも面談の機会等をお願いしてきましたけれども、なかなかそういった機会をお願いしてもできないような状況が続いています。改めてそういった機会のお願いをしたり、JR九州を含めて、どのような選択肢があるのかといった点も含めて、再度、お知恵を拝借できればと考えているところであります。
面談の機会というのは、佐賀県知事との面談の機会という理解でよろしいでしょうか。
そういった機会をいただければ、お願いをしていきたいと思います。
一応国交省側の説明では、8月から環境アセスの手続に入らなければ、令和5年度の着工は無理と言われていますが、先ほど知事がおっしゃられましたけれども、フル規格の可能性は残してほしいということであれば、例えば、今回、佐賀県側が同意せずとも、一応幅広い協議をということで、5択の中で協議は続けていくことになるかと思うのですけれども、着工時期がずれ込む、もしくはそれに伴って全面開業の時期がずれ込むということについては、どのようにお考えでしょうか。
まさに、これまで我々が一刻も早く、環境影響評価の予算を計上してもらいたいと考えておりましたのは、整備新幹線の中で、事業が残されておりますのは、北陸新幹線と、この西九州ルートだけでありまして、北陸新幹線については、既に昨年度から、環境影響評価に着手しておられます。令和4年度には一連の手続が完了し、令和5年度からの計画認可、着工という手続が検討されているものと理解しておりまして、その前に、やはり財源確保に向けた政府内における検討が進められるものと思っております。この議論に遅れてしまいますと、これまでの例を見ましても、新幹線については、複数の整備区間について、一括して財源をいかに確保するかという検討が繰り返し行われてきたところであります。環境アセスに着手できないということになると、その議論に間に合わないということになってまいりますので、本県にとって、これから選択肢の一つとして検討していただくとはいうものの、その事業着手、並びに完成時期は大幅に遅れていくのではなかろうかと、大きな懸念をいたしているところでありますので、そういった意味で、その可能性をなくすことがないようにというのは、まだ環境アセスの期間を含めて、この幅広い協議を進めていただく時間はあるわけでありますので、環境アセス手続を同時並行的に進める中で、十分な議論を尽くしていただくということも、不可能ではないのではないかと思っており、先ほどのような思いをお伝えさせていただいたところであります。
新型コロナウイルス感染症対策について(2)
わかりました。それと別件になりますけれども、新型コロナウイルス感染症の関係で、厚労省の方から、第2波に備えた医療提供体制ということで、新たな流行シナリオに基づく長崎県内の推計患者数、推計の最大入院患者数、重症者数について作成するよう通知が来ており、その期限は7月の上旬か中旬ぐらいまでだったと思います。現状、まとまっているものがあれば教えていただきたいと思います。
これまでの感染症ピーク時の医療需要については、3月6日に国によって示されました、中国の武漢市の疫学情報をもとにした公衆衛生上の対策が行われない前提で作成された計算式によって、本県では、最大2,700名と算出をし、その3分1である900名を当面の病床確保の目標として設定してきたところであります。今回、国において、流行シナリオが示されたところでありまして、これは、国内での、これまでの新型コロナウイルス感染症の患者の発生動向、あるいは国内で実際に行われた感染拡大防止のための社会への協力要請の効果等を踏まえて、6月19日に、厚生労働省が各都道府県に対して病床数の確保の目安を検討するために、通知が行われてものであります。この流行シナリオを本県の人口構成に当てはめて考えますときに、本県の推計患者数を算定いたしますと、感染ピーク時に入院が必要な方は最大286名。このうち、重症患者は41名となり、宿泊療養施設での療養が必要な方は123名となってまいります。今後は、こうした推計患者数を目標として、感染者の入院病床、宿泊療養施設の確保を進めていかなければならないと考えているところであります。
わかりました。そうしますと、入院患者数の最大が286人ということであれば、地域毎には分かれているとは思うのですが、既に307床ほど確保されているということで、病床としては既に足りているという理解でよろしいでしょうか。
地域毎にバランスがどうであるのかという問題はありますけど、総数としては確保できている状況であります。
宿泊療養施設は123人ということですけれども、これについては、現在、長崎と佐世保で1カ所ずつ宿泊療養施設は確保されていますが、現在どのぐらいの部屋数が確保できている感じですか。
これは、医療圏域毎に、病床数も違いますし、基本的にはそれぞれの圏域に、宿泊療養施設の確保も図っていきたいと考えているところであり、そういった前提で、現地での協議調整を進めているところであります。
重症者の数は最大41人ということですけれども、重症者の病床としては、単純に数だけ見れば既に確保されているという理解でよろしいのでしょうか。
重症者の病床については、まだ41床調整できておりませんので、今後引き続き調整をしてまいりたいと思っております。
差し支えなければ、現在何床ほど重症者の病床は、確保はできているんでしょうか。
現在27床でございます。
Go To トラベルキャンペーンについて(6)
「GoToトラベルキャンペーン」について、先ほど、知事としては、予定どおりスタートしてほしいというお考えをお伺いしました。現在、長崎市でも感染者が出てきており、東京では、100人、200人を超える感染者が出てくる中で、私の周りでは、不安を感じていらっしゃる方はかなり多いように思うのですけれども、当然、県民の中にもいろいろなお立場があると思いますので、一概にどうだとは言えないとは思うのですが、知事は、この「GoToトラベルキャンペーン」が予定どおりスタートされることについて県民はどうお考えになっていると受け止めていらっしゃるでしょうか。
県民の皆様方にもさまざまな思いを持っておられる方がいらっしゃると思っております。東京都市圏での新たな患者発生数が三桁の状況が続いている状況をご覧になられる場合、そういった地域からお客様をお迎えすることについて、非常に不安を感じておられる方が多いということは当然のことではなかろうかと思っているところであります。そういった中、東京都市圏においては、圏外へのお出かけは自粛していただくような方針をお示しなられているものと理解をいたしていますので、お出かけになられる際には、ご自身の体調に十分ご留意いただいてお出かけいただくというのが、共通した思いであろうと思っているところであります。何よりも、それぞれのお立場で、県民の皆様方もお考えが異なってくる面があろうかと思いますけれども、これまで取り組んできたところによると、10万人を目標とした、全国誘客キャンペーン、これもほぼ1カ月半のうち、大半の期間を経過して、多くの皆様にお出かけいただいてきた実績もあるわけでありまして、そういった中で、こういった観光客の移動に伴う感染事例は、県内で発生していないということを踏まえますと、他県でお触れになっておられる、まずは近場からといった手続きは、これまでも本県では既に6月1日からそういう取組を進めてきて、徐々に拡大してきているわけでありますので、本県においては、そういった手順のもと一定進めてきた。そして、最後の「GoToトラベルキャンペーン」ということになってくるわけでありますので、ぜひ県民の皆様方のご理解のもと、計画どおり取り組むことができればと考えているところであります。
関連してもう1点。6月1日からの事例の話もありましたが、6月の期間中というのは、ゴールデンウイーク期間中のステイホーム週間の効果も現れてきて、一定程度全国でも感染者が少ない時期が続いたと思います。そういうことを考えれば、時期としてはちょっと状況が違うのかなと思いますし、また、来月、お盆もありますので、少なくとも、東京を除いても、各地で感染者が出ている中、先ほどのお話にもありましたように、受け入れ側としてもしっかりと対策をする、そして、新しい旅のエチケットという形で、いらっしゃる方も対策をするというのはよくわかるのですが、この病というのはやはり無症状の方が一定いらっしゃるので、ある程度の人の動きが出てくると、それなりにリスクが高まるものだと思います。そのリスクについてはどのように対応していこうと思われますか。受入側の対策だけではどうにもならないということに関してはどういうふうにお考えでしょうか。
確かに、6月に至るまで、自粛要請が重ねられて、国民の皆様方も外出を控えられた時期でありました。しかしながら、先ほども申し上げておりますように、6月19日以降は、継続してお客様をお迎えしてきた、今もお迎えしている状況でありますので、現在の東京の感染状況の中で、お客様に本県においでいただいているということでありますので、今の状況を反映された形で推移してきているものと認識をしているところであります。確かに、受入側だけの努力で、全てリスクをなくしてしまうということは困難であろうと思っているところでありますが、これまでの本県での感染事例、現在発生しておりますクラスターについても、ほぼ感染経路は把握されている状況であります。したがいまして、県外からお越しいただく中で、場合によっては感染事例が発生する可能性も完全にゼロとは言い切れない面がありますけれども、これまでの事例を踏まえますと、そういった感染者が発生した場合には、その感染経路を細かく追跡・把握し、拡大を防止する取組が一定効果を上げてきた状況であります。したがいまして、水際自体を閉めてしまうのではなく、その時々に応じた、適正な対応策を講じることによって、感染拡大等を防止していかなければならない、またする可能性があるんではなかろうかと思っているところであります。
専門家会議について
議事録作成の件で1点確認です。対策本部以外にも、感染症や経済の専門家を集めた知事の諮問機関で有識者会議があり、こちらの方も議事録は作成されていなかったと思うのですが、こちらの方も議事録を作成するという理解でよろしいでしょうか。
今のところ、有識者会議は概要の取りまとめを行っておりまして、各委員の皆様方のご発言内容等も、確認・修正の上、議事概要を取りまとめているところであります。細かな発言内容等については、それぞれのお立場から大変難しい課題について、忌憚のないご意見をいただくというのが本来の趣旨でありますので、一つ一つの議事録を作成することは考えておりません。
対策本部会議は、議事録は作るけれども、有識者会議については、議事概要は作成するが、議事録については作られないということでよろしいでしょうか。
はい、そう考えております。
米海軍佐世保基地のコロナ対策について
コロナに関連して少し違う話ですけれども、今、沖縄で、在日米軍基地でコロナ感染者がかなり出ており、基地からの情報の出し方というのに問題があるということで、長崎県でも4月に佐世保で1人が感染した際に、基地から感染経路等についての情報が十分に出てこないといった問題がありました。県内の在日米軍基地でコロナ患者が発生したときに、県はどのように状況を把握されるのかというのが1点と、情報の出し方のベースである日米地位協定の観点からのコロナの問題点について知事のお考えを伺いたいと思います。
佐世保の米軍基地においても、1人の陽性者が発生したという報告がありました。基本的に、内容を確認いたしますと、ほぼ国内の対策と同じような対応方針のもと、コロナ感染者に対する対応が図られているところであります。感染症が確認された際には、合意事項等に基づき、地元自治体に通報するという内容になっているところであります。これまで具体的に、外に出られて、無防備の状況で、市内感染が危惧されるというような状況は確認できていないところでありますので、そういうことになれば、万全の対応策を改めて求めていかなければならないと思っているところであります。
仮に、基地内で陽性者が出たとしても、県としては、きちんと情報提供は受けられるし、どういう状況であるかということの確認も十分に可能であるというご認識でいいでしょうか。
基地内で、医療的な対応を含め、あるいは経過観察期間等も14日間とされているわけでありますので、国内とほぼ同様の医療的な、あるいは保健上の疫学的な対応が図られているものと理解をいたしております。
県にもそういった情報というのは、逐一情報として上がってくるんでしょうか。
逐一、直接県にそういう情報が上がってくるということはないものと思っております。
佐世保市から上がってくるのですか。
佐世保市も保健所設置市でありますので、感染症対策上、所要の機能を担っていただいている機関があります。そちらの方には、情報提供がしっかりとなされているものと理解をしています。
佐世保市の方には、情報提供があるということになっておりまして、その情報は、当然、県の方にも同様に入ってまいります。
石木ダム建設事業について
石木ダム事業に関連してお伺いしたいと思います。6月19日までに、建設に反対される方たちの私物を撤去するようにと県からお願いをされていたと思いますが、その期間を過ぎても撤去されないままであるかと思います。そこに対して、この状況が続けば、工事に影響も出てくると思いますが、県としての対応はどのようにお考えでしょうか。
石木ダムの工事現場には多くの重機が稼働し、非常に危険な状況でありますため、工事関係者以外の方々の立ち入りは基本的に禁止しているところであり、妨害行為等が行われているところでありますが、直ちに止めていただくよう、再三にわたってお願いをしているところでありますが、聞き入れていただけない状況であります。これから付け替え県道工事の進捗に支障が生じてくる可能性もあるわけでありますので、立ち入り禁止、あるいは私物の撤去等にご協力をいただけるよう働きかけていかなければならないと考えているところであります。
今後、例えば強制的に撤去するといったお考えはお持ちでしょうか。
どうしてもご協力をいただけないということであれば、県においての撤去ということも選択肢の一つとして、今後検討していかなければいけないと思います。
時期の目処としては、いつまでにというようなお考えはありますか。
それは工事の進捗状況に応じて、撤去の必要性が生じたときには、検討し、対応していく必要があると思っております。
工事の契約に関連して、8月までが契約期間だと伺っていたのですが、そうなりますと、もう1カ月前後ぐらいしかないかと思いますが、その期間までにとなりますと、もう近々で判断しないといけないかと思うのですがいかがでしょうか。
そういう状況にあるんではなかろうかと思っております。
石木ダム事業全体に関連してお伺いしたいのですが、今回、熊本を中心とした九州、全国的な豪雨で大きな水害が発生しています。今回のこの豪雨災害を受けて、石木ダム事業の今後の進め方に関して、知事はどのようにお考えでしょうか。
これまでも繰り返し申し上げてきたところでありますけれども、石木ダムは、地元の治水対策上も、極めて必要不可欠な、大切な事業であると考えてきたところでありまして、特に、今回もまた、非常に極めて甚大な被害が生じたところであります。尊い人命も失われたところでありまして、地域の皆様方の安全安心の確保というのは、自治体としての最大の責務であると考えているところでありますので、引き続き、各反対地権者の皆様方にも理解がいただけるように努力していかなければいけないと考えているところであります。
昨年の秋に明け渡し期限を過ぎて、県としては行政代執行を進める手続は可能になっていますが、その可能性も排除しないと先般から知事おっしゃっていました。そこに着手するというような判断をくだされるかどうか、そのお考えはいかがですか。
これは、基本的には、地権者の方々の理解のもと、円満に解決できることが一番望ましい形になるものと思っているわけでありますけれども、ご協力いただけないという状況であれば、今後の工事の進捗状況、その他の状況などを慎重に見極めながら判断していかなければいけないものと考えております。
新型コロナウイルス感染症対策について(3)
新型コロナウイルスの病床の関係で、1点質問です。長崎市内で相次いで感染が確認されている状況で、病床が埋まっている現状にあるかと思います。一方、他の分野の医療の体制も維持する必要があって、段階的に病床の確保について、段階を分けて、フェーズみたいなことを定めて対応することも従前よりご説明いただいていますが、改めて、病床の確保について、県としてどのようにお考えを持っているのか、教えていただけますでしょうか。
病床の確保につきましては、感染拡大の状況に応じて病床を確保していくという考え方を採ってまいりたいと思っております。「フェーズ」という考え方で、「フェーズ0」から「フェーズ4」まで、感染拡大に応じて病床を確保してまいりたいと思っております。「フェーズ0」は感染者が発生していない状況。現在は感染者が発生しておりますので、「フェーズ1」でございます。今後の感染拡大に応じて、感染ピーク時が「フェーズ4」ということになりますが、その時点では、最大395床まで確保できるということで、各医療機関と調整が済んでいるところでございます。
それでは、以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後1時30分から午後2時18分(48分間)
・313・314会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年6月8日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いします。
それでは、今日は、私から、まず2点発言をさせていただきたいと思います。 その1つは「新型コロナウイルス感染症について」でございます。 県内各地の医療現場の最前線で新型コロナウイルス感染症の対応にあたっていただいております、医療機関、検査機関、さらには保健所などの職員の皆様方には、日々、献身的なご尽力をいただいておりますことに深く感謝を申し上げます。 本県においては、4月17日に17例目が発生して以降、本日に至るまで50日以上にわたって新たな感染者は発生していないところであります。これはひとえに県民の皆様、事業所の皆様方が日頃から感染防止のために格別のお取り組みをいただいているおかげであり、心からお礼を申し上げる次第であります。 そして、クルーズ船「コスタ・アトランチカ号」については、去る5月31日に無事出航いたしました。現在、県内に2名の方が入院されておりますけれども、厚生労働省、国土交通省、外務省、防衛省などの中央省庁の皆様、そして、国立感染症研究所をはじめとする関係機関の皆様、長崎大学の皆様、自衛隊の皆様、DMATをはじめ、ジャパンハート、ピースウインズジャパン、国境なき医師団など、医療支援機関の皆様、県医師会や薬剤師会、交通機関など、この間お力添えを賜りました全ての皆様方に、改めて心からお礼を申し上げる次第であります。 さて、5月25日に全ての都道府県において緊急事態宣言が解除されるなど、国の方針が示されたことを踏まえ、本県においては、6月1日から県境を越える移動の自粛を解除したところであります。今後は県内における感染防止対策、そして一方では社会経済活動の段階的な拡大、この2つのバランスを図りながら、必要な経済対策を講じ、皆様方の事業活動が円滑に進むように、力を注いでまいりたいと考えております。 県内の医療提供体制についてでありますが、感染拡大時に重症者を受け入れる病床は、長崎大学病院など4病院に、そしてまた、中等症の患者を受け入れる病床は、感染症指定医療機関や、公立・公的医療機関等に、それぞれ確保していただくということにいたしており、これまでに新型コロナウイルス感染者を受け入れる病床として307床の病床を確保してきているところであります。また、検査体制につきましては、県環境保健研究センターの体制を強化しますとともに、検査が可能な医療機関等に長崎大学が開発した短時間で検査が可能となっております蛍光LAMP法による検査装置を導入することで、6月中には1日に600件を超える検査が可能な体制を整備することとなっております。さらに、今後、長崎大学病院において、PCRを設置し、1日に1,000件の検査が可能な自動検査システムの開発を行うこととしているところであり、検査が必要な方がいつでも検査を受けられる体制を整備してまいりたいと考えております。 そこで、改めて皆様方へのお願いでありますが、コロナウイルス感染症が今後どのように推移していくのか、なお予断を許さない状況にあります。県民の皆様方におかれましては、日々の生活の中で、「新しい生活様式」を実践していただき、また、事業所の皆様方におかれましては、業種毎のガイドラインに沿った感染防止対策に取り組んでいただきますよう、重ねてお願いを申し上げます。 県といたしましては、今後とも感染防止対策に万全を期してまいりますとともに、検査・医療体制の充実に向けて全力で取り組んでまいりたいと考えておりますので、何卒、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、お願いを申し上げます。
お中元における県産品の愛用について
それから、2点目でございます。「お中元における県産品の愛用について」お願いをさせていただきたいと考えております。 新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして、県内経済に大きな影響が生じているところでありますが、県においては、毎年6月と11月を「県産品愛用運動推進月間」と設定し、県産品愛用運動を展開するとともに、ふるさと産品の普及啓発に力を注いでいるところであります。6月に入りまして、そろそろお中元の時期となってまいりました。大切な方々へお中元を贈る機会がございましたら、ぜひ、長崎県産品をお選びいただきますようお願いを申し上げます。長崎駅前・県営バスターミナル2階にあります長崎県物産館では、全国の方々への贈り物として魅力ある長崎県産品を集めた、夏のギフトコーナーを設置し、8月12日まで、「県産品お中元セール」を開催しております。また、物産館までお問い合わせをいただければ、ギフトカタログをお届けいたします。今回、新型コロナウイルス感染拡大により多大な影響を受けた物産関係事業者等を応援するため、6月1日からキャンペーン対象サイトで県産品をご購入いただきますと、商品代3割引と送料無料となる「長崎よかもんキャンペーン」も合わせて実施しているところであります。是非この機会に、長崎で生まれ育った、素晴らしい県産品の数々を大切な方々への贈り物として、あるいは各ご家庭において、積極的にご利用いただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。 以上、2点、お話をさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社からお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症対策について(1)
質問が2点あります。1点目は、先程の知事の発言の中で、長崎大学病院にPCR検査センターを設置するということですけれども、具体的にいつできる予定でしょうか。
これは、全自動式のPCR検査体制を整えようということで、これからシステムの開発を含めて取り組んでいただくということになりますので、一定期間必要になってくるものと考えております。しかしながら、年内には体制が整うものと考えているところであります。
わかりました。もう1点が、コスタ・アトランチカの集団感染の件です。一連の感染の経緯や、今後のクルーズ船の受入態勢について検証したいという発言が以前ありましたが、具体的にいつ、どのような体制で行おうと考えていらっしゃいますでしょうか。
はい、今回のコスタ・アトランチカ号における感染拡大については、新型コロナウイルス感染症対策本部の中にクルーズ船対策チームを組織いたしまして、県内の感染状況の把握、船内の状況、現場の情報把握などに努めてきたところでありますが、先月末に出航いたしましたので、体制の縮小を図ったところであります。ただ、その際、私も直接携わった職員の皆様方にもお願いをいたしましたけれども、記憶が薄れる前に、これまで取り組んできた一連の対策について、課題として認識される事項等については、早急に取りまとめを行っておいていただきたいというお願いをさせていただいたところであります。まずは、これまでの取り組みの中で、課題、問題点がどの点にあったのかを幅広く吸い上げてまいりたいと考えております。その上で、十分な検証作業を進めるには少し時間が必要になってくるものと考えておりますけれども、この間、多くの皆様方にご支援、ご協力をいただいてまいりました。厚生労働省をはじめ、国の関係機関、様々な物資などの提供に携わっていただいた方々、長崎大学をはじめとする医療機関、保健所等の関係機関、港湾等の各機関、バス事業者等、食事提供事業者等含めて、全ての関係の皆様方からも、一連のことを振り返って、諸課題等の把握を行い、その後の対応方策の検討に結びつけていく必要があるものと考えているところであります。
誘客キャンペーンについて(1)
1日から始まった県内宿泊費助成キャンペーンについて1週間経ちましたけれども、出だしの手応えはいかがお考えでしょうか。また、福岡県で新型コロナウイルスの感染者が相次いでおりますけれども、全国向けの誘客キャンペーンにどのような影響を与えるとお考えでしょうか。以上2点をお伺いします。
6月1日から、県民の皆様方を対象にキャンペーンを開始しているところでありますが、開始前から多数のお問い合わせをいただくなど、県民の皆様には関心をお持ちいただいてきたところであります。当初4万人泊分の支援措置を予定しておりましたけれども、本日現在の申し込み状況等を取りまとめてみますと、はるかにこれを超えるような形でご好評をいただいている状況であります。県内キャンペーンは7月いっぱいまで続く訳でありますけれども、恐らく支援枠が足りないということも想定されるのではなかろうかと考えているところであります。 なお、6月5日現在で登録いただいております宿泊施設は、466施設となっているところであります。 北九州市で感染者が相次いでいるところでありますが、6月1日からは、県境を越える移動の自粛要請を解除し、県内観光キャンペーンを展開しているところであります。県外からの誘客については、3週間ほど時期をずらして、6月19日から実施する予定にいたしているところでありますが、いま少し時間がありますので、1日も早い収束を願っているところであります。したがいまして、今後の推移も十分見極めていく必要もあると思いますけれども、一定、事前にご準備いただくという作業が必要になってまいりますので、現段階では、福岡県の皆様方を含めて誘客対象に考えているところであります。一刻も早い収束の上、安心してお出かけいただけるように期待をしているところであります。
各社の皆様から質問をお願いします。
ICT産業について
3点伺いたいと思います。1点目ですけれども、withコロナ、afterコロナ時代には、ICT産業の役割が、世界的に見てもかなり大きくなることが想定されます。長崎県では従前から、この辺りの分野にはかなり強化をされてきたと思うのですけれども、今後、この位置づけというのはどういうふうになるとお考えでしょうか。 あと、もう1点、既に、長崎県内では、京セラをはじめ、富士フイルムなど、大手のICT研究開発拠点の誘致に成功していますけれども、佐賀県など色々なところが同じように誘致しています。県内の産業振興につなげるためには、さらにどんなことが今後必要になるとお考えでしょうか。まず、この2点お願いします。
まず、新型コロナ感染症の最大の課題が、まさに人と人との接触を減らす必要があるとの指摘をいただいているところでありまして、そういった意味で、リモートワークでありますとか、ワーケーション、あるいはまた、インターネットを通した様々なビジネスの展開であるといったような新たな流れ、ニーズが拡大しつつあるものと考えているところであります。そういった中で、県内においても、各企業の皆様方に新たなビジネスチャンスを拡大していただくためには、そうしたICT技術を活用した取り組み、Webを活用した商談会の実施でありますとか、仕事の仕方そのものを変えていくようなお取り組みもしっかりサポートしていかなければいけないと考えているところであります。そのためには、離島地域を含めて、情報通信基盤の整備強化をしっかりと進めていく必要があるものと考えているところであり、そうした取り組みをさらに加速させていかなければいけないと考えているところであります。それからまた、一連の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして、大都市部の企業、あるいは首都機能が、新たに、地方に向けて流れてくるというようなことも指摘されているわけでありますので、受け皿作り等に積極的に取り組んでいきたいと考えているところであり、先週金曜日に開催いたしました各市長、町長様方とのスクラムミーティングでも、そうした取り組みに力を合わせて、力を注いでいこうと合意を得たところであります。ICT、IoT関連産業については、これからの県内経済を支える基幹産業として大きく育てていかなければいけないと考えているところであり、近年、都市部の大企業の研究開発拠点の立地も幾つか進んでいるところでありますので、そうした企業の皆様方と県内企業の皆様方のビジネスマッチング、さらに、このICT技術を活用して、新たなサービス、あるいは新たな産業の創出を目指していく必要もあるものと考えているところであり、既に、次世代情報産業クラスター協議会という形で、誘致企業の皆様含めた数多くの企業の皆様方にご参画をいただいているところでありますけれども、これからは、さらに、県内の各大学との連携を強化するという上で、県立大学には新たな共同研究開発に取り組むセンターの整備も進めているところであり、また、長崎大学においても、オープンイノベーション拠点の整備などもご検討いただいているところであり、産学官の連携を一層強化して、このICT関連産業の誘致育成にさらに力を注いでいかなければならないと考えているところであります。
国のGo To キャンペーンについて
最後に1点。少し遅れるという話もありますけれども、8月か9月には、国の「Go Toキャンペーン」が始まります。恐らく、他地域との顧客獲得競争がかなり厳しくなることが予想されますし、観光的な知名度が低いところは、場合によってはかなり価格競争も仕掛けてくると思うのですけれども、長崎県としては、どのような対策で誘客につなげたいとお考えでしょうか。あと、長崎県の根本的な魅力というのはどこだと知事はお考えでしょうか。よろしくお願いします。
7月下旬、あるいは8月からでもというようなことが言われております国の「Go To キャンペーン」でありますが、これは全国一律の支援措置が講じられて、全国の皆様方に観光地にお出かけいただくということでありますので、当然ながら、地域間競争が厳しくなるものと考えているところであります。したがいまして、価格競争に陥ることなく、本県の観光の魅力を全国の皆様方にしっかりと発信し、理解していただくということで、長崎にお出かけいただく必要があるものと考えているところでありまして、そういった意味からも、各市や町、各地域の皆様方と一緒になって、それぞれの地域の観光の魅力はどの辺にあるのか、そういった地域のこだわり、地域ならではの魅力というものをしっかり取りまとめていただき、それに県も加わる形で、エッジの効いたプロモーション活動を展開していくのが非常に重要になってくるものと考えているところであります。したがいまして、スクラムミーティングでも合意いたしたところでありますけれども、それぞれ、県、市、町の観光担当者の方々と早急に打ち合わせを行いまして、この国の「Go Toキャンペーン」に間に合うような形で、どういったプロモーションを展開していけばいいのか、そのために、それぞれの地域で、どういった観光の魅力の作り込み、情報発信を進めればいいのかということを十分検討し、力を合わせて取り組んでまいりたいと考えているところであります。
知事としては、長崎県の魅力というのはどんなところにあるとお考えでしょうか。
一つは、非常に豊かな自然に恵まれているということ。離島があり、半島があり、山間部があり、2つの国立公園、2つの国定公園に指定されるなど自然に恵まれております。それと、海外との交流の中で培われた、他にはないような歴史、文化が残されております。また、こうした豊かな自然の中で育まれる、海の幸、山の幸、食文化にも恵まれているところでもありますので、あまりそういったものを一度に情報発信すると、焦点が絞りにくいという形になるのではないかと考えているところでありますので、これから、地域のどういった点に焦点を当てて情報発信をし、県外の皆様方にお出かけをいただくかという観点から、地域の皆様方と一緒に戦略を作って、プロモーション活動に結びつけていかなければいけないものと考えているところであります。
誘客キャンペーンについて(2)
県内の宿泊支援の件でお尋ねします。好評で、4万人泊の支援額が足りなくなるのではないかとおっしゃられましたけれども、これは予定どおり4万人泊で終了ということなのでしょうか、それとも新たに予算計上を考えておられるのでしょうか。
実は、先の専決補正予算では、県内キャンペーンで4万人泊、19日からの全国キャンペーンで10万人泊ということで予算措置を講じたところでありますけれども、既に、把握した分だけで3万泊を超える状況でありまして、実質的に予約を進めておられる方々の数というのは、既に5万人泊近いお申し込みをいただきつつあるのではなかろうかと思っております。そうすると、当然、予算に不足が生じてくる可能性があるものと考えておりますが、まだ財政当局とも全く擦り合せをしておりません。予算の拡大を含めて検討をし、非常に大きな影響を受けた観光関連産業の回復のために、もう少し頑張っていく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
すみません。今おっしゃられた3万人泊、5万人泊というのは、県内宿泊キャンペーンの分でということですよね。
県内の宿泊キャンペーンの分です。
新型コロナウイルス感染症対策について(2)
新型コロナウイルスの関連についてお尋ねします。医療体制整備について、先程おっしゃられていましたけれども、いわゆる中等症の患者さんを中心に受け入れる重点医療機関を、8つの二次医療圏で、ワーキンググループで調整を進めておられますが、既に決まった医療機関、医療圏の数が分かればと思ったのですがいかがでしょうか。
重点医療機関の指定についてはまだこれからです。
現状、まだ決まったところは、指定したところはないという理解でいいですか。
はい。
特定複合観光施設(IR)について(1)
最後に1点。これも新型コロナウイルスの影響になるかと思うんですけれども、先日からの報道で、和歌山県、大阪府のIRで、スケジュールを延期、先送りするといった報道が出ているのですが、以前知事が、長崎県のスケジュール感についても若干ずれ込むかもしれないようなことをおっしゃられたと思うのですけれども、現状、実施方針案で示しているスケジュールの状況はいかがでしょうか。
これまでのスケジュール感といたしましては、国の基本方針の策定・公表が、今年の3月、もしくは4月ぐらいになるのではなかろうかと想定し、県の実施方針を策定し、事業者の公募・選定作業に着手していこうと考えてきたところでありますが、前回も申し上げたとおり、国の基本方針の公表がまだなされていない状況であります。したがいまして、県の実施方針も確定に至っていないところであります。他方、国の動きについては、来年1月から7月までに予定されております、区域認定申請の受付期間は変更がない旨のお話も伺っているところでありますので、これに間に合わせるとすれば、遠からず、公募・選定作業に着手していく必要があるものと考えているところであります。したがって、ぎりぎり来年7月末までの申請を考えた場合に、いつまでに公募選定作業に着手しないといけないのか。そういうスケジュール感を持って、これから事務作業を進めていく必要があるものと考えているところであります。具体的にいつまでということまでは、いまだ決定していないところであります。
そうしますと、ホームページ等で公表されています実施方針案のスケジュール予定については、現時点ではまだ動かすことはないということでしょうか。
現時点ではまだ、確定的な形で変更はしておりません。
特定複合観光施設(IR)について(2)
引き続きIRの件についてお尋ねします。RFP実施に向けた実施方針案の説明会を今月1日から行っていますけれども、こういう状況の中、どのようなねらいをもって実施するということになったのか教えてください。
これは、一度申し上げたかもしれませんけれども、先程触れさせていただいたように、我が国の基本方針の策定公表が遅れております。一方、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大によって、世界各地のIR事業者はほとんど事業を休止せざるを得ない状況にあり、経営的にはかなり厳しい状況にあるとお聞きしているところであります。そういった中、日本のIRがどういう形で進んでいくんだろうかと、基本方針がまだ公表されていないということは、本当に日本ではIRを進める意図があるんだろうかというような観測も一部聞かれているというお話を伺っているところであります。したがって、先般、九州地域戦略会議において検討をしていただいて、九州・長崎のIRについては着実に進めていきますよと、九州・長崎がIRにこういった期待を寄せているんだといったメッセージもお届けしたところであります。まだまだ具体的な中身の検討まで至っていないような事業者の方々がほとんどであろうと認識しておりますので、九州・長崎のIRの検討状況について具体的にお知らせをして、次のステップでありますRFPにしっかりと対応していただくように、協議を進めていく必要があるものと考えているところであります。
ありがとうございます。そのIR全体のところになるのかもしれないのですけれども、他の地域で、手を挙げていたIR事業者が撤退するなどの動きがある一方、長崎では、そういった動きが今のところ聞かれていない状況です。知事は、この計画の方針の策定の遅れがある一方で、長崎では撤退などの動きが出ていないということについて、長崎は今どういう段階、状況にあると受け止めていらっしゃるのでしょうか。
これから、IRの誘致に前向きに取り組んでいらっしゃる地域との、地域間競争がまさに始まるという状況ではないかと考えております。全国の厳しい競争に勝ち残っていくためには、いかに魅力的なIRを整備し、国の施策に貢献できるかということが非常に重要な視点になってくるものと考えておりますので、九州経済界はもちろんでありますけれども、IR事業者の方々にも真剣にご検討いただく中で、本県の魅力を最大限に引き出すような構想の実現、そして、多くの方々をお迎えできる計画として組み立てていく必要があるものと考えているところであります。そのためにこれからも努力してまいりたいと思います。
細かくなってすみません。例えば、IR業者の財政状況が厳しい状態で、投資金額を考え直すとか、インフラ整備のお金ですとか、そういった部分で改めて計画を見直すというのは、知事としては考えていたりしますでしょうか。
ご承知のとおり、長崎のIRというのは、一定インフラも整備済みのハウステンボスの区画の中に誘致を進めようと考えているところでありまして、エンターテインメント施設などについては、隣接する形でハウステンボスがそういった機能も備えておりますし、社会インフラ、道路でありますとか、港湾でありますとか、そういったものも、機能としては整備済みになっております。一層、多くの皆様方に快適にお出かけいただけるために、さらに、交通インフラ等の整備、拡充を進めていく必要があるものと考えておりますけれども、そういった意味で、必要となる投資規模そのものについては、既存のインフラを活用できる面が多々あるんではなかろうかと考えておりますので、そこは、IR事業者の構想に沿って様々な選択肢があるものと考えているところであります。そういった中で、長崎のIR自体をいかに魅力的なものとし、多くの方々をお迎えできる計画にするかということを考えていく必要があると思っております。
給与カットについて
ありがとうございます。最後に1点。他の都道府県の首長などで、新型コロナウイルスと、住民と意思を共にするということで、給与のカットなどを行っていたりするのですけれども、中村知事としては、そういった対応についてのお考え、また、今後そういった対応をすることについてはどうお考えでしょうか。
確かに、他の県の知事さんの状況を見ますと、期末手当を一部カットされたり、給与のカットをされたりしている知事さんも中にはおいでになられるという情報を承知しているところであります。実を申しますと、九州各県で、給与カットを行っておりますのは、現在は長崎県だけでありまして、この間、ずっと1割のカットを継続してきているところであります。確かに、新型コロナウイルスの感染に伴って、県民の皆様方、経済界の皆様方も大変ご苦労をいただいているのは十分承知しているところでありますが、これからの動向等も見極めながら、さらなるカットをするかどうかというのは、検討をしてまいりたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症対策について(3)
新型コロナウイルス感染症について軽症者と無症状者の宿泊療養施設について、長崎県では今進んでいないのではないかと思うのですが、知事はどのように認識されていますか。
無症状者、軽症者のための宿泊療養施設の確保については、現在、県北地域、県南地域、それぞれの地域で確保に向けて調整をさせていただいているところでありますが、地域の皆様方のご理解を得て、確保できるように、さらに努力していきたいと考えております。
長崎市の場合、住民の反対もあり、軽症者と無症状者の宿泊療養施設がなかなか確保できなかったということもあると思うのですが、厚生労働省のマニュアルには、決定した段階で住民に十分丁寧に説明をする必要があるとあります。ところが、住民の方々は、決定した段階ではなく、事前に説明をして欲しいという声がかなり強いんですよね。そのあたりの齟齬というか、やはり住民の立場からしたら、事前にそういうことを教えておいて欲しいというのがもっともなのかなと思うのですが、その辺りの説明の仕方というものをどのように考えていらっしゃいますか。
やはりこういった施設を設置させていただくということになると、様々な影響も懸念されるところでありまして、事業を進められるに当たって、風評被害を被ったというような事例もあるわけでありますので、そこはやはり、地域の皆様方のご理解をいただきながら、必要な機能の確保を図っていく必要があるものと考えておりますので、手順を後先どうするかという話よりも、むしろ、地域の皆様方の理解をいただきながら、そうした機能を配置していきたいと、そちらの方が大切ではなかろうかと考えているところであります。
丁寧な説明がかなり必要になる施設になるのではなかろうかと思いますが、やはりその辺りはしっかりと、十分説明をしていくということでよろしいですかね。
引き続き、そういった機能の確保に向けて努力しているところであります。
それでは、最後の質問でお願いしたいと思いますが、ございますでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて
既にコメントはいただいているのですけれども、九州新幹線西九州ルートで、国と佐賀県が協議入りしたことについて、改めて受け止めをお願いします。
九州新幹線の今後の整備方策については、昨年12月、佐賀県知事と国土交通大臣が話をされて、協議の進め方等について、協議前の事務的な議論が重ねられてきたものと考えているところでありますが、先週の会議において、それをもって1回目の協議の場とするということになったとお話を聞いているところであり、長崎県としては、歓迎いたしているところであります。これからは、こうした協議が継続して重ねられることによって議論が進展していくことを、強く期待しているところであります。
ありがとうございました。非公式の中で、国からは、佐賀県知事に直接示したいアイデアがあるということで直接佐賀県知事との面談を求めたが、実現しなかったということがありましたが、そのことについてはどう思われますか。
それは全く私も承知しておりませんので、この場でコメントをさせていただけるような状況ではありません。
最後ですけれども。もう来年度の予算の要望書をまとめる時期にもなっていて、来年度の予算を要望していかなければいけない時期に来ていますが、そういったスケジュールがどんどん差し迫っているということについて、中村知事はどのような危機感というか、どのような気持ちでいらっしゃいますか。
これまでも、一刻も早く、この西九州ルートの整備を進めていくためには、その手前の手順として、環境アセスメントを進める必要があるということで、関係予算の一刻も早い計上についてお願いをさせていただき、また、ご理解を求めてきたところでありますが、まだ、佐賀県の理解が得られるには至っていないという状況であります。しかしながら、今年度予算でも計上が難しいということになりますと、北陸新幹線の財源論議に大きく乗り遅れてしまう可能性が出てくるんではなかろうかと、非常に懸念をいたしているところであります。今年の予算要求まで、いまだ少し時間がありますので、国土交通省と佐賀県の協議が精力的に持たれて、一つの方針が示されるようになってまいりますことを期待しているところであります。
以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後2時07分から午後3時03分(56分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年5月31日 臨時記者会見
会見内容
コスタ・アトランチカ号の出航について
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
本日、三菱重工長崎造船所香焼工場岸壁に停泊中でありましたコスタ・アトランチカ号が長崎を出港いたしました。 私も、これまで現場でご支援をいただいた医療スタッフの皆様方とともに、出港を見送ってまいりました。 去る4月20日に新型コロナウイルス感染者が確認されて以来、船内の感染拡大防止や医療の提供、乗組員の帰国支援、そして何よりも市中への感染が広がることがないよう、国や、長崎大学、関係機関の皆様方のご指導、ご支援を賜りながら、長崎市と一体となって、全力で取り組んでまいりましたが、本日出港の日を迎えひとまず安堵しているところであります。 既にこれまで495名の方々が帰国の途につかれ、本日、126名の方々が無事出港の運びとなりましたことは、ひとえに関係皆様のお力添えの賜であり、厚生労働省、国土交通省、外務省、防衛省など中央省庁の皆様並びに国立感染症研究所など関係機関の皆様、長崎大学の皆様、自衛隊の皆様、DMATをはじめ、ジャパンハート、ピースウインズジャパン、国境なき医師団等医療支援機関の皆様、更には、長崎県医師会、交通機関等、全ての関係皆様方に改めて、心からお礼を申し上げます。 また、現在入院中の6名の方々についても、つつがなくご帰国いただけるよう引き続き支援に努めてまいりますとともに、同船の航海中の安全をお祈り申し上げる次第であります。 今後とも、地域におけるコロナウイルス感染拡大防止に万全を期するとともに、地域経済の回復に向けて全力を傾注してまいりたいと考えているところであります。 以上、コスタ・アトランチカ号の出港に際して、私からのコメントとさせていただきます。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いしたいと思います。
3つお伺いしたいことがあります。まず1つ目ですが、今回の感染者の数について、1人が重症化するに留まったという評価と、全体の対応の評価について教えてください。
比較的乗組員の方々の年齢が若い方々が中心であったということで、重症者が少なくて済んだのではないかと受け止めているところでありますけれども、大規模クラスターが船内において発生するという事態を受け、まずは、ダイヤモンド・プリンセス号の体験をされた専門家の方々をご派遣いただき、それぞれのステージ、それぞれのステップに応じたご指導とご支援をいただいてきたということが、比較的スムーズに感染症対策が進んできたことに繋がったのではないかと、関係の皆様方に大変感謝を申し上げているところであります。地元の体制としては、やはり長崎大学の熱帯医学研究所等、感染症の専門家の皆様方が数多くいらっしゃるということ、そしてまた、PCR、あるいはLAMP法等の検査体制も非常に充実した体制を構築していただき、全面的な協力をいただくことができたということが、こうした結果に繋がったのではなかろうかと考えているところであります。他にも、自衛隊の皆様方、DMATを初め、多くのNGO、NPOの皆様方のお力添えもいただいてきたところであり、そうした全ての関係皆様方のお力添えによるものと、深く感謝を申し上げているところであります。
感染拡大や医療体制の崩壊は起こらず、成功したという評価ということでよろしいのでしょうか。
そうですね、先ほども申し上げましたように、市中への感染拡大、そして、それを通して、県内の医療体制への過大な負荷を与えることがないようにということが最大の使命であると考えてまいりましたけれども、おかげをもちまして、市中への感染拡大も見られず、出港の日を迎えることができたということで、先ほど申し上げたように、ひとまず安心をしているところであります。
これは知事と中田部長、両方にお伺いしたいんですけれども。今日、実際に岸壁でお見送りされたということですが、見送った際の様子を含めて実際どうお感じになったかという所感と受け止めをいただければと思います。
本日は、126名の方々が、同船に乗り込んで、出港された訳でありますけれども、日本語で「ありがとう」という感謝の言葉をいただきましたし、また、岸壁の方からは、「航海の安全を」というメッセージを掲げて、関係の皆様方にお見送りをいただいたところであり、無事出港を見送ることができたことを、本当にありがたく思っているところであります。今後は、こうした取り組みを一つの教訓とし、しっかりと課題の分析、対応策の検討を進め、今後に対応に生かしていく必要があるものと考えております。
今日は、私も岸壁に出向いて、見送りをさせていただきました。昨日まで、DMATを初め、船側の救護所が実際に活動を続けまして、最後の最後まで、船員の健康支援に努めたところでございます。そういった意味では、今回、船員の方々も安心して出港されたのではないかなと理解しております。また、船員の方々も感謝のメッセージがありまして、これもひとえに、県民や市民の方々から、船員に対するいろいろなメッセージが届いておりましたので、それに対する感謝のお気持ちの表れではないかなと理解いたしました。 以上です。
それでは、各社の皆様から質問をお願いしたいと思います。ございませんでしょうか。
これまでの知事会見でも出ている話ですけれども、今回の教訓、課題というものは具体的にはどういうもので、まず取りかからなくてはいけないことはどういうことかを教えてください。
やはり、まだ対策の途中でありますので、十分な検証等については今少し時間が必要になってくるものと考えておりますが、これまでのことを振り返って私が感じておりますのは、先に申し上げましたとおり、入港に当たってのクルーズ船内の健康状況の把握ができるような体制を組み立てていく必要があるものと考えております。今回は、入港後、相当の期間を経ての感染症の発生となったところでありますけれども、長崎大学の先生に開発していただきましたアプリによって、日々の体温の状況、健康状況等を把握できるようなシステムも新たに構築していただいたところであり、そうしたことが、将来にわたってクルーズ船内の健康管理に役立てていただくようなことができれば、一定仕組みも整っていく可能性があるんではないかと考えたところであります。 また、クルーズ船といいますと、数千名の乗客、乗員を乗せてお迎えをするということになる訳でありますけれども、この船内で感染が発生するということになると、大規模なクラスターの発生に繋がってくる可能性が極めて高いということを考えますと、やはりそれぞれの地域のみでこの感染者を受け入れるということは非常に困難な状況にも直面してくる訳でありますので、広域的な医療提供体制の構築が必要不可欠になってくるのではなかろうかと考えております。 それからまた、先ほど申し上げた、健康状況等も含めて、クルーズ船社と、乗客、乗員の健康状況についての情報交換を常に行いながら、適正な医療の提供に努めていく必要がありますけれども、海外の企業でありますので、そういった情報の意思疎通、伝達というのを十分にできるような体制を整えておかなければいけないと感じたところであります。 それからまた、今回は特に、国内においても、新型コロナウイルスの感染症が拡大し、それぞれの地域にとって大きな課題となっている状況の中、こうしたクルーズ船における大規模クラスターの発生という事態に直面した訳でありますけれども、やはり、県内での医療スタッフの確保はなかなか難しい状況にあり、DMAT、ジャパンハート、国境なき医師団、ピースウインズジャパンといった医療支援機関の皆様方のお力添えがなければ、スムーズな医療提供も難しかったのではなかろうかと考えているところであり、引き続き、そうした広域的な医療支援体制、人的な確保も重要な要素になってくるものと思っております。 それからまた、この新型コロナウイルス感染症が全世界に拡大している中で、帰国に向けた支援が非常に難しい状況でありました。国によっては、ロックダウンということで、なかなか帰国者も迎え入れていただけないような状況が続く中で、国において積極的な調整を図っていただき、まとまった形でご帰国をいただくことができたということは、まさに、中央各省庁のご協力、ご尽力の賜であり、引き続き、そういう体制は必要不可欠になってくるものと考えているところであります。 なお、こうしたクルーズ船における感染症の発症という事態にどう取り組んで、解決に結びつけていくのか、国際的な視点に立った今後のあり方等については、国においても、新たな調査事業に着手される予定であるとお聞きしているところでありますので、今後、県内でのこうした事例を検証しながら、国の皆様方と一緒に、安全・安心していただけるようなクルーズ環境の整備について、引き続き検討を進めていく必要があるんではなかろうかと考えているところであります。 以上で、感じたところであります。
ありがとうございます。その検討を進めていく上で、長崎県としては、何か協議会であったり、検討委員会であったり、どういった形で検討を進めていく、体制を作っていくとお考えですか。
まだ、次なるクルーズ船の受け入れに当たっての体制作りというのは、具体的な体制作りまで検討するに至っていないところでありますけれども、入国審査、検疫、関税法上の取り組み、様々な物資の供給に携わっていただく方々、もちろん感染症を防止する上で重要な役割を担う保健所等の関係機関、港湾等の各機関、全ての関係機関の皆様方とも一緒になって、今回の事例の検証を進め、課題対応に向けて協議を進めていかなければいけないと考えているところであります。できるだけ早く、そういった検証、検討の場を設けてまいりたいと考えております。
ありがとうございます。まずは検証をされて、何か報告書等を出されたりするような形になるんですかね。
具体的な報告書にまとめるかどうかは別にして、検証をし、様々な課題とその対応策について検討を進めていく必要があると思っております。
先ほど知事から、広域的な医療連係が重要になるというお話がありましたが、ここで言う広域というのは、県内全域なのか、それとも、県境を越えて九州全域といった医療連係の必要があるという意味でおっしゃったのでしょうか。
確かに、県内での医療体制を強化していくという必要性もあろうかと思いますけれども、今回の陽性者が149名ということでありましたし、しかも、比較的軽症者の方々が多かったということでありますけれども、乗客の皆様方が一緒に入港され、重症患者が数多く発生するということになりますと、1県内での対応というのは非常に難しいという事態も想定されますので、県境を越える形での広域的な調整も必要になってくる可能性が極めて高いのではなかろうかと考えているところでありますので、そうした事態への対応も求められてくるものと考えているところであります。
もう1点お尋ねします。クルーズ船は今日帰って、その後の検証はこれからということでした。クルーズ船はもちろんのこと、北九州では第2波が起こっている中で、県として次のステージはどういった考えの下、このコロナ禍に対応していこうとお考えでしょうか。
まず、クルーズ船の受け入れにつきましては、国内のみならず、世界各地で類似の感染事例も発生している状況でありますので、クルーズ船というのは、いましばらく再開に時間があるものと受け止めておりますので、その間において、先ほど申し上げたような受け入れ態勢の諸課題について検討を進めていく必要があるものと思っております。 国内におけるこの新型コロナウイルス感染拡大防止については、事態の推移に伴って、その都度、県民の皆様方に注意を喚起させていただき、協力要請をお願いしているところでありますけれども、ご指摘のとおり、九州内においても、北九州市で第2波というような動きも生じているところでありますので、引き続き、県民の皆様方に十分注意をしていただき、不要不急の移動を控えていただきますとともに、医療提供体制の充実にさらに力を注いでいかなければならないと考えているところであり、関係各機関のご協力をいただきながら万全の対応を図っていかなければいけないと考えております。
最後にもう1点。岸壁で見送りをされたということで、長崎市の田上市長は一緒だったのでしょうか。
田上市長もお見えでありました。
先ほど来、関係機関の協力、連係の大切さを知事はずっとおっしゃられていましたが、今日、この場に田上市長がいらっしゃらない。最初に感染確認した時には、田上市長も一緒に会見したと思うのですが、この場で、一区切りの記者会見に来られなかったことについてはどのようにお考えでしょうか。
直接、田上市長のご都合をお伺いしておりませんので、そこは、私の方からはいかんとも申し上げにくいところではありますけれども、これまで、国、関係機関、そして、長崎大学等のご指導をいただきながら、県市連携しながら、事態の対応に取り組んでいく必要があるとの考え方の下、力を合わせて取り組んできたところでありますので、これからも所要の体制については、連係をしながら、感染拡大防止の目標の下、取り組んでいく必要があるものと思っております。
今日126人の方が出港する船に乗っているということですけれども、この126人の方は、全員エッセンシャルクルーという理解でよろしいでしょうか。事情があって定期便等で帰国できない方も乗っているのんでしょうか。
誰がエッセンシャルクルーなのか、正確な人数はコスタ社に確認しないと分かりません。いずれにしても、船の機関内を動かすエッセンシャルクルーと、帰国をトライしていたのですが最終的には船と一緒に帰るという方もいらっしゃいますので、そのトータルの方としての126人ということでご理解いただければと思います。
分かりました。それと、まだ長崎市内の医療機関に6人の方が入院されていますが、その方々の退院の目処等は立っている状況なのでしょうか。
最初重症で入られた方については、治療に長い時間を要すると伺っております。それ以外の方は、軽症の方ですので、近いうちに退院の目処が見えるのではないかというような報告を受けております。
分かりました。最後に今回の感染源の話です。先日から長崎大学等の報道等では、抗体検査の結果3月中旬頃に感染者が出たのではないかというような話もあるのですが、基本、市中感染は起きていないので、長崎市内に出た乗組員の方が感染して船に持ち込んだという可能性は低いと思いますが、その点も含めて、今回の感染源となることについて、現時点でどのように見ていらっしゃるのか教えてください。
感染源につきましては、これまでも申し上げているとおりですが、まず、大学と、感染症研究所等の専門的な方々のご見解をいただかないと、なかなか評価するのは難しいかなと理解しております。私達といたしましても、可能な限り感染源の解明には努めていきたいなと思っております。ただ今回一つの制限として、個室隔離を徹底していた関係もありまして、船内に入っている方の個々人の行動歴を詳細に聞き取れていないということもあり、また、多国籍にわたり、どうしても外国語でのコミュニケーションというところで、情報を取得するにも非常に制限がある中でのデータしかないということでございますので、最終的に様々な分析をして、結果に迫れるかわかりませんが、いずれにしましても、今後専門家の見解をいただいて、判明できるものはきっちり確認していく必要があると考えております。
細かいところの同じ確認になるんですけれども、入院している6人の方は、治療が終わり次第帰国するという流れで間違いなかったでしょうか。
はい、治療が終了し、帰国便がとれた段階で帰国していただくという段取りになります。
もう一つ、今日出港したということなんですけど、今後のスケジュールについて、現地到着時間等コスタ社から何か聞かれているものというのはありますでしょうか。
船に関して、今聞いているのは、マニラに向けて出港し、マニラ到着が6月11日の予定と聞いております。
知事にお伺いしたいんですけれども、先ほど、今回の一連の対応について検証し、今後の感染症対策に生かす方針がある一方で、以前の会見では、今後もクルーズ船の誘致は進めていきたいという考えを示しておりますけれども、その2つの考え方というのは、同時進行でやるものなのでしょうか。検証しつつ誘致も進めていくのか、ある程度検証が済むまで、誘致は止めておくのか。知事はどのようにお考えでしょうか。
今の状況で、直ちに、クルーズ船を引き続き誘致していくというのはなかなか難しい状況であると考えております。また、世界のクルーズ船事業そのものが、今止まっている状況でありますので、今少し事態の推移を見極めて対応していく必要があるものと考えております。前回、クルーズ船市場については、引き続き拡大傾向で推移していくものとの考え方をお示しいたしましたけれども、それは必要な対策が講じられた上で、利用者の方、乗客の皆様方に、まずは安心していただけるような体制をどう構築していくのか、そういった課題が求められているものと考えておりますので、中長期的な視点に立った、このクルーズ事業の拡大、そして、誘致に取り組む必要があるものと考えているところであります。
前回の会見でおっしゃられた、大きいベクトルとしては、誘致の方向は変わりないけれども、きちんと今回の検証であったり、防疫体制であったりをしっかりした上で進めていきたいというお考えでしょうか。
そうです。
もう1点、今回の件でいろいろ費用というのがかかったと思います。国、県、色々なところが携わっていると思うのですけれども、費用負担についてはどうなっているのでしょうか。
費用に関しましては、私どもで提供した、コスタ社の船員のために用意した医療支援については、コスタ社で負担をしていただきたいと考えておりまして、今、具体的な協議をコスタ社と行っているところでございます。
いつぐらいまでにまとまるとか、そういう目処はありますでしょうか。
ただいま船が最終出港したところでございますから、我々としても要した費用を最終精算して、協議をするという段階になりますので、具体的な時期についてお示しできる段階にはございません。
先ほど、知事から今後の課題について、外国の船会社との情報の意思疎通、伝達体制ということを上げられましたけれども、今回の対応について、感染の確認前と確認後で何か難しかったところがあり、それを念頭にお話しなさっているのであれば、具体的なところを教えていただきたいんですけれども。
毎日、朝夕、対策会議を開催して情報の共有化が図られてきた訳でありますけれども、先ほど、部長からもお話を申し上げましたように、国籍が30カ国に及ぶ乗組員の方々がいらっしゃる訳で、感染経路を推定するにしても、情報が取りにくい環境にあった訳でありまして、そういった面で、国内での発生事例と比べますと、その感染経路、現状の把握については難しい側面があったのは事実ではなかろうかと考えているところであります。その辺の課題について、今後、クルーズ船の寄港、入港、寄港側、受け入れる側含めて、どのような体制づくりを進めていくのか、そういった課題も検討の必要があるんではなかろうかと考えているところです。
そうすると、課題に上げられたのは、今回、感染が確認された後の調査で、船の中の状況を把握するのに言葉の壁と、個室隔離されている状況の壁があったので、それを念頭に、情報の伝達体制を課題に上げられたという理解でよろしいですか。
今回の事例発生前の段階では、公共の港に入港したいという申し入れがあれば、具体的な危害が懸念されるという状況でなければ、これを受け入れなければならないというような関係法令の定めがある訳でありまして、したがって、その前に、船内での感染症のリスクの状況等というのは把握できるような状況にはなかった訳であります。一連の新型コロナウイルスの感染事例が拡大するに伴って、国の方でも、検疫サイドから情報を取得し、それぞれのクルーズ船の入港の可否について情報をいただけるというような状況になりましたけれども、これからは、そういったことが非常に重要な手続になってくる部分ではなかろうかと考えているところであります。
つまり、それは、入国に当たって窓口になるのが、国の機関である検疫なので、そことの情報共有を今後さらに進めていかれたいという趣旨でよろしいですか。
検疫の方でその情報を収集していただくのか、あるいは、入港受入港のサイドとして情報を受けるのか、仕組みをどう作っていくのかということにもなってくるものと思いますけれども、いずれにしても、その安全性の確認というのは非常に大切な視点になってくるんではなかろうかと思っております。
そうすると、おっしゃっている中身としては、窓口としての検疫に頼らず、寄港地の行政として自ら情報を入手しにいくというか、寄港地行政の権限強化ともとれるのですけれども、そういったことも視野に入れられているということですか。
いわゆる、入港の申し入れをいただいた時に、これを受け入れるかどうかというのは、長崎港に入港して接岸される前のことでありますので、検疫は、接岸後にファーストポートとして始まる訳でありますので、その前の状況で、関連情報を入手しておく必要もあるのではなかろうかと考えております。
念のため確認ですけれども、今回のコスタ・アトランチカに関しては、国立感染研の先生の見立てでも、検疫が済んで入ってきた3月になってから感染が広がったのではないかということで、入る段階では感染の疑いがあるかどうかというのは分からなかったかもしれないのですけれども、それは、今後、例えば、乗客を2,000人、3,000人乗せた船を受け入れるに当たっての予防的な措置としてというお考えでしょうか。
そうですね。感染拡大の動向を受けて、国の方では、まだ入港していない状況の中で、船内の情報提供を受けて、入港の可否等についての情報をいただいている状況でありますので、今後とも、そうした継続した仕組みというのが必要になってくるんではなかろうかと考えているところであります。
長くなって申し訳ありません。もう一つ、全般的に、港湾の管理という意味でお尋ねしたいのですけれども、今回、私有岸壁に接岸だったということで、取り扱いは別になると思うのですけれども、船を受け入れる前、あるいは、停泊中に、こういった情報が長崎県、保健所管轄の長崎市側にもたらされていたらよかった等、今回の事例からの教訓というか、港湾の管理に関しての教訓というのは何かありましたでしょうか。
港湾管理上は、公共埠頭であればもちろん県が所管する業務として対応をしていかなければいけないのですが、今回は、三菱重工さんが所管されている岸壁への接岸ということで、県においては権限がない状況であります。ただし、一連の感染症のリスクというのは考えられたことから、乗下船等含めて、県の取り組み状況等についても情報を提供させていただき、また、三菱重工、並びに港湾関係者、そして、市の保健所当局とも事前にそういった打ち合わせ等が行われてきた経緯があるとお聞きしているところでありますが、船内での感染が疑われる状況の中で、もう少し早く情報を提供していただけるような仕組みを作る必要もあるんではなかろうかと考えているところであり、クルーズ社において、情報提供先、連絡先というのが明確に認識されていたのかどうかということについても、課題として残っているんではなかろうかと思っております。
クルーズ船の今後の受け入れに関連するところでお伺いしたいのですが、今年度から国交省の予算として松が枝埠頭の2バース化が予算化されたと思うのですけれども、今回の案件が、2バース化に今後何かしら影響を及ぼすのかどうか、そのあたりについてどのように考えているのかお聞かせいただけますでしょうか。
先ほども申し上げましたけれども、このクルーズ事業というのは、恐らく今回の感染事例の発生を受けて直ちになくなるというような状況にはないのではなかろうかと考えているところであります。ただし、乗船されたお客様、あるいは乗務員の方々の健康維持、管理というのは必要不可決な業務になってまいりますので、そのための体制づくりというのは、これから間違いなく進んでいくものと考えております。松が枝岸壁の2バース化に向けては、今後数年間の期日を要する事業でありますので、その間のうちには、先ほども申し上げた、船内におけるリスクの低減、健康管理の徹底、あるいは情報の共有化に向けた様々な仕組み等について、具体的な形で、関係者間の研究が進められ、1つの方向性が示されてくるものと考えているところであります。また、そうした状況でないと、クルーズ船に乗船され、クルーズを楽しまれる皆様方も、不安感は払拭できない状況になってくるんではなかろうかと考えております。
今回の一件を受けて、長崎県民、市民の方達も非常に不安に思ったところがあったかと思います。今後、クルーズ船の受け入れが再開された場合、今回の件を受け、市民、県民の中には不安や心配事というのが残るのではないかと思うのですが、県民、市民に対しての対応、フォローというのはどのようにお考えでしょうか。
それはですね、もちろん感染症に関して、クルーズ船ならではの特別の事情というのもあるのかもしれません。先ほども申し上げたように、感染症が発生をいたしますと大規模クラスターになってくる可能性があるといったところは、普通のインバウンドのお客様とは異なる点であろうと思いますけれども、いずれにいたしましても、これからもやはりインバウンドのお客様は拡大傾向で推移していくと想定していかなければならないと考えております。まずは、様々な事象に伴いまして、インバウンドのお客様をお迎えしていく形になってまいりますので、クルーズ船はクルーズ船としての様々な課題についての検証を行い、その他のインバウンドの拡大に向けて、どういった感染症予防対策等を講じていくのか、あわせて検討を進め、しっかりとした対応策を講じ、県民、市民の皆様に説明をしていく必要があるんではなかろうかと考えております。できるだけ早く、関係者のお知恵も拝借しながら、対応の方向性等について検討を進めてまいりたいと考えております。
あと、1点、先日も、修繕事業に関しても考えを示されていたと思うのですけれども、修繕事業に関しても、今後も推進していくということで、お考えは変わりないでしょうか。
修繕事業についてのニーズがどういう形で推移していくのか、今回の事例等も踏まえて、今後、三菱重工様において検討がなされる予定であるとお聞きをしているところでありますが、現時点では、クルーズ事業そのものは、今回の事例発生によってなくなってしまうようなものでもないのではなかろうかと考えているところでありますので、しっかりとした感染症対策をいかに構築し、安心していただけるような環境を作っていくのかというのが、非常に重要になってくるものと思っております。そういった流れの中で、修繕事業について、三菱重工様としてどういうご判断をなされるのか、そういう動きを踏まえて、行政としても必要であればサポート体制、引き続き構築してまいりたいと考えております。
仮に、修繕事業を今後も続けていくとなった場合には、先ほど、クルーズ船の受け入れの際の課題や、教訓を生かして対応を考えていきたいということでしたが、修繕事業での受け入れに対しても、同じように適用するというような考えということでよろしいでしょうか。
そうですね、やはり地域経済にとって、多くのインバウンドのお客様をお迎えしていく。そしてまた、本県の基幹産業であります造船関連産業において新たなビジネスチャンスが拡大していく。それは地域経済にとって非常に好ましい形での動きになってくるものと考えております。したがいまして、まずは、その大前提として、いかに安全・安心な体制を構築することができるかということがまずは問われる状況であると受け止めておりますので、そういった点で十分な検討を重ねていきたいと考えております。
出港に当たって見送りに行かれたと思うんですけど、コスタ社さんの方からメッセージや何か言葉とかはあったりしたのでしょうか。
私は、現時点で承知しておりません。
私の方には、コスタ社日本支社の支社長からは、県の担当の方には大変お世話になりましたということで、感謝のお言葉をいただいております。、まだ入院患者6人残っておりますので、私どもも、コスタ社と連携して、最後の方々が帰国できるまでしっかり対応していこうということを確認をさせていただきました。 以上です。
それは口頭でということですか。
取り急ぎ電話でいただきました。
それは今日ですか。
出港した後、私の方に連絡がありました。
ありがとうございます。コスタ社さんについてなんですけれども、結局、会見がなかったということがあった一方で、感染症対策については、現場のお医者さん等から、非常に協力してやっていただいているという声もあっているのですけれども、コスタ社さんの一連の対応について、改めてどういった受け止めなのかというのをお聞かせ願えますか。
コスタ社におかれても、感染が疑われる事例が発生したということを受けて、乗組員の皆様方を、個室管理ということで個々に管理をしていただき、そして、お1人目の感染者の発生以降、一連の対応策を講じるということになってきたところでありますけれども、初動の段階において、船内においてそういった措置を講じていただいていたというのは、その後の一連の対応にとって非常に良いことではなかったかと考えているところであります。コスタ社におかれても、こうした事例が、将来にわたるクルーズ事業に直結するような課題でもありますので、十分な船内の医療体制の整備、健康管理体制の構築に向けて、検討を進められるものと考えているところであり、私達も、今後、動向を見極めていかなければいけないと考えております
お見送りのことについてお話をお伺いしたいんですけれども、県、長崎市の方がいらっしゃったと思いますが、何人ぐらいで、どういう方々が集まってお見送りをされたのか。あと、知事は、乗員の方々と何か直接言葉を交わしたり、お言葉をかけるタイミングがあったのかを教えていただいてもよろしいですか。
岸壁でお見送りをいただいておりましたのは、全部ではないかもしれませんけれども、私が知り得る限り、税関の関係者の皆様方、長崎大学の医療スタッフの皆様、DMATの皆様方等、最後まで医療支援にお力添えをいただいた方々、三菱重工の関係者の皆様、県の関係者、市の関係者でお見送りをしていたのではないかと考えております。そういった関係の皆様方には、非常にお力添えをいただいてまいりましたので、これまでのご協力に、改めて、私から、感謝の心の意味を込めてお礼を申し上げたところでありますが、もう既に、乗組員の皆様方は、乗船され、デッキに出てお礼のメッセージ等を掲げておられましたので直接言葉をおかけすることはありませんでした。
ありがとうございます。お礼のメッセージを掲げていたと言っていただいたんですけれども、ちょっと具体的に、例えば、英語でとか、どういうふうなメッセージだったかということをもう一度お伺いしてもよろしいですか。
日本語で、「ありがとうございました」という声を、船上からは掛けていただきました。また、岸壁側からは、イタリア語で、「航海の安全を」というメッセージが掲げられていたようです。
もし知事が、そのとき乗員の方と直接お言葉を交わす機会があったとしたら、乗員の方にはどういうふうなお声を掛けたかった、どういうふうなお気持ちを伝えたかったというのはありますか。
それは、やはり、長期間にわたって船内滞在を余儀なくされたということに関して、「ご苦労様でした」という声をかけたい気持ちでありましたし、また、出港後も、航海の安全を祈る旨のお声を掛けたいと思ったところであります。
すみません、2点お尋ねしたいんですけれども、広域的な医療体制の構築について課題に上げていらっしゃったのですが、今回、幸い重症者が最悪の想定の30人まで発生するには至らなかったのですけれども、仮定の話で恐縮なんですけれども、県を越えて、どこかで受け入れてもらうというのは、どれぐらいの実現可能性があったんでしょうか。
恐らく、今回の事例としては、149人の感染者数に留まって、比較的、クルーズ船内の感染事例としては、先のダイヤモンド・プリンセスと比べても少ない状況ではなかったかと考えております。ダイヤモンド・プリンセスの際にも、医療宿泊施設等の確保については、県境を越えて確保された事例等があったものと考えておりますので、そういう意味では、国の中央省庁の皆様方に支援チームを編成していただいて、専門的な見地からお力添えをいただいたということは、大変心強いことであったと考えているところであります。
実際に、具体的に、どこか候補に上がったりとかいう段階にはあったのでしょうか。
いいえ。私どもは、各県、既に感染が拡大している状況にあり、特に、重症者が生じるということになると、多くの医療スタッフが1人の患者様について医療提供を行わなければいけないという状況でありますので、なかなか広域的な、県境を越えて支援をお願いするということは難しい状況であったと理解をしております。そのために、岸壁にまずは、24時間体制で医療支援をしていただく診療所機能も設置をしていただき、スタッフもご協力をいただいてきたところでありますが、ただ、県内の医療機関でどうしても対応できないということになると、これはやはり国のお力添えをいただきながら、広域的な観点での受け入れ先を探す必要も予想されるところではなかったかと考えております。
今のお話を聞いていると、最悪の状況では、長崎県内では対応できず、他の県でも受け入れてくれるところを探すのがなかなか難しいということになったかと思うのですけれども、それを踏まえると、大人数を乗せたクルーズ船を受け入れるのであれば、県内で対応できる数のベッド、あるいはその医療スタッフを整えていくべきだという議論になるのか、それとも、それは物理的に不可能だということになるのか、そのあたりの判断はいかがでしょうか。
その辺の判断は、まだ現時点ではいたしかねる面があります。それぞれの受け入れ地域毎にそういった体制をつくって、機能を維持していく必要があるのか、あるいは、別途、何らかの形でそういった医療支援機能を整備し、広域的な形で利用できるような体制を構築するのか、色々な手法があるんだろうと思いますので、そういった点も含めて、今後の体制づくりの中で検討をしていく必要があるのではなかろうかと考えております。
ありがとうございます。最後に、1点確認させてください。今後の検証についてですけれども、長崎市の田上市長は、29日の定例記者会見の際に、検証についてお尋ねしたところ、市のレベルで情報を集めるのは難しいので、どういった形で検証が行われるかを国にお尋ねしたいというご回答をいただいていたんですけれども、知事がおっしゃっている県の検証というのには、市にも参画していただくというご予定というのはあるんでしょうか。
恐らく、これまでも対応策については一緒に取り組んできたところでありますので、検証に当たっては、一緒に取り組んでいく必要があるものと思っております。
以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
【臨時記者会見】
会見内容
令和2年5月28日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症への対応について(令和2年度5月専決補正予算含む)
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
今日は、新型コロナウイルス感染症への対処方針について、本日、午後、県の対策本部会議を開催したところであり、そのご報告をさせていただき、あわせて、本日付で関連予算の専決処分を行うことといたしておりますので、その概要についてご報告をさせていただきたいと考えております。 まず、新型コロナウイルス感染症対策でありますが、本県においては、4月17日、17例目となる感染事例が確認されて以来、40日を超えて新たな感染者が発生していない状況であり、これもひとえに、県民の皆様方、そして、各事業者の皆様方の感染症の拡大防止に向けた新たな生活様式の実践、さらには、各分野におけるガイドラインの順守に向けたご理解とご協力の賜物であり、改めて、心からお礼を申し上げます。 ご承知のとおり、今週、月曜日、国の新型コロナウイルスに関する対策本部会議が開催されまして、緊急事態宣言が国内全ての地域において解除されたところであります。これを受けて、翌5月26日に、九州地方知事会議を開催いたしまして、今後の対処方針等について協議を行いました。あわせて、今回の事態の変化を受けて、徐々に経済対策への対応を強める必要があることから、専決補正予算の検討に入りまして、昨日、改めて県がお願いいたしております専門家会議の意見を聴取させていただきました。その上で、本日、県の災害対策本部会議を開催し、今後の対処方針について決定をさせていただいたところであります。 それでは、その内容について、ご説明をさせていただきます。 まず、県民の皆様方へのお願いであります。1番目のお願いは、これまでと変わっていないところであります。新しい生活様式の実践をさらに徹底していただきますようお願いを申し上げます。 そうした上で、これまでは、県境を越える移動については自粛のお願いをさせていただいておりましたけれども、来る6月1日から県境を越える移動の自粛要請を解除させていただきます。この間、ご協力をいただきまして、本当にありがとうございました。 しかしながら、北海道や関東1都3県との間の移動、これは、最後まで特別警戒地域として残っていた団体でありますけれども、その往来については、十分慎重なご判断をいただきますようにお願いを申し上げます。 そして、また、現在、私どもが一番気になっておりますのは、福岡県における新たな感染事例の発生であります。九州地方知事会議を開催するに当たっても、4件、4件、6件、そして、その後の2件、8件の新たな感染事例が生じているところであり、こうした動きを十分見極めて判断をしなければならないと考え、こうした発表を今日まで延ばしてきたところであります。したがいまして、この新規感染者が発生しております府県との往来については、引き続き十分注意をしていただきたいというお願いでございます。 次に、事業者の皆さん方へのお願いでございます。1点目は、これは継続したお願いでありますけど、分野毎に定められたガイドラインへの対応をさらに徹底していただきたいというお願いであります。十分な環境整備を図っていただいた上で、経済活動の拡大を図っていただきたいと考えているところであり、そのため、今回の専決予算において新たな支援策を講じることとさせていただきました。多くの人やお客様と接する機会がある商業・飲食業・サービス業等の「三密」回避対策等を支援していきたいと考えているところであります。なお、支援額については、1事業者当たり10万円を上限とし、来る6月15日から受付を開始してまいりたいと考えております。 一方、観光客の誘致につきましては、前回の発表の際に、6月1日からは、県民の皆様方の観光へのお出かけをお願いしたところであります。県外からのお客様の誘致については、6月19日からお取り組みをいただきますようお願いを申し上げる次第であります。 なお、こうした考え方に連動し、これは既に発表させていただきましたけれども、6月1日からは、県民の皆様方による、「ふるさと再発見の旅」キャンペーンを開始いたします。あわせて、6月19日からは、全国からの誘客に向けたキャンペーンを開始してまいりたいと考えております。国の「GoToキャンペーン」、これは、今の情報では、8月頃に開始されるのではなかろうかと考えられているところであり、それまで誘客対策をしっかり繋いでまいりたいと考えているところであります。 以上、こうした基本的な方針で対応してまいりたいと考えておりますので、どうか、県民の皆様方、そして、各事業者の皆様方には、引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 なお、ここには、資料として記載しておりませんけれども、県有施設の利用については、5月18日から順次、環境を整えて利用を開始しているところでありますが、来る6月1日からは、県民の皆様方の他にも、県外からのお客様もお迎えし、施設等のご利用をいただけるようにしていまいりたいと考えているところであります。 この新型コロナウイルス感染症の対応方針については以上でございます。よろしくお願いいたします。 引き続き、別途資料を差し上げておりますけれども、経済活動と感染予防の両立に向けた緊急対策として、5月の専決補正予算を編成したいと考えているところであります。 1枚おめくりいただきますと、基本的な考え方でありますけれども、先ほど申し上げたように、緊急事態宣言の解除に伴いまして、今後、地域経済の活性化と、新型コロナウイルス感染防止との両立を図りながら、段階的に経済活動を拡大していく必要があります。したがいまして、今回の補正予算においては、第1番目に、県内の経済活動の回復、拡大対策。2番目に、新しい生活様式、各事業者の皆様方には、ガイドラインへの対応に向けた環境整備を進めていただくための対策。3番目は、感染症の予防・拡大防止と、県民生活の安全・安心確保対策。この3つを柱として編成をしたところであります。 補正予算の規模は159億2,900万円、右に書いております主な歳入予算については、諸収入、これは緊急資金繰り支援資金等の融資枠拡大に伴う預託等の財源として、諸収入105億9,400万円、そして、地方創生臨時交付金等の国庫支出金53億3,200万円等が主な財源となっております。 もう1枚めくっていただきまして、今の3つの柱毎に、どのような事業を推進していこうと考えているのかということであります。 まず、1番目の柱、県内の経済活動の回復・拡大対策でありますけれども、1つ目は、県内観光産業の回復に向けた誘客促進キャンペーンを実施してまいりたい。これは、先ほども申し上げましたけれども、県民の皆様方を対象としたキャンペーン、6月19日以降は、全国の皆様方を対象としたキャンペーンをあわせて展開してまいりたいと考えており、所要の8億700万円を計上いたしました。 そして、また、県産品のさらなる消費拡大を目指して、地域産品のTVショッピング等による販売促進を支援する対策として6,400万円。これは、ジャパネット様のお力添え等もいただいてまいりたいと考えております。 そして、留学生による観光情報の発信でありますが、留学生の皆様方も、コロナ感染症の拡大に伴いまして、アルバイト先がない等、大変厳しい生活環境に置かれているところでありますが、こうした機会に、県内観光地にお出かけいただいて、本県観光の魅力を、それぞれの国の方々に対してSNS等で発信をしていただこうという事業であります。 4番目は、観光関連事業の雇用確保と受入態勢の構築に向けた環境整備。これはご承知のとおり4月の補正予算で計上いたしておりましたけれども、多くの方々からさらに事業拡大の要望をいただいているところであり、おもてなしの向上、誘客の拡大、安全・安心対策の充実等にさらに取り組んでいただくということで、追加して4億5,000万円の補正をさせていただきました。 それから、事業者の緊急的な資金繰り対策のさらなる拡大でありますけれども、先ほど申し上げましたように緊急資金繰り支援資金は、これまで400億円の融資枠を確保しておりましたけれども、さらに資金需要に対し不足する状況であり、300億円の枠を拡大し700億円の融資枠を確保しようとするものであります。 次に、新しい生活様式への対応に向けた環境整備対策であります。新しい生活様式の実践のためのガイドラインへの対応をさらに徹底していただくための支援措置を講じることといたしまして、32億7,900万円の予算を計上いたしました。 そして、また、県内中小製造業者への衛生環境整備のための支援措置を講じることといたしております。 3番目の柱であります。感染症の予防拡大防止と県民の皆様の安全・安心確保対策でありますけれども、さらなる検査体制の強化を図り、また、医療機関等への医療物資の配付を行うこととし、2億3,700万円の補正。 それから、収入減少により大変厳しい生活環境に直面しておられる方々に対する、生活福祉資金貸付金及び、住居確保給付金の拡充に2億1,900万円の補正予算。 そして、梅雨時を迎えますけれども、避難所における感染予防・拡大防止対策に4,100万円を計上したところであります。 もう1枚めくっていただきますと、これまでの新型コロナウイルス感染症対策でありますけれども、一重の実線で囲っております枠は、4月補正で対応した各事業であります。これに、二重線で囲った事業、今回の専決補正で対応した事業を紹介させていただいております。観光客誘致については、4月補正で対応いたしました観光関連事業者の雇用確保と受入態勢への支援、これをさらに4億5,000万円拡充することといたしました。あわせて、新たな事業として、全国からの宿泊旅行の促進ということでキャンペーンを展開することとし、留学生の皆様方による観光情報の発信に力を注ぐことといたしました。 消費拡大対策は、4月補正予算に計上した事業の展開であります。 そして、事業者支援でありますけれども、4月補正予算では、休業協力をいただいた事業者の皆様方に対する協力金を支給させていただくことといたしましたけれども、今回は、新たにガイドラインへの対応を徹底していただくための支援措置を講じております。そしてまた、製造事業者の衛生環境向上に向けた支援策も確保いたしております。あわせて、産地生産体制の維持に向けた取り組み、販路拡大等にもこれから支援策を講じていくことといたしております。 そして、また、その下の雇用確保対策。これは4月補正予算の計上事業を順次実現してまいりたいと考えております。 4ページ以降は、それぞれの事業のご説明資料であります。 4ページをご覧いただきたいと思います。 これまでご説明させていただきましたけれども、県内観光産業の振興に向けた誘客促進キャンペーン、ここにご紹介しておりますように、県民の皆様方による県内旅行、「ふるさと再発見の旅」。これは4万人泊分を確保するということで、宿泊費等5,000円の割引をさせていただくということで、2億3,000万円の予算を補正させていただきました。あわせて、6月19日からは、全国へのキャンペーンを展開することとし、10万人泊分の予算を確保しているところであります。以上県民の皆様方による観光、全国からの観光誘客、これについては、6月1日、もしくは6月19日から、国の「GoToキャンペーン」が展開されるまでの間、7月31日までのキャンペーン展開として計画をいたしているところであります。 6ページをご覧いただきたいと思います。 地域産品のTVショッピング等による販売支援であります。産地力パワーアップ緊急支援事業6,375万円を計上しておりますけれども、1つは、販路拡大に向けた支援ということで、TVショッピング等の活用等により、地域産品のPR実施と、販路拡大を図っていきたいと考えております。これは主に、県産品のうち陶磁器でありますとか、素麺、うどん、焼酎、あるいは、その他の蒲鉾等、色々な県産品を候補として検討してまいりたいと考えております。 それから、産地生産体制の維持に向けた対策でありますけれども、これは、右に紹介しておりますように、オンラインによるWeb陶器市の開催、あるいは、既に設けていただいているホームページへショッピング機能を追加していただけるような取り組み、SNS等を活用した効果的な情報発信等を支援してまいりたいと考えております。 それから、留学生による観光地の情報発信、1,264万5,000円でありますけれども、ここに紹介しておりますように、例えば、仁田峠プレミアムナイト等を体験していただき、そういった観光の魅力を発信していただければと考えております。 7ページをご覧ください。 観光関連事業者の雇用確保と受入態勢の構築に向けた環境整備。これは先ほど申し上げましたように、4月補正で計上した事業のさらなる拡充対策として4億5,000万円追加して対応をすることといたしているところであります。事業内容については、下の方にご紹介しているとおりであります。 8ページ、事業者の方々の緊急的な資金繰り支援のさらなる拡大であります。緊急資金繰り支援資金の融資枠の大幅拡大ということで、下にご紹介しておりますように、融資枠を400億円から700億円に拡大することといたしました。あわせて、緊急資金繰り支援資金、これはセーフティーネット関連の資金でありますけれども、3,000万円の別枠融資額について、無利子化するための措置を講じて、所要の関係予算を計上したところであります。 9ページは、新しい各分野のガイドラインのさらなる徹底に向けた支援施策であります。これは、下にご紹介しておりますように、各事業者の皆様方が、お客様を迎えられるに当たって、非接触式体温計の整備、消毒液の配置、飛沫防止のためのパーティションの設置、あるいはフェイスシールドの活用等に取り組んでいただくわけでありますけれども、そうしたお取り組みに対して、1事業者当たり10万円を上限に支援措置を講じることといたしているところであります。関係予算として32億7,800万円計上をいたしております。 10ページをご覧ください。 中小製造事業者の衛生環境の向上への支援でございます。感染症対応型サプライチェーン強靭化支援事業2億2,500万円でありますけれども、これは、下にご紹介しておりますように、例えば、感染症を予防するためのそれぞれの工場での手洗い場の設置、ドアの自動化、外部と隔離された会議室の設置、あるいは、Webマーケティングサイトの構築等、新たな取り組みを強化していただく際に、1事業者当たり150万円を上限として、支援措置を講じることといたしております。 こうした様々な支援策でありますが、11ページに、関係事業を紹介しておりますけれども、飲食店・小売業等については、上に紹介しております、非接触サービス対応普及支援事業、これはもう既に予算に計上済みでありますけれども、例えば、テイクアウト、デリバリー等、新たな事業形態へ転換しようとされる方々への支援策であります。こういった支援策に加えて、ガイドラインの実施に向けた支援をさらに追加することといたしました。 宿泊業については、これまで既に関係予算に計上しておりますサーモグラフィー、あるいは次亜塩素酸水の生成器、オゾン除菌装置、非接触式の体温計の整備等について支援措置を講じてきているところであります。 そして、また、製造業については、今回、先ほどご紹介したような支援措置を新たに講じてきたところであります。 次に、12ページをご覧いただきたいと思います。 感染症の予防拡大防止、県民生活の安全・安心確保対策の一環として、さらに、PCR検査機器の導入を進め、その整備支援を行うこととし、6,361万1,000円の関係予算を計上いたしました。この機器整備等によって、現在1日634件の検査体制になっておりますが、新たに1,000件追加され、整備後は毎日1,634件の検査に対応できる体制が整ってまいります。あわせて、その下に紹介しておりますが、各医療機関で、医療物資がなお不足しているというお声もいただいておりますことから、マスク等の調達、配付を行うことといたしておりまして、今回は、一般医療機関、歯科医等に配付を計画いたしております。 13ページをご覧ください。 生活福祉資金貸付金の拡充であります。下にご紹介しておりますように、緊急小口資金、総合支援資金、この2つの資金等についてさらに貸付原資等の追加補助を行うことといたしております。緊急小口資金については一時的に収入が減少し生活にお困りの方々、総合支援資金は失業してしまわれて生活にお困りの方々の立て直しを支援させていただく資金であります。 14ページをご覧ください。 住宅確保給付金の拡充で、関係予算1,000万円あまりを計上いたしております。これは、休業等に伴う収入減少により離職、廃業と同程度の状況となり、住居を失う恐れが生じておられる方々に対する給付金を支給することといたしております。 あわせてその下、梅雨時期を見据えた、避難所における感染予防・拡大防止対策であります。いよいよ梅雨時期が間近に迫ってまいりましたけれども、感染症を防止しながら、避難生活を安心して送っていただけるよう感染症予防対策に十分配慮するとともに、避難所に所要の機器等を整備してまいりたいと考えているところであります。この事業は、一義的には、避難所の設置運営主体であります各市や町で取り組んでいただいているところでありますが、県も協力して一連の避難所の関係機器整備を進めてまいりたいと考えているところであります。 以上、本日をもって専決を予定しております関係予算の概要の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。
それでは、幹事社から質問をお願いいたします。
まず、1点目。先ほど、北九州といいますか、福岡県の話をおっしゃっていましたが、「6月1日から県境を越える移動の自粛要請を解除します」ということですけれども、現状でいうと福岡県は、県境を越えた移動の自粛は解除するんだけど、十分に注意してくれということなのか、やっぱり自粛なのか、このあたりはどうなんですか。
これは十分注意をしていただくという注意喚起のお願いであります。
その位置付けでいいますと、6月19日から観光の誘客キャンペーンとか積極的にやって、オープンな形になると思うんですけど、その場合、恐らく一番効果があるのは、福岡からのお客さんを誘致するというのが多分一番規模も大きいですし、いいと思うんですけど、その際っていうのは、観光事業者の方たちも、福岡県に対して積極的に誘致をしていいものなのか、その辺はもうちょっと慎重にした方がいいのか、そのあたりはどう考えればよろしいでしょうか。
一応、県境を越える移動については、自由に往来を回復してほしいということにいたしておりますし、観光誘客については、若干タイミングをずらして、3週間ほどの経過期間を見ながら、6月19日から県境を越える区域の皆様方の誘客にも取り組んでいこうと考えているところであります。事態が大幅に変わってくるということであれば、別の措置を検討する必要もあるかもしれませんが、現時点では、経過について十分注意をしていただき、お客様もお迎えし、往来を回復していただきたいという考え方であります。
現時点で言えば、その6月19日になったら、仮に福岡県であったとしても、そこは積極的に誘客キャンペーンをしても問題ないという理解でよろしいでしょうか。
今の時点ではそう考えております。
わかりました。あと、ふるさと誘客キャンペーンですけど、このキャンペーンの規模なんですけど、予算額で見ると8億円超だと思うんですけれども、このあたりの予算額の規模としては、今までこのくらいの規模はやったことがあるのか、それとも、国の補助を受けてというのはあったと思うんですけど、県の独自の予算としては、このくらいの規模というのは今まであったのか、初めてなのか、何番目ぐらいなのか、そのあたりがわかれば、お願いします。
ちょっと今、正確な数字が手元にないので、後ほど詳細はご報告します。
一時は対馬への韓国人観光客が大幅に減少してしまったということで、対馬等への誘客キャンペーン等に取り組んできた経過がありますが、その規模については、再確認の上、ご報告をさせていただきます。
あと、ちょっと細かいんですけど、TVショッピングの活用ということで、ジャパネットとおっしゃっていましたが、ジャパネットは、生産者応援プロジェクトというのをやっていて、たしか、佐賀県は既にやられていたと思うんですけれども、今回、ジャパネットとやられる場合は、その生産者応援プロジェクトの枠組みでやるのか、それとも、別枠で改めて県とジャパネットが独自の取り組みをするのか、どういう感じなんでしょうか。
同じキャンペーンの中で。
生産者応援を基本に考えて、調整をしております。
わかりました。ありがとうございます。あと、PCRのことなんですけど、1,634件の検査体制とあるんですが、これはいつぐらいにこの体制は整うことになるんでしょうかということと、あと、ここにPCRというふうにあるんですけど、長崎は、長崎大学と、蛍光LAMP法も導入していると思うんですけど、これは、PCR検査の機器の導入支援と限っているんでしょうか。
支援はPCR検査機器を導入していただいて。ただし、検査件数も一度に100件、そして全ての前処理を自動化して取り組んでいただけるような体制を構築していきたいと思います。
PCR検査の前処理を自動化する機器の開発については、長崎大学の工学部、情報データ科学部が協力して、この自動化システムを開発していくとお聞きしております。できれば、年内に開発を行い、運用を開始したいということでお聞きしております。
1,634件というのは、いつぐらいになるんですか。
PCR検査の前処理を自動化するシステムが開発、運用を開始された後になります。
予算について伺いたいんですが、国でも空前の規模の補正がなされたということもあって、これまで対処できなかったけれど、今回その補正がおりたことによって手広くできた部分がもしあれば教えてください。
補正予算は、閣議決定がなされてはおりますけれども、予算としてこれから審議いただくという段階になっておりますので、2次補正の動きは睨みながらも、必要な財源というのは、既存の財源を活用して、関係予算を編成しているところです。
わかりました。ここで、一番重点を置いた部分を、改めてねらいを聞いてもいいでしょうか。
一番は、やはり、何としても県民の皆様方に新しい生活様式を実践していただく。各事業者の皆様方にガイドラインへの対応を徹底していただく。そのことをもって、コロナウイルス感染症と長くつき合っていかないといけないものと考えておりますので、まずは、そうした環境整備をしっかりと進めていただく必要があると考え、所要の支援措置等も講じたところであります。関係予算額も33億円近くの関係予算を計上しているところであります。
今の中で、新しい生活様式の実践と、経済活動に今後軸足が置かれていくと思うんですけれども、県庁内の体制として、今、コロナの事務局とかも設置されていると思うんですが、徐々に何か、医療対応とかを縮小していくとか、そういう動きって、現時点でありますでしょうか。
庁内の体制につきましては、かなり、事由が発生したときに、そこに機動的に向かうという形でやっておりますので、徐々にシフトしていくということはございます。まだ、正式にどういう形で組織を置こうかということは、今、検討中という形です。
それでは、各社の皆様からお願いしたいと思います。
北九州で新たに感染者が増えている、確認されているというお話もありましたけれども、一昨日の九州地方知事会に臨むに当たり、長崎県としては、どういった意見、要望を出されたのかお教えください。
基本的には、国の対処方針が示され、6月1日からは県境を越える自粛を解消しよう、5月いっぱいは県境を越える移動を自粛しましょうと。そして、6月1日から19日までの間については、最後までこの宣言の対象となっていた地域については、十分慎重に対応を進めるようにといった方針が示され、九州地方知事会においても、そうした方針でほぼ合意がなされつつあったところでありますけれども、当面の方針としては、私は、それはそれでよかろうと思ったんですが、何としても、やはり既に4件、4件、6件の新たな感染者が出ておりましたので、福岡県、北九州市の動きについては、十分慎重に見極めた上で、今後の対処方針を決定する必要があるんではなかろうかといった話を申し上げたところであります。結果として九州各県の合意としては、先ほどご紹介した2番目、3番目、これが大体、九州各県と同じ対処方針でありますけれども、ここに、やはり、その後の動向も踏まえて、新規感染者が発生している府県との往来、これは引き続き十分に注意をしていただきたいということで、あえて、福岡県の状況について触れさせていただいたところであります。県民の皆様方には十分ご注意をいただき、また、今後の経緯等についても関心をお持ちいただきたいと願っております。
4番目については、県独自の方針という認識でよろしいでしょうか。
はい。
あと、細かいんですけれども、3番目の、北海道や関東1都3県との間の移動については、慎重な判断というのは、自粛に値するものなのか、慎重に判断というのはなかなか抽象的な表現であるので、具体的に何か県民に対する呼びかけというのはありますでしょうか。
やはり不要不急であるのかどうか、自粛については、できるだけ急がない場合には留まっていただくようにというような要請でありましたけれども、一応、県境を越える移動についても、自粛は要請しないと、そういった中で、そういったこれまで感染者が発生していた場所への訪問等については、滞在期間を短くするであるとか、特に、マスクの着用、「三密」回避対策、手指消毒、そういった点についても、十分ご滞在に当たっては注意をしていただいて、慎重に対応をしていただく必要があるものと考えているところであります。
私から最後になりますが、ご説明があった経済対策とかについて十分に検討されてきたということでしたけれども、一昨日の知事会の後に、他県ではそれぞれ知事が一定の方向性を迅速に示されていましたけれども、やはりこの丸々2日間開いたということについては、知事はどう受けとめられていますでしょうか。
私は、この九州地方知事会での一定の方向。これは、ご覧いただいてもわかるとおり、6月1日から対処方針を変えていこうという内容でありますので、当面、緊急に、県民の皆様方に、方針転換ということでお知らせ、協力をお願いする事項は特になかったものと思っておりますし、何としてもやはり、福岡県のその後の動向がどういう形で推移していくのか、十分見極めた形で県民の皆様方に方針をお示しする必要があると考えてきたところであります。また、あわせて、経済活動の再開に当たっては、県の施策も一体的にお示ししながら、ご協力をいただいていった方がいいんじゃないかということで、専決補正予算の検討もあわせて、同時並行で進めてきたところであります。
今回の補正予算なんですけど、経済活動と感染予防の両立に向けた緊急対策と書いてあるんですけど、知事としては、今この時期というのは、どういう段階を迎えているというふうにお考えでしょうか。
これからも、感染症の推移がどうなるかというのは、十分重大な関心を持って経過を見守っていく必要があるものと思っておりますけれども、国の方針、あるいは、九州地方知事会での方針も示しておりますように、徐々に経済活動の拡大に向けた施策を強化していく必要があるものと考えているところであります。したがいまして、移動自粛等については、6月1日から、県境を越える移動については、往来を再開していただいていいという方針になったんですが、観光振興については、3週間ほどの間を置きながら、徐々に県内から県境を越える地域への誘客に取り組んでいく等、少しタイムラグを置きながら慎重に対処していくという方針が示されておりますので、やはりぜひこの感染症が収束方向が継続して、関係経済対策の推進ができるように願っているところであります。
ありがとうございます。経済対策のところなんですけど、特に、観光というところに力を入れるところだと思うんですけれども、そこに対してはどのように支援していきたいか、改めてなんですけど、知事のお考えをお聞かせください。
観光関連産業、これは、宿泊業、あるいは小売店、運輸業等を含めて、本当に厳しい状況にあるわけでありまして、8割を超えるお客様が減少するという状況、その後はもっと深刻になっているんではないかと推測をいたしておりますけれども、事態の収束に向けた動きが進む中で、一刻も早く立ち直りを迅速にサポートしていく必要があるものと考えておりまして、そのために、キャンペーンも、この事態の推移に合わせて、順次積極的に支援施策を展開していかなければいけないと考えているところであります。
ありがとうございます。最後、細かいところなんですけれども、予算の、新しい生活様式対応支援事業と、感染症対応型サプライチェーン強靭化支援事業、この2つの申請、給付の時期は決まっているんでしょうか。
このガイドラインへの対応支援でありますけれども、先ほどお示しいたしましたように、6月15日からの受け付け開始を見込んでいるところであります。
両方ともですね。
サプライチェーンは6月1日を予定してございます。
6月1日から受け付け開始、わかりました。ありがとうございます。
県境を越える移動の自粛要請解除に関連するところでお伺いしたいんですけれども。観光の誘客については、県外からは6月19日からということではありますが、そうなりますと、この6月1日から移動の自粛要請を解除するという、例えば、日帰りで少し遊びに訪れるですとか、お仕事であったりとか、どういったものであれば、6月1日から県境を越えることが可能ととらえればよろしいんしょうか。
それは、様々なご用事があられるでしょうから、個人的な用務でもってご移動される、そういった場合には、もう6月1日から往来を回復してよろしいかと思っております。ただし、観光客の誘致活動については、もう少し慎重に対応をする必要があるんではないかという考え方のもと、一連の観光振興に向けた取り組みと、県民、国民の皆様方の往来再開に向けた考え方が、少しタイムラグを設けてあるところでありまして、それはやはり、例えば、大規模な観光施設があって、一度に県外から多くのお客様がおいでになられるということについては、もう少し慎重に対応する必要があるといった考え方で、そういった方針が示されているんではなかろうかと推測をいたしております。
県有施設の利用についても、県外の方が6月1日から利用できるとおっしゃっていたと思うんですけれども、県有施設も様々な施設があると思うんですけれども、そこについては、宿泊を伴うような観光振興とはまた別物という位置づけで考えていらっしゃるということでしょうか。
様々な施設があると思います。美術館、博物館、体育館、図書館、その他の施設、様々なものがあります。ご利用いただく形態は様々な形になっていくんではなかろうかと思っております。
ちょっと細かい部分になるんですけれども、留学生による観光地の情報発信の件で伺いたいんですが、こちら、留学生の方たちに、コースを巡ってもらって、SNSで発信してもらうということでしたが、アルバイト等無くなっていて、収入が減って困っていらっしゃる方も多くいらっしゃると思います。この取り組みを通して、何かしら、そういった謝礼をお支払いするとか、留学生の支援になるような部分というのはどのあたりにあるんでしょうか。
基本的には、この事業で、240名ほどの留学生の方々に、こうした事業にご協力をいただきたいと考えておりますが、各観光地をご訪問いただく経費については、もちろん事業サイドで全部負担をいたしますし、一部報酬等についても、情報発信等に継続してご協力をいただくわけでありますので、考えているところであります。
報酬はどのくらい考えていらっしゃるのでしょうか。
1日1万円、1泊2日の場合は2万円程度を想定しています。
KTNの佐藤と申します。よろしくお願いいたします。県民の皆様へのお願いの中で、4番目の新規感染者発生している府県との往来の件についてなんですけれども、本日、県交通局で、長崎と北九州を結ぶ高速バスの便が運休になりましたけれども、これも、このお願いに沿って運行中止になったという理解でよろしいですか。
恐らく、交通局において、こういった新規感染者の発生状況を踏まえて、独自に判断してもらったものと考えております。
特に、県の方からお願いをしたというわけではなくということですね。
はい。
あと、すみません、今までの会見と視点が外れてしまうので恐縮なんですけど、先ほど、福祉保健部長の会見の中で、クルーズ船内の新型コロナウイルスの感染者がゼロ人になったという報告がありました。これの受け止めと、出港に向けての方針というのを改めてお聞かせください。
このクルーズ船内における大規模クラスターの発生に際しては、国はもとより、各関係機関の皆様方、そして、また、多くのボランティアの皆様方に大変なお力添えをいただいて、149人の陽性者の皆様方が、ようやく、今、船内には陽性者がいらっしゃらないという状況までなったところであります。なお、入院中の方がいらっしゃいますので、早期回復を願っているところでありますが、本日帰国の途につかれた方々もいらっしゃるわけで、あとは、船内になお100数十人の方々がおいでになられるということでありますので、ぜひ早期に安心して出港していただけるような体制になってくることを願っているところであります。1月以上の期間にわたって、本当にお力添えをいただいて、ようやく出口が目の前に見えてきたという感じがいたしているところでありまして、最後まで全ての乗務員の皆様方が無事にお帰りいただけるように努力していかなければならないと考えています。
最後に確認ですけれども、出港の時期というのは、運航会社の方も今月末を目指しているという話ですけれども、その意向というのは知事も同じですか。
そうですね、私どもも、できるだけ早く出港していただく環境が整って、それが実現するように願ってきたところでありますので、引き続き、船会社の皆様方とも相談していきたいと考えています。
幾つかお伺いしたいんですけれども、まず、県民の皆様へという呼びかけの3番と4番で、「慎重な判断」と「十分に注意」との区別が私の中でついていないんですけどどう違うんでしょうか。
3番は、先ほど申し上げたように、これまで緊急事態宣言の対象となっていた地域で今回新たに宣言が解除されたところであります。なお、やはり、潜在的には、本県と比べて相対的なリスクはなお残っているものと理解しているところでありますので、自粛要請とまではいきませんけれども、様々なご事情等も考慮していただきながら、訪問をしていただくに当たっては、十分慎重にご検討いただきたいと思っているところであります。4番目は、この5日間で24名の新規感染者が発生した。実は、一番大きな課題というのは、感染経路が判明できるかどうかということにかかっているのではなかろうかと受け止めているわけでありますけれども、今、北九州市では、感染経路等の確認に恐らく全力を注いでおられるものと考えております。北橋市長の発言にも、第2波の入り口に立っているんではないかというような危機意識もお持ちだというお話を聞いているところであります。そういった状況については、今後も、感染経路がどういう状況であるのかといった点も含めて、適正に情報を踏まえながら、訪問に当たっては注意をしていただく。注意をしていただくというのは、感染防止対策に十分配慮していただくとともに、滞在期間等についてもできるだけ短くしていただくような工夫をしていただきたいと願っております。
そうすると、慎重な判断の方は、行かないでいいなら行かないでということですね。そして、十分に注意の方は、行っても、どうぞ。ただし注意してくださいと、その違いということなんでしょうか。
はい。
そうすると、十分に注意というのは、福岡と佐賀、熊本とか、そういった府県での差ということはないということでしょうか。北九州は出ましたけど、福岡や佐賀、熊本というところで差はつけないということなんでしょうか、温度差は。ここは危険だとか、行かない方がいいとかいう、差はないということでしょうか。
福岡県については、特に注意してくださいというお願いを差し上げているところです。
佐賀と違うんですか。福岡は特に注意なんですか。佐賀とか熊本とか、他のところは十分に注意と。
新規感染者が発生している府県でありますので、佐賀、熊本県さんでは新規感染者が発生しておりません。したがって、そこは、2番目の、6月1日から県境を越える移動はご自由に取り組んでいただいてよろしいんではないかということであります。
今後も発生すればその時点でこの4番になると。
それは、そのときどきの状況であると思います。例えば、1件発生して、それが他県からおいでになられた方が新規感染者として発生したということであれば、さほど問題はないんではなかろうかと考えております。
あと、全国からの県内宿泊旅行に対する助成についてお伺いしたいんですが、他県も色々同じような施策をやってくると思うんですけれども、その中でどうPRして、県外の方に長崎県に来てもらえるように伝えるのか。そこら辺はどういうふうにやろうと考えていらっしゃいますか。
これまでも、観光分野の宿泊事業者の方々等を含めて、支援措置を講じてきたところでありますけれども、やはりそれぞれの地域の観光の魅力を観光関係事業に携わる方々自らきちんと理解をしていただき、観光客の皆様方にご紹介いただく。そしてまた、観光関連事業者の方々だけではなくて、農林業、水産業、製造業、食品加工業等、幅広い分野の皆様方にもあわせて取り組んでいただく中で一つの観光地を形成しているものと思っていますので、そうした事業者の皆様方の積極的な取り組みをこれまで支援してきたところでありますが、そういう中で、より、おいでいただく皆様方に、コロナで大変苦労された体験をお持ちの方々ですので、十分ゆったりとその疲れをいやしていただけるようなキャンペーンを展開していこうと考えているところであります。
修学旅行等も想定されているんでしょうか。それとも、個人客をターゲットにされているんでしょうか。
まずは、個人客が中心になっていくんではなかろうかと考えております。
新しい生活様式対応支援事業でお伺いしたいんですが、1事業者当たり10万円となっているんですけれども、対象事業者というのはどういった条件で、それがどれぐらいの数があるんでしょうか。
大体、先ほど申し上げましたように、多くのお客様と接する商業、飲食業、あるいは運輸事業に取り組まれる方々、そして、学校系、運動遊戯施設、サービス業に携わっておられる方々等、現在、私どもが想定しておりますのは、最終的には、各事業者の皆様方に支援対象として考えておりますけれども、事業所数で考えますと、大体3万7,000事業数ぐらいになるんではなかろうかと考えております。
自分のところがそれに当てはまるかどうかというのは、県に問い合わせればよろしいのでしょうか。
それは、十分説明をさせていただく必要があるのではないかと思っております。
上限となっていますが、その内容によって金額が変わってくるのでしょうか。
10万円以上対策を講じていただいている方々がほとんどではなかろうかと思いますけれども、例えば、レジの際の、お客様と遮断するようなシートを設置していただいた、それも、お店の規模等にもより、事業費がどの程度になるのか、それから、補助制度でこういった措置を講じておりますので、かけていただいた所要の経費が10万円を下回って済んでいるということであれば、その所要額を支援させていただこうと考えているところであります。
既にもうやったよという人は対象になるんでしょうか。
対象にさせていただこうと思います。必要な対応策を講じていただいたことを、やっぱり店頭にきちんと、こういった取り組みを進めていきますということを宣言していただき、これからもお取り組みをお願いしたいと考えております。
TVショッピングによる県産品の販売支援で、佐賀で取り組んでいるものは、ジャパネットと提携する部分なんですけど、WebサイトとTVショッピングと両方使うということのようなんですが、長崎も同様という理解でよろしいですか。
Webサイトについては、各事業者、産地、団体の皆様方が、Webサイトで陶磁器展、陶磁器市等を展開していただく形になります。別に、TVショッピングというのは、例えば、波佐見焼をきちんとTVショッピングで紹介、販売していただき、なお、例えば、こういう波佐見焼の産地の方では、Webで陶器市やっていますよといったことを紹介していただいて、そっちの方にも多くの方々にアクセスしていただけるように、連係した体制を構築できればと考えているところであります。
ありがとうございます。それから、クルーズ船のことについて2点お尋ねしたいんですが、先ほどもお話にありましたとおり、出口が見えてきたというようなお話があったんですけれども、改めて振り返って、4月20日に1人目の感染が確認されたときに、知事の頭に浮かんだ最悪の事態というのがどういうものだったのかというのをひとつお尋ねしたいのと、あと、先日の定例会見の際に、寄港前から、船内の情報を入手するようにしたいというようなご発言ありましたが、その後2週間ほどたっていますが、新たに、知事に中でアップデートされた部分、こういったことに取り組みたいということがあれば教えてください。
今回のクルーズ船内での感染者の発生で、ダイヤモンド・プリンセス号の事例が頭をよぎりまして、1例生じたということは、数多くの陽性者の方々がいらっしゃるのではなかろうかと。徐々に情報をいただくに連れて、船内で、個室管理でもって乗員の健康管理を進めておられるという情報が入ってきたところでありまして、これは相当規模に上っていくんではなかろうかと、ただそうした場合に最も危惧されたのは、県内の医療体制への過重な負荷がかかってくるということを何としても避けていかなければならない。特に、全国での広域的な支援体制が期待できるような状況であれば別なんですが、既に国内感染が相当拡大しており、各県の皆様方にとっても、この医療提供体制の整備というのは非常に喫緊の課題となっていたところでありますので、そういった県民の皆様方に対する過大な影響を与えないような形で収束を図っていかなければいけない。そのために、国の支援をお願いいたしまして、早速対策チームを立ち上げていただいて、それぞれの分野の専門家の皆様方から、様々なご指導、ご支援をいただいて、対策を講じ、幸いにして、死亡事例等もなく、収束を迎えようとしている時期に差しかかっているところでありまして、本当に関係の皆様方のご支援に感謝を申し上げる次第であります。県民の医療体制への過大な負荷をかけることなく、出口が見え始めてきたということは、大変ありがたいことであると思っているところであります。 それから、クルーズ船の寄港について、入港を受け入れる際に、感染者等がいないのかという情報。こういった点については、現在、クルーズ事業について、特に、外国船籍のクルーズ船については、どういったルール作りをするのか。あるいは、いざ感染症が発生したときにどこが対応するのか。船籍国であるのか、クルーズ会社になるのか、受け入れた国であるのか、国際法上の明確な整理というのがなされていないのではないかと理解をしています。そういったことを受けて、国においては、これから各国の状況等も調査をしていただいて、検討を進めていただけるものと考えておりまして、その際、どういったシステムを組み上げていけばいいのか、ルール作りというのを、これから進めていく必要があるのではないかと。そういった中で、このクルーズ事業そのものが今後とも伸びていくのか、今回の事例等を踏まえて、なかなか伸びない分野になるのか、分かれ目になってくるんではないかという思いもいたしているところであります。したがって、今の段階で、今後どうなるかということについては、まだ私の方から情報を新たに得ているような状況ではありません。
重ねて恐縮なんですけれども、国の方で予算計上されているのは承知なんですが、クルーズ船のクラスターを経験しているのは、国内では、横浜港と長崎港だけということで、現場の知見を制度改正に生かしていくという機会でもあると思うんですけれども、今のところ知事からは、具体的にどの点について改善するべきだというようなお考えというのは今のところないということでしょうか。
いやいや、まだまだ感染症対策の進行中の状況でありまして、私もこの一連について対策本部に指示をしておりますのは、今回の経過を踏まえて、どこに課題があるのか、しっかりとそういった分析をして、今後の対応策に生かしていく必要があるという指示をしているところでありまして、まだまだその結果を取りまとめて、対応対策に反映させる、そこまではいとまがない状況であります。
これは教育長にお尋ねした方がいいと思いますが、1日から県境を越えた移動の自粛要請を解除するということですけれども、これと関連するかわかりませんけど、これに伴って、例えば、学校生活であるとか、部活動について、今日ホームページに今後の活動でちょっと出ていますけど、何かこれまでと変更する点等があれば教えていただきたいと思います。
部活動の関係ですが、現在、いわゆる県外との交流といいますか、活動は禁止をしておりますけれども、6月19日からは、いわゆる全国との交流、宿泊も含めた交流等をできるということを、予定をしております。そういう対処をすることを、県立高校には通知をする予定であります。
学校生活については、これまでどおり、「三密」対策を徹底して、引き続きやってくださいという理解でよろしいですか。
そうですね。それぞれの学校でしっかり「三密」対策をやっていただくということですから、仮に、今後、修学旅行ということはないのですが、部活の関係で遠征をすることがあれば、感染予防をしつつ、19日以降はもうフリーになるということになります。
わかりました。それと、今日の会見の趣旨とは全く関係のないので申し訳ないんですけれども、今日、佐賀県の知事が、6月の上旬に、新幹線で、国交省と事務レベルの協議を再開する意向を示されておりますけど、これについて、知事の見解というか、コメントを一言いただければと思いますけど。
国土交通省から、協議の場を早期に持つような働きかけを進めておられて、その前に、事務レベルで条件整備について確認をするという状況が続いてきたところでありますけれども、私どもとしては、やはり来年度の予算要求期限も迫ってくる中で、一刻も早く関係者の協議の場が持たれて、所要の環境が整うことを期待しているところであります。引き続き、国土交通省と佐賀県との協議の前提条件の整理が進められて、協議の場が持てるように、期待をしているところです。
日経新聞です。誘客促進キャンペーンに関してなんですけれども、この8億円なんですけど、仮にこれがかなりうまくいったとして、この予算額以上が出たときというのも想定されると思うんですけど、その場合は追加で出すのか、これを満たしたらこのキャンペーンは打ち切りとどういうふうに考えたらよろしいんでしょうか。
これは、一応の期間といたしまして、先ほど申し上げたように、8月1日を目処に「GoToキャンペーン」への引き継ぎを図って、さらに大きくお客様をお迎えできるようにと考えております。8月の国の「GoToキャンペーン」というのは、支援額が相当拡充されておりますので、期限間際になったときに国民の皆様方がどう判断されるのか、その前に、多くの皆様をお迎えできるように努力していく必要があるものと思っておりまして、予算が足りないということになれば、うれしい悲鳴でありますので、補正の可能性も含めて、検討していきたいと思っています。
1点お尋ねしたいんですけれども、4月の補正からの追加で、観光地受入態勢ステップアップ事業、4億5,000万円追加ということなんですけれども、当初、約5億円ほどの予算があったと思うんですけど、この当初枠超過分プラス、今後新たに受付ける分とあるんですけれども、新たに受けつける分というのはどれくらいの額が残っているんでしょうか。
今後募集を一時再開をしまして、新しく受け付けられる分というのは1億円ちょっとを想定しております。
超過分の額ということですか。
はい。
再開はいつぐらいですか。
専決補正予算が本日ということですので、明日からということになろうかと思います。
それでは、以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
・午後4時30分から午後5時16分(46分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年5月22日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症への対応について
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
今日は、昨日の国の新型コロナウイルスに関連する対策本部会議の結果を受けて、県の対処方針を決定させていただいたところであります。 現状については、皆様既にご承知のとおり、本県においては、17例の感染が確認されているところでありますが、1ヶ月以上、新たな感染者は発生していない状況であります。これもひとえに県民の皆様方、各事業者の皆様方のご理解とご協力の賜物であり、改めて心からお礼を申し上げる次第であります。 先ほど申し上げましたように、昨日、国の対策本部会議が開催され、緊急事態宣言の対象区域から、関西圏域、大阪府、京都府、兵庫県が解除されたところであります。これを受けまして昨日、県の専門家会議からの意見の聴取、そして、本日午前中に九州地方知事会議が開催され、方向性等について議論が行われました。そういった内容を踏まえて、本日午後、県の対策本部会議を開催いたしまして、対処方針を決定させていただいたところであります。 今後は新型コロナウイルスの感染拡大防止と、経済活動の回復。この2つのバランスを考慮し、徐々に十分な安全策を講じながら、軸足を経済活性化に向けて移していかなければならないと考えているところであります。 それでは、その内容についてご報告をさせていただきたいと思います。 まず、県民の皆様方へのお願いでございます。 1番目は、「今しばらく、県境を越える不要不急の移動を控えてください。」というお願いをさせていただいております。引き続き、「特に県外の皆様は離島への訪問を控えてください。」ということであります。 2点目、これも前回からの継続でありますけれども、「新しい生活様式の実践をさらに徹底してください。」というお願いでございます。マスクの着用、手指消毒、「三密」の回避、県内通販の活用といった新しいライフスタイルの実践をさらに進めていただきたいということであります。 その上で、県民の皆様方には、ぜひ「県内各地への観光へもお出かけいただきたい。」というお願いを今回させていただいております。これから具体的な支援策を検討し、予算計上を目指してまいりますけれども、「ふるさと再発見の旅」という形で観光にお出かけいただいて、宿泊施設にお泊まりいただいた場合に、宿泊料のうち5,000円相当分を助成させていただく等、宿泊施設は大変厳しい状況にありますので、県民の皆様方にも応援いただけるように努力してまいりたいと考えております。こういった制度のスタートは、6月1日から実施してまいりたいと考えております。 それから、各事業者の皆様方へのお願いでございます。これも前回からの継続であります。「業種毎のガイドラインの遵守・徹底をお願いします。」ということであります。 その上で、販売活動、事業活動を、今後さらに拡大していただきたいと考えているところであります。 そういった様々な経済活動を拡大していただくに当たり、これも予算整備を行ってまいりたいと思いますけれども、県下統一したオンライン物産展の開催等も、6月1日から取り組んでいきたいと考えております。 これは既に前の予算に計上済みでありますけれども、前売食事券の発行、県産品のプレゼントによる飲食店の応援キャンペーンを、これも6月1日から実施してまいりたいと考えております。現在考えておりますのは、前売食事券を例えば1万円相当分をご購入していただいた場合には、その3割に相当する県産品のプレゼントをさせていただこうと考えているところであり、県民の皆様方のお力添えをいただきながら、大変厳しい状況にある飲食店の応援をしてまいりたいと考えているところであります。 これから第2波、第3波の襲来も予測されるところでありますけれども、引き続き県民の皆様方、各事業者の皆様方のご理解とご協力をいただきながら、安全・安心対策に万全を期していきたいと考えておりますのでどうかこれからもよろしくお願い申し上げる次第であります。 私からは以上でございます。あとよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方から質問をお願いしたいと思います。
まずお伺いしたいのは、先ほど感染症対策と経済回復とのバランスについて、軸足を経済活性化にとおっしゃっていましたけれども、前回の会見よりも専門家会議や知事会の状況を踏まえて、さらに軸足を経済の方に移したという理解でよろしいでしょうか。
ええ、これからもそういった方向で取り組んでいきたいと思っております。
宿泊施設応援キャンペーンや、オンライン物産展はその現れと理解すればよろしいでしょうか。
はい。
九州知事会の中でIRについて話題にされたと思うのですけれども、改めてその場でどんなことをおっしゃったのか、他の知事からどんな反応があったのか教えていただければと思います。
はい。IRについては、ご承知のとおり、昨年6月の九州地域戦略会議で、プロジェクトチームを立ち上げるという決議をいただき、本県が事務局機能を担いながら様々な検討を進めてまいりました。MICE事業を活用して、さらにその効果を県下、九州全域に波及させる。あるいは、九州内の農産物、水産物などを積極的に活用する。色々な観点から協議を重ねてきたところでありますが、本来であれば、昨年度いっぱいで、このPTを解消する見込みでありましたが、ご承知のとおり、国内においては、この1月にも示されると言われておりました基本方針の策定・公表がまだ進んでいないという状況であります。したがいまして、これからより具体的な内容について調整をするためには、IR事業者との継続した協議の中で内容を詰めていかなければいけないということで、このプロジェクトチームをさらに今年度いっぱい延長設置していきたいということで協議をさせていただきました。 それから、2点目でありますけれども、世界各地でこの新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、IR事業というのは非常に厳しい状況に置かれております。これは、感染拡大予防の観点から事業休止命令が出されたり、事業自粛要請が行われたりというような地域がほとんどであります。したがいまして、このIR施設にほとんどお客様がおいでにならない中で雇用をどうやって維持していくのかという点を含めて、大変ご苦労をなさっているわけであります。そういった状況の中で、各事業者のお話を聞くと、いまだ基本方針が示されていないことや、日本政府においては、IR事業を推進しようと考えておられるのかどうかといった話が出たり、具体的な検討作業を進めるのは、この基本方針が出された後で作業に着手してもいいのではないかといったお話があるやに聞いているところであります。先ほど申し上げたように、基本方針の策定・公表はまだでありますけれども、区域認定申請の受付期間自体は、来年の1月から7月の期間を想定されておりますけれども、これについては変更することは考えていないというようなお話も伺っているところであります。したがって、我々は、他の候補地域と同様に粛々と準備作業を進めていかないといけないと考えておりますが、今の時点で、九州・長崎のIRもしっかりと取り組んでいく意向であるということ。その上で、各事業者の皆様方にも、さらに具体的な項目についてご検討を深めていただきたいという思いを持って、九州地域戦略会議からメッセージを各事業者の皆様方にお送りするということで決定をいただいたところであります。文案の内容についても賛同をいただいたところであり、これからも九州のIRとして実現を目指していきたいと思っております。ご意見としては、物産、人の交流の面を含め、内容の中に盛り込んであるということについて一定のご評価をいただいたものと考えております。
最後に1点お伺いしたいのですけれども、県民の皆様へということで、「今しばらく、県境を越える不要不急の移動は引き続き控えてください。」ということになっていますけれども、知事会の冒頭部分では、そろそろ県境を越える移動を行ってもいいのではというお話があったようなイメージがあります。結果として引き続き控えてという結論になったのですけれども、県境を越えた九州内での移動ができるのはいつ頃になりそうというスケジュール感はあるのでしょうか。
一つは、福岡県が最後まで警戒区域として残っていたわけでありますけれども、宣言が解除されてからやはり2週間程度の経過を見たいと、その期限がほぼ5月いっぱいということになり、福岡県におかれては、まだ外出自粛を要請されているというような状況にあるとお聞きいたしました。したがって、隣接される県におかれては、もう少し慎重に対応していく必要があるのではなかろうかといったような議論がなされ、また、一方では、この1週間にわたって新たな感染者が出ていないということもあり、安全をアピールする上でも、九州各地域の往来は再開してもいいのではないかといったような議論もあったところでありますけれども、来週にもまた専門家会議が開催され、首都圏域の動向を含めて一定の方向性、対処方針について考え方が示されるのではなかろうかと。そういった動きを踏まえて、時々の動きに応じて対処方針を協議、決定していく必要があるものということで、とりあえず前回に近いような形で協力要請を延長させていただくということにしたところであります。
県境を越える移動は、九州知事会の方針もあり制限されたとは思うのですが、一方では、県内の観光を呼びかけていらっしゃいます。開かれた県の専門家の意見として、どういった意見があってこういう判断になったかということをお聞きできますでしょうか。
県の専門家会議においては、感染症の専門家の皆様方、経済の専門家の皆様方にご意見をお伺いしているところでありますけれども、経済分野の委員の皆様方には安全をアピールする上でも、他に先んじて経済活動、産業活動については再開をしていく必要があるのではないかというご意見がありましたし、感染症専門家の皆様方には、宣言解除から2週間程度の経過を見守る必要があるのではないかということで、この県境を越えた移動自粛については、双方、若干異なるご意見をいただいたところであります。したがいまして、そういった意見を元に、私どもも対策本部会議で検討をした上で、対処方針を決定させていただいたということであります。
あと2点あるのですけれども、県内の方に向けて観光を呼びかけるということですが、これまで県外の方との対外交流の面で長崎はすごく発展してきたと思うのですが、改めて、オンライン物産展の開催などの他に、県内に向けたアピール策として、今までと違ってくるような部分や、これから必要になってくるところはどういう部分になりますでしょうか。
実は、先の予算にも様々な支援策を組み込んでおります。色々な産業分野の活性化に向けて、例えば農林水産分野では、高級食材から価格が低下する傾向がありますので、そういった分野に対する支援策でありますとか、コロナウイルスが大きな課題となる中で、人と人との接触を避けるような形でのビジネス展開に向けた新たな取り組み、事例を申し上げますと、例えば、ネット通販にさらに力を入れていかれるとか、事業所の構造も、人が接触して感染の要因にならないように、自動ドアに換えられるとか、様々な取り組みがあるのだろうと思いますけれども、そういった取り組みに対する支援策等、色々な予算を計上しているところでありますが、この関係事業予算についても、場合によっては今後の補正予算でさらに支援策を拡充していかなければいけないのではなかろうかと考えているところでありまして、2次補正予算の動向を見極めながら、積極的に対応をしてまいりたいと考えております。
最後1点。新しい生活様式の実践を呼びかけていらっしゃいますが、知事自身も、今日の九州知事会等、色々な会議がWeb会議になったり、働き方の面でも新しい生活様式を目指して活動されたりしていると思うのですけれども、実際に新しい生活様式を実践した上でご自身として感じたことがあったら教えてください。
マスクの着用、手指消毒、「三密」の回避といった、様々な観点からの自らの行動を注意していかなければいけないと考えているところでありまして、私も、手指消毒、消毒用の石鹸で手首から先を洗っておりますけれども、時々会議の際にマスクの着用を忘れて走り出したということがありますので、しっかりと習慣づけていかないといけないなと反省を含めて実感しているところであります。県民の皆様方におかれても、生活の中でこういった取り組みが習慣として身につけていただけるように、ぜひご協力をお願いしたいと考えております。
関連ですが、例えばWeb会議を知事会等でやることによって何か変わったこと、頻繁に開けるようになった、逆に意思疎通が難しい等何か感じることはありますか。
そうですね、やはりWeb会議になると、発言者だけがクローズアップされるという形になりますので、そういった意味では、幅広い会場で、一堂に各知事さんと一緒に議論をするというのは、少し雰囲気が違う感じもあるのかなと考えております。
それでは、各社から質問をお願いしたいと思います。
先ほどのお話の中にありました支援策についてもう少し詳しくお伺いしたいのですけれども。宿泊施設応援キャンペーンの実施ということで、宿泊費を上限5,000円補助されるということですが、補助は何人分程度、予算規模としてどのくらいを想定されているのか詳細をもう少しお伺いできればと思うのですが。
まだ、予算査定作業は、終わっていません。今の段階では、「4万人泊」程度を考えております。
若干補足しますと、前提として予算をまだ組んでおりませんので、ここから先、議会にも相談し、予算化をしていくということになります。現時点で、執行部としてこういうことを考えているというものになります。後ろの2つは、もう既に予算計上していますが、この宿泊キャンペーンは、そういった位置づけになります。
今、質問が出て予算査定は今後とおっしゃられましたけれども、財源をどこから出すのかというところについても、現状ではまだ明確ではないということになるのでしょうか。
おっしゃるとおりです。歳入予算をどこから充てるかを含めて、歳出と併せて考えているという状況です。
予算を組むとなると、議会と相談をされてということでしたけれども、専決にするのか、6月の議会にするのかというところも含めて、まだ明確でないという理解でよろしいですか。
キャンペーンのスタートは6月1日を考えているところでありますので、6月議会を待つという形はなかなか難しいものと思っております。これは議会の皆様方とも相談をさせていただいた上で、先行的に関係予算の調整を図っていきたいと思っております。
そうすると、臨時会を招集するよりも、専決になる可能性が高いという理解でよろしいですか。
今の段階では、私どもの立場としてそう考えております。
それと、知事が共同通信社の質問に答えられて、今後、国の2次補正予算を見て支援策を考えていきたいということですけれども、要するに、今回だけではなく、さらに国の補正予算が組まれた段階で、新たな経済対策を組んでいくおつもりという理解でよろしいでしょうか。
はい。この地方創生臨時交付金については、所要の額が確保され、本県にも61億円の配分をいただいているところでありますが、さらに、第2弾、第3弾の財源確保を国に求めているところであります。これは九州知事会もそうでありますし、全国知事会でもそうであります。国の2次補正予算の中に、所要の財源も組み込まれているものと期待をしているところでありまして、そうした財源をさらに有効に活用しながら、関係対策の充実に力を注いでいこうと考えております。
先ほど、日本経済新聞社の質問にもありましたが、県境を越えた移動については引き続き自粛という結論に至ったということで、知事として残念なのか、賛同なのかその受け止めを教えてください。
まずは県民の皆様方の安全・安心が第一であるということに変わりありません。ただ、本県の場合、冒頭申し上げたように、1ヶ月以上新規感染者が出ていないと、一定県民の皆様方のご協力によって、そういった体制が組み立てていただいているものと考えておりますが、まだまだ各県の状況も微妙に違うところがありますし、そういった中で、私どもは、経済活動をもう少し拡大できる余地がないのだろかと思っておりましたけれども、やはり九州各県でもそれぞれのお立場があり、こういった方向性で結論が得られたのも、止むを得ない面はあったのかなと思います。
そうした中の、宿泊費用の一部負担という支援策だと思います。県民の皆さんに、可決された場合に、どのように活用して欲しいか、中村知事のねらいを教えてください。
県内の各産業分野で一番厳しい状況となっているのが、観光関連産業ではなかろうかと思います。宿泊業、お土産品店、運輸業関係にまで大きな影響が及んでいるものと考えております。県境を越える移動が難しい状況でありますので、県民の皆様方に県内各地に積極的にお出かけいただき、県内観光の魅力を再発見していただく。そして、これから段階的に解除されますと、九州圏域からお迎えする、全国からお迎えする、さらには海外からお迎えするという段階を踏んでくるものと思っておりまして、その段階で、県民の皆様方にしっかり県内観光の魅力を説明していただく。そういう形になれば非常にありがたいなと思っているところでありまして、ぜひ県民の皆様方には、積極的に観光にお出かけいただければと考えております。
先ほどの県内観光について、安全対策をしっかりとった上でという前提だと思うのですけれども、宿泊施設等の観光施設の安全対策に関する支援というのはいかがでしょうか。
各事業者におかれては、事業分野毎にガイドラインが示されております。衛生対策として手指消毒のための環境整備であったり、人と人との距離を確保するための工夫であったり、色々な面で事業を再開、推進するに当たっての注意点等がまとめられているわけでありまして、そういった形で、各事業者の皆様方に環境整備やソフト面でのご注意をいただくなどという形で、リスクをできるだけ下げていただいた上でお客様をお迎えいただきたいと願っているところであります。私どもも、やはりこれから様々な経済活動を展開する上では、県民の皆様方に様々な生活様式を、事業者の皆様にガイドラインをしっかり遵守し、徹底していただければと思っております。そのためにまた各業界の皆様方ともお話し合いの機会等も設けさせていただければと思っております。
予算上の措置としましては、先日の臨時議会で予算を可決いただきましたけれども、そちらで、宿泊施設の衛生面についてどういう点に気をつけたらいいのかというアドバイザーの派遣や、小規模な除菌装置の設置等の補助は盛り込んでいるという形でございます。
ありがとうございます。あと1点お伺いしたのが、観光地ですと、イベントを開催して人を呼びたいというところもあると思います。このガイドラインは、国が定めたもの、今までの従前どおりになるのか、少し緩和した形を検討されているのかというのはいかがでしょうか。
このイベントの開催については、前回のこの場でもお話がありましたけれども、屋内で開催するイベントについては100人規模を目安に、それ以下であれば開催していいのではないか、屋外イベントでは200人をベースに検討を進めてはどうかというような、国の対処方針も示されているところでありますので、それぞれのイベントの種類、開催形態にもよりけりだろうと思いますけれども、一つの目安として、そういったことも活用していただけるのではなかろうかと思っています。
先ほど、「ふるさと再発見の旅」の予算の額についてはまだということだったのですけれども、知事が4万人泊とおっしゃられましたけれども、1人1泊が4万件という理解でいいですか。
いいえ、支援件数として、4万人の方々に観光にお出かけいただき、お泊まりいただく程度の支援規模を想定しております。これは、県内の方々を対象に考えています。これから、九州、あるいは全国圏域の様々なキャンペーンが考えられますが、それは次のステップとして別で考えます。
単純計算で、例えば、4万人掛け5,000円相当分とすると単純計算で2億円ぐらいになるのですけれども、大体2億円ぐらいの予算を見積もっているという理解でよろしいのでしょうか。
今、予算要求の立場の方からは、そのような構想で要求をいただいているところです。まだ、私自身、査定作業に入っておりません。
観光関連でお伺いしたいのですけれども。最近、星野リゾートの星野さん等が、マイクロツーリズムということをおっしゃっていて、ハウステンボスの坂口社長も、マイクロツーリズムということを最近言うようになっています。今回の、「ふるさと再発見の旅」は、マイクロツーリズムに該当するのかなと考えられるのですけれども、あまりこれまで長崎県としてマイクロツーリズムはそんなにやってこなかったと思います。今後、コロナ後も含めて、県民に魅力を再発見してもらうような施策を引き続きやっていくお考えはあるのでしょうか。
そうですね、度々、県民の皆様方には、まず県内の魅力を知っていただく必要があるということで、色々な呼びかけをさせていただいてきた経過はありますけれども、こういう形で大きな事業として展開するのは、恐らく近年ないような話ではないかと思っております。今回は、これまで体験したことがないような極めて厳しい状況に直面しており、先ほども申し上げたように、段階を踏んで、産業活動を拡大していく。そういった中で、広く国内から誘客をするにはまだ少し早い時期にありますので、まずは県民の皆様方に、宿泊事業者の苦境を助けていただきたいという意味を込めて、こういったキャンペーンを組み立てたところです。したがって、今回、こういったことがどう推移していくのか、まだ読めないところでありますけれども、必要性について検討を進めて、その段階で検討して、次なる施策も検討していく必要があるのではないかと思います。
この「ふるさと再発見の旅」をやられるとなった時に、マイクロツーリズムという考え方というのが念頭にはあったのでしょうか。
やはり県民の皆様方が活動を始められる時に、まずは「安近短」という形での旅行からスタートされるだろうと。徐々に活動範囲が広がり、他県、あるいは国内幅広くという形で拡大していくだろうというステージを考えていたところであります。先週、基本的に自粛要請も解除していただき、ようやくブレーキが解除された状況で、この1週間の経過を見ても、これからいよいよ事業活動を推進していただいてよろしいのではなかろうかという判断の下、徐々にアクセルを踏み込んでいかなければいけないと考えているところです。
よろしくお願いします。「ふるさと再発見の旅 宿泊施設応援キャンペーン」のことで2点お尋ねです。宿泊料のうち1人につき上限5,000円という認識であっていますでしょうか。また、離島も含め、県内全ての宿泊施設でそれができるような想定でしょうか。
基本的には、宿泊料金を低廉化することによって多くの皆様方にお出かけいただく。そういった中で、途中では各交通機関もご利用いただくでしょうし、お出かけ先ではお土産物などもご購入いただける可能性があるのではなかろうかということで、まずは、そういったお客様の数を増やすべく、宿泊料金相当額から5,000円程度の支援をさせていただくキャンペーンを展開しようと考えているところであります。2点目は、離島地域には、県外からのご来訪は今しばらく控えていただきたいとお願いしましたけれども、各離島の地域の皆様方とも相談をしておりますけれども、県民の皆様方にはお出かけいただいて、お迎えしたいというようなお話を頂戴しているところでありますので、離島を含めて、幅広い事業者の方々にご活用いただければと考えております。
ありがとうございます。まだ決まっていないところも多いと思いますけれども、助成の仕方のイメージとしては、お支払いをする時にその場で5,000円を引かれるのか、領収書等を添付して後で申請するような形になるのか、どういったイメージで実施されるのでしょうか。
この仕組みをどう構築するかということですが、正直申し上げて、あまり時間がありません。準備期間がございませんので、お出かけになられる方々が宿泊施設に予約を入れられ、窓口で清算をされる際、規定の料金から5,000円値引いた形で料金を徴収していただく。それを県にご報告いただいて、その差額5,000円分を県で支援をさせていただく。カード決済などもあり得るということで、そういった仕組みも検討をしているところであります。
すみません、最後1点ですけれども、前売食事券のことでお尋ねします。今、ホームページにも載っている分があると思うのですけれども、何か新たに決まったことがあれば教えていただければと思うのですが。
先日お話をさせていただいておりますとおり、現在、募集をしている状況で、飲食店の皆様には登録を進めていただいているところです。今回、知事から、6月1日から開始をするということで説明がありましたが、その中では、新しいことは特にまだございません。引き続き、キャンペーン実施に向けて、今、準備を進めているというような状況でございます。
財源としては、国の支援金の中からというようなイメージでしょうか。
財源は、国の交付金を活用させていただいているというところでございます。
観光業への影響について、体験したことのないような厳しい状況というご説明があったのですけれども、今の時点で、具体的にどれぐらいの打撃を、県内の観光業界が受けているのか。額、キャンセル数等、何か把握していることがありましたら教えてください。
現在、県内全ての宿泊施設を調査しているという状況ではございませんけれども、施策の検討に当たりまして、幾つかの宿泊施設、例えば地域単位でお伺いしたりしております。非常に影響が多いところは、例えば、4月で前年度比9割減といったような数字もお聞きしているところではございます。
先日、5月19日に日銀の長崎支店さんが、県況状況を発表されていますので、そちらにも観光関係が出てまいります。
なかなか全体像がつかみづらい中で、施策を立てていくということの難しさというのはありますか。
数字として具体的にどのような傾向になるのかというのは、まだ押さえてありませんけれども、例えば、本県を代表するような旅館、ホテルといった一定規模以上の旅館、ホテルなどについては、いまだに休業中でいらっしゃるところであり、また、その再開の時期についても、現時点では6月まで休業するというような話もお伺いしているところであります。観光客がいつ戻ってくるかということが大きな課題になるわけでありますので、まずは、そういった意味では、県民の皆様方にお出かけいただき、お一人お一人が観光客として人を呼び込み、また、別の方々が再訪していただくということで、旅館の営業再開にも結びついていくものと期待しているところです。
ありがとうございます。それから、4月の補正予算の中で計上している支援策についても、2次補正を見て拡充していくというご方針だったのですけれども、既に、予算を執行が進んでいて、拡充したいという方針のメニューなどがあれば、教えてください。
具体的に実現するかどうかというのはありますけれども、現時点で、予算計上していたものを超えてしまいそうというものに関しては、観光地の受入態勢を整えてもらうということで、当面、人を呼び込むことができないにしても、ホテル側で新たなサービスをどうやって始めるかということをホテル側で対応いただくということを打っておりますけれども、そちらは、予算規模を超えてきそうな状況にあるという状況でございます。
各商業関係の皆様方には、ネット通販などを積極的に活用していただけるような支援施策を講じているところであり、人と人との接触をできるだけ減らすという観点から、それぞれの事業者がテイクアウトに新たに取り組まれるであるとか、そういった新しい将来にわたって対応できるような事業形態を検討されるに当たり、支援措置を一部準備しておりますけれども、手が多く上がるようであれば、さらに補正も考えていかなければいけないと思っております。
最後の質問でお願いしたいと思いますがございますでしょうか。無いようでしたら、以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。よろしくお願いします。
・午後3時00分から午後4時04分(64分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年5月15日 臨時記者会見
会見内容
緊急事態宣言の解除について
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。まず、本県における新型コロナウイルスの感染者数は、17名でありまして、4月17日に発生して以降、3週間以上にわたって、新たな感染者は発生していないところであります。これもひとえに県民の皆様方、並びに各事業者の皆様方が感染防止対策にお取り組みをいただきますとともに外出自粛や休業要請等にご協力をいただいているおかげであり、改めて心からお礼を申し上げる次第であります。
ご承知のとおり、国においては昨日専門家会議が開催され、この連休期間中の結果についての評価がなされた後、対策本部会議が開催され、新たな対処方針が示されたところであります。そういうことから本日、県の対策本部会議を開催いたしまして、新たな県の対応方針を決定させていただいたところであります。緊急事態宣言の解除を踏まえ、今後は、県内における感染防止対策、また一方で、社会経済活動の段階的な拡大、この双方のバランスをとりながら県内の対応を決定していく必要があります。県民の皆様、並びに事業者の皆様の活動がこれまでよりも緩やかに改善する方向で進んでいけばと期待をいたしているところであり、今回は、特に感染症対策の専門家の皆様方、経済の分野の専門家の皆様方のご意見をお伺いしながら、本県の対応方針を決定させていただいたところであります。
それでは、対応方針について、スライドでご説明をさせていただきます。
まず、県民の皆様、県外の皆様方へのお願いでございます。引き続き帰省や旅行等、県境を越える不要不急の移動を避けていただきたい。特に、県外の皆様方の離島地域への訪問を控えていただきたいというお願いが第1点であります。
2つ目は、全国共通の課題でありますが、感染症を防止する上で国民の新しいライフスタイルの定着を図っていかなければいけないというご議論があるところであり、ぜひ県民の皆様方にも新しいライフスタイルの実践にご協力をいただきたいというお願いであります。具体的には、例えば、お出かけの際には、マスクの着用、手指消毒の徹底、「三密」や対面での会話等を回避していただきたいというお願いです。そしてまた、県内通販、電子決済、在宅勤務等を積極的に活用していただき、人と人との接触の機会を継続して低減していただくようにお願いをするものであります。
次に、事業者の皆様方のへお願いであります。従前からお願いをさせていただいてまいりましたけれども、第1番目は、人と人との接触の機会をできるだけ減らすという観点から、テレワーク、時差出勤、オンライン会議等をさらに推進していただきたいというお願いであります。
2点目でありますけれども、遊技施設や接待を伴う遊興施設については、店頭表示やのぼりの掲出等、県外からの来訪者の抑制についてご協力をお願いしたいということであります。
3点目は、新たに示されました、業種毎の感染防止に向けたガイドラインに沿った対策の徹底をお願いしたいということです。これは、感染防止、「三密」の回避等にどう取り組んでいくのかというガイドラインが示されているところでありますので、各施設運営の事業者の皆様方にはその対応策の徹底をお願いしたいということであります。
そうした面でご協力をいただくという前提で、本日5月15日をもって、全ての施設の休業要請を終了いたします。
それから、その他の項目でありますけれども、県有施設については25日からの使用開始を目指すことといたしておりましたが、こういう状況になりましたので、改めてガイドラインに沿った感染防止対策、あるいは、「三密」回避対策を講じた上で、5月18日から順次使用を再開してまいります。使用再開の期日を一定期日に定めることはいたしませんでしたけれども、それぞれの施設の特徴に応じて、ガイドラインに沿った具体的な「三密」回避対策等を講じていく上で少し時間がかかる施設もありますので、順次開館を迎えるということになってくるものと考えております。
以上、今回の基本的な方針であります。しかしながら、このコロナウイルス感染症がどういう形で推移していくか予断を許されない状況にあります。さらに今後、大規模なクラスターの発生、あるいは、感染拡大が生じた場合には改めて必要な対策を講じる必要があり、その際には、県民の皆様方に再度ご協力をお願いすることがあろうかと考えているところであります。県におきましては、今後とも感染症の対策に万全を期するとともに、県内経済の回復と新しいライフスタイルの定着に向けて皆様方の事業活動が円滑に進むよう力を注いでまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方、各事業者の皆様方には引き続きこうしたご事情をご理解いただきご協力を賜りますよう心からお願いを申し上げる次第であります。
以上、私の方からの説明とさせていただきます。あとはどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方から質問をお願いしたいと思います。
質問4点ありますが、まず、3点先にさせていただきます。
1点目ですけれども、「長崎県からのお願い」ということで、「帰省や旅行など、県境を越える不急不要の移動を避け」とありますが、表現こそ変わっていますが、従前のようなニュアンスととらえておけばいいのか、若干緩めているということなのか。2点目は、「県外の皆様の離島への訪問を控えてください。」というのは、県民の方は離島に訪問することは構わないのかということ。3点目ですが、最後のページに「県内経済の回復」という言葉が入っていますが、これまでは感染症対策が中心にあったものを、県内の経済の回復にも少しバランスをとるような形で、若干経済回復の方に振れていると考えればいいのか。この3点をまずお願いします。
まず、第1点目の不要不急の県境をまたぐ移動を避けていただきたいということは、これまでと同様の考え方であります。
2点目につきましては、これまでは県民の皆様方を含めて、離島地域への訪問は控えていただくようにお願いをしてまいりました。離島の医療事情が本土と比べて課題が残っているということを踏まえて離島地域の住民の方々の大きな不安にお応えするための方針でありましたけれども、冒頭申し上げましたように、一定、県内には3週間を超えて感染者が発生していないという状況を踏まえ、離島地域の各首長の皆様方も、「県民の皆様方にはお越しいただいていいのではないか」と、ただ、「県外からお迎えするにはなお不安が残る」というお話を踏まえて、方針を決定させていただいたところであります。
それから、これからの必要な対策をどういう方向性で講じていくかということでありますけれども、国の基本的な方針として、緊急事態宣言の対象地域から外されたところであります。県内の各分野にわたる経済情勢も大変厳しい状態があり、徐々にではありますが、経済活動を再生させていかなければいけないと考えているところであり、これからはしばらく微妙なかじ取りが求められてくると思いますけれども、経済活動の再開に向けて県民の皆様方と共に進んでいかなければいけないものと考えているところであります。
最後に、今回のこととは少し外れるのですが、先般IR事業者大手のアメリカのラスベガス・サンズが、横浜のIRから撤退することを表明していることについての知事の受け止めをお伺いしたいのと、今回のラスベガス・サンズの撤退によって、国が進めているIR事業のスケジュール等を含めて何か影響があるとお考えでしょうか。
IR事業者の状況におきましては、先の定例記者会見の場においてもご質問をいただきました。各国において、厳しい営業自粛要請等が行われており、アメリカ、ヨーロッパ、シンガポール、マカオ等では、大変厳しい状況にあると、私どもも伺っているところであります。今回のラスベガス・サンズの日本撤退については、個別事業者のご決定でありますのでコメントは控えたいと思いますけれども、国においては、5月13日の菅官房長官の会見で、「現時点で、基本的なスケジュールを変更する予定はない」、「IR整備は観光立国を目指す我が国にとって不可欠であり、引き続き丁寧に説明をしてまいりたい」といった旨お話があったとお聞きしているところであります。今後、スケジュールがどういう形で進んでいくのか、国の動き等も踏まえて粛々と準備を進めていく必要があるものと考えているところであります。
昨日の専門家会議で、今後は都道府県を3区分に分け対処していくという方針が示されましたが、長崎県は「感染拡大注意」・「感染観察」のどちらの区分にあたるのか確認してもよろしいでしょうか。
どこに位置するかということであれば、恐らく最後のカテゴリーである「感染観察」に入るのではないかと考えているところであります。
全ての施設の休業要請を終了するということですけれども、どういった根拠に基づいて終了を判断したと捉えればよろしいでしょうか。
ご承知のとおり、前回まで、遊興施設については営業を自粛していただくようにお願いをさせていただいてまいりました。これは、先の基本的な国の対処方針の中においても、全国でクラスターが発生した施設等については、訪問を自粛していただくよう呼びかけるべきではないかといった要請もあり、そういった対応を図ったところでありますが、今回、特定都道府県から外れていくということになっているところであります。なおかつ、県内の状況を見ますときに、全国では確かにクラスターが発生したような施設もありますけれども、県内においては一度もそういった場所でクラスターが発生したことはありません。したがいまして、徐々に経済活動を再開するという基本的な方針の下、まずは県外のお客様をできるだけしばらく控えていただくように協力をお願いした上で、この休業についての要請は、これをもって終了させていただくということにいたした訳であります。
休業要請も解除されて、徐々に経済活動も再開する方針ではあると思うのですけれども、第2波、第3波という警戒の声も必要だと思います。そこで、万が一の場合ですけれども、感染者が増えてくる状況があった際には、どういった対応が考えられるでしょうか。
それは、その時々の情勢による判断が求められると考えております。例えば、県内で大規模なクラスターが発生した場合でありますとか、再び全国的に感染者が急激に上昇するというような状況の中で、県外からの来訪者を極力減らしていくような施策が求められるといった場合には、再び必要な対策を講じ、県民の皆様方のご協力をいただいていく必要があるのではないかと考えております。
最後に1点ですけれども、教育現場への影響で、今後学習の遅れを取り戻すような動きとして、例えば夏休みを短縮する等の動きは何かありますか。
まず県立学校については、普通科では、一定、夏休みを短縮して、補充学習というのをやる必要があると考えております。また、専門学科でも実習を行うことになり、いずれにしても夏休みの短縮ということになるのだろうと考えております。小中学校については、それぞれ市町教育委員会で判断されるということになろうかと思いますが、一定、短縮をされることで検討をされている市町教育委員会もあると把握をしております。
もし分かれば、どれぐらいの短縮期間の目処を教えてください。
県立学校は、10日以上は短縮しないと対応できないのではないかと思っていますが、そこは、今からの学習の進み方、学校の規模、学科の種類等によって違ってくると思います。
それでは、各社の皆様からお願いします。
今、お話が上がりました学校についてまずお尋ねしたいのですけれども、今月22日まで分散登校の予定がある県立学校の今後の対応について変更等はありませんでしょうか。
22日までの分散登校の措置はそのまま継続いたします。11日から本土部は分散登校を行い、離島部は通常に戻した理由が、大型連休後の2週間様子を見ようということですので、状況はそのままなので、継続をしたいということ。それと、カリキュラムを2週間分、分散登校用に作っていますので、途中で変えると現場が大きく混乱するということで、このまま続けて、25日の月曜日から通常に戻したいと考えているところです。
ありがとうございます。あと2点あるのですけれども。細かいところですけれども、事業者の方々に対して休業要請終了を「今日5月15日をもって」と記載がありますけれども今日までは休業要請期間中という認識でよろしいでしょうか。
今日までという認識で大丈夫です。
ありがとうございます。最後になりますが、細かいところですみません。事業者の方々への呼びかけで、「県外からの来訪者の抑制についてご協力をお願いします」と記載されていますけれども、具体的に、県外の方々の入店を控えていただくようなことをするのか。事業者の方々も、これから営業を再開していくに当たり、色々なお客さんを増やしたいという思いもありながらも、感染予防対策というところが一方であります。この辺、具体的にどういうことを飲食店、事業者さんがやっていけばいいのかというところをお示しいただければと思います。
これまでも県外からの来訪者の抑制については、例えば、パチンコ店等については、既にそうした協力をいただくようお願いをしてきたところであります。現在、関係団体の皆様方のお取り組みの状況を見ますと、県外からのお客様はお控えいただきたいとかいうポップ、あるいは店頭表示等に取り組んでいただいている。そして、県外ナンバーの車の方々に対しては、そうした趣旨をご説明いただいている。加えて、営業時間の短縮、そしてまた、「三密」にならないような環境の整備等について配慮をいただいていると聞いているところであり、私ども職員も、その状況を視察させていただいているのですが、そういった形でご協力をいただいていると聞いております。したがって、これから、その他の施設についてもご協力をいただくということになりますけれども、例えば、県外からお越しになられた方々についてはお控えいただきたいといった店頭表示をしていただく等の形でご協力をいただければと考えているところです。
県境を越える不要不急の移動のことで2点お尋ねです。今回、九州で一番感染者が出ている福岡も宣言から外れた訳ですけれども、それでもなお、県境を越える不要不急の移動は避けてくださいと要請するその理由を教えていただきたいのと、この県境を越えられないという状況というのがいつまで続くのか見通しを教えてください。
一つは、結果として、今回福岡県さんが39団体の一つにお入りになられて、宣言の対象から外れるということになった訳でありますけれども、専門家会議では、3つのカテゴリーで都道府県を区分想定しておられたところであり、福岡県さんは特定警戒都道府県でありましたので、私どもも「感染拡大注意」のカテゴリーの中に入るのかなという思いもございました。そういった中で、九州知事会の中でも議論をしてきたところでありますけれども、新規感染者の発生状況を見ますと、ここしばらくはゼロにはなっていない状況にある訳でございます。なお、それぞれの県と比べると、リスクは少し差があるのではなかろうかと考えているところであり、しばらくは九州各県そろって県境を越える不要不急の移動については自粛を要請していこうということで協議を進めてきた経過があります。そういうことでその緊急事態宣言が5月31日までと設定されているところでありまして、これからまた来週にでも、新たな指標の下での判断が示される可能性があるかもしれませんけれども、当面の間は、こういった形でご協力をお願いしていこうと考えているところであります。
そうしますと、今後、引き続き九州知事会、九州の他県の知事と話し合った上で、最終的に「県境を越えていいですよ」という宣言ができるのではないかということでしょうか。
そういった可能性はあろうかと思っております。コロナウイルス感染症対策は、各県にとっても重要課題でありまして、それぞれの県がどう力を合わせて拡大防止に努めていくかということで、話し合いの機会は度々これまでも設けているところであります。これからもそういった機会が得られるものと思っております。
今回の対応を決定するに当たって、知事から専門家の意見を聞いて決定したというご発言がありましたが、具体的に、どのような方から、いつ、どのように出た意見を知事がどのように受けとめられたのかというのをお尋ねします。
今回、専門家会議ということで、感染症の専門家として、長崎大学の河野学長、泉川公一感染制御センター長。一方、経済界からは下田日銀支店長、経済分野の専門家でいらっしゃいます長崎県立大学の古河副学長。異なる2つのお立場の皆様方からそれぞれご意見をお聞きしたところであります。その際には、県境を越える移動を自粛するということについて、経済のお立場からは、やはり事業活動を再開するには緩和を希望されるところでありますけれども、一方、感染症のご専門のお立場からは、これは有効な手段ではないかといったようなご議論等もいただきました。それかた、遊興施設について休業要請を終了するということ等についても、もう少し慎重な対応が求められるのではなかろうかといったこともありまして、新たに県外からの来訪者を抑制するという形でご協力をいただいてまいりたいと反映をさせていただいているところであります。
ありがとうございます。先ほど、しばらく微妙なかじ取りが求められていくというご発言がありましたが、両者矛盾するというか、バランスをとるのが難しい中で、知事としては何を一番重視して今回の休業要請の解除と県内経済の回復を目指すという方針を決められたのでしょうか。
これは、バランスを特に取るためにというよりも、事態の動きにいかに敏感に対応していくかということが極めて重要になってくるのではなかろうかと思っております。先ほども申しましたけれども、全国的な感染症の拡大の状況でありますとか、県内でのクラスターの発生等の事例が生じた場合には、やはりリスクが大きく高まっている可能性がある訳でありますので、そういった際には、再度、必要な対策を講じていく必要があると考えているところであり、そういった状況の推移をモニタリングしながら、適時、関心を持って、必要な方向性を検討しておく必要があるものと考えております。
ありがとうございます。関連してですが、そのモニタリングに関して、福岡県等独自に具体的な数値を決め、数値を超えた場合には再び経済活動の休業要請等を検討するというような方針を決められている県もありますけれども、知事から先ほど、大規模なクラスターの発生や全国の感染者の増加という例がありましたが、より具体的な形で何か数値を設定されるというご予定はあるのでしょうか。
本県の場合は、非常に難しいと考えております。といいますのは、県内では、既にご承知のとおり、ここ数週間新たな感染者発生していない状況であります。県内においては、一定安心していただけるような環境が整いつつあるものと思っておりますけれども、他県の感染状況において、特に本県は17件の感染事例が生じているところでありますが、そのほとんどが、他県からおいでになられた方、あるいは国外からおいでになられた方、さらにそうした方々との接触の機会があったということが感染の主な要因になっていると推測される事例がほとんどであります。したがいまして、県内の皆様方よりも、むしろ県外からお越しになられる方々が一つの要因になってくるものと考えておりますので、そういった流れを、必要な時に必要な対策を講じることによって制限していくということが必要になってくるものと思っております。このどういう形で制限するかということについては、例えば、県境を越えてパチンコ店においでになられる皆様方が数多くいらっしゃるというような状況でもありますので、それは、他県の施策がどういう形で講じられていくのか、そういった動向にも微妙に影響を受けてくると考えておりますので、他県の政策の方向性等も十分念頭に入れた対応が必要になってくるものと思っているところであります。
先ほどの質問と関連するのですが、県独自の基準というのは、特に今は定めないということでよろしいでしょうか。
そうですね。長崎県から多数の感染者が発生し、そのことがむしろ他県に影響を及ぼしているという状況であれば、県内の目標数値として掲げ、それを目指して様々な施策を進めていくということは、あるいは可能かもしれません。感染者数をこの程度抑えていくといったことはありますけれども、既に長崎県は感染者が数週間にわたって発生していないという状況でありますので、最大のリスクは県外との交流の中で生じていくものと考えており、特段の基準を県独自で定めるというのは難しいものと考えております。
わかりました。もう1点も関連して、外出自粛要請を解除するために、これも独自の基準を設けている自治体が中にはありますけれども、県境を越える外出自粛の解除を判断するための県の独自の基準というのも特段設けないという理解でよろしいでしょうか。
それはやはり、県境を越える移動を自粛するというのは、各自治体が共同して取り組んで行かないと具体的な効果が期待できない面があるものと思っておりまして、そういう意味で、先ほど申し上げたような、九州知事会でも議論、協議を進めてきた経過があるところでございます。これからも、恐らく大きな方針転換等に際しては、協議等を重ね方向性を模索していく必要があるのではなかろうかと思っております。
大変細かい話で恐縮ですけれども、県境を越える不要不急の移動を避けるというところで、不要不急の移動の基準がよく考えたら難しいなと思っています。例えば、帰省、旅行は分るのですけれども、県内でも感染事例があった例えば、身内の葬儀のために県境を越えた、仕事で越えた、その部分というのは不要不急に当たるかどうかという考えはいかがでしょうか。
それは一律に、こういった場合が不要不急だと申し上げるのはなかなか難しいと思います。例えば、葬儀があったような場合に、それぞれのお立場でご判断される必要があるのだろうと思いますけれども、葬儀場で多くの方々が集まるような場が想定されるとすれば、その主催者の皆様方には、やはり「三密」を回避していただく、人と人とが一時に多く集まられるような場を回避していただく等のご協力をいただく必要があるものと考えております。
仕事でどうしても県境を越えなければいけないという部分についてはいかがでしょうか。
ビジネスについては、基本的に不要不急ではないものと考えているところでありますが、そのご判断については、今やるべきか、もう少し時間があるのかといったような判断基準をそれぞれのお立場でなさっていただけるものと思っているところであります。
新しいライフスタイルの実践というのを改めて示しており、県内通販や電子決済、在宅勤務を積極的にという中で、補正予算にもテレワークの推進等の予算を乗せましたけれども、改めてその方針を加速させる予算をつけていくというお考えはおありでしょうか。
そうですね。これは、国を挙げて、新しい生活様式の定着に努めていくようにという方針が示されている訳でありますけれども、やはりコロナウイルス感染症というのが、先ほどからご議論いただいておりますように、第2波、第3波の到来の可能性があるものと、準備を進めていかなければいけないものと思っているところでありますけれども、そういった事態に対処していく必要もあるのではなかろうかと考えているところでありますので、そういった事態に長く付き合っていくためには、やはり生活様式そのものを変えていく努力が必要になってくるものと思っているところであります。一人一人の生活パターンを少し変えていただく、あるいは、企業の皆様方の就業環境を変えていただく。広く社会全体で、これまでの行動パターン、生活パターンを少しずつ変容させて行き、この感染症に対応できるような生活スタイルを築き上げていく必要があるものと考えております。
休業要請の解除について、経済活動の回復を期待するというようなお言葉がありましたけれども、依然として県境をまたぐ移動は自粛をお願いしている状況となると、観光県としては依然として苦しい状況は続くと思うのですが、その対策というのはいかがでしょうか。
そうですね、やはり本県の基幹産業、観光産業もその一つになっている訳でありまして、大変厳しい状況に直面しているというお話を聞いているところであります。ただ、直ちに、今のような状況で、全国から幅広くお客様をお迎えしていくための対策を今から具体的に進めていくということについては、やはり少し懸念が残る訳でありますので、然るべき時期を待っていく必要があるものと思っております。ただ、冒頭申し上げましたように、県境を越える移動を自粛していただくという趣旨であって、県民の皆様方には、一定、県内各観光地をご訪問いただきながら、経済活動を再開していくということが必要になってくるものと思っておりますので、できれば、そういった機会をさらに持っていただけるような施策等についてもこれから検討していかなければいけないのではなかろうかと思っております。
ありがとうございます。教育長にお尋ねしたいのですけれども。高総体が中止となりましたけれども、部活動を続けられている高校3年生に対して、代替試合の開催についていつごろまでにご判断されるのか、もし見込み、目処があれば教えていただきたいです。
高総体の中止が、昨日、高体連で決定をされましたので、今まで部活に取り組んで一生懸命練習してきた生徒にとっては非常に大きなショックだったのだろうと思います。しかし、高体連も説明していたように、安全性を優先した時に、止むを得ない苦渋の決断だっただろうと思いますし、私も高校生諸君が非常に落胆しているだろうなということで、胸の痛む思いですが、代替については、やりたい気持ちは高体連の専門部の先生方も持っておられるのですが、ここでいつまでにどうするというのはなかなか確定的なことは申し上げられません。やはり競技の種目によって、できるものとできないものが出てくるのだろうと思っています。ですから県全体で何とか競技大会というのは、多分無理だろうと思います。例えば、地区ごとにやるとか、そういう工夫はやっていきたいと思っておりますけれども、ここで明確に代替大会をやりますということは明言できない。非常に、五里霧中の中で検討しているということでご理解いただきたいと思います。
先ほど朝日さんも質問されていましたけれども、今回、感染症と経済関係の専門家の方にご意見を聞いてお話しされたとおっしゃられましたけれども、今後もまだコロナ対策というのは引き続き進めていく必要があると思いますし、コロナ対策を大きく言うと、感染症と経済対策でしょうけれども、他の我々の生活を取り巻く様々な分野にまたがっていると思います。例えば、今後、そういったコロナ対策について、専門家の方々のご意見を聞く場を常時設置するといったお考えはございますか。
今回、先ほど、4名の方々にご意見をお聞きしたと申し上げましたけれども、今後の施策決定等についても、こういった方々に、有識者会議ということで組織を存続させ、様々なご意見をお伺いしていこうと考えているところであります。
それは、新たに、コロナ対策に関する長崎県の有識者会議というのを設置して、今後随時意見を聞きながら施策を進めていくという理解でよろしいでしょうか。
今回の機会で設置したとご理解いただければと思います。
今回、先ほど名前を上げられた4人の方が有識者会議のメンバーということで、設置したという理解でよろしいでしょうか。今後この4人の方々に随時意見を聞いていくということでしょうか。
はい。
わかりました。休業要請が解除されるということですけれども、接待を伴う遊興施設の方々は、結果的に9日間程度、他の休業要請をされていた事業者さんよりも長く休業に応じたところだと思うのですけれども、以前の会見でも、協力金については一度お願いしたことに対するお礼なのでということで協力金についてはもう出されないとおっしゃられましたけど、今回、ナイトクラブであるとか、バーであるとか、接待を伴う遊興施設に対して協力金に代わる何か経済的な支援とかはお考えでしょうか。
前回、遊興施設に限って、休業のご協力のお願いをさせていただき、その際には、いわゆるご協力をいただくという趣旨での給付金を交付させていただくということで、これを繰り返し給付させていただくということは考えていないというお話を差し上げました。今回は5月20日までの要請を予定していたところでありましたけれども、一定、国の方でも、緊急事態宣言の対象から外れてきたということもあり、本日をもって要請を止めさせていただくということになった訳でありますけれども、あとはいかに「三密」を回避していただき、感染症予防対策に継続して取り組んでいただくかということが非常に重要になってまいります。そして、今般は、様々な業種についてガイドラインが設定されてきたところでありまして、個々、具体的な留意事項等も示されております。そうしたことを実践していただくことで、一定、安全度は高まっていくものと考えているところでありまして、ぜひ引き続きそういった面でのご協力をいただきたい。ただ、今回接待を伴う遊興施設の皆様方に特にお願いをいたしましたのは、これまでも、遊技施設の中で、テーマパーク、パチンコ店等、県境を越えてお客様が動いてこられる可能性がある施設があります。そういった要素もあり、クラスターの発生の事例も見られるところでありますので、こういった遊興施設の皆様方にも、ぜひ、県外からの来訪を抑制していただくようにご協力をお願いしたいと考えて、冒頭説明したような方針を決定させていただいたところであります。
特段新たな経済支援というのは、現時点では想定されていないという理解でよろしいですか。
そうですね。まだまだこれから経済の活性化に向けた様々な取り組みでありますとか、新たな生活様式、例えば、ガイドラインの実践、策定等についても、様々なお話があろうかと思いますけれども、これからの予算編成の中で、どのような支援策が求められていくのか検討を進めていかなければいけないものと思っております。
わかりました。今回の緊急事態宣言が、長崎県は解除されたということですけれども、思い返せば、2月の終わりの一斉休校から始まり、初めての長崎県内で感染者、新たな感染者、その後の休業の要請、緊急事態宣言対象地区への指定、延長と、その都度、県で知事を初め、職員の方々が、恐らく皆さん初めての経験なので、様々な試行錯誤をしながら、これまで施策に取り組んでこられたと思うのですけれども、一連を振り返って、知事の中でどういったところの判断が難しかったのか、悩ましかったのかについてお聞きしたいのが1点目。これを今後のコロナ対策に生かしていく上で、長崎県として改善した方がいいと思われているところがあればそれを教えてほしいというのが2点目。今回、特に休業のところで補償とセットになっていないというような話もありましたけれども、国に対して、現代の法律も含めて施策で改善を求めていきたいことがあればそれを3点目としてお話を伺えればと思います。
これまで経過をたどって今日に至っているところでありますけれども、やはり一番難しかったというのは、県民の皆様方の動きがどういう形で進んでいくのか、なかなか読めなかった面があります。それぞれの世代に応じて、あるいはまた、情報に接する機会によってお考えも変わってくるのだろうと思いますけれども。ただ、全国でこの感染者が急激に拡大し、大きな課題としてさまざまな論議が重ねられる中で、国民全体の皆様方が非常に大きなリスク、不安を感じ、それにそれぞれのお立場で協力していただいてきたというのは、大きな成果ではなかったろうかと考えているところであります。したがいまして、様々なお願いをさせていただきましたけれども、その状況についても、現状をその都度確認させていただいておりますが、やはり多くの皆様方にご理解とご協力をいただいてきたということであります。したがいまして、これから後の状況変化についても、県民の皆様方によくご説明させていただければ、継続してご協力いただけるのではなかろうかと考えているところであります。
それから、改善点ということでありますが、これは、制度の設計自体、国が特措法に基づいて緊急事態宣言を発して、それぞれの対応に応じて措置すべき施策等の基本的な対処方針を明らかにしておられる訳であります。もちろん地方は地方でそれぞれ独自の事情があり、環境も異なる訳でありますけれども、そういった中、自らの県がどの程度の位置に属しているのか。そうした中で、個々の施策をどう判断して選択をしていくのか。これはなかなか難しい面があります。これは、先ほど申し上げた人の流れに伴う対応が求められている課題でありますので、周辺環境の状況に応じて人の流れも変わってくるということ。それに対して、県独自の施策をどういう形で講じていくのか。全方位に目を配って、必要な対策を講じていくというのが、非常に難しい面ではなかろうかと思っております。
それからまた、休業要請等、まさに個々の権利に制約を及ぼすような協力のお願いをさせていただいてきたところでありますけれども、こういった事態はできるだけ少なくするというのが日本社会の本道であろうと思っているところであり、こういった事態が一刻も早く収束をされることを願っているところであります。
県主催のイベントの自粛も続けられていますが、取り扱いはどうなりますでしょうか。
県主催のイベントも、必要な会議、催し物等については、順次再開をしていこうと、前回からそういう方針を出しているところでありますが、そういった中で、特に規模の大きいイベント、今回では、私ども、3番目のカテゴリーといいますか、緊急事態宣言の対象から外れた地域については、一定、200人前後の規模、それ以下のイベントで、なおかつ屋内で開催される場合には。
屋外が200人で、屋内が100人程度ということでございます。
屋内100人で、定数の半分以下の開催のイベント等については、開催してもいいだろうというようなお話もあるところでありますが、やはり引き続き、それぞれの「三密」対策、マスクの着用であるとか、手指消毒の徹底であるとか、そういった環境を整備した上で、再開を検討していく必要があるものと考えております。
ありがとうございます。順次再開して、大規模な屋内のイベントは引き続き自粛するという形でいいですか。
はい。
ありがとうございます。国の専門家会議で、クラスターの発生しやすい接待を伴う夜間の飲食店や、スポーツジム、ライブハウス等については、自治体において、十分なモニタリングをしておくようにという指摘がされていると思うのですけれども、今回の一連の感染の中でクラスターが発生しやすいと分かってきた施設に対してはどのように対処していくのか教えてください。
これまで、全国でクラスターが発生したような施設等については、今回新たにこれまでなかったガイドラインが設けられているところであります。このガイドラインを設けることによって、リスク管理が十分にできるのかどうかということが、これからの大きな課題になるものと思っておりますが、まずは、このガイドラインに沿った施設の運営、事業の推進を図っていただけるようにご協力のお願いをしていく必要があるものと思っているところであります。
わかりました。ありがとうございます。先ほどおっしゃられた専門家会議の位置付けとしては、対策本部会議中に設置しているという位置付けでしょうか。
これは、私的諮問機関としての位置付けで、県の対策本部としての対処方針を決定していく段階でご意見をお聞かせいただくという位置付けにしております。
わかりました。ありがとうございます。最後ですけれども、休業要請の解除ですとか、休業要請に入った時もそうなのですけれども、事前の準備期間がないというところがあり、飲食店の方等も今日の夜までは営業を自粛しなくてはいけないので、事前に見通しを持って説明するのは難しいと思うのですけれども、その辺、知事としてどのように受けとめておられるのか教えていただけたらと思います。
まさにそういった面で、本当にご迷惑をおかけしていることについては申し訳なく思っているところでありますが、一応県の基本方針として、本日をもってそういった方向性で対応していきたいということをご説明申し上げ、一定、具体的にご協力いただくまでには、やはり時間も要するところがあるものと思っております。特に今回は、繰り返し申し上げますけれども、ガイドラインに沿った、それぞれの職場環境等も改善していただく必要があるところでありますので、直ちにというのはなかなか難しいことはあろうかと思いますけれども、必要な工夫等をしていただいた上で、より安全な形で、事業再開に取り組んでいただければと考えているところであります。
あともう1点だけよろしいでしょうか。今後、大規模なクラスターや集団感染が生じた場合に、必要な対策を講じるということがあると思います。これについては、ある程度考えられケースがあると思いますが、こうしたケースが起きたらこうした対策をとるというのは、事前に示していただくというようなことは可能でしょうか。また、そういった検討をするということはありますでしょうか。
県内でクラスターが発生しておりませんので、県内で、どこにどういったリスクがあるのかというのは、なかなか具体的な課題として想定しにくいところではなかろうかと考えております。
最後の質問でお願いしたいと思いますが、ありますでしょうか。
経済への影響についてお尋ねしたいのですが。先ほど、今のような状態で幅広くお客様を集めることには懸念があるとおっしゃっていましたが、県境を越える移動が仕方ない状況の中でも制限される中で、例えば、国内宿泊客を見ると、県内の方の利用率というのは15%未満という数字もあり、観光業をはじめ、事業者の方の苦境というのが続くことが予想されるのですけれども、県としては、事業者の方の不安や損失にどのように向き合っていかれるのかというのを一つお尋ねさせてください。
これまで、県内での感染者の発生も、3月14日以降、17例目まで35日間ぐらいの間に発生している訳でありますので、2日に1件程度の割合で感染事例が生じてきたところであります。そういった意味では、やはりそれぞれの分野の事業者の皆様方、県民の皆様方も、大きな危機意識を持っていただいたものと思っておりますし、場合によっては、県内にもそういった感染経路が存在するのではなかろうかというような不安もお感じになられたのではなかろうかと思っております。ただ、実際の、それぞれの感染経路等を探ってみますと、ほとんどが、県内にその感染源が存在するということではなくて、県外からもたらされたものであったということがほぼ推定されるところでありますし、既に、PCR検査等についても2,500件実施しておりますが、そのうちの17件が感染実例として上がっているところであります。したがいまして、私どもの、今の受け止めとしましては、県内に大きな可能性のある感染源というのはあまり存在しないのではなかろうかと。したがって、今後、一番注意を要すべき点は、県外、あるいは国外から、新たなリスクが持ち込まれるということを想定して、水際対策、あるいは関係施策の充実に力を注いでいく必要があるんではなかろうかと考えております。ただ、まだまだ感染経路がわからない感染事例も、他県では数多く発生しているところでありますので、そういった点については、先ほどの「三密」の回避、感染症の予防対策、新しい生活様式、そして、ガイドラインを守っていただく、そういった取り組みの中で、力を合わせて、リスクをさらに低減させていく必要があるものと思っているところであります。
事業者の方の不安とはどのように向き合っていかれるおつもりでしょうか。
それはやはり、それぞれ多くの皆様方をお迎えし、人と人との接触が不可欠な事業者の皆様方もおありではないかと思っております。そうした、それぞれの業種、業態において、具体的なガイドラインも示されているところでありますので、一定、そういった対応策でリスクは低減できるものと思っておりますが、やはりそれぞれの事業者の特徴があるものと思っておりますので、さらにご不安等がおありであれば、私どももしっかり専門家のご意見等もお伺いしながら対応していく必要があるものと思っております。
経済的な影響に対する不安にはどう向き合って行かれますか。
先ほど申し上げたように、経済活動を、アクセルを大きく踏み込んで展開していくという状況には少し時間がかかるものと思っておりますが、これから収束の、いわゆる出口を見極めながら、県内経済の活性化対策に向けて必要な施策を準備し、機会を持って展開をしていきたいと考えているところであります。
以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後3時16分(76分間)
・313・314会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年5月12日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について(1)
それでは、ただいまより、知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いいたします。
まず私の方から、今日は新型コロナウイルス感染症についてお話をさせていただきたいと思います。 現在、県内各地の医療の第一線で、新型コロナウイルス感染症の対応に当たっていただいております医療機関、検査機関、あるいは保健所の職員の皆様方には、日々、献身的にご尽力をいただいておりますことに対し、改めて深く感謝を申し上げます。 本県におきましては、ご承知のとおり4月17日に17人目の感染者が発生して以降、新規感染者は生じていないところでありますが、これもひとえに、県民の皆様、並びに、各事業所の皆様が日ごろから感染防止に積極的にお取り組みをいただきますとともに、外出自粛、並びに、休業要請などにご協力をいただいているおかげであると存じております。重ねて感謝を申し上げる次第であります。 さて、先般、緊急事態宣言が5月31日まで延長されたことに伴い、本県におきましては、県境を越える帰省や旅行、また離島地域への訪問を控えていただくよう、そして、また、接待を伴う夜の街への外出を極力控えていただくようお願いをさせていただきました。また、休業要請につきましても、遊興施設等について引き続き5月20日まで休業をお願いすることとし、その他の施設については、「三つの密」を徹底的に避ける対策、感染防止対策の実施、並びに県外からの来訪者抑制へのご協力を前提に、休業要請と、食事提供施設の営業時間短縮要請を終了させていただいたところであります。今まさに感染の機会を減らし、感染拡大を食い止める大変重要な時期であると考えておりますので、県民の皆様方、事業者の皆様方には何とぞ引き続きのご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。 一方、クルーズ船「コスタ・アトランチカ」では、623名の乗員のうち149名が感染するという大規模なクラスターが発生したところであり、これまでに7名が救急搬送され、現在も6名の方が入院されております。県では、クルーズ船停泊地の近くに臨時の診療所を設置し、自衛隊やDMAT等の医師、看護師の皆様方が24時間対応できる体制を整えていただきますとともに、コスタ社によって、軽症者が療養できるコンテナハウスを設置し、県内の医療体制への影響をできるだけ少なくする体制を整備したところであります。 県内の医療提供体制については、現在、新型コロナウイルス感染者を受け入れる病床として102床を確保しているところでありますが、さらに感染が拡大した場合に備えて、重症者を受け入れる病院は、長崎大学病院など3病院とし、中等症の患者を受け入れる病院は、医療圏毎に、感染症指定医療機関、あるいは、公立、公的医療機関の中から、新型コロナウイルス患者の「入院専門医療機関」として指定をさせていただくこととし、現在、医療圏毎にワーキング会議を設置して、協議、調整を進めているところであります。引き続き、長崎大学や、県医師会など、関係機関と緊密に連携し、万が一感染が拡大された場合の体制を含めてしっかりと整備してまいりたいと考えております。 なお、5月3日から、相手国との調整等の準備が整った乗員の方々から、順次、帰国が始まっており、昨日までに、既に224人の方が帰国の途につかれました。引き続き、乗員の皆様に一日も早くご帰国をいただけるよう、国や長崎市とともに、全力で取り組んでまいりたいと考えております。 最後に、県民の皆様方へのお願いでありますが、引き続きマスクの着用、手指消毒、三密の回避、通販の活用など、日々の生活の中で、「新しい生活様式」の実践にご協力をいただきますようお願い申し上げます。 また、事業者の皆様方には、テレワークや時差出勤の推進、並びに感染防止対策や、三密を回避する環境整備に取り組んでいただきますとともに、県外からの来訪者を抑制するための取り組みに向けて引き続きご協力をお願い申し上げます。 また、機会あるごとにお願いをしてまいりましたけれども、感染者やそのご家族、日々治療に当たっていただいている医療従事者やそのご家族、関係の皆様方に対する偏見や差別につながる誹謗中傷等につきましては、厳に慎んでいただくよう何とぞよろしくお願いを申し上げます。 以上、私からのお願いとさせていただきます。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
幹事社から質問をお願いします。
新型コロナウイルス感染症について(2)
観光関連について2点、クルーズ船の修繕事業について1点、それぞれお伺いしたいと思います。まず、観光事業関連です。観光産業は長崎県の主要産業ですけれども、各地で深刻な打撃を受けていると思われます。現状の支援策で満足というお考えでしょうか。もう1点は、先程全国知事会でも、知事もおっしゃっていましたけれども、緊急事態宣言解除後も「県境を越えたような移動は控えて」とおっしゃっていましたけれども、かなり、本格的な観光事業の復活までは時間がかかるということが予想されます。県が取り組むのか、国が取り組むのかは別にして、今後中長期的にどんな支援策が必要だとお考えになっていますでしょうか。まずこの2点をお願いします。
観光産業は、まさに本県の基幹産業の一つでありまして、大変深刻な打撃を受けているところであります。そういったことから、先の臨時県議会において、「観光地受入態勢ステップアップ事業」、あるいは「宿泊施設の安全・安心・快適化促進事業」等を予算計上し、議決をいただいているところであります。これは、雇用を維持しつつ、おもてなしの向上対策、誘客対策、安心安全対策等に取り組んでいただく宿泊事業者、交通事業者、旅行会社、観光協会等に対して所要の支援措置を講じようとするものでありますし、また、安全・安心・快適化促進事業については、衛生的に、快適に過ごすことができるような受け入れ態勢の整備を目指して、除菌、検温等の装置の導入支援でありますとか、施設改修支援等をその内容として盛り込んだところでありますが、まだまだコロナウイルス感染についての収束が見えない状況の中で、誘客対策については、所要の経費を盛り込んでいないところであります。今後、情勢の推移を見極めながら、国の大型キャンペーン等とも連動した、さらなる施策の強化に力を注いでいかなければならないと考えているところであります。 それから、また、復活までには時間がかかる訳でありますけれども、収束後の反転攻勢を視野に入れながら、観光関連施設等の環境整備、あるいは、さらなる受入態勢の強化をしっかりと支援していく必要があるものと考えているところであります。 ただ、やはり多くの県民の皆様方、あるいは国民の皆様方に不安感が残っているだろうと考えているところでありまして、まずは身近な範囲での集客、旅行期間も短く、旅行先も近隣地域がまず選ばれるものと考えておりますので、県内の方々に積極的に観光地をご訪問いただくような対策、次には、近隣県、さらには九州全域、全国へといった段階的な誘客対策が必要になってくるのではなかろうかと考えております。そのためにも、まずは、この急場をしっかりと乗り越えていただく必要があるものと考えており、国、県、市、様々な支援交付金等も準備されている訳でありますので、融資対策等含めて、何としても、関係事業者の皆様方には、この場を乗り切っていただき、次なるV字回復を目指して一緒に取り組んでまいりたいと考えているところであります。
ありがとうございます。あと、三菱に関する事です。三菱重工が修繕を受注したクルーズ船でクラスターが発生する等、クルーズ船の修繕事業にはかなり大きなリスクが顕在化したと思います。さらに、昨日の三菱重工の会見でも、当面は慎重な姿勢を社長が見せたと思うのですけれども、県や市も含めて後押ししてきたクルーズ船のメンテナンス事業ですけれども、今後どのような影響があるとお考えになりますか。
やはりまずは、クルーズ船の対策でありますけれども、目前の対策は、この大変困難な状況をいかに乗り越え、県内の医療提供体制に影響を及ぼすことがないように収束をさせていかなければいけない、まさに、短期対策が問われていると考えておりますが、引き続き、関係機関のお力添えをいただきながら、全力を注いでいかなければいけないと考えております。 然るべき段階においては、中長期的な対策として、今回の推移を見ますときに、クルーズ事業そのものに対する大きな不安感というのをお持ちいただく方々が増えているのではなかろうかと思っているところであります。やはり、クルーズ事業を安定的に推移、発展させていくためには、健康等の面におけるリスク管理をさらに徹底し、安心してクルーズ旅行を楽しんでいただけるような環境をしっかりと整えていく必要があると考えておりまして、一義的には各クルーズ会社においてご尽力いただく必要があると思っております。一方、受け入れサイドといたしましても、数千人の方々が一度にお動きになる形でのクルーズ船の観光が展開される訳でありますので、船内の様々な情報、健康管理情報でありますとか、そういった点も含めて、やはり入港受入の際には、実情を把握しながら受入体制を整えていく必要があるものと考えておりますし、さらには、いざ今回のような感染事例が発生した場合に、さらなる感染拡大防止に向けて、関係機関が連携をしながら幅広い分野にわたって取り組んでいかなければいけない事態になってまいります。そういった意味では、国におかれても、このクルーズ船内における感染症の拡大防止については、船籍国であるのか、クルーズ会社であるのか、あるいは受入国としての責務、その辺を含めて、ルールづくりをどう進めていくのかといった観点から新たな調査事業にも着手される予定であると聞いているところであります。そうした結果を踏まえながら、受入港としての地元もしっかりとした連携体制、必要な対策を講じていく必要があるものと考えております。そういった中で、このクルーズ事業がさらに復活をし、さらに発展をするということになってまいりますと、三菱重工でこれまでも検討をされてまいりました、修繕事業の受入環境の整備は、中長期的には、海外からのニーズもあるものと考えているところでありますので、これまでの環境整備に加えて、先程申し上げた視点からの諸対策を講じ、引き続き関係者の皆様方と連携して取り組んでいきたいと考えております。 多くの観光客をお迎えし、また、地域経済への波及も期待できるものと考えておりますので、まずはその前提となる環境整備に、しっかりと力を注いでいかなければいけないのではなかろうかと考えているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(3)
今のお話に関係して、今後のクルーズ船の観光としての受け入れについての目処や目標などがあれば教えていただきたいのですが。
クルーズ船の今後の動向でありますが、全く現状では見通しが立たない状況であります。まさに、世界的な新型コロナウイルスの収束の見通しが立つということが大前提になってくるのではなかろうかと考えているところであります。そうした中、各クルーズ船社の皆様方との情報交換の中では、現状においては、様々なクルーズについては、催行中止が相次いでいる訳でありますけれども、先程申し上げたように、安全対策を最優先にしながら、再開に向けた準備を社内で検討しているといったお話、あるいは、収束後、再開した場合には、寄港地として長崎の魅力は十分高く評価しているというようなお話もいただいているところでありますので、少し時間がかかるだろうと思いますけれども、中長期的には回復傾向に転じていくものと考えているところであります。
クルーズ船のルール作りについての調査研究を国でするのかと思いますけれども、こういう事例も目の前で発生している中で県としてできることは何か考えていますでしょうか。
まずは、クルーズ船をさらに積極的に受け入れたいと考え、松が枝岸壁の2バース化等についても力を注いできたところであり、やはりこういったリスクがあるということで、この長崎港に関連する様々な関係機関を合わせて、まず情報を共有化するため、対策の会議等も立ち上げようと動いてきたところであります。一方、国においても、有識者の皆様方を交えて、安全なクルーズを楽しんでいただけるような環境整備について検討を進めようとされていた矢先に今回の感染事例が発生したところでありますので、県としても、今回の事態を十分課題等検証しながら対策を講じていく必要があるものと考えておりまして、国の動きとも連動しながら万全の体制を整えていかなければいけないのではなかろうかと考えております。
県として十分課題を検証して、対策を講じていくということだったとのことですが、どういう場が想定されますか。
先程も申し上げましたけれども、このクルーズにかかわる関係機関、多数ある訳です。CIQ関係機関もあれば、入港を支援される民間の企業の方々もある。今回の場合は、公共岸壁ではなく、三菱重工の岸壁を使用されたということでありまして、長崎港を管理する県の権限が及ばない範囲内での契約に基づき停泊をされていた。そういった状況の中で、やはり最終的にこの感染症をしっかりと防いでいくというのは、保健当局の責任でもありますので、申し上げたようにまず寄港前の段階からしっかりとした情報を入手できるような仕組みを作る。現状では、例えば、検疫の方から感染が疑われるような乗船者がいらっしゃるのかどうかという情報を得て、入港を受け入れるかどうかというような運用がなされている訳でありますので、将来にわたって、船内の状況等の情報もいただき、また、万が一感染事例が発生した場合に、関係先との連携の下、必要な対策を迅速に講じていく必要がありますので、そういった連携体制の構築、さらには、クルーズ船内で感染事例が発生すると大規模クラスターになる恐れが多分にありますので、そういった意味では、今回もご支援いただいておりますけれども、多くの国々との連絡調整作業が必要になってまいります。そういう意味では、国の関係機関のご支援も求めていかなければならないと考えておりますので、それぞれのステージに応じた対応策というのも十分検討し、整えておかなければいけないと考えております。
今日午前中に行われた全国知事会で、緊急提言がなされたと思うのですけれども、そこで緊急事態宣言の解除や、特定警戒都道府県以外の除外体制に対する基準を明示してくださいという提言をしたと思うのですけれども、それに関係して、長崎県は感染者数でいうと、4月17日以降発生しておらず17人で留まっていますが、ただ一方で、離島やクルーズ船の事案というものを抱えていて、すごく判断は難しいと思うのですけれども、解除に当たってどういったところが大切になってくるのか、全部の解除になるためにはどういったところが大切になってくるかというところと、こういった地方の実情がそれぞれ違う中で、全国一律で制限がかかるようなお願いがされるという状況についてどう思われますか。
県民の皆様方の権利を制約しかねないような形での休業要請などもお願いしてきたような経過がある訳でございますけれども、そういった協力を要請させていただく際の一つの判断基準といったものもお示しいただけないかといった議論があったのは事実であります。ただおっしゃるように、それぞれの県毎に、また事情が異なってまいります。長崎県は確かにここ3週間を超えて、新しい感染者は生じていない訳でありますけれども、そういうことで直ちに、様々な制約を一挙に解除していいのかというと、これはなかなかリスクが伴うものであると思っております。県内の事情のみに留まらず、近隣県、例えば福岡県の動向がどういう形で推移しているのか、県境を越える人の移動は引き続き控えていただくようにお願いをさせていただいているところでありますけれども、その県境を越える移動というのも、福岡県だけの動きに留まらず、佐賀県さん、熊本県さんがどういった施策を講じられるのか、それによってまた人の動きも変わってくる可能性がある。従って、様々な要素がありますけれども、総合的に判断をしていく必要があるのではなかろうかと思っております。今回、近いうちに国の専門家会議で、連休期間中の評価がなされて、一定の方向性が示されるものと考えておりますけれども、そうした事情等について十分検証をさせていただき、また、地域ならではの観点も含めて判断をしていかなければいけないのではなかろうかと考えております。
それでは、各社の方からお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症について(4)
14日にも緊急事態宣言が一部の県で解除される可能性もあるかと思うのですが、その時点で長崎県が解除された場合、事業者、遊興施設などに求めている休業要請、20日までの延長ですとか、あるいは、学校の段階的な再開ですとか、そのあたりに何か影響はありますでしょうか。
それは、先程申し上げたように、国の専門家会議が、一連のこれまでの取り組みについて、そしてまた、現在の動きについてどのような評価をなさるのか。そして、国全体としての、緊急事態宣言の解除に向けた考え方をどのように整理されていかれるのか。そういったことを十分総合的に勘案して決定していかなければいけないのではなかろうかと考えております。緊急事態宣言が、対象地域から外れたということをもって、直ちに、これまで要請した様々な外出の自粛、休業要請等が全て白紙に戻るということはないのではなかろうかと思っております。
14日に仮に解除されても、今お願いしていることを現状のまま行くというお考えだということでよろしいでしょうか。
全てが現状のままというのかどうかというのは、内容を十分見極めて判断しなければいけないと思いますけれども、例えば、本県の感染の発生実例を見てみますと、やはり海外からいらっしゃった方々、県外の感染拡大地域からおいでになられた方々、あるいは、そうした方々と接触があったということが感染の要因として疑われるような事例が非常に多くございます。したがいまして、緊急事態宣言の対象区域から外れたとしても、そういった県境を越える人の移動等については十分慎重に判断していかなければいけないと、こう考えています。
新型コロナウイルス感染症について(5)
今朝の全国知事会の対策本部会議の中で、国に対して今後求めていく提言案等の議論がなされたと思いますけれども、長崎県としてはその中で何か意見、要望等の具体的なものは出されたのでしょうかお教えください。
今回の全国知事会議、前回、私も参加させていただき開催された訳でありますけれども、少し前回と内容が異なってまいりましたのは、いわゆる緊急事態宣言の対象区域の見直しが想定される中で、宣言解除というような局面を迎えるに当たって、様々な意見が出されたところでありまして、先程ご議論いただいたように、宣言解除の基準、再指定の基準等も明らかにして欲しいといった意見。あるいは、これも先程申し上げたように、引き続き、県境をまたいだ移動というのは自粛呼びかけを行うべきではないかといった点、さらには、地方創生交付金等について、第2波、第3波への備えも必要であることから、さらに第2弾、3弾としての対応について大幅な増額が必要ではないかといったような意見等、様々な意見が出されたところであります。こういった点については、私も賛成の立場であり、前回もこの交付金等大幅な増額を要求すべきであるというような意見を申し上げてきたところでありまして、ほぼこれまでの私どもの考え方と同じ方向性にあったのではなかろうかと考えているところであります。ぜひ国におかれても、知事会の議論を施策に反映していただければありがたいと考えているところであります。
国に対しては、財政支援を求めていくというような認識でよろしいでしょうか。
そうですね。その他の項目についても、ほぼ全国知事会と同じような思いであります。
最後に1点。今回県境を越える移動の自粛の呼びかけを求めていくということが全国知事会の中でも出ていますけれども、感染防止対策が重要とされる一方、観光県の長崎で、このまま観光業や経済活動が停滞していくということも危惧されていると思いますけれども、知事としてのこのことについての受け止めや、財政支援を求めるとおっしゃっていましたけれども、今後具体的にどういうことを国に求めていきたいかということをお話しいただけますでしょうか。
まずは、本県の基幹産業である観光関連産業、宿泊業、飲食業、お土産品、あるいは運輸関連事業者の皆様方、大変大きな影響を被っておられるところであります。現状を踏まえる時に、一挙に県外、全国に向けて誘客促進に取り組めるかどうか。これはやはり慎重に判断を求められている状況にあるのではなかろうかと考えているところであります。したがいまして、観光振興施策を講ずるにいたしましても、まずは県内から、あるいは隣県から、九州から、全国へと、段階的な施策、安全度合いに応じて対策を講じていく必要があるのではなかろうかと考えておりますので、そのときどきの情勢を見極めながら、施策を順次講じていく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(6)
クルーズ船関係ですけれども、様々な関係機関を入れて、情報を共有して、対策の会議を立ち上げようと動いてきたという話をされたと思うのですけれども、これを立ち上げる時期の目処は立っているのでしょうか。
情報共有の場は、一度開催しました。CIQでありますとか、様々な関係機関がこういったクルーズ船を受け入れるに当たって、リスクを伴う時に、連携を図りながら対応策を講じていく必要があるということで、関係機関が集まって一度会議を開催したところであります。
それはいつでしょうか。今回のクルーズ船の集団感染を受けてでしょうか。
今回のクルーズ船の集団感染の前に開催しております。
今後、そういった会議を立ち上げていくお考えとかはありますか。
先程申し上げましたように、今回の感染事例、大規模なクラスターが発生したということについて、様々な課題があり、これをしっかり検証しながら次の施策に生かしていかなければいけないと考えているところでありますので、情報共有の問題でありますとか、具体的な医療提供体制をどう構築するのか、あるいは、施設のあり方はどうであるのか、しっかりと次の施策に結びつけていかなければいけない。そういう中で、安心してお出かけいただけるような、クルーズ船の寄港地としてしっかり機能整備を進めていく必要があるものと思っているところであります。
ありがとうございます。その中で、国に求めるものと、長崎県、長崎市、あるいは地元で整備していくものがあると思うのですけれども、それはそれぞれどのようなものをお考えでしょうか。
まだ守備範囲が細かく分析できていないのです。先程も申し上げましたように、国自体も、今回の補正予算の中に、クルーズ船上における感染拡大防止対策として、どこが一義的に責任を持って対応策を講じていくべきであるのか、そういったものを、海外の事例等も参考にしながら、検証、研究を進めていこうとされている訳であります。もちろん、現状を見ます時に、今回の感染症の発生事例を考えましても、36カ国の国籍をお持ちの方々が乗り込んでおられる。それぞれの国毎に、感染症に対する対応策が異なってきていまして、ロックダウンの状況にあるところは、なかなか帰国いただけないというような状況もある訳であります。それと、私どもが一番心配いたしましたのは、県内の医療提供体制に重大な影響を及ぼすようなことがあってはならないということで、その時にどのような体制づくりを進めていくのか、様々な課題がありますので、そういった課題を共有しながら、具体的な対応方策等についても、研究を進めていく必要があるものと思っております。
その中でも、一番国に求める部分というのはどういうところでしょうか。ルールづくり、環境づくりという話が出ましたが、一番検討して欲しい部分というのは、今回の件も踏まえて、どんなところがありますか。
地域としては、様々なリスクを含めて、この入港を受け入れるという形になる訳でありますので、まずは、クルーズ船内の感染症に対する対応状況、具体的に言うと、感染症にかかった方々がいらっしゃるのか、いらっしゃらないのかといった情報も含めて、しっかり、把握、ご提供いただけるような体制が引き続き講じられればと考えておりますし、いざ必要な対応策ということになると、これは非常に専門的な部分になりますので、感染症の専門家のアドバイス等も必要になってきますし、医療サービスを提供する規模によっては、一地域の対応でも間に合わないというような体制になります。より広域的な範囲で調整が必要になってくる。そういった、様々な課題に対して、国の役割をやはりお願いしていく必要があるのではなかろうかと考えております。
ありがとうございます。クルーズ船ではないのですけれども、今、学校の件で、9月入学について検討が進められているところがあると思うのですけれども、長崎県としてのお考えをお聞かせください。
確かに今年は、4月の入学式以降、なかなか通常の授業が受けられない、教育の機会が適正に提供されていないという状況にある訳でありますけれども、制度として9月入学ということになると、様々な分野にわたり影響が出てくるものと思っておりますので、やはり、広く社会システムそのものに対する影響等も視野に入れた、幅広い議論を行う中で一つの方向性を得ていく必要があるものと考えているところであり、やはり国民的な議論を経て、そういった方向性が模索されていくべき課題ではなかろうかと考えているところです。
長崎県としては、具体的な検討等は今のところはせず、そういう全体的に議論を見守るという姿勢でしょうか。
例えば、今年の9月から新たに入学して、新学期を迎えるというような制度に移行するかというと、これはなかなかこれからの短期間で議論を尽くすというのは難しい側面があるのではなかろうかと。やはりしっかりと時間をかけて、会計の制度の問題でありますとか、企業経営に係る問題、職員採用の問題、様々な側面があろうかと思いますので、十分議論をして検討を深めていく必要があるものと思っております。
新型コロナウイルス感染症について(7)
すみません、クルーズ船の問題に戻らせてください。先程知事もおっしゃったように、クルーズ船事業は見通しが立たないということで、今後、第2波も懸念されますし、1年、2年と、この新型コロナとつき合わないといけないかもしれません。そうした中で、今年度県が5,500万円をかけて行っている誘致事業だとか、県が要請して国が進める2バース化の事業への影響、スケジュールの変化等々はないのでしょうか。
目の前の誘致事業については、現状、これを展開するのはなかなか難しい環境にあるものと考えておりますので、然るべき時期をやはり待つ必要があるものと考えております。一方、2バース化事業でありますけれども、これはやはり事業完成までに一定の期間がかかります。そういった意味では、先程申し上げたように、クルーズ船の振興を図る上でも、様々な課題を、幅広い方々の参画の下、議論をしていく必要があるものと思っておりますので、そういった議論を経た上で、この完成の時期を迎えられればと考えているところであります。
もう1点、今回の問題で、クルーズ船がハイリスクなものであるということも明らかになりました。それでも長崎県として、クルーズ船事業に誘致、修繕も含めて取り組んでいくのはなぜなのか、知事の思いをお聞かせください。
やはり、近年、クルーズ事業そのものが、大きく発展、成長して来たところでありまして、関係者のご意見をお聞きすると、これはやはり、今後はさらに拡大していくのではなかろうかと。ただ、そう見込まれますけれども、その根本にあるのは、やはり安心安全対策だろうと思っております。まずは、クルーズ船による旅行を楽しんでいただくためには、お客様に、その健康上の不安を与えるようなことがないようにというのが大原則になってくる訳でありますので、先程船社のご意見を紹介しましたように、各船社、クルーズ会社においても、そういった点が極めて重要なポイントであるとお考えになっておられると思っております。したがいまして、そういったクルーズ会社の責任の下、安全安心をしっかり確保していただくという前提が必要不可欠になってくるものと思っておりますが、そうした対応策を講じられる前提で考えますと、これからもなお、事業そのものが大きく拡大していく可能性があるのではなかろうかと考えているところであります。
テレワークへの取組について
テレワークの推進についてお尋ねしたいのですが、現在、国の方から、自治体の職員の間でもテレワークを積極的に活用していくようにという通知が出たと思うのですけれども長崎県庁での取り組み状況はいかがでしょうか。
本県におけるテレワークについては、平成31年2月から、育児や介護を行っている職員を対象に、在宅勤務制度を導入してきたところでありますけれども、今回の新型コロナウイルス感染症の対策として、この対象を拡大して運用していくことといたしております。緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたのは4月17日でありましたけれども、4月20日からは、この在宅勤務の対象を全職員に拡大をいたしました。それぞれの所属の実態に応じて在宅勤務をしていただけるような環境にいたしておりますけれども、やはり必要なパソコン等の端末機器を準備する必要があります。これは、セキュリティ対策も含めて、専用機を準備してきたところでありますけれども、その機器が足りない状況になっておりますので、引き続き、機器環境の整備を早急に進めて、より幅広い方々に利用していただけるような環境を整えていかなければいけないと考えているところであります。
ありがとうございます。大まかな方向性で結構ですけれども、具体的な対象人数、対象部署、数値目標や目処等は立てていらっしゃるでしょうか。
現状でございますけれども、先程申し上げたように、4月20日に対象を拡大して、5月1日までの在宅勤務の実績でありますけれども、これは、現在、新型コロナウイルス感染症対策に従事している職員は、出勤して業務に携わっています。そうした職員を除いた、本庁に勤務する正規職員に対する割合で、11%位の在宅勤務の実績になっております。なお、このコロナ対策の一環として、時差出勤でありますとかの取り組みをあわせて進めているところでありますけれども、そうした通常勤務と異なった時差出勤を行った職員の割合は、現在48%という状況であります。これからもっともっと、積極的にこのテレワークを進めていかなければいけないと考えているところであります。
すみません、最後に、パソコンなどの機器の購入に関して、国からも補助金の支給等、支援メニューが用意されていますが、これを活用するお考えはありますでしょうか。
はい、国の予算を活用する方策、あるいは、地方財政措置の中で、特別交付税を活用するような方法等もあるようでありますので、そういった財源を積極的に活用しながら、テレワーク、勤務体制の整備を進めていきたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症について(8)
クルーズ船に関して2点お尋ねします。1点目が、アトランチカ受入時のリスク管理について。まだ喫緊の対応中であると思いますが、現段階の認識をお尋ねしたいのですが、船が長期にわたって港にいる間に、感染症が発生をする可能性について、県としては入港前にどのような認識でいたのか、その認識を持ち得ていたのかというのをお尋ねさせてください。
今回のコスタ・アトランチカは、早い時期から日本への入国手続を経て、国内の各港を移動してきた経過があります。長崎港に入港したのが1月29日でありまして、その際には、もう既に、ファーストポート、別の港で入国手続、検疫手続を終えられてきたところでありましたので、比較的感染症発生のリスクは少ないものと考えておりましたけれども、ただ、世界的にコロナ感染者が拡大する傾向にある中で、やはり乗組員の方々が下船されて、街中に数多くいらっしゃるということについては、地域住民の方々も不安視されていた面もありましたので、やはり乗下船については自粛をしていただくよう要請をすべきであるということで、私はこの記者会見の場で、3月14日と申し上げてまいりましたけれども、実は3月6日にこのクルーズ船の入港に際して、乗下船を控えていただくようにという要請を行い、そうした監視体制を構築してまいりました。そういった中、今回は、三菱重工さんで修繕事業を行うということで、三菱重工の岸壁に停泊をされてきたところでありますけれども、そういった要請も行っておりましたので、リスクは低いものと受け止めていたところであります。ただ、その後、実態を検証してみますと、やはり何人かの乗下船者がいらっしゃる。特に、クルーチェンジで乗務員の方々が入れ替わられるというような移動も見られたということもありまして、そういった入国、乗船等については、一定の健康観察期間、2週間の健康観察を経た上で入国し、乗船勤務をされるということでありますので、なかなかそういった動きを止めるということは難しいところでありますけれども、結果としてこういう事態になったということについては、大変申し訳なく、残念に思っているところであります。
すみません、ファーストポートは長崎で1月29日となっています。
大変失礼しました。長崎がファーストポートということは、CIQも長崎港でということ。
はい、長崎の方でやっています。
ああそうですか。失礼しました。
そうすると、今のお話ですと、リスクを管理するべきだったのは県という認識でいたということでしょうか。リスクを管理するべき責任はどこにあるかということは、なかなか今回の場合難しいとは思うのですけれども、それも県にも一部責任があるという認識でいらっしゃったということなのでしょうか。
それぞれがやはり責任を担いながら、対応策を講じていく必要があるものと考えていますけれども、今回の受け入れそのものについては、先程も申し上げましたように、三菱重工さんの専用岸壁に停泊をされたということ。これについては港湾管理者たる県の権限が及ばない範囲でありますので、民民契約の中で、そうした対応をとられたということであろうと思いますが、先程申し上げたように、3月6日に、乗下船の自粛要請を行い、そしてまた、3月9日には、三菱重工側からも、こういった乗船管理を行っているということで、県の福祉保健部当局、港湾管理者、長崎市の保健所当局にもそういう情報の提供があり、感染症等の発生があった場合にはしっかりと対応が求められてくるという共通認識はあったものと受け止めているところであります。 なお、この感染症の発生に対する法令上の対応すべき部署としては、保健所設置市であります長崎市保健所の管轄の下、必要な感染症対策を講じていくという基本的な状況、考え方にあるものと考えております。
先程も知事から言及があったのですけれども、県から乗下船の自粛要請をしている中で、県の交通局のバスで乗組員の方が出られていたということがありましたが、こういった状況が発生したのは、誰が対応に当たるのかという受け入れ体制の不備が招いた結果の一つととらえていらっしゃるのでしょうか。
確かに、同じ県が関わっている事業の中で、バス事業も運営を行っているところでありますけれども、バス事業者としては、民間のバス事業者と同じような考え方の下、事業を運営してきた面があるのではなかろうかと、思っております。公的セクターが設置した県営バス事業でありますので、そういった意味では、そうした人の流れが現にあるということに関しては、情報も共有して欲しいところがあった訳でありますけれども、やはり今後とも、そういった面での対応を求めていく必要があるものと思っています。
わかりました。あともう1点お尋ねしたいのですけれども。クルーズ船の感染確認の直後から、知事は、この件の対応については、国が主体でとおっしゃってきたと思うのですけれども、これは、根拠となる法律、通知等がある中でのご発言であったのか、あるいは、今国で、調査、研究費を持っているように、どこが主体でやるべきかというのが不明瞭な中でのご発言であったのか今一度確認させていただきたいのですが。
私は、度々発言をさせていただいておりますが、このクルーズ船感染拡大防止対策というのは、国が主体でやるべきだというようなことは、あまり言った記憶がありません。私は、「国の指導の下、県市連携しながら」あるいは、「国の主導の下、県市連携しながら」万全の対策を講じていきたいということを申し上げました。ただ、早い段階での話の中で、長崎港内に停泊しているこの外航クルーズ船。これが国内であるのか、海外であるのかといった点については、冒頭申し上げたことがあったのですが、関税法であるとか、検疫法であるとか、あるいはいわゆるCIQの手続上は、外国に当たるとされています。ただし、感染症法上は、一旦入国手続を経た、内水に停泊している船舶であるので、これはその区域を所管する保健所設置市の権限、統括の及ぶ範囲であるという形の整理がなされているということでありますので、様々な法律によって、所掌区域が異なる面があるのではなかろうかと。ただ、私は今回、1人目の陽性者が発生いたしました4月20日以降、これは相当やはり大きなクラスターになっていく可能性があると考えて、県市のみでは、これはなかなか対応が難しいということで、翌日、官房長官にもお願いをして、感染症の専門家等含めて、人材の派遣をいただきながら、ぜひ総合的な対策について指導をいただきたいと、支援をいただきたいというお願いをさせていただき、今日に至っているところであります。この間、国におかれても、厚生労働省はもちろんでありますけれども、国土交通省、あるいは外務省、あるいは自衛隊、防衛省を含めて、非常に積極的なご支援をいただいていることに関しては、心から感謝を申し上げているところであります。
一自治体で対応できる範囲を超えているというのは確かにおっしゃっていた記憶はあるのですけれども、どこが対応すべきなのかというのが、法律上分断されたいたことで対応に影響を及ぼした、障害になったというようなことは、今回、学べるところはあったんでしょうか。
今回の一連の対応策を講じるに当たっては、21日に要請をし、直ちに専門家の派遣をいただきました。国土交通省、厚生労働省、感染症研究所などの専門家の皆様方に、直ちに現地においでいただき、現状を把握し、指導をしていただき、適正な健康管理の体制を整えていただいたところであります。またあわせて、長崎大学はご承知のとおり、感染症に非常に知見の豊かな大学であり、様々なご支援をいただいてきたところでありますので、そういった意味で、その辺があいまいであったということで、対応に停滞を来すようなことは一切なかったものと考えているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(9)
クルーズ船とも多少絡んでくると思うのですが、先程知事の冒頭のご発言の中で、現在新型コロナウイルスの患者を受け入れる病床について102床確保されているということで、さらに今後感染が拡大された場合に備えて重症者を受け入れる長崎大学病院等とおっしゃられました。これはいわゆる、重点医療機関ということで、既に長崎大学病院他あと幾つか機関がありますが、そういった長崎大学病院他にも、幾つか重点医療機関というのを定めたのかということ。8医療圏毎に中等症の患者を受け入れる医療機関の選定をどこにするかと話し合っているとおっしゃられましたけれども、それはいわゆる感染症指定医療機関だけなのか、それとも感染症指定医療機関以外の他の医療機関も含めて議論されているということでしょうか。
まず、重症者を受け入れる、酸素吸入であるとか、心肺装置をつけるという、まさに重篤患者を受け入れる機関というのは、県内で3機関想定をして整備を進めていこうと考えております。それから、いわゆる中等症の患者の皆様方。これは、入院という形で受け入れて医療サービスを提供する。こういった医療機関については、先程お触れになられたそれぞれの医療圏域毎に、一定の病床数を確保していく必要があるものと考えており、感染症指定医療機関に留まらず、公立、公的医療機関、そういった医療機関で、基本的に、病院単位、あるいは病棟単位で担っていけるような体制づくりを進める必要があるものと考え、現在調整を進めているところです。
その3医療機関は、いわゆる重点医療機関ということではないのでしょうか。長崎大学病院を初め、3機関想定されているとおっしゃられたのは、重点医療機関という理解でよろしいですか。
国が重点医療機関という表現を使っておりますが、長崎県の場合は、いわゆる重症患者ではなく、中等症を中心に受け入れる医療機関を重点医療機関として各医療圏に設定をしていこうと思っております。
すみません、今ので、わかりにくくなったのですけれども。8医療圏毎に体制を作ろうとしている中等症を受け入れる医療機関と、今、医療政策課長さんがおっしゃられた中等症を中心に受け入れる長崎大学病院等とどう違うのでしょうか。
重症患者を受け入れる病院が重点医療機関ではございません。重症者を受け入れる医療機関は、県内に3病院。それ以外に、重点医療機関として、中等症の患者を主に受け入れる病院を、各医療圏毎に設置をしていきたいと思っております。
特定複合観光施設(IR)について
わかりました。新型コロナとちょっと離れるのですけれども。IRについての質問ですけれども、県の実施方針案では、2020年春から夏頃にかけて、募集要項等の公表となっておりまして。既に、例えば他県では民間事業者を募集しているところなどありますけれども、民間の募集要項等の公表については、まだ現時点では目処が立っていないという状況でしょうか。
はい、この現状を見てみます時に、やはり国を挙げてこの新型コロナウイルスの感染拡大防止に全力を注いでいる状況にありまして、そういった中で、国の基本方針も未だ決定、公表されていない状況であります。一方また、IR事業者の状況を見ましても、海外でも営業自粛、営業停止命令が出されるというような大変厳しい状況にあるようでありまして、日本における十分なIRの準備、検討が進んでいない状況であるというようなお話も聞いているところであります。したがいまして、今年度のできるだけ早い時期に公募・選定作業に着手していこうというスケジュール感を持って取り組んできましたけれども、具体的なこの事業者の公募時期については、今後の国の動向、社会情勢等を十分見極めながら柔軟に対応していく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
そうしますと、すみません、募集要項等の公表が夏頃までにとなっていますが、時期が後ろにずれる可能性もあるということでしょうか。
そうですね。これからのコロナウイルスの動きを含めて、まずは基本方針をしっかりお示しいただいた上で、県の実施方針等も公表していかなければいけない。そういう流れの中で、少し、時期についてもずれてくる可能性があるのではなかろうかと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて
分かりました。新幹線のことでお尋ねをしたいのですけれども。佐賀県と国交省との協議がその後動いていないという状況です。例えば、環境アセスについても2020年度はとりあえず見送られている状況であります。今後、例えば、補正等計上するに当たっても、国交省と佐賀県の協議が進まなければなかなか進まないとなると、新幹線の完全開業は今のところ2035年というのがありますが、そこが後ろにずれてくる可能性があるのですけれども、現状についての知事の見解をお聞かせ願います。
これまで、国土交通省と佐賀県との間で、具体的な協議に向けての調整作業が進められてきた訳でありますけれども、現在もまだ調整中であるという認識をいたしております。国土交通省におかれては、これまでも、いたずらに時間だけが過ぎることがないように精力的に協議を積み重ねていきたいというお考えをお持ちであったところでありますけれども、こういった事態の収束がなかなか直ちにということが難しい中で、できるだけ早く協議が進められ、内容について議論を重ねる時期が来ることを強く待ち望んでいるところであります。したがって、現状況の中で、県独自としてもなかなか動きにくい状況でもありますので、国土交通省と佐賀県との調整を早く済ませて次のステップに進んでいただけるよう願っているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(10)
クルーズ船に関して。先程、地域経済への波及効果も期待されるということをおっしゃっていましたものですから、そもそも論で恐縮なのですけれども。今回のクルーズ船の集団感染が起きたことによって、市民にかなり受け入れることに対する抵抗感が植えつけられてしまったという、残念な状況にあるのですけれども、それでも、本県がクルーズ船の寄港を誘致してでも受け入れるというメリット、また、修繕の拠点化を進めるというメリット、または、ちょっと言い方を変えると、そういうふうに受け入れていかないといけないということを、もう一度説明していただければと思います。
市民の皆様方に大変なご心配をおかけしたことについては、本当に残念な状況に立ち至ったものと感じているところでありますが、先程申し上げたように、やはり今回の事例を一つの教訓にして、いかに安全な体制を構築していただけるかと、そのことをやはり市民の皆様方にも十分説明の上、ご納得いただく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。これは私ども自身も、繰り返してこういった感染症のクラスターが、大規模な形で発生するということがあれば、クルーズ船を迎えること自体が困難であると考えているところでありますので、まずは一番大元の船内における健康管理体制、リスク管理体制をさらに高めていただく必要があるものと考えているところであります。そうでないと、クルーズ船を利用して旅行されようとする方々も決して増えていかないと思っているところであります。したがって、そういった対策は緊急に講じていかなければいけない中で、中長期的な戦略として考えている港湾機能の強化については、やはり県内産業の一環として、経済効果、大きな雇用効果も期待できるところでありますし、地元の基幹産業である三菱重工業におかれても、世界各地のニーズを踏まえて新たな事業展開の可能性について検討を進めてこられた経過がありまして、県市含めて応援体制を構築してきているところであります。今回の結果を踏まえて、三菱重工さんとしてもどういった方向性をお示しになられるのか。これは、そのご検討の結果を待たなければならないと思っておりますけれども、こういった様々な作業が進められるということを考えた上では、やはりクルーズ事業というのは、これからも拡大していく傾向にあるというのは間違いないことではなかろうか受け止めているところであります。然るべき段階で、そうした需要をしっかりと県内で受け止め、経済の活性化、雇用の創出に結びつけていかなければいけないのではなかろうかと考えているところであります。
それでは、以上をもちまして終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後4時45分(75分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年5月5日 臨時記者会見
会見内容
緊急事態宣言の延長について
それでは、知事の会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。今日は、昨日の国の緊急事態宣言の延長措置が講じられたことに伴いまして、先程、コロナウイルス対策本部会議を開催いたしまして、長崎県の今後の対処方針を協議、決定をさせていただいたところであります。その内容についてご報告を申し上げ、また、幅広く県民の皆様方、事業者の皆様方のご協力を賜りたいと願っているところであります。
まず、本県の新型コロナウイルス感染者数でございますが、3月14日に第1例目が発生して以来、4月17日までに17例の感染事例が生じたところであります。この間、およそ2日にお1人の感染者の発生という状況でありました。その後国において、4月7日に緊急事態宣言が発出をされまして、これは現在、特定警戒都道府県ということで指定されております7都府県が先行し、現在では13都道府県となっておりますが、その発出、そして、4月16日に対象区域が全国に拡大されたことを受けまして、本県におきましても、様々なお願いを県民の皆様方にさせていただいたところであります。17例目の感染事例以降、17日間にわたって、新たな感染事例が発生していないということは、ひとえに県民の皆様方、各事業者の皆様方が、感染予防対策、さらには、外出自粛や休業の要請などに大変なご苦労をいただき、ご協力をいただいているおかげであると、心から感謝を申し上げる次第であります。
先程申し上げたように、様々な要請を行ってまいりましたけれども、国においては、再度、この緊急事態宣言を、引き続き5月31日まで延長するという方針が示されました。これを受けて、これから発表をさせていただきますが、次の項目について、今後とも、県民の皆様方のご協力をお願いしたいと考えているところであります。
まず、県民の皆様方に対するお願いでございます。外出自粛要請ということで、極力人と人との接触を避けていただきたいというお願いをこれまでもさせていただきました。国の対策本部会議においても、県境を越える人の動きについては、引き続き自粛を要請していく必要があるとされたところもあり、本県におきましても、県境を越える帰省や旅行、また、離島地域への訪問を、引き続き控えていただきたいというお願いをさせていただきたいと思います。
特に、接待を伴う夜の街への外出。これはなぜかというと、全国の感染事例等を見ると、こういった場所で多くのクラスターが発生しているということでありまして、クラスターの発生の場は極力避けていただきたいということでお願いをさせていただいております。
3点目は新しいお願いであります。新しい生活様式の実践にご協力をいただきたいというお願いでございます。この新しい生活様式は、どういうことかというと、手指消毒、手洗い、マスクの着用、毎日の健康チェック、そして、人と人との接触をできるだけ避け、特に「三密」の場所は引き続き回避していただきたい。そして、人と人との接触を避けるためにも、通販、デリバリーの活用等も、日々の生活の中で考えていただきたい。仕事を進めていただくに際しては、テレワーク、時差出勤、テレビ会議といった生活様式をこれから普及定着させていかなければいけないという指摘を踏まえてお願いをさせていただいているものでございます。
次に、各事業者の皆様方に対するお願いであります。1点目は、これまでもお願いをいたしました、人と人との接触を避けるという意味で、テレワーク、テレビ会議、時差出勤の推進、手洗いや手指消毒等の感染防止対策、人と人との距離をできるだけ離していただくというような「三密」を回避するような職場環境の整備等について、引き続きご協力をお願いしたいという点でございます。
そしてもう一つ。特に連休期間中は人の流れが大きく拡大していくということが懸念されましたために、そして、また、本県の感染者の事例を見てみますと、疫学調査などを行ってみますと、海外からお越しになられた方々、県外からお越しになられた方々、あるいはそういった方々と接触をされることが感染の要因となった事例が多数ございますので、引き続き、県外からの来訪者の抑制についてご協力をお願いしたいということであります。特に県外からお客様がお見えになられる、感染拡大地域、いわゆる特定警戒都道府県は、引き続き営業の自粛要請などがなされておりますので、一部、本県などが自粛要請を緩和いたしますと、多くの方々が県境を超えて長崎にお越しになられる可能性もあります。それがまた新たな感染の発生要因にもつながってまいりますので、例えば、テーマパーク、パチンコ店、遊技施設などについては、極力県外からの来県者を自粛していただくようご協力をお願いできないかと考えているところであります。
そうした2つの基本的な事項を実現し、その上で休業要請等の取り扱いについては、次のように取り扱っていきたいと考えております。
まず、これまでも幾つかの施設については、休業要請を行ってまいりましたが、遊興施設等については、引き続き5月7日以降、5月20日まで休業をお願いしたいと考えているところであります。なぜ5月20日までかというと、大型連休が5月6日まで。それから2週間の経過期間を見ながら、その後の対策も検討していく必要があるものと考えているところであり、遊興施設等については、先程も申し上げましたけれども、特に、全国各地域で多くのクラスターの発生の場所となったところでもありますので、ぜひ、遊興施設等については、継続して2週間ほどの営業自粛をお願いしたいと考えております。
そのほかの施設、具体的には、運動施設、遊技施設、劇場、様々な商業施設等がございますけれども、その他の施設については、休業要請について5月6日をもって終了をさせていただきます。それから、食事提供施設については、20時から朝5時までの営業時間帯要請をいたしておりましたけれども、それも、5月6日をもって終了したいと考えております。
なお、その際、休業要請等については、ご協力をいただいたということで、協力金の支給をさせていただくこととしておりますけれども、改めての自粛要請については、協力金の追加支給は難しいものと考えているところであります。
次に、学校の取り扱いであります。県立学校については、5月11日以降、段階的に教育活動を再開していきたいと考えております。
まず、本土地区の高校、県立中学校について、5月11日以降22日までは「分散登校」という形を採り、授業を受けていただく児童生徒の数を半分程度にする形で授業を行う等、工夫をしながら再開してまいりたいと考えています。
一方、離島地域でありますけれども、離島地区についてはリスクも相当程度少ないものと考えており、通常日課で再開を進めていきたいと考えております。
それから、特別支援学校でありますけれども、スクールバスの増便、時差登校の検討を行う他、医療的な面で特別な配慮を要する児童生徒もいらっしゃいますので、そういった面では、医師のご意見をお伺いするなど、健康面での配慮を徹底しながら授業の再開を進めたいと考えております。
次に、県立施設の再開に向けた取り組みであります。現在、ここに記載しております県の施設については、ほとんどが閉館をいたしておりますが、こういった施設については、3つの「密」を回避するなど、感染対策を徹底する様々な必要な対策、準備を進めた上で、5月25日から使用を再開したいと考えているところであります。
以上、本日の対策本部会議で決定された事項について発表をさせていただき、ぜひ今後とも県民の皆様方、幅広い事業者の皆様方のご協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
私からは以上でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社から質問をお願いしたいと思います。
想定していた質問は、ほぼ答えていただいたので、また別の観点からお聞きします。長崎県の主要産業に観光が上げられます。休業要請等色々解除されるような方向ですが、県境を越えるような規制を考えると、観光はかなり厳しい状況に追い込まれるのではないかと予想されます。観光事業者に対して、独自の支援策等はお考えでしょうかというのが1点目です。
2点目は細かい話ですけれども、テーマパークが上げられていますが、このテーマパークの中にはハウステンボスのような大きい施設も含まれるのでしょうかということです。
最後に、テレワーク、テレビ会議を含めて推進して欲しいということでしたけれども、事業者もノウハウがなかったりするので、普及促進するような県の施策はお考えでしょうか。
この3点、お願いします。
まず、観光の取り扱いであります。もうご承知のとおり、この新型コロナウイルス感染症の発生に伴って、数多くのキャンセルが生じ、大変厳しい状況が続いているところであります。ただ、まだ全国的にこの感染症が収束を見ないという状況にあり、今の時点で数多くの皆様方を、国外、あるいは県外からお迎えしていくというのはなかなか厳しい状況にあるものと考えているところであり、そういった意味では、今は、然るべき収束の時期に備えた様々な準備の期間ではなかろうかと考えているところでありまして、そういった意味では、観光関連施設、宿泊施設の皆様方ともども、人材の育成、あるいは様々な観光資源の磨き上げ、新たな魅力創出、地域造り等について、積極的に取り組んでいくための支援方策を、予算的にも一定額は確保し計上をさせていただいているところであります。当面の大きな課題は、関連事業者の雇用をいかに確保するかということが非常に大切になってまいりますので、地域の様々な観光資源の現状等について詳しく勉強をしていただく機会、あるいはそれをより良く観光客の皆様方に説明していただくような、提案力のある人材の育成などに力を注ぐことといたしております。
それから、テーマパークの中にハウステンボスが入るかということでありますが、これは、まさに含めて考えているところでありまして、これがそのまま開業をいたしますと、数多くの県外からのお客様をお迎えしていくということになろうかと考えております。やはり本県の感染事例を見てみますときに、県外からお越しになった人々、またそういった方々との接触が感染症発生の要因になったものと疑われる事例が多数ございますので、そういった意味では、先程ご紹介をさせていただいたように、できるだけ県外からはご遠慮いただきつつ、県内の皆様方は積極的にお越しいただいてもよろしいのではなかろうかと考えているところであります。
それから、テレビ会議、テレワーク等の普及促進に向けた取組であります。もう既に県内の各地域においては、テレワークを積極的に推進していく必要があるということで、関係事業者の皆様方と具体的な検討を進めておられる地域もあるところでありまして、県といたしましても、県庁も当然でありますけれども、さらに仕事の仕方を大きく変えていかなければいけないものと考えているところでありまして、積極的に取り組んでいく必要があるものと考えているところであります。
休業要請の関係で幾つか伺いたいのですけれども。遊興施設の休業要請の延長に伴う協力金の追加給付を行うのが厳しい理由を教えてください。
休業要請については、これまで4月25日から5月6日までの間ということでお願いをさせていただきました。そして、国の指針に示される幅広い分野にわたって、本県においても、一事業者当たり30万円ということで協力金を支給させていただくことにしているところでありますが、これは、あくまでも、いわゆる営業補償とは違い、こうした事態に直面することを回避するために、ご協力をいただくということに対するお礼の意味を込めて支給させていただくということに相なったわけであります。相当額の予算も必要になってまいっておりまして、重ねて支給させていただくというのは、財政的にも非常に厳しい状況にあるものと考えているところであります。
その関係ですけれども、遊興施設に関しては、まだ休業要請が長引くと思うのですが、現状罰則がない中、お願いの範囲でどこまで今回の延長すべき事業者に対して、どうやって強制力を担保していくのかなと思うのですが。
元々、今回の協力要請というのは、特別措置法の24条に基づいて、要請であるとか、公表といった手続まで進まない前提での協力のお願いをさせていただきました。例えば、夜の繁華街等、職員も含めて現状視察等を行ってまいりましたし、また、遊技施設でありますパチンコ店等についても、その状況を精査してみますと、ほとんどの事業者の皆様方に協力をいただいているという状況にありますので、具体的な効果は得られているものと考えています。
今後引き続き、対象の休業が続く業種には、お願いで対応をしていくということでいいですか。
そうですね。
県外から来られる可能性のある方についてなんですけども。やはり、どうしても一定の県外からの流入とかあり得るかもしれないんですが、そこで、何か県外から来る人に対しての対策というお考えはありますか。
例えば、よく新聞報道等でも承知しておりますのは、パチンコ店などに、県外ナンバーの車で多くの方々がおいでになられて、都市部が休業になっているので、隣県にお出かけになられてパチンコを楽しんでおられるというような事例があるとお聞きしたところでありますが、先程申し上げたように、ほとんどの事業者の方々に協力をしていただいている状況にあるわけであります。やはりこれからもそういう形で、協力のお願いをさせていただくことで、実効性はある程度ご理解いただいて担保できるんではなかろうかと考えているところであります。
それでは、各社の皆様から質問はございますでしょうか。
県立学校の取り扱いについてお尋ねします。まず、本土地区と離島地区、それぞれ何校ずつでしょうか。あと、本土地区の高校を22日まで分散登校とした判断理由、根拠について教えてください。
何校というのはわかりますか。
まず数についてですけれども、離島が13校です。本土が43校で56の県立校がございます。
それから、本土部と離島部を分けている理由ですが、基本的に、学校再開というのは、今回国の基本的対処方針にも入っていますので、段階的に再開していきたいと考え、その際に本土部については、離島に比べて大規模校が多いということで、通学のときの、いわゆる「密」になる状況が、離島に比べて多いということが1つ。それと、人の行き来というのが、離島のように隔絶性がない部分で色々な人の交流、行き交いが離島に比べて盛んですので、一定、連休明けに様子を見るために、22日までは分散登校等の対応を行うという整理をいたしました。
追加して、その分散の仕方というのは。例えば、3年生とか、1年生とか分ける等方法があれば教えてください。
学校、規模によって違いますが、おっしゃるように、学年毎とか、例えば、同じ学年でクラスを半分ずつにするとかいうことになろうかと思います。
登下校の方も、高校になると公共機関を使ったりすると思いますが、その辺の対策についてお願いします。
先程の分散登校。例えば、1年生、2年生、3年生、学年毎に分けるという際には、それ自体、登下校の時間は変わりませんので、ある日は1年生と3年生だけが出てきて、ある日は2年生と3年生とかですね、学年で、例えば、1年1組がA班、B班に分けて、月曜日はA班、火曜日はB班ということになるので、登下校の時差というのは、時差通学もありますが、我々は基本的に分散でやりたいと思っています。そこは、先程申し上げたように、地域、学校の規模、同じ本土という括りをしていますけれども、やはり都市部と郡部では、規模、交通機関の便数の違いがありますので、一定趣旨を踏まえて、学校毎に判断するところが出てくるかもしれませんが、要は、通学のときの「密」と、授業中の「密」を、なるべく抑えるという趣旨の中で対応していきたいと考えています。
ありがとうございます。せっかく教育長がお答えいただいたので、最後に、再開するに当たって、子ども、保護者に向けたメッセージを一言いただければ。
長期間の休業ということになったものですから、一つは、子ども達、児童生徒の保護者も含めてですけれども、非常に前途に希望が持てないような状況になっているのかなと思います。新型コロナとの戦いといいますか、対応はこれから長く続いていきますけれども、学校としても精一杯子どもたちの進路希望が実現するように対応をしていきたいと思っていますので、児童生徒、それから保護者の皆様方には、これはどうしても避けられない事象であったわけですから、もう終わったことではなくて、今からも、コロナと共存とまでは言いませんが、コロナがある中での学校教育、学校生活をやっていくわけですから、前向きに取り組んでいただければというふうに思いますし、学校としても精一杯支援をしていきたいと考えているところです。
今の学校対応に関連して、部活動の取り扱いはどのようになりますでしょうか。
部活動は、5月25日から通常に戻しますが、それまでは、例えば、「三密」を避けて練習をするとか、対外、他の学校との合同練習を止める等、当初、4月8日に学校を再開した時に、部活動の注意事項を示しておりますけれども、例えば、体温を測る等一定制限を加えて部活動も再開をいたします。いわゆる普通の通常に戻るのは5月25日の月曜日からと考えています。5月25日の月曜日から制限なしに戻るということです。
校内の活動は全再開をしますけれども、例えば、合宿とか、対外試合とか、文化部の演奏会等々は、緊急事態宣言が出ている5月31日までの間は自粛をするということであります。
25日までの間に関しては、本土地区の学校は分散の登校等のお話がありましたけれども、25日までの対応というのはどのようになりますでしょうか。
部活については分散して出てくるわけですから、例えば、バスケットボール部の部員は、ある日は半分しか来ていないわけです。その半分の中で部活動をやってくださいということであります。
登校が認められた班、学年のみでの練習になるという理解でよろしいでしょうか。
そういうことになると思います。
部活動について補足のご説明をいただきたいのですけれども。県として方針は決まっているわけですけれども、今回各自治体にも、学校再開や、部活動の再開等を伝えていくという理解でよろしいでしょうか。
はい、県の学校再開、部活動再開の方針については、市町の教育委員会に本日お伝えをします。
わかりました、ありがとうございます。もう1点質問があるのですけれども、休業要請の延長を行う施設で、バーが入っていますが、居酒屋が入っていないのは理解が難しいのですけれども、その辺りのご説明をいただけますでしょうか。
お答えいたします。元々遊興施設の方には、例えば、キャバレーとかバーとかいうところは入っておりまして、居酒屋というのは、いわゆる飲食店の分類にしております。今回区別するときにやはり「三密」の対策をとれるかどうかというところは非常に大きなところになりまして、例えば、居酒屋さんであっても、今、時間の短縮をお願いしていますが、この後店を開けていただいたときも、しっかりそういった間隔の確保ですとか、換気ですとかいったところをしっかり取り組んでいただくという前提で店を開けていただくという議論を中でしているという状況でございます。
今のご説明でいうと、この食事提供施設の営業時間短縮要請というのは、終了することも併せて、居酒屋が休業要請の延長を行わない対象になったという理解でよろしいですか。
おっしゃるとおりです。
教育長にお尋ねしたいのですけれども、部活が25日から再開ということですけれども、県の高総体についての考えというのはいかがですか。
ご案内のとおり全国の大会が中止になりまして、今、県の高体連の方で検討をしているところであります。これは、教育委員会もメンバーに入っていますが、まだ結論が出ていないのは、ご案内のとおり、高校3年生にとって最後のチャンスなので、何らかの形で実現できないかということで、各競技専門部も含めて、検討を進めているところです。しかし、現実的には離島も抱え、宿泊等も伴う部分もあるので、いわゆる「三密」、感染拡大を防ぐというのは、試合だけではなく、前後の行程まで含めてどうやって防止するかということで、非常に難しい課題だと思っていますので、まだ結論は出ていませんが、これは非常に難しい中で、どうするか、検討を進めているというところであります。
先程おっしゃっていた中でも、3年生にとっては最後の大会ということなので、開催して欲しい気持ちはあると思うのですけれども、そこは前向きに検討していらっしゃるという点もあるのでしょうか。
これはまた、前向きというと、生徒達があまり過大な期待を持ってもいけませんので、本当に、感染をどう防げるかということを検討しているので、前向きでも、後ろ向きでもなく、子供達の気持ちも踏まえて検討はしているというところであります。
ありがとうございます。あと、休業要請についてお尋ねですけれども。6日まで休業要請の協力ということだったのですけれども、知事もさっきおっしゃっていましたけが、クラスターの発生を防ぐべくということで、今回、遊興施設等に一部延長をするということですが、今、会見を見られている方とかは、まだ続くのかとがっかりされている方が結構多いのではないかなと思うのですけれども、その辺のお気持ちはどうでしょうか。
そうですね、こういった遊興施設については、本県内でのクラスターの発生等の事例は見られなかったわけでありますけれども、やはり全国的に数多くのクラスター発生要因になっているという状況を踏まえ、特にそういった施設については、慎重な対応が求められているものという形で、少なくともこの連休期間中の効果を再度検証した上で、今後の方針を決めていく必要があるものと考え、再度、20日まで期間の延長をお願いしたいと考えているところであります。
協力金の追加給付は行わないというのは、7日から20日までの休業の延長をすることに対する協力金の追加給付はしないという意味でいいのでしょうか。
そうです。
そこが先程厳しいというお話だったのですけれども、経緯をもう一度説明してもらってもいいですか。
元々、営業補償のような形で減少補填などができれば、それが一番望ましい形であろうと思いますが、営業補償という形になると莫大な財政負担が生じてまいりますので、一地方自治体の単独予算ではなかなか難しい状況にあります。国においても、そういった補償的な対価の支給というのは難しいという判断がなされているわけでありまして。全国的にも、休業要請を行った地方公共団体では、協力いただいたということに対して何がしの協力金を支給させていただくという取り扱いがほとんどではなかろうかと考えておりまして、私どもも、ご協力いただいたことについて、金額には見合わないかもしれませんけれども、一事業所当たり本県では30万円という協力金を支給させていただくということになったわけであります。もちろん、期間の長短の問題であったり、様々な不均衡を感じておられる事業者の皆様方おありかもしれませんけれども、いま少し、ぜひそういった状況を踏まえてご協力を賜りたいと、お願いをさせていただいているものであります。
2点お伺いしたいことがあります。昨日、政府で今後の宣言の解除について直近の2、3週間の新規感染者の数や経路がわからない感染者の割合について、今月14日と今週1週間後の数字を目処にした上で、都道府県毎の解除もあるという方針が示されたと思うのですが、まず現時点で長崎が置かれた状況を鑑み、その解除の方針についてはどのようにお考えかということと、その材料になるものの一つに、PCR検査や医療提供の体制についてもあると思うのですが、これがクルーズ船の対応にどのように今後影響を及ぼし得るのかお聞かせいただければと思います。
解除の要件については、恐らくこの連休期間中の経過というのを確認した上で、今後どう対処していくかと、方向性について検討がなされるものと考えているところでありますが、まだまだ本県も、全国と同様の状況でありまして、ここ2週間以上の間にわたって新たな感染事例が発生していないとはいいますものの、この長期連続休暇の時期を過ごして今に至っているわけでありますので、その動向をやはり見極めていく必要があるものと考えているところであります。
それからまた、PCR検査等の体制でありますけれども、地域の検査センターというのも、長崎、県北、県央地域でそれぞれ開設させていただいたところであり、具体的な要請があれば、今現在、140件のPCR検査件数になっておりますけれども、LAMP法等を活用すると500件ぐらいまで対応可能だというような体制まで組み立てていただいておりますので、柔軟に対応できるものと考えているところです。
それから、クルーズ船の影響であります。これは感染経路というまで解明に至っておりませんけれども、これは通常の国内、県内の感染事例と少し異なる状況にあるのではなかろうかと考えているところでありますので、そのことが直接影響するということは、今のところ考えにくい状況にあるのではなかろうかと思っているところであります。
わかりました。ありがとうございます。もう1点ですけれども、休業要請について、県外からの来訪者の抑制について、具体的にどのような策があるのか、考え得るのかというのを教えていただきたいのと、県外から来る方に対する偏見、嫌がらせ等の懸念があると思うのですけれども、そういったことについて、県民の皆さんにどのようなことを呼びかけていきたいでしょうか。
冒頭、県境を越える移動については引き続き自粛をしていただきたいというお願いをさせていただきました。これは全ての都道府県、同じ取り扱いになっていくものと考えております。特に、都市部の感染がまだまだ続いている地域の方々には、高齢者が数多くお住まいの地方に影響を与えないようにということで、県境を越える外出は抑制してくださいと、受ける方も出す方も、一様にそういうお願いをさせていただいているところであります。長崎県の現状を見ます時に、ほとんどの要因が、県外あるいは国外からいらっしゃった方々に起因するような事例が大半でありますので、県外からお越しになられた方は、ご遠慮いただけないかという、例えば、店頭にちょっとのぼりを掲出していただく、そういう形で抑えることができないかと考えているところであります。
県外から来る人への偏見とかの懸念についてはいかがでしょうか。
偏見というのは全くないところですけれども、例えば、離島地域も、今の時期はぜひ離島にはお出かけにならないでくださいというお願いをさせていただいているところです。これはもう本当に、時期が変わっていけば、引き続きまた多くの皆様方にお越しをいただくようお願いをしていかないといけないというのは、それぞれの皆様がお分かりになった上で、今の時期だけは控えていただきたいというお願いをさせていただいているところでありますので、この事業の休業要請についても、いましばらく、この期間はご協力いただきたいという思いで、そういった方針を示させていただいたところです。
要請解除の判断についてお伺いしたいのですが。国の基準を見てというのもあるのですけれども、長崎県の感染状況等を踏まえてですが。特に、長崎県の経済がどういう状況だから今回要請を解除したとご判断をしたのか、その経済状況をどう見ていらっしゃるのかお伺いしたいのですけれども。
経済状況はきわめて厳しい状況にあるものと理解をいたしております。基幹産業の1つであります観光産業、これは、先程もお話をいただいたように、きわめて厳しい状況でありまして、従業員をどう雇用を維持するかという点も含めて大変苦労されているところであります。また、飲食店等を含めた様々な商業施設等も含めて、お客様が相当に減っている。それに伴って売上が激減しているという状況にありますので、当座の資金繰り支援等のためには、県も国の制度に合わせて支援措置を講じることにいたしておりますし、また、雇用を維持するための助成金等についても、県も上乗せ助成を考えているところであります。何とか今の危機的な状況を乗り越えて、雇用を確保しつつ、収束の上は、V字回復に結びつけることができるように、今のうちから準備を進めていこうということで、先程観光関連分野もございましたけれども、商業分野等についても、例えば、eコマース、インターネット販売等について取り組みを進めていただく等、支援措置を併せて講じているところであります。
やはりこの段階で解除しなければ、さらに厳しくなるというぎりぎりのご判断ということになるのでしょうか。
やはり感染事例の状況等を踏まえ、総合的に両者の調整をどのレベルで図っていくかというのは、非常に難しい判断だろうと思いますけれども、幸いにして、17日の事例以降、新たな感染者が県内で発生していないというような状況もありましたので、一定、県民の皆様方を主体にした経済活動、これは少し再開してもいい環境にあるのではなかろうかということで、この休業要請等については、取りやめさせていただくということにしたところであります。
その中で、遊興施設等の分では解除しないことになっていますけど、それ以外のところでも「三密」のある施設は当然あると思うのですけれども、遊興施設と指摘されたところからすれば、線引きが不平等ではないのかと、自分達も、ある程度の間隔を確保したり換気をすればしっかり営業していけるというところもあるかもしれないのですけれどもいかがでしょうか。
それはやはり、これから具体的に「三密」をどうやって解消するのか、いわゆる接待を伴うような遊興の場になった場合に、人と人との距離を2メートルぐらい離して本当にそういった機能が果たせるのか、そういった点などについても、関係の皆様方のお話を十分お聞かせいただく必要があるものと思っておりますけれども、現時点では、先程申し上げたように、全国各地でクラスターの発生が非常に数多く見られたということで、そういった施設については、やはり慎重に対応をしていくことが求められているものと考えているところであります。休業要請を取りやめた様々な施設についても、これはぜひ「三密」を解消するための対策、あるいは、感染予防対策、これについては万全の対策を講じていただいた上で営業をぜひ継続、再開をしていただきたいと願っているところであります。
であれば、遊興施設等に入ったところに、協力金を追加給付するというのも一つの戦略だと思うのですけれども。
確かに、協力金等については、他県と比べ、例えば、佐賀県さんは15万円ぐらいだったと思いますけれども、本県は30万円、あるいは、熊本県さんは10万円、20万円ぐらいだったと思いますけれども。そういった意味で、たびたび細目に協力金を差し上げるという形ではなく、一度県の要請にお答えいただいたということに対して、お礼の意味を含めて差し上げようとしているところでありますので、そこは一回当たり幾ら、期間当たり幾らというような考え方ではなくて、いわゆる営業補償的な考え方ではなくて、この間協力をいただいたということに対して支給をさせていただくと考えているところであります。
5月、ゴールデンウイークまで頑張れば何とかやっていけるという思いの方がいらっしゃったと思います。今回、さらに2週間延ばしてくれとなると、ずるずるまた延びるのではないかということで、この辺で廃業した方がいいんじゃないかという判断も当然出てくるのではないかと思うのですけれども、どういう状況であれば5月20日に解除できるのか示していただければと思うのですけれども。
これはやはり連休期間中の全国の感染事例の発生状況でありますとか、それぞれの施設等について、例えばそれぞれの業種、団体等については、一定の対応策をまとめた方針を取りまとめるようにというような考え方も示されているところでありますので、こういった事態、感染症に対してその業種、業界の皆さん方がどう対応し、リスクを減らしていこうとされるのか、そういう具体的な取組方針なども十分に参考にさせていただき、今後の事業展開の可能性について、話をさせていただかなければいけない面があるんではなかろうかと思っております。
すみません、あと2点だけ。その延長するところの事業所というのはどれぐらいの数があるのかというところは把握されていらっしゃいますか。
おおよそ2,000施設と把握しております。
最後に伺いたいのが、県外からの移動というのは、危険性があるので、何とか控えてもらいたいというのは分かるのですけれども、県内での移動、離島は、訪問は良くないということですが、例えば、県本土の方で、長崎にお住まいの方が雲仙や平戸のホテルに泊まりに行くというのは、個人の判断になるとは思うんですけれども、その点は県としてはいかがお考えでしょうか。
県民の皆様方を対象とした営業。これは大いに取り組んでいただいてよろしいんではなかろうかと思っております。これは、県内での感染ルートのわからない事例というのは極めて少ない状況でありますし、一定感染事例数も多い県ではないものと考えておりますので、県境を越えたリスクを回避することによって、県内の皆様方には、いろいろな機会を生かして事業活動、営業活動を取り組んでいただけるものと考えております。
それでは、今挙手されている方で最後にさせていただきたいと思います。
協力金の件ですけれども。前回、休業要請に応じたところについて、協力金で、最大で26億円程度費用がかかるのではないかということで、その財源として国からの交付金を充てるということでしたが、本県に対する国からの交付金はどのくらい給付される見通しでしょうか。
今のところ、2次配付まであるとお聞きしておりますけれども、1次配付の時点で61億程度という形であります。
すみません、61億円程度が交付金として給付されるということで、26億円程度が前回の休業要請の際の協力金ということだったと思うのですが、単純引き算で35億円ぐらい残る。それは別に全部余るわけではないと思うのですけれども、先程2,000施設程度が、今回の延長の対象になるということで、単純に今回と同じように30万円を支給した場合に6億円程度になりますが、残った部分でその6億円を充てると考えられなかったのでしょうか。
これは、既に61億円のうち、相当部分については予算計上済みになっております。
要するに、そこに全然余裕がないということでしょうか。
まだ追加交付等の可能性もありますので、まだまだ読めない状況でありますけれども、これは単純に財源負担上の問題ということもありますし、あるいは、他県でも同様の事例がありますので、そういった取り扱い状況も見極めていく必要があるものと考えているところであります。
これは、法律上の課題もあるのですけれども、先程知事がおっしゃられるように、これはお願いベースであって強制力を伴う要請に対する補償ではないということで、お願いベースに対する協力金という形でしか出せないというところは一定理解できる部分でもあるのですが、実態として、県、国からお願いベースであっても要請をされると、そこにお客さんとしても行きにくいし、結果的に閉めざるを得ないと。社会的な強制力といいますか、結果的にお願いだけれども、店を閉めざるを得ないと。そうなってくるとかなり経営が厳しくなるというところがあると思います。その辺について、現状の法体系の中ではそれが限界なのかもしれませんけれども、国に対して、何か補償というものをセットにしたような改善を求める、別に交付金を協力金にもう少し充てられるように、2次分があるということですけれども、そういった国からのお金の支給について、再度国に対して要望する等のお考えはありませんか。
既に、全国知事会等でも話題になっているところでありまして、この第1次の配分に留まらず、いろいろな予備費の活用等の方策もご検討いただいて、第2次配分、第3次配分についても検討をお願いしたいという話をいたしておりますし、先般の知事会でも、私もそうした趣旨の発言をさせていただいたところであります。それと、もう一つは、役割分担を最初から決めたというわけではありませんけれども、国の、100万円、200万円の、経営的に厳しい状況にある減収が伴った際の持続化給付金がありますし、県が営業自粛のお願いをさせていただいた分野についてこの協力金を支給させていただく、市や町の方では、特に、経営的に影響があった産業分野について支援的な給付金の支給が計画されているというような取り扱いも見られるところでありますので、そういった制度を幅広くご活用いただければと考えているところであります。
学校活動の再開についてですけれども、県立学校について5月25日からは、本土地区も通常日課で再開するという判断なのか、5月22日までの分散登校、授業の人数を減らす等の工夫の結果を見た上で、再度判断するのか、そこはいかがでしょうか。
現時点では、5月25日から正常日課に戻すということであります。
それと、この県立学校の対応については、各市町教育委員会に対しても同じような対応を求めるのでしょうか。それとも、県としてはこういうふうなことでやりますと姿勢を示した上で、各市町教委においてそれぞれ判断を願いますという対応になるのでしょうか。
後者の方です。県立としてはこういう対応をしますということを市町教育委員会にお知らせをし、それぞれ判断をしていただくということになると思います。
県教委の範疇じゃないのかもしれませんけれども、結果的に、県にならって市町教委も休校を続けているという状況があります。学童保育でありますとか、また保育園の登園の自粛などが、各自治体がされている状況にあります。再度5月22日まで似たような状況で、学童保育等の活用が通常よりも長引くようなことになると、現場の指導員さん達等がかなり苦境にあるということもあるのですけれども、そういったことについて、県、もしくは市町と一緒になった支援、対策はありますでしょうか。
学童保育の所管がこども政策局ですので、学校教育の立場から申し上げますと、前回、学校を一斉休業した際にも、市町教育委員会においては、一部、例えば、低学年の子どもたちを学校で預かりますというような対応をしたところもありますし、真に必要な保護者の方に限り、学童保育の利用をお願いしている市町教育委員会もありますので、そこはそれぞれの市町で、こども部局と連携を持って、しっかり対応していくものと考えております。
わかりました。最後に細かい点で恐縮ですが、今回配られたペーパーの「3」の特別支援学校ですけれども、特別支援学校についても、本土と離島地区にの対応は、この「1」と「2」という理解でよろしいのでしょうか。
特別支援学校は規模が、例えば離島は分校ということで小さくございますので、特に本土と離島を分けているわけではありませんけれども、大規模な特別支援学校は、先程のスクールバスの増便とか、それから、一定時差登校を行うことによって「密」を避けるということですので、県立の高校、中学と考え方としては同じですけれども、実態として規模感が全然違うということだと思います。考え方は一緒です。
県民の皆様へのお願いのところで、県境を越える帰省、旅行であったり、離島地域の訪問を自粛してくださいということですけれども、これまでどおり県境を越える帰省、旅行であったり、離島地域への訪問ができるようになる目安、判断基準は県としてはどのようにお考えでしょうか。
やはり感染事例が相当数抑制されて、医療的に対応できるというような状況になるということが必要ではなかろうかと考えているところであります。今の状況も、急激に感染者が拡大していくということになりますと、医療的な面で本当に対応できるのかどうかというのが懸念されるところでありますので、一刻も早く全国含めて、この収束方向に向かうということが極めて重要ではなかろうかと思っているところです。
2点あります。1点が、営業再開の反動でまた人の移動が増える可能性があると思うのですが、その点についてどのように評価されているのかという点と、県立学校の分散登校の具体的な方法については、各学校に方法を委ねるということでよろしいのかという2点をお願いします。
先程も申し上げましたけれども、営業を再開していただくということは、県民の皆様方がそういった施設を当然ご利用になられるわけでありますので、人の流れも拡大するでありましょうし、多くの方々がお出かけになられると思いますが、先程申しましたように、事業を続けていかれる際に、3つの「密」を何としても避けていただきたい。新たな生活様式ということで提示がなされておりますけれども、常々の日常生活の中、あるいは事業活動の中で、感染症の予防対策でありますとか、「三密」の回避でありますとか、そういうことに十分注意をしていただき、事業の再開にこぎつけていただきたいということであります。
基本的には、学校単位で考えてもらうということです。繰り返しになりますけれども、公共交通機関における混雑を避けるため、登校生徒数を2分の1程度にするとか、学校によって、今度は分散登校に加えて、学年や学科ごとに、同一時間内で、時間を変えて登下校をさせる、時差登校をやるところもあると思いますけれども、先程申し上げましたとおり、学校の規模や、公共交通機関の頻度等に合わせて、学校毎に対応していくと思います。
2点お尋ねします。先程の臨時交付金の配分額に対してなんですけど、1次交付で61億円という額について、知事はどのように評価なさっているのでしょうか。国の支援がもっとあれば、業者に対して休業協力金を払いたいというお気持ちでいらっしゃるのでしょうか。
休業協力金についての考え方は、先程申し上げたとおりでありますが、もちろんこれが相当の要請期間が続き、再度の要請を続けていかなければいけないというような状況になることもあり得ないことではないと思います。全く異なる形での協力要請もあり得るだろうと思っておりますけれども。そうした際に、やはり必要な財源というのは相当多額に上ってまいりますので、地方単独事業でこれを工面していくというのは非常に難しい状況であります。したがって、第2、第3次のこの臨時交付金の額については、やはり積極的なご検討をお願いしたいと願っているところであります。
1次交付で61億円という額自体をどうとらえていらっしゃいますか。
様々な客観的な数字によって整理された額であろうと考えているところでありますが、感染者数等についても、クルーズ船の感染者数が反映されていないというような状況でもありますし、追加配分等の機会もあるものと考えておりますので、引き続き交付をいただけるように要請を行ってまいりたいと考えております。
特措法に基づく緊急事態宣言が出た際の、知事の権限についてどうとらえているか尋ねしたいのですが。5月1日に共同通信が配信しているアンケートですと、中村知事は、知事の権限は不十分だと答えられているようなんですけれども、外出自粛や休業要請に関する強制力等、現段階の法整備について、何か注文はありますでしょうか。
やはり具体的な要請をさせていただくのは、都道府県知事の権限であり、また責務であると考えておりますけれども、冒頭から特措法の24条でお願いをさせていただきましたけれども、これは元々単なる協力のお願いでありました。やはりあくまでも協力要請という形でありまして、実効力を担保していくためには、もう少し様々な法制度の整備を含めて、実効性を担保していただけるような方策についてもご検討をいただく必要があるのではなかろうかと考えてきたところであります。
先程、離島の訪問や県外の移動が可能になるというのは、医療的に問題がなく感染拡大していない状況とおっしゃられたのですが、それを判断するのは、県ではどういった機関がどうやって判断をするということになるのでしょうか。例えば、国だと、14日を目処に専門家の会議を開き期限前の宣言を解除する考えも昨日示されているのですけれども、県の場合、どこでそういう判断が行われたのか。何が聞きたいかというと、県として国の方針を待たずに、期限前に解除を示すこともあり得るのでしょうか。県が移動を解除できると判断できる場合は、どういう手続を踏んで、どういうタイミングになり得るのかと聞きたいのですけれども。
それはやはり、県内で感染症の発生がないと確信できるような状況になれば、それは必要ないと考えれば、そういう協力要請すべて解除させていただくということができるのだろうと思いますけれども。今回、一部、営業自粛の要請を取り止めることに至りましたのは、やはり県内の様々な事例をベースに考えた時の感染経路。感染の要因がどの辺にあったのかということを、濃厚接触者等の把握を含め、一つ一つの事例について検証を行っているところです。まずは、総数の発生件数が全国的にはさほど多い県ではございませんし、その感染の経路というのを考えた時に、やはり県内で発生したということよりも、都市部から、あるいは海外からおいでになられた方が、その感染症発生の要因になっているという状況を踏まえると、県内に経路不明の原因となるようなものというのは、リスクはあまり大きくないのではなかろうかと今の段階では考えております。
今だとリスクはそこまで大きくないというふうにお考えなさっているということは、31日は連休の動向を見てということですけれども、早期の全体の解除に向けて、前向きの方向でいらっしゃるという現状の認識でいいのでしょうか。
それはまだ、現段階での考え方でありますし、連休というのはまだ少し続いていくわけでありますので、そういった県民の皆様方、国民の皆様方の行動の結果というのは2週間後に反映されていくと、こう言われておりますので、こういった状況を十分見極めて、また、国の専門家としてどうご判断なさるのか、そういったお話も判断材料として使わせていただきながら、検討していかなければいけないと考えております。
最後1点ですけれども。知事の権限とその強制力の問題で、今の感染症の法律等では、大分私権の制限は可能といえば可能だと思うのですけれども、例えば、知事として必要とする強制力と制限の範囲というのはどの辺まであればやりやすいとかいうのはありますでしょうか。あまり制限し過ぎると、懸念もまた一方で生じると思うのですけれども、制限の最低限のライン等求める部分はどの辺まであるのでしょうか。
やはり先程も申し上げたように、今の様々な自粛要請といいますのは、あくまでお願いベースでしかありません。先程ご議論いただいたように、行政からのお願いに対応しないということは、それなりの批判の目にもさらされるということもあって、やむを得ず協力をせざるを得ないといった側面があるのも事実でありましょうし、かといって、営業を要請に応えることなく継続したいと、現にそういった形で事業を継続されている方々も他方いらっしゃるわけであります。そういった方々については、今の制度上はなかなか協力をいただけない状況になるわけでありますので、その辺については、やはり例えば、何らかの罰則規定でありますとか、根拠を持った制度というのも含めて検討をされる必要があるのではなかろうかと考えております。
以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後4時39分から午後5時29分(50分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年4月28日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症に係る大型連休における県民の皆様へのお願い並びに休業要請について
それでは、ただいまから、会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
皆様には、お忙しいところ、本当にこうした時間を頂きありがとうございました。今日は大型連休を目前にして、改めて県民の皆様方、各事業者の皆様方に改めてお願いを申し上げたいと存じます。
経過については既にご承知のとおり、本県におきましては国の緊急事態宣言を受けて、去る4月17日に県民の皆様方に対して、極力外出を控えていただくようお願いをしてきたところであります。しかしながら、なかなかその要請の効果が具体的な数値として見られないということもありまして、4月24日には重ねて、遊興施設、運動施設、遊技施設等の各事業者の皆様方に対して休業要請をさせていただき、さらには、飲食店等の食事提供施設の皆様方には、20時から翌朝5時までの時間帯での営業自粛のお願いをさせて頂いたところであります。
改めて、その効果を検証してみます時、4月26日現在の人の流れの状況でありますが、コロナウイルス感染拡大前の人の流れと比較致しますと、長崎駅でマイナス69%、浜町アーケードでマイナス61%、させぼ四ヶ町アーケードでマイナス41%という状況になっているところであります。一方、福岡県の天神はマイナス78%、博多駅がマイナス80%となっているところであり、さらに県民の皆様方にご協力をいただく必要があると考えたところであります。そういうことで、本日は、改めて県民の皆様方に、以下4項目についてお願いをさせていただきたいと思います。
まず、県民の皆様方、そして、県外の皆様方、合わせてのお願いであります。大型連休期間中は、県境を越える帰省や旅行、離島地域への訪問をぜひお控えいただきたいというお願いが第1点であります。
2点目は、これまでと同様でありますけれども、さらに外出を控えていただくよう、より多くの県民の皆様方のご理解とご協力をお願いしたいということであります。これまでも県民の皆様方には、特に感染が拡大している地域への訪問、旅行等はお控えいただきたい、そして、県外の皆様方にも帰省等は極力お控えいただくようにお願いをしてきたところでありますが、先程ご紹介をさせて頂いたように、まだまだ努力が足りない面があろうかと考えております。引き続きのご協力をお願い申し上げる次第であります。特に、感染拡大地域から本県に帰省して来られた皆様方には、毎日の検温、健康管理、そして、できれば2週間の自宅待機をお願いしたいと考えているところであります。
3点目は、事業者の皆様方へのお願いでございます。去る4月24日、遊興施設、運動施設、遊技施設等の事業者の皆様方には、引き続き、休業へのお願いをさせていただくとともに、飲食店の皆様方には、20時以降の営業自粛をお願いさせていただきたいと考えております。
それから4点目について、生活必需品を取り扱っておられる事業者の皆様方には、多くのお客様で混雑等も見られるところでありますので、過度の密集状況にならないように、入店制限や、レジの前での人と人との密接な接触を回避するように、距離の確保について特段のご高配をお願いしたいと考えているところであります。
多くの皆様のご協力を頂いて参りましたけれども、まさに、コロナウイルス感染症拡大防止の大きな山場を迎えているものと考えているところであり、引き続き、県民の皆様方のご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。
以上4項目、お願いをさせていただきました。
それから、事務的な面についてお話をさせていただきます。
去る4月24日に、この休業要請について発表をさせて頂いたところであり、休業にご協力を頂いた各事業者の皆様方には、協力金として30万円の支給を計画している旨お話をさせて頂きました。具体的に「いつからその取り扱いを開始していくのか」とのご質問を頂いていたところでありますが、その際にはまだ調整が整っておりませんでしたけれども、お手元に資料として差し上げておりますが、その一番下にご紹介しておりますように、この協力金の受付期間は5月中旬から6月下旬を予定して、事務手続を進めて参りたいと、給付開始時期は5月下旬を予定しているところであります。
なお、休業要請について前回ご説明を差し上げた中で、若干取り扱いを変更した点があります。それは、休業の要請を行う様々な施設がありますけれども、その中で、1,000平米未満の施設についても、休業のお願いをさせて頂くということを、お話しておりました。ただし、その中でも床面積100平米を超えないものについては、具体的な休業の要請を差し控えるということで考えて参りましたけれども、濃密な形で、お客様と事業者の皆様方が接触をされるような場があるというようなお話もお聞きしたところであり、自主的な形で休業をされておられる事業者の方々もいらっしゃいます。そういった場合には、100平米未満ということで、事業規模が小さい事業主の皆様方にもご協力を頂くということであれば、この協力金の支給対象として取り扱って参りたいと考えているところであります。
以上、私から、この休業要請、並びに自粛要請についての県民の皆様方のへのお願いのお話とさせて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社から質問をお願いしたいと思います。
知事が、長崎と福岡の人の動きの減り方について説明をされていましたけれども、知事とされましては、休業要請をされた以降も、人の動きの低減が本県は不足しているという判断、理解でよろしいでしょうか。
国の方でも、それぞれの地域で80%ほど減らして欲しいという共通の目標を掲げて、休業要請、外出抑制についてのお願いをさせて頂いてきたところであり、本県においても、できるだけその目標に近づけていく努力をさらに重ねていかなければいけないと考えてきたところであります。
それと、休業要請について県民の反応が県庁にも色々と電話で寄せられていますが、県民の反応については、どのように受け止められているのでしょうか。
やはり、事業を展開されておられる皆様方から、どのような事業が対象になるのか、具体的なご質問等も数多く頂いているところであります。それぞれ毎に、現時点での考え方、ご紹介、ご説明をいたしておりますけれども、大きく取り扱いを変えて参りますのは、先程触れました100平米未満の施設の事業者の皆様方にも、自主的に休業等をされた場合には協力金を支給させて頂くということをご了知頂いて、その事業の継続についてご判断を頂ければと考えているところであります。
様々な反応が出ているかと思うのですけれども、なかなか一言で言うのは難しいのかもしれないですけれども、休業要請に対して、県民の反応が好意的なものと受けとめられているのか、それとも、ちょっと否定的な感じの方が強いと受け止められているのかお伺いします。
それは、両方の意見をお聞きするところであります。一つは、前回の会見の際にもお話をさせて頂きましたけれども、大変急な休業要請という形でご協力のお願いをさせて頂いたところでありまして、直ちに対応できないというようなご批判等も頂いてきたところであります。それからまた、対象業種として、それぞれの事業者の皆様が営んでおられます、例えば商業施設といった分野について、この休業要請の対象にならないのか、あるいは、協力金の支給対象にならないのかといったようなお話も数多く頂いているところであります。
期間としては5月6日までだったと思うのですけれども、それ以降の休業要請については現時点でどのように考えていらっしゃるでしょうか。
全体として、こういった施策効果がどう評価されるかということになろうかと思いますけれども、まだまだ本格的な連休はこれから迎える訳でありますので、その実績についてどのような評価がなされるのか、その状況によって、さらにこうした要請を継続させて頂くのか、成果があったとして終了をすることができるのか、これからの取り組み次第ではなかろうかと考えております。
先の話なので、なかなか現時点では、明確にはお答えいただけないかもしれませんが、仮に休業要請を延長することになれば、協力金についてもまた別途発生すると考えていらっしゃるのでしょうか。
そこは、直ちに今お答えできるような状況にはございません。協力金を支給させて頂くにしても26億円の予算額が必要になって参りますので、それを一般財源で捻出するというのは不可能な額であります。国の方にも重ねてこの地方創生臨時交付金の増額について要請をさせて頂いているところでありますが、そうした全体の財源確保の目処等についても、判断の材料にしていかなければいけないのではなかろうかと思っております。
大型連休を前に、「さらに外出の自粛を」ということを知事はおっしゃられています。現在、学校が休校になっていますけれども、その趣旨でさらに大型連休中も人の動きを低減させるという趣旨でいけば、休校についても一定延長するという流れになるのではないかなと思うのですけれどもいかがでしょうか。
一つは、国の方で国全体としての緊急事態の宣言をどう取り扱っていくのかという評価、方針が示されるものと考えておりまして、その状況を見極めながら、県としてもどう対処していくのか検討していく必要があるのではなかろうかと考えております。
私の方から最後になりますけれども、今回、休業の要請となる事業者が拡大されたことに伴い、前回、対象業種の数をおっしゃられたと思うのですけれども、そこがどのくらい増えるのか教えていただけたらと思います。
先程知事からご説明いたしましたところですけれども、今回、休業要請自体というのは前回と変わらないということでございますが、今回、協力金というある意味別の制度ですけれども、これをやるに当たりまして、休業要請の部分で要請をかけていないのですが、自主的にご対応いただけるというところを、今回協力金の対象にさせていただこうと、こういった趣旨でございます。ちょっと事業者数は、まだ正確には把握できてございません。
わかりました。以上です。
対象を拡大したということで、「それならこれから休業します」という事業者も出てくると思うのですけれども、そういったところには協力金は支払う考えはあられるのでしょうか。
先程申し上げたように、具体的な要請という形まではいたしませんけれども、やはり3密の状況になるということで、自主的に営業を休止されるような場合には、協力金の対象とさせていただこうと考えております。
それは例えば、今日の会見を受けて、今日、あるいは明日から始めても、協力金が貰えるという理解でいいのでしょうか。
そう考えていきたいと思います。
ありがとうございます。今後、休業要請をまた延長する時に、急にまた話が出てくると混乱する事業者もあると思うのですけれども、5月6日の後どうするのかというのはいつごろに方針を決めるのかというお考えがあれば教えてください。
国の方でも、連休期間中には、その後の取り扱いについて方針を明らかにする必要があるとのお話もお聞きしているところでありまして、専門家会議の皆様方含めて、その状況を踏まえた上での方針をお決めいただけるものと考えております。そうした流れの中で、私ども県としてもその後の方針を決定して行きたいと考えております。
わかりました。外出の自粛要請に関してですけれども、パーセンテージとしてはなかなか減っていないというお話がありましたが、一方で、長崎県内では、17日に17人目が確認されて以降、10日以上新たな感染者が出ていないということは、県民一人一人の感染予防対策の成果なのかなとは思うのですけれども、その辺の評価というのはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
多くの県民の皆様方が感染症予防対策として、手指消毒でありますとか、3密の状態を回避していただけるように、それぞれのお立場で、ご理解とご協力を頂いている、そうした成果の一つではなかろうかと考えているところであります。これまでも、大都市地域からおいでになられた方々が感染の要因になったという事例がほとんどでありまして、私どもが一番懸念をいたしておりますのは、大型連休期間を通して、そうした都市部からの人の流れ、これがさらに大きく膨らむことがないように、県民の皆様方、あるいは県外の皆様方のご理解とご協力も得ていく必要があるものと考えているところです。
記者(NHK)ありがとうございます。
では、各社の皆様から質問をどうぞ。
まず、今回、対象の事業所が増えるということで、前回予算案の発表の中で、予算規模が26億円だったと思うのですけれども、これ以上増えるという可能性があるのかというのがまず1点目。2点目は、前回も伺ったのですけれども、今回事業所単位ではなく、法人単位に給付の対象を決めたという理由を改めて教えてください。それから、3点目ですが、九州の他の県と比べて、この額というのは知事としてどういった評価をされているのかというのを教えてください。以上3点、よろしくお願いします。
まず予算についてでございます。前回もご説明申し上げましたけれども、予算組みと致しましては、実際の申請等というものは見込みが立てにくいものですから、最大限の、最大幅という形でおとりをしてございました。その中で、やはり申請が実際どうなるかというところと、今回申し上げているところの拡大がどうなるかということの中で、実際その運用をしていく中で、過不足が出てくれば、またその際にご相談をする形になるのかなというふうに思ってございます。法人単位の理由と致しましては、これは、色々考え方はあると思っておりますけれども、やはり他県の状況ですとか、あるいは本県における金額規模というところも含めまして、総合的に法人でという形で判断したところでございます。
それから、対象業種に対する考え方でございます。ご承知のとおり、営業自粛をお願いする対象業種として、特定の業種に限られている県もあれば、特別措置法で規定されている全業種に拡大している県もあります。私どもとしては、幅広い県民の皆様方の協力を頂きたいという趣旨で、幅広い業種を対象として取り組みを進めているところであります。
額自体についてはどういうご評価ですか。
同じような取り扱いになると、それぞれの県の規模、事業所数等によって連動してくるものと思っておりますけれども、若干異なる取り扱い、こういった自粛要請、事業の休止要請に留まらず、経営的な影響をこうむった際の支援金という形での事業も盛り込んでおられる県もあられますので、その辺については、少し対象、考え方が異なってくるものと考えており、そういった分野を組み込んでおられる県では、さらに関係予算、大規模なものとなっているところであります。
クルーズ船のことでお尋ねしたいのですけれども。本日、新日本婦人の会香焼支部という、香焼に拠点がある民間団体、市民団体が、「クルーズ船コロナ対策についての要請」という文書を知事宛てに出しているんですが、知事はこれを把握されていますでしょうか。
すみません、まだ承知しておりません。
わかりました。内容としましては、「感染した乗務員の方々の行動歴などを徹底的に調べて公表して、濃厚接触者の検査を実施して欲しい」ことですとか、「陰性乗務員の一日も早い帰国を進めて欲しい」というような内容なのですけれども、こういった要請について知事はどのように考えますか。
私どもも、やはり、この感染に至る経緯がどのようなものであったのか。入国手続を経て、長期間、県内、あるいは日本国内で移動してきた船でありますので、こういった今回のような船の中で大きなクラスターが発生するというようなことになっているわけでありますけれども、何としても、それぞれのクルーの行動履歴がどうであったのか、要因が究明できるように求めていきたいと思っております。それから、PCR検査、あるいはLAMP法で陰性として診断された皆様方については、これはもう基本的には濃厚接触者という立場であろうと思いますけれども、623名という非常に数の多い皆様方が1つの船に乗り込んでおられるというわけでありますので、できるだけ早く、それぞれの国々で、残りの経過観察期間をお過ごしいただけるように願っているところであります。そのために国との調整も進めているところであります。
ありがとうございます。では、陽性の乗組員の方々の行動歴の徹底調査ですとか、その内容の公表というのは、知事は要請文をご覧になっていないということですが、基本的にはそういう考え方には賛同されるという理解でいいですか。
そうですね、私どもも、関係資料を早期に整理して、提出していただけるようにとお願いしているところです。
あと、要請文の中で、船側、コスタ社ですとか、三菱造船が、当初「乗組員の下船がない」と言った日以降に、乗組員の乗下船がされていたことに関して、「香焼の住民は憤りを感じている」ですとか、「県と三菱のコロナ対策に対する連携が不十分だったことに不信感を感じざるを得ない」というような批判の文言も並んでいるのですけれども、こうした指摘について知事はどのようにお考えでしょうか。
乗下船がないというのは、前回も会見で申し上げましたように、3月14日以降乗下船が一切ないという報告を私も聞いておりまして、そうであれば一定感染のリスクは非常に少ない、もしくはないのではなかろうかと思っていたところでありましたけれども、そういった状況ではなく乗下船された方々がいらっしゃるということでありますので、まずは実態がどういう状況であったのかということを私どももしっかりと調査の上、報告を頂きたいと願っているところです。
県に対して不信感を感じざるを得ないというような批判もあるのですが、これをどう受けとめているかということと、この不信感をこれからどう払拭していったらいいのかというところのお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
こういうことがあってはならないわけでありますけれども、県自ら管理する松が枝埠頭等においても、乗下船がないようにということで監視体制を組んで、要請を具体的にクルーズ船に対して行ってきた経過があるわけでありますので、その点については、その間の具体的な連携がどうであったのかということをしっかりと実態を見させて頂いた上で、判断し、対応していく必要があるものと考えております。
わかりました。最後にもう1点だけ。要請文の中で、香焼の方が、いろいろなうわさが飛び交っていて、すごく不安な日々を過ごしているという記述があるのですけれども、その不安な思いをされている方に対して何かメッセージのようなものがありましたらお願いできますでしょうか。
今、船内に数多くの陽性者の方々が現にいらっしゃいます。先程要請がありましたように、どのような実態であったのかというのをきちんと解明した上で、地域の皆様方にも説明をし、一刻も早く安心していただけるように努めていかなければいけないと考えているところであります。
県立学校の休校の件ですけれども。10日まで延長するというお話がありますが、10日まで延長ということでよろしいですか。
まだ、そういった方向性が示されたということは、私も聞いておりませんで、一つ、5月6日が水曜日、また、土日がすぐ参りますので、そのためには、一定学校としての準備期間も必要だということで、そういった方向性を持って検討されているのかもしれませんけれども、その後の方向性をどうするかということについては、国全体の取り扱いなどについても見極めた上で、改めて対策本部会議で議論をして方向性を決定していくことになると思います。
今、知事が申し上げたとおり、5月11日以降の学校再開については、国の緊急事態宣言の対応を見極めて、県の対策会議の中で決定をさせていただくことになると思います。現在、6日までが休業になっています。11日が月曜日ということですので、6日でもし再開というようなことになると、色々混乱をする可能性もあるものですから、今、知事部局、衛生部局とも相談をしながら7、8日はつなぎとして休業を延長するという形をとりたいということで検討をしております。それはあくまでも、本格再開に向けてなのか、休業の延長に向けてなのかは、その時にならなければ分かりませんけれども、学校の混乱等を防ぐために、連休明けすぐのいろいろな対応というのは難しいだろうということで、延長という形で協議を進めているところであります。
その件で教育長が10日まで延長するとおっしゃっているようですけれども、その点いかがでしょうか。10日まで延長するという決定について、経緯や説明をいただけませんでしょうか。
それは、教育庁の方でご検討頂いてきたものと思っております。
今回の特措法に基づく休業要請については6日までですので、その延長についてはまだ本部の中で決まっていませんけれども、いわゆる教育委員会が自主的に、先程言ったように、市町教育委員会も含めて、再開するにしろ、延長するにしろ、連休明けすぐということになると、保護者の方も色々な対応もあったりするでしょうから、猶予期間を県教育委員会独自で採ることについて検討をして、そういうことになると思います。最終的には、知事にご報告してそういう対応にしたいと思っているということであります。市町教育委員会は、例えば再開すると、給食の問題が出てくる部分がありますので、今のところ6日まで休業ですから、7日、8日でもし再開となれば、給食をどうするかという問題がありますし、国の方針で休業が延長になれば、その給食を止めるというようなこと、そういう色々な見えないところでの対応があるものですから、県教委としては、そういう判断を今、しているというところであります。
今、方針の段階、検討を進めている段階ということですかね。
もうすぐ方針を決定して、連休前、本日夕方にでも決定をして、皆さん方を通じてお知らせをしたいと考えております。
今の質問に関連して、教育長にお尋ねですが、本日夕方にもお示しするということは、今の段階では方針ではあるけれども、この1、2時間のうちに5月10日までの休校延長を決定するということでよろしいのでしょうか。
そうです。本日中に、そういう方向で検討していますので、教育委員会としてはそういうことでいきたいと考えています。最終的には知事に報告をして、ということになると思います。
わかりました。では、県立学校では今のところそういう方針で、また、市や町の教育委員会にも同じように対応をお願いするということでよろしいでしょうか。
文言を正確に言うと、市町教育委員会には要請ではありませんので、先程申し上げましたように、5月6日までの分については、特措法に基づく県からの、本部からの要請ということになりますけれども、7日、8日は任意といいますか、法律に基づかない、いわゆる自主休業という形式になりますので、市町教育委員会には、県教委としてはこんな対応をするということを、お知らせをするということになると思います。そのお知らせを見て、市町それぞれがどのように判断をされるかということになると思います。
今の話に関連してなんですけれども、市町立の学校に向けての、県立学校の対応についてのお知らせをするのはいつになりますでしょうか。
本日になると思います。お知らせですから、県の担当課から市町教委の担当課に、こういう対応をすることになりましたというお知らせを、本日することになると思います。
本日中にご連絡を差し上げて、ご検討いただくという形になるということですか。
そうですね。我々としては、7日、8日、もう来週の話なので、本日連絡しても、市町としては、検討する期間は明後日30日、1日とありますので。ただ、その学校給食の事だけがちょっと気になっているものですから、できれば本日中に連絡したいなと思っております。
わかりました。知事の最初の発表に関連してお尋ねなのですけれども、人通りの減少、低減率が県内においては、他県に比べていまいちだというお話がありましたけれども、その外出自粛の数字が減らない要因という点についてはどのようにお考えでしょうか。
やはり各県民の皆様方が、陽性者が17名発生し、その後急激に拡大するというような傾向にないという現状をとらえて動いておられる結果ではなかろうかと考えているところでありますので、多くの方々が移動されるこの期間を迎えるに当たり、さらに関係の皆様方のご理解と、危機意識を持ったご対応をお願いする必要があるものと考えているところです。
そのような危機感を持っての改めての今日の会見でのお願いになっていると思うのですけれども、県内での発生者が、他県と比べて多くはない中で、自覚を持って頂くためには、どういったことが必要とお考えでしょうか。
やはり基本的な課題というのは、国の専門家会議でも示されたように、人と人との接触の機会をいかに少なくするか、そのことが一番大切な対応方策であるという課題を受けて、日本全国がそういった目標達成に向けて、人と人との接触の機会を減らしていこうと。そして、感染の機会を少なくすることによって、新たな感染者が生ずることを減らしていこうという取り組みを進めているわけでありますので、これまでも度々お願いをして参りましたけれども、例えば県外にお出かけにならないように、そして、日常的には3密の状態をぜひ避けていただくようにというような基本的な感染症予防対策等をお願いしてきたところでありますが、さらにそういった取り組みにあわせて、人と人との接触の機会をお一人お一人が縮減するようご協力を頂きたいと考えております。
事業者さんたちへの休業要請に関してなのですけれども、先週末から始まっているかと思うのですが。これから実際申請等は受け付けるということなので、そういったデータがあるかわからないのですが、現状として先週末以降、休業要請に対する事業者側の実際の休業状況というのは、県としてはどのように受けとめていらっしゃいますでしょうか。
具体的な数字が把握できているわけではございません。おっしゃるとおりでございます。ただ県庁職員も、例えば夜の街ですとか、人通りのところもちょっと見回り等もさせて頂いておりまして、その中では、一定の方々がご協力頂いているという状況かと思ってございます。ただ、それが定量的にどうかというところは掴んでいないという状況でございます。
例えば、一部の遊興施設等では、県外の事例で行くと、名前を公表するようなところも出てきていますが、長崎県においてそういったご対応を検討されているようなところはございますか。
報道ベースでお聞きしているところですと、おっしゃるとおり公表等に至るのは、特別措置法の中の45条、要請を個別で行った後に公表ということをされていますけれども、今のところ、我々やらせて頂いておりますのは、各業態に対して自粛の要請を24条の方でやらせて頂いておりますので、本県において、まだ具体の公表に至るとか、そういった状況ではないと思っております。
最後に、休業要請の終わりの時期。延長されるのか、6日で終わるのか、国の方針を踏まえて判断したいということではありましたけれども、長崎県において、一定程度このような状況になったら終わりにしようとかいう基準の考えはありますでしょうか。
先程知事が申しましたことと若干重複にもなりますが、政府の方の方針と、後は、前回もお話ししたところの他県の状況というところ、他県がどうするかによって、本県に流入があるかどうかといったところと、あるいは、まさに、数字でもお話ししております、県内の人口動態ですとかいうところを総合的に考えておりますので、何か基準を1つ超えたら判断できるというものではないと思っております。
ゴールデンウイーク中に人と人との接触を避けるということと、休校の延長をこれから検討するということにもつながると思うのですけれども、5月1日に、長与町だけ登校日があるようですけれども、これについて、どうお考えですか。
そこはもう市町の判断なので。登校のやり方もいろいろあると思います。例えば学年毎とか。そこは把握していないのですけれども、全体の趣旨を理解された上での長与町教育委員会の判断だと思っておりますので、特に、県教委としてコメントすることはございません。
冒頭の人の流れのパーセンテージですけれども、これはどこのデータになるのかいうことと、26日現在とおっしゃられたのですけれども、いつと比べたデータになるのでしょうか。
これは、NTTドコモの資料を使わせて頂きました。具体的な比較対象は、感染拡大前、1月18日から2月14日までの間のデータとの比較だとお聞きしております。
休業要請の件ですけれども、協力金と制度は、また別という考え方になるのでしょうか。先程総務部長の方からそういう説明があったかと思うのですが。
基本的には同じものだと思っております。基本的に、要請させて頂いているところに対してということになってございますけれども、先程申し上げた、元々その要請の意図として若干除外をしていたものにつきましては、要請の趣旨から考えますと、やっていただく方が望ましいということがありますので、そこを踏まえまして協力金の方では、ご協力に対して差し上げるという形で考えたことになります。
となりますと、これは面積要件を撤廃したととらえていいのでしょうか。100平方メートルという面積要件があり、要請しないとなっている施設の中に、要は、100平方メートルがかかる、大学、学習塾、博物館、ホテル、商業施設というのがあると思うのですけど、ここは、要請はしないけれども、自主的に応じてくれた場合、その業種に関して協力金を払うという理解でよろしいですか。
おっしゃるとおりです。
他にございませんか。
休校の件で改めてお伺いしたいのですけれども。土日とかそういう実質的なものも含めて、5月10日までは休校期間とみなしていいかと思うのですけれども、それ以降については、やはり連休明け、お休み明けとなると、連絡が行き届くのが大変だと思いますが、5月11日以降についての検討はどうのようになっているのでしょうか。
先程知事が申し上げましたとおり、マスコミ報道によりますと、国の緊急事態の延長対応が、5月の連休、5日前後と言われていますので、その国の緊急事態の対応を受けて県の対策本部で県としての対応が決まると思います。それを受けて、学校休業はその中に入ってくると思いますので、そこで決定をされるということですから、5月6日までが今の休業期間になっていて、連休中に、もし、例えば7日から再開になるとか、延長になった時に現場が混乱するだろうということを想定して、自主的に県教委として、とりあえず木曜日、金曜日を休みにする事によって、仮に、連休中にいろいろな決定があっても、その動きというのは月曜日になりますから、スムーズにいろいろな対応ができるのではないかということで、今回、木曜日、金曜日を、休業の延長という形をさせてもらったということでありますので、今後の対応については、県の本部で協議をしていくことになろうと思います。
休校の期間がかなり長引いているので、学習への影響が大きくなってくるのではないかと心配している保護者の方やお子さんがいらっしゃると思うのですけれども、例えば、今後、11日以降再開となった場合に、土日の返上、夏休み等の短縮、登校日等を変える等の対応はどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
確かに、今、家庭学習等を学校の方でも、先生方にも頑張って対応してもらっているのですけれども、やはり学校での授業とは異質のものとなっておりますので、特に、新入生は、1年生になってすぐ休校になったということもあるので、学校生活に慣れていないということもあると思います。休業明けには、それぞれの、例えば、市町教委ですと、土曜日にするのか、夏休みを短縮するのかというのは、休業の期間とかによって変わってくると思いますけれども、具体的には、多分、今からだと思います。県教委は、基本的には夏休みに対応しなければいけないかなと思っているのですが、大学入試の話等、色々なことが出てきます。今度は、就職の解禁とかも出てきますので、まだそこまで具体的に詰めていないですけれども、土曜日なのか、日曜日なのか、夏休みなのか、やはりどこかで埋め合わせはしなければいけないとは考えております。
先程、長与町の登校日がありましたが、長与町には三菱の寮があり、町民から不安の声も出ているようですけれども、それでもやはり県や県教委の知るところではないという判断なのでしょうか。
知るところではないということではなく、今回の制度で言えば、それぞれの地方公共団体が基本的には判断するようになっていますので、長与町が、私の情報では、この事案が起こってからもそうされているかどうかは把握しておりませんけれども、仮に実施されるとしても、そこはやはりそういうことも踏まえた上での実施対応ですし、例えばどのような対応をされるかというのは、そこまで把握していないので、長与町の対応についてのコメントは、現在私自身は、状況を把握していませんので、できないということでありますのでよろしくお願いします。
以上をもちまして、会見を終了させて頂きます。
・午後3時05分から午後3時57分(52分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年4月24日 臨時記者会見
会見内容
長崎県新型コロナウイルス感染症にかかる緊急事態措置について
それでは、ただいまから、記者会見を始めます。本日は手話通訳の方にお越しいただいております。それでは、よろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いします。
今日は私の方から、新型コロナウイルスの感染症対策に係る休業要請について、ご報告をさせていただきたいと思います。
本日、対策本部会議を開催したところでありますけれども、これから人が多く移動する大型連休の時期を迎えてまいります。そうした時期を迎えるに当たっての、本県の対応方針について検討をいたしました。ご承知のとおり、長崎県では緊急事態宣言を受けて、4月17日に県民の皆様方へ、改めて不要不急の外出の自粛等についてお願いを申し上げたところであります。しかしながら、その後の動向を関係情報、関係者の皆様方の感触などをお聞きし、データを集めてみたところでありますが、人の動きに大きな変化が見られない状況にあります。
またそういった中、去る4月22日に政府の新型コロナウイルス感染症対策本部におきましても、都道府県をまたいだ帰省や旅行によって人の流れが生じ、都市部から地方への感染が拡大したと思われる事例の発生が指摘されたところであります。従いまして、人と人との接触機会のさらなる低減が求められております。加えて、九州各県においても、休業要請が進んでいるところであり、県民の皆様方からも、県外から県内への流入を懸念する声もいただいているところであります。
そうした状況を踏まえて、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から、さらなる対策が必要であると判断をいたしまして、各事業者の皆様方に対して、休業の要請をさせていただくことといたしました。
協力要請の内容については、大きく2点ございます。
1点目といたしましては、感染拡大の防止を図るため、新型インフルエンザ等対策特別措置法、第24条第9項に基づき、遊興施設、運動施設、遊技施設、劇場、集会・展示施設などの業種等について、休業への協力を要請させていただくところであります。ただし、医療施設や社会福祉施設、食料品などの生活必需品を提供する施設、その他、社会生活を維持する上で必要な施設等については、県民生活安定の観点から、休業要請の対象外といたしております。
次に2点目でありますが、飲食店等の食事提供施設においては、20時から翌朝5時までの時間帯での営業の自粛をお願いいたします。いずれの施設についても、詳細はお手元に資料としてお配りしているとおりであります。ご協力いただく事業者の皆様方に対しては、国の予算を活用し、新たに協力金制度を設けることについて、今後、議会ともご相談の上、早急に検討を進めてまいりたいと考えております。
事業者の皆様方には、ご負担をおかけすることとなりますが、新型コロナウイルス感染症の封じ込めには、この大型連休の期間における感染拡大防止の取組の徹底が、何よりも重要でありますので、そうした趣旨をご理解いただき、ご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
以上、私からの報告とさせていただきます。あと、よろしくお願いいたします。
幹事社の方から、お願いいたします。
まず確認ですけれども、これは特措法の24条9項に基づくもので、緊急事態宣言を受けて発出できるようになる、45条によるものではないということでいいでしょうか。
当面は24条の要請をさせていただき、この後、いろいろな動きが出てくるだろうと思いますので、そのときどきの状況、必要に応じて所要の対策を講じていきたいと考えております。
要請に従わなかった場合に、45条は施設名の公表はできるけれども、そういうことはできない、要請協力の方になるということでしょうか。
そうですね。
その点で、45条ではなく、あえて24条9項にした理由を教えていただけますでしょうか。
これまでも一連の手順については、まずは外出自粛の要請等を行い、その効果等を見極めて、できるだけ県民の皆様方の諸活動に制限を設けないような形で協力をいただくことが適当であるという考え方が示されておりましたし、また私共も、そういう方針で臨んでいきたいと考えてきたところであります。
ありがとうございます。この協力金ですけれども、手元の資料では1事業者当たり30万円を支給するということになっていますが、30万円という額に決めた理由、申請の開始時期についてどれぐらいの目処が立っているのか教えてください。
30万円については、隣県の同様の制度がスタートする中で、財政負担等を含めて、やはり多くの皆様方に幅広く協力がいただけるような制度にしたいと考え、30万円という額を決めさせていただきました。
ありがとうございます。
確認ですが、この支給の対象となる事業者数というのは、県内で何カ所ぐらいになるのでしょうか。
これは、4,500カ所ぐらいになるのではなかろうかと見込んでおるところであります。
補足いたしますと、それぞれ今回、営業の短縮を行う施設と、前段の休業要請を行う施設と、それぞれございまして、これは法人単位でカウントするものですから、最終的には数はわからないのですが、最大値としましては、休業要請の方が約4,000程度、時間短縮要請の方につきましては、4,500程度という形でございます。
ということは、時間短縮もあわせると、8,500になるということでいいですか。
重複関係が、ありますけれども、最大ではそのぐらいになると思います。
そうなると、1業者当たり30万ということになりますので、総額でどれぐらいの額を県から出すことになりますか。
およそ26億円程度を見込んでいるところであります。予算的な内容については、これから議会でご審議をいただくということになってまいります。
その財源については、どういうふうにお考えでしょうか。
地方創生臨時交付金の活用を図っていきたいと思っております。
あと、休業要請をしないところが、いろいろありまして、ホテルや旅館が、休業要請を行う施設と行わない施設、両方入ってようですが、どういう切り分けになっているのかわかりやすく教えていただければと思います。
お答えいたします。お配りしているページの中で申し上げますと、ホテルまたは旅館につきまして、休業要請を行う施設は「集会の用に供する部分」という形でございます。いわゆる会議室ですとか、そういう人の集まるところという想定でございます。一方で休業要請をしない施設という方にも同様の規制ございまして、「集会の用に供する部分を除く」という形でございますので、いわゆる会議室かどうかというところの判断基準でございます。
知事にお尋ねします。先日の火曜日の自民党県連からの要望があった際に、知事のお気持ちとしては、懸命に、一生懸命頑張って営業を続けられている事業者に対して、20万円、30万円の協力金で休業を要請するのは非常に悩ましいと、複雑な胸の内を語られていましたが、今回、ここに3点程その理由が書いてありますけれども、その知事の非常に悩ましいとおっしゃられた気持ちが、今回変わられた背景について説明していただけたらと思います。
やはり、県内でも、増加傾向で推移しております、このコロナウイルス感染症を、いかに抑えていくか。そのためには「3つの密」の環境を回避するということ。そういう人と人との接触の機会を低減していく必要が強く指摘されているところでありまして、その第一弾として、外出自粛などのお願いをさせていただきました。
そして、これをもって大きな効果が得られるというような状況があれば、それぞれの分野でやっぱりご苦労いただいているところでありますので、事業を継続して展開していただけるものと期待もいたしていたところでありますが、冒頭、申し上げましたように、国の方では8割低減することを目標であるとお話いただいている中で、なかなか大きな成果につながっていないということが、ある程度、推測できるような形になってまいりまして、これはやはり、これから大きく人が動かれるゴールデンウイークを迎えますので、それを前に、改めて、県民の皆様方のご協力をいただく必要がある。そのためにまた加えて、事業者の皆様方のご協力もいただき、何としてもこのコロナウイルス感染症の拡大を防いでいかなければならないと、改めて感じたところであります。
すみません、あと細かい点で、「隣県において休業要請が進んでおり、業種によっては県内への流入が懸念される」とありますが、よく言われているのが、都市部から地方へのパチンコ店への流入。この業種によってはというのは、パチンコ店も含めてという受けとめでよろしいでしょうか。
私どもも、いろいろ議論をいたしました。新聞報道等によりましても、例えば熊本県では、県境を超えて多くの方々がパチンコ店などにおいでになっておられるというような話もいただきました。県内で、そういった状況にあるのだろうかということで、関係者の皆様方のお話をお聞きしたり、あるいは、これから連休を迎えるということになると、例えばゴルフ場などを営業しておりますと、多くの方々が、やはり本県までお出かけいただくような状況になるのではなかろうかと。そういうことを、やはり長崎県としても、全国の皆さんと力を合わせて、人と人との接触の場の低減に協力をしていかなければいけないと考えたところであります。
休業要請、営業時間短縮に応じていただいた事業者の方に30万円支給するということですけど、応じたかどうかというのは、どういうふうな形で確認されるのでしょうか。
今、まさに制度設計を進めているところでありまして、先ほど申し上げたとおり、協力金自体というのは、少し後からのタイミングになってくるという形でございます。例えば他県の例でみられますのは、休業のお知らせの貼り紙をしていただいて、そこの映像を申請の際につけていただくとか、幾つか方法はあると思っておりますので、他県の例も参考にしながら調整をしていきたいと思っております。
○広報課長 それでは各社の皆さん方からお願いしたいと思います。事業者への協力金ですけれども、1事業者当たり30万円とあるのですが、これは法人単位でしょうか。複数店舗を持っているところというのは、当然あると思うのですけど、どうなのでしょうか。
法人単位で考えてございます。
1店舗あるところも、10店舗あるところも、一律30万円ということになるのでしょうか。
はい。
他にございませんでしょうか。
知事に伺いたいのですけれども、現在の、コスタ・アトランチカでのクラスターが発生しておりますが、感染経路や行動歴がはっきりしない中での休業要請というのは、市中感染などへの県民の不安というのも大きくなるのではないかという恐れもありますが、その点いかがでしょうか。
今、それぞれの地域によって、感染者数も大きく違うところでありますが、本県での感染者の経緯を調べてみますと、ほとんどの方々が、やはり国外ももちろん含みますけれども、都市部からおいでになられた方が感染の要因として推測される事例が、非常に多くなっているところでありまして、そういった意味で、まずは県民の皆様方に、県外へのお出かけ、特に感染拡大地域へのお出かけはお控えいただくように協力をお願いしてまいりました。併せて、全国的にも県境を超えた移動は自粛しようということで、各県力をあわせて取り組んでいく必要があると。こういう中で、長崎県としても県内の事業者の皆様方にも協力をいただいて、県外からおいでいただく機会を少なくする必要があると考えて、こういった要請をさせていただくということにしたところであります。
2点お尋ねします。冒頭、人の移動のデータを調べた上での判断だということをおっしゃられていました。具体的に政府目標が8割だとして、県内ではどれぐらいの結果だったのかということは伺いたいのが1点。このように休業要請することでの経済損失のようなものを試算されているのかどうか。この2点をお願いします。
まず第2点目の経済損失の試算までには至っていないところであります。
人の移動の状況についてお答えいたします。定点観測で、携帯電話会社さんの資料ということになりますけれども、感染拡大前と4月21日現在というところで比較をいたしますと、例えば長崎駅ですと、マイナスの43.7%、あるいは浜町のアーケードで申し上げますと、マイナスの24.9%。佐世保で申し上げますと、マイナスの21.1%。そのような状況でございます。
出口戦略ですけれども、目数値、これ何を指標にするかによって違うのですけれども、どの程度の目標値になればこれを解除できる、要請を撤回できるのかというのをお伺いしたいのですが。
それは全国的な傾向として、特にそれぞれの地域によって感染者が急速に拡大する傾向が続いてまいりました。大幅に人と人との接触機会が削減されることによって、そういった流れが大きく変わってくる。そして感染実例の件数が徐々に減少傾向、終息に向かうような事態になることが、まず、大きな目標として設けられているものと理解をいたしております。
人がこれぐらいだとか、そういった数字はないということですね。
やはり、それぞれの地域は、国の方で指摘されておりますように、それぞれの地域でやはり8割以上の人と人の接触の機会を削減していく。そういう目標の下に、お互いに協力していく必要があるのではなかろうかと思っております。
もちろん、期待を込めて皆さんが自粛していただけるのが一番ですが、今の状況だと5月6日というのは、一区切りであって、さらに続くということも十分あり得るとお考えでしょうか。
それはまだ、このゴールデンウイーク期間、これからでありますので、予断を許さないところはあるのだろうと思いますけれど、何としても幅広い国民の皆様方にご協力をいただいて、この連休で大きな成果が得られればと考えているところです。
効果があったか、なかったかという、判断基準となる、検証になる材料としては、やはり人通りの、先ほど部長がおっしゃったような数値がそういう材料になるのでしょうか。
そうですね。いろんな分野での取り組みについて、実績がどういう状況であったのか調査をし、評価をしていく必要があるのではないかと思っております。
あと休業要請を行う施設、行わない施設と一覧表に書かれているのですが、微妙な形態の方もいらっしゃると思うのですけれども、そういった場合うちは入るのかどうかっていうのはどこに問い合わせればよろしいのでしょうか。
現在ですね、コロナウイルスに関します相談窓口を設けておりますので、まずそちらにお問い合わせいただくという形になろうかと思います。もう少し深入りしたところでですね、詳しいことということであれば担当課の方に繋ぐような形になりますので、まずは窓口にご相談いただくという形でございます。
それは県の窓口にということですか。
県の窓口です。
あと2点すみません。もちろん、これは要請ですから罰則はないということでよろしいですね。
考えておりません。
最後に、この休業要請には、多分、県民の方が進んで協力して、かなりのところが休業すると思うのですけれども。既に休業しているところ、観光施設等、軒並み休業しており、心配なのは、行く場所がなくなった方がスーパー等に、家族で、「じゃあスーパーにでも行こうかと」いうふうに殺到するような恐れも十分考えられるのですけれども、その辺りにどう対応するのか、そして何かそう考えてらっしゃる方に、今ここで、どう呼びかけるのかというのを改めてお願いします。
先の専門家会議の中でも、ご指摘の点については懸念事項として議論がなされたものと理解を致しております。他にお越しいただく施設がないというようなこともあって、例えばスーパーマーケットにご家族連れでおいでになられて、いわゆる密集状態になってしまっては、新たな感染リスクにつながるということでありますので、そういった店舗の皆様方におかれては、いわゆる過密な状態にならないように、入店規制をしていただくとか、あるいはレジの前でも、人と人との距離を、一定間隔空けていただけるような環境を整えていただけるように。そしてまた、ご議論になった内容では、商店街にも多くの方々がお出かけになられると。従いまして、そこも、人と人の流れが、輻輳(ふくそう)しないように、例えば商店街を一方通行にしていただくといったような、3密を解消するための色々な方策をご検討いただき、機会低減にご協力をいただければありがたいと考えているところです。
ありがとうございました。要するに、県がこれをどう対応するというよりも、それはもう事業者の皆さんの工夫にかかっているということになるのですね。
ぜひ事業者の皆様方にもご協力を頂き、所要の目標の達成を目指していきたいと思います。
共同通信の石川と申します。幾つかあります、まず念のため確認ですけども。これは従わなかったからといって、施設名を公表するというのは今のところないということでいいですよね。
今のところ、このことをもって、そこまで進めていこうという考え方は持っておりません。
先ほど、法人単位に支給するということでした。そうするとやはり複数店舗を抱えていらっしゃるところと、そうでないところで、不公平感を感じる方もいらっしゃると思うのですが、知事はどうお考えでしょうか。
色々な施設の経営規模、施設規模もあるでしょうし、そこはこういったことに協力をしていただくということで、さまざまな業種、業態、規模、平等に協力の謝礼の意味を込めて30万円の支給をしたいと考えているところです。
店舗毎にしなかったというのは、財源の問題とかがあるのでしょうか。
そうです。非常に、30万円という金額を設定しましたのも、ぎりぎりの選択でありました。
これから申請時期開始等は、追ってお知らせするということですけれども、今の段階で具体的な支給の時期がいつごろかというのを、今の段階で話せることがあれば教えてください。
まだ見通しが立てていないところですので、この段階で具体的な時期というのはご容赦いただければと思います。
この時期に、休業要請を知事が決断されたというのは、意思決定の過程において、今、コスタ・アトランチカというクルーズ船の中でクラスターが発生しているということが、今回の休業要請の意思決定について影響はあったのでしょうか。
そういった流れも全く関係ないかというと、そうでもありませんけれども、やはり冒頭から申し上げてまいりましたように、まずは県民の皆様方のご協力がいただけるのであれば、所要の目標が達成できるだろうと考えてまいりましたけれども、現実的には、なかなか難しい面がある。そういった中で、さらなる対策の強化を図るという思いで今回の制度をスタートさせようと考えたところです。
クルーズ船のことが必ずしも大きい要因ではないということですよね。
そうですね。これまでも、今後の動向を見極めて、不足すればさらなる対策を念頭に入れていかなければいけないと思ってきたところであります。
明日から休業協力要請の期間が始まるのですけれども、飲食店とかは、既に仕入れをしてしまったりして、すぐに休業を始められないと思うのですけれども、いつから始めれば、協力金をもらえるということになるのでしょうか。このうちの何日間かとか、そういうものはあるのでしょうか。
確かに、明日からすぐに休業してくださいというのは難しい事情もおありの面があるだろうと思います。今、考えておりますのは、明日から5月6日にかけての期間において、様々な事情がおありであれば、そうした課題を整理していただいた上で、この期間、継続して休業をしていただく、その事情についてお聞かせいただければご協力いただけたものと考えていこうと思っています。
具体的に何日以上とかいうのは今ありますか。
やはり、要請の期間と致しましては、先ほど来申し上げておりますとおりの期間でお願いしたいと考えてございます。ただ、それが直接的に響いてきます協力金の支給という面につきましては、ちょっとそれぞれのご事情がどういう形になるかというのは伺っていく必要があると思っておりますので、一律、何日間というより、どういうご事情かというあたりを、この申請の時にお聞かせいただくという形で考えてございます。
例えば、事情があれば、このうちの3日間だけだったとか、そういう場合とかは、どういう判断をされるのでしょうか。
その点は、事情をお聞きしてみないと、なかなかというところがございますけれども、一般例として申し上げれば、例えば終わりの3日間だけということが、どんなそこまでの事情があったのかということは、しっかり見させていただく必要はあると思っております。それほど猶予の期間ということではなく、やはり基本の考えといたしましては冒頭に申し上げた期間でお願いしたいという形で考えてもらえれば。
ありがとうございます。そうなると、東京都等が休業要請した時には、ある程度、準備期間がありましたが、今日発表して明日から。しかも検討を進めているということも、私達としても、報道していなかったところもあるのですけれども、今日発表して、明日から実施するという経緯を説明いただければと思います。
確かに、これまで、まずは実績を把握する必要があるということで、なかなか、ただちに情報を集めるのが難しい状況でありまして、関係事業者の皆さま方に、所要の分析、情報提供のお願いをさせていただいたこともありますし、関係機関にヒアリングを行いまして、数値の把握等も、最新情報を集計していただく。そういう形で分析して評価をまいりましたので、結果として、それがもう少し早く方針をお示しできればよかったのですけれども、こういう、ぎりぎりの時期になってしまったということでありまして、そういった意味では、各事業者の皆様方に、本当に余裕の時間がないことについてはお詫びを申し上げなければいけないと感じているところであります。
それだけ危機感を持って実施するっていうことですね。わかりました。
あとは、協力金の開始時期のことを今後検討ということだったのですけれど、予算措置として、議会の承認等も必要だと思うのですけれども、その辺はどのように検討されているのか教えてください。
恐らく、こういった予算については、議会においてご審議をいただいているのではなかろうかと考えております。
定例の議会もあると思うのですけれども、臨時議会を開くとか、そういったところは、まだでしょうか。
そういった選択肢も含めて、議会の皆様方と相談をさせていただこうと思っております。
わかりました、ありがとうございます。
今のことに関連して2点あるのですけれど。また繰り返しの確認になるのですが、今回休業したところについても、営業時間の短縮についても、一律30万円というところで、例えば丸々1日ずっと休んだところと、定食屋で午後9時までのところを午後8時までに1時間短縮したところも、一律30万円という理解でよろしいのでしょうか。
そう考えております。
それともう1点、今もお話であった「協力金を支給する方向で検討します」の検討の意味ですけれども、協力金を支払うことは決まっているけれど、時期については検討中という理解でよろしいでしょうか。
すみません、これは議会のご審議をいただいて、予算を計上していただいて初めて決定ということになりますので、今、私どもは理事者の立場として、こういう手順を経て、休業の協力をお願いし、協力金として30万円差し上げるような仕組みをスタートさせていただきたいと、こう考えております。
議会の承認が要るけれども、県としては支払いたい意向で考えているということで。
そうです。
わかりました。
細かい点ですけども2点。制度設計中ということで、あえてお伺いしたいのですけれども。今のお話からすると、臨時議会もあるのかもしれませんが、6月定例会と考えると協力金の支給というのは、5月中は難しい。6月、7月というふうに、どの程度待てば良いのかという目処ですね。資金繰りが現在既に苦しいという事業者の方もいらっしゃるので、早く届ける必要があると思うのですけれども。どの時期に皆さんの手元に届くというのを教えてください。
ちょっと繰り返しになって恐縮でございますが、時期はちょっと明示するのは非常に難しい状況でありますけれども、おっしゃっていただいたとおり、事業収支からしても、なるべく早い段階でお手元に届くようにという形で努力してまいりたいと思います。
なかなか5月中は難しいとまでも言えないですか、微妙ですか。
ちょっと時期の明示はご容赦いただければと思います。
できるだけ早く支給させていただけるように、体制整備を含めて検討を行ってまいりたいと考えております。
さらにちょっと細かいのですけれども、事業者には、これも制度設計中ということなのでしょうけれど、どういう形で手元に届くのでしょうか。
各事業者さんに申請をいただくような形になりますので、その際に、基本的には、口座のご登録をいただきまして、債権債務を登録していただいて、そこから振り込みをさせていただくようなことを想定しております。
ありがとうございました。
今回、今日発表して明日からということで、今、クルーズ船で大変な状況になっている中、急に発表されたことで、市民、県民の中には、県がクルーズ船から話題を逸らそうとしているのではないかと思う方もいるかもしれないと思うのですが、知事はどのようにお考えでしょうか。
先程も、お答えをさせていただきましたとおり、今回のクルーズ船の前から、コロナウイルス感染症というのは、国を通して、非常に大きな課題になってきた訳でありまして、長崎県も増加傾向で推移している。そのためには、やはり抜本的な対策を講じないと今の傾向を変えるまでに至らないという指摘があって、まずは全国緊急事態宣言の対象地域にすると、そういった中で各県力をあわせて、県民、国民の皆様方の協力を得ていこうということで今に至っているわけであります。
私も、感染者があの段階で、10数名でほとんどクラスターのようなこともない状況の中で、それでもやはりこの流れを変えるに至ってないということでありますので、県民の皆様方に対して、改めて様々な活動についての自粛要請をさせていただきました。
小中高校生の皆さん方は、授業も休業をしていただくように至った訳でありますので、問題はその効果が目に見える形で得られているかということを見たときに、まだまだ足りない。これは従来の考え方の流れの中で、やはり成果を踏まえたときに、もう一歩踏み込んで。相当の予算額になりますので、大変な負担でありますけれども、そういったものも投入しながら、県民のご協力頂いていく必要があると判断したところです。
休業要請を行う施設の中に、学校とありますけれども、これは公立の小中学校とかも入って来るかと思うのですが、そこへの協力金。例えば市町の教育委員会に30万円を渡すとか、その辺は、どのように考えていらっしゃるのでしょうか。
公立施設は、この給付金の対象から除外して考えております。
この「学校」というのは、いわゆる民間や私立、学校法人が運営している「学校」という理解でよろしいですか。
そう考えております。
ありがとうございます。
それでは最後に知事の方から、ご発言をお願いしたいと思います。
2点について、私の所感を述べよという事のようであります。
コスタ・アトランチカ号で、陽性患者が増えていることに対して、私がどう受けとめているかということであります。大変な状況であると考えているところではありますが、これまで乗員623名のうち335件の検体の分析が終わったところでありまして、結果といたしまして91件の陽性者がいらっしゃるということが確認されました。残り288人の方々の分析も、一刻も早く済ませていかなければならないと考えているところであります。100名を超えるような大規模なクラスターが確認されるような形になるのではなかろうかと考えておりますが、やはり、私が今考えておりますのは、国の指導の下、外国船籍の船内で起きた特殊な事例でありますので、1日も早く関係国にお帰りいただける方々は、早急にご帰国をいただけるよう国のご努力もお願いしてきたところであります。
そしてまた、残る陽性者の方々においても、適正な環境の中で健康観察を行っていただく形で、県内の、県民の皆様方に対する医療提供体制に重大な支障を及ぼすことがないように、これは国の主導の下、全力で一連の政策に取り組んでいかなければいけないと考えているところであります。
県民の皆様方に、こうしたご心配をおかけ致しておりますことを、大変申し訳なく思っているところであります。引き続き、万全の対策を講じられるよう、国にもお願いを重ねてまいりたいと思っております。
それから、3月26日、27日のコスタ・アトランチカ号への県営バス貸し出しに対する事実関係の確認と、私の受けとめについてどうかというお話であります。私もまだ詳細について承知をしていないところでありますが、26日については、このコスタ・アトランチカ号に配属されていた乗務員の方々が雇用期限を迎えて下船されて帰国されるということになったと聞いております。従いまして、県営バスは1バス事業者として関係代理店の方からの要請をいただいて、関係者をバスにて長崎の市内のホテルまでお送りしたと聞いております。そしてそのホテル1泊された後、翌日に飛行機で帰国されたということをお聞きしているところでありますが、なぜ市内で1泊になったかということに関しては、雇用契約の周期が26日であり、そして、その日が飛行機の便がとれなかったということで、27日の朝、再度バスをご利用頂いて空港までお送りしたというお話をお聞きしているところであります。
私は、こういったコロナウイルスの感染拡大の状況を受けて、乗客をお迎えできるような状況ではなくなったところでありまして、各クルーズ船が受け入れ港が確保できない状況の中で、様々な生活物資等の積み下ろしのために、長崎港に寄港される例が増えつつありました。そういった中で、やはり外国船籍の船でありましたので、感染拡大を防止する上で上陸をして、街中までお出かけにならないように、そこは外出自粛を要請すべきであるということで、松ケ枝岸壁に接岸して、物資の補給を行う際にも、基本的に乗員の乗下船というのは控えていただくような前提で、船をお迎えして来たところでありますけれども、その行動の範囲も、ターミナルビルまでという形でご協力を頂くことになっておりました。
ただ、私が後で聞いた話でありますけれども、こうした形で帰国される方々、あるいは勤務の交代によって海外から入国されてこの船上勤務につかれる方々、こうした方々の移動はこれまでもあったという話を聞きまして、確かに入出国に際しては一定の健康観察の期間が設けられて、コロナウイルスの危険性がないという前提の形で、それぞれ海外の皆様方をお迎えしているわけでありますけれども、そうしたことについては、非常に認識の食い違いがあったものと反省をいたしているところであります。
認識の食い違いということなのですけれども、知事が乗下船の自粛を呼び掛けて、3月14日以降、乗下船がないと最初の会見でおっしゃった中、足元の県交通局の車両がこのようなことに従事していたことについては、いかがお考えでしょうか。
そのことについては、県営バス自体もそういった状況にあるというのは認識していたのだろうと思います。乗下船しないようにと。ただ、ビジネスとして、それぞれ会社の方から要請があって運行をしたものと受けとめているところであります。従って、そこまで細かな業務内容等を確認の上、受託すべきか、運行要請を受けるべきか否かという判断をするまでにはないような状況ではなかったろうかと思っております。
しかし、結果的に市中に1日留まって、市民を不安に落とし入れている現状があるかと思うのですが、その件についてはどうお考えですか。
そうですね。それは危機管理上、もう少し細かな気配りをすべきではなかったろうかと考えております。ただ、これは前回の記者会見の折にも申し上げましたけれども、日本に入国されて相当期間経過された方々でありまして、あくまでも協力要請であります。これは乗下船を禁止するといったような措置が講じられない。これは国際法上もそうでありますし、そういう中で、こういった地元の懸念を汲み取っていただいて協力をしていただくという、いわゆる協力要請の範囲に留まる中身になってきているところでありまして、そこは一定ご協力いただく形で感染防止の上では効果が果たされている部分もあるのではなかろうかと考えているところではあります。
詳細につきましては、本日、同席しております関係部局の方で後ほど対応させていただきますので、会見につきましては、以上をもちまして終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午前10時30分から午前12時23分(113分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年4月22日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症感染者の「外国船籍」における発生について(その3)
それでは、只今から記者会見を始めます。よろしくお願いいたします。
保健部長の中田と申します。只今から、昨日の検体検査の報告等をさせていただきたいと考えております。
昨日の会見におきましても申し上げましたが、三菱重工業長崎造船所の香焼工場におきまして、検体の採取を行い、昨日、57検体を採取したところであるというのは、ご報告させていただきました。その後、長崎大学、熱帯医学研究所に搬入をいたしまして、検査を行い、本日0時ごろに、結果が判明いたしました。結果につきましては、57名のうち33名から陽性の結果がございました。その他の内訳は、23名が陰性、1名は、判定保留ということで、今、再チェックをかけているという状況になっております。こうした状況を受けまして、本日、知事、長崎市長、厚生労働省クラスター対策班、DMAT、大学の関係者と、今後の対策等につきまして、検討をいたしました。
その内容につきましては、まず、知事よりご報告がございます。
本日、この対策会議で、さまざまなご議論をいただいたところであります。陽性反応を示された33名の方々の健康チェック、あるいは、その他のこの船の運営に携わっていただいております約130名のエッセンシャルクルー、こういった方々の健康管理等を含めて、どういう方向で取り組んでいくのかというご議論をいただいたところでありますが、まず、会議を通して私が強く感じましたのは、国、県、市を通して、目標を共有し、ゴールを決めて、しっかりと役割分担をしながら対策を進めていく必要があると考え、会議の途中でありましたけれども、菅官房長官にお願いをいたしまして、そうしたことをしっかり取り組んでいただきたいというお願いをさせていただきました。
そして、2点目でございますけれども、船内で感染者が多数発生したということでありますので、先程申し上げた、まずは健康状況をチェックするに当たりましても、あるいは、船内ですみ分けを進めるに致しましても、医療体制が不足している。また、搬送体制も将来必要になってくるであろうし、すみ分けのためには、除染作業等も必要になってきますけれども、そうした機能も、県内で賄うにもなかなか難しい状況にあるので国の支援をお願いしたいと。いずれにしても、一刻も早く健全な形で帰国していただく必要があり、そのための支援をお願いしたいということで話をさせていただいたところであります。
これに対して、国の基本的なご姿勢としては、先ずは、今乗船しておられる方々についてPCR検査を実施して、陽性が陰性かに分けていく必要があるという方針を、お示しになられたところであります。その結果、陰性の方々については、できるだけ早く帰国していただく。陽性の方々でまだ症状が出ていない方々、軽微な方々は船内に留まり健康観察を行う。そして、命にかかわるような重篤患者の方々については、所要の医療機関で引き受けていただくという基本的な方針が示されたところであります。
今後、そうした方針に基づいて、国、県、市、役割分担を図りながら一刻も早く安心していただけるよう、所要の対策を講じてまいりたいと考えているところであります。
私からは以上でございます。
本日は、昨日から、長崎県に来ていただきまして、感染症対策を実施していただいております、厚生労働省クラスター対策班(国立感染症研究所感染症疫学センター長)の鈴木基(もとい)先生に、ご見解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
今、ご紹介いただきました、私、厚生労働省クラスター対策班(国立感染症研究所感染症疫学センター長)の鈴木基(もとい)と申します。厚生労働省クラスター対策班での専門家、それから政府の専門家会議のメンバーとしても活動を行っております。
昨日から長崎に入りまして、現状は情報収集をしているところです。先程知事からお話がございましたように、先ず船内の流行の状況、感染症の拡大の状況に関して、しっかりと情報を集めていく、その体制を作っていくことを最優先に考えていきたいと思います。その上で、今回のクルーズ船で起こった感染症の事例に関して、どこにゴールがあるのかということをしっかりと見定めていく必要がございます。
これは、県、国の議論を踏まえて、決まっていくところだと考えておりますが、いずれにしましても、基本は船内にいるクルーの方々の健康状態をしっかりと守って、その上で、多くの方々は外国から来られている方と聞いておりますので、この方々が、健康状態に問題がないまま、ご帰国いただくというのが、恐らく我々としての共通認識だと考えております。その上で、現場レベルで何ができるのかといったことを、しっかりとプランを立てて行っていく必要があると考えています。細かいところに関しては、今まさに、専門家の間で詰めているところですので、そういったところがまた定まり次第、情報の方を提供できるのかと思います。
私の方からは以上です。
最後に、3月14日以降の船員の出入りの状況につきまして、三菱重工業長崎造船所から報告がございます。
三菱重工の椎葉でございます。一昨日、私の方から、3月14日以降は一切人が出ておりませんという報告をさせていただきました。この件は、コスタ社から、正式にこれをもって下船させませんという通達がありましたが、その後コスタ社に事実確認をしたところ、実際には、3月14日以降も、船会社の判断、手配により乗務員の下船があったということが分かりましたので、コスタ社に詳細を聞き、その内容がきっちり分かった段階で皆様に別途ご報告したいとに思っています。誤情報で誠に申し訳ございませんでした。
以上でございます。
よろしいですか。それでは、幹事社の方から質問をよろしくお願いしたいと思います。
クラスターの発生ということで受けとめていいのでしょうか。
結論から言いますと「はい」ということになります。クラスターの定義そのものが、国際的に決まっているわけではありませんが、厚生労働省のクラスター対策班としては、同じ場所で5例以上、5人以上の患者さんが発生した時点でクラスターと見なしておりますので、今回の数を考えれば自ずとクラスターの発生ということになります。
わかりました。ありがとうございます。この陽性が確認された方々、1人は継続検査ということですけれども、船内の個室に管理されているのか、症状、国籍、年代、性別について、分かる範囲で教えてください。
症状につきましては、これから改めて確認をしていくこととなります。先程申し上げた33人の陽性の方の健康状態のチェックというのがこれからのミッションですので、先ずは現在どういった症状なのか見極めていく必要があると思います。 また、国籍は今手持ちがありませんので詳細には申し上げられないのですが、基本的には全て外国籍の方、乗船自体が外国籍の方ですから、国籍は多岐にわたっているという理解をいただければと思います。
1人日本人の通訳の方がいらっしゃるという事だったのですけれども、この方は、33人の中に入っているのかどうかというのは分かりますでしょうか。
そのお1人の事になってしまい、個人の特定に繋がりますので、回答は差し控えさせていただきたいと思います。
入っている可能性もあるということですか。
その点も含めて、回答は差し控えさせていただきたいと思います。
特に、高齢の方の場合は重症化しやすいということで、年代というのをお聞きしたいのですけれども。
今回陽性になった方の年代でしょうか。
陽性になった方たちは乗員なので、リスクが高い人達ではないと思うのですけれども教えてください。
陽性の方の確認については、先程申し上げた症状も含めて、そうした病気にかかわるような年齢の状況、持病で持っていらっしゃる病気、それは当然確認の範囲に入りますので、その時点で確認します。今、船全体のどういった方が乗船されているのかは、船会社に直接、全員分の年代等リストの提供をお願いしなければいけないと思っています。一般的には、高齢の方は少ないとは聞いてはいるのですが、その事実確認はしっかりとさせていただきたいと考えています。
高齢の方は少ないということですね。あと、個室で隔離されている状況はいかがですか。
既に個室隔離をされている状況になっています。
わかりました。自衛隊の災害派遣をする可能性もあるということをおっしゃられていたと思うのですけれども、今、現状、市から要請があって行う方針なのか、それともこれからまた検討なのかというところは教えていただけますでしょうか。
国に対する支援策についてお願いをさせていただいた段階で、国から自衛隊の派遣を考えていると。医療的な分野、あるいは患者搬送の分野を含めて、自衛隊に担わせたいというお話をいただきました。
自衛隊の派遣について、基本的に、自治体からの要請に応じてということだと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
手続については、所要の手続をこれから講じていきたいと思います。
自衛隊の派遣を要請する方針ということでいいでしょうか。
はい。
わかりました。あと、先程の陽性を確認された方々ですけれども、人工呼吸器が必要か、重症の方がどの程度いるのか、目立った症状があるのか、発熱の症状がこの中に何人ぐらいいるのか、どのような状況になっていますでしょうか。
現場の方に直接確認すれば、恐らく分かると思うのですが、今回の採取の仕方が、直接、我々職員が船に入って、検体を採取した訳ではなくて、船内にいらっしゃる専門の職員が、お一人お一人検体を採取されたという状況でございます。従いまして、そういった状況でございますので、お一人お一人の、その時点での発熱の状況というのは、詳細には、こちらでも把握できていません。ただ、現場からの情報によりますと、やはり一部発熱のような症状もあったような方もいらっしゃると聞いております。ただ、特に健康状態が悪くて問題になっているというような報告は受けておりませんので、今の段階では、そういう重症化した方がいらっしゃるというのは、確認されていないという状況でございます。
わかりました。ありがとうございます。PCR検査を今後実施していくということだったのですが、これの範囲と、他にも、近くに停泊しているクルーズ船あると思うのですけれども、その方々への検査をどの範囲で実施するのかということをお聞かせください。
先程、鈴木先生からもお話があったとおり、まさに、そのPCRの検査をしていくに当たっての範囲や、その方法というのをしっかりと注意して、しかも段階的にきちんとやっていかないといけない。それはなぜかと申し上げますと、きょうの議論でも、やはりこれだけ多くの方が陽性になっておられるという環境下で検査をするというのは、それなりの感染防御の体制をとった上でやっていかなければいけないというようなご指摘もありましたので、まず、自分の身を守るという段階でのきちんとした万全の体制を整えてからでないと、仮に検査するにしても、非常に難しい状況になりますので、そこを、体制を整えていくことを今後検討することになっております。 船の話については、今回は、まず当該アトランチカの船の状況について議論しましたので、他の2船については、まだ検討はしておりません。
ありがとうございます。災害派遣は要請はしたという認識ですか、それともこれからするという認識でしょうか。
まだ具体的な手続は行っておりません。
ありがとうございます。地元の方々から、長崎は医療資源、人材も限られる中で、今後重症化した人達が増えてきた場合にどのように対応していくのか、長崎の医療体制を守っていくのにどうして行くのかという不安の声も聞かれるのですけれども、その辺の方針について、知事からお話を聞ければと思います。
よろしいですか。実は、今日もその点が検討のテーマの一つとなっております。ご指摘のとおり、県内の医療資源も有限でございますので、その中で仮に重症の方が出た場合に、どのくらいの容量で受け入れられるのかということを議論しております。 今の考え方としましては、基本的には、これまで軽症の方でも陽性であれば入院対応はしていましたが、クルーズ船の第1例目でもご存じのとおり、軽症であれば基本的にはまず、自室の個室で管理をいただくというような方針をとらせていただいております。 今後の対応としては、今後重症化になった場合に、どのようにして症状を把握して、感染の予防対策をとった上で搬送ができるのか。その搬送した上では、やはり容量の問題もあるのですけれども、多国籍で、言語の問題もあるだろうということでしたので、そういうような課題も、受け入れ施設での対応も必要になってくるという意見もいただいておりますので、ここは至急、専門家との間で対策を詰めていきたいと考えております。
ありがとうございます。以上です。
冒頭で、知事、市長、厚労省のクラスター対策班、長崎大学、厚労省のDMATで対策会議をされたとおっしゃられたと思っているのですが、もう一度メンバー、開催時期、その対策会議の名称があれば教えていただきたいのですけれども。
これは緊急事態でしたので、何か設置要綱に基づくものではなく、危機管理上速やかに開催する必要があると思いましたので、会議というふうにさせていただきました。開始時間は概ね8時スタートということでございます。当然、それ以前には、クラスター班初め、私共福祉保健部の中では早朝7時頃からは具体的な検討に既に入っておりまして、その整理した情報をもとに、8時から知事、長崎市長、厚生労働省のクラスター対策班、長崎県に来ていただいているDMATの方、長崎大学の関係者、一部はテレビ会議も含めて入っていただいて協議を行ったという経緯になっております。
クラスター班は、今ここにいらっしゃる鈴木さんが入られたということでよろしいですか。
はい。
先程知事が、船の運営をされている130名のエッセンシャルクルーの健康管理をしなければいけないということなのですけれども、この130という数字、確か620人か630人ぐらい乗組員がいたと思うのですけれども、この130人というのは、エッセンシャルクルーという言葉を初めて聞いたので分からないのと、何でこの130人に絞って健康管理をするのかというのと、この方達はいわゆる感染の有無の検査をするのかどうかということを教えてください。
エッセンシャルクルーというのは、その船の発電等機能を維持するための業務を担う方という意味で申し上げております。この話が出てきた経緯といたしましては、今、船の中に、600数十人の方が個室管理されていますが、どうしても船自体の機能を維持させるために、最低限の方、要はエッセンシャルクルー、必要最低限の乗員ということで、一部の時間帯、一部の方に限って、業務に携わっているという状況になっています。従いまして、これも専門家の間でご議論いただいたのですが、完全個室という意味では、外に出ているわけですから、非常に好ましい状況ではないという状況でもある一方、その方が動かないと、そもそも船の中での機能維持ができないということもあり、まずはその130人のエッセンシャルクルーの状況を確認するのが優先すべきではないかというような意見がありましたので、そういった方々への対策が今、議論されているとご理解いただければと思います。
この方たちは、例えば検査をするというお話ではないのですか。そこまでは行っていないのですか。
今後の検査のやり方、どういう優先順位でやっていくのかは、この後専門家の皆さんの見解を聞いて、決めていきたいと考えていまして、今の段階から、どこからするということは、決定しているわけではございません。
仮に今後検査をするということになれば、今回のように長崎大学の熱研でやるという理解でよろしいでしょうか。
大学にはこれまでも多大なご協力をいただいておりまして、協力のご了解はいただいております。ただ、段々数が増えてきた時に、大学以外の施設も使うのかどうかというのは、我々県も検討していく必要があるかと思っていますので、大学だけで全部やるかというのは未定になっております。
状況によっては、県の機関であるとか、長崎市の検査機関も利用されることもあり得るという理解でよろしいでしょうか。
実施するかどうかはわかりませんけれども、国からは、例えば、国の検疫所で持っているような施設、PCRを持っていらっしゃるんですけれども、そういったところも利用が可能であるというような報告もいただいておりますので、そういったところを使うかどうかも含めて、考えていくこととなっております。
例えば、重症化した方の受入先を、先程所要の医療機関で受け入れることになるとおっしゃられたと思うのですけれども、長崎県内でも、重症化した人を受け入れられる医療機関というのは、長崎大学病院を初め、幾つかあるかと思うのですけれども、基本、県内の医療機関で、重症化した方を最初は受け入れるという形になるのでしょうか。今後、数が増えていった時にはどうするかということは別にして、その辺の見解をお願いします。
重症化した患者の発生状況にもよるかと思うのですが、まずは、県内の感染症指定医療機関での対応を考えております。仮に、数が多くなってくる可能性があるということであれば、県内で受け入れる体制は非常に厳しい状況になってきますので、これは、相手の話もあるので、断定的に申し上げる訳にはいかないのですが、例えば、今回、国の支援もいただいていますので、そういった意味で、国等のご支援、例えば、広域的な連携が可能かどうかも、協議をすることは、将来的にはあり得るとは思います。ただ、今の段階では、まずは、県内の指定医療機関の施設を活用するというのが念頭にございます。
それとすみません、先程、厚労省クラスター対策班の鈴木さんが「どこにゴールがあるのかを見定めて」というお話でしたけれども、ゴールについてどういったものが想定されるのかというのを教えていただきたいのですけれども。
このゴールの設定は、国とも良く相談しながら、当然考えていかなければいけない問題だと思いますが、ゴールの設定の仕方の考え方については、我々も、今回のこの健康観察をしていく際に、会社の考え方もあるかと思うのですが、例えば、もう症状がなければ、自分の国に戻られたいとかいうようなご意向もある場合には、ではそれが実現できるための、我々としての健康管理の仕方というのも当然あるわけでございますので、今乗船されている方が最終的にどういうことをもってこの問題の解決とするのかというところの目標の設定をするというのが極めて大事かなと。それによって、我々の医療の準備大勢が全部変わってきますので、まずはそこを国としっかりと認識の共有を持ちたいという意味で申し上げたところでございます。
例えば、既に乗っているクルーの国から帰国についての申し入れが来ているということはあるのでしょうか。
私の範囲には、まだそういった情報は届いていないです。
これは三菱の方にお尋ねしたいのですけれども。もう一度、3月14日以降の乗組員の出入りについて教えていただければと思います。
再度ご説明させていただきます。まず、前回、3月14日以降は外には出ていませんと私は報告させていただきました。それは、コスタ社から正式に、壱岐の長崎での感染者第1号が出たことを受けて、コスタ社として外には出さないという通達が入りましたので出ませんというのを、三菱重工の我々としては受けましたので、理解し、その内容を伝えました。その後、実際、どうなのかという声もありましたので、私共の方から、コスタ社の方に具体的に実態はどうだったのですかということを確認したところ、14日以降も船会社の判断で、乗務員、並びに船会社の手配を、乗船の手配をしたことがあるということがわかりましたので、今現在、詳細な情報を集めて、具体的にやらなければいけないことを専門家に相談しながら、改めて分かったところでご報告したいということを、報告させていただきました。 以上です。
それは、14日以降も、船会社の判断で、乗組員がドックから出て、市内にも出ていたという理解でよろしいでしょうか。
ちょっと誤解を招くので、まだ控えていますが、基本的には、例と言いますと、市内に出て、観光とか食事とかいうことではなくて、病院に行かなければはならないので送ったとか、あるいは、クルーが満期を得たので、本国に帰るために空港に行くとかいうことがベースだと理解しておりますが、それを含め、全てが何なのかということを把握し、改めて皆さんにご説明したいと思っています。
病院に行かないといけないというのは、どういうことで病院に行くのでしょうか。
具体的には、歯痛ですとか。個別に、日常的に病院に行くケースが稀にございます。そういう時には、船会社が委託しているところにお願いをして、タクシーで連れて行くということはあります。そういうことでございます。
今回、空港に行かれたとか、病院に行ったというお話ですけれども、タクシーで行ったという理解でよろしいでしょうか。
そこを含めて、我々もそう思っていますけれども、前回、私の判断でご説明をしましたので、そこはきちんと、再度コスタ社の方に確認をしまして、改めて移動の方法等をお伝えしたいと考えています。
すみません、医療機関というと、基本、長崎市内の医療機関という理解でよろしいのでしょうか。
そのように理解しています。ただ、現状どこの病院に行ったかというのは把握していません。
市長にお伺いしたいのですけれども。今回、感染したかもしれない方々が3月14日以降も長崎市内にタクシー等を利用して医療機関等に行っている状況がある中で、市民の安全や健康についてどういうふうにお考えですか。
今回のコスタ社からの報告の中で、そういった動きがあると言う情報を、今掴んでいます。その点については、先程椎葉専務からお話がありましたように、しっかりと事実関係を把握して、その中でどういった可能性があるのかといったことについて、専門家の皆さんのご意見などもお伺いしながら、対策を立てていきたいと、あるいは、市民の皆さんへの情報提供をしていきたいというふうに思っております。
長崎市としてみれば、長崎市民の健康や命を守るということを考えれば、例えば、コスタ社や三菱に、もっと強く情報の提供を求めるべきだと思うんですけれども、そこについてのお考えをお願いします。
先程対策会議のお話もありましたけれども、そういった中でも、情報の提供についてはお願いをしていますし、それは、三菱でもきちんと調査をして、情報提供をしたいとお答えをいただいております。
三菱さんにお伺いをしたいのですが。今回、コスタ社が、その前の段階では3月14日の段階では下船していないというお話があって、実は下船していましたということについて、どういうふうにお考えなのか、それについては、三菱社としては、全く知らなかったのか、今回、結果的に分かったということについて、三菱社として、コスタ社に対してどういう対応をされたのか、3点お答えください。
まず、外に出て行ったのかということに関しての我々の考え方ですけれども。とにかく、外に出て、街に出て、市民の方に接するということは絶対ないよねということで理解をしていましたので、そこに重きを置いておりました。2点目に、そういうケースが出たということで、非常に申し訳なかったと思いますが、例えば、病院に行く時には、必ず、そのメーカーから、体温が37.5度以上ありませんという報告を得て出るという形はとっておりましたので、そこのフィルターまでであったということでございます。最終的には、いずれにいたしましても、不透明な部分はございますので、きちんと我々から、コスタ社に今請求をし、どのような動きをしていたのかというのを確認して、調査をしている段階でございます。以上です。
ちょっと私の理解が間違っているのか、たしか最初の、今回の件での会見の時に、県からも、壱岐で感染者が出たということで乗下船は控えるようにという通知もしくは、要請をされたということですけれども、結果的に出ていたということについて、県としてそのようなケースがあったということを把握していなかったのかということ。結果的に出ていたということについて、知事としてはどういうふうにお考えなのか2点お聞かせください。
元々、コスタ社の船は、早い時期に日本に入国をし、入国手続を経て、国内でずっと各港を入出港されてきた船であります。したがって、2週間以上、相当期間の経過が観察されている状況でありますので、こういった船舶の入港に際して、県としては、例えば、松が枝岸壁に接岸される際には、ターミナルビルから外に出ないようにしてもらいたい、これは一切出てはなりません、下船してはなりませんというのはなかなか難しい措置であります。したがって、そういった状況であるということで、県としては、ターミナルから出ないような措置を講じている、ぜひそういった点も配慮してもらいたいと。その結果、私共も、クルーズ会社、あるいは三菱重工様から、「乗下船はない」というご報告をいただいておりましたので、そういった実態があるというのは、全く聞いておりませんでした。大変残念です。
今回、乗組員の国籍について、部長が手持ちの資料がないということでしたけれども、市中にも出ていたという話になればもう少し正確に、国籍などについて情報の提供をお願いしたいと思います。それは、市長の方からも強く、三菱社、並びにコスタ社の方に対して要請をし、市民の方にどういった動きをされていたのかも含めて、情報を求め、それを積極的に出してもらいたいと思いますがその件についてはいかがですか。
先程申し上げましたように、三菱重工でも、コスタ社と連携をとりながら、しっかりと情報を集めていただけるということですので、それを受けて、その対応とその状況等の判断、評価等については、専門家の皆さんの様々な見識もいただきながらしっかりと市民の皆さんにもお伝えをしていきたいと思っています。
幹事社からは以上です。
それでは、各社の皆さんから質問をどうぞ。
三菱重工の方にお尋ねします。昨日の記者会見でもちょっと話題になったのですけれども。修繕工事を請け負った段階で2月の中旬ですけれども、乗員に感染者が確認されないけれども上陸させないということをコスタ社から言われているというようなことで、うちの記事でも書いているのですけれども、2月の時点でのコスタ社の対応で上陸をさせないということだったのに上陸していたというのはどうしてなのでしょうか。
たしか、2月の後半に手前どもが発信させていただきました内容についてということでご理解します。非常に申し訳ございません。我々の表現がつたないところがあって誤解を生んだことでございますが、コスタ・クルーズ社の厳格な管理の下に、基本的にコスタにおられる方は船内居住をしておられますのでということをお伝えするがために、そういう表現をしたのですが、それが、申し訳ございません、十分説明できなかったために、「出ません」というふうに伝わったというふうに理解しております。管理の状況は、壱岐で感染者が発生する前は、基本的にはまず、街に単体で出ないように、バスで出ていきなさいという、コスタのクルーズの運営はもちろんしていました。それから、工場内部の作業なので、乗員の方が工場に出ると危ないので、むやみに出ないようにということで、制御をしていますということをお伝えしたかもしれませんが、それが、街の方に出ていないというふうに伝わったのかもしれません。申し訳ございません。そういうことでございます。
つまり、2月の時点では上陸させないということではなかったわけですね。
はい。2月の時点で上陸させないということではないです。先程も申しましたが、それがしっかり決まったのは、壱岐での感染者の発生があって、コスタ社から、「もう上陸しない」という明言があってからということでございますが、私共の不行き届きがございましてご迷惑をかけております。申し訳ございません。
あともう1点、クルーズ船が残り2隻ありますが、この船の方々がそれぞれ何人いて、この人達の3月14日以降の下船状況がどうなっているのか。当該アトランチカの乗組員さんと他の2隻の船の人達が接触する機会があったのかどうか。ここをお願いします。
そこはまだ、申し訳ございません、現段階でしっかりとした情報を持っておりませんので、確たることは言えませんが、今この他に2隻ございます。第3岸壁のところに、「セレナ」という船と、それから、修繕ドックの中に、「ネオ・ロマンチカ」。この2隻が入っておりまして、私の理解でいきますと、このネオ・ロマンチカという船は、入港した段階から、大体4月8日と思いますが、もう三菱が一切手を入りませんと言った段階以降に入ってきた船でございますので、私の理解では、ここからの動きは、多分ないのではないかなと理解しております。セレナに関しましては、アトランチカと同じ要領をしておりましたので、先程のアトランチカの実態も含めて調査し、改めてご報告をしたいと思います。
人数は分からないですよね。
人数は現状では、4月20日現在でアトランチカが623名、セレナが669名、ネオ・ロマンチカが393名という状況でございます。
最後にもう1点だけ。通常のオペレーションの話で結構なので、通常のオペレーションの範囲内で、クルー同士の行き来があるのかというのは想定されるのでしょうか。
これは私の私見ということで述べさせていただきますと、基本的にクルーの横移動というのはないと思っております。ただし、例えば、上位の船をオペレート、指揮する方の、例えば、キャプテンさんとかいう上位の指揮する人、マネージする人が横移動することはあり得るかもしれないなと理解していますが、これも実態を確認してご報告したいと思います。
三菱の方にお伺いしたいのですけれども。3月14日以降の下船について、先程からお尋ねがあっていますが、乗船についてもお伺いしたいのですけれども。特に、国外、国内、何人ぐらい等、そういった話がもし分かっていれば、教えていただきたいです。
先程申し上げましたとおり、調査中ですので確たる事は申し訳ございません、言えません。ただし、現象としては、そこの乗務員が、時期になって帰って行かれる方もおれば、また新しく入って来られる方もいるというのはあり得ると思っていますので、新しい乗務員が空港から船に入ってきたということはあり得るのではないかと今理解しておりますが、いずれにしてもその数も明確にし、ご報告したいと思います。
三菱の方にお伺いしたいのですけれども、各メディアで2月には三菱重工の方で上陸させないと言っているという記事が出ているのですけれども、先程の説明ですと、そういった報道は全て誤りだったということでしょうか。
誤りというか、我々の表現が少なかったために、正確に伝えていなかったというのが事実だと思います。
それでしたら、なぜその記事が出た後に、そういう指摘はしなかったのでしょうか。
申し訳ございません。そこまで私共の配慮が足りませんでした。非常にご迷惑をかけたと思っております。申し訳ございません。
市民に対してうそをついていたということでいいのですかね。
積極的に嘘をついていたという思いは全くないのでございますが、結果として、間違った情報が流れていて、それが制御できなかったということは深く反省しなければいけないと、申し訳ないと思っています。
知事にもお伺いしたいのですが。昨日までも、知事ご自身のお口から「3月14日以降上陸はしていないというふうに聞いている」と、伝聞調ではありますが伝えて、一定安心している県民の方もいらっしゃると思います。ところが、それが誤りだったということがわかりまして、市民の中には、だまされたというふうに感じる人もいると思うのですけれども、そういう方に対して、知事の方からメッセージをお願いします。
私共も、県民の皆様方の様々なご懸念に応えて、やはりお客様をお迎えして、安心していただけるような体制づくりを進めていくことが極めて重要であると考えておりました。したがいまして、先程も申し上げましたけれども、特に新型コロナウイルス発生以来、外国船籍のクルージング船が長崎に入港する際も、市内には出られないようにということで、市民の皆様方にご安心いただけるような環境の中で、物資の搬出入などを進めていただいていたと。そういった中で、三菱重工岸壁に接岸されている船についても、当然ながら、そういった形で、慎重に対応していただけるものと思っておりましたし、その後のお話でも、乗下船はしていないというご報告でありましたので、安心をしていたところであります。結果として、今お聞きいたしますと、その間、乗下船の実例があるということに関しては、大変残念に思っているところであります。
結果的に、コスタを三菱重工が管理できていなかったというわけですけれども、三菱重工の責任について、知事はどうお考えでしょうか。
それは、三菱重工様の責任というよりも、クルージング会社においても、そういうことを表明されていたわけでありますので、それをしっかりとして、乗員の管理をしていただくべきお立場ではなかったかと考えております。
結果的に、こういう時期にクルーズ船を受け入れて、長崎の県民も危険にさらしている状況になっているわけですけれども、そのことについて、知事自らの責任はどうお考えですか。
それは、適正な管理がなされる前提でこういった業務も推進しているわけでありますので、そういう環境が守られるということが一番大切になってくるものと考えております。
田上市長にもお伺いしたいのですが、三菱重工の責任についてどうお考えでしょうか。
これまで、長崎市の関係するコロナ関係といえば、病院、ホテル、商業施設等の例がありました。どこにとっても、その後の対応をしっかりと情報公開を積極的にされて、しっかりとした対応もしていただきました。そして、ぜひ三菱重工におかれましても、しっかりとした調査をしていただいて、そして、情報提供をしていただいて、市民の皆さんが安心できるような形に早くもっていっていただけるようにご努力をお願いしたいというふうに思っております。
今回、この件では、会見、3回目ですけれども、1回目、2回目、3回目と、県と市が合同でやっております。県と市が合同で、これまでは、3月14日以降は乗下船がないと言ったわけですけれども、結果的に誤りであった。田上市長ご自身は、これについてどういうふうに責任を感じているのか教えてください。
この今回の件だけではなく、どの件についても、できるだけしっかりと情報をお届けしながら、市民の皆さんに、そのことによって、結果的に安心していただけるように、安全を保ちつつ安心していただけるようにという方針で臨んできました。そういう意味では、今回、情報が一部、適切な情報ではなかったということについては、大変申し訳なく思いますし、そういった、だんだん情報が明らかになっていく分というのはこれからもありますので、その情報提供の仕方、やはりしっかりと確認をして情報提供をするといったようなことを心がけねばならないと、改めて感じています。
現状として、感染経路はどのようにお考えでしょうか。
感染の経路については、まさにこれから調査をしっかりしないといけないと思っております。あとは、これに対する対処の優先度をどうするかということで、まずは今、33名の陽性の方が出て、この方の健康を守らなければいけないというのが第一優先と思っております。その優先順位を考えた上で、今後、濃厚接触者の調査も、この方の関係したところの調査も入っていきますから、そのような中でより詳細な行動歴によって判明してくる可能性もありますが、今の段階では確たる情報がまだ得られていないという状況ですので、お答えは今難しい状況になっております。 以上です。
先程もお話がありましたけれども、ずっと国内をぐるぐるしていたということですが、乗組員の入れ替えの話もあります。そういったところの可能性というのも高いと見ていらっしゃいますでしょうか。
今、そういった人の出入りの情報もしっかり入手していただけるということでしたので、当然それは我々の対策本部にも情報共有をさせていただいて、そういった情報とつき合わせて判断していくことは必要だと考えております。
現在の県内の感染症の病床数というのは幾つあるのかというのは分かりますでしょうか。
県内は離島も含めて、今102になっています。
あと、今回の33人については、個室で隔離されているということですけれども、その他の方々というのは、今どのようにされているのでしょうか。
今回の乗船の方は全員個室と理解をしております。
今回のこの件に関してなんですけど、今後の主導は、国になるのか、県になるのか、市になるのかというのはいかがでしょうか。
基本的には、国のご指導の下、県、市連係して、取り組んでいくということになるものと思っております。
三菱の方にお伺いしたいのですけれども、3月14日以降も乗下船があり、新しく乗られる方もいらっしゃったというお話でしたが、新しく乗られる方に関して、乗る前に当たっての管理の状況や、乗るための条件等、何かしらの規制は設けてあったのでしょうか。
これはですね、最初入った時から、まず指定国。最初は中国でした、それからイタリアでしたという、危険国が指定しておりましたので、「その指定国から離れて14日経っていますね」という話と、あと「体温が37.5度ありませんね」というのが、入国のための条件。指定の場所は、トランジットを含めてそこを通っていったらいけませんということで、ずっと管理をしていました。それが3月14日以前の、我々の、コスタが外から人を受け入れるための条件ということであります。
その管理で、適切に対応できたとお考えでしょうか。
我々が、当初、この船を曳き入れた時に、まず、当然検疫に入って来られまして、この船自体が大丈夫なんですかという調査をされております。その時に、やはり、その検疫のチェックと、やり方としては、該当国から2週間をまず切ること、それから、37.5度がないことというのを前提でということでやるということをお聞きしていましたので、それをしっかりやって、それの過程でやっていたということが事実でございます。
新しく入ってくる場合、出る場合というのは、その都度三菱側の方には、情報提供等はあったのでしょうか。
直接的には私共の方にはなくて、クルーが、コスタ社が考えたことを、そのコスタ社のある企業に伝えて手配をしているという状況でございます。我々は、出入りの情報としては、ここの国が今度はだめになりましたね、だめにりましたねということで、危険な国の確認ということはずっとしていたということでございます。
県の回答になるかと思うんのすけれども、今後、乗船されている方達の検査をどこまで広げていくのか、優先順位をつけながらやっていくということになるかと思うのですが、現状での、県内の検査体制、1日当たり何件の検査が可能かということを確認できますでしょうか。
今の公式のPCR検査体制は、1日140件の検査体制があると聞いているところでありますが、その他にも、長崎大学の研究所、あるいは、研究資材として分析装置をお持ちでありますし、それから、新たに開発されたLAMP法という装置が、これは短時間で検査できるような機器の認可を受けているところでありますが、そういった機器の整備がこれから進んでまいりますので、これから大幅に増えていく形になるのではなかろうかと考えております。
LAMP法、PCR以外も含めて、現時点では1日当たり何件できるかというのは分かりますか。
1日当たりの検体については、先程も知事が申し上げたPCRでは140。LAMP法については、結構回す頻度についても結構数が異なってきますので、一概には、申し上げるのは難しいかなと思っています。行政検査として140あり、大学の研究所にあるのが大体100ぐらいはできる余力はあると聞いていますので、大体、そういうものを総合的に鑑みれば、大体250ぐらいまではもっていけるのではないかなというふうには思っています。ただ、行政検査に使う分は、普段の、帰国者・接触者外来で来られた検査もかなりの数で回していますので、その分は常に使っていると理解をいただければと思っています。
まず、椎葉さんにお尋ねしたいのですけれども。今回、3月14日以降に出入りしていた方が基本的に、観光、買い物の類ではないということですけれども、ただ、今回の3月14日以降はないと言いつつ、やっぱり出ていましたという話もありましたし、今回、そのようにコスタ社が説明しているということですけれども、そこは間違いないと思いますか。
ご説明のところで先程言いましたけれども、それは私の中に入っている情報だけですので、コスタ社にきちんと確認をして、改めてご報告をするということでありまして、あくまでも全ての人が観光でうろうろしたのかなとご理解をしていただくといかんなというふうに思いましたので、概ねはそういうことですけれどもということをお伝えしたまでということですので、改めて、きっちりとコスタ社に確認をして、どうであったかというのはご説明したい、そうご理解をしていただきたいと思います。
未確認情報ですけれども、4月以降も、コスタご一行様みたいな形で観光バスが走っていたとかいう話もあったりしたのですけれども、例えば、その観光バスが入っていた形跡とかは現段階で把握されていますか。
少なくとも、私共の情報では、そういう情報はございませんが、少なくとも、そういう声が市民の方から聞こえてくるということであれば、何かあるかもしれませんので、とにかく確実に調査した結果をご報告したいと思います。
そもそも、なぜコスタ社は、最初にないと言ったのか、どうしてこういう事態になったと思いますか。
これもコスタ社に確認したわけではございません。ただ、私の思いと共通するところがあるかもしれませんので、あえて報告させていただきますと、やはり我々造船所側も、コスタ社側も、とにかく街に出ていってご迷惑をかけてはいかんというのはありますし、14日は、コスタ社本体からも、それはするなという指示が出ていますので、まず、業務の期間で用がないのに、街に行って遊ぶだとか観光するというのはまかりならんというのは間違いない事実だと思います。ただ、クルーさんが移動するということになると、それは街中では基本的にあまり滞在時間はないという理解をされているのではないかと思いますけれども、そういうご理解であったのではないかなとは思いますけど、そういうことも含めて、やはりご本人の、会社から、そこはどういうマインドでしたかというのは、確認をして報告いたします。
あと、鈴木さんにお尋ねしたいのですけれども。今回、実際検査したのは一部ですけれども、乗組員全員を検査する必要はあると思いますか。
検査をする目的次第です。まず、最初に申し上げましたけれども、とにかくまず大事なことは、船内のクルーの方々を個室隔離するということ。しっかりと個室隔離をした上で、その方々の体調が悪くならないかどうかということをしっかりと健康監視をする体制を作る。この個室隔離、健康監視、これが最優先事項です。これは、PCR検査が陽性であるか陰性であるかは全く関係なく、全員が個室隔離、そして健康監視できる体制を作るというのが最優先事項です。では、PCR検査の意味が何にあるかというと、それは、船内でどれだけ感染が広がったかということをしっかりと把握するためにとても重要な情報です。そうした意味で、PCRの検査というものは、船内で今回のこの新型コロナがどのタイミングで入ってきて、どのようなタイミングで拡大していったのか、それを把握するためにPCR検査は重要です。ということで、目的に応じて、このPCR検査をどのタイミングでこのPCR検査を行うかということが大事になってきます。では、例えば、今日、明日で、600人全員のPCR検査をする必要があるかというところは、ちょっとここは難しいところで、先程部長の方から話もありましたけれども、サンプルをどうやって採るかといったところがとても大事です。一気に数百人の方々からサンプルを採るというのは、サンプルを採取する側にとってもリスクのあることになりますので、経験のある医療従事者が、しっかりとした個人防護具をつけた上でサンプルを採っていくと。一人一人からサンプルを採るというのは、場合によっては、1人につき15分とか30分かかります。そういうことを考えますと、例えば、1人、2人では、1日で数百人サンプルをとることはできなくなりますので、しっかりとサンプルを採る体制ができているかどうかという前提の上で、1日何サンプルこなすことができるかということが決まってきます。という点から考えますと、いきなり、今日明日、600人全員分サンプルをとることができるかどうかというのは、私の個人的な見解としては、現実的には難しいのではないかなと考えています。ただ、現場レベルでは努力をしているところだと思いますので。という状況です。
あと、今回、乗組員が出入りしていたことによって、それによっていわゆる市内での蔓延とか、あるいは他の人への感染とか、そういったことについての懸念、心配、あるいは可能性、このあたりについては、今どのように考えていらっしゃいますか。
現状では、正直言って、そういうことについて物が言える情報が全くありません。なので、早急に情報を収集していく必要がございます。ただ、今回のケースとは切り離して、我々が経験している例としては、ダイヤモンド・プリンセスのケースがあった訳ですけれども、ダイヤモンド・プリンセスに関しては、しっかりと検疫が行われたということもあって、検疫が終わってから、船外に降りた方々から、7例陽性者は出ましたけれども、そこからの二次感染は起こっていません。一般論としまして、これまで国内で発生したクラスター。様々な状況でクラスターが発生しています。院内感染、施設内感染、あるいは、ライブハウスとか、フィットネスジムとか、大規模なクラスターが発生しましたけれども、多くの場合、その場で発生したクラスターから外に飛び散っていくケースというのは、極めて限られています。これはこの新型コロナの特性で、クラスターというものは発生しやすいのですけれども、クラスターが発生する場所とは別のところでの二次感染というのは比較的起こしにくい感染だということが分かっています。ということで今回のコスタ・クルーズの事例において重要なのは、船内にどのようなプロセスで持ち込まれて、クラスターが発生したのかということがとても重要です。船外から二次感染を起こしているかどうかは、もちろん追跡することは大事ですが、恐らくそのリスクは極めて低いというふうに考えています。あくまで、一般的な、我々の知見に基づいての解釈ですけれども。一般的なことを言えば、クラスターから市中に二次感染を起こす可能性は比較的低いというふうに考えてよいと思います。
あと、すみません、知事にちょっとお尋ねしたいのですけれども。陰性だった人については、帰国してもらうことも今後検討しているということですけれども、例えば、チャーター機とか、具体的にどういう手法で帰ってもらおうと考えていらっしゃいますか。そこを教えてください。
それは、国の方で、諸外国との調整を進めていただき、また、クルーズ船社との調整を進めていただく中で、具体的な方策はご検討いただけるものと考えております。
当然コロナというのは自然発生するわけではないと思うので、どこかからか持ち込まれたのではないかとは思うのですけれども、飛行機で来た人が、途中から船に乗って、実はその人がコロナにかかっていて、船内に広がったのではないかという話もあるのですけれども、そういう情報があるのかどうかというのと、あと、国の機関への照会も含めて、その辺の可能性の調査というのはされているのでしょうか。
今、現状を申し上げますと、そこまでの調査は着手しておりません。今後、そこまでやるかどうかというのは、また専門家の知見もいただきながら、考える必要があると思っています。
三菱造船の椎葉様にお尋ねします。先程乗下船があった乗組員の方々の行動については、今後調査すると言われている一方で、何例かは把握されていて、ただ病院に行ったりとか、空港に送り迎えとかいう話ですが、現時点で把握している乗下船の規模、場所、人数はいかがでしょうか。
それは、ちょっとこの場では控えさせてください。精度が高くないと思いますので、きちんと説明して、一つでも変な行動があった場合、それはしっかりと追及しないと、皆様にご迷惑をかけると思いますので、それは、きちんと調べた後に、報告させていただきたいと思います。
わかりました。先程、クラスター対策班の専門家の方は、早急に情報収集しなければいけないというのは、そういった方々の行動歴も含めてだと私は理解したのですが、これからどういうスケジュール感で調査を進めたい、あるいは進める計画があるのか。もし決まっていれば教えてください。
具体的に情報は既に言っているところでございますが、早急に、コスタ社に具体的にどうでしたかという聞き方と、それから、それを手配する企業がおられますので、そこがどうでしたかというところで情報をとって合わせて、我々が納得いくになった時点で皆さんにご報告するという形が、一番確実な情報の整理かと思っております。
じゃ概要が判明したら、また発表していただけるということでいいですか。
はい、状況がわかりましたら、きちんとご報告したいと思います。
ありがとうございます。あと、すみません、知事にお伺いしたいのですが。昨日に続いて、大変恐縮ですが、今日、多数の感染者が客船から確認されたということで、クルーズ船の感染者の方を県内の感染者とカウントするかどうかということに結論はまだ出ていないでしょうか。
私の方から。昨日会見いただきまして、私ももう一度厚労省に、その点確認しました。結論からいうと、厚労省は、まだ協議しているとおっしゃっていましたので、今、ちょっとそこの段階の結論が得られていないと理解しています。
三菱造船の椎葉常務にお尋ねします。造船所の香焼工場を出入りする際、誰が通っているのかというのは把握していらっしゃらないのでしょうか。
香焼工場の造船所の出入りは、工場の正門がございまして、そこで専門のガードがおりまして、全部把握をしております。3月13日か、14日ぐらいですか、いわゆる、長崎で感染者1号が発生したということで、さらにレベルを上げなければいけないということになってから以降は、全員門のところで、非接触型の体温計で温度の計測をし、個人には、2週間以内に外から入ってきていませんという、いわゆる問診票といいますか、熱がございません、というのを出していただく。この2つのセットで、全員に対して24時間やるということを、3月のミドルだったかと思いますが、今現在も続けておりますという状況です。ただし、非常に申し訳ない、コスタの状況が、はっきりお伝えできないのは、コスタに関してはそもそも集団で動くことがあるという理解を最初に我々はしていましたので、船の前に専門のバスを仕立てて、コスタ社の責任で通過するということにしていました。そのバスに関しては、門は通過させていいよというような運用をしていました。そこはちょっと、我々としては、何か手が必要だったかなと現在思っている次第であります。 以上が、もともとの門の管理と、現在の門の管理状況でございます。
3月14日以降でよろしいでしょうか。工場出入りする人全員の体温を測って問診をするというのは。
3月14日からです、はい。
コスタの乗員に関しては、船からスルーということだったのですけれども、乗員の出入りがある場合というのは、工場に来られるのでしょうか、それとも、また別の岸壁に止めて、そこで出入りがあるのでしょうか。
船から出るところは、基本的には、もう工場から出て国に帰られるというような方です。船間で移動しなければならない人は、基本的にミニマムとは思いますけれども、これは、先程も申しましたように調べてご報告しますが、基本的に、クルーの方が任意に動けるという環境はないという理解をしており、ただ、そこのそれぞれの船を管理していかなければならない立場の人がおられますので、その人たちの横移動はあったかなと思いますけれども、先程ご報告しましたとおり、これもしっかり調べて、報告したいと思います。
そうすると、外からバスに乗ってノーチェックで入ってくる方の中に、これまでとは全く違う新しい乗員の方が含まれている可能性があるということなのでしょうか。
今ご質問されたのは、例えば、外から入国されて新しいクルーが入ってくるケースを想定されていると思います。その方に対するフィルターの仕方は、先程申し上げました、その方が、4日以前に問題の国から来ていませんねというフィルターが1つと、それから、熱が37.5度以上ありませんね、もちろん自覚症状ありませんねということを確認した上で、まず、船の入り口まで来る。乗船する時には全員に対して、船の入り口で直接的に体温を測って、宣言書を出させるというのが100%やられております。そこで入っていくので、我々としては、その管理で、コロナに対するストッパーができていたと理解してやっておりましたが、今回の事象を受けて、専門家のアドバイスを受けながら、感染ルートも確認して、そこをちょっとまたレビューしていきたいと思っております。
その乗船前のチェックというのは、コスタ社の方でやっていて、三菱サイドはどういう方が新しく入っているかというのは関知していなかったということなのですか。
コスタ社の方が確認し、コスタの下の専門のところがおられます、車を手配するところ。そこのところが必ず、我々も行って、この国がだめで、温度はこれですよね、それで入れてくださいというところでございました。
条件の提示はしているけれども、実際に誰が入ってきているのかというところまでは、情報が三菱側には上がっていなかったということでいいのですか。
そこもちょっと確認しますが、確実に、毎回、毎回上がっていたかというのは、ちょっと確認する必要があります。
一度でも上がっていたのかというのは、わかりますか。
入っている人の情報というのは、ゼロではないですが。それについても、確認させてください。また間違った情報を言ったらご迷惑をおかけすると思います。とにかく、三菱としての感染を広げないための対策は、間違った国から入れないこと、そして、体温がいいことという条件を設定して入れて、船の直前でもそれを確認して、そして入るということで運用していたということが現実でございます。
工場は、きわめて重要な施設で、出入りをチェックされていたと思うのですけれども、クルーズ船に関しては、ノーチェックで通していたという対応については、今どのようにとらえていらっしゃるのでしょうか。
門で我々がチェックするのと同じことを、船のゲートでやっていますので、ダブルチェックは必要がないという理解をしております。我々の門でも体温を測ります、問診票を出させます。船の方は、船の前につきますが、乗船口で、体温を測ります、直接問診票を出します、ということですので、同じことをやっているという理解で、移動される方が、数が多いと、バスとかになりますので、そこを、わざわざ正門のところで、がちゃがちゃするよりもという理解もございまして、そういうふうにさせていただいたということも現実にございます。
ありがとうございます。もう1点ですが、4月9日以降、三菱のグループ企業の方は、アトランチカには入っていないということですが、どうしてこのタイミングだったのでしょうか。
はい、それは事実でございます。この背景は、当初3月の後半25日に、アトランチカが修繕工事を完了して海に試運転に出ました。その時、コスタ社の方から発せられたのは、4月10日を目処にすべての船は中国に動くという情報で動いています。その影響で、このコスタ社の船、該当のアトランチカは、4月9日にこの岸壁を出て、目的地に向かうという話がありましたので、我々としては、修繕が終わって帰って来ても、4月上旬から幾ばくか日にちがあるということがありました。ありましたので、もう仕事は終わっているので、生活の必要な物資を提供させていただくことになるので、限られた人間にしようということと、それは、4月8日で終わるので、もうそれ以降はないということで動いていました。しかし、残念ながら4月6日試運転から戻ってこられて、コスタの事情もございまして、残念だけど4月30日まで延ばさせてくれという相談が来まして、我々としても、それをサポートできる環境がございましたので、分かりましたと。ただし、仕事はもう完了しているので、中で実際、我々が本来はしなければいけないと思っていることがあるのですが、それは、公的な専門機関に聞いて、こうすればいいですねという確認をして、もう一切船には入らずに、我々が中で一部やっていたことは、船の中でしていただいて、お互いの責任でやるということを決めてやったということでございます。したがって、4月9日からは全く入っていないということでございます。
ありがとうございます。それから、対策についてお尋ねしたいのですけれども、現在、船内の隔離の状況については個室で隔離されているということだったのですけれども、この状況というのは、国、県、市、どなたか実際中に入って状況を見ているという状態なのでしょうか。
中には入っていません。感染のリスクがありますので、そこは慎重に考えています。
そうすると、今、個室で隔離しているとか、陰圧で管理しているというのは、コスタ社の説明によるとということなのでしょうか。
そのとおりです。
今後、中に入って確認する作業というのは、当然発生していくという理解でよろしいのでしょうか。
そこはまだ結論が得られていません。今日も専門家の間では、そこはまだ議論が割れていまして、感染のリスクをどう見るのかというところをしっかりと評価した上でないと、当然入れないと思いますので。そういったところを今後慎重に検討した上で、入るのであれば、それ相応の対策を採って入るということになると思います。
コスタ社の方からは、船内の写真とか、映像とかの資料というのは提供されているのでしょうか。
これから、コスタ社の方ともパイプを作って、情報を得ていこうと思っていますので、そういう船内の感染管理を行う上での必要なデータは提供いただきたいと考えています。
ありがとうございます。あと、船内の発熱の症状のある方というのは、最初に陽性になった方は14日からだということだったのですけれども、他の方はいつからだったのかということは、現在分かっているのでしょうか。
これから調査をしたいと思います。いずれにしても、陽性の方は調査の対象になりますので、そこはしっかりと調査をして、それらの濃厚接触の範囲も調査の対象として把握して行くことになると思います。
2点お伺いしたいのですが。今回調べた濃厚接触者は、これまでの定義で調べられたものでしょうか。新しい定義が出ていると思うのですけれども、その新しい定義で濃厚接触者を調べ直すということもあり得るのでしょうか。
今回、今、濃厚接触者と言われている人達は、コスタ社からそのように言われているものという以上のものではありません。長崎の保健所の方で評価した訳でもなく、我々が評価したものでもありませんので、実際にどのように定義されているものなのかは、現状では当方承知しておりません。いずれにしましても、陽性の方々が出ていますので、その方々の濃厚接触者というものを改めて検討していく必要があると考えております。今、保健所の方々、非常に多忙を極めていますので、私共としては、感染研、FETPの方から人材を少し補強して濃厚接触者の洗い出しを開始していきたいと考えています。
ありがとうございます。もう1点、今回、陽性の方と陰性の方といらっしゃると思うのですけれども、陽性の方は皆さん個室にいらっしゃると思うのですけど、例えば、フロアを分けたり、どのくらい離れるような対処をとられていたりというのが分かっていたら教えてください。
今のご質問は、例えば、このデータをもって陽性者と陰性者を分ける等の対応は考えられないのかという趣旨の質問でよろしいでしょうか。このデータを見てすぐに部屋を入れ替えるリスクも当然あると思いますし、今検査値で陰性というのも、当然、基本的には、健康観察を続けていく中で、当然症状が出る場合もありますので、これは、専門家にも確認しなければいけないのですけれども、ある程度船内の状況等が分かって、それをやった方が安全だというのであれば、そういう考え方はあり得るのかもしれませんが、今の段階ですぐに動かすといっても動かした時にまたそのリスクが発生しますので、そこはしっかりと、これから専門家で検討する必要があると思います。
ありがとうございます。あと1点、今日の朝の会議ですけれども、先程会見が始まる前、10時半前ぐらいまで会議をされていたという認識でよろしかったでしょうか。
はい、会議につきましては、8時ほどから9時半過ぎ頃は行っております。その後、議論した経過を踏まえて色々整理等を行いこの会見に臨みました。
2点あります。1点目は、今回の検査で、33人陽性、22人陰性で、1人保留の方がおられると思うんですけれども、改めて、保留になった経緯と、今後の方針について教えてください。
私自身が検査しているわけではありませんけれども、今回、LAMP法で検査をしているものと聞いています。LAMP法は、通常のPCR法に比べると、やや精度は落ちます。そうした時に、判定が難しいケースが出てくる時はままあります。そういった場合には、もう一回別の方法、例えばPCR法を使ったり、あるいは、シークエンスといって、遺伝子配列そのものを読み込むといった検査をして、本当に陽性なのか、陰性なのかということを判定し直すことがありますので、ちょっと今回の事例がどういったものなのかというのは承知しておりませんけれども、恐らく、今、別の方法で再検査を行っているものと考えます。
もう1点、一応確認ですけれども、今回の感染の時期の収束が見られるまで、とりあえず船は、今月末で元々出る予定でしたけれども、その予定はどうなっているのでしょうか。
もちろん、前々回ご報告しましたように、現状の予定では4月30日というお話は伺っておりますが、この状況は、とてもとてもそういう状況ではないと認識しております。したがって、確認をいたしまして、この状況を受けて、船をどうこうするのかということは、私共の方からコスタ社の方に確認を一旦しまして、また、説明していきたいと思います。うちの岸壁の状況というのは、急いでこれを動かさなければいけないという環境には当面ございませんので、とにかく、まず専門家によるきちんとしたレビューと対策というものを第一優先にして、それから物事は進めていくという理解をしています。
4月8日以降の物資の搬入は、船にはされていないということなのでしょうか。
はい、4月8日以降も物資の搬入はしています。従来は、先程も申しましたように、4月8日まで出るよということの元に、すべて、陸側のハンドリングも、船のハンドリングも、限られたメンバー、限られた場所で三菱側がするとしていました。9日以降は、うちは船には入りませんと。したがって、陸のオペレーションはしますが、船側はクルーがやってくださいと。仕事はこういうやり方をしてくださいと。具体的には、必要なものをクレーンで移動して、落として、そしてそのワイヤーを緩めて、また戻してもらうということですので、きちんと教育をすればできると判断しましたので、その教育をして、船側の仕事はすべてクルーの方でやっていると。対面の10メートル程度離れた岸に我々がおりますので、そこで指揮をしながらやっているということで、当初は、おっしゃるとおり、けが等のリスクはあるかなと心配はしていましたが、現状までそれは続けてきておりまして、今のところ問題はないので、その要領で今後もやっていきたいと考えています。
4月8日に、そのような形に変わったのは、なぜでしょうか。
先程ちょっとご説明しましたが、もう一度ご説明しますと、3月25日に、アトランチカが出ていく時に、4月10日をもってすべての船は中国に集まるという指示が出ました。アトランチカは4月9日に出ますということで、行きました。したがって、我々としては、港に帰ってきてから数日間はいるよねという理解をしましたので、もう我々の仕事は終わっているので。ただ、そういう物資の提供はしなければいけないから、限られた人で仕事をしようねということで、けじめをつけていました。残念ながら延びたのだけれども、それは、いつまでもだらだらすることではないねということで、延びる条件として、私達はもう入りませんよと、いいですねと、それがイエスだったらば、30日で理解しましたということで、先方も、理解して、そういうふうに移ったということでございます。
すみませんでした。試運転ではなくて、そうなると、上海に戻れなかったから戻ってきたということになるのですか。
その事実はないと思います。あの船はうちのドックに入った後、いわゆる船の推進するところの手入れもやられておられますので、それが正規に性能を果たすのかということを、必ず外洋に出る前には、試運転、いわゆる運転の検査を行って、大丈夫だねという確認をして、我々の商船も普通行います。そのことをやられて、戻ってきたというふうに認識をしております。
船の前までバスで通過していたというのは、3月14日までの対応ということでよろしいですよね。
そうですね。ですから、3月14日前までは、街等に出ていく時には、バスとかに乗ってというのはあったのだけれども、14日から出るなと言ってからは、基本的に、残念ながら、ゼロと言ってしまいました、事実とは違うのですが、例えば空港に帰られる方とかいうのがおられて、そういう方は、バスでダイレクトで目的地に行かれていたという状況でございます。
そうなると、3月14日以降は、工場内に戻ってくる時も、どこに帰るのかとか、どの所属の人なのかとかという正門でのチェックがあると思うんですけれども、それでは把握はできなかったのですか。
話の整理をさせてください。まず、香焼門でのチェックの話と、それから、船に入る乗船口でのチェックの話と、2つございます。香焼門の方は、先程ご説明しましたように、3月14日から、すべて入ってくる人は、門に人を置きまして、そこで体温を非接触型で測って、37.5度ない、それから、問題のところから来ていないという問診票を提出することでセルフチェックをするということをお伝えしました。若干ちょっと修正させていただきますと、3月12日から通知をしまして、3月14日の土曜日に内部でリハーサルをしまして、やり方を固めて、全数きちんと始めたのは3月16日からということでございます。それが香焼門の方でございます。一方、船の方は、先程申しましたように、それ以前から、船があって、そこで体温を測って、問診票を出してということはきちんとやって、そして、バスに乗られた方が移動される。こういうことで動いていたということでございます。
バスの移動が、壱岐で感染者が発生したことを受けて、バスも運行を止めた訳ですよね。
壱岐で感染者が発生する前は、バスで、もちろん国に帰られる方もおられました。この時は、街中にいろいろ買い物に行かれる方もおられました。ただ、壱岐で感染者が発生したので、これは、リスクがあるということで、もう街中に行くのはまかりならんということで、ゼロという表現になったということです。ところが、実際は、クルーの方が外国に戻られるとかいうことがありましたので、この点は、しっかり調べて、また別途報告させていただくと、こういうことでございます。
なので、クルーの方がタクシーなどで門を入る時に、3月16日以降は、門でのチェックを受ける必要があったのではないかと思うのですが、それは受けていないのでしょうか。
それは、あくまでも、船から乗り物に乗られて、専用バスで動くものはフリーパスにしていますが、それ以外のタクシー等々はすべてチェックをしているという姿になっていますので、おっしゃられるとおり、バス以外はチェックをしているということでございます。
となると、外国籍のクルーの方が出入りをしていたというのは、正門でのチェックができたのではないかと思うんですが、それはどうなっているのでしょうか。
調べますけれども、基本的には、ある一定量の方が動かれますので、基本、バスで動かれるというのがベースというふうに、我々理解していますの。
16日以降もということでしょうか。
そうですね。船からの乗下船の話ですね。
街中に、個人的に病院にタクシーで行ったりというようなお話だったので、ちょっと混同しているのですが。
ちょっとしっかり話をさせてください。まず、出る必要がある人は誰ですかという話があって、新しく故郷に帰れるクルーの方、あるいは新しくクルー入って来られる方。基本的にこれはあるグループで来られますので、バスで入って来て、バスで出るものという認識をしております。次に、計画的ではなくて、たまたまハプニング的に体調が悪い、病院に行かなければいけないという事情が発生したらば、コスタ社さんが使っておられる会社さんに頼んで車を手配していただいて、そのかわり、下船する時には、間違いなく熱がありませんねと、そして、帯同して病院に行って帰って来るという運営をしていたと理解をしていますけれども、先程言いましたように、これはきちんと後ほど説明をさせていただきます。
壱岐で感染者が発生して以降、クルーの方の出入りは禁止ですという周知がもちろん門の方の守衛にされていれば、こういった事態はなかったのではないかと思うのですが、そのあたりは周知がされていたのか。
それはもうきっちり周知はされていまして、要するに、船の前のバスに乗った者はノーチェックで通しますという決め事をしましたので。なぜかとなれば、門でチェックをすることと船を出る時同じことをしていますので、そういう理解でございます。
ということは、バスは16日以降もチェックを受けずに運行していたということになるのですか。
ということになると思いますが、その点は、僕がちょっと、ゼロだったという話をコンヒューズしておりますので、しっかりと確認をして、改めて先程のように、実態がどうであったのかということをご説明したいと思います。
その確認と公表が、このクルーの皆さんは、全ての方が陽性という訳ではないと思うのですが、そうした市内とか、工場外への移動については全て公表される方針なのか、また、いつごろまでに調査を終える予定なのか。
まずは、先程も申しました、とにかく、コスタ本体に、実態はどうだったかというのを確認する必要があると思いますので、これを早急にということと、運行している会社が、それは確実に知っているはずですから、それがどうだったのだということの2つを確認して、そして、我々の目で見て、間違いなくそうだという確認ができたら速やかに報告したいと考えています。
改めてで申し訳ないのですが、バスもタクシーも、3月16日以降もあったと見ているということでいいんですか。
恐らくそうであろうというふうに考えています。この点に関しては、とにかく曖昧なことを今申し上げますと、前回のことで大分誤解を招いてご迷惑をおかけしましたので、しっかりと実態を調べた後にご報告をさせていただきたいと思います。
船の中の件ですが、600人あまりのクルーがすべて個室に入ったのはいつからになるんでしょうか。
日曜日の14日。
私共の方にも一応20日の朝から移動にかかったという情報を得ていて、昼時点で、いつもいないベランダにクルーさんが動かれている姿を確認しましたので、月曜日から移動したのは間違いないと思います。管理状態は、中には入れませんのでまだ不透明でございます。
長くなってすみません。鈴木センター長にお伺いしたいのですけれども。これまでの県、市、あるいは長崎大学、船会社の感染予防対策の評価というのは、今分かっている、聞き取っている範囲で良いのですけれども、どのように見ているのかお聞かせください。
すみません、私、昨日の夕方から来たばかりですので、ちょっと各自治体、県や市の方々がどのように対応されているかということは、全容承知しておりませんので。加えて言いますと、それを評価するために私共来ているわけではございません。今回のクルーズ船の事例の全容を解明するということ、今回の問題を解決することを目的としてやっておりますので、自治体の方々がどのように活動されているのかということを評価するために来ているわけではありませんので、ちょっとそのご質問にはお答えするのは難しいと思います。
LAMP法など使って、迅速に検査を行っている点などはどう見ていらっしゃいますか。
もちろんそうした点では、しっかりと速やかに情報を、可能な限り集めた上で検査対応をされているという点では、迅速に対応されていると考えております。
先程、保健所の方が多忙になっているというところがあると思うのですけれども、今の体制、私達も取材していて、非常に少ない人数で、クルーズ船が来る前までも非常に手いっぱいの状況だったんですけれども、その辺を踏まえて、課題というか、どういったところが一番今後問題になってくるかということを教えてください。
先程も少し申し上げましたけれども、まず、今回のクルーズ船の事例において、どのタイミングで船内に感染が持ち込まれたのか、どのようなタイミングで感染が拡大しているのかということをしっかりと把握していく必要があります。さらに、濃厚接触者の洗い出しといった作業も必要になってきます。通常、例えば、市内で、そういった感染事例があって、濃厚接触者の洗い出しをするというのは、保健所の保健師の方々の仕事ということになります。既に、長崎市内、県内において、保健師の方々の仕事が非常に多忙極めているという中で、今回、クルーズ船というもう一つの事例が発生したわけですので、このクルーズ船への対応に、さらに保健師の方々の労力を割いてもらうというのはちょっと極めて酷であり、現実的でないと、私達は承知しています。そうした意味で、私自身はあくまで、国立感染所研究所の感染症疫学センターを担当しているだけです。ある意味、国のデシジョンメイキングにかかわる訳ではなく、あくまで専門家という立場ですけれども、私の限られた立場としてできる範囲として、私共の疫学センターのスタッフを使って保健師の方々の労力を可能な限り労力を割かないで、先程申し上げたような疫学調査を行ったり、情報収集をしたりといったことへのサポートは、可能な限りしていきたいと考えております。
時間の関係で、最後の質問でお願いしたいと思います。今、挙手された2社。
椎葉常務に、重ねて恐縮ですけれども。先程のNHKさんの質問の関係ですけれども。3月16日以降も、バスとタクシーによる出入りはあったと見ているわけですよね。タクシーは、門の前でチェックをしているのですよね。そうすると、三菱側で16日以降出入りがあったということは、もう把握されていたということになるのではないのですか。
3月16日以降の全数チェックというのは、とにかく、入場者の体温が37.5度以上あるか、それは絶対はねなさいと。それから、入国エリアが、間違ったところに行ったことがある人はいないのか、この2点をとにかく全数チェックするということをしていましたので、その時点では、どこから来た人がどうだというところまでは、フィルターをかけていませんでしたので、そういった見方はしていませんでした。
通る人がクルーズ船の乗員なのかどうかということは、門ではわからないということでしょうか。
いや、門で見て分かりますけれども、我々の指揮は、とにかく入る人は37.5度の熱と、それから、異国のところから来た人は絶対入れないよというために、フィルターかけていましたので。ですから、我々が、門の方に、クルーズから出たらだめというフィルターをかけなさいという明確な指示はしていなかった、タクシーに関してですね。バスに関してはオールマイティで行かせる、通っていいという定義をしていたということでございます。
ちょっと最初の説明で、コスタ社から出入りは一切ないですと報告を受けて発表したのですけれども、よく聞いたら、出していましたということだったので訂正しますということだったんですけれども、今の経緯を伺っていると、三菱側でも、少なくともタクシーについては、コスタの乗員が出入りしていたというのは把握できていたんではないかなと思ったのですけど。
その点に関しましては、我々は、体温が出る時に37.5度以下であるということと、保護者がついて、病院にやるとしていましたので、いわゆる出ていませんというのが、街中にうろついて、人に色々やらないという眼点で見ていたので、申し訳ございません。我々のフィルターの中では大丈夫だと思っていましたので、なかったという表現を言ってしまいました。
下船もしていなかったという表現だったと思うのですけれども、工場の外に出ていることは分かっていたということですか。
外に出る時は必ず体温の報告があって、これだから出しますという情報は来ています、病院に行く時に。
だから、20日に会見された時も、16日以降にクルーが外に出ていたということは、分かっていらしたということですよね。
だから、今、思えば、そういうことですけれども、私の頭の中は、とにかく、外に出るということは、街中の中にその乗務員を外に出して、危険な状態にさらすということがないという理解をしていたということで、ああいう表現をしてしまいましたので、したがって、冒頭、適切な話ではなかったので、しっかり説明を、中身を調べ直して、改めてご報告したいと思っています。
ちょっとその説明に関しては、適切にお願いしたいと思います。
非常に申し訳なかったと思っております。失礼しました。
県にお尋ねしたいのですけれども、知事のお話の中で、搬送体制への懸念のお話があったかと思うのですが、仮に、クルーズ船で重症化した方が出た場合というのは、搬送は救急車を使って、いわゆる救急医療の体制で回していくことになるんでしょうか。それとも、何か別の手段というのを考えられているのでしょうか。
救急医療で対応できるのか、件数、推移にもよりけりだろうと思いますけれども、多くの医療的な対応を要する方が出てくるということになると、これは自衛隊の搬送支援をいただく必要が出てくるのではなかろうかと考えております。
知事の自衛隊への要請というのは、搬送体制というのに主眼を置いているという理解でよろしいでしょうか。
色々な面での依頼の可能性が出てくるのではなかろうかと思っております。
仮定の話で恐縮ですけれども、自衛隊の車両で医療機関まで搬送するということがあり得るかもしれないということでしょうか。
いやいや、搬送だけではなくて、その船内の、例えば、除染作業でありますとか、そういった面も、自衛隊の支援をいただく必要があるのではなかろうかと。そういった多様な面にわたっての、自衛隊の支援をいただきたいと、今考えているところであります。
ちょっと混乱してしまったのですけれども。救急車を使って救急医療の体制で重症者を対応するんですかという質問で、自衛隊の話が出てきたのですけれども、重症化した患者の搬送に、自衛隊の協力を要請することがあり得るということでいいのでしょうか。
はい。
わかりました、ありがとうございます。
いわゆる防護体制をしっかりとって、患者搬送をする必要がありますので、そういった体制をしっかりとれるような形で、自衛隊の協力をいただく必要があるものと思っております。
三菱の方に事実確認をさせてください。3月16日以降の門でチェックしていたというのは、37.5度以上あるかということと、渡航歴があるかという2点を聞いていたということでいいんですか。
はい、そのとおりでございます。
それは、何か紙に残したり、誰が37.5度以上なかったとか、どこまで管理していたのですか。
一応、本人が申請される方は全部、自分の問診票を提出していただきます。その時名前を書いていただいて、熱がありますかというインタビューがあって、そのシートがあって、そのシートを門で受け取って、そのご本人さんを非接触型で測って、37.5度以下であればよしで、そのシートはうちで受け取ってありますので、それはずっとうちに保管されてあります。
3月16日以降、門を出たり、入ったりした人については、誰が出たり入ったりしたかというのは、全部三菱の方でも持っているということでいいのですよね。
そういうことになります。
それ以前、バスでクルーズ船から移動する場合も、乗船口で同じことをやっているということでしたけれども、それは、コスタ社が自分達でやっていたということですか。
はい。船内からの管理、出るよとか、一応コスタ社さんがされていますので、そちらはコスタ社さんが持っているということになります。
それは、三菱に提出されたりとかは、されていないのですか。
100%提出しているという事実はないと思います。ただ、手配をしている運行会社というか、そちらの方には間違いなくあると思いますので。という意味で、先程申しましたように、コスタ社に確認をします、それから、運行会社に確認して、そのデータが一緒かということを確認していこうと思っております。
概要が分かったら、また報告するということですけれども、こういう事態になってしまって、市民が実際に身の危険を感じる方も多いと思います。いつ、どのようにして公表していくのかということを、この会見は中継もされているでしょうから、この場で市民の方々に対して約束していただきたいのですけれども。
事実関係を掴まないことには、いい加減なことは言えませんので、とにかく、今もコスタ社の方にはそれを提示してくれと言っておりますので、とにかく、わかり次第速やかにご報告するということで、今回のことはよろしくお願いしたいと思います。とにかく、分かる最大のスピードで調べて、実態がどうであったかというのをご報告したいというふうに思います。
具体的な時期は言えないということですか。
何があるかちょっとわかりませんので、きちんと我々が納得する形で調べて、そして、今回は皆様に誤解がないように、きちんとしたご説明をしたいと思っております。ここら辺でご容赦ください。
その納得した形でということは、1週間後とか、2週間後となると困るわけですけれども。確定ができた範囲で逐次情報を出していくようにしていただきたいのですが、そのあたりはどうでしょうか。
もちろん、1週間とか、2週間とかいう単位ではないと思っております。したがって、速やかに話をするつもりでございますが、調べる過程において、何かいろいろとまた深い話が出てきたとすれば、そこは一旦中間報告になるということで、とにかく情報をこちらから発信させていただきたいと思います。
先程最後の質問と申し上げたのですが、ご質問ですか。簡潔にお願いいたします。
椎葉さんにお尋ねしたいのですけれども。1日以降は、一部の作業で三菱側、グループ企業等含めてなのですけれども、関係者の方10数人の方が船内に入ったということで、9日以降は、接触はないということですね。この前提は崩れていないのでしょうか。
それは、9日以降は入っていませんという前提は崩れていません。4月1日から8日の間に、10名程度行ったというのが、1日当たり10人程度なのですが、チームを組んでいて、前日もやっていますので、延べ人数の人員でというと変わってきますので、その点もまた、コスタ社の、今ご質問がありました、3月14日以降はどうだったかということをご報告する時に、きちんとご報告したいと思っております。
前提はこれからまたさらに確認するということですけれども、日本側の関係者の方への感染拡大はないと見ていらっしゃっているのですけど、その辺は、また改めて確認しなければいけないなと考えていらっしゃるでしょうか。
ここはちょっと内部の話なので、最悪、一番遅く出られた方が4月8日。14日経つのは、たまたま今日になるのですが、今日で全ての人になります。今現在で、その人達が、少なくとも体温だとか体調だとかが不調ということはございませんので、今日をもって最終確認をするということになりますが、どういう人員のチームで仕事をしていて、こういうことだったので、こういうことでございましたという報告は、しっかりしたいと思っておりますが、今の時点で、その当該者が、この感染して色々ご迷惑をかけるという状況にはないと個人的には判断をしております。ただし、専門の方々が来られて、その時に、やはりしっかり検査をするべきだというお話があるようであれば、それはしっかり専門家の判断に従って動きたいと思っております。
椎葉さんにもう一つ。チェックの方は、健康チェックも、出入りも含めてコスタ社の方がするということですけれども、そうすると、空港にタクシーからダイレクトで帰ったり、バスでということですけれども、実際にそうしていたか、街中に寄ったりしていたか、そういう行動についてはもう三菱側としては把握できない。つまり、何かというと、工場外で市民の方と接触したところまでは把握できていないということになるのでしょうか。
今現在では、おっしゃるとおり把握していませんということになるので、先程申しましたように、コスタ社本体からのヒアリング。そして、運行したところのヒアリング、それをしっかりやって、それがどうだったのかというのを確認したいと思っております。私が認識するのは、とにかく船から出る人は、どういう条件であれ、体温が37.5度ないと、そして、外から入ってくる人は、危険指定区域ではないと、この点は守られているというふうに理解しておりますけれども、実態をしっかり確認して、報告します。
最後に1点だけ、鈴木さんにお尋ねしたいのですけれども。今のお話も踏まえて、先程、クラスターから横の方に拡散するというのはなかなか考えにくいと、むしろ、感染内の方が大事だということをおっしゃったんですけれども、今のを踏まえて、工場内の三菱関係者の方、そして、工場外の市民の方、これはバスとか、タクシーの運転手とかも含めて、そちらの方に感染が拡大している可能性というのはいかがでしょうか。
先程申し上げましたように、可能性というのはもちろんゼロではないのですけれども、相対的に、クラスターの外に二次感染を起こすという可能性は、クラスターを起こすこと自体に比べると低いということは事実としてありますので、今回の事例において、本当に二次感染が起こったか、起こっていないのかということに関しては、これから調査をして、検討していくしかないと思っています。ただ、一方で、市中で誰から誰に感染を起こしたかということを証明するのは、極めて難しいということも一つ理解をしておく必要はあるかと思います。
以上をもちまして、会見を終了させていただきます。
・午後7時30分から午後8時30分(60分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年4月21日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症感染者の「外国船籍」における発生について(その2)
それでは、ただいまから、記者会見を始めます。よろしくお願いいたします。
こんばんは、長崎市でございます。
まず私の方から、濃厚接触者等の検体の採取の状況についてご報告いたします。
本日は、正午前から、三菱重工業長崎造船所の香焼工場におきまして、検体の採取を開始したところでございます。午後7時ごろ57検体全ての採取を終了したところでございます。現在、検体の梱包作業を行っているところであり、その後、長崎大学熱帯医学研究所に搬入することとしております。順次、検査を実施し、全ての検体についての結果が判明するのは、明日になると思われます。私からは以上でございます。
私の方からお話をさせていただきます。
今回の感染事例は、昨日も申し上げましたけれども、外国船籍のクルーズ船内で発生したものでありまして、県・市がこれまで経験したことのない、特殊な事例となっているところであります。今後の対応につきましては、海外の国との調整、クルーズ船社との調整、あるいは多くの入院治療が必要になった場合の広域的な対応、さらには必要に応じた自衛隊の派遣要請等も考えられるところでありまして、ぜひ、国の主導的なご指導の下、対策を進めていきたいと考えたところであります。
そのようなことから本日、菅官房長官に対して、専門家の派遣も含めて、国の指導、支援をお願いしたところでありますが、党のお力添えもありまして、早速、関係省庁に対して、しっかり支援を行うようにとのご指示をしていただいたところであります。
そして本日、夕刻には早速、横浜におけるダイヤモンドプリンセス号の事例でも、ご活躍をいただいた専門家チームを、厚生労働省から派遣していただいたところであります。
DMATチーム、医療の専門家含めて4名の皆様方にご来県をいただきました。
そしてまた、明日は船舶関係の専門家を含めて2名、国土交通省からご派遣いただく予定となっているところであります。
特段のご高配をいただきました官房長官並びに政府与党関係者の皆様方に厚くお礼を申し上げる次第であります。
本日の調査の状況については、ただいま長崎市からご報告がありましたけれども、本日、検体採取が終わって、これから検査を行っていただくということになっているところでありますが、今後は、その検査結果も踏まえて、専門家のご意見等を賜りながら、しっかりと対応してまいりたいと考えているところであります。
なお、本日、県のレントゲン車を現地に派遣して、長崎大学のご指導の下、昨日、陽性と判明した1名の方の診断を行ったところであります。
その結果、肺炎等の陰影は確認されておらず、そのまま船内で療養を継続していただくということになったところであります。
私からは以上、ご報告をさせていただきます。
ご説明、ご報告、よろしいでしょうか。
それでは幹事社の方から、質問をお願いしたいと思います。
まず、陽性と確認された方ですけれども、国籍と年代、性別というのは公表して良いという確認はとれたのでしょうか。
現時点では、船会社の了解がとれているわけではございませんので、年代、性別については、まだ公表できないということでご理解いただきたいと思います。
ありがとうございます。確認を急いでいただければと思います。
その陽性が確認された方の容態は、肺炎などは見られないということですけれども、現在の症状と、中等症なのか、軽症なのか、そういったところは、どうなっているのでしょうか。
一般的に中等症というのは、酸素投与が必要なぐらいの肺炎と言われますので、そのカテゴリーですと、ほぼ軽症の部類に入ると思われます。
ありがとうございます。あと検体を採取しての検査ですけれども、熱研に運ぶということで、LAMP法での検査を行うということでよかったでしょうか。
LAMP法でということで、伺っているところでございます。
そうすると大体、明日の何時ごろぐらいに結果が分かるか、その目処が分かれば教えてください。
私もやはりそこが一番気になるところではございますが、現在搬送中でございまして、時間を確認するまで至ってないということでご了解いただければと思います。
搬送中とは検体を現在、梱包して搬送しているということでしょうか。
梱包して搬送をしている状況です。
検査はまだ始まっていないのでしょうか。
検査はまだ始まってないということで。
ありがとうございます。専門家を、それぞれ派遣するということですけれども、厚労省の方は既に到着しているのかということと、この正式名称があれば正式名称を、4人の方ということですけれども、医師や看護師など属性が分かれば教えてください。
厚生労働省のクラスター対策班から2名、DMATチームから2名です。属性については医療関係職ということで、クラスター対策班につきましては、医師2名、DMATは医師1名、医療関係職1名ということでございます。
ありがとうございます。この方々は、どういった役割を果たすのでしょうか。
これは先程知事からも報告差し上げましたとおり、今後、本県でのクルーズ船の対応について、技術的な指導を頂くために派遣いただいたものでございます。
分かりました、ありがとうございます。濃厚接触者の可能性があるということですけれども、今日、濃厚接触者の特定まではできたのでしょうか。
船から濃厚接触者等ということで、57人の方をあげていただいて検査をしているという部分でございます。
あと57検体とおっしゃられましたが、4人の方は既に検査されたと思うので、今日は53ではないでしょうか。
すみません、説明が不足しておりました。
昨日、57検体という形で、実際4人の方について検査が済んでおりますので、残り53検体になります。
ただ、その濃厚接触者53人以外に、食事をつくるスタッフ等もいますので、その方たちについて、速やかに検査をすべきではないかということで、食事の関係にある方4人を追加して57検体の検査を行おうとしているというところでございます。
調理担当ということでいいでしょうか。
はい。
分かりました。
先程の国から派遣されるDMATと厚労省のクラスター対策班は分かったのですけれど、もう1つ船舶の関係で国交省からお二人とおっしゃられましたけど、この方たちの肩書き、どんなことをされるのか教えてください。
特に船舶関係の技術関係の専門の方と伺っておりまして、特に船内での感染防御を行う上での、専門的な技術的な支援、そういったことをしていただく方2名を派遣いただくというものでございます。
すみません、肩書きについては、まだそこまで承知しておりません。
国交省の職員ということでよろしいですか。
結構です。
それと、今回陽性になられた、お一方の行動歴というのは、昨日の説明では、一体、どこで感染したのかというのが、分からないという状況でありまして、3月14日以降、乗下船してないというお話であれば、船の中で感染ということなのか、その辺の行動歴について、現時点で分かる範囲で教えていただきたいのですけれども。
行動歴につきましては調査中でございまして、まだ細かいところまで把握してないという状況でご理解をお願いいたします。
今日夕方、一部報道で3月14日以降に10人の方が、国外からこの船に乗船されたという報道が速報で流れたのですけれども、それについての事実関係を確認できていたら教えてください。
すみません、私の方では、この情報まだなく、確認してないということでご理解お願いいたします。
そういう事実があったかどうかも分からないということでいいですかね。
長崎市と同じように、そういった事実については承知していないところでございます。
それと、昨日、市長が真ん中に座っていまして、今日は知事が真ん中に座っていますけれども、私の理解では、現時点ではまだクラスターの発生に至っていない。1人の方が陽性だということで、現時点では長崎市の方が主導的な役割を果たすという理解でいたのですけれども、今日は田上市長が来られてないのですけれども、これは何か理由があるのでしょうか。
今回の事例につきましては、外国籍の船の中で発生したという部分でございまして、もちろん長崎市民が陽性になったという部分ではございません。
そういう中で、クルーズ船という、横浜のダイヤモンドプリンセスの例もございますので、そこは国、県、市、しっかりと連携して取り組むべき課題だと考えております。
その中で、本日の記者会見でございますけども、長崎市長の時間の都合がつかなかったという部分もございますが、検体検査の採取の状況をご報告するという形で、私の方が伺わせていただいたというところでございます。
ちょっとよく分からないのですけれども。例えば今回のケースで、クラスターとかが発生しまして、先程知事がおっしゃられたみたいに、自衛隊の災害派遣要請ということが起きるとなれば、例えば、長崎市長が県知事に対して災害派遣要請を求めるというような手続も出てくる可能性もあるわけですよね。
そういった意味で、長崎市長がこの場にいるべきだと僕は思うのですけれども、ただ都合がつかないと。今回のこういった事情以外に、重要な案件を抱えているのか、その辺についての認識を伺いたいのですけれども。
すみません、最初は検体採取という形で、部長対応という形で伺っていたものですから。今回、ちょっと時間の調整ができなかったということでご理解いただきたいと思います。
幹事社からは以上です。
各社の皆さん、質問をどうぞ。
今回の既に陽性が判明している方ですが、現時点で県内の感染者としてカウントするのか、あるいはしないのか、その点について教えてください。
国の感染者数の公表などについても、いわゆるクルーズ船内の感染は別集計という形で報告がなされてあろうかと思っております。
恐らく、私、今、考えておりますのは、今回の事例も外国船籍のクルーズ船内で起きた感染事例ということで、そういう形で集計されていくべき性格のものではなかろうかと考えて受けとめているところであります。
集計されていくべき性格というのは、まだそういう数え方をすると決められたわけではないということになりますか。
そうですね。今回の感染事例が長崎県内での感染事例としてカウントしていくかどうか。昨日も申し上げましたけれども、いわゆる外国船籍の船がどういった位置決めであるのか。国内であるのか、国外であるのかというのが、非常にあいまいな面があります。そういうことから、これまでも区分して集計作業等がなされてきたものと理解をしております。
今回は長崎県の事例ではないと知事としてのお考えだと、そういう理解でよろしいですか。
対応は、しっかり県、市、共同でやっているのですが、これが長崎県内の発生事例であるとカウントするのが適正であるのかどうかというのは、やはり少し性格が異なる面があるのではなかろうかとは思っています。
結論はもう出ているのです。長崎県内で発生した事案としてカウントしているのか、していないのか、その1点だけ教えていただきたいのですけども。
それはまだ結論を出しているわけではありません。
分かりました、ありがとうございます。
1点目は、先程調理関係の人のことが出てきましたけど、この調理をしている4人は濃厚接触という扱いではないと認識していいですか。
現時点では濃厚接触者ではなく、働くスタッフとして。もしその方たちが感染していたらリスクが大きくなりますので、その点で検査を行ったということでございます。
あと今回の検査の体制のことがよく分からなくて。実際に検査を行うのは長崎大だと思うのですけれども、検査主体は県なのか、長崎市なのか、これが行政検査という扱いなのか。この辺がよく分からないので教えてください。
通常、例えば市民の方に陽性が発生して、濃厚接触者という形で検査をするような形になると思います。今回は、ご存じのとおり、外国籍の船内で発生した。実際に、私たちが船内に入ってどうこうするってことはできませんので、与えられた情報の中で必要な検査を実施する。そういう中で、今回、長崎大学さんの方でもスムーズにできるという検査があったものですから、今回お願いしたという部分でございます。
行政検査かどうかという部分につきましては、正直、私たちも検討している部分でございます。
今回、県とか市の事例ではなくて、1つのクルーズ船の事例となったときに、例えばもちろん国の方からの支援とか、そういうのは今からしっかり協議をしていかなければいけない部分かと考えているところでございます。
そうすると今回、特殊な事例なので、人道的な観点からも鑑みて、県と市が長崎大学にお願いして検査を行ったと。そういうことになるのですか。
県と市で連携してやるということで、たくさんの検査を一度でやるためには、当然、市だけの検体の検査数では間に合わないということはもう承知のとおりですので、そういったことで県も一緒になって速やかに大量の検査ができるところを調整させていただいたという経緯があります。
その中で今回、大学の熱帯医学研究所でやっていただけるということになりましたので、その経緯として、ここに決まったと理解しております。
濃厚接触者の今後の調査ですが、どのように行うのでしょうか。
船には、県や市の職員は入らないということになるのでしょうか。先程入れないというお話もあったのですが。
調査につきましては、それぞれ船会社の関係者からの聞き取りが中心になってくるのかなと。そういう中で現在57人の方をリストアップしていただいて、その方たちの検査をしているという状況になってくると思います。
明日以降、聞き取りの範囲で検査対象を増やしていくことも、ご検討されているのでしょうか。
基本的には、船会社、船の方からのお話を聞く形になってくると思います。
その中で、例えばまた症状等で検査の必要性が出てくれば、検査についてはしっかり検討していく形になると思います。
それは船会社の話を元に濃厚接触者を特定していくということでいいのでしょうか。あくまで可能性があるということで検査をするのでしょうか。
その状況等を聞きながら、県、市、いろいろ相談しながら、関係者とも相談しながら判断する形になると思います。
濃厚接触者としての特定をするのか、しないかでいうと、どちらになるのですか。
どちらかというと濃厚接触者というよりも、実際、具体的な調査が、先程言いましたように、中に入ったりすることが、なかなか難しいと思いますので、その辺の状況で、聞き取りをした中で、検査の必要な方については検査をしていきたいと考えております。
濃厚接触者としては、特定しないということになるのですか。
濃厚接触者として特定する材料が、なかなか難しいのではないかと思います。
通常、例えば市民の方が感染したときに、そのあたりの行動歴等から濃厚接触とか、そうじゃないという判断は出てくると思いますが、今回、そのあたりはちょっと困難と考えておりますので、検査が必要な方という形で伺った方については、対応はできるようにはしたいと考えております。
今日検体をとった57人については、発熱などの症状はどうだったのでしょうか。かなりの人がそういった症状があるのでしょうか。
申し訳ないですけれど、詳しい内容までは、現時点では把握できていないということでお願いいたします。
そうなると船会社はこの57人を、どういう特徴をもって検査の必要があると判断していると聞いているのでしょうか。
もちろん熱がある方がいらっしゃったとかいう部分では、話は伺っています。
それとか、その方と結構近い関係にあったとか、そういうことでリストをあげていただいたとは伺っています。
熱がある人もいれば、ない人もいるしということで、その規模感は分からないということですね。
船の乗員623人いらっしゃると思うのですけれども、乗員に1人、日本人がいるという情報があるのですけれども、これ情報としていかがですかね。
ちょっと私の理解があれだったらあれなのですけれど、それ多分、通訳の方じゃないかなと思ったのですけれども。
通訳の方が日本人という意味だと思います。
623人にはカウントされないってことになるのでしょうか。
通訳の方も含めてだと思います。その通訳の方が日本人だという。
お一人だけですかね。
そう理解しています。
その方は濃厚接触のうちの53人ですかね、57人ですかね、に入っているとかっていう、そういった話っていうのはいかがでしょうか。
もうそれだと、個人を特定できる情報になってしまうので、そこはちょっと差し控えさせてください。
ありがとうございます。
他に、ございませんでしょうか。
現段階で県、市、国、どこでもいいのですけれど、船会社に直接事情を聞いているような状況なのでしょうか。何か話は聞けているのでしょうか。
船会社ですとか三菱関係、そのあたりから話は伺うようにはしております。可能な限りでは。
伺うようにしているというのは。
伺っております。失礼しました。
ということは、感染者の行動歴っていうのは、大まかには把握されているということですかね。
そこまで、まだ全てが確認されているわけではございません。
まだ行動歴等といいますか、どちらかといったら検査の方がうちの保健所の方は中心になっていたものですから。行動歴は聞いている部分もございますけど、まだ今後、しっかり聞く必要があるとは考えております。
13日に乗下船を控えるようにとのことで、それ以降は実際、乗下船を確認されてないということですけれども、それは確実に乗下船はないという理解でよろしいでしょうか。
そこも含めて、確認をしているところでございます。
今の見立てで、例えば、ぽっと乗下船して、うつったと考えているのか、それとも外部から何らか入って来て、その人がうつっていたりとか、感染していたりとか、広げたりとか、現時点で、可能性含めて結構ですので、見立てをお願いします。
すみません、現時点で、なかなか見立てっていうのは難しいのですが、もう少し調査にお時間をいただければと思います。
他にございませんか。
今の質問と関連してなんですけれども、感染経路は、外部との何らかの接触があったと考えているのか、それとも例えば、ものに付着にしていたウィルスなどが感染の原因となったと考えているのか、そういった感染経路について、どのように考えているのか教えてください。
結論から申し上げますと、ちょっと今、結論が得られていないというとこです。
これは恐らく、今日からクラスター班の先生も来ていただいたので、専門家のご知見も得ながら進めていく話なのかなと思っています。
これは、恐らく船内での行動歴もそうですけれども、例えば患者の、もし仮に症状がある方がいるとすれば、そういった方の経路とか、全体の人の動きを確認しないと、経路の特定は非常に難しいと思いますので、恐らく、そういった全体像をつかむには、ちょっと時間がかかっているということで、今の時点では申し上げられないと理解をいただければと思っております。
分かりました。では、その乗組員の方で、現在、症状がある人というのは、陽性の方以外にいるのか。陽性の方以外に、過去、症状があったという方がどのぐらいいるのか、もし分かっていれば教えてください。
私の知っている範囲では、昨日のPCRの検査の対象となった方は、既に、もうその人以外はいらっしゃったと思いますので、実際に、そういった方はいらっしゃるものと理解しています。
あとは、それ以外の発熱の状況というのは、今、市の方でもいろいろ状況をお聞きになっているとこなので、そこを確認する必要があると理解しております。
本日、レントゲンを撮影したという話もありましたけれども、それは陽性だった方1名のみという理解でよろしいでしょうか。
そのとおりです。
ありがとうございます。
他にございませんでしょうか。
昨日の会見では、知事が3月14日以降は、県が要請して以降乗下船はないとはおっしゃられたのですけれど、先程長崎市の方が、そこも含めて確認しているとおっしゃられたのですけれども。昨日の話とちょっと違うのですけれども。県の要請以降、昨日の段階では乗下船はしてないという話だったのですけれども。そこが乗下船をしている可能性が出てきたということでしょうか。
最初からなかったという形ではなくて、もしかしたらあるかもしれない。そういう視点も持って、調査といいますか確認はさせていただいているということで、ご理解いただければと思います。
すみません、昨日の段階ではなかったという話だったのですよ、乗下船は。
そこを、あるかもしれないという話になってきたとなると、ちょっと状況が変わってくると思うのですけれども、そこはどうなのですかね。
そこも含めて調査し、確認をしたいということでございます。
可能性が出てきているという理解でよろしいわけですね。
もちろんゼロではないかもしれませんので、そこをしっかり確認したいということでございます。
今現在、3隻停まっているかと思うのですけれども。あとの2隻については、まだ接岸中だと思うんですけれども、例えば、今後この2隻について、クラスターと似たような状況が起きたとなると、地方都市の長崎県というのは病床なども限られているわけでありますので、その2隻について、なかなか民間の間の契約のことなので、難しい面もあるかと思うのですけれども、長崎港を一旦離れてもらう要請をされるとかいうお考えは現在あるのでしょうか。
これからクルーズ船社の方々とも、相談をしていく必要があるのではなかろうかと考えております。
相談をするというのは、離岸について、そこも含めて相談をするというようなことでよろしいですかね。
そう考えております。
分かりました、ありがとうございます。
先程、乗下船がないというのが、当初船会社からそういうふうに聞いているというお話だったと思うのですけれども、そこも含めて確認するというのは、今、基本的には船会社からの聞き取りによって、検査なり調査が行われていると思うんですが、それ以外の何らか、どのように確認をとるご予定なのでしょうか。
基本的には、船会社と重工さんに確認をする形になると思います。
まあ勘違いとかなかったのか、そこも含めて確認をしたいというふうに考えています。
入国の管理状況等を、船会社と重工以外に確認をしたりという予定はないのですか。
その陽性であった方については、その辺も含めて、どこまでできるか分かりませんけども確認していきたいと思っています。
陽性になった人に限らず、外部からの人が来ていたか、来ていなかったかというのは。
必要な確認等はですね、できるだけ実施するようにはしたいと思います。
あと、船の物資の補給のために、三菱重工のグループ会社の方が入っていて、今は自宅待機をされている状況だと思うのですが、その方たちについては、何か調査をされたり、検査をしたりという予定はあるのでしょうか。
三菱重工の方から、その方の症状について報告を受けて、何か症状があるということであれば、当然それの対象になると思いますが、今のところそういう報告は、我々は伺ってはいないので、今のところ検討はしておりません。
最後に、先程レントゲンを陽性の患者さん1人にされたということだったのですが、基本的にレントゲン車は陽性患者の容体を知るために使うものという理解なのでしょうか。
そのとおりです。要はPCRか検査陽性だけだと、肺炎の状況があるかどうか分からないので、エックス線の写真で確認するという目的で実施しております。
昨日とちょっと重複するところなのですが、再確認させてください。資料によりますと、職業は船会社社員となっていますが、この方は乗組員ですか。
質問の趣旨を確認したいのですけれども、どの辺を確認されたいという趣旨なのでしょうか。
乗組員というのは、ずっとアジアにいらっしゃる方だと思うのですけれども、社員となりますと、普段は船に乗っておらず、イタリアから来たか、日本の本社から来たかは分かりませんが、船を直接操作している、従事している人ではない、会社の方ということなのかということをお聞きしたいんです。
それは、先程長崎市からも回答があったとおり、そういう行動歴等は確認するということですので、そこの確認で、どういう働き方をしていたのかということが今のご質問の回答になると思います。
それが、乗組員なのか、会社員なのかは、その行動と関係があるのか、ちょっと分からなかったので、お答えしにくかったので、そのようにお答えさせていただきました。
行動はともかく、乗組員なのか、そうじゃないのかっていうのを確認したかっただけなのですけれども。
申し訳ないのですが、その点はちょっとお答えが難しいです、すみません。
把握していないのですか、それとも言えないのですか。
乗組員と組合員の差が理解できなかったので、どうやってお答えしていいか分からなかったので、お答えできないと申し上げました。
社員の方であると、他の船外から来たという話になると思うのですけれども。
社員の方は船外から来ているっていう。それはどうしてなのでしょうか。社員だったら外から来ているということですか。
深い意味で分けてないのであれば、別にそれでいいんです。社員と書いてあり、乗組員と書いてないので。
すみません、そこまでちょっと理解してなかったので。普通に会社員と記載したものと理解いただければということです。
乗組員かどうかっていうのは考えずに、社員という表記ということですね。
そうですね、一般的な職業として。
しつこくて申しわけありません。この方は、今月14日に発熱症状が出て、その日からもう隔離されているということでよろしかったでしょうか。
昨日の会見の中でも、たしか三菱の方がおっしゃっていたと思うのですけれども、14日、症状が出てから個室の方に入ったということは伺っております。
先程、NHKさんからもありましたけど、1日に戻ってこられて、それ以降、毎日、ごみの搬出とか物資、水の補給とかをされてらっしゃるということで、それはグループ会社とか、三菱の方と思うのですけど、その方たちは10数人と伺っていたと思うのですけども、それでよろしかったでしょうかね。
船内に入ったって方ですね、日本人の方、三菱側の方ですかね。
すみません、その点、まだ私ちょっと確認しておりません、申し訳ありません。
本日、三菱さんがいらっしゃらないものですから、すみません、その点は私の方では確認できません。
ということは、そこは調査対象にはならないっていうことですよね。
その内容を、まだ私自身がちょっと把握しておりませんので、そこはすみません、確認して、必要なら調査をする形にはなるかと思います。
今のところ、今日の時点では、部長が把握されてないということは、なってないということですね。
すみません、私時点では、まだ確認できていません。
最後に、何でこういうことを聞いたかというと、結論として、日本人関係者の方、日本人関係者の方には、感染拡大はないというのを、昨日三菱の椎葉さんもおっしゃっていたので、それを信じたいのですけれども、県、そして市の方でも現時点では、そういうふうに見てらっしゃるのか。これは、こういうと日本人がいなかったらそれでいいのかというふうに誤解を受けると困るんですけれども、そういうわけではないのですが、住民の方もすごく気にしていらっしゃるので、この間、日本人関係者の方に接触して感染拡大はないと見てらっしゃるのかっていうのをお伺いしたいのですけれども。
理解している範囲ですが、今、当然、市の方でいろいろ行動歴調査等やっていますから、その結果を待たないと何とも言えないものと考えております。今の前提で、何か可能性を強弱つけて言うのは、ちょっと差し控えさせていただきたいと思っています。
市の方は、いかがですか。
そこのところを、しっかり調査して。まだ十分でない部分もございますので、いろんな角度から必要な調査は行っていきたいと考えております。
ありがとうございました。
時間の関係で申しわけございません、最後の質問でお願いします。 今、挙手されたところはお伺いします。
長崎市の行動歴調査について、お尋ねしたいのですけれども。これは通常であれば、感染者ご本人に保健師の方が聞き取りをするというスタイルになると思うのですが、今回のクルーズ船の陽性者の方の場合は、ご本人から長崎市に情報が入るまでに、何人を挟んでいるような状況でしょうか。船会社とか三菱とか。
聞く内容にもよってくるとは思うのですけども、例えば直接ご本人に聞くことができるということであれば、まず通訳さんを1つ通じるのが一番近い形になるのかなと思います。
あと業務の内容とか、そういうのでは例えば会社を通じてとか、ケースによっては出てくるとは思いますけども、いろんな形で聞き取り等は行っていきたいとは思っています。
今は通訳を介した聞き取りというのは、まだされてないという理解でよろしいでしょうか。
通訳さんを通じて、直接本人から聞いたということは、今現在行っておりません。
既に感染の確認から1日強経っていると思うのですけれども、そのタイムラグの理由というのは何でしょうか。
基本的に直接という形ではなくて、会社の方からまず情報をいただき、その中で整理して必要な調査を行っているということでご理解いただきたいと思います。
つまり基本的な調査の進め方として、ご本人に聞き取りをするということは想定されてないということでしょうか。
想定してないわけではございません。1つのやり方としてどういうやり方がいいのかというのは、船会社さんの方とかとも相談しながらやっていきたいと思います。
いろいろな関係者の方がたくさんいらっしゃるので、調査に時間がかかるのは想像に難くなくて。ただ特殊なケースなので、普通のケースと比べて基本的なイメージをどう持っておられるのかっていうのが、いまいちピンと来ていなくて。まずは船会社を通じて、乗船、下船の出入りのデータとかを出してもらって、そこから、それぞれの行動歴を聞いていくっていうようなイメージをされてらっしゃるのか、あるいは、人数をかけて、その4人に関して、あるいは57人に関して聞き取りをしていくっていうイメージなのかという、その具体的なイメージと、国の専門家が入ることによって、長崎市の役割というのが今後変わっていく、調査の主体がそちらの方にシフトしていくという可能性があるのかという、今後の展望もお尋ねしたいのですが。
もちろん、長崎市としての調査も行っていきたいと思います。
今、おっしゃったように、国のそういうふうな専門家のご意見もいただきながら進めていく必要があると思います。
やはり、通常の市民に感染という形ではなくて、ある意味ちょっと特殊な形でございますので、そのあたりは、国と専門家の意見ていうのは大切というか、重要な部分だと考えておりますので、その点も含めて、しっかり対応すべきかなと考えております。
現状で、このクルーズ船での感染の確認という特殊なケースで調査に当たって、何が一番障壁というか、難しい点になっているのかっていうのをお尋ねしたいのですが。
やはり、市民ではなく外国籍という部分がございますので、今までこういうケースに当たったことがございませんので、通常と違うというのは1つの大きな要素かなと思います。
また、あと1つはやはり外国籍ということで、言葉の問題も通訳さんを通じてというのもありますので、なかなか厳しい部分はあるのかなと考えております。
あと船の乗下船のこととか、船のオペレーションに関するデータのやりとりですけれども、これは市とコスタ社の間で直接やりとりができるのか、あるいは代理店であるとか、三菱重工を経由してからでないと情報が入らないのか、どういう流れになっているのでしょうか。
情報については、直接もらえる部分もございます。また一部では重工さんを通じてとかそういう部分もございます。
データによって、もらえる部分と、ちょっと経路が変わってきている部分もありますけども、しっかりもらえるようにしているところでございます。
あと、もう1問、質問があるのですが。ちょっと遡ってしまうのですが、クルーズ船の接岸を長崎港で受け入れる際に、ダイヤモンドプリンセス号の集団感染が連日話題になっていた時期かと思うのですが、そういった感染者が例えば万が一発生したときの県、市、国の対応について、検疫支所も含めて、何らかのシミュレーションというのはあったのでしょうか。
全国的に集団感染が起きている状況の中で、ダイヤモンドプリンセスの例を考えるときに、大きなリスク要因になってくる可能性がある。長崎県では、これからもやはりクルーズ船を受け入れてきた、これからも受け入れていかなければいけないと考えておりますけれども、そういった中で、そういったリスクにどう向き合うか、今、お触れいただいた国のCIQの関係機関の皆様、県、市、それから、このクルーズ船に関連する業者の皆様方、それぞれ情報を共有しながら、どういった課題があるのか、それに対してどう対処していくのか、打ち合わせを進めてきた矢先ではなかったかと考えております。
これまでも、役割分担等を含めて、どう協力していけばいいのかという協議を進めようとしていた状況であると理解しております。
確認で申し訳ないのですが、その協議をしていた矢先のことだったというお話、今、あったのですが、それは、例えば修繕を受け入れた、修繕が始まった2月の中旬の段階で既にそういうお話が始まっていたのか、あるいは今月3月になってからのことだったのか、4月になってからのことだったのか、どの時期と理解したらよろしいのでしょうか。
修繕を始める前の時期ではなかったかと思います。
その前も、実はクルーズ船で数千人のお客様をお迎えするという形になりますので、災害等を含めた有事の際に、どう避難体制等を確保するのか、安全、安心を確保するのかといったような課題も認識されてきたところであり、今回また改めて、こういった感染症、船の中での感染症をどう防止して対処していくか、そういうリスクもまた生じたところでありますので、そういった課題に対して、今回は改めて感染症等にどう向き合うかといった議論を進めていかなければいけないということで、そういった情報交換の場が持たれてきたものと理解しております。
今回、極めて特殊なケースで、関係者の方も多いと思うのですけれども、情報のやりとりについては、協議のとおりにというかスムーズに行われているというご認識でいらっしゃるのでしょうか。
(朝日新聞社) まだその連携体制をしっかりと、お互いの了解のもと構築しているという状況ではないものと思っております。 こういったリスクに対して、それぞれの機関がどのような役割分担を担いながら、連携協力して、所要の目標を達成するかというのが非常に大きな課題になってまいりますので、それを、これからも継続して協議の上、システムを作り上げていく必要があるものと考えております。
ありがとうございます。
先程、別の社からも質問があったのですけれども、3月14日以降は乗り降りをしていないということが、昨日の会見で出て、それは知事の方からも、そういうお話があったと記憶しているのですが、先程、市の方から状況がまだ分からないという話があって、知事はどういうふうにお考えなのかというのを、知事のお言葉で説明していただけたらと思います。
昨日もご説明申し上げましたけれども、クルーズ会社を含めて3月13日に一切乗船者は乗り降りをしないという方針が示されて、14日以降、乗下船はないという報告をいただきました。それまでは、市内に出られるような機会もあったようでありますが、そういう措置がとられたことで、乗下船はないと報告をいただき、そう理解しておりましたけれども、あるいは単独での行動などで下船された可能性があるのかないのか、これはまだ確認できておりませんので、そういった可能性を含めて、多分、市の方では調査の必要性を感じておられるのではなかろうかと理解をしております。
昨日、その知事の発言を聞いて、ある程度安心した市民の方もいらっしゃったのかなと思うのですけれども、今のご説明ですと、昨日のお話は、知事はご自身の説明を訂正されるということでよろしいでしょうか。
いえ、それはですね、きちんとクルーズ会社並びに三菱重工様からもそういう報告を受けておりますので、昨日並びに現在の時点では、私も14日以降、乗下船はないという説明を受け、そのように理解をしております。
すみません、もう1点、質問させてください。今年の2月23日付の長崎新聞の記事に、コスタ・アトランチカが三菱造船で受け入れたという記事が出ているのですけども、その中では、三菱重工によると、乗組員に感染者はいないが、上陸はさせないと書いてあります。もし、これが事実であったとするならば、今のご説明にもあったとおり、3月13日以前は、上陸をしていたということですので、三菱重工が嘘をついたことになるのですけれども、知事はどういうふうにお考えなのか教えてください。
感染者の方々を上陸させないというお考えは、今も変わっておられないものと理解をしております。
2月23日付の記事によると、三菱重工によると、乗組員は上陸させないと言っていて、感染者であれば上陸しないとか、そういう話ではないと思うのですけど、知事のお考えはいかがでしょうか。
それは正確にはどういうお考えのもと、重工様がそういうお話をされたのか、私からはお答えしがたいところです。
分かりました、ありがとうございます。
それでは以上をもちまして、会見を終了させていただきます。
・午後10時00分から午後11時10分(70分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年4月20日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症感染者の「外国船籍」における発生について
それでは、ただいまから、記者会見を始めます。よろしくお願いいたします。
では、まず、私の方からご報告をさせていただきます。長崎市長の田上富久です。
本日、4月20日、長崎市香焼町に停泊中のクルーズ船、コスタ・アトランチカの船内において、新型コロナウイルス感染者1名を確認いたしましたので、ご報告いたします。
ご本人は、外国籍の方で、船会社の社員の方です。4月19日、昨日の17時ごろ、帰国者・接触者相談センターに、船会社から相談があり、本日4月20日に、船医が4名の検体を採取し、長崎市保健環境試験所においてPCR検査を実施したところ、本日、16時半ごろ、1名の陽性が判明しました。残り3名のうち2人は陰性、1人は継続検査となっており、このお1人の方の検査結果については、明日判明します。
検査を実施した長崎市からは以上です。
三菱造船の常務をしております椎葉と申します。この度は関係の方々にご迷惑、ご心配をかけて申し訳ありません。
コスタ・アトランチカの乗員は、現在623人の乗員、並びに海外からの工事業者、全員船内居住ということになっております。乗員の健康管理につきまして、船はコスタ社で管理し、我々グループは、それをバックアップするという形をとっております。具体的には、3月14日から、香焼門を入る皆さんに関しましては、全員体温計測をして問診票を提出するということを継続的に実施しているという状況でございます。コスタ様が来られた当初からコロナの対策、これを最優先事項という位置づけで対応してきましたが、本日、感染者の発見を受け、今後、長崎県、長崎市及び関係機関と連携して拡大防止に努めていきたいと考えております。
以上でございます。
県から一つお話をさせていただきたいと思います。今回は外国船籍の船内で感染者が発生したということになります。これは非常に微妙な問題でありまして、直ちに長崎県内の感染者数になるのかどうか。関税法上は、この外国船籍のクルーズ船というのは、外国になります。ただ、ご説明いただいたような事例でありまして、地元、地域に対する影響が考慮されるということ、そして、船内において症状が出ておられるというような状況を鑑み、PCR検査をしていただき、本日このような結果になりましたので、ぜひその辺の微妙な課題についてはご理解をいただき、長崎県内での患者数になるのかどうか、微妙な考え方でありますので、よろしくお願いしたいと思います。
なお、陽性となられた方につきましては、県から長崎大学にお願いをいたしまして、感染症専門医が、明日診療を行っていただくということになりました。
今後の取り扱いでありますが、ダイヤモンド・プリンセスの事例でありますように、今後は国の指導と支援をいただきながら万全の対応策を講じていかなければならないと考えているところでありますので、引き続き県民の皆様方にご心配をおかけすることがないよう努力していきたいと考えております。
なお、このコスタ・アトランチカ号についてはご承知のとおり、三菱重工で修繕していただいた船でありますけれども、県においては、国内の感染者が拡大傾向にありましたことから、3月13日に乗員の皆様方の乗下船を控えていただくようにという連絡を差し上げたところでありまして、3月14日以降、同船からの乗下船者はいらっしゃらないという報告をいただいているところであります。
長崎県からは以上でございます。
他にご説明はよろしいでしょうか。それでは、幹事社から質問をお願いいたします。
お疲れさまです。まず、この船会社の社員の方の今の容体はどういう状況になっているのでしょうか。
お聞きしたところによると、症状は重たくないというお話を聞いております。一昨日ぐらいまで運動をされておられたというお話を聞いております。
症状はどういった症状でしょうか。
咳、発熱が見られたということだと聞いております。
重くないということは、軽症とか、中等症とか、どういう区分になるのでしょうか。
これは、具体的には、やはり明日の診断を待ってどう対応するか、検討していくことになるかと思っております。
わかりました。重症ではないということですね。あと、国籍がわかれば教えてください。
国籍については、船会社から公表についてはまだ確認をとれていない状況でございます。
年齢、性別も言えないということですか。
その辺も、今、船会社に今後の公開範囲を追加で確認しようと思っていますので、今の段階では公表を控えさせていただきたいと思います。
わかりました。クルーズ船に623人が乗っていらっしゃるということですけれども、この方々は外国籍なのかということと、この方々の容態、何か症状を訴えたりする方たちはいないのかということをお聞かせください。
まず国籍ですけれども、基本的には日本人ではないということです。容体は、船でずっと管理されていますので、詳細は、我々は承知しておりません。事実としては、今日4名の方がPCR受検をされて、1名が陽性で、2名が陰性、1名が審査待ちという状況でございます。
症状があるのはこの4人だけと考えた方がいいですか。それ以外の情報を教えてください。
ちょっと専門の方に調べていただいて、明日以降、水平展開すると思いますので、それを待って対応を考えて行きたいと考えています。
私の方から補足説明をさせていただきます。最終的には、明日ドクターに行ってもらい、確認をしないといけないとは思っていますが、私たちが把握している範囲の情報といたしまして、今回、PCRの対象になっている方については、先ほど知事からお話もあったとおり、重い症状の方はいらっしゃらないという状況になっております。それ以外の方々については、陽性者1人を含んで、その周りの、例えば、濃厚接触をした方等については、今のところ57人と聞いております。それらの方については、明日また最終的にドクターに確認していただいて、PCR検査に回すように手はずは進んでおりますので、明日、この57人に対して検査を進める予定になっております。
この57人というのは、今回、陽性が確認された方の濃厚接触者が57人ということでしょうか。
はい、そのとおりでございます。その陽性発覚者を含んで57人ですから、濃厚接触者と言われている方は、いわゆる56という形になります。
それは、他に検査した3人も含めた数字ということでしょうか。
はい、今のところそのように理解していますが、また、今、船から、大人数になりますので、個別に押さえてチェックするのは、明日の段階になると思いますが、大まかな数字のイメージでいえば、私が申し上げた今の数字になるとご理解ください。
この56人については、症状は出ているのでしょうか。
今日船会社から聞いただけの情報なので、確たることは申し上げられませんが、重症の方はいらっしゃらないということで、単に、一緒の場所にいたというようなことを含んでの数であると聞いております。この方が、即ち、症状のある方であるというものではないと聞いております。
症状のある方もいるということでしょうか。
その判断については、船会社から、通訳を通じて確認している段階なので、具体的な症状は、明日最終的に長崎大学のドクターが入って確認をする予定ですので、まだ状況は見えていないところです。
船会社の報告からは、症状があるという方もいるということですか。
その症状についても、本当に熱が出ているだけなのか、単に倦怠感だけなのか。一人一人を正確に追っている情報ではかなったので、具体的に何人と分けることはできませんが、そういった方を含めての濃厚接触者と聞いていますので、そこは明日、精査をした上でPCR検査を実施する段取りになっております。
ありがとうございます。この区分けというか、感染者として、統計上どこに置かれるのでしょうか。
その点に関しては、中央の方でも、クルーズ船関係ということで、別整理されて発表されるということがあるのだろうと思いますけど、恐らくそれと同様の位置決めになるのではなかろうかと思っております。
わかりました。乗組員の方々の入国手続というのは済んでいたのでしょうか。
一旦入国手続を経て、長崎に入港され、物資の搬入等を行い、修繕に入ったという経緯であります。乗組員の方々は、入国手続は一応済んでいたという状況です。
わかりました。ありがとうございます。
陽性になられた1人の方を含む57人の方は、皆さん船内にいらっしゃるということでよろしいでしょうか。
はい。
船内にいらっしゃるということは、ダイヤモンド・プリンセスのときにも問題になりましたが、ゾーンニングは現在どのようにやられているのか教えてください。
これは私の方から。これはコスタ様から聞いた話ですので、そのままお伝えします。通常クルーの方は、船の下の方のお部屋の密閉した所におられるのですが、発生してからは、いわゆる上の方のパックスキャビンと申しまして、ベランダが付いている部屋に全員移動をさせ、ベランダを開放し、換気のいい状態に配置換えをするということで、本日その移動を行われております。船内の換気等々がよくない可能性もあるので、それを止めてということでお話を聞いております。それから、今、まだ数字はよくわかりませんけれども、数十人おられるかもしれない濃厚接触者の可能性がある人は、あるエリアをゾーンニングしまして、そこに圧力を、マイナスといいますか、負圧をかけて、そこから空気が流れないようにというエリアを設け、はっきり判定が出るまでそこで管理するということをコスタ社からは聞いております。
以上です。
すみません、ちょっとよくわからないのですけれども、今、2回に分けておっしゃられましたけれど、最初の上の方のパックスキャビンにいらっしゃる方は、陽性の方1人ということですか。
もう一度言い直します。通常、クルーの方は乗務員で、船の下部の方に住んでおられてます。上方はお客様の部屋なので空いています。今、お客様はおられませんので、それがベースです。今回、このようなことになったので、船としては換気のいい所にクルーを全員再配置をしてやるという考え方があって、普通お客様が泊まるところの上のベランダが付いている部屋に全員が移動して、窓をあけて生活するという環境を作っていくということでございます。
濃厚接触者はどこにいるのですか。
まず全般的な話がそれで、あと濃厚接触者を含めて、その嫌疑があるかもしれないという人は、船の、一つのあるゾーン、エリアに固めてあって、そのエリアが、空気圧でマイナスの、負の圧力といいますか、空気が外に漏れないようなエリアを設け、そこに集めて管理をしていると。そこで明日、先程ご説明がありましたように、どんどん検査をしていき、クリアになったら皆さんのところに戻す。こういうふうな設定のお話を聞いております。
確認ですけれども、そうしますと、上の通常お客さんがいる所に、症状がない、濃厚接触者じゃないような人たちはそこに移動し、生活するようにして、濃厚接触者の人たちと、陽性の人については、ゾーンニングした別の区切ったエリアの中にいるというふうな理解でよろしいでしょうか。
陽性になられた方が船内に戻るかどうかというのは、恐らく専門家の方の意見が出てからと思いますが・・・失礼しました。今、言われたとおりで、現在陽性になっておられる方、それから、嫌疑のある方は、その区切られたエリアで管理されているというふうに理解しております。
陽性者を含めて57人の人ですけれども、先ほどNHKの方も繰り返し聞いていたのですけれども、ちょっとはっきりしないのでもう一度。発熱をされているというようなお話も聞いているのですけれども、そういうところについてはどうでしょうか。繰り返しになりますけれども。
その残りの方々の状態については、一部症状のある方もある可能性も当然ありまして、先ほどちょっと申し上げたとおり、具体的にそういった方が何人、どういう状態なのかの詳細はまだ聞けていない状況になっています。その点は、明日また確認をしたいと思っております。ということで、その57のうちの1人を除く56人は、具体的にどういった分布で、どういった症状なのかということは、今後、確認をとる必要があると考えています。
そうしますと明日、長崎大学病院の医師の方が入られて、そこで確認をされるということですよね。
はい。
それと、先ほど、この623人の乗員については、知事が、下船はしていないと確認をされているとおっしゃいました。3月13日以降は、ずっと船の中で生活をされていたという理解でよろしいですか。
コスタ社からはそのように指示が出て、船の中で生活をしていたと理解をしています。
今船はたしか3隻ほど泊まっているかと思うのですけれど、他の2隻の船の乗組員は、外に出ていたのではないかというようなお話も聞いているのですけれども、そういった人達と、今回の感染した船の乗組員達が接触したりとかはなかったのでしょうか。
これは、手順を追ってお示しした方がいいかと思うのですが、最初クルーの方が来られたときには、やはりストレスも溜まるということで、ある管理のもとで街に出るということはありました。ただ、長崎の壱岐で発生してから、コスタ社からも、もう下船はまかりならんという通達が来まして、それ以来は、船からの移動はやっていないと聞いています。
最初街に出ていたというのは、今回の船の乗組員が街に出ていたということですか。それとも他の船の乗組員が街に出ていたということですか。
今回の船も、他の船も含めて、街に出ていた時があったということです。3月13日までです。
3月13日ですか。3月13日以降下船していないということは、それより前から船が入っていて、その時期で、船から出ていた時期はあるということですよね。
はい。
それと、仮に、この57人のうちどの程度の方に症状があって、PCR検査が陽性になるのかわかりませんけれども、仮にこの人たちが数十人規模で感染者が出た場合に、病院の受入体制等については、どのように考えていらっしゃるのでしょうか。
その点については、県内の大学の先生とも協議をいたしました。まず、基本的には、今後多くの患者が発生した場合に備えて、やはり軽症の方は医療機関ではなくて、施設の方で対応いただく。具体的に想定しているのは、できれば船内の個室で管理をしていくというような方向性で考えております。仮に、入院が必要な症状があった場合には、当然きちんと治療をして、回復したら船内での療養というようなことを想定していまして、長崎県内だけでも非常に病床は限られていますから、そこを有効活用できるような形で、体制をとれるように検討をしておるところでございます。
先ほど、たまたまですけれども、迷彩服を着た自衛隊と思われるような方が上がってくるのをちょっと目にしたのですけれども、例えば、長崎市長から、知事に対して災害派遣要請をされて、知事の方で、例えば、搬送とかで災害派遣要請を自衛隊にするというお考えも現在あるということですかね。
これからの進展状況によりけりですけれども、自衛隊の皆様方のご協力等もいただく必要があるかもしれません。したがって、その際にはご協力をいただきたいというふうに考えております。
それは搬送についてということでの理解でよろしいでしょうか。
いや、医療的な対応等、必要があればと対応していただこうと思います。
それは、災害派遣要請という形になるのでしょうか。
そうですね。
わかりました。幹事社からは以上です。
それでは、その他の社からお願いしたいと思います。
2点お尋ねします。長崎市保健所に相談がある経緯がよくわからないのですが、もう少し、例えば、船会社の方から、熱が出ている人がいたとか、どういう経路で、どういう文言で、保健所に連絡があったのかということを知りたいのが1点。3月13日以前は外出ができたということですが、通常クルーの皆さんというのは、長崎市内や、県内、限定されたところにしか出られないのか、福岡でも、東京でも、どこへでも行けるのか、クルーがどこまで移動できたのかが1点。教えてください。
まず、最初の質問は、長崎保健所からお答えをさせていただきますが、昨日の5時前後、5時過ぎに、実際には、この会社の通訳をなさっている方から、私どもの相談センターにご連絡をいただいたということで報告を受けているところでございます。船内で、4名の方が発熱を来して、過去に発熱をされていたり、現在は発熱はされていない方もおられるけれども、念のために、陰圧の個室で過ごしていただいているというご連絡をいただきまして、私どもの方で調整をさせていただいて、本日検査に進んだという流れでございます。ただ、このタイミングでお電話をいただいた理由ということについては、明確なものを今持っているものではございません。ただ、そうした時間でご連絡をいただきましたので、その対応を進めさせていただいたというのが現況でございます。
以上です。
この乗船者の方々の行動につきましては、大分早く、日本国内に入国をされておりまして、世界的にいろいろなコロナ感染者が増える中で、寄港先がなかなか見つからないということで、長く日本国内に留まっておられたところであります。そういった中で、物資補給の必要性等がありまして、長崎港にも入港して来られたということでありますので、相当の期間、国内各地を入出港されて、長崎に入港してきた経過がありますので、特に行動制限等が必要であったというような状況ではありません。
長崎に来る前の寄港先というのはわかっているのでしょうか。
個別に調べればわかるかもしれませんけれども、手元に資料はございません。国内各地域に入港された実績があるのだろうと思います。
先ほどお尋ねした、下船した際の行動範囲を教えてください。
下船した行動範囲は、特に、3月13日以前ですね。13日以降は出ないということになりますので、冒頭、私からご報告申しましたように、この客船の修理をする際に、このコロナ問題というものがじわじわとありましたので、コスタさんのみならず、我々も非常に重要視していた取り組みでありましたので、出るときには、コスタの管理の元でバスを仕立てまして、船の下にバスを用意して、そこで出るときに体温測定をして、37.5度ないよねということを確認して、街中に送ってという便が何便かあるというところで、その日のうちに帰っているというふうに認識していますので、基本的には、バスが通行していく流れですので、長崎市中に行ったのではないかなというふうに認識をしています。
以上です。
1点だけ補足、訂正をさせていただきたいと思います。先ほど、57人の方の健康状態について、明日長崎大学の先生が確認すると申し上げたのですけれども、正確に申し上げますと、明日長崎大学の先生が、この船に乗っていらっしゃる船医さん(シップドクター)に、きちんと感染状況等の指導をさせていただきます。直接乗船されている方の健康を確認されるのは、この船医さん、いわゆるシップドクターがされるということです。長崎大学の先生が直接確認するという意味で、誤解があってはいけないと思いますのでそこは補足をさせていただきます。
以上でございます。
基本的なことで確認なのですけれども、コスタ・アトランチカの船主になる船会社は、イタリアのコスタ・クロティエーレでよろしいでしょうか。
そのとおりでございます。
総トン数を教えてください。
8万6千トンですね。
香焼に入っていたのは、2月20日からでよろしいですか。
パターンがありまして、最初2月の上旬に入って来られまして、それから、岸壁に一時着いておられまして、それから、具体的な修繕は、20日からだったかな。それから3月25日の間で、我々の造船所の中のドックで修理工事を行っております。当初の修理工事はそこで完了し、その後25日にドックを出て海上運転に出ているという状況でございます。ただ、先方のご都合で、もうしばらくここにおりたいという話があったので岸壁を貸していた。こういう状況でございます。
そうすると、修理自体は、3月25日に終わっていたということになるのですかね。
はい、我々が契約している仕事は、3月25日で完了でございます。
最初に入ってきた経緯は、中国の工場が使えなくなったので、長崎にという経緯でよろしかったですか。
私どもはコスタ様の方からそのように聞いております。元々中国でやる予定だったのが、例のあの問題が中国で発生しているということで、大分迷われた期間があって、その間、うちの岸壁に停滞しておられて、決意して、うちのドックに入渠して修繕をされた。こういう理解をしております。
3月25日に修繕が終わってから今まで停泊していたのは先方の理由ということですけれども、具体的にはどういう理由だったのでしょうか。
詳細は、コスタさんに中身を聞かないとわかりませんが、なかなか環境も厳しい状況のようで、うちの岸壁に停められないかというご相談がありましたので、特に大きく断る理由はないので、人道的に、そこはできる限りのサポートをして岸壁は提供しようということで対応していました。
以上です。
ありがとうございました。補足でお尋ねしたいことがあるのですけれども、今、疑わしい方は、陰圧室、負圧をかけたエリアで管理をされおり、この中に濃厚接触者も含まれているということだったのですが、何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか。
その話は、コスタの方から、そのようにするという話を伺っているだけで、具体的にそこに何人いてどうでというところまでは、申し訳ございません、私どもは、まだ情報はありません。ただ、そういう管理をするという話をされていて、私が今日の昼に確認をしたところ、通常いないベランダに、クルーが出てきておられたということを確認したところでございます。
そうすると、疑わしい人の隔離というのは、まだこれからやるということなのでしょうか。
そこはまだ事実確認ができていません。ただ、コスタさんは、今日やると言われておりました。
あと、4名の方がPCR検査を受けて、1人継続検査というのは、どういう事情なのでしょうか。
長崎市保健所でございます。4名の方のうち1名は、結果が安定しないといいますか、確認が必要ということで、恐らくシークエンスで確認をするという手段に進む。リアルタイムPCRの場合に、多くのケースでは、ポジティブかネガティブかということはわかることが多いのでありますが、一部に、判定が難しいことがございますので、それの確認作業に入っているということになります。
以上です。
4名のPCR検査は、1人の陽性を確認と資料にはあるのですけれども、結果が安定しないというのは、その1人とは別ということですか。
4名の方のうち1人は確実に陽性であったので、このプレスリリースに入っているというところでございまして、残りの3名のうち2名の方は陰性が確認されており、最後に残ります4名目の方が、今、申し上げた結果が安定しないために、確認作業に入っているというものでございます。以前のこうしたプレスでもお伝えしたところでありますが、今回、陰性であるということが、完全に陰性を約束するものではございませんので、一定数は偽陰性という、本当は陽性であるけれども、検査で検出し得ないものが発生するテストであることはもうわかっておりますので、そうした意味では、今後も、症状の状況等考えていく必要があるものということはお伝えしたいと思います。
以上です。
この4名の方は、負圧をかけて、空気が流れないエリアにいるという認識でいいのかと、それぞれ個室になっているのか教えてください。
長崎市保健所でございます。私どもの方が報告、情報共有をいただいておりますところは、4名が4名とも、昨晩のご報告の段階で、陰圧の部屋に、個室の状態でおいでになると伺っているところです。
以上です。
船会社のコスタ・クロティエーレなのですが、これは、コスタ・クルーズさんとは別なのかということと、もし違うのであれば、どういう会社と認識しておられますか。
詳しくは私も存じ上げませんが、基本的には同じところと理解をしております。
コスタ・アトランチカについては、入港は2月上旬でいいですしょうか。
そうですね、岸壁についたのは2月上旬だったと思います。ドックに入ったのが2月20日だったかな。2月20日から3月25日までがうちのドックの中に入って、修繕工事をして、完了して出て行ったという事実でございます。
今後、ウイルス検査は、県と市が、どのように行っていくのでしょうか。
PCR検査は、長崎市内は保健所設置市でありますので、市内の案件について、基本的には市で対応していただきます。県内は、長崎市と佐世保市が保健所を設置している自治体になりますので、市にお願いしている。その他の地域について、県の保健所の方で対応するという基本的な考え方であります。冒頭申し上げたように、今回はなかなか微妙な問題がありましたけれども、要請があって、長崎市の保健所でPCR検査をやっていただいたということです。
今後の、濃厚接触者は。
今度の50数名は、大学に依頼して、PCR検査を明日行っていただくということにいたしております。
申しわけございません、長崎市保健所でございますが、ちょっと追加報告でございます。先程、再検査、確認検査を申し上げておりましたが、4人目の確認検査を行っているところと申し上げたものについて、陰性結果が出たということで報告がございました。ということで、4名の方の検査を行わせていただきましたが、陽性の方は、今報告をさせていただいております1名のみ。残り3名の方は陰性ということで、改めて報告をさせていただきます。
以上でございます。
今回、基本的には、重症とか、入院が必要にならない限りは、船内での対応を基本とするということでよろしいのでしょうか。
基本的には、先程部長が申し上げたように、シップドクターがいらっしゃって、看護体制もありますので、重篤で、医療的な対応が必要にならない限りは、船内の陰圧区域でその後の経過を見ていただくということになるのではなかろうかと思っております。
よろしくお願いいたします。まず確認ですけれども、船医も乗っているということですが、船に乗っているのは、船医も含めて、全員で623人ということでよろしいでしょうか。
はい、コスタの船員全員で623人という理解でございます。
クルー、船医も合わせて623人という理解でよろしいでしょうか。
コスタの管理下にある人間が623人ということでございます。
あと、今回の陽性者1人も含めて57人という話ですけれども、濃厚接触者が56人ということでよろしいですか。その陰性だった3人もその56人に含まれているのでしょうか。
その点については、最終的には確認をとらなければいけないとは思うのですけれども、そういった方も含めての数であると考えております。そこはまたちょっと詳細には確認する必要がありますが。
分かりました。今回その4人のPCR検査をされたということですけれども、検査をされるに至った経緯。特に、陽性の方は、症状はいつごろから出始めたのかなというのはいかがでしょうか。
この方の発熱症状が見られたのが4月14日ということで、お伺いしたところでございます。症状の詳細については、なかなかまだ許諾等がとれていないところもございまして、お伝えすることが、現在ちょっとはばかられるところで、お許しいただきたいところでございますが、一般的に言われるこういう疾患の、COVIT19の主要症状と言われるようなものの幾つかが14日に見られたということまではお伝えできるところであります。
以上です。
何度かとかも、そういうところもちょっとまだですか。
はい。
あと、その方の今日までの行動歴というところも、詳細については分からないですか。
そちらについても、会社を通じて情報開示というのを求めているというところで、まだ調査途上であるというところまでしかお伝えできません。申しわけございません。
分かっていることとしたら、4月14日に発熱をして、きのう、帰国者・接触者外来に相談し、PCR検査、検体採取したのは今日なんですかね。
そうでございます。本日とっていただいたという状況でございます。
そして、今日陽性が確認されたということですね。
そのとおりです。
先程知事の方から、3月14日以降は、船から下船されていないというお話がありましたけれども、だとしたら、今回は、その感染源というか、感染経路についてはどのようにお考えでしょうか。
長崎市保健所長本村でございますが、まだ、そこについては調査を進めませんと仮説を立てるということも難しいと考えておりますので、今後の情報によって検討させていただきたいと思います。申し訳ございません。
最後に、確認ですけれども、性別とか、今回の陽性の方以外も、教えていただくことは、やっぱり船会社の了解というのが必要になってくるんですか。
今後の公開できる情報については引き続き、追加で、船会社の方からも得る情報もありますので、その一環としてまたしっかりと確認させていただきたいと思っております。
2点あるのですけれども、明日以降の検査関連なのですが、今、香焼の方に船が停泊していると思うのですけれども、そのまま、香焼のままで行うのかということ、ほかのあと2隻についてはどうなのかというところを確認させてください。あと、4月14日に発熱が見られたということですけれども、対応としては、船医の方、船にいらっしゃるシップドクターと、三菱の方でのやりとりですとか、その後の保健所に相談するとかという流れというのは、想定とかあったのか、それどおりにうまくいっていたのかということを、ちょっとお伺いしたいです。
長崎市保健所長、本村でございます。明日以降の検査につきましては、先ほど大学の方にも入っていただきまして、デザインをさせていただいているところで、今もそこは進捗を進めているところでありますけれども、船は、現地にとどまったままで行わせていただくと、それから、シップドクターと連携をとりながら、大学にも入っていただいて、大学病院のスタッフの方からも、そのシップドクターの方に、適切なとり方の確認ということもさせていただきながら、そういった検体採取を進めていただくという予定でおりますが、これも、まだ私どもの計画の段階でありまして、シップドクターや会社の方と細部を詰めている段階ではありませんので、あくまで、私どもの、今の計画、見積もりとしてお伝えするにとどまるものでございます。お許しください。
以上です。
あと1点ご質問がありました。いわゆる被疑者が出て、それから、これまでに至るプロセスでございますけれども、冒頭申しましたように、コスタさんと仕事をするときに、船内の情報管理はコスタということで確認をしておりますので、まず発生したら、シップドクターのもとで管理をされて、シップドクターのジャッジのもとに、公的な、地方のローカルなところにアタックが必要ということになれば、コスタの方から代理店の方に連絡をして、そして、連係をとるということで決められておりますので、そのプロセスどおりにいっていると。我々、三菱の方にも情報が入りましたので、できるだけサポートをしていると、このように理解をしております。
確認ですが、三菱の方に連絡が入ったのも、長崎市の方の保健所に入ったのと、同じようなタイミングだったんでしょうか。
それ、ちょっと状況を確認してみないと分からないと思いますが、まあ似たような状況だったと思います。
重複することになるかもしれないのですけども、事実関係をもう一回確認させていただきます。船は、イタリアの会社のコスタ・アトランチカという船でいいんですかね。
はい、そのとおりです。中国の工場で修繕するはずだったけど、できなくなって、2月上旬に、長崎市の香焼のところに入ってきて、それで、修理は3月25日に完了して、その後も停泊している状況ということです。
ちょっとすみません、先ほども同じようなご質問をいただいたんですが、今、改めて、確認いたしました。1月29日に、松が枝岸壁に、物資補給のために入港接岸をいたしております。そして、1月31日に、先ほど重工さんの方からお話がありましたように、香焼の第3号岸壁に着岸。そして、修繕事業を終えられて、25日に、建造ドックを出渠されまして、その翌日から、また再度、物資補給のため、松が枝岸壁に接岸をしております。再度、4月1日以降、香焼2号岸壁に係留というふうに聞いております。
では、1月29日から入っているということでいいですか。
はい。
それで、船員の623人は、いずれもお客さんというのは乗っていないということでいいんですよね。
お客様は一切乗っておられません。
全員、スタッフが623人。
いわゆるコスタのクルーの関係者のみでございます。
この中に日本国籍の人がいるかは、分からないということですよね。
先ほども申しましたが、私が知る範囲では、日本国籍の報告はありません。
船は、3月14日以降は、乗下船していないということでしたが、食料補給するのに業者が入ったり、外部との接触はどの程度あったのでしょうか。
外部との接触という意味でいけば、3月13日以降は、ある一定量のミーティングは中でやっていたということでございます。ただし、コスタのレギュレーションがありますので、入る人はすべて体温をチェックして、37.5度以下であるということと、それから、自分の問診票を提出するということを全員に課して、船の中で、コスタの許可のもとで入っているという状況でございます。
最後に外部との接触があったのはいつで、どういう内容だったのでしょうか。
最後に、アトランチカで、接触があっているのは、超間接的ですけど、4月8日ぐらいですかね。ただ、このときは、基本的には修繕工事は終わっていますので、私ども、基本的には入る予定はなかったんですが、どうしても入りたいということがありましたので、こちらの方も限定のメンバーだけで、船にはあまり近寄らないようにして、ごく10名弱ぐらいの人間で進めていたと、こういう状況であります。
すみません、ちょっと聞き取りにくかったので、もう一回お願いしていいですか。4月8日に、どういう接触をされたのですか。
4月1日に、アトランチカが、運転が終わって、もう一遍戻ってきましたと、これはもうお客さん希望で戻ってこられましたと。お客さんが、生活されますので、ごみを出したりだとか、物を積んだりだとか、そういう必要がありますので、そこで、そこに関係のある人間だけが、ある管理のもとに、船の中に入ってやりとりをしたという事実があります。ただ、我々も、当然しっかり管理をしていますので、その人間の体温だとか、通勤では、車を使わせるだとかいう、非常にハイレベルな管理をして、行っていると。4月8日以降は、もうその仕事はめどが立ったので、全く船にはうちは入らないというような状況になっております。
確認ですけれども、4月8日以降は、アトランチカの内部との接触はなかったということでいいんですか。
三菱関係者が中に入ったという事実は全くありません。
発熱症状が4月14日にあったということですが、先ほど咳の症状もあったということですが、咳の症状はいつごろからあったんでしょうか。
長崎市保健所長、本村でございます。すみません、先ほどの症状はお答えすることができかねます。すみません、お許しください。
陽性者の方が、おとといは運動もされていたということなんですけれども、具体的にどういった運動をされていたのか、教えていただけますでしょうか。
そこはもう、先方の船会社の担当の方から聞いただけですので、その詳細まではちょっと把握していないです。
船はイタリアの会社の船だということなんですけれども、陽性者の方の国籍はどうなっているんでしょうか。
すみません、そこの国籍については、まだ船会社とも確認をして、公開をできる範囲で公開をさせていただきたいというふうに考えています。今のところは、非公開という扱いでお願いをしたいということでございます。
先ほどの件ですけれども、発症、症状が出始めたころ、症状が出始めた4月14日というのは、今回、陽性が確認された方だけなのか、それとも、PCR検査をした4人全員なのかというところはいかがですか。
それぞれに、有熱であった時期があるという情報は得ておりますが、個別の事例について、陰性事例の詳細をお答えすることは、ここでは避けさせていただきたいと思います。
4人とも発熱があったという認識。
有熱の時期があったという履歴は聞き取れておりますので、ドクターがそういうふうに、検査が必要であるというご判断があったということが、背景情報が得られたというところが確認できておりますが、陰性の方々の個別の症状をつまびらかにすることは、ここでは、特に避けさせていただきたいと思います。
まず確認ですが、2号岸壁というのは、香焼の南側、北側どちらになるのでしょうか。
3つございます、真ん中の岸壁でございます。
今、2隻ありますけれども、そうすると、2隻のうちの。
比較すると、南側になります。
そして、足取りですけれども、先ほどの説明を聞いていますと、3月25日にドックを出て以来、4月1日に戻ってきたと。その間、どこに寄ったかは分かりませんか。
我々聞いているだけなので、確たることはございませんが、修繕が終わった後、推進性能等を確認するために、海上で、海上運転をしていたというふうに聞いております。
どこにも寄港していないということですか、長崎以外に。
海上運転ですから、長崎の沖の方の海をずっと回ったりということというふうに理解をしております。
そして、4月1日に、2号岸壁に係留された後、次に接触したのは4月8日だけですか。
接触という意味では、2日から、毎日、水を補給したり、ごみを出したりといった軽作業はありますので、ごく限られたメンバーで、連係はあっています。
その4月2日から4月8日までに入ったという方は、先ほどのお話からすると、体温を測ったり、これは、三菱側、社員とか、パートナー企業とか、警備員さんとか含めて、すべて三菱側で把握できる、体温とかも問題ないというふうに、乗船後も、下船後も確認できる、問題ない、確認できているということでよろしいでしょうか。
はい、そのように確認していますし、もちろん、そういう船の中に入るんですから、非常に管理が要るというのは、我々分かっておりますので、まず、通勤は必ず自分の車で、バス通勤は選ばないこと、そして、朝と昼の体温は測定すること、それから、できるだけマスクは着用することというようなレギュレーションは決めまして、限定的にやっております。それも、めどが立ったので、8日をもって立ち入ることはやめたと、こういうことでございます。
そうすると、この乗っている乗員以外は、日本人の方、また県民の方で、この船に起因して感染しているということはないということでよろしいんでしょうか。
こちら三菱の方は、基本的にはない、今日現在でも全員裏をとれていまして、体調等に問題のある人はいないという情報でございます。
さらに、2月26日あたり、以前ということですけれども、買い物をバスで行かれていることもあったということですけど、ここら辺で、市民と接触して、罹患している可能性が全くないとは言えないんでしょうか。これは、保健所さんでしょうかね。
結論から申し上げますと、ちょっと、どういった経緯で感染したのかというのは、しっかりと、行動調査の結果を踏まえて判断したいと思います。2月の行動は具体的にはどうなのかということと、今回の症状が出ている期間、ここは、専門家にもきちんと判断してもらわなきゃいけないと思っております。今の段階では、何とも言えないという状況かと思います。
では、追跡対象になるわけですね。しなきゃいけないということに。
この方の症状をよく聞きとった上で、実はもっと前から症状があったかも分からないんのすけれども、そういった症状の発症時期から、どこまでさかのぼるのかという判断になってくると思いますので、そこを含むか、含まないかも、しっかりと判断していきたいと思っています。
この陽性の方ですけれど、4月14日からは何をされていたのですか。もちろん、船内にいたのは船内にいたのですけれども。
何をというのは、仕事をされていたかどうかということですか。詳細に、そこまで今日聞きとったわけではないんですけれども、私の理解としては、シップドクターがいらっしゃって、管理下にあったというふうになっていますので、そういった療養体制に入られたんではないかというふうに考えています。
ということは、陰圧室みたいなところにいたということで、仕事には就かずということですね。
私の理解では、そのように理解しております。
動き回ってはいないということですね。
私の理解では、そのように理解しています。
長崎市保健所長でございます。その日からアイソレーションに入られたと。要するに、陰圧個室での管理に入られたという情報は得ているところです。船側でも、そういう有熱症状にあるとか、今回、この方が有熱状況かどうかということは避けますけれども、一般的に、COVIT19が疑われるような症状が発生した方は、そうしたアイソレーションの対応をされているということで、情報をいただいているところです。また、確認が必要とは思いますが、そういった情報をいただいていることは事実でございます。 以上です。
未確認だと思うんですけれども、すごい神経を使って、船主側も対応しているということはすごく分かるんですけれども、なぜ、50数人にも、濃厚接触の疑いのある方が増えたのかなという素朴な疑問を抱いたんですけれども、いかがでしょうか。
長崎市保健所長、本村でございます。私も、そうしたところは、強い関心といいますか、そこを調べる必要があると思っておりますが、今、濃厚接触者という言葉でまとめられておりますけれども、これは、濃厚接触者という国が示した定義に合致したものを指すものではなく、船会社を含めた、この管理体制の側の方たちが、そういう取り扱いをするのが望ましいであろうと考えられた方々の数がそういう形でまとまったのであろうと推定しているところです。ですから、そうした57名の内訳というものを、もう少し詳細を調べる必要があるというところでありますので、国が濃厚接触者と同じ表現で、これを市民の方にお伝えすることは、若干の支障があるものかもしれないとも考えているところです。まだまだ情報が不足しているという点は認識しているところであります。
最後に1つ、椎葉さんにお尋ねしたいんですけれども、三菱重工としては、本業が厳しい中で、メンテナンス事業に期待するところは多分大きかったと、私自身もそうなんですけれども、最初に、この感染の状況を伺ったときの率直な思いというのはどういったことだったんでしょうか。
これはもう、我々としても、ダイヤモンド・プリンセスのイメージがありますので、とにかく、我々のビジネスより何より、とにかくきちんと専門家の方に見ていただいて、しっかりした対応をして、まち、県、市としっかりと協力しながら、然るべき手をしっかりと打っていかんばいかんというのが、第一思い浮かんだことでございます。
長崎大学病院で検査をされる、これはPCR検査でよろしいんですか、LAMP法ではなくて。
PCRです。
PCR。検査結果は、50数人の結果はいつごろ出る予定なんでしょうか。
今、大学の方と確認して、PCRを使うのか、LAMPを使うのかは、これから調整というふうに聞いています。結果が分かるのは、一般的に検査を始めて、PCRだと5時間ぐらい、LAMPだったら数時間という形になると思います。
明日中には大勢が判明するというような状況でもないんですかね。
今、大学の方と調整していたのは、午前中に、向こうのシップドクターの方と調整をして、とる段取りをつけて、検体をとっていくというようなことで、調整が進んでいましたので、そのような段取りでいけば、明日の夜なのか、深夜なのか分かりませんけれども、結果は、そういった時期に判明するんではなかろうかというふうに予想しています。ただ、どうしても、相手があることですから、きちんと順々にとれるかというのは、明日、調整して話し合っていく必要があるかなと思っています。
時間の関係もございますので、最後の質問にさせていただきたいと思います。
改めての確認で恐縮なんですけれども、1月に物資補給で最初入っていて、もう一回、修繕で入った時期だけ、もう一回教えてもらいたいんですけど。
ずっと長崎港に入港している状況だったと理解しておりまして、1月29日は、松が枝岸壁に物資補給のため、そして、31日は、香焼の岸壁に移られた。そして、修繕事業に入られて、その後、先ほど申し上げたように、ドックを出た後、もう一度松が枝岸壁に物資補給のために接岸をされた。そして、その後、香焼の岸壁に戻って、接岸をされていると、そして、今日に至っていると、理解をしています。
3隻のうちの、最初に入っていた1隻という認識でいいのでしょうか。分かりました。あと、最初の方ですが、このコスタ・クルーズと、コスタ・クロティエーレと同じ会社という認識でいいということだったのですが、何が違うというふうに考えたらいいんでしょうか。ブランドとかっていうことですか。
申し訳ない、そこは私は、詳しくないのですが、基本的には同一の企業として、我々は考えております。
すみません、3点ほどあるんですけど、三菱さんになんですけど、試運転ですかね、海上から帰ってきて、ごみとか、食料とかを入れたりしたと思うんですけれども、そのとき関わった人たちは何人ぐらいいて、今、どのような管理下にいるんでしょうか。
それにかかわったのは、たしか10数名で、全員、今日の時点で、体調問題なしというのを、一応確認をしております。もちろん、やるときには、先ほど申しましたように、特別管理状態で、船に入るときには入らせているという、こういう状態でございます。
今後、念のため検査を実施したりとか、そういったこととかはないんですかね、健康管理とかは、今のところは。中田部長かな、社員の方たちは、どういう取り扱いに。
ごみを出したりした人は、健康観察をしただけですね。要は、PCRとかはかけているわけではない。
ですから、それも、最後までいた人間も8日までですかね、7日ぐらいまでですかね、ということで、2週間たっていると状況になってきていますので、あとは、専門家のジャッジをいただいて、必要とあれば、もちろん診ていただくということを思っておりますが、今、我々の判断でいけば、発熱状況もないし、体感もないし、問題がないので、そのまま観察でいいのかなと。ただ、2週間は、あと数日残っている方がいますので、それは自宅待機せよという指示は出しております。
それは、何人ぐらい、自宅待機というのは。
数名、4、5名ぐらいのイメージです。
わかりました。了解です。あと、中田部長なんですかね、56人濃厚接触者の疑いがある、特に、船内ということもあって、クラスターになる可能性っていうのはどの程度あるというふうに、船医からの報告も含めて。
可能性は、今の段階ではちょっとわからないです。今日も、この会見の前に、大学の教授とも、今後の対策について協議した上で臨んでおります。やっぱり、船側が、濃厚的な接触をした方であろうということの検査がまず優先であるというようなご指示をいただいておりますので、この方を対象にまず検査をすると。この結果次第で、やはり船内の感染状況というのが見えてくる可能性が高いので、それを見て、そういう、今後の発生状況、クラスターというのを判断する必要があるんじゃないかという意見をいただいております。
可能性としては、判断できない状況ということ。
可能性の問題だけであれば、それは、当然否定できないと思います。ですから、万全の体制を敷いてやっているわけでございます。
それと、あと、万全の体制ということだったんですけれども、今後、いろいろな対応があると思うんですけれども、だれが主になってやるのかというのと、あと、市や、県や、病院とかで対策チームをつくるとか、あとは、自衛隊の応援だとか、厚労省のクラスター対策班とかいろいろあると思うんですけど、そういったところの体制はどういうふうになっていく見通しなのか、教えてください。
それは恐らく、これからのPCRの検査結果、あるいは、その他の乗船者の方々の状況等を見きわめた上で判断していかなければいけない。ただ、冒頭申し上げたように、今回は、外国船籍の船内で起きたことでありますので、まずは、やはり国の積極的な指導、支援体制をお願いしていかなければいけないものと、こう考えております。そのときどきの状況に応じて、医療体制の整備、さらなる検査体制の拡充などにも取り組んでいく必要があるんではないかと思います。
今、連絡をとっている、国と連絡は、どちらととっているんですか。
それはまだ。厚生労働省あたりとは、事務的な連絡はとっておりますけれども、まだ、状況が動きつつありますので、これから打ち合わせをしながら、体制づくりを進めていかなければいけないと思っております。
ありがとうございます。あと細かいところですけれども、椎葉さんの肩書は、今どういう肩書ですか。
本船は、三菱造船で受注していますので、三菱造船の常務ということで、答弁させていただきたいと思います。
あと、このクルーズ船はいつまでいる予定だったのかというのは分かりますか。
現在お客様から聞いているのは、4月エンドまで何とか岸壁を貸してくださいという話は伺っておりますが、昨今の状況を見ると、なかなか厳しい状況なのかなというふうには感じております。
予定としては4月末まで。
お客さんから言われているのは、現在は、4月末までです。
以上をもちまして、会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後3時35分から午後4時37分(62分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年4月17日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症対策について
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いします。
皆様ご承知のとおり、昨日、国は、緊急事態宣言の対象地域を全国に拡大されたところであります。これを受け、本県におきましては、本日、対策本部会議を開催し、今後の緊急事態措置として、県の対応方針を決定したところであります。
現状については、既にご承知のとおりでありますが、本県においては16例の感染事例が生じているところでありますが、そのほとんどが、県外からお帰りになられた方々、県外からお入りになった方々が感染されたというような状況になっているところであり、まだクラスターが生じるまでには至っていないものと考えているところであります。
しかしながら、我が国全体の状況を見ますと、やはり大都市部を中心に、大幅に感染者が拡大する状況が続いているところであります。こうした事態を受け、何としても抜本的な対策を強化することによって、この難局を乗り越えていこうとする国が方針をお示しになられたところでありますので、これに沿って、長崎県としても適正に協力、対応を図ってまいりたいと考えているところであります。
具体的な対応策でございますけれども、まずは人と人との接触を避けて、その機会を低減していくということが一番重要になってまいりますので、長崎県としても次の5つの事項についてお願いをさせていただきたいと考えております。
まず、第1点でありますけれども、「生活の維持に必要な場合を除き、極力外出を控えていただきたい」ということであります。「この生活の維持に必要な場合」というのはどんな場合かということでありますが、医療機関への通院、食料、衣料品、生活必需品の買い出し、職場への通勤、屋外での運動や散歩などが、こういった場合に該当すると言われているところであります。
そして、2点目のお願いであります。「県境を超える帰省や旅行を控えていただきたい」というお願いであります。これは、県民の皆様方に対するお願いでもあり、県外の皆様方に対するお願いでもあります。佐世保市で今回発生した事例によりますと、学生の皆さんが帰省されて、感染されていたという事例が生じているところでありますので、極力、今の時期は、不要不急の帰省や旅行をお控えいただきたいと考えているところであります。
3点目でありますけれども、「離島地域への訪問を、この時期は控えていただきたい」というお願いであります。なぜ、離島地域への訪問を控えていただきたいと特別にお願い申し上げるかといいますと、ご承知のとおり、大きな離島については、県の企業団病院が設置されておりまして、医療体制は一定整っているところでありますが、その他の地域を含めて、まだまだ医療体制が本土と比べて十分であるとは言いがたい状況にあります。壱岐市では、既に感染事例が複数件発生しているところでありますので、これからも、感染事例が拡大するということになりますと、本土部の医療機関に頼らざるを得ないという事態も想定されるわけでありまして、離島地域の住民の皆様方は、大きな不安感をお持ちであります。したがいまして、いつもであれば、ぜひ観光客として多くの皆さん方にお出かけいただきたいということでありますが、この時期についてはぜひ訪問をお控えいただきたいというお願いをさせていただきます。
それから、4番目は、特に新型インフルエンザ等対策特別措置法(以下「特別措置法」といいます。)に基づく要請、お願いではありませんが、「各事業者の皆様方には、テレワーク、時差出勤を推進していただき、三密を避ける就業環境の実現のために、ぜひご尽力、ご協力をいただきたい」というお願いであります。もちろん、消毒ができるような環境の整備なども、併せてお願いしたいと思っているところであります。
5点目でございますが、これは、ご報告を含めてお話をさせていただきますが、県立学校は、去る4月8日から新学期を迎え、授業が行われているところでありますが、こうした事態を受け、「県立学校を4月22日から5月6日まで休校をすることといたします。」併せて、市町立学校、私立学校でも、それぞれの地域の実情を踏まえて、ご検討をお願いしたいと考えているところであります。
以上、特に1番目、2番目、3番目のお願いについては、この特別措置法の規定に基づく要請という形で、外出自粛のお願い等をさせていただいたところでありますが、結果として事業の休止要請等については、今回は行わないということにいたしたところであります。ぜひ県民の皆様方には、県内の状況については、まだ差し迫った状況にあるとは言いがたいところでありますけれども、国を挙げてこの難局を乗り越えようという時期に差しかかっておりますので、この時期を分水嶺として、少しでも感染者の減少につながるよう、県としても全力で取り組んでいきたいと考えておりますし、そのためには、幅広い県民の皆様方のご理解とご協力が不可欠でありますので、何とぞよろしくお願いを申し上げる次第であります。
以上、私から報告をさせていただきます。あとはよろしくお願い申し上げます。
それでは、幹事社の方から質問をお願いいたします。
特別措置の期間は、今日(4月17日)から5月6日まで、範囲は県内全体ということでよろしいでしょうか。
はい、そう考えております。
県立学校は5月6日まで休校ということですけれども、市町の学校、私立の学校については、休校の要請になるのでしょうか。
いいえ。いわゆる施設の利用制限措置を講ずるかというと、それは考えておりません。まだ、学校、その他の事業所が感染源になっているというような事例等は生じていないところでありますので、これからの動向によって、必要があれば、その段階で検討をし、要請を行っていきたいと思っております。
ありがとうございます。県立学校は休校をする、公立の学校にも休校を求めるということだと思いますが、学校の先生方、子どもたちも、学校を再開したばかりでまた休校になると思うのですけれども、そういった対応について、改めて知事の対応、理由というのをお願いします。
前回、授業再開を決定させていただいた背景には、教職員の皆様方、学校の児童生徒の皆様方に、具体的な感染事例等も生じていない、本県の感染事例もほとんど国外、県外にその感染源が存在するという状況でありますので、やはり、学びの機会というのはしっかり提供する必要があるだろうということで、再開を決定したところでありますが、国を挙げて緊急事態宣言がなされて、まさに、人と人との接触の場を低減するという大きな方針のもとに対応策が決められているところでありますので、やはり児童生徒の皆様方にも、そうした中での対応を図っていきたいと考えております。
ありがとうございます、最後に、施設の休業要請を行わない理由と、今後、万が一感染が拡大した場合に、どういった段階になったら休業要請をする、あるいは検討をしていくのかというところをお聞かせください。
県外の事例をお聞きすると、いろいろな接待を伴うような交歓の場でありますとか、そういう場がクラスター形成の1つの要因になっているような課題が指摘されているところでありますが、幸いなことに、県内においては、いまだそういった事例は見られないところであります。したがって、そういった観点からの休業要請はまだなかなか考えにくい状況ではなかろうかと考えているところでありますが、全体としてわずかずつではありますけれども、感染者が増加傾向にあるのは事実でありますので、感染の場が、さまざまな遊興施設、文教関係施設、展示場施設に要因があるということであれば、自粛要請等含めて、検討をする必要があるのではないかと思っているところであります。
確認ですけれども、5項目のお願いのうち、1番目、2番目、3番目のお願いは、特別措置法の45条に基づく外出自粛要請という理解でよろしいでしょうか。
はい。
4番目のお願いについては、特別措置法に基づくものではなく、お願いであるということと、5番目のお願いについては、学校施設の利用の制限による休校を求めているということではなく、あくまでも、お願いという理解でよろしいですか。
はい、そうです。
外出の自粛要請が特別措置法に基づくということですが、これまでも、外出自粛要請ということについては、知事は常々求めていたかと思います。今回、特別措置法に基づくということで、多少強めのお願いになるかと思うのですけれども、そうすることで、飲食業などは既に影響は受けている状況の中で、今後さらに影響が強まる懸念もありますが、飲食業、観光業など、商売をされている方々への具体的な支援策などのお考えではないでしょうか。
事業経営を継続される際の支援策というのは、国の方でも、補正予算の中で検討されているものと思っておりますし、県としても、緊急つなぎ資金の融資、あるいは、雇用調整助成金のさらなる上乗せ支援などの方策を考えているところであります。なお、飲食店等については、利用制限の対象とさせていただいておりませんし、必要な施設であると位置づけられているわけでありますので、まずは、そういった事業所の皆様方にも、この4番目のお願いように、三密を避けるような就業環境、いわゆるクラスターが発生するような環境にならないような環境整備等を進めていただき、安心して県民の皆様方にご利用いただけるような環境づくりに努力をしていただきたいと、こう願っているところであります。
「離島地域への訪問を控えてください」ということですけれども、県民においても、県の本土に住んでいる方が、仕事であるとか、いろいろなことで離島に行くようなことも控えて欲しいという理解でよろしいのでしょうか。
仕事の場合を含めて、移動を自粛していただきたいということは考えておりません。やはり、離島の方々がご心配なさっておられますのは、航路を使って多くの方々が外からお入りになられる。島内で感染者が発生するということになると、医療機関がまだ十分足りないような状況であり、地域の住民の方々の健康への影響も生じてくるのではなかろうかとご心配をなさっているところでありますので、1番目のお願いでもお示ししておりますように、人と人との接触の機会を、できるだけ少なくするという意味で、特に、離島についてはご配慮をいただきたいというお願いをさせていただいております。
最後に、学校の休校の件ですけれども、学校の休校に関しては、知事もご存じのとおり、ネットで、生徒や保護者が、感染の不安から休校を求めていたという事実があり、県にも署名等が提出されたと聞いております。今回については、学校でも感染は起きておりませんし、クラスターももちろん発生していないというような状況で、変わったというのは、緊急事態宣言の対象地域になったということだと思います。それで休校にするということで、感染の不安を言われた生徒さん達が安心する面もあるかと思います。一方で、自分たちが求めていたときに休校の判断をされずに、今回、対象地域になったということで休校の判断をされたということになるように受けとめるのですけれども、例えば、今日の対策本部会議の中で、休校をせずに、このまま学校を継続するべきだという意見などは出なかったのでしょうか。
そこは、さまざまな考え方もありまして議論があったところであります。これまでは、先ほど申し上げたように、4月8日の始業式を迎えて、ちょうど人の移動が大きい時期の直後でありましたので、心配をしながら新学期を迎えたところでありますが、今のところ、そういった事例は生じておりません。したがいまして、緊急事態宣言が出されるというようなことがなければ、従前の方針のように継続をすることを考えていたことと思っておりますが、ただ、冒頭申し上げたように、7割、できれば8割まで、その人と人との接触を減らしていこうという、国を挙げての方針が示されているわけでありまして、確かに、感染がないと言いながら、各住民の皆様方には、そういう協力の要請をさせていただきました。その一員として、この児童生徒の皆様方にも、今の時期を、国を挙げて乗り越えていく、収束を迎えるために必要な措置ではなかろうかと考え、今回、こういった措置を講じたところであります。
もう1点だけ、県のイベント、市町の主催するイベント等は今後どのようにされますでしょうか。
これまでも、県主催、市町村主催のイベントについては、自粛の方向性で検討を進めてまいりまして、実際、さまざまな大きなイベント等の中止、延期等が進められてきたところであります。したがって、現在計画されている大きなイベントは、ほぼ先送りされてしまっているという状況でありますので、当該期間について、特別に検討を要するような事例というのは少なくなっているのではないかと思っております。引き続き、そういう方針で臨んでいこうと思っているところです。
5月6日まで自粛ということですか。
そうですね、はい。
市町についても。
市町についても、ご承知のとおり、大きなイベント等、開催を自粛、延期していただいているところでありますので、これからもそういう方針で臨んでいただけるものと思っております。
○広報課長 それでは、各社から質問をお願いします3点あります。1番目のお願いですけれども、改正特別措置法に基づく自粛要請ということで、今日から5月6日までということですけれども、今日からというのは、今日の何時をもってということになるんでしょうか。
14時50分から、外出自粛要請ということです。
ただ、幅広く周知を進める時間が必要だろうと思いますので、ぜひ報道各社の皆様方には、県民の皆様方に、周知を含めてご協力いただければありがたいと思っております。
それと、先ほどNHKさんが聞かれていたことで、市町教育委員会さんに対して休校要請を行うかどうかというところですけれど、先ほどの言い方では、要請とまでは言わないということですかね。
そうですね。これまでは、県ではこういう方針で臨んでいきたいということをお伝えして、それぞれの自治体で設置者としてご検討をいただきたいと。ほぼ歩調が合わされる形で進んできた経過がありますので、今回も特別に休校要請を行ったということではありません。
3点目で、県として休業要請は行わないということですけれども、ゴールデンウイークなどで、人の動きが激しくなったときに、例えば、都市圏の福岡県などでは休業要請をやっていて、ゴールデンウイークなどで、人の流れとして、休業要請が出ていない長崎に来ることも予想されますが、その場合の対応については、どのように考えていらっしゃるでしょうか。
やはり、これまでも、県のこうした考え方については、さまざまな場面でPRをさせていただき、理解を得ていかなければいけないと思っております。これは、冒頭で申し上げましたように、県民の皆様方だけではなくて、県外の皆様方にも、ご理解とご協力を得ていかなければいけない課題でありますので、しっかりと情報発信し、協力が得られるよう努力していきたいと考えております。
先ほど、学校では感染者も出ていない、クラスターも発生していないということですが、休校をするのは人の接触を避けるため。飲食店などについても、感染者も出ていない、クラスターも県内では確認されていないので、飲食店などについては休業要請しないということですが、矛盾があるのではないかというところ。それから、どうしても、接客を伴うという話がありましたが、そのあたりについては、三密を伴うところもありますので、中には、休みたいけれども、そういった要請も出ていないし、はっきりとした支援が出ていないという声が上がっていると思います。そのあたりについて、きょうの会議、それから、知事はどういったご意見をお持ちだったか教えてください。
県民の皆様方には、先ほど申し上げたように、まずは外出を極力お控えいただきたいという要請をさせていただいているわけであります。飲食店は、経営されるお立場から、お店を閉めてくださいというお願いになると思いますけれども、そこまでは考えていないところであります。飲食店というのは、特別措置法に基づいて、休業を求めるような対象になっていない業種であります。したがって、多くの皆様方が必要な食事をとるためにお立ち寄りになられたりする場所でありますので、まずは感染の場にならないように、三密の状態を解消しながら、多くの皆様の安全安心の中にご利用いただけるような環境づくりをお願いしているところであります。
ちょっと言葉足らずだった部分もあるかと思います。要は、その働いている人の中にも感染の危険性があるので、三密が避けられないので休もうという選択をされる方もいらっしゃいます。そういった人達が、要請をして欲しかったという声もあるかと思います。それから、飲食業以外の、遊興にかかわる、例えば、関東地方では、パチンコ店に越境して来られる方がいたり、あるいは、サーフィンをしに来たりとか、行楽施設に来るという現象が起きていますが、そのあたりも含めて、県外から来られる人も含めると、休業した方がいいのではないかという意見が出てくるのではないかと思うのですけれども、その辺りはいかがでしょうか。
確かに、県外から県内に来られている皆さん、県民の皆さんにこういった形で協力要請をお願いして、なかなかそういった情報が行き届かず、県外から多くの皆様がおいでになられて、そしてまた新たな感染が生じるというようなことは何としても避けていかなければいけないと考えております。国の、対処方針の中でも、まずは外出自粛要請をして、その後の推移を見て、次の段階での施設の利用制限でありますとか、休業要請を行うという基本的な考えが示されておりますので、まずは重点として、軸足として、外出を極力控えていただくようにお願いをさせていただいているという状況であります。したがって、今後の事態の推移によって、適切に対処していかなければいけないと思っております。
2点お尋ねします。4番目のお願いの事業所の関係です。県庁でも既に時差出勤をしていたかと思いますが、今後、県庁での取り組みはどのようになるのか、それをもって県民へのサービス、行政サービスへの影響があるのかどうかということが1点。県立学校では一度授業を再開しましたけれども、かれこれ1カ月ぐらいの休校期間になります。学業の遅れや、子ども同士のコミュニケーションができないことで、心身のストレスもあるかと思います。そのあたりの子どものケアなど対応は考えておられるのか、この2点をお願いします。
まず、県庁自らの取り組みでは、テレワークの推進などにも力を注いでまいりましが、まだまだ十分なシステム整備、資機材の整備が遅れている状況でありますので、こういった機会を生かして、さらに推進できるように努力していかなければいけないと思います。それから、時差出勤などについては、もっともっと拡大する方向で調整を進めていこうと考えているところでありまして、今、庁内で検討を行っているところです。併せて、今の県庁の各組織の配置自体、1つの部署が1つの島に密集する形で職員が配置されており、BCP上、今のような体制で業務が継続できるのかというような課題も生じているところでありますので、そういった点を含めて、しっかりと見直して体制づくりを進めていく必要があるものと思っております。今日、市町の皆さん方との会議も開催させていただいて、それぞれの自治体の皆さん方にも、そういった観点での対応をお願いさせていただいたところであります。
それから、休校することによって、子どもたちが、交流の機会もない、学業の機会も奪われるのではないかというご指摘でありますけれども、さまざまなツールを使いながら勉強していただけるような教育の機会はできるだけ確保できるように努力をしていかなければいけないと考えております。特に、遠隔授業等を含めて、ICT関連機器の整備を計画していたところでありますけれども、早い時期にそういった環境整備にも取り組んで行く必要があるものと考えているところであります。
よろしくお願いします。先ほどおっしゃっていたオンライン授業についてなんですけれども、このオンライン授業、整備を進めていたとおっしゃられた。要は、前倒しで進めていかれるということなのか。あと、一部報道によると、佐賀県では、タブレットを配るという話ですけれど、そういったことを県もされていくのかということをまず伺いたいと思います。よろしくお願いします。
今回のICT化の流れについては、県も積極的に取り組んでいくということで、関係予算も計上していたところでありますが、こういった状況の中で課題の方が先に出てきたということであります。長崎県はご承知のとおり、非常に早い段階で各児童生徒へのパソコン環境の整備を行ってきたところでありますけれども、これから、タブレットなどを使った教育環境の整備、これがまさに、子どもたちが持ち帰って、遠隔でさまざまな情報を取り入れ、さまざまな学習に役立つということになりますので、一刻も早く体制整備を進めていくことを考えています。
では、オンライン授業の導入は進めていくということでよろしいですか。
そうです。はい。
あと、5番目のお願いについてですけれども、大学はどのような形になるのでしょうか。
大学は、現状をお聞きいたしますと、今、遠隔授業が行われているという状況でありまして、新規に学生達が大学に入学し、集まる形での授業はまだ行われていない状況にあると理解しております。引き続き、そういった形で、当面継続をしていただけるものと考えているところであります。
長崎大学や県立大学はそのような感じだと思うのですが、長崎総合科学大学は、普通に授業をされているのではなかったかと思います。
こういった県立学校としての方針も示させていただいたところでもありますので、私どもの思いの部分等についてはしっかりと説明をさせていただき、やはり設置者としてのご検討もいただければと考えております。
要は、大学についても、小学校や、私立学校と同じような形でお願いするという理解でよろしいですかね。
そうですね。はい。
わかりました。あと、3番目のお願いについて、離島の中で、観光等が対象で、仕事は含まないとおっしゃったのですが、離島は私もよく行くのですけれど、インフラを担っているような人達がよく行っているように思います。ある意味、そういった人たちには、差別ではないですが、来たからちょっとというようなことがないように、何かメッセージといいますか、そんなことを言っておいた方がいいのではないかと思うのですがその辺りはいかがですか。
それは、これまでも特に、感染拡大地域、この緊急事態宣言の対象になった地域からおいでになられた皆様方。特に離島地域は、高齢者の方々が数多くお住まいでありますので、都市部から感染を持ち込まないようにというお立場から、自らの健康管理、経過観察等については慎重に対応していただきたいと申し上げてきたところでありますし、引き続き、そういった努力をし、ご理解を得ていく必要があるものと思っています。
2点お伺いしたいのですけれども、県立の学校については休校するという形でお話しされていましたが、実は、緊急事態宣言が出ている地域では、保育所等の閉鎖等もなさっている地域もあるようですが、県内において、保育所の対応についてはどのようになりますでしょうか。
保育所については、国の基本的な方針が示されているものと理解をしております。できれば、全体として、人と人の接触の場を減らすという趣旨の元、可能であれば、通園園児数の縮小などができればそういう方向で。ただし、保護者の皆様方は、どうしても仕事をなさっておられたり、子どもをどこかに預けないと仕事ができなかったりという家庭も数多くあるわけでありますので、そういった面に留意しながら、継続して開設をするような要請が出されているものと理解をしております。
県内においては、特段、一律で閉園にするとか、どうしても面倒見られない家庭だけ預かるとか、そういった規模を縮小するという対応をとるわけではないということでしょうか。
そうですね。従前も国からそういった方針が示されてきておりましたので、そこの部分については、県の立場から直接協力要請を行うといったことはありませんでした。
2点お尋ねですけれども、細かいことで恐縮ですが、県立学校の休校が始まるのが4月22日ということで来週の中ごろからになりますけれども、月曜日から休校にしない理由は何かあるのでしょうか。
休校をするにしても、準備が必要になってまいります。学校として必要な準備を進めて、児童生徒に対する環境を整えた上で休校をする必要があるものと考えて、4月22日という判断がなされたものと理解しております。
細かいことで恐縮ですが、準備とは、例えばどんな準備でしょうか。宿題を、家で休みの間にする課題の準備とか、そういう理解でよろしいでしょうか。
加えて、保護者の方々の準備期間が必要ということでございます。急に休校になった場合、保護者も困る方がいらっしゃるでしょうから。
あと、もう1点。市町とのテレビ会議の中で医療現場でのマスクや、防護服についても不足しているので何とかして欲しいというような要望が県に対してあったと伺っているのですが、県でマスクや防護服を、新たに調達する予定がありましたら教えていただきたいと思います。
県内でもやはり、必要なマスク、防護資機材等が不足している状況でありまして、今、備蓄品等も、感染症指定医療機関を中心にご利用いただくことで提供しております。そういった中、国の方でも、マスクの調達がなされておりますし、それでもなお、それぞれの地域の医療機関において不足するというような状況でありますので、いろいろなルートを使って、海外ルートを含めて、調達手続を今進めているところであります。数十万枚は今月末には調達できる見込みとなっております。引き続き、必要な備品類の調達に力を注いでいかなければいけないと思っております。
先ほど保育園の話が出ましたけれども、幼稚園、学童保育については、この期間中の対応はどうでしょうか。
恐らく、学童保育も、先に休校をした際には、やはり必要不可欠な施設であるということで、スタッフが足りない、むしろ保護者の方々がお困りになっておられるというような状況でありましたので、急遽、休校した学校でそうした児童を受け入れるという措置を講じたところであり、そういった姿勢は継続して、要請がなされているものと理解をしています。
ありがとうございます。3月時の休校と同じように、一部、先生が対応をしたり、学校施設を使ったりというのもあるのですか。
恐らく、それぞれの地域の実情に応じて、保護者の皆様方がお困りにならないように、環境整備を進めていく必要があるものと思っております。
記者(NBC)ありがとうございます。感染の防止という意味で、今回の休校の措置でどのくらいの効果を見込むのか。それから、テレワークや時差出勤を求めていますが、例えば、通勤の時間帯の人の接触、何割まで減らしたいのか。全国的には8割と言われていますが、数値の目標があったら教えてください。
○知事 今は、具体的な目標数値を掲げて、その達成を目指そうという状況にはございません。テレワーク、あるいは時差出勤そのものも、都市部と比べるとまだまだ環境が整っていない状況にあるものと考えておりますので、そういった面も含めて、各事業所の皆様方に環境整備のご協力をいただきたいと考え、お願いをさせていただいたところであります。今後の推移がどのような状況になるのか。都市部で言われております70数%、あるいは80%ぐらいの人の流れが少なくなったと、そういった動きなども見極めながら、必要な対策についてはこれからも検討をしていく必要があるのではなかろうかと思っております。今、夜の街にも出かけられないということで、夕方、学生も会社員も帰宅する方が多いという状況もあろうかと思いますので、そのあたり、周囲を見て進めていくとか、調査をするとか、そういったあたりは、お考えはあるでしょうか。
そうですね、いろいろな調査手法があるのだろうと思っておりますので、必要なデータの把握等にはこれからしっかり取り組んでいかなければいけないと思っております。
休業要請について確認をしたいのですけれども。先ほどの知事の言葉で県外の事例を聞くと、「接待を伴った飲食店などがクラスター形成の要因になっていると聞いているが、今のところ県内ではそういう状況にない。今後検討もします」というようなご発言だったと理解していますが、感染者が出てから考えるということなのか、もう少し丁寧に伺いたいのと、休業要請をする段になった場合には、休業補償もセットで考えられるおつもりがあるのか伺わせてください。
休業要請を行う際、基本的には、他県の自治体でも検討がなされておりますように、協力金が支給されたり、さまざまな検討がなされているものと理解をしているところであります。今回、休業要請をなぜ行わなかったのかというのは、先ほど申し上げましたように、県内で具体的にそういう事例が生じていないという状況にありますので、先ほどご質疑でいただきましたように、都市部から新たに関係者が数多く県内に入ってこられて、新たに多くの方々、そこにお集まりになられるというような事態になれば、これはまたその段階で検討する必要があるだろうと考えているところであります。まずは、そういった方々を含めて、県境を越える動きについては、ぜひ自粛をしていただきたいと願っているところであります。
クラスターが発生したり、感染者が出たりという事例があれば考えるということでしょうか。
そうですね。リスクが具体的に高まってきているかどうかということは、やはり判断材料の1つにしていく必要があるのではなかろうかと思っております。
感染者、クラスターが発生してから考えるというのはちょっと遅いのかなという考え方もあると思うのですけれども、いかがですか。
他県では、まさにクラスター形成の1つの場になっているという話を聞いているところであります。長崎にも具体的にお客様がお越しになられるのだろうと思いますけれども、1例も生じていない状況でありますので、そういった現実を踏まえながら、対応策を検討していく必要があるのではなかろうかと思っております。
重ねて申し訳ありませんが、実際に感染者が出る以前に、クラスターが発生するような状況が生じているのか、夜の飲食店に、たくさんの人が集まっているような状況が生じているのか、そういった前段階を見極めるというご準備はなさっているのでしょうか。
ここでお願いをしておりますように、各事業者の皆様方は、それぞれの業種、業態の営業形態があろうと思いますけれども、こういった新型コロナウイルスが感染しやすいような環境、いわゆる三密が一番感染の危険度が高いと言われているわけでありますので、それぞれの事業者のお立場からも、そういった環境を是正していただけるようにご協力をいただきたいということで、今、お願いをさせていただいているところであります。
そうすると、ある程度までは、事業者の方の自助努力を頼みにして、感染者がいざ出てしまった場合は、強力な休業要請という形に行政としても出ることも検討するということでしょうか。
それは、どういった形で感染者が出てくるかと、そういう状況もしっかり見極める必要があるのではなかろうかと思っているわけであります。例えば、あるホテルで感染者が出たら、そのホテルが休業すべきだという判断をするかというと、そうではないわけでありますので。そこはやはり冷静に判断をしていく必要があるのではないかと思っております。
オンライン授業についてですけれども、先ほど、知事がタブレットを使った環境というのを一刻も早く整備するお考えを示されましたが、タブレットというのは、小中高校生、全員を対象にするのか。それと、一刻も早くということですが、緊急事態宣言も5月6日を過ぎる可能性もあると思うのですけれども、一刻も早くというのは、例えば、今年度中に整備を目指す等どういった時間軸でお考えでしょうか。
関係予算が国費ベースで計上されておりまして、前倒しで整備を推進していこうということで、今年度予算に計上されているところであります。その予算執行をできるだけ早く行いたいと考えているところですが、こういう状況でありますので、納入の状況がどうなっていくのか、見極めていく必要があるものと思っております。
対象は、小中高校生ということでよろしいですか。
小中学校については、もともと5カ年計画で配付していく予定にしていたものを、今年度から前倒しして進めていこうということになっています。高校については、今回の件を受けて、進めていこうという段階でございます。
公立の学校、私立の学校について確認ですけれども、基本的には、5月6日までの休校を県として求めるというところでしょうか。それとも、書いてあるように、検討をして欲しいということでしょうか。要請はしていないと思うのですけれど、その辺の強さというのはどうお考えですか。
やはり、それぞれの私学は私学として、さまざまな環境にありますし、学校運営の方針がおありだろうと想定をしております。そういった中で、基本的には、国の緊急事態宣言を受けて県としてこういう対応策をとりたいと、こういう方針をご理解いただいた上で、最終的には、やはり各設置者の皆さん方のご判断であろうと思っているところであります。
記者(NHK)あくまでも検討をお願いしているということでしょうか。
○知事 そうですね。分かりました。あと、休業のところですけれども、今後万が一感染が拡大すれば、事業者の方に要請をされるかもしれない。ではそうなったときにどこが対象なんだ、どういう補償を県は考えてくれるんだというところで、非常に不安があると思うのですけれども、それについて先に検討を進めて提示するとか、そういった部分の検討は始められているのでしょうか。
まだ具体的に検討を始めているような状況ではありません。ただ、全国的に類似の事例が生じてくるものと思っておりますし、国に対しては、自粛要請、あるいは休業要請を行うわけでありますので、なにがしかの、きちんとした措置が求められていくのではなかろうかと。これを、県の単独で措置をしろということになると、莫大な事業費になり、本県単独での対応も難しい状況にあるのではなかろうかと思っているところでありますので、そういった状況等を慎重に見極めながら、具体的な要請の前に検討を進めていく必要があるものと考えております。
飲食店の休業要請の件についてなんですけど、県は、休業要請はしないと。そして、いわゆる主要なお客さんであります、県内のサラリーマン、会社員等は、テレワークなどを推進して、なるべく家にいてくれという状況。そして、お店については、三密を避ける、つまり商売が繁盛する状況にはさせないで欲しいと言っている状況の中で、休業要請はしない。休業補償については状況を見て考えるというスタンスということになると思うのですけど。
飲食店といっても、いろいろな業態があるのだろうと思うのですね。例えば、昼間勤務されている方々の昼食を提供されている飲食店もあれば、夜仕事が終わって、食事を済まされた後、お立ち寄りになられるお店なんかもあるのではないかと思いますので、全部一緒に飲食店として考えるかということもなかなか難しいところ。そしてまた、国の対処方針の中でも、飲食店自体は必要な施設であるという位置づけのもと、経営をきちんと継続してもらいたいという施設の中に入っているところであります。
その中に、例えばですけれども、カウンターだけの居酒屋さんとか、小料理店とか、本当は休業したいけれども、続けるために営業をしなければいけない。でもその状況というのは三密で、自分は感染するかもしれない。そういうジレンマを抱えながら経営をしている方がいらっしゃるという状況だと思います。つまり、そういった方々は、休業を要請されて、できれば補償をきちんとしてくれれば休めるという状況にあると思うのですが、こういった方達についての思いとか、休業についてどうか、もう一度確認させてもらえませんでしょうか
それはですね、なかなか難しいと思いますよ。補償があれば休めるのだけどという話であれば、いろいろなところがあるわけでありますので。それは、このコロナ感染症の拡大防止を進める上で、どのような位置であって、どのようにリスクが高いのか、優先度合いがどうであるのか、そういった点も含めて、内容をよく精査して考えていく必要があるのではないかと思っておりますけど。
ただ、クラスターが出てからでは遅いと思います。私が取材した中では、それで休業することを決断したところもあれば、でも、休業に踏み切れない中途半端な状況になっているところもあります。これは、経済対策なのか、感染防止対策なのか、感染防止対策というのであれば、今、完全に休業しろと言えない状態でも、せめて手厚い休業補償だけでも、そういった方達が選べるように用意するべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
どのくらいの事業規模に応じて、どの程度の補償なのかということにもよりけりなのだろうと思いますけれども。恐らく、従前の収益、全額補償させていただくということは、なかなか難しい話ではないかと思っているわけでございまして、そこは、やはり最終的には、各経営者の皆様方のご判断によらざるを得ないのではなかろうかと思っておりますけれども。
できない事情というのは、財政的なものでしょうか。
財政的なものというよりも、基本的な考え方だろうと思うのですね。そこが極めて重要な感染源になっていると、全国共通なのだというようなことなのかどうか、間違いなく、そこで、長崎でも感染者が出てくるということであるのかどうか、そこら辺をしっかり見極めて、検討していく必要があるのではないかと思いますけどね。
県としては、その辺りはもう自助でやっていただくところの問題であるという認識でいいですか。
今の段階では、休業要請まで行う考え方は持っておりません。
2点質問させてください。5番目のお願いの休校についてなんですけれども、部活動も禁止という考え方でよろしいのでしょうか。
そこは確認していないです。そこまでは議論しませんでした。
中総体、高総体も近くに迫ってきていて。そこはまた、20日、23日に判断されるものだと思うのですけれども、そのスポーツの振興という辺りでも、しばらく運動ができないという状況が続いていると思うのですけど、その辺りについて知事はどのようにお考えでしょうか。
現在は、部活動は再開しておりますので、そういう状況にはないものと思っておりますけれども、今回の休業期間を含めて、部活動をどうするのか、すみません、私も十分頭が至りませんでした、確認しておりません。
あともう1点、市町とのテレビ会議の中で、具体的に休校についてだったり、こういうふうな話があったりというのは、今日の会見の中でも出てきたかと思うのですが、その他に、具体的に市町からこういうふうな声があったというのが何かあればお伺いしたいのですが。
やはり、1つは、医療体制の整備。特に専門外来を設けよう、あるいはまた、無症状者、軽症者を受け入れるための宿泊施設の手配。こういったものがどのような形で検討が進められているのかといった話でありますとか。やはりご質疑等がありました、一定の自粛要請の中でさまざまな影響が懸念されるところであって、そういった面にどう対応しようとしているのかという問題。それから、離島地域の方々にとってはやはりこういった情報発信をさらに積極的に進めていただきたいというご要請があったり、さまざまなご議論があったりました。テレワーク、時差出勤の話もございましたし、引き続き、それぞれ、市町の対策本部と連携を図りながら、関係施策を進めていくということで一致をしたところであります。
それでは、以上をもちまして、会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。どうぞ引き続き、県民の皆様方への広報、よろしくお願いいたします。
【定例記者会見】
会見内容
令和2年4月14日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について(1)
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いします。
今日は最初に、私の方から、新型コロナウイルス感染症について、県民の皆様を含めてお願いをさせていただきたいと思います。 県内各地の医療現場の最前線で感染症対応に当たっていただいております、医療機関、検査機関、そして、保健所などの職員の皆様方には、日々、献身的なご尽力をいただいておりますことに、心からお礼を申し上げる次第であります。また、報道関係の皆様方におかれましても、感染症対策の広報について、格別のご高配をいただいておりますことに、厚くお礼を申し上げます。 ご承知のとおり、本県においては、これまで14件の感染が確認されているところでありますが、これまでのところ、ほぼ、感染のつながりについては追跡ができているものと考えているところでありまして、濃厚接触者についても、保健所を中心とした丁寧な聞き取り調査の結果、おおむね確定できている状況にあり、今のところ、医療提供体制に支障は生じていないものと考えております。 しかしながら、去る4月7日には、我が国で初めて、7都府県に対して、緊急事態宣言が発せられました。この緊急事態宣言の対象地域を中心に、全国的に感染が拡大しておりますことから、本県においても感染がさらに拡大する可能性があるものと考えているところであり、今後、医療機関での受け入れが困難になることも想定しておかなければならないと考えております。 したがって、これからさらに力を入れていかなければいけない事項としては、まず第1に、感染が発生した場合の、迅速な疫学調査、濃厚接触者の特定、健康観察など、感染拡大防止にしっかりと取り組んでいく必要があるものと考えております。 第2に、感染のさらなる拡大に備えて、県全体の入院医療体制の整備を進めていく必要があり、加えて、先般は、入院の受入調整を行うための体制整備も行ったところであります。また、感染症病床も、当初、38床準備をいたしておりましたけれども、関係機関の調整をいただいて、現在、102床確保されているところであります。 しかしながら、さらに感染者が拡大することも考えられるところでありますので、今後は、第3点目として、感染者のピークを見据えた、重症患者、中等症患者を受け入れる医療体制や病床の確保拡大、あわせて、軽症者のための宿泊施設の確保、そして、感染症外来の開設を念頭に置いて、関係機関との調整を進めているところであり、早急にこうした体制を構築していきたいと考えているところであります。 一方、県民の皆様方には、宣言の対象となった地域や、独自に外出自粛要請を行っている地域など、感染が拡大している地域への訪問等は、厳に控えていただきますよう、改めてお願いを申し上げます。また、これらの対象となった地域に滞在されていた皆様方におかれましては、感染のリスクが想定されますので、都市部から地方への感染のさらなる拡大を防止するためにも、不必要な外出はお控えいただき、手洗い等の基本的な感染症予防対策の徹底、そして、クラスター発生のリスクが高いと言われております「3つの密」の場面を避ける行動をお願いしたいと存じます。加えて、また、夜の繁華街では、全国で多くの感染が確認されておるところであり、この「3つの密」がより濃厚な形で重なる、バーやナイトクラブ、カラオケやライブハウスはもとより、繁華街の接客を伴う飲食店等への出入りについてもお控えいただくよう、お願いを申し上げます。また、発熱や咳などの体調に異常を感じられた際には、速やかに、帰国者・接触者相談センターへのご相談をお願いいたします。県民の皆様方には、お一人お一人の行動が、コロナウイルス感染症の封じ込めに大きな役割を果たしてまいりますので、そうした趣旨をぜひご理解いただき、感染がこれ以上拡大しないよう、これまで同様、積極的なご協力をいただきますよう、お願いを申し上げます。 そして、最後になりますが、感染者や、そのご家族、また、日々、治療に当たっていただいております医療従事者やその家族の方々など、関係者の皆様方に対する偏見、差別につながる誹謗中傷等については、厳に慎んでいただき、人権を尊重していただきますよう、よろしくお願いを申し上げる次第であります。 以上、私からの、冒頭のお願いとさせていただきます。あとは、どうぞ、よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症について(2)
新型コロナウイルス感染症について、続けてお聞きします。県内の検査、医療体制の目標と、今後の見通しについてお聞かせください。
県内の検査体制でありますけれども、県の環境保健研究センター、そして、長崎市の保健環境試験所の2カ所の公立研究所、そして、佐世保市の保健所、県内2つの医療機関、合わせて5カ所でPCR検査を行っているところであり、現在、1日最大140件の検査を実施できる体制を整えているところであります。 さらに、先般、長崎大学が、約40分で検査が可能な、蛍光LAMP法による検査装置を開発されたところであり、この認可も得られたところでありますから、県としては、今後この装置も活用しながら、新型コロナウイルス感染症の検査を行う「感染症外来」を設置して、感染拡大時における、帰国者・接触者外来を設置している医療機関の負担を一部軽減してまいりますとともに、一般医療機関を受診して、院内感染が発生するリスクを減らしていかなければいけないと考えております。 また、感染症外来では、この帰国者・接触者相談センターが受診調整を行いました、「感染が疑われる方」を対象に、ドライブスルー方式での検査を行うことを想定して、現在設置場所等の検討を進めているところであります。 一方、入院医療体制でありますけれども、今後の感染拡大に備えて、感染症指定医療機関と協議、調整を行い、先ほど申し上げましたように、感染症病床38床から102床に拡大しているところでありますが、県内においても、感染者が増加傾向で推移しておりますことから、去る4月10日、県内の感染症の専門家、県医師会など関係者団体の皆様方、医療機関、保健所等をメンバーとする「新型インフルエンザ等対策会議」を開催いたしまして、今後の対応方針について協議を行ったところであります。協議結果の今後の対応方針といたしましては、県内の各医療機関の感染症病床等の稼働状況、あるいは、人工呼吸器の稼働状況など、さまざまな情報を把握し、入院患者や重症患者の受入調整を行う「調整本部」を福祉保健部内に設置いたしますとともに、今後さらに感染者が多くなり、感染症病床での受け入れが困難になった場合に備えて、重症者を受け入れる医療機関、重症者以外を受け入れる医療機関等を、あらかじめ指定して役割分担を進めることとしたところであります。 一方、また、感染者が増加した場合には、感染症指定医療機関等の病床は重症者、あるいは中等症の患者への入院治療に優先して対応する必要がありますために、医師が、入院療養の必要がないと判断した軽症者や無症状者の皆様方については、宿泊施設等で療養していただくことについても、この対策会議において承認をいただいたところであります。したがいまして、こういった中で、感染症外来も新たに開設をしていくことといたしているところであります。 それから、また、既に本県では、離島地域で感染者が発生したところでありまして、離島地域からの患者の搬送態勢の整備も大きな課題となっているところであります。去る4月3日には、自衛隊による感染症患者をヘリ搬送した事例が、全国で初の事例として発生をいたしました。この際には、海上自衛隊第22航空群の協力により、壱岐市内の感染症指定機関の入院患者を本土の感染症指定医療機関に搬送したところであります。また加えて、4月10日には、長崎海上保安部など関係機関と、海上保安庁の巡視船による患者搬送について、その手順などの実地確認を行ったところであり、引き続き、医療従事者など、医療資源が限られる離島からの急患搬送についても、万全を期してまいりたいと考えているところであります。 具体的な病床等の数でありますけれども、現在想定されております患者数でありますけれども、国が、3月6日付で、「新型コロナウイルスの患者数が大幅に増えたときに備えた医療提供体制等の検討について」という通知を発出し、その中で、ピーク時の医療需要の目安としての患者数を算出するための計算式が示されました。これを用いて試算いたしますと、本県の入院患者数は、ピーク時で約2,600人、重症患者数が約90人と試算されたところであります。しかしながら、この計算結果は、中国湖北省武漢市における感染拡大が県内で同じように起こったということを前提に試算されているものでありまして、現在本県で具体的に取り組んでおります、例えば、感染者が発生した際に実施しております疫学調査など、公衆衛生上の対策を行っていない場合の推計値となっております。したがいまして、県といたしましては、この2,600人のほぼ3分の1であります、入院患者数約870人、重症患者数約30人に対応することを当面の目標として掲げ、今後の医療提供体制の整備を進めてまいりたいと考えているところであります。
特定複合観光施設(IR)について
ありがとうございます。それともう1件。これも新型コロナウイルスに関連するかもしれないのですが、IRについて、政府の基本方針が、スケジュールどおりに示されないようになっていますが、長崎県として、今後、IRをどのように進めていくのか、見通しと取り組みの方向性について教えてください。
IRについて、今後の方針を国に確認したところでありますけれども、現時点で「区域整備計画の認定申請の受付期間を変更する予定はない」というお話でありました。したがいまして、県といたしましては、来年1月から7月までの認定申請期限に間に合うよう、引き続き検討を進めてまいりたいと考えているところであります。
今後、公募等があると思いますが、その辺のところのスケジュールの変更というのは、わかっていらっしゃるでしょうか。
公募等の作業については、国の基本方針の策定後、実施方針の策定、公表、そして、具体的な公募・選定作業に着手していく必要がありますけれども、国の動向、社会情勢等を十分見きわめながら準備を進め、おおむね今年の秋から冬ぐらいまでには、事業者を選定していきたいと考えております。その上で、区域整備計画の策定に取り組み、先ほど申し上げましたように、1月から7月までの申請期間中の申請書提出を目指してまいりたいと考えております。
もう既に公募を始めている自治体などもあると思うのですけれども、そういったことに関して、長崎県としては、国の基本方針が示されるまでは、公募等を始めないという考えでいいでしょうか。
当初の手順どおり進めていきたいと考えているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(3)
今、知事が述べられましたけれども、改めて、県内で14例、佐世保と壱岐の感染者が多いですが、県内の新型コロナウイルスの感染状況についての知事の見解を、改めてお聞かせ願えたらと思います。
今本県では、14件の感染が確認されているところでありますが、このうち、壱岐市で6件、佐世保市で4件、諫早市で2件、長与町で1件、松浦市で1件というような状況であります。こうした感染事例は、いずれも、その経路、ヒアリングを行った結果、海外、あるいは国内の流行地域での感染が疑われる事例がほとんどでありまして、そうした地域からいらっしゃった方々との接触により、感染が発生した可能性がほとんどであろうと考えているところであります。したがいまして、国の専門家会議においては、全国のそれぞれの地域を、感染拡大警戒地域、感染未確認地域、感染確認地域という3つのカテゴリーに分けて、それぞれの対応策を講じるという方針が示されているところでありますけれども、本県は、このうち、感染確認地域に該当するものと判断をしているところであり、現状もそういった状況にあるのではないかと考えているところであります。
わかりました。次の2点目ですけれども、感染拡大している地域。特に、緊急事態宣言で、長崎県への経済の影響も何らかの波及をしてきていると思うのですが、長崎県への経済への影響をどのように考えていらっしゃるのかということと、その対策についてお聞かせ願います。
やはり県内経済にきわめて大きな影響が生じておりますのは、観光関係、運輸、飲食業等、さまざまな分野で、非常に大きな影響が生じているものと理解をいたしているところであります。特に、感染事例が県内でも発生したことに伴いまして、数多くのキャンセルなどが発生しているところであります。したがいまして、こうした事態を受け、何としても事業継続、雇用継続していただくことが重要であると考え、「緊急資金繰り支援資金」の発動、さらには、国で準備していただいている雇用調整助成金の支給等を念頭に、県の予算措置等も講じたところであります。 一方、また、そうした分野以外にも、例えば、水産業や農林業等においても、特に、付加価値の高い高級魚でありますとか、長崎和牛といった、いわゆる高単価で取引をされていた分野の値下がりが大きいというようなお話も聞いているところであります。これからさらに、輸出もなかなか思うように進まない状況であろうと思いますので、インターネット販売の促進でありますとか、県内の消費拡大等に向けて、努力していかなければいけないものと考えております。 一方、また、製造業等の分野においても、いまだ大きな影響が生じているとはお聞きしておりませんけれども、一部自動車関連業種においては影響が生じつつある。さらには、部品調達が難しくなっていることから、操業度を下げざるを得ないというようなお話も一部お聞きしているところであり、何としてもこうした事態を、県内産業の皆様方にしっかりと乗り切っていただくことができるように、国の補正予算措置等も積極的に活用しながら、万全の対策を講じていかなければならないと考えているところであります。
3点目に、長崎県は、特に壱岐を除いて、新学期から学校を再開していますけれども、一部報道等でもありましたように、不安を感じている子どもたちもそれなりの数いるわけであります。そういった子どもたちが、休校を求めて署名を集めたりしていますけれども、現在のまま学校生活は続ける、休校はしないという方針に変更はございませんでしょうか。
これは、県の対策本部会議でも、さまざまな議論を行ったところでありますが、基本的には、先ほど申し上げましたように、3つのカテゴリーの中で、感染確認地域と、真ん中の地域に本県はあるものと、こう認識をいたしているところでありまして、国のガイドラインによりますと、基本的には授業を開始するという方針が示されているところであります。ただ、児童生徒の健康はきわめて大切でありますので、毎日熱を測っていただいて、また、保護者の方々の確認をいただいた上で登校していただくなどの対応策を講じているところであり、現在のところ、3月から4月にかけて、多くの人の移動が増える時期でありましたので、十分慎重に対応していく必要があると、こう考えてきたところでありますけれども、今のところ、大きな感染者の拡大の傾向が見られない状況でありますので、継続して、学校活動を推進していきたいと考えているところであります。
そのことと関連するのですが、例えば、学校によっては、体育館の中で、密集したまま始業式を行ったり、通学の際に、電車が満員で、非常に感染が怖いとか、あと、もう1点、出席停止の扱いについて、県内の市町で対応がそれぞれ異なる等、課題があると思うのですけれども、そういった個別の、例えば、密集対策をしっかりやるようにであるとか、出席停止扱いなどについて、もう少し統一した感じで、県内の自治体レベルでやれないのかとか、そういったことについて何か対策をとるお考えはありますか。
それぞれの地域において、地域ならではの事情もおありになることと思っています。通学をされる際に、本当に、公共交通機関を使われて、密集した状況の中で通学を余儀なくされる地域もあるでしょうし、あるいは、子どもさんの健康に非常に大きな不安をお感じになっている保護者の方々もいらっしゃることと思っております。そうした思いについては、それぞれの地域、学校で取り得る最善の方策を採用していただく必要があるものと考えているところであり、改善の余地があるところについては、十分配慮を願いたいと思っております。
それでは、各社の皆様から質問をお願いします。
新型コロナウイルス感染症について(4)
3点お尋ねします。まず2点。先ほど知事のお話の中で、県内の事情を踏まえると、入院患者が870人、重症者が30人という想定が示されましたが、このようなピークの状態というのは、現在の感染確認地域から1つグレードが上がって、感染拡大警戒地域になるというふうに認識されるのかどうかということが1点。仮に、感染拡大警戒地域になった場合に、福岡県等々がやっているような、飲食店等々への休業要請など、少し強い防止策を講じる可能性があるのかということが1点。この2点をまず教えてください。
「感染拡大警戒地域になるということを想定しているのか」というご趣旨のお尋ねであれば、決してそういうことを想定しているのではなくて、万が一そういう事態になることを想定して準備を進めておかなければいけないと。まだ現時点で、そういった事態が緊急に差し迫った状況にないものと理解をいたしております。しかしながら、仮に、これから急激に感染者が拡大し、特に、感染経路がわからない感染者が急激に増えるというような事態になれば、やはり県民の皆様へのそれなりの協力のお願いも必要になってくるのではないかと思っております。
もう1点、すみません。本日、大村市が新型コロナウイルスの感染防止で、売上が落ちた飲食店などに家賃などを補助する独自の緊急経済対策をやるという発表をしたとのことなのですが、この外出自粛が求められる現状の中で、飲食店への、県としての経済対策などはお考えでしょうか。
県内のそれぞれの実情に応じて、対策を検討していかなければいけないものと思っております。国の緊急経済対策でありますとか、あるいは、緊急事態宣言の対象地域の取組状況なども参考にしながら、これからの補正予算の中でしっかりと検討をしていかなければいけないと思っております。
新型コロナウイルス感染症について(5)
検査体制のところで、ドライブスルー方式を導入されるという説明をいただきましたが、その意義やねらいについてどのようにお考えでしょうか。
感染症指定医療機関を県内で指定して、受け入れていただいているわけでありますけれども、これから、感染症の事例が増えていくということになると、当然のことながら、重篤患者も増えてまいります。そうすると、感染症の外来と入院治療、あわせて1つの医療機関が担っていくという形になると、相当重たい負担になってまいります。したがいまして、そういった中で、感染しているかどうか心配なさっている方々も数多くいらっしゃるわけでありますので、感染症外来の部分を分けて設置することによって、感染症指定医療機関の負担をまずは減らすということが1つ。 それから、ドライブスルー外来を設けるということは、これから、検査機器の整備、充実を進めていくと、検査件数も相当件数対応できるような体制になってくるものと期待しているところでありますが、お一人ずつ患者さんをお迎えして、検体を採取して、お帰りいただくということになると、1件ずつ周辺の消毒をしなければいけないという手間がかかりますので、車内においでのまま、検体を採取できるような体制を整えることによって、より多くの方の検査に着手できるというようなメリットがあるものと考えているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(6)
3点お伺いしたいと思います。まず、今、お伺いしたドライブスルー方式に関してですけれど、いつごろまでに、幾つぐらいの場所を設ける予定でいらっしゃるのか、目安がありましたら、教えていただけますでしょうか。
基本的には、県内に8つの二次医療圏域がありますので、最終的には圏域ごとに、専門外来を設けていきたいと考えておりますが、まだ検査機材の調達が、直ちには難しい状況にあります。したがいまして、感染者が発生しております壱岐地区、そして、長崎地区を先行的に整備を進め、とりあえずは、本土地域で、県南、県央、県北地域の3つの地域に感染外来を設置していきたいと考えております。離島地域については、それぞれ、企業団病院が中核的な役割を担っておりますので、そういった病院に併設する形であるのか、あるいは、別の場所にこの専門外来を設置するのか、それぞれの地域の実情に応じて判断をしていかなければいけないと考えておりますが、8つの圏域すべてに体制を整えるのには、少し時間がかかるものと考えております。できれば、長崎地域はもう既に準備を進めているところでありますので、スクリーニングセンターを設けた上で、陽性の方が確認されるということになると、直ちに、例えば、宿泊施設等にお入りいただくということになりますので、そういった体制とあわせて整備していかなければいけないと思っているところでありまして、できれば、来週ぐらいにでも、開設できればと思っているところです。
そうなりますと、今のお話とも関連してくるかと思うのですが、宿泊施設の合意というものも同時に進めなくてはならないと思いますが、その目途というのも、現時点で立っていらっしゃるのでしょうか。
現在、準備作業を進めているところでありまして、今週中にも必要な手続に入っていきたいと考えているところであります。
3点のうちの2点目。ピーク時の人数等のご説明の中で、武漢市をベースにした計算式で出されたうちの3分の1程度を想定されているというお話がありましたが、この3分の1にした根拠を教えていただけますでしょうか。
最初から大きな医療体制を整備するということは非常に難しいところでありましす。例えば、必要な病床を想定して確保するということになると、その間、病床を空けておかなければいけない時期も生じるわけであります。したがって、まずは、現状の動向を踏まえて、段階的に体制を整備していく必要があるものと考えておりまして、現時点では、先ほど申し上げたように、3分の1ぐらいを念頭に、そういった体制整備を次のステップとして進めていこうと。もちろん、感染者がどんどん増えていくということになると、早目、早目に、次のステップの体制づくりを進めていく必要があるものと思っております。
最後に、他県の自治体の中には、雇い止めであったり、解雇された方を対象に自治体独自で雇用されたり、そういった対策をとられる自治体もあります。長崎県においても、解雇される方も出てきていらっしゃるかと思いますが、県独自の対策について何かお考えでしょうか。
先般、新卒採用決定された後、採用取り消しになったというような全国の事例等もお聞きしたところでありますが、県内で確認いたしましたところ、今のところ発生していないという話をお聞きしているところであります。
解雇や雇い止めについてはいかがでしょうか。
雇い止めについては幾つか、これまでも、例えば、韓国人観光客が急激に減少したことに伴って対馬地域で雇い止め等が生じた、あるいは、ハウステンボスで、派遣社員の契約解除があったというようなことをお聞きしておりますけれども、現時点で、行政が直接雇用するというようなお話までは聞いておりません。
新型コロナウイルス感染症について(7)
3点お伺いします。まず1点目は、先ほど、病床数のことについて教えていただいたのですけれども、現在、県内での人工呼吸器と、ECMOの現状の数と、今後、ピーク時を想定して、どのくらいまで増やす必要があるのかということを考えられているのかということが1点目。2点目は、先ほど宿泊施設のこともおっしゃっていましたが、現状としては、どれぐらいの数が必要なのか、できれば、病床数ベースで教えていただければと思います。この2点、お願いします。
人工呼吸器、ECMO等の台数につきましては、今、県内の医療機関に対しまして調査を行っているところでございます。まだ正確な数字はつかんでおりません。宿泊施設の確保につきましては、重症者、中等症の対応に必要な病床の数がございましたが、この病床数で対応しない感染者数につきまして、今、計算いるところであります。正確なところの数字はつかんでおりませんけれども、宿泊施設は、各医療圏単位、1カ所ずつは少なくとも必要ではないかと思います。
先ほど、外出自粛に関連することで伺ったと思うのですけれども、今、長崎県では、県外から来られる、コロナ疎開みたいなことについては、知事含めてあまり言及されていないと思うのですけれども、この動きについては、どういうふうにお考えになっているのでしょうか。
これは、国の基本的な方針としても、都市部から地方への感染をもたらすようなことは控えるように。なおかつ、地方には高齢者の方々がお住まいであるというような情報も発信されているところでありまして、さまざまな事情があるだろうと思いますけれども、全般的な外出抑制等の中でご配慮をいただけるものと考えているところであります。冒頭申し上げましたように、そういった地域から県内にお入りになられた方々には、まずは、自ら感染源となるおそれもあるということを十分ご理解いただいて、外出、感染症予防対策等に配慮を願いたいと考えているところであります。
長崎に来てもらうこと自体について、なるべく長崎に来るのを控えるみたいなお考えは、今のところはないということですか。
希望として、そういった点にご留意をいただきたいという思いはありますけれども、これは、そうした人の流れを制約できるような性格のものではありませんので、十分ご注意をいただいて、行動をお願いしたいと思っているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(8)
感染症外来の設置についてお尋ねします。予算規模と財源はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。関連して、国の地方創生臨時交付金の使途について、ほかに何か決まっているものがあれば教えてください。
まだ国の補正予算も成立していない状況でありまして、どういった財源が、それぞれの地域の対策に活用できるのか、まだ把握できていない状況であります。それから、必要な予算の枠でありますけれども、それぞれの地域ごとに、どういった形で専門外来を設けていくのか。場所であるとか、規模であるとか、役割分担等もこれから組み立てていかなければいけない地域も残っていますので、これからの予算編成の中で具体化していく必要があるものと思っております。
ありがとうございます。もう1点お尋ねします。3月末に専決処分された令和2年度の補正予算の中で、感染症指定医療機関の設備の整備について、人工呼吸器や、簡易ベッド、減圧装置などを計上されていますが、今の医療資機材の不足の問題があっている中で、調達中なのか、調達済みなのかということを、確認したいのですが。
調達のめどは立っているものと思います。
今回の専決補正予算で予算化はしておりますけれども、まだ実際に導入は済んでおりません。調達状況については、今後確認していきたいと思っております。
ありがとうございます。もう1点ですが、災害対応に関してなんですが、これから豪雨被害が懸念される季節に入りますが、避難所で、いつもと違った状況で、感染拡大の懸念が指摘されているところでもありますが、今後、梅雨を迎えるに当たり、避難所を運営する市町に対して、何か特別な指示を出されたりとか、対応をとられたりするご予定はありますでしょうか。
そこは、これからのこの感染症対策の動向がどうなっていくかということにもよると思いますけれども、一刻も早く終息を目指して、具体的な成果が上がることを期待しているところでありますが、春先から夏前にかけて、まさに梅雨の時期を迎えているわけで、自然災害が頻発する時期に差しかかるところであります。そういった中にこの感染症が継続して大きな課題となるということについては、きわめて重大な課題になっていくものと考えていますので、その際には、避難所の確保でありますとか、運営のあり方自体をしっかりと見直して、適切な対応を講じていく必要があるものと思っております。
時間の関係もございますので、最後の質問にしていただきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症について(9)
設置を検討していらっしゃいます感染症外来についてですけれども、これは、ドライブスルー方式ということでよろしいでしょうか。また、この設置によって期待できる対応件数について教えてください。
基本的には、ドライブスルー方式を念頭に整備を進めたいと考えておりますが、離島地域は、先ほど申し上げたように、企業団病院が、地域の中核的な医療機能を担っております。そういった中で、入院治療、外来医療、その同じ医療スタッフを分散して配置できるかという課題もありますので、既存の外来機能をさらに強化することによって、より多くの方々に利用していただけるような工夫の仕方も具体的に検討していかなければいけない。そういった場合には、ドライブスルー外来というのは難しくなっていく可能性もあるのではないかと思っております。
設置によって期待できる対応件数について、これから増える数がわかれば教えていただきたいのですけれども。
感染症外来を何時間運営するかということも含めて調整中でございますので、1日何件かというところにつきましては、検討の中で目標数を掲げていきたいと思っています。
もう1点。現時点で、保健所や相談センターに寄せられた相談の全体の件数は把握していらっしゃいますか。
医療政策課長保健所に、帰国者・接触者相談センターを設置しておりますけれども、今、この場で具体的な数字は持っておりませんけれども、感染拡大が4月以降多くなってきておりますので、1日の相談件数は2倍から3倍ぐらいに増えております。
よろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
・午後4時00分から午後4時45分(45分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年4月6日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症対策について
本日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議の概要についてご報告をさせていただきます。
ご承知のとおり、本県においては、これまで12件の感染事例が確認されているところでありますが、そのうち6件が壱岐市での発生となっております。壱岐市の状況を分析いたしますと、4月1日に、30代女性の方、公務員の方でありますが、その感染が確認され、3日には、70代女性の感染が確認されたことを契機にいたしまして、その濃厚接触者として、90代女性の方、そして、60代女性、介護職の方の発症が確認されているところであります。これらの方々については、3月25日に、同じ場所で面談をされているということが確認されたところであります。さらに、4月5日に、これは日曜日でありますけれども、新たに70歳代の女性の方の感染が確認されているところでありますが、この方については、現在、濃厚接触者の調査を進めているところでありますけれども、先ほどの感染事例であります介護職の方が所属される事業所の通所介護サービスを受けておられたということであります。しかしながら、今後の状況については、さらに拡大した範囲で調査を進めていく必要があるものと考えております。なお、この通所介護事業所については、4月5日から8日まで、運営を休止されております。このように、壱岐市で確認された調査結果によりますと、感染の関連性については一定のつながりがうかがえるところでありますけれども、申し上げましたように、昨日確認された70代の女性の方とのつながりは、今後の調査結果を待つ必要があるものと考えております。
そうした状況の中、本日、一つは、壱岐市の状況をとらえた今後の対応方針について議論をいたしました。現在は、高齢者の方が中心に感染が確認されているところではありますけれども、今後は、若年者への感染の広がりも否定できない状況にありますことから、改めて、学校を再開すべきかどうかということについて、検討協議を行いました。また、壱岐市内で蔓延が見られる場合には、島内の感染症指定医療機関の受け入れ数については、一定限界がありますことから、今後の医療体制について検討を行ったところであります。あわせて、全国的に感染者数が増加傾向で推移しておりますことから、本県の医療体制のあり方についても議論を行ったところであります。そういった中で、本日確認した事項についてご報告をさせていただきます。
まず、県立学校の授業再開についてであります。壱岐市においては、小・中学校を4月12日まで臨時休業させる方針を、既に昨日決定されたところでありますが、壱岐島内の県立学校の再開、これは高校がありますし、特別支援学校がございます。これにつきましても、専門家のご意見を踏まえて、開業を、従前、4月8日から新学期スタートと、こう方針を決めておりましたけれども、これを4月20日まで延期することといたしました。
それと、壱岐市の医療体制でありますが、入院体制については、これまでも地元の民間医療機関と連携をいたしまして、感染症指定医療機関の病床の拡充。さらには、感染症以外の一般入院患者のうち、転院が可能な方々を他の病院で受け入れていただくことで、受け入れ病床の確保を図ってきたところであります。今後、さらに感染が拡大する場合には、これからは、患者の重症度を分けて、重症、中等症、軽症、この3階層に分けて、今後は、感染症指定医療機関では主に重症の方並びに中等症の方々の対応を行うこととし、さらにまた、重症となるおそれがある場合には、できるだけ、本土の医療機関で対応する必要があるということから、自衛隊等の関係機関の協力を得て、搬送も考慮していくことといたしております。一方、軽症者の方々でありますけど、国の通知によりますと、宿泊療養で対応できるという方針も示されているところでありますので、必要な施設、並びに医療スタッフを確保するための準備を進めていくことといたしております。
そしてまた、検査体制でありますけれども、今後、検査件数の増加も予想されますため、先般、長崎大学が開発された、蛍光LAMP法による検査機器を、現在、感染症指定医療機関に各1台設置しておりますが、今後は、2台に増加して、体制を強化したいと考えております。
さらにまた、クラスターの発生が懸念されるところでありますけれども、これを何としても避けるために、感染症や公衆衛生に関する専門知識をお持ちの医師の方に、本日から現地でご指導をいただくということにいたしております。
それから、次に、県全体の医療体制の構築についてであります。もう既にご承知のとおりでありますけれども、県全体の入院医療体制を調整するための調整本部を、去る3月31日付で設置をいたしまして、福祉保健部長を本部長として、また、事務局のリーダーとして長崎大学の泉川先生、そして、サブリーダーとして、同じく統括DMATである高山先生などにご参加をいただき構成をしたところであります。去る4月4日土曜日には、有識者の方々にもお集まりをいただき、本県のピークを見据えた医療体制について議論を行っていただきました。県では、感染症指定医療機関に設置する、38床の病床を確保しておりますけれども、さらに64床を追加して、102床を、今後の拡大に備えて確保している状況であります。今後、さらに、新型コロナウイルスに対応する医療機関に対して、病床確保を進めてまいりたいと考えているところであります。
なお、専門家の皆様方の共通したご意見としては、蔓延期になった場合には、感染症指定医療機関は、主に重症者の入院について対応を進める。そのため、軽症や無症状の方々は、自宅あるいは宿泊施設等で対応する必要があるのではないかと。また、検査数の増加に対応できるよう、現在の帰国者・接触者外来のほか、感染症外来を専門に行う仕組みづくりが必要であるというご提言もいただいたところであります。したがいまして、県としては、こうした専門家のご意見を踏まえ、早急に感染症外来を専門に行う体制の整備に取り組んでいくことといたしました。
ご報告は、本日の本部会議の状況は以上でございますけれども、ここで改めて、県民の皆様方にお願いをさせていただきたいと思います。
こうした事態は決して他人事ではなく、いつご自身が感染されてもおかしくないという状況にあることをぜひご認識をいただき、ほかの人に移さないというお気持ちで、お一人お一人が、手洗い、咳エチケットなどの基本的な感染症予防対策の徹底に取り組んでいただきたいと思いますし、いわゆる3つの密、密閉空間、密集場所、密接場面などを避けていただくよう、特段のご高配をいただきたいと考えております。
特に、壱岐市内に生活をされている皆様方には、島外へのお出かけ等はできるだけ控えていただくように。前回もお願いをさせていただきましたけれども、全国においては、外出自粛要請をしている地域や自治体が数多くございます。そうした地域への不要不急の訪問は、十分慎重にご検討をいただきますよう、お願いを申し上げます。もう既に、そうした地域に仕事や用務でお出かけになられた方々もあろうかと思いますけれども、ぜひ危機意識を持って、健康観察等にご注意をいただき、ご心配な方々につきましては、帰国者・接触者相談センターにご相談をいただきますようお願いを申し上げます。
各報道機関の皆様方には、ぜひこうしたメッセージが県民の皆様方に届くように、ご協力をよろしくお願いを申し上げます。
最後に、これもまた前回もお願いをしたところでありますけれども、感染された皆様方、これは、日常生活を送る中で意図せず感染された方々であります。感染者の方、あるいはご家族の方々のプライバシーと人権に十分ご注意いただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。
冒頭、私からは以上でございます。あとはよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いします。
後半の部分でおっしゃられました、帰国者・接触者外来とは別に、感染症外来を設置される準備を進めていかれるということですけれども、具体的にどういうものをイメージされているのか。県内に何箇所設置をされて、どのようなことをされようとしているのかについて、現在の準備状況で構いませんので、教えていただければと思います。
現在、感染症の外来医療機能を担っていただいていますのは指定医療機関でありまして、それぞれの広域医療圏単位で、複数の機関が設置されているところでありますが、これから感染者が増え、また重篤な患者が増えるということになりますと、相当の医療体制で治療に当たる必要があります。そういった中で、外来機能については、これを単独で、外側で基本的に受けるような体制を講じることによって、そうした重篤患者に対する対応力をしっかりと強化していきたいと考えております。それぞれの医療機関ごとに、やっぱり1カ所ぐらいは念頭に置きながら、例えば、気軽に車でおいでになられて、心配される方々、検体を取って、LAMP法、短時間で検査結果が確認できるような機器も整備されてまいりますので、そういった中で、感染者であるのか、いまだ感染されていないのか、早期にご自身にお答えをさせていただけるような体制をつくっていきたいと考えております。
今のお話で、外来設置というのは、要するに屋外でという意味ととらえてよろしいのですか。
できれば、屋内。動線が全く分かれるような形で確保できることが好ましいと考えております。
屋外なのか、屋内なのかは詳細には詰めていらっしゃらないということですか。
特に、例えば、離島の医療機関の状況を考えますと、ほとんどが、企業団の、中核的な役割を担う医療機関が中枢の役割を担っておりますので、ここから離す形で設置したときに、人的な資源を分散化してしまうという可能性もありますので、そこは、できるだけ感染拡大を防ぐ意味で、動線をしっかり分けて確保できる場合には、そうした医療機関の内部で、こういった感染症外来を設置するということも考えていかなければいけないのではないかと思っています。
それぞれの医療機関ごとに1カ所ぐらいとおっしゃいましたが、医療機関というのは、県内の感染症指定医療機関という理解でよろしいですか。
すみません、医療圏です。広域医療圏単位。
広域医療圏というのは、3次の分ですか。
これからいろいろ、患者さんの動向とかですね、いろいろ利便性を考えながら、ある幾つかの医療圏を念頭に設置していきたいと思います。その設置時期を一律に全部できるのか、順序になるのかは、今後の調整次第だと思います。
医療圏というのは、例えば、県南、県央、県北という分け方もあれば、いわゆる2次医療圏での、長崎とか、佐世保県北とかの医療圏があると思うのですけれども、今、おっしゃられたのは、県南、県央、県北という大まかにいうと3つぐらいでという理解でよろしいですかね。
恐らく検査体制の、LAMP法の数とかも当初は限定されていますから、そういった意味では、まずは地域バランスを考えて、大枠からまずスタートしていって、そこからさらに発展的に、2次医療圏に動いていくというような構想は考えられると思っています。
それは、早ければいつごろという時期はまだでないのでしょうか。
専門家からは、できるだけ期待を持ってご意見をいただいていますので、県としても準備は早く進めていきたいと思っております。
そういうふうに、外来で、要するに、今あったようなものを置くというのは、先ほど知事がおっしゃられていたように、どんどん検査の希望者や、感染の疑いがある方がふえてきたときに、接触者外来がある医療機関の中の診療体制に影響が出ないようにという理解でよろしいですかね。
はい。
繰り返しになってしまうかもしれないのですけれども、壱岐市で感染が相次いでいるという状況について、どのように受けとめているか、改めて教えてください。
私は、先ほど申し上げたように、4月1日に感染事例が確認されて以来、感染者が相次いでいるわけでありますけれども、それまでは、都市部にお出かけになられて帰られた方、あるいは、都市部から県内にお入りなられた方々が感染につながったという事例が見られたものですから、海外から帰国された方々を含めて、自ら慎重なご対応を十分求めていく必要があるとこう考えてきたところでありますが、今回は、島内の状況のつながりは一定見られるものの、感染源がどこであったのかというのが、いまだ解明されていない状況であります。そういうことでありますので、それぞれの感染者の方々の行動履歴をさかのぼりながら、どういう状況であるのか、今、濃厚接触者の方々の確認を含めて、さらに事情をお聞きしているという状況であります。
離島の病床数が少ない状況で、島の方も不安な所も多いと思うのですけれども、どのように医療体制の確保を取り組んでいくか、どのような姿勢で取り組んでいくのかということを、改めて教えてください。
これは、離島地域にお住まいの方々の命を守るというために、これまでも長年にわたり、企業団、医療機関の運営を行ってきたところでありますので、こうした事態にも柔軟に対応できるように、早目、早目の対応策を講じていく必要があるものと考えております。まずは、一番の感染事例が発生しております壱岐市においても、先ほど申し上げた、外来での対応、そして、入院体制の強化、それから、そういった体制を維持するための医療スタッフの支援体制の構築、専門家の指導体制等については、十分、意を用いてまいりたいと考えております。
意を用いてというのは、積極的にやっていくということですか。
徹底的に対応して、やっていきたいと思います。
あと、病床数を102床確保したということだったのですが、離島については、それぞれ何床というのは、おわかりですか。
壱岐医療圏については、今10人の入院患者に対応できる体制をとっています。
記者(NHK)ありがとうございました。幹事社からは以上です。
○広報課長 では各社の皆様からお願いします。冒頭に、壱岐の学校の再開の延期のことはあったのですが、県立学校全体の再開の予定は変わっていないのでしょうか。
全体の新学期のスタートは、前回の対策本部会議で、県立学校は、4月8日からという方針を決定させていただいたところであり、大きな環境変化は見られませんので、現段階では、予定どおり進めることといたしております。
学校再開について、不安を持っているお子さんや家庭もいらっしゃると思います。一部の自治体では、そうした人たちに対して、欠席しても欠席扱いにしないという対応があるのですか、知事、今のところ、このことに関してどのようにお考えでしょうか。
それは、それぞれご事情がおありでしょうし、国の方でもそういった方針をお示しになっていると思いますので、それぞれのご父兄、児童生徒のお気持ちなどを十分お伺いしながら対応していく必要があるものと思っております
きのうの段階で、トータルで16人の濃厚接触者のPCR検査を実施されているとおっしゃられていたのですけれども、その方たちの結果については全員出ているのでしょうか。出ていたら、結果を教えていただきたいのですけれども。
壱岐の関係の濃厚接触者の件ですけれども、全員陰性でございました。
今の関連で、4月5日に、新たに70代女性の感染が確認されていまして、60代介護職の方の事業所の通所介護サービスを受けていたということですけれども、その60代の介護職の方との接触というのは、この70代の女性はあっていたのかということと、壱岐について、現在高齢者を中心に感染が確認されているということですけれども、若年者への感染も今後否定できないとおっしゃっていましたけれども、その根拠と、この2点について、よろしくお願いします。
細かいことについては、また担当からお答えしますが、若年者への広がりというのは、当然、いろいろな環境で、同居されている場合とか考えられます。また、全国的にもそういう若い方の感染も、特に、東京では若い方の感染が増えているということもありますので、そういった傾向を見ると、いつ起きてもおかしくないような状況ということで、そういった意味で、しっかりと念入りに対応していくという意味で申し上げた次第であります。
濃厚接触者の方々を調べさせていただく中で、濃厚接触者ではないけれども、同じご家族の中に若い方々がいらっしゃるといったこともあり得る話だろうと思っております。
先ほどの、介護職の方と直接的な接触の機会があったかどうかということについては、確認がされておりません。
先ほど、感染者専門外来の仕組みづくりを急ぐというお話でしたけれども、この認識としては、検査体制を拡充したいという認識でいいのでしょうか。
その意味も含めて、スタッフ、医療従事者の協力を得て、できるだけ早く立ち上げていければと思っております。また、そのことが、一般病院において患者さんが重なることによる感染拡大なども防止できることにつながっていくものと考えております。
立ち上がったときのイメージですけれども、LAMP法の機器は、各医療圏にどれくらいの数を確保してから始めたいという具体的なイメージがあれば教えてください。
そこは、専門家にもこれから詳細な設計を伺った上で判断したいと思います。
知事が、気軽に来てもらって検査を受けてもらいたいとおっしゃっていましたけれども、国が示した目安とは別に、県として積極的に検査を実施していきたいというお考えなのでしょうか。
国が示している目安というのが、どの程度を指すのかわかりませんけれども、今後、蔓延期になりますと、やはり多くの患者さんが診療を受けられる状況になりますので、それに緊急に対応するためにこういった手段が必要ではないかということで、この構想を進めていく必要があると考えています。
関連で、先ほどおっしゃっている、感染症専門外来のスキームというのは、今ある帰国者・接触者相談センターにまず連絡して、専門外来を紹介してもらうというスキームから若干ずれた形で成立していくのかなと思うのですが、その辺、少し整理して説明していただけますか。
全体のスキーム等は、これから専門家の確認をとりたいと思っています。恐らく、この外来に来られる前提では、何らかの症状をお持ちという前提だからこそ来られるというふうに思っていますので、そういった方々への問診の取り方とかですね、あとは、仮に、陽性になった場合には、スムーズに、ある医療機関とか、ある施設に、きちんとつながなければいけないことになりますから、今、その動線のところを早急に詰めて、この体制を詰めていきたいと思います。
そうすると、昨今、検査を受けたいけれども受けられないという人もいるわけじゃないですか。この感染症正規外来ができた場合には、だれでも、自分が疑わしいと思ったら、相談センターの指示がなくても、自分が疑わしいと思ったら、テストや、外来を受けられるようになるのでしょうか。
そこの受け付けの方針は、将来的にはそうなってくるのが理想ですが、最初は、検査の機器も限られていますし、なるべくなら、症状のある方を優先したいとの思いもあります。また、一気に殺到すると、せっかく機械の判定は速くても、受け付け時間で渋滞してしまったらしょうがないので、初めはある程度、予約というか、受けたい方を一応整理した上で、順繰り、順繰りやった方がいいかなと思っていますので、将来的には、そういうことは当然あり得ると思います。最初は、整理した上で実施という形にしていきたいと思います。
もう1点、県立学校について、知事の話で、壱岐の県立学校を4月20日まで延期するということだったのですが、カレンダーを見ると20日は月曜日ですが、20日から再開するということでしょうか。20日まではお休みするということでしょうか。
再開を20日まで延期するということです。19日までお休みで、20日から再開です。
検査方法に関して確認ですけれども、LAMP法については、これまで行政検査にカウントしないという例もあったと思うのですが、今後はLAMP法で陽性と出た場合は、感染者としてカウントするという認識でよろしいでしょうか。
はい。そのように対応したいと思います。最初のころは、一応確認を含めて、同時に2つの検査をやっていましたが、精度が一定確認されていると認識しましたので、LAMP法をもって判断としたいと思います。
今後の話になるのですけれども、緊急事態宣言について、国が、夕方にも会議を開いて、話し合いを進めるということですが、県内は、対象地域には含まれないという見方もあります。今後、緊急事態宣言が出された場合、県内に対しては、感染拡大地域への自粛というのは既にされていますけれども、医療体制の提供をめぐって、知事から指示をされたりというのもあると思いますが、これに対して、今、現時点で何かお話をされたのでしょうか。
今、取り組んできた事項で、なおかつこの宣言が行われることによって変わる部分というのは、現時点では、さほど考えられないのではなかろうかと思っております。今後の事態の推移に応じてそういった選択肢も検討していく必要があるものと考えております。
先ほどの会議の中では、特にこの件については、お話はなかったのでしょうか。
はい、その件については、議題となりませんでした。
軽症者を宿泊施設等で受け入れるという、壱岐の、離島なんですけれど、ある程度、宿泊施設は確保できていると考えていいのでしょうか。
私の聞いている範囲では、壱岐市において候補となるような施設の選定の準備をされていると伺っています。
医療スタッフの確保というところがあると思いますが、例えば、1人感染者が出た場合に、プラスで何人必要とかいう目安みたいなものはあるのでしょうか。
いろいろ、現場の医療機関の先生にお話をお伺いしますと、1人増えてからというわけではないですけれども、だんだんご高齢の方ですと、自立している方と違って、単に医療的なものだけではなくて、生活支援的なところも必要になるような患者さんも多くなってくるということで、やはり普段の看護のスタッフよりも労力が必要になってくると。そういったことを確保するために、関連病院でスタッフを確保するような体制を今後とりたいと考えています。
今のお話に関連して、今、4人の方が入院されていますよね。その方たちを、例えば、退院していただいて、そういったところに移すとかいう動きに既になっているのでしょうか。
なっていないです。
そこは、現状はそのままということでしょうか。
はい。ここで話しているのは、将来、拡大したときに備えて、いろいろな対策を今から考えておかなければいけないということを、ご報告申し上げたところでございます。
先ほどの感染者外来の関連ですけれども、一番は、今、壱岐で感染者が確認されていますけれども、壱岐で特に不安に思っている方が多いと思います。壱岐に感染症外来を早期に置くというようなお考えというのは、現時点ではないでしょうか。
それは、先ほど知事がお話しされた、要は、壱岐病院には、LAMP法の機器を既に1台置いています。それとはまた別のところにLAMP法の機器を置いても、効率的に運用できないでしょうから、同じところに、機器を1台から2台に増設させて、そこで効率的に運用した方が、検査数が増えるのではないかということで、壱岐の場合、感染症指定医療機関への設置を考えています。それをもって、感染症外来機能強化としたいと思います。
先ほど、感染症診療機関の1台から2台というのは、壱岐だけの話ですね。
はい。壱岐です。
その続きで、知事がおっしゃられた、現場で、専門家の方を派遣して、ご指導いただくということでしたけれども、これは、例えば、長崎大学の感染症の専門家の先生とか、そういった感じになるのでしょうか。
これは、先ほどお話に出た泉川教授に、人選や適切なスタッフを推薦いただいて、我々の行政にも、感染症、公衆衛生をずっとやってきた保健所長クラスのドクターがいますので、その方を今1名派遣して、指導をお願いしているところでございます。
記者(NBC)2点お伺いしたいのですけれども、今日から県内ほとんどの小中学校で授業が再開されると思うのですけれども、その再開を決めたというご判断については、改めて、どういうふうに思っていらっしゃいますでしょうか。あと、先ほどお話に出た、緊急事態宣言を明日にも政府が出すというお話ですけれども、県として前もって動いたりとか、そういうことも含め、今日の話し合いにしろ、お考えにしろ、今のところはないというような解釈でよろしいでしょうか、2点、お願いします。
○知事 まず、感染症の発生の状況を考えますときに、当初、4月の頭の時期は、これから人事異動でありますとか、あるいは、帰国者、さまざまな入学者等の人の動きが非常に大きくなる時期でありますので、こういった感染の事例が急速に拡大していくのではなかろうかと、こう考えておりましたけれども、残念ながら、壱岐においては非常に深刻な状況でありますけれども、他の地域においては、その後、一定鎮静化している状況が数日続いております。そういう意味では、授業再開の環境にあるということは、前回の判断どおり推移してきているのではなかろうかと思っているところであります。次に、緊急事態宣言になって、自治体の首長として、例えば、外出禁止でありますとか、さまざまな施設の閉鎖要請であるとかということも、選択肢の一つになってくるかもしれませんけれども、まずは、やはり感染拡大警戒地域というのがメインになっていくのではなかろうかと考えているところでありますので、私どもも、先ほど申し上げたように、今後の事態の推移を見きわめながら、必要があれば、適切に対応していく必要があるものと思っております。
非常に細かいところで、学校の件ですけれども、19日まで臨時休校という言い方でよろしいですか。
春休み明けが4月8日ですから、それから壱岐の県立学校では19日まで休みますので、臨時休校です。
あと、重症、中等症、軽症に分けていくという話ですけれども、これは、今後、感染が拡大した場合ということで、今のところは、病床が空いていれば、そこに入院するということでしょうか。
はい。今現状では対応できていますので、今後は、蔓延期になることを見据えて、こういう考え方が必要ということでございます。
中等症、軽症の方は施設でしょうか。
軽症の方が施設です。
当面、重症、中等症を医療機関でしっかり担ってという考え方です。
そこの施設とか、医療スタッフの確保とか、結構気になると思うのですが、それは、どのくらいの目処が適当なのでしょうか。
医療は、日によって動きがありますので、そこは、先ほどの調整本部を立ち上げた中に大学の教授も入ってもらって、大学の先生のご助言もいただきながら、関係の機関の人員の調整は県の方で進めていきたいと思います。
昨日までの感染者の現状というのを、おわかりになっている範囲で伺えればと思います。
今、どうなっているかということですね。
はい。
今、1例から昨日の報告で12例ですけれども、1例から2例目の方はもう既に退院をされておりますので、実質、今、感染者の方で入院されているのは10名となります。
緊急事態宣言が出されたときの話ですけれども、ここの地域では、もう緊急事態宣言の対象地域からもう来ることをやめてくれという、例えば、来崎を自粛してもらうような考えというのは、ありますでしょうか。
現時点では考えておりません。長崎は観光県でありまして、多くのお客様をお迎えし、交流を重ねる中で発展してきたという経緯があるわけでありますので、今の時点で、県外から本県においでいただかないようにというメッセージは、まだ出すような時期ではないのではなかろうかと思っております。
以上をもちまして、会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
【臨時記者会見】
会見内容
令和2年4月3日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症対策について(知事からのお願い)
今日は、国内で感染者が急増している状況にあり、また4月1日に、国の専門家会議によって、この新型コロナウイルス感染症対策に関する提言の更新版が示されました。それによりますと、それぞれの感染症の蔓延状況に応じた対応策を検討していく必要があるとされているところであります。具体的に申しますと、感染拡大警戒地域、感染確認地域、感染未確認地域の3つの地域に区分して、これからの対応を検討する必要があるとされたところであります。
したがって、今日の対策本部会議では、まずそうした考え方を踏まえて、長崎県が3つの地域のうちどの地域に該当するのかという協議を行ったところであります。専門家のご意見等も参考にさせていただき、協議を行いましたけれども、感染拡大警戒区域でも、あるいは感染未確認地域でもない、感染確認地域に該当するという判断をしたところであります。
その上で、まず、今日議論いたしました幾つかの課題のうちの1つである学校の授業再開であります。新学期から授業を再開するという方針で対応してきておりましたけれども、今の現状を踏まえて新学期から授業を再開する方針でいいのかどうかという議論を行いました。現在の状況については、児童生徒あるいは教職員の中にも感染の事例が見られないということもありまして、県立学校の再開については、現在の方針どおり、国のガイドラインを遵守した上で新学期からの授業を再開することと、方針を決定をいたしました。
それから、2点目の協議課題であります。県の主催イベント、あるいは県の施設の利用について、これまで児童生徒の利用を控えるようにお願いをしてきたところでありますが、その利用再開を行うかどうかということで議論をいたしました。国のこの新たな専門家会議の指針によりますと、一定規模以上の人が集まる集会、イベント等への参加を控えるという方針が示されているところでありますけれども、ここ数日の新たな感染者の発生状況等も見てみますときに、引き続き、少し事例も拡大する傾向になっておりますので、県が主催するイベント等の自粛については、これを当面、4月19日まで継続し、併せて、県の施設等の、小中高校生の利用再開、これについても当面の間、自粛をしていただくという取り組みを4月19日まで継続をしようということで決定いたしました。
そこで、ぜひ報道関係の皆様方にもご協力をお願いしたいと思いますけれども、県民の皆様方に対して、ここ数日の発生状況を見てみますと、いずれも、海外から帰られた方々、県外から帰られた方、あるいは、県外からお越しになられた方との接触等によって発生した感染事例、あるいは、その可能性が高いものがほとんどであります。したがいまして、それぞれの全国各自治体において、県民の皆様方に対して外出自粛の要請をされている地域・自治体があります。そういった地域への不要不急の訪問は十分慎重にご検討をいただきたいと願っているところであります。
そして、もう1点のお願いであります。感染された方々は、普段の日常生活を送る中で意図せず感染されたものでありまして、現在、入院治療等を行っていただいているところでありますが、感染者、ご家族の方々のプライバシーには十分ご配慮をいただき、人権について尊重していただきたいと願っているところであります。そういった面で、県民の皆様方には、これからも適切な情報を提供してまいりたいと思いますので、ご協力をいただければ大変ありがたいと思っているところであります。
私からは以上でございます。
それでは、幹事社の方から質問をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。県立の学校については当初の予定どおりということですが、小中学校についての方針はいかがでしょうか。
これまで、4月6日から8日再開という方針で臨んでまいりましたので、そういった面でご検討いただいているというお話を聞いております。
つまり、改めて、各市教委、町の教委に対して通知などを行う予定はないということでよろしいでしょうか。
すべての市町に確認したのかどうか、そこまでは私も確認いたしませんでしたけれども、特に、この間、感染者が発生した壱岐市、諫早市、佐世保市のご意見等も改めてお聞きしたところ、予定どおり再開をしたいというお話であったと聞いております。
あと、もう1点ですが、知事がおっしゃったように、感染された方は日常生活を送る上で意図せずに感染されていると、十分注意をしてほしいというお話でしたけれども、県内の事例を踏まえておっしゃっているのか、差し支えなければ意図をお聞かせいただければと思います。
私は、特に直接的なお話を聞いたわけではありませんけれども、全国的な事例を含めて、新聞報道等を見てみますと、やはり個人のプライバシーにかかわるお話等があるようなことでありますので、また、感染事例が生じたということで、県の相談窓口等にも数多くの電話等いただきますが、どこの誰だと、あるいは国外からこういった感染症をもたらすとはけしからんといったような話が数多くあると、そういったことで、相談窓口も相当そちらの方に手間をとられるということもあると聞いております。
1点だけですけれども、県の施設の小中高校生の利用再開を当面自粛するということで、4月19日まで継続されるということですけれども、いわゆる児童生徒に限ってということですけれども、例えば、高齢者の方とかでも同じような感染リスクはあるかと思うのですけれども、そこを児童生徒に限ってされているということについてご説明をいただければと思います。
確かに、感染のリスク、いざ感染した場合の、健康上の負担、リスク、これについては、一般的に高齢者の方々が重症化されるような割合が高いというお話は聞いているところではありますが、こういった施設は、基本的に幅広い一般県民、市民のために開館されている施設でありまして、そういった中で、小中高校生の皆さん方には、少しでも感染リスクを減らしたいという目的のもと、授業も休業をしている状況が続いてきたわけであります。したがいまして、一般の多くの方々が出入りされる、そういった図書館、美術館、博物館等の施設については、できるだけ感染のリスクを低減するという意味で、小中高校生については、当面の間利用を自粛していただこうということで、こういった措置を講じてきたところでありますけれども、ここ数日の事例を見ると、感染例が増加傾向で推移しておりますし、また、非常に多くの方々が、年度末年度始め、人事異動、あるいは、進学、就職等で、往来が激しくなってくる時期でもありますので、もう少しそのリスクを考えて、引き続き、一定落ち着くまでの期間、同様の取り扱いを延長したいということで、決定をさせていただきました。
では、幹事社以外からありましたら、お願いします。
2点お尋ねします。外出自粛を求められている地域への訪問を控えてほしいということですが、知事の公務で、例えば東京出張とか出張をキャンセルしたりという事例が起きているのかどうかということが1点と、今日の会議で、県内の扱いを感染確認地域に該当するということでしたが、感染拡大警戒地域にフェーズがアップするときの基準というか、こういった場合には感染拡大警戒地域にしようみたいな、そういった話し合いが今日行われたのかどうか、この2点をお願いします。
まず公務への影響ですが、東京からのさまざまなお客様のご来県、長崎県訪問が予定されておりましたけれども、そういった事業、スケジュール等もキャンセルになっております。そして、また、東京都自体、外出を控えていただけるようにというようなメッセージが出されておりますので、少し東京都への訪問も自粛するような状況にあるのではなかろうかと、思っているところであります。
それから、どういったときに感染拡大警戒地域として見直すのかということでありますが、これは、それぞれの時点での感染事例、あるいは、帰国者・接触者外来への受診の動向、さまざまな動きを十分見きわめながら、その都度判断していくということになっていくものと考えております。
学校が予定どおり再開されるということですが、例えば、給食ですとか学校行事ですとか、そのあたりもすべて通常どおりの再開ということでよろしいのでしょうか。それと、今後、感染の状況次第では、改めて、例えば休校措置ですとか、そういうことは考えられるのでしょうか。
それぞれ授業再開ということでありまして、それぞれの地域で、例えば感染事例が発生した、部活動を始めるかどうか等も含めて、基本的には、それぞれの地域の教育委員会でご決定、ご判断いただくということになると思いますけれども、現状で、県として特別の分野について、こういった行事等は控えていただくようにと、これは、いわゆる感染症予防の3つの密を避けてくださいといったことは、引き続き徹底して協力をお願いしていかないといけませんが、個別の行事等についての特別の要請等は行っていないところであります。
それから、今後の動きでありますけれども、例えば、感染事例等が発生した場合に、それは、リスクを評価しながら、例えば、一部の方々に休んでいただくか、自宅待機していただくか、学級を閉鎖するのか、学校全体を閉鎖するのか、そのときどきに選択肢があるだろうと思います。これは、文部科学省からガイドラインも示されているところでありますので、そういった考え方に沿って、今後の状況の推移に応じて、柔軟に対応していかなければいけない課題であると思っております。
もう1点だけ、県内は、おおむね3月の上旬から小中学校の休校の措置をとられたかと思います。全国の都道府県の中では、例えば、感染者が出なければ休校しないとか、都道府県によっていろいろあったかと思うのですけれども、長崎県内の今回のこの休校措置に対する知事の評価はいかがでしょうか。
専門家会議によりますと、この休校自体で感染リスクをどのように単独に減らすことができたのか、評価はなかなか難しいというようなお話のようでありました。したがって、そうした専門家の皆さんのご意見を踏まえると、なかなか難しい判断でありますけれども、やはり一定休校する中で、さまざまな、全国的な事例等も承知していただいた上で、自分の感染予防のため、自分の身を守る取組等についてお考えいただく際には、非常に意義深い時期ではなかったろうかと考えております。
2点お尋ねしたいのですけれども、先ほど、感染確認地域ということで、専門家会議の提言では、屋内で50人以上が集まる集会やイベントは控えるようにといった提言がされていると思いますが、県としてそういったイベントなどを予定しているところに自粛するようになどの要請はしているのか、今後する予定があるのかという点についてお答えいただけますか。
特に、50人以上のイベントを控えてくださいということは申し上げておりませんし、これからも、やっぱり主催者のご判断にお任せせざるを得ないのではなかろうかと考えております。ただ、一般的に言われます、こういったイベントを開催するに当たっての、密閉、密集、密接、こういった場面については何としても避けていただき、感染のリスクを減らしていただきたいと願っているところであります。
あと、もう1点。県内で、今、立て続けに感染が確認されていますけれども、今後、クラスターの発生の可能性、あるいは、感染が拡大するおそれについては、どのように考えられていますでしょうか。
本県での事例を振り返ってみますと、1例目、2例目というのは、いわゆる水際での対応が極めて良好になされており、外部との県内での接触者もきわめて少ない状況でありました。しかしながら、3例目以降、冒頭申し上げたように、県外にお出かけになられて、帰県されて感染が確認された。あるいは、県外からお越しの方々と接触をされる中で事例が生じた。しかも、そういった事例が、症状が出て、この感染症の外来経由で、PCR検査をしたことで確認されたということは、感染した状態で、一定県内で生活をされてこられたというような状況にもなっているのではなかろうかと、こう考えているところであります。したがいまして、今のところ、濃厚接触者等への感染の拡大は見られないような状況でありますので、一定の範囲で抑え込まれている現状にはあるのではないかと考えておりますが、いまだ把握されないような感染者の存在も、これは完全には否定できない状況にあるのではなかろうかと考えております。したがいまして、これからの事態の推移を見きわめながら、何としても感染拡大防止に向けて、全力を注いでいかなければいけないと、こう考えているところであります。
今、感染拡大を、全力を挙げて取り組むというお話ですけれども、一方で、全国的に見ても今、感染者が増えている状況の中で、今後、重症者が増えたりとか、症状を持つ発症者がふえた場合の医療体制という部分もあるかと思います。国の方も、軽症者を自宅療養させたりとか、あるいは宿泊の方に移行したりとかいうような話も出ていますけれども、県として、予防策として、そういったものに対応していく、準備をしていく考えというのは、今日会議の中で出ましたでしょうか。
ご承知のとおり、この感染症指定医療機関については、この新型コロナウイルス感染症のための病床を一定確保しているところでありますが、全国的に増加傾向で推移する中、これから、関係病床をさらに拡大する必要があるということで、次のステップの段階までは、病床100床を超えるような形で確保がなされているところであります。ただ、地域によってはこれなかなか難しい状況が予想される事態も想定していかなければいけないと考えているところでありますので、さらに次のステップとして、どういった医療体制を講じていけばいいのか、専門家の皆様方にお集まりいただいて、今週中にも会議を開催して、ご検討いただくということになっているところでありますので、そういったご意見等も参考に医療提供体制の構築を進めていきたいと考えております。
もう1点だけ聞いてよろしいですか。佐世保の1例目の感染者の方、東京の方に検査を要請してもなかなか検査を受けられないという状況がありました。いわゆる多く発生している地域では、検査を受けられないまま、長崎にまた入ってくるというような事例が出てくるのではなかろうかというふうに思います。今、全国的に検査体制が難しくなっている中で、何か予防策というか、入ってくる人に対して、あるいは、こちらの方でも、検査を待たれている方に対して次の手、検査をできるようにしていくというような考え、例えば、長崎大学さんとキヤノンさんで開発された機械を使っていくとか、早目に察知するための対応というのは、どう検討されているのか教えてください。
長崎大学で開発していただいたこの検査のやり方については、既に現場で活用に移されている状況であります。現状で検査を要する方々に対する検査事例で、必要性を感じた上で検査に移せない状況は、いまだ県内では生じていないものと、理解をしております。ただ、全国でこれから相当数、さらに拡大していくおそれもあるところでありますので、先ほどの県外での追跡対応をお願いしている分についていまだ回答が得られない状況でありますが、検査の優先順位をどのように考えておられるのか、ただ、健康観察は継続して、外出を控えていただいているということでありますので、今後の動向に応じて、どのような対応をしていただけるのか、見きわめていかなければいけないと思います。
先ほど、知事が、外出自粛要請が出ている地域への外出は慎重にということでしたけれど、これは、知事から県民に対しての要請という扱いなのでしょうか。呼びかけなのか、ほかの地域と同じように、そういう地域に行かないようにという要請なのか、どういう扱いなのでしょうか。
それは、県民の皆様方に対するお願いであります。
先ほどおっしゃっていた専門家の方を交えて、医療体制の構築について検討をなさる会議のようなものなのでしょうか、今、決まっている中身の概要を、知事からご説明いただけますでしょうか。
私が招集させていただいた会議という形式をとっています。今回、至急検討しなければいけないと考えました。組織体というよりも、早く関係者に集まってもらおうと思いましたので、私の方で会議を主催して、意見を集約する予定となっています。
冒頭におっしゃられたことの確認なのですけれども、現在、長崎県については感染未確認地域ではなくて、要するに、感染確認地域とされるとおっしゃられましたけれども、今、県内で8例起きていますけれども、そこの、感染拡大地域ではなくて、感染確認地域とされたところの、そこの判断の根拠というのをもう少し詳しく説明していただければと思うのですけれども。
恐らく大都市部を中心に感染事例が増加しているわけでありますけれども、一番大きな問題というのは、感染源が確認できないような事例が相当数増えているということのようであります。県内の状況を見ますと、確かに、これまで、毎日1件程度で収まっておりましたけれども、件数は、1日3件という件数になりましたけれども、ほとんどリンクの状況、つながりというのは、ほぼ明らかになっているところでありますし、その中で、県内が感染源だとはなかなか考えにくい状況があります。件数が増えたと申しましても、数件の件数増加ということでありますので、未確認地域ではない、しかし、いわゆる感染拡大警戒を要するような区域とはまた違うのではなかろうかということで、3つのカテゴリーの中で、専門家のご意見もお聞きして、2番目だろうということで、さまざまな考え方もお聞きした上で、そう判断をしたところであります。
時間の関係もありますので、最後の質問でお願いしたいと思いますが、何かございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、以上をもちまして、会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。これからも、報道について、よろしくお願いします。
・午後3時30分から午後4時1分(31分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年3月19日 臨時記者会見
会見内容
令和2年4月1日付人事異動について
ただいまから、令和2年4月1付人事異動に関する記者会見を始めます。よろしくお願いいたします。
4月1日付の人事異動について発表をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 既に皆様ご承知のとおり、令和2年度は、長崎県とりまして総合計画「チャレンジ2020」の最終年度を迎えてまいります。計画に掲げております目標達成に向けた集大成の年度となってまいりますことから、組織職員の総合力を生かしながら、様々な課題の解決、目標の達成を目指していかなければならないと考えているところであり、必要な組織改正並びに人事異動を行うことといたしました。 まず、組織改正でありますけれども、人口減少を初めとした重要課題に対して、これまで以上に迅速かつ効果的に施策を推進していかなければならないと考えております。 そのためには、部局横断的な課題も数多くございますので、連携体制をさらに一層強化をしていく必要があるものと考えております。 そういった中、重要施策を担う企画振興部という部がありましたけれども、これは県の大きなプロジェクトでありますIRの施設整備構想の推進、あるいは新幹線の整備促進といった大きなプロジェクトを抱えておりまして、これを企画部と地域振興部に再編して、それぞれ、企画部においてはIRの推進に加えて、「ソサエティー5.0」を目指した施策の推進に、さらに新しく力を注いでいこうと考えております。 一方また、地域振興部を新設いたしますけれども、これまでも力を注いでまいりましたまちづくり、地域づくりに、さらに力を注いでまいりますとともに、新幹線をこの地域振興部で所管をさせて、大きなプロジェクトを分担して推進するという体制を構築したところであります。 それからまた、人口減少対策を、まさに横断的に推進していくために統轄監という職責を設けましたけれども、その統轄監のもとに補佐をする職員を配置しておりまして、これは直轄で配置しておりましたけれども、今回、企画部長の傘下のもとに補佐監グループを編入をいたしまして、併せて進捗管理等に加えて戦略的な施策の推進を積極的に進めていく体制づくりを行ったところであります。 それから、人事異動につきましては、行政の継続性、専門性を保ちながら、課題の解決、目標達成に向けて具体的な成果が得られるように配置をしたところであります。したがいまして、一定期間、必要な期間、在職をさせるという基本的な考え方のもと、人事を行ったところでありまして、専門性、総合力を生かせるような適材適所の人事配置に力を注いできたところであります。 それからまた、女性職員の登用が大きな課題でありましたけれども、新たに部長級職員、それからまた次長級等の職員へ積極的な登用を推進するとともに、本庁課長級、企画監、あるいは課長補佐等への積極的な登用に意を配ったところであります。 これからも意欲と能力のある女性の職員の皆様方が、これまで以上に管理職として活躍をしていただけるような環境整備を進めてまいりたいと考えております。 それから、各市や町、そして九州各県、あるいは民間との交流人事でありますけれども、引き続き、市や町への派遣職員交流人事も積極的に対応することとし、増員を図ったところであります。 こういった体制のもと、県政の大きな課題であります人口減少、さまざまなプロジェクトの推進、そして、地域の活性化に向けて全力を注いでいくことといたしているところであります。 具体的な人事の概要については、資料としてお配りしてあろうかと思いますので、個別の人事について触れることは避けたいと思いますけれども、そうした結果、異動規模でありますけれども、昨年は1,237名の異動規模でありました。今年は1,174名ということでありまして、近年にない規模の小さい異動となったところであります。 これは、一つは先ほど申し上げたように、在職期間を一定延長していこうという基本的な考え方のもと、異動を行ったことによるものではなかろうかと考えているところであります。 とりあえず、私のほうから今回の4月1日付の人事異動の概要についてお話をさせていただいたところであります。 後はどうぞ、ご質疑、よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
女性管理職について積極的な登用をされたということだったんですけれども、それで2点お伺いしたいんですが、初めて登用したような部署なりポスト、そういったケースがあったのかということと、管理職の女性の割合というのは、何か目標があって、それを踏まえてそういうふうにされたのか、その点をお伺いします。
女性管理職員の登用については、14%を達成をしようという目標を掲げて取り組んできたところでありますが、今年度の人事異動の結果といたしまして、女性職員は13.4%という状況になっているところであり、計画策定時から8.4%、この比率が高まったところでありますが、ごくわずか、目標に届かなかったということであります。 具体的に幾つか申し上げますが、まず、管理職員の総数でありますけれども、課長級以上の管理職員、昨年は女性管理職員は36名でありました。これに対して今年は53名となり、17名増えております。その結果、先ほど申し上げましたように13.4%となりまして、昨年度は9.3%、女性職員の占める割合は4.1%高まっているということであります。 そして、部長級への登用であります。会計管理者に1名、部長級として女性職員を登用しているところでありまして、こういったポストに女性管理職の方が就任されるのは初めてであります。 それから、次長級職員でありますけれども、昨年は2名でありましたけれども、今年は3名ということで1名増えました。こういった中で、県北振興局の次長職に新たに女性職員を登用したところでありますが、このポストも初めての女性職員の就任ということになります。 そして、本庁のポスト課長、企画監クラスでありますが、昨年13名が今年16名ということで3名増えております それから、追加して申し上げますと、課長補佐、係長職でありますが、課長補佐職が昨年82名で、今年83名、1名の増、係長職に257名だったのが265名ということで8名増ということになっております。 役職員全体を見てみますと、今年度の係長以上の役職に就任された女性職員401名ということになってまいりまして、昨年の375名から26名増えているという状況であります。
それでは、各社からお願いいたします。
今回の組織改正で企画部と地域振興部、企画振興部の再編があったところですけれども、改めてその再編の狙いと、企画部と地域振興部、それぞれの部に対する知事の期待、お考えをお聞かせください。 もう一点、別件なんですが、新型コロナの影響で、今回の組織改正とか、人事異動の規模とか、見送った組織改正があったとか、何かそういった影響があったのかどうかお聞かせいただければと思います。
先ほど申し上げたように、企画振興部という様々な県の政策の企画・立案を担う部局を設けていたわけでありますけれども、これが非常に大きなプロジェクトを一手に引き受けるという形になっておりまして、相当重たくなっておりました。ビッグプロジェクトでありますIRの構想の推進、新幹線の推進、さらには総合計画、様々な人口減少対策の最終とりまとめの部局として、進捗管理なども担ってきたわけでありますので、あまりにも重たくなっておりまして、これからはもっと戦略的な、長崎県の将来を見据えた形で、全体をどう企画運営していくか、そういった機能をさらに強化する必要があると、こう考えまして、企画機能を強化するという観点で、先ほど申し上げたように、IR構想の推進、そのほかにAI、IoTの時代の流れに対応して、Society5.0を迎えるに当たっての県のこれからの施策の推進のあり方、全庁的な観点から施策のあり方、推進体制のあり方を検討していく必要があるものと考えて、そういった役割をこの企画部に担っていただこうと考えたところであります。 そしてまた、地域振興部でありますけれども、人口減少社会、高齢化の中で、さまざまな地域課題が顕在化してきております。 そういった中で幅広い県民の皆様方の力添えをいただきながら、また、各市や町、関係団体と連携をして、地域づくりを進めて地域の活性化を目指していかなければいけない時代を迎えているところでありますが、これからはさらに連携を強化して、さまざまな施策を積極的に推進していこうと、そういった中で、この新幹線の問題についてもいよいよ開業を迎えてまいりますので、具体的にはアクションプランを策定をして、この新幹線の開業を地域の活性化に結びつけようという取り組みを具体化する時期を迎えているところであります。そういった中で、今度、地域振興部が旗振り役を務めながら、県下隅々まで、そういったプロジェクトの効果を行き渡らせることができるように体制を組み直してきたところであります。
ほかにございませんでしょうか。
人事異動の件でのお尋ねになるんですけれども、今回の目的、狙いのところをお伺いしたいんですが、先ほどのご説明の中で、行政の継続性、専門性を持たせてというお話があったのが1点と、あと女性の登用というところに力を入れてあったかと思うんですが、これら2つの点について、そのようなところに力を入れた背景の部分と、その狙いについて改めてお聞かせいただけますでしょうか。
ご承知のとおり、人口減少対策を県政最大の課題と考え、地方創生の推進に全力を注いできたところであります。 様々な施策に取り組む中で、一部順調に推移し、目標を越えて、移住者数でありますとか、あるいは新たな雇用創出数などについては順調に推移しているところでありますが、肝心かなめの人口減少そのものに歯止めをかけるまでには至っていない。その最大の要因は、やはり県内産業、基幹産業を中心に大変厳しい状況でありまして、従業員数が減ってしまっているということが片方の現状であるわけでありますので、そういう意味では、次なる基幹産業を育てて、雇用の場をしっかりと確保していかなければいけないと考えておりますが、少しやはり時間がかかると思います。 そういった中で、若い方々が県内に残らず、県外への就職を選択されていると。そこは様々な要因があるんだろうと、こう思っておりまして、単純に県内就職を働きかけるだけでは、なかなか施策効果に結びつかない面があります。県内就職率もなかなか、大学卒は特に高まっていかないというようなことがありますので、一体どういった施策を準備していくと、若い方々も理解を得て県内にとどまっていただくようなことにつながっていくのか。それをもう少し踏み込んだ分析をして、具体的な戦略として、施策を練り上げていく必要があるものと思っております。 そういったことを考えますと、やはりこれまで、こうではなかろうかということでいろんな施策を推進してきましたけれども、もう一段分析を進めて、その傾向を踏まえた戦略づくりというのが非常に必要になってきているんではなかろうかと、こう考えております。 あるいは、また、地域の産業活性化、あるいはまちづくりを考えるに際しましても、本県独特の課題がございます。特に、観光県でありながら、インバウンド客などの伸び率が九州最下位というような状況でありまして、国際定期航空路線の誘致などにも力を注いでおりますけれども、一定ノウハウを蓄積をしながら、他のエアラインとの交渉を重ねて路線を誘致してくる必要があったり、あるいはまた、地域の活性化を進めるために、それぞれの地域の実情を踏まえた戦略づくりといったことも、また求められてきますので、それぞれの分野で、もう少し今までの経験を生かして、もう一段踏み込んだ施策を推進していくためには、もう少し勤務年数をそれぞれ延ばして、具体的な成果を求めていただけるようにお願いしていきたいと、こう考えているところです。 それから、女性の皆様方の登用促進でありますけれども、これまでも広く県民の皆様方、あるいは事業者の皆様方に、ワーク・ライフ・バランスを推進して、女性の皆様方も県内で生き生きと活躍していただけるような地域社会の実現を目指していかなければいけないと、こう考えてきたところでありますが、なかなか、肝心かなめの県庁自らの体制づくりとして、女性の管理職への登用が進んでこなかった面があります。 これはどういうことかといいますと、やはり、育児休業制度などの制度がまだ十分でなかったような時代に数多くの女性職員の皆様方が、結婚や出産を機に県庁を辞めてしまわれるという状況が続いてきておりまして、それではいけないということで、女性の職員の皆様方も、いろいろな分野の業務を第一線で男性と同じような形で職務を担っていただき、キャリアアップを進めていただこうということで、若い世代のうちからそういった態勢で人材育成に努めてきました。 ようやく、課長補佐を超えて課長職、次長職、部長職に登用させていただけるような人材が育ちつつありますので、そういった方々の視点を大事にしながら、県の施策にもまた女性の視点を反映させるという体制づくりを進めていく必要があるものと考え、今回、できるだけそういった育ってきつつある女性職員を積極的に管理職員として登用を図ったところであります。
ほかにございませんでしょうか。
すみません、さっきの再質問の件、回答をお願いします。
ごめんなさい。1点、お答えするのを忘れておりました。 新型コロナウイルス感染症対策ということで、特に特別の組織を立ち上げたということはございませんが、今現在もそうでありますけれども、応援体制を組んでおりまして、各部局から福祉保健部に応援職員を派遣して業務に携わっているという状況であります。また、外部の皆様方も、感染症の専門家の医者の方々等もご支援をいただいているところであり、総合的な感染症対策体制を構築しているところであります。 したがいまして、組織として新たな組織を設けたということではございませんで、柔軟な組織運用の中で推進体制を構築していこうと考えているところであります。
ほかにございませんでしょうか。
統轄監なんですけれども、現在の統轄監が総務省に戻られるということで、後任にプロパーの職員の方を充てられたと。このあたりの狙いと、今後、統轄監に期待する、求められるもの、そのあたりについて改めてお伺いできますでしょうか。
先ほども申し上げましたけれども、人口減少をはじめとする地方創生の課題というのは、全国に先んじて人口減少が進んできた長崎県にとって最大の課題であるという認識は変わりがないところであります。 そういった中で、地方創生に向けて様々な施策、総合戦略に基づいて推進してまいりましたけれども、まだまだ具体的な成果に結びついていない。そのことはやっぱりしっかりとこだわって具体的な成果に結びつけていかなければいけないという思いを強くしているところでありまして。 そういった意味で、各部局にまたがる課題でありますので、組織横断的な観点から、足らざる施策はどんな分野であるのか、組織を挙げて連携して取り組む必要があるものと、こう考えておりますので、より大所高所から今の現状を踏まえて積極的な戦略づくりを進めていきたい。その上では、各部局も動かしながら、新たな総合計画に盛り込むべき施策を練り上げていく必要があるものと考えておりまして、引き続き統轄監という役職のもと、プロパー職員で頑張っていただこうと考えたところであります。 初めての職責でもありましたし、全国の様々な情報なども手に入りやすいお立場であろうということで総務省から派遣をいただきました。一定、政策パッケージもまとめていただいたところでありますけれども、今後はより、今の施策で足りないところがどこであるのか、具体的な成果を求めるためにはどういう動き方、関係機関への連携体制の構築に力を注げばいいのか、そういった面で引き続き力を発揮して、活躍をしていただきたいと願っているところです。
後任の総務部長については、どういう予定なんでしょうか。後任の総務部長については、名簿には載っていないんですけれども、後任についてはどうなるんでしょうか。
継続して、総務省から派遣していただこうと、こう考えているところであります。
もう一つ、統轄監は2年間、組織をつくって取り組んできて、なかなか難しい面もあったかと思うんですけれども、そのあたりについては、どういう風に受け止められているでしょうか。
やはりですね、社会経済が変わりなく安定的に推移する中で、この地方創生総合戦略を展開してこられたということであれば、企業誘致等に伴う新たな雇用の創出数でありますとか、県外からの移住者数は確実に増えてきているところでありますので、一定、人口減少に歯止めがかかったものと、こう考えておりますが、ただ残念なことに、本県の基幹産業であります造船関連産業が極めて厳しい経営環境に直面する、そういった中で基幹産業を担う従業員数が大幅に減少してきていると、そういう現実があるわけであります。 そういったことから、よく指摘されますけれども、長崎市の人口減少が全国トップクラスであるというご評価、ご指摘をいただいているところでありますけれども、そういった要因もまた現実としてあるわけでありますので、より産業構造を変えるための施策の推進、これについては一刻も早く具体的な成果が得られるように、さらに力を注いでいかなければいけないものと考えているところであります。
それでは、最後の質問でお願いいたします。
部局の改編の関係でお伺いします。今回、県民生活環境部に県民生活部と環境部を改正して、様々なこれまでの県民生活で、それぞれ部局ごと、ばらばらになっていたのを一元的に、さらに力を発揮できるような体制をつくりましたけれども、これからやはり環境社会であったりとか、例えばSDGsの取り組みであったりとか、こうしたこともまた県民生活の中で、さらに充実であったりとか、行政として強く進めていく必要があると思います。 今回のここの組織改編についての狙いと、知事が期待することをお聞かせください。
県の組織として、これまで環境部と県民生活部が分かれておったんですが、その前は一つの部局でありました。そういった中、環境施策がこれから非常に重要になってくるということで、環境部を独立した部局として組織化を図ったところであります。 基本的な考え方は全く変わりなく、環境施策を積極的に進めていかなければいけない。時代の要請もそうであろうと思いますし、私どもの考え方もそうでありますが、まさに、今お話がありましたように、SDGsの考え方を含めて、これからはより幅広い県民の皆様方との協働体制をつくりながら進めていく必要がある。これは生活者の目線に立って環境もまた、県民生活の観点も一緒になって進めていく必要があるということで、県民の皆様方との連携体制をもっと強化しながら、生活面での様々な課題、環境面での様々な課題、これを一体的に推進していく方が、より進めやすいのではないかという観点もありまして、あえてこの部局に統合して組織化を図ってみようと考えたところであります。
それでは、以上をもちまして、人事異動に関する記者会見を終了いたします。
・午後4時1分から午後4時34分(33分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年3月19日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について(1)
定例記者会見を始めます。
よろしくお願いいたします。
それでは、引き続きよろしくお願いいたします。 まず、冒頭、私のほうから、2点、ご報告をさせていただきたいと思います。 1点目は、新型コロナウイルス感染症についてのご説明であります。 発生状況、その後の対応等についてご説明を申し上げます。 ご承知のとおり、3月14日に壱岐保健所管内で確認された県内1例目の感染者は、速やかに壱岐市内の感染症指定医療機関に入院していただき、経過を観察しているところであります。現在、健康状態は良好であるということであります。 また、壱岐島内において感染者と同行された濃厚接触者2人の方については、特に接触度合いも高かったことから、14日のうちにPCR検査を実施し、両名とも陰性であるとの結果が得られました。 このほか、県内在住の濃厚接触者2名と併せて、不要不急の外出を控えることなどをお願いし、経過観察を行っておりますが、これまでのところ、健康状態の異常はないという報告をいただいております。 これまで県内ではPCR検査を本日9時現在で213件行ったところでありますが、県内感染者1例目のほかは、全て陰性でありました。 また、1例目の発生以降、特にこのPCR検査の件数が大きく増加しているという状況にはありません。 本県では、医師によって検査が必要と判断される事例は、全て検査を行うこととしているところであり、今後も引き続き適切に対応できるように、1日当たりの検査可能件数の増加を図るなど、検査体制の充実に力を注いでいこうと考えております。 そうした中、特に不足が指摘されておりますマスクの問題でありますが、国からの配布分と本県独自の調達分と合わせまして、医療機関や介護施設等への配布を開始したところであります。 まず、医療機関向けでありますが、国からの配布分について、県医師会と県歯科医師会と調整の上、医療機関向けとして約14万枚、歯科医療機関向けとして約1万7,000枚を、昨日、18日から各地区の医師会、歯科医師会へ発送しているところであり、順次、個別の医療機関に配布される予定となっております。 介護施設や障害者施設、保育所等については、国から本県への配布予定の枚数は、現時点では判明しておりませんけれども、3月下旬頃に国から直接、事業所へ再利用可能な布製マスクを郵送する予定であると聞き及んでおります。 さらにまた、県独自の対策として、現在、業者からマスク約9,000枚、消毒液約100本を購入しているところであり、これに併せて県障害者共同受注センターとシルバー人材センターに発注して布製のマスクをつくっていただいているところであり、これが年度内に2,000枚確保できるということになっております。 こういった分も合わせて来週23日から介護施設や障害者施設、保育所等に配布することとしているところであります。 一方また、県の旅館・ホテル生活衛生同業組合、村木理事長様から、県内の福祉施設などで役立てていただきたいとしてマスク500枚を寄附をしていただきました。これも併せて配布させていただくこととしているところであります。マスクの確保が大変難しくなる中で非常にありがたいお心づかいをいただいたところであり、改めて厚くお礼を申し上げる次第であります。 それから、新型コロナウイルス感染症に関連して県内の経済活動への影響が徐々に深刻化しつつあるところでありますが、中小企業者の皆様に対しては、経営環境の急激な悪化に対応するため、県の制度資金であります緊急資金繰支援資金を3月2日に発動してまいりましたが、本日付で借り入れ限度額を従前の3,000万円から1億円に引き上げたところであります。県の産業労働部、商工団体、金融機関に相談窓口を設置しておりますので、積極的にご利用いただきたいと考えているところであります。 そしてまた、生活にお困りの方々に対しましては、生活福祉資金の特例による個人向け緊急小口資金の限度額引き上げに加えて、償還時において所得の減少が続く住民税非課税世帯の方への償還を免除することといたしております。 休業や失業等によって生活資金にお悩みの方々は、25日から各市町の社会福祉協議会で申し込み受付を開始いたしますので、ご相談をいただきますようお願い申し上げます。 県といたしましては、さらなる感染拡大の防止に全力を注いでまいりますとともに、県民生活、地域経済への影響を最少化できるように、全力で取り組んでまいりたいと考えております。 なお、学校活動の再開については、本日にも専門家の会合が開かれるということもお聞きしているところであり、そうした分析結果等も踏まえながら、教育委員会に対して、この専門家会議の見解などを踏まえて、早急に結論を出して、まもなく終業式を迎えますので、具体的な方向性を示すように指示をいたしているところであります。 県民の皆様方におかれましては、ぜひ今後とも不正確な情報に惑わされるようなことがなく冷静にご対応いただきますとともに、改めて、手洗い、咳エチケット等の対策をはじめ、人混みがあり、換気が悪い場所を避けていただくなど、感染予防にしっかりと取り組んでいただきますよう、重ねてお願いを申し上げる次第であります。
2022年デスティネーションキャンペーン開催決定につい
それから、2点目のご報告であります。 2022年度の「デスティネーションキャンペーン」の開催決定についてご報告を申し上げます。 JRグループによる全国的な観光キャンペーンであります「デスティネーションキャンペーン」が2022年秋に、長崎・佐賀の広域エリアで実施されることが決定いたしました。 このキャンペーンは、JR6社、地元自治体、大手旅行会社等が連携して全国で集中的に宣伝・販売促進活動を行う国内最大規模の観光キャンペーンであります。本県としては、平成28年秋に単独で実施したところでありますが、今回は、それ以来のキャンペーンへの取り組みとなってまいります。 今回は、九州新幹線西九州ルートの開業効果を県内各地域に広げてまいりますため、佐賀県と連携しながら、沿線地域だけではなく、広域的な誘客につながるよう、全力を注いでまいりたいと考えているところであります。 以上、2点、ご説明並びにご報告とさせていただきます。 あとはどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症について(2)
新型コロナウイルス感染症に関連してお尋ねします。 日本国内で感染者が確認されてから2カ月以上が経過して、国内では感染が拡大していて、3月14日には壱岐市で県内一人目となる感染者が確認されました。 収束には長期間を要するとの見方が専門家から出ています。 知事が先ほどおっしゃったように、学校の一斉臨時休校ですとか、経済取引の縮小など、多方面で県民の生活に影響が生じていて、多くの県民にとっては健康への不安だけではなくて、いつまで日常生活への影響が続くのかという懸念をお持ちかと思います。 こうしたことへの知事の受け止めですとか、県民に伝えたいことがありましたら教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。
今、お話の中でもお触れいただいたように、3月14日、本県で1例目となる感染者が発生したところでありますけれども、幸いにして、県内では新たな感染者は発生していない状況であります。 ところが、国内では、依然として感染者が増加傾向にあり、事態の収束がなかなか見えない状況であります。 こういった状況の中、各種相談窓口を設けておりますが、県民の皆様方、あるいは各事業者の皆様方からも、不安の声、あるいはご心配の声をいただいているところであり、こうした声をしっかり受け止めながら、引き続き、その感染拡大防止のために全力を注いでいかなければいけないと考えております。 また同時に、県民生活、あるいは地域経済へのさまざまな影響も懸念されるところでありまして、さまざまな支援施策等を含めて、緊張感をもって対応していく必要があるものと考えているところであります。 そういった意味で、先ほどもお願いを申し上げましたけれども、引き続き、県民の皆様方に感染予防策をしっかりと取り組んでいただくということが一番大切な取り組みになってまいりますので、ご協力をお願いしたいと考えているところであります。 先ほども申し上げましたように、県内で1例目が発生いたしましたけれども、この事例は県外からの転入者の方でいらっしゃいました。したがいまして、県内を感染源とするような感染者は見られないところでありますので、やはりお一人お一人に予防の努力を続けていただくということで何とか乗り切っていきたいと、私ども考えているところでありまして、不安はお感じになられると思いますけれども、私どもも可能な限り、水際対策等を含めて万全の体制で臨んでいきたいと考えているところであります。 収束がなかなか見えないということでありますけれども、本日、専門家会議も開催される予定になっており、事前に報道等でお聞きするところによると、それぞれの地域の状況に応じて、柔軟な対応が求められる事態になりつつあるのかなという思いもいたしておりますので、現在の県内の状況をしっかりと見極め、感染症の専門家の皆様方のご意見もお伺いしながら、県民生活、どういう形で体制づくりを進めていったらいいのか、改めて今の時点において検討を進めていく必要があるのではないかと考えているところであります。
国営諫早湾干拓事業について
諫早湾の干拓事業についてお伺いします。 諫早湾内の漁業者が国に潮受け堤防排水門の開門を求めた、いわゆる2次、3次訴訟で、長崎地裁が10日に請求を棄却する判決を言い渡しました。判決について、知事の受け止めを改めてよろしくお願いします。
今回の判決については、県としては訴訟当事者ではありませんので、なかなかコメントしにくい立場でありますけれども、これまで最高裁によって示されてまいりました開門を認めないといった方向性に沿った内容ではなかったろうかと、こう考えているところであります。 これまでも長崎県としてお願いをしてまいりましたけれども、この開門問題というのは、有明海の漁場環境の悪化等が主な要因になっているものと理解をしているところでありますので、ぜひ、その開門しない前提で、海域特性に応じた効果的な水産振興対策等を実施していただき、本当の意味での有明海の再生を目指していただきたいと、今日においても変わりなく、そう願っているところであります。
追加でお伺いしますけれども、法廷の場でなかなか、開門を主張する側の方々との主張というのが平行線をずっとたどってきた経緯だったと思うんですけれども、一方で、開門を求める方々もそうだと思うんですが、県や国と開門について話し合いの場を持ちたいというお考えというのはもう表明されていると思うんですが、こういったことについて、解決とか和解のために、県として何か取り組んだり、調整に入ったり、そういった動くようなお考えというのは現時点ではありますでしょうか。
これまでもさまざまな訴訟が継続されてきたわけでありますけれども、そういった中で、国におかれては基金による和解を目指すという方針を繰り返しおっしゃってこられたところであり、私どももそういった形で関係漁業者の皆様方、各県の関係皆様方の理解のもと、和解という形で決着がつくということであれば、それは望ましい形ではなかろうかと、こう思っているところであります。 県として主体的な役割を担えないかということでありますけれども、なかなか難しい問題でありまして、それぞれの地域の皆様方と利害が対立する中で今日を迎えてきているわけでありますので、そこをやはり事業主体である国のほうで、最終的には訴訟の一つの方向性として和解の場なども調整を進めていただければと考えております。
それでは、各社からお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症について(3)
新型コロナウイルスの関連なんですけれども、今日、政府の専門家会議が開かれて、内容が公表されると思うんですけれども、これを受けて、県として対策本部会議を開くのか、イベントの自粛要請とか、自粛状況について、今後、継続されていくのか、公共施設用には利用制限をかけられていますけれども、そのあたりについての、今後、どのようなスケジュール感で方針を決めていくんでしょうか。
恐らく本日の夕刻前後に専門家会議が開催され、また、国の対策本部会議も開催されることになるんではなかろうかと考えております。 今、ご指摘をいただきましたように、当面の間ということで、県主催のイベントの自粛でありますとか、さまざまな公共施設等の閉鎖等も行ってきたところでありますので、そういったことについて、専門家会議のご見解等を踏まえて、改めて県として検討をしないといけないと、こう考えているところでありますので、まだ詳細な時間等は決めておりませんが、本日の結果を受けて、明日にでも県の対策本部会議を開催する必要があるんではないかと考えているところであります。
明日開いて、今後どうするか方針を検討していくということですか。
そうですね。先ほどもちょっと申し上げましたけれども、来週、週明け早々にはいわゆる休校中の子どもたちの終業式を迎えてまいります。春休み、そしてまた、年度が明けますと、新たな入学式等も開催されるわけでありますので、その間をどういう体制で臨んでいくのか、そういった点を含めて、あるいは、先ほどご指摘がありました県主催イベントの今後の取り扱いについてどう考えるのか、そういった点についても検討を進める必要があるのではないかと考えております。
ほかにございませんでしょうか。
親和・十八銀行の合併について
先般、十八銀行と親和銀行が10月に統合してできる十八親和銀行の新しい体制が発表されて、その会見の場で、お二人とも非常に意欲を持たれていて、離島の活性化や基幹産業の構造転換などについても積極的に関わっていきたいと。中でも離島については、活性化を担うような、人材も常駐させたいというぐらいまで、かなり踏み込んだ発言されていました。 今後、県にとって、新銀行にはどんな役割を期待したいというふうにお考えでしょうか。そのあたりをお願いします。
先般、両行のトップの方が引き続き、新銀行の経営を担っていかれるというお話をお聞きしたところでありまして、私どもとしても大変心強く受け止めたところであります。 まさに統合後は、これまでと同様に地域に根差した金融機関として積極的なご貢献をいただきたいと、こう願っているところであります。 これから特にお願いをしたいと考えておりますのは、中小企業の事業承継、あるいは海外展開でありますとか、あるいは起業・創業への支援等について、そのグループがお持ちのネットワーク、あるいは経営資源等を積極的に活用していただいてご貢献をいただければありがたいと、こう願っているところであります。 まさに私ども、新しい地域経済を担えるような基幹産業を育てていかなければいけないという非常に重大な時期を迎えているところでありまして、県内企業の皆さん方とのコラボレーション、あるいは連携をさらに強化する中で幅広い分野にわたって、その可能性を模索し事業展開を進めていかなければならないと考えているところであります。 今、足元を見ますと、新型コロナウイルス感染症の影響で非常に厳しい状況でありますけれども、そういった面でのまた丁寧なご対応もお願いしたいと思いますけれども、人材育成を含めて、若干、中・長期的な観点からも引き続きお力添えをいただければ大変ありがたいと思っているところであります。
最後の質問でお願いします。
新型コロナウイルス感染症について(4)
資金繰り融資制度の枠を拡大するというお話があったんですけど、これまでの相談件数の総数とか、実績というのは今、どうでしょうか。
相談件数、わかりますか。
3月16日の取りまとめ時点で、県の方で関係団体等を通じて集約しております件数が、経営や資金繰りの相談で466件、報告をいただいております。融資実績については、まだ、取りまとめておりませんけれども、資金繰りに関する相談ということで466件ありましたというご報告を受けております。
知事、466件という相談があるということを受けてどのように。
今ですね、県内の各分野における影響の状況などをお聞きしているところでありますけれども、まさにさまざまな分野に影響が生じております。 先般は、旅館・ホテルを営まれる方々のお話もお聞きいたしました。そしてまた農業分野でありますとか水産業分野。 端的に申しますと、さまざまなイベント等が中止される中で、高級食材の価格が低下傾向が続いている。例えば枝肉価格でありますとか、子牛価格が低下している。あるいはイベントが中止されていることによって、お花の価格が低下している。 そして、中国向けの丸太等の素材輸出がありましたが、中国での生産活動に支障を来たしていることだろうと思いますけれども、国内市場向けに丸太の出荷が続いておりまして、そういったことで価格が落ちている。 魚についても、アカムツでありますとか、高級食材等、フグ等を含めて、魚価がやはり相当程度落ちているというようなお話もお聞きしているところであります。 小売業、あるいは製造業にも一部、部品調達が難しい状況であると、こういう状況でありますので、これからさらに幅広い分野で影響が生じてくるのではなかろうかと、こう考えているところでありまして、しっかりと対応していかなければいけないと思っております。
環境放射線モニタリング業務における不適切な処理について
ありがとうございます。もう1点なんですけれども、今日、午前中に記者クラブに発表があったもので、放射線監視等交付金事業等における不適切な処理というものがあって、詳細がわかっていないので何ともいえない、この後、レクがあるんですけれども、原発30キロ圏内の放射線量の監視の件なのかなと思うんですけれども、そういった中で不適切な処理があったということ、報告を受けていると思うんですけれども、どのように受け止めておられるか、お聞かせください。また、特に、県民の方への説明ということでお願いします。
国の資金支援のもと、環境モニタリングポストなどを設けて、定期的な観測を行ってきているところでありますけれども、特定の職員が、その他のモニタリングを行ったものの、十分な分析をしないまま発表をしているでありますとか、過去のデータを転用してそのまま資料に掲載しているというような、考えられないような事例が出てきたという報告をいただいているところであり、現在、関係機関、関係者の皆様方にお詫びを申し上げるとともに、できる限りのデータ解析に努めて、データの再整備を進めているものと理解をいたしております。
九州新幹線西九州ルートについて
新幹線について改めてお尋ねしたいんですけど、昨日、佐賀県に対して国土交通省から、協議の前提となる文書の、確認文書についての修正案が示されて、やり取りが続いておりますけれども、スケジュール的に、時間軸は、国と佐賀県との時間軸が合わずに、なかなか進んでおりませんけれども、この点についての受け止めを。 あと、4月で2022年度の開業まで2年ぐらいなんですけれども、リレー方式で開業することになりますけれども、リレー方式に対して、開業に向けて改めて期待することについて、お考えをお願いします。
これまでも佐賀県におかれては、5者択一方式で、全ての可能性について検討、協議を行うべきであるということであり、特に、ミニ新幹線、フル規格新幹線についてはゼロベースから時間をかけて議論しないといけないというようなお話であるということをお聞きしておりました。 ただ、私どもは、これまでも申し上げてまいりましたように、やはり新幹線というのは全国の新幹線ネットワークに結びついて初めて、その整備効果が最大限に発揮されるものであると、こう考えているところでありますので、一刻も早く、その協議の場についていただき、議論を進めて方針を決めて整備に着手し、開業を迎えていきたいと、こう願ってきたところであります。 したがいまして、国としてスケジュール感をもって話をしたいということについては、私どももまさに同じような思いを持っておりますし、一刻も早く協議の場が持たれて、実のある、中身のある協議が重ねられていくことを願っているところであります。 ただ、さはさりながら、当面、令和4年度の開業というのは対面乗換方式で迎えざるを得ないわけでありますので、これまでもアクションプランをつくりまして、官民を挙げて、この新幹線の整備効果を県下全域に波及させていこうという考え方のもと、さまざまな取り組みを進めていこうと考えてきているところでありますので、引き続き、幅広い県民の皆様方のご理解とご参画をいただきながら、この新幹線を、開業を機に多くの方々にお出かけいただけるように努力をしていかなければいけない。 冒頭、デスティネーションキャンペーンを開催するということで申し上げましたけれども、まさに佐賀、長崎同時に開業を迎えるわけでありますので、一緒にこの地域にお客様を迎えることができるように、キャンペーンにも積極的に取り組んでいきたいと考えております。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午前10時00分から午前10時30分(30分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年3月14日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症患者(第1例目)の発生について
それでは、ただいまから新型コロナウイルス感染症感染者の発生に関する知事の会見を始めます。お願いいたします。
先ほど、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催いたしました。
本県では最初の新型コロナウイルス感染症の感染者が発生したところであり、現在、具体的なおいでになられた後の行動経過等、聞き取りを進めているところであります。
すでに資料として差し上げてあろうかと思いますけれども、ご本人は30歳代の男性の方でありまして、去る3月12日に、壱岐市への転入届を提出なさっておられる方であります。
壱岐市に転入をするということで、おいでいただいたわけでありますけれども、その前に関西地域で、特定個人の方と、たび重ねてお会いになってこられた経過があるわけでありますけれども、その方が、このコロナウイルスの感染者として陽性の反応が出たということをお知りになられて、壱岐にお着きになられたその日のうちにその情報が入ったということであります。従いまして、壱岐においでになられた後、転入届を出されて、壱岐市内で、ご視察等をされたということでありますが、そのニュースをお知りになられて、午後9時ぐらいに壱岐保健所に、「自分は濃厚接触者の可能性がある」ということで相談をされたところであります。
保健所は、事実関係を確認しようということで対応したところでありますが、時間が遅かったということもありまして、確認ができず翌朝、確認の上、医療機関を受診していただいて、検体を採取し、通常であれば郵送で検査に回すところでありますけれども、そういったお話をいただいたということもありまして、人が搬送して検査に着手をしたところであります。
その結果今朝、6時前後でありましたけれども、陽性の検査結果が出たというところであります。
この間、ご本人、並びに行動をともにされた方々も非常に的確なご対応をいただいてきたところでありまして、一般の宿泊施設に予約をされていたそうでありますけれども、やはり接触を避けた方がいいということで、12日の夜はテントで宿泊をされたということであります。
随行された方は、福岡市からお一人、同行されて、そして壱岐市にお入りになられて、壱岐市在住の方がお一人加わってこられたところでありますけれども、12日の夜はテントで、福岡市から同伴された方は車中でご一泊されております。
それから壱岐市在住の方も、家族との接触も避けた方がいいということで車中泊をされたということをお聞きしました。
そして13日の夜でありますけれども、ご本人並びに福岡からの同行者の方に対しては、壱岐市が、市のコテージを提供してそこにお泊まりいただいたということであります。
それから壱岐市在住の方は、もう一泊車中泊をされて、そして今日からは、ご本人は入院されておりますので、同行された方々、お二人いらっしゃいますがそれぞれ壱岐市のコテージを提供していただいて、多くの方々との接触を避ける形で、お過ごしいただいているという状況であります。
私からとりあえず以上報告をさせていただきます。
それでは、幹事社の方からお願いします。
同行された方なんですけれども、PCR検査の方は受けていらっしゃるんでしょうか。
まだということです。ご本人を含めて、まだ全く症状が見られない状況であるとお聞きしております。
これはまだ確認しておりませんけれども、おそらく、新幹線でおいでになられて、そして福岡から同伴されて、船を使って壱岐市においでになっている。
前からの接触があったかどうかということでありますけれど、そこまではまだ未確認であります。
つまり、濃厚接触者にあたるのかどうかっていうのが、未確認ということになるんですか。そのお二人は。
いや、PCR検査をどのタイミングでやるかということになりますが、12日に初めてお会いになられて、この2日間、行動をともにされているということであれば、なかなか今の時点でPCR検査結果が得られにくいこともありますので、少し経過を見る必要もあるのかなと。
今想定される、濃厚接触者は、具体的な行動経過をお聞きしてみないとわかりませんけれども、一番可能性があるのはこの同行されたお二人が濃厚接触者になる可能性があるのではなかろうかと思っております。
関連してなんですが、このお二人の方の性別は男性・女性?
そこは確認しておりません。
確認します。
先ほど、検体の搬送に関して、通常であれば郵送だけれども、今回は人が搬送して検査着手したという話があったんですが、これは早めるため、ということでよろしいんですか。
それと、あと空路を使ったということなんですかね。
通常は郵送でございますが、今回は保健所の職員が船で大村に運んでおります。
それは早く検査するため、ということですか。
そうです。
行動歴のところで、2月21日に神戸市のイベントスペースでAさんと面会されたということですけども、イベントスペースというのはどういうイベントのスペースでしょうか。ライブハウスか何かでしょうか。
イベントスペースについてはですね、具体的にどういうイベントだったのかは今、調査、確認しているところですので、今後判明次第確認したいと考えております。
神戸市とありますが、もうちょっと何区であるのかというところまで教えていただくことは可能でしょうか。
そこも事実確認を今しておりますので、それも含めて確認をさせていただきます。
わかりました。3月8日の大阪市についても、大阪市の何区かというのは今確認されているんですか。
今確認中でございます。
3月4日の方はそのAさんと個別に会っているっていうことになるんですか。イベントで一緒になったとかではなくて。
はい。ここは面会と聞いてますので。それも詳細に確認しないといけなくて、一対一なのか、一対二なのか、そこはちょっと確認が必要ですが、イベントという大きなものではないというふうに聞いております。
3月12日に壱岐市に転入したとのことなんですが、どこに元々お住まいで転入されたんでしょうか。
京都府からの転入であるというお話をお聞きしております。
京都ですか。京都府のどこ。
そこまでは未確認です。
わかりました。私から最後に今日の会議で何か決まったことがありましたら、教えていただきますでしょうか。
やはりヒアリングの結果を得たうえで、適正なる対応を求めてきたところであります。例えば、この間お使いになった航路、ジェットフォイルで壱岐市にお越しいただいたということでありますが、航路事業者の方にもご連絡を差し上げて、定時的に手すりでありますとかシートでありますとか、そういった部分については消毒をしていただいている。
そして早速、運航中の船内放送で、皆さんに、そういったことを報告の上、同一シートをご利用の方には連絡先まで、聴取していただいたということを聞いております。
今日の会議は、発生を受けて何か新しく決めたというよりかは、長崎県の幹部の皆さんで、どういう状況にあって、今の段階でどういう対策をとったのかっていうのを共有したというようなイメージですね。
そうです。情報を共有して必要な対策は当初の行動計画どおり、遅れることなく進めるようにという確認・指示を行った対策会議であります。
ありがとうございました。
それでは各社からお願いいたします。
細かいところで確認なんですけど、30歳代男性の自営業っていうのは具体的にはどういう職業になりますか。
この方の詳細な職業の中身につきましては、これからちょっと確認をさせていただきたいと思いますが、会社に所属するような方ではないということで、自営業という形で記しているところでございます。
わかりました。それと30歳代男性とAさんの関係と、Aさんの性別と年齢を教えてください。
はい。そこもまだ確認中でございます。
関係性も性別も年齢も?
はい。
30歳代の男性と残り二人の方は、12日に初めて壱岐市で会ったということに。
もしこれがなければ、この方は何人暮らしっていうふうな。元々は三人で暮らす予定だったんでしょうか。二人暮らしの予定だったんでしょうか。
どういう経緯で、こちらに来られたかの、そこの詳細のところとか、そこの関係性については確認中のとこもありまして、今後確認してからお答えさせていただきたい。
他にございませんでしょうか。
今日情報共有して必要な対策を指示したということですけれども、先ほど航路事業者の話が出てきましたけれども、その他いろいろ指示されたことがあれば教えていただけないでしょうか。県としてこれからどういうことをやっていくか。
例えば、壱岐市にお入りになられて、昼食をとられたというお話があったところでありますけれども、すでに壱岐振興局にも地方本部を設けておりますので、連絡をして、消毒作業にかかると。もしくはかかったというような報告を受けたところであります。
従って、それぞれの関係立寄先で必要な対応策を講じていくという形になるのではなかろうかと思います。
ほかの立寄先というのは。
まだ今聞き取り中であります。
対馬振興局とテレビ会議で結ばれていましたけれども、対馬振興局の方では何か対策の指示とかがありましたか。
ジェットフォイルが、壱岐経由で対馬の便になりますのでそういったこともあって、対馬振興局も合同の対策会議に参加してもらっております。
対馬振興局でどのようなことに取り組まれるとか、そういうやりとりがあったんでしょうか。
特にありません。
他にございませんでしょうか。
細かい点の確認なんですけれども現在の感染症の指定医療機関に入院中ということですけれども、これ入院したのは今朝判明してからになりますでしょうか。
それと県内の指定医療機関ということでよろしいでしょうか。
はい。今回判明してからすぐに入院手続きをとって入院しております。
場所は県内でございます。
もし分かればなんですけれども、離島での感染者確認というのが、これ今まで全国で例があるのかどうかというのと。
離島の場合ですね、ダイヤモンドプリンセスじゃないですけれども他と隔離された状態なんですけど、逆にそういったところで、広がりやすい懸念であったりとかですね、クラスター化しやすいとかそういったところの懸念が何か、あったりとか。
或いはその交通の便が不便だとか、その辺で何か県の方として対策なり、或いはその懸念している部分がもしあれば教えていただきたいなと思っています。
私の知っている範囲では、沖縄みたいに本土があって二次離島があってというのは別として、それ以外のところでは、私の記憶ではない、初めてなんではないかと考えております。
後段の質問は。
後段の質問は、一応その離島だと交通環境があったりとか他と隔離されているような状態なんですけど、いわゆるクラスター化とかその辺の懸念とか、県として特別何か対策をとるとか、通常の対策と別で、何かもしそういうものがあれば教えていただきたい。
私どもの感染症の指定医療機関は、全ての離島に設置しておりますので、仮に離島であったとしても、しっかりと医療が提供できる体制を構築しておりますので、そういった体制でしっかり対応していきたいというふうに考えております。
ありがとうございます
はい、ほかに。
何点かお尋ねです。
まず、当該男性なんですけど、転入したということになっていて、移住者ということで、いらしたんでしょうか。
それと、Aさんが陽性だと知った経緯をもうちょっと詳しく知りたいんですが。どうしてなぜAさんとまでわかったのかとかということ。
それとAさんについてなんですけども、Aさんの症状についてはどうなっているのか、入院しているのかどうか、その辺りを教えてください。
壱岐市に転入されたということが、移住が目的なのか、他の目的なのかというところは、本人には確認は取れてませんので、今の段階では、申し上げることは困難なところでございます。
2点目は、なぜA氏を分かったのかというご質問ですね。
この当該男性の方が、SNSのグループチャットみたいなグループ共有できるような情報のシステムがありまして、その中で、このAさんが陽性であったというような情報を知ったと、そういう経路で知ったというふうに伺っております。
それで、今のAさんの状態っていうことですね、これは今、私どもも大阪府の方に確認を取ってますので、その確認次第、しっかりと把握したいと思っています。
他にございませんでしょうか。
知事に改めてお伺いしたいんですけれども、県内の第1例目の感染者の確認ということで、こちらについての受けとめを改めて、お話お伺いしてもよろしいですか。
コロナ感染症が全国で増加傾向で推移してきておりまして、これまでもたびたび申し上げて参りましたけれども、本県でも、数多くの方々の往来があるわけでありますので、いつ発生してもおかしくないような状況でありました。従って、危機感を持って緊張感を持って対応するようにということで、体制づくりに力を注いできたところであります。
そういった中、今回、具体的な、感染者が発生したということでありますので、引き続き県民の皆様方には、やっぱり万全の予防対策をそれぞれご留意いただいて、ご努力、ご協力をいただきたいとお願いをさせていただこうと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
NHKです。ジェットフォイルで来たということなんですけれども、どの便を利用したのかというところと、もしわかれば席とかどういうところを使っていたかというのを。
利用されてるのが、3月12日、博多を発10時30分発のジェットフォイルでございまして、壱岐への到着時間が11時35分頃と伺っております。
座席でございますが、2階の26、27付近のJ席ということで、同伴者の方お二人と同乗されていたことを確認しております。
何人ぐらい乗っていたというのは。
同乗者名簿等については確認できるようですが、現在のところまだ何名載っていたというのは確認中でございまして、まだ調べておりません。
わかりました。あと壱岐市内なんですけれども、転入届を出しているのは壱岐市役所ということでよかったですか。
あと、壱岐市もやっぱりいろいろ地区ごとわかれているので、どこらへんを中心に、郷ノ浦にいたとか、そういうのを。
今市内でどういう経路だったのか、整理をしておりますので、しっかり確認でき次第またご報告をさせていただきます。
ありがとうございます。
NHKさんとかぶるところあるんですが、改めてこの男性のですね、12日前後の行動歴を確認させていただきたいんですが。
12日は、この日、京都から新幹線で来られて、福岡で博多港のターミナルに行き、10時半発だと壱岐の芦辺に11時35分に着いてると。
そのあと、夜、SNSで陽性を確認したと。
そのあと壱岐保健所の方に相談したけど検査はできなかったので、翌13日に医療機関を受診し、検体を人が持って大村の方に行ったということなんですが、まず、この行動歴でよろしいでしょうか。
はい、結構です。
その上でちょっと何点か確認なんですけども、この方、芦辺の方に着いたあと、昼食をとられたり、いろいろされてるということで、同行された方、福岡の方と壱岐の方がいらっしゃるんですけど、どの段階でこの方々って合流されたんでしょうか。
そこもまだ詳細なスケジュール、聞き取り中、その結果まだ私も報告を受けてない状況でありますので、わかり次第、また報告できるんではないかと思います。
医療機関受診ということなんですけど、これは壱岐市内の医療機関ということでよろしいでしょうか。
はい。
検体は、人が持って大村に行ったということなんですけれども、船でって先ほど説明があったと思うんですが、これチャーター便かなんかですか。
定期便です。
定期便で。職員の方はお一人でお持ちになった。
通常二人ですね。
あと、すいません、コテージを壱岐市の方が準備されたということなんですが、これは、所有は市のものになるっていうことでしょうか。
確認します。
確認の上だと思うんですけど、つまり、同じキャンプ場に、この福岡から来た人と壱岐市の人は車中泊とコテージと、テントと分かれていた、同一の場所っていうことでいいんでしょうか。
おそらくですね、お一人ずつ、コテージと、キャンプっていう形でなくて、一緒にキャンプをなさったのではなかろうかと。
ありがとうございます。
他にございませんでしょうか。
会議の内容で確認したいんですけれども、今日会議の中では、県から壱岐市の方に、イベントの自粛とかあれば壱岐市は校長判断で臨時登校とかもできるようになさっているみたいなんですけども、そのあたりについて指示とかありましたでしょうか。
今日、壱岐市の皆さん方はこの対策本部会議の中に加わっていただいておりませんので、そういったやりとりはありませんでした。
今後の予定では、壱岐市との連絡というのはどのように。
行動経過が明らかになって必要な対策等を講じた上で、或いは何らかの課題が出るようであれば、連絡をとらせていただき、協力しながら、対策を進めていきたいと考えております。
壱岐市とはやりとりはないっていうことなんですか。
市長とは直接、話をいたしましたけれども、まだ詳細な移動を、どういう形で動きになったのかというのも把握できてない状況でありますので、どこにどんなふうな課題が出てくるのか、それによって、必要な協議・調整を進めていかなければいけないと思ってます。
あともう1点なんですけども、男性が入院されている感染症指定医療機関は壱岐市内でよろしいでしょうか。
はい、そうです。
ありがとうございます。
それでは最後の質問でお願いします
2点ありまして、ジェットフォイルの同じ便に乗っていた方に対しての何か呼びかけというか、さっき近くに乗っていた方ということをちらっと仰っていた気がするんですが、どういうふうにされるのかということと、あとこういう感染してしまうということは誰にでも起こると思うんですが、この方の行動が割とすぐわかったら、感染したとわかったら保健所に行ったりとかして割と迅速に動いていると思うんですけれども、この方の行動について、何かこういうところが、よかったと思うところをもうちょっと、何かもし自分がかかった場合に、こうしてほしいとか、なんかそういったコメントがあれば教えてください。
まずジェットフォイルの対応につきましては、今、保健所の方で接触者調査を行っておりますので、必要な場合には、そういったところの調査も、今後見据えながら、対応していくことになろうかと思っております。それはもう調査の進展しだいで、判断していくことになります。
2点目につきましては、この方の行動に関する考え方っていうご質問だと思うんですが、この方につきましては、また保健所の方にご相談いただいたという点で、できる限りの対応もとられていただいたということで、非常に感染防止という点につきましては、ご本人もいろいろご理解いただいて、ご対応いただいたのかなというふうに理解しておるところでございます。
以上です。
それでは、以上をもちまして、知事会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後4時30分から午後5時5分(35分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年2月28日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症に関する県民の皆様へのお願いについて
ただいまから、新型コロナウイルス感染症に関する知事の会見を開催いたします。
今日、急だったかもしれませんけれども、こうした機会をいただき、ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症の問題で全国で感染者の方々が増えているというような状況の中で、去る2月25日には、新型コロナウイルス感染症対策の基本方針が示されたところでありますが、そういった流れを受けて、改めてこれまでの対応状況等を踏まえて担当課長会議等を開催してきましたけれども、今朝ほど、臨時部長会議を開催して、これからの対応方針について協議を行いますとともに、改めて県民の皆様方にご協力をお願いする必要があるのではないかと考えて、こういう機会をいただいたところであります。
まず、県民の皆様方へのお願いの内容について、私のほうから話をさせていただきます。順次、資料に沿ってお話をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
この感染症対策については、皆様、ご承知のとおり、これまで県といたしましても、関係機関と連携しながら相談窓口の設置、そして予防対策についての情報提供、医療提供体制の整備や、あるいは検査体制の充実等に力を注いできたところであります。現在のところ、県内での感染者は確認されていないという状況であります。
しかしながら、全国の状況を見ますと、国内感染を含めて感染者が増加中であるということであり、そういった中で、去る2月25日、国のほうで、新型コロナウイルス感染症対策の基本方針が示されたところであります。
まさに、この基本方針等にお示しになっているように、今が、我が国の健康被害を抑制する上で極めて重要な時期でありまして、新型コロナウイルス感染症が、これから大きく流行するか否かを決定づける転機を迎えていると考えているところでありまして、この時点で改めて県民の皆様方のご理解とご協力を賜りたいと考えてきたところであります。
まず第一に、県民の皆様方にお願いをさせていただきたい事項は、やはり県民の皆様お一人お一人に引き続き予防対策にしっかりと取り組んでいただく必要があるものと、そのことが何よりも大切な課題であると考えているところであり、改めて、そういった点についてご協力をお願いさせていただいているところであります。
具体的には、ここに4項目、掲げさせていただいておりますが、手洗い、咳エチケット等の対策を徹底し、風邪や発熱の症状がある方は外出を控え、人混み、閉鎖的な空間など感染しやすい環境においでいただくのを避けていただきたいということが第1点目であります。
2点目は、そうした症状が続く場合には、受診をされる前に、かかりつけ医、あるいは帰国者・接触者相談センターに、ぜひ前もってご相談いただきたいと。これは、直接、そういった医療機関に受診においでになられるということになると、さまざまな患者の方々と入り混じる形で同じ空間に同居するという形になりますので、感染のリスクが高まってまいりますことから、どういう症状であるのかということをまず前もって各医療機関などにお伝えいただく、その上で受診をしていただきたいというお願いでございます。
そして3点目は、感染拡大を防ぐという上で、体調が悪い時には出勤を控えていただきたいということ。そしてまた、各事業者の皆様方には、従業員の皆様方が休みやすい環境づくり、そしてまた、テレワーク、時差出勤など、働き方の工夫をお願いしたいということであります。
そして4点目は、さまざまなイベントを主催される場合、その際にも、この感染拡大防止の観点から、本当に今そのイベントを開催する必要があるのかということをもう一度ご検討いただいて、不要不急なものについては、中止、延期、あるいは規模を縮小していただくなどの工夫をしていただきたいというお願いでございます。
こういったことをこれまでもお願いをさせていただいてきたところでありますけれども、重ねてこの4点等について、特にご留意をいただきたいと願っているところであります。
それから、部長会議でも、どのような話であるのかという情報交換をいたしたところでありますけれども、まずはやはり県民の皆様方に県内の状況を正確に、わかりやすくお伝えするのが極めて重要であると考えておりまして、これまでも県のホームページ等で情報をお伝えしてまいりましたけれども、今後とも、私ども県としては、そういった適時的確な情報の提供に努力してまいりたいと考えておりますので、どうか、不正確な情報などに惑わされることがないように、引き続き、冷静なご対応をお願いしたいと考えているところであります。
一部、正確な情報ではありませんが、お聞きするところによると、地域に感染者の方がいらっしゃるんだというようなお話が流れたりしているような事例もお聞きしているところでありますので、こういったPCR検査の結果等については、全て県に報告をしていただくということになっておりまして、私も毎日毎日、1件1件の検査事例について報告をいただいているところでありますので、感染者が発生するということになると、直ちに対策本部を立ち上げて必要な対策を講じていくという体制になっておりますので、どうか安心して推移を見極めていただければと、こう考えているところであります。
それから、いろいろな疑問点、ご心配、お悩みがあるかもしれません。そういったことについては、どのようなことでも結構でございますので、相談窓口を開設をさせていただいております。一義的には最寄りの保健所、あるいは県の福祉保健課に相談窓口を設けておりますので、そちらのほうにご相談いただき、あるいはさまざまな情報等についてご確認をいただければありがたいと考えているところであります。
それから、県に関わる話でありますけれども、4番目に記載しておりますように、県が主催するイベント等について、どう取り扱っていくのかということであります。
国の方で、全国規模の文化イベント、スポーツイベント等については、開催を再検討するようにというような方針も示されたところでありまして、県といたしましても、主催するイベント等については、原則として、当面の間、3月15日まで開催の中止、延期、または規模縮小等の対応を行うことといたしております。
それから、また、県の教育委員会におかれても、県立学校について、これは県立の中学校、高校、特別支援学校等がございますけれども、3月2日から3月24日まで臨時休業とするという方針を決定されたと聞いております。これは教育委員会でご決定されたというふうにお聞きしておりますので、詳しくは、ぜひ教育委員会にご確認を願いたいと思いますけれども、各市町立の小学校、中学校、あるいは高校などについても、その旨ご連絡を申し上げ、協力を要請してまいりたいと、こう考えているところであります。
ぜひ関係の皆様方には、この感染拡大を防止する上での対応であるということをご理解いただき、ご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
そのほか、県が運営するさまざまな施設がございます。長崎県美術館、あるいは歴史文化博物館、そのほかにも災害復興記念館でありますとか、さまざまな施設を運営しておりますけれども、基本的に県が主催するイベント等については、当面の間、中止をすることといたしております。
ただ、美術館等で民間の皆様方がさまざまなイベントを計画されて、この美術館のホールであるとか、会議室などを活用されるというような事例もございます。これは、最終的にはやはり主催者の皆様方のご判断を求めていかなければいけないと考えているところでありますが、そういった多くのイベント等についても、中止の方向でご検討がなされているところでありますけれども、まずは、県主催イベント等については、当面の間、これを中止していきたいと、こう考えております。
それから、新型コロナウイルスに伴いまして、観光客が減って、さまざまなキャンセルが生じている旅館・ホテルの関係事業者の皆様方、あるいは貸切バスを運行しておられる事業者の方々等を含めて、あるいは製造業等にも一部、これから特に影響が生ずる可能性もあるのではないかと考えているところでありまして、そういった意味で事業活動に支障が生じるおそれがあるような中小企業の皆様方に対しては、円滑な資金繰り支援等のために、制度資金を3月2日に発動することといたしております。ぜひ、県の産業労働部、あるいは商工団体、金融機関等に相談窓口を設置しておりますので、こういった窓口に、どうかご遠慮なくご相談いただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。
県といたしましては、今後とも、各関係機関と緊密に連携をしながら、この感染症対策に万全を期してまいりたいと考えているところでありますので、県民の皆様方のご理解とご協力を重ねてお願いを申し上げる次第でございます。
ぜひ、報道関係の皆様方には、こういった趣旨で県民の皆様方にも広く広報を賜れば大変ありがたいと考えているところでありますので、よろしくお願いを申し上げます。
私からは以上でございます。あとはよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
今、知事からご説明がありましたように、非常にさまざまな影響が出ておりまして、国内で感染が広がって、世界でも感染が広がって、そして国内でいろんなイベントなどが中止されて、感染の拡大が懸念されております。また、経済活動にも影響が出て、株なども下落しております。こういった国内の状況について、改めて、知事、この状況について、どういうふうに受け止められているのか、お答えできますでしょうか。
そうですね、まず、県内の経済活動の状況を見ますときに、一番深刻な状況は観光関係、分野において、多くのクルーズ船の寄港中止、あるいは宿泊予約等のキャンセル等が相次いでいるという話を聞いているところでありますが、これは世界に共通する課題であろうと思いますけれども、まずはやはりこの新型コロナウイルスによる感染症をいかに克服していくかというのが、今の最重要課題になっているものと、こう考えているところでありますので、まずはそのことを万全の態勢で乗り切っていかなければいけないと考えているところであります。 なお、さまざまなご懸念をお持ちの事業者の方々も数多くいらっしゃると思いますけれども、個々のさまざまな課題に対しましては、十分柔軟な形で対応できるように、国の施策等もこれから準備されていくものと思いますので、有効に活用しながら、また必要な対策については要請を行うなど努力して、しっかりと経済活動等を支えていけるように努力していきたいと思います。
現在の状況について、国難ではないかという見方もありますし、騒ぎ過ぎではないかという見方もありますけれども、こういったことについてはどう考えでしょうか。
そうですね、やっぱり国民の皆様方の健康に、あるいは命に関わる状況になってきているということでありますので、ここはやはり優先度が非常に高い事態ではなかろうかと考えております。したがって、先ほど申し上げたとおり、まずは国を挙げてこの感染症の対策に万全を期していかなければいけないと考えているところであります。
県として、こういう状況に対して、何らかの予算措置を今後とっていくお考えはあるんでしょうか。
そうですね、これからいろいろな面で予算的な対応が求められる場面もあろうかと考えているところでありますので、そこは柔軟に対応していきたいと考えているところであります。
今日、先ほど、教育庁のほうから会見されて、臨時休校の発表がありましたけれども、その際にちょっとお尋ねをしたんですけれども、長崎県内で新型コロナウイルスは発生しておりませんけれども、県内に離島・半島など、規模が小さい学校とかもあり、そこまで必要性がないのではないかという声もあるかと思うんですけれど、県内で改めて一律に休校にする趣旨といいますか、狙いについて教えていただけますか。
これは、やはり大切な子どもたちの命を預かっている場でありますので、やはり感染の拡大を予防するという意味では、必要な対応策ではなかろうかと考え、そういった方針をお示しになられたものと理解をいたしております。
したがって、私どももそうした動きについては、引き続き円滑に実現できるように協力をし、努力をしていかなければいけないと思っております。
保護者のほうから、共働き世帯とか、特にひとり親世帯とか、子どもが休校の期間中に仕事を休まないといけない場合も出てくるかと思うんですけれども、こういったことに対する保護者へのフォローや、例えば、県のほうでもそういった方もいらっしゃるかと思うんですけれども、そういった方へのフォローについてはどうお考えでしょうか。
そうですね、まずは、保護者の皆様方が家庭において子どもと一緒にこの休校期間を過ごすことができにくいといった環境もおありになるだろうと思っておりますが、そういった際には、例えば放課後児童クラブで一時的に受け入れていただくとか、さまざまな対応方策があるものと、こう考えているところであります。
ただ、先ほども保育所関係の事業所の皆様方のお話をお聞かせいただいたんですが、やはりそういったご両親がどうしてもお休みがとれないといった場合に、子どもたちをどういう形で支えていくかということであります。一部のお話では、学校が休校とはなりますけれども、学校の先生方はお仕事をなさるわけでありますので、例えば小学校低学年で保護者の方々の都合が悪い子どもたちについては、学校で過ごすようなことができないのかというようなお話もいただいたところであり、いろいろな状況等を踏まえて、柔軟な対応方策について検討を進めていく必要があるんではなかろうかと考えているところであります。
県職員の方の時差出勤とか、そういった感染防止対策については、いかがでしょうか。
ここには、実は盛り込んでおりませんけれども、県の職員につきましても時差出勤、そしてテレワーク、これを推進していきたいと考えているところであります。
ただ、テレワークについては、テレワークに使えるパソコンの台数が限られているそうでありまして、現在、本県で準備しておりますのが70台ということでありますので、70台を限度に、テレワークも積極的に対応していきたいと考えているところであります。
どういった職場が対象になるんでしょうか。
それは、職場もあるんでしょうけれども、さまざまな職員の方のご事情にもよるものと考えております。例えば妊娠期間中で、ちょっと用心したいという職員もいらっしゃるでしょうし、そういった事情に応じて対応していきたいと考えております。
ありがとうございました。
今、長崎でも検体の検査要請、いろいろ対応なさっているかと思うんですが、まず、最新の、今現在の数字を知りたいのと、今後、政府の指導等も受けてになると思うんですが、県としても、例えば増やしていくとか、そういうふうな考えがあるかどうかを知りたいんですが。
県としても?
県としても、今後どう対応していくかということ。増やしていくのか。
検査体制は、現在、長崎県の検査体制、長崎市のほうにもございますので、今のところ十分対応できる状況であります。
結果については。
27日、昨日時点で30件検査しておりますけれども、すべて陰性となっております。
それから、今の時点では、美術館、歴史博物館等、施設についてはイベントが中止になっているということなんですけれども、今後の、県内だけではなくて、県外の状況を見つつ、休館などというような判断もあり得るということなんでしょうか。
そうですね、例えば感染者が発生したというような状況になったときに、また新たなステージになっていくだろうと思いますので、そういった動きがある際には、再度、今申し上げた事項も含めて検討をしてみる必要があるんではなかろうかと考えているところであります。
それでは、各社の方、お願いいたします。
先ほどテレワーク、それから時差出勤を申し上げましたけれども、県庁にご視察にいらっしゃる県民の方々もおありであります。それから、また、学生の皆さん方が県庁で勉強をされるというようなこともあるんですが、ここしばらく、当面の間については、そういった申し入れもしばらく中止をさせていただくということにいたしております。
今のことの関連なんですけれど、高校生とかが勉強をしているスペースがあります。県立図書館もそういう対象になるんですか。勉強する子どもたちが、多分いると思うんですけれど。
今のところ、先ほど言ったように、児童生徒が基本的に自宅待機をしていただくために休業しましたので、図書館等に児童生徒が集まるということについては、もともとの休業の意味がなくなりますので、一定の制限措置というのは、ある程度可能です。
県立図書館は、大村市との共同運営なんですけれども、今、大村市とどう対応するのか、協議をしているところであります。
それと、もう一点なんですけれども、5番の県有施設のイベント等なんですけれど、民間の方が主催される場合に、当面の間というのは、4番との、15日までという理解でいいんですか。
そうですね。
それと、既に使用料等を払っている主催者の方々には、返金とかそういう対応は考えられているんでしょうか。
当然、考えないといけないでしょうね。予約でもって、まだご利用いただいてないのに、部屋の使用料なんかが生じてきますので。
ほかにございませんか。
臨時休校のことを先ほど話されていたと思うんですけれども、政府が昨日、急遽決めて、今日、判断せざるを得ないという状況だったと思うんですが、このタイミングで政府が臨時休校を求めたということのタイミングの是非について、何か受け止めがありましたら、教えてください。
まあ、いわゆる、先ほども申し上げたように、これからの感染症の動向を占う上で、今をどう対応するかということが極めて重要であるという、これはもう専門家の皆様方のご意見もそうであったということであろうと思いますけれども、今の時点で万全の対応策を講じる必要があるとの判断によるものと、こう理解をいたしております。
では、中村知事としては、今このタイミングで休校を全国に求めるということが万全の対応であるというふうにお考えですか。
私もですね、この基本方針が出た時に、長崎は実は感染者がお一人もいらっしゃらないという状況の中で、さあ、難しい判断だというのを相当考えて悩みました。
しかし、やはり全国の流れを見た時に、県内に感染者がいつ発生してもおかしくないような状況ではなかろうかと考えて、そういう意味からすると、発生のあるなしにかかわらず、やはりそのリスクを最小化するためには、必要な措置を、とれることについては全力を注いでいく必要があるものと考えて、そういったことに私も賛成しているところであります。
ありがとうございます。
ほかにございませんでしょうか。
先ほど、長崎新聞からのご質問の中で知事がお答えした、小学校低学年が行き先がない際の学校の対応なんですけれどもこれは市町によって、それぞれなんですが、場合によっては学校で預かるという対応をする市町もありますので、基本的に小学校低学年が対象になると思いますけれども、そういう状況であります。
今回の文書の2の中で、「県民に今後も随時、正確でわかりやすい情報の提供に努めてまいります。不正確な情報に惑わされずに、引き続き冷静な対応をお願いします」ということを呼びかけておられます。
先ほどの話の中で、県内でも一部感染者がいるというような情報が流れたりとか、隣接している熊本県では、ティッシュペーパーとかトイレットペーパーが足りなくなるというような話があってですね、品薄になるような状況がある。
こういったデマに対してなんですけれども、これについて、例えば県でもさまざまなSNSであったりとか情報発信の方法を持っていると思うんですが、こういったものまで県内に対して対応していくような、打ち消していくような、そういう対応を取られることのお考えがあるかどうか、その辺をお聞かせください。
現実に、その都度、その都度、SNS等を通してさまざまな情報が拡散していくわけでありますけれども、その一つ一つに対応していくというのは、なかなか難しい面があるだろうと思います。しかしながら、非常に深刻な事態が想定される場合もなきにしもあらずだろうと思いますので。
これはさきの災害が発生した際にもさまざまな情報が乱れ飛んで、住民の方々も無用の不安をあおるような事態になったということでありまして、少し既存のシステムを活用して、どのような情報がSNS等を通して交換されているのかという面に着目をして、まだまだこれからの話になりますけれども、やっぱり行政として、不正確な情報をどこかの時点でしっかり打ち消して正確な情報を提供していく必要があるのだという議論は、九州知事会などでも重ねてきたところでありまして、今回のコロナウイルスに関連しても、今後の推移を見極めながら、必要な場合にはそういった手法の検討も進めていく必要があるものと思っています。
それでは、最後の質問でお願いします。
具体的なお話なんですけれども、先ほどの時差出勤やテレワークについて、いつごろ始められるかという方針があれば教えていただきたいというのと、県庁で学習されている皆さんについて、そういったところでの学習を禁じるということになるんでしょうか。周知の方法だったりとか、実際に来た時にはどのような対応を想定されているのかについて教えていただければと思います。
時差出勤、テレワークですけれども、開始時期は来週月曜日、3月2日からの開始ということでございます。
学生に対してですけれども、本日、先ほど、庁舎出入口と各テーブルに、学習利用を控えるような掲示をさせていただいております。3月1日からの利用を控えるよう事前にお知らせをしているということで、万が一、それでも来られた方に対しましては、気づいた職員、あるいは警備の職員がおりますので、声かけをさせていただくということにしております。
それでは、以上をもちまして、知事の会見を終了いたします。
どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
・午後3時30分から午後4時35分(65分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年2月17日 臨時記者会見
会見内容
令和2年度当初予算(案)について
ただいまから、令和2年度当初予算案に関する記者会見を始めます。 まず、知事から予算案の概要につきましてご説明をいたしまして、その後、一括してご質問をお受けいたします。よろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いします。 令和2年度の当初予算の編成作業を済ませたところでありますが、その概要、ポイントについて、少しだけお話をさせていただきたいと思います。 お手元に「令和2年度当初予算のポイント」という資料があろうかと思いますが、1ページをご覧いただきたいと思います。もう改めて申すまでもなく、令和2年度の当初予算といいますと、やはり県の総合計画「チャレンジ2020」の最終年度を迎えてまいりますので、やはり計画に掲げられておりますさまざまなプロジェクト、関係施策は、数値目標をそれぞれ掲げて施策の推進に力を注いでおりますので、その目標達成を実現できるように努力していきたいと考えて編成いたしました。 また、同時に、地方創生が非常に大きな課題となっているところでありますが、この地方創生の実現に向けては、これまでも「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、さまざまな施策の推進を図ってきたところでありますが、一応今年度が最終年と、来年度からは第2期の計画期間を迎えていくということになりますので、若者の県内定着、力強い産業の創出と雇用の場の拡大、そして、若者の地域定着、移住促進、併せて、持続可能な地域づくりに向けた政策に重点的に力を注いでいこうと考えて編成をしてきたところであります。 なお、また、ご承知のとおり、国においては、今年度、経済対策ということで大規模な補正予算が編成されたところであります。減災・防災、国土強靭化といった観点も盛り込まれているところでありまして、来年度はこの補正予算と一体となって編成をし、施行をすることによって県内の活性化を目指してまいりたいと考えているところであります。 来年度当初予算は7,260億円でありますが、この補正予算も含めて一体的に推進することによって、7,556億円の規模の関係予算を活用して地域の活性化に全力を注いでいきたいと考えております。 なお、財政的には、もう既に皆様ご承知のとおり、非常に厳しい状況でありまして、財源調整のための基金残高も相当少なくなってきている中で、これまでの行財政改革推進プラン、あるいは財政構造改革のための総点検等によりまして、財源の節減に努め、基金の取崩しを可能な限り圧縮するという基本的な考え方のもとで編成してきたところであります。 具体的な数値についてのご説明は省略をさせていただきます。 次に、来年度、どういった分野に力を注いでいこうと考えてきたかということでありますが、この同じ資料の9ページをご覧いただきたいと思います。令和2年度の重点的な取組項目と、こう掲げておりますが、まずは最大の課題であります人口減少対策のさらなる強化であります。 ここに第2期総合戦略において見直し・強化した主な取組ということで紹介しておりますが、新規学卒者と県内企業のマッチングの促進、これはまさに大学生等については県内就職率が高まらないという状況にあるわけでありますけれども、何としても若者の地域定着を促進するために、さらに施策の強化に努めたいと考えて編成をいたしました。 そのために、県内企業の採用力の強化、これはどうしても都市部の採用圧力が高まってくる中で、そういった雇用環境に遜色のないような働く場を創出していくことが必要であると。そのためには、各企業の皆様方のご理解とご協力もいただきながら、若者が希望を持って県内で活躍をしていただけるような環境をつくっていかなければいけないということでそういった柱も掲げたところであります。 そして、これまで比較的順調に進んでまいりました県外からの移住促進対策でありますけれども、UIターンについては、さらに力を注いで、より多くの方々に県内に移り住んでいただくことができるよう施策の強化を図ったところであります。 4番目の魅力的な働く場の創出、交流人口の拡大、子どもを産み育てやすい環境の整備等の施策を推進することによって、人口減少に少しでもブレーキがかかるように努力していきたいと考えたところであります。 そしてまた、施策を推進するうえで、新たな視点として、これからそういった点に着目しながら施策を進めていく必要があるという観点で3つのことを申し上げておりますけれども、一つは関係人口の創出・拡大、これまでは最終的には定住人口の増加につながるためにということで施策を組み立てましたけれども、その潜在的な移住者の可能性もあります関係人口、これをやはりもっと拡大すべく施策の推進を図っていく必要があるというのが1点。 そして、Society5.0、これが遠くない将来に、もうすぐそういった社会を迎えていくことになってくるものと考えておりますので、それに対する備えの視点も大事ではなかろうかと。 そしてまた、2040年問題でありますけれども、全国に先んじて人口減少、高齢化が進展しつつある本県にとって、2040年問題というのは他県に先駆けて直面する県になりますので、今の段階から少しずつ準備を進めておく必要があるということで、そういった視点に対する施策も一部検討をしてきたところであります。 具体的な項目は10ページ以降であります。 まず、新規学卒者と県内企業のマッチング促進でありますけれども、これは上に書いておりますように、まず県内において就職を考えたいということを考えていただく必要があるということで、県内就職に対する関心を持っていただけるような環境を整備する必要があると。その後、若い方々は、具体的な形で企業情報等を収集され、また、企業説明会などにも参加される中で、具体的な就職活動を展開されるわけでありますけれども、それぞれの段階ごとに意識の啓発も含めて施策の強化を図っていく必要があると考えてまいりました。 そのため、まず、県内就職への意識の醸成を図ってまいりますため、来年度は、民間放送局、県内企業の皆様方と連携をしながら、県内就職促進キャンペーンを実施することにいたしております。そしてまた、併せて県内就職応援サイトであります「Nなび」、これも一層、学生の皆さん方にとって使いやすいシステムとなるよう、デザイン等を刷新してコンテンツの拡充も図っていきたいということで改修を進めていきたいと考えております。 それから、県外の大学生に対する対策といたしましては、インターンシップ、あるいは合同企業説明会などに参加するために県に帰ってみえる方、そういった方々に対して旅費を一部助成させていただくような施策も新たに講じたところであります。 そしてまた、Uターン就職をさらに促進するために、学生の皆さん方に「県人サークル」等を形成していただきまして、また、継続的なふるさとの情報を提供するSNS等を活用した魅力発信事業にも力を注ぎ、そして、学生と企業の皆さん方との交流会をさらに回数を増やして開催をさせていただこうと。そのうち女性に特化した交流会の開催を2回ほど計画をしてまいりたいと考えております。 そして、次のページに移りますが、県内の大学生対策でありますけれども、これはやはり「COC+」事業が一応終期を迎えてまいりましたことから、引き続き、各大学の皆様方に、県内就職を念頭に置いて、さまざまな施策の積極的な推進に引き続きご尽力をいただきたいという考え方のもと、それぞれの大学で取り組んでいかれる県内就職推進対策、これを支援させていただくような措置も講じました。そして、キャリアコーディネーターの配置数を拡大いたしまして、それぞれ各企業の皆様方とのマッチングを強化してまいりたいと考えております。 そして、高校生対策につきましては、各学校にキャリアサポートスタッフを配置しておりますが、工業高校等への配置数をさらに強化するということで県内就職に結びつけてまいりたいと考えております。 そして、その次の女性の県内定着促進対策でありますけれども、女性の皆様方に、やっぱり県内企業にも活躍できるような環境の整った企業があるということを十分認識していただくことも重要であると考えまして、女性活躍推進企業への女子大学生の訪問、あるいは実際に活躍しておられる女性社員の皆様方との意見交換の機会なども設けていこうと考えております。 もう1枚めくっていただきまして、県内企業の採用力強化支援に向けた施策であります。 一番上に書いております人材活躍支援センターであります。 これは、従前は「総合就業支援センター」という名称で、なかなか厳しかった就職促進を図るための組織として、これまで設けてまいりましたけれども、もうご承知のとおり、環境も大きく変わっておりまして、むしろ人材確保難というような状況に直面しているわけであります。 したがいまして、この名称を「人材活躍支援センター」に改めまして、一つは、採用力の向上支援員として4名を配置、具体的には先ほど申し上げましたように、県内就職促進のための雇用環境の改善、勤務条件を改めたり、求人情報内容などの工夫などを凝らした求人活動を行っていただけるような支援活動に取り組むことといたしました。 そしてもう一つ、就職支援員、これも4名を配置いたしまして、これは第2新卒者、これは新たに就職して、ごく短期間のうちに離職してしまわれるような皆様方の就職支援活動、そしてまた、就職氷河期時代の就職支援活動に力を入れて取り組んでいこうと考えております。 なお、こうした取組は、県だけの取組では限界がありますので、商工団体の皆様方にも一緒に取り組んでいただくことができるよう、採用力向上対策に取り組む人材も新たに増員配置をしてご協力をいただくことといたしております。 それから、インターンシップの活用による学生求職者との交流促進でありますけれども、今日、なかなか求人の確保が難しいと、人材の確保が難しいという中で、数多くの企業がインターンシップを通して人材確保に力を注いでおられるという時代になってきておりますので、こういったインターンシップにより県内企業の皆様方に積極的に取り組んでいただきたいということで、企業向けセミナーを開催することにいたしております。 そしてまた、雇用環境改善の一貫としてキャリアパスの導入促進を図っていきたいと考え、キャリアパスの導入対策に向けた説明会等も開催していこうと考えております。 13ページ、これは移住促進対策であります。 やはり県外から移住を決定していただく際に、長崎県の受け入れ側の情報発信というのが非常に重要になってまいりますことから、新たに地域おこし協力隊の皆様方に協力をしていただいて、地域の情報、暮らしぶりなどを移住者並びに女性の視点で情報を発信していただこうと考えて、そういった地方からの情報発信に力を注いでいこうと考えております。 それから、13ページの一番下のほうでありますけれども、拡充事業といたしまして、就農支援において、新たに産地主導型の研修制度の導入等に取り組むことといたしております。これは新規就農者の確保が大きな課題となる中で、行政、そして農業団体が連携をしながら力を合わせて技術習得支援を行うことによって新規就農者の確保を図っていこうということで、この研修制度等も新たに設けることといたしました。 14ページ、魅力的な働く場の創出ということでありますが、これはまさにこれからの本県の経済を支える基幹産業として大きく育てていきたいという分野の一層の活性化対策であります。 ご承知のとおり、具体的なこれからの成長産業として育てていこうと考えておりますのが、黒ポツの1つ目であります航空機関連産業、2つ目であります海洋エネルギー関連産業、3つ目の黒ポツでありますAI・IoT・ロボット関連産業、この3つの分野に注力したいと、こう考えているところでありますが、それぞれこの項目に記載のとおり、航空機関連産業のサプライチェーンの構築を図ってまいりますために、企業間連携のもと、事業拡大に取り組もうとするグループの皆様方に対する支援措置も新たに講ずることといたしたところであります。 また、再エネ海域利用法で本県は全国トップの海域指定をいただいて、いよいよ商用化に向けてプロジェクトが進められるということになってまいりますけれども、やはり最も重要になってまいりますのは、関連専門人材の育成が重要になってまいりますので、日本財団等と力を合わせながら、この長崎海洋アカデミーの開校に向けた支援等も継続して取り組んでいくことといたしております。 それからまた、3つ目の産業としてAI・IoT・ロボット関連産業でありますけれども、県内サプライヤー企業の技術開発力、企画提案力の強化を図るために、さまざまな支援措置も新たに講じていこうと考えているところであります。 そしてまた、起業・創業の場として、出島会館の方にCO-DEJIMAの開設をしたところでありますが、これからは、SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)など都市部との、都市部のそういった関係機関との連携を一層強化することによって、より多くの方々に利用していただけるようなオンライン相談などにも応じていただけるようなシステムを組み立てているところであります。 そしてまた県立大学においては、新たに情報セキュリティ分野において産学共同の研究に取り組むことができるように、共同研究センターの整備に新たに着手することといたしまして、その事業予算も計上しております。 15ページであります。インバウンド対策の強化であります。 インバウンドは、ご承知のとおり、昨年度、過去最高を記録したところでありますが、その伸び率はというと、九州でも最低レベルということでありました。 やはり関係の皆様方の事情等もお聞きすると、情報発信力が足りていないのではないかというようなご指摘等もいただいているところでありまして、東アジア、東南アジア、欧米豪に対するインバウンド向けの戦略的なプロモーションも強化していかなければいけないと考えております。また併せて、国際定期航空路線の維持、拡大に向けた戦略も積極的に進めてまいりたいと考えております。 それから、新たな観光ニーズとして、これからの成長が期待されるユニバーサルツーリズムでありますけれども、これには民間の皆様方、関係機関の方々と連携をしながら、ユニバーサルツーリズムを受け入れられるような体制の構築に力を注いでいきたいと考えております。 次の新幹線開業に向けた取り組みでありますけれども、県民の皆様方の気運醸成のために、さらにフォーラムの開催、現地見学会、二次交通実証運行などの事業にも取り組んでいきたいと考えているところであります。そのほか、IR区域の整備推進、県庁舎の跡地活用を継続して力を注いでまいりたいと思います。 6番目であります。子どもを産み育てやすい環境整備。これは、下の段にご紹介しておりますけれども、婚活サポートセンターの運営体制の充実を図ることといたしております。これまでは休日は第1・第3日曜日だけが開所しておりましたけれども、全ての休日にもご利用いただけるように第2・第4日曜日を追加して開所することといたしました。そしてまた、仕事が終わった後にも相談等に応じられるように、金曜日は開所時間を1時間延長したところであります。 併せて、お見合いシステム等、システムを運用することによって出会いの場を確保していこうと考えてきたところでありますけれども、さらに登録会員を増やすために、登録料割引きキャンペーンを実施して数多くの皆様方にご利用いただけるように工夫してまいりたいと考えております。 17ページは、先ほどの、新たな視点としてご紹介をさせていただきました、関係人口の創出拡大に向けた幾つかの取り組みを紹介させていただいております。 18ページは、Society5.0の戦略、具体的には、官民連携プラットフォームを立ち上げ、あるいは次期ICT戦略の策定に取り組んでいく関係予算も計上をいたしているところであります。 もう1枚めくっていただきまして、2040年問題であります。 これは、地域運営組織の立ち上げや生活支援サービスなどの確保に向けた、各集落の維持対策への支援措置を継続して講じてまいりたいと考えております。 次に、20ページであります。その他の政策パッケージであります。 ご承知のとおり、既に高等教育の無償化等について一定の施策が講じられてきたところでありますけれども、私立高等学校に対して修学支援金措置が拡充されたところであります。 これまでは、それぞれの所得水準に応じて、県の単独予算をもって継足しの助成制度を設けていたところでありますが、国の施策が拡充されたということになりまして、県の単独の支援措置を継続して講じていくことといたしておりますが、総枠に若干余裕枠が出てきたところであります。 そのために、21ページをご覧いただきたいと思います。保護者の皆様方にとって、授業料等については一定、軽減措置が講じられるということになってきたわけでありますけれども、やはり一番大きな負担になってまいりますのが遠距離通学費であろうと考えております。これまでは、これは単独支援措置になりますので、思い切った施策が取りにくい状況でありましたけれども、そうやって節減できた財源をもって、これを大幅に拡充をさせていただくことといたしたところであります。住民税非課税世帯については、1万2,000円を超える遠距離通学費については10分の10、支援をさせていただこうと考えているところであります。 そのほかにも22ページ以降、その他の政策パッケージをご紹介しておりますけれども、ここの部分については説明を省略させていただきたいと思います。 最後に25ページをご覧いただきたいと思います。 ご承知のとおり、韓国との関係が大変厳しい状況になって、特に対馬地域においては、韓国からのお客さまにお出かけいただけない状況になってきたところであり、これから集客を国内、あるいは他のインバウンド客まで拡大をしていく必要が出てきたところでありますが、今般、本県選出国会議員の皆様方の格別のお力添えをいただきまして、国の経済対策によって、対馬地域の韓国人旅行客減少に対応した施策の充実を図っていただいたところであります。 具体的には、ここにご紹介しておりますように、(2)のほうで、しま旅旅行商品の造成・販売支援として、しまの体験プランが組み込まれた旅行商品の造成、販売、プロモーション関係経費に支援措置を講じていただいたところであります。 その上に、これは下の支援措置というのは、基本的には旅費の軽減措置が組み込まれるということになりますが、それに加えて宿泊、飲食部分の支援措置として活用いただける分野として、さらに1人1泊5,000円の助成措置が講じられるということになってまいりましたので、こうした制度等を有効に活用し、さらなる誘客促進対策に力を注ぎ、対馬地域の活性化を目指していきたいと考えているところであります。 以上、来年度予算の編成に当たって、特に力を注いだ点等について、ご説明をさせていただいたところであります。 あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
説明いただきました新年度の予算案ですけれども、非常にきめ細かな施策で盛り込まれていると思います。この予算案について、わかりやすい言葉で言うと、どういう予算案になるでしょうか。名前をつけるとしたら、どういう予算ということになるでしょうか。
やはり冒頭に申し上げたように、総合計画の目標達成、そして特に、最大の課題であります地方創生に具体的な効果を期待する予算でありますが、長崎県の活性化に全力を注ごうという意味では、いつもの予算編成の基本的なスタンスだろうと。 あえて、ちょっと目線が変わるかもしれませんけれども、今年度特に工夫をしたという意味ではですね、さまざまな環境変化であったり、仕組みの変更であったり、そういった変化をチャンスに変えていこうということで、そういった視点で工夫を重ねてきた予算ではなかろうかなと、こう思っております。これは幅広い意味になってくるかと思いますけれども、先ほど説明をさせていただきました、環境変化によって就業支援センターがそのほぼ目標を達成する形になっておりますので、今後は、さらに人材活躍を支援する人材活躍支援センターとして生まれ変わらせ、各企業の人材採用力の強化に向けた支援などに伴走型の支援体制で臨んでいこうとしているところでありますとか、先ほど申し上げました、国の就学支援措置が充実されたことによって浮いた財源を遠距離通学費の支援措置の拡充に振り向けたところでありますとか、例えば、先ほどご紹介いたしました県立大学の共同研究開発センターの開設、これもこれからの流れを考える場合に、産と学の連携強化のために新たに施設を整備していこうと、こう考えているところでありますから、これについてもこれまでなかったような地域活性化事業債の活用をすることによって、そういった施設整備なども進めていこうと考えているところであります。 そういったいろいろな変化を捉えながら、少しでも政策の充実に振り向けられるように努力して編成に力を注いできたところであります。
ありがとうございます。少し今の質問とかぶるところがあるんですけれども、財政状況が厳しい中、きめ細かな施策を盛り込んで、防災減災対策についても積極的に取り組みながら、基金の取り崩しを圧縮したような印象を持つんですけれども、予算編成で財政的なところで苦労した点とか、工夫した点についてはいかがでしょうか。
これは、やはり今年度はたまたま、財源調整のための基金についても少し取崩しの規模が小さくて済んだということでありますけれども、構造的には何ら変わりがないところでありまして、中長期的な財政運営を考える場合に、やはりこの課題は引き続き本県にとって大きな問題になってくるものと、こう考えているところであります。 そういった意味では、地方創生に向けたさまざまな取り組みの一層の強化を図りたいという思いがありはしたものの、やはり財源が確保できないということで断念をした政策なども見られるところでありまして、継続してさまざまな事務事業の見直し等を進め、また優先順位による施策の重点化になお一層力を注ぐ中で、継続的な財源捻出に力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。
総合戦略関連事業が総額296億円余りに変更になっております。第1期総合戦略では人口減少も抑制に至らず、転出超過は4年目で悪化となっております。第2期総合戦略では人口減少に歯止めをかけるため、具体的にどうしていくのか、その思いや意気込みを聞かせていただきたいと思います。
これまでもご報告をさせていただいてまいりましたように、地方創生総合戦略の中で掲げたさまざまな取り組みについては、比較的順調に進んでいる分野とそうでない分野に分かれているところでありまして、特に、大学生を中心とした県内就職率が高まっていかないという部分などについては継続して取り組んでいく必要があるものと考えて、そういった施策の拡充に力を注いできたところであります。
しかしながら、まだまだ人口減少そのものに歯止めがかからないという状況が続いているわけでありますが、これはやはり長崎県、特に長崎市の特殊要因にもなってこようかと思いますけれども、基幹産業であります造船関連産業、これが非常に厳しい経営環境に直面しているところでありまして、世界的な船舶過剰時期を迎え、また、国際競争が一層厳しさを増す中で、なかなか商船事業等において受注が確保できない状況の中で、従業員数も減少していくという結果になっているものと考えているところであります。
そういう意味で、昨年度から、次なる基幹産業、県内経済を担い得るような産業の育成に全力を注いでいく必要があるということで、これからの成長産業として3分野を掲げて、その誘致・育成に取り組んでいるところでありますけれども、先ほどご紹介いただきましたように航空機関連産業、海洋再生エネルギー関連産業、AI・IоT・ロボット関連産業、それぞれ各企業の皆様方の連携のもと、サプライチェーンを構築していただき、大きくビジネスチャンスを広げていただくことができるような支援策も計上させていただきました。
少しやはり具体的な形で成果を得ていくまでには、もう少し時間がかかるんではなかろうかと考えているところであります。大手の関連企業の研究開発センターなども立地を進めてきていただいておりますので、そういった企業の皆さん方とも、しっかりと連携をしながら、既存の事業主の皆様方も新たな付加価値の創造、ビジネスチャンスの拡大に向けて積極的なお取り組みをいただきたいと、こう願っているところであり、私ども行政としても、各商工団体の皆様方と一体となって、産業構造を変えていくために全力を注いでいきたいと考えているところであります。
石木ダム関連のことなんですけれども、県と佐世保市が川棚町に計画している石木ダム建設事業で、新年度予算に建設予定地の掘削工事が計上されております。住民が反対する中で、本体工事の予算を計上した理由を教えてください。
また、去年11月に住民と面会されましたが、その後も面会の機会があったのでしょうか。
また、今後、住民の理解を得るための話し合いは、具体的にどのように進めていかれるのでしょうか。
まず、新年度予算案にその関係予算、本体工事関係予算が計上されているんではないかというお話でありますが、予算については、現在、国と細部にわたって協議中でありまして、内示前という状況でありますので、いまだ確定していないところでありますけれども、これまで公共事業評価監視委員会でお示しした工事工程表等に基づきまして、令和7年度の事業完成に向けて、本体工事の一部に着手したいと考えているところであります。
特に、近年、大規模な自然災害が頻発する傾向にある中で、やはり地域の皆様方の安全・安心を確保するというのは、極めて重要な課題であると考えているところであり、継続して地権者の皆様方の理解を得て着手できるように全力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。
地権者の皆様方との面会の機会はあったのかというお話でありますけれども、昨年9月に地権者の皆様方と面会をさせていただいた際には、将来、話し合いの場を設けることについてどうだという話で、それについてはぜひそういった機会をいただきたいということでお手紙も差し上げ、また、直接、担当部長が現地に参りまして地元住民の皆様方に面会の依頼を行うなどしてきているところでありますが、ダムを白紙に戻さないと話ができないというようなことであり、いまだ応じていただけない状況であります。
しかしながら、やはり先ほど申し上げたような状況でありまして、県民の皆様方の安全・安心を守るという上でも、この事業は何としても地権者の皆様方の理解のもと、前に進めていかなければいけない事業であると考えておりますので、継続して努力をしてまいりたいと考えております。
予算関連で新幹線の関連のことで伺いたいんですが、先日、一部報道で並行在来線の運営、維持管理の件なんですが、一般社団法人を佐賀県と共同で新年度中につくるというお話の中で、その前段階となる共同作業所のほうを4月に鹿島につくるという報道がなされてました。この件について長崎県のほうでは関連予算を計上されているのかどうかを確認させてください。
今、上下分離方式で運行する路線については、佐賀県と長崎県との担当部長間で協議が進められているところでありますが、まず、その前に開業に向けて具体的な調整作業を進めてまいります共同作業所、これについては協議・調整の上、場所も選定をし、関係予算を計上しているところであります。これについては双方の理解の上、2分の1ずつの負担でもって対応するということにいたしております。
続きなんですが、その場所のほうは、佐賀の鹿島市のほうに設置するという方向でよろしいんでしょうか。
それと、予算は具体的にどれくらい計上されているんでしょうか。
今の協議は、佐賀県鹿島市に設けたいということで合意が得られているという話をお聞きしております。
関係事業予算、これは諸準備を佐賀県と共同で進めるための経費でありますけれども、2,128万5,000円を計上させていただいております。
もう一度詳細を伺いたいんですが、共同作業所には長崎県と佐賀県から各2人ずつそこに行かれるということと、JR九州から2人派遣されるということで、そのJR九州の派遣されている方の人件費等を佐賀県と折半するということでいいんでしょうか。
JR九州からの職員の人件費についても折半になっておりますし、事務所の運営経費、賃料、光熱水費等々につきましても折半で負担するという形で今回予算を計上させていただいております。
よろしいでしょうか。
3点お伺いします。 まず1点目なんですけど、いろいろとスタートアップの集積というのは全国各地で取り組んでいると思うんですけど、長崎県の特徴は社会課題解決ということと、集積を目指しているというところに特徴があると考えていいのでしょうかということがまず1点目です。
2点目は、県内各地、諫早でソニーとか五島市で双日、長崎市内では外資系ホテルが相次いだりとか、ITの研究開発拠点とか、かなり高度な人材が、今後、かなりの人数、必要になってくると思うんですけど、そのあたりの対応策については今回の予算に盛り込まれているのかということと、最後に、先ほどもちらっとおっしゃっていましたけれども、去年ぐらいですと、まだ現状を、変化の時というふうにとどまっていたと思うんですけど、最近はかなりチャンスという言葉になっていると思うんですが、そのあたりの認識の変化などについてちょっとお考えを教えていただければと思います。よろしくお願いします。
スタートアップは社会課題解決を主体に組み立てようと考えているのかとのお尋ねですが、特にスタートアップで特定の分野だけに注力して支援しようということは、さほどこだわっていないものと私は理解をいたしております。既にCO-DEJIMAにおいて活動をスタートされた方々もいらっしゃいますし、これから都市部のそういったスタートアップ関係機関の皆様方と情報交換、あるいはさまざまなアドバイス等を受ける中で、どのような分野で連携ができるのか、その上でそれぞれの方々のスタートアップに向けた動きがこれから大きく拡大していくことを期待しているところであります。
それから、これからさまざまな分野でいろんな動き、プロジェクトが進む中で、高度人材の確保が非常に重要になってくるのではないかというご指摘をいただきました。まさにご指摘のとおりであると思っております。
私ども、これまでも長崎県に立地等を検討していただく最大の要因というのは、やはり若い優秀な人材が安定的に確保できるかどうかという視点を持ってお出かけいただいているわけでありますので、そういった分野の産業人材を継続して育成することができるように、これまでも長崎大学など関係機関と連携をしながら、学び直しという形であったり、あるいは新たな学部を開設していただく中で特定分野の人材育成に力を注いでいただいたりということであります。
これまでも、例えば、ハード面に限らず、ソフト分野でのビジネスを検討していただく際に、例えば、組み込みソフトに携わる人材であったり、あるいは先ほど来、話題とさせていただいておりますAI・IoT関連の人材であったり、あるいはまた他の分野の、例えば海洋分野の専門的な知見を備えた人材であったり、多様な高度専門人材のニーズが高まってくるものと、こう考えておりますので、引き続き、そういった領域は、やはり行政が一番責任を持って関係各分野と連携を図って力を注いでいかなければいけない分野だと思っておりますので、しっかり取り組んでいきたいと考えております。
予算は、後ほどお話をさせていただきます。
それから、現状の大きな変化をどう捉えているのかというお尋ねであります。
少しずつ各分野において具体的な企業の皆様方の動きも見え始めているところでありまして、そういった外部から立地していただいた企業の動きに伴って、また、地場の企業の皆様方も連動する形で、さまざまな形で協議の場、情報交換の場が持たれているわけであります。
これから具体的な形でどういうビジネスチャンスの拡大に結びついていくのか、まだまだ読めないところが数多くありますけれども、やはり民間の皆様方が意欲を持ってそういった場に積極的にご参加いただけるということは、すなわち可能性がある話であると、こう私も実感しているところでありますので、行政としては、しっかりこれからもサポートできるような体制構築のために力を注いでいきたいと考えております。
予算関係で補足して説明いたしますけれども、例えば、都市部との連携型のスタートアップでありますと、長崎の課題を都市部のスタートアップが検討しまして、解決策の提示、それから実証に参加するといったものを盛り込んでおります。長崎では、例えば、実証にかかる滞在を支援したりとか、コーディネートをしたりとか、こういった都市部と連携型実証事業というのも今回の先進地連携型スタートアップ集積・促進事業費というものに盛り込んでいるところであります。
予算につきまして、ほかにございませんでしょうか。
予算の歳出のところで、公共事業費の増加がプラス73億円となっているんですけれども、これをどう捉えているかというところと、防災・減災対策の費用を増やしているということで、防災・減災対策に取り組んでいく、その姿勢というのを改めて聞かせてください。
これは、公共事業費については、既にご承知のとおり、国の防災・減災、国土強靭化のための3カ年緊急対策、これを可能な限り推進するという考え方のもと、来年度の予算については当初予算で関係予算を計上されているところであります。
そういった中、今年度予算で大規模な経済対策予算も編成をされたと。一部、前倒しで施工できる分も出てまいりましたので、来年度予算には少し、可能性が残されている形になってくるものと考えているところであります。それぞれの事業で、来年度当初予算にも、この防災・減災、国土強靭化に向けた施策も必要な起債措置、財源措置も講じた上で積極的な取り組みが求められているところでありますので、この公共事業については、継続して県民の安全・安心確保のために力を注いでいくこととしているところであります。
予算につきまして、最後の質問でお願いします。
人口減対策の件で2点、お尋ねです。
人口減が、あらゆる手立てをしなければいけないということをわかった上でのお尋ねなんですが、きめ細やかな施策が並んでいますが、裏を返せば総花的ともとれます。
そこで、知事が、こういうのは特に結果を出すので見ていてくれという、力を込めた部分を一つ教えていただきたいというのが1点。
それと、新たな視点として、関係人口だとか、Society5.0とかというのが今回盛り込まれましたが、一方でそれは国も後押しをしているということで、ほかの県も恐らく取り入れてくることになり、ほかの県との人口の奪い合いというんでしょうか、それに長崎県が勝ち抜くために必要なことは何だとお考えでしょうか。この2点をお願いします。
人口減少対策が総花的ではないかと、まさにいろんな分野で、気になっている部分については少しでも対応を進めることによって、若い方々も意欲をもって県内定着、あるいは安心して子どもを産み、育てていただくことができるような環境の実現になるのではなかろうかと、こう思って施策を推進しているところでありますが、本来からいきますと、もっともっと根本的な分野で、やっぱり対策を講じないと、東京一極集中の流れとか、あるいは少子化の流れ、これはなかなか歯止めをかけられるのは一地方自治体としては難しい面があると思います。
国の状況を見ましても、やはり国策として、安心して子どもを産み、育てていただけるような環境をどうつくっていくか、あるいは東京一極集中を是正するためにどのような施策を講じていただけるのか、そういった期待もあるわけでありますけれども、現状、なかなか難しいということで、長崎県は課題先進県でありますので、一刻の猶予もならない。そのためにはできる範囲で、手持ちの財源の中で施策を講じていく。勢い、小ぶりにならざるを得ないという悩みがあるわけであります。
こういった中で、特に、関係者が力を入れて取り組んでいこうと頑張っておりますのは、さらなる移住促進対策。これは、本県は、県と全市町が連携してセンターを設け、支援措置を講じているところであり、比較的、そういった連携がうまく進んでいる地域ではなかろうかと思っているところであり、さらに頑張って増やしていこうと。特に、都市部からの起業・創業者などをこっちに呼び込んでいこうというような視点も持った施策を推進していこうと、こうしているところでありますので、さらなる移住者数の拡大に結びつくことを期待しているところであります。
しかし、本来、やらなければいけないと考えておりますのは県内就職率、特に大学生の方々の県内就職率をいかに高めていくかということでありますが、この分野については、一番最大の課題は、どうやって個々の大学生の方々にアプローチできるか。これは非常に、個々の大学生の皆様方にアプローチをするのが難しい状況でありまして、なかなか具体的な成果に結びつきにくい状況に推移していることを大変残念に思っているところであります。
それから、新たに関係人口の拡大とかSociety5.0の視点をもった施策の推進ということについてもお話をさせていただきました。
特に、Society5.0の観点といいますと、先ほど申し上げましたように、長崎県は実は課題先進県でありまして、さまざまなAI、IoT、そういった技術なども生かしながら、活用しながら、例えば一人暮らしの高齢者の方々の見守りをどうしたらいいかとか、情報をどういう形で提供していったらいいのか、災害等の場合にどういったシステムを組んでいけばいいのか、さまざまな課題があるわけでありますけれども、そういった分野に、このAI、IoTといった情報関連分野の技術を活用する。こういった点では、非常に長崎県は目の前に課題が顕在化しているという状況でありますので、民間の皆様方のお力添えもいただきながら全力で取り組んでいかなければいけない、また、取り組んでいける環境にあるのではなかろうかと考えているところであります。
それから、関係人口の拡大については、これは恐らく、各県とも同じような視点で、積極的な施策に取り組んでいかれると思いますけれども、やはり長崎は長崎の特徴があると思います。特に、多くのしま、半島、豊かな自然を保有する県でありますので、そういった魅力を積極的に発信することによって、ワーケーションの環境を整えることで、数多くの方々との交流がさらに進んでいく可能性があるものと考えておりますので、この点については、基礎自治体の皆様方と力を合わせて継続して力を注いでいきたいと思います。
先ほど出た、石木ダムの関連する予算についてなんですけれども、本体工事の一部に着手されるということですが、住民の皆さんが引き続き反対されている場合でも、新年度、着手される方針なのか、現状のお考えについて教えてください。
それは、先ほど考えたような基本的な姿勢のもと、関係予算を計上させていただきましたけれども、なお、お話し合いの機会等もいまだ、いただけていない状況であります。やはりこれからの状況の推移等を見極めながら、着手の時期等も含めて、しっかり検討を進めていく必要があるものと考えているところであります。
それでは、以上をもちまして、予算案に関する記者会見を終了いたします。
引き続き、定例記者会見を行いますので、そのまましばらくお待ちください。
・午後4時36分から午後5時01分(25分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年2月17日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について(1)
ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。
よろしくお願いいたします。
本日は、まず、私のほうから2点お話をさせていただければと考えているところであります。
まず、1点目は、新型コロナウイルス感染症についてであります。
昨年12月に中華人民共和国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症につきましては、1月30日に国際保健機関(WHO)において、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるとの宣言がなされ、国際的な感染症に位置付けられたところであります。
新型コロナウイルス感染症により、湖北省をはじめ中国国内では、多くの尊い人命が失われ、国内においても、先週お一人の方がお亡くなりになるなど、依然として感染拡大が続いております。
県民を代表いたしまして、お亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、現在も治療を受けておられる皆様方の一日も早い回復と、早期に事態が収束しますことを心から願っているところであります。
また、特に影響が大きいと報じられております湖北省をはじめ、長崎県と友好関係にある湖北省、福建省、上海市などに対して、本県の関係物資を送らせていただいたところであります。
国においては、これまでもウイルスの蔓延防止や水際対策の強化などが図られてきたところであり、2月13日には「緊急対応策」が取りまとめられ、さらなる対策強化に取り組むことが示されたところであります。
また、昨日開催された「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」では、国内で感染経路を特定できない症例が複数認められる状況であることが示されたとお聞きいたしております。
県民の皆様方におかれましては、まずは感染予防として、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様の咳エチケットやこまめな手洗いなどがとても重要でありますので、お一人おひとりが感染症対策に努めていただきますようお願いを申し上げます。
また、新型コロナウイルスに対する正しい知識を理解していただき、過度に心配されることなく、冷静な対応をお願いする次第であります。
県では、新型コロナウイルスに関する情報について、ホームページを通して一元化して発信しているところであり、新型コロナウイルス感染症が疑われる方の専門相談窓口であります「帰国者・接触者相談センター」を県内の全ての保健所に設置しております。
また、医療関係だけではなく、外国人の方や中小企業者向けの相談窓口も設置しておりますので、不安に思われたり、疑問がおありの場合には、ぜひ活用していただきたいと考えております。
今後とも、県民の皆様方に対して、正しい情報の提供に努めてまいりますとともに、引き続き、県民の皆様方が安心して生活していただけるよう、国や関係機関等と連携を図りながら、感染症対策にしっかりと取り組んでまいりたいと考えているところであります。
道路事業の完成供用について
それから、もう一点、ご報告をさせていただきます。
道路事業の完成・供用についてお知らせを申し上げます。
これまで諫早市内で建設を進めてまいりました地域高規格道路「島原道路」の諫早インター工区が、来る3月22日午後3時に全線開通することとなりましたのでご報告をさせていただきます。この島原道路は、主要都市間の時間短縮や定時性を確保することで、地域間の連絡を強化し、交流人口の拡大や物流の効率化に加えて、大村市の3次救急医療施設への搬送時間の改善等が期待されるものであり、県としても重点的に整備を進めてきたところであります。
今回、開通いたします諫早インター工区は、栗面インターから諫早インター間の4.3キロメートルの自動車専用道路であり、平成20年度から建設を進めてきたところであります。このうち、栗面インターから小船越インター間の2.7キロメートルについては、平成29年度に既に供用しているところであり、残る区間の小船越インターから諫早インター間1.6キロメートルについて、今回、供用の運びとなってまいります。この完成により、島原道路が九州横断自動車道に直接つながってまいりますことで、諫早、島原方面から空港や県北、福岡方面への交通アクセスが改善されますとともに、諫早市中心部の渋滞緩和も期待できるところではないかと考えております。当区間の開通により、南島原市深江町と諫早インター間の島原道路は、全線の約4割に当たる約20キロメールが完成いたします。今後とも、引き続き整備を推進し、地域の皆様の利便性や安全性の確保に力を注いでまいりたいと考えております。
以上、2点ご報告をさせていただきました。後はどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症について(2)
まず、コロナウイルスについてですけれども、今、知事からお話がありましたけれども、改めて幾つかの感染経路が不明な患者が出ているということで、国内の感染拡大が懸念されております。知事として、この状況をどういうふうに危機感を持って受け止められているかということと、中国東方航空が欠航を3月下旬まで決めていますが、本県への影響など、今のところ把握しているものがあれば教えていただけないでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大については、私も重大な関心を持って報道発表等をお聞きしているところでありますけれども、1月15日に国内感染者が確認されて以降、確実に増加する傾向で推移してきているところであり、昨日の専門家会議では、感染経路を特定できない症例が複数認められる状況であることが示されたとお聞きしているところであります。
県といたしましても、国内での感染がさらに拡大した場合に備えて、国と連携して感染予防の徹底、万が一、県内で感染が拡大した場合の医療体制の構築を進めておくことが大変重要であると考えております。
具体的には、感染予防対策として、県内では全ての保健所に健康相談窓口を設置して予防啓発に力を注ぎますとともに、福祉保健部に総合的な相談窓口を設けて県民の皆様方のさまざまな相談に対応できる体制を整備しております。また、最新の情報を県のホームページを通してお知らせをさせていただいているところであります。
一方、医療体制としましては、1月末には県の環境保健研究センターにおいて、県内でもウイルス検査ができる体制が整ったところであり、2月7日には新型コロナウイルス感染症が疑われる方の専門相談窓口であります「帰国者・接触者相談センター」を、これも県内全ての保健所に設置し、必要な場合には専門医療機関で受診ができる体制を既に整えております。
こうした対策につきましては、県の医師会、あるいは長崎大学の専門家のご意見もお聞きしながら進めているところであり、県の健康危機管理担当課長会議を通じて庁内の関係部局が連携して対応しているところであります。
今後とも、この新型コロナウイルス感染症に関する最新の情報を注視しつつ、国、関係機関と連携して、感染症対策にしっかり取り組んでいきたいと考えているところであります。
それから、中国東方航空の欠航決定等をどのように受け止めているのかということであります。
長崎上海線につきましては、公衆衛生上の観点から、3月27日までの全便欠航が決定しているところであり、3月30日以降の運航については、現時点で航空会社からの連絡はいただいていないところでありますが、引き続き、情報収集に努めていかなければいけないと考えております。
宿泊施設については、特に中国人の受け入れが多い施設は、団体客を中心にキャンセルが出ているとお聞きしているところであります。また、国内客についても、ツアーキャンセルの情報もあり、観光業への影響が少しずつ出始めているものと受け止めております。また、製造業においても、中国工場の再開のめどが立たない、あるいは、中国からの調達部品が届かないといった影響が出始めているところもあり、今後の影響拡大が懸念されております。
2月7日に、県内の中小企業者向け経営・資金繰り等の相談窓口を設置したところでありますが、現在の状況が長引くということになりますと、地域経済に大きな影響を及ぼすおそれもあり、今後の動向を見極めながら、しっかり必要な対策を講じていかなければいけないものと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて
ありがとうございます。続きまして、九州新幹線長崎ルートについてお尋ねします。
未着工の新鳥栖・武雄温泉間の整備方式をめぐって、国土交通省と佐賀県の協議に時間がかかっています。これについて、受け止めをお願いします。
また、県議会では、具体的な行動をしていきたいという声も出ております。長崎県として、佐賀県側への働きかけは、今後どのように考えておられますか。
現在、大きな課題として残されております新鳥栖・武雄温泉間の整備の方向性について、具体的な協議の場が設けられない状況があります。そのようなことから、国土交通省では、協議を開始する前に、佐賀県との事前の調整作業を進めておられるというお話をお聞きしているところであります。私どもといたしましては、一刻も早く協議の場が持たれて、一定の方向性のもと、具体的な整備に着手できる状況が整うことを強く待ち望んでいるところであります。
それから、佐賀県との協議の場でありますけれども、今、申し上げましたように、現在、国土交通省と佐賀県との間で調整が進められているところでありまして、まずは、そういった中で、早期に国のほうとしても協議の場に参加していただけるように努力されているものと理解をいたしているところであります。
したがいまして、まずは、協議・調整の場にご参加いただく環境が整うというのが最優先課題であろうと認識をしているところであり、現段階では、やはり長崎県からの具体的な形での働きかけ等は、むしろ控えたほうがよろしいんではなかろうかと考えているところであります。
県庁舎跡地活用について
ありがとうございます。ほかに2点ですけれども、県庁舎跡地についてです。
長崎市と県が県庁舎跡地に計画していたホールの建設について、埋蔵文化財調査の状況を受け、市役所移転後の跡地に建てることになりました。県庁舎跡地活用計画は再検討を迫られることになりましたが、県として再検討は、今後どのように進めていくのでしょうか。
この県庁舎跡地の活用については、これまでもこの地の歴史を活かしながら、新たな賑わいの場を創出するため、広場、交流・おもてなしの空間、文化芸術ホールという3つの方向性を持って活用策の検討に取り組んできたところであります。
こうした中、埋蔵文化財調査を進めてきたところでありますが、専門家の皆様方からは、遺構を壊さないように配慮してほしい、あるいは、さらに詳細な調査の実施を検討してほしいといったようなご意見もいただいているところであり、県としては、これまでも予断を持つことなく、必要な調査の実施に努めてきたところでありますが、先般、県としても、引き続き詳細な調査を行う必要があるとの考え方をお示ししたところであります。
一方、長崎市からは、専門家からの意見、あるいは整備スケジュール等を考慮され、文化芸術ホールについては、市役所跡地に整備するとの考え方をお示しになられました。
この県庁舎跡地の活用については、これまでも県議会をはじめ懇話会などにおいて、機能整備のあり方などさまざまなご議論をいただきながら検討を進めてきた課題であり、これらのご議論等を踏まえて、今後の対応も検討していく必要があるものと考えているところであります。
そういうことで、まだ地域の皆様方の具体的なお気持ち等も十分お聞かせいただいてないんではなかろうかと考えておりますけれども、そういった皆様方のご意向、さらには、県議会のご意向等も踏まえて、今後の利活用のあり方を再度、検討を進める必要があるものと考えているところであります。
特定複合観光施設(IR)の導入について
最後に、IR関係についてお尋ねします。
IRを巡って汚職事件が起きていますが、県が進めている公募スケジュールなどに影響や変更はありませんでしょうか。公募については春ごろとされていますが、具体的な日程は決定しているのでしょうか。
国の方では、現時点でIRの基本的なスケジュールを変更する予定はないとお聞きしているところでありますので、本県のIR誘致のスケジュールには大きな影響はないのではないかと考えているところであります。引き続き、区域整備計画の認定申請に向けた準備を着実に進めていく必要があるものと考えているところであります。
なお、このIR事業者の公募につきましては、来年度早々にも着手したいと考えてきたところでありますが、国の基本方針がまだ示されておりません。国の今後の動向を見極める必要もありますことから、具体的な日程等については、現在、検討を進めているところであります。
では、各社からお願いいたします
「長崎県ギャンブル等依存症対策推進計画」策定について
ちょっと予算にかかわってくるかもしれないんですが、IRの関係で、ギャンブル依存症対策の計画とかも策定しましたけれども、計画はすごい充実したものだったんですけれども、こういうのを実施していく人員の増強とかというのは考えているんでしょうか。障害福祉課さんとか、保健所さんとかの人員を強化してギャンブル依存症対策をやっていくと、こういった視点というのはあるのかどうか、お尋ねします。
ギャンブル依存症対策については、方針をお示しして、各関係機関が連携を深めながら予防、普及・啓発、教育、そして相談、治療に至るまで一貫した支援体制を構築してきたところでありますけれども、いよいよ具体的な形でさまざまなご相談等にも応じられる時期を迎えてまいります。
現在は、こども・女性・障害者支援センターにその機能を一義的に配置をいたしまして対応を進めているところでありますが、今後、どういった形で具体的な相談、件数等を含めて推移していくのか見極めながら、必要であれば、体制の強化も検討を行う必要があるのではなかろうかと、考えております。
具体的に検討は。
今、検討を進めておりますので。
最後の質問をお願いいたします。
石木ダム建設事業について
石木ダムの話に戻ります。
本体工事の関連予算が来年度予算にも計上され、一方で、住民の方との話し合いが9月以降進んでない状況にあるかと思いますが、そういった中、行政代執行に踏み切るリミットなどについては、知事はどのように想定されていますでしょうか。
行政代執行の件については、これまでもたびたびご質問をいただき、お答えをさせていただいてまいりましたけれども、やはり行政代執行というのは、事業を進める際にとり得る最後の手段であるという考え方には相違はございません。まずは、やはり地権者の皆様方のご理解をいただける最大限の努力を行う必要があるものと考えているところでありまして、そういった今後の推移等を十分に慎重に考慮した上で、その件については検討を進め、決断をしていく必要があるものと考えております。
佐世保市のほうで水需要予測ですとか、再検討がまだ続いているさなかでのダム本体工事予算計上というふうになるかと思いますが、そのあたり批判も、住民の方々も申す可能性があると思うんですけれども、知事はどのようにお考えでしょうか。
この石木ダムは、もちろん多目的ダムでありますが、その利水、治水両面の機能があって、その利水の再検討時期であるから関係予算を計上しないというのは、なかなか難しい判断だろうと思います。これはずっと継続して関係予算も計上し、事業の推進に力を注いできたところでありまして、それはもちろん、利水の規模等の見直しに伴って、ダムの必要性そのものに影響があるということであれば、また別でありましょうけれども、これまでの状況によっては、利水の水量に若干変動があることは考えられるかもしれませんけれども、なお必要なダムではなかろうかと、これまでの経過等踏まえて、そう理解をしているところであります。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時47分(47分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年1月17日 定例記者会見
会見内容
芥川賞及び直木賞の受賞について
ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。
よろしくお願いいたします。
今日は、まず私から2点、お話をさせていただきたいと思います。
1点目は、このたびの芥川賞、直木賞の受賞についてであります。
ご承知のとおり、このたび古川真人様の芥川賞受賞、そして川越宗一様の直木賞受賞が決定されたところであり、心からお喜びを申し上げる次第であります。
古川真人様は、お母様が平戸市の的山大島ご出身であり、本県ゆかりの作家で、デビュー以来、的山大島をモチーフにした作品の執筆を続けられ、作品の中で多くの方言を取り入れられるなど、島の歴史、文化を広くお伝えいただいているところであり、深く感謝を申し上げます。本県離島の歴史・文化を題材に執筆活動を続けられ、その功績が認められましたことは、多くの離島を有する本県県民にとって誇りであるばかりではなく、文学を志す子どもたちにも大きな夢と希望を与えていただいたものと大変うれしく思っているところであります。
また、一方の川越宗一様でありますけれども、海や国境を越えたグローバルな視点で小説を執筆され、これまでも本県が有する歴史的、地理的な素材について深い興味を持っていただいておりました。平成30年9月には、「描いてみんね!長崎」事業で本県の取材をしていただき、平戸市を舞台にした鄭成功についての小説「海神の子」を執筆していただいたところであります。
現在、梅屋庄吉を主人公にした小説を構想中ということをお聞きしているところであり、1月25日から長崎市、そして壱岐市での取材のため来県いただくということになっているところであります。ぜひ、こちらの方もご取材をいただければと考えているところであります。
本県にゆかりの深い、こうした作家の芥川賞、直木賞の受賞を、改めて県民の皆様方とともにお祝いを申し上げ、今後とも長崎を舞台にした作品を数多く執筆していただけることを願っているところであります。
知事のバチカン市国訪問及び欧州(パリ)におけるPRについて
もう1点、ご報告をさせていただきたいと思います。私をはじめ、関係者のバチカン市国訪問、そしてフランス・パリ訪問についてであります。
皆様方には、既に1月9日に資料を提供させていただいているところでありますが、明後日、19日から、瀬川県議会議長や長崎市の市議会議長及び副市長とともに、バチカン市国及びフランス・パリ市を訪問することといたしております。
バチカンでは、ローマ教皇フランシスコ台下や、法王庁関係者の皆様にお会いをいたしまして、昨年11月のご来県、そして、これまで長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録支援に対して、お礼を申し上げたいと考えております。
また、ユネスコ本部がありますパリでは、潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録1周年を記念して、登録に当たってご支援をいただきましたユネスコ大使や関係者にお礼を申し上げますとともに、メディアや旅行会社にも、本遺産をはじめとする本県のさまざまな魅力を発信する場を設けることといたしております。
今年は、オリンピック・パラリンピックが東京で開催され、日本への注目度も高まってくると考えております。昨年11月のローマ教皇ご来県で話題性があるこの機会を捉えて、潜伏キリシタン関連遺産とゆかりの深いフランスにおいて本県をPRし、今後の欧州からの誘客につなげてまいりたいと考えているところであります。
以上2点、私の方からご報告をさせていただきました。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
令和2年度 当初予算編成について
NHKからは3点、質問させていただきます。続けて読ませていただきたいと思います。
まず、1点目、令和2年度予算編成についてです。令和2年度の予算編成における方針についてお示しください。
2点目が、九州新幹線西九州ルートについて。国がフル規格で整備する場合に、法改正を視野に入れているという一部報道が年始にもありました。暫定開業が令和4年度と近づく中、今年1年の目標など教えてください。
そして3点目が、県行事としての取組について。今年は被爆75年を迎え、さらに東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。県としての取組について教えてください。
以上3点、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。まず、令和2年度当初予算の編成方針であります。令和2年度は、ご承知のとおり県の総合計画チャレンジ2020の最終年度を迎えてくる年となっております。また、第2期のまち・ひと・しごと創生総合戦略がスタートする年でもあります。大変厳しい財政状況ではありますけれども、本県の最大の課題であります人口減少対策に総力を結集して、具体的な目標達成に全力を注いでまいりたいと考えているところであります。
令和2年度においては、特に、新規学卒者と県内企業のマッチングの促進、いわゆる県内就職促進対策、そして県内企業の採用力強化に向けたサポート体制の強化を図っていきたいと考えております。
そしてまた、進学等による県外転出者へのUターン対策の一層の充実・強化、併せて若者の受け皿となる魅力的な働く場の創出や交流人口の拡大などに重点を置きながら、Society5.0、2040年問題、関係人口の創出など、新しい視点も取り入れながら、いろいろな施策の推進に総力を結集して取り組んでいきたいと考えているところであります。
一方また、近年、激甚化が見られる自然災害対策でありますけれども、河川の浚渫など新たな支援措置も講じられたところでありまして、重点的に取り組んでまいりますとともに、急傾斜地あるいは道路法面等の災害防止対策を講じて、県民の皆様方の安全・安心を確保してまいりたいと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
それから新幹線であります。法改正を視野に入れているという一部報道がございましたけれども、こういった内容について鉄道局長におかれては、インタビューで現時点で議論する段階には全く至っていないというようなお話もあったと承知をしているところであります。この法改正がどういった趣旨で、どんなことを考えておられるのか、しっかりとご説明をいただく中で検討を進めていく必要があるものと、こう考えているところであります。
そしてまた、そういった中、令和4年はいよいよ開業年度を迎えてくるわけでありますけれども、今年1年間、どういう目標を掲げながら取り組んでいくのかというご質問でありますけれども、最大の課題であります新鳥栖・武雄温泉間の整備のあり方については、現在、国土交通省と佐賀県の間で、協議のあり方について整理が行われているところであると承知をいたしております。実際の協議が始まりますと、いずれ本県あるいはJR九州も含めた協議が必要になってくるものと考えておりますので、本県といたしましても、西九州ルートの早期整備、実現に向けて、全力で協議に参加していく必要が出てくるものと考えているところであります。
そしてまた、現実的に令和4年度の開業を迎えてまいりますことから、今年は、昨年策定をいたしましたアクションプランを着実に実行に移していく。そのためにまた、関係基礎自治体においても、アクションプランの策定、具体的な取り組み等について働きかけを進めていきたいと思っております。
いずれにいたしましても、県全体でおもてなしの心を持ってお客様をお迎えできるような体制整備に全力を注いでいきたいと考えているところであり、これからも気運の醸成、誘客促進対策に力を注いでいく必要があるものと考えているところであります。
被爆75年及び東京オリンピック・パラリンピックへの県の取り組みについて
それから、被爆75年を迎えますし、また、東京オリンピック・パラリンピックが開催される年であるということであります。
昨年は、ローマ教皇フランシスコ台下にも長崎を訪問いただきまして、核兵器廃絶に向けた平和のメッセージを世界に発信していただいたところであります。
今年は、被爆75年、そして、発効後50年となります「NPT運用検討会議」が開催される節目の年に当たっているところであります。被爆地の責務として、原爆の悲惨さ、非人道性をしっかりと訴えていくことが何よりも大切であると考えているところでありまして、会議参加者などを含めて改めて被爆の実相を理解していただけるよう、現地に職員を派遣するなど、長崎市あるいは関係団体と連携しながら、平和のメッセージを力強く発信していく必要があるものと考えているところであります。
それから、被爆75周年の関連イベントとして、現在、関係機関でさまざまな検討が進められているところでありますけれども、「原爆の日」、あるいは長崎市が主催される「平和マラソン」開催日を中心に、イベントの実施、県内各地での被爆写真展の開催などについても検討が進んでいるところでありますので、そういった機会を活かして、さらに平和を発信していく。
そしてまた、東京オリンピックの閉会式が、まさに8月9日でありますことから、長崎市とともに組織委員会等に対して閉会式での黙祷等の開催を要望しているところであります。
あわせて、オリンピック、パラリンピックで来日される各国の要人の方々に、ぜひ被爆地を訪問していただき、被爆の実相に直接触れていただく機会を設けていただけるよう、呼びかけていきたいと考えているところであります。
そういうことに今年1年、関係機関と協力をしながら取り組んでいきたいと思っているところであります。
取り巻く環境を県勢の浮揚に活かすことについて
2点お伺いしたいと思います。
まず、1点目からよろしくお願いします。1点目は、長崎県で地域を代表する三菱重工が主力工場の売却方針を示す一方で、ソニーがイメージセンサーの工場を新たに諫早市に開設するほか、かなり県内にIT企業の研究開発拠点の立地が進んだり、長崎駅周辺の再開発、外資系有力ホテルの開業など、取り巻く環境が大きく変わろうとしていますし、まさに、基幹産業の構造転換が起きようと、かなり動いていると思います。
こうした動きを県勢浮揚に最大限に活かすためにはどんなことが必要だというふうにお考えでしょうか。まずよろしくお願いします。
これまでもたびたび申し上げてきたところでありますが、今、県内各地では大小さまざまなプロジェクトが進められているところでありまして、まちの佇まいが大きく変わろうとしている時期を迎えているところであります。そしてまた、産業構造もまた大変厳しい状況の中ではありますけれども、新たな兆しも見え始めている時期を迎えていると認識をしているところであります。
今、触れていただきましたように、半導体分野では、ソニーにおいて大規模な投資が計画され、また、1,000人規模の雇用創出も期待されているところであります。また、情報関連産業の研究開発拠点が大手企業の幾つかの拠点が県内に設けられるというような動きも見られるところでありまして、こういった機会をしっかりと県内産業の活性化、あるいはまちづくりに結びつけていく必要があるものと考えているところであります。
特に、産業分野における構造転換については、これまで以上に産学官の連携を強めていく必要があるものと考えているところであり、情報関連産業の研究開発拠点が設けられる、ちょうど時期を一つにして、県立大学では情報セキュリティ学科での卒業者が世に出ていく時期を迎えておりますし、また、長崎大学でも情報データ科学部が新たに設けられ、まさに、産学共同して研究開発を進められるようなプラットホームの整備も併せて力を注いでいく必要があるものと思っております。
県立大学では、セキュリティ学科は一応40名でスタートいたしましたけれども、できるだけ早期に、人員増を目指して取り組んでいきたいと考えているところであります。
一方また、民間におきましても、次の基幹産業として育成を目指しております航空機関連産業、あるいは海洋エネルギー関連産業、そして、今ご指摘をいただきましたようなAI・IoT・ロボット関連産業、これをしっかりと基幹産業として県内経済の一翼を担う産業として育てていきたいと、こう考えているところであり、それぞれの分野で県内産業、あるいは誘致企業の皆様方にご参加いただく中で、産業クラスター協議会を立ち上げていただいております。
それぞれの企業間連携、あるいは産学官連携を強化する中で、新たな生産性の向上、あるいは付加価値の創造、新たなサービス、ビジネスチャンスを拡大していくための連携した取組が進められようとしているところでありますので、県内産業界を挙げて、もっともっと新たに立地していただく企業の皆様方と連携を深めながら、長崎からイノベーションの芽を大きく育てていくようなことができるように、行政もしっかりサポートしてまいりたいと考えているところであります。
それから、まちづくりの面でありますけれども、新幹線の開業を目前にして、県内各地で新たなまちづくりが精力的に進められているところであり、また、民間によるまちづくり構想、「スタジアムシティプロジェクト」なども計画が進められております。
そしてまた、公共事業等を活用したクルーズ拠点港としての機能整備、あるいは接岸バースの2バース化、それに伴う民間企業の新たな事業展開なども期待されるところであります。
まち全体が大きく変わろうとしている時局を迎えつつありますので、そういったチャンスをしっかりと地域経済の活性化、交流人口の拡大に結びつけていくことかできるように、私ども行政の立場からも各地域の皆様方と連携をしながら、地域の活性化を全力で目指していかなければいけないと思っております。
離島地域を含めて、これまでと違うような流れも期待されるところであります。ご承知のとおり、五島市では社会減に歯止めがかかったというようなお話もお伺いしているところでありますので、こういった効果が継続的に発現されるように、地域の皆様方と一体となって積極的な施策の推進に努力していきたいと考えているところであります。
誘致IT企業と地場IT企業との交流会(ながさき企業交流会)について
それにちょっと関連することなんですけれども、1月20日に県や商工会議所が共催する形で、県内に立地してきたIT企業と地元の企業との交流会が初めて開催されるということですけど、どんな成果を期待したいですかということと、また、先ほどもおっしゃっていましたけれども、県の方でも、IT分野だけじゃなくて、海洋、航空機の分野なんかでもいろんな同様の取組、クラスターを形成していますけれども、こういった形で県外企業とか、こういった同様の取り組みというのは、今後はされていくお考えはあるんでしょうか。よろしくお願いします。
1月20日にITの研究開発拠点を設けていただいた誘致企業と地場IT企業との交流会などが開催されるところであります。先ほども申し上げましたけれども、さまざまな企業の皆様方がこれから連携を深められる中で、さらに技術力を高めていただき、新たな価値を一緒に創造していただけるような場が少しでも増えていくように願っているところであります。
したがいまして、具体的な形で各誘致企業と地場企業とのマッチングが有効に成立し、そのことが協業体制のさらなる拡大、事業の推進、雇用の増加、県内学生の県内就職促進につながる好循環に結びついていくことを強く期待しているところであります。
また、そのほかの分野の産業のサプライチェーンの構築でありますけれども、海洋エネルギー関連においては、再エネ海域利用法に基づき、一般海域における洋上風力発電の商用事業、これは促進区域の指定を受けた海域で実施されるものであり、本県が第1号の指定をいただいたところであります。
これまでも洋上風力発電事業への参入を促進するため、調査、計測、設計、製造、据え付け施工、メンテナンスなど、各事業分野の中核企業育成、あるいは共同受注体制の構築に力を注いできたところであります。
一方また、日本財団の支援をいただきながら、県、あるいは「クラスター推進協議会」、そして長崎大学、長崎総合科学大学などが連携をしながら、この海洋エネルギー関連産業分野の専門人材の育成に力を注ぐこととしているところであります。
この促進区域における発電事業者は、今後、国によって公募で選定されるということになってまいりますけれども、この公募指針では、地域との調整、地域経済等への波及効果も選定の基準とされているところでありまして、選定された発電事業者が地元企業への説明会を開催するなど、連携もさらに深めていただけるものと考えているところであります。
一方、航空機関連産業でありますけれども、この分野におきましても、「航空機産業クラスター協議会」を設立いたしまして、大手重工メーカーのバイヤーを県内に招いて県内企業とのビジネスマッチングを具体的に行っておりますほか、来月には県内企業とともに、愛知県の大手重工メーカーなどを視察する予定といたしております。
こうした航空機需要の取り組みに向けて活発に活動を展開していただいているところであります。
また、同協議会においては、人材の育成確保の取り組みにも力を注いでいただいているところでありまして、九州内で航空工学科があります久留米工業大学、鹿児島県の第一工業大学において、県内企業による学生向けの説明会を実施したりしているところであります。
今後とも、業界の動向やそれぞれのニーズを踏まえながら、航空機関連産業を新たな基幹産業として育てていけるように、全力を注いでまいりたいと考えているところであります。
それでは、各社の方からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
昨日、九州新幹線長崎ルートの整備方式をめぐって、国土交通省が佐賀県に、フル規格を前提とせず、スーパー特急も含めた5択の協議を提案されました。それについて、長崎県としてはどう受け止められておりますか。
国におかれても、協議の場をいかに設けるか、そのためには、佐賀県の理解が必要不可欠であるというお考え方のもと、5つの選択肢について、しっかり論点整理をしていこうとされているものと受け止めているところであります。
それぞれの選択に当たって、これから意見交換、協議が進められるものと思っておりますけれども、おのずと、これまでの経緯等、改めて課題整理を進める中で、一つの方向性が得られるようご努力いただけるものと、こう考えているところでありますので、私ども長崎県としても、当事者の一員として、早期整備実現に向けて全力を注いでいきたいと考えているところであります。
フル規格を前提とせずということで、5つの選択肢を並列という説明でありました。それと、検討委員会が出した結論ではない結果といいますか、そういうものになる可能性もゼロではないと思いますけれども、こういった前提とせずに並列で議論することについて、長崎県としてはどういうふうに考えられますか。
これまで私どももさまざまな分析結果等をお示しいただき、説明をお聞きし、その中で、一つひとつ選択をして、今日に至っているところであります。
したがいまして、佐賀県におかれましても、よりこれまでの経緯、課題整理等を含めてしっかりと説明、情報提供をしていただく中で、しっかりと議論が深まっていくものと期待をいたしているところであります。
ただ、そうした中で、私どもとしては、やはり長崎県の現状等を考える際に、これまでも申し上げてきたように、フル規格による整備が必要不可欠であるという考え方に至っているわけでありまして、そうした意見については、協議の場等を通して、しっかりと申し上げて、理解が得られるよう努力していかなければいけないと思っております。
スケジュールについては期限を設けないということですけれども、いたずらに時間をかけないということですかね。長崎県として、スケジュール感についてはどういうふうに考えられているものか。
国におかれても、無駄に時間を使っていいというものではないというようなご認識をお持ちになっておられるものと理解をいたしております。現状では、対面乗換方式で令和4年に開業を迎えるわけでありますけれども、この六者合意に当たっては、暫定開業という前提で関係者が合意をした経過もあるわけでありますので、これが長期化する、あるいは固定化するというようなことがあってはならないという考え方にはいささかも変わりがないところでありますので、一刻も早く次の整備方針をお示しいただいて、整備に着手していただくことができるように、全力を注いでいく必要があると考えております。
県庁舎跡地活用について(1)
もう一点、県庁舎の跡地のことでお尋ねしたいと思います。県庁舎跡地の埋蔵文化財の調査で、専門家のほうから、江戸期の遺構などが出てきているというような意見をいただいておりますけれども、長崎市が、解体した公会堂の代替施設として文化芸術ホールを県庁舎跡地のほうに建設する方向で、長崎県と、一昨年、2018年11月に合意して、計画が進んでおりましたけれども、埋蔵文化財の発掘調査の状況から、そこに建設するのは難しいのではないかというような可能性も出てきておりますけれども、長崎市がその計画を断念して、当初計画していた市庁舎の跡地に建設するというふうな判断に至った場合、長崎県としてはどういうふうに対応されるのでしょうか。
それはですね、経過については、先ほどお触れいただいたように、県庁跡地でホールを整備する。市におかれては、公会堂にかわる施設を県庁跡地で整備させてくれないかというご要請をいただいて、協議を重ねる中で、質の高いホールの整備を進めようということで検討を進めてきた経緯があるわけでありまして、ただ、確かに時間軸については、長崎市としてのご事情もおありになることと思いますけれども、まだ具体的な形でお話をお伺いしている状況ではありません。
先般、専門家の皆様方のご意見等もちょうだいしたところでありますけれども、今後、どういう形でそのご意見等を踏まえて対応していくのか、これはしっかりと課題整理を行って、今後の進め方も改めて検討していく必要があるものと考えておりますので、まだ、現段階で長崎市から申し入れをいただいた状況でもありませんし、具体的な形で相談もいただいておりません。したがって、そうした今後の検討の過程の中で、そういった点も含めて協議をしていく必要があるのではないだろうかと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
県庁舎跡地活用について(2)
県庁舎跡地に絡んで、発掘調査についても結構しっかりやっていったほうがいいんじゃないかというご意見もあったかと思うんですけれども、今年の秋ごろまで、県として調査していくと思うんですけれども、今後の調査に、何かスケジュールとかに影響があるのかどうかということと、あと、仮に市のほうが、県庁舎跡地ではなく、今の長崎市庁舎の跡地に建てようというような話になった場合に、以前、県としてもホールの必要性があるというふうに話があったものですが、それに対して、県としてまたホールを建てるのかとか、そのあたりについてお考えがあれば、教えてもらえればと思います
発掘調査が、今後どういう形で進んでいくかということでありますけれども、ご承知のとおり、旧県庁敷地の西側等については、長崎奉行所のあった時代には、一段低くなって長屋などが設けられていた敷地があって、それが埋め立てられて県庁敷地として使われてきた経過がありますけれども、もう少し深く発掘調査を行う必要があるんではなかろうかというようなご意見等もいただいているわけでありまして、それをさらに進めるということになると、今残してあります基礎部分をはぎ取って、さらに深く掘り込んで調査を進めるという必要が出てくるものと思っております。
そして、南側の古い石垣、石垣があるであろうということは事前に把握をして、それぞれのポイントを絞って、今、調査をして、古い石垣も出てきたということでありますので、保存等、壊すことがないようにというようなご意見もいただいているわけでありまして、そういった埋蔵物をこれからどういう形で時間をかけながら調査をしていくのか、これはやっぱりしっかりご意見等も踏まえて検討をしていく必要があるものと考えているところであります。
スケジュール的には、来年度まで食い込む期間が必要になってきますけれども、そういう時間に当てる必要も、一応念頭には置いてきた経過もありますので、スケジュール感は、その方針に沿って進めて取り組んでいく必要があるのだろうと思っているところであります。
ホールを長崎市が県庁跡地につくられないとした場合、どうするのかということでありますが、まだそういうお話をお伺いしてない状況でありますので、この場でお答えするのが適正であるのかどうかわかりませんけれども、これまでは、私どもは懇話会の意見として、一つは、市民にとって気軽に使いやすいようなホールを整備してはどうか、あるいは、質の高いホールを整備してはどうかと、同じホールでも2つのご意見をいただいて、具体化に向けて検討が進められてきた経緯があります。
そういう中で、ご承知のとおり、質の高いホールを、県を代表するようなホールを、市の公会堂にかわり得るような規模のものとして整備をしようということで構想が練られてきたところでありますが、仮に、必要ないということになったときに、これはもう一度、しっかりと考え直す必要があるんだろうと思いますね。
県庁跡地というのは県有地でありまして、例えば市民の皆様方に気軽に利用していただけるようなホール、これは基本的には市のほうで対応していただくべき施設、会議室、ホールではなかろうかと、こう思っているところでありますので、県としては、やはり県全体の活性化に結びつくような目的で、どういったものを機能整備を図っていくのか、そういった軸足というのが必要になってくるんじゃなかろうかなと思っているところであります。
まだまだ、今、予断を持って申し上げることは控えたいと、こう考えているところであります。
ほかにございませんか。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
九州新幹線に関する、昨日の国交省から佐賀県への提案についてお尋ねがありまして、論点を整理するとした整備方式の中には、長崎県が一度同意をして、技術的な理由などで断念されたフリーゲージトレインが入っていると思うんですけれども、一度断念したフリーゲージトレインについて論点を整理しようというふうに国交省が提案したことへの受け止めと、仮に、もう一度、フリーゲージトレインの導入を本格的に検討するなどといった動きになった場合に、長崎県としてはどういうような考え方で臨むのかというのを、現時点で何かお考えがあれば、お聞かせいただければと思います。
これまで経過がある話でありまして、もちろんフリーゲージトレインを運行することによって、新大阪まで直通運行を実現する、そういう前提で認可・着工が行われて整備が進められてきた経緯があるわけでありますが、結果としてさまざまな技術的な課題、コスト的な問題を解決するに至らなかったということで、国において、この選択肢として断念せざるを得ないという方針が示されたところであります。その都度、それぞれ地元、県にもご説明をいただく機会が設けられ、地元しては、その説明を受けて、今後の整備のあり方、どう進めるべきであるのかという議論を重ねて、長崎県では、ご承知のとおり、それが断念せざるを得ないという状況であれば、フル規格による整備を目指してほしいと、こう考えてきたところであります。
その段階で、例えば何としても時間をかけてもいいので、フリーゲージトレインだったら、継続して研究開発を進めてくださいよというような要請を行うようなことも可能であったと思いますけれども、結果的に、地元から、もちろん長崎県からはそういう意見は提出いたしませんでしたし、佐賀県、JR九州からもそういった意見が出されたというのは認識しておりません。
したがって、一旦、新幹線でこのフリーゲージトレインを活用するという点については、国は正式に断念されて、別の用途でこれを活用すべく研究が進められているものと理解をしているところでありますので、したがって、これからフリーゲージトレインを選択肢の一つにするということは、もう一度、研究開発から取り組んでいくのかどうか、そういった議論になっていくのではなかろうかと考えているところであります。
では、現時点で、フリーゲージトレインとフル規格だったらどうですかというような具体的なお話については、考えられる状況にはないということですかね。つまり、協議するということは、選択肢としてまだ残っているという前提で論点を整理するということなのかなと受け止めているんですけれども、フリーゲージトレインか、フル規格か、どうですかというような状況は、今のところ想定していないということになるんでしょうか。
私どもは、そこまで戻って議論を再度行われるのか、あるいは国等においても再度、これまでの方針を変えて、技術開発から取り組もうとされていらっしゃるのかどうか。私どもは、これまでも経緯の説明をいただいて、選択肢から除外せざるを得ないと判断して、それではということでフル規格を選択してきた経緯があるわけでありますので、長崎県の立場としての意見は意見としてしっかり申し上げていかなければいけないと思っております。
最後の質問でお願いいたします。
中国武漢市で発生した新型ウイルスによる肺炎について
全国的な話でもあるんですが、新型のコロナウィルスの患者が国内でも確認されたということで、この後に春節等も迎えますけれども、長崎県としての対応、対策というのは、何かお考えがおありでしょうか。
これはやっぱり空港その他で、特に、中国武漢市をご訪問になられたご経験のあられる方、これはCIQの段階でチェックがなされているものと、こう考えておりますけれども、ご訪問になって発熱等の症状が見られる方々、早期に医療機関にご相談いただくようにという呼びかけを行いますとともに、しっかりした医療機関のネットワークを構築しながら、迅速な対応ができるように体制を整えているところであります。
県庁舎跡地活用について(3)
旧県庁跡地というんでしょうか、その発掘の件なんですけれども、今、試掘の調査では、江戸時代の部分まで出てきているかと思うんですけれども、関心が高いところでは、もうちょっと前の岬の教会というふうな部分、これが出てくると保存のあり方とかというのは変わってくるとか、そういったお考えというのはいかがでしょうか。
例えば、西側区域等においては、先ほど申し上げたように専門家の皆様方も、もう少し下層まで掘り下げて調査することによって確認をする必要があるのではないかというようなご意見をいただいているところでありますので、そういったご意見等について、これからどう対応していくのか、しっかりと検討を進めていく必要があるものと思っております。
そのほかの、いわゆる石垣周辺がどうなっているのかということについては、町屋の遺構が出てきていると。町屋については、壊すことなく保存をすべきではないかというようなご提言をいただいているところでありまして。
今、試掘を行っている区域の、そのほかの面的な部分については、ほとんどもう地山が確認されているような地域でありますので、地山が確認された部分については、もうこれ以上掘り下げても意味がないと理解をいたしております。
その保存のあり方としては、何かこう、今考えている、長崎市の報道の件もありますけれども、その辺の建物の規模感とか、そういったものを縮小していくとか、なるべく現状を残すとか、そういったところというのはどうなんでしょうかね。
保存のあり方はですね、いろんな保存のあり方があると思うんです。記録保存という形で残す方法、埋め戻して残す方法、あるいは顕在化させて、活用しながら保存に努めていく方法、さまざまな選択肢があるのではなかろうかと思っておりますので、これからの跡地の利活用の方針等々によっても変わってくるものと、こう考えておりますので、その辺についてもこれから検討を進めていく必要があるのではなかろうかと思います。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
【定例記者会見】
会見内容
movie令和元年12月27日 定例記者会見
会見内容
再エネ海域利用法に基づく五島市沖の促進区域の指定について
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。
よろしくお願いします。
今日は、まず、私から2点、お話をさせていただきます。
まず1点目は、再エネ海域利用法に基づく五島市沖の促進区域の指定について、ご報告をさせていただきます。
我が国周辺の広大な海域の開発利用を進めるという観点から、一般海域での洋上風力発電事業の実施可能な促進区域を指定する、この再エネ海域利用法が、本年4月1日に施行されたところであります。
去る7月30日、本県五島市沖を含む全国4区域が「有望な区域」として整理されたことから、地域の関係者で五島市沖協議会を設置し、指定に必要な事項の協議を進めてきたところでありますが、先般、全国に先駆けて合意形成が図られましたため、本日、国において、全国第1号として五島市沖の海域を促進区域に指定する旨が公告されたところであります。
今後、指定された本区域において、洋上風力発電事業を行う事業者の公募手続が、国によって進められることとなってまいります。
今回の指定は、新たな基幹産業の一つとして海洋エネルギー関連産業の拠点形成を目指しております本県にとって、大きな前進であると考えており、非常にうれしく思っているところであります。
記念すべき最初の促進区域指定をいただいた背景には、この五島市沖協議会の構成員をはじめ、地域の関係者の皆様方のご理解と長年にわたるご努力の賜物であると受け止めております。
今後とも、地元関係者と十分に連携を図りながら、円滑な事業の推進に力を注いでいきたいと考えているところであります。
令和元年を振り返って
それから、今年最後の定例記者会見でありますので、年末のご挨拶を兼ねて申し上げたいと存じます。
令和元年も残すところ、あとわずかとなってまいりました。
今年は、台風19号による豪雨災害をはじめ、県内でも二度にわたる大雨特別警報が発表されるなど、全国的に多くの豪雨災害が発生した年でありました。
改めて、犠牲となられた皆様方に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げ、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げる次第であります。
また、10月には、長崎県立・大村市立一体型図書館として「ミライon図書館」が開館し、多くの県民の皆様方にご利用をいただいております。今後も、図書館の機能の充実に力を注ぎ、末永く愛される図書館となるよう、全力を尽くしてまいりたいと考えております。
また、11月には、ローマ教皇フランシスコ台下に本県をご訪問いただきました。潜伏キリシタン関連遺産の世界文化遺産登録の翌年に、このような形でご訪問をいただいたということは大変光栄なことであり、原爆落下中心地から核兵器廃絶と世界平和を訴えられたことは大変意義深いことであったと考えております。
教皇におかれては、「長崎を最後の被爆地に」という私ども県民の思いを共有していただいているということを大変心強く思っているところであり、県としても、核兵器のない平和な世界の実現を目指して、教皇のメッセージ等の発信に今後とも取り組んでいきたいと考えております。
今回の38年ぶりとなるご来県に対しましては、できるだけ早い時期に、フランシスコ台下に直接、そのお礼を申し上げる機会を得たいと考えているところであります。
それから、九州新幹線西九州ルートにつきましては、本年8月に与党PT西九州ルート検討委員会において、「フル規格により整備することが適当である」とされ、「関係者間で協議を行い、検討を深めていくべき」であるとの基本方針が示されました。
今月11日には、国土交通省と佐賀県との間で、協議の進め方について確認をしていくことで意見が一致したとのことでありましたので、協議に向けた道筋が開けたことは一歩前進したものと受け止めているところであります。
県としては、国土交通省と佐賀県の協議の状況も踏まえながら、関係者間の協議が進展するよう協力をし、また、県としても努力してまいりたいと考えております。
また、今年は、半導体分野でソニーが長崎での事業拡大を発表されたほか、航空機分野では三菱重工航空エンジンが新工場を長崎造船所内に建設することを決定されたところであります。
また、情報関連分野では、富士フィルムをはじめ京セラ、デンソー、セイノーなど、名だたる大手企業の情報関連子会社が研究開発拠点を本県に立地されることを決定されたところであります。
今後も、若い人たちがより魅力を感じられるような雇用の場と基幹産業の創出に力を注いでまいりたいと考えております。
石木ダムにつきましては、40年以上の長きにわたり、多くの関係者が様々な努力を重ねてきた事業でありますが、今年は5月21日に収用裁決、9月19日に権利取得、さらに11月18日には明渡しの期限を迎え、先般の事業認定取消訴訟の控訴審判決では、事業の公益上の必要性が改めて認められるなどの動きがあったところであります。
そうした中で、未だ地元住民の方々にご協力をいただけていないことについては、大変残念に思っているところであります。
9月19日には、地元住民の方々がご家族でお見えになられ、お話をお伺いし、皆様方の故郷を思うお気持ちは大切にしなければならないと強く感じる一方で、これまで過去の洪水や渇水で大変な思いをされた方々、あるいは大切な土地をお譲りいただいた方々も多くいらっしゃるわけで、そうした方々の思いもまた大切にしなければならないと、改めて感じたところであります。
そうした多くの方々の思いを大切にしながら、事業全体についてしっかりと進めていくことができるよう、さらに努力していかなければいけないと思っているところであります。
今後とも、地元住民の方々には、県民の安全・安心確保のために事業への協力に応じていただくことができるよう、県としても働きかけを続けてまいりたいと考えております。
このようにさまざまな出来事があった1年でありましたけれども、県民の皆様方のご協力、ご支援をいただきながら、無事1年を終えることができますことを、改めて深く感謝申し上げる次第であります。
来年は、3月に県が進めております連続立体交差事業で高架軌道への切り替え、並びに長崎駅、浦上駅の新駅舎の開業が予定されておりますほか、長崎港松が枝国際観光船埠頭の2バース化に向けた取り組み、IRの誘致や佐世保港浦頭地区でのクルーズ拠点港としての整備、また、島原半島においても、県内外の資本による付加価値の高い宿泊施設の整備や、魅力ある観光地づくりに向けた取り組みが進められるなど、県全体が大きく変わろうとする時代を迎えているのではないかと考えております。
こうした大きな機会を生かしながら、県勢の発展のためにさらに全力を尽くしていかなければいけないと考えておりますので、今後とも、皆様方のお力添えを賜りますよう、お願いを申し上げる次第であります。
報道関係の皆様方には、この1年間、県政の広報について、大変なご協力をいただき、心からお礼を申し上げる次第であります。
年末に向けましても、皆様方もまだまだ慌ただしい日が続いていかれることと思いますけれども、どうか、すばらしい新年をお迎えいただきますよう、心からお祈りを申し上げる次第であります。
以上、2点、私から発言をさせていただきましたが、後は、どうぞ、ご質問等よろしくお願いをいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
特定複合観光施設(IR)の導入について
私の方から、2つのテーマについてお尋ねします。それぞれ1つずつ聞いていきます。 まず、IRについてです。
IR事業に絡んでは、先日、担当副大臣だった秋元衆議院議員が逮捕され、この事業に対する信用が大きく失墜する事態になりました。
この事件に対する知事の受け止めを教えていただきたいのと、その上で、長崎県では同様のこういう不正が生じるおそれはないのか、不正を防ぐためにどのような対策を講じているのかを教えてください。
また、IRをめぐっては、ギャンブル依存症や治安悪化などに対する県民の不安が根強くあることも、また、事実です。
こうした中で、今回の事件が国全体のIR事業に与える影響をどのように考えているんでしょうか。
もし仮に国の計画が先延ばしになった場合、長崎県にどのような影響があり、どのように対応していくのか、教えてください。
今回の事件は、捜査機関の捜査の途上にあるものと、こう考えておりますので、その事項に対するコメントは控えさせていただきたいと考えておりますけれども、長崎県のIRに関して、このような可能性がないのかというお話でありますが、事業者の公募選定に当たっては、国の基本方針においても、不正行為等を防止し、民間事業者の選定手続の公正性及び透明性を確保することが都道府県等に求められているところであります。
県といたしましても、現在、パブリックコメントを行っております実施方針(素案)において、事業の公正性、透明性をしっかりと確保した上で事業者を選定することといたしております。
また、こういった公平性、透明性の確保に資するため、職員のIR関連事業者への対応に当たっては、指針を定めているところでありまして、複数の職員で対応することや、面談時に記録をしっかりと作成することなどを定めているところであり、これについてはホームページにも記載をしております。
仮に、国の計画そのものが先延ばしの状況になった場合に長崎県への影響があるのかということでありますけれども、私ども、まだまだ国の動きも読めない状況でありますので、引き続き、淡々と区域整備計画の認定申請に向けた準備を着実に進めていかなければいけないと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
もう一点、九州新幹線についてお尋ねします。
今年1月9日、知事は、九州新幹線長崎ルートの整備について、佐賀市に行って山口知事と会談されました。あれから間もなく1年になります。
改めて、この1年を振り返って、最大の懸案だった新鳥栖・武雄温泉間のアセス費の来年度予算への計上が見送られましたが、改めてこの1年間を振り返って、この新幹線問題に関する成果と来年に残された課題、その課題にどう取り組んでいくのかをお示しください。
また、先ほどのお話でも、引き続き、佐賀県に働きかけていくということですが、先般の日韓知事会議では、山口知事はお見えになりませんでした。山口知事と会談する見通しが立っているのか、予定があるのか、教えてください。
今年1月に佐賀県知事選挙が終了したしばらく後に、直接、お会いしたところでありました。その際には、現在のような状況に立ち至っておりますのは、国の方で開発を進めてきていただいたフリーゲージトレインの開発そのものがうまく進まなかったということによるものであり、国におかれては、そうした責任あるお立場として、今後の整備方針を示していただき、また、さまざまな課題に対する解決方策を併せて提示、説明していただく必要があるということで、互いに認識の一致をしたところであります。
ただ、その際に大きな立場の違いといいますのは、時間軸についての捉え方でありまして、長崎県においては、一刻も早く整備推進をしていく必要があると、佐賀県におかれては、そうではないというお考えをお持ちでありました。そのことについては面談の直後、報道関係の皆様方にも、私、さらに、佐賀の山口知事から公表をさせていただいたところでありました。
そういった認識の共有が図られたこともありまして、その後の与党PT検討委員会のヒアリング、あるいは国への政府施策要望等については、まさに、そういった考え方から、整備効果の高いフル規格による整備方針を早急に示していただきたい。そして、さまざまな課題解決に向けた具体的な方策を提示していただくような要請を続けてきたところであります。
そうした中で、与党PT検討委員会で、佐賀県あるいはJR九州へのヒアリングも重ねられ、議論を進めていただいた結果、8月には、ご承知のとおり、「フル規格による整備が適当である」と、こう判断するとの方針をお示しいただいたところでありまして、そのことについては大きなこの1年間の成果ではなかったろうかと考えているところであります。
その後の状況については、皆様、ご承知のとおり、先般、赤羽国土交通大臣と山口知事の会談が行われて、国土交通省と佐賀県との間で今後の協議のあり方について確認を進めていくことで意見が一致したということをお聞きしているところであり、それは協議に向けた前進であると受け止めているところであり、今後、さらに具体的な形で協議が進展していくことを期待しているところであります。
ただ、そういう中で、環境影響評価調査費の予算が計上されなかったということについては、大変残念に受け止めているところであります。
今後、国土交通省と佐賀県の協議がどういう形で進展していくのか、その動向をしっかり見極めながら、長崎県としても必要な対応策を講じていかなければいけないと思っているところであります。
一方、佐賀県知事との面談のお話でありました。今年の8月時点でも、もう一度、山口知事と直接面談の機会が持てないかということで申し入れを行ったところでありますが、今、そういった環境にないということでお断りをいただきました。
私といたしましても、それまで継続的に協議、面談をさせていただいた中で、財源の問題、並行在来線の問題、ルートの問題などが課題になっているというようなお話でもありましたので、それぞれの課題について、どのような問題意識をお持ちであるのか。そこをお聞かせいただきながら、課題によっては長崎県と佐賀県と協力した取組を進めることで解決に向けて力になっていく可能性もあるんではないかということで、面談の機会を求めてきていたところでありますが、実現に至りませんでした。
改めて、12月4日でありましたけれども、山口知事が掲げておられる課題について、具体的な話をお聞かせいただきたいということで面談のお願いをさせていただいたところでありますけれども、新しい提案があるのであればお会いしてもよいけれども、というようなご返事をいただいたところであります。
なかなか、今の状態で長崎県から具体的な提案ができにくいような状況でありますので、改めて、しかるべきタイミングが得られるのであれば、いま一度、どのような課題認識をお持ちであるのか、具体的なお話をお聞かせいただき、一つ一つの課題について、長崎県としても協力して取り組んでいただける事項があるとすれば、積極的に対応していきたいと考えているところであります。
今のお話の中にあった佐賀県知事がおっしゃる新しい提案というのは、何を言わんとしているというふうに受け止めたんでしょうか。
それがなかなか理解できない。既に、例えば並行在来線などについては共同して取り組んでいくこともできるんではないかというようなお話も、これまでの面談の中でお話したこともあったんでありますが、具体的な形で協議の対象にはなりませんでした。したがって、どのような提案を求めておられるのか、そこをまずお聞かせいただく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
令和2年度政府予算案について
先ほどもちょっとお話がありましたけれども、来年度の政府予算案についてなんですけれども、政府予算案全体に対しての県としての評価する点と、逆に不足だと思われている点があればご見解をお聞かせください。
まず、積極的に評価させていただいております項目といたしましては、地方に一番大きな影響が考えられます地方財政計画等を含めて、地方の一般財源総額が前年度を上回る形で確保されたこと、さらに、防災・減災対策として河川等の浚渫を推進するため、緊急浚渫推進事業費が計上されたこと、あるいはまた、まち・ひと・しごと創生事業費につきましても引き続き1兆円が確保されるなど、地方が取り組むべき重要課題への配慮もうかがえるところであり、評価させていただいております。
また、本県にとりまして極めて重要であります離島振興に関わる国境離島交付金等についても、継続して50億円の予算が確保され、この離島活性化交付金等についても15億円計上され、柔軟な運用の道筋もお示しいただいているなど、十分ご配慮いただいた内容になっているのではなかろうかと感謝をしているところであります。
一方、また、残念に思っておりますのは、先ほども話題になりましたけれども、新鳥栖・武雄温泉間の環境影響評価調査費の計上が見送られたということでありまして、これは北陸新幹線の所要の手続に遅れることがないように、何としても早期の協議調整、そして関係予算の計上が可能となるように関係機関に引き続き要請を重ねるとともに、県としても努力していかなければいけないと考えているところであります。
今年1年を表す漢字一文字について
ありがとうございます。最後に、今年1年間、最後ということなので、振り返ってみて、県政を漢字一文字で表すと知事はどういう漢字を当てられるのかというのと、あと、また来年、2020年の県政の最大のテーマについて、お考えをお聞かせください。
漢字一字でというのは、なかなか難しいなと思いますけれども、あえて申し上げますと、変わるという文字かなと。時代が変わりました。産業構造も大きく変わろうとしている時期であり、その兆しが見えつつある1年ではなかったかと思っております。
併せて、まちづくりそのものも大きく変わっていく節目の時期を迎えているという意味で変わるという文字かなと思っているところであります。
2020年の県政最大のテーマ(課題)について
それから、重要な課題として考えておりますのが、やはり人口減少問題、これはまだまだ、一部に明るい兆しが見えるものの、根本的な課題解決に至っていない状況であります。雇用の場の創出拡大、あるいは移住者数の増加などについては具体的な成果が見られるところでありましたけれども、何としても、やはり基幹産業であります造船業を中心に非常に厳しい受注環境であり、従業員数も減少傾向で推移するという中で、県全体として人口減少に歯止めをかけることができなかったということであります。新たな産業構造の改革に向けた動きも見られつつあるところでありますので、引き続き、若い方々にとっても魅力のある良質な雇用の場の拡大を目指して、各分野にわたる産業の活性化と若者の定着に全力を注いでいかなければいけないと思っております。
それから、継続の課題であります、地域にとっては非常に重要なプロジェクトであります九州新幹線西九州ルートの一刻も早い未着手区間の整備着工、そして、IR区域の整備については、来年度は大きな山場を迎えてくるものと考えておりますので、引き続き準備に全力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。
それでは、各社の方からお願いいたします。
知事のバチカン市国訪問について
冒頭でおっしゃられたバチカンというか、ローマ教皇にできるだけ早い時期にお礼を申し上げに行きたいというのは、それは認識として、来年中に知事が自らバチカンに行くという認識でいいのかということと、もう少し具体的に時期とか、季節とか、そういうところで挙げることができないかという点をお尋ねしたいと思います。
日程調整の都合次第ですけれども、年明け早々の時期にでもお伺いをして、この潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録実現に対してご協力をいただいたお礼、そしてご訪問いただき、世界に向けてメッセージを発信していただいたお礼を兼ねて訪問の機会を得られればと考えているところであります。
そうすると、バチカンに行かれるということですか。
そうですね。それともう一つは、世界文化遺産、これはユネスコの関係各国大使にもご協力をいただいてきた経過もありますので、そういった長崎の世界文化遺産としての魅力等についてもお触れいただき、ご報告を申し上げるような機会を、併せて設けられればと考えております。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
九州新幹線長崎ルートについてお尋ねします。佐賀県の山口知事が、フル規格前提の協議には応じないということで、5択ということを言われております。スーパー特急とか、フリーゲージトレインとか、ミニ新幹線とか、そういったものを含めた5択の協議を求めておりますけれども、長崎県としてはこの5択で協議をするということになった場合は、協議に参加していくことになるんでしょうか。
それはなかなか難しい判断だろうと思いますけれども、5択の中からいずれかを選択すれば、双方理解できるかというと、なかなか難しい面があるのは事実であります。
例えば、対面乗換方式に、どうしてもそれ以外に理解が得られなかったときに、それで長崎県が理解できるかというと、なかなか難しい面があるんではないかと感じております。
国におかれても、与党PTの意向は重く受け止めているというお考えをお示しでありますので、今の時点で長崎県がいろいろと申し上げるのは好ましくないと思いますけれども、これから国土交通省と佐賀県との間の調整がどのような形で進んでいくのか、十分これからの推移を見守っていかなければいけないと思っております。
改めてお聞きしますけれども、長崎県としては、与党検討委員会が8月に示されたフル規格での整備が適当という方針のもと協議が行われていくことを望まれているということに変わりはないんですか。
新幹線について理解を深める過程の中で、さまざまな選択肢について現状を分析し、お互いに共通理解を深めるということは、これは当然あり得る話だろうと考えております。
例えば、これまでの西九州ルートの認可・着工の前提になったスーパー特急方式、こういった前提で認可・着工が得られた経緯もあるわけでありますけれども、じゃ、現実にそのスーパー特急方式というのは、前回の認可・着工の前提で考えられていたのは、時速200キロのスピードで在来線の上を走る、そういう新幹線の構想であったと理解しておりますけれども、現実には全てのスーパー特急方式の路線がフル規格に変わっていって、今、スーパー特急は存在しない。車両自体が存在しないという状況にありますので、そのスーパー特急方式というのが選択肢になり得るのかどうかということについても非常に疑問に思っているところでありますので、そういった課題を5択と、こうおっしゃっておられるわけでありますけれども、それぞれの選択肢の現状がこういうことですよねという作業は、あるいは必要であり、また理解できるのではなかろうかと、こう考えているところであります。
これまでの山口知事の発言を振り返ってみますと、手続としてしっかり手続を踏んでほしいというようなことを言われているのかなと感じておりますし、佐賀県民が納得できる、理解できるような手続を踏んで説明をしていただければ、議論自体に門戸を閉ざさないというふうに言われていると思うんですけれども、そういう意味では改めて協議、そういう手続を踏んでやっていくことも遠回りになるかもしれませんけれども、最終的な目的地に着くための、逆に最善の解決の道になるのではないかなという思いもしているんですけれども、その手続を改めて踏むということについてはいかがなんでしょうか。
それは当然ながら、新幹線について理解を深める上では、これまでもさまざまな形で与党PT検討委員会でありますとか、あるいは国土交通省から課題の整理、そしてまた、さまざまな現状についてご説明をいただきながら、我々自身がそういった中でどういった整備のあり方が一番好ましいのか、これは議会関係者の皆様方も一緒にお入りいただいて話を、説明を聞く中で、選択をずっと一つずつ重ねて今日に至っているのは事実であります。その点について、より幅広い方々の理解を深めるために、そういうことについて改めておさらいをしてみる、そういう手続が必要であるというのは十分理解できるところであると思っております。
ほかにございませんでしょうか。
郷土資料センター(仮)について
来年の秋に建設が始まる新県立図書館の郷土資料センターと、歴史的公文書の管理に関する知事の視点についてご質問します。
長崎県内に公文書館がありませんが、昨年11月議会で設置の予定を尋ねられた当時の総務部長が、郷土資料センターの公文書コーナーに、公文書館の機能を持たせるというふうに答弁なさっています。
ところが、現在明らかになっている計画では、公文書コーナーに専門資格を持つ専任職員を置くことは想定せず、資料の保管スペースも110平米と、広島の文書館の1,300平米の10分の1以下になっています。
これに対して、歴史研究者でつくる県内の団体から、保存体制に不安が残り、貴重な資料が散逸してしまう危険があるというふうに声が上がっています。
郷土資料センターは教育庁の管轄ですが、知事にぜひお答えいただきたいのですが、戦後75年を控えて、生きている人から証言を得ることが難しい時代に入る中で、県民が今、資料を残すことの大切さを訴えているわけですが、知事は、歴史的公文書を積極的に集めて保存するおつもりはありますでしょうか。
というのと、郷土資料センターの建設をその契機にするおつもりがあるのかどうかというのをお答えください。
公文書館をどういった範囲で、どのような形で収集、保存、整備していくのかというのは非常に重要な課題であると思っておりますが、先ほどおっしゃったように規模が小さいというご指摘をいただきましたけれども、長崎県の場合、旧庁舎が焼失してしまって、ほとんど公文書がなくなってしまっているという歴史的な経過もありまして、保存、整備すべき公文書が、他県とはちょっと異なるという実情があります。
ただ、これからの保存、収集、整備のあり方については、ちょっと私も細かな方針まで承知しておりませんので、そこら辺はどうですか。
現在、歴史的文書について収集を重ねていっておりまして、令和3年度のオープンに合わせて、しっかり県民の皆様に公開できるように、目録をつくったり、検索しやすいような資料をつくったりと、今、準備をしているところでございます。
職員の配置等については、他県の類似施設の利用状況から見て、県民サービスと費用対効果等を考えた場合には、専任の職員を置くまではないと考えておりまして、ただ、オープン後に、その利用状況を見て、それはまた検討すべき状況かなと思っております。
公文書コーナーということで、資料は現時点で、先ほど知事が申し上げましたとおり、他県とは状況が違うんですけれども、しっかり、県民の皆様が利用しやすい施設になるように、今後準備していきたいと考えております。
知事に確認なんですけれども、しっかり収集して保存して公開するというおつもりはあるという理解でよろしいでしょうか。
ええ、歴史的に大変重要な文書などについては、しっかり保存し、また、県民の皆様方の財産として管理していく必要があるのではないかと思っているところです。
郷土資料センターの公文書コーナーに、公文書館の機能を持たせるという認識は、知事もお持ちでいらっしゃいますか。
先ほど申し上げたように、公文書館というのを改めて整備するかどうかというのは、とりあえず郷土資料センターの中でそういったスペースを確保し、まとまった形で新たな施設の整備が必要になってきて、あるいは、県民の皆様方が利用される際に不便を来たすというようなことがあれば、そういった施設としての機能整備も検討する必要があるのではないかと、こう考えているところでありますけれども、先ほど申し上げたように、非常に規模自体がですね、なかなか、これまでの公文書の大半が焼失してしまっているという状況でありますので、できるだけ残された資料をフルに活用していくという考え方で、そういった機能整備を進めていこうと思っております。
ありがとうございます。
それでは、最後の質問をお願いいたします。
石木ダム建設事業について
知事の挨拶の中にもありましたけれども、石木ダム事業に関してですが、今週、国会議員とか地方議員とか議員連盟の方から「事業見直しのお願い」ということで要請があったかと思います。「住民との合意がないまま進められている強制収用は、極めて深刻な人権侵害である。現代社会において到底許されるものではない」と。そして、「旧来型の治水政策から脱却しようという今の時代に、いまだかつて例のない、住民を強制的に排除して行うダム建設が本当に必要なのか、再検討すべきであるということで協議の場を設けてほしい」という内容でありましたが、これについては知事の方は、協議の場を設置するというような考えはいかがでしょうか。
それは地権者の皆様方との協議の場というのは、これまでもお願いをしてきたところでありますので、積極的にそういう機会はいただいていきたいと考えているところであります。
住民の方との話し合いはされる考えはあるということですけれども、こちらの議員連盟とか市民団体とかというふうなのが主語というか、になっているんですけれども、そういった人たちとの話し合いというのはいかがなんでしょうか。
それは、直接、そういったさまざまな思いをお持ちの方々が数多くいらっしゃるわけでありまして、そういった方々と幅広く議論するということは考えておりません。
確認ですけれども、住民の方との話し合いという部分ですけれども、ダム事業の必要性について話し合いたいということなんですけれども、そこの点はいかがですか。
それは地権者の皆様方とも直接面談の機会もこれまでもいただいてきた経緯もありますし、そういった機会をいただければ、その点については十分時間をかけてご説明を申し上げ、ご理解いただけるように努力していきたいと考えているところであります。
重ねて恐縮ですけれども、ゼロベースで必要性の部分から話し合いたいたということなんですけど…
それはですね、白紙に戻さないと会わないというお話でありますので、会うためには白紙に戻して出かけてきなさいというお話をなさっておられるわけでありまして、そういう前提ではなくて、今の状態で必要性等についてさまざまなご質疑等があれば、それはこれまでもお答えしてきたところでありますし、これからもお答えしていこうと思っているところであります。
直接、私も地元地権者を代表される皆様方と何回もお会いを申し上げて、さらに、私どもの考え方を聞いていただけるかという確認をして、そういった機会もいただいたのでありますが、面談の直前でお断りをいただいたという経緯がありますので、ぜひそういう形でダムの必要性等についても説明を聞きたいということであれば、積極的にご説明をさせていただきたいと願っているところであります。
ありがとうございました。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。どうぞ、よいお年をお迎えいただきますように。
【定例記者会見】
会見内容
movie令和元年11月22日 定例記者会見
会見内容
- ニュースアプリ「SmartNews」での県公式情報の配信開始について
- お歳暮における県産品愛用について
- 石木ダム建設事業について(1)
- 石木ダム建設事業について(2)
- 長崎本線上下分離について(1)
- ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング長崎テクノロジーセンターの規模拡大について(1)
- 双日の五島での高級リゾートホテル開発について
- 親和・十八銀行合併に伴う店舗統合について
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- いじめ重大事態に係る対応について
- 石木ダム建設事業について(3)
- 石木ダム建設事業について(4)
- ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング長崎テクノロジーセンターの規模拡大について(2)
- 長崎本線上下分離について(2)
- 特定複合観光施設(IR)の導入について
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 長崎県まち・ひと・しごと創生総合戦略について
- ローマ教皇の来県について
ニュースアプリ「SmartNews」での県公式情報の配信開始について
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。
よろしくお願いします。
まず、第1点目は、ニュースアプリ「スマートニュース」での県の公式情報の配信開始についてであります。
本日、スマートフォン、タブレット向けニュースアプリ「スマートニュース」で長崎県公式情報の配信を新たに開始したところであります。
現在、スマートフォンの利用者は増加の一途をたどっておりまして、若い方々を中心にスマートフォンから情報を入手される方々も多くいらっしゃいます。
県では、こうした情報通信手段の急激な変化に対応し、また、若い世代への情報発信を強化するという考え方のもと、今回、スマートフォン向けニュースアプリを活用することといたしました。
スマートニュースの中の「長崎県チャンネル」において、県公式ウェブサイトやSNSの中から観光やイベントなど、本県の魅力ある情報をお届けいたしております。
どなたにも気軽にご利用いただけますので、ぜひアプリをダウンロードいただき、県内在住の方々はもちろん、県外の本県に関心をお持ちである皆様方にも本県情報の手頃な入手方法としてご活用いただきたいと願っているところであります。
お歳暮における県産品愛用について
それから、もう1点、お話をさせていただきます。
お歳暮における県産品の愛用についてお願いをさせていただきたいと思います。
県においては、毎年、6月と11月を「県産品愛用運動推進月間」として設定をし、「県産品愛用運動」を展開してまいりますとともに、ふるさと産品の普及啓発に取り組んでいるところであります。
12月も目前となり、そろそろお歳暮の時期となってまいりました。大切な方々へお歳暮を贈る機会がございましたら、ぜひ長崎県産品をお選びいただきますようお願いを申し上げます。
長崎県産品は、県内の百貨店、量販店などのお歳暮コーナーなどで取り扱っていただいているところであります。長崎駅前、県営バスターミナル2階にある長崎県物産館では、全国の方々への贈り物として魅力ある長崎県産品を集めた「冬のギフトコーナー」を設置し、12月24日まで「県産品お歳暮セール」を開催しております。お越しいただけない方々には、物産館までお問い合わせをいただければ、「ギフトカタログ」をお届けいたします。
また、県産品の総合情報販売サイト「e-ながさき旬鮮市場」でもお歳暮としてふさわしい一品を多数取り揃えているところであります。
さらに、長崎のアンテナショップ「日本橋 長崎館」においても、ギフトカタログを設置しているところであります。首都圏にお住まいのご親戚、あるいはご友人の方々にもぜひご紹介をいただければと考えているところであります。
この機会に、長崎で生まれ育ったすばらしい県産品の数々を大切な方々への贈り物としてご利用いただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。
以上、2点、冒頭にお話をさせていただきました。あとはどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
石木ダム建設事業について(1)
まず、石木ダム事業について3点お伺いしたいと思います。
11月18日に石木ダム事業の土地の明け渡し期限を迎えて、知事の決裁で行政代執行による立ち退きを履行することが可能となります。
石木ダム事業において、行政代執行法上の第2条に定める「不履行を放置することが著しく公益に反する状態」というのを知事としてはどのようにお考えか、お聞かせください。
この趣旨は、あらゆる方策をもっても土地の明け渡しを履行していただけず、県民の安全・安心を確保する上で公益性が高い石木ダム事業の遂行が困難となった場合などが考えられるものと思っております。
県といたしましては、そういったことがないように、地元住民の方々に、今後とも事業への協力に対する働きかけを続けていきたいと考えております。
なお、石木ダム事業でありますけれども、これは土地収用法に基づく事業認定を受けた事業でありまして、既に事業の公益性、緊急性については、行政代執行の要件を具備している形になっておりまして、この意味で行政代執行法の第2条は適用されないと聞いているところであります。
ありがとうございます。今のお答えの中でありました働きかけの部分ですけれども、今、反対されていらっしゃる住民の方というのは、今の事業を推進していくこと、建設を前提とした対話の方には、やはり応じないという姿勢を貫いております。これからその県の具体的な働きかけ、理解をしてもらうための努力としては、知事としては、どういうことが必要で、どういうふうに反対される方々の理解を進めていこうというふうにお考えか、お聞かせください。
先般、9月だったと思いますけれども、直接、お話し合いをさせていただく機会をいただきましたけれども、その際、地権者の方からも、将来について話し合いの機会は設けないのかといったようなお話もありまして、ぜひそういった機会をいただければ積極的にお願いをしたいという趣旨のお話を差し上げたところでありますけれども、しかしながら、その後、改めて文書をもってお願いをさせていただきましたけれども、いまだに話し合いに応じていただけていないという状況であります。
お聞きをいたしますと、地元住民の方々からは、ダムの見直し、ゼロベースでの見直しが前提であるというお話もお聞きしているところでありますけれども、なかなかここまで進めてきた事業を白紙に戻してしまうということは、難しい選択であると考えているところであります。
したがいまして、今後とも、粘り強くそうした機会をいただけるように努めていかなければいけないと思っております。
ありがとうございます。最後に、赤羽国交大臣が、先日、台風19号などの災害を受けて、中小河川も含めた堤防強化の可能性について検討を進めるほか、ダムのあり方等でも検討を進めるということを改めて閣議後の会見でお話をされておりました。
こうした動きというものが川棚川水系の、現在、県の方で策定していらっしゃいます「河川整備計画」に何か影響が出てくる可能性があるのか、知事のお考えをお聞かせください。
また、国としても、治水と防災面の考え方を再検討する中、そういう中でも工事は進めるのか、それとも一旦休止とか、そういった判断があるのか、その辺のお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。
この堤防強化の方向性、あるいはダムのあり方への検討については、現在、国において議論が進められているものと推測をいたしているところでありますが、具体的にどういった河川等を対象に、どのような見直し、議論がなされていくのか、まだ今後の推移を十分関心を持って見守っていかなければ、今の段階では、その内容等把握できないような状況であります。
したがいまして、そういった議論は議論として、関心を持って推移を見極めていかなければいけないと思いますけれども、一方で、近年、大規模災害、予想しないような災害が頻発する状況の中で、やはり地域住民の皆様方の安全・安心を確保する上では、一刻も早く、この石木ダムの事業は完成をさせなければいけない事業であると、こう考えているところでありまして、この事業は事業として並行しながら前に進めていく必要があるのではないかと考えております。
石木ダム建設事業について(2)
2点伺いたいんですが、まず、1点目が石木ダムに関してなんですけれども、先日、公共事業評価監視委員会から3年工期延長の承認をする意見書を受け取られたかと思います。それを受けて、県としては、もう工期延長正式決定ということでよろしいのかどうかというところと、今回の延長ということになりますと、事業費の見直しなどは検討されないのか、その部分をお聞かせいただければと思います。
先般、公共事業評価監視委員会から事業継続が妥当であるとの方針の意見書を頂戴したところでありますけれども、最終的な方針については近日中に決定していかなければいけないと考えているところであります。この事業費の見直しについては、これまでも、都度検証を行っているところでありまして、今のところ、残事業費に変更はないものと受け止めております。
長崎本線上下分離について(1)
あともう一点質問ですが、九州新幹線長崎ルートに関連してなんですが、在来線の維持管理費の追加分について、費用負担を佐賀県と今お話をされているところかと思いますけれども、その話し合いの中での長崎県側の主張と、それに対する佐賀県側の反応、そして、長崎県としてはどういうふうにその問題を解決していこうというふうに思っていらっしゃるのか、教えてください。
この問題については、一定これまでの流れに私としては違和感を覚えているところでありまして、といいますのは、まだこの課題については実務者レベルでの協議の途中であります。課長レベル、部長レベルで協議を進めてきた経過がありまして、その中で確かに鉄道施設の維持管理費が相当増嵩していくという課題が新たに生じてきたということは聞いているところであります。これは、単にこの維持管理費がコスト高によって増嵩するということだけではなくて、これまで、これ20年に一定合意をして覚書を結んだわけでありますけれども、その時に想定されなかったような内容で経費が増加する要因が生じている。具体的にちょっとだけ触れさせていただきますと、いわゆるこの上下分離方式で、上をJRによって運行をしていただく。そうすると、下のほうもJRの基準によって維持管理をしなければいけない。即ち、維持管理のレベルが相当高くなってくる。20年当時は、第三セクターでありました松浦鉄道の事例を参考にしながら、長崎、佐賀、そしてまたJR三者で積算をし、合意した経過があったわけでありますけれども、そういった要因、それから、また、併せて、線路の24時間監視体制、線路であるとか、信号機の24時間監視体制をつくっておかなければいけない。設備指令業務という呼び方をされるそうですけれども、そういった業務が新たに発生してきておりまして、そのことが主な増嵩要因になっている。したがって、長崎県の担当としては、全く当初想定しなかったような課題が新たに出てきているので、これは両者間で十分協議を進める必要があるんではないかということで意見交換がなされてきたと聞いているところであります。
もちろん、佐賀県におかれては全ての経費を含めて2対1の中に含めて判断すべきではないかというご意見をいただいてきたようでありますけれども、そういうことで、まさに協議の途中段階で、もう12月議会も間近に迫る中で、一定議会に対する説明も必要であるということで、さらに協議レベルを副知事レベルに上げようかということで、それぞれ持ち帰っていた状況の中に、佐賀県におかれてそういった内容が公表されたところでありまして、第三者を介して仲介の依頼をされるというような新聞記事も読んでいるところでありますが、非常に違和感を覚えているところでありまして、ご意見としてお持ちであれば、協議の当事者にまずは返していただきたいと、こう考えているところであります。
いずれにいたしましても、この問題についてはJRを含めて増嵩経費の確認でありますとか、何とか低減できるような方策がないのかといった点を含めて、十分協議、検討を進めていく必要があるのではないかと、こう考えているところでありまして、しっかり令和4年度の上下分離の円滑な実施までに解決できるように努めていかなければいけないと考えているところであります。
それでは、各社の方からお願いします。
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング長崎テクノロジーセンターの規模拡大について(1)
まず、3点お伺いしたいと思います。
まず、1点目なんですけど、ソニーが諫早の方で1,000億円規模の大型投資をされるということが明らかになっていますけれども、これについて、県としてはどんな効果が期待できますかということと、あと、雇用なんかの見通しなんかがあれば伺えればと思います。よろしくお願いします。
実を申しますと、ソニーにおかれては、地域に多くの雇用の場を提供していただいておりますし、また、産業活動を通して地域経済を支えるような重要な役割も担っていただいているところでありますが、先般、1,000億円を投じて諫早に新工場を建設する旨のご発表をいただいたところであり、大変ありがたいことであると思っているところであります。まさに、世界のトップを走られるソニーのCMOSセンサー、これがさまざまな製品に搭載されて、多くの方々に利活用されているところでありまして、その一大拠点が長崎にあるということについては、若い皆様方にとっても一つの誇りになるのではなかろうかと、こう考えているところであります。
これまでも、地元諫早市長さんと一緒に、さらなる生産設備の投資拡大に向けて働きかけ等を行ってきたところでありますけれども、今般、1,000億円の投資となりますと、恐らく1,000名程度の雇用が新たに発生してくるものと考えているところでありまして、そうした人材採用活動等が円滑に推進していただけるように、地元としてもしっかりサポートしていかなければいけないと考えているところであります。
双日の五島での高級リゾートホテル開発について
次は、双日の五島進出の件ですけれども、双日が五島市のほうに、海外の富裕層をにらんだような高級ホテルを建設するという計画が浮上しています。これについて知事のご所感と、あと、どんなことを期待したいのか、このあたりをお願いします。
ご承知のとおり、五島は新たな世界文化遺産が存在する観光地として、多くのお客様におでかけいただいているところでありますけれども、これまで宿泊施設が足りなかった面がありました。上五島ではマルゲリータホテル(「五島列島リゾートホテル マルゲリータ奈良尾」)、そして、下五島でもツバキホテル(「GOTO TSUBAKI HOTEL」)が新たに整備され、開業を迎えたところでありますけれども、いわゆる富裕層をターゲットにした、質の高いリゾートホテル、こういった機能が欲しいと願っていたところでありましたけれども、今般、双日さんのご提案によって、そうしたホテルの整備計画が進められるというお話をお聞きして、大変ありがたいことだなとうれしく思っているところであります。
近年、五島に対する関心が非常に高まっていると感じてきておりましただけに、具体的な形でこういう投資の案件が動き出したということは、本当に、地域にとってもすばらしい機会になっていると思っておりますので、さらに多くの方々をお迎えし、地域の活性化に結びつくよう期待をしているところであります。
親和・十八銀行合併に伴う店舗統合について
ありがとうございます。最後の1点なんですけれども、先般、十八銀行と親和銀行が新たに来年の10月に合併するということで、店舗の統合について発表したと思うんですけれども、その中で70店舗ほどが統合という形になります。そのことについて、何か懸念といいますか、何かご所感があるかということと、あともう一点、それに伴って350人ほどの余剰人員が出ると、それを地域活性化のために使えるようにしたいということを2行とも言っております。それについてどんなことを期待したいでしょうか。その2点をお願いします。
まず、店舗統合のお話でありますけれども、お聞きした統合の方針においては、いわゆる閉鎖店舗と統合店舗の距離が車で10分圏以内の店舗を対象にするということをお聞きしているところであります。また、口座変更の手続を不要とされたり、あるいは、利用者の負担軽減にも配慮がなされていると理解しているところであり、利便性は継続して確保されるのではなかろうかと考えているところであります。
それから、また、こうした店舗統廃合によりまして、約350人の余剰人員が生じて、地域の活性化を担う分野に再配置をしていただくというお話もお聞きしているところでありまして、地域経済の活性化に大変大きな役割を担っていただけるのではないかと期待をいたしております。
特に、金融関係のプロの方々ばかりでありますので、さまざまな事業承継、あるいは、新たな事業のスタートアップといった面、さらには、海外展開でありますとか、企業のいろいろなネットワークを活用したビジネスチャンスの拡大、そういった面でもお力添えをいただけるのではなかろうかと、大きな期待を寄せているところであります。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
新幹線についてお聞きしたいと思います。
12月下旬にも、来年度予算案の政府決定の日程が迫っていて、アセスの調査費が盛り込まれるか焦点になると思われるんですけれども、知事、今どのように思われているかをお聞かせください。
これまで私ども長崎県としては、特に北陸新幹線の動きに遅れることがないようにということで、アセス関係の予算をぜひ計上していただきたいという要望を重ねてきたところでありますけれども、報道等で知る限りでありますけれども、なかなか難しいのではないかというような報道がなされているところであります。
ただ、私も国土交通省に確認をいたしましたけれども、ぎりぎりまで最大限の努力を重ねていただけるものと、こう思っているところでありまして、引き続き、これからの推移を、若干時間が残されている状況でありますので、見極めていかなければならないと考えているところであります。
国土交通省とのやりとりの中では、それについては、まだ間に合う、盛り込まれるというふうに考えているということですか。
できるだけ柔軟に、いろいろな選択肢を含めて検討をしていただけるものと思っておりますので、これからもどのような方策が検討できるのか、推移を見極めていかなければいけないと思っております。
ほかにありませんか。
いじめ重大事態に係る対応について
海星高校のいじめ自殺の件でお伺いしたいんですけれど、私立海星高校で、男子生徒が自殺されて、先日、学校側が第三者委員会の報告書をホームページの方に出したんですが、報告書内でいじめを認めていることに対して、学校側は受け入れていないと、遺族側と対立関係にありまして、県のほうは、私立高校と相談し、なかなか指導を行うことは難しいということは把握しているんですけれども、そんな中で、学校側に対して対応をとられたりとか、考えられることはありますか。
それは、担当課のほうで十分学校当局ともお話を重ねてきたところであると理解をいたしております。残念ながら、私は、最近の状況については、ちょっと詳細を把握していないということでありまして、その後の動きについては、ちょっとこの席ではお答えしかねる状況であります。
石木ダム建設事業について(3)
もう一点、石木ダムの件でお伺いしたいんですが、11月18日、土地明け渡し期限の日に知事は県外のほうに出張されていたということで、ある意味節目の日に住民の方々も、県庁のほうに抗議に来られるということは十分予測はできたと思うんですけれども、その中で県外に出張されるというのは、知事としてはどういうお考えがあったのかをお聞かせください。
私もさまざまな公務を抱えておりまして、場合によっては、その日しかアポイントがとれないというような用務もございます。そういったことで、11月18日には、そちらのほうを優先させて対応させていただいたということであります。
やはり県としては、話し合いを継続したいというふうに住民側のほうに向けておっしゃられていると思うんですが、そういう大事な日とかに、知事がおられないというのを見ると、やっぱり不信感を覚えると思われるんじゃないかなと思いますし、ほかの住民の方以外でも、県民の方から見ても、知事が本当に誠実に対応しているのかどうかという厳しい目が向けられても仕方ないのかなと思うんですが、県民全体からも石木ダム事業に対しての見方というのはどういうふうに見られているというふうに、知事自身はお考えになっているんでしょうか。
これは、石木ダムについては、もう40数年の歴史があるわけでありまして、これまで歴代の知事はじめ関係職員が地元の理解が得られるように、繰り返し、繰り返し地元を訪問させていただき、説明を繰り返し、協力のお願いをさせていただいてきたところであります。私自身も、知事に就任し10年経過いたしますけれども、直接現地を訪問させていただき、面談の機会をいただけないかとお願いをさせていただいたこともあり、何回かは面談の機会をいただきました。
そういった中でいろいろなお話をお聞かせいただき、そして、ようやく説明をお聞きいただく機会をいただけるということで、説明にお伺いしたところ、話を聞いていただけない、そういう状況もあったわけであります。いつでも、私、お話し合いの機会を静穏な状況の中でいただけるのであれば、ぜひお願いをしたいと、こう申し上げてきている中で、これまでは事業を白紙に戻さなければ話し合いには応じられないというようなことで面談を断られてきた経過があるわけであります。
一方、恐らく抗議、要請等の場にはちゃんと知事が出なさいよということなのかもしれませんけれども、そういった場に限らず、これからの事業の推進について話し合う機会をいただければ、いつでも、できるだけそちらのほうを優先して対応していきたいと考えているところであります。
そういった長年にわたる経過がある話でありますけれども、確かに、これまでの経緯をご承知でない皆様方にとっては、あたかも今になって収用裁決がなされて、強制代執行をするんではないかというような目でご覧いただいている方々も少なくないんではないかと思っているところでありますので、今後ともこのダム事業そのものについて、県民の皆様方の理解が深まるように努力していかなければいけないと思っているところであります。
石木ダム建設事業について(4)
関連で、今のなんですけれども、話し合いの場というのは、知事がおっしゃっている話し合いの場というものはどんなものかということなんですけれども、住民の方々は、もちろんふるさとを離れたくないという思いとともに、利水・治水面で必要性ということを県庁に来られた際、主張していらっしゃると思うんですけれども、そのほかに利水・治水面での議論というんですかね、必要性の議論というものについては、知事が考えている今後の話し合いの場というところでは、それは前提ではないということであるかと思うんですけれども、知事の住民の方に出された書簡の中には、今後の生活再建とか、地域振興とか、ダムができた後のことは触れられていると思うんですけれども、ダムの必要性というところの議論は、話し合いの場ではする予定はないんでしょうか。確認なんですけど。
ダムの必要性については、これまでも私自身、地権者の皆様方とお会いをし、回を重ねていろんなご意見をお聞きしてまいりました。そういった中で、一つひとつの課題について整理を行い、県としての考え方をお示ししたいので説明を聞いていただけますかというお願いをして、聞いていただけるということでありましたので、そういった場を設けたのでありますが、その際には、もう聞かないということで聞いていただけなかった、そういう経過もあります。
いろんな公開質問の場でありますとか、さまざまな意見交換の場等を活用して、繰り返し繰り返しご説明は申し上げてきたところでありますが、結果、ご理解いただくことができずに、今、訴訟が提起されているという状況になっているわけであります。したがって、訴訟案件でもあり、訴訟の場、あるいはそれ以外の場、どういう形で話し合いの場を設けていったらいいのかわかりませんけれども、静穏な状況の中で相談ができるということであれば、いつでもお会いをさせていただきたいということを申し上げてきたところであります。
ほかにございませんでしょうか。
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング長崎テクノロジーセンターの規模拡大について(2)
ソニーの関連でちょっと教えてほしいんですけど、県の方としては、かなり富士フィルムとかデンソーとか京セラ系の大手企業のITの開発拠点みたいな、かなり高度な人材が求められるような立地といいますか、進められていますけど、ソニーの今回のイメージセンサーの新工場というのは、どんな形の人材が求められているか、ご存じだったら教えてください。
やはり一番欲しいとお考えの人材は、大卒のエンジニアの方々が採用の中心になっていくのではないかと考えております。
本県においても、若者の県外流出が大きな課題となっているところでありますので、新卒者の積極的な採用についてもお願いをしていきたいと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
長崎本線上下分離について(2)
先ほどの新幹線の在来線の問題についてなんですが、先ほど、知事は、「違和感」という言葉を使われましたが、これは佐賀県が3分の1、3分の2の負担を求めていることに対しての違和感なのか、そうじゃなくて…
それはお互い、協議中でありますので、協議の結果、佐賀県がお考えの2対1になることもあるでしょうし、ご理解いただいて1対1になるかもしれません。それはもうまさに真摯に膝を詰めた協議の中で方向性が出される課題であると思いますので、まずは当事者間でそういった協議の場についていただきたいと、こう願っているところであります。
協議の前に公表されたことに対しての違和感…
いろんな議論、あるいは報道がなされておりますね。先般、新聞をお読みいたしましたら、議長さんが山本委員長に仲介を依頼されたというようなお話を聞いて、そういった点について極めてこう私は違和感を覚えているところであります。
かねて、長崎県としては、増加分については、1対1にしたいという…
いや、それはですね、これまでのレベルでは、そういった主張をしてきたかもしれません。それはお互い、納得をして合意を形成していかなければいけない課題であろうと。協議の対象にして議論をすべき課題として扱っていけば、その結論がどういう形で出るかというのは協議の中て決まっていくものと思っております。
時間もございますので、最後の質問をお願いします。
特定複合観光施設(IR)の導入について(1)
本日、IRのコンセプト案の参加登録の締切日になっているかと思うんですけれども、現状の申し込み状況がわかれば、それを教えていただきたいのと、その状況を踏まえて知事としてどのように受け止めていらっしゃるかというのをお聞かせいただけますでしょうか。
私の方から。本日の17時が参加エントリーの締切日でございます。実際の内容の提出期限は、来年の1月10日が締切日でございます。
登録の締め切りは今日ということですかね。
はい。
その登録について、今、どのぐらい応募があっているんでしょうか。
現時点では、先に新聞で報道されておりました3社からは申し込みをいただいております。来週の金曜日、29日までに申請された企業様のいろんな資格要件を審査いたしまして、29日に各社に要件の審査結果について連絡をする段取りとしております。
本日の17時、午後5時が締め切りですけれども、郵送の場合もありますので、郵送の場合は本日の消印有効という対応をいたしております。
今、最低でも3社からは応募があっているということですね、登録に関しては。3社から関心を示していただいているということについては、知事としてはどのように受け止めていらっしゃいますか。
長崎について関心をお示しいただいていることについては、大変ありがたいと思いますけれども、まだ関心をお持ちの企業様もいらっしゃる可能性もありますので、そういった方々にしっかりご提案をいただいて、よりよいIR区域の整備構想が実現できるように努力していきたいと思います。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線についてと、総合戦略についてお伺いします。
新幹線についてですが、先ほど、国土交通省のアセス計上について、柔軟な対応を検討していただけるんじゃないかというようなお話がありましたけれども、具体的に柔軟な対応というのは、どういったものが考えられるんでしょうか。
それは概算要求に乗せられなかったので、当初予算には計上が無理だというようなことではなくて、ぎりぎりまで調整の方向性を探って予算計上等については柔軟に対応したいといったお考えなどをお聞きしているところです。
アセスという形でない何かの予算の計上、そういうことも考えられるんでしょうか。
そこはわかりません。
新幹線の開業に向けて県民の意識を醸成する県民大会について、県議会からも要望があっておりまして、経済界も今年の秋ぐらいに開きたいということでしたけれども、今のところ、県民大会を開く見通しについては、おありでしょうか。
それは主催していただく方々が検討していただいているものと、こう思っておりますけれども、具体的な日程、動きなどについては、私も承知しておりません。
今のところ、経済界の方は、見通しがないと、年内は開けないということで言われているんですけど、やはり佐賀県に配慮して開催の時期を見送っているといいますか、検討しているような状況なんでしょうか。
そういうこともあるのかもしれないと思っています。
長崎県としては、積極的にそういった時期を決めていくとか、そういった感じじゃないんでしょうか。
それはやはり関係の皆様方と相談をさせていただきながら、どういう形で進めていったらいいのか、十分検討を行う必要があるのではないかと思っております。
長崎県まち・ひと・しごと創生総合戦略について
次に、総合戦略なんですけれども、今年は最終年度ということで、今、次期総合戦略を検討されていると思います。現総合戦略は、雇用創出と県内への移住で目標を達成して、ただ、新卒者の県内就職率が伸びないので転出超過があった、合計特殊出生率も達成しておりません。この4年間で人口が137万人から132万人ぐらいで、約5万人ぐらい減少しております。
現戦略についてどのように評価されて、次期戦略について、課題についてどうしていこうとお考えでしょうか。
今の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」は、やはり若い人たちの県外流出、社会減にいかに歯止めをかけるかということに重点を置いて、希望を持って働いていただけるような職場をまず増やす意味で企業誘致、あるいは地場産業の振興に全力を注いで質の高い雇用の場を確保しようとしてきたところであります。また、そうした職場に積極的に就職をしていただくために大学生、高校生の県内就職促進対策を講じました。そして、県外からの移住促進対策に力を注ぐとともに、合計特殊出生率の向上に向けて、結婚、出産、子育て支援策の拡充に力を注いできたところであり企業誘致等に伴う雇用創出数は目標を超えて着実に増加してきております。
移住者数についても、目標を大幅に超える形で増加傾向で推移してきたところであり、この4年間の実績を見ましても、既にその分だけで5,000から6,000名の効果は出ているはずだと、こう思うのでありますが、肝心かなめの人口減少に歯止めがかからない。これはどういうことかというと、やはり大学生、高校生の方々が、県内産業には雇用の場がありながら、引き続き、県外に就職してしまわれるという流れになっているんではなかろうかと思っております。これまで、できるだけ県内に関心を持っていただき、職場を選んでいただきたいという思いでさまざまな企業情報の提供でありますとか、ふるさと教育の充実にも力を注いできたところでありますけれども、県内就職率がなかなか思うように高まっていかないということで、今年度から全高校・大学に長崎での暮らしやすさ、あるいは働く上での魅力など、私どもの思いを含めて直接学生の皆様方に話をさせていただいてきたところであります。非常に難しいと思いますのは、やはり若い方々でありますので、一度は県外に出てみたい、ひとり暮らしをしてみたいという希望をお持ちの方々が少なくないようなお話もお聞きします。
したがって、そうした流れに対して、一旦は希望をお持ちになられて県外に出られても、ふるさとにまたお帰りいただけるような、そういう仕組みみたいなものをこれからつくっていく必要があるのではないかという課題があります。あるいは、県内に企業誘致等で雇用の場を増やす一方で、県内の基幹産業であります造船関連産業が非常に厳しい状況でありまして、従業員数だけをカウントしても千数百名の減少となっております。これは恐らく家族の方々を含めると相当数の影響が出ている可能性もありますので、企業誘致等に限らず、全ての分野にわたって地場産業の活性化等を含めて、雇用の場をしっかり確保し、また、その情報を若い方々に届けて、そしてまた、各企業の皆様方にもその魅力ある職場と感じて選択肢の一つとして検討をしていただくことができるように、いわば企業の皆様方の採用力の強化をしっかりとサポートしていく必要があるんではなかろうかと、こう考えているところであります。
次期戦略には、そういった視点で、これまでにないような施策なども盛り込んでいければと、こう考えているところであります。
ありがとうございました。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
ローマ教皇の来県について
知事、ローマ教皇が来られるので、その点だけ。多分各社さんも。
ローマ教皇が来られますけれども、どんな気持ちで待ち受けていらっしゃって、今、どんな期待をしたいかというところをお聞かせください。
ローマ教皇には、これまで被爆地長崎に心を寄せていただいて、焼き場に立つ少年のカードをお配りいただくなど、この思いをよくご理解いただき、また、これまでも核兵器の廃絶、世界平和の実現に向けて情報を発信してきていただいたところであります。
また、この間、長崎県では、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録を目指した取り組みを進める中で、バチカンの皆様方にもお力添えをいただいてきたところでありまして、機会あるごとに長崎へのご訪問をお願いしてきたところであります。ようやく、このたび実現の運びとなって、24日に本県にお出かけいただけるということで、大変嬉しく思っており、県民の皆様方とともにお迎えしてまいりたいと思っているところであります。
今回は、被爆地をご訪問いただくということでありますので、特にここ被爆地から世界平和の実現に向けてメッセージを発信していただければ大変ありがたいと思っているところであります。
この核兵器の廃絶を実現するためには、核兵器の保有国、非保有国、それぞれ思惑の違いがあって、大きな意見の隔たりが見られるところでありますけれども、しかし、そうした意見の食い違いを埋めるためにも、やはり世界の指導者の皆様方に、まずは被爆地に直接足を運んでいただいて、その実相に触れて、もう二度と使われてはならない兵器であるということを本当に実感として理解していただく必要があるものと、こう考えておりまして、ぜひそういった動きにつながっていけば大変ありがたいと思っているところであります。
【定例記者会見】
会見内容
movie令和元年10月15日 定例記者会見
会見内容
台風19号による災害について(1)
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
まず、1点、お話をさせていただきたいと思います。台風19号による災害についてであります。
10月12日に伊豆半島に上陸した台風19号は、東日本を中心に記録的な豪雨をもたらし、報道によりますと、全国で60名を超える方々がお亡くなりになり、今なお、10名を超える方々が行方不明となっていらっしゃるなど、広範囲にわたり、甚大かつ深刻な被害が生じたところであります。
改めて犠牲となられました皆様方に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げます。
全国知事会においては、14日に「緊急広域災害対策本部」を設置し、総務省等と連携し、「被災市区町村応援職員確保システム」に基づき、全国知事会が一丸となって被災自治体への支援に取り組むこととしているところであり、被災自治体からの要請に基づき、職員派遣等を行うこととしております。
また、消防庁は、被災県からの要請に基づき、緊急消防援助隊の出動を指揮しておりますが、本県を含め、九州各県への要請はあっていない状況であります。
県といたしましては、国や知事会等と連携をとりながら情報収集を行いますとともに、派遣の要請がありました際には、被災地の一日も早い復興に向け、全力を挙げて支援に努めてまいりたいと考えているところであります。
以上、冒頭、私からお話を差し上げ、後はご質疑をよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
台風19号による災害について(2)
今の台風の件で1点確認ですけれども、現段階で県として何か被災地に向けて支援する考えとか予定とかというのは、現段階ではないということでしょうか。
そうですね。今回の台風19号に関しては、直接的な要請等もいただいてないところであり、また、知事会からの調整の結果としても派遣の求めも届いていないところでありますので、特に、こちらから積極的に動いていくということは計画をいたしておりませんが、ただ、被災地の復旧復興でありますので、多くの県民の皆様方が災害ボランティアとして参加されるというようなことは十分想定されるのではなかろうかと思っております。
石木ダム建設事業について(1)
話題が変わって石木ダムについてなんですけれども、先日、県が公共事業評価監視委員会で完成時期を2022年度から2025年度ということを提案して了承されました。
先日あった地元住民との面会で、今後も住民と会うことに前向きな姿勢を示されてましたけれども、3年間の延期ということも踏まえて、地元の住民に向けて具体的にどのような対応をしていきたいというふうに思いますでしょうか。
石木ダムにつきましては、今お話をいただきましたように、当初は、令和4年度完成を目指して付替県道工事等の施工などに取り組んできたところでありますけれども、事業に反対をされている地権者の方々、その支援者の皆様方による妨害行為が現地で展開されており、工期内の完成が困難となりましたことから、この公共事業評価監視委員会において、完成年度を令和7年度まで延長する内容でご審議をいただき、「事業継続は妥当である」とのご意見をいただいたところであります。
地域住民の皆様方との話し合いについては、先日の面談の折にも、お気持ち、お考えをお聞かせいただく中で、改めて将来について話し合いの場を設けるつもりはあるのかとのお話もありましたことから、ぜひ、私も将来に向けて膝を交えて話し合いを進める機会をいただければありがたいというようなお話を差し上げていたところであります。
そういったこともありまして、先週、改めて私の方から地域の将来のこと等を含めて話し合いの場を設けていただけないかという調整を進めていただくよう、お願いの文書を差し上げたところであります。
ただ、この書簡については、まだご返事をいただいていない状況であります。
先週出されたというのは、日にちとしてはいつでしょうか。
10月9日に差し上げております。
これはどなたに出されたんですか、向こう方で対応されたというか、送り主というかですね。
13世帯の地権者の皆様方に、それぞれ書簡をお送りいたしております。
関連して、11月18日が、家屋がある建物、土地についての収用期限となってますけれども、年内に何か対応を判断するとか、近々対応するとか、そういうふうなお考えというのはありますでしょうか。
面談の機会をいただければ、いつでもお会いをさせていただき、お話をさせていただきたいということでお手紙も差し上げたところでございます。
強制収用というのも18日以降であれば法手続的には可能になりますけれども、その辺のところは話し合いを踏まえてというところですか、返事をいただいて。
まずはやはり強制収用というのは、最後の最後の手段であると、こう考えているところでありまして、その前にご理解をいただけるような機会があれば最大限に活用して努力を重ねていかなければいけないと思っているところです。
ローマ法王の来県について
それから、ローマ法王の来県についてなんですけれども、11月24日に長崎に来られますが、県として具体的なサポートであったりとか、関連イベントなどを計画しているというのはありますでしょうか。
そうですね、非常に短いご日程の中でのご来県となりますので、特別なことを企画するというのは、なかなか難しい面があるかもしれませんけれども、県として協力を差し上げなければいけないと、こう考えておりますのは、数多くの皆様方のご来県の機会をいただくことと思っております。
したがいまして、十分なご案内でありますとか、また、あわせてせっかくの機会でありますので、長崎の独特の歴史、文化にお触れいただく、特に、潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録等もございましたので、そういった長崎らしい歴史や文化にお触れいただくような機会も設けたいということで、特別の企画展を1カ月ほど開催をしていきたいと、こう考えているところであります。
それから、ローマ法王台下のご来県に伴いまして、数多くの報道機関の方々もご来県いただくものと、こう考えておりますので、せっかくのご来県の機会を生かしながら、長崎市内にとどまらず、県内各地域のさまざまな本県の特色ある歴史や文化などを紹介するような機会もいただければ大変ありがたいと、こう考えているところであります。
報道センターなども開設をされるということになってくるものと思っておりますので、きるだけ多くの皆様方に長崎の魅力にも触れていただき、また、それを発信していただけるよう、努めていきたいと考えております。
この展覧会の開催につきましては、「日本の聖母マリア像展」ということで、今の予定では、11月9日(土曜日)から12月7日(土曜日)まで、約1カ月間の開催を計画しているところであります。場所は、歴史文化博物館を予定いたしております。
石木ダム建設事業について(2)
石木ダムについて質問ですけれども、先ほど10月9日に13世帯の方に書簡を送ったということだったんですけれども、その内容をもう少し詳しく教えていただきたいんですが、例えば大まかな時期だったりですとか、場所なども踏まえた上で出されていたんですか。
いや、特に、時期、場所をこちらの方で指定するということはいたしておりません。前回、面談の機会をいただきましたことにお礼を申し上げ、お気持ちをお聞かせいただいたわけでありますけれども、またその一方で、これまでも災害を体験されたり、あるいは渇水で大変な苦労をなさっておられた方々も一方いらっしゃる。そしてまた、そうした中で事業に協力をしていただいた方々もいらっしゃるわけでありますので、そうした方々のご意見等についてもぜひ耳をおかしいただきたい、これからしっかりと皆様方と話し合いの機会をいただければ、将来の話であるとか、地域振興策等についても誠意を持って対応していきたいと考えているので、話し合いの機会を設けていただけないかといった趣旨の文書を差し上げました。
その折り返しがまだないということですね。
はい。
繰り返しになるんですけれども、改めて行政代執行の可能性ですとか、その判断、延長されましたけれども、判断の時期など、今のお考えを教えてください。
行政代執行は、先ほども申し上げましたように、ほかに手段がないというときに慎重に検討をしていかなければいけない課題であると、こう考えているところであり、まだまだこれからの事業の進捗状況でありますとか、その他の状況変化等を見極めながら、その中には訴訟の動きなどもあろうかと思いますけれども、そういった動きを見極めて、必要な時期にしっかりと判断をしていかなければいけないと思っているところであり、現段階で予断を持ってお話するのは差し控えたいと思っております。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
九州新幹線西九州ルートについてなんですけれども、佐賀県の山口知事とこれまで対話を求めていらっしゃったかと思うんですが、現在も働きかけをなさっているのか、その反応について現在の状況をお聞かせください。
前回もあるいは申し上げたかもしれませんけれども、国による方針が示された後も、再度話し合いの機会を設けてもらいたいという要請を行ったところでありますけれども、その状況が変わらない中で同じような話し合いをする必要はないんではないかというようなご趣旨のもと、お断りをされたところであります。
ただ、私、この間、大まかな話として財源の問題、ルートの問題、並行在来線の問題、あるいは地域振興の問題など、さまざまな課題があるというようなお話はお伺いはしていたんでありますが、それぞれの課題についてどのようなご認識を持っておられるのか、そこら辺をよく、本音のところをお聞かせいただかないと、私どもがどう具体的に対応できるのか。なかなか一自治体でありますので、財源全般について責任を持ってお答えするような立場でもありませんし、あるいは並行在来線の取扱いについて最終決断を行うべき立場でもありません。思いを一つにして、共同して取り組んでいくということはできるだろうと思っておりまして、そのあたりの本音のところをお聞かせいただく中で、一緒に話し合いを重ねながら、共同して地域の活性化を目指すための最良の方策を検討していきたいという思いでそのようなお願いをさせていただいているんですが、具体的な提案がないことをもって、なかなか話し合いに応じていただけないということは大変残念な状況であります。
ただ、一方で、国土交通大臣とは話し合いの機会を持ってもいい旨のお気持ちをお示しになっておられますので、私が申し入れた際には、先ほど申し上げたようにお断りをいただいたんですが、今後、国の方でまずは協議を進めていただく。その上で、私どももどういった形になるのか、協議の場にしっかり参加をさせていただき、課題の解決に向けて議論ができればと思っているところであります。
直近の申し入れというのはいつだったんですか。
いつでしたかね。8月8日の少し後でしたかね。
知事同士は8月22日に行っています。
22日。
それ以降はない。
それ以降はレベルを違えて、部長レベルでの協議の場等を設けてきたところでありますが、なかなか具体的な話し合いの中に入ることができないような状況が続いております。
それでは、各社の方からお願いいたします。
企業の誘致・育成について
本日、午前中にデンソーウェーブさんと立地協定を締結されましたけれども、ここのところ、長崎に大手企業をはじめとしたIT系の研究拠点を設けようというふうな動きがかなり活発化していると思うんですけれども、知事としてはこの動きについてはどういった評価をまずなされていますでしょうか。想定どおりなのか、想定以上なのか、思ったより来てないと、このあたりどういうふうにお考えになっていますか。
もともと長崎県の特徴を考えます際に、基幹産業が造船業に特化するような産業構造でありましたので、これをできるだけ多様化を図って、産業構造そのものを変えていく必要があるんではなかろうかと。そしてまた、さまざまな地域の底力を発揮して、起業創業に向けた動きも加速化させていきたいと、こう願ってきたところであります。
そういった中で、いわゆる研究開発型の拠点を県内にぜひ誘致していきたいと強く願っていたところでありますけれども、これまでもそういった分野における誘致に力を注いでまいりましたけれども、なかなか実現に結びつけることが難しいような状況が続いてまいりました。ただ、近年、人材確保が非常に難しくなる中で、長崎に立地していただいた企業の皆様方からは、非常に優秀な人材を確保することができたという高いご評価をいただいているところであり、そういった評価の声が各企業様にも伝わって、近年、研究開発型の事業拠点が県内に相次いで立地している状況であろうと思っております。
具体的に数は、今取りまとめるように、実はここに来る直前に指示をいたしましたけれども、平成28年からカウントしても十数社の立地が進んでいるところでありまして、これが進んでまいりますと、地場企業との連携、あるいは大学等の関係機関との連携が進んでいくということになりますので、非常に若い方々も関心を持って、今後こうした動きに将来性を感じていただくことができるんではなかろうかと思っているところであります。
できれば、これをさらに生産拠点の誘致まで結びつけることができるように、もう一段の努力を重ねていかなければいけないと思っておりますけれども、ほぼ現状では順調に滑り出しつつあるかなという思いがいたしております。
あと、それに関連してなんですけれども、デンソーウェーブさんもそうでしたし、以前、富士フィルムさんも課題解決ということ、課題解決型のソリューションを提供したいということをかなりおっしゃっていたと思うんですけれども、今後、長崎県でスタートアップ企業の育成とか、企業育成などをするときに、その課題解決型のスタートアップといいますか、起業を促進するというか、そういった課題解決をキーワードにして、その起業とか、企業育成に取り組むとか、そういったお考えはありますか。
一方で、起業・創業に結びつける人材育成の拠点として「CO-DEJIMA」なども開設をしてきているわけでありますので、そういった企業の動きと連動を図りながら、県内の学生の皆様方、企業関係者の方々含めて、いわゆる新しい時代を迎えつつありますので、課題解決型のソリューションをしっかり開発し、提供できるような体制に結びつけていきたいと、こう願っているところであります。
大学との連携も含めて、もっともっとそういった動きを加速させていきたいと考えております。
ほかにございませんでしょうか。
韓国人観光客の減少対策について(1)
韓国人の観光客が減っている対馬の観光対策についてなんですけれども、県がさまざまな支援をしているかと思うんですけれども、これから取り組んでいく新たな取り組みというのは何かございますでしょうか。
そうですね、これまで韓国人観光客に依存してきた面があったと思いますけれども、国家関係がこのような難しい状況に直面する中で、大幅に韓国からの来訪者が減ってしまうということで、地域経済に対しても非常に大きな影響が懸念されるところでありますが、やはり、観光地として魅力を発信する場合に、幅広い観光客をターゲットにした情報発信なども、もっともっと力を入れていかなければいけないものと思っているところであります。
緊急的な対応策として、各旅行関係会社の皆様方に旅行商品の造成を呼びかけたり、あるいは、県にゆかりのある皆様方に対馬への訪問を働きかけたりと、あるいはまた海外からのインバウンド客に対しても、韓国に限らず、定期航空路線を開設しております各国々に対して、しまの魅力を発信したりと、そういう取り組みをスタートさせつつありますけれども、やはりまずは、離島の、本土地区にはないような観光の魅力をしっかりと理解していただく、そしてまた、来島していただいて満足感を持ってお帰りいただくといった努力が、まずは求められていると、こう考えておりますので、地元と一緒になって検討を重ね、これからの具体的な誘客に向けた施策を組み立てていかなければいけないと思っております。
何か具体的な取り組みというのは、今まで発表していないもので何か、具体的な取り組みというのはありますでしょうか。
ほとんど発表済みですか。
はい。
あとは、戦略をどう練っていくかということだろうと思います。新たな取り組むべき戦略等があれば、力を合わせて推進していかなければいけないと思っております。
韓国人観光客の減少対策について(2)
今の韓国人観光客の急減に関連してなんですけれども、国の方でも、韓国人の激減に対しての支援等をしていくようなお考えがあるという報道も一部あったかと思うんですけれども、そのあたりについて、国の方からこういった支援を検討しているとか、そういったお話というのは、今のところ県の方にはあっているんでしょうか。
一部、有人国境離島法に係る交付金を活用した誘客対策等については、予算措置を講じていただいて、具体化に向けて動き出したところがありますけれども、そのほかの部分について、もう少し時間がかかるのではなかろうかと思っているところであります。
長崎県のみならず、ほかの地域にも大きな影響が生じている面もあるのではなかろうかと思っているところでありまして、こういった事態を受けて、積極的な誘客のための支援制度などが設けられれば大変ありがたいと考えているところです。
県としては、こういった支援が欲しいというような具体的な要望であったり、お願いというのは、今後、検討されていますか。
長崎県にとりましては、離島地域というと運賃が非常に割高になると。本土地区と比べて、さらに離島に足を伸ばしていただく際の運賃コストがかかってくるわけでありますので、そういった部分について何らかの支援施策等を講じていただければ、本当にありがたいと思っているところであります。
それは、運賃に対する一部補助とか、そういったイメージということでしょうか。
そうですね、はい。離島に足を向けていただくメリットを感じていただけるような支援措置が講じられないかと考えているところであります。県の単独措置についても、予算規模が限られておりますけれども、一部経費の低廉化に向けた支援措置等を講じるようにしているところでありますけれども、もっと規模を大きくして、そういった誘客対策等が講じていければ、効果に結びついていくのではなかろうかと思っておりますけれども。
ほかにございませんでしょうか。
石木ダム建設事業について(3)
石木ダムの件なんですが、10月9日に出された書簡では、次の面会の具体的な日にちや場所などは記していないということでしたが、9月19日の地権者との面談の中では、お願いをする場合、現地を訪れるのが筋ではないかというような地権者の方のご意見もあったかと思います。
次の面談の機会などで、知事が現地を訪れるお考えというのはありますでしょうか。
現地に来いというお話でありますけれども、これまでもたびたび私は、それぞれの地権者の皆様方、1戸ずつご訪問させていただき、協力のお願いをさせていただいたり、地元の公民館で面談の機会を設けたり、あるいは石木ダム事務所でお話をさせていただいたり、いろんな形で機会をいただいてきたところであります。現地で話をしようよというご提案があれば、それはその段階で検討をさせていただきたいと思っております。
ほかにございますでしょうか。
石木ダム建設事業について(4)
ちょっと関連してですけれども、石木ダムに関して。11月18日に立ち退き期限を迎えるということに関して、今までのお話の中でいきますと、すぐに何か県側が行動を起こすということではないという捉え方でよろしいでしょうか。
予断をもってお答えするのは難しい状況にあるというようにご理解をいただければと思います。
石木ダムの事業そのものについては、今のような気象状況、そして災害が頻発するような状況の中で、この事業そのものは必要不可欠な事業であると、私どもはそう考えているところでありまして、一刻も早く完成をさせなければいけないと思っております。
ただ、現実に今、付替え県道工事を進めているわけでありますので、今直ちに強制収用をして本体工事に着手しなければいけないという状況でもありませんので、そういった手順を踏まえながら、しかるべき時期にはやはり、十分検討をした上で方向性を出していかなければいけない課題であろうと思っているところであります。
先ほどもありましたけれども、知事の方からも、地元地権者の人と話をしたいという書簡を出されたということだったようですけれども、しばらくは、そういうお話をする機会を設けていきたいというお考えなわけですね。
そうです。そういうことでお願いをさせていただいているところです。
そこは、ダムの、何といいましょうか、地元の方はあまり、あれですけれども、ダムの必要性までさかのぼって話をしたいというふうなこともあるかと思うんですけれども、その辺については、いかがなんでしょうかね。
それは、直接地権者の方々とお話をさせていただく機会があれば、それはもうそういった面を含めて、いろんな話のやり取りになっていくだろうと思いますけれども、これを第三者を交えた形で、公開討論会の形でというようなことになると、これは少し違うのではなかろうかと思っているところであります。
これまでも、直接、地権者の方々とお話をさせていただく機会をいただいて、それではダムの必要性等について私どもの方から話をさせていただきますよというお約束のもとで面談の機会をいただいたんですが、結果的に私どもの話をお聞きいただけなかったといったこともありましたので、地権者の方々が真剣に話を聞くよということであれば、それはいつでもお伺いしてお話をさせていただきたいと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
石木ダム建設事業について(5)
石木ダムに関連してなんですけれども、行政代執行の時期なんですけれども、地権者の方たちも、いつそういった手続に進むのかと、非常に気になるところだと思うんですけれども、高裁の判決が11月29日にあると思うんですけれども、予断をもってお話しできないということだったですけれども、少なくとも、判断を示すとしてもそれ以降ということになるという考えでいいでしょうか。
行政代執行というのは、もう、いわゆる最後の手段であろうと思っておりますので、そこは十分、その時々の事業の進み具合、関係の事情なども酌み、十分考えて、慎重に判断すべき課題であると思っているところでありますので、一つ、訴訟の状況いかんによって決まるというものでもないものと理解をして、そういう思いを持っております。
最後の手段ということなんですけど、最後の手段にいくまでに、知事としては今後、どういったことを行っていく・・
まずは、そういったことなく、土地についてお譲りいただくということがベストの選択肢であるという思いはこれまでと全く変わっていないところでありまして、そういった地元の地権者の皆様方の理解を得るための努力、これは引き続き重ねていきたいと思っております。
それとなんですけれども、前回、面会があった際に、工期の延長が、その直後にされていると思うんですけれども、なんで面会の中で工期延長の話、当然話は出ていたと思うんですけれども、そういった話をされないのか。面会の後に工期延長がすぐに出たので、地権者の方たちもやはり不信感といいますか、なんで面会の中で話が出ないのかという・・があったと思うんですけれども、それはどういった判断でされたのかというのをお聞かせください。
工期の延長を理事者が決めてしまうという手順になっておりませんので、公共事業評価監視委員会でご審議いただく内容になっております。その少し後に、評価委員会が開催され、その審議の中で一つの方向性が出されたということでありますので、9月19日時点ではまだ確定していない状況であったかと理解をいたしております。
ほかにございませんでしょうか。
特定複合観光施設(IR)の導入について(1)
IRについてお尋ねします。10月1日にコンセプトの募集が始まりましたけれども、今のところ、何者から応募があり、どのような内容で、知事として、内容を見られているのであればどういうふうに受け止めているか、教えていただけますでしょうか。
私、まだ全く見ておりません。その情報も得ていないところであります。
提出期限が1月10日になっておりますので、それまでには、各者の提案が出てくるものと考えております。
よろしいでしょうか。
はい。
特定複合観光施設(IR)の導入について(2)
関連でIRのことでお尋ねします。
九州地方知事会議では、九州・長崎のIRということで確認し合ったかと思うんですが、その後の動きで福岡市だとか北九州市で経済界を中心にIRを誘致しようという動きがくすぶっています。
そういった状況で、なかなか九州が一丸になってないという印象もあるんですが、知事として、こういった動きをどう受け止めているのか。それが全国の競争の中で悪影響をもたらす可能性かあるのかということが1点と、今後、IR誘致実現に向けての知事のトップセールスだとか、一方で、県民の中にはギャンブル依存症とか治安悪化とか不安を感じている人は少なくないことに対して、どのように説明をしていくのかということを教えてください。
IRが九州一丸となっていないのではないかというお話でありますが、私どもは、そう受け止めておりません。
確かに、一旦、九州地方知事会議、九州各県議会議長会議、九州地域戦略会議で、オール九州で長崎のIRを応援する旨の決議をいただいた後に、北九州市で一部、経済関係者の方々がIRを北九州市に誘致しようというような動きがあったと聞いておりますけれども、北九州市長、これはIRの申請権者になっておられるわけでありますけれども、9月議会では、今回の区域認定には間に合わない旨の答弁をなさったとお聞きしておりますし、また、福岡市におかれても、全く検討していないといったご趣旨の市長のご発言があったとお伺いしているところであります。
今、九州地域戦略会議のもとにプロジェクトチームを立ち上げて、九州各県がどう連携を進めて九州IR実現のために力を合わせて取り組んでいくか、その協議を重ねている段階でありますので、ぜひ所期のスケジュールに沿って九州IRが実現できるように努力していきたいと考えております。
トップセールスの方はどうでしょうか。
トップセールスができるまでには、それなりの環境というのが必要となってくるものと思っておりますので、しかるべき時期では、しっかりと九州・長崎のIRの優位性、魅力等を訴えていきたいと思っております。
不安を抱える人に対しては・・・
地域の皆様方も、一部、ギャンブル依存症を中心に、さまざまなご懸念をお持ちの皆様方が少なくないと理解をしているところでありまして、これまで、それぞれの市や町で説明会を開催をさせていただき、現在の取組状況等について報告をさせていただいてきているところであります。 もちろん、そのIRには、何がなんでも反対だというようなご意見をお持ちの皆様方もいらっしゃるわけでありますけれども、今後とも、そういった努力を重ねて、できるだけ多くの方々にIRの実現に向けた私どもの取組、これはプラスの面も、マイナスの面も含めて、しっかり説明をさせていただき、ご理解をいただきながら実現を目指していきたいと思っております。
時間でございますので、最後の質問をお願いいたします。ございませんか。
中華人民共和国建国70周年記念行事について
知事は、中国の建国70周年の式典に招待をされて行かれたと思いますけれども、その式典に参加された感想などお聞かせいただければと思います。
具体的にどこの国、地域から、どれくらいの方々がご招待に応じておられたのか、ものすごい方々が参加された記念レセプションでありました。
日本からも当然、日中関係の構築に努力をされた方々も参加されておられましたけれども、恐らく地方自治体としてお招きをいただいたのは長崎県関係者だけであったろうと思っております。これまでも歴代の知事さんがご招待に応じて参加をなさったものと思っておりますけれども、やはり長崎県はこれまでの日中関係において、特別の県であるというご評価をいただいたものと思っているところであります。
これから、大きく世界第2位の経済国として発展をしようと、こう考えておられる国の70周年の記念式典でありましたけれども、多くの国々から関係者の方々が参加されておりました。
軍事パレードもあったかと思うんですけれども、そちらにも出席をされたんですか。
拝見をいたしました。
尖閣諸島の問題とか、防空識別圏を独自に設定されているとか、そういった問題も抱える中、軍事的な脅威を感じる国民もいますし、そういった状況の中に軍事パレードに参加されて、率直に感じた感想などを聞かせていただければと思います。
具体的にどういった内容の兵器であるのかといったら、言葉がわかりませんでしたので、よく理解できない面がありましたけれども、ただ、後で聞いたところによると、初めて公開された兵器などもこの軍事パレードで展示がなされたというようなこともありましたけれども、我が県は国境離島を抱えている県であります。やっぱり国の守りはしっかりとして備えをしておく必要があるというのは十分感じたところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
戻ってしまいますけれども、新幹線についてなんですけれども、山口知事が赤羽国土交通大臣とさしで会いたいということを言っていると思うんですけれども、そういった山口知事、どういう狙いがあってそういうことを言っているのか、もし知事が考え得ることがあるならば。
山口知事が。
山口知事がどういう狙いでその大臣と会いたいのかということを、もしお考えがあれば。また、その大臣からどのような発言というか、提案とか、そういったものを期待したいか。
それは全く、山口知事の考えを代弁する能力は持ち合わせておりません。 山口知事は、これまでもフル規格を前提にした協議の場には応じないんだというようなことをおっしゃっておられましたので、あるいはそうした基本的な姿勢の部分について、大臣とお話をなさろうとされているのかどうか、これは私もどういった具体的な話に及んでいくのか、予想はつかないところであります。
大臣のほうからはどんな話を期待・・・
わかりません。
具体的な財源の話ですとか、長崎県としてどんなカードを切ってほしいとか、そういう具体的な提案を大臣に求めたいとか、そういうものがもしあれば。
財源の話とかいうのは、長崎県からも財源の問題等含めて、国の基本的な姿勢を示していただきたいという要請はこれまでも重ねてきたところでありまして、それについての具体的な方向性というのはお示しいただいてない状況であります。
したがいまして、まず大臣がどういう姿勢で臨まれるのか、恐らく協議の場に参加してくれるように、そういった趣旨でのお話があるのかなと思っておりますけれども、どの辺までお考えなのかというのは、全く私、大臣と直接お話したこともありませんので、私の立場からは控えたいと思います。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
【定例記者会見】
会見内容
movie令和元年8月23日 定例記者会見
会見内容
2020年東京オリンピック競技大会に向けたベトナムスポーツ総局との基本合意書調印式について
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。
よろしくお願いします。
それでは、よろしくお願いいたします。
まず、1点、ご報告をさせていただきたいと思います。
2020年の東京オリンピック競技大会に向けたベトナムスポーツ総局との基本合意協定の調印式について、ご報告をさせていただきます。
本県では、これまで、2020年東京オリンピックに向けて、ベトナム代表チームの事前キャンプを県内で実施していただけるよう、ベトナム社会主義共和国文化スポーツ観光省に対して働きかけを行ってきたところであります。
このたび、空手、柔道、競泳、陸上競技、フェンシング、バドミントンの6つの競技の事前キャンプ実施について、基本合意に至ったところであります。
そこで、本日17時から、ホテルニュー長崎において、ベトナムスポーツ総局並びに県及び関係自治体による基本合意調印式を開催することといたしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
以上、1点だけご報告を申し上げます。後はどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
まず、新幹線の問題についてお尋ねします。
九州新幹線長崎ルートで未着工となっている新鳥栖・武雄温泉間の整備方針について、与党検討委員会が8月5日に、「フル規格での整備が適当」との方針をまとめ、国土交通省、佐賀、長崎両県、JR九州の4者による協議を求めております。ただ、佐賀県は、フル規格が前提での協議には応じない姿勢を示しています。
今後、長崎県として、佐賀県にどのような働きかけをし、理解を求めていくお考えでしょうか。
また、佐賀県に協議に応じてもらうには何が必要だと考えられますか。
この新幹線の今後の整備のあり方については、まずは長崎、佐賀両県で協議を進めて、今後始まる四者協議へ佐賀県におかれても積極的にご参加いただけるように働きかけていくことが重要であると、こう考えているところであります。
そうした上で、検討委員会から示された基本方針に対しての受け止め方、あるいは今後の対応をどのように考えておられるのか。そういったことなどもお聞きしながら対応策を検討していく必要があるものと考えているところであります。
これまでも申し上げてまいりましたけれども、課題として受け止めておられる点として、財源の負担の問題、並行在来線の問題、あるいはルートの問題などが課題となっているものと思っておりまして、そうした課題のうち幾つかについては、長崎、佐賀両県が力を合わせて取り組んでいくことによって解決の糸口が見えるものもあるものと、こう考えているところでありますので、そういった点を含めて佐賀県とも協議を進めていきたいと考えてきたところであります。
ただ、先般、8月5日の基本方針が示された後、「フル規格前提であれば協議に応じられない」というようなご意向を示されたと新聞報道等でお聞きをしたところでありまして、ちょうどその数日後、8月7日であったと思いますけれども、九州の地域戦略会議の夏期セミナーが熊本県で開催されまして、佐賀県の山口知事も参加されておりましたので、「ぜひ協議の機会をいただきたい」というお願いを申し上げたところであります。
同じように、その際には、「フル規格を前提とした協議にはなかなか応じにくい」といった趣旨のお話もありましたけれども、「長崎県との対話については、引き続き、進めていきたい」旨のお話をお伺いしました。ただし、その際には「少し検討を要する時間が必要なので待ってくれ」というお話でありました。
その後、お盆がありまして、一定落ち着いてこられたことかなということで、昨日、改めて協議の時間をいただくように申し入れを行ったところでありますが、この点について、本日、回答をいただいたところでありまして、「今は話をするような状況にないと考えているので、申し入れについてはお断りをする」といった趣旨のご回答をいただきました。
今後とも、先ほど申し上げたさまざまな課題が存在しているわけでありますので、それぞれの課題についての佐賀県のお考えなどもお聞かせいただきながら議論を進めていかなければいけないと考えているところでありまして、粘り強く働きかけを進めていく必要があるものと考えているところであります。
今日、申し入れについてお断りをいただいたということですけれども、次のタイミングとして、どういうタイミングで働きかけをしていこうとお考えでしょうか。
その後、今後、国の方の動きがどういう形になってくるのか。先の与党PT検討委員会では、国土交通省が、それぞれ四者協議の場を設け実施し、経過について報告をするようにといった方針が示されたわけでありますので、そういった国の動きなり等を見極めながら、機会をいただいていく努力を重ねてまいりたいと考えております。
その四者協議についてなんですけれども、今のところ、長崎県に対して、開催時期や協議項目、提案内容などは何か示されているのでしょうか。
いまだ具体的なお話は、いただいてない状況であります。
今後の進め方についての長崎県としてお話はないのでしょうか。
先ほど申し上げたように、諸課題に対してどのようなお考えをお持ちであるのか、そこは十分その真意をお尋ねしながら、解決の糸口がないのかということを探っていく必要があるものと考えております。
石木ダム建設事業について(1)
次に、石木ダムについてお尋ねいたします。
石木ダムの建設に反対する地権者が、7月30日に本庁内で長時間にわたる抗議行動をしました。知事に面会を求めていますが、今後、反対地権者との話し合いをどのように設けていくお考えでしょうか。
先日の申し入れについては、当日、私が不在であるのはわかっておりましたし、担当課の方で対応をさせていただくということ。そして、そういったことを事務局の方とお話をさせていただき、了承をいただいていたという状況でありました。
そういう中で前回のような事態になったわけでありますけれども、ロビーでの横断幕、あるいはのぼりの掲示、拡声器を使っての行動などは、庁中管理規則上、これを行ってはならないと禁止されている状況でありまして、そういったことについても事前にご理解をいただいていたものと承知をしているところであります。それにもかかわらず、先日のような事態になりましたこと、大変残念に思っているところであります。
私といたしましては、これまでも繰り返し申し上げてまいりましたように、静穏な環境のもとで冷静にお話をさせていただく機会がいただけるようであれば、いつでも対応をさせていただくということを申し上げてきたところでありまして、その気持ちには変わりがないところであります。
具体的に地権者に話し合いの場を求めているという状況であるのでしょうか。
これはもうこれまでもずっとご報告、ご説明をさせていただいてまいりましたように、話し合いの場を設けていきたいということで、基本的な考え方についてお話を差し上げ、返事をお持ちしている状況がずっと続いているわけでありますけれども、いまだ、そうしたお願いに対してはご回答をいただけてないという状況であります。
引き続き、機会があるたびに、また、そうした場を設けていただけるように働きかけを進めていきたいと思っております。
石木ダム建設用地の土地の明け渡し期限が、最終的に11月18日かと思うんですけれども、それを過ぎても住民が立ち退かない場合については行政代執行が可能となりますが、知事はこれまでに、行政代執行の手法を除外することは考えていないということや、あらゆる選択肢の中から総合的に判断するという考えを示されております。
改めてお聞きしますが、地権者を強制的に退去させる行政代執行までして、ダム建設事業を進めるお考えでしょうか。
これは、この課題についてもたびたび申し上げておりますように、地権者の皆様方のご同意をいただいて、穏便な形でご協力をいただき事業を進めるというのが一番好ましい姿であるというのは十分認識をいたしているところであります。まだまだ明け渡し期限まで少し時間がありますので、ぜひご理解、ご協力をいただけるようお願いを申し上げていきたいと思っているところであります。
また、行政代執行については、これまでもあらゆる選択肢について検討をしながら事業を進めていかなければいけないと、こう申し上げたことに変わりはないところでありますけれども、現在の工事の進捗状況でありますとか訴訟の状況、その他さまざまな状況の動きなどを踏まえて総合的に判断をしていかなければならないものと考えているところであり、現時点で予断をもっている部分については、ないところであります。
とはいえ、最終的に時間が過ぎて、そういう期日が過ぎることもあるかと思うんですけれども、知事の任期が2022年かと思いますけれども、この問題を知事の任期までに解決する決意についてはいかがでしょうか。
引き続き、全力で努力していきたいと考えております。
任期中までに解決するという考えはおありでしょうか。
それは、それぞれ相手のある話でありますので、ご理解がいただけるように全力を注いでいく所存であります。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
最後に1点だけ、新幹線の問題に戻るんですけれども、8月末の概算要求が迫っておりますけれども、その概算要求についての期待についてお聞かせください。
私どもは、この西九州ルートが他の路線に遅れる、整備が遅れることのないようにという思いもありまして、特に、環境アセスに必要な調査費等を含めて予算に計上をしていただきたいというお願いをさせていただいてきたところでありますけれども、やはりこういった関係予算、ルートの詳細が決定しているまでの必要性はないと、こう言われておりますけれども、佐賀県のご理解が必要不可欠であると、こう考えているところでありまして、まずは、理解がいただけるように、関係者の皆様方と連携をしながら努力していかなければいけないと考えております
特定複合観光施設(IR)の導入について
まず、IRに関連してなんですけれども、横浜市長が昨日、IRを誘致すると表明しました。競合する自治体が一つ増えるということになると思いますけれども、競合する自治体が一つ増えたということ、そのものですとか、あるいは競合先に横浜市が加わったことについての受け止めですとか、長崎県が誘致を目指すIRの計画への影響などありましたらお聞かせください。
IRについては、ご承知のとおり上限3カ所という方針が定められているところでありまして、全国各地でいろいろな動きがある中で、厳しい競争に勝ち残っていかなければいけないという状況であります。
これまでも国内各地域でいろいろな動きがあるということについては情報もいただいていたところでありまして、候補地の一つとして横浜市のそういった動きは、これまでも把握していたところでありますので、特段、私どもが進めようと考えておりますIRに対して直接的な影響が生ずるものとは受け止めていないところであります。本県としては、しっかりとした魅力のあるIR区域の整備に、やはり全力を注いで計画を組み立てていくことが最重要課題になっていくものと考えております。
香港情勢の航空路線への影響等について
次は、香港での抗議活動によって香港・長崎便が欠航したことに関連して伺いたいんですけれども、香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする条例の改正案をめぐって、香港国際空港で抗議者が座り込みをしたことによって香港・長崎便が欠航となりました。欠航したことそのものですとか、空港で座り込むという抗議活動の手法、あるいは抗議が起きているということ自体への受け止め、お考えをお聞かせいただけますでしょうか。
先般、8月13日に長崎・香港線が欠航するという状況になったことについては、順調に多くの方々に利用していただいてまいりましただけに大変残念に思っているところであります。
今後とも、当便の運航に影響がないような形で事態の収拾が図られることを期待をいたしているところでありますが、抗議活動の方法、あるいはそのほかの内容等については、これ、他国の地域の話でありますので、私からはコメントを控えなければいけないと考えておりますけれども、やはり多くの方々に影響の出る話でありますので、できれば平穏のうちに運航、運営がなされることを期待しております。
それでは、各社の方からお願いいたします。
日韓軍事情報包括保護協定破棄に伴う県民への影響について
日韓軍事情報包括保護協定の破棄を、昨日、韓国側が決定したということに関して、隣接する国境離島を抱える長崎県の知事として、今後の県民生活にどのような影響が出るというふうに理解されているか、見解をお聞かせください。
それと、北東アジアのこの情勢が不安定となることで、特に対馬周辺の海域を含めた漁業者等に対しての安全等に関する懸念も大きいと思いますが、今後、県として国に対して、そういったところの保護等も含めて要望等をお考えになっているか、この辺のお考えをお聞かせください。
第1点目は防衛問題に関わるご質問ですね。やはり国家の防衛というのは、国が責任を持って、これを達成していただくという必要があるものと考えているところでありまして、今回の一連の動きが直ちに地域の安全・安心確保に影響が生ずるものとは受け止めておりませんで、国に対しては国土の防衛、国民の安全確保のために、引き続き万全の体制で臨んでいただけるものと考えているところであります。
また、両国関係が険悪な状況になる中で、漁業者の方々のトラブルが生ずる懸念があるのではないかと考えておりますが、漁業秩序等についても、しかるべき国の機関等含めて対応がなされていくべきものであると、こう理解しておりますので、行政としても、そういった課題が生ずる余地があれば、しっかり対応していかなければいけないと思っております。
韓国人観光客の状況について
先ほどと関連する話なんですけど、対馬には年間40万人ぐらいの韓国の観光客が来られていたと思うんですけど、現状どんな影響が出ているのか、今後、どんな影響が出そうなのか、それから、今後、県としてそれの影響についてどう対応されていくのか、この3点をお願いします。
韓国人観光客に対する影響でありますが、まだまだ過渡期にあるのではないかと、ただし、徐々に深刻な影響が生じつつあるものと受け止めているところであります。
宿泊施設等にお聞きしたところによりますと、団体客を中心にキャンセルが増えているというお話もお聞きいたしているところでありまして、前年比で5割未満の施設が多数出てきている。そして、定期航路についても、運航6社のうち2社が運休してしまっており、その他も減便するといった影響も生じつつあり、徐々に深刻化していくことが懸念されているものと考えているところであります。
また、こうした影響は、そのほかの地域のさまざまな交流事業にも若干影響が生じつつあるところでありまして、予定していたイベントが当初のスケジュールどおり実現できなかった事例、あるいは、韓国側の自治体、特定の自治体だけが参加されなかった事例、あるいは、行事そのものが中止になったような事例等も散見されるような状況になってきているところでありまして、早期に事態が収束されることを強く期待いたしているところであります。
特に、対馬における観光客の減少の影響が地域経済に大きな影響を与える可能性があるものと考えているところでありまして、これまでも有人国境離島法等の適用を受けながら、滞在型観光の推進に全力を注いで、観光客、交流人口の拡大に力を注いできたところでありますけれども、韓国からのお客様が減っているという状況を踏まえて、国内客の皆様方に積極的に対馬への観光にお出かけいただくことができるように、関係先への働きかけ等も進めていかなければいけないと、こう考えているところであります。
一部、例えば阪急旅行社におかれては、今年6月で一旦募集を終了された旅行商品を9月から12月まで再度延長して設定をしていただいた事例でありますとか、福岡市の第一観光様では、博多・厳原ジェットフォイルの旅行商品も新たに造成していただいて、比田勝泊の商品などの販売に向けて準備をしていただいているところ、あるいは、そのほかの旅行社におかれても、飛行機利用の商品を新たに造成・販売準備中というようなお話もお伺いしているところでありますので、関係機関と連携をしながら、これから交流人口の拡大に向けて必要な対策を講じていかなければいけないと考えているところであります。
1点だけ確認させてください。先ほどおっしゃっていただいた阪急交通社とか、第一交通とか、こういった会社は、県の働きかけでそういった商品をやったということ、それとも、自主的に需要があるなと思って各社の判断でやると、どっちなんでしょうか。
これは、具体的な働きかけをしたんでしょう。
今回の韓国との関係悪化を受け、旅行会社様に働きかけをさせていただいて、こういった商品の販売延長とか、新しい商品造成に至っております。
ほかにございませんか。
日韓交流事業の現状について
関連してなんですけれども、釜山市、自治体との関係というものもあると思うんですが、そういうところへの働きかけというのは、知事のほうからは何かあってたりはしますでしょうか。
釜山市とは友好関係を樹立しておりまして、さまざまな交流イベントがあります。したがって、私どもの基本的な考え方としては、国家間にはさまざまな課題が存在しているんでしょうけれども、こういうときであればこそ地域間交流、あるいは民間交流、さらに、しっかりと取り組んでいく必要があるものと考えているところでありまして、一部、民間主体の交流事業については影響なく継続され、事業が進められていることもありますので、引き続き、そういった姿勢で臨んでまいりたいと考えております。
たまたま今年は、「日韓海峡沿岸県市道交流知事会議」の開催が長崎県ということになってまいりますので、引き続きそういった協議の場等も設けながら、理解促進に力を注いでまいりたいと考えております。
そういう意味では、日本の自治体の中では、そういう交流を促していくというか、大事な役割があると思うんですけれども、長崎県としてはどういう役割を果たしていきたいか、改めてお聞きします。
先ほど申し上げたように、地方は地方としての役割、特に住民相互の理解促進、信頼感を醸成して安定的な国際関係を構築していく必要があるものと考えているところでありまして、人材交流でありますとか、文化交流、こういった分野については、いわゆる政治の世界とはまた違う分野でありますので、こういった分については、先般も、写真展などについては影響なく開催されたというような話も聞いているところでありますので、冷静な立場で対応を図っていく必要があるものと考えております。
ほかにございませんか。
石木ダム建設事業について(2)
石木ダムなんですけれども、先ほど知事は、住民の理解、協力を得ていくということだったんですが、9月とか11月の明け渡し期限までに、県として働きかけというか、アクションを起こすという予定はありますか。
今、話し合いの場を設けていただけるように申し入れを行っているところでありますので、そのほかに、特段の働きかけ等を現在考えているところはありません。
ほかにございませんでしょうか。
ほかにございませんでしたら、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
【定例記者会見】
会見内容
movie令和元年7月19日 定例記者会見
会見内容
長崎県+移住 バウチャープレゼントキャンペーンの開催について
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。
よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。
今日は、まず、私の方から1点ご報告をさせていただきます。
長崎県プラス移住バウチャープレゼントキャンペーンの開催についてご報告をさせていただきたいと思います。
来る9月6日にジェットスタージャパンが運航いたします長崎・成田線が就航から1周年を迎えることとなりますが、これを記念して、長崎県とジェットスタージャパンの共同キャンペーンを開催することといたしております。
その第一弾として、8月1日から来年1月31日まで、長崎県への移住促進のためのフライトバウチャープレゼントキャンペーンを実施することといたしましたので、ご報告を申し上げます。
このジェットスターの長崎・成田線にご搭乗をいただき、長崎県内で開催する移住関連の対象イベント等に参加され、このキャンペーンに申し込まれた先着100名の皆様方に、ジェットスター長崎・成田線で使える5,000円分のフライトバウチャーをプレゼントすることといたしております。
長崎県とジェットスタージャパン社では、これまでLCCの特徴でありますリーズナブルな運賃を活かして、首都圏の若年層を中心に路線認知度の向上を図ってまいりますとともに、利用者拡大に共同で取り組んできたところでありますが、今後は、さらに本県への移住を含めた首都圏からの交流人口の拡大にも連携して取り組んでいきたいとの思いが一致したところであり、今般、1周年を記念したキャンペーンとして展開することにしたところであります。
なお、ジェットスタージャパンの全路線に搭載される8月から11月までの機内誌においても、長崎県への移住者の体験談をご紹介いただくことになっているところであります。
続く第二弾としては、9月6日の就航1周年記念日にジェットスターの成田発の便へ搭乗のお客様全員の方々に、長崎空港において記念品を差し上げるイベントを実施する予定としております。この詳細につきましては、改めて8月下旬に報道の皆様方へ資料をご提供させていただくことといたしております。
今後とも、移住促進対策の強化に努めてまいりますとともに、このキャンペーンを契機として、長崎・成田線の認知度をさらに高め、路線の増便、交流人口の拡大に結びつけてまいりたいと考えているところであります。
以上1点ご報告をさせていただきます。
あとはどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
新幹線関連で2点、観光関連で3点お伺いします。
まず、新幹線関連なんですが、佐賀県の方では新幹線のフル規格の整備については、未着工区間について新たな合意が必要という考えは明確化していると思います。長崎県としては、こうした佐賀県の態度をどうやって前向きな態度にさせていこうというふうに、どういうふうにすればいいかというふうに考えているかということがまず1点目です。
もう一点目は、報道とか取材を通した佐賀県側は、かなり並行在来線の問題について懸念を持っているなということがうかがえます。長崎県として、与党PTとか国なんかにこの問題についてもう少し踏み込んだ議論を求めるようなことは考えていらっしゃるでしょうか。まず、この2点お願いします。
まず、新幹線の今後の整備方針についての話でありますけれども、フル規格の整備等について、いわゆる未着工状況となっております区間について合意が必要であるということについては、私どもも地元として合意の上進めていく必要があるものと、こう考えているところであります。
もうご承知のとおり、佐賀県におかれては、これまで新幹線の整備に当たって地元負担の問題、ルートの問題、並行在来線の問題等があって、こういった課題を直ちに解決するのは難しいということで、今は白紙の状態であるというようなことをおっしゃっておられるところでありますが、私も佐賀県の知事選挙後、年が明けて早々の時期でありましたけれども、直接山口知事とお会いいたしましたときにも、今のような状態になっておりますのは、導入を前提に考えてきたフリーゲージトレインの開発がうまく進まなかったことによるものであり、国においては責任ある立場として議論を進め、整備方針を示していただく必要がある。その際には、地元負担の問題等の諸課題についてもしっかりと説明をしていただく必要があるものという点で認識の一致を見たところであります。
そういったこともありまして、与党PT検討委員会の際のヒアリングの際には、私どもからも国において議論を進めて、整備方針を示していただきたいということ、併せて、地元負担の問題、あるいは並行在来線等の課題についても、解決に向けた方策を示していただきたいという要請を行ってきたところであります。
その時期は前後いたしますけれども、5月にお会いした折には、いろんなそういった課題もありますので、知事同士の面談というのはもちろんでありますけれども、併せて事務的な観点から、副知事、あるいは部長レベルの協議・調整の場も必要ではないかということで、そういった場も設けましょうということで同意をいただいたところであります。
そうした流れの中で、この地元協議の問題でありますけれども、ご承知のとおり6月3日に副知事の協議、6月4日には知事会議の機会を捉えて、私も山口知事と協議を進めたところでありますけれども、なかなか理解が得られない状況でありました。
そういったことで、その後、両県とも議会に入りまして、議会が終わりました7月1日に、再度、副知事同士の協議の場を設けてもらいたい旨、申し込みを行ったところでありますけれども、佐賀県におかれては状況変化がないと、今は長崎県と話をする時期ではないと考えていると。したがって、現時点では協議できないというご回答でありました。
再度、7月11日に、そのフル規格の問題に限らず、西九州ルートの将来をどう考えていくのかといったことを含めて協議したいという申し入れを再度行ったところでありましたけれども、このお願いについても同様お断りをいただき、実現に至らなかったところであります。
こういう状況を考えますと、やはりもう一つの当事者であります国のお立場、直接国ではない政府としてのお立場になろうかと思いますけれども、6月中にも与党PT検討委員会としての考え方を示されるものと考えておりましたけれども、これが参議院選挙後にずれ込んでいるところでありまして、今後は与党PTの検討委員会の考え方等をお示ししていただく中で、その内容等を踏まえ、再度地元としての協議の場を設けていく必要があるんではないかと考えているところであります。
それから、2点目の並行在来線の問題でありますけれども、これについては、私も早い段階から、そういうことだろうなというお話はお聞きいたしておりましたので、与党PT検討委員会でのご議論をいただく中で、特に昨年8月には、山本委員長もご来県いただいたところでありまして、その際には、JR九州の協力を得て、この並行在来線相当の路線については、JR九州において経営を維持していただくように要請を行ったところであります。
その後、先ほど申し上げました与党PT検討委員会のヒアリングの際等を含めて、並行在来線等の課題解決に向けて、政府としての方針を示していただくよう、重ねて求めてきているところであります。今後の早期の整備方針のお取りまとめをいただければと願っているところであります。
長崎県の観光施策について
次は、観光について3点お伺いします。
まず、1点目、これまでプロモーションなどの誘客対策にかなり力を入れていたと思いますが、それに加えて、今年度から、県内の関係事業者と連携して新たな取組を進めていくと聞いています。このことについて、新たなことをされるというこのことについての意義をまず教えてほしいというのが1点目。
先般、「ミシュランガイド」が発刊されて、長崎の店舗が多く紹介されています。このことについての所感といいますか、所見を教えていただければと思います。
それとあと、このミシュランに加えて、観光連盟ですけれども、「サクラクオリティ」の導入をいろいろとされているということで、このミシュランとサクラクオリティの相乗効果といいますか、この辺を教えていただければと思います。よろしくお願いします。
まず、観光振興の新たな取組であります。長崎県は観光県であると認識し、さらに、観光産業をしっかり育てていかなければいけないと考えてきたところでありますが、これまで確かに、いかにお客様を県内にお呼びできるかという観点から、プロモーション活動等の情報発信などに力を注いできたのは事実であります。
しかしながら、日本全体が人口減少の時代を迎えておりますし、旅行形態も大きく変わって、団体旅行から個人旅行、グループ旅行という形態に変わってきつつあります。あるいはまた、インバウンドのお客様も全国的に増加する傾向で推移しているわけでありまして、これからは、量という面での努力も必要でありますけれども、より一層観光の質を高めて満足してお帰りいただく、観光消費額を拡大していく必要があるものと、こう考えているところであります。
したがいまして、観光の魅力は何かと考えた際に、一つは、やっぱり宿泊施設の魅力だろうと思っております。おもてなしの心を込めて、快適な旅行をお楽しみいただくためにも、しっかりとしたサービスを提供し、リピーターとなっていただけるように、宿泊施設の質を高めていく必要があるものと考えているところでありまして、新たなサクラクオリティという評価制度等も活用しながら、さらなるステータスの向上を目指していきたいと考えております。
また、もう一つの観光の魅力というと、食の提供であろうと思っております。地域のさまざまな食材等を活用して、地域ならではの食をご堪能いただけるような、そういう工夫も重ねていく必要があるものと思っておりまして、そういった取組を進めてまいりますためには、宿泊施設の努力、あるいは飲食事業に取り組まれる方々の努力だけではなくて、多様な産業の連携というのも、これは必要になってくる分野があるんだろうと思います。食材の生産に携わられる方々、食品加工業に従事しておられる方々、あるいは飲食店の経営者、宿泊施設の事業者の方々、それぞれ連携をしながら、食の魅力をさらに高めていただけるような努力を進めていこうと考えております。
併せて、まさに観光はサービス業でありまして、人材の育成が極めて重要な要素になってくるということもありまして、新たに観光の「ミライ☆ニナイ」塾といった研修の場を設け、交流会でありますとか、インターンシップなどの機会も設けていく必要があるものと思っております。
こういった取組にあわせて、まさに地域の総合力とでも言うべきさまざまな観光コンテンツ、体験メニューなどの開発・提供もできるように、地域の各関係者の皆様方と連携をして、観光まちづくりに力を注いでいく必要があるものと考えておりまして、こういった多様な観点から、「観光地長崎」の魅力の向上を図り、しっかりと情報発信をし、お客様をお迎えし、満足していただけるような観光サービスを提供していきたいと、こう考えているところであります。
そういった中で、先般は、新たにミシュランガイドが発刊され、長崎の多くの店舗も紹介されたところであります。飲食店・レストランが94件、旅館が7件、ホテルが18件、合計119件が掲載されたところでありますが、掲載された飲食店等の中には、お客様が数多くおいでになられて行列ができ、予約がとれにくくなったといったような大きな反響もあったと聞いているところであります。
また、特に離島地域からもこのミシュランガイドに選定されているところでありまして、そういったことを考えますときに、まさに本県の自然の恵み、食材の豊かさ等が高く評価されているのではなかろうかと考えております。
今後は、一旦ミシュランガイドに掲載されたところでありますけれども、各関係事業者の皆様方が、次回もっと高い評価をいただけるように、あるいは、未登載の店舗事業者等の方々におかれても、次回はきっと登載していただけるように、さらに質を高めていただく大きなきっかけになるのではなかろうかと期待をいたしているところであります。
一方、先ほども触れさせていただきましたけれども、サクラクオリティということで、いわゆる宿泊施設としての質を高めていくための新たな取組も進めようと考えているところであります。このミシュランガイドの中には、県内の25の宿泊施設が掲載されているところでありますけれども、現在、サクラクオリティの力を合わせて推進しようということでご参加いただいている施設が23施設ありますけれども、このうち、このミシュランガイドに登載された施設が6施設あるわけであります。さまざまな評価軸があるだろうと思いますけれども、いずれも努力をすることによって、さらに評価の質を高めて、次はより高い評価が得られるように、より満足してお帰りいただくことができるように努力をしていただく有益なツールになるものと考えておりますので、相乗効果を大いに期待してまいりたいと考えているところであります。
1点だけ追加なんですけど、ちなみに、知事はミシュランに出ているお店等は何軒か行かれたことはありますか。
まだ全部詳しくは見ていませんけど、行った店舗はあります。
わかりました。ありがとうございます。
それでは、他社の方からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線の件で佐賀県との協議が進んでいないということですけれども、知事ご自身で何か今後の打開策がございましたら、お話しできるお考えを、明かせる範囲内で教えていただければと思います。
これまでもご報告をさせていただいておりますように、佐賀県におかれては、新鳥栖・武雄温泉間の新幹線整備に、これまでもフル規格の整備を求めたことがない、今も求めていないというような立場を明らかにされましたし、例えば、地元負担の問題についても、国の方から660億円前後の地元負担についてご説明があったと聞き及んでおりますけれども、こういった数字の捉え方についても、仮定に仮定を重ねた数字であって、これをさらに上回っていくのではないかというような受け止め方をされておられます。
したがって、相当大きな額であって、ほかの施策ができなくなるというようなお考えをお示しになっておられるというようなことでありますので、いろんな機会を捉えて協議の場に積極的に参加してもらえないかといったことを含めて、たび重ねてお願いしてきておりますけれども、なかなか、先ほど申し上げたように、協議の場自体を設けていただくことができないような状況になっております。
したがいまして、先ほども申し上げましたように、もう一方の当事者として政府与党、あるいは国のお立場からも、今後の新幹線の整備について、これまではJR九州であるとか、長崎県、佐賀県、それぞれの考え方をヒアリングの場で聴取していただいたわけでありますので、そういったことを踏まえて、国のお立場としても、今後の整備方針を明らかにしていただきたい。そういった内容等を踏まえて、これからさらに地元協議を進めていく以外に、なかなか難しいのではなかろうかと思っているところであります。
ほかにございませんか。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
先ほどの新幹線で追加でお伺いします。
7月1日、11日に、お話し合いをしたいという申し出をされたということですが、これは6月3日に行われた、いわゆる事務レベルでの協議を副知事同士でしたいという旨だったんでしょうか。
そうしますと、6月3日以降は、そういう事務同士での協議は全くできていない状況ということでしょうか。
お互いに議会が入りましたので、7月1日というのは、佐賀県議会が終わられた日ではなかったかと思っております。
率直にですね、このように何回かお話をしたいというのを向こうにボールを投げながら、佐賀が全部拒否をしているということに対して、佐賀県について、今、どのようなお気持ちを持っていらっしゃいますか。
これまでも力を合わせて取り組んで今に至っている新幹線でありますので、まさに、フリーゲージトレインを前提として、関西圏域からも新幹線ネットワークに結びつけることによって、お互いにお客様をお迎えすることができるのではないかという共通の期待を込めて整備に取り組んできた。
ところが、フリーゲージトレインがうまくいかなくなったということでありますので、私どもは、当初の新幹線の整備効果を求めていきたいと、こう思っておりますし、佐賀県におかれては、それよりも優先する課題があるということで、暫定対面乗換方式の長期化もやむを得ないのではないかというような判断をお示しになっておられるわけでありますので。
これから、やはりせっかくこういう形で整備を進めてきた新幹線でありますので、その整備効果をやっぱり発現させるということは、両県にとっても大事な視点であろうと思っております。
これは、初めて新幹線ネットワークに結びつけて、その効果が発現されるものでありますので、そういったさまざまな整備効果については、長崎県であれ、佐賀県であれ、量の多寡はあるのかもしれませんけれども、それぞれ期待するところはあったわけでありますので、佐賀県でもさまざまな議論が進められて理解が深まるよう、我々も引き続き努力していかなければいけないと思っております。
今、お話を伺っていますと、佐賀と長崎での話し合いというのは、もう無理ではないかということで、もうとにかく政府・与党に整備方針を出していただく、それが唯一の解決策だというふうに言っているように聞こえたんですが、そういった意図でよろしいでしょうか。
長崎県の考え方については、これまでも面談する機会等をたびたびいただいてお話をさせていただいてきたわけでありまして、そういう状況の中で佐賀県さんとしても新たな事情が変わったということではないということでお答えをなされているわけでありますので、そういった中で次の話し合いのきっかけになるのは、来るべき国の与党PT検討委員会での方針が示されるということではなかろうかと思っているわけで、今の段階では、それを待つ以外にないのではなかろうかと思っているところであります。
別に、これ以上、もう佐賀と話し合いをしないというわけではないという…
もちろん、そうです。
最後に1点、整備方針を与党PTの検討委員会が出した場合に、その際に例えば環境影響調査費の問題があると思います。もちろん、これも計上すべしというようなご提案があってほしいということでしょうか。
長崎県からは、先ほど2点説明、要望をしたと、こう申し上げましたけれども、長崎県の考え方としては、整備方針を示していただきたいということに加えて、長崎県としては、フル規格の整備を実現してほしい。そしてまた、並行在来線等について課題解決の方策を示してもらいたいということにあわせて、環境影響評価調査費、これをぜひ来年度予算に計上していただきたいという要望もあわせて行ってきているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(4)
新幹線の問題について、定例県議会で県民の機運を盛り上げるために県民大会を開いてほしいという要望があり、部長が、「関係者と調整して検討したい」ということを申し上げておりました。その後、検討については、いかがでしょうか。
県民の機運を盛り上げるという意味では、長崎県内においては、大方、県民の皆様方の理解は、フル規格で整備を進めるということで得られているのではなかろうかと、こう考えております。
先ほど申し上げたように、どういう形で、いつの時期に開催した方がいいのかという点等も含めて、これから検討を進めていかなければいけないと思いますけれども、一つは、国の方から整備方針が示された段階、その内容、その後の動き等によって、より具体的に検討をしてみる必要があるのではなかろうかと思っております。
佐賀県では、フル規格を求める、フル規格のメリットについて考えるシンポジウムが市議を中心に開かれておりますけれども、もし県民大会のようなものを開くとすれば、どういった方たちが集まって、どういったことを話すような場にされるのか、そのあたりについては何かイメージ等はありますか。
参加いただく方々がどういう方か、県内の方々だけであるのかどうかということにもよりますし、その時々の動きに応じて、どういった内容を盛り込んでいくべきなのか、検討をしなければいけないものと思っておりまして、今、こういった方々を、こういった内容でということを決めている状況ではありません。
ほかにありませんでしょうか。
県庁舎跡地活用について
県庁跡地の問題なんですけれども、従来から県の立場は、県庁舎跡地の地下については、建物がほじくり返されているので、遺構がある可能性は低いという立場で、知事もこの会見の場でおっしゃっていたかと思うんですが、最近の委員会を見ていると、そのトーンが弱まったというか、軌道修正したのかなと思われる県側の答弁も聞かれるんですが、改めて、この場で県庁跡地の地下について、遺構があるのかどうかという可能性について知事の見解を教えてください。
それは、県の立場ではありません。情報提供という形でお話をさせていただきました。
これまで、旧県庁舎の跡地は、たび重ねて、1代目から4代目までの県庁舎が建設された場所でありまして、私どもも歴史的に詳しく調べたわけでありませんので、そういった遺構調査をやった経過もありますので、専門的なお立場の方々からどういったものだろうという意見を聞いてきたところであります。
そういった意見の中では、相当掘り下げた形で旧庁舎を整備しているので、ここで文化財というのはなかなか難しいんではなかろうかと、そういう説明を聞いておりましたので、あまり過大な期待をお持ちいただくのもこれは問題かなということで、この場で前回申し上げたときも、専門家の方々のご意見ではということでご紹介をさせていただいたところであります。
もちろん、実際、発掘調査をやってみないと、どういう形で遺構が存在しているのかというのはわからないわけでありますので、したがって、発掘調査の進め方等についても、専門家の文化財保護審議会の皆様方のご意見等もお聞きしながら、丁寧に進めていく必要があるものと考えておりまして、長崎県の意見としては、下にないので、そのまま建設を進めるよということを申し上げたつもりでは全くございませんでした。
あくまでも情報の一つということで、県としてはどちら、あるかないかということについて結論を出したわけではないということですか。
そうです。現状に対するご意見を聞いた中で、専門家の皆様方からお聞きした内容ではそういう状況でしたということをこの場でも申し上げたつもりでありました。
ほかにございませんでしょうか。
参議院議員通常選挙について(1)
参院選についてお尋ねいたします。
投票率が統一地方選含めて低落傾向にあって、参院選、前回は55.89%であったんですが、直近の県議選で見ると48.02%、長崎市長選も50%を下回っておりました。佐世保市長選も50%程度で、戦後最低という記録だったんですけれども、なかなか投票率を上げる妙案が見つからないと、全国的に同じ状況だと思うんですけれども、今回の参院選について、知事は投票率についてどういうふうに個人として見られておりますか。
全国的な流れでありますけれども、投票率の低下傾向が続いているということは非常に残念なことであると、こう受け止めているところであります。
一般的に投票率というのは、投票日の天候、あるいはその時々の社会情勢、候補者や政党の顔ぶれ、あるいはさまざまな政策面での対立軸、さまざまな要因が総合的に反映される面があるんではないかと、こう考えているところでありまして、今回の参議院選挙がどの程度になるのかというのは、なかなか予測しがたいところがあるものと、こう考えているところであります。
ただ、投票率の低下というのが、いわゆる政治に対する関心の薄れということであれば、これは決して好ましい話ではないと考えているところでありますので、特に、若い皆様方を含めて、引き続き地域の将来を選択する一つの機会でもありますので、関心を持っていただけるように、我々も常日頃から十分な情報提供等に努力していかなければいけないんではなかろうかと考えているところであります。
予測は難しいということですけれども、維持とか、上回るとか、下回るだろうとか、期待を込めて何か数字的なものは。
それは申し上げないほうがよろしいんじゃないですか。
時間もございますので、最後の質問でお願いします。
参議院議員通常選挙について(2)
その同じ参院選についてですけれども、追加になりますが、明後日投票がありまして、当選された方に、国政に臨む上で、長崎県の課題というものも含めて、どのような政策というのも含めて、スタンスで国政に臨んでいただきたいというふうにお考えでしょうか。
私ども地方行政に携わる立場としては、やはり全国共通の課題でありますけれども、地方創生をどうやって実現していくのか、具体的な成果として得ていくのかということが非常に大きな課題になっているわけでありまして、特に長崎県は全国に先んじて人口減少が進むという中で、さまざまな取り組みを進めておりますが、なかなか具体的な成果に結びつきにくい状況にあるわけでございます。そのためには、やっぱり国策としてのご支援をもっともっと強力にいただくことができればありがたいと思っているところでありまして、東京一極集中の是正のために、さまざまな企業、あるいは機関が地方に移転する機会をさらに増やしていただきたい。あるいは、雇用の場も質の高い雇用の場を地方に設けていただけるような政策の推進、そしてまた、少子化というのが大きな課題になっておりますので、安心して子どもを産み、育てていただけるようなそういった全国共通の課題に対しましても積極的な支援策を講じていただきたいと、こう願っているところであります。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
【定例記者会見】
会見内容
movie令和元年6月7日 定例記者会見
会見内容
日中シンポジウム「隠元禅師と黄檗文化」の開催について
知事の定例記者会見を始めます。
よろしくお願いします。
それでは、どうぞよろしくお願いします。
まず、今日は、私の方から3点ご報告、そしてまた、お願いをさせていただきたいと思います。
まず、1点目でございますが、日中シンポジウム「隠元禅師と黄檗文化」の開催について、ご報告をさせていただきます。
ご承知のとおり、中国と長崎は、これまで長きにわたり交流によって互いの絆を深めてきたところであります。その交流の歴史の中でも、隠元禅師の来日や黄檗文化の伝播は、当時の日本人に多くの感動を与え、日本の文化や生活に根づいてきたところであります。そして、長崎がこのような日中間、及び日本国内での文化交流、近世日本の文化形成に重要な役割を果たしてきたところであります。
こうした背景を踏まえまして、県では、隠元禅師と黄檗文化を通して、長崎と中国との交流拡大に取り組んでいるところでありますが、この取組の一環として、来る6月30日 日曜日に、長崎市及び長崎大学との共催で、また、中国からも多くの来賓の方々をお迎えして、日中シンポジウム「隠元禅師と黄檗文化」を開催したいと考えております。
このシンポジウムでは、隠元禅師の招聘に長崎が果たした役割の重要性や、黄檗文化交流に関する研究発表と意見交換を行いますとともに、多くの人々にわかりやすく情報を発信することで新たな日中交流のあり方を探ってまいりたいと考えております。
なお、このシンポジウムに対しましては、習近平国家主席から、「日中シンポジウムの成功と、引き続き長崎県が日中関係の発展に貢献されることを期待しています」といった趣旨のメッセージをいただいているところであり、本県のこれまでの中国との積極的な交流を評価いただいたものと考えているところであります。
ぜひ多くの皆様方にご参加をいただき、隠元禅師と黄檗文化の魅力に触れていただくとともに、このシンポジウムを日中交流について考える機会としていただければありがたいと考えているところであり、ぜひ取材・PR等にご協力を賜りますようお願いを申し上げます
観光の「ミライ☆ニナイ」塾の受講生募集開始について
2点目でございます。観光の「ミライ☆ニナイ」塾の受講生の募集開始について、お話をさせていただきます。
県では、このほど県内の高校2年生の皆様に、宿泊業をテーマにした講座の受講や、宿泊施設でのインターンシップに参加していただくことで、明確な職業イメージを持って観光産業に就職し、将来にわたって活躍できる人材の確保・育成を図ることを目的とした、観光の「ミライ☆ニナイ」塾の受講生の募集を開始することといたしております。
本県の宿泊業、飲食サービス業の3年以内の離職率、これは全国平均よりも高くなっているところであり、また、宿泊施設においては深刻な人手不足であるという2つの課題がありますので、その解決につなげるため、本年度から新たにこの事業に取り組もうとしているところであります。
講座は、年間7回予定しているところであり、8月から2月までの間、月1回ペースで、長崎、佐世保の2会場、開催日時は土曜日の17時から18時に設定しておりますので、クラブ活動等に参加されている生徒さん方も比較的参加していただきやすい形になるのではないかと考えております。
具体的な内容といたしましては、宿泊施設の経営者や、本県独自の制度であります「長崎コンシェルジュ」認定者の方々などから、現場の仕事内容、旅館・ホテルで働くことの意義、また、宿泊施設の働き方改革への取組等を紹介することで、働く上での心構えや現場の厳しさだけではなく、宿泊業で働くことで得られる喜び等、良い面も、厳しい面もあわせて学んでいただこうと考えております。
多くの高校生の皆様方にご参加いただきたいと考えておりますので、ぜひ皆様方におかれましても、周知等にご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
お中元における県産品の愛用について
3点目のお願いでございます。お中元における県産品の愛用について、お願いをさせていただきたいと思います。
県においては、毎年6月と11月を「県産品愛用運動推進月間」として設定し、県産品愛用運動を展開してまいりますとともに、ふるさと産品の普及啓発に力を注いでいるところであります。
6月に入りまして、そろそろお中元の時期となってまいりました。大切な方々へお中元を贈る機会がございましたら、ぜひ長崎県産品をお選びいただきますようお願いを申し上げます。
長崎県産品は、県内の百貨店や量販店などのお中元コーナーなどで取り扱っていただいております。長崎駅前県営バスターミナル2階にあります長崎県物産館では、全国の方々への贈り物として、魅力ある長崎県産品を集めた「夏のギフトコーナー」を設置し、8月12日まで「県産品お中元セール」を開催しております。
お越しいただくことができない方々は、物産館までお問い合わせをいただきますと、ギフトカタログをお届けしたいと考えております。また、県産品の総合情報・販売サイト「e-ながさき旬鮮市場」でも、お中元としてふさわしい一品を多数とりそろえているところであります。
さらに、また、長崎県のアンテナショップであります「日本橋 長崎館」においても、お中元コーナー等を設けております。首都圏にお住まいのご親戚、ご友人にもご紹介をいただければと考えているところであります。
ぜひこの機会に、長崎で生まれ育ったすばらしい県産品の数々を大切な方々への贈り物としてご利用いただきますよう、お願いを申し上げます。
以上、3点、お願い、ご報告をさせていただきました。
後はどうぞ、よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
石木ダム建設事業について
私からは、改めて石木ダムについて、3点お尋ねします。まとめて質問をします。
先般、石木ダム事業では、県の収用委員会の裁決が出たということで、県が用地を取得する環境が整いました。先日の囲みのぶら下がりでも、知事は、「行政代執行の選択肢として外すことはないと、選択肢の一つである」ということをおっしゃいました。一方で、反対地権者は徹底的に対抗する構えであることも事実です。特に今回、宅地が含まれるということで、慎重な判断が求められるわけで、代執行の判断基準というものを事前に明確に示すことが必要だと考えています。知事の考える判断基準を明確にお示しください。
2点目に、反対地権者に、では、どう土地を明け渡してもらうのか、理解してもらうために何が必要なのか、知事は何が必要だとお考えなのか、そして、知事が自らどのような取組、行動を起こして理解を得ていこうとお考えなのか、具体的にお示しください。
3点目に、一方で、既に住みなれた土地を明け渡した地権者の方々もいます。このダム事業が40年以上迷走しているこの現状について、県の責任について、改めてご見解をお願いします。
まず、行政代執行を行う際の判断基準を示す必要があるんではないかというお尋ねでありますが、どういった基準で代執行をやるかやらないか、これは基準を定めるというようなものではないものと、こう思っております。全てのその時期、時期で事態も変わってまいりますし、総合的に判断をしていく必要があるものと、こう考えているところでありまして、さきの取材への対応の際にも申し上げましたように、現在の工事の進捗状況でありますとか、訴訟の状況、あるいは、そのほかのさまざまな状況等を総合的に勘案して慎重に判断をしなければいけない課題ではなかろうかと考えているところであります。
理解をいただくためにどうするのかというお話であります。これは、これまでも、私自身、直接、地権者の皆様方と話し合いをさせていただく機会も設けてきたところでありますが、なかなか理解をいただくまでには至らなかったというのが今日に至るまで、相当長期を要している最大の要因ではなかろうかと考えているわけであります。これまでも、地元での説明会でありますとか、公開質問状への対応、あるいは訴訟の場等も含めて、さまざまな機会を捉えて、私どもの考え方なり、お願い等をさせていただいたところでありますけれども、いまだにご理解いただくに至ってないということであります。
先般来、ご質問等もいただいておりますけれども、直接お会いしてお話をお聞かせいただく機会というのも、これは具体的な日程の調整をお願いをさせていただいてきていたところでありますが、いまだご返事をいただいてないという状況でありますので、引き続き、こういった流れは流れとして、地権者の皆様方との話し合いの機会をいただけるのであれば、それは私も対応をさせていただきたいと願っているところであります。
それから、事業がスタートして、もう既に40年以上経過しているわけでありまして、ご指摘のとおり、さまざまな苦しいご判断のうえ、用地のご提供という形でご協力をいただいてきた方々も数多くいらっしゃるわけであります。そういった中で、いまだにダム自体の完成を見てないということは、本当に申しわけない思いでいっぱいであります。
これからも、引き続き、地権者の皆様方のご協力をお願いしていかなければいけないと考えているところであり、事業自体の必要性等については、もう既にこれまで申し上げてきたとおりでありますので、私自身含めて、引き続き地権者の皆様方のご理解が得られるよう努力してまいりたいと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
九州新幹線の件でお伺いします。
この前、平田副知事も佐賀の副知事と面会されて、その際に来年度の国の予算で環境影響評価の費用も計上されない、北陸新幹線とともに財源問題が議論されないと後れをとるのではないかという話がありました。万が一、環境影響調査の費用が計上されない場合、整備の遅れというのが可能性として出てくると思うんですが、そういった場合への対応というのは現時点でどのように考えていらっしゃいますか。
そういうこともありまして、先般、壱岐で九州地方知事会議が開催され、その合間の時間をいただいて、直接山口知事とも話をさせていただいたところでありますが、これまで与党PT検討委員会のヒアリングの際に、「佐賀県としては、新幹線の整備、新鳥栖・武雄温泉間の整備を求めてきたことはなく、今も求めていない」というようなご発言をなさったということで、これはぜひ直接お会いして真意のほどを確認をさせていただかなければいけないと、こう思ってきたところでありますが、今、ご指摘のような課題も大きな課題としてあるわけでございまして、やはり北陸新幹線の整備に向けたスケジュール、これは財源の確保でありますとか、環境アセスを含めた着工に至るまでの環境整備、この流れに西九州ルートが遅れることがないように、そのためには、もう既に北陸新幹線は環境影響評価に入っているわけでありますので、この西九州ルートは過去一度アセスの手続を行った、これと大幅に変わらなければ、前の調査結果も一部活用できる可能性もあるのではないかということで、時間の短縮も視野に入れながら、何としても来年度の予算には関係調査費を計上していただきたいと、こう願って、国に対する要望活動等も行ってきたところでありまして、したがって、直接山口知事とお話をさせていただいた際には、柔軟に対応していただくことができないのか。例えば、わずか数カ月のうちにこの新幹線の整備のあり方等について結論を出すというのはなかなか難しいというようなこともおっしゃっておられましたので、アセスはアセスとして反対されないような選択肢というのはないのか。例えばアセスの調査にかかりますと数年間調査に時間がかかりますので、その間にしっかり佐賀県内のご議論をいただいて、整備のあり方等について関係者間の合意を得ていくというような時間的な余裕もできるんではないかといったようなご提案もさせていただきました。ただ、非常に厳しいご姿勢でありまして、「考えられない」というようなお話でありましたので、さあ、あとどういう形で全体としてのスケジュールの中に、この西九州ルートの整備を組み込んでいくのか、これはさらに知恵を絞っていかないといけませんし、また、佐賀県内でのご議論を進めていただくことができるように、いろんな方々のご協力も得られるように努力していかなければいけないのではないかと思っております。
追加で、佐賀の知事は、中村知事の提案に対して、反対しないでほしいということに対して、「私は考えられない」とおっしゃったのは、もうそれについてもアセスの予算を計上するということについても反対だということだったんでしょうか。
反対しない、反対する、そういったお話はありませんでした。やはり原則論として、いわゆる新鳥栖・武雄温泉間については在来線を使うという前提で考えてきたわけであって、そのほかの選択肢等について、早急に結論を出すというのは困難であるというようなご姿勢でありまして、そのことを繰り返しおっしゃっておられる状況です。
考えられないというのは、在来線以外は考えられないという意味でしょうか。
取りようは幾つかあるんだろうと思うんですけれども、そこまで具体的に確認する時間がありませんでしたので、現状でご理解いただける状況にはないなという判断をいたしたところであります。
そのほかにも、財源の問題でありますとか、あるいは並行在来線についての考え方でありますとか、いろんな情報交換をいたしましたけれども、具体的に基本的なご姿勢がそういうことでありましたので、踏み込んだ議論にならないような状況でありました。
2点目です。財源の問題が出てきたんですけれども、お話に。フル規格を推進するに当たって、この前、財務省の方ではJRの貸付料が30年から50年に、で、例えばフルをするといった場合、佐賀県はこれまでよりも負担が増えるというふうに、みんなそれぞれ痛みを持つことにはなると思うんですけれども、そういった中で佐賀県の負担の一部肩代わり問題になった時に、以前、知事は、「法律、制度的にそういう状況ではないので」ということでお答えはされてなかったんですけれども、万が一、例えば、法改正であったりとか、制度変更によって佐賀県がフル規格をする場合に負担の一部を長崎県が肩代わりできるような状況になった場合、そういった負担増を受け入れるという意向はお持ちですか。
もともと負担の議論といいますのは、いろんな要素があるんだろうと思います。佐賀県では財政負担も大きな課題になって、その一方で長崎県はフル規格での整備を求めている。じゃ、求めているところが負担しなさいという話になるのか、あるいはいわゆる整備された時の受益、よく議論されるのは、途中経過県よりも終着駅、末端県に対する波及効果が一番大きいんじゃないかといったご議論でありますとか、さまざまな観点でその負担のあり方等について議論がなされてきたのではないかと思います。
後者の方から申し上げますと、新幹線というのは、国土軸を形成するネットワークを整備するという国家プロジェクトでありますので、その受益の大きいところが、これを負担しなさい、特に末端県が一番受益が大きいのでということになると、あらゆる公共事業が、末端県の負担が非常に大きくなるという形になりかねない。
それと、私もこれ、与党の検討委員会の際にも申し上げてきたんですが、結局、受益というのは、例えば、新幹線を整備することによって、長崎にももちろん利益がもたらされるであろう。ところが、逆に長崎から福岡にお出かけいただく方々も増えていく。そうすると福岡県にも受益が発生する。途中の佐賀県にも、それ相応の受益が発生するであろう。じゃ、一体どの範囲で、どういった形で、その受益の状況を把握して、それを負担金に反映させるのか。これは極めて難しい話ではないかと。
したがって、そういうこともあって新幹線についてJRの貸付料を除外して、残りを国が2、地方が1という形で負担しましょうというルールが出来上がっているものと私は理解しておりまして、したがって、どういった考え方、ルールのもと、長崎県に対する負担を求めていこうとされるのか。そこは全国に共通する課題になってくるわけでありますので、その辺については、しっかり哲学の部分を含めてご議論いただいて考え方をお示しいただかなければ、私どもも県民の皆様方に説明できないという形になるのではなかろうかと。こう考えておりますので、財政負担を軽減する方策として、さまざまな手法があるんだろうと思いますけれども、あまり単純な話ではないものと考えております。
そうすると、納得できるような、知事として納得できる、県民にもきちんと理解を得られるような手法であれば、そういった負担という手法も除外するわけではないということでしょうか。
これはですね、私だけの判断で決められるようなものではないと思います。
といいますのは、これまで整備新幹線の事業を進めてきた関係県ももちろんでありますけれども、これから候補路線を抱えておられる関係県が多数おありになるわけでありまして、そういった際の負担の考え方、これは全国共通の課題になってくると理解しておりますので、そういった議論が必要になってくるのではなかろうかと思っております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
ちょっと新幹線で1点だけ追加させてください。
6月22日に佐賀でフル規格を推進するシンポジウムが開かれることは、ご存じだと思うのですが、そのように佐賀でも一方でフル規格で新幹線を整備してほしいという動きがあることについて、知事はどのようにご覧になっているのか。
また、そういったフル規格でと考えている佐賀のグループたちと何らかの働きかけをしていくお考えがあるのか、その点だけ追加で聞かせてください。
私も佐賀県の方々といろんな場で意見交換をさせていただく機会がありますけれども、必ずしもフル規格反対だというご意見をお持ちの方々ばかりではないと受け止めております。
また、経済界の皆様方のお話をお聞きしても、フル規格による整備を望んでおられる方々もいらっしゃるということでありますし、先般も議会の関係者の方々と東京でお会いした際にも、フル規格による整備を進めるべきではないかというようなご意見をお持ちの方ともお会いいたしました。
そこはやはり佐賀県内で幅広くご議論をいただいて、できるだけ早く今の事態をどう打開していくのか、方針をお決めいただければ大変ありがたいと思っているところであります。
県内の各経済界はじめ、団体の皆様方も、佐賀県の関係機関の皆様方のご理解が得られるようにご尽力もいただいているようでありますので、そういったチャンネル等を通して、今後の新幹線の整備の方向性ができるだけ早く定まってまいりますように期待をいたしているところであります。
それでは、各社の方からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
先日、副知事の会談に取材に伺ったんですけれども、非常に厳しいものを感じまして、フル規格前提の議論には応じられないということや、佐賀県内の区間、武雄温泉・新鳥栖間は佐賀県内の区間なので長崎県と議論して決めるものではないというような新しい考え方も出ておりました。非常に長崎県と佐賀県の立場の違いが、隔たりとかが鮮明になったような感じがしました。
知事は、以前、山口知事と、課題、論点の整理をするために事務レベルの協議をすることで合意されたと聞きましたけれども、その事務レベルの協議に入ることさえできずに門前払いのような形を感じたんですけれども、今後、どのように佐賀県との隔たりを埋めていかれるのか、聞かせてください。
それはやはり私自身、もっともっと山口知事はじめ、関係者の方々と、機会があれば直接お話をさせていただく機会を増やしていかなければいけないと思います。私と話をさせていただいた時も、新鳥栖・武雄温泉間は佐賀県内の話なんだから、他県からいろいろ言われたくないといった趣旨のお考えは表明されました。
ただ、私は、それは違うだろうと。というのは、西九州ルートというのは、長年にわたって福岡県も交えて、福岡、佐賀、長崎で整備のあり方、どうしたらいいのかと、ずっと協議を重ねて、それが今に至っているわけでありますので、佐賀県内は佐賀県で自由にやれるんだというのとは少し違うんじゃないかと、それは直接申し上げました。協議をして、いろいろな選択肢の中から選択、相互理解をして今に至っているわけであります。フリーゲージトレインも両県との合意のもとに実現を目指して取り組んできた経過があるわけでありますので、それぞれの県内は県内が思うようにするんだということではないものと考えておりますので、ぜひその点については理解をしていただかなければいけないと思っております。
それは、先日、壱岐で会われた時にも話されたんですね。
はい。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(4)
その時に、知事がそのように山口知事に言われた時、山口知事からはどのような話だったんでしょうか。
その件については、返答ありませんでした。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(5)
九州新幹線の件について、先ほど知事は、佐賀県の方でしっかり議論していただいて、どう打開していくかというところをおっしゃっていました。現実的に考えて来年度の概算要求に対して環境アセスの関連経費を計上する上では、そういった議論をしている、なかなか猶予というものはないように思います。
今、若干手詰まり感がある中で、国、あるいは国交省、あるいはJR九州に対して、県としてどういった働きかけをして、あるいはどういった解決策を望むのか、この辺のお考えをお聞かせください。
これまでも申し上げてまいりましたけれども、佐賀県の知事選挙が終わった直後から、直接お会いしたいというお願いをさせていただいて、1月に山口知事と話をさせていただきました。
その際には、両県合意の上で進めてきたフリーゲージトレイン、これが開発がうまく進まず、導入を断念せざるを得ないというところから今の課題が生じてきたわけであります。
したがって、そこは原因者として責任ある立場で国の方でしっかりと議論をしていただいて整備の方針を示していただきたい。その際には、財源負担のあり方でありますとか、さまざまな面でしっかり説明をしていただくことが一番大切であろうと。そういう点について両者間の合意が得られたところであります。
そうしたことを受けて、長崎県としては、そういった要望をさせていただき、できるだけ早く国の方で検討をしていただいて方向性を示してもらいたい、そして地元負担の軽減方策についても考え方を示してもらいたい、ぜひ来年度予算にはアセス調査費を計上してもらいたいという要望を行ってきたところであります。
その点については、これからもそういった方向で国に対して臨んでいきたいと、こう考えているところであります。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(6)
関連なんですが、事務レベルでの協議というのは今後も継続されるのか。
また、知事も佐賀県の方にも行かれてという話もあったと思うんですが、そのあたりの予定というのは入っているんでしょうか。
事務レベルでの協議は、副知事協議の後、部長レベルの協議もさせていただいておりますし、両県にかかわる課題というのは、新幹線に関連する課題というのは数多くございます。例えば、肥前山口・諫早間の、いわゆる上下分離方式で運営する際の今後の進め方等について、具体的な協議、調整が必要になる課題が数多くございますので、引き続き、そういった場を設けていかなければいけないと、こう考えているところであります。
時間もありますので、最後の質問でお願いいたします。
長崎空港の24時間化について
空港の24時間化について伺いたいんですけども、昨年12月の定例県議会の一般質問のやりとりの中で、「最短で2020年度の24時間化の実現を目指す」というふうな答弁が担当部の方からあったと思うんですけれども、現時点で、まだ24時間化に向けた動きがどのようになっているのか、明確になってないんですけれども、20年度中に実現が可能かどうか、そこは知事としてはどのような見解をお持ちでしょうか。
そこはですね、委員会でそういうお答えをしたんでしょうか。
一般質問の中で。
一般質問というのは本会議で。
はい。
そうですか。それは希望的な観測を含めて、そう答えてたのかもしれませんけど。
・・・目指したいと。
実を申しますと、この24時間化というのは、具体的な路線を先に引っ張ってこいという話が先なのか、CIQ体制を先につくれというのが先なのか、卵・鶏みたいな議論になっているところでありまして、空港の運用時間外に具体的な形で定期航空路線が運航されるということがあれば、それはCIQ体制も整備しないといけませんね。今の運用時間外になると、まさに24時間体制をつくらないといけない空港でありますので。
そういうことで航空事業者の方々の協力も求めてきてるんですが、ただ、現実の話をお聞きしますと、その航空路を具体的に認可いただくまでに1年以上時間がかかる。すると、1年以上先の話を今から約束して体制をつくっていくというのは、各運航事業者にとっては考えにくい話であるというようなことも聞いているわけです。
ただ、そう言っていては、いつまでたっても議論が堂々巡りをするばかりでありますので、もう少し別の手法なり考えられないのか。やはり関係者の方々のお知恵も再度お借りしながら24時間化の実現に向けて引き続き検討をしていかなければいけないと思います。
2020年までに間違いなくできるという手法は、今のところ、まだ具体的に視野に入っておりませんけれども、努力していかなければいけないと思っております。
これはIRが動いてくるということになると、これはやはり各航空事業者が注目をされ、さまざまな航空路線の開設の可能性に結びついていく可能性があるのではなかろうかと、こう思っているところであります。そういった動きも含めて判断していかなければいけないと思います。
となると、IRの誘致が決まるのを待つような状況になるのか、それとも24時間化を先に進めるのかというのは、どちらの方に比重を置かれる形なんでしょうか。
それは議論は全く別々として、24時間化については、別の課題として捉えてこれまでも進めてきましたので、どっちが先かということはありません。24時間化は24時間化で一刻も早く実現を目指していかなければいけないと思っています。
佐賀空港の方では、先日、深夜便の増便をお盆期間中に羽田と佐賀の路線を増やすという報道がなされてたんですけれども、長崎空港も10時以降の運用時間を広げて深夜枠を誘致するという話は具体的に進んでいるんでしょうか、進んでないんでしょうか。
国内航空会社、海外との航空会社を含めて、そういった働きかけは行っております。
具体的にはまだ決まってないんでしょうか。
まだ、今の運用時間外で路線開設をするという具体的な話、回答をいただいていない状況であります。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
【定例記者会見】
会見内容
movie令和元年5月17日 定例記者会見
会見内容
平成30年度移住実績について(1)
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。
今日は、まず、冒頭、私の方から2点お話をさせていただきたいと思います。
まず、第1点目は、30年度の移住者の実績についてご報告をさせていただきます。
UIターンにつきましては、「ながさき移住サポートセンター」を平成28年4月に開設いたしまして、無料職業紹介による就職支援をはじめ、都市部での相談会の開催、あるいは、ホームページやSNSなどを活用した情報発信など、市町や関係団体と一体となって積極的に取り組んできたところであります。
そうした結果、平成30年度の移住実績につきましては、この移住サポートセンターや市町の相談窓口を介した移住者数の実績が1,121人となりまして、目標の530人を大きく上回ることとなりました。また、平成29年度の782名を大きく上回る結果となったところであります。
今年度は、さらに相談体制の強化として、県の大阪事務所にテレビ会議システムを活用した移住相談窓口の開設、あるいは、新たに住宅支援員を配置いたしまして、住宅賃貸物件の情報提供、あるいはマッチングなどに力を注ぐことといたしております。
そして、また、新たに地域産業雇用創出チャレンジ支援事業という形で東京23区からの移住者に対しては1世帯当たり100万円を上限に支援措置を講じることといたしておりますし、また、その場合、起業・創業を行う者への支援といたしまして最大200万円、対象事業費の2分の1を給付するというような制度も新たに設けたところであります。
加えて、半島・過疎地域の小規模事業者に対する事業拡充の支援策として最大400万円、これは対象事業費の3分の2を限度といたしますけれども、これを支援として給付する制度、あるいは、地域の住民生活の支障を解消または緩和する事業承継支援ということで最大100万円の給付を行うという事業にも取り組むことといたしているところであります。
ご報告させていただきましたように、移住者数は大幅に増える結果となりましたけれども、年々地域間競争が激しくなっているところでありますので、引き続き、各市町、地域の皆様方と力を合わせて移住対策の推進に力を注いでまいりたいと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
まず、4月26日に、佐賀県の山口知事が新幹線の整備のことについて与党のPTの方で、佐賀はこれまでも、佐賀県としては新幹線整備を求めたことはなく、今も求めていないというふうな発言をされました。
全線フル規格を求めている長崎県の知事のお立場として、今後、その発言の受け止めと、今後、どのような形で佐賀と情報共有、あるいはフル規格を進めるための取り組みを進めていくか、この辺のお考えについてお聞かせください。
先般の与党PTヒアリングの際にそういった趣旨のご発言があったということをお聞きいたしましたけれども、これまでも申し上げましたように、これまで、長崎県、佐賀県力を合わせて、いわゆる新幹線の一つの形態でありますフリーゲージトレインの導入を前提とした施設整備等にともに取り組んできた経過があるわけでありまして、さきの皆様方のお尋ねに対しては、「真意をはかりかねているところである」と、こう申し上げてきたところでありますが、やはりその後のご発言内容等をよくお聞きしてみますと、いわゆる新鳥栖・武雄温泉間については在来線を活用するという前提での新幹線の整備実現を目指してきたということをおっしゃっておられる趣旨ではなかろうかと、こう理解をしたところであります。
当然ながら、フリーゲージトレインの場合にも、新鳥栖駅周辺ではアプローチ線の整備なども当然新幹線スキームで事業内容に入っていたわけでありますけれども、今、検討の対象になっておりますフル規格での整備、あるいはミニ新幹線での整備、いずれにしても施設整備が必要であり、相当の財源が必要となってまいりますことから、なかなか検討をするに際しては時間がかかる課題であるといった趣旨のご発言ではなかろうかと推測をいたしているところであります。
ただ、長崎県の立場といたしましては、これまでも繰り返し申し上げてまいりましたように、やはり山陽新幹線に直接乗り入れることができるような形で、全国の新幹線ネットワークとしっかりと結びつくような新幹線の実現、具体的には投資効果、時間短縮効果、そして収支改善効果が最も大きいフル規格での実現を求めているところでありますので、引き続き、国におかれては早期にご検討をいただいて、整備の方針をお示しいただけるよう働きかけを進めていかなければならないと考えているところであります。
また、近いうちに時間をいただいて、佐賀県の山口知事さんともお話をしてみたいと思っているところであります。
平成30年度移住実績について(2)
先ほど、冒頭、移住者の実績についてお話がありましたけれど、ここで1点確認したいんですけれども、知事は、今回、年々移住者が増えている状況を見ていて、どういった取り組みが一番効果があったとお感じになっているのか、また、アンケートとか、そういったものから何か浮かび上がってくる効果的な施策とか、その辺をどのようにご覧になっていますでしょうか。
ご承知のとおり、移住して本県においでになられる皆様方、40歳代以下の方々がおよそ80%を超える割合になっているところでありまして、そういった意味では、生活の拠点を替えるということに合わせて、仕事の場をいかに提供できるかということが重要な視点になってくるものと考えておりましたけれども、先ほどお話をさせていただきましたように、移住サポートセンターでは無料職業紹介機能も具備しているところでありまして、お仕事、住まい、そのほかの条件をしっかりとお聞きしながら調整を進めて、受け入れ態勢を整備してきているところでありまして、そういった点について一定のご評価をいただけたのではなかろうかと、こう考えております。
ただ、移住者の内容を見ますと、そのうちUターン者の方々がほぼ半分を超えるような状況になっておりますので、ということは、これまで最大の課題でありました若い方々を中心に多くの方々が県外に出てしまわれると。一定期間、都市部で生活をされた後、Uターンしたいとお考えになっておられる方々も少なくないということのあらわれではなかろうかと、こう受け止めているところであります。
したがいまして、先ほど、新たな施策などについてもご紹介をさせていただきましたけれども、一旦、県外に転出された皆様方も安心してお帰りいただき、活躍していただくことができるように、関係各機関と引き続き力を合わせて、もっともっと安心して移住をしていただくことができるように努力していかなければいけないと思っております。
特定複合観光施設(IR)の導入について(1)
お話は変わるんですけれども、IRについてですが、先月、大阪市の松井市長が、記者会見の中で誘致を確実にするために国と直接交渉をしていく考えを示されました。長崎県の中村知事としては、国に直接アピールをしたいとか、交渉をしたいというようなお考えとかはありますでしょうか。
長崎のIRにつきましては、やはりしっかりとした区域整備計画を策定し、それを国に理解をしていただき、全国3カ所の1つとして選定していただくことができるように、これからいろいろな機会を捉えながら要請活動等も行っていく必要があるものと、こう考えているところであります。
ただ、松井市長さんは、国と直接交渉を進めていくお考えをお示しになられたとお聞きしているところでありまして、大阪はご承知のとおり2025年に博覧会が開催されます。その前に、このIRを開業したいというスケジュール感を持っておられる。いずれも国家プロジェクト、国家的なプロジェクトになるものと思っておりますけれども、そういったスケジュール調整を含めて、これはもう密接に、今後の国の一連の検討作業と重なってくる分があろうかと思っておりますので、そういった意味で協議を進めるというお考えをお示しになられたのではなかろうかと思っております。
長崎県といたしましては、このIRの実現に際して、他のプロジェクトと密接に関連するといった面で国の調整を求めなければいけない部分というのは比較的少ないものと思っておりまして、しっかり国の認定基準等を満たす形で、その優位性をしっかり計画の中に盛り込んで理解をいただき、実現を目指していかなければいけないと思っております。
今、少しスケジュールの話もありましたけれども、県としての開業目標とか、スケジュール感についてお考えを改めてお聞かせいただきたいのと、あと、そういったほかの自治体の、大阪の方は先行して事業者のコンセプト募集とかも始めたいとか、その動きも見せていますけれども、そういう他都市の動きについてのご評価とかご感想も伺えますでしょうか。
まず、スケジュール感でありますけれども、一定の手続を経て、区域認定申請を行う必要がありまして、まずは、区域認定の基準となる国の基本方針、これが夏ぐらいに示されるということでありますので、その内容をしっかり踏まえながら、実施方針を策定し、そして、具体的な事業者の公募選定作業、その後、事業者を決定した上で区域整備計画を練り上げていく必要があります。
そうした一連の作業を進めた上で、区域整備計画の認定をいただいた後で、具体的な施設整備等に着手するという形になりますけれども、国の方では、2020年代半ばぐらいに開業するようなスケジュール感をお持ちで、一連の事務作業を進めておられると聞き及んでおります。
したがいまして、私どもも何としても、第1弾目の区域認定は全国で3カ所と、こうされておりますので、まずはその3カ所の1つとして認定をいただくことができるように全力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。
大阪市の方ではコンセプト募集ということで一連の作業に着手されたというようにお聞きしているところでありますけれども、私どもも、先ほど申し上げたスケジュール感をもって具体化を進めていかなければいけないと、こう考えているところであります。まだまだ今の段階では国の基本方針も明らかにされていないということでありますので、国の基本方針を踏まえた上で、実施方針等の策定、公募・選定作業に取り組んでいきたいと思っております。
最後に、九州全体でIR誘致を目指していく体制整備と機運醸成の取り組みなど、今年度新たに取り組みたいと考えていらっしゃる施策とかがあれば、教えていただきたいと思います。
これまでも、長崎のIRが長崎だけの計画ということではなくて、九州全体のIRとして位置づけをしていただいて、応援もいただきたいという思いでもって九州地方知事会、あるいは九州地域戦略会議の各関係皆様方にもご相談、お願いをしてきた経過があります。
今年の九州知事会、またさらに戦略会議は、実は本県で開催される計画になっているところであり、改めてご相談の上で、この戦略会議のプロジェクトチームとして長崎のIRを九州のIRとして位置付けていただいて、計画の具体化、そして推進体制の強化を図っていきたいと考えているところであります。そのため、引き続き関係者のご協力が得られるよう努力してまいりたいと思っているところであります。
ありがとうございます。以上で終わります。
それでは、各社の方からお願いいたします。
佐世保基地の日本人警備員による基地外での銃携行について
昨日、新聞報道などで、佐世保基地の日本人警備員が、指示を受けて、実弾入りの拳銃を持ち、公道を歩いていたということが明らかになりました。この事案に対しての知事の受け止めをお願いします。
警備員の方のお話でしょうか。
私も新聞報道で知ったところでありますけれども、まずはしっかり、事実関係を確認する必要があるものと考えているところであります。詳しく、地位協定等の内容について確認をまだいたしておりませんけれども、そういった関係規定に違反することがないように、しっかりした対応を求めていかなければいけないと、こう考えているところであります。
ほかにございませんでしょうか。
特定複合観光施設(IR)の導入について(2)
先ほどお話があったIRの関係でお尋ねしたいんですが、IRは海外からの誘客を主目的とした施設だと思うんですけれども、長崎空港の国際線は、ソウル便が運休したことで今、2路線しかなくなってきて、九州の中でも非常に利用客が少ないんですけれども、そこがIR誘致のネックになってしまうんじゃないかというふうな懸念もありますが、そこについての知事のお考えと、そうした現状を改善するために今後取り組んでいきたいことがあれば、お話しいただけますでしょうか。
やはりIRの誘致実現を図る上で、アクセスを改善するということは重要な視点であると、こう考えているところでありまして、特にインバウンド客を想定した場合に、航空路線を使って来県される方々が増えていくものと思っております。
長崎空港の国際路線、ご指摘のとおりでありまして、先般、長崎・香港線が開設をされたところでありますが、あわせて台湾等とを結ぶ路線についても連続チャーターの計画が決定をしたところであります。今後、定期化に向けてさらに働きかけを進めていかなければいけないと思っているところでありますが、そのほかの国々との国際定期航空路線の開設、これは継続して力を注いでいく必要があるものと思っております。
長崎空港はご承知のとおり海上空港でありまして、24時間化の可能性を秘めた空港でありますので、具体的に関係機関の協力もいただきながら検討を進めているところでありますが、何としても、路線の開設が先であるのか、あるいはCIQ体制の整備が先であるのか、卵と鶏のような関係もありまして、なかなか、実現ができていないという状況でありますけれども、IRの実現を図る際には極めて重要なインフラの一つになってまいりますので、引き続き国際路線の誘致、充実に全力を注いでいかなければいけないと思っております。また、24時間化、CIQ体制の強化などについても継続して取り組んでいきたいと思っているところであります。
それから、こういった空港機能の拡充にあわせて陸上交通の整備充実、これもまた欠かせない視点になってくるものと考えておりますので、高速交通体系の整備促進に引き続き全力を注いでまいりたいと思っているところであります。
プラタナス広場の活用計画について
もう一点なんですけれども、ちょっと話は変わるんですが、県庁からドラゴンプロムナードまで、非常に歩道の広いプラタナス広場というんですかね、そこが、これから新幹線の新駅開業であったり、松が枝の2バース化なんかが進んだりすると、非常に人通りの多いエリアに一層なっていくのかなと思うんですが、あそこの活用計画みたいなものが以前あったと思うんですが、現在、あれば教えていただけますでしょうか。
このプラタナス広場につきましては、長崎港の施設の一つでありまして、周辺地域を散策される方々が、ベンチや木陰でくつろいでいただけるような場所として利用されているわけでありますけれども、ご承知のとおり長崎港の関連施設については、民間の方々の知恵と能力を活用させていただくという趣旨で、指定管理施設としたところでありまして、本年度から、この場所もその中に含まれているところであります。
これまでいただいております指定管理者のご提案の中にも、ストリートバルでありますとか、ケータリングカー、あるいはワゴン等を活用した飲食物の販売なども検討をしていただいているということであります。
長崎駅から旧県庁、あるいは松が枝に向けた動線の中にあるわけでありまして、ここを有効に活用して賑わいを創出していくというのは、極めて重要な視点であると、こう思っておりますので、有効に活用していただけるよう、いろいろなご提案をいただいた際には、指定管理者とも協議を進めていきたいと思っております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
先ほど新幹線の件で、「近いうちに、佐賀県知事に時間をいただいてお話をさせていただきたい」というふうに言われましたが、与党検討委員会は6月ごろをめどに方向性を決めたいというふうな形で、時間もあまりないと思うんですけれども、近いうちにというのが、どういったスケジュール感でいくのかということと、あと、佐賀県知事に理解をいただくとか、説得をするために、長崎県としてどういったことを働きかけていきたいんでしょうか。
まずは、これまで一緒に力を合わせて取り組んできたところでありまして、先般1月に、直接お会いして相談をさせていただいた際も、これまでフリーゲージトレインを前提にしてきた、この西九州ルートでありますけれども、これが非常に困難な状況に至っているというのは、まさにフリーゲージトレインの開発がうまく進まなかった。それは、国において開発をされてきたものでありまして、国としては、責任ある立場として、しっかりと今後の整備方策を検討していただいて、方針を提示していただきたい。これについては、その際、認識を一つにしたところであります。私も、そういった趣旨のご報告をさせていただきましたし、山口知事もそういった発言をされてこられたところでありますので。
私どもといたしましては、まず国においては、そういったお立場から、引き続き、早期に、整備方針をお示しいただきたい。その際、さまざまな課題が出てまいります。整備財源の問題、地元負担の問題、並行在来線の問題、さまざまな課題も想定されるわけでありまして、そういったことなどについても、まずはしっかりと、そのお考えをご説明いただき、そういったお考えに対して、地元として相談をしながら、対応方針を決定していただく必要があるものと、こう考えてきたところであります。
ただ、先般、山口知事は、「6月までにというような期間を限っての検討はなかなか難しい」というような考え方もお示しになられたところでありますけれども、もうご承知のとおり、九州新幹線に限らず新幹線の整備というのは、国を通して財源の確保でありますとか、所要の手続きを進めていく必要があります。現に動いておりますのは、北陸新幹線でありまして、新たな工事箇所も検討されているわけでありまして、そういった一連の流れに遅れるようなことがあれば、この西九州ルートだけが取り残されてしまうということも懸念されるわけでありますので、そういったスケジュール感も持ちながら、やっぱり地元として協力できることについてはしっかり協力しながら取り組んでいかなければならない、そういったことを直接山口知事とも相談をしてみたいと思っております。
国の責任という部分を、実施されていると思うんですけれども、ただ、やはりそう言いながらも、佐賀県もいろんな問題で、「求めていない」という立場で、少しかたくなになっているのかなという感じもします。長崎県として、国の整備方針が出るのを待つだけでなく、長崎県の熱意とかそういったものをもう少し伝えていく必要があるのではないかなというふうに思いますし、そういった声も聞きますが、そのあたり、そういった働きかけはいかがでしょうか。
熱意については、もう機会あるごとに、お会いするたびに新幹線の話、直接知事にもお話をさせていただいておりますし、また、これまでも各経済界をはじめ、各関係機関の皆様方も長崎のお立場から、佐賀県への働きかけなども進めてきていただいた経過もあります。改めて、さきの発言等を受けて、経済界の皆様方、その他の関係機関の皆様方にもご協力をいただいて、長崎の思いをお伝えしていかなければいけないと、こう思っているところであります。
そういった取組については、継続して進めていきたいと思いますが、計画自体は、内容を見ますと、やはり地元負担の問題でありますとか、並行在来線の取り扱いがどうなるのかといった課題、あるいはルートがどうなるかといったさまざまな課題があるわけでありまして、そういった点について長崎県の熱意、もしくは長崎と佐賀だけの話し合いで解決するのは難しゅうございます。したがって、先ほど申し上げたように、国としてのお立場からも財源負担のあり方、整備方針を含めて、しっかりと考え方をご議論いただいてお示しいただく必要があるものと思っているところであります。
したがいまして、地元負担の軽減方策、あるいは並行在来線の問題等、地元の自治体として協力できるところも多分にあろうかと、こう思っておりますので、そういった点については、これまでも協力できることは一緒に取り組んでいきましょうと、これは地域振興方策等を含めて、そういった点についても合意をしているところでありますので、改めて話し合いの機会を設けていきたいと思っているところです。
今、「地元自治体として協力できることはあると思っている」と言われましたけれども、具体的に何かあるんでしょうか。
それは、並行在来線をどう考えておられるのか、新鳥栖・武雄温泉間に限らず、佐世保線の運営にも影響がある話でありますので、そういった部分については、地元として力を合わせて取り組んでいける課題ではなかろうかと思っております。
協力するというのは、佐賀県に対してということですか。
佐賀県と一緒になって働きかけを進めていくということも必要になってくる場合も想定されると思っております。
それでは、最後の質問をお願いいたします。
県庁舎跡地活用について
折に触れてお尋ねしている県庁跡地の問題です。
先般、長崎大の片峰前学長や、カトリックの高見大司教が、遺跡の存在を見据えて組織を立ち上げました。最近、学識者の中から、県の計画に対する批判的な声も上がっていますが、改めてお尋ねします。旧県庁舎の地下には遺跡が存在する可能性は低いというお考えに変わりはないのかどうかということと、解体後に1年程度の発掘調査が予定されていますが、「岬の教会」等の遺構が見つかった場合は、計画を凍結したり、白紙に戻すようなお考えはあるんでしょうか。よろしくお願いします。
批判的なお話というのが、どの点にご批判いただいているのか。といいますのは、私ども、発掘調査はきちんとやらなければいけないと思っております。ただ、専門家のお話を聞いてみますと、旧県庁舎の敷地になった部分については、地盤を、基礎を整備するために掘り込んでいるということもありまして、なかなか遺構は残されていないんではないかと、専門家の意見を聞くと、そういう状況でありまして、新たな施設を整備するに当たっては、その敷地の部分については発掘調査は必ず必要であります。発掘調査の過程の中で何か発掘されるということになると、しっかりとその評価をし、専門家の方々の意見もお尋ねしながら、どういう形で整備を進めていくのか、十分検討をしなければいけない、また、そうした面での意見を伺っていかなければならないと考えております。
ただ、全般的に、確かに「岬の教会」であったり、長崎奉行所、あるいは海軍伝習所などさまざまな長崎を象徴するような歴史を積み重ねた場所でありますので、そういう遺構が出てくるということになった場合に、じゃあ、その評価をどうしていくのか。もともとこの場所自体は、そういった歴史が折り重なった場所であるので、県庁というよりも、むしろ別の使い方をして、地域の活性化に結びつけたほうがいいのではないかと、これが懇話会のご議論であったと認識をしております。
したがって、予断を持つことなくしっかりと発掘調査、必要な手続きを経た上で、計画の具体化を進めていかなければいけないと、こう考えておりますけれども、一つ考えられますのは、旧県庁舎と「出島」の間のエリアで新たに整備を計画しております「交流・おもてなしの空間」、ここは一定の施設整備の予定をしておりますので、そこら辺の状況がどうなっているのか、十分慎重に調査を進めていかなければいけないと思っているところであります。その後の対応については、その発掘された遺跡の状況によって検討をしていかなければいけないと思っております。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
大きく2つのことを聞きたいんですけれども、一つは新幹線なんですが、今まで出てきているところに重ねて恐縮なんですけれども、知事が今言われた、「一連の流れに乗り損ねると、全国的な整備の中で取り残されてしまうのではないかという恐れもある」という部分で、私も、先日の与党PTの取材に行った際に、委員の方に取材したところ、やはり今年の夏に環境アセスの予算を決めるぐらいの勢いでないと、それこそ北陸新幹線とかそういったほうに予算をとられてしまう。そうすると、長崎新幹線の実現というのは非常に厳しくなるぞというような話も聞いたりしたわけなんですけれども、そういう中で、知事も、佐賀県の山口知事とお話をされたいという意思は、今、お伺いしましたけれども、4月26日の山口知事の「新幹線整備は佐賀県は求めていない」という、我々からすると、結構衝撃的な発言をされているわけですけれども、やはりこれに対して、もうこれまでも3週間たっているわけで、そこにまだアクションがないというのはいかがなものかという気もするわけですけれども、先ほどもありましたけれども、スケジュール感というか、もう早々に山口知事と話をする機会を持つとかしなきゃいけないんじゃないかなと思うんですけれども、その辺はいかがなんでしょうか。
当然そうだろうと思っております。動きがないじゃないかというお話でありますけれども、水面下では動いている経過もありますので、そこら辺についてはご理解いただきたいと思いますけれども。
私ども、国に対する要請の中でも、来年度予算には環境アセス関係予算を計上していただきたいという要請を重ねているわけでありますけれども、佐賀県の様子を拝見しておりますと、当然ながら沿線自治体であります武雄、嬉野の皆様方は、これはもう県内の各都市と連携をしながら、全線フル規格実現に向けて要請活動等も進められているところでありますし、いろんな方々とも直接お話をさせていただいたりして、県民の皆様方が全てフル規格について反対の意見を持っているというような状況ではないものと思って、そういう状況ではないかと受け止めているところであります。
問題は、これから新幹線の整備をどういう形で進めていけばいいのか、その整備効果でありますとか、地域活性化への効用でありますとか、そういった面でのご議論をいただく必要があるんではなかろうかと、こう思っているところでありますので、行政ベースで、現状でありますとか、十分説明をさせていただくということも必要な手段でありますけれども、幅広い県民の皆様方のご議論、ご協議というのも必要なことではなかろうかということで、先ほど申し上げた関係各団体の皆様方にもご協力をお願いしてきているところであります。
いずれにいたしましても、地元として、一番の地元県としてのお立場であられますので、やはり将来のことを見据えて、西九州地域全体の発展を目指していくためには、極めて有効な事業であるということをやはり理解していただく必要があるものと思っているところでありまして、長崎県でもさまざまな新幹線について議論の経過がございましたけれども、終着駅であれ、途中駅であれ、お客様をお迎えしていくということになると、それなりの経済効果というのは生まれてくるものと、こう思っておりますので、そういった視点でのご評価というのも、また、していただければありがたい。必要であれば、また、私どもの方でも一定の係数整理なりさせていただくというようなことも必要になってくるのかと思いますけれども、ただ、一つ鹿児島ルートの例をとりましても、やっぱり沿線都市も相当の交流人口の効果が出ているわけでありますので、そういった点などについても、やはり県民の皆様方自身、着目してご理解をいただき、そして今後の新幹線のあり方についての議論をいただければありがたいと、そうできるように努力していかなければいけないと思っております。
そういう意味では、昨日、佐賀の市議会議員さんとか、集まって「フル規格促進議員の会」というのが設立されたということでありますけれども、これについてはどんな受け止めでいらっしゃいますか。
ほとんどが、その周辺の県民の皆様方の意向は反対の意向であると、こういうお話だったと記憶しておりますけれども、現にそういったフル規格の実現を求める形で具体的な動き、作業が始まっていくということは、極めて意義深いことであると思っておりますので、県民の皆様方の中で、先ほど申し上げた議論が広がっていくことを強く期待を申し上げているところであります。
石木ダム建設事業について
もう一点、すみません、石木ダムの件なんですけれども、今回の統一地方選挙の中で、川棚町議会議員選挙がありまして、ダムに反対している地権者の方が立候補し、当選されたと。しかも、トップ当選だったというようなことで、その選挙の過程を通じて川棚町民の民意はダム反対なんだというふうなことで、県の方にお申し入れとかあったかと思うんですけれども、その辺のところ、知事はどう考えておられるのか、ちょっと伺いたいんですが。
町民の皆様方の民意がダム反対ということのあらわれであるとは受け止めておりません。といいますのは、これまでのさまざまな経過もあるわけでありまして、トップ当選をされ、反対の方々もいらっしゃるということについては十分認識をしているところでありますけれども、これまでも説明の機会をいただくたびに、さまざまな観点からご説明を申し上げてきたところでありますし、引き続き、しっかりと説明をさせていただく機会をいただければ、お話を申し上げていかなければいけないと思っているところであります。
もうずっと以前から聞いているんですけど、その地権者の方と知事との話し合いというものの進捗というのはいかがなんでしょうか。
ずっとお話を担当課の方で差し上げているんですが、返事をいただけないという状況がずっと続いております。スケジュールを含めて、文書でもって回答するというお話をいただいて、その回答待ちで、途中においても幾度となくそういった機会をいただきたいというお話をさせていただいておりますけれども、今はそういう状況ではないというようなご回答でありまして、返事をお待ちしている状況が続いております。
今回、町議に当選されるというようなことがありましたけれども、これ、何か話し合いの促進につながるとかいったことはないんでしょうか。
何がですか。
町会議員に当選されたということで。
町議としてご当選なされて、町議会でもさまざまなご議論があろうかと思います。議論を尽くされる中で、双方の理解ができれば、それが一番好ましい形ではなかろうかと思っているところであります。そういった意味では、期待を申し上げている部分もあるところであります。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時40分(40分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成31年4月15日 定例記者会見
会見内容
特定複合観光施設(IR)の導入について(1)
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。
どうぞよろしくお願いします。
今日は、特に私の方から報告、お願い事項等はございません。どうぞよろしくお願いします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
まず、先日、IRについてハウステンボスと候補地に基本合意をされましたが、国からは、宿泊施設10万平米以上だと、長崎県にとってはかなり厳しいハードルが示されると思いますけれども、今後の地域間の競争を勝ち抜くために、県としてどのような取組を進められていくか、教えてください。
ご質問のとおりでありまして、これからIRの区域整備計画の策定を進めていくことになりますけれども、国の方で示されております諸要件を考えてみますと、国際会議場、あるいは展示場、それから、今回新たにホテルの規模等も、相当スケール並びにその内容等について、これまでにないようなものを求めていくという姿勢が示されたところであります。
そうした中で、やはり全国3カ所の一つとして、この私どもが検討を進めてきたIRが勝ち残ってまいりますためには、いかに魅力のある構想をお示しするかということにかかってくるものと考えているところでありまして、そういったことから、これまで事業展開を計画する用地についても、既存のハウステンボスの敷地内で低利用の用地を中心に事業展開を進めていこうと考えておりましたけれども、一部用地の分散化並びに小規模ではないかというようなご指摘等もいただいてきた経過もありましたので、今回、改めてハウステンボス、佐世保市とも協議を重ねて、既存の海に面したホテルヨーロッパの敷地、あるいはパレスハウステンボスの敷地を含めて用地をご提供いただくということで基本合意に達したところであり、今後、そうした用地をしっかりと活用しながら、より魅力のある計画を策定していく必要があるものと考えているところであります。
勝ち残るためには、魅力のある構想を示せるのかというところを強調されましたが、ハウステンボスだけではなくて、やはりIRは日本全国への送客という部分も非常に求められていくと思うんですが、その点長崎は、やはり空港とハウステンボスが遠かったり、福岡空港とのアクセスを考えたときにも、悪いとか、諸般の交通網の上でも不利があると思うんですけれども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
ご指摘のとおり、アクセスをどういう形で確保、整備していくかというのは非常に大きな課題になってくるものと考えております。長崎空港は、これから観光需要が一番高まっていくアジアに最も近いというポテンシャルには恵まれておりますけれども、具体的に、それでは、国際定期航空路線がどれほど開設されているかというと、まだまだでありますので、これからもそういったインフラ整備の部分については、十分力を入れていく必要があるものと思っているところでありますが、既存の空港、それから、これから事業を展開しようと考えておりますハウステンボス間のアクセス、これは陸・海・空、いずれの交通形態においても、さらに拡充を図っていく必要があるものと考えております。
特に、空路を利用してご来県いただく皆様方に対しては、大村湾の海上交通路をさらに強化していく必要があるものと思っておりますし、また、陸上交通、高速交通体系の中で、特に道路については、従前から、県北地域から空港へのアクセス上、非常に大きな課題になっておりました東彼杵道路、あるいは、他県から直接ハウステンボスにおいでいただく際の西九州自動車道武雄佐世保道路、これが暫定2車線になっておりますので、これをいかに、さらに整備を進めていくか、あるいは、現在、九州新幹線西九州ルートの整備に全力を注ごうということで取組を進めておりますが、これも鉄道輸送機関を含めて、いかに多くの方々を安定してお迎えすることができるか、さらに力を入れていかなければいけないと思っているところです。
競争に勝ち抜くためには、魅力ある構想も大事だとは思うんですが、やはり県民の理解を得ることも非常に大事だと思います。中に、県民の皆様はギャンブル依存症であったり、治安対策というところでご懸念を示されている方もいらっしゃるんですが、例えば大阪府・市の場合は、新しい敷地に警察署を集結するという計画もあるみたいなんですけれども、長崎県ではどのような対策、もちろん、今、ギャンブル依存症については進んでいると把握しているんですけれども、何か新しい取組はございますでしょうか。
やはりご指摘のように、地域の皆様方を含めて、幅広い県民の皆様方のご理解をいただき、この構想を具体化していくということは極めて重要な視点であると思っております。
したがいまして、これまでもいろいろな機会を捉えて、セミナーの開催でありますとか、あるいは説明会の開催等、たび重ねて機会をいただき、その都度ご説明をさせていただいているところでありますけれども、そういった中で、やはりこれまでも多くの方々からご意見をいただいておりますのは、ギャンブル依存症でありますとか、治安の悪化に対するご懸念でありますとか、さまざまなご指摘、ご疑問点等をいただいているところでありますので、そういったギャンブル依存症等については、国の方でも対策の法令が既に設けられたところでありますので、そういった取組と連動しながら、地域としてもやはり安心していただけるような対応策を組み立てていかなければいけないと思っておりますし、治安の悪化部分に対するご懸念の部分についても、幅広い方々のご懸念の点等も踏まえて、これからの区域整備計画の中でしっかりと盛り込んでいく必要があるものと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
次に、新幹線について質問させていただきます。
先日、与党PT検討委員会がありまして、中村知事は囲みの方で、PT検討委員会の中で委員長から、 佐賀県分の一部肩代わりをご提案されていて、そのときは、「いろいろあります」と、「難しい」とご回答されているんですけれども、このままでは、長崎県として佐賀県を説得することが困難だと思いますが、今後どのように長崎県としては佐賀県を説得されていかれるお考えでしょうか。
佐賀県知事とは、これまでもお話をさせていただきましたように、今年の1月に直接、二人だけでお時間いただいてお話をさせていただきました。新幹線に対する思いは、それぞれ長崎、佐賀、異なるものがありますけれども、ただ、一旦フリーゲージトレインを導入する前提で両県合意をした上で整備に取り組んできたという経過もあるわけでありますけれども、今、直面しております最大の課題は、やはりフリーゲージトレインそのものの導入がなかなか難しいという状況になったことによるものでありまして、そういう意味からすると、このフリーゲージトレインの開発に携わっていただいた国の方で、やはり責任あるお立場として議論を重ね、一定の整備の方向性を示していただく必要がある。よく説明していただいた上で、それぞれの県が、検討をする必要があるんではないかということで一致したところでありまして、したがいまして、スケジュール感については違いがありますけれども、私ども長崎県としては、一刻も早く国の方でご議論を進めていただき、整備方針を示していただきたい。
佐賀県では、さまざまな課題もありますので、急ぐことはないというお話でありましたけれども、いずれにいたしましても、国家プロジェクトでもありますので、国の方でしっかりとした方針を示していただく必要があるという点では一致をしたわけでありますので、まずは、佐賀県のご懸念に応えるうえでも、国の方で一定の考え方、方針を示していただくということが大前提であろうと、こう考えてきたところであります。
佐賀県のお話をお聞きすると、地元負担の問題、あるいは並行在来線の問題、ルートの問題、あるいは地域振興の問題等についてご懸念をなさっておられるということでありますので、この地元負担の問題については、これは長崎県だけではいかんともしがたい課題でもあります。貸付料、あるいは国費の活用等含めて、しっかり考え方をお示し願いたいと思いますし、併せて、また並行在来線の問題につきましても、先般も経営分離されることがないよう長崎県としても求めるというお話をさせていただきましたけれども、この並行在来線の取り扱いについて、しっかり方針をお示しいただく、そういった中で、やはり議論を進めていくということが何よりも大切なことではなかろうかと思っております。
そういった中で、先般、長崎県の意見聴取が行われたところでありますけれども、その際には、関係の制度的な環境が整った段階で、長崎県として地方負担の一部を負担する考えがあるのかというお尋ねをいただきました。この点については、単なる佐賀県の負担の肩代わりということは、これはなかなか難しいと、これはもう従前から申し上げてきた内容でありまして、新たな負担を求められるということであれば、どういった点に着目して、どういった要素で、どのくらいの負担が求められるのか、そういった点について、しっかりご議論、そしてご提言をいただくべきお話ではなかろうかということでありまして、ただ単純に長崎県がフル規格の実現を求めている、あるいは佐賀県が地元負担について難色を示されていると、そのことをもって直ちに佐賀県の負担の一部肩代わりをすることについてどうかと、こう言われると、なかなか難しいとお答えをせざるを得ないというような状況であろうかと思っております。
なかなか新幹線スキームは、法律の方でも明確に負担が決まっているので厳しいと思うんですけれども、平成20年の在来線、また話は在来線の方で違うんですが、その時は当時の金子知事が、本来は佐賀県が少し負担しないといけないところを長崎が2:1で負担したという事実もあったんですが、そのことを今回、新幹線に当てはめられるのは、なかなかこのままでは難しいというお考えでしょうか。
在来線の運営にかかる経費の負担割合、これは特に明文の規定も何もないわけでありまして、それぞれの事情に応じて、共同経営体としてその負担のあり方というのは任意に定められるような、ただ、恐らくほとんどの事例は、それぞれの路線延長等に基づいて負担割合等を決められる事例が多いのではなかろうかと思っておりますけれども、ご承知のとおり、この新幹線の実現に至るまでさまざまな議論が重ねられ、最後の解決策としてこういった負担のあり方について合意が得られたという経過があるわけでありますので、それはそれとして意義のあることであろうと思いますけれども、この整備新幹線の整備にかかる地元負担、これについては法律による定めがあって、工事区間の存在する都道府県がこれを負担するということで、基本的にはいずれの新幹線もそういう考え方のもとで整備がされてきたと、こう理解をいたしております。
それは、確かに法律を変えればいいじゃないかというご議論もあるんだろうと思いますけれども、それであれば、この西九州ルートが他の新幹線とどこがどう違うのか、長崎にはどういう考え方でもって負担の一部肩代わりということになるのか、そこがやっぱり県民の皆様方に対しても私の立場からしっかり説明をさせていただき、理解を得ていかないと、これはもう難しい課題でありますので、まずはそういったことをしっかりと整理をしていかなければ、直ちに状況に応じて柔軟にいずれの選択肢も可能ですよということにはならないものと思っております。
今後、佐賀県知事も与党PT検討委員会の方で4月中にお話をされると思うんですけれども、その前後で中村知事が山口知事とお会いになるご予定はございますでしょうか。
それはこれからの動きと内容次第だろうと思っております。話す必要があれば、その都度、また直接お話をさせていただく機会をつくっていきたいと思っているところであります。
松が枝地区再開発構想について
松が枝の2バース化で、この前調査費が国の予算につきましたけれども、この海の玄関口を中村知事はどのように今後のビジョンとしてデザインされていくか、お考えを聞かせていただいてよろしいでしょうか。
現実に今、松が枝地区には数多くのクルーズ船が寄港していただき、これを100%受け入れることができないような状況が続いている中で、2バース化について要請を重ねてきた結果、調査費が計上されるという状況になってまいりました。大変うれしく思っているところでありますが、やはり2バース化の実現に際しては、新たな海の玄関口としての交流と賑わいの拠点としての機能をしっかり担うことができるように整備を進めていく必要があるのではないかと、こう考えているところでありますので、これまでも既に長崎市と一緒に関係部局をメンバーとした検討会議を設けて検討を進めてきた経過があるということでありますので、国の動きを見極めながら、より具体的にまちづくりに向けて取り組んでいくことができるように努力していかなければいけないと思っております。
長崎県議会議員一般選挙の結果について
統一地方選挙の方ですが、前半戦の県議選が今月7日に投開票を行われたわけですけれども、幾つか特徴があったかと思います。投票率は過去最低だったとか、新人さんが11人当選と、女性議員が最多6人になったとか、政党別の議席も若干変化があったというふうなこと、これらを踏まえて知事の受け止めというものを伺いたいんですが。
まず、投票率の問題であります。全国的な流れでもありますけれども、この低下傾向が続いているということについては、非常に残念な思いをいたしております。やっぱり政治に対する関心が薄まりつつあるのかという懸念もいたしているところでありますけれども、やはり若い方々を含めて政治に関心を持って、自分たちの思いを反映させていくことが必要であるという思いを持っていただくことが非常に大切ではなかろうかと思っております。
今回の選挙でも、選挙管理委員会では、これまでになかったような新たな取組も進めておられます。例えて申しますと、若い方々に向けてチラシを配布されたり、インスタグラムを利用した啓発をされるなど、あるいはまた、自動車を活用した移動式の期日前投票所を新たに設置されるといったこともあったとお聞きしているところでありますけれども、これからも私ども、私自らの問題を含めて、やはり政治に対して関心を持っていただけるように努力していかなければいけないんではなかろうかと思っております。
それから、新人の方々が11名当選されたということでありますけれども、前後の年齢を比較いたしますと、平均年齢が5歳以上若返ったというお話もお聞きしているところであり、一定世代交代が進んだ選挙ではなかったのかという思いもいたしております。そういった意味で、いろいろな世代の方々が積極的に政治に関わりを持っていただくというのは、すばらしいことではなかろうかと思っております。
それから、女性議員の皆様が県議会で最多6名の方々になったということでありますけれども、これについてはもうご承知のとおり、政治分野における男女共同参画の推進について、推進法が成立を見て、取組が進められてきたところでありますけれども、今回の選挙の状況を見ますと、全国で女性議員の割合が10.4%だったというお話をお聞きしておりますけれども、本県においては13.04%になったということで、平均を上回るような形になったところであります。女性議員の皆様が増えたということで、女性の視点での政策提言等もいただくことができるんではなかろうかと考えているところであります。
それから、また、政党の構成が変わったということでありますけれども、この点については、もうまさに県民の皆様方の選択の結果ではなかろうかと考えているところであります。
石木ダム建設事業について
それから、石木ダム事業に関してなんですが、当初の予算では19億円ということで計上されていたかと思うんですが、国土交通省の補助額が見込みより少なかったというふうなことで11億円に減額されたということ。特にまた、その本体工事費というのが、5億円を当初上げていたところが5,000万円ということで大幅に減っているわけですけれども、そういった意味で、本体工事費を計上するにはちょっと勇み足というか、拙速ではなかったのかというふうな感じもするわけですが、そのあたりいかがなんでしょうか。
事業費については、当初予算19億円計上していたわけでありますけれども、これは執行に当たって最大限執行可能額が19億円ということで、所要額を県の予算に計上させていただいたところでありますけれども、その中で、このダム本体関連の工事費として5億円を見込んでいたわけでありますけれども、その後、予算計上後、いわゆる地権者との交渉状況でありますとか、付替え県道工事の進捗状況等、改めて国とすり合わせを行って、結果として内示額が総額11億円、そして本体工事費5,000万円という形になったわけであります。
具体的な本体工事、これは本体工事の準備工ということで位置づけられておりますけれども、掘削工事が主たる内容でありまして、掘削工事をどのくらいのボリュームやれるかということになってくると思いますけれども、規模は少なくなると思いますけれども、やはり計画的に事業の推進に努めていく、そして、今後また地元の理解をいただくような形で、さらに工事進捗に努めていく必要があるものと考えているところであります。
掘削というのは、本体の下の部分を掘削するという意味合いですか。
隣接部分ですか。
本体部がありまして、山の頂部あたりを想定、もともと計上して、その規模が少なくなるということになります。
そこはもう、県の土地になっている、所有になっている部分ですか。
そうです。既に買収している土地でございます。
新元号への移行作業について
それから、改元に関連してなんですけれども、ちょうど10連休ということで、元号が変わるのを挟んで長期の休みに入るわけですけれども、そうした中で、前もちょっとお尋ねしましたけれども、県の方での平成から令和に変わるということでのシステム的な部分とかの変更が大丈夫なのかとか、あるいは直接、市役所とかみたいに窓口がどうこうというふうなことはあまりないのかもしれないんですけれども、県民からいろいろ受け付けたりする窓口を開けたりとか、そういったような対応があるのかどうか、職員の体制ですね。
それから、あとは、5月1日即位ということで、それに向けての記帳所を設置するとか、そういったもろもろの対応について伺いたいんですが。
まず、平成から令和に変わる、その移行は順調にいくのかというお尋ねでありますけれども、前回もお答えをいたしましたけれども、今回は生前退位ということでありまして、元号が変わることもあらかじめ想定されたところでありますので、改修箇所の調査、所要のシステムの移行作業についてはこれまでも取り組んできているところであり、順調に推移しているものと理解をいたしております。
県で運用しておりますシステムは、およそ350ありますけれども、このうち170ぐらいのシステムで対応が必要ということで所要の作業を行っているところであります。もちろんシステムの中には、直接県民の皆様方の生活に影響がある分野もありますし、あるいは庁内の内部システムとして運用しているものもありますが、いずれもほぼ順調に進んでいくものと理解をいたしております。したがって、大型連休の期間中、特に職員の出勤等、今のところ考えていないところであります。
それから、元号が変わるということに伴って、記帳所などをどうするのかという問題でありますけれども、現在、国のお考えもまだお示しされていないところでもありますし、今後、他県の動き等も含めて、対応状況を見ながら検討していきたいと思っているところであります。
それでは、各社の方からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線のことでお尋ねです。先ほど、知事のお言葉の中でも佐賀県が費用負担について懸念しているというお話でしたが、先日の報道で、九州新幹線の新鳥栖・武雄間の建設費に関して、フル規格で整備した場合の佐賀県負担が450億円から660億円になるという、そういう試算があることがわかりました。昨年の佐賀県の試算では2,000億円ということを考えると、大分金額が下がるかと思うんですが、この点についての受け止めを教えてください。
これまで私どもが申し上げてまいりましたのは、確かに6,000億円を前提に考える際の地方負担、3分の1ですので2,000億円。そして、そのうちの55%が実質的な負担になりますので、しかるべき額になるのではなかろうかと、こういう議論がありましたけれども、そういった制度のほかにも、いわゆる貸付料の財源でありますとか、国費、これがどういう形で確保されるのかということによって地元負担は大幅に変わってくる可能性があるものですから、ぜひ、これまでも国において、そういった点を含めて議論を進める上でも、早くそういった姿をお示しいただきたいというお願いをさせていただいてきたところであります。
実は、その450億円ないし660億円というのは、私どもは承知していないところでありまして、その前提としては、恐らく一定の貸付料財源等を見込まれた結果ではなかろうかと、こう思っているところでありまして、したがいまして、相当程度の地元負担の軽減につながっていく可能性があるものと理解をいたしているところであります。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
今の質問に関連してなんですけれども、今、試算では、貸付料は30年で考えられていると思うんですが、今、50年というスパンで考えているというお話も上がっているんですけれども、そのことについて、中村知事はどのようにお考えでしょうか。
これは、恐らくJRさんのお考えもしっかりとお聞きしながら、検討が進められるべき項目ではなかろうかと思っているところであります。
そしてまた、当然ながら、この財源活用の話については、西九州ルートだけではなくて、残された整備新幹線全てに関わってくる問題でもあろうかと思いますので、ぜひ、国の方で積極的にご議論、ご検討いただきたいと思いますけれども、これが30年に限らず、40年、50年ということで長期にわたる財源の活用が可能になってくるということであれば、先ほど申し上げたように、直接地元負担の軽減につながる話でありますので、これは非常に可能性としては、整備が実現に至るハードルが低くなるということになってきますので、私どもも、そういった形で検討がなされていくことは歓迎していきたいと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
特定複合観光施設(IR)の導入について(2)
IRの関係でハウステンボスの澤田社長が、前回の記者会見で、ハウステンボスとしては事業者に応募しないということを表明されて、理由として、投資が回収できるかどうか非常に不安だという判断をされて、これまで水中カジノとか、一応そういう自らの構想を示しながら、自分としてはやらないというふうに決断されたわけなんですけれども、知事としてどういうふうに受け止めておられるかというのと、やはりもちろん交通とか、あそこに通うと、果たしてこれだけの人が来るのかという体感的に思うんですけれども、その辺、それに破綻しないかとか、いろいろ懸念があると思うんですが、知事としてはどういうふうに受け止めておられますか。
世界でIRが展開される中で、やっぱり事業者としては十分慎重にそういった投資並びに回収の可能性を含めて検討されたうえで手を挙げてこられるものと思っております。もちろん、カジノというものは国内に今までありませんでしたので、そういった事業に詳しい事業者の方々がいらっしゃらなかったわけでありますが、澤田社長さんは、IRそのものについては非常に積極的なお考えをお持ちでありましたけれども、事業に直接携わるかどうかという点については、先ほど申し上げたように、ノウハウの蓄積が国内にはほとんどないという状況もありまして、今回、ご指摘のような姿勢をお示しになられたものと思っております。いずれの事業者もやはりIRとしての可能性を十分検討されたうえで提案をいただいているものと思っているところであります。やはり海外でうまくいっているところも、いってないところも、事例があるだろうと思いますけれども、そういった中で、最良の形でこのIR事業が展開されるようにということで、今検討が進められているものと理解をいたしております。
それから、思うように集客ができるのかということに関してでありますけれども、これはやはりいろいろなIRの事業展開の事例等を踏まえた上で、専門家の皆様方のご意見等もお聞かせいただきながら試算した数値として、IR開設によって700万人前後のお客様の来訪が見込めるのではなかろうかと、こう試算されているところであり、これはやはりこれからの具体的な区域整備、IR構想の実現に至る過程の中で、そういった点についてもしっかりと検証しながら組み立てていく必要があるものと思っております。
知事としては、要は、実際そういう実績とか経験がない中で聞かれて、それは、結構プラスに捉えられているものなんですかね。
もっと経験がある事業者にやってもらいたかったというふうにこれまで思っていましたと。
ええ。IR事業者というのは、やはりそこにノウハウをしっかりお持ちで、なおかつ、やはりお客様をお迎えできるような人的ネットワークを含めて持っていらっしゃる事業者の方々が好ましいのではなかろうかと思っているわけでありますので、やはりいろいろな提案をお受けする中で、事業者の選定というのは十分慎重に対応していく必要があるんではなかろうかと思っているところであります。
世界の動き、特に日本が参考にされておりますシンガポールの事例など、私も直接お邪魔をして、事業者の方々からご意見等もいただいてきたところでありますけれども、可能性としては、十分に期待し得るものがあるものと受け止めているところであります。
最後の質問でお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(4)
新幹線について、それに関連してですけれども、新鳥栖・武雄温泉間の並行在来線について、JR九州に経営を維持してほしいと、前回の与党PT検討委員会で言及されましたけれども、与党PT検討委員会で言及された理由、そして、その可能性をどのように考えていらっしゃるんですか。
これは、資料でもお示ししておりましたけれども、例えば本県に関わる路線としては佐世保線がありますけれども、佐世保線は、この間、30年以前と比べても利用者数は増加傾向で推移しております。恐らく、並行在来線ということを考えたときに、新鳥栖から武雄温泉に至るこの路線が、仮にフル規格で新幹線が整備されるとなると、並行在来線として検討の対象になってくることもあり得ないことではないと思いますけれども、この区間では、いわゆる唐津線、そして長崎本線、そして佐世保線がそれぞれ存在するわけでありまして、こういった路線を結ぶ重要な幹線に当たるわけであります。
したがって、これが経営分離されるということになると、残る3つの路線、これのネットワークがどうやって確保されるのか、非常に懸念されるところになってまいりますので、ここはしっかりJR九州で経営維持をしていいただく必要があるんではなかろうかと。特に佐世保線、唐津線等についてはJRで運営される。もちろん長崎本線もそうでありますけれども、そういう位置づけに当たる幹線路線であると、こう考えているところであり、経営分離の対象から除外していただくよう、要請を行ったところであります。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時27分(27分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie平成31年3月18日 臨時記者会見
会見内容
平成31年4月1日付人事異動について
それでは、ただいまから、人事異動に関する記者会見を始めます。 知事、お願いいたします。
よろしくお願いします。 それでは、4月1日付の人事異動を発表させていただきます。 ご承知のとおり、平成31年度は県の総合計画の4年目、そして、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の最終年度を迎えます。 総合戦略の仕上げの年となる平成31年度は、これまで以上に具体的な成果が求められていることを念頭に置いて、組織と職員の総合力を生かしながら、県政が抱える様々な課題の解決、目標の達成に向けて、具体的な施策の推進に全力を注いでいくことといたしました。 そういう観点から所要の組織改正並びに人事異動を行うこととしたところであります。 組織改正につきましては、人口減少対策や総合計画を効果的、効率的に推進していくため、平成30年度から統轄監の設置、あるいは産業労働部等での課や室の改正を行ったところでありますが、具体的な成果を確実かつスピード感を持って県民の皆様方に還元していくことが極めて重要でありますことから、平成31年度については、年度当初からすぐに各種施策の推進に県の総合力を持って取り組むことができるように、連携体制を維持して着実な推進を図ることといたしまして、部の新設など、部局を超える大幅な組織再編は、これを行わないという方針で臨んだところであります。 併せて、課や室の改正、班の新設なども極力避けることとし、最小限にとどめることといたしました。 結果としては、別紙にお示ししておりますような内容にとどまったところであります。 人事異動につきましては、行政の継続性と専門性を保ちながら、様々な課題の解決を図ってまいりますため、これまで以上に効果的・効率的に取り組んでいけるよう、一定必要な期間、在職をさせるという方針で臨みました。併せて、職員の意向や適性、経歴などを見極めながら、適材適所の人事配置に努めたところであります。 特に、具体的な成果を出してまいりますために、実践力、行動力が求められる状況にあり、単なる年功序列の順送りの人事ということではなくて、能力のある若手職員を本庁課長職に積極的に登用したところであります。 また、女性職員の登用については、優秀な女性職員を本庁課長、あるいは企画監として責任ある役職へ配置したほか、若手の女性職員を本庁課長補佐、係長の役付職へ登用を進め、意欲と能力のある女性職員がこれからの管理職としての役割を早期に担っていただけるよう、キャリア形成に意を用いることといたしたところであります。 このほか、市町との連携をより一層深めて県と市町とが地域の課題を一体となって解決していくため、引き続き、県・市町職員の人事交流を推進してまいりますとともに、九州各県との人事交流、民間、海外への研修派遣のほか、技術系の若手職員を事務部門に配置するなど、職員の人材育成にも努めたところであります。 人事異動の主なもの、異動人員については、お配りしている資料のとおりでありますが、幾つか申し上げますと、古川敬三総務部長の勇退に伴い、その後任に平田修三産業労働部長を起用し、その後任に廣田義美企画振興部政策監を起用することとし、さらに、その後任に前川謙介五島振興局長を登用いたしました。 木村伸次郎県民生活部長の勇退に伴いまして、その後任に木山勝己東京事務所長を登用いたしました。 沢水清明福祉保健部長の勇退に伴い、その後任に中田勝己福祉保健部政策監を起用いたしました。 田代秀則文化観光国際部政策監の勇退に伴い、浦真樹政策企画課長を登用いたしました。 新設の水産部政策監に高屋雅生水産部次長(「高」は、はしごだか)を登用いたしました。 岩崎直紀土木部政策監、これは3公社に派遣いたしますが、岩崎政策監の勇退に伴い、その後任に田渕和也長崎振興局長を登用いたしました。 寺田勝嘉人事委員会事務局長の勇退に伴い、その後任に大粼義郎壱岐振興局長を登用し、出向させることといたしております。 そして、辻亮二監査事務局長の勇退に伴い、その後任に下田芳之産業労働部政策監を起用し、出向させ、さらに、その後任に貞方学産業労働部次長を登用することとしたところであります。 なお、異動人員は、昨年の1,337人に対して今年度は1,237人ということで、規模的には100名少なくなっているところであります。 とりあえず、私の方から発表、報告をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いします。
私の方から、今回の組織改正に入っているIRのことでちょっとお尋ねします。 大規模な組織改正はしないということでしたが、とはいえ、IR推進室を推進課にしたというところが、一つ、県としてのメッセージだと受け止めています。 改めて、室から課になることによって人数がどの程度、体制が変わるのか。そこをもう少し仕事の内容が具体的にどのように変わるのか、そのあたりの変化の部分をお示しいただきたいのと、この後の会見で聞こうと思っていたんですが、流れでお尋ねします。 恐らく、このIR推進課が今後のIR誘致の司令塔的役割を果たすかと思うんですけれども、今後、その事業を選定していくに当たって財務状況等々、そういった判断もしていくことになると思うんですけれども、県として、どんなIRにしたいのか、何かテーマ性、単に事業者側から提案を受けるだけではなくて、県としてもIRが何か持っているテーマなどがありましたら、併せて教えてください。
IR推進室を、今回、IR推進課にすることといたしましたけれども、これはご承知のとおり、国の基本方針が今年の夏ぐらいに示されるということになっておりますが、そうした動きを受けて、IRの誘致を目指すそれぞれの機関においては、実施方針案を策定し、具体的な区域認定申請に向けた準備作業に取りかかっていく必要があります。 したがいまして、これからいよいよ具体的な構想を煮詰め、区域整備計画を策定するという段階に入ってまいりますので、体制をしっかり整備した上で計画的な事業の推進に全力を注いでいかなければならないと考えております。 それから、このIRは、とりあえず九州各県の中では長崎が先行して手を挙げて推進してきているところでありますが、これは広域的な連携体制の構築が必要不可欠になってまいりますので、長崎のIRというよりも、九州全体のIRとして位置づけ、それぞれ連携・協力をいただきながら、構想の具体化に取り組んでいく必要があると、こう考えておりますので、そういった九州全体としての推進体制の構築等にも取り組んでいかなければいけないと思っております。 個々具体的には、実施方針に基づき具体的な業者の選定作業等にも取り組んでいくことになってまいりますけれども、まずはIR事業者との情報交換等の機会をもっともっと広く設けていく必要があると、こう考えているところでありますので、そういった各事業者との情報交換に携わる職員なども増やしてまいりたいと考えているところであります。 それから、まだまだ区域整備計画の前段階でありますので、具体的にどういったテーマ性を持ったIRを組み立てようとしているのかということについては、まだまだ発表させていただけるような段階ではないところでありますので、ご了承をいただきたいと思っております。
人数だけお願いします。
現在、10月の人事異動でも増員があっているんですが、現在、室員が10名、兼務職員1名を配置しておりますけれども、これを新年度、課員として14名、非常勤職員を1名配置するようにして15名になります。
11から15ということですか。
そういうことです。
人事のお話をされる前段のところで、平成31年度は、長崎県総合計画チャレンジ2020が4年目を迎えると、また、まち・ひと・しごと創生総合戦略が最終年を迎えるということがありまして、その最重要課題として人口減少対策を位置づけていくというようなお話だったんですけれども、今回の人事異動の中で人口減少対策とかを反映した面とかがあれば教えていただきたいなと思うんですけれども。
人事の面では、先ほど冒頭にも申し上げましたけれども、この人口減少対策を組織横断的に推進するために、今年度から統轄監という職責を設けて、各部局間の連携を一層深めながら、具体的な成果を求めていこうと、こう考え、取り組んできたところでありまして、組織的にはそういった体制のもと、もっと各部局の連携を深めて、具体的な成果を追い求めていかなければいけないと、こう考えているところであります。
いろんな施策を同時多発的にというか、やっていくということになるんですかね。
これは県の政策の中でも、例えば産業の活性化と雇用の場の創出、企業誘致をさらに積極的に進めていく、県内就職促進対策に取り組む、あるいは県外進学者のUIターン就職をさらに進めていく、移住・定住対策、あるいは子育て、結婚支援策のさらなる強化を図っていく、それぞれの部局がやはり人口減少というのを大きな課題として捉えて、連携を深めながら総合的な形で成果を出していかなければいけないと考えております。
ありがとうございます。
人事異動の件で教えてください。 今回、単なる年功序列の順送りではなくて、能力のある若手職員を本庁課長職に積極的に登用されたということがあります。その背景には、具体的な成果を出すための実践力、行動力が求められるとご指摘されていますが、この若手職員の登用と実践力、行動力というのはどういうふうに関係していくのか、ちょっと教えてください。
やはり県政で一番重要であると思っておりますのは、これまでも申し上げてきましたけれども、行政が旗を掲げてこれを振るだけでは成果に結びつきにくい。これはやはり県民の皆様方、各団体の皆様方と連携を図りながら、同じ思い、共通の目標感を持って取り組んでいただく、そのことで初めて具体的な成果が得られるものと思っております。 そういう意味では、もう常に業務を一緒に推進してきている、例えば産業活性化の部署では産業活性化に向けて各団体の皆様方と一緒に仕事をしてきた職員、そういった職員が関係性を保ちながら、より連携を深めて一緒になって取り組んでいく、そういうことが具体的な成果に結びつく上で非常に重要であると、こう考えているところであります。 したがいまして、これまでも仕事、さまざまなレベルの仕事があろうかと思いますけれども、これまで各団体の皆様方と顔を合わせて、また、いろんなプロジェクトに一緒に取り組んできて、具体的な事業の推進に力を注いできた、そういう職員を積極的に登用していこうと考えまして、結果的に、例えて申しますと40代の本庁ポスト課長、企画監、これは昨年は9名の40代の本庁課長、企画監の職員がおりましたけれども、今年は19名に増やしているところであります。
現場でいろいろ民間の方とやりとりした人を、そのまま現場に置いておくのではなくて、きちっと権限を持った部署にやって、さらに強化をする、人口減少対策を進めていくというような考えですか。
そういうイメージで考えております。
あと、この中で目玉みたいなものってありますか、若手の幹部登用の中で。この幹部というのは、若い人はなかなかなれなかったけれども、今回、目玉ですというのは。
19名、いずれも目玉になっていくんではなかろうかと、期待を込めてそう思っております。
同じ質問になってしまうんですが、その女性幹部の登用というのも、非常に女性の方が今後キャリアを築いていく上で大切なことだと思うんですけれども、これまで男性しかやったことがないけれども、今度初めて女性をというものがございますか。
女性の、そうですね、新たに女性の課長さんに就任していただいたのは、例えば世界遺産課長、それから、食品安全は前も女性の方?
初めてじゃないでしょうか。そうです、初めてですね。
食品安全・消費生活課長も初めて女性の課長さんでありますし、それから、統轄監付の補佐監にも新たに女性の職員を配置いたしました。
ほかにございませんでしょうか。
女性の登用に関連してなんですけれども、管理職が、新年度、管理職が女性はどれぐらいの割合いらっしゃってという数字と、その数字に対して知事がもっと増やしていきたいとか、今年はこれだけ増やせたとか、何か受け止めがあったら教えていただけますか。
管理職の中で女性職員が占める割合でありますけれども、31年度9.3%になっているところであります。ただ、これはもっともっと増やしていかなければいけないということで、特定事業主行動計画において、平成32年度に14%まで女性管理職を増やすという目標を掲げているところでありまして、さらに、人材育成並びに登用を促進していかなければいけないと考えております。
ほかにございませんでしょうか。
県の一番の課題である人口減対策で、社会減を見ていくと8割が18から22歳ぐらいに集中していますけれども、その分野について、なかなか思うような成果が上がらない中、今回の組織改正で少し手厚くした部分とかいうのはあるんでしょうか。
先ほども申し上げましたけれども、組織改正については今年度、組織も変えて体制はつくったところでありましたけれども、まだまだ具体的な成果に十分結びついてないという面があります。 あとは、施策の進め方、組み立て方が大事になってくるものと思っておりますので、先ほども申し上げましたけれども、特に進学、就職を機に県外に若い方々が出てしまわれると。これについては、いろいろな県内企業の情報提供、あるいは就職面談会、企業説明会等を開催してきましたけれども、まだまだ行き渡ってないと。県内企業もあまり周知されてないという状況でありますので、これはそういった施策の充実に併せて、ボリュームをもっと増やしていく必要があるものと、こう思っておりまして、例えば高校生の方々、大学生の方々に対して直接県内への進学、就職を働きかけるような呼びかけ、その講座を積極的に開催していこうと、こう思っておりまして、私を含めて県の幹部職員に、できるだけ直接、高校、大学へ出向いていただいて、県内の企業情報などもご紹介しながら、そしてまた、長崎での暮らしやすさなどについても理解をいただく中で、少しでも流れを変えていければと、こう考えております。 それと、新しく県外に出てしまわれた方々へのアプローチ、これが今までは個人情報がなかなか取得できにくいということで難しい面がありましたけれども、都市部に対してキャリアコーディネーターを新たに配置するということにいたしておりまして、大学との関係を構築しながら、同じような情報発信を進めて、県内へのUターン就職を促進していかなければいけないと思っております。
そういう施策を実行するために、若者定着課の人員を少し何人か増やすであるとか、そういう部分とかあったりされるんですか。
先ほど申し上げたキャリアコーディネーターなども新たに増員して配置をするということにいたしました。ただし、これは正規職員じゃなくて、非常勤職員で対応するという形になってまいります。
ほかにございませんでしょうか。 ございませんでしたら、以上をもちまして、人事異動の記者会見を終了させていただきます。 定例記者会見を引き続き行いますので、そのままお待ちください。
・午後2時29分から午後3時6分(37分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成31年3月18日 定例記者会見
会見内容
九州新幹線西九州ルートについて(1)
ただいまから定例記者会見を始めます。
今日は、冒頭の発言がございませんので、幹事社のほうからお願いいたします。
先日、与党PT検討委員会が、6月末をめどにフル規格か、ミニ新幹線なのかを方向性を示すという方針を明らかにしました。これまでの整備方針が決まらない状態から変わる可能性が出たわけですが、県としての受け止めをお願いします。
2点目に、一方で与党PT検討委員会は、佐賀県と期限を設けずに議論をするとも言っていまして、本当に事態が進展するのか、依然として不透明でもあります。知事も、以前、明言されているように、2020年度の概算要求に、武雄温泉から先のアセス調査費の計上がなければ、今後の全線開通の見通しが立たないわけでして、県として、6月末までに新たな行動をとったりする予定があるのでしょうか。
3点目に、もし仮に概算要求に盛り込むことができなかった場合、県としてどのような行動をとるのか、盛り込めなかった場合の影響や知事の責任も含めて、お願いします。
九州新幹線西九州ルートでありますけれども、県としては、これまでもこの西九州ルートの整備のあり方について、早急に議論を進めて方向性を示していただきたいということを訴えてきたところであります。
そういった中、去る3月7日に、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの九州新幹線西九州ルート検討委員会が開催されました。その際、国土交通省からは、この整備方式について、フル規格かミニ新幹線、この2つの方式について、比較検討結果等の説明がなされたという話を聞いているところであります。
今後、与党PT西九州ルート検討委員会においては、この説明内容を踏まえて、JR九州、そして長崎県、佐賀県のそれぞれを意見聴取された上で、整備のあり方に関する議論を行い、意見が集約される予定であると、こう理解をいたしておりまして、しっかりと本県の考えをお伝えして、フル規格による整備の早期実現を求めてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、県といたしましては、国会議員の皆様方、あるいは県議会の皆様方、経済界をはじめ県民の皆様方のご協力をいただきながら、政府・与党に対して、この西九州ルートの整備方針の早期決定について、強く要請をしていきたいと考えているところであります。
それから、環境アセスの調査費が計上されなければ、その後の事業展開に見通しが立たなくなるんではないかというお話であります。これまでも申し上げてまいりましたように、今のような事態に立ち至ったということは、すなわち、この西九州ルートに導入を前提に整備が進められておりましたフリーゲージトレインの開発がうまく進まなかったということに最大の要因があるわけでありますので、先般、佐賀県の山口知事とも意見交換を行った際、そういった状況認識のもと、今後は、国において責任ある立場として、まず、しっかりと国の考え方、方針を提示していただいて、説明していただく必要があるということで意見の一致をしたところであります。
したがいまして、私といたしましても、そうした点について、この西九州ルート検討委員会の山本委員長、あるいは、そのほかのメンバーの方々、国、政府・与党関係者の方々と直接お話をし、早急に整備のあり方に関する議論を進めていただきたい。そして、整備の方向性を提示していただきたいということを求めてきたところであります。
したがいまして、そうした議論を進めて、一定の方向性を明らかにしていただく中で、今年夏の概算要求においては、環境影響評価調査のための関係予算を国の予算として盛り込んでいただきたいと考えているところであります。
これまでは議会中ということもありまして、私、直接、各関係機関に働きかけを行ってまいりましたけれども、なるべく早い時期に、本県選出国会議員の皆様方、県議会の皆様、そして、経済界をはじめ関係団体の皆様方のご協力もいただきながら、政府・与党に対して、この整備方式の早期決定について、要望活動を展開していきたいと考えているところであります。
仮に、概算要求に盛り込めなかったときにどうするのかというお尋ねでありますけれども、先ほど申し上げましたように、これまでも早急に方向性を明らかにしていただきたいという要請を重ねてきたところでありまして、仮に、環境影響評価調査の関係経費が予算に計上されないということになると、いわゆる北陸新幹線が、もう既に関係予算が計上されて、具体的な調査にかかっているわけでありまして、次のステップとして、整備財源の確保でありますとか、もろもろの検討作業が進められていく中で、この西九州ルートが遅れてしまうというようなことがあっては決してならないと考えているところでありますので、引き続き、先ほど申し上げたように、要望活動等も積極的に展開しながら、整備方針を早急に示していただけるよう、全力を注いでいきたいと考えております。
石木ダム建設事業について(1)
まず、石木ダムですけれども、何度も伺っていて恐縮なんですが、去年、知事選の際に、地元の方と話し合いをするという約束をされたかと思うんですけれども、その辺の実現のめどといいましょうか、そこら辺を伺いたいということ。
あと、新年度予算については、本体工事予算を盛り込んでいるということで、予算のほうも通りましたけれども、具体的にはどういった本体工事というのをやられるのかということをまずお尋ねしたいと思います。
地権者の方々との面談のお話であります。これは、さきの知事選挙の際に、地権者の方々から、自分たちの思い、実情等について、ぜひ話を聞いてくれというご要請をいただきまして、その前までは、計画自体を白紙に戻さないと会わないというお話をお聞きしておりましたので、そういった点を確認させていただきましたところ、そうではないんだというお話をいただき、それでは、お会いをいたしましょうというところで、現在、担当部局と地権者の方々との調整を進めてきたところでありますが、まだまだ具体的な日程が決まるまでには至ってない状況であると聞いております。
ただ、継続してずっと相談をさせていただいているところでありまして、地権者の皆様方も時期的に多忙な時期もあるので、しかるべき時期があれば、調整をしていただけるものと考えているところであります。できるだけ早く、そうした機会を設けることができればと考えているところであります。
それから、新年度予算でありますけれども、現在は、いわゆる買収済みの用地を利用しながら、付け替え県道工事を行っておりますが、まだダム本体、用地自体を買収できていない状況でありますので、その段階で、具体的に関係予算の執行に着手していく必要があるものと考えております。
31年度予算のほうに本体工事費を計上されているということだったんですけれども、まだ具体的に何をやるかというところではなかったんですかね。
地権者のご理解をいただいて用地が取得できたという段階では、もちろん、平成34年度事業完成を目指しておりますので、事業に着手していけるものと考えているところであります。
ローマ法王の長崎来訪について
ローマ法王の長崎訪問ということで、11月25日前後というような具体的な話も出てきておりますけれども、ここに向けて県のほうとしては、世界遺産である「潜伏キリシタン関連遺産」とかを活かしたいろんな集客であるとか、そういった企画というか、政策というか、何か考えておられるようなことがあれば、伺いたいと思います。
ローマ法王様のご来県については、これまで世界遺産登録に向けてご支援をお願いした経過もありますし、また、機会あるたびに、ぜひ長崎にもご来県いただく機会を賜りたいというお願いをさせていただいてきたところであります。世界文化遺産として登録が実現できたこのタイミングで、ローマ法王様をお迎えできるということは、大変光栄なことではなかろうかと思っております。
先週、前田枢機卿様からも、「潜伏キリシタン関連遺産」の登録のことについては、話題に上がりますよというようなお話もお聞きしたところでありまして、ぜひこの世界遺産の発信に向けて、機会をいただければ、地元としても大変ありがたいと思っているところであります。
法王のご来県に際しては、ぜひ、長崎から平和の発信をしていただきたいということ。それから、ご承知のとおり法王様ご自身、「焼き場に立つ少年」の写真をカードにしてお配りいただくということで、平和に対する、ことのほか強い思いもお持ちいただいていると理解いたしておりますので、そうした機会をぜひいただいて、長崎から平和の発信、そしてまた被爆者の方々はもとより、多くの県民の皆様方との交流の機会もお持ちいただければ、大変ありがたいと思ってお待ちしているところであります。
当然、法王が来られるということで、キリスト教関係の方を中心に、多くの方が長崎県に訪れるのではないかというふうにも思うわけですけれども、交流人口の増大というところにいくかと思うんですけど、その辺の機を生かして、県の方では何か考えていらっしゃることとかあればなと思ったわけですけど。
まだ、具体的なご日程でありますとか、どのくらいの滞在時間をいただけるのかというのも明らかではありません。できるだけ全世界に向けて、こういった世界文化遺産の情報などを含めて長崎の情報を発信できるように、しっかりと検討を進めていかなければいけないと思っています。
ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の経営統合について(1)
十八銀行が、親和銀行との合併を前提に、来月4月からふくおかフィナンシャル・グループと経営統合するという流れになっているかと思うんですけれども、「十八」という名前は残るというような話も出ておりますけれども、一方で、県内から一部上場企業がなくなるということも事実でありまして、そのようなところで、知事は、何かお考えがあるのかお聞かせいただければと思います。
全国で唯一、一部上場企業がなくなってしまうということについては大変残念でありまして、さらに、上場企業が誕生するように県内産業の活性化、企業の育成に全力を注いでいかなければいけないと、こう思っているところでありますが、長崎発祥の企業様、あるいはゆかりの企業、これは一部上場企業の中にも数多くいらっしゃるわけでありまして、要は、軸足を長崎県内に置いていただく企業がなくなったということでありますので、ぜひ、さまざまな情報提供等も行いながら、上場に対して積極的にお取り組みいただけるように、さらに支援策の強化を図っていかなければいけないと思っております。
それでは、各社の方からお願いいたします。
石木ダム建設事業について(2)
石木ダムに関して質問なんですが、今回、新年度当初予算で初めて本体工事費が盛り込まれたということですが、ただ、当初予算の発表時には内訳の5億円という数字に関しては、報道陣の取材に対しては明らかにされなかったと。
県民からかなり反対も多い中で、19億円というお金を、内訳をわからずに必要なのかどうか判断するというのは非常に難しいかと思います。そういった税金の使い道という意味で、今回の石木ダムの19億円、中身がブラックボックスで、どういうお金の使われ方かわからないという状況を、県民への広報とか県民への説得という意味で適切だったかどうか、知事はどういうふうにご判断されていますでしょうか。
この関係予算は基本的に、それぞれの箇所ごとの予算というのは公表のタイミングがあると思っております。
というのは、直接国の予算に関係する部分がありますので、国の予算の動向が実はまだ、予算が固まっていない。予算の配分というのはその後、国全体の予算の枠から箇所付けがなされて、それぞれの個々の事業費が明らかになるといった性格でありますので、恐らくそういったことを考慮して、なかなか公表しにくいというお話を担当部の方は差し上げたのではなかろうかと、こう思っております。
ただ、明らかになり次第に、それはやっぱりきちんと県民の皆様方に説明をさせていただく必要はあるものと思っております。
内示が出ない以上、明らかにしにくいという県側の論理は一定理解できるのですが、ただ19億円という額が大きいということと、長崎新聞の1年前のアンケートでは、不要だとされている方々の方が割合が高かったと。自分たちの税金が、事業の意図がわからなかったり事業が不要だと考えているものにお金を使われているのであれば、そうであるからこそ、どう使うのかと詳しく知りたいというのが県民の考えとしてはあり得ると思います。
今後、こういった石木ダムのように非常に反対の強いものに関しては、内示が出なければ言えないというのは、そうなるとほとんどの数字が出せなくなってくるので、より詳細に、より丁寧に説明するというふうに、次回の予算案の発表以降はきっちり説明をしていただいた方が、県民にとっても納得度が高いと思うんですが、今後はどういうふうに広報されていくという感じですか。
全ての予算が個所ごとに明らかになるというのは、それは無理ですよ。だって、配分がなされていないわけだから。内示がなされていない状況のもので、県が公表できるはずがないじゃないですか。
ただし、配分が明らかになって、公表できるようになれば、それはきちんと県民の皆様方にお知らせしていく必要はあるものと、こう思っております。
わかりました。関連でもう一つ。一部の石木ダムに反対されている方々は、公開討論会を要求していらっしゃると思います。アンケートでもあるように、まだ、事業の意図がよくわからないとか、事業は不要じゃないかとおっしゃっている県民がたくさんいらっしゃる以上、賛成の立場、反対の立場から議論をして、どういうところに課題があるのかとか、どういうところに説得力が足りないのかというのを明らかにするのは、県政の立場からもメリットがあると思いますが、今後、公開討論会を開催されるとか、そのあたりのご意向はいかがでしょうか。
既にご承知のとおり、もうこの石木ダムの建設については、長年の期間をかけて、さまざまな説明させていただく機会も設けてまいりましたし、歴代の知事、あるいは私自身も直接、地権者の方々ともお会いをし、説明をさせていただいた経過もあるわけであります。
そして現在、訴訟になっているわけでありますので、こういった状況の中で改めて公開討論会というのは、これはいかがなものかと考えているところであります。
説明が求められるということであれば、それはもう、これまでも十分、意を配って説明をさせていただいてきたところでありますし、これからもまた、そういった部分について説明をするようにということがあれば、できるだけ説明させていただこうと思っております。
特定複合観光施設(IR)の水需要について
石木ダムの件ですけれども、ハウステンボス地域にIRを設けるとすれば、現状で佐世保市では、もう今、水が足りないと言っています。
そうした場合、まず、IRの水というのはどこで確保されていくお考えなのか。もし石木ダムができないとすれば、IRの必要な水というのは難しくなるのか、その辺をどう考えていらっしゃいますか。
これはまだ、IRで水需要がどのくらい生じてくるものか、その辺の計画自体がまだ詰まっておりませんが、全体としては水需要は増えていくだろうと想定されるわけであります。したがいまして、水需要が増加する中で、やはり石木ダムの必要性というのは、これまで同様、ご理解いただけるよう全力を尽くしていかなければいけないと、こう思っておりますけれども、具体的に事業が進展する中で、タイミングの問題もありますので、具体的にどう水を確保していくのかというのは、やはりこれからの具体的な作業の中で検討を進めていかなければいけないと思っております。
ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の経営統合について(2)
先ほどちらっと出てきた経営統合の関連のお話でお尋ねですが、今回、十八銀行、親和銀行が経営統合することによって、県内に巨大な金融機関ができることになると思いますが、メリットがいろいろとある反面、金利が上がるんじゃないかとか、ちゃんと離島とか過疎地域でもやるのかと、そういった懸念もあると思うんですけど、期待、要望と懸念、そのあたりを教えていただければと思います。
やはり経営統合ということに関しては、まずは、地域経済のリーダーとしての存在でありましたので、非常に人口減少が進展する中で、やはり地域経済のけん引役としてのリーダーシップを安定的に発揮していただく、そしてまたさまざまな支援機能も発揮していただく上では、その経営体質を力強いものにしていく必要があるものと考え、前向きに受け止めてきたところであります。
ただ、それぞれの地域の動きというのはこれから、具体的な形で検討がなされていくものと、こう思っておりますので、私どもも、懸念される点についてはそれぞれ具体的な形で、例えば店舗展開がどうなるのか、住民の方々も強い関心をお持ちであろうと思いますので、引き続き、そういった点についても十分、大きな関心をもって推移を見極めていかなければいけないと思っております。
石木ダム建設事業について(3)
石木ダムの先ほどの本体工事の件ですけれども、箇所付けがきちんとされないと公表は難しいというお話だったと思いますが、今現在では箇所付けは、まだされていないですよね。
まだ予算が成立していません。
ですよね。でも、この前、県議会で、県議の方の質問には5億円というふうにお答えされていたと思いますが、それとの整合性というのはどういうことなのでしょうか。
5億円というのは、県が積み上げた予算額、一応、このくらいという前提で。
それは例えば公共事業費も、内示がくるかどうかわからないわけですよ。県の予算にはこういう額で積み上げています。しかし、具体的にその額の内示がいただけるかどうか、わかりません。そういう前提の県の積み上げの数字のことを申し上げているのじゃないでしょうか。
そこはたぶん、長崎新聞さんも、先ほどの質問はそうだったと思いますが、県の予算として、本体工事どれぐらいなんですかというふうに聞いたと思うので、多分、その5億円のことを私も伺ったんです。幾らぐらいですかと。そうしたら、それについてはお話しできませんと、その箇所付け前だったのでというお話だったんですが、今聞いている話、私が当時聞いた話と、議員の方が議会で質問された内容は、多分、一緒だと思うんですね。
そうすると、どうして、私たちが聞いた時はお答えいただけなくて、議員の方が聞いた時はちゃんとお答えいただけたのかなというのが不思議ですが。
詳細によくわかりませんので(担当課が答えます)。
石木ダムについては、先ほど説明しましたように、国の補助事業で行っていまして、これまで当初予算の発表時には、具体的な内訳までは公表は差し控えさせていただいています。
ただ、今回は予算総括質疑ということで、議会での質問でございましたので、そこはちょっとどうかという話も、いろいろ議論しましたけど、県の予算として、一応要求しているところを、議会の答弁としてお答えをしています。
私たちも一応、お忙しい県民の方たちの代わりに、予算どうなのかと質問しているので、議員の方と差をつけられてしまうと、ちょっとこれはどうなのかなと思ますが。そのあたりはやはり、議員の方も県民の代表ですし、私たちも、県民の忙しい方たちの代わりに聞きたいことを聞くということでこちらに座っています。予算の時も、そういうふうに聞いておりますので、なるべく差をつけないで対応していただけたらと思います。
そこは、これから具体的に、どう対応していくのか、検討をさせたいと思っております。議会だから、県民の皆様方だからということで差をつけるということは、本来、好ましい話ではないと思っております。
それでは、最後の質問でお願いします。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
九州新幹線西九州ルートの開業に合わせた佐世保線の運行についてお伺いします。
定例県議会の一般質問でも取り上げられていましたけれども、長崎ルートがフル規格になった場合に、佐世保線の一部区間が並行在来線になるということで、県としては経営分離をせずに現状維持できるように求めたいという方針を示されたと思いますが、今後、具体的にどういう働きかけを想定されているか、お答えください。
佐世保線の輸送改善については、これは平成4年の約束事項がありまして、県としてしっかり対策を講じていくということにしているわけでありますけれども、並行在来線の問題については、これはいわゆるフル規格でもって整備がされる時に並行在来線問題が生じてくるわけであります。
我々は、フル規格での整備を願っているわけでありますけれども、私どもが考えておりますのは、先にミニ新幹線とフル規格新幹線の分析をされて公表された際に、収支改善効果等について、並行在来線を切り分けない前提で、前回の試算結果では88億円くらいだったと思いますけれども、改善効果が得られるというような調査結果になっていたと記憶しております。
並行在来線を切り分けない形でそれだけの収支改善効果が得られるのであれは、これはもう議会でもお答えいたしましたように、相当多くの県民の皆様方が利用されている大事な路線でありますので、これを切り分けることなく、ぜひ継続してJR九州による営業を続けていただきたいと、こう願っているわけでありまして、これからもそういう姿勢で要請を続けていかなければいけないと思っております。
県北地域の方からしたら、もちろん、在来線を経営維持できるというのはうれしいニュースだとは思いますが、試算の具体的なところを私が把握していないので細かいことをお聞きできないんですが、やっぱりフル規格で長崎から博多を併設しつつ、佐世保・博多間の経営も現状で維持するというのは、採算の面から考えて、ほかの鹿児島ルートや北陸新幹線の例を考えると厳しいのではないかという考えもあるかとは思います。
その中で、県がフル規格を求めつつ、佐世保線の現状維持も求めるという姿勢自体がJRにとっては、ちょっと都合がいいというか、矛盾しているように捉えられかねないのではというふうに思いますが、そういった点は県としてはどういうふうに両方を実現させていくお考えでしょうか。
この在来線の佐世保線といいますと、博多から武雄温泉間、これは確かに、仮にフル規格になると並行してくる形になるでしょう。しかし、そこから佐世保に至る、あるいはハウステンボスに至る路線は、これは並行在来線じゃないものと、こう思っております。
そうすると、そこの部分だけJRさんが管理されて、幹線部分を全く切り離してしまわれるのかどうか。これはもう一つ、唐津線もあるわけですね、同じように横に延びている線路があります。恐らく博多・佐賀区間等については、数多くの方々が通勤・通学等でご利用なさっておられると思いますので、そこは収支面でどのような形になるのか、私どもも全く内容が把握できてない状況でありますので、引き続き、通勤・通学客等の利用を含めて、切り離さない選択肢もあり得るのではなかろうか。
例えて申しますと、諫早・長崎間の並行在来線、これも切り離さないという形でJRに直接運行していただくということになっているわけでありますので、私どもの希望としては、ぜひそういった形で運航を継続していただきたいと、こう願っているところであり、そうした考え方のもと、対応していきたいと思っているところです。
ただ、これはJR九州さんも具体的にまだ検討されてない段階だろうとお聞きしておりますので、これからの動向を踏まえて適切に対応していかなければいけないと思っております。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後4時26分(56分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie平成31年2月13日 臨時記者会見
会見内容
平成31年度当初予算(案)について
それでは、ただいまから、平成31年度当初予算(案)に関する記者会見を始めます。 まず、知事から、予算案の概要につきましてご説明いたしまして、その後、一括してご質問をお受けいたします。 それでは、よろしくお願いいたします。
まず、お手元に「平成31年度当初予算(案)のポイント」という資料を差し上げてあろうかと思いますので、その中からかいつまんで私の方からお話をさせていただきます。 まず、1ページをご覧いただきたいと思います。 平成31年度当初予算を編成するに当たっての基本的な考え方であります。 これまでも申し上げてまいりましたように、来年度は総合計画の4年目、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の最終年度を迎えてまいります。 特に、地方創生で最大の課題となっております人口減少対策については、統轄監というポストも新設をしたところでありまして、部局横断的な施策を組み立てて、これを推進していくとしてきたところでありまして、改めてこれまでの事業の有効性、効率性等を考慮しながら、選択と集中を進め、具体的な成果を目指してまいりたいと考えて予算を編成いたしました。 それから、総合計画の中では、これまでも人、産業、地域、あるいは暮らしに焦点を当てて、さまざまな施策を組み立ててまいりましたけれども、改めて、「人に生きがいを」、「産業に活力を」、「暮らしに潤いを」という3つの基本方針に基づいて施策を推進していくことといたしました。 また、これは国の方の動きでありますけれども、近年、自然災害が頻発する傾向にありますことから、「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」として予算措置が講じられました。これをしっかり活用しながら、予算の中に盛り込んできたところであります。 具体的な編成に当たりましては、財政状況が極めて厳しい状況が続いておりますことから、財政構造改革のための総点検を含めて財政の健全性を維持することに留意をしつつ、当初予算の編成作業に当たってきたところであります。 そうした結果、一般会計予算総額6,977億円ということで、ほぼ前年並み、0.2%の増ということで編成作業を終えたところであります。 もう1枚めくっていただきますと、先ほども申し上げましたけれども、3か年緊急対策という形で補正予算が編成されたところでありますので、執行に当たっては、来年度当初予算と一体的にこの予算執行に力を注いで地域経済の活性化に結びつけてまいりたいと考えております。 3ページは、歳入歳出の概要でありますが、説明を省略させていただきます。 4ページ、県税の状況でありますけれども、若干伸びてきておりますが、ただ、過去最高まで復元するには至っていないところでありまして、県税総額はこれまでの4番目という額まで戻ってきたところであります。 それから、地方交付税の状況でありますけれども、全国的には県税の伸び率が好調に推移しておりますことから、交付税並びに臨時財政対策債、これが減少しているところでありますが、若干、長崎県にとっては厳しい状況になっているところであります。 それから、5ページは歳出の状況でありますが、これも省略をさせていただきます。 6ページは、公共事業費の状況であります。これは経済対策としてもできるだけ総額確保に努めまして、経済活性化の基盤づくりに力を注いでいきたいという考え方のもと、公共事業費予算については、できるだけこれを確保するという考え方で編成を進めてまいりました。 その結果、7ページをご覧いただきたいと思います。 財源調整3基金の状況でありますけれども、平成30年度、前年度の当初予算においては、180億円を取り崩すということになり、その段階で3基金の残高が14億円と、わずかに残るという形になってまいりましたけれども、今年度は156億円の基金の取り崩し、残額ベースで17億円と、ほぼ前年度と変わらない大変厳しい財政状況になっているところであります。 県債の状況、そして、予算編成に当たっての財政健全化への取組の状況は、その下にご紹介しているとおりであります。 最も重要課題として位置づけて力を注いできた項目であります。8ページをご覧いただきたいと思います。 やはり本県にとって最大の課題は人口減少対策であろうと考えているところでありまして、先ほど冒頭に申し上げましたように、統轄監というポストを設けて総合的な施策の推進に力を注ぐことといたしました。その結果、雇用の場の確保と若者の県内定着対策の強化、2つ目に移住促進対策の強化、3つ目に結婚・出産・子育て支援の強化、4つ目に集落維持・活性化対策の強化ということで、こういった施策を柱に置きながら、人口減少を少しでもとどめることができるように施策の充実、そして、予算の確保を図ったところであります。 具体的に申しますと、9ページ以下であります。 人口減少対策のうち、まず、雇用の場の確保と若者の県内定着対策でありますけれども、地域産業の雇用創出チャレンジ支援事業、これは実はご承知のとおり、有人国境離島法が制定されまして、交付金制度が設けられたということで、地域産業の起業、創業、あるいは事業拡大等に伴って雇用の創出を図り、人口減少にブレーキをかけようという取組を進めてきたところでありますが、離島地域においては、一定、効果が生じているところでありまして、そういった事例をもとに、こういった取組を特に本土地域の過疎、あるいは半島地域等に展開できないかということで、雇用創出につながる事業拡充、創業、事業承継に対する支援措置を講じることによって、若者の地域定着を図っていくという事業を新たに創設をしたところであります。 その下の人材確保に向けた企業の魅力向上事業費でありますけれども、県内企業におかれても、なかなか人材確保に苦労なさっておられるという状況を見た時に、より一層企業の採用力を支援していく必要があると考え、キャリアパスの構築、採用力向上のためのさまざまな企業の取組を支援していこうと考えております。 そして、学生と企業の交流強化事業費でありますけれども、これはキャリアコーディネーターをこれまでも配置しておりましたけれども、増員強化を図っているところであります。 特に、これまでの若者の地域定着への取組の中で手薄い状況でありました県外の大学進学者に対する県内就職支援対策、これを強化していこうと、こう考えておりまして、県外大学に在籍される学生の皆様方にキャリアコーディネーターの方々がアプローチをして、県内の各企業の情報なども提供をさせていただき、Uターン就職の促進を目指していきたいと考えております。 併せて、その下の県外進学者Uターン就職促進事業費でありますけれども、これは高校を卒業される際に、県外に進学されますと、その後の連絡がなかなか取れないということもございますので、SNSを活用したふるさと情報を定期的に発信することによって、ふるさとの動きについてしっかりと情報を収集していただき、地元就職に対する意識を持ち続けていただきたい、そういう願いを込めてこういった事業も新たに創設することとしたところであります。 一番下でありますけれども、ふるさとを活性化するキャリア教育充実事業費であります。これは、生徒の皆さん方が地元企業の協力を得ながら、仮想の会社等の設立、さまざまなビジネス体験をすることによって、将来の地域を担っていただけるような人材の育成に力を注ごうということで新たな事業を設けたところです。 もう一枚めくっていただきまして、移住促進対策の強化の分野であります。地域産業雇用創出チャレンジ支援事業、これは先ほどもご紹介いたしましたけれども、こちらは都市部からの移住をさらに促進するために、国の方で新たな支援措置が講じられることになりまして、1世帯当たり100万円の支援措置が講じられるという制度を活用して首都圏等からの移住促進に力を注ぐことといたしたところであります。 それから、ながさきUIターン促進事業費の項目では、移住サポートセンター内に住宅支援員を配置し、移住希望者と民間の賃貸物件のマッチングシステムを強化しようと考えているところであります。 それから、その下の下でありますけれども、移住創業・事業承継促進事業費、これは事業の廃止、廃業を予定されている皆様方、その事業承継をなかなか検討していただきにくい環境にありますことから、今お取り組みいただいている事業そのものがどのくらいの事業価値があるのか、これを簡易査定し、事業承継をすることによって、そういった事業価値を引き継いでいくということで、簡易査定サービス等の制度を新たに設けようとするものであり、円滑に次の経営者にバトンタッチしていこうというものであります。 それから、一番下であります。移住者向けの住宅確保加速化支援事業であります。移住者の方々が住まいを確保されるときに、なかなか民間の賃貸物件等がない地域、そういった地域では、住宅を確保するために空き家となっている民間の住宅を、民間の住宅関係事業者の方々にリフォームをしていただき、賃貸物件として提供していただけるような、そういう仕組みを設けていきたいと考えた事業でございます。 11ページをご覧いただきたいと思います。結婚・出産・子育て支援の強化であります。一番上の結婚、妊娠・出産、子育て応援プロジェクト推進費でありますけれども、これまで以上に結婚、出産等を支援するために、行政、企業、団体、県民が一体となった取組を展開していこうと考えているところでありまして、ポータルサイトを立ち上げ、それぞれ企業の皆様方にも結婚・子育ての応援宣言を行っていただき、キックオフイベント等の開催を内容とする事業であります。 それから、3つ目の企業間交流事業費でございます。これは、職縁結婚の減少が初婚率の低下につながっているのではないかという指摘もありますことから、職縁結婚の活性化を図る必要があるということで、民間の皆様方のお力添えをいただきながら、未婚の男性グループ、女性グループを登録していただいて、相互にめぐりあう場を提供しようというものでありまして、マッチングシステムを新たに構築し、活用していただこうとするものであります。 それから、下から3つ目、男性の家事育児等参画促進事業費、これはこれまで以上にイクボス・イクメン等の育成を図るために、男性にとっては厳しい内容になるかもしれませんが、自己診断ツールなどを作成し、積極的な男性の育児等への参加を促進しようとするものであります。 それから、一番下の子育て応援住宅支援事業、これは3世代同居・近居を支援するため、住宅リフォームや中古住宅の取得の助成を行ってきた事業に、多子世帯を新たに対象に加えるものであります。居住環境を改善することによって、もうお一人、もうお二人、子どもをもうけていただくことができるような住環境の整備を支援してまいりたいと考えているところであります。 12ページ、集落の維持・活性化対策の強化であります。これまでも人口減少対策を最重点課題として取り組んできたところでありますが、その効果を発現させるには一定時間がかかってまいります。したがって、その間、何としても集落機能の維持・活性化を図る必要があるということで、地域住民の皆様方の創意工夫のもと、集落機能の維持・活性化を進める必要があるということで支援措置を講じるものであります。 一番上については、地域運営組織の立ち上げ等について支援をさせていただこうとするものであります。 2段目は、さまざまな地域課題の解決に支援をしていただけるようなNPOと地域運営組織とのマッチング等を促進していこうとする事業でございます。 そして、助け合い活動強化事業費でございますけれども、これは買い物支援等を含めた生活支援体制を整備するために、有償・無償ボランティア活動等による支援をいただきたいと考えているところでありまして、地域別の勉強会を開催していただいたり、あるいはアドバイザー派遣等により、助け合いの仕組みづくりを強化していきたいと考えております。 その下は、多重的見守りネットワーク構築推進事業費でございます。これは、ひとり暮らしの高齢者等の見守り体制を強化するために、新たにICT等を活用した見守りシステムを導入しようとするものであります。それから一番下の農山村地域力向上支援事業費でありますが、これは、直売所等の機能を活かした交通支援、買い物弱者対策など集落の機能強化に向けた取組を強化していこうとする事業であります。こういった事業等を内容とする人口減少対策を最重点課題として、来年度も引き続き、積極的な事業を展開し、具体的な成果に結びつけてまいりたいと考えているところであります。 そのほかの事業で、特にこれから力を注いでいこうとする事業について、幾つかご紹介をさせていただきたいと思います。 まず、「人」に生きがいを!という項目では、13ページをご覧いただきたいと思います。これは、今年度から取組を強化してきているところでありますけれども、やっぱり人口減少の中で、高齢者、女性の皆様方に積極的に活躍をしていただけるような地域社会の実現を目指す必要がある。そのためには、高齢者の皆様方にいかに健康で長生きをしていただくかということが大切になってまいりますので、健康長寿日本一の長崎県づくり推進事業ということで、1年に一回の定期健診、そして、「食」・「運動」等の生活習慣の改善による健康づくりに県民挙げて取り組んでいただきたいということで、関係事業費を計上したところであります。 それから、ずうっと飛んでいただきまして、「産業」に活力を!という項目では、19ページをご覧いただきたいと思います。19ページの下段でありますけれども、外国人材の活用促進ということで、多文化共生推進事業、その下の外国人人材活用促進具体化事業、さらにその下、外国人介護職員の確保・定着支援事業、そして、農業支援体制総合推進事業、こういった事業については、外国人材を積極的に活用することによって、地域活力、産業活力の維持を図っていこうということで、総合的な相談窓口を設置いたしましたり、送出国との良好な関係を築く中で、安心して従事いただけるような環境を整備したりということを目指しているところであります。 もう一枚めくっていただきまして、20ページの一番上、海洋再生エネルギー関連産業の拠点形成、その下、航空機関連、ロボット・IoT関連産業等次世代産業の育成・誘致でございます。これについては、ご承知のとおり、本県の基幹産業は、これまで造船業がその役割を担ってきたところでありますが、大変厳しい経営環境に直面しているところであり、第2、第3、第4の基幹産業を育てていかなければならないと考えているところであり、そういった可能性を考えるとき、一つの可能性として挙げておりますのが、海洋エネルギー関連産業、そして、あわせて航空機関連、ロボット・IoT関連、こういった分野の誘致・育成に全力を注いでまいりたいと考えているところであり、そういった事業の予算を計上させていただいたところであります。 そして、ずうっと飛ばしまして、「暮らし」に潤いを!ということであります。この中で27ページ、これは昨年来の課題でありましたけれども、近年、27ページの一番下でございますけれども、緊急自然災害防止対策事業、30億円の予算を計上いたしました。これは大雨等の自然災害が頻発する傾向にある中で、急傾斜地の崩壊対策、土砂崩れなどに非常に懸念が強まっているところでありますけれども、地域の皆様方からも関係予算の確保についてご要請をいただいているところでありますので、ちょうど国の3カ年緊急対策にも関連事業費が盛り込まれ、財源が確保されたということを機に、大幅に関係事業費を増額したところであります。安全・安心していただける県土の整備に力を注いでまいりたいと考えております。 以上、特に重点を入れて取り組んでいきたいと考え、予算編成に取り組んできた事業等についてご説明をさせていただいたところであります。 私のほうからは以上でございます。後はどうぞ、よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方、よろしくお願いいたします。
今、予算編成の基本方針と幾つかの重点事業について説明いただいたんですけれども、新年度の予算を一言で言うとどんな予算、何予算というふうに考えていらっしゃるかということと、あと、また、極めて厳しい財政状況の中で編成に当たったということですけれども、どういったところに一番苦労されたか、ご説明をお願いします。
今年度予算は、引き続き人口減少対策に力点を置いてきたところでありますけれども、ご承知のとおり、平成がもうすぐ終わりを迎えるわけで、新たな時代を迎えようとしております。そういった中で、やはり県政の活性化を目指してまいりますためには、地域の活力を何としても維持、再生していかなければならないということと、スムーズに次の時代を迎えることができるようにということで、言うなれば、次代に、「次の世代につなぐ地域活力の再生に向けた予算」という意味で、全力を注いできたところであります。 それから、苦労しましたのは、やはり財源が非常に厳しいという中で、もっともっと積極的な予算を編成したいと、こう考えて、あれができないかというようなことも多々ありましたけれども、なかなかに難しいということでありまして、先ほども触れましたけれども、地域に雇用の場を創出し、それぞれの地域の若者たちがそこに定着、活躍をしていただけるためには、やはり起業創業、事業承継、あるいは事業拡大等を積極的に推進し、雇用を創出していく必要があるんですけれども、結果として、地方創生交付金等の活用を図って事業費を確保するにとどまったといったところが残念な点であります。
重複する部分もあるかもしれないんですけれども、最重要課題と位置づけていらっしゃる人口減少対策については、前年と比べると、一定事業費も増えているかと思うんですが、知事としては、十分に予算化できたかなというふうに考えていらっしゃるのか。
そうですね、まずは、人口減少要因をより深く突っ込んで分析をして、その要因にかかる対策というのを組み込んでいかなければいけない。そのためには、少し時間をかけて現状把握をしないといけない分野があると思っておりまして、そういった分野については、まだ今後の課題として残る分がありますけれども、今想定される動きについては、一定対応させていただくことができたのではなかろうかと思っております。
ちょっと個別の話になるんですけれども、IRの話で、今回、利用者の公募選定の実施に向けたものも取り組まれているかと思うんですけれども、改めて知事として区域認定、認定の申請自体は、また次の年度になるかとは思うんですが、改めて思いをいただきたいのと、あとは、懸念されるギャンブル依存症対策についても予算化されていることについても触れながら、お願いいたします。
IRが実現されるということになりますと、迎えるお客様の数も、ハウステンボスをベースに考えますと、現在300万人前後のお客様が、さらに740万人ほど増えていくということが想定されておりますし、ということは相当の経済効果、雇用創出効果が期待できるところであり、九州全域の交流人口の拡大にも資するプロジェクトになり得るものと考えておりますので、何としても全国3カ所のうちの一つとして実現を目指してまいりたいと考えているところであります。 現在、国のほうで政省令の改正に向けた具体的な制度設計が進められておりまして、この夏にも基本方針が示されてくるものと想定をしておりますけれども、地方の立場としては、実施方針を策定し、事業者の公募選定作業等に取り組んでいかなければいけません。そしてまた、具体的に区域整備計画を策定し、国の承認を得ていく必要がありますけれども、その中にはさまざまな内容を盛り込んで、魅力ある区域整備計画にしていかなければいけません。 そして、先ほどお触れいただきましたように、さまざまな懸念事項もあるわけでありまして、そういったギャンブル依存症でありますとか、青少年の健全育成を進める面での懸念事項、あるいは治安の維持等に対する懸念事項、それぞれ十分な対応策を講じて、懸念事項の解消に努めることができるよう、計画の中に具体的な形で盛り込んでいきたいと考えているところであります。
人口減少対策についてですけれども、重点プロジェクトを4つ挙げられていて、事業名も代表的なものが挙げられておりますけれども、特に加速度的に進めたいとお考えの事業がございましたら、教えていただきたいと思います。
これはもうみんな、来年度に成果を出さないといけないと考えておりますので、加速度的に、とにかく全力を注いでいかなければいけない課題ばかりでありますけれども、特に、雇用確保と若者の県内定着、これはもう毎年繰り返される事業でありますので、たとえて申しますと高校生の県内就職、大学生の県内就職、併せてUターン就職、これはもう目の前に就職活動がまた開始される状況になってきますので、一刻の猶予もならない課題であります。県外進学者への働きかけを含めて、早急に体制づくりを実現し、個々の実績に結びつけていかなければいけないと思っております。
それでは、各社からお願いいたします。
今回、予算案の中で、公共事業費が今年度比で4.7%増となっています。少しご説明でも触れられたと思うんですけれども、改めて、公共事業費の増加の背景を少し教えてください。
公共事業費は、先ほど申し上げた国の3か年緊急対策が補正予算でも措置されましたけれども、来年度当初予算にも盛り込まれておりまして、今年度の当初予算にはその分がありませんので、その分は予算的には純増という形になってくる。そういった要因が一番大きいのではないかと考えております。 いずれにいたしましても公共事業費というのは、生活利便性を確保する上でも、産業基盤としてさまざまな企業誘致等を促進する上でも極めて重要な事業であると、こう考えておりますので、できるだけ関係予算の確保に努めて事業の促進を図っていきたいと考えているところであります。
一方で、公共事業費の増加のメリットを今、お話しされたと思うんですけれども、平成25年の閣議決定の中でも、公共施設などについて、新しくつくることから賢く使うことへの重点化が課題であるというお話も出ていたりですね。公共事業に関して、施設などを長寿命化をしたり、長く大事に使うということもすごく必要になってくる面だと思うんですけれども、今回計上されている公共事業費というのは、そういったメンテナンスだとか、長寿命化という視点が入っているものなのか、それとももう丸っきり新しいものを一からつくっていこうというものなのか、どういう配分になっているのか、教えていただけますか。
今、お触れいただいた視点というのは、どちらも大切だろうと思っておりまして。特に、大都市部等については相当の公共資本、社会資本というのは整備が進んできた面はあるんだろうと思います。 ただ、国土の一番西の端にある長崎県でありまして、道路基盤を一つとっても、西九州自動車道でありますとか、あるいは地域高規格道路として彼杵道路、島原道路、まだつながっていないという状況でありまして、それは、大都市部と比べると全然環境が違うものと私どもは思っております。やっぱり必要な社会資本というのは、これは地域にとって必要不可欠でありますし、また、具体的な産業の動きを見ても、道路の整備が進捗するに従って、その周辺に企業の立地が進んでいく、雇用の場ができるという状況にあるわけでありますので、まだまだ必要不可欠な事業であると、こう思っております。量がまだ足りていないと私どもは認識をしておりますので、量は引き続き増やしていかなければいけない。 ただ、そうした一方で、これまで整備をしてきたさまざまな社会資本、この老朽化が進んでいるのもまた事実であります。新しく、一旦廃止し造り直すということも選択肢の一つでしょうけれども、もったいない。長寿命化が図られる限りにおいては、より少ない事業でその機能を維持、延伸させていくということは極めて大切な視点であると思っておりまして、そちらの方はそちらの方として、県政の重要課題として積極的に推進していこうと考えているところでありまして、この公共事業というのは、新しく社会資本を整備するための事業でありますので、この事業費の中には、そういった維持補修としての長寿命化に係る関係経費は入っておりません。それは、例えば土木関連施設であれば、維持補修費等として予算を執行するという形になります。
東京とか中心部に比べて、やはり公共な施設だとか道路とかの整備が遅れているということで、それをもっと平均というか、上げていきたいということですよね。 その中で、そういった公共事業費も増えて、投資的経費も増えていく中で、やはり気になるのが財政の3基金の残高になってくると思うんですけれども、やはり公共事業を増やす、今回17億円といって今年度並みの金額になってしまって、アット・ザ・モーメントの金額とはいえ、かなり危険な水域だとは思うんですけれども、財政3基金の残高や今後の財政運営に関して、改めてお考えを教えていただけますか。
公共事業費といいますと、これは一旦整備を進めると、その世代の人たち、その次の世代の人たちにも、その整備効果が及ぶわけでありまして、そういったことから、建設財源としては、いわゆる起債措置が認められているわけであります。 したがって、公共事業費は国費をまず活用し、その地元負担については基本的に、有利な県債を有効活用することによって事業費を確保し事業を推進していこうと、こう考えているところでありまして、そういった県債を有効に活用することによって、一般財源に影響を来たすほどの大きさではない状況になっております。 したがって、3基金への影響を考慮するために公共事業費を削減しようということになると、数百億円の公共事業費を削っていかないと、直接3基金の取り崩しが少なくなるというような状況ではないところであります。
公共事業から離れて考えた時に、基金が17億円という本当に少なくなってしまっている今の状況については、どのように感じていらっしゃいますでしょうか。
冒頭に申し上げましたように、非常に厳しい財政状況の中で、かたや地域活力を維持するためには積極的に今やらなければいけない事業が山積をしているわけであります。そこのバランスをどう図っていくかというのが、非常に難しいさじ加減であろうと思います。 したがって、これまでも申し上げてまいりましたように、施策の効率化、重点化を図って、優先度の高いほうから順番に進めていくという考え方で取り組んでいく以外に方法はないんだろうと、こう思っておりまして、やはりもう切羽詰まったような状況ではありますけれども、引き続き、既存事業の見直し等も積極的に取り組んでいかなければいけないと、そういう課題が片方であるというのは事実であります。
ほかにございませんでしょうか。
知事が力を入れている人口減に関連しまして。 特に、高校生、大学生が卒業時に県外に出る、これが非常にインパクトとしては大きいと、この間の講演の中でも述べられていたと思うんですが、今回の県の新規事業なんかを見ますと、そこの部分に対する手当てがですね、いろいろされてはいるんでしょうけれども、今の県の計画を実現できるほどに盛り込まれているかというと、やや、そこまでは至らないのではないかというふうに私は感じたんですけれども、知事としては、卒業時の対策、手当ての部分というのは、今回の予算措置で十分対応できたというふうにお感じになっていらっしゃるか、教えていただけますか。
恐らく、予算を計上することによって、例えばすぐさま県内就職率が高まったり、県外への転出が減少したりということはなかなかないんだろうと思います。というのは、やっぱりお一人、お一人のこれからの人生を考えた時に、どう選択をなさるのかということがベースになってまいりますので、私どもはできるだけ、地域に対して目を向けていただいて、地域の生活も捨てたもんじゃないんだというところをしっかり説明をさせていただき、また、地域の各企業の魅力も、大都市部と比べて遜色はありませんよといったことを理解していただく必要があるものと考えております。 そういう意味では、特に、これまでも取り組んできたものの、もっと重点的に力を入れていかないといけないと思いますのは、そういうお話をさせていただく機会、学生の皆様方に直接訴えるような機会というのをもっと増やしていかなければいけない。本県での暮らしやすさといった情報を含めて実情を訴えていく必要があるものと思っておりまして、いわばマンパワーで流れを変えていく、そういう泥臭い分野が必要なんじゃないかと、こう考えておりまして、そういった取組に力を注いでいこうと思っております。
もう一つなんですけれども、新しく統轄監を配置されて、部局横断的に取り組まれたということですけれども、特にそれが顕著に発揮された、新しく、今までになかったような発想で生まれたような事業がありましたら、ひとつご紹介いただけませんか。
統轄監が、人口減少対策の4つの柱、これを全てまとめてくれたんですが、各部局と協議する中で、新たな取組をスタートすることといたしましたのは、例えば、移住サポートセンター内に住宅支援員を配置する取組でありますとか、あるいは、子育て支援のためのリフォーム支援事業を盛り込んで、より、子供を安心して産み、育てていただけるような環境を提供しようと、そういった事業などについては、これまでになかったような視点で施策が組み立てられたのかなと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
石木ダムに関してお伺いなんですが、石木ダムに関しては来年度、約19億1,800万円を盛り込んでいるということで、本年度よりも約10億円の増額になるということなんですが、今後、収用委員会の採決の判断時期が近づいているという見立てもある中で、この予算増額というのは、どういったメッセージというか、今後のダム事業の推進に対して、どういった思いを込めて増額をされていらっしゃるんでしょうか。
これは、石木ダムの現状についてはご承知のとおり、現在、付け替え県道工事の進捗に全力を注いでいるわけであります。引き続き、一定進捗をしておりますので、そういった工事費をさらに確保し、事業を促進していくということ。 そして、ダム事業自体、平成34年度の完成というのが一応の現時点の目標になっておりますので、地権者の皆様方のご協力が得られれば、本体工事にも着手しなければならない時期でありまして、一部そういった工事費も含んだところで関係予算を計上いたしております。 ただ、これは公共事業費として県の予算に計上した段階でありまして、これから国の予算を確保していかなければいけないという形になってまいりますので、内示が得られるまで、今後の動きは、まだ確定しないという形になってくるかと思います。
人口減に戻ってしまうんですが、予算編成の基本のところで、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の最終年であるということを強調されていましたが、この4年間でクリアした課題、してない課題、いろいろありますが、改めて現時点での知事の総括というか、百点満点中何点かとか、山にたとえるなら何合目かというような形でご説明ください。
「まち・ひと・しごと創生総合戦略」については、ご承知のとおり、3つの視点で施策を組み立て、それぞれの目標を設定しながら事業に取り組んできました。 まず、人口減少要因の半分の要因があります社会減に歯止めをかけていかなければいけないということで、若い人たちが地域に残って活躍をしてくれるためには雇用の場を増やさないといけないということで、5年間で4,000人の雇用数を増やそうという目標を掲げました。まだ3年度目までの実績しか示されておりませんけれども、これについては目標を上回る形で推移しております。 そして、ひとの面では、先ほどからご議論をいただいておりますように、高校卒業者の県内就職率を57%から65%まで高める、大学生の県内就職率を45%から55%にまで高める。実は、高校生の方は少し上向いてきましたけれども、目標率に若干足りない状況になっております。 一方、大学卒業者の県内就職率は、むしろ低下傾向になっております。こういったところについては、先ほどから申し上げているように、直接、生徒の皆さん、学生の皆さん方に訴えかけて、しっかり県内企業の情報も提供し、また、住みやすさなどの地域の情報も差し上げる中で、これからの選択肢として地元で活躍していただくことができるようにしていかなければいけないと思っております。 それから、移住者数の目標については、これは、最初、5年度目の目標として年に660人の移住者の数を確保していこうという目標を掲げましたけれども、こちらの方は、おかげさまで目標を大幅に上回る形で、既に事業実施3年目の昨年度で782名、今年度も12月段階で前年度の実績を上回る状況でありますので、900名を超える方々に移住しておいでいただけるのではなかろうかと考えております。 それから、合計特殊出生率でありますけれども、これも結婚・出産・子育て支援体制の充実を図って合計特殊出生率を5年間で1.8まで高めていこうという目標を掲げましたけれども、これは現在1.70ということで、ほぼほぼ順調に推移しております。 今申し上げましたように、それぞれ個々の具体的な施策の目標については、達成できたところ、達成されないにしても、上昇傾向で推移している項目などがありますけれども、ただ、最大の現在の悩みは、そういう動きがある中で人口減少そのものに歯止めがかからない。これがどこに原因があるのか。例えば、移住していらっしゃる方々も、単年度で700名を超える皆様方ですから、2,000名近い方々が既に、これまでと比べると移住者が増えている。そして、雇用創出数も目標を上回って雇用の場が確保されておりますので、県内に残っていただく方々も増えているはずだと。あるいは離島地域では、もう現に毎年1,000人ぐらいの方々が島外に出てしまわれていたのに対して、施策効果等もありまして、600人ぐらいの転出者に減っていると。 そういうことを考えますと、もう既に人口減少に一定、少なくとも目標には達しないまでも、減少傾向に転じておかなければいけない状況であるはずなのに、なかなかそういった具体的な成果が見えない。 ということは、ある分野などにおいて廃業等が続いているのかどうか。そういった状況がまだ捕捉できてない状況でありますので、今、それがどういう状況であるのか、しっかり分析を進めて、必要な対策を強化していかなければいけないと、こう考えているところであります。 したがって、総合的に何点で評価すべきなのか。最終的には人口減少にブレーキがかかって初めて評価できる性格のものだと思いますので、評価自体ができない状況にあるのではなかろうかと、評価以前の状況が続いていると、こう申し上げざるを得ないのかなと思っております。
それでは、以上をもちまして、予算案に関しての記者会見を終了いたします。
・午後4時27分から午後4時44分(17分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成31年2月13日 定例記者会見
会見内容
ミライon図書館の開館について
それでは、ただいまから定例記者会見を始めます。
よろしくお願いします。 まず、1点だけご報告をさせていただきたいと思います。 「ミライon図書館」の開館についてであります。 平成29年4月から大村市で整備を進めてまいりました長崎県立・大村市立一体型図書館「ミライon図書館」でありますが、去る1月末日に完成をいたしました。 開館日は本年の10月5日を予定しているところでありまして、今後、開館に向けて資料の移転作業等の準備を進めていくことといたしております。 「ミライon図書館」では、全国でもトップクラスとなります202万冊の収蔵能力を生かして、一般書から専門書に至るまで幅広く、そして体系的に資料を整備することで、県民の皆様方の多様なニーズにお応えできるものと考えております。 開館後は、県立図書館と市立図書館の施設区分や蔵書区分などのない一つの図書館として、合築による効果を十分に発揮しながら、県・市共同で運営し、質の高い、内容に富んだサービスを提供してまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方には開館をどうぞ楽しみにしていただきますようお願いを申し上げる次第でございます。 以上、私のほうから報告とさせていただきます。あとはよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からよろしくお願いいたします。
千葉県における児童虐待死亡事案について
千葉の虐待事案を受けての質問をさせていただきます。 千葉の野田市で両親から虐待を受けていた10歳の女の子が死亡して、両親が逮捕される事件が起こっております。市教委や児童相談所の対応が問題視されていますけれども、本県でも同じ事例が起こらないために、どのような対策、これを受けての対策があるのかどうなのかお伺いしたいと思います。
今回の件については、子どもが具体的にSOSを発し、関係機関が対応していたにもかかわらず、子どもの尊い命が失われたということに関しては、大変痛ましく残念に思っているところであります。今回の件を自らの課題として、危機感を持って受け止めていく必要があるものと思っているところでありまして、改めて子どもたちの命を守るという強い意識を関係機関で共有する必要があるものと思っております。 そして、これまで以上に地域一体となって、この児童虐待の根絶、そして関係機関の適切な連携と対応、これに全力を注いでいく必要があるものと考えているところであります。
具体的には、何か本県で動きがあったとかというものはございますか。
今回の事案を受けまして、県内の全市町、そして学校に対して、改めて通知を行ったところでありまして、虐待の兆候の把握、早期の安全確認、個人情報の適正な取り扱い、あるいは関係機関での情報共有の徹底などお願いをしたところであります。 事件の状況が明らかになる中で課題となった事象については、引き続き、本県においても改めて周知徹底を図っていかなければならないと考えているところであります。 さらに、また、総合的な児童虐待の防止策としては、国のほうで児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策が示されているところでありますので、引き続き、この実践に全力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。
長崎-ソウル間航空便の運休について
先日、長崎-ソウル間の国際定期路線のエアソウルが3月末で運休をするということがありました。それで、4月以降についても、まだ現時点では恐らく運航再開の目処というのが立っていないかと思うんですけれども、受け止めをお聞かせください。
今回の運休といいますのは、エアソウルが保有する機材の整備の都合であると聞いております。韓国と長崎県は、これまでも非常に強い関係で結ばれてきておりまして、長崎-ソウル線は大韓航空による開設が1988年でありましたので、路線そのものは長い歴史があるわけであります。 今後の再開後のスケジュールについては、エアソウルが運航している路線全体が未定であるというお話を聞いているところでありまして、そうは申しましても、長崎路線が運休を余儀なくされるということでありますので、路線の再開に向けて、再度本県から働きかけを進めてまいりたいと考えております。
長崎からの利用がどこの路線を見ても、やはり1割ぐらいだったりとか、少ないという状況があって、今度、香港線もできましたけれども、このあたりについては、もちろんインバウンドを迎え入れるというようなことも重要かと思うんですけれども、こちらからの利用も促進を図らないといけないと思うんですが、そのあたりは。
これまでもやはり長崎の海外路線については、ほとんどがインバウンドの方々が9割ぐらいを占めるということで、アウトバウンドのお客様が少ないというのは非常に大きな課題になってきたところでありまして、より多くの県民の皆様方にご利用いただく、あるいはイン・アウトの関係で他県との連携を図りながら長崎空港をご活用いただく、そういう取り組みが必要であるということで取り組んできたところでありますが、なかなかアウトバウンドのお客様の確保が難しいという状況にあります。 特に、韓国との関係においては、なかなか国際関係が敏感にお客様の動きに反映されるというような状況もありますので、もっともっと多くの県民の皆様方に、その手法として、特別に深いゆかりで結ばれていることなども理解していただき、安心してお出かけいただけるように情報を提供し、また働きかけを進めていく必要があるのではないかと思っております。 関係旅行業界の皆様方とも改めて力を合わせて取り組んでいかなければいけないと思っているところです。
それでは、各社のほうからお願いいたします。
玄海原発について
まず、玄海原発2号機の廃炉に関して、受け止めを教えていただけますか。
実は、私は2号機の取り扱いについては、もう少し後にご判断がなされるのではないかと考えておりましたけれども、ちょうどここに出かけてまいります直前に、2号機の廃炉の方向性が定まったというお話をお聞きいたしました。2号機の存廃、恐らく技術面、あるいはコストの面、双方からご検討がなされて判断されたことではなかろうかと、こう考えておりますけれども、廃炉作業が完了するまでに相当長期の期間が必要になってくるとお聞きしております。20年ないし30年かかるということでありますので、廃炉完了に至るまで安全確保に万全を期していただきたいと、こう願っているところであります。
それでは、時間がございますので、最後の質問をお願いします。
特定複合観光施設(IR)について
IRの重要な舞台の一つになっているハウステンボスの件なんですけれども、先般、中国の有力なファンドがハウステンボスへの出資について取りやめたということが判明したんですけれども、それについて、年間20万人中国から送客したりとか、「シルク・ドゥ・ソレイユ」を長崎でやるとか、そういったことも言われていたんですけれども、今回、その出資の話が立ち消えになったということで、長崎県への影響とか、観光への影響とか、何か考えられることはあるでしょうか。
出資が取りやめになったことについては、その状況等、一切情報を得ておりません。確かに、中国からの送客等も計画されていたという話は、お聞きしたことがあったんですが、出資が中止されたことによって直ちに影響が生ずるものとは考えていないところでありまして、特にIRの動き等に対する影響は想定していないところであります。
松が枝埠頭のツーバース化について
大きく2点お伺いします。この前、国土交通大臣が来られて、松が枝埠頭について新規事業化について検討するとおっしゃったんですけれども、知事としてはどのように受け止めていらっしゃるのかというのと、事業化がもしされれば、大体どれくらいの時期に完成すると、県側としては見てらっしゃるんでしょうか。
先般、石井国土交通大臣が現地を視察していただいて、具体的に検討をするというお話をいただいたことは、一定前に向かってご検討いただく余地が出てきたのかという期待感を持って受け止めたところでありますけれども、具体的に事業化がなされたときにどのぐらいまでかかるのか、これはまだ、関係予算がどれほど確保されるのか、相当の事業費が必要になってまいりますので、そのペース配分に大きく影響されてくるものと考えております。しかも事業内容が、単なる公共施設、港湾機能の整備だけではなくて、背後地を含めたまちづくりまでその内容に含む形での事業になってまいりますので、その構想自体をこれから具体的に練り上げていかなければいけないということもありますので、一定時間が必要になってくるものと思っておりますけれども、ただ、クルーズ需要は、需要として現に存在しているわけでありますので、一刻も早い完成を目指して、関係機関との調整を進め、実現していかなければいけないと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて
あと一点なんですが、新幹線の関係なんですけれども、今日の午前中に関係者が集まったアクションプラン策定会議があって、新幹線のアクションプランの素案が示されました。それは3年余りに近づいてきた時期も見据えてのことだと思うんですが、素朴に思ったのが、やっぱりリレー方式で暫定開業するという特性なので、乗り換えに対するストレスの軽減とか、そういうことに対する記載も多少あったかと思います。その中で、今の段階でお伺いしたいのは、素朴に、リレー方式で長崎を出発した場合、武雄温泉でフル規格新幹線から、そこでまずは特急に乗り換えると思うんですけれども、このときに新幹線というのは、本来指定席とか存在しますよね。その方が、次の特急にはどんなふうなイメージで乗り換えるのかというのとか、想定されていらっしゃるのかなと思ったんですね。つまり、乗り換えのスムーズさとか、どういう段取りで人が移るのかということについて、県として何か望ましい案とかを検討されていらっしゃいますか。
ご指摘のように、武雄温泉駅で乗り換えられる際に、いかにスムーズに、ホームを挟んでの対面乗り換えでありますので、特急列車に乗り換えていただくかという視点は極めて重要だと思っております。ただ、具体的な形でどう運用されていくのか、具体的には検討されているんですか。
JR九州が検討しますが、例えば鹿児島ルートのリレー開業の際には、指定席であれば、新幹線とリレー特急を1枚の切符で指定席が発行できるようになっております。また、乗り換えの際も対面のホームですので、向かい側に停まっています特急に乗り換えるという想定になっております。恐らく同じ方法をとられるのではないかと予測はしております。
現実的な問題として、長崎で窓際に座った人が、長崎の後で諫早や大村で乗ってきた人がこちら側に立っていたり、あるいはドア側にいったりして、乗り換えるときに、今度座れる順番が微妙に変わっていくみたいな、市民レベルでは、「何だよ」というような現象が起きかねないような気がするんですけれども、その辺、何かちゃんと検討されているのかどうかなと思ったんですけれど。
指定席でない場合は。
自由席は自由席として切符を発行すると思いますが、JR九州のほうで検討されるのではないかと考えています。指定席ならば同じ座席番号にすると予想されてはおります。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後4時9分(39分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成31年1月18日 定例記者会見
会見内容
- 長崎香港線就航関連イベントについて
- 平成31年度において重点的に取り組む事業について
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- フランシスコ・ローマ法王の長崎ご来訪について
- V・ファーレン長崎の練習拠点公募について
- カネミ油症対策について
- 十八銀行とふくおかフィナンシャルフィナンシャルグループとの経営統合について
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 外国人労働者の受け入れについて(1)
- 松が枝埠頭のツーバース化について
- 長崎・インド情報交流組織発足に向けた取組について(1)
- 長崎・インド情報交流組織発足に向けた取組について(2)
- 株式会社五島産業汽船の全航路運休問題について
- 国際定期航空路線の開設について
- 外国人労働者の受入れについて(2)
長崎香港線就航関連イベントについて
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を行います。
本日は、1点、冒頭に私の方からご報告をさせていただきます。
明日19日から、いよいよ待っておりました新規国際定期航空路線として、香港エクスプレスによる長崎香港線が就航を迎えることとなります。これに伴いまして空港等において就航関連イベントを開催したいと考えているところであり、今回は、その概要についてあらかじめご報告をさせていただきます。
まず、香港国際空港からの初便が長崎空港に17時05分に到着する予定であり、空港の到着ロビーで来客の皆様方をお迎えしたいと考えております。また、折り返しの初便の出発前に、空港関係者等も含めた出発のセレモニーを17時30分から2階の出発ロビーにおいて実施いたしますとともに、長崎市内のホテルにおいて19時から長崎県内の観光関連事業者や自治体等に加えて、香港側の関係者にもご参加いただき、記念祝賀会を開催することといたしております。
さらに、長崎発の初便には、平田副知事を団長、徳永県議会副議長を副団長とする長崎県香港訪問団25名が香港へ出発し、3泊4日の日程で、在香港日本国総領事館や現地旅行社等を訪問し、今後の香港との交流等について意見交換を行うことといたしております。
今回の就航を機に、長崎香港線の利用促進を関係団体とともに積極的に推進してまいりたいと考えているところであります。
以上、ご報告とさせていただきます。後は、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
平成31年度において重点的に取り組む事業について
まず、今年の抱負、特に重点的に取り組んでいく事業について聞かせてください。
いろいろな機会をいただくたびに申し上げておりますが、今年は、年度が明けますと県の総合計画の4年度目、そして、まち・ひと・しごと創生総合戦略の最終年度を迎えてまいります。このため、これまで以上に市や町、関係機関との連携体制を強化して、具体的な成果を県民の皆様方にお示しできるように全力を尽くしていかなければいけないと考えているところであります。
先の知事選挙の際にも県民の皆様方にお約束をさせていただきました、人に生きがいを、産業に活力を、暮らしに潤いを与えられるような施策の推進に力を注いでいきたいと考えております。
具体的に申し上げますと、やはり最大の課題は、本県にとりまして人口減少が大きな課題となっておりますので、引き続き、雇用の場の確保と若者の県内定着促進、移住促進対策の強化、結婚・出産・子育て支援策の充実などに取り組み、少しでも人口減少にブレーキをかけることができるように力を注いでいきたいと考えております。
この中でも、若者の県内定着促進につきましては、やはり若い人たちが興味、関心を持っていただけるような職場環境、情報発信を含めて、それぞれ県内企業の皆様方にもっと積極的に職務環境の改善と情報発信に力を注いでいただきたいと考えておりますので、県内企業の採用力強化に向けた取組を支援していきたいと考えておりますし、また、できるだけ早い段階から県内企業と学生の皆様方との交流の場を設けていきたいと考えております。
そして、移住促進対策につきましては、国の方で検討が進められております移住支援策、創業支援策等の諸制度を有効に活用しながら、若い人たちの移住を促進してまいりますとともに、県内でのそういった起業、創業、事業承継等への取組も併せて支援できるような制度設計を念頭に、これからの予算編成の段階において具体策を検討してまいりたいと考えております。
そしてまた、移住者の住まいの受け皿となる住宅確保対策をさらに知恵を絞って、民間の皆様方のご協力もいただきながら、離島・半島地域等で空き家がありますけれども、これをさらに積極的に活用、提供していただくことができるような仕組みも構築できないかと考えております。
そして、結婚・出産・子育て支援策につきましては、ご結婚していただいた家庭では、もうけていただく子どもの数が増えるというような傾向にございますので、できるだけ県民の皆様方に安心して適切な伴侶と巡り合っていただき、結婚していただくことができるように結婚支援策の強化に力を注いでいかなければいけないと考えているところでありまして、これまでになかったような職場単位での出会いの場を創出するなど、民間の皆様方のご協力もいただきながら、結婚支援策の充実に努めていきたいと考えているところであります。
そのほかにも、これまで申し上げてまいりました健康長寿日本一の県づくりでありますとか、安全・安心の県づくり等について、これからの具体化を図っていきたいと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
続いて、九州新幹線長崎ルートについて、佐賀県知事との次回の会談の日程が決まっていたら教えてほしいのと、今後、何か取り組んでいくような予定があるようでしたら教えてください。
その点については、前回、会談をさせていただいた際にも申し上げましたけれども、具体的な次回の日程等については、いまだ決定されていない状況でありますが、その際にも申しましたけれども、今日のような事態に至りましたのも、前提といたしておりましたフリーゲージトレインの開発を断念せざるを得ないというような状況になったことから、現在のような事態に立ち至っているわけでありまして、国におかれては、そういったことも含めて、これから具体的な形で協議を進めていただき、整備の方向性を早急にお示しいただきたいと。こういうことについて山口知事とも認識を一つにしたところであります。
今後、国の方から具体的な提案等がいただければ、そういった機会あるごとに、また情報交換等の場も山口知事と設けていかなければいけないと考えております。
フランシスコ・ローマ法王の長崎ご来訪について
最後になるんですけれども、11月の下旬にもローマ法王が訪日するのではないかという話が出ているんですけれども、長崎県の方に政府などから連絡があったり、県として受け入れに際して何かやろうとしていることというのはあるんでしょうか。
これまでもローマ法王のご来県については、繰り返しお願いをさせていただいてきたところでありますが、先般、今年末にもご来県いただく可能性があるというお話を聞いて大変うれしく思っているところであります。まだ具体的なお話は一切お聞きしてない状況でありまして、国からの情報提供等もございません。
したがいまして、そういった訪日、そして、ご来県の日程が明らかになり次第、関係者の皆様方とも相談をしながら受け入れ体制づくりに万全を期してまいりたいと考えております。
V・ファーレン長崎の練習拠点公募について
先日、ジャパネットホールディングスの高田社長が県庁にいらっしゃいまして、新しい練習拠点に関して、大村市の工業団地に整備したいという要望が知事の方にもあったと思いますが、県の方針を教えてください。
新しく整備を進めております工業団地につきましては、これは事業主体が大村市さんでいらっしゃいまして、この団地の整備に当たっては県からも補助金を支出している状況にあります。
したがいまして、まずは大村市さんがどのようなお考えをお持ちであるのか、その点をお聞きした上で、県として対応が必要になってくれば、その段階で検討を進めていく必要があるものと考えているところであります。
この団地についても、分譲の時期が4月からと、結構スケジュールがいっぱいいっぱいなのかなと思いますが、大村市さんの方からお話を、協議をしましょうであったりか、そういう動きはありますでしょうか。
内々、相談したいというようなお話はお伺いをしているところであります。具体的なお考え等については、まだお聞かせいただいていない状況であります。
補助金を県は出されていると思うんですが、それで用途が変わることに対しては、特段、問題はないんですか。
実は、県から交付しております補助金につきましては、その財源が国費でありまして、電源立地交付金ということで、これは国と具体的な使途内容を協議した上で、工業団地の整備に充当するという前提で、この補助金の交付をさせていただいておりますので、その使途目的が異なるということになると、返還という選択肢も含めて、協議を国と改めて進めていく必要があるものと考えているところであります。
カネミ油症対策について
次に、昨年発覚から50年を迎えましたカネミ油症についてなんですが、昨年、県の方で被害者の方にアンケートを実施されていますが、そのアンケート結果を、来年度以降の検診日程や被害者支援にどのように活用されているのかを教えてください。
今回実施したアンケートにつきましては、油症検診の受診率向上を目的として行ったと聞いております。その結果では、都合がつかなかったために受診しなかった方々が多くいらっしゃって、検診の日程や会場が増えれば受診するという方々が多かったとお聞きしているところであります。
特に、会場について要望が多かったのは、福江地区での実施についてであったと聞いておりまして、こうした要望を受けて、福江地区を加えた油症検診の実施に向けて、現在、国、あるいは全国油症治療研究班、五島市等の関係機関と協議を進めていると聞いておりまして、順調な調整が整えば、来年度からの実施を目指しているという状況にあると聞いております。
カネミ油症に関しては、明日も福岡で三者協議が行われますが、その場で毎回、認定基準の話であったり情報開示の少なさが、被害者の方から声が上がっています。
認定は県の委員会がしていると思うんですけれども、来年度以降、九大の認定をつくっているところに、厚生労働省などに対して、要望をなさったりとか、そういうご予定はございますでしょうか。
これまでも、認定基準の拡大等については国に対する要望等も行ってきたところであり、これからも必要に応じて、そういった方針で臨んでいきたいと思っております。
十八銀行とふくおかフィナンシャルフィナンシャルグループとの経営統合について
今日、十八銀行で臨時の株主総会がありまして、FFGとの統合が承認されましたが、このことについての知事の受けとめを教えてください。
まあ、今回の両行の経営統合につきましては、やはりこれからの地域経済の将来を考える際に、さまざまな金融機関としてのノウハウ、あるいは金融面での各企業の支援等にさらに力を注いでいただくことができるものと考え、歓迎をしているところであります。
正式に株主総会でご決定が得られたということについては、一応、確実な一歩がこれから踏み出されるということになってくるものと思っておりますので、そういった金融機関の皆様方とさらに連携を深めながら、産業の活性化、地域経済の発展に行政としても力を注いでいかなければいけないと思っております。
それでは、各社の方からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
今日、与党PTの、新幹線に関して、山本委員長が佐賀県の山口知事とお会いされて会談されたと思うんですけれども、そちらについての受けとめをまず教えていただけますでしょうか。
お会いになられた際のお話をお聞きしたんでありますが、与党PT検討委員会の立場じゃなくて個人的な形で訪問をしたというお話があったやに聞いておりますし、また、山口知事も、そういった趣旨の会談であったと、こうお話をしておられるやに聞いておりまして、そういう個人的なお立場でのご面談であれば、私の方からのコメントは差し控えさせていただくべきことではないかと思っております。
それでは、改めて、今後の新幹線の整備に関してなんですけれども、国に対して、フル規格への要望ということなんですが、知事が考えられる国というのは、これは政府なのか、それとも与党PTなのか、どちらになるんでしょうか。
これまでは与党PTのヒアリング等も機会をいただいたところであり、その際にも長崎県としてはフル規格での整備を望んでいるということ、そしてまた、国の関係部署に対してもフル規格での整備を要請してきているところでありますので、両方合わせてフル規格での実現を働きかけてきているところであります。
最後にですね、今日、個人的な面会だったということなんですけれども、山本委員長と山口知事ですね。山口知事が、終わった後に報道機関に対して、やはりお立場、フルとか、そういう状況ではないという、かなり難しい、長崎県にとっては難しい状況だと思うんですけれども、今後、これをどう変えていかれようとされているのか、見通しなどを伺えますか。
残された課題であります新鳥栖―武雄温泉間、これについては、与党PT検討委員会からは、ミニ新幹線、あるいはフル規格、いずれかの方法による整備が必要であるという方向性が示されているわけでありますけれども、フル規格で整備を進めるについても山口知事は、さきの会談の時にもお話を申し上げましたけれども、財源の問題、ルートの問題、並行在来線等の問題があって、いわゆる地方の方から積極的に働きかけを進めるような立場ではないというようなことをおっしゃっておられました。
そういう立場ではありますけれども、冒頭に申し上げたように、この西九州ルートが今のような状況に立ち至ったというのは、長崎、佐賀も双方合意・了解した上で、フリーゲージトレインを導入することを前提に新幹線の整備に取り組んできたわけであります。ところが、肝心かなめのフリーゲージトレインそのものが、開発がうまく進まなかった。これについては、まさに国の責任として、今後の対応を検討して方向性をお示しいただく必要があると。そういった方針については、先ほど、山口知事が触れられた負担の問題とか、並行在来線の問題等もありますので、そういった点等を含めて、国の方から具体的な形で提示をしていただく必要があるのではないかと。
この点については、長崎県の立場もそうでありますし、佐賀県のお立場もそうであって、共通認識を持つに至ったわけでありますので、国の方から、私どもは、一刻も早く議論を進めていただき整備方針をお示しいただきたいと、こう願っておりますし、佐賀県は、一刻も早くということまではおっしゃいませんでしたけれども、そういう考え方であることについては合意をいただいたと考えております。
したがって、これから、そういった方針で早く方向性をお示しいただけるように、特に長崎県の立場としてはフル規格での整備を望んでおりますので、働きかけを進めていきたいと考えております。
ほかにございませんでしょうか。
外国人労働者の受け入れについて(1)
2点、別々のテーマでお聞きします。
まず、県議会の11月定例会でも出ましたけれども、外国人材の派遣会社を1月から2月に設立するということだったのですけど、現状、どの程度まで設立の話が進んでいるのかということと、例えば会社名とか、ある程度決まっているのかということをまず、1点伺いたいと思っております。
外国人労働者、具体的に手続がどこまで進んでいるか、わかりますか。
派遣会社の設立に向けて、手続に着手するという話は聞いて、報告をいただいていたわけでありますけれども、具体的にスケジュールまで含めて、詳細はまだ聞いていないところでありますので、あともって、担当課の方からご報告をさせていただければと考えております。
松が枝埠頭のツーバース化について
もう一つですけれども、12月に、知事や田上市長も行かれたと思うんですけど、東京の方に行かれて、松が枝埠頭の2バース化の要望を主に行かれたと思うんですけれども、その後、要望したことに対して国側から何か回答がきたりとか、何か動きがありましたでしょうか。
場合によっては、来年度予算に調査費等を計上していただくことができるのではないかと、こう期待を寄せているところでありますが、この関係予算が1件計上される予算ではなくて枠的に計上される予算でありますので、これから具体的な箇所付け等の作業が進められていくものと考えております。まだ、具体的な話については承知していない状況であります。
関連してですけど、その要望の中で、三菱重工長崎造船所さんが、松が枝埠頭を2バース化できれば、クルーズ船のメンテナンスも受け入れることができるようになると、受け入れたいと、受け入れる準備を始めていらっしゃるようなんですけれども、この動きに関して、知事としてどういう思いを抱いていらっしゃいますか。
それは、歓迎したいと考えております。
クルーズ船の寄港というのは、ご承知のとおり、比較的早い時刻に入港され、接岸をされて、観光客が下船されて市内観光等をお楽しみいただき、そして夕刻には乗船されて出港されるというのが普通のパターンだろうと思います。
しかしながら、修繕・点検を長崎港で担うということになりますと、クルーズ船は空で長崎港に修繕のために入港するということはなかなか考えにくい状況でありますので、お客様を乗船いただいた形で長崎に入港していただく、そして定期検査であるとか、あるいは修繕・点検のためにドック入りをするということになってくるかと思います。そうなりますと、前泊・後泊等の宿泊を伴う観光につながっていく可能性が極めて高いものと考えているところでありまして、より時間をかけて長崎の観光をお楽しみいただける、そしてまた、宿泊費を含めて観光消費額の増加につながっていくのではないかと期待をいたしているところであります。
ほかにございませんか。
長崎・インド情報交流組織発足に向けた取組について(1)
先日、インドのIT企業2社が壱岐市に進出をするということを県庁の覚書の取り交わし式だったり、壱岐市長表敬のときに明確に宣言されていまして、率直にどのように受け止めていらっしゃるのかというのと、県として何か支援をする方向性とかがあれば、お伺いしたいと思います。
それは大変すばらしい取組だと歓迎をいたしております。さまざまな支援策については、例えば起業をご検討される際の支援体制として新たなオフィススペース等も設けておりますし、事業計画等を明らかにしていただき、お話をいただければ、ご活用いただける機会も出てくるのではなかろうかと考えております。
いずれにいたしましても、海外の企業経営者の皆様方と県内の各企業がうまくマッチングが進められて、お互いの力を合わせて、新たな開発に取り組んでいただく可能性のある話だと思っておりますので、特別の支援措置が必要であるのかないのかというのは、これからの推移を見極めて検討していく必要があるのではないかと思っております。
そもそも県内に外国の企業が進出をするみたいなケースというのは、今までありましたか。インドが初めてですか。
具体的な形で、直接企業立地という形で展開してこられるのは、さほど例はないのではないかと思います。
外資系の企業として、国内展開の一環として立地していただく事例は数多くありますけれども。
こうした中で、IT産業の場合、結局企業進出したとしても、情報のセキュリティーとかそういうことに関して、県内のどこに立地しても万全の体制を整える必要があって、そういうところで、壱岐市にもそうですけれども、行政側とか、地元の関係者に支援を求めているという傾向があるみたいですけれども、そういう情報管理のプロみたいな人を行政が派遣するとか、具体策について、今後検討するという感じがあるのか、今はまだ少し、まず民間の動きを見ていきたいという感じなのか、どうなんでしょうか。
まだ具体的に、情報管理の専門家が必要であるというようなところまで、私も話を聞いておりません。どういった形での対応が求められるのか、建物構造上のセキュリティーでありますとか、あるいはシステム的に何かの環境を整える必要があるのか、より具体的な形でご提案があった際に、行政としてこれに対応すべき分野があれば、それは検討を進めていく必要があるのではなかろうかと思っております。
長崎県はベトナムとの交流がすごく活発で、外から見ても多いのですけれども、インドのほうも、県に首席公使が訪問されていたりとか、少しずつ交流というか、県庁にもいろいろな人が来られている感じがあるんですけれども、今後のインドとのつき合い方というのはどのように考えていらっしゃいますか。
インドにおいては、IT関連産業が非常に成長されていて、大きな発展可能性が感じられるわけでありますので、そういった動きと連動しながら、県内産業も一緒に発展していくことができるような環境になれば、好ましい形ではなかろうかと思っているところであります。
具体的にビジネスの進め方がどういう形になるかというのが、私も詳細にお話をお聞かせいただいてない状況でありますので、可能性を含めて、どういった対応が必要になってくるのか、やはり専門家の皆様方のご意見等もいただきながら、検討していく必要があるものと思っております。
ほかにございませんんか。
長崎・インド情報交流組織発足に向けた取組について(2)
インドといえば、長崎大学もかなり全国規模でといいますか、国を代表するような研究機関、大学との連携を進めていると思われますが、今回、県とインドのIT企業ということで関係ができたということで、長崎大学ともそういった連携を進めていくとか、そういうお考えはありますか。
全体の環境として、大学等の支援、もしくは対応が求められるということになると、当然、協力を要請していく必要があるものと考えております。それが、いわゆる長崎県の資産でもありますので、そういったものを有効に活用していただきながら、産業の活性化に結びつけていければと考えております。
ほかにご質問はございませんか。
株式会社五島産業汽船の全航路運休問題について
五島産業汽船ですけれども、先日、総務委員会で五島産業汽船の集中審議が行われまして、出席された委員の方たちから、今回の突然の旧会社の運航休止に関して、補助金を出すことにはきちんとやっていたけれども、会社の経営がきちんとしているのかといった面、そういうチェックのところが、やっぱりあまり足りてなかったのではないかという課題が提起されました。今回、五島産業汽船の突然の運航休止問題を拝見されて、知事として課題を感じたところ、今後直していきたいところ、どのようなところがありますでしょうか。
突然の運航休止という事態になって、事前に把握できなかったのかというご指摘等もいただいてきているわけでありますけれども、やはり国の機関等を含めて、あるいは地元の長を含めて、そういった情報が出されてなかったという状況にあり、さまざまな支援措置等を講じる際には、当然ながら財務状況等を確認して、支援措置を講じていくわけでありますけれども、これを経常的に求めていくという形が適正であるのかどうか、そういった点については、やはり財務内容を含めて、安定的に住民の方々の足の確保のために、経営を安定して継続していただきたいという願いを持っている立場でありますので、どういった可能性があるのか、それは検討していかなければいけないと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
国際定期航空路線の開設について
冒頭言われた、香港線の件に関してなんですけれど、今、県として、またさらに国際線の誘致のアプローチをいろんな国に対して行われていると思うんですけれども、例えば、今、県として具体的にどういう路線を誘致したい、例えば欧米も含めて、どういう路線を誘致したいという願いというか、願望を持ってらっしゃるんでしょうか。
とりあえずは、アジアに一番近い県でありますので、アジア各国との定期航空路線の開設に向けて働きかけを進めているところであります。ベトナムでありますとか、フィリピンでありますとか、その他の国等々と交流人口の拡大を目指して、さまざまな取組を進めているところでありますけれども、なかなか離発着枠に双方制限がある中で実現に至っていないというような状況でありますけれども、継続して具体的な提案を行いつつ、路線の開設を目指していかなければいけないと思っております。
今おっしゃったように、ベトナムとフィリピンは、具体的にもう県としてアプローチしていて、向こうからも何かいい返事が来ているということですか。
いいえ、なかなか難しいですね。例えばフィリピンでは、福岡に路線をお持ちなんですけれども、まずはそちらの方の充実、安定運航が優先するというようなお話でありますので、いかにフィリピンからも観光客の皆様方に数多くご来訪いただく機会を増やしていくかということが非常に重要な取組になってくるものと思いますので、そういった点等も踏まえながら、継続して働きかけを進めていかなければいけないと思っております。
時間もございますので、最後の質問でお願いします。
外国人労働者の受入れについて(2)
4月から施行される改正入管難民法の関係で、国が、外国人との共生のための総合的対応策を打ち出していたと思うんですが、それを受けて、県として、今何か、外国人の支援のために取り組まれようとしていること、準備されていることがあれば教えていただきたいのと、一方で、もう施行間近なんだけれども、具体的な制度設計がはっきり見えないんじゃないかというような指摘もありまして、困惑の声も県内から出ておりまして、県にはどういうふうな形で情報が入ってきているのか、それも教えていただいてよろしいですか。
外国人との共生に向けて・・・。
総合的、何だったかな。
総合的対応策ですね。
総合的対応策というのを136ぐらいの施策、126か、打ち出したようなんですけれども。
外国からおいでになられる方々が安心して日本で活躍をしていただくためには、さまざまな課題も予想されるわけで、総合的な相談等を含めて支援体制を構築していく必要があるものと思っております。県内でも数多くの技能実習生の方々がおいでですが、今後、特定技能1号・2号の方々が入国される可能性もあるわけでありますので、そういった方々を含めて、良好な関係の中で、その能力を発揮していただき、また、活用していただくことができるように努めていかなければいけないと思っております。
確かに、まだ制度設計が十分判明してないというところもあろうかと思いますけれども、現在は、県内の各企業がどのような分野で、どのくらいの関心をお持ちであるのか、制度活用をご検討なさっておられるのか、そういった点についても、今調査を進めているという状況でありますので。なおまた、具体的な課題としてどういった点が予想されるのか、その状況把握の上で、対応策も含めて検討していく必要があるのではなかろうかと思います。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後4時9分(39分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年12月28日 定例記者会見
会見内容
平成30年を振り返って
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。 まず、今日は冒頭に一言ごあいさつを申し上げたいと思います。 平成30年も余すところ、わずかとなってまいりました。この1年を振り返ってみますと、平成30年7月豪雨をはじめ、全国的に多くの自然災害が発生した1年ではなかったかと考えております。改めて、犠牲となられた皆様方に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げ、被災地の1日も早い復興を心からお祈り申し上げる次第であります。 さて、今年は、県民の皆様方の安全・安心を支える防災拠点及び県民の皆様方との協働の拠点として、新しい県庁舎が始動いたしました。また、念願でありました、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産への登録や、ノーベル文学賞を受賞された、本県出身のカズオ・イシグロ様の名誉県民顕彰など、本県にとって多くの喜ばしい出来事があった年でありました。ご尽力とご支援をいただきました関係の皆様方に、改めて心からお礼を申し上げる次第であります。 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産への登録につきましては、これまで幾多の曲折を経てまいりましただけに、大変うれしく思っているところであります。登録を契機に、多くの方々にお越しいただいておりますが、訪れていただいた人々には、本遺産の真の価値に触れていただき、その感動をできるだけ多くの皆様方に広げていただきたいと願っております。 今後は、引き続き、世界遺産の価値を伝えるガイドの育成や構成遺産の保存・活用に力を注ぎながら、将来の世代に引き継いでまいりますとともに、地域の活性化や交流人口の拡大につなげてまいりたいと考えております。 また、カズオ・イシグロ様については、7月にイギリスのロンドン市内において、顕彰状等の贈呈式を執り行い、県民を代表して、直接祝意をお伝えしたところであります。イシグロ様は、現在、新作の執筆等のため、大変多忙な毎日を過ごしておられますが、今後のさらなるご活躍を祈念申し上げますとともに、来県される日を県民の皆様方とともにお待ち申し上げたいと存じております。 九州新幹線西九州ルートにつきましては、先般、与党PTにおいて、建設費の増加に対応した財源の確保案として、国費や地方負担のほか、前倒し活用による貸付料財源が含まれる全体の財源見通しが示されたところであります。このことから、地元負担の軽減に結びつくものと期待をいたしているところであり、2022年度までの開業に一定のめどがたったものと考えているところであります。 一方、未整備区間となっております新鳥栖—武雄温泉間でありますけれども、フル規格またはミニ新幹線による整備を検討することとされているところであり、国が主体となって早期に議論を進め、整備方針を決定していただきたいと考えております。今後とも、地元として努力を重ねる一方、国会議員や県議会議員の皆様、関係自治体等とも連携を図りながら、全線フル規格実現に向けて、残された課題の解決に全力を注いでまいりたいと考えております。 また、今年は大変残念な出来事もありました。9月には、郄田勇元長崎県知事がご逝去され、10月には、ノーベル化学賞受賞者であり長崎県名誉県民の下村脩博士がご逝去されたところであります。 郄田元知事におかれましては、長崎大水害や雲仙普賢岳噴火災害など、かつて経験したことがない大災害に直面され、その後の復旧・復興のために大変なご尽力をいただきますとともに、諫早湾干拓事業や新幹線整備をはじめとする県政のさまざまな課題に全力で取り組まれ、今日の長崎県の基盤を築いていただきました。 下村博士におかれましては、世界的な化学者としてご活躍をいただき、生命科学の発展に卓絶した功績を挙げられ、さらに、ノーベル化学賞の受賞を通して、県民の皆様方に大きな夢と希望を与えていただいたところであります。 お二人のこれまでのご功績に深く敬意を表しますとともに、改めてご冥福を心からお祈り申し上げる次第であります。 また、V・ファーレン長崎については、今シーズン、J1リーグで、チーム一丸となったすばらしい試合を見せていただきましたが、残念ながら、J2に降格となってしまいました。手倉森次期監督のもと、私たち県民のチームでありますV・ファーレン長崎が早期にJ1復帰できるよう、これからもしっかりと応援していきたいと考えているところであり、県民の皆様方のご声援をよろしくお願い申し上げる次第であります。 それから、先般、フランシスコ・ローマ法王が、来年の終わりごろにも長崎を訪問されるご意向があるとの報道がありました。私もこれまで、機会があるたびに、長崎へのご来訪と「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録へのお力添えをお願いしてきたところであり、大変ありがたく思っております。 法王におかれましては、原爆投下後に撮影された「焼き場に立つ少年」の写真を印刷したカードを配布いただくなど、被爆地長崎に心を寄せていただいており、核なき世界の実現を訴え続けていただいているところであります。ご来県の際には、キリシタンの歴史にもお触れいただきますとともに、被爆者を含め、幅広い県民の皆様方と交流を深めていただきたいと考えているところであり、来県される日を県民の皆様とともに心からお待ち申し上げたいと考えております。 迎える2019年は、長崎県総合計画も4年目を迎え、今後一層、選択と集中を図りながら、新たな視点や発想を取り入れ、「人に生きがいを」「産業に活力を」「暮らしに潤いを」与えられるような施策を戦略的、かつ分野横断的に展開していくことといたしております。 とりわけ、本県の最大の課題であります人口減少対策については、市町や関係団体の皆様と一体となって、UIターン者等の創業、事業承継、そして、地域活性化のための雇用拡大への支援や、県外に進学した学生に対する県内企業の認知度向上などに総力を結集して取り組み、県民の皆様に具体的な成果としてお示しできるように、全力を傾注してまいりたいと考えておりますので、今後とも、皆様方のお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。 最後になりましたけれども、報道関係の皆様方には、この1年間、県政の広報について大変なご協力をいただき、心からお礼を申し上げます。 年末に向けて、皆様方もまだまだ慌ただしい日が続くかと拝察をいたしておりますが、どうかすばらしい新年をお迎えいただきますよう、心からお祈りを申し上げる次第でございます。 以上、ありがとうございました。 またすばらしい年をお迎えいただきますように、お祈り申し上げます。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
平成31年度 県当初予算編成について
2点お伺いしたいんですけれども、来年、年が明けてからの当初予算の編成に向けて本格的な作業が進んでいると思うんですけれども、2019年度の当初予算では、どういった分野や事業に重点配分をしていきたいか、知事の思いやお考えについてお聞かせください。
やはり県政の最大の課題というのは、人口減少対策であろうと考えております。先ほども申し上げましたけれども、来年は総合計画の4年目、そしてまち・ひと・しごと創生総合戦略の最終年度を迎えるわけであります。引き続き、雇用の場の確保と若者の県内定着対策の強化、そして移住促進対策の強化、結婚・出産・子育て支援の強化などを重点テーマとして掲げて、市町、民間事業者等と一体となって、人口減少に歯止めをかけるべく力を注いでいきたいと考えております。 少し考えに触れさせていただきますと、雇用の場の確保と若者の県内定着対策につきましては、若い人たちに選ばれる良質な雇用の場の創出に向けて、勤務条件の改善など採用力の向上に取り組む県内企業の支援に力を注いでまいりますほか、県内就職に対する意識向上につながるよう、早い段階から学生との交流機会を設けるなど、産学官が連携して県内で働く魅力を伝えて県内就職促進を図っていきたいと考えております。 移住促進対策でありますけれども、市町と連携しながら、現在、国で検討されております移住支援策、こういった分野、あるいは創業支援策等を最大限活用しながら、地場産業の振興に資する雇用拡充、事業承継に対する支援、そしてまた移住者の住宅確保対策などの強化を図っていきたいと考えております。 そして、自然減対策の一環として、結婚・出産・子育て支援の強化に力を注いでいきたいと考えておりまして、若い人たちが安心して結婚、出産、子育てしていただけるよう、官民、産学官が一体となって、職場単位での出会いの場の創出に向けて新たな企業間交流の仕組みを構築するなど、結婚支援策の強化に力を注いでいきたいと考えているところであります。
あともう一点ですね。予算の規模としては、どれぐらいの規模を想定されているのか、昨年は知事選もあって6,900億円台だったと思うんですけれども、今回は本格予算ということもあって、一昨年のような7,000億円台を維持されるのか、その辺の見通しについてお考えをお聞かせください。
まだまだ私自身、全く当初予算の概要等も承知していない状況でありまして、特に、来年は消費税の引き上げの影響が歳入歳出両面で考えられるところであり、そういった内容もまだ判明していない状況でありまして、予算規模をお示しするのになかなか難しい状況にあるものと考えております。 ただ、大変厳しい財政状況の中、やはり施策の重点化を図りながら、必要な施策についてはできるだけ積極的に取り組んでいく必要があるものと考えているところであります。
農業支援外国人適性受入サポート事業について
政府予算案で県の(農業支援)外国人適正受入サポート事業として4億円が計上されましたが、どのような事業を展開していくのか教えてください。
この農業支援外国人適正受入サポート事業といいますと、これまで要請を重ねてまいりました国家戦略特区の農業支援外国人受入事業を実施するに当たり、外国人材の人権保護のために苦情・相談窓口の設置、並びにその活動を支援しようとする予算であると理解をいたしております。 具体的には、国家戦略特区の区域指定を受けた地方自治体を対象として入国管理局、労働局等の国の機関と県で構成される適正受入管理協議会に設置された窓口において、母国語で対応できるような通訳の人件費等が支援の対象になってくるものと考えております。 また、こういったほか、この事業では、国が民間団体に対して農業等の分野における外国人材の技能等評価試験の作成、実施を支援される予定というふうにお聞きいたしております。
石木ダム建設事業について(1)
石木ダムについて質問です。ダム周辺の広場や公園の整備に向けた水源地域指定の申請を年内にもされるということだったと思うんですが、これは既に済まされたんでしょうか。
まだ現時点では、申し出は行っていないとお聞きしております。年明けにも申し出を行う予定であると聞いているところであります。
関連してですね。石木ダム本体については完成時期が2022年度とされていますが、その方針は変わらないのでしょうか。もう一つ、2022年度の完成の場合に、工事期間はどのくらいを見込んでいるのでしょうか。
このダムの完成年度でありますけれども、冒頭に申し上げましたように、豪雨災害等異常気象等に基づくさまざまな自然災害が発生しているような現状を踏まえますと、一日も早いダムの完成が必要であると考えているところでありますが、今後の予算の状況にもよりますけれども、平成34年度末の完成を目指して、これまでも付替県道工事の施工など力を注いできたところであり、引き続き事業推進に全力を注いでいきたいと考えているところであります。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
昨日、佐賀県の山口知事が、九州新幹線西九州ルートに関して、中村知事がぜひお会いしたいというお話があったということを認められて、1月にもお会いしたいというお話、1月にも会う方向で調整するという発言をされていたんですけれども、知事としても、1月にお会いしてお話しするという感じになっているんでしょうか。今のスケジュールを教えてください。
私の方からは、年末年始、いずれでも結構でありますので、ぜひ話をさせていただく機会をいただきたいというお願いをさせていただいて、検討をいただいている状況でありまして、まだご返事はいただいておりません。
そのお会いした際にお話しする内容としては、もう単刀直入に、長崎県としてはフル規格整備を求めているのでご理解してほしいというふうに言うのか、それとも、そこまでは言わずとも、佐賀県の障害に思っていらっしゃる状況、フル規格整備に関してできないと思っていらっしゃる状況を聞くだけになるのか、どのような形になるんでしょうか。
それはもうこれまでも既にたびたび、新幹線整備については意見交換を行う場を設けてきたところであり、私どもの考え方としてフル規格整備を求めているというのは既に十分ご承知いただいているところであります。ただ、佐賀県におかれては、工事箇所が地元として相当の地元負担が生ずるということで、なかなか難しいというご判断をされているかと思いますが、お話をお聞きしますと、フル規格になると、もちろん地元負担もそうでありますけれども、どういったルートになるのか、あるいは並行在来線の問題等も出てくるのではないかと、さまざまな分野にわたってご懸念、ご疑問もお持ちであるようなことも伺っているところであります。 したがいまして、どのような選択肢が考えられるのか、佐賀県として課題として考えておられる点がどういう点なのか、そういった課題等について、例えば長崎県と佐賀県が力を合わせて、国もしくはJR等に働きかけていくような余地はないのか、全ての分野にわたって意見を交換していきたいと考えております。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
今の関連で、新幹線なんですけれども、未着工区間についてですが、財務省とかの方では、基本的にJRの貸付料部分をもう少し広げられないかというか大きくならないかというようなニュアンスの方針もあるようなんですけれども、JR九州としては、やはりその貸付料というものが直前に決まるものであって、国の収支改善効果の88億円というのも自分たちがはじき出したわけではないので、なかなかそれをそのままスライドして考えられてもちょっと、どうかということで、貸付料の増額に難色を示している部分がありますけれども、県としては、夏に山本委員長が来られた時から、貸付料増額はとか、そういう工夫はできないかという検討は求めてきた方向だったと思うんですけれども、今、その貸付料財源の活用について改めてどういうふうに捉えられているのか、お伺いできればと思うんですが。
未着工区間として、例えば北陸新幹線の未整備箇所、あるいは新鳥栖・武雄温泉間をどういう形で整備していくかというときに、さまざまな選択肢があって、一番最大の課題になってくるのは事業費を全体としてどういう形で確保するかという問題になってくるんではなかろうかと思っております。 もちろん、国としても国費の確保・拡大もご検討いただきたいと願っているところでありますけれども、既存のスキームの中でも貸付料を財源として組み込んでいただいた財源計画がなされているところでありまして、私どもとしては、例えばフル規格で整備を進めていただくということと同じ考え方になれば、収支改善効果が88億円と試算されていたわけでありますので、そういった財源も有効に活用していただける余地があるのではなかろうかと、こう考えてきたところでありますが、ただ、このこれまでの考え方のルールをさらに引き上げるとか、そういった点については、なかなか地方の段階で判断できるような領域を越えている面がありますので、そこはやはり与党PT等の場でご議論をいただいて、新しい財源スキームを組み立てていただく必要があるのではないかなと思っています。
ほかにございませんでしょうか。
石木ダム建設事業について(2)
先ほど出た石木ダムの件に関してなのですが、先日、判決が出た直後に、行政代執行に関しては任期中に何らかの方向性を出したいというご趣旨のお話をされていたんですけれども、来年、強制収用の裁決が出る可能性が強いという見方もあるのですが、行政代執行を判断する時期について、今、現状では変わりはないのでしょうか。
任期が私の仕事の一つの区切りでありますので、できれば任期内に行政代執行をやるかやらないか含めて、一定の方向性をお示しするのが私の責務であろうと考えてそういうお話を申し上げましたけれども、やはり具体的な判断に当たっては、その時々の情勢、事業の進捗状況等を総合的に、かつ慎重に判断していく必要があるものと考えているところであり、その時期が具体的にいつになるのかということについては、まだまだお答えいたしかねる状況であります。
重ねてなのですが、前回の知事選で住民の方々と会われるというお話で、これまでも調整中ということだったのですが、その調整中という状況には今日段階でも変わりはないのでしょうか。
改めてこれまでの経緯等を踏まえて、もともとはご承知のとおり、選挙期間中に地権者の皆様方から地域の実情、思いというのを聞いてほしいというお話がありましたので、それまで白紙に戻さないと話す機会は設けないというようなお考えでありましたけれども、そうではないんだというお話でありましたので、それはぜひ静穏な状況でお話をさせていただく機会をいただきたいと、こう考え、具体的な調整を進めてもらってきたわけであります。 ただ、その後、反対地権者の皆様方の中から、自分たちも話し合いには応じられないというようなご意見も出たやに聞いておりまして、調整窓口になっていただいた方のお話でも、直ちに調整というのは難しい状況だというお話でありました。したがって、いま一度、そういった経過を踏まえて県のほうから具体的な形で面談をさせていただく機会をいただけないか、調整を進めているところであります。
今回、もしも仮に行政代執行をするとなれば、13世帯の行政代執行というのは全国的にも例がない。そこの中で何らかの打開策を探るには、やはり知事が出向かれてお話をされるとか、何かこれまでとは違うアクションが必要になってくると思うのですが、そのあたりの打開策とかというのはいかがでしょうか。
したがって、先ほどから申し上げているように、話し合いをさせていただく機会をいただければ、いつでもこれに対応させていただきたいという考え方については、もう既にお伝えしてあるし、これまでもそういった姿勢についてはお伝えをしてきたところでありますので、できるだけこの面談が実現できるように引き続き努力していきたいと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
JRの先ほどの件ですけれども、(佐賀県の)山口知事との話、面会を行うということですけれども、そのお話は長崎県側からということでお聞きしたのですが、いつ頃そういうお話がお二人の間で交わされているでしょうか。
選挙ご当選直後に、私の方からもご連絡させていただきましたし、秘書課からも日程調整についてお願いをさせていただいております。
16日ということでしょうか。
具体的な日にちまではちょっと記憶しておりません。
当選直後?
はい。
すみません、もう一点。同じ件ですけれども、まずは(佐賀県の)山口知事側からいつにするとかという話は出てないということでしたけれども、中村知事側としては年末・年始、どちらでも構わないと先ほどおっしゃっていましたが、すぐにでも連絡がきた場合、1月中にでも、どの場所でお会いして話されるとかというのは、もう考えはあるのでしょうか。
それはもう話し合いの結果で、調整すればどちらでも構わないと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
フランシスコ・ローマ法王の長崎ご来訪について
ローマ法王の長崎県への来県についてですが、一部報道で来年の11月下旬以降という話があったのですけれども、具体的な調整というか、打診というのは、県のほうにはまだきてないんでしょうか。
まだ一切きておりません。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(4)
また、新幹線の、重ねてなんですけれども、昨日の佐賀の知事のインタビューでは、中村知事が来ていただいても話は平行線になるのではないのかと、あまり意味がないのではないかという考えを示されていたんですけれども、それに対してはどう受け止められますか。
これまでも相当の基本的な考え方には隔たりがあるというのは十分認識をいたしておりますので、半歩でも一歩でもお互いの了解事項ができれば話し合いをさせていただく意義があるのではないかと思っておりますけれども。
説得できる自信のほどはいかがでしょうか。
それは、やはり課題がどういった課題であるのかということによりけりだろうと思うんです。例えば、劇的に地方負担を軽減しなければできませんというような課題、これはもうまさに地方間同士での話し合いではなかなか解決は難しい課題であると思っておりますので、国策として、まさにフリーゲージトレインが導入できなくなったということでこういう事態を迎えているわけでありますので、国のほうでもやはり実現に向けて地方負担の軽減方策等を含めてご検討いただければありがたいと考えているということであります。
ほかにございませんでしょうか。
県庁舎跡地活用について
県庁跡地のことで2点お尋ねです。ホール機能に関しては市が整備するとのことで、昨日、市の文化振興審議会が基本構想について話し合いを始めました。とはいえ、県庁の跡地ということで、県としてそのホールのあり方について、今後どういうふうに県としての考えを伝えていこうと思っているのか、県としてどういうホールであってほしいと考えておられるのかということを1点伺いたいのと、跡地に関しては考古学の学者さんたちは、あの下から遺跡が出てくるのではないかというような指摘もされていますが、仮に奉行所跡とか、教会の跡が出てきた場合に、計画の変更があったり、スケジュールでの後ろ倒しなどが考えられるのでしょうか。
県庁跡地の活用については、これはもう貴重な県有地でありますので、県も責任を持って今後の利活用について判断をするようにというような県議会からのご指摘等もいただいているわけでありますので、これまでもそういった面で県民の皆様方にお役に立てるような利活用のあり方というものを模索してきましたし、そういった中で一定この芸術文化ホールについては県の考え方も明確にお示しし、長崎市の皆さん方と基本的な項目について調整をさせていただいてきたところであります。 そういった質の高いホールという考え方のもとで、しかも、面積的にも石垣の上で完結できるような整備方策を検討していこうということで、先般そういった内容を議会にお示ししたところでありますので、今後、長崎市の具体化に向けた検討の中でどういった点がなお課題になってくるのか、そういった点についてはしっかりと推移を見極めながら、県としても基本的な考え方をお示しし、すり合わせていく必要があるのではなかろうかと思っております。 それから、いわゆる跡地の発掘によって、考古学的に貴重な遺構等が確認された場合にどうするのかと、こういうお話でありますけれども、私どもがこれまで了知している経緯によりますと、恐らく県庁舎の本館建物を建設した敷地については、ほぼ発掘遺構が残されていない状況にあるのではなかろうかと推定をいたしております。 ただ、いわゆる旧県庁舎の玄関先、駐車場の跡地等については、先般来、部分的な発掘調査等も行ってきた経過がありまして、旧県庁舎の敷地でありますとか、さまざまな遺構が確認されておりますので、そこを利活用するということになれば、しっかりした発掘調査を進めていく必要があるものと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
平成30年の総括と来年の展望について
今年1年が終わりますけれども、端的に言って知事にとって長崎県にとって一言で言うとどんな年だったかという総括をお伺いしたいのと、それを含めて来年は端的に言ってどういう年にしたいのかというのを教えていただいてもよろしいでしょうか。
今年1年、端的に申し上げますと、うれしいこと、悲しいこと、悲喜こもごもの1年だったのではなかろうかと思っております。1月には県庁舎がスタートいたしましたし、3月にはカズオ・イシグロ様を名誉県民として顕彰ご決定いただいて、世界遺産登録が実現した。あるいは、スポーツ分野等でさまざまな県民の皆様方のご活躍の姿も見せていただいた。 そういった中で、郄田元知事がお亡くなりになられたし、下村脩博士もお亡くなりになった。そして、一生懸命応援してきたV・ファーレンも、残念ながらJ2降格となってしまったと。うれしいことがいっぱいありましたけれども、悲しいこともあった年だなという思いであります。
来年は、どのような年にしたいというのは。
やはり来年は、先ほど申し上げたように、地方創生総合戦略の最終年度でありまして、なおかつ、人口減少を含めたさまざまな地域課題について具体的な成果をお示ししなければいけない年になると思っております。 おかげさまで、これまでの施策のうち幾つかについては、いい傾向も流れも生まれてきておりますけれども、それが具体的に人口減少の歯止めに結びついていない、こういう状況でありますので、やっぱりしっかりとした原因分析、それに対する対応策をこれまで以上に官民連携の中で推進して、具体的な成果を求めていかなければいけないと考えております。 先ほども申し上げましたけれども、雇用の場の創出、若者の地域定着、移住促進、そして、結婚・出産・子育て支援策の強化、そういったことでの足らざる分野がどこであったのか、どこに課題が残されているのか、それをしっかり検証しながら、具体的な施策立案・推進に結びつけていかなければいけないと考えているところであります。
それでは、最後の質問でお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(5)
JRの関係で、もう一度確認を2点ほどお願いします。佐賀の方と、もし今回、面会という形になったときは、7月にフリーゲージトレインの導入が断念されてからは初めてという形になりますか。向こうとは何度かお会いされてますでしょうか。
戦略会議はありましたかね。会議等があって、同じ会議に出席させていただく場合には、さまざまな情報交換をさせていただいております。
逆に一対一でというのだと。会議出席とかではあるけれどもという形になりますか。
はい。以降はですね。以降、時間を直接いただいて、一対一でお話をさせていただいた機会はなかったんではないかと記憶しております。
もう一度、先ほどのニュアンスの確認なんですけれども、中村知事としては、年末・年始どちらでもという状況の中で、今、(佐賀県の)山口知事に提案をしていって、もしも向こうから、「やりましょう」という話になれば、もうすぐにでも面談するというような心の持ちようという形でよろしいんですか。
そう考えております。
はい、ありがとうございます。
それでは、以上をもちまして、知事の定例記者会見を終了いたします。 ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時35分(35分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年11月12日 定例記者会見
会見内容
お歳暮における県産品愛用について
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。少し風邪をひいて声がかすれておりますが、お許しをいただきたいと思います。 今日は、まず冒頭に私の方から2点、お願いをさせていただきます。 1点目は、お歳暮における県産品の愛用についてであります。 県におきましては、毎年、6月と11月に「県産品愛用運動推進月間」として、これを設定し、県産品愛用運動を展開するとともに、ふるさと産品の普及啓発に力を注いでいるところであります。 11月に入りまして、そろそろお歳暮の時期となってまいりました。大切な方々へお歳暮を贈られる機会がございましたら、ぜひ長崎県産品をお選びいただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。 長崎県産品は、県内の百貨店や量販店などのお歳暮コーナーなどで取り扱っていただいております。長崎駅前の「長崎県物産館」では、全国の方々への贈り物として魅力ある長崎県産品を集めた「冬のギフトコーナー」を設置し、12月24日まで「県産品お歳暮セール」を開催しております。 また、県産品の総合情報販売サイト「e−ながさき旬鮮市場」でもお歳暮としてふさわしい逸品を多数取り揃えているところであります。 さらにまた、長崎のアンテナショップであります「日本橋 長崎館」におきましても、ギフトカタログを設置しているところであります。 首都圏にお住まいのご親戚、あるいはご友人の方々にも、ぜひご紹介をいただければと考えております。 この機会に、長崎で生まれ育ったすばらしい県産品の数々を大切な方々への贈り物としてご利用いただきますよう、お願いをさせていただきたいと存じます。
県庁舎跡地活用について(1)
1点、県庁舎跡地なんですが、旧県庁舎取り壊し作業が間もなく本格化すると思うんですが、跡地利用についての進捗及び今後のスケジュール感について、決まっていることがあったら改めてお聞かせください。
県庁舎の跡地については、市において、一定、MICE整備についての考え方が示され、いよいよ跡地をどういう形で利活用を進めていくのかということで検討を進めてきたところであります。「広場機能」、「交流・おもてなし機能」、そして、「質の高い文化芸術ホールの整備」といった3つの方向性に沿って具体的な形で、どういう配置を進めるのかといった点を含めて検討をさせていただいているところであります。 基本的には、市のご要請をいただいて、この芸術文化ホール等の整備について議論を進めてきた経過もあるわけでありまして、一定、双方の提案に基づいて、石垣の上への機能配置について可能性を模索してきたところでありますが、双方、意見が徐々に歩み寄りつつあるといったところであります。 できれば検討の経緯等について、県議会の皆様方にもご報告を申し上げ、いろいろなご意見等をいただく機会もできるだけ早くいただいてまいりたいと考えているところであります
具体的には、時期的な見通しとしては、年内になりそうですか。
途中経過については、年内をめどにご報告の機会をいただければと思っているところであります。
短いですが、幹事社からは以上です。各社さん、お願いします。
それでは、各社の皆様よろしくお願いします。
ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の経営統合について
県内の経済について、質問させていただきます。 来年、十八銀行が上場を廃止すれば、県内に本社機能を持つ上場企業の数はゼロになります。そのことについて知事の受け止めをお聞かせください。
県内から上場企業がなくなるというのは、大変寂しい話であり、残念に思っているところでありますけれども、それぞれの企業にとっては、高度な経営判断のもと、合併という方式をご採用になられたところでありまして、それについては企業の皆様方のお考えにお任せする以外にないと思いますけれども、県内でもさまざまな企業が一部上場を果たされて、ただ、本拠地を長崎県から他県にお移しになられているといった現状にあるわけであります。また、未上場の企業の皆様方も、やはり我が国を代表するような特徴ある経営に取組んでおられる企業様も数多くいらっしゃるわけでありますので、私ども、地域経済をしっかりと支えていただけるような企業をもっと育てていかないといけない。まずは新たな起業・創業の支援体制を強化し、上場を目指していただくといった取組、そして、造船業等に次ぐ基幹産業として地域経済を担い得るような産業を育てていきたいということで、さまざまな支援策等も講じているわけでありますので、そういった施策の効果を早期に発現させ、できれば早期に上場企業の誕生を期待したいと思っているところであります。
ありがとうございます。加えて、県発祥の企業が最後に上場したのは、もう12年ほど前になるそうなんですけれども、なかなか、今回ゼロになるということもあわせて、上場企業が生まれない現状というか、それは県の風土なのか、どういったところにあるのか、原因の部分ですね。今、簡単にはご説明いただきましたけど、改めて対策等あれば、あと、この分野に期待したいとか、そういったこともあればあわせてお聞かせください。
やはり上場をなされて、そして、新たな体制のもとで企業経営を目指されるということになると、やはり市場を大きく拡大して国内市場をとりに行かれる、あるいは国際市場まで視野に入れた企業活動を展開されようとしている企業の皆様方が大半だろうと思いますけれども、やはりそうした時に本拠地を長崎に置くか、あるいは大都市部に置くかというのは、それぞれの企業戦略の中で、一定、意味を帯びた選択肢になっていくのではなかろうかと。 そういう意味で、長崎は、ご承知のとおり、一番西の端にあるという県でありますので、先ほど、幾つかの例についても、上場されたけれども、本拠地を移されたと、こう申し上げましたけれども、都市部にある企業であれば、そんなことはないんだろうと思いますけれども、やはり地理的なこういった課題を担う県であるということは、やっぱり十分認識しながら、それに負けないような努力を進めていく必要があるのではなかろうかと思っております。
県内への若者定着について
最後にさせていただきたいと思います。 人口ビジョン計画の中でも若者の人口流出が特に顕著で、さらに県外、実際に県外の企業に就職する若者は県内の企業を知らないとかという理由を最も挙げているというような県の調べがあるそうです。それについて、上場企業の数とか、さっきおっしゃられた地域、西の果てにあるとか、そういったことと、この若者の人口流出が関係していると知事はお考えかどうかだけ、最後に。
若い人たちの就職に際してどう判断されるかというお話を聞いてみますと、大学の先生を含めて、やはり国内の著名な企業に対する就職を希望される学生さんたちが非常に多いと。ということは、まさに一部上場企業として名の通った企業への就職を目指される若い方々が多いということだろうと思っております。 もちろん、そういった選択肢も一つあるでしょうし、あるいは、これから発展途上にある企業に活躍の場を求めてるという選択肢もあるんだろうと思っておりますけれども、いずれにしても、やはり県内企業の情報がなかなか届きにくいという話を早い段階でお聞きをしておりましたために、県内企業情報ツールとして「Nなび」等のシステムも組み上げたところであり、引き続きそういったシステムをしっかり運用しながら情報を届けていくということ。そしてまた、具体的な就職を検討される際に、長崎というところは非常に住みやすい地域であると、例えば、初任給等については相当の格差がありますけれども、実質的な生活の質そのものを比較すると、大都市部に決して遜色のないような状況にあるといったことなどを含めて、ふるさと長崎で活躍の場を検討していただくことができるように、先ほどの企業情報の提供もその一環でありますけれども、何度か私自身も直接学生の皆様方にそういった状況等をお話しさせていただく機会をいただいたところでありますので、これからもっとそういう機会を増やしていく、あるいは、まさに意欲を持って取り組んでおられる企業の皆さん方に、直接学生の皆さん方に語りかけていただけるような機会、交流を深めていただくような機会をもっともっと増やしていかなければいけないんではないかと思っております。
私からは以上です。ありがとうございます。
ほかにありませんか。
外国人労働者の受け入れについて(1)
今、政府のほうで外国人人材の受け入れについての議論が進んでいますけれども、長崎県は国家戦略特区で農業分野への受け入れに対して提案されていたと思うんですけれども、国家戦略特区の方はどうなったのかと、今の政府の議論と長崎県の国家戦略特区はどういう関係になっていくのか、そこら辺を少し聞かせていただいてもよろしいですか。
農業分野への外国人材の活用については、国家戦略特区の区域指定を受けるため、、これまで国に対する提案活動を進めてまいりましたし、民間有識者で構成された、国家戦略特区ワーキンググループからのヒアリング等にも数回にわたって対応をさせていただいてきたところでありますが、まだ国としての方針、結論がいただけてないという状況であります。 ただ、そういった中で、外国人材をより積極的に活用するという考え方のもと、さまざまな仕組みを国の方で検討されている状況でもありまして、そういった一連の制度の見直しの中で国家戦略特区をどう考えていこうとされておられるのか、今後の動きを見極めていかなければいけないと考えております。 ただ、県内の各産業のお話をお聞きいたしましても、やはり担い手の確保というのは非常に厳しい状況で推移しつつあるという中で、積極的な外国人材の活用を具体的に検討されておられる方々も徐々に増えつつあるものと理解をいたしております。 技能実習制度、あるいは在留資格に基づくご活躍の場、いろいろな形態があろうかと思いますけれども、大きな流れとして、これからやはり人材不足、人口減少の中で担い手不足になってまいりますので、そういった一連の動きについて積極的に対応していく必要があるものと考えているところであります。
関連してなんですけれども、今、政府のほうでは一時的な労働力というふうな位置づけのほうが大きいように感じるんですけれども、長崎のように人口減が進んでいる県であれば、そのまま住み続けてもらって地域の一員に、家庭を築いて地域の一員になってもらってというのも一つの選択肢なのかなと思うんですが、知事としては外国人人材をどのように受け入れたいというふうに思われますか。
一つは、各産業の担い手不足をどう乗り切るかという観点で、技能実習制度等を有効に活用して活躍の場を外国人に提供していくという手法があるだろうと思いますし、また、一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人材については在留資格の見直しの検討が進められるという動きにあるわけでありますので、そういった制度等も有効に活用しながら、地域経済の発展のためにしっかりと各分野にわたってご検討いただけるように、行政としても支えていく必要があるものと思っているところであります。
ほかにございませんでしょうか。
外国人労働者の受け入れについて(2)
県内の企業の中には、外国人人材の活用について、やはり雇用の場が奪われるんじゃないかという不安の声もありつつ、一方、やはりおっしゃったように人口減少、若者の流出ということを考えると、その積極的な活用というのは考えられていくと思うんですけれども、長崎県の方向性としては、外国人の労働者、人材を積極的に活用していきたいという方向にいかれるということなんでしょうか。
先ほどご質問もいただきましたけれども、若い方々が就職を機に長崎県を離れられることが非常に多いと。こういった動向はさまざまな対策を講じておりますけれども、なお歯止めがかからない状況であります。 そういった状況の中で、県内産業の各分野の状況をお聞きしますと、やはり労働力の確保が非常に厳しい状況であって、このままでは経営自体を存続させていくのが難しいというような話もよくお聞きするわけでありますので、そういった現状を直視して考えてみますときに、やっぱり産業を将来に残すためにも、積極的な外国人材の活用というのは、選択肢として十分検討していかなければいけないと考えております。 ただ、さまざまな懸念事項もまたお聞きしているところでありますので、できるだけそういった要因については、私ども行政も積極的にサポートをさせていただく中で、安心して外国人労働者をお迎えし、そしてまた、できれば国内市場はこれから縮小の傾向で推移していくものと思いますので、海外へのビジネス展開、こういったことを検討する際にも、やはりそれぞれの地域との密接な人的なネットワークづくり、こういった視点も欠かせない要素になってきますので、そういった戦略を含めて、各企業の皆様方にも将来のあり方について積極的にご検討いただいて、制度としての有効活用を進めていただければと考えているところであります。
追加でなんですけれども、今の出入国管理法の改正案が、国会に提出されましたが、一部懸念があるのが、一時的な労働力としてしか考えていないのではないかという議論があります。 長崎県として、外国人の人材が活用される、来ていただくといった場合、やはり一時的ではなくて、きちっと定住、永住というのを視野に受け入れていきたいなというお気持ちなんでしょうか。
例えば技能実習制度というのは、ご承知のとおり日本の技術力をそれぞれ海外からいらっしゃった研修生の方々にお伝えをして、お帰りの後でそれぞれの国々の産業振興に努力をしていただきたいという形で設けられた制度であると理解いたしておりますけれども、一定の専門性・技能を有する方については、在留をさらに長期化できる、家族の帯同もできる場合もあるというような形で検討されているというお話を報道等で承知しているわけでありますけれども、まさに国内の労働者の働く場がなくなるような形で運用されるということについては、やはり懸念も持っているわけでありますので、そういう形にならないように運用をしていただく。国においても、当然そういった前提でお考えいただいているものと理解をいたしております。
つまり国の、いわゆる日本人の雇用をちゃんと確保するのであれば、長崎県としても永住、定住というのを促進していきたいということなんでしょうか。
新たな入管法等の規定に基づいて、きちんと法的に位置づけられた中で、継続的に居住していただけるのであれば、そういった方々の活躍の場というのも、県内にも求めていただければと思っております。
ほかにございませんか。
株式会社五島産業汽船の航路運休問題について
2点、お伺いしたいんですが、まず1点目、五島産業汽船についてですけれども、先月の経営破綻から新会社による運航再開と、目まぐるしく状況が変わってきたわけですけれども、新会社による運航再開があったとはいえ、まだ乗船率の低さとか、補助金の返還の問題などもあって、なかなか今後の先行きが不透明な部分が多くあるかと思います。 そうした中で県として、例えば利用促進対策であるとか、新たな補助制度の創設であるとか、何か離島航路の維持に向けた新たな取組など、お考えがあれば教えていただけますでしょうか。
離島航路の活性化、維持対策につきましては、今回、潜伏キリシタン関連遺産等の世界遺産登録を機に、さらに多くの皆様方にお出かけいただけるものと考えておりました矢先に、こういった状況に直面しておりますことを大変残念に思っているところでありますが、鯛ノ浦・長崎航路については新しい会社を立ち上げていただき、運航をスタートしていただいた。 ただ、まだ使用船舶にも限界があり、十分な皆様方にご利用いただけていないという実態にあるものと理解をいたしておりますけれども、これまで「びっぐあーす」等の活用によって、今後さらに航路が拡充されるということもご検討いただいているものと考えておりまして、そうなると数多くの方々に、利便性も向上する中でご活用をいただけることにつながっていくのではなかろうかと思っております。 ただ、まだ周辺航路、例えば小値賀・有川航路でありますとか、それぞれの航路においてはさまざまな課題が残されているわけでありますので、引き続き地元町と連携を図りながら、離島航路の拡充、復元に向けて、行政としてもしっかり取り組んでまいりたいと考えております
何か、具体的に対策としてお考えのものって、今のところございませんか。
今、それぞれの運航業者の方々と、さまざまな協議、調整が進められているものと理解をしているところでありますので、まずはその動きをしっかり見極めて、数多くの皆様方に、この離島航路を安定してご利用いただけるように努力していく必要があると思っております。
石木ダム建設事業について
もう1点ですけれども、知事選の際におっしゃっていた石木ダムの反対住民との面会ですが、年内に行うご予定とかお考えはございますか。
これについては、前回も申し上げたところでありますけれども、選挙の際に地権者の皆様方からお話をいただいて、地権者の方々の考え、実情というのを一度聞いてくれというお話がありました。その際には、もともと石木ダム計画そのものを白紙に戻さないと話し合いには応じないという考え方が示されておりましたので、そういうことではないのかという確認をいたしましたところ、そうではないというお話でありましたので、そうであれば私もお会いをぜひさせていただきましょうということでお答えをしてきた経過があります。 ただ、先般、事業認定取り消し訴訟の第1審判決の後に、地権者の皆様方からお話をいただいたところでありますけれども、選挙の際の当初の申し入れの趣旨とまた異なるような形で、あくまで事業を白紙に戻すということのお願いであって、県からのお願いは聞く必要がないというようなこともおっしゃったという話を聞いているところでありまして、引き続き、地権者の皆様方との調整に時間がかかっているというような状況であります。
ありがとうございます
ほかにございませんでしょうか。
県庁舎跡地活用について(2)
冒頭に言った県庁舎跡地の件について、確認なんですけれども、先ほどおっしゃったように、石垣の上への機能配置について、これはホール機能の配置だと思うんですけど、「機能配置について可能性を模索してきたが、双方意見が歩み寄りつつある」と言われましたけれども、これは長崎市が主張するように、石垣の上にホールをつくる方向で話がまとまりつつあるのかという解釈でいいのかどうか確認したいと思います。
石垣の上の県庁跡地というのは、ご承知のとおり限られた敷地面積でありますので、そこに広場機能ですが、地域の住民の方々、あるいは観光客の方々もお気軽に足を延ばしていただき、さまざまなイベント等を楽しんで、賑わいの場の創出につながるような活用を考えております。一定規模を備えた広場というのを想定しているわけでありまして、そういった機能、そして、交流、おもてなし機能、そして芸術文化ホールといった、この3つの機能を集約して整備を進めていこうということで、これまでも検討を進めてきたところでありますが、そういった中で、そういった機能全体を載せられるかどうかということで検討を進めてきたところでありますけれども、工夫をすることによって、一定不可能ではないんじゃないかといったお互いの理解が醸成されつつあるのではないかと聞いております。 したがいまして、先ほど申し上げましたように、今の基本的な考え方等について、これまでの検討経過等もご報告を一旦させていただく機会をいただきたいと思っているところであります。
ホールを上につくるか、石垣に沿うようにつくるかという一定の方向性が出るのは、まだ年内は難しいのでしょうか。年内はあくまでも途中経過にとどまる見込みなのでしょうか。
これは県議会でもさまざまなご議論をいただいてまいりましたように、県の土地でありまして、これをしっかり県の活性化に役立てるためには、さまざまな方々のご意見等もお伺いしながら、将来にわたって有効に活用できるようなあり方を模索していく必要があると。そういった意味では、今も専門家の方々にさまざまなご意見等を頂戴しているところでありますし、まずは議会等の皆様方のご意見等もお聞かせいただく必要があるものと考えているところであります。
V・ファーレン長崎について
別件なんですけれども、サッカーJ1のV・ファーレン長崎が、J1残留が絶望的な状況だと言われているような状況ではあるんですけれども、まず、現在のV・ファーレン長崎の状況について知事はどのように思っていらっしゃるのかということと、あまり考えたくはないんですけれども、万一、降格となった場合に対して、県からの補助などを今後どうするのか、そのお考えをお聞かせいただけないでしょうか。
V・ファーレン長崎は、見事J1昇格を果たされて、これまで一生懸命頑張って、すばらしい試合をお見せいただいたところでありますけれども、強豪チームの中で思うような結果に結びつかなかったという状況にあるのではなかろうかと思っております。 ここ直近のホームゲームでは4試合(9月22日、9月29日、10月21日、11月10日)全て、私も応援に参りましたけれども、選手の皆さん方のご努力が結果になかなか結びつかなかったということは大変残念に思っているところでありますけれども、J1では17位以下にほぼ確定したのではないかというような報道にも接しているところでありますけれども、まだまだ最後まで一縷の望みがあるとすれば、最後の最後までしっかり頑張っていただきたいと思っておりますし、今の段階で、J2降格を前提にどうするかということは全く考えていないところであります。
それでは、時間もございますので、最後の質問でお願いします。
BSL−4施設について
BSL−4について質問ですが、長崎大学側は12月21日に早ければ着工を予定しているということですけれども、地域連絡協議会の中では、第三者機関の設置であったりとか、情報開示の新たな枠組みが必要ではないかというような声が地元の自治会の自治会長さんの方から上がっているんですけれども、そういう制度を新たに設置する必要性があるのかどうかということに対する見解と、東京にある武蔵村山市では、地元自治体の市長がかなり条件をつけられて、研究はだめで、診断にしか使えないというような条件を出されているんですが、今後、例えばそういうふうに機能であったりとか、情報開示であったりとか、そういった条件であったり安全協定を長崎大学側と結ぶ予定、そういう予定というか求める予定はありますでしょうか。
BSL−4の検討経過については、もうご承知のとおりだろうと思いますけれども、地域連絡協議会等を設けて、地域の皆様方と、たび重ねてご議論等をいただいてきたところであります。これまでハード面のご議論、そしてまた先ほどおっしゃいました安全管理でありますとか、情報開示のあり方等に対するソフト面でのご議論等が進められてきたものと思っておりますけれども、一定、ハード面での整備等については、相当のご議論の結果、一応の方向性等が出されつつあるのではなかろうかと理解をいたしております。 ただ、施設に合わせたソフト面の対策、これをお聞きしておりますと、例えば、安全管理マニュアルをどうするかといった面、スタッフの皆さん方の教育訓練、それから施設内に立ち入られる人たちの人物調査、あるいは緊急時の対応、そして地域への情報開示のあり方等については、やはり引き続き議論を重ね、検討を進めていく必要がある旨の姿勢を示されているということをお聞きしているわけであります。 この間、指導、助言をいただく監理委員会、あるいは専門家会議等を設けて議論を一定丁寧に進めてきていただいたことについては、そのご努力を評価したいと存じますけれども、これからのソフト面については、これからのご議論の中でどういった方向性が示されていくのか、行政としても重大な関心をもって推移を見守っていく必要があるものと考えております。
わかりました。ありがとうございます。
それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時30分から午後3時7分(37分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年10月11日 定例記者会見
会見内容
故 郄田勇 元長崎県知事 県民お別れの会の開催について(1)
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。 今日は、まず第1点、私のほうからご報告をさせていただきたいと思います。 故郄田 勇元知事の県民お別れ会の開催についてご報告をさせていただきます。 この県民お別れの会につきましては、10月22日(月曜日)14時から、ホテルニュー長崎で開催する旨ご案内を申し上げておりましたけれども、この会の詳細がほぼ決定されましたので、改めてご報告をさせていただきたいと思います。 配付資料をご覧いただきたいと思いますが、参列者の方々につきましては、およそ1,000人を超える方々にお越しいただけるのではないかと考えております。式次第の内容については、資料としてお配りしているとおりでございます。 なお、今回のお別れ会につきましては、県民の皆様方、どなたでもご参列をいただけますので、できるだけ多くの皆様方にご参加をお願いいたしたいと思っております。その意味で、報道機関の皆様方におかれましては、ぜひ幅広い広報についてご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 まず、1点ご報告を申し上げました。あとは、どうぞご質疑のほうよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
県庁舎跡地活用について
まず、1点、県庁の跡地の活用についてお伺いしたいと思います。 これについては、新庁舎移転後、跡地整備について切れ目なく着手したいというふうに方針を示されていたと思うんですけれども、現状、その切れ目なく着手できているかどうか、現状認識について、まず教えてください。
県庁舎の跡地の活用については、ご承知のとおり、新庁舎建設・移転後、解体処分に1年程度、そして埋蔵文化財の発掘調査等に1年前後の期間が必要になってまいります。その後、跡地の活用策について具体的な取組を進めるということになってまいりますので、現状から考えて2年余りの期間が残されているということになろうかと考えておりますけれども、そういったスケジュール感を持ちながら、これからの構想の具体化に取り組んでいかなければいけないと思っております。
ありがとうございます。もう一点なんですけれども、質問が前後してしまうんですけれども、今、跡地に関しては、県の考えと市の考えで合致しているわけではなくて、調整しなきゃいけないところが幾つかあると思います。県として、これだけは譲れない。例えば広場の広さは譲れないとか、広場の場所は譲れないとか、絶対に譲れないライン、もしあれば教えてください。
どこからどこまでが許容範囲かというのを具体的に考えているわけではありませんけれども、やはり県庁舎跡地は地域の賑わいを創出する、その場にしていかなければいけないと、こう考えているところでありまして、そういった意味から、これまで申し上げてまいりましたように、広場、情報発信機能、交流・おもてなし機能、そしてまた、具体的にはホール機能、そういった方向性に基づいて跡地の活用を進めていこうと、こう考えているわけでありまして、やはり一番大切でありますのは、地域にとってもやはり賑わいをしっかり創出できる施設となるかどうかということを一番大切に考えていかなければいけないんではなかろうかと思っております。 そういう意味で、大部分の敷地をホールが占めるというような形になって、広場機能に一定制約を受けるというようなことは好ましい形ではないんではなかろうかと。この広場を有効に活用することによって、まちなかに賑わいの場を創出するということも重要な課題として検討していく必要があるものと考えております。
ありがとうございます。 最後に、では、大部分の敷地をホールが占めてしまって、広場が制約を受けるような形になって好ましくないような状況を、市の方がどうしてもそれを維持したいとなった場合、県庁跡地を使うなと、使ってくれるなという判断は、選択肢としてありますでしょうか。
今、具体的に市と協議・調整を進めている段階でありますので、大半の敷地を占めるというようなことにはならないものと思っておりますし、よりよい利活用のあり方等について、県・市アイデアを出し合いながら調整を進めていく必要があるものと思っております。現状において、そういう状況には必ずしもなっているわけではないということについては、ご理解いただきたいと思います。
そうすると、現状はそうなるはずがないので、県庁跡地での、市との整備の方向でやっぱり進んでいくという捉え方でよろしいんでしょうか
お互いに利用調整を図ることによって、お互いの機能が十全に発揮されるような形になるのが一番好ましい形ではなかろうかと思います。
特定複合観光施設(IR)の導入について
IR関連でのお尋ねなんですけれども、最近よく、誘致を目指す上で九州のIRということを強調され始めたかと思うんですけれども、さらに9月には九州の経済界の代表的な方々とも、知事が直接面談されたと聞きましたが、九州全体で長崎への誘致に、最終的に目指すと思うんですけど、九州全体で誘致をするための組織みたいなものを何かつくろうとされているみたいな話があろうかと思うんです。その辺をちょっと、どんな進捗なのか伺いたいんですが。
このIRは、4つの機能を備えるということが必須要件とされております。1つは幅広い、他の日本国内、あるいは九州全域のさまざまな観光地の歴史や文化、イベント等、魅力をIR施設においでいただいた皆様方にしっかりと情報発信をするというショーケース機能、そして、具体的にそういう形で紹介した各観光地にお客様を送り出すというゲートウェイ機能、それにMICE機能、そして宿泊・ホテル機能、そういった4つの機能が必須要件とされております。具体的にそういう今後の運営のあり方等を考えた際に、それぞれの地域といかに連携を図っていくのか、それが極めて重要でありまして、そういった内容については施設整備計画等の中身にしっかりと盛り込んでいく必要がありますので、まずは、その九州各県の関係者の皆様方ともしっかり協議・調整の場を設けていかないといけないと思っておりますし、また、経済界の皆様方にもご協力を要請しているところであり、さまざまなイベントの開催、MICEの利活用等を含めて、やはり経済界からもMICEの推進について、さまざまな助言等をいただくような場も設けていけないかということで、今、相談をさせていただいているところであります。
九州各県の行政であったり、経済団体で構成するような協議会を年内とかにつくるとか、そういうことは。
全体で一つつくるかどうか、それぞれの分野ごとに、例えば観光関係の課題について意見交換、協議・調整を行う場を設ける。あるいは、さらに広い観点から経済界を含めたところでの推進協議会みたいなものを立ち上げていくか、さまざまな選択肢があるものと思っておりますので、これから九州の経済界を含めて、知事会を含めた地域戦略会議がありますので、そういった場でも相談をさせていただこうと思っております。
年内に設立をされたいとか、そういう何か目標みたいなものがありますか。
そういった協議会の設立について期限を定めて考えているわけではありませんけれども、今後のスケジュールを考えた場合に、さほど余裕があるわけではありませんので、できるだけ早く、ご理解を得て立ち上げていくような形になればと思っております。
別の角度からなんですけど、ギャンブル依存症がよく、IRと対比される一つの課題として取りざたされるんですけれども、ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表という方がいらっしゃるんですが、この人がこの前、講演でお示ししたアンケートで、ギャンブル依存症のはまったギャンブルの種類は、ほとんどパチンコが92%だという数値を示されたのがちょっと印象に残ったんですが、それはつまりカジノが直接ギャンブル依存症の引き金になるというよりは、既存のパチンコとかへのギャンブルが、依存症の何というんですかね、大きな影響を与えている部分なのかなと思うんですけど、その辺、どういうご見解を持たれているのかと、既に既存のギャンブル依存症対策についてはどういうふうに思われていらっしゃるかを伺いたいんですが。
いろいろな統計等によると、日本はギャンブル依存症の方々の割合が高いというようなお話も聞いているところでありまして、現状、カジノ等はないわけでありますので、ほかの分野からそういった課題が出てきている状況にあるのではないかと思っておりますが、いずれにしても、原因がどうであれ、やっぱりギャンブル依存症によって生活が破壊されるようなことがあってはならないと、これは大きな課題の一つになるものと考えておりますので、カジノに限らず幅広い分野でのギャンブル依存症防止対策、予防対策から、その後の対応を含めて、しっかりとした対策を講じていく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。 したがって、さきのIR整備法の中でも、入場料あるいは入場回数制限等の措置が講じられているわけでありますけれども、やはり地方は地方として、中央のそうした動きと連携をしながら、十分な対応策を検討、実施していく必要があるのではなかろうかと思っております。
障害者雇用率について
最後に1点ですけど、障害者雇用率の関係ですけれども、障害者雇用率でよく、県の議会とかの答弁をお聞きしますと、ガイドラインを十分に守っていなかったと。守っていなかったというより十分に確認していなかったというお話をされていて、それを突き詰めると、ガイドラインの全体の文章が載っている全体版を読んでいなかったという話をされることがあるんですが、そうではなくて、ガイドラインの8ページ程度の概要版も結構、障害者の方に面談して報告とかの手続の事情を説明するとか、そういうことは結構書いているんですけれども、そこも結果としては守っていない形を生み出しているように見えるんですけど、この辺をどういうふうに見ていらっしゃるか、お伺いします。
長年にわたってこういった取り扱いが続けられてきたということでありまして、その間、それぞれの担当分野の職員も交代してきているはずでありまして、その都度、普通であれば根本に立ち返って、さまざまな諸規定などにも目を通してくる機会があるものと、こう考えているところでありますけれども、そういった意味で、ガイドラインをしっかり読み込んで執務に当たるというのが通常の形でありながら、そうなってこなかったということに対しては、非常に私も疑問に思っているところでありますが、いずれにいたしましても、しっかり読むべき個所を読んでいれば、手帳等で確認しなさいということが明記されているわけでありますので、そういった分については十分な公務員としての姿勢が足りない面があったのではなかろうかと考えております。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
株式会社五島産業汽船の航路運休問題について(1)
本日、離島振興協議会の方々が来られて、いろいろな話をされていましたけど、その中で五島産業汽船が運航を休止して、それについていろんな要望をされたと思うんですけれども、知事のお考えとして現状をどう捉えていて、今後、どんな対策を考えられているか、その2点をお願いします。
やはり離島航路につきましては、住民の方々の大切な足でありまして、物資の輸送、交流人口の拡大等に極めて重要な交通手段、移動手段となっているわけであります。 今回、突然の運航休止となったわけでありまして、住民生活、あるいは経済活動、さらには観光を含めた交流人口への影響が懸念されるところであります。早急に、住民の利便性を回復、確保していく必要があるものと考えているところでありまして、既に地元町を中心に、さまざまな関係者の方々での協議等も進められているものと考えておりまして、県としても、関係機関と連携をしながら、しっかり取り組んでいく必要があるものと思っているところであります。
県としての取組ということになると、どんなことが考えられますか。
やはり全体としての調整、さまざまな位置づけでありますとか、そういった観点、そして具体的な運航事業者がどういう形になられるのか、どんな手続が必要であるのか、そういうことも見極めながら最善の選択肢を模索していく必要があるのではないかと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
有明漁協の状況について
有明漁協が、今ちょっと経営がもう破たんしてしまっているような、経営というか事業所が閉鎖されるような状況になっていますけれども、1年ぐらい前から、かなり会計が不明朗な状況になっているというのは県としても把握されていたと思うんですが、今回このような事態になってしまったことをどのように受け止めるかと、今後、改善のために県としてどういう手立てをとっていくか、この2点をお聞かせいただいてよろしいですか。
昨年6月以降、決算事務等が遅延してきたということもありまして、早期に総会を開催していただき、適切な業務執行等について指導を行ってきたところでありまして、昨年10月には、こうしたことを求める検査書を直接、組合長に手交し、指導も行ってきたところであります。 そうした結果、昨年12月、通常総会が開催され、平成28年度決算等は承認を得たところでありますが、その後、役員の皆様方が退任されてしまうと、そしてまた職員もご退職をされて、事務所が閉鎖されるという状況に立ち至っているわけでありまして、やはり一番大切なのは、各組合員の皆様方のこの後の事業推進等に影響を来たさないような体制を一刻も早くつくり上げていく必要があるものと考えているところであり、引き続き、適切な指導に努めていかなければいけないと思っております。
現状だと、新役員の選任ができなくて、全く、再開というか、もう一回、総会を開く目処もたってないんですけれども、どういう手だてが、今のところ、県としては考えられるんでしょうか。
これはやはり関係漁業者の皆様方の話し合いによる以外にないと思っておりますけれども、県としては、緊急避難措置として、先ほど申し上げた漁業者の皆様方の生産活動に影響を来さないようにということもありまして、市、あるいは県漁連、信漁連等と連携しながら緊急的な体制を組んで対応を行っているところであります。一刻も早い正常化を願っているところであります。
集会の中では、漁業者の方から、「県の監督責任はどうなっているんだ」という、かなり厳しい声も出たみたいなんですけれども、こういう漁業者の声に対しては、どのように受け止められますか。
漁協の検査・指導等については、しかるべき部署が専門的にこれを担って行ってきているわけでありますけれども、決算の確定ができないというような事情が生ずるということは、通常あり得ない話でありまして、これまでの検査等の過程の中で異状な取り扱い等がなかったのかどうか、そこは十分反省をしてみる必要があるのではなかろうかと思っています。
ほかにございませんでしょうか。
株式会社五島産業汽船の航路運休問題について(2)
五島産業汽船のことですけれども、こういう事態なる前に、県としてそういう経営状況を把握する機会とか、また、指導する機会というのはなかったんでしょうか。
これは、航路運航事業者については、国の方で、この航路事業の許可がなされておりまして、国に対しては、毎年の決算状況の報告が行われているということのようであります。 今回の運航休止に先んじて、佐世保−有川航路の廃止届け等がなされたわけでありますけれども、その時点で国においても突発的な事態を予測するまでには至らなかったというようなお話を聞いているところであります。 県の方でも、同社に船舶を貸与しております地元自治体等からも特段の情報等はなかったところであり、この突然の運航休止といったような経営状況を把握するには至ってなかったと。 県の方にそういった報告をいただくということも、これまでありませんでした。というのは、赤字航路としての補助金等の支給実績もなかったということであります。
ほかにございませんでしょうか。
株式会社五島産業汽船の航路運休問題について(3)
五島産業汽船の関連ですけれども、先ほどの質問と重なって申し訳ないんですけど、午前中に離島振興協議会の方が来られて、具体的に生鮮食品の入荷が遅れているとか、入荷がなかなかないとか、新聞の配達も遅れているとか、そういう具体的な窮状が小値賀町長の方からあったんですけれども、具体的な島の窮状を聞かれてみて、そのことに関して知事としてはどのような感想を持たれましたでしょうか。
これはやはりこれまで2社が航路を運航されている中で、運航の便数も相当拡充をされてきて、遅く届いていた新聞等も早く届くようになったと。これは非常に地域の皆様方の生活にとっては利便性向上につながったものと考えておりますが、結果的に、このうち1社が、今回、運航を休止されるということになったわけでありまして、そういう中で住民生活の利便性も低下してくる。それをできるだけ回避する必要があるという考え方のもと、地元の町からも、さらに、利便性の向上のためのさまざまな工夫、見直し等について協力要請がなされたものとお聞きしているところであり、現在、具体的な対応策についてご検討をいただいているところではなかろうかと思っております。
そういった、新上五島町が比較的具体的な動きをしているのに対して、ちょっと失礼な言い方で申し訳ないですけど、県として今後どうしていくのか。先ほど、「模索」ということが出たんですけど、県は今後どうしていくのか、どういうふうな連携をしていくのかというのが、なんかぼんやりしているんですね。 多分、そういった県の姿勢を見ると、島の人たちはものすごく不安と思うと思うんですよ。新上五島町という小さな町が、なんか孤軍奮闘しているようにも見えるんですけど、もう少し県として何かはっきり言えることというのは、今の時点でないんでしょうか。
やはり生活の利便性、住民の方々の足を確保するということが極めて重要な課題でありますので、やはり地域の実情等を踏まえて、県としてもしっかり地元町、あるいは国、関係団体と連携して対応策を講じていく必要があると考えているところであります。 常時、情報共有を図りながら、県としても協議をさせていただいている段階であります。
最後に関連であと1点だけなんですけど、今回の五島産業汽船の航路休止で、図らずも離島航路の脆弱性というのが露顕してしまったわけですけれども、今回、赤字欠損に関する制度を調べると、競合している2社があるところは、赤字欠損の補助を出せないという制度になっているんですね。つまり、今回でいうと、九州商船さんと五島産業汽船さんが並行している路線が多かったので、五島産業汽船さんが、そういった補助を受けられなかったという見方もできるかなと思うんですけど、まず、そういった現状の認識でいいのかということと、あと、そういった制度の欠陥があるとすれば改善するようなお考えというのはないのかを伺ってよろしいでしょうか。
それは、いわゆる離島航路については、単独の赤字航路、これについては離島住民の方々を中心に必要不可欠な航路として、運賃を採算性がとれるまで上げるというわけにはいきませんので、赤字前提の場合にも生活に必要な航路として一定の支援措置が講じられているところであって、それに対しては国費も投入されますし、県費も投入されるということになってまいります。 ところが、複数の航路で競合して運航されるということになりますと、これは民間の競争の中で航路を維持していただくという考え方になってくるわけでありまして、そういった中で今回の該当航路については、離島の赤字補助金、欠損補助等がなされてこなかったという経過があるわけであります。 よしあしであろうと思うんですが、複数の運航事業者が参入して、なおかつ赤字であって、全ての航路に運賃助成を行うということになると、相当多額の予算が必要になってまいりますので、現実的には難しい話であろうと考えております。
ふるさと納税について
ふるさと納税についてちょっとお伺いしたいんですけれども、総務省が返礼割合を3割以下にしなければならないということ通知して、今後、その方針を守らない自治体に対して制度から除外するといった強硬な姿勢を示しているわけですけれども、県内の7市町が、その方針を受けて見直すということで動いていますが、ふるさと納税のあり方について、また、総務省の今回のこういう、競争を抑えようとする動きについて、知事としてはどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
そうですね。一番最初、ふるさと納税制度が創設された時には、ふるさと出身の皆様方が都会で活躍されていて、ふるさとのために納税を通してご協力をいただけるという制度であろうと理解をいたしておりましたけれども、返礼品が相当高額なものになって、全国各地で返礼品のいいところに順次ふるさと納税をされるというような動きになってきたところであり、少し行き過ぎの面があったのではないかというような指摘もなされているところであり、一定、本来の趣旨に戻ったような、節度を持った運営に立ち返るということについては、理解できるところではなかろうかと思っております。
関連してですけれども、一方、自治体の中では、長崎県は特に過度な返礼品があったという認識はあんまりないんですけれども、ほかの自治体の過度な競争の煽りを受けるような形で見直しをしなきゃいけないということは、地場産業への影響とかを懸念する声とか、ある程度、自治体の裁量に任せてもいいんじゃないかというところもあるんですけれども、この辺については知事としてはどういうふうに考えていますか。
そうですね、なかなかそこは判断が難しいところだろうと思います。特例を設けると、そのまた特例が出てくるわけでありまして、それぞれの地域にはそれぞれの地域のまた言い分というのもあるんだろうと思いますので、やっぱりそこは全国平等な形でルール決めがなされるということが望ましいことになるんではなかろうかと思っております。
ありがとうございます。
ほかにございませんでしょうか。
故 郄田勇 元長崎県知事 県民お別れの会の開催について(2)
郄田元知事のお別れ会のことで少し確認なんですけれども、こちらのお別れ会の開催で、対外的に窓口となっているのは秘書課さんになるんでしょうか。
事務的な窓口は県の秘書課で務めさせていただいております。
非常に郄田元知事は、いろいろ長崎県のためにおやりになった方だと思うんですけれども、今回、お別れ会の支出に関して、秘書課としてお別れ会の総合運営業務委託として210万円の支出が今回なされたと思うんですけれども、一応憲法の財政の89条のほうに、公金というのは公の支配に属しない慈善とかの支出とかはやめてというふうには書いてありまして、この場合、そのはっきりしたいのは、郄田元知事が公人という取扱いになっているのか、その辺はどうなんでしょうか。私人だとちょっとやっぱり支出が結構厳しい状況になると思います。
もう退職をされているから、公人ではないんではなかろうかと思いますけれども。
その場合、県費として、非常に功績のある方で、皆さんに慕われていたのでお別れ会をやるというのは、その決まりだとは思うんですけれども、その際に、例えば業務中の秘書課が窓口になったりとか、県として、お別れ会として210万円を出すということが、おやめになって20年になっていて、この前の沖縄県知事のように現役とかではなくて、いわゆる私人の色合いが濃い方に対して支出する論理的な根拠としてはどういうふうに捉えていらっしゃるのでしょうか。
そこは何か整理していますか。
以前も久保元知事の時もそういう形でやっております。そういった形で今回も取り扱いはさせていただいております。その法的な細かいところについては、手元にちょっと資料を持ちません。
政治家さんとかだと、この人はやってこの人はやらないとか今後出てきて、なかなか国民栄誉賞を取ったお相撲さんとかだと何となくわかるんですけれども、政治家の方に公費を、もう辞めて20年経たれた方に出すというのも、論理的な根拠をやっぱりちょっと、一応税金ですので、県民の皆さんにもわかりやすくご説明していただいたほうがいいかなとは思っております。
わかりました。そこは整理しましょう。他県の実例等も参考に整理させていただいていると思いますので。
時間もございますので、最後でお願いします。
株式会社五島産業汽船の航路運休問題について(4)
話が戻って恐縮なんですが、五島産業汽船の件でお尋ねです。 先ほど、知事は、最善の選択を地域のためにしたいというふうにおっしゃいました。今、新上五島町は運休している航路について、既存の九州商船さんに増便をお願いしているというふうな状況かと思います。あと、新会社の登記も完了しているかと思うんですが、県としては、九州商船さんに増便をしてもらうのが最善とお考えなのか。それとも、新会社に運営を引き継いでもらうのが適当と考えているのか、お考えをお聞かせいただきたいのと、あと、新会社は五島産業汽船で解雇された68名のうち20人程度を雇用するというふうにされているかと思うんですが、残り48人程度の方の、失業された方についての、県としての何かしらの支援は想定されているか、お考えをお聞かせください。
休止の航路の運航再開については、いろんな手法があるんだろうと思います。そういった中で、より運休期間を短く、利便性回復を早くといった観点でありますとか、将来の安定的な運航等を含めて、どういった選択肢が一番ベストであるのか。それはやっぱり地元の皆様方等も含めて、しっかり協議をさせていただく必要があるんではなかろうかと思っております。 それから、一旦離職された方々の再雇用で、全員の方々が再雇用できない状況になっているということでありますけれども、今後の運航再開に向けてどういう形になるか、まだ私どもも詳細把握しておりませんけれども、できるだけやはり離職された方々がこれからも安定した仕事に就労していただけるように、関係機関に対しても協力をお願いしていかなければいけないと思っております。
株式会社五島産業汽船の航路運休問題について(5)
五島産業汽船の関連で、結局、今回急に運休が決まったのは、銀行が2回目の不渡りになったということで、地銀の統合の話でも、五島産業汽船側の説明だと、一応福岡銀行がメインバンクだと言っていて、その銀行側としてもこんなにずばっとやらずに、いろいろやれたのではないかと私は思うんですけれども、知事はその辺、銀行がずばっと切って、これが仮に、例えば十八銀行とか、地元の銀行だったらこんなことをやったのかなという私は感想を受けたんですけれども、その辺、知事はどういうふうに考えられますか。
さあ、そこはなかなか難しいですね。債権者の方がどんなふうに考えられるのか。お話をお聞きすると、最後まで努力なさったということのようでありますけれども、結果的に了解が得られなかったということで、こういった事態に立ち至っているというふうにお話を聞いているところであります。
それでは、以上をもちまして、知事の定例記者会見を終了します。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時50分(50分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年8月22日 定例記者会見
会見内容
長崎しまの芸術祭について
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
本日は、まず初めに1点、イベントについてご報告をさせていだきます。 「長崎しまの芸術祭」などの開催について、ご説明をさせていただきます。 文化芸術による離島地域のにぎわい創出や、若者の新たな発想に基づく文化芸術を核としたまちづくりの推進、そして、人材の育成を図るため、7月下旬から、「長崎しまの芸術祭」、そして、「若者アート『LOVEながさき』創造プロジェクト」を県内各地域で開催いたしております。 「長崎しまの芸術祭」では、壱岐市や五島市でフランス人アーティストが離島に滞在し、離島をテーマに創作したアート作品の展覧会を開催するほか、五島市で東京藝術大学など国内トップクラスの講師陣による「吹奏楽ミュージック・キャンプ」、そして、東京藝術大学オーケストラによる世界遺産登録決定を記念したコンサートなど多彩な文化芸術イベントを開催いたします。 また、「若者アート『LOVEながさき』長崎創造プロジェクト」では、佐世保市でのダンスイベントや短編映画祭、長崎市での長崎県美術館と連携して実施するイベントなど、本県在住の若者が主役となって取り組む文化芸術イベントを開催いたしております。 県内各地域で実施するこうした多様な取組を「総合芸術祭」として県内外に情報を発信することにより、文化芸術による地域ブランディングを推進し、交流人口の拡大を目指していきたいと考えております。 また、若い人たちが、こうした文化芸術イベントに主体的に参画し、本県の地域文化の豊かさ、多様性を改めて認識していただくことによって、郷土長崎に対する愛着を深め、県内定着、さらにはUターン者の増加につなげていきたいと考えているところであります。 ぜひ多くの県民の皆様方にご参加、鑑賞をしていただきますとともに、こうした取組をきっかけに、若い方々には長崎県の魅力を再認識していただきたいと考えているところであります。 どうか皆様方にも取材、PR等についてご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 とりあえず、冒頭、1点についてお願いを申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。 あとはどうぞ、よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
昨日、九州新幹線長崎ルートの関係で、国土交通省が長崎県に対して、武雄温泉―長崎間の建設費用が、2012年の認可時点よりも1,200億円増加する見通しを説明されました。それで、長崎県の負担も増えることになるかと思うんですけれども、その受け止めについてと、また、佐賀の負担分も増えるということもあって、今後、新鳥栖―武雄温泉間の整備に関する議論について影響を与えるかどうか、どういうふうにお考えかを聞かせてください。
まず、現在、工事中の西九州ルートについて、事業費が約1,200億円程度増加する見込みであるという説明を受けたところであります。その主たる要因は、認可時点からの労務単価、資材単価が上昇していること、さらには、工事施工時の地元協議によって工事の見直しが必要となり、追加工事が必要になったことなどによって増えてきたと。具体的な数字は1,188億円だという説明を受けたところであります。このうち、長崎県内の工事費の増額については、951億円と見込まれるという説明があったと聞いているところであります。 いずれにいたしましても、総体としての事業費の動向については、今申し上げたような説明をいただいたところでありますが、個々具体的な工事箇所、どういった要因で、どんな工事について増嵩となったのかというのは、やはり詳しい説明をお聞きした上で、十分理解ができるようにしていかなければいけないと考えております。これに対して、当然ながら事業費が膨らんでまいりますので、地元負担の課題も出てくるものと思っておりますけれども、地元負担をさせていただくに際しても、県民の皆様方、県議会の皆様方のご理解をいただく必要があるわけでありまして、十分な説明責任を果たしていただく必要があるものと考えているところであります。 また、具体的なこういった増嵩経費についても、財源の状況、例えば国費、あるいは貸付料の活用などが考えられないのか、そういった点も含めてしっかり考え方をお聞きし、確認をしていく必要があるものと考えているところであります。 新鳥栖―武雄温泉間の今後の整備のあり方に影響するのかという趣旨のお尋ねでありますけれども、これはお互いに合意して工事を進めてきた分野でありますので、直接的には、今後の整備のあり方に連動するようなことはないのではなかろうかと考えているところであります。
あともう一点、同じ九州新幹線の長崎ルートに関してなんですけれども、今月11日だったか、与党PTの検討委員会の山本委員長が知事と面会をされて、その際に知事は、今後の議論について、どういった課題に、どういった形で進めるのかを明らかにしてほしいという要請をされたかと思うんですけれども、それについては明確な回答がなかったというふうに聞いております。それで知事は、その際にも、いたずらに空白の時間が過ぎてしまうことになるということに対する懸念を示されているんですけれど、今後、PTに対してどういったことを求めて、今後というか、今、どういうことを求めていらっしゃいますか。
一つは、7月いっぱいに一定の結論を得ていくということで検討作業が進められてきたわけでありますけれども、これが先延ばしになったと。ということは、すなわち残されたルートであります北陸新幹線、そして九州新幹線西九州ルート、これがほぼ同じスケジュールで進んでいくものと考えていたわけでありますけれども、こういった時間を要するということになって、所要のスケジュールに乗り遅れることがないように、これが一番深刻な課題であると考えているところでありまして、西九州ルートだけが取り残されることがないように、何としてもそういった考え方でご検討をお願いしたいという要請をさせていただきました。 あわせて、また、今後の検討の進め方について、具体的な考え方等についてお示しをいただけなかったわけでありますけれども、改めて私のほうから、どういった課題について、どのような検討を進めていこうとされるのか、やはり県民の皆様方、議会にも特別委員会を設けていただき、そしてまた、新幹線駅周辺のまちづくりも進められているわけでありますので、そういった意味では、民間の方々の投資意欲そのものにも影響を来しかねない面があろうと思いますので、そこはしっかりと、これからどういった手順で検討を進めていこうとされるのかということについて明らかにしていただきたいというお願いをさせていただいたところであります。 さまざまな選択肢の中から、一つの整備のあり方を選んでいくという場合には、いろいろな検討課題もあるのではなかろうかと思っておりますので、そういった課題になるものがどういったものがあるのか、それについて具体的にどういう作業でもって解決に結びつけていこうとされるのか明らかにしていただき、いずれにいたしましても、この西九州ルートについては、当初導入が予定されていたフリーゲージトレインの開発自体がうまくいかなかったということでこのような事態に直面しているわけでありますので、国において財源負担のあり方等を含めて、しっかりと方向性を明らかに、しかも、できるだけ早く、今後の整備方針を明確にしていただきたいと考えているところであります。
職員の個人情報紛失事案について(1)
先日、秘書課の職員の方が手提げバッグを紛失されて、そこには県の幹部職員の方の住所や携帯番号とか、そういった個人情報が入っていたということで、1,000件以上の分が入っていたというようなことでですね、無事に見つかって、今回はよかったということですけども、やはり個人情報とかの管理のあり方というふうな部分についてはどのようにお考えなのか、今後どうしていこうというふうなことなのかという部分をお伺いしたいのと、あと、そこの紛失した中に、聞きましたところでは、我々県政記者の携帯番号の一覧というものもあったように聞いているんですけれども、記者クラブ名簿とは別ですよね、携帯だけの一覧があったということだったですけれども。なかなか我々も、知事とか副知事とかと直接、携帯でお話しするという機会はなかなかないところではあると思うんですけれども、そういうものを秘書の方が持っておく必要があったのかどうか。何か必要があれば、我々も広報課との連絡用にそういった携帯電話とか連絡番号をお伝えしているわけであって、そういう業務的に使われるのは構わないんですけど、そういったところでですね、もし知事から直接お電話をいただければうれしいことですけれども、そういったケースというのはあまりないのではないかと思うんですが、そういった県政記者の携帯一覧というのを、知事、副知事の秘書がお持ちになるということはいかがなのかなという気持ちもあるんですけれども、そこも含めてお答えいただければと思います。
まず、個人情報の含まれる名簿の紛失事件が発生したということについては、大変残念なことであり、申し訳なく思っているところであります。 もちろん、そういった個人情報等の取り扱いについては、十分、細心の注意を払うべきであるというのことは当たり前の話でありまして、本来であれば事務所から持ち出すというようなことについては特例の取り扱いが必要になってくるものと考えておりますけれども、特に秘書等については、緊急に連絡を差し上げるような場合も多々あります。私も、連絡先を至急調べてくれというような依頼を秘書にお願いすることもあります。 ただ、問題は、今回は少しお酒が入る場に持ち出して、それが結果として紛失につながったということでありますので、原則に立ち返って、そういった酒席等に参加する場合に持ち出すこと自体についても十分慎重に対応する必要があるものと思っておりますし、それから、万が一の事故、思わぬ紛失事故等が生じた際等についても、個人情報の流出をできるだけ抑えるというような方法、例えばタブレット端末などに情報を入力して、しっかりとしたセキュリティでロックをかけておくとか、それで十分であるのかどうかということも含めて検討する必要があるものと思っておりますけれども、そうした必要な対策を十分講じていかなければいけないものと思っております。 それから、また、そうした情報の中に、例えば県政記者クラブの記者の皆様方の携帯番号が含まれていたということでありまして、本当に申し訳なく思っておりますけれども、私自身、皆さんから直接、お電話を頂戴したりする場合もありますし、また、時々私のほうからお電話させていただく場合もあるわけでございますので、そういった情報が部外に漏出されるようなことがないように、これまで以上にしっかりと注意をしていかなければいけないものと思っているところであります。 改めて、今後の取り扱いについては十分配意をしてまいりたいと考えております。
石木ダム建設事業について
それから、石木ダムに関してなんですが、今、まさに石木ダムをテーマにした映画が一般公開されているという状況なんですけれども、連日、観客もたくさん入っているというふうなことを聞いておるんですけれども、そういった動きについての知事の感想というか、伺いたいのと、知事選のときから随分何度もお尋ねして恐縮なんですけれども、住民の方との対話というか、そこを、どういった見通しになっているのかということを。
まず、石木ダムを題材にした映画が上映されているということであります。私も拝見しておりませんので、どういった映画かというのは十分承知していないわけでありますけれども、やはり故郷を大切に思う地域住民の皆様方の数、地権者の方々にいらっしゃるわけでありますので、ダムの建設そのものについていろんなお考えをお持ちの方々もいらっしゃるだろうと、それについては十分認識をしているところであります。 ただ、そうした中でも、そういったことは認識をいたしながらも、やはり水の確保、あるいは治水対策のためには、やはりダムの建設が必要不可欠であるという考え方のもと、これまで数多くの皆様方のご協力もいただきながら今日に至っているわけでありますので、引き続き、そういった点を含めて地権者の皆様方にご理解いただけるように努力していかなければいけないものと思っているわけであります。 確かに知事選挙の際に、地権者の一部の皆様方から、何としても自分たちの思いを聞いてくれというご要請がありましたので、それについては、もともとダム計画を白紙に戻さないと会わないんだというようなお考えを示しておられましたので、その点についても確認をした上で、そうではないんだというご返事をいただきましたので、それではぜひお会いしましょうということで調整を重ねてまいりましたけれども、そういった面談の場の設け方等について、やはり少し、私の思いとしては、最初、皆様方の思いをまずは聞いてくれというお話でしたので、そういう場を設けていただいて、しっかりまたお話もお聞きし、私どもの考えなりお話をさせていただけるものと思っておりましたけれども、必ずしもそういう地権者の方々ばかりではなくて、場の設定等が少しずつ違うということで、この間、継続して、ずっとお話し合いをさせていただいてきております。関係地権者の皆様方と数回にわたり、昨日も直接お話をしたというようなこともありますけれども、その途中段階では、もう一度、やはり事業計画を白紙に戻さないと会えないんだというようなご意見が出たこともあったわけでありますので、もう少し調整の時間が必要になってくるのではなかろうかと思っております。
また、この石木ダムに関して重ねてお尋ねですけれども、先月、石木ダムをめぐる裁判の判決なんかも出ましたけれども、知事のほうとしては、道路工事とか、あるいは本体の工事とかというところに関しては、今後、どういうふうに進めていこうというようなお考えでいらっしゃるでしょうか。
今、建設用地については収用委員会で審議をしていただいているわけであります。その審査結果を待たなければいけないと、こう考えておりますけれども、いわゆる付け替え県道工事の用地については既に買収済みの用地ばかりでありまして、(ダム本体の)工事に着手する際には必要不可欠な前提条件となってまいります。前提条件といいますか、(ダム本体工事の)着手以前にこの付け替え県道工事は整備完了しなければ事業に着手できないという状況でありますので、引き続き工事を進めていかなければいけないものと考えているところであります。
進捗率とか何かそういった部分は出せるんでしょうか。
そうですね、ほぼ当初想定していた事業については一定成果が完成に近い状態になっておりますので、継続してまだまだ延長が残された箇所がありますので、そういった事業についても着手できるように関係予算の確保等を含めて検討していかなければいけないと思っております。
それでは、各社のほうからお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
九州新幹線西九州ルートの関係で補足でお伺いをしたいんですけれども、先ほど知事の1問目のお答えで、説明は受けたけれども、まだ詳しい説明は求めていきたいという趣旨のご回答だったかと思うんですけれども、制度上はもう国からこの地元負担額と言われたら拒むことはできないものだという理解なんですけれども、その県民に対して理解を得なければいけない、県民の負担に直結するわけでして、理解を得なければいけない。そこはどう説明されて、県民に対して知事として説明されていくご予定でしょうか。
今、説明をいただいているのは、先ほど申し上げた総額がどういう状況で増嵩してきたかということでありまして、主な要因としては、先ほど申し上げた工事単価の増嵩等があると、こういうお話でありましたけれども、個々具体的にどこの工事でどんな要因で当初の事業費を上回ることになったのか、そういったこともしっかり理解しながら、これは本当に必要な工事であるということを十分納得した上で、やっぱり地元負担というのも負担させていただく必要があるものと思っておりますし、地元負担について、やっぱり関係予算を計上する際には議案としてご審議いただく形になるわけでありますので、長崎県内の施工箇所、本県の負担増嵩につながるような箇所については、詳細にやはり説明をいただいて、まさにやむを得ざる経費として増嵩していくということを確認させていただく必要があるものと思っております。
現時点では、それが国、国交省と鉄道・運輸機構の説明はまだ不足しているという認識でいらっしゃるんですか。
まだそういった時間はこれからいただいていく必要があるものと思います。
きちんとした説明を受けたうえで、もうこの負担増はやむを得ざる負担だということで受け入れざるを得ないと。
やむを得ざる負担と考えるかどうかですね。
考えるかどうか。
はい。
今回、着工済み区間ですけれども、未着工区間の武雄温泉―新鳥栖間についてもフル規格の場合、総工費約6,000億円というふうに言われておりまして、今回、さらにそれに1,200億円、全体で考えると上乗せになってしまうわけですけれども、またこれも県民ですね、予算として計上するわけで、我々の税金で地元負担分は賄われるわけですけれども、そこは県民に対してどのように理解を求めていかれるお考えでしょうか。
まずは、今の環境の中で想定される事業費を、これは国のほうで試算していただいたものが前回示された6,000億円だろうと思います。ただ、どういった前提で積算されているのか、例えば消費税の率をどういう前提で試算されているのかとか、経済環境の動向によって、例えば工事人材の確保に非常に苦労されるであるとか、工事単価の資材単価が急速に高くなっているとか、そういう環境変化は今の段階では見込めない、見通しがきかない部分もあろうかと思います。 一定の部分は、あるいは変動枠というのはあるのかもしれませんけれども、やっぱり一定額超えた変動が生じた場合には、事業費も変わっていく可能性はあるんではないかと。ただ、やはり地元負担が伴う話でありますので、そういった状況については逐一説明をしていただいて、こういう状況にあるということは十分共通認識の上で事業を進めていただきたいということ、さらには、事業費の圧縮に向けての努力も継続してお願いしていきたいと考えているところであります。
すみません、重ねて。長崎県としては全線フル規格を、要望を求めている立場で、負担はすごく大きくなるわけですけれども、その負担を受け入れた上で、さらにメリットがこの全線フル規格にはあるという認識でいらっしゃいますか。
すみません、新鳥栖―武雄温泉間がほとんど工事箇所が佐賀県内になりますので、大雑把に考えて、長崎県の負担というのがどの程度出てくるのかというのは全く予想つかないわけであります。
一方で地元負担、佐賀の負担の一部引き受けるみたいな議論もあるわけですよね。
それは、やっぱり今の段階で前提として考えていくべき問題ではないのではないかと思っておりますので、これまでも申し上げたように、まずは国の方で地元負担の軽減方策等も含めてしっかりとスキームを検討していただき、理解を得ていただきたいと思っておりますけれども、それでもどうにもならないということであれば、やはりフル規格を進める県民の思いもお聞かせいただきながら、新たな提案があればご相談しながら検討していく必要はあるのではなかろうかと考えているわけでありますけれども。 そういう中で、事業費がとりあえず今の段階で6,000億と、こう試算されている。それが大きく変わっていく要素等があれば、先ほど申し上げたように地元の関係者とも十分協議の場を持っていただきながら事業を進めていただきたいと思いますし、長崎県にとってはやっぱり時間短縮効果、収支改善効果、投資効果が最大でありますフル規格による整備というのが最も好ましい、望ましい選択肢であると考えているところであります。
全体としてどれだけ上振れしても、その時間短縮効果だとかを考えると、やはりフル規格だと思うお立場、現時点ではというみたいですね。
そうですね。やはり新幹線というと国家百年の大計の一つではなかろうかと、思っているわけでありますので、所期の効果が、最大の効果が期待できる整備方策で新幹線を進めていただきたいという思いは持っているところであります。
職員の個人情報紛失事案について(2)
個人情報紛失の件に関連してなんですけれども、個人情報を紛失してしまう危機管理のあり方というのももちろんなんですが、そもそもお酒を飲んで野外のベンチで寝てしまうという、その部分は勤務外ではありますけれども、羽目を外すことも時には必要だと思いますが、職員として、県職員としての規律ある行動とういう部分、その面では知事はどのようにお考えなのでしょうか。
県の職員は24時間県の職員でありまして、服務中であれ、あるいは時間外の時間帯であれ、やはりきちっとした、県民の皆様方のご批判等を浴びることがないように、規律正しく処していくべきものであると思っております。 そういった中で、休日を前に少し酒を飲み過ぎたということは本当に残念に思っているわけでありますけれども、やはりお酒というのは、そういったリスクが伴うことがありますので、これからさらに、適切な飲酒等についても、それぞれの職員が十分考えて対処していただきたいと考えております。
障害者雇用率について
もう一点、障害者雇用の水増しの件なんですけれども、県教委のほうでもまだ詳細な数はわからないけれども、実際、国に伝えている率よりはまだ低くなるということですが、この障害者雇用の水増しについて、知事の受け止めをお伺いします。
一定ガイドラインが示される中で、公共団体については義務規定として一定の率を達成していくことが求められてきたわけでありまして、そういう中で、また、行政の立場からも、民間企業の皆様方に、障害者雇用について協力の要請をさせていただいてきた立場であって、大変申し訳なく思っております。 ガイドライン、基本的な考え方等を原点に立ち返ってチェックしたことがあるのかどうかということが、まさに問われる内容になっておりまして、お話を聞いてみますと、相当以前から同様な取り扱いを進めてきたというようなことでありますので、もう一度、原点に立ち返って、どういった要請に基づいて、どういった法令の定め等に基づいて業務を行っているのか、その根拠規程というのはしっかり確認しながら、適正な事務執行に努めていかなければいけないと思っております。お願いする立場として、そういった結果になったことを、本当に県民の皆様方に対して申し訳なく思っているところでございます。
ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の経営統合について
FFGと十八銀行に関してなんですけれど、仮に今後、十八とFFGが一緒になった場合、県内から上場企業がなくなる事態になるんですけれども、それについてどのように考えるのかというのが1点と、それに関連して2つの銀行が一つになると、選択肢という面で、普通の消費者も、嫌だから銀行を変えるということができなくなると思うんですよね。それで、基本的に行政としては応援する立場だったと思うんですけど、あえて要請するとしたら、どういうことを銀行側にはやってほしいというふうに考えられますか。
まず、上場企業がなくなる、これは残念なことですね。やっぱり本県の本店の企業がもっともっと頑張っていただいて大きく発展をしていただけるように、我々行政もしっかりサポートして、産業活性化に力を注いでいかなければいけないと改めて思うところであります。 そうした中、両行が合併することによって、利用者の皆様方の選択肢が狭まってくるのではなかろうかということでありますが、利用されるお立場の企業の皆様方、あるいは県民の皆様方をはじめ、その判断と選択の余地というのは残されておく必要があるのではなかろうかと。今回、さまざまな次善方策も検討されているというお話を聞いておりますけれども、そういった中で、やはり地域経済を支える重要な金融機関として、これまで以上に役割を担っていただけるように期待していきたいと思っております。
新産業育成に向けた長崎大学との連携について
がらっと話は変わるんですけれども、先般、先月、長崎大学がインドを代表する理系、理科系の大学と相次ぎ連携を深めているということを伺いました。長崎県としても、AIとか、IoTとか、ロボットとか、航空産業、その辺を含めた新産業の育成に非常に力を入れておられると思うんですけれども、その動きの中で、長崎大学のインドの大学との連携というのは、非常に長崎県にとってもメリットのある動きだとは思うんですけれども、その長崎大学と今後の、連携を深めていくとか、その辺を中心とした取組というのは、今後何かお考えはあるでしょうか。
これまでも申し上げてまいりましたように、次なる基幹産業をしっかり育てていく必要があるものと考えておりまして、そういった分野の一つとして、AI、IoT分野、あるいはロボット関連産業分野というのは有力な選択肢の一つであろうと考えております。 産業として育てて、地域経済の中核を担うだけの集積を図っていくためには、やはり産学官の連携というのは必要不可欠であると考えております。これからは、特にそういった分野における人材の育成等、あるいは中核企業、並びに協力してサプライチェーンを構築していただけるような企業の誘致、育成も、これは非常に重要な視点になってくるものと考えておりますので、一層連携を強めながら、新しい産業の育成に力を注いでいきたいと思っております。そのためには、また、さまざまな資金の有効活用等も目指していく必要があるものと考えております。
その資金の有効活用というのは、具体的には。
いろんな研究開発資金等を産学官一緒になって活用するというような方策も検討していく必要があるんではないかと。
ありがとうございます。
BSL-4について
同じ長崎大学なんですが、BSL-4施設に関して、学長は12月の着工を目指すという話をされていて、県は、地域住民との信頼関係の構築を条件にされていたかと思います。現在、地域連絡協議会でも、反対派の住民からかなり多くの懸念が上がっていることと、様々な撤回であったり、着工の延期である申し入れというのを地域住民がされているんですが、今、この現状で、知事は、反対派住民がいる中で、地域住民との信頼関係の構築というのを、現状できているというふうにお考えかどうかというのは、お伺いできますか。
それは、行政の立場として、今、できてない、できているということを申し上げるのは、少し控えていた方がいいのではなかろうかと思います。そういった点について、十分、さらに努力をしていただくという前提で、この間、協議を進めてきた経過があるわけでありますので、できるだけ幅広い皆様方の理解を得るべく努力をしていただいて進めていただきたいと願っております。
長崎では、さまざまな懸案事項がある中で、着工する前にさまざまな信頼関係構築というのが必要だというのを、恐らく県民は実体験として理解していると思うんですが、理解構築には長崎大学側の主張を述べる説明会的なものが必要なのか、それとも住民の意見を聞く双方向的な場が必要なのか、知事はどちらが必要だと思われますか。
両方とも必要なんじゃないでしょうか。
それは、もちろん住民の方々から意見を聞いて、安全対策を例えばブラッシュアップする場であったりとか、そういった場がやっぱり信頼関係の構築には必要だというお考えという理解でよろしいですか。
お互いに相互理解の領域を広げていくということが一番大事なことであろうと考えておりますので、大学は大学としての考え方、使命等について十分お考えをお示しいただく場も必要であろうと思いますし、地域住民のさまざまな懸念事項、これについては真摯に耳を傾け、少しでも理解が得られるように努力していかれる姿勢が必要になってくるものと思っております。
大学は、住民の理解と合意を得たいという風に言っているんですが、地域連絡協議会の場で住民からアンケートを取ってほしいと、つまり、様々な住民の不安であったりとか、賛否を吸い上げるような取り組みが必要じゃないかというお話が地域連絡協議会の場で委員から上がっているんですが、大学側は、それは適切な方法ではないというふうに消極的なんですが、アンケートであったりとか、例えば住民投票であったりとか、信頼関係の構築とか理解とか合意を計量的にはかるような取り組みについて、知事は必要だとお考えですか。
それについては、やはり双方十分協議していただきたいと思います。私が、必要であるか、ないかというのは判断いたしかねます。
そうしたら、その信頼関係の構築が必要というふうに条件として挙げられていた信頼関係の構築が図られているかどうかの検証というのは、県としてはどういうふうにはかられるご予定なんですか。
お互いの皆様方の議論が尽くされて、理解の度合いが高まってきつつあるのか、そのほかの、12月着工というのは今初めて聞きましたけれども、どういう判断でそういった時期をお決めになっておられるのか、そういったところも総合的に考えていく必要があるのではなかろうかと思います。
最後に。大学は12月着工を目指すというふうに言っているんですが、信頼関係の構築とか、理解、合意を深めることと、大学側が進めているスケジュールどおりに対して行うのか、それはどちらの方が優先されるべきと知事はお考えですか。
どちらかが優先されていいというものではないんじゃないでしょうか。
両方とも、大事。では、住民からの理解、合意というのが得られない中では、着工を遅らせるであったりとか、そういった判断も時には必要だというふうにお考えですか。
それは、さまざまな当事者としての選択肢があるのではなかろうかと思います。
わかりました。ありがとうございます。
時間もございますので、最後の質問でお願いいたします。
ギャンブル等依存症対策について
先日、国会で成立しましたIRの実施法案についてなんですけれども、関連しまして、先日、長崎県が入っている依存症対策ネットワーク協議会の中で、支援団体であったり、当事者団体の方から、県の依存症に対する姿勢であったり対策が不十分ではないかというお話が出ました。具体的には夜間であったり土日に電話が通じないとかであったり、県とか自治体の方に。あとは、佐世保近隣でギャンブル依存症に対しての専門的な医療機関がないというご指摘もありました。 そのような課題に、これから誘致合戦を繰り広げていく中で、県としてどのように取り組まれていくのか、お考えを聞かせいただけますでしょうか。
姿勢が問われるということですか、県の。
姿勢といいますか、取り組みといいますか、これからの取り組みといいますか、そういう不安に対して。
依存症対策ネットワークをつくって、それぞれの医療機関でありますとか、関係支援機関でありますとか、一緒になって依存症対策についてサポート体制をつくっていこうということで立ち上げたところでありまして、確かに依存症対策として専門的な見地から直ちに一つの解決策を打ち出せるというような状況ではないのかもしれません。 ただ、それについては引き続きずっと、依存症対策というのはこれからの課題になっていく可能性もありますので、そういった課題の解決に向けて、より体制の充実と、そういった研究も進めていく必要があるものと、考えているところでありますので、さらに努力していきたいと思っております。これはもう当然ながら、専門的な見地から医療的に対応していただける体制をどう整備するかということも含めて、必要になってくるのではなかろうかと思っているところであります。
前からなんですけれども、この協議会の中で、アルコール依存症に対して、全国的に見て長崎県の対策の計画が遅れているという話が県側から出まして、そのようにならないように、ギャンブル依存症に対してはどのように迅速にといいますか、どのように進められていくか、知事のお考えを聞かせていただいてもよろしいでしょうか。
アルコール依存症について、遅れているという話をした。
遅れているといいますか、策定を今年度中にやりたいということで。
既に半分ぐらい、策定済ですよね、他のところというのは。
半分から後ろ遅れているとおっしゃるのであれば、それは遅れているのかもしれません。 それとギャンブルにつきましては、ギャンブル依存症対策の法案ができましたけど、まだ国の依存症の計画の策定スケジュール等はまだ示されていないところですが、それを待って県の依存症の計画に取りかかるというのではちょっと、長崎県としてはどうかという気持ちはありますので、長崎県としての考えを整理しておく、その途中の段階で国の意見、考えなりスケジュールが示されていけば、それをクリアさせていくといったこともやっていく必要があるのではないかというふうに考えているところです。
よろしいでしょうか。
県職員としてあるべき姿について
すみません、障害者雇用率の件で、先ほど知事も、見過ごしてやっていた部分があったんじゃないかという趣旨のことをおっしゃっていたと思うんですけれども、昨日、取材をしたときにも、人事課からも長年慣習的に漫然として見過ごしてやっていたというようなご説明を受けたんですけれども、知事も、何十年と県職員として、公務員として働いてこられた中で、今回の雇用率の算定で漫然とやってしまう部分であったりとか、ちょっと関連づけるのはどうかと思うんですけど、鞄の紛失の件でも公務員としての姿勢みたいな部分で、この2つの事案が続いてしまったというところで、公務員としてのあるべき姿みたいなところをどういうふうにお考えかと、今回のことを受けて。
今回、障害者雇用率の対象者、率の算定に当たって、本来対象とすべきではない人達が算入されていたという報道に接して、長崎県はないんだろうなと、早急に調べろというお話をしたんですが、大変残念なことに、一部、手帳等に基づかない方々も算入をしていたということがありまして、やはり、仕事に取り組むときに慣例的な取り扱い、これまでこういった手順で進められてきたから、そのとおりやればいいだろうというようなところ、こういうところが一番、公務員として反省すべき点であろうと思いますので、これは県の職員スピリット5項目を掲げて、チャレンジ、チェンジというようなことを、意識改革を進めておりますのは、やはりそういったところが気になるということからでありますので、もう一度、自ら紛失することはなかろうということで持ち出したのだろうと思いますけれども、結果としてこういった事態になってしまったということについて、やはりもう一度しっかり、どうあるべきかということについては原点に立ち返って考えてみる必要がある。そのことが自分に起こり得るということをやっぱり考えながら、日々の業務に取り組んでいかなければいけないと考えているところであります。
それでは、以上をもちまして、知事の定例記者会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時42分(42分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年7月17日 定例記者会見
会見内容
平成30年7月豪雨について(1)
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。 まず、今日は、私の方から2点、ご報告をさせていただきたいと思います。 1点目は、平成30年7月豪雨についてでございます。 この平成30年7月豪雨に伴う災害につきましては、発生から10日余りが経過いたしましたが、甚大かつ深刻な被害状況が明らかになってまいりました。 改めて犠牲となられた皆様方に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。 県といたしましては、これまで消防庁からの出動指示により、広島県へ緊急消防援助隊として県の防災ヘリを出動させ、現地での捜索・救助活動や情報収集活動に従事したところであります。 また、厚生労働省を通じた岡山県からの要請を受け、保健師チーム、そして、現地保健所の指揮調整の支援等を行う災害時健康危機管理支援チーム、「DHEAT(ディーヒート)」と呼ばれておりますけれども、このチームを現地に派遣しているところであります。 この「DHEAT」の派遣は、全国でも初めてであると伺っているところであり、被災地の健康管理面で力を発揮してくれるものと期待をいたしております。 さらに、この災害で被災された方々を支援するため、県庁及び各地方機関の庁舎内に募金箱を設置いたしまして義援金を募集しておりますので、県民の皆様方のご協力をお願い申し上げる次第であります。 本県は、ご承知のとおり、長崎大水害、雲仙・普賢岳噴火災害を初めとする災害発生時に全国の皆様方から大変温かいご支援をいただいて復興を遂げてきた経験を持っております。そのご恩返しの意味も込めて、今後とも、被災地の一日も早い復旧・復興に向け、全力で支援してまいりたいと考えているところであります。
V・ファーレン長崎アウェイゲームのパブリックビューイングの実施について
もう1点目でございますが、V・ファーレン長崎のアウェイゲームのパブリックビューイングを実施したいと考えております。 ご承知のとおり、2018FIFAワールドカップロシア開催のために中断をしておりましたJ1リーグが、明日、再開をされます。7月22日に行われます第17節V・ファーレン長崎対川崎フロンターレ戦の試合について、県庁でパブリックビューイングを行うことといたしております。 J1リーグ初参戦のV・ファーレン長崎は、開幕直後は、なかなか勝てない時期がありましたが、4月11日に初勝利を上げてからは4連勝するなど、徐々に実力を発揮しつつあると考えております。 現在、15位となっておりますが、10位までの勝ち点差は、わずか1点差であります。今後、1試合でも多く勝つことで上位を目指すことができるものと期待をしているところであります。 ホームゲームの入場者数につきましては、昨年度と比べますと大きく増加をしておりますけれども、それでもJ1リーグの中では最下位となっているところであり、苦戦されているようでありますので、県としても、パブリックビューイングという形で県民の皆様に応援していただく場を提供したいと考え、V・ファーレン長崎と共催で実施することといたしました。 今回のパブリックビューイングをきっかけといたしまして、今後のホームゲームにも、ぜひ多くの県民の皆様方にご来場いただき、V・ファーレン長崎を応援していただきますよう、お願いを申し上げる次第でございます。 以上、2点、私の方からご報告とお願いをさせていただきました。後は、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
平成30年7月豪雨について(2)
西日本豪雨についてお伺いしたいんですけれども、今、他県で甚大な被害が出ていますけれども、本県に鑑みた時に、どういう課題というものがこの災害から見えてきたのか、今の所見を聞かせていただけますか。
全国的に非常に甚大な被害が生じているところでありますけれども、本県においては、幸いにして人的被害がなく、ほっと胸をなでおろしているところでありますけれども、既にニュース等でも報道されておりますように、さまざまな課題や対策の必要性が指摘されているものと考えております。 今後、そうした状況をしっかりと検証しながら、今後の防災対策に生かしていく必要があるものと考えております。 具体的な対策については、ソフト面、ハード面両面から検討を進める必要があるものと考えております。 ハード面においては、今回は土砂崩れの発生でありますとか、河川の氾濫、あるいは河川やダムの管理のあり方等を含めて、しっかり検証と分析を進めていく必要があるものと考えております。 そして、ソフト面においては、特に災害情報の伝達、災害危険箇所の把握、ハザードマップ等の情報の共有化、さらには、具体的な避難行動にいかに迅速に結びつけていくかといった意識の問題を含めた課題について、しっかり検証を進めてまいりたいと考えております。 それからまた、今回は本県でも大雨の特別警報が出され、各市町では避難勧告等の発令もされたところでありまして、そういった具体的な課題について、市町とも情報の共有化を図り、検証を進めていきたいと考えております。 またあわせて、いわゆる災害弱者とでも言うんでしょうか、要配慮者の避難対策、これは今回の豪雨災害に限らず、いずれの災害の場合にも極めて重要な課題であると認識しているところであり、その点も含めてこれから検証作業を進めてまいりたいと考えております。
今回、岡山の真備地区では避難の遅れが一つの被害拡大につながった面があるようですけれども、今回、長崎県の佐世保で避難指示が出ましたけれども、数万世帯に避難指示が出たけれども、実際に避難された方は、たしか百数十人とか、その程度だったと思うんですが、こういう現状について知事はどのようにお感じになられますか。
やはり避難指示というのは、重大な災害発生が予想される場合に緊急的に出される指示情報でありますので、まずは、その周辺の被災の状況が甚大な状況になっていないとしても、今回の災害の教訓を踏まえますと、時間の経過ともに、避難そのものが難しくなってくるということも想定されるわけでありますので、そういったことをあらかじめ住民の皆様方にしっかりと知っておいていただく必要があるのではなかろうかと考えております。 そういう意味では、今回の災害の検証をしっかりと教訓として地域の住民の皆様方と共有していく必要があるものと考えているところであります。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について
潜伏キリシタン関連遺産について伺いたいと思います。 先日、世界遺産に登録されましたけれども、改めて、その受け止めと、今後の構成資産の保全や観光誘致に関する具体的な取組の考えについて教えてください。
今回の潜伏キリシタン関連遺産は、ご承知のとおり、平成19年に世界遺産暫定一覧表に記載されて以来、さまざまな状況変化の中で推薦書や構成資産の見直し、そして、資産名称そのものも変更を余儀なくされるなど、曲折を経てきたところでありますが、このたび、そうした関係者の皆様方の努力が認められ、世界の宝物として登録が決定されたことを大変大きな感銘と喜びを持って受け止めているところであります。 特に資産の保全・継承につきましては、今回の世界遺産の登録に際して、もちろん顕著な普遍的価値の証明というのも重要な要素となっておりますけれども、この包括的な保存管理計画そのものも審査の対象になっているものでありまして、そういった点を含めて評価されたものと受け止めているところであります。 今後も、こうした構成資産の適切な保護・保全、そして、秩序ある公開などを着実に進めながら、資産の所在県としての責務を果たしていかなければいけないと思っております。 特に、この「潜伏キリシタン関連遺産」につきましては、構成資産の多くが集落になっているところでありまして、その集落も離島地域や半島地域に点在しており、人口減少や高齢化が進む大変厳しい状況の中にあります。そうした地域のコミュニティーの活力そのものをどうやって維持していくかということが、すなわち資産の適切な保全管理に結びついてくる側面がありますので、この世界遺産登録をきっかけに、離島地域・半島地域のさらなる活性化のために全力を注いでいかなければいけないと思っております。 それから、また、観光資源としての活用でありますけれども、もうご承知のとおり、この「潜伏キリシタン関連遺産」は祈りの場として活用されておりますし、地域の皆様方の生活の場になっているところであり、そういった信仰の継続、生活の場としての役割と観光客を迎え入れていくという両面の調和を図りながら、適切な管理に力を注いでいく必要があるものと考えております。 この構成資産については、ご承知のとおり、一時期に大量の観光客をお迎えするというのが難しい資産ばかりでありますので、そういった意味では、永続的に観光客の皆様方においでいただき、集落の活性化を目指していかなければならないと考えておりますので、構成資産にお立ち寄りいただいた際には、厳粛な雰囲気の中で信仰を守ってきた歴史や住民の思いも受け止めていただき、そういった感動を国内外の人たちに伝えていかなければいけないと思っております。 そういった意味では、この構成資産の魅力を伝えていただくガイドの皆様方のスキルアップ、あるいは育成にもさらに力を注いでいきたいと思います。 それから、また、先ほど申し上げましたように、これらの資産の多くが離島地域・半島地域に存在しておりますので、二次交通対策をいかに講じていくのかというのも重要な視点になってくるものと考えております。 そのため、「五島列島キリシタン物語」など、交通事業者の方々、あるいは地域の関係者の方々と連携をしながら、交通対策をかねた着地型の旅行商品の開発、あるいは旅行会社と連携をした周遊ツアーの販売促進にも引き続き力を注いでいきたいと考えているところであります。 また、今回の「潜伏キリシタン関連遺産」は構成資産が12資産で組み立てられておりますけれども、こういった資産のほかにも、キリスト教の伝来期、あるいは復活期を含めた全体の歴史に触れていただき、理解をいただくということが望ましいと考えているところでありまして、これまで過程の中で、やむを得ず構成資産から除外をいたしました関連の資産、日野江城跡や田平天主堂、さらにはまた、堂崎天主堂といった周辺の関連遺産を含めたモデルコースづくりにも力を注いでいきたいと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
あと2点ございます。九州新幹線西九州ルートについてお尋ねいたします。 西九州ルートの整備について、与党のPTが今月中にも整備方針を固める見込みと報道がなされていますけれども、県議会では特別委員会を設置して要請活動などを行っていますけれども、今後、県として全線フル規格推進への具体的な方針、行動予定について教えてください。
これまでも与党PT検討委員会でのヒアリングの場でありますとか、政府施策の要望、あるいは政府関係者の方々のご来県などの機会を活用しまして、この九州新幹線西九州ルートの整備について、本県の考え方等について要請活動を重ねてきたところであります。 もうご承知のとおり、長崎県においては投資効果、収支改善効果、あるいは時間短縮効果が最も大きいフル規格での整備が望ましいということで要請活動を行ってきたところでありますが、いかんせん、地元負担が大きな課題となっているところであり、まだ佐賀県のご理解をいただくに至っていない状況であります。 もちろん、この地元負担の軽減という課題をクリアできれば、前に進む可能性もあると思いますけれども、こういった多額の地元負担について、長崎県と佐賀県だけでこの課題を解決していくということは、現実的には難しい課題でありますので、これまでも申し上げてまいりましたように、この新幹線建設というのは国家プロジェクトとして進められてきた経緯もあり、また、フリーゲージトレインの開発そのものが国の責任のもとに進められてきたという経緯等を踏まえ、今後の整備のあり方等については、財源負担の軽減方策等を含めて、国のほうでしっかりと方向性を明らかにし、早期整備が進捗できるようにご努力をいただきたいと考えているところであります。
性的少数者(LGBT)について
最後に、長崎市が性的少数者、LGBTのパートナーシップ制度についての導入検討を表明するなど、県内でもLGBTへの注目、関心が高まっています。県としても、このLGBTの問題についてどのように対応していく準備があるのか、お考えをお聞かせください。 それと関連して、去年、佐賀県では、教育現場での実情把握も進められています。県としての同様の取組が今後検討されているのか、教えてください。
まず、県民一人ひとりの人権が尊重され、誰もが幸せを実感していただけるような地域社会の実現を目指すということは、極めて重要な課題であると考えておりまして、そういった意味で、女性や子ども、高齢者、障害をお持ちの方々と同様にLGBT、性的少数者の方々の人権についても大変重要な課題であると認識しているところであります。 そのため、現在、研修会や講演会等を通して、正しい理解・認識を深めるための取組を進めているところであります。本年度は、まずは若い世代に十分そういった認識を持ってもらうということが大切であると考えておりまして、中学生や高校生、大学生等を対象とした性の多様性についてのロゴマークの募集を進めているところであります。 また、秋には、性的少数者の人権について広く理解を深めてもらうため、長崎大学と連携したフォーラムの開催等も計画をしているところであり、また、LGBTの方々を対象とした「相談デー」も開設を予定しているところであります。 今後とも、こうした性的少数者の存在を正しく認識し、性の多様なあり方についての理解を深めるため、「人権教育啓発基本計画」に基づいて、関係機関、団体とも連携しながら、さまざまな啓発、相談対応の充実を進めていくことといたしております。 それから、教育現場での対応でありますけれども、県の教育委員会でもLGBTの児童生徒に対する相談、あるいは学校の配慮等の把握を目的に、県立学校、市町教育委員会に対して状況調査を5月に実施したと聞いております。それによりますと、児童生徒や保護者からの個別の相談に対して、学校は、更衣室、トイレ、服装、髪型、呼称、水泳等の授業、運動部活動、あるいは修学旅行時の部屋割り等について配慮が行われているという話を聞いております。 今後も、各種研修会等を通して、教職員の皆様方がLGBT等についての認識を深めていただき、対象の児童生徒、保護者に対してきめ細かな対応ができるように資質向上に努めていくことと聞いているところであります。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線のことでお尋ねなんですけど、与党検討委は6月に長崎県やJR九州などとも佐賀の負担軽減に向けた調整をする方向だという方針を示されたと思うんですけど、その後、長崎県に対して何か相談とか提案とかは、今現在あっているのでしょうか。
現段階では具体的なご提案等はいただいてないところであります。
関連なんですが、知事は、県議会の6月議会の一般質問で、佐賀県の試算に対して、もっと相当程度軽減されるという答弁をされているんですけれども、その中で一つの論拠にされているのが、全線フル規格になった場合の収支改善効果が88億円、年間の黒字だと。それを踏まえれば相当程度軽減されるというような言い方だったと思うんですけども、これはつまり88億円のうちの大半、もしくは全部が貸付料としてスライドする可能性があるという認識なんでしょうか。
新幹線の整備につきましては、現在の整備新幹線についても、その収支、いわゆる収支予測のもとに黒字相当分について、一定の貸付料財源として、全体の整備財源としてプールされて、その財源から各路線に対して貸付料が充当されて、整備財源として活用されてきた経緯があります。 これまでの九州新幹線西九州ルートについても、19%程度の貸付料財源が既に充当されてきているものと理解をいたしております。 今回のフル規格の整備例を見ますと、黒字予測が88億円予測されているところでありまして、そういった財源を向こう30年間、貸付料財源として整備費に充当できるということになると、相当程度の負担軽減につながってくる可能性があるものと考えております。ただし、この財源というのは、現在のスキームでは、整備5線のプール財源として財源が確保され、それぞれの収支の予測状況に応じて各路線の整備費に充当されるというスキームになっております。 ただ、次のステップの新幹線整備のことを考えますと、既に北海道新幹線も現行スキームで完成をみますので、あとは北陸ルートとこの西九州ルート、2つの路線が残されているという形になりますので、そういった際にもこういった収支改善効果を有効に活用することによって、実質的な地元負担というのは相当程度軽減されるのではなかろうかと考えているところであります。
つまりもう北陸か長崎しか、その財源が決まっていないルートはないので、できれば長崎の収支改善効果というものは長崎ルートに充てたほうが、充ててくれないかという期待があるということですね。
それぞれルートごとに、そこから得られる収益見込みを個別に充当するのかどうかということについては、国のほうでもご検討をされる課題であると思いますけれども、私どもとしては、フル規格整備に伴って相当の収益が見込まれるという状況を踏まえますと、できればそういった財源については西九州ルートの財源として確保してもらえればありがたいと、思っているところであります。
あと1点なんですけれども、佐賀県は、新鳥栖〜武雄温泉だと2,000億円という試算を出されていまして、それは長崎〜武雄408億円を足して2,408億円ということを与党検討委に示しているんですけれども、今の新鳥栖〜武雄だけでいっても、交付税の措置があって、実質負担が55%になった場合ですね、これは単純計算ですけど、2,000億円から55%を割り出すと1,100億円ぐらいになるんですけれども、それに今知事がおっしゃったような収支改善効果が高いという貸付料を、もちろんそこに割り当てるというか、充当されれば、佐賀県の負担というのはもう1,000億円どころか、もっと低くなるように見えるんですけど、知事のおっしゃっている相当程度というのは、もうちょっと具体的な数値というか、そういうのではお示しは難しいんですか。
この貸付料財源をどういう形で確保していこうとされているのか、これはなかなか私ども地方の立場では申し上げにくい点がありますので、これからの検討をお待ちする必要があるものと思っておりますけれども、冒頭申し上げた新幹線の整備財源は、国が2、地方が1の割合で負担するわけでありますけれども、その地元負担に対しても地方交付税措置が講じられると。地元負担に対して18.3%くらいの実質的な真水による負担という形になってまいりますので、そういったものをさらに組み合わせていくことによって相当程度地元負担は軽減されていくものと理解をいたしております。
どれくらいという幅みたいなものを示すのはちょっと難しいということですね。
そうですね。
ほかにございませんでしょうか。
議員の費用弁償について
県議会の費用弁償についてお伺いします。 先日来よりも、県議の方が費用弁償についての不適切な受け取りがありました。この前の6月県議会の総務委員会で、費用弁償の根拠となる出発地において、議会事務局側は本人の、議員本人の申し出プラス住民票を参考にしてケースバイケースで判断すると答弁されました。一方、知事部局の職員の方の交通費などを算定する場合は、民法に照らし合わせて、生活の本拠地があるところというふうにして算出されています。 同じ長崎県という中で、議会事務局と知事部局と、身分は違うといえども、住所地の算定方法が異なっております。これについてはどのようにお考えになっていますか。
職員の場合には、しっかりとした規程に基づいて旅費等が支給されるわけでありますが、議会事務局の基本的な考え方については、実は私、所管しておりませんので、議会事務局のほうから。
議員の費用弁償につきましては、今ご指摘のありました住所地の考え方、居住の実態等の確認等を含めまして議会運営委員会小委員会のほうで適切にご協議いただくということになっております。現在、そういうことで協議を進めているところでございます。
質問の内容としては、現在の支出の方法は、住所地の、根拠となる住所地に関してケースバイケースだというふうにしております。それは間違いないですよね。
基本的には6月の総務委員会で答弁したとおりでございまして、議員から出されております届け出の住所地ですね、それをもとに住民票住所と照合しまして確認をさせていただき、そこをもって処理を進めさせていただいております。変更等が出ましたら、事情等の確認をして進めているという状況でございまして、先ほど言いましたように小委員会で協議したいということになっております。
そうしますと、知事部局との交通費の支出と全く違う基準になっていますが、それについてはいかがでしょうか。 いわゆる議会事務局の方は、総務課長、事務局長とも生活実態があるところという答弁はなさいませんでした。ケースバイケース、議員の意思があるというふうに答弁されました。しかし、知事部局の交通費の算出方法は、生活実態があるところと明確に言っております。この差が生まれていて大丈夫なんでしょうか。
ただいまのご指摘を含めまして、議員等の費用弁償につきましては、議会側の条例等で制定されております。議会運営委員会小委員会のほうでその取扱いについても協議していくということになっておりますので、現状としまして、それでご理解いただければと思います。
現在、ケースバイケースと言ったときに、なんら調査はされていらっしゃいませんよね。
調査の方法等も含めまして小委員会のほうで検討いただくようになっております。
もし、小委員会のほうが問題なしとした場合はどうされるんでしょうか。
仮の話につきましては、私のほうでお答えできませんけれども、小委員会のほうで今から回を重ねて検討されていくというふうに思っておりますので、その結果をご理解いただければというふうに思います。
最後に知事にお伺いしたいんですが、このケースバイケースというふうに議会事務局側が判定していたがゆえに、今回の2件の不適切な支出が発生しております。 専門家に聞きますと、この住所地に関しては幾つかある複数説というのを最高裁の判例でも認められているので、それはあるとは思うんですけれども、今回、支出のときに一番問題となったのは、やはり政務活動費のように領収書といった客観的な証拠を出さないところに問題があると思います。予算執行の最高責任者として、現状について課題があるというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
今回、関係経費の返還が生じたということは、そういった事実関係の確認、これが少しあいまいな面があったということによるものではなかろうかと、こう考えているところであります。 議会事務局のほうでは、既に賃貸借契約書等による事実関係の確認手続が講じられているというふうにお話を聞いておりますので、これからはそういった事実関係での問題というのはなくなってくるものと考えております。
時間もございますので、最後の質問でお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
先ほどの新幹線の話についてなんですけれども、確認なんですが、収支改善効果などを含めれば、地方負担は相当程度軽減されるという話だったんですけれども、その辺を含めると、佐賀県側にフル規格化への理解を得られる、佐賀県側の理解を得られるのは十分に可能というふうなご認識でいらっしゃいますでしょうか。
それは予断を許さない状況にあるものと思っております。。 なかなかに今、地元負担について、やはり軽減されるとは言いながら、相当程度の負担であるのは、これは間違いないわけでありますので、そういった状況等について、いかに関係者のご理解がいただけるかということにかかってくるものと思っております。
関連でしょうか。
特定複合観光施設(IR)の導入について
今、国会で審議中のIRの実施法案に関係してなんですけれども、改めまして、いよいよ成立目前になったということで、IRへどういうことを期待するかということと、今後、認定を得るために県としてどういう形で構想を練って立ち上げていくかということをお答えいただいてよろしいですか。
IRが実現するということになりますと、相当の経済効果、雇用創出効果等が期待できるものと、こう考えております。税収等の財源も期待できるものと思っているところでありまして、そういう意味で、何としても九州を代表し、また、日本を代表し得るようなIR区域の整備を目指していかなければいけないと思っているところであります。 現在、IR整備法案が審議中でありますけれども、整備法案が整った際には、まず、IR区域整備の意義、目標等について、国の方で基本方針が策定されてまいりますので、地方としてはそれに沿ってIR事業者の公募・選定手続等に関する実施方針を明らかにし、区域認定申請に向けた準備を進めていくことになってまいります。 構想は構想として、着実に進めていかなければならないと考えておりますが、私どもが検討を進めてまいりましたIRは、ご承知のとおり、ハウステンボス地域に整備をしたいと思っておりまして、既に相当程度の投資が行われており、ここに新たなIRとしての魅力が付与されることによって相乗効果が期待できるものと、こう考えております。また、時間的にも早くその効果の発現が期待できるのではなかろうかと思っているところであります。そうした優位性等をしっかりとアピールしながら区域認定がいただけるように努力していかなければいけないと考えております。 しかしながら、また、そうした一方で、県民の皆様方にさまざまな懸念をお持ちである状況も事実であります。ギャンブル依存症でありますとか、治安の悪化といったさまざまな懸念事項もございますので、法案で準備された諸対策等を有効に活用しながら、地方としても、やはり国の取組と連動しながら、しっかりとした対策を講じていく必要があろうと考えております。 そういった点については、やはり県民の皆様方の理解をいただくということが一番大切になってくるものと考えておりますので、今後の法案の審議状況にもよりますけれども、10回程度の県民説明会の開催の機会をいただきたいと、こう考えているところであります。 今後とも、幅広い県民皆様方のご理解をいただきながら区域認定を目指してまいりたいと考えております。
今、ゴールデンルートに観光客がかなり集中していると思うんですけれども、IRができることによって、九州全域にそういう観光客を呼び寄せるような効果みたいなものも期待できるんでしょうか。
そうですね。やはりインバウンド客の状況を見ますと、京都、大阪から、名古屋、静岡、東京といった、いわゆるゴールデンルートにおいでいただいているお客様が大半であるのは事実でありまして、私ども、こうしたお客様を地方にもお呼びできるようにということでさまざまな努力を重ねてきているところでありますけれども、まだまだそういった流れに歯止めをかけることができない状況でありまして、そういった意味では、このIR区域の整備を通して、インバウンドの窓口を地方に設ける、そのことで新たな人の流れができていくのではなかろうかと、こう考えておりまして、そういう意味では、やはり地方創生に資するようなIRとしての可能性も国の方でお認めいただきたいと願っているところであります。
関連でございますか。
長崎空港のインバウンド対策について
インバウンドの関連なんですけれども、大分、県を含めてクルーズ船の誘致にかなり力を入れられていると思うんですけれども、ただ、海外の情勢を見ると、海外でインバウンドの時にも個人のお客が大分増えてきているということで、クルーズ船の整備状況に比べて空港の方がちょっと弱いんじゃないかなという印象がありますが、LCCの誘致を含めて空港のインバウンド活用についてお考えがあれば教えてください。
空港については、非常にすばらしい空港を持っておりますので、こうした空港を積極的に活用して、具体的には24時間空港化を目指して、関係機関の皆様方のお知恵も拝借しながら、新たな路線誘致等を目指していきたいと、こう考えているところでありますが、なかなか鶏と卵のような状況でありまして、まずは定期路線として現在の運用時間帯外に路線が誘致できれば考えられないこともないというような情報もあるところでありまして、これからもしっかりとしたエアポートセールス等に力を注いで海外の定期航空路線の誘致実現を目指していかなければいけないと考えているところであります。
ありがとうございます。
それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時30分から午後3時21分(51分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年6月 8日 定例記者会見
会見内容
- 知事の世界遺産委員会への出席について
- 名誉県民顕彰状の贈呈等について(1)
- ヘルプマーク・ヘルプカードの導入について
- お中元における県産品の愛用について
- 名誉県民顕彰状の贈呈等について(2)
- 石木ダム建設事業について
- 衆議院議員の発言(3人以上生み育てて)について(1)
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 九州新幹線西九州ルートについて(3)
- クルーズ船に伴う県内バス事業者の受注減少について
- 児童虐待情報の児童相談所から警察への提供について
- カネミ油症について
- 議員の費用弁償に係る返還について
- 九州新幹線西九州ルートについて(4)
- 衆議院議員の発言(3人以上生み育てて)について(2)
知事の世界遺産委員会への出席について
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
本日は冒頭、私の方から4点ご報告をまずさせていただきたいと思います。 1点目は、世界遺産委員会への出席についてでございます。 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」につきましては、ご承知のとおり去る5月4日、イコモスから、世界文化遺産に登録するよう記載勧告がなされたところであり、いよいよ6月24日から中東のバーレーン王国で開催される世界遺産委員会において、登録の可否が審議されることとなっております。本遺産を含む新規登録案件の審議は、6月29日から7月2日にかけて行われる予定となっているところでありますので、その日程に合わせて、私も溝口議長とともに現地に赴き、政府代表団の一員として委員会に出席することとしたところであります。確実に登録が実現できるよう、最後まで全力で取り組んでまいりたいと考えております。 なお、県におきましては、登録が見込まれます時間帯に合わせて、県庁1階のエントランスホールでパブリックビューイングを実施する予定といたしております。内容についてはまだ調整中でありますが、多くの県民の皆様方にご参加いただければと考えているところであります。
名誉県民顕彰状の贈呈等について(1)
2点目は、名誉県民の顕彰状の贈呈についてであります。 本年3月に名誉県民に選定いたしましたカズオ・イシグロ様の顕彰式につきましては、これまで調整を進めてまいりましたけれども、イシグロ様はロンドン在住であり、現在、新作の執筆活動中のために当面来日することは難しいというお話でありました。そのため、バーレーンで開催されます世界遺産委員会への出席に併せて、溝口議長、そして長崎市長、長崎市議会議長とともにロンドンを訪問し、名誉県民及び名誉市民の顕彰状等を直接お渡しさせていただく機会をいただけないか、イシグロ様と調整を進めてきたところであります。 このたび調整が整い、来る7月3日、現地時間11時30分から、ロンドン市内のホテル「メリア・ホワイトハウス」において、名誉県民及び名誉市民の顕彰状の贈呈等を執り行うことに決定したところであります。県民の皆様方を代表し祝意をお伝えしますとともに、今後のさらなるご活躍を祈念申し上げたいと考えているところであります。
ヘルプマーク・ヘルプカードの導入について
3点目は、ヘルプマーク、ヘルプカードの導入についてご報告をさせていただきます。 県では、外見からはわかりにくい障害への理解を促進し、ともに支え合う共生社会の実現を目指すためにヘルプマークとヘルプカードを導入し、6月1日から県の関係機関及び市町窓口において配布を開始いたしております。 このヘルプマークといいますのは、内部障害の方々や妊娠初期の方々など、援助や配慮を必要とされている方々が、鞄等に着用していただくことによって周囲の方々の支援を受けやすくするものであります。 また、ヘルプカードとは、あらかじめ必要事項を記入し、災害時や緊急時など周囲の方に手助けを求めたい時に提示することで支援を求めようとするものであります。 今後、このマークやカードについて、県と市町が協力して県民の皆様方への理解促進と普及啓発に努めてまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方におかれましては、このマークを見かけられましたら、電車内で席を譲る、あるいは困っていらっしゃるようであれば声をかけていただくなど、思いやりのある行動をお願いしたいと考えているところであります。
お中元における県産品の愛用について
最後に、お中元に係る県産品の愛用についてお願いをさせていただきたいと思います。 県におきましては、毎年6月と11月を県産品愛用運動推進月間として設定をいたしまして、県産品愛用運動を展開してまいりますとともに、故郷の産品の普及啓発に力を注いできているところであります。6月に入りまして、そろそろお中元の時期となってまいりました。大切な方々へお中元を贈る機会がございましたら、ぜひ長崎県産品をお選びいただきますようお願いを申し上げる次第であります。 長崎県産品は、県内の百貨店や量販店などのお中元コーナーなどで取り扱っていただいております。また、長崎駅前、県営バスターミナル2階にあります長崎県物産館では、全国の方々への贈り物として魅力ある長崎県産品を集めた夏のギフトコーナーを設置いたしまして、8月12日まで県産品お中元セールを開催しております。お越しいただくことができない方々は、物産館までお問い合わせをいただければ、ギフトカタログをお届けしたいと考えております。 また、県産品の総合情報販売サイト「e−ながさき旬鮮市場」でも、お中元としてふさわしい逸品を多数取り揃えているところであります。 さらにまた、長崎のアンテナショップ「日本橋 長崎館」においても、お中元コーナーを設けているところであります。首都圏のお住まいのご親戚やご友人の方々にも、ぜひご紹介をいただきたいと願っております。この機会に、長崎で生まれ育ったすばらしい県産品の数々を、大切な方々への贈り物としてご利用いただきますようお願いを申し上げる次第でございます。 以上4点、私の方からご報告をさせていただいたところであります。あとは、どうぞよろしくお願いします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
名誉県民顕彰状の贈呈等について(2)
カズオ・イシグロさんとお会いする時は、顕彰状以外に何かお渡しするものはあるんでしょうか。また、会談もされるんでしょうか。
ええ。顕彰式を行いまして、顕彰状と、名誉県民条例施行規則に定めております、記念品として金杯をお贈りさせていただこうと考えているところであります。その後、少し時間をいただいて意見交換などの場も頂戴し、機会があればぜひ長崎にもお越しいただくようお願いをしてまいりたいと。そして、県民の皆様方との交流の機会も頂戴できるようにお願いしてこようと考えているところであります。
石木ダム建設事業について
それから、石木ダムについてお聞きします。石木ダム建設計画を巡っては、7月9日に、反対地権者らが国を相手取った事業認可取消しを求めた裁判が判決を迎えますけれども、これまで知事は、反対地権者と面会するとおっしゃっていましたけれども、その後、会う予定とかありますでしょうか。また、判決までに会う予定がありますでしょうか。
判決のいかんに関わらず、これまでも申し上げてまいりましたけれども、第三者を交えず静穏な状況でお話しできる機会があれば、いつでもお会いをさせていただきたいと、こう申し上げてきたところであります。 前回も申し上げましたけれども、現在、担当部局において、双方が合意した環境で面会できるように調整を進めているところでありますが、私どもの考え方についても地権者の皆様方にお示しをし、現在、地権者の皆様方のご返事をお待ちしているという状況であります。この協議が整えば、できるだけ早く面会の機会をいただきたいと考えております。
石木ダムに関して、2点、追加してお聞きしたいんですが、この裁判では、石木ダムの建設の前提となる佐世保市の水需要について、原告側は、過大に見積もっているんじゃないかとか、さらに、佐世保市が保有する水源に関しても十分足りているのではないかという指摘をしています。 今後、県が事業計画を詳細に積み上げていく中でも、その辺の水需要とか保有水源について、改めて再検証する予定はあるのかどうか。 それと、この建設計画をめぐっては、市民グループなどが公開討論を開いてほしいということを求めているんですけれども、こういう討論会を開く予定はありますでしょうか。 以上です。
まず、原告の皆様方が、水需要予測が過大に見積もられているのではないかといったようなご指摘があるというのは、私もお聞きしているところでありますが、訴訟案件になっているところでありまして、佐世保市の方からは、関係法令、厚生労働省の要領、基準にのっとり、適切に算定されているという主張がなされているところであり、県としても、そのように認識をしているところであります。 それから、公開討論会を開催しないのかというお尋ねでありますけれども、これまでも地権者の皆様方を初め、地域にお住まいの皆様方に対しましては、いろいろな機会をいただいて説明を行い、既に8割以上の地権者の皆様方には事業にご協力をいただいてきたところでありますが、いまだ、ご理解がいただけてない地権者の方々について、土地収用法の手続を進めているところであります。 そうした中で、反対地権者の方々は、国、県、佐世保市を相手に訴訟を提起されているところでありまして、こういった現状を踏まえる時、既に公開で討論をするような段階にはないのではないかと考えております。
衆議院議員の発言(3人以上生み育てて)について(1)
5月に知事も出席されてたんですが、加藤寛治衆議院議員が、新婚の結婚式などで、「3人以上産んでほしい」というのをいろんなところで言ってて、それで、女性の出産や結婚などは権利で言うべきじゃないじゃないかという議論が日本中で起きたんですけれども、知事も発言を多分、自民党の定例会で加藤さんから伺っていたと思うんですけど、挨拶で。どういうふうに受け止められたかを伺ってもいいですか。
加藤衆議院議員が結婚披露宴で、「子どもを3人以上産んで育ててほしい」といったお話をされたということについて私もお聞きしておりますが、やはり今の長崎県の厳しい現状、さらには、島原半島でも少子化や人口減少が大きな課題となっているという現状に何としても歯止めをかけなければいけないという思いから発言されたのではないかと推測をいたしております。 私もたびたび結婚式にお招きをいただいてお祝いを申し上げる機会があるんですが、その都度、幸せいっぱいの家庭を築いてほしいと、できれば子どもをいっぱいもうけてほしいというようなことを申し上げてきた経験がございますけれども、やはり参加される皆様方の中には、いろいろなご事情をお持ちの方々、お考えをお持ちの方々もいらっしゃるという点も踏まえながら、私自身、そういった方々にも配慮しながら、これから発言をしていかなければいけないなと考えたところであります。
発言自体には、ある程度理解するけど、あんまり周りで言うべきじゃないというふうに思ったということでいいですか。
それはですね、場合とシチュエーション、どんな形で話が展開していくのかということだろうと思います。 よく私は少子化について、今の県の現状等を説明して、この克服に向けてぜひ県民の皆様方のご協力もいただきたいと。しかも、地方創生総合戦略には合計特殊出生率2.08を2030年までに何としても達成しなければいけないと、そういった課題を明らかにしながらご説明、そしてまた、ご協力をお願いしてきている立場でありますので、若い方々に一人でも多く子どもをもうけていただきたいという思いは私も変わらないところでありますので、要は、先ほど申し上げたさまざまなお立場、お考えの方々がいらっしゃるという点にも十分配意した発言が求められてくるのではなかろうかと考えたところであります。
結局、話した場所が自民党の細田派の会合で最初に言われて、その後、長崎県のかなりの人数がいる前で、重ねて「俺の意見は正しい」というようなことをおっしゃったように私は受け取ったんですけれども、ああいう場では言うべきじゃなかったというふうにお考えになったということでいいですか。
やはり一連の発言に対する議員の思いをお伝えされたのではなかろうかと理解をいたしておりまして、その場で発言が良かったのか、悪かったのかということを論評する立場にはないものと考えております。
それでは、各社の皆様からありませんか。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
九州新幹線のPTが今日ありまして、その中で、佐賀の負担についてJRと長崎と調整して長崎側にも負担を少し多く求めるような考えの中で調整し、負担軽減を図って、佐賀に、再度調整するという方針が山本さんから示されたんですけれども、このPTのお考えについての知事の受け止めを聞かせていただいてよろしいですか。
まだ、PTでどのような議論がなされたのかというのは把握しておりません。いろいろご議論がなされてPT検討委員会として意見を求められるということであれば、その段階で長崎県としての考え方を取りまとめてお示ししていかなければいけないと思っております。
現状、佐賀県が費用負担に激しく拒否反応を示している中で、事実上、事業が進まなくなっていますけれども、それを打開するために長崎に少し多く負担をしてほしいというふうになった時に、知事としては、それを受け入れるお考えがあるかどうかという点はいかがですか。
それは、どのような考え方で負担を求められるかということによるのではなかろうかと思っております。 ご承知のとおり、これから新幹線をどういう手法で整備するか、いずれの手法においても、新たな地元負担が佐賀県に発生する。そのことについて、やっぱり佐賀県では大きな課題とされているところでありまして、私もこの間、検討委員会の席においては、この地元負担の問題を長崎県と佐賀県だけで解決するのは難しいと。 したがって、フリーゲージトレインが実質困難になったという特殊な状況も踏まえた上で、国として負担軽減のあり方等も含めて、これからの整備に向けての考え方をお示しいただきたいというお願いをさせていただいてきたところでありますので、そういった一連の方向性を明らかにされる中で、国なり、あるいはJR九州なり、関係県なりに対して、どういう提案をいただくのか、それを踏まえた上で判断をさせていただく必要があるのではなかろうかと考えております。 単純に、これまでのスキームと同じような考え方の中で佐賀県の負担が課題であるので、これを長崎県が肩代わりするようにということについては、これはやっぱりこれまでのルールから外れる部分もありますし、幅広い県民の皆様方の理解を得ていく必要があるものと考えておりますので、私、理事者の立場だけでこれを判断するのは難しい課題であると考えております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
今の関連なんですけれども、フリーゲージトレインが断念、 事実上、難しいという状況というか、特殊な状況がまず存在していて、その上で国にさらに負担というか、国にも地元負担の軽減を求めていらっしゃるんですけれども、一方で、特殊性の中で長崎県の負担割合が少し増えてほしいというか、長崎県の負担を増やして佐賀の理解を得るという考え方があると思うんですけれども、それは知事としては、現時点では肩代わりを一部でもするというお考えはないということなんですか。
これはですね、これまでも申し上げてきたように、全国新幹線鉄道整備法で、この新幹線の整備スキームというのは、地元負担のあり方についてもきちんと決められているわけでありまして、これから違う取り扱いをということになれば法律改正が必要になってくるわけであります。そういう手続なしにやるということは、もうまさに法律から外れた形になります。まずは、そういったこと。 さらには、こういった事例が生じてくるということになると、恐らくこれから新たに新幹線を整備しようと考えておられる地域、いろいろな活動を展開しておられる地域の方々もいらっしゃるわけで、そういった今後のさまざまな事業にも影響を与えかねない要素があるものと考えております。 したがって、そういった大局的な面からもしっかりスキーム自体をどうされるのか、これはもう国家プロジェクトでもありますし、先ほど申し上げましたように、本来であればフリーゲージトレインの開発を前提に、長崎県、佐賀県が合意の上に認可、着工をし、工事を進めてきた経緯があるわけでありますけれども、その一番のプロジェクトの主体である国の方で、この事業がうまく進めていただけなかったということもあって、やはり国の方でもう少し主体性を持ってご検討いただけないかという要請をこれまで行ってきたところであります。
与党検討委の今日の後の報道とかで、一部、長崎県と佐賀県が共通で負担する経費、共通経費と言われるものが存在するという話があって、共通経費の配分を長崎県を厚めにするという考え方もあるんじゃないかという話があるんですけれども、その辺の負担割合については、現行の法の枠内とかでできることで負担を少し長崎県が持つ、大きく持つということについては、どうでしょうか。
共通経費についても、一定の考え方、ルールがあるわけでありますので、単に財源負担の問題で長崎が強く新幹線を求めているので少し負担を増やしてもいいんじゃないかと、そういった判断による負担というのは、これは難しいものと思っております。しっかり考え方なり明らかにしていただいて、合理的な負担でなければ長崎県としてもなかなか難しいものだと思っております。
あと1点だけ、すみません。長崎―武雄温泉間の方なんですけれども、そこの建設費が5,000億円だったのが、およそ1,200億円ぐらい上がって、その結果、法律の割合で佐賀県と長崎県の負担割合が400億円ぐらいになるという、財務省とかの会合の場で出て、実際そうだと思うんですけれども、その受け止めと、長崎県の方が、長崎県から武雄温泉まででいきますと、距離的に占める面積といいますか、長崎県の方が多分レールの長さは長いと思うんですけれども、400億円のうち、長崎県の方が負担割合が多分大きくなるかと思いますが、その辺の内訳については、何か県の方で、大体どれくらいとか認識されているのかということをお伺いいたします。
まず、新幹線の既存工区の事業費が大きく増額になる予定であるというのは、報道で私も知りましたけれども、まだ具体的な説明、その原因等については、いただいていないところであります。 したがって、どこの、どんな事情によって、この必要な経費が増嵩してきたのか、それはそれぞれの要因ごとに負担のあり方等についても、当然ながら検討すべき課題になってくるものと思っておりますので、まだ詳細な説明もいただいていない段階でありますので、いかんとも申し上げがたい状況であります。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
関連で新幹線のお話を伺いたいんですけれども、先ほど1番目の質問で、知事のほうから、JR九州、長崎県の負担増について、どのような考え方で負担を求められるかによるというご発言があったと思うんですけれども、つまり現状の枠内では、現状の今の土俵の上では、負担の肩代わりということはできないけれども、何か新しい考え方なりスキームができたとすれば、負担肩代わりというのもあり得るという認識だということでよろしいんでしょうか。
それは、先ほど申し上げたように、今の負担のスキームは、全国新幹線鉄道整備法で定められております。それ以外の負担というのは、基本的にはあり得ない地元負担であろうと。したがって、地元負担軽減が大きな課題になっている中で、その解決策としてどういった手法を講じていくのか。例えば、国のほうの負担軽減に向けた措置がどういう形で講じられるのか、あるいは、JRとして、また協力していただくようなスキームができるのか。なおかつ、関係自治体として、長崎県にも負担を求める。あるいは、佐賀県についても同様なルールの中で負担が求められると。そのスキームが、新たなスキームが構築されて、もちろんかなりの法的な手続も必要になってくるものがあるかと思いますけれども、そういった前提でのご議論であれば、当然ながら、私どもも求めによって検討をしていかなければいけないと考えております。
肩代わりは、もう受け入れられないという一点張りではなくて、余地はあると、長崎県側として、状況次第で肩代わりする余地はあるという認識でよろしいんですか。
そうです、そうです。単純な負担の肩代わりというのは、決してご理解いただけないと考えておりますけれども、鉄道整備を進める上で、それぞれ関係者間の負担のあり方等について検討がなされ、それについて地元としての意見が求められるということであれば、真剣に検討をしなければいけないのではなかろうかと思っております。
そこには国なり、JRなりの一定の責任の示し方というようなものが示されるという・・・
これまでもそういう要請をしております。
ありがとうございます。
ほかにございませんでしょうか。
クルーズ船に伴う県内バス事業者の受注減少について
クルーズ船と貸切バスの関係で伺いたいんですけれども、先月、県のバス協会は、長崎の運輸支局に対して、県外の貸切バス事業者が相次いで参入している影響で、県内事業者の受注が減っていると。違法な運行が行われていないか監査するよう要請があったと思うんですけれども、こういう事態になっていることについて、県としての受け止めを聞かせてください。
まず、クルーズ船の入港隻数が相当増えている状況の中で、客船も大型化し、受け入れ環境のさらなる整備というのは、非常に大きな課題になっているというのは、これまでも認識をしてきたところであります。 そうした中で、いわゆる貸切バスについては、長崎県内に営業所を置く事業者が、原則バスの手配ができるという整理がなされておりましたけれども、平成26年から、訪日外国人観光客旅行者が増加したということもありまして、この貸切バスについては、日本バス協会の認定を受けることによって、九州内は運行が可能となっているとお聞きをいたしております。 また、認定がなくても運行の都度、国の認可を受ければ、それも可能になってくるという状況にあると聞き及んでいるところでありますが、最近、長崎港、佐世保港では、県内のバス事業者から、自社のバスがまだ余裕があるのに、多数の他県ナンバーのバスが運行されているというようなお話があって、先ほど申し上げた、基本的な法令に基づく営業区域、あるいは運賃に問題はないのかといったご指摘もあったというお話を聞いているところでありまして、こういうことから、バス協会からは、運輸支局に対して実態調査の要請が行われたとお聞きしております。 私どもも、一定のルールに基づいて貸切バスの運行が行われるということになっておりますので、まずは、運輸支局の調査を見極める必要があるものと考えているところであります。
このような状況になっていることを、例えば、県として具体的な統計をとったり、調査を行って把握されていたんでしょうか。
一部ですね。長崎港、佐世保港は、入港隻数が、前年と比べると隻数も落ちている。そういう状況の中で、バスの台数が減少している。この貸切バスの台数が少なくなりつつあるというのは、例えば県営バスなどの動きでも把握できていたところでありますけれども、その本来の要因がどこにあるのかというのは、やっぱりしっかり調査をしてみる必要があるものと考えているところであります。
それは、県として調査されるということですか。
まずは、運輸支局で実態調査をなされるものと考えておりますが。
このままだと、県外ナンバーのバスがたくさん来ると、県内のバスの事業者が弱っちゃうといいますか、へたってしまうような、そういう危機感もあるかなと思うんですけれども、県内のバス事業を守るために、県として、例えば具体的に対策を講じたりとかしていきたい、そのようなお考えとかはありますか。
まずは、運用の実態をしっかり見極める必要があると考えております。 ただ、おっしゃるように、県内にバス事業者があって、まだバス運行台数に余裕があるというような状況であれば、やっぱり積極的に県内事業者のバスを活用していただきたいというのは、県内経済への波及をこれまでも期待してきた経緯から考えても、さらに努力していかなければいけないと考えているところでありますので、クルーズ客の来訪者数が急激に増加しているという中で、いかに県内できちんと消費を増やしていただくような仕掛けをつくっていくかということが極めて大きな課題であると、これまでも認識してきたところでありますので、クルーズ客を扱うランド社との調整でありますとか、あるいは、ランド社そのものをやっぱり県内にしっかり育てていく必要があるのではなかろうかという思いもありますので、直ちに対応しなければいけない課題、中長期的な課題から対応が求められるものもあると思いますので、これからしっかり実態に応じて検討をしていかなければいけないと思っております。
最後に、例えばですけれども、知事自体がランド社、バスを手配する業者に対して積極的に要望とかされたりとかはいかがですか。
積極的な県内バスの活用についてはお願いをしていきたいと思いますけれども、私が直接出向いたほうが一番いいのか、あるいは担当部局もありますので、そういった担当部局のほうでは、これまでもいろいろな相談をさせていただいた経過もありますので、有効な方策を検討していきたいと思います。
児童虐待情報の児童相談所から警察への提供について
5歳の女児の虐待事案がかなり問題になっていて、児相と捜査機関、県警との役割分担であったりとか、情報共有をどうするかというのが課題になっていると思うんですが、2点あるんですが、まず1点は、情報共有する範囲を拡大する意向があるのかというのが、まず1点です。 もう1点が、全国で3自治体ぐらいで虐待情報の全件共有というのをしているんですが、今後、長崎県として全件共有するという意向があるのかどうか、その2点をお伺いしたいんですが。
まず、共有の範囲でありますけれども、一定これまでも警察への情報提供、共有のガイドラインについては、実は県内においても、平成21年に作成し、それに基づいて運用を進めてきたという経過があるというお話を聞いております。 ただ、具体的な内容については公表させていただいていないということでありますので、ご理解をいただきたいと思いますけれども、こういった事案の発生を受けて、やはり情報共有の範囲等について、改めて再検討する必要がないのかどうか、これはやっぱり早急に検討を進める必要があるものと考えているところであります。 また、全件提供するかどうか、これは警察を含めて協議をし、調整をしていかなければいけないものと考えておりますので、先ほど申し上げたような、これからの協議・検討の中で、この課題についても含めて考えていきたいと思っております。
一応確認なんですが、そうしたら、情報共有の範囲を拡大することも含めて、今後再検討されるという受け止め方でよろしいんですか。
担当課、おりますか。どうですか。
そこのところを含めまして、県警のほうと協議をさせていただきます。
ありがとうございました。
ほかにございませんでしょうか。
カネミ油症について
今年でカネミ油症の表面化から50年を迎えるんですが、先日、被害者の方が多い五島市で被害者の総会が開かれまして、今年の行動計画の中に、中村知事に直接お会いして要望したいという内容が盛り込まれていたんですね。県に対してそのように団体の方から、実際にお会いしたいというお話があったのかというのが1点です。 もう1点ありまして、昨年の油症検診で、非常にダイオキシン類の濃度が高いのに認定されなかったという被害者の方もいらっしゃいまして、認定しているのは県の雇っている委員なので、県として、その基準をつくっている国に対して何かそこら辺の見直し、基準の見直しについての要望をされるかというのをお伺いしたいです。
まず、この間、大変ご苦労なさってこられて50周年になったということであって、私に対する要望の機会等についてのお話は、私自身はまだお聞きしておりません。あるいは担当課の方にお話があったのかもしれませんけれども、その状況を踏まえて検討させていただきたいと思います。 それから、ダイオキシン濃度等に基づく認定の判断要素というのは、ちょっと私もこの場ではわかりかねる面がありますので、これまでもどういった要望活動をしてきたか担当課の方から何か。
知事に直接お会いしたいという件、患者さんからの要望でございますけれども、こちらのほうは、直接患者団体から私どもに、お話が届いたということはございません。こういった考えがありますということはお聞きしております。 それから、ダイオキシン濃度の件につきましては、やはりダイオキシン濃度は高いんですけれども認定されない方がおられるというのは、これは事実でございます。これにつきましては、厚労省の方にも諮って、症状のある方については認定される方法について何か方策はないか、要望しているところでございます。
よろしいでしょうか。
ほかにございませんでしょうか。
議員の費用弁償に係る返還について
議員の費用弁償を巡って、今回、近藤議員と坂本(智)議員と相次いで不祥事が発覚しました。まず、今回の件で知事の受け止めをお願いします。
議員の皆様方には、費用弁償として宿泊費等の所要額が支給されているというお話をお聞きいたしておりましたけれども、今回、返還の事例が2件生じたということで大変残念に思っております。 お一方は、実際に借上げ宿舎に宿泊しなくても、借り上げている事実だけで弁償の対象になるのではないかというお考えをお持ちであったということでありますし、またもう1件は、政党支部から支払っていたものが、実質的な負担との関係の中で一部誤解があったのかどうか、推測でありますけれども、返還の事例が生じたということでありますので、やはりしっかりと支給についての要件なり考え方というのを改めてそれぞれの議員の皆様方に十分説明をし、理解を得て制度を運用していく必要があるものと考えているところであります。
併せて、今回、どういった課題があってこういうふうに不祥事が連続して起きてしまったというふうに考えていらっしゃいますか。
恐らくは、各議員の皆様方の申告なりに基づいて支給がなされてきたということであったろうと推測をいたしております。その前提としてしっかりとした説明が十分なされていたのか、理解が得られていたのかというところの確認が難しゅうございますけれども、やはり費用弁償として支給をするということであれば、その辺をしっかり事前に了解をしていただき、また、事実関係も確認をした上で支給手続等がなされるというのが適正ではなかろうかと。そういった点については、これから議会事務局においても具体的な検討が進められるものと考えております。
併せて、長崎県議会では費用弁償に関して、家賃の領収書とか賃貸契約書とか、そういった客観的な証拠というのを提出は求めておりません。しかし、九州管内で福岡や佐賀などほかの県では、そういった費用弁償に関しても客観的な証拠を求めている事例も数多くあります。それに比べて長崎県はそういった状況が今ないということなんですけれども、この状況に関してはどのように感じていらっしゃいますか。
そこはやはりこれから議会事務局で具体的な改善方策について検討がなされると思いますので、そういった他県の取扱い状況等も十分に勘案しながら、こういった問題が繰り返されることがないように適正な運用を図っていく必要があるものと考えております。
ほかに質問はありませんか。
九州新幹線西九州ルートについて(4)
たびたびすみません。新幹線の関連でもう1点だけ。 与党のプロジェクトチームでは、引き続きミニ新幹線についての議論もまだ議論の俎上にあると思うんですけれども、長崎県の立場として、ミニ新幹線はまだ議論の余地があるのか、もう長崎県としてはフルしか認められないと、フルを要望していく、ミニは認められないという立場なのかというところを確認させてください。
これは、これまで新幹線の整備に当たっては3つの選択肢があって、フリーゲージトレインもその一つであったわけでありますけれども、今回、フリーゲージトレインが選択肢として可能性がないということになりましたので、あとはミニ新幹線による整備、フル規格による整備という2つの選択肢しか残されてないものと考えている中で、先ほど申し上げたように地元負担が大きな課題となる中で、まずは佐賀県の皆様方がどう判断をされるのか、そういった状況も踏まえて、長崎は長崎として、これまでも申し上げてきたように県としての意見はフル規格で整備してほしいということでありますけれども、そこは総合的な調整の場が持たれていくものと考えております。
県としては、ミニの議論はまだ受けて入れていく余地はあるという理解でいいですか。
もちろん全ての選択肢について議論を尽くして、最善の方向性を見出していく必要があるものと考えております。
ほかにございますか。
衆議院議員の発言(3人以上生み育てて)について(2)
先ほどの加藤寛治衆院議員の発言に関してなんですけれども、最初、加藤衆議院議員が発言された時に大きな批判が起こりました。それは、どういったところが問題であったから多くの方から批判があったというふうに感じていらっしゃいますか。
最初、結婚披露宴の席で「3人以上、子どもを産み育ててほしい」という発言をなさったということに関して批判の声が起きたという報道などに接しましたけれども、私自ら、できるだけ子どもを数多くもうけていただきたいというようなことを申し上げてきた経緯もありまして、お祝いのつもりで、幸せな家庭を築き上げていってほしい、併せてまた両家の繁栄もお祈りした挨拶を常々申し上げておりましたので、どういった点が一番大きな課題になったのかというのが、ピンと胸落ちいたしませんでしたけれども、やはり今回の議論を見ておりますと、さまざまなお考え、お立場の皆様方が数多くいらっしゃる。そういった方々が一連の発言をどう受け止められるかということについても十分配意する必要があるんだなということは、私自身改めて反省を含めて認識をしたところであります。
ぜひ知事の見解をお伺いしたいんですが、どういったところが、やはりそれは、例えば女性蔑視だったり性差別ではないかと、セクハラだというふうに捉えられたと思われますか。
私は、そのことだけで女性蔑視というふうにとられるというのは、よく理解ができませんでした。
では、何が悪かったと思われますか。
先ほど申し上げた点が、さらに配慮が必要だったのではないかと。
具体的に、どうだめだから批判があったのかというのが、具体的にちょっと伝わらなかったんですが、教えていただけますか。
具体的にどこがいけなかったのかというのは、私も詳細には理解できません。その席、その場、あるいはどういったニュアンスの中で発言されたのか、それぞれの場合、そしてまた訴えようとされる点、それぞれごとに判断していく必要があるのではなかろうかと考えております。一般的なお祝いの席でそういったことを申し上げるのは、私自身もこれまでありましたので、これからは十分、さまざまな方がいらっしゃるということを踏まえて考えた発言をしなければいけないと思っております。
では、現時点では、加藤議員の発言に関しては、特段批判を浴びるものではないというお考えでしょうか。
私自身は、一般的な話としてそれをお聞きした時に、特に違和感は覚えませんでした。
批判の中には、例えば「子どもを産んでくれ」と言われると、例えば地位のある方とか、議員さんや知事から言われると、やはり女性にとっては大きなプレッシャーになると思います。 もちろん議員さんや知事の行う業務としては、子育てをしやすい、産みやすい環境をつくることで、その結果として増えればいいというお話になるもので、まず頭から「子どもを産んでください」、「たくさん産んでください」と言うのはあまりにもひどいのではないかという批判だと思うんですけれども、こういった考えに関してはいかがですか。
先ほど申し上げたように、どのような目的でそういった発言につながったのか。私は、先ほど申し上げたように少子化というのは極めて大きな政策課題であると認識をしておりまして、そのためには合計特殊出生率も2.08を超えるような形で実現して少子化を克服していかなければいけない。そういったことは繰り返し県民の皆様方に申し上げてきたところでありますし、いろんな場面で私自身、発言をさせていただきました。そういった中で一般論として、結婚をされた方々に数多くの子どもをお産みいただきたい。もちろん我々は、そういった思いを達成していただくためのさまざまなサポートとして、県の施策も有効に展開していかなければならないと考えているわけでありますので、そういった中で、どういった趣旨での発言か。3人以上産んでいただきたい、これは合計特殊出生率2.08を達成するためには、3人以上産んでいただく方々もいらっしゃらないことには達成できないわけでありますので、そういったことも申し上げる機会はあるものと思っているところです。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時45分(45分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年5月17日 定例記者会見
会見内容
- UIターンの促進について(1)
- ウォーク・チャレンジ・ジャパン2020(オランダ)の誘致について
- UIターンの促進について(2)
- 統合型リゾート(IR)について
- 新産業の育成について
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(1)
- UIターンの促進について(3)
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(2)
- 三菱幸町工場跡地について
- UIターンの促進について(4)
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(3)
- 石木ダム建設事業について(1)
- 石木ダム建設事業について(2)
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 九州新幹線西九州ルートについて(3)
UIターンの促進について(1)
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
よろしくお願いします。 今日は、まず冒頭に2点ご報告をさせていただきたいと思います。 1点目は、UIターンの実績等についてであります。 ご承知のとおり、UIターンについては、県と全市町共同で運営いたします「ながさき移住サポートセンター」を平成28年4月に開設をいたしまして、無料職業紹介による就職支援、都市部での相談会の開催、ホームページ、SNSなどを活用した情報発信などに取り組み、市町、関係団体と一体となって取り組んできたところであります。 平成29年度の移住者数でありますが、目標400名の達成を掲げておりましたけれども、これを大きく上回る782名のUIターン者の実績となったところであり、昨年の454人を大幅に上回る結果となっております。 今後は、本県出身者が特に多い福岡県において、就職や転職にかかる相談会の充実強化を図ってまいりますほか、女性や若者、子育て世代など、移住希望者の視点に立ったきめ細かなサポートを行うことといたしております。より多くの方々に本県へ移住を進めていただけるよう、仕事、住まい、暮らしやすさなどの一元的な情報発信に努め、UIターンのより一層の促進に力を注いでまいりたいと考えております。
ウォーク・チャレンジ・ジャパン2020(オランダ)の誘致について
2点目は、ウォークチャレンジ ジャパン2020、これはオランダの主催イベントでありますが、これの開催についてご報告をさせていただきます。 オランダのウォーキング協会のプロジェクトでありまして、東京オリンピック・パラリンピック開催にあわせて、オランダ人によるウォーキング大会、ウォークチャレンジ ジャパン2020が日本で開催されるということになりました。長崎の出島をはじめオランダとゆかりのある自治体を回って、国立競技場をゴールとする日蘭交流を視野に入れた大型イベントが開催されるということになりました。 この大会は、先ほど申し上げましたように、オランダウォーキング協会によりまして、オリンピックの年に自国の、オランダ国の選手の激励、あるいはオリンピック開催国との交流を目的に実施されてきているところでありまして、北京大会では600人を超えるオランダの方々が参加されたと聞いております。 具体的な日程、あるいはコースについては、これから県、あるいは県のスポーツコミッション、関係自治体、県の日蘭協会、あるいは県のウォーキング協会等が一体となって、オランダのウォークチャレンジ ジャパン2020事務局と協議を進めていくことになっております。 この事務局によりますと、北京大会を上回る人数を集めたいと意欲をお持ちでありまして、本県にとりましても経済波及効果も期待できるところであり、この機会に長崎とオランダの交流事業なども計画をし、地域活性化に結びつけていきたいと考えているところであります。 なお、今月、5月19日から事前視察団が来県をされ、現地の視察、関係者との協議が行われるということになっているところであります。 以上、2点ご報告をさせていただきました。あとはご質疑をよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社のほうからお願いいたします。
UIターンの促進について(2)
まず、UIターンの実績について、今ご報告がありましたけれども、目標が400人に対して2倍近くなったということですが、そういうふうになった理由とか、どういったこと、どういう政策がこの結果に反映されたか、知事のお考えや分析をお聞かせください。
UIターンの内容を分析してみますと、今年度、ほぼ半分ずつぐらいのUターン者、Iターン者の実績になっているようであります。Uターン者が数多くいらっしゃるということは、いかに多くの方々が県外に出ていらっしゃるかということのあらわれでもあるし、また、もう一度ふるさとに帰って活躍をしたいとお考えの方々が多いということのあらわれであろうと思っておりますし、そういった中で、先ほどもお話をさせていただきましたけれども、さまざまなサポート体制を構築いたしております。UIターンされる際には、やはり住まいの確保はもちろんでありますけれども、若い方々が大半でいらっしゃいますので、仕事をしっかりと、お帰りになられても、長崎県においでになられても確保し、活躍をしていただく必要がありますけれども、そうしたさまざまな斡旋業務、あるいは周辺の地域住民の皆様方との調整を含めて、安心して暮らしていただけるようなサポート体制、こういったことをご理解いただいて、これだけの皆様方に長崎県に移住・定住をしていただいているんではなかろうかと思っております。
統合型リゾート(IR)について
ありがとうございます。ちょっと話は変わるんですけれども、IRの関係なんですけれども、先般IR基本構想の有識者会議で取りまとめがありましたけれども、改めて知事のIR誘致に向けた有識者会議の提言を踏まえての誘致に向けた意気込みとか、今後、県としてどういったことに取り組んでいくのか、改めてお考えを聞かせてください。
先般、有識者会議の皆様方から、この長崎のIR基本構想についてお考えを取りまとめいただき、ご報告をいただいたところであります。いわゆる長崎IRのコンセプトに当たる部分をお示しいただいたものと考えているところであります。 今後の進め方でありますが、まずは現国会に提出されておりますIR整備法がどういうスケジュールで審議が進んでいくのかということにも影響されると思いますけれども、今後はこのIRの基本構想取りまとめを踏まえたうえで、コンセプトに沿って県民の皆様方にご説明をさせていただき、併せて事業者の選定に向けた実施方針の検討・策定、そしてまた、その後の手順となってまいりますけれども、区域認定申請に向けた区域整備計画の策定などを進めていく必要があるものと考えております。 このIRの推進に当たっては、さまざまな懸念事項もありまして、例えばギャンブル依存症等について、法案の見直し作業も進められているということでありますが、そうした動向も受けながら、先般、県では専門家や関係団体からなる依存症対策ネットワーク協議会を設立いたしまして、サポート体制を強化しようという取組を進めてきたところであります。そういった懸念事項と対策等についても県民の皆様方にしっかりご説明をしながら、このIR構想取りまとめの内容についてご理解をいただいたうえで、前に進めていかなければいけないと考えているところであります。
重ねてなんですけれども、今言われましたけれども、今回、ギャンブル等依存症対策基本法案が国会に提出されているんですけれども、政府のほうで推進本部の設置や有識者会議、関係者会議の設置とかが盛り込まれましたけれども、そういった国のそういう法案に対して、知事はどのように評価されていますでしょうか。
そうですね、最大の懸念事項といいますと、ギャンブル依存症対策ではなかろうかと、こう考えておりますので、今回、さらに依存症発症リスクを軽減するという観点から、政府において判断がなされたものと受け止めているところであります。 そういった動きを受けて、私どもも地方の立場から、対応すべき事項等についてはこれから検討を進め、具体的に対処方針を検討していく必要があるものと考えているところであります。
すみません、最後に1点なんですけど、国の方では、国会会期末に向けて与野党で日程の駆け引きが行われていると思うんですが、IR整備法を与党は今国会で成立させる方針ですが、こういった与野党をめぐる国会の駆け引きについて、知事として与野党に求めたいこととか、どのようなことがありますでしょうか。
これまでも、このIR整備法については、早期の制定をお願いしてきた経緯もあります。やはり私どもが目指しておりますのは、地方創生に資するようなIRの実現を目指したいと、こう申し上げてきた経過がありますので、できるだけ早く関係法令の整備を進めていただきたいと考えているところであります。
新産業の育成について
先般、次世代情報産業クラスター協議会が設立されて、県としても事務局をされていることで、この動きを後押しされていくと思うんですけど、こうした新産業を育成していく背景と、今後どのように育成していくか、その2つをまず教えてください。
これまでも長崎県の最大の課題は人口減少にあるということを繰り返し申し上げてまいりましたけれども、これに少しでもブレーキをかけるためには、やはり若い方々が県内にとどまっていただく必要がある。そのためには、各分野の産業を活性化させ、質の高い雇用の場を増やしていかなければいけない。 本県の産業構造について考えますときに、特に製造業については、造船業を中心とした輸送用機械、それに汎用機械、電子デバイス、食品製造業、実は、この中でも特に造船関連産業が最大の基幹産業になっておりまして、ほぼ、工業出荷額の3分の1程度を占めるウエートになっているものと思っております。先ほど触れた4分野で75%、4分の3のシェアを占めるという状況になっているわけでありますから、やはり全国と比べると特定分野に偏った産業構造になっている。 特に、近年の状況を見ますと、造船関連産業というと、やっぱり船舶の需給状況によって大きく影響を受けると、好不況の影響を受けるということになりますので、既に一部、こういった人材・技術の蓄積を生かして、新たな産業ということで海洋エネルギー関連産業を次の産業として育てていこうという取り組みを進めてきましたけれども、さらに次世代型産業をこの際しっかりと育てていくための努力も求められているものと、こう考えております。 そういった中で、ロボット関連、あるいはIOT関連産業というのは、これから発展が期待される分野でありますし、また、県内産業にもそうしたシーズが存在しておりますので、そういった分野に注目をしながら、しっかりと関係技術者の育成、産業の誘致に努めて活性化を目指していこうと考えているところであります。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(1)
ありがとうございます。あともう一点なんですけれども、潜伏キリシタン関連遺産がイコモスの勧告に、大分この辺は有望になってきていると思うんですけれども、こういった追い風もありつつ、長崎県の観光の現状と今後の振興策、振興に向けた方針などがありましたら教えていただければと思います。
長崎県の観光動向については、熊本地震の影響があり、一部停滞した時期もありましたけれども、ほぼ順調に進展しているのではなかろうかと考えております。 平成27年の明治日本の産業革命遺産の登録に伴いまして軍艦島、あるいはグラバー園、そのほかの観光施設が大変賑わいを見せるという状況にありますし、その後、夜景観光の提案もありました。あるいは国際クルーズ船の寄港数が大幅に増加しているということもありまして、観光客数、観光消費額もこれまでにないような状況で好調に推移してきているものと考えているところであります。 先般、本県で2つ目の世界遺産登録を目指しております潜伏キリシタン関連遺産について、イコモスの記載勧告がなされたところでありまして、何としても今年は本登録を実現していかなければいけないと期待いたしております。 ただ、この世界遺産候補につきましては、構成資産の所在する地域が非常に、離島地域であったり半島の先端部であったりということで、二次交通の確保でありますとか、それから、この資産の本当の価値を理解していただけるかという点では、しっかりとしたガイドを育成、配置する必要があるということ。 さらには、生きた資産であり、今も信仰の場として使われておりますので、観光客とのしっかりとした調整も必要になってまいります。そういった点に加えて、ハード面では情報提供の手段として、さまざまな案内板の表示とかWi?Fi環境の整備、そういったハード、ソフト両面での環境整備を整えて、お客様を安心してお迎えできるように、引き続き万全の努力をしていかなければいけないと思っているところであります。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
UIターンの促進について(3)
最初のUIターンの実績ですけれども、UIターンの実績数をとられたのは、統計としては平成29年からということになるんでしょうか。それとも、もっと前の数字はあるんでしょうか。
前から数字がございまして、平成26年が140人、翌年が213人、その翌年が454人、そして昨年が782人ということで、近年、サポートセンター開設以後、ここを経由して移住をしてこられた方々が増えているという状況であります。
そうすると、統計の中では過去最高値ということになるんですね。
はい。
一方で、離島の方とかにお話を伺うと、UIターンで来られても、途中でやっぱり合わないということ、事情があって帰られてしまう方もいると。そういった統計はとられていますか。
そういった、
UIターンで来たけれども、結果的に帰ってしまったという統計はとられていますか。
具体的な数字、統計はとっていますか。
とっておりません。
そういったお話があるというのは、私もお聞きしておりますけれども、さほど多くの方々がそういう形でお帰りになられるということではないのではないかと受け止めております。
もし、実績値を出されて、過去最高というのはいいお話だと思うんですけれども、やっぱり漁業関係とかをやっている人だと、お金がなかなか、収入が少ないとかですね、そういった理由もあって帰られる方も多いと聞いていたので、そういった統計も今後とられて、なぜまた戻らなきゃいけないのかという、そういう対策をすることもUIターンの取り組みには寄与するのかなと思うんですが、いかがでしょうか。
今、数字を申し上げましたけれども、これは、Uターン者、Iターン者ということで各市町村、もしくは県のサポートセンターの相談窓口を経由して、長崎に行って移住をしてみたい、仕事はどんな仕事があるんだろうか、住まいはどんな形で確保できるんだろうか、どういった地域に移り住んだらいいんだろうか、さまざまな相談があります。そういう中で、一つずつマッチングをして、中には、漁業就労をしてみたいという形でおいでになられる方がいらっしゃるかもしれませんけれども、実際は、さまざまな情報を逐一提供させていただいて移住をお決めいただいている。 この制度のほかに、あるいは新規就農をしてみたいという形で、このサポートセンター経由じゃない形で、Iターンという形で長崎においでいただける方々もいらっしゃるだろうと思います。 そういった総数は、実は把握できておりません。先ほど申し上げたように、ここのサポートセンターの窓口を経由して、実際の移住に結びついた実績をご報告させていただいております。 ただ、同じような課題があるだろうと思いますので、しっかりと現状の厳しさ等についても、おいでいただく段階でご説明を申し上げ、そしてまた、おいでいただいたら、地域の皆さん方と一緒にしっかりとサポートをしていかなければいけないと考えているところであります。
移住のことを県に取材すると、どうしてもサポートセンター経由とか、あと、各自治体さんで独自にやっているのとかで、統計が部分的なものしか出てきてないというのがちょっと現状でありまして、長崎県として人口減少を迎える中で、やはり移住の事業というのは非常に重要な課題とされている中では、県としては、一括して、全体でどれぐらいの人たちが来て、例えば帰ってしまう人がいれば、どういった理由で帰ってしまうのか、どういったことをすればもっと移住が進むのかという包括的な施策をする必要があるんじゃないかなと。そのためには、一括して、移住者が全体としてどれぐらいいるのかという統計はとられたほうがいいのかなと思うんですが。
移住者というと、転入・転出の状況は、これは人口の動向で把握できるわけでありまして、なぜこのサポートセンターの窓口経由だけに限定しているかといいますと、どういった事情で県においでになられているのかというのが詳細に、これは本当に移住者なのか、転勤でおいでになられたのか把握できない部分があります、そこで線引きをするというのは非常に難しい面がありまして。したがって、他県の公表数字なども見まして、相当の差が実はあるものと思っております。一部転勤じゃないかとおっしゃるような方々を移住者としてカウントされている傾向も一部見受けられかねないものがあると思いますので、私どもは、そういった仕事を通して地域を移動してこられた方々というのは、少し趣旨が違う移住者の方々という受け止め方として対応をしていく必要があるのではないかと、こう考えているところであります。 ただ、おっしゃるように、農業後継者、あるいは水産業の新規就業者として、意欲を持って長崎においでいただいた方々、これは最初、しっかり指導者について漁業も頑張っていただくような研修期間等も設ける制度がありまして、それを活用していただいているんだろうと思いますけれども、やはり最後はひとり立ちして、しっかりと収益を確保していかないといけない。そういった面で、なかなか思うような成果が得られないということで、また転出してしまわれる方々もいらっしゃったということは、十分承知しているところであります。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(2)
世界遺産の関係でお尋ねしたいんですけれども、4日の登録勧告後、大浦天主堂で観光客の数が、1日当たり2倍になるとか、もう早くも効果が見え始めていますけれども、一方で、大浦天主堂周辺で駐車場が詰まって大渋滞みたいになったり、いろいろ課題も出てきていると思うんですけれども、今、課題としてどういうものを認識されているのかと、それへの対策をどのように考えていらっしゃるのか。特に、恐らく一番目玉になる大浦天主堂の駐車場の問題をどう考えているのかを聞かせていただいてよろしいでしょうか。
今回、大浦天主堂の周辺地域の状況というのは、実は、今初めてお聞かせいただいたんですが、やはりこれから世界遺産構成資産をご訪問いただく方々が増えてくると思いますので、先ほど申し上げたさまざまなソフト、ハード両面での対策の中に、そういった車で移動される方々への対応、案内のあり方等についてもしっかり検証を進めていく必要があるんだろうと思います。 おかげさまで、イコモス勧告が5月4日ということもありましたので、それぞれの構成資産周辺で増加傾向で、数多くの方々においでいただいているという状況でありますけれども、そのほかの地域については、一部事前の対策等も検討していただいているということもあって、さほど大きな混乱は生じていないと理解をいたしております。 特に、観光地でありますので、大浦天主堂、あるいはグラバー園周辺というのは観光客の方々に多くおいでいただいたのではないかと思いますので、そういった事前案内のあり方等については、課題として十分対応をしていく必要があると思います。
三菱幸町工場跡地について
もう一点なんですけれども、幸町工場の跡地の開発の関係で、ホテルであるとか、アリーナであるとか、スタジアムであるとか、長崎市が計画しているMICEとの機能の重複が少し心配されていますけれども、佐世保のIRも含めると、非常に機能が似通ったものが県内に3つ、下手をすると競合する事態にもなりかねませんが、知事として、今の現状をどう捉えていらっしゃるか、何か調整に動かれるとか、考えていらっしゃることがあればお聞かせいただきたい。
幸町の開発構想については、スタジアムをメインにして、アリーナ機能も検討されているというお話をお聞きいたしております。このアリーナが、具体的にどのような規模で、どういった内容をご検討いただいているのか、まだ情報をいただいていないところでありまして、例えばスポーツを中心にさまざまなイベントを展開されるような形で利用されるのか、あるいはMICE機能に類するような形でのイベント会場地としての活用も考えておられるのか、これから構想がどういう形で具体化していくのか、その動向を見極める以外にないのではなかろうかと考えております。
UIターンの促進について(4)
移住の関係なんですけれども、昨年度の移住者が782人で過去最高ということですが、この実績への知事の評価をお聞かせいただけませんでしょうか。
実は、地方創生総合戦略では、31年度に660名の移住者数を確保しようと、それまで計画的に順次増やしていこうということで施策を進めてまいりました。実績については、先ほど申し上げたように、ほぼ倍増、倍増というような形で数値が拡大してきているわけでありますが、先ほど申し上げましたように、いかに若い方々、本当に毎年5,000から6,000人県外に出て行かれるわけでありまして、いかに多くの方々がこれまでに出ていらっしゃっていたか。そして、その方々の中には、しっかりとふるさとに帰りたいという思いをお持ちの方々が少なくないというのを改めて実感したところでありますので、先ほど申し上げました、最大の移住先の一つであります福岡都市圏、こういった都市圏については、移住相談会を毎月開催するようなことも検討をしているところであります。 なお、東京、大阪、名古屋周辺でも定期的な相談会を開催しておりますけれども、希望者がいらっしゃるというようなことであれば、もっとしっかりサポートをさせていただけるような体制を検討していく必要があるんではなかろうかと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
九州新幹線のことについてお伺いをしたいんですけれども、与党のプロジェクトチームで今検討が進んでいるところで、夏ごろにはというような話もありますけれども、佐賀県について、主に費用負担の面でなかなか折り合えないというか、佐賀県としては反対の姿勢が変わらないのかなという状況ではあるんですが、長崎県としてどういう折り合いのつけ方、決着の仕方ということを今想定されているかというところをお伺いできますか。
佐賀県の皆様方も、地元負担という課題がなければ、新幹線はフル規格で整備され、直通運行ができたほうが一番効果が得られるものと、これは整備効果等についてはそのように受け止めていらっしゃるものと考えているところであります。 そういった問題等もあって、これまではフリーゲージトレインを前提に、山陽新幹線に直通する、そういった効果も期待できるということで認可がなされ、整備が進められてきたところでありますが、結果としてそれがうまくいかなかった。 そういったことで、長崎県としては、ぜひ整備効果が一番高い、経営改善効果も高い、集客効果も投資効果も高いフル規格で整備を進めてほしいという、大方の県民の皆様方がそういうお考えであろうということで、先般そういった方向性でご説明をさせていただきましたけれども、ただ、最大の課題であります地元負担をいかに軽減できるかというのは、これは長崎県と佐賀県だけで解決できるような課題ではないものと思っております。 したがいまして、さきの検討委員会においては、もともとフリーゲージトレインを前提に双方合意をいたしまして整備に取り組んできたところでありましたけれども、それがだめだということになったことに伴う問題でありますので、しっかりと国の責任において国家プロジェクトとして進めていただいている、そのお立場から、しっかりと調整を進め、検討をしていただきたいと。財源負担の軽減等の課題についてもご議論いただき、ご検討いただきたいという要請をさせていただいたところであります。
長崎県の立場としては、佐賀の地元の負担の軽減について、国に何かしらの対策を求めていると。
それも含めて検討していただきたいという要請はさせていただきました。
すみません、時間がございますので、最後の質問にさせていただけます。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(3)
世界遺産のことですけれども、潜伏キリシタンのイコモスの勧告は、12資産で完全に価値が証明できているというような内容だったかと思うんですが、一方、潜伏キリシタンの聖地として知られている外海の枯松神社がある黒崎集落でありますとか、あと、潜伏キリシタンが400人ぐらい処刑された大村の郡崩れの関連史跡もありますし、こういう資産というものは、やはり追加登録を狙えるのではないかと考えているんですけれども、県としては今の時点で追加登録の見通しみたいなものは持っていらっしゃるんでしょうか。
世界遺産としての価値を証明するには、多過ぎてもならない、不足してもだめであるという考え方のもと説明をし、それを評価していただいたものと考えておりますので、まだ登録を前にして、追加登録等について考えているかということについては、現時点で考えておりません。 ただし、やはりこのキリスト教に関連するさまざまな資産というのは、全体として大きな価値を証明するものであると、こう理解をいたしておりますので、この間、さまざまな曲折を経て今日に至っているわけでありますけれども、構成資産からやむを得ず除外した資産もあるわけでありますし、また、構成資産には入っていないけれども、歴史や価値を理解いただくためには非常に大きな役割を期待できるような資産もあるわけでありますので、そういった関連資産を含めて、おいでいただいた方々にもしっかり情報発信をし、活用していただけるように努力していきたいと考えております。
あくまでも構成資産ではなく、別の形で活用を考えていくということですか。
そうです。
石木ダム建設事業について(1)
石木ダムの関連で質問なんですが、2月に反対地権者の方と会われるというお話をされていらっしゃったかと思うんですが、その後、いつ頃ぐらいに面会されるのかという予定が立っているのかということと、もし、面会が実現しない何かしらの理由があるのであれば、その理由をお聞かせ願えればと思うんですが、いかがでしょうか。
前回もお話をさせていただきましたけれども、具体的な面談のやり方、場所等について、今、土木部のほうで地権者の皆様方と協議・調整を進めてもらっているところであります。まだ、最終的な合意に至ってないということのようでありまして、具体的な日時・場所等については確定していない状況であります。前回も申し上げましたけれども、合意が得られれば、できるだけ早くお会いして、ご協力をお願いしたいと考えております。
石木ダム建設事業について(2)
それにちょっと関連するんですけれども、このところ現地の方で、著名人といいましょうか、坂本龍一さんとか、加藤登紀子さんとか、そういった方が来られて、ダムに対して、要は反対的な意見を言われていらっしゃるわけですけれども、そういった動きに対しては、知事の方はどういうふうな感想をお持ちですか。
これまで、長年にわたって課題として残ってきた問題でありますので、賛成の方がいらっしゃれば、反対の方々もいらっしゃるものだと思っております。今、県外の関係者の方々からさまざまな情報発信がなされているようでありますけれども、既に8割を超える地権者の皆様方にも賛同をいただいて、ご決断をいただいてきているところでもあります。そういったこともまた大切にしなければいけないと、こう考えておりますので、いずれにいたしましても、繰り返し申し上げてきたように、石木ダムの建設というのは、水を確保するうえで、あるいは安全を確保する上で、他に替えようのない事業であると、こう考えておりますので、何としても、地権者の皆様方の理解をいただきながら、前に進めていかなければいけないと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
もう一点、ちょっと別件ですけれども、新幹線の件で佐賀県の方の、この前、ヒアリングがあって、山口知事のほうも、負担のこととか言われていましたけれども、先ほどの知事の話の中で、佐賀の方でもフル規格のほうで理解が進んでいるのではないかというようなお話だったんですけれども、意外とやはりその辺が進んでないのがネックなのかもしれないなと思うんですけれども、そういったところに対する長崎県からの働きかけであるとか、長崎県民だけじゃなくて、佐賀県民への理解の促進であるとか、そういったところも必要なのかなとか思ったりするんですけど。
誤解をされないように。私は、フル規格で理解が進んでいるということを申し上げたのではなくて、フル規格で整備できればそれが一番いいけれども、それは財源が伴う話であるので、なかなか難しい。トータルとして、財源負担を含めて、フル規格について佐賀県の理解が進んでいるという認識は持っておりません。ただ、新幹線そのものの整備のあり方として、最も機能が発揮されるのはフル規格だろうというお考えはお持ちだろうと思います。ただ、佐賀県さんにとって過大な地元負担が大きな問題になっているという状況であろうと理解をしているところであります。 したがって、この負担の問題が解決できれば事態は前に進んでいくのではなかろうかと、こう考えているところでありますが、この負担の問題については、全国鉄道新幹線整備法の中で定めがありまして、それぞれの地域が負担するということが、明文の規定が設けられているわけでありまして、これまでも全ての関係県でそういう形で負担がなされてきた。 また、現実問題として、今、長崎県が今のような財政状況の中で対応できる余力というのはほとんどないわけでありますので、そういった状況を総合的に考えた場合に、先ほど申し上げたように、プロジェクトのこれまでの経過等を含めて、やはり国のほうで責任を持って協議、説明、検討を進めていただきたいというお願いをさせていただいたところであります。 さきの検討委員会の際に、まだ具体的には、ミニ新幹線であるとか、フル規格であるとか、ミニ新幹線等については検討してないというようなお話でありました。恐らく説明がいただけてないというお考えではないかと思いますので、そういった面についてはしっかり、そのそれぞれの整備手法についての課題であったり、どういう状況であるのかというのを、私どもが説明できる立場にありませんので、国のほうからでもしっかりとご説明いただいて、ご検討をいただく必要があるのではなかろうかと。 その上で、これを具体的に整備に着手してまいりますためには、地元として一定の合意を得る必要があるわけでありますので、その段階で佐賀県の皆様方のお感じになっておられる課題がどこら辺にあるのか、地元として協議・調整できる可能性があるのか、そういった面を含めてしっかりと相談をさせていただく必要があるのではないかと考えております。
それはあれですかね、PTの意見というか、が出た後の話ですかね。それとも、それまでに何かいろいろ動きもしていこうというようなことなのですかね。
PTの意見というのは。
7月の末にもまとまるということだったのですが。
それは、7月末には全てをまとめてしまいたいというお考えであると私は理解いたしておりますけれども、PTのほうとしては。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
今のお話ですと、知事、負担の問題が解決できれば、佐賀県もフル規格について理解をいただけるものと考えているという知事のお考えと受け止めていいのでしょうか。
私は、そう受け止めております。負担の問題が最大の課題になっているものと理解をいたしております。何度も山口知事ともお話をさせていただきますけれども、新幹線の整備そのものについて反対のお考えはお持ちではないのではなかろうかと考えております。
申し訳ございません。最後の質問でございましたので。 それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時43分(43分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年4月20日 定例記者会見
会見内容
- ラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地内定について(1)
- 三菱幸町跡地活用について
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(1)
- ラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地内定について(2)
- 玄海原子力発電所3号機の蒸気漏れについて
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(2)
- ラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地内定について(3)
- ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の経営統合について
- 統合型リゾート(IR)について
- 石木ダム建設事業について
- 諫早湾干拓事業について
- 核兵器不拡散条約(NPT)について
- 外国人人材の活用について
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 九州新幹線西九州ルートについて(3)
ラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地内定について(1)
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を開きます。 よろしくお願いします。
それではまず、1点ご報告をさせていただきたいと思います。 「ラクビーワールドカップ2019」の公認チームのキャンプ地の内定について、ご報告をいたします。 本日、13時に、ラクビーワールドカップ2019組織委員会から、公認チームキャンプ地の内定状況が発表されました。この発表によりますと、県と長崎市はスコットランド代表チーム、また、県と島原市はトンガ代表チームの公認チームキャンプ地に、それぞれ内定されたということであります。 今後、ラグビーワールドカップ2019組織委員会と県、市において、公認キャンプ地契約を締結することで正式な決定となってまいります。 なお、公認チームキャンプ地に関する具体的なトレーニング施設、宿泊施設、滞在期間等については、ワールドカップ2019組織委員会のご要請により、非公開ということになっておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 世界の三大スポーツイベントと言われますこのラグビーワールドカップの主役であります出場チームの公認チームキャンプ地として長崎市と島原市が決定されたことは、本県スポーツの振興と地域活性化に大きく寄与することであり、非常に喜ばしく思っております。 今回の公認チームキャンプ地内定を契機に、チームのそれぞれの母国と県、市との交流促進を進めていくことで交流人口の拡大に結びつけ、地域の活性化を目指してまいりたいと考えているところであります。 以上、1点、ご報告をさせていただきます。後は、どうぞご質疑をお願いいたします。
三菱幸町跡地活用について
それでは幹事社の方からお願いいたします。
三菱重工業の幸町跡地の活用について何点かお尋ねなんですけれども、三菱重工業の方では、サッカースタジアムの建設などを目指すジャパネットホールディングスに優先交渉権者とする方針を固めていまして、一部報道でも出ていますが、改めて知事の所感と、県の方でもいろいろ情報収集しているところもあるかと思いますが、ちょっとお聞かせいただければと思います。
確かに、新聞報道等でそういった情報に接しましたので、県でも改めて三菱重工業へ問い合わせを行ったところでありますが、この幸町の跡地活用については、現在、検討中であるというお話でありまして、いまだコメントを申し上げるような状況ではないものと考えております。 ただ、いずれにいたしましても、これまでの議論の経過等を通して、良質な雇用の場の確保、あるいは交流人口の拡大等に寄与するような活用策、あるいは長崎の魅力を高める施設の整備などについて、そういった方向性が望ましいのではないかという意見を申し上げてきたところでありますので、そういった姿勢で今後の方向性を、結果を待ちたいと思っております。
報道を踏まえた部分の範疇でしか、なかなかお答えしづらい面があるかとは思うんですが、このままいきますと、長崎にサッカースタジアムが近い将来できて、県立の諫早の競技場はホームスタジアムではなくなる可能性もあるということなんですけれども、諫早の県立の方の競技場の望ましい今後のあり方というのは、どうお考えでしょうか。
諫早のスタジアムについては、公的な施設として、さまざまな競技の場として活用していただくという目的のもと、整備を進めてきておりますので、他のサッカーチームの例を見ましても、ホームスタジアムが1カ所だけだというわけでもないような状況も仄聞しておりますので、どういった形で調整されていくのか、今後の動向を見極めていく必要があるのではないかと思っております。
あと1点ですけれども、その中でJR九州の青柳社長も昨日の定例会見の場で、「報道を踏まえて」という前置きの中でなんですが、長崎県と一生懸命協力してやっている高架化の事業の高架の下のスペースが結構あるので、そこをサッカースタジアムの集客に役立つような何かスペース活用をして、商業施設だったり、駐車場だったりとか例示されていましたけれども、そういうご意向を示されまして、これは、高架化事業は県が一応主体の事業です。なのでお聞きするんですけれども、県として何かそういう周辺スペースを活用する時の考え方というのがあればお伺いいたします。
鉄道高架化事業は、補助事業として現在整備を進めておりますが、仮に幸町跡地の活用として、報道されておりますような方向性で方針が決定されると、その中で、例えば駐車スペースとして利活用の可能性があるということであり、具体的なご要請等があれば、その段階で検討していかなければいけないと思っております。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
九州新幹線西九州ルートについてですが、国交省の試算を受けて、現在、県のヒアリングの日程調整中かと思いますけれども、ヒアリングへの対応というのは、今のところ、どういうふうにお考えでしょうか。
そうですね、これまでもフリーゲージトレインを前提に、認可、着工、整備を進めてきた経過がありましたけれども、なかなか車両開発が思うように進んでいない。なおかつ、今回の結果によりますと、山陽新幹線への乗り入れはないというような状況が示されたわけでありますので、県としても、やはり最大の費用対効果、あるいは時間短縮効果、収支改善効果、これがもたらされるフル規格での整備を希望してきたところでありますが、具体的な数値として、そういう方向性が示されたわけでありますので、これからもそういった基本的な考え方のもと、要請活動を進めていく必要があるのではないかと考えております。
与党検討委員会の方で夏頃までには方針決定をというようなお話も出ておりますが、一方で、佐賀県の方が費用負担の面で反対の立場をとっておられますが、佐賀県との協議については、今後、どういうふうにお考えでしょうか。
佐賀県との協議については、これまでも申し上げましたけれども、いろいろな機会を捉えて、私も直接、山口知事さんと情報交換等の機会をいただいているわけでありますけれども、やはり最大の課題は、佐賀県における地元負担の問題ではなかろうかと考えております。 今回のこうした新幹線の整備というのは、まさに国家プロジェクトとして取り組まれてきた経緯もあるわけでありますので、そういった面では、さまざまな課題がこれからも出てくるものと思いますけれども、国等を含めて協議、調整を重ねながら、要望実現のために努力してまいりたいと考えております。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(1)
世界遺産についてなんですけれども、潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録について、イコモスの勧告が間もなくという予定になっておりますけれども、勧告に向けた期待感をお聞かせいただけますでしょうか。
そうですね、先例によりますと、そろそろイコモスの勧告が出されるような時期を迎えてくるものと思っております。一旦、推薦を取り下げて見直しを行い、再提出をしてきた経緯もあるわけでありますので、ぜひ私どもの期待するような勧告がいただけるよう、願っているところであります。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
ラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地内定について(2)
ラグビーワールドカップの件で、追加で何点かお聞きしたいんですけれども、今後、公認キャンプ地の内定が長崎市、島原市、県とそれぞれありますが、県として何かチームに対してサポートしたりとか、具体的に大会期間中に何かイベントをやって交流を深めたりとか、そういうのは今のところお考えでしょうか。
具体的には、これから、いろいろな方向性で検討を進めて、地元の皆様方と一緒に取り組んでいく必要があるものと考えております。 地元の役割としては、しっかりそういった外国のチームの皆様方をお迎えをし、そして、会場を提供していくというのが最大の役割だろうと思いますので、本競技において実力を十分発揮していただくことができるように、地元としてもしっかり応援、努力していきたいと思います。
今、知事の頭の中でこんなことをやれたらいいなとか、そういうのってあったりしますか。
正式な競技になりますので、そういった余裕が持てるかどうか、そういったことはやはり各国と協議をしながら検討を進めていく必要があるものと思っております。
玄海原子力発電所3号機の蒸気漏れについて
玄海原発の事故の件でお尋ねなんですけれども、先月に蒸気が漏れるという3号機で事故があって、長崎への連絡が遅かったんじゃないかという話があるんですが、知事としては、あの事故をどのように見られて、そのときの九電の対応をどのように感じられたか、お聞かせください。
そうですね、第一報が入ってきたときに、重大な事故ではないというお話でありました。ただ、連絡をいただく時間が、相当時間がかかったということについては、やはり改めていただく必要があるものと思っておりまして、そういった情報連絡体制の見直しは進められたというお話をお伺いしているところであります。 やはり原子力発電所の稼働については、地域住民の皆様方も不安感をお持ちでありますので、できるだけ迅速な情報の提供、説明責任をしっかり果たしていただきたいと考えております。
その中で、今週にももう発電を再開、九州電力はしたわけですけれども、それについてどのようにお考えですか。
再稼働そのものについては、これまでもお話をさせていただいてまいりましたように、基本的にはエネルギー政策というのは国のほうで決定されるものであり、再稼働等についても国が責任を持って対応するという方針をお聞きし、そういった体制のもと再稼働がなされるということでありますので、私としてはやむを得ないものと考えております。
再稼働の同意等を求める範囲とか制度に明確な基準がないという中での再稼働があって、今回の事故があったと思うんですけれども、今後、県として、国とか九電に対して、そういう立地自治体以外にも意見を反映するような取り組みの受け入れとかを、必要性とかについて求めていくようなお考えというのはありますでしょうか。
これまでも立地自治体ではありませんけれども、非常に至近距離に県内の各自治体が存在しているわけでありますので、さまざまな情報提供等について意見を申し上げる機会をいただく必要があると考えて協定書の締結を進めてまいりました。 いわゆる地元自治体として、再稼働に当たって同意を要する自治体としてはなかなか難しい面がありましすけれども、意見は意見としてしっかり申し上げる機会はいただいたところであります。 ただ、やはりこれは全国的に同じような課題を抱える地域が多数存在するわけでありますので、私どもとしては、そういった地元協議の範囲等について、しっかり国として方針をお示しいただきたい、そういう要請活動も続けてきたところであります。 全国の中で、広範囲な関係自治体とのそういった同意を前提にした再稼働を目指していくというような地域も出てきたわけでありますので、さらにそういった取り組みを求めていく必要があるものと思っております。
ほかにございませんか。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(2)
世界遺産についての質問ですけれども、今回はイコモスとしっかり価値については話し合いをしてきたという経緯があるかと思うんですけれども、保存活用の方策については、これはイコモスとの話し合いの対象になっていたんでしょうか。
保存整備をどうやるのかというのは、イコモスの現地調査の中でも非常に重要な関心事項の一つであったと思っております。そういう意味で、地域住民の皆様方がどんなふうにお考えになっておられるのか、意見交換の場なども設けられたものと伺っているところであり、そういった点も含めて、近々予定される勧告の中で一定の考え方が示されるのではなかろうかと考えております。
現地でいろいろ話を聞いていますと、世界遺産に対する考え方の温度差といいますか、ちょっといろんな意見があると。これを一つの方向にまとめてもっていくには、やはり県としてのリーダーシップといいますか、そういう役割が重要になってくるんじゃないかと思うんですが、登録が終わりではなくてですね。そのあたりはどういうふうにお考えになっていますか。
それは、決して登録が目標だという考え方はこれまでも持っておりませんし、やはり今回の世界遺産登録実現をきっかけに、それぞれの地域の創意工夫のもと、お客様をお迎えして、リピーターとしておいでいただく、地域の活性化に結びつける、地域おこしに住民の皆様方も一体となって取り組んでいただく、そういう思いのもと、今回の世界遺産を位置づけておりますので、引き続き地域の皆様方、地元自治体を中心に、そういった観点でさまざまな調整を進めていく必要があるものと考えております。
ほかにございませんか。
ラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地内定について(3)
ラグビーワールドカップにつきましてですが、先ほど長崎市と島原市は今回通ったということなんですが、一方、諫早市は落ちてしまったんですけれども、その点を踏まえまして、もう一度、落ちた点を踏まえて地元の活性化というのを、具体的にどのような活性化が見込まれるのかというのを教えていただいてもよろしいでしょうか。
今回は、残念ながら諫早市の内定が得られなかった。この状況等については、情報をいただいておりません。しかしながら、一過性のものとして今回のラグビーワールドカップだけのためにこういったスポーツを通した地域間交流、国際交流を行うということではなくて、やはりこれを一つの契機にして、さまざまな民間交流、地域間交流を促進することによって地域の活性化、スポーツを通した地域づくりに取り組んでいく必要があるものと考えておりますので、一つのきっかけとして今後の継続した交流の拡大に結びつけていく必要があるものと思っております。
ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の経営統合について
4月に赴任してきたばっかりで、いろいろととんちんかんなことを聞くかもしれませんけど、よろしくお願いします。 十八銀行と親和銀行の経営統合について、3点お伺いします。 まず、1点目は、この動きに対する知事の基本的なスタンスをまず教えてください。
現在、十八銀行と親和銀行の経営統合に向けて、両行間で検討が進められており、また、関係官庁等において調査等が進められているという状況は理解しておりますけれども、こういったご質問についてもこれまではお答えしてまいりましたけれども、今回、改めてそれぞれの地域等をお邪魔する機会をいただいたわけです。そうしたところ、やはりそれぞれの地域が人口減少、高齢化、過疎化が一段と進展しつつある現状を目の当たりにいたしました。これから、そういった地域をどうやって維持確保、存続させていくのかというのは、非常に大きな課題であると思っております。特に、全国に先んじて人口減少が進んでおります本県にとっては、極めて重要な課題であると思っておりまして、そうした中でさまざまなサービスを受けられる機関、これが地域から遠くなっていく、これに対してどう対応していくのかというのは、非常に大きな課題であると思っておりますが、まだまだ経営的に余力がある状況の中で、しっかりと統合を視野に入れた検討を進めていただき、生じた余力については地域経済の活性化のためにさまざまな形でサービスをご提供いただくなど、一定金融機関としての専門的なお力添えもいただきたいと、そういう意味では、今回の十八銀行と親和銀行の統合問題については前向きに捉えているところであります。
ありがとうございます。まあ、前向きに捉えているということで、いろいろと、かなりいろんなハードルがあるようですけれども、この中でいろいろ、両行は債権譲渡ということを考えていると思うんですけれども、そのとき、両行とも、企業側の同意があれば、ということを前提に動くようになると思うんですけれども、その際、債権譲渡について、企業側の同意があれば、これはやむを得ないことかなと思われるのか、それとも、これはやるべきではないなと、どちらだというふうに思われますか。
債権譲渡を強制的に進めるというのは、これは基本的にはあってはならないお話ではなかろうかと思っております。それぞれの顧客である企業経営者の皆様方のご判断と選択によるものではなかろうかと思います。
企業側が納得するようであれば、それはお互いの問題というふうに考えてよろしいでしょうか。
そうではなかろうかと思います。
3点目なんですけれども、この統合話について、長崎の市長会のほうで要請をされたと思います。それについての知事のご評価と、あと、県として、今後そういった動きをされる可能性はあるのか、その辺について教えてください。
今回の問題は、県内の問題でありまして、これを広く他県と協議しながら進めていくというような課題ではないものと思っております。 そういった意味で、市長会の皆様方が協議・調整を重ねられ、金融庁をはじめ関係機関に要請活動を行われたというのは十分認識をいたしておりますし、冒頭申し上げた私の考え方とほぼ同じような方向性を持って取り組んでいただいているのではなかろうかと思っております。 これから私どもも、県としても各市や町と会議の場等もありますので、そういった場を通して、協議・調整の上、さらに具体的な形で動く必要があるということになれば、そういった機会も、検討して参りたいと思っております。
県としても、今後、金融庁なり公取のほうにも、機会があればされる可能性があるというふうなことでしょうか。
そうですね。基本的な考え方は、冒頭申し上げたような姿勢については、いろいろな場でお話をさせていただいてきたところであります。
統合型リゾート(IR)について
IRの実施法案がいろいろ議論されている中で、区域が3カ所という話が出ていますけれども、それについて受け止めと、あと、その区域指定を受けるために、長崎県としてどのようなPRというか、どのような戦略で指定を受けようという考えでしょうか。
まず、IRの区域認定が3カ所とされたということでありまして、これまで私どもも大都市型のIRのみならず、地方型のIRというのもぜひ視野に入れていただきたいという要請活動を続け、結果として、箇所数を少し増やしていただけたら、その可能性も高まるのではないかと、こう考えてきたところでありましたけれども、今、政府・与党で3カ所という一つの方向性が示されたところでありますので、後は、やはりその3カ所の中に認定していただくことができるように、これからの検討作業をしっかり進めていかなければいけないと考えております。 いずれにいたしましても、それぞれの地域間競争の中で認定を目指すということになってくるものと思いますので、やはり長崎は長崎らしいIRを整備すべく、具体的な魅力づくり等についてもしっかり検討を進めていく必要があるものと思っております。 これまでRFIを行いまして、興味・関心をお持ちいただいているIRオペレーターの方々もいらっしゃいますので、さまざまなご提案等もお聞かせいただきながら、現在、基本構想を策定中でありますけれども、この後の実施方針の策定等にしっかりと反映させて、より魅力的なIR施設の整備構想を練り上げていく必要があると思っております。
関連してですけれど、長崎県としての立地的な優位性みたいなのはどう考えていらっしゃいますか。
一つは、これまでも申し上げてきましたけれども、長崎県は、ご承知のとおり、日本の一番西の端に位置しているわけでありますけれども、視点を変えて西向きに見てみますと、これは集客人口というのは、例えば3時間以内に集客・到達できるような地域の人口というのは非常に大きいものがあるわけでありますので、海外、アジア等をにらんだIRとしては、非常に優位性は、他に負けない魅力を持っているものと考えております。
石木ダム建設事業について
石木ダムの件なんですけれども、たしか、選挙のときに、期間中に、反対されている住民の方と知事とのほうで直接話し合いをされるというような約束をされたかと思うんですけれども、まだ実行されていないみたいなんですけれども、何かネックになるようなことがあるのか、あるいは、もうある程度日程が見えてきているのか、そういったところをお尋ねしたいんですが。
基本的には、さまざまな選択肢がある中で、これまでは計画自体を白紙に戻さないとお会いすることは難しいという状況だったのが、必ずしもそうではないと。「まずは、自分たちの思いをしっかり聞いてほしい」というようなお話がありましたので、「そういう前提なしの状況であれば、お会いしましょう」というお話をさせていただきました。 私の思いとしては、やはり第三者が入らないような形で、静穏な状況の中で膝を交えてさまざまなお話をお聞かせいただくことができればと、こう思っているところでありまして、具体的には、担当部局のほうで、これまでも数回、直接お会いして調整をさせていただき、そしてまた、電話等でも意見交換等行っている状況であると聞いているところであります。これが、具体的にご了解がいただければ、できるだけ早くお会いしていきたいと思っております。
ちなみにですけど、選挙のときにはああいうふうに言われたけれども、その後ちょっと考えが変わられたとか、そういったことではなかったですかね。
それはないです。
諫早湾干拓事業について
諫早湾の干拓のやつなんですけれども、今、福岡高裁で国と漁業者側が和解協議を進める中で、漁業者側が和解協議に欠席したと思うんですけれども、それについて、知事の受け止めを聞かせてください。
これは、当事者ではありませんので、なかなかコメントしにくいところがありますけれども、和解協議については、今お話がありましたように、開門を求める方々が欠席をされたというお話を聞いているところでありますけれども、福岡高裁が示された和解勧告に基づいて、関係者間で議論がなされている状況であると理解をいたしておりますので、しっかりその推移を見守っていく必要があるものと思っておりますが、県といたしましては、これまでも申し上げてまいりましたように、開門によって、地元にさまざまな影響・被害がこうむることのないように、そしてまた、具体的な形で有明海の再生に結びつくことができるように、協議・調整が進められることを願っているところであります。
核兵器不拡散条約(NPT)について
別の話題になるんですけれども、23日からスイスのほうでNPT、核拡散防止条約の準備会合が開かれると思うんですけれども、長崎市の田上市長は多分行かれるというふうに聞いています。知事として、準備会合への期待とか、どのようにお持ちでしょうか。
それは、やはり我が国の政府自体、NPTといった、そういった場を活用して、核兵器の縮減・廃絶に向けて主体的な役割を担っていかれるということでありますので、しっかりそうした立場で、被爆国としてリーダーシップを発揮していただけるように期待をいたしているところであります。
外国人人材の活用について
最後に、この前、インドの大阪の総領事とお会いされたと思うんですけれども、そのときにインドの人材の活用についてもお話しされたと思います。知事として、今後、長崎県の人口減少だったりとか、新産業を誘致だったり創業していく中で、インド人の人材活用についてどのようにお考えなのか、聞かせてください。
インドの皆様方も、既に県内に、各種学校に進学をされて、さまざまな資格取得のために勉強されている方々がいらっしゃるというお話を聞いているところであり、さまざまな分野において人材確保難という現状が見られるわけでありますので、そういったインドの皆様方も機会を通してご活躍いただけるような場を提供していかなければいけないと思っております。
その場というのは、例えばですけれども、技能実習生というあり方も国の制度であると思います。それとは別に、インドの4年大学でしっかり専門知識を持って日本語も学んだ人材の活用というのもいろいろ考えられると思うんですけれども。
それはあり得ると思いますね。特に、インドの皆様方は数学に強い方々が多いし、IT関連では非常に高度専門知識をお持ちの方々もいらっしゃるというようなお話を聞いておりますので、県内にそういった産業を担い得るような専門人材の集積・育成を図っていかなければいけないと。そのことを通して、関連産業の誘致も進めていければと考えているところがありますので、具体的にそういった動きがあれば、積極的に対応していきたいと考えております。 また、現在既においでいただいている方々は、技能実習生としての活動を予定されている方々もいらっしゃるでしょうし、将来的には国内留学でありますとか、さまざまな選択肢があるものと思っておりますので、そういったさまざまなチャンネルを通して、交流活動の拡大を目指していかなければいけないと思っております。
専門人材の集積・育成というのは、それは日本人だけではなく、インドとかアジアの人材も含めてという理解でよろしいんですか。
それは企業の方々が、どういった人材を求められるかということにかかってくる面がありますので、インドの方々が日本の関連産業に魅力を感じて、そういった場で就職、活躍をしていきたいというようなことであれば、そういった方々も対象に含めて学び直しの機会でありますとか、人材育成に努めていく必要があるものと思っております。
最後に、インドにも、そういう知事が人口減少対策の一環とされようとする新産業の育成の中で、ITだったりとか、ロボットだったりとかに強い会社が何件かあると思うんですけれども、そういった企業を、例えば、インドに限らず、アジアからアメリカもありますが、そこから誘致をしてきて、それで新産業育成のための一歩にするとか、そういったご意見とかお考えというのはいかがですか。
そういった、いわゆる次世代型の産業というんですか、そういった面については、まだまだ長崎県はサプライチェーンも少ないですし、重層的な産業構造を構築していかなければいけないと思っておりますので、国内産業にとどまらず、海外の関連企業の皆様方も誘致の可能性があれば積極的に動いていこうと思っております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線の話にまた、冒頭の方に戻ってしまうんですけれども、佐賀の山口知事は、やはり相当に、議論にも上らないというか、「これまで全線フル規格を考えたこともない」というような発言がありましたけれども、先ほど、「最大限の努力をしていきたい」というふうにおっしゃられましたけれども、これまで全然、佐賀を動かせないというところで、何か新たに具体的にこういうふうな働きかけ方をしていきたいというような知事のお考えがあったらお聞かせください。
山口知事さんと話をさせていただいておりますが、フル規格そのものが必要ないというようなことをおっしゃっているわけではなくて、やはり地元負担というのが地方の財政にとって過重ではないかといった観点から、そういうお話をなさっておられるものと理解をいたしております。 端的に言うと、地元負担が発生しなければ、当然ながら、新幹線の整備については、ご理解いただけるものと、こう思っておりますが、その地元負担を他県の立場でどう軽減していくのかということ、これはなかなかに難しい話でありまして、たびたび申し上げてまいりましたように、これは全国新幹線鉄道整備法で、その負担のあり方が定められている状況でありますので、そういった中でどういった地元負担軽減に向けた具体的な方策が考えられるのか、これは私どもの知恵だけでは足りない面もありますので、例えば、国の方にもご検討をお願いするなり、工夫をしていかなければいけない面があるのかなと思っているところであります。
ほかによろしいでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
新幹線の関連なんですけれども、昨日、JRの社長が、「リレー方式について赤字になるとの発言があった中で、単年度でも赤字になるという試算がある」とおっしゃってたんですね。ということは、1年度でも既に赤字で、毎年、毎年、赤字が膨らんでいくような構造が懸念されているらしくて、なぜかというと、短い区間しか走らないのに車両基地はつくらなきゃいけないし、乗務員基地もつくらなきゃいけない。なおかつ、在来線特急と新幹線で2つ用意しなきゃいけないみたいな可能性もあるらしくて、コスト削減に苦慮されている感じがあるんですけど、県として、まずはリレー方式が始まるわけなんですけど、集客を高めるための何か取組とか、あるいはコスト削減、僕はちょっとわからないんですけど、助成じゃないですけども、そういう負担を軽減するようなこととか検討することになるのかどうか伺いたいんですけど。
基本的にリレー方式というのは、経緯はご承知のとおり、フリーゲージトレインの開業が前提でありましたものが、このフリーゲージトレイン車両の開発が遅れるために、それで新幹線の開業そのものが遅れていいのかという選択肢の問題になってきたわけでありますけれども、もうご承知のとおり、県内の各沿線都市においては、新幹線開業を前提として、さまざまなまちづくりが進められている。その中で民間企業の皆様方もさまざまな投資を検討していただいている。そういう中で新幹線の開業そのものが遅れてしまうということになると、そういった動きに水を差してしまう形になるわけでありますので、それでは非常に今の状況が急激にしぼんでしまうということになりかねない。そのためにも対面乗り換え方式でもやむを得ないので、暫定開業の形でリレー方式で開業をしていただきたいということで6者間の合意に至ったわけであります。 したがって、その前提としては、さほどフリーゲージトレイン車両の開発、運行までしばらくの間という前提であったかと思いますけれども、今の状況ではフリーゲージトレインが難しいという話でありますし、しかもまた、ほかの整備方策を講じるということになっても、しかるべき期間が必要になってくるということでありますので、なかなかに悩ましい課題であろうと考えているところであります。 やはりそういった部分について、一自治体が赤字補?をするということは、これは考えにくい話であると思いますので、引き続き、長崎県内に、より多くのお客様が鉄道を利用してお越しいただけるように、観光振興等、あるいはさまざまな地域間交流の促進等に向けては、これまでと同様、力を注いでいく必要があると思っておりますけれども、そういった課題については、一刻も早く、今後の整備方針を見定めた上で本格的な開業を目指していく必要があるものと思っております。
それでは、これをもまして定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時29分(29分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie平成30年3月28日 臨時記者会見
会見内容
平成30年4月1日付人事異動について
それでは、ただいまから、人事異動に関する会見を始めます。 知事、よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。 4月1日付の一般職の人事異動を発表させていただきます前に、特別職の副知事の選任についてご報告をさせていただきたいと思います。 ご承知のとおり茺本副知事が、今年度末で任期満了を迎えられるということに伴いまして、その後任として上田裕司前総務部長にお願いしたいと考え、本日、県議会のご同意もいただいたところであります。副知事として、県政の推進に力を発揮していただけるものと考えているところであります。 それでは、4月1日付の人事異動について、お話をさせていただきます。 平成30年度という年度は、ご承知のとおり県の総合計画の実施3年目ということで、折り返しの年を迎えてまいります。また、私にとりまして3期目の初年度という年度になりますので、これまでも人口減少、県民所得の低迷、地域活力の低下といった構造的な課題に向き合ってまいりましたけれども、引き続き、人・産業・地域が輝くようなたくましい長崎県づくりに全力を注いでいかなければならないと考えております。 おかげをもちまして雇用創出数、移住者数は増加傾向で推移しておりますし、合計特殊出生率も上昇の気配が見られているところでありますけれども、まだまだ人口減少そのものに歯止めをかけるまでには至っておりません。したがいまして、今後さらに対策を強化していかなければならない数多くの課題が残されているものと認識をいたしております。 これからの4年間は、お話をさせてまいりましたように、より具体的な成果を県民の皆様方にお示しすることができるように、「人に生きがいを、産業に活力を、暮らしに潤いを」という3つの方向性を持って、これまで以上に施策の推進に力を注いでまいりたいと考えております。そのために、組織と職員の総合力を生かしながら成果を求めて活動を続けていかなければならないと考えているところでありまして、所要の組織改正、人事異動に取り組んできたところであります。 特に今回の組織改正の面では、人口減少に歯止めをかけるというのが最大の課題になってきておりますので、そういう意味で各部の施策を横断的に総合調整を担う職として、新たに統轄監を新設いたしました。総務省から人材を割愛採用したところであります。 そしてまた、そのほかの組織改正につきましては、例えば地場企業支援の強化、新産業創造の推進、経営支援対策の強化といったさまざまな政策課題がある中で、産業労働部を再編いたしまして、新産業創造課、経営支援課、若者定着課、こういった目的に沿った組織を新設をいたしました。また、このほか、都市政策の強化を図るための組織改正、漁業者の経営支援の強化などを目指した体制整備を進めてきたところであります。 人事の面につきましては、特に部長級、次長級の職員については、年功序列ということではなくて実力本位による登用起用を積極的に進めてきたつもりであります。それはなぜかというと、先ほど申し上げたように具体的な成果を県民の皆様方にお示ししていかなければいけないという思いでありまして、有人国境離島法に基づく国の施策等も最大限に活用しながら、地域の活性化も含めて強力に推進して、本県の人口減少対策をはじめとするさまざまな施策の推進に臨んでまいりたいと考えております。 それから、これもいつも配意すべき点として感じているところでありますけれども、やはり行政というのは継続性が求められるところでもありますので、一定必要な期間の在職、もうすぐに組織を含めて人事異動を行うということよりも、やはりそういった分野に一定期間在職することによって所要の成果を上げていただくということで、それぞれの職員の意向、適性、経歴などを見極めながら適正配置に力を注いできたところであります。 それからまた、女性職員の登用にも引き続き意を用いることといたしておりまして、ロールモデルとなるような幹部職員への早期登用も図っていきたいという思いで人事に取り組んできたところであります。優秀な女性職員を本庁課長級、あるいは総括課長補佐などに積極的に登用に努めてきたつもりであります。これから能力のある女性職員がキャリア形成を進めていただけるように、さらに環境を整えてまいりたいと考えております。 こうした取り組みのほか各団体との連携、市や町との連携、あるいは他県との交流などについても引き続き積極的に取り組んでいくことといたしております。ちょうど新庁舎も新たに供用開始を迎えたところでありまして、やはり幅広い県民の皆様方の参画をいただくことができるように、県民の皆様方との連携協働体制をしっかりとつくり上げて、思いを一つにして諸課題の解決に取り組んでまいりたいと考えているところであります。 まず、人事に当たっての基本的な考え等について申し上げたところであります。あとは、既に資料等も差し上げてあろうかと思いますので、ご質疑等をいただければと考えているところであります。よろしくお願いします。
それでは、ただいまの発言に関しまして、ご質問をお受けいたします。
まず、統轄監についてなんですけれども、これまで人口減少など対策をつくる時に、どういったことが課題になっていたので、統轄監ができることによってどういうふうに解消するのかというのを、もうちょっと具体的に教えていただけますか。
これまで人口減少対策は、特に若い世代の方々の県外流出がなかなか歯止めがかからないという状況でありましたので、まずはやはり若い人たちに魅力を感じていただけるような、良質の雇用の場を拡大していかなければいけない。 多くの県民の皆様方にアンケート調査等を行っても、「働く場がない」というような回答が大変多かったわけでありまして。したがいまして、各分野の産業の活性化、その中で良質な雇用の場を拡大していこう。併せて所得も向上を目指していかなければいけない。 そういうことで、まずは産業の活性化を図る必要がある。具体的には農林部でありますとか水産部、あるいは産業労働部等で産業の活性化等に力を注いで、雇用の場を拡大することによって若い人たちの地域定着を目指してきたところです。 ところがですね、産業セクションにおいてはもともと産業活性化というのは本来の業務目的でありましたので、そこは一生懸命、はちまきを締めて頑張っていただいてきたと思います。 ところが、例えば介護人材であるとか保育人材、あるいは建設産業等を考えてみますと、やはり行政としてのお付き合いの仕方というと、建設産業というのは公共事業の発注相手だと、受注機会をいかに適正に提供していくかという観点でしか考えてこなかった。しかし、それを産業として見た時に、もう少し施策のあり方として考えられるんではなかろうかと。 例えば、公共事業の受・発注だけではなくて産業として建設業を捉えた時に、そこに人材もありますし、資金力もお持ちでありますので、さらに、複合産業化といっては、一面的な表現かもしれませんけど、既に建設業の皆様方が、しいたけの栽培に取り組まれる、農業分野に進出される、あるいは養殖を手掛けられる、いろんな分野に業務を広げていただいている。実は、そういう取り組みが地域にとっては極めて大事なことでありますので、そういった取り組みをしっかりとサポートしていく、そういった視点が必要だということ。 それから、医療・福祉の分野でも、介護人材の確保は難しい、難しいと、こう言ってきていましたけれども、そういった福祉関連も一つの産業として捉えた時に、やっぱり人材確保難ということでありますので、じゃ、どういった形でサポートして人材の育成・確保を支援していけばいいのか、そういった取組も実は人口減少対策にとっては必要不可欠な分野であると思っています。 したがって、全ての県の政策を横串を通して、人口減少の観点からもう一度見直していただいて、必要な施策については積極的に対応策を講じていく必要がある、そういう思いで統轄監というポストをつくって、部局横断的な視点から人口減少対策をもっと積極的に進めていこうと考えたところです。
そうすると、人口減少対策という面で、あらゆる事業とかを、今まで縦割りだったものを一括して見れるということですよね。 続いての質問なんですけれども、そういう大事な統轄監に総務省の方を充てるというのは、何か大きな理由があるのでしょうか。
これはもちろんプロパー人材でもよかったのですが、適正な人材がなかなか思い浮かばなかったということもありますし、地方創生等で全国的な視点でいろんな実例等もお持ちの方がいらっしゃるだろうということで、人材をお願いしたところであります。
もう1問だけ、女性職員の登用なんですけれども、去年もかなり力を入れられていて、課長補佐とか、そういった女性の割合は過去最高だったというのはあったんですけれども、去年に比べて、今年、女性職員の登用で目玉みたいなところは、どんなところなのでしょうか。
目玉というんでしょうか、これは課長級のこと、実は、女性職員ですが、残念ながら部長職にはまだ女性職員、就任していただいていないのですが、次長級に去年1人だったものが今年は2人に増えておりますし、課長級で昨年24名だったものが、今年31名に増やしております。ただ、目標はさらに高いところで目標数値を掲げておりますので、もっともっと人材育成、登用を進めていかなければいけないと思っております。
ありがとうございます。
同じような質問なんですが、統轄監なんですけれども、こちらはポストとしてですか、部局みたいなものがまた新たにできるというようなイメージなのでしょうか。
部局というよりも、各部長さんの上に立って全庁的に施策の推進に横串を刺していただく立場ということでありますので、各部に属しない統轄監という職になります。
統轄監のポストは知事直轄というような見方になるんですか。
知事がいて、2人の副知事さんがいて、1人の統轄監がいらっしゃるということになると思います。直轄といえば直轄に近いポストであります。
「知事直轄のポスト」とかいう書き方をしてもいいですか。
部とかではないですね。統轄監が一人立っているので、統轄監グループといいますか、組織ではないと思います。
補佐監というポストの方も新設になっていますけれども、これはどういう階級で、どういう役割を果たしていく方ですか。
全ての施策を人口減少の観点で捉えて組み立てていただくということでありますので、地域によっては、例えて申しますと、いろんな方向性が出てくると思うんです。例えば、離島地域では、観光客は来てくれるんだけれども、ホテルが欲しいねといったら、ホテルをその地域に誘致して、安定的に宿泊をしていただけるような環境を整えないといけない。そういった際に、もちろん全てのそういった課題を統轄監が自らこなしていくことは不可能でありますので、ある程度ターゲットを絞ったり、どういうところに、どういう誘致活動を展開するのか、方向性等を練り上げて、そして担当部局の方と協議、調整をして実現に結びつけていく。したがって、統轄監をサポートする事務体制として、補佐監のスタッフも設けたということになります。
階級で言うと課長級ですか。
課長級です。現職の課長が横ズレしてきます。
人事の関係なんですけれども、副知事をお聞きしたいんですけれども、上田さんを副知事にされているというのは、そもそも県職員を一回定年退職されて、そういう方が別のところにいらっしゃってから、また戻ってくる、副知事で戻ってくるというケースは過去あるのでしょうか。
これまでのケースでいけば、過去、そういう形で一旦退職されて、また戻ってくるというふうな形というのはございません。
ない。それは戦後ないということですか。
過去のケースをさかのぼって、ここ10年ぐらいを見た時には無いんですけれども、昭和の時代まで遡ると、1件例があったのではないかと思います。
それじゃ、細かいことは確認させていただければと。何年の、どういうケースあったとか、ただ、そういう意味では結構異例な感じに見えるんですけれども、知事の上田さんを副知事に充てる狙いというのは、どういうところにある。
先ほど冒頭申し上げましたように、これからは具体的な成果を上げて、いかに努力したと言いながら、成果が得られないと意味がないというぐらい強い思いで臨んでいきたいと思っております。そのためには、やはり行政だけの力では成果が得られない、もっともっと、職員はもちろんでありますけれども、民間の方々とも話を進めて、思いを一つにして、連携できるような施策の推進体制をつくっていかないといけないと、こう思っておりまして、そういう熱い思いを持って取り組んでくれる人は誰だろうかという思いで今回の人事を行ったところであります。
上田さんが、そういう民間との連携とかに熱い思いを県職員の幹部時代から持っていらっしゃったということですか。
結構熱い思いを持って仕事に取り組んでくれてきた人じゃないかと思っておりますし、副知事さん2人体制で就任していただいているわけでありますけれども、1人はプロパーという形でこれまでも考えてまいりました。そういった中で、誰が一番の適正な人材であろうかと考えて、上田さんにお願いしようと考えたところであります。
ちょっと聞きにくいんですけれども、池松さんが教育長を留任されているんですけれども、池松さんは総務部長もたしか経験されて教育長になられたというステップがあって、特別職を既にされていて、池松さんがなるんじゃないかなという声も雑談チックに聞くとあったんですけれども、何かその辺、どうですか。
確かに、これまでの副知事に就任していただいてきた方々というのは、教育長を経験されて副知事にご就任になられた方々もそれはいらっしゃるわけでありますが、池松さんには、これまで教育長として仕事をしていただいて、非常に大事な部分を担っていただいてきました。例えば県内就職促進でありますとか、また新たに「ふるさと教育」に力を入れてくれ、あるいはグローバル人材の育成に力を注いでくれということで、着実に教育委員会の方々と力を合わせて、具体的な成果に結びついていただいてきたところがありまして、今、さらに「ふるさと教育」をもう一度組み立て直そうということで、私は人材育成というのは、長崎県にとって一番大事な分野であるし、「人財県長崎」の確立をさらに目指していかなければいけないという時に、じゃ、池松さんに代わる人が誰かいるかというと、なかなか思い当たらないし、それだけ重要な仕事をお願いしてきたという思いがあります。 そういった中で、片や続投していただいて、茺本副知事の後任として上田さんをお願いしたということでございます。順番でということじゃなくて、よりこれからの仕事の進め方を考えた時に、どういう選択肢がベストであろうかと考えてきたところであります。
あと一点だけいいですかね。組織改正のほうで、「若者定着課」というのが、まさに人口減少対策と直結することだと思いますけど、こういう課として若者定着課という冠までつけてやるというのは、珍しい印象があるんですけれども、ちょっと思いを伺えればと思うのですが。
これは、まさに人口減少対策の最大の課題は、若い人たちの県外流出でありますし、先ほど申し上げたように、高校卒業生については、県内就職率も少しずつ高まりを見せている。しかしながら、大学生の県内定着率、就職率は一向に上がる気配がない。むしろ下がっているという状況でありますので、それこそまさに、一人ひとりの大学生にどういう形で働きかけをしていくのか、大学の先生方への働きかけも含めて、どういう仕組みをつくり上げて地域に若い人たちに目を向けていただき、定着し、活躍していただくことができるのか、そういう視点で施策をさらに強力に進めていかなければ成果に結びつかないと、そういう思いで、改めてそのことを政策課題として捉えて、目標達成のための組織を立ち上げたというふうにご理解いただければと思います。
ほかにございませんか。
統轄監の関係、一点確認したいんですけれども、統轄監自体は、政策の横串で庁内の調整に当たるというようなイメージだと思うのですが、統轄監自身に予算を与えて政策立案とかをするお考えはあるんでしょうか。
どこで仕事をやるかということなんだろうと思います。統轄監のところでしかできない仕事というのがあれば、それは当然、予算も措置しなければいけないと思いますけれども、ただ、大半の業務は既存組織の中で取り組んでいくという分野が多いのではなかろうかと思っております。そこは、これからの業務の進捗状況、進みぐあい等を見ながら、どういった形で措置するのが一番適正であるのか、柔軟に対応していかなければいけないのではなかろうかと思います。
統轄監なんですけど、これは例えば、知事が在任中は常設の機関として置くものなのか、それとも、例えば1年とか2年とか時限的に置いている組織なのか、そこら辺のところのお考えも。
それはやはり具体的な人口減少に向けた動きが出てきて成果が得られるかどうか、何としても動きが出てくるまではお願いして頑張ってみようと思っております。
もう一度、上田さんを副知事に登用した理由として、いろいろ熱い思いを持っていらっしゃる民間人の方は多いと思うのですけれども、とりわけ上田さんを選んだ理由をもう一度、ご説明いただけますでしょうか。
恐らく一緒に仕事をした職員の中には、うるさく言われるという評価をお持ちの方々もいらっしゃるでしょう。相当熱っぽく議論をして、思うようにいかなかったら厳しい指摘を受ける、そういうこともある人だと思っております。 やはり先ほどから繰り返し申し上げているように、成果が出て初めて評価に値する形になるわけでありますので、どんなに努力している、頑張っていると言っても、どんな成果が得られているのか、その成果を突き詰めて求めていただくためには誰がいいかという観点で人を選んだところであります。
今回の人事ですけど、一言で言えば、何人事と言うことができますでしょうか。
一言で人事を言うような話が適正なのかな。どうなんですか。
やっぱり今回、3期目に当たっての中村県政を踏まえたというふうなことが一番だと思います。
成果を求める体制づくりでしょう。
よろしいでしょうか。それでは、では、一旦人事に関します会見を終了いたします。
ありがとうございました。
引き続き、定例会見に移りますけれども、しばらくお待ちください。
・午後2時30分から午後2時54分(24分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年3月28日 定例記者会見
会見内容
諫早湾干拓事業について(1)
それでは、改めまして定例記者会見を始めます。 よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。私の方からは、特にございませんので、あと、よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方から、ご質問をお願いしたいと思います。
この4月で諫早干拓は営農から10年を迎えますが、その現状の受け止めを聞かせていただけますでしょうか。
干拓地営農、環境保全型の大規模営農を目指して取り組んできたところでありますけれども、大変なご苦労もおありだったろうと思います。干拓地ならではの土壌の性質等もありまして、また反面、非常にミネラル分が豊富で生産物等については高い評価が得られているということで、本当にご苦労もあり、また、それぞれの経営体によって少々違う面はあるかもしれませんけれども、これまでしっかりとした経営をつくり上げてきていただいているという現状については、大変ありがたいことだと思っております。 私も、これまで干拓営農地については幾つか現地見学等もさせていただいたことがありましたけれども、ややもすると農地が別の用途に転用されたりというような事例も散見される中で、この諫早湾干拓営農についてはリース方式を採用させていただいているということで、継続して農地をフル活用しながら営農が行われているということを、本当に生産者の皆様方のご努力の賜であろうと考えているところであります。今後さらに、地域の特色を生かして立派な営農を確立していけるように、我々も行政として頑張っていかなければいけないと思っております。
当初思い描いていたものと、今、10年たっての現状と比較してみて、うまくいっているのか、もうちょっと足らないのか、そこら辺のご所感というか、どうお感じになりますか。
私は、もう少しいろんな課題が出てくるのではなかろうかと。さまざまな事案等が生じてくる可能性もあるのではないかと思っておりましたけれども、これも本当に営農者のご努力のおかげだろうと思いますけれども、比較的順調に推移しつつあるのではなかろうかと受け止めております。
関連してなのですが、営農者の2者の方から、県が提訴されるという形になりましたけれども、このことをどのように受け止めていらっしゃいますか。
今回、訴訟が提起されるに至りましたけれども、やはり当初は、この営農地を活用して立派な干拓地営農を実現していこうという思いを持って努力をしてこられた方々であるのは間違いないと思っておりますが、今、訴訟が提起されるというような状況に立ち至っておりますこと、大変残念に思っております。 具体的な中身についてはいろいろあるのだろうと思いますけれども、それはもう訴訟案件でありますので、訴訟の中で対応をさせていただく必要があるのではなかろうかと思っております。
社会福祉法人の監査について(1)
もう一点なのですが、宮内県議の社会福祉法人への監査が行われていましたけれども、これの結果というのはもう出たのか。出てないとしたら、目処はいつぐらいになるのか、お話をいただいてよろしいですか。
今、監査は、社会福祉法あるいは障害者福祉法に基づいて、法人運営あるいは施設運営が適切になされているかという確認がなされているというふうに理解をいたしております。具体的な内容等については、これは現在、監査中のことでもありまして、実効性を担保していかなければいけないという事柄の性格上、お答えしにくい点があるということはご理解いただきたいと思いますけれども、これまでの実例等を見ましても、どのくらいにめどが立つのか、相当時間を要する場合もありますし、事例によって、期間等についてもまだ予見できないという状況ではなかろうかと考えております。
まだ監査が続いているという理解でいいですか。
担当課はいらっしゃいますか。まだ続いてますか?
監査中でございます。
諫早湾干拓事業について(2)
諫早湾干拓に、先ほどの営農者の方の話に関連してなんですけれども、野鳥の食害被害に対しての県の考え方と、これからの対応について教えてください。
野鳥対策。
私の方からお答えさせていただきます。カモの被害対策につきましては、先進県におけます対策の状況を把握いたしまして、その実施を農業者の方々に働きかけております。 また、被害防止対策として、天敵の鳴き声により追い払いを行うような先進的な機械の実証を今、行っております。また、カモの飛来時期に、被害を受けにくい作型に変えるなどの対策も含め、営農者の方々と協力して総合的な対策をしっかりと支援いたしまして、被害の軽減を今、図っているところでございます。
よろしいでしょうか。
その予算的なものと申しますか、営農者の方々に自主的に、そういった野鳥被害を防ぐ部分に関しての、何か支援ということに関しては、変化、変更はあるのでしょうか。
支援というよりも、今、どういった機材が一番効果的かというところを、確認、実証をしております。この効果が確認できましたら、国の鳥獣被害防止総合対策交付金がございますので、その対象にいたしまして補助ができるようにしていく予定でございます。
わかりました。ありがとうございます。
石木ダム建設事業について
2つ目です。石木ダムについて質問です。知事は、知事選期間中に地権者の方と、前提のない話し合いの場を持つというふうにお約束をされていましたけれども、これはいつごろ実現を考えていらっしゃいますでしょうか。
今、具体的な話し合いの場の持ち方について、担当部局と地権者の皆様方と協議がなされているところであります。条件が整えば、できるだけ早くお会いする機会をいただければと思っております。
事業認定取り消しの判決が7月9日出される予定ですけれども、それよりも前、後、何かその想定はありますでしょうか。
その前に、さほど時間を置くことなくというのが、当初の考え方でありましたので、そんなに時間を置くことは想定しておりません。
三菱幸町工場跡地について
最後の質問です。V・ファーレン長崎について、新スタジアム構想について伺います。 三菱重工の幸町工場移転跡地にV・ファーレン長崎の高田社長が新スタジアムをつくる構想を発表されておりましたけれども、来月にも事業者が認定されるということで、県として、この本拠地移転に対しての考え方を伺えればと思います。
幸町の跡地の利活用方策の一つとして、そういったご提案がなされているのだろうと。実は、具体的な話は、まだどこの社の方から、どういったご提案があるというのは、三菱重工さんからもお聞きしていない状況でありますが、そういった機能を備える施設ができるということは、町の魅力をさらに高める上では非常にすばらしいことであろうと思っておりますが、ただV・ファーレン長崎の件については、これまで諫早市さんも、ホームスタジアムとして、さまざまな機能整備等についてもご負担をいただき、またサブグラウンドを整備されたり、あるいは交通対策等についてお力添えをいただいたり、県、市一体となって取り組んできた経過もあるわけでありますので、そこはやはり諫早市さんとしてどんなふうにお考えなのか、そういった点についてもお考えをお聞かせいただきながら進めていく必要があるのではなかろうかと考えております。
ありがとうございます。
それでは、各社の皆さんからどうぞ。
社会福祉法人の監査について(2)
先ほどの読売新聞さんの宮内議員の施設に対する監査なのですけれども、宮内議員の持っている施設の職員の方とか、元職員の方の中には、県の監査がちゃんとやってくれるのだろうかと、県議会議長を2度も務めて大変大物の議員がその施設の理事長をやっていらっしゃるので、本当にちゃんと県がやってくれるのだろうかという不安の声も聞かれていますが、改めて、県の監査を厳正にやられるとは思うのですけれども、そちらの決意みたいなものをお聞かせ願えませんでしょうか。
国から受託した事務を進めさせていただいているわけでありますので、法律に則って適正な運営がなされているかどうかというのはしっかり監査をさせていただいているところであると理解をしております。
ありがとうございました。
ほかにございませんか。
カズオ・イシグロ氏の名誉県民顕彰について
今日、カズオ・イシグロさんが名誉県民に選ばれたのですけれども、具体的に贈呈の方法、どういうものを検討しているかということについてと、あと来県の見通し、以前の会見だと、厳しいのではないかというお話だったのですけれども、そこから何か変化はありますか。
今、イシグロ様は執筆活動を進めておられて、なかなかご来県いただく機会をいただくというのが難しい状況にあるというようなお話をお聞きしているところであります。したがって、どういった形で名誉県民としての顕彰をさせていただけるのか、これから検討してみなければいけないと考えております。
その以後というと、贈呈の方法じゃなしに、やっぱり来県は常に働きかけていくような考えでいらっしゃいますか。
そうですね。本当に大切にふるさと長崎のことを思っていただいておりますので、ぜひ今後来県の機会をいただければと思っております。ただ、そのタイミングと顕彰の機会というのが大幅にずれていいのかというと、なかなか好ましい形でもないだろうと思いますので、どういった形で接点が設けられるのか、これから検討していかなければいけないと思っております。
ほかにございますか。
水陸機動団の創設について
昨日、佐世保市の相浦、陸上自衛隊の方に水陸機動団という離島に特化した部隊が新設されたと聞きましたが、それについて知事の所感を聞かせてもらえますか。
長崎県は一番国境離島が多い県でありますし、やっぱり離島の防衛というのは重要な観点であると思っております。そういった意味で、離島県長崎にそういった水陸機動団といった国家防衛の組織が設けられるということは、大変心強いものだと受け止めております。
一方、災害とかの面ではいかがでしょうか。
いつも防災訓練の時にもご参加いただいておりますし、特に、長崎県はこれまで大規模自然災害の経験をして、その都度、自衛隊の皆様方には本当にありがたいご支援をいただいてきているわけでありますので、離島地域を含めて、機動力の高いそういった部隊が身近に存在するということは、いざという時には本当に頼りがいのある存在になってくるのではなかろうかと思っております。
LCACの夜間航行訓練について
あともう一点、西海市の米軍のLCACの問題についてなんですけれども、去年、今年に入ってからも、西海市が望まない形で夜間航行が繰り返されています。また、4月と5月にもやるというふうに米軍の方から通知があったというふうにありますが、西海市が望まない中で夜間航行が繰り返されるということについて、知事自体、どのようにお考えでしょうか。
これは協定書の中に、九州防衛局との間で調整するといった趣旨の内容が盛り込まれているわけでありまして、西海市の皆さん方は、良好な関係のもと、これを受け入れてこられたわけであります。したがって、そういった信頼関係は大切にしていただきたいと、こう思っておりますので、一刻も早く調整が進められて、双方の理解が得られるようになることを期待しておりますし、また県としても、そういう趣旨で防衛省に対しても申し入れ等を行ってきたところであります。
信頼関係というのは、西海市とアメリカ軍という意味ですか、それとも西海市と九州防衛局という意味。
3者それぞれの関係だろうと理解をしております。
すみません、最後に、米軍基地を抱える都道府県で渉外知事会というものがあると思いますが、例えば、そこの話題、議題として、西海のLCACの夜間航行のことを挙げて、渉外知事会として、例えば、防衛省だったり、米軍に対して申し入れを行うとかというお考えというのは、知事の中ではいかがですか。
さあ、そこまで。未解決のままずっと時間が経過するということであれば、そういった手法もあるいは考える必要があるのかもしれませんけれども、もっと早期の解決を目指して関係機関に努力していただければと思っております。
IRについて
IR関係でお伺いしたいのですが、IRは、推進室を格上げされて、IR推進室が独立して、さらに誘致に向けて力を入れる事案だと思うのですけれども、昨日か、自民と公明党が、週に3回、月10回とか、IRというか、カジノの利用できるところを合意されたりしていまして、その辺については、ギャンブル依存症対策の議論がいろいろある中で、知事としては、妥当と受け止めていらっしゃるのか、その辺、どういう所見を持っていらっしゃるのか、伺えればと思います。
IRというのは、さまざまな規制のあり方というのは、やっぱりそれぞれの国の特性のもと、考えられるのだろうと思います。最も日本国民の皆様方が懸念されておりますのは、ギャンブル依存症の問題であろうかと思いますので、そういった意味では、一定の回数制限等を設けられるということは考えられ得る話であろうと理解をしてきましたけれども、むしろ、私どもが強く期待していきたいと思っておりますのは、国内客もそうなのでしょうけれども、インバウンド客、そういったお客様をいかに数多く迎え入れることができるかというところが非常に大切な視点になってくるものと思っておりますので、今、検討が重ねられておりますのは、それはそれで私は理解できるところではなかろうかと思っております。
あと一点なのですが、IR実施法案の中身の中で、やっぱりMICE施設をセットでつくるべきだということは、国の方針としては固いように受け止めているのですけれども、そうなってきた時は、佐世保市のハウステンボスのどこか近くに、中なのか、そばなのかわからないですけど、MICE施設をつくることになるかもしれないと思うのですね、認定された場合に。その時は、県としては、何かそれは、その施設に対して助成をするとか、そういうお考えはあるのですか。
それはあり得ない話だと思います。というのは、IR施設として認定を受ける必須要件として、MICEは我が国を代表するような、国際競争力の高いものを設けなさいと、必須要件に今までは位置づけられてきているわけであります。それは、やはりIR事業に取り組む事業主体、いわゆる民間の方々がすべて出資、経営をなさるわけでありますので、行政はそれを認定する立場だったかな、承認する立場だったかな。
選定する立場です。
選定する立場ですので、一切そこに対して助成措置を講ずるなんてことはあり得ない話であります。したがって、全く民間の判断によって、規模であるとか、そういった機能であるとか、そういったものが、いかにIR全体としての集客力に機能を果たすことができるか、そういう観点で判断がなされるものと理解をしております。
そうなってきますと、ハウステンボスとかが、実際つくるというか、中心になってIR施設をつくるという。
IR区域の中に設けられるという形に。
MICEをですよね。
はい。
それは、そうなるかもしれないことは、ハウステンボスは了解しているという理解でいいですね。
もちろん、前提として受け止めていただいているものと思っております。
そうなった時にちょっと想像されるのが、田上市長が長崎市にMICEをつくろうとしている件と、佐世保市にMICEができる件というのが2つあって、そうなってきた時に、それほど学会とか大きな会議とかが、長崎に来れば一番いいことだと思いますが、結構分散というか、ニーズが割れるというか、そういうことも考えられるのかなと思うのですけど、その辺、何かお考えがあれば伺いたいのですが。
先ほど申し上げたように、いろんなIRの構想を策定される際に、国の要件としては、先ほど申し上げたような、要は、我が国を代表するような機能を備えたものを必須要件として整備していきなさいという話でありますので、そこに対して、実は行政が制約を加えるというようなことはあり得ない話だろうと思います。 したがって、そういった中で、少しタイミングが同時で進んでいくのか、ずれていくのかよくわかりませんけれども、そうした動きがあるということは、十分、お互いに念頭に入れておいていただく必要があるのではなかろうかと思っております。
それでは、時間もまいりましたので、これで終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後4時22分(52分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie平成30年2月23日 臨時記者会見
会見内容
平成30年度当初予算(案)について
それでは、ただいまから、平成30年度の当初予算に関する記者会見を始めます。 まず知事から、予算の概要につきましてご説明を行い、その後、一括してご質問をお受けいたします。
それでは、よろしくお願いいたします。 来年度の当初予算の概要について、少しだけお話をさせていただきます。 お手元に、「来年度当初予算のポイント」という資料をお配りしてあろうかと思いますが、思いの部分だけ触れさせていただきたいと思います。 まず、1ページをご覧いただきたいと思います。 当初予算編成に当たっての基本的な考え方でございますけれども、ご承知のとおり今年は知事選挙がありまして、どこまで具体的な形で肉付けができるのか、時間的な余裕が得られるのか、大変苦慮した面もありましたけれども、選挙期間中、改めて県内各地域におじゃまをし、多くの皆様方と言葉を交わしてまいります中で、やはりそれぞれの地域、集落が、さまざまな課題が顕在化しつつあると。高齢化が進み、過疎化が一段と進行しつつあるということに強い危機感を感じてきたところであります。 そのために、県民所得の向上対策でありますとか各分野にわたる産業の振興、何よりも人口減少対策を、何としてもさらに強力に前に進めていかなければいけない。そういったことから、できるだけ肉付けをした上で予算を編成したいと考えてまいりました。政策的な経費も含めて、可能な限り当初予算に盛り込んできたところであります。 編成に当たっての基本的な考え方でありますけれども、選挙期間中に県民の皆様方に訴えをさせていただいてまいりました、県民の皆様方の思いや夢をかたちにして、成果としてお届けしたい。そのために、人に生きがいを、産業に活力を、暮らしに潤いを与えられるような施策の推進に全力を注ぐと申し上げてきたところでありまして、そういった方向性のもと、予算の査定作業に取り組んできたところであります。これまで以上に県民の皆様方と連携を深めながら、こういった3つの基本的な方針のもと、施策をさらに全力で推進してまいりたいと考えております。 そしてまた、ご承知のとおり、平成29年度の補正予算も、国の経済政策パッケージに対応して編成する必要が出てまいっておりまして、当初予算とほぼ一体的な形で予算編成を行ってきたところであります。 併せて、有人国境離島法の関係の交付金、地方創生推進交付金なども最大限活用していくことを前提に編成作業を進め、内容をできる限り盛り込んできたところであります。 そういった一方で、これまでも申し上げてまいりましたように、本県の財政状況は大変厳しい状況にありますことから、財政健全化に向けた取り組みについても併せてチェックを重ねながら、具体的な成果が上がるように留意をして編成を進めてきたところであります。 その結果、一般会計予算総額6,960億円ということで、前年と比較いたしますと285億円の減という形になっておりますが、この減少の最大要因は県庁舎の建設費、これが243億円減少となったということによるものであります。 そうした予算を編成した結果の基金の状況でありますが、資料の7ページにご紹介しておりますように、財源調整3基金の状況であります。平成30年度の当初予算編成に当たって、この3つの基金を180億円取り崩しを余儀なくされたということであります。その結果、年度末の残高見込みは14億円ということで、ほとんどこのまま執行してしまいますと基金が枯渇するというような厳しい財政状況にございます。したがって、これからもやはり財政健全化に向けた取り組みをしっかり進めながら、政策関係予算のあり方を検討していく必要があるものと考えているところであります。 一方、県債の状況でありますが、総額残高の見込みが1兆2,464億円ということで52億円増えておりますけれども、そのうち23億円が臨時財政対策債の残高増ということになっているところであります。 それからまた、このページの下の方に紹介しておりますように、財政健全化に向けた具体的な取り組みの計数でありますけれども、行財政改革推進プランによる平成30年度の節減見込み額57億円でありましたけれども、これを19億円ほど上回る76億円の経費の節減、収支改善に努めて予算を編成してきたところであります。併せて、財政構造改革のための総点検を進める中で4億円程度の改善も図ってきたところであります。 そういった中で、具体的な施策の方向性でありますが、8ページに記載しておりますように、引き続き、先ほど申し上げましたように人・産業・暮らしに着目しながら、人に生きがいを与えられるような政策、産業に活力を与えるための施策、暮らしに潤いを与えるための施策の強力な推進に取り組んでいこうと考えてきたところであります。 具体的には、9ページ以降、それぞれの柱ごとに個々の事業群を紹介しておりますが、このうちで幾つかお話をさせていただきますと、特に、高齢化がどんどん進んでいく中で、やっぱり認知症対策にしっかり取り組んでいく必要があるものと考えておりまして、9ページの中段にご紹介しております「認知症予防運動の推進」、これにしっかり取り組んで、認知症の予防対策に力を注いでいきたいと考えて、関係の事業費を計上いたしました。 併せてまた、各介護事業所等において、介護度の改善に具体的な成果を上げていただいたところ、こういったところについては、評価・表彰制度を設けるということにいたしております。併せて、認知症サポートセンター等の体制をしっかり整備をし、若年性の認知症患者に対する相談支援体制を強化していくことといたしております。 それから、次の10ページに、周産期医療体制の拡充を図るというお話も、これ、選挙期間を通して申し上げてまいりましたけれども、具体的には、ここに記載しておりますように、長崎大学病院の周産期母子医療センターの整備に対して、支援措置等を講じることといたしております。 それから、人材育成の分野でありますけれども、まず、さまざまな分野にわたる人材の育成確保と復職支援体制の充実ということで、一番上の欄でありますが、ここに3つの事業を紹介させていただいておりますように、それぞれの分野で活躍していただき、また社会を支えていただく人材の育成と、復職支援体制の充実に力を注ぐことといたしました。 そしてまた、産業を支える高度専門人材等の育成を進めて、人財県長崎の確立を目指したいと申し上げてまいりましたけれども、まずはふるさと教育の充実等に力を注ぎ、地域で活躍していただけるような人材の育成、そして、産業を支える人材、「ながさき輝く人財雇用創造プロジェクト事業」、ここでもそれぞれの分野の産業を支えるための人材の育成に力を注ぐことといたしております。 それから、二つ目の柱であります産業に活力をという欄でありますが、これも選挙期間を通してお話をさせていただきましたけれども、いわば商工業分野における産地計画に相当する取組として、「地域産業活性化支援事業費」2,700万円を計上しております。これはそれぞれの地域で産業活性化計画を策定いただいて、その目標達成のために商工会、商工会議所、そして各市や町、県、もちろん各事業者の皆様方は当然でありますが、そういった関係者が目標を共有しながら具体的な成果に結び付けることができるように、力を合わせて全力で産業活性化に取り組んでいくということにいたしたところであります。 それから、14ページに観光産業の活性化のための事業群を紹介しております。観光消費額を引き上げるために「プレミアムコンテンツ創出事業」、こういった事業にも継続して力を注いでいきたいと考えております。それから、インバウンド客を増やしてまいりますために、「ビジットながさき・インバウンド旅行需要創出事業」、こういった東アジア、東南アジア市場を中心に、本県の観光セールスを強化していきたいと考えております。 そして、次のページには「DMOの組織化支援事業」等についても、引き続き積極的に取り組んでいくことし、また具体的な多言語コールセンターの開設も進めることといたしているところであります。事業費は相当増えてまいりましたけれども、IR構想については、引き続き着実に推進してまいりたいと考えております。 それから、商工業等の活性化の分野では、ロボット、IOTといった次世代型の産業の育成、誘致に力を注ぐことといたしまして、人材育成を含めて、これから計画的な取組を進めていきたいと考えているところであります。 また、17ページの上から2段目の菱形でありますけれども、これは従前の県民所得向上対策として取り組んできた事業でありますが、「新成長ものづくり産業生産性向上・拡大支援事業」ということで、新たに企業間連携を強化するという観点から、引き続き支援施策を推進することにいたしております。 農業分野では、18ページに紹介しておりますけれども、基盤整備の促進とスマート農林水産業の検討、実証化を積極的に進めて、目標の達成を目指していきたいと思っております。そしてまた、食品加工センターについては、整備検討に着手することといたしました。 それから、暮らしに潤いをということで、住み心地がよいそれぞれの地域づくりに官民協働して取り組んでいくということで、新たな有人国境離島地域を対象にいたしまして、毎年毎年、創業事業拡大を通して、雇用の場を確保していく必要がありますけれども、交付金等の制度を有効に活用し、島の若者が島内で学び、また成長し、島内で起業、創業に結び付けることができるような支援施策も講じることにいたしているところであります。こういった三つの視点に着目した施策の推進に力を注いでまいりますほか、そのほかの大きな事業といたしまして、21ページに紹介しております、新県立図書館の整備事業として57億円、そして長崎警察署の整備事業費として10億円、そして県立大学佐世保校の建て替えに要する事業費として9億2,400万円、そして工業団地整備支援費として約8億円、こういった関係予算も計上をいたしたところであります。 以上、来年度の当初予算の編成に当たっての考えなり、また主要な事業等について幾つかご紹介を申し上げたところであります。あとはご質疑等を賜ればと考えているところでありますので、よろしくお願いします。
まずは、今回の予算を一言であらわすとすると、どんな予算というふうに位置付けられるか、伺いたいと思います。
これまで「夢をかたちに」ということを繰り返し繰り返し申し上げてきましたので、「夢をかたちにする第一歩目の予算」ということでしょうか。
それに関連して、「夢をかたちに」のこの夢の部分なんですけれども、知事の中でどういったものが県民の夢であるというふうに考えられて、それをどう具体的に、今回、予算の中に盛り込めたかなというような何かこう・・・・・・。
やはり元気な地域、元気な長崎県をつくるというのが、やはり私の使命であると思ってまいりましたし、また、県民の皆様方も同じような思いをお持ちじゃなかろうかと思います。そのために、やはりまずは産業の活性化、次の長崎県の経済を支え得るような、第2の基幹産業となり得るような産業をしっかり育てていかなければいけない。そういった中で、良質な雇用を創出し、活力のある地域づくりに結び付けていく必要があるものと考えてまいりましたので、そうした思いをできるだけ実現するために、具体的な形で予算の中に盛り込んでいきたいと考えてきたところです。
「具体的成果を示さなければいけない」とか、「示したい」という言葉を知事選の中でも言われてきましたけれども、今回、それに向けて、ここはもう絶対にこう示せるぞというふうな自信というか、この予算の中でここを見てくれというようなものがありますか。
それぞれの分野で、いろいろなことを申し上げてきたんですが、やはり、より効果を高めるためには、これまでの事業自体を見直して、もっと力強い政策パッケージとして練り上げる必要があるということで、一部、ちょっと当初予算に間に合わなかった事業などもあります。具体的には、「健康長寿日本一プロジェクト」、これはもう人生100年時代を迎えて、健康長寿日本一の県づくりを目指そうと考えてきたのでありますが、食事、運動、健診、こういった既存事業があるわけでありますけれども、それが本当に日本一づくりに結び付くかというところまでやっぱりパワーを高めていかないといけないと、こういうことで、そういった分野については、まだまだ検討を要し、また、各市や町との役割分担でありますとか、思いの共有化、そういった準備も必要になりますので、改めて今後の補正を目指して検討をすべき課題もあります。外国人材の受入体制の構築、そして、ベンチャー育成支援拠点を整備すると、こう申し上げてきましたけれども、そういった分野についても、まだ具体的な形でこれから熟度を高めていく必要があるものと思っておりますので、思いが一番こもった部分としては、そうですね、やはりパーツ、パーツで少しずつ幾つかの成果が見られつつある人口減少分野で、今後さらに形にできるように、関係の施策を連携させながら取り組んでいかなければいけないと思っているところでしょうか。
最後に、当初予算に間に合わなかったところを幾つか言っていただきましたけれども、それは、知事選との、期間が短かったからということなのか、やっぱり厳しい予算編成の中で、どうしても先送りせざるを得なかったのか、そういったところを。
財政状況というよりも、私が選挙を通して県民の皆様方に申し上げてきたこと、これは、実はまだ県の組織に具体的に一切おろしてなかったものですから、肉付け予算の中で具体的な政策として熟度を高める時間が足りなかったというところに主な要因がある課題であります。
今おっしゃったんですけれど、今回の予算は、そうすると、限りなく当初予算としては骨格ではないのではないかというふうに思っているんですけれど、その辺を知事はどういうふうに認識されているんでしょうか。
私もできれば、先ほど幾つか紹介した政策分も当初予算の中に盛り込みたかったんですが、まだまだこれは、やはり政策、効率等を考えても、もう少し関係者の皆様方と協議・調整を進める必要があると考えて先送りしたところでありますので、限りなく肉付け予算に近い形での予算編成を目指してきたところであり、それに近いものになったんではなかろうかと思っております。
それでは、各社の皆様からお願いします。
新規事業の中で、県内の空港運営を民間に委託できるかどうかの可能性の調査というのが、新しい試みとして、調査費があるんですけれども、その県内の空港というのは、知事としては長崎空港を念頭に置かれているのか、あるいは離島の空港の民営化とかを考えているのか、その辺の考え方の比重を伺いたいんですが、どうでしょうか。
それはですね、まずは長崎空港の民営化、これは国の方針としても上下一体管理の方式をこれから推進していくという姿勢が示されているわけでありまして、本県におけるどういった可能性があるのか、そういったことをしっかりと検証・検討をしながら、これからの進め方を考えていかなければいけないと思います。 ただ、長崎空港だけ活性化すればそれで足りるかというと、決してそういうことではなくて、離島航路をいかに安定的に運航、維持できるかというのも、本県にとっては極めて重要な課題であります。そういう中で、各離島に県営空港があるわけですけれども、そこを一緒に民営化する方法があわせて考えられるかどうか、そういうことも選択肢の一つとして、検討を進めていかなければならないものと考えております。 ただ、問題は、空港の民営化というよりも、航路の収支改善のためにどういう効果が期待できるかといった観点がもっと重要になってくるんではなかろうかと思っております。
あと一点なんですが、この予算の事業一覧を見た時に、人口減少対策と県民所得向上対策というのは、以前から重要なキーワードとして挙げられていたんだと思うんですが、どちらかというと、それがものすごく目立っているというよりも、新規事業を重視して見た時に、交流人口の拡大と新産業の創出に力点を置かれているように見えて、回りに回れば県民所得の向上につながるのかもしれませんが、どちらかというと、交流人口というのは、今既に結構、クルーズ船とかで好調な分野じゃないですか。それをさらに伸ばしていこうみたいな、具体的な成果につながるような意味で、いっぱい新しい事業が出ているのかなと思ったりとかですね、というのと、あと、高齢化とか、団塊の世代の高齢化に対応して介護人口確保していこうみたいな姿勢を新規事業でもっている気がするんですけれども、何というんですかね、ちょっとぶっちゃけると、人口減少と県民所得の向上というのは、ものすごくほかの都道府県でも難しい課題で、簡単にそれを逆転してひっくり返すようなことは難しいと思うんです。そういう中で、今既に好調な交流人口の拡大とか、絶対にやってくる急速な高齢化とか、そういうもののほうにシフトチェンジしているような印象も受けるんですけれども、その辺、どうでしょうか。
人口減少対策と県民所得向上対策というのは、私の中では連動した政策と位置づけております。すなわち、産業の活性化を図って具体的な企業所得、県民所得、これを引き上げて、ということは、すなわち、良質な雇用の場を県民の皆様方に提供していく。そのことをもって人口の、特に若い人たちの社会減少の歯止めに結びつけていく必要があるものと、こう考えておりまして、これは同時並行して取り組んでいかなければいけない課題であろうと思っております。産業活性化のことを考えた場合に、交流人口を拡大する方法もありますし、地場産業の振興に力を入れる選択肢もありますし、新産業の創出を目指していくことも必要でありますし、そういった分野については、引き続き全力を注いでいかなければいけない。まさに若年層の県内定着を進めるためのキーワードとして、多くの分野にわたって、そういった政策を、より効果を高めるような形で推進していく必要があると考えております。
ほかにありませんか。
選挙でも人口減少と所得向上対策、とても大事な政策だというふうにおっしゃっていたと思うんですけれども、今回の新規事業の中で、人口減少と所得向上対策、それぞれの目玉になるような新規事業ですね、一つずつ挙げてもらってもいいでしょうか。
一つは、人口減少対策は、これまで具体的な成果に結びついてこなかった分野として、大学生の県内就職率というのがなかなか上がってこない。これについては相当議論を重ねてみましたけれども、高校生の場合には三者面談という場があって保護者の皆様方、学校の先生、そして児童生徒、一緒にお話をしていただく機会があるんですが、大学生にはそういった場がない。ほとんどマイナビ、リクナビという電子情報を通して各大学生の方々が企業情報を入手してエントリーしていかれると。 いかに県内企業の情報をしっかりした形で大学生の皆様方に届けることができるか。届けるための仕組みは「Nなび」とか、さまざまな情報提供のツールを使って機会は設けてるんですが、そこに個々の大学生にいかに目を向けていただけるのかということがポイントになってきます。そういった意味では今年度も一部取り組んでおりますけれども、各企業と大学生の面談の場、交流の場、それから、企業と大学の先生方との情報交換の場、そういったものをもっともっと拡充していく必要があると、こう考えているところでありまして、そういった事業予算について13ページに一部紹介させていただいております。 この一番上の「若者県内就職対策事業費」というところに書いておりますけれども、県内企業と大学生の交流の場の提供など、戦略的に県内就職を促進していくということにいたしておりますが、そういったところでまだまだ学生の皆さん方に直接アプローチするというところまでいってませんけれども、学生の皆様たちに一人でも多く出かけて参加をしていただけるような場を増やしているということが一つ。 「県民所得向上対策」のうち、ものづくり産業分野では17ページで紹介しましたけれども、それぞれの分野に盛り込んでおります、例えば観光分野では、例えば海外プロモーション活動の強化でありますとか、「プレミアムコンテンツ創出事業」、これもまさに富裕層対策として観光消費額をいかに拡大していくかというような観点で継続して取組を進めております。 それから、修学旅行対策としては、「長崎リピーター創出促進事業」、こういった事業の推進に力を注いでいくことといたしておりますし、15ページにまちづくりとあわせて取り組んでいくことによって、また、多くの観光客をお迎えできるようにということで、DMOの組織化支援、「住んでよし、訪れてよしまちづくり応援事業」、それから、インバウンド対策としてのコールセンター、こういったものに引き続き取り組んでいくということになっております。 それから、商工業の分野では、先ほど言った、ものづくり産業、農林水産業、ここでは「チャレンジ園芸1000億」、それから、スマート農業、農林水産業ということで「アグリイノベーション技術実証事業」、それから、輸出戦略強化、食品加工センターの整備、こういったものが具体的な農林水産業の所得向上対策の一助になっていくものと考えております。
今、たくさん挙げていただいたんですけれども、所得向上対策のために新規の事業として、あえてこれが目玉だと挙げるとしたら、どれでしょうか。
これまでと違う形で新たな取組を進める中で、12ページ一番上、「地域産業活性化支援事業」、これがまさにそれぞれの地域、産業についての活性化計画を策定していただいて、その活性化計画の目標達成のために官民が目標意識を共通化し、連携を深めて産業活性化に取り組んでいこう。これは、まずは地場産業の発展のために全力で取り組んでいく、いわば農林業分野で農業産出額が増加傾向で推移している、そういった取組を商工業分野でも進めていこうという事業であります。
最後に1点、基金や県債の状況でちょっとお伺いしたいんですけれども、財源調整3基金の取り崩し状況で、過去の基金の戻りを考慮した年度末残高の推計値というのが、平成30年度に230億円程度で平成元年以降、過去最低になるのではないかという厳しい状況なんですけれども、こういった県内の県財政の厳しい状況に関して率直にご意見と、あと、今後、どういったことをすれば、こういったものが克服できていくのかということを教えていただければと思います。
これはやっぱり産業の活性化を図り税源の涵養、特に、地方にとって一番大きな要素となってくるのは法人関係2税ですね、これが長崎県は非常に弱いという状況にある現状をどう変えていくかということでありますが、ただ、それは中長期的な課題になってくるわけでありまして、したがって、目の前の予算編成のための財源が少なくなってくる。これはやはり赤字予算を組むわけにはいきませんので、やはり歳入の確保対策、歳出の削減対策、毎年度、毎年度、努力していく必要があるものと思っております。 特に、いろんな建設投資関係の事業の中で国の補助事業の推進に当たって県独自の補助率の上乗せ、いわゆる継ぎ足し事業と、こう言っていますけれども、そういった事業をこれまでも進めてきた経過があります、奨励的な意味も含めて。そういった分野については、やはり他県の状況等も見極めながら、どの程度であれば関係事業者の方々が積極的な事業推進に取り組んでいただけるのか、そういう現状も見極めた上で財政負担をできるだけ減らしていかなければいけないものと思っております。
県民所得の向上と人口減対策ですが、事業規模としては、前年度より下がっているということで、ここについて知事としてのご見解を聞かせていただきたいと思います。
人口減少対策、県民所得向上対策もそうなんですが、個々に関係予算を計上しておりますけれども、目標達成のためには県だけの施策では、当然ながら、目標達成は困難であります。したがって、各市や町、産業関係団体の皆様方といかに連携をした具体的な取組を進めるのか。例えば、先ほど、県民所得向上対策として紹介をさせていただきました。これまで以上に商工会、商工会議所関係の皆様方と連携を強化しながら、それぞれの個々の企業の経営力強化に向けた支援体制を構築することによって具体的な成果に結びつけていくのか、そういった分野にしっかり力を注いでいくことによって、それなりの効果を期待していきたいと思っております。
前年度より予算の全体としての規模が新年度は縮小していると、そのことについての知事としてのご見解ですね、どうして下がってしまったのか。
予算総額の問題ですか。
県民所得向上と人口減対策についてのボリューム。
予算が減っていますのは「企業立地推進助成事業」、企業誘致をして、その実績に基づいて奨励金を交付する、その奨励金の部分が少なくなっておりますので、実質的な事業の推進には、さほど影響ないのではなかろうかと思っております。これから、その奨励金の対象になる企業の立地が進めば、またこれからの予算に計上していかなければいけない経費になってまいります。
現状についてですね、まだら模様であるというふうなお言葉を使って、ちょっとまだ足りない部分に力を入れていくというふうなご説明をされていたと思うんですけれども、そのあたり、先におっしゃった大学の進学、県内定着というお話も、その事業総額を見ると、300万ぐらいですね、前年度より、500万ぐらいかな、前年度より下がっていて、新規事業としてのですね、立ち上げも新しいものがなかったというところについて、少し、何というんでしょうか、もうちょっと注力できる部分もあったのではないかなという気もしないでもないんですけれども・・・
予算が減ったというのは、例えば、Nナビのシステムを組み立てるための、初年度にかかる経費でありますとかですね。そういった部分がこれまでの予算の中に計上されていたわけでありますので、あとはそれを完成して、どう有効に運用していくか、なおかつ、関係機関との連携をどう強めていくのか。 先ほどの大学生の県内就職率が一向に高まりを見せないという現状に対して、これからどう取り組んでいけばいいかというと、その関係予算、事業費を計上することによって変わる部分も当然あるかもしれませんけど、むしろ、思いを共有化しながら、大学の先生方、保護者の方々、大学生本人、そしてまた、行政がやっぱり一緒に取り組んでいく中から成果に結びついてくるものと思いますので、関係事業費が少なくなったから、その目標達成が難しくなるのではないかというのは、直ちにそういうことにはならないものと思っております。 さらに、先ほども申し上げましたけれども、幾つかの予算も、補正予算に回しているところもありますので、なかなかこの間、その知恵を絞って考えてみましたけれども、「これだ」という施策がなかなか、大学生の県内就職率あたりですね、思いつきにくい面もありますので、もう少し考えて検討をしてもらって、有効な施策があれば、積極的に予算措置を進めていきたいと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
先ほどの基金の話なんですけれども、ちょっと、先ほどの質問につながる部分があるんですが、このままだと基金が枯渇する勢いだというふうに冒頭におっしゃいましたけれども、知事としての目標、今後、いつまでに取り崩しをできるだけ減らしていきたいとかというような目標みたいなものがあれば、お聞かせいただけますか。
これは、県議会の質疑の中でもお話をさせていただいた経過があったと思いますけれども、平成33年度までに、基金の取り崩しに頼らないような財政運営を実現したいと、こう考えてまいりました。基金の取り崩しに頼らないというのは、当初予算の段階では当然ながら財源が見えない状況でありますので、一定額の基金は財源としてあて込んでいく必要がありますけれども、その決算の段階でしっかりと、崩さなくて済むような財政運営を目指していきたいということであります。 そのためには、先ほどから申し上げているように、さらなる行財政改革の積み上げが必要になってくるものと思っております。
ほかにございますか。よろしいでしょうか。
すみません、新産業の育成の分野なんですけれども、高度な専門人材、ソフトウェアの開発とかができる人材の育成には、5年から、ないしは10年近くかかるということで、なかなか、その養成をするための人材をですね、県内にいないという状況があるとお聞きしたんですが、人材の育成という大きな柱を実現するために、県として、例えば外部から人材登用というかですね、もっとその、直接絞れるところはもっと絞って、そういう本当に投資しないといけないところにもっと注力することができたのかなという気もしているんですけれども、そこら辺の、新産業育成の分野のですね、今回の予算編成の状況について少し、お考えを聞かせてもらっていいでしょうか。
ここで新産業育成、16ページの上の方のIOTとか、ロボット関連のことのお話ですかね。
あ、そうですね。
あの、実は、このロボット、IOT関連というと、県内にも非常に頑張っておられる企業の皆さん方があるんですが、それをさらに集積を進めていって、県内経済を担い得るような産業として育て上げていきたい、造船業に次ぐ第2の基幹産業として位置づけて育てていきたいと、こう申し上げているんですが、こういった関連分野について、高度専門人材を外から求めていくということは、これは現実的には極めて難しい。 というのは、そういった分野では本当に人材不足が深刻でありまして、こういった分野の産業の集積を図ろうとすれば、まず人材育成を進めると。良質な人の集積があるということが、産業立地の可能性につながってくるような現状にあるわけでありますので、したがって、そういった政策の手順というのをむしろ踏んでいく必要があるものと考えております。
育成をするための、その一体的な、その全部の人を持ってくるというのは多分、現実的に無理なので、育成をするための、今の、外部から講師を呼んできて、その人に1週間だけやってもらって、また帰ってもらってとかだと、すごい短期しかできないじゃないですか。そういう、何というんですか、それこそ自前で講師の方を持っていれば、集中的にですね、時間かけて、講座とかも開けると思うんですけど、そういう人材を外部から持ってくるとかの考えというのは。
県内にもですね、そういった分野の専門的な知識をお持ちの方々は数多くいらっしゃると思うんです。IOTといっても、いろんな多様な分野があろうと思いますけれども、大学という機関もあるわけでありますので、そういった既存の県内に存在する人的な資源は最大限に活用しないといけませんし、足らざる分野について、それは安定的に長崎で活動していいですよということであれば、もちろん長崎においでいただくという方法もあるでしょうけれども、いずれにしても、人材をどういう形で確保するのか、これはもうできるだけ効率的な形で確保していかなければいけないと思っています。
今回、当初予算はマイナス3.9パーセントですけれども、補正予算を合わせれば、ほぼ前年度並みの額になっているようですけれども、その辺の何か狙いというか、ここに掲げてある補正予算との一体的な編成という、その狙いをもう少し説明していただけますでしょうか。
ここに補正予算と一体的な予算編成、これはいろんな予算編成をする際に、優先度合いに応じて、どこの箇所から順番に整備すればいいのか、公共事業等含めてですね、そういった課題にあるわけですけれども、時期がちょうど同じでありましたので、その、今ある必要箇所から順番に補正予算、あるいは当初予算に計上を進めていったということでありまして、結果として、補正予算の規模が相当額に上りましたので、公共事業費ではほぼ前年度と遜色のないような規模になりましたけれども、あえて規模を確保するために合わせたということではありませんで、補正予算等をできるだけ有効に活用するということで、予算額の確保を図った結果として、今のような状況にあるというご理解をいただければと思います。
よろしいですか。それでは、以上をもちまして、予算に関する記者会見を終了いたします。 引き続き、定例会見に移りますけれども、このまましばらくお待ちください。
・午後4時23分から午後4時50分(27分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年2月23日 定例記者会見
会見内容
カズオ・イシグロ氏の名誉県民顕彰について(1)
それでは、ただいまから、定例会見に移ります。 知事、よろしくお願いいたします。
それでは、また引き続きよろしくお願いいたします。まず、冒頭に、私から1点ご報告をさせていただきたいと思います。 それはカズオ・イシグロ様の名誉県民顕彰についてご報告をさせていただきたいと思います。 ご承知のとおり、昨年12月に本県出身のカズオ・イシグロ様がノーベル文学賞を受賞されました。本県出身の皆様方のノーベル賞の受賞は、平成21年に名誉県民の称号を贈らせていただきました下村脩様以来2人目の快挙であります。 このことは、長崎県民にとっても大変名誉なことでありまして、郷土の誇りでもあります。イシグロ様は、お生まれから5歳までを長崎市で過ごされ、長崎での子どものころの記憶が小説家としてのキャリアの基礎を築いたというようなお話、あるいは長崎県民の皆様と受賞の喜びと誇りを分かち合えることをうれしく思うといった趣旨のご発言もいただいているところであり、長崎が、イシグロ様の原点であるとの思いを持ち続けられ、今もなお長崎のことを大切に思ってご活躍をいただいているというところであります。こうした偉業をたたえ、文化団体等からも名誉県民に選考してほしいとの声をいただいているところであります。 県といたしましても、イシグロ様を名誉県民として顕彰させていただきたいと考えているところであり、今後、選考に向けて県内各界の有識者等の皆様を委員とする選考委員会の開催、さらには来る定例県議会への同意議案提出といった手続を進めてまいりたいと考えているところであります。 以上1点だけご報告をさせていただきます。あとはご質疑のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
カズオ・イシグロ氏の名誉県民顕彰について(2)
今のことで伺いたいんですけれども、今後、選考に向けて、有識者による選考委員会を設けて決めるということで、その流れとしては、まだ今議会というのは難しくて、次回以降の議会で同意議案を出すということですか。
これからのご検討をいただくに要する時間の状況次第であろうと思いますけれども、来るべき3月議会での関係議案上程というのも不可能ではありません。
あとですね、カズオ・イシグロさんを長崎に呼ぼうというような話もいろいろなところから出ていますけれども、知事としては、そこのご見解を伺えますか。
そうですね、私もお祝いを申し上げた際にも、ぜひ長崎にもお越しいただきたいというお話を差し上げているところでありますが、執筆活動を続けておられて、ご多忙な毎日を過ごしておられるとお聞きしております。機会をとっていただいて長崎までお越しいただくというのは、現実的にはなかなか難しい状況にあるのではなかろうかというようなお話もお聞きしているところであります。
県庁舎跡地活用について(1)
別の話になるんですけれども、新県庁への移転から1カ月半、もう2カ月近くたちました。それで、ただ、県庁舎跡地についてが、まだ宙ぶらりんな状態で、周辺だったりとか、中心部を含めた商店街の関係者の方だったりとかからもいろいろ、どうなってしまうんだろうというようなお声が上がっています。それで、文化芸術ホール、特に文化芸術ホールについて、まだ示されていないような状態で、そんな中で、長崎市がMICEの関連予算の計上を見送ったということもあって、今後、スケジュールとしてはどんなふうに進めていきたいと知事としてはお考えでしょうか。
これまでいろんな経過をたどって今日に至っているところでありますが、最近の状況から申し上げますと、基本的な考え方については、平成28年の2月議会において、基本的な私の姿勢として、広場、交流・おもてなしの空間、質の高い文化芸術ホールといった3つの方向性をお示しをさせていただいてきた経過があるわけでありますけれども、県議会からは、平成29年2月議会、昨年の2月議会でありますけれども、「県庁舎跡地活用については可能な限り速やかに整備方針の策定に努めるように」という意見書、「ただし、文化芸術ホール機能の検討に当たっては、市が計画をされているMICE施設のホール機能との重複に関する調整を確実に行いなさい」という意見書をいただいているところでありまして、そのMICE施設機能、関係議案が市のほうで今2月議会に提出されるご予定であったのが先延ばしになったということでありまして、現状では、市議会での議論というのはまだいただいてないような状況なんです。したがって、市議会での議論を経て、具体的な形で確認をするためには、いま少し時間が必要になってくるのかなと考えているところであります。
今言われた、「いま少し時間が必要」というのは、最終的にはいつまでには出さないといけないというのがありますか。
それは、やはりMICEについての市の姿勢をしっかりとお示しいただくという状況になれば、機能重複等については大丈夫だという話になってくるんではなかろうかと思います。
あとは、例えば市が進んだとしても、市のほうも作ろうとしているものと共同でまた作ろうというようなことになっていくかもしれないとは思うんですけれども、そうなると、またさらなる時間も要するのかなと思っていますが、現時点では、その辺がどうあってほしいというようなことはありませんか。
これ、ご存じなんでしょうけれども、MICE施設をつくるということであれば、市の議会を含めて、MICE施設をつくるんだという方針であれば、機能重複というのはほとんどないものと思っております。ただ、これまでの経過を見ますと、MICE施設の用地として、用地の取得案件を提案されたら、否決されたんですね。MICE施設ではだめで、交流拠点施設の用地として再提案されて可決された。じゃあ、交流拠点施設用地というのはどんな施設の用地なのかというのがわからなくなってきたわけですね。市のほうで、今、ご検討、ご提案なさっておられるのはMICE施設であるというのは理解いたしておりますけれども、市議会でのご議論や、経過を見ておると、交流拠点施設機能というのはMICE施設に限らないんだというようなご議論もあっているわけでありますので、そこはやはりしっかりと市議会でのご議論も十分に確認をした上で、今後のあり方を検討していく必要があるのではないかと思っています。
石木ダム建設事業について
知事は、選挙期間中に石木の地権者の方々とたまたまお会いになられて、あちらのほうから要請を受けて、面会をしたいということを向こうの方がおっしゃっていて、知事も、条件はいろいろあるんだけれども、今後、約束を果たしたいというふうなことで、いずれお会いしましょうというか、多分、それは了承されたというふうに受け取ったんですけれども、それはその後どういうふうになっていますか。
実はですね、選挙後、予算編成作業でありますとか、さまざまな用務がございまして、まだ具体的な調整等の時間がとれておりません。基本的には、今、お話をいただいたように、地権者の皆様方から、再度、今の現状等について話を聞いてくれというようなご要請もいただいたところでありますので、できるだけ早い時期に、調整の上、機会を設けていきたいと思っております。
今日は定例会見があるということで、地権者の方々にも確認をしてみたんですけれども、県のほうからはほとんど何もないというお話でした。結局、知事は直接ですね、候補者という立場ではありましたけれども、「今後会う機会を」というふうなことをおっしゃっていたので、「調整がかかっているなら、調整がかかっているなりのご連絡があってもいいのではないか」と、それは地権者の方の言い方ですけれども、そういうことをおっしゃられていましたけれども、それについては、今後どうでしょうか。まだ時間がないということですけれども。
今日、予算発表もさせていただいて、予算編成作業も一段落したところでありますので、これからしっかり担当部局のほうにも指示をして検討した上で、ご連絡をさせていただこうと思っております。それは、確かにこの間、選挙が終わってもう20日ぐらいたつんですね。お待たせして申しわけありませんでした。
それでは、各社の皆様からお願いします。
社会福祉法人の監査について
2月4日以降に、宮内県議の社会福祉法人における献金や施設の職員を秘書として活用していた問題があるんですけれども、この件に関して、県議がこういった秘書給与の問題であったり、献金の集め方で非常に政治的に問題ある、不適切なものが生じたことについてのご感想をお願いいたします。
私はまだ事実関係も確認できないような状況でありまして、報道での情報しか知り得ておりません。したがいまして、例えば献金がどういう形でなされていたのか、知り得る状況にありませんので、コメントいたしかねるような状況でありますので、ご理解いただきたいと思います。
事実関係は確認できていないということなんですが、今後、知事として事実関係を確認されるおつもりはありませんか。
それは施設として、社会福祉法人という立場での所轄庁でもありますので、そういった施設の運営等に関して、適正であったかどうかという観点からの一定の責務は、やっぱり担っているものと考えておりますので、そういった立場から、これから検討していく必要があるものと思います。
それは具体的には、中核市になる前、佐世保市が中核市になる前に関しては、長崎県が監査の担当だったと思うんですけれども、で、今回、報道ベースでご存じということなんですが、秘書給与の問題などは資金の外部流出に当たりまして、厚生労働省の通知違反にもなっております。 そう考えますと、県として社会福祉法人に対して監査など、調査の対応をされるという認識でよろしいでしょうか。
この場で監査を行う、行わないというのは、公表いたしかねるところがありますので、そこはご理解いただきたいと思いますが、これまでも監査等を通して県もかかわってきたところであろうと思います。 ただ、その監査に当たっては、国がお示しになられる一定の基準にのっとって適正に行われてきたものと、こう受けとめておりますが、今回の事例の発生等を受けて、これから検討を進めていく必要があるのではなかろうかと思っております。
最後に1点、宮内県議の場合、確認できているだけでも、およそ20年前からというのが私たちの取材でわかっております。 長崎県のこれまでの監査で宮内県議の社会福祉法人が、このような不適切な行為をしていたという記録、報告などはございましたでしょうか。
どうですか。
そのような記録はございません。通常の監査は基準等に従って、勤務表等により、そこは8時から7時まで誰々がというように記載されていますので、適切に人員配置がなされているか、通常、そこまで確認しまして、個々の職員が実際にその業務をしているか、仕事をしているかというところまではなかなか求められてないということでございますので、今回のケースのようなものについては、県の方としては把握していなかったということでございます。
では、監査では問題はなかったということでしょうか。
勤務表とかで見た限りでは、適切に基準どおりの必要な人員は配置をされていたということを確認していたということでございます。
それ以外の監査項目についても、問題はなかったという認識でよろしいでしょうか。
今回、新聞で報道されているようなものについては、私どものほうでは把握はしていなかったということになります。
それ以外に関しても問題はなかったと考えていいでしょうか。
細かい、口頭指導であるとか文書指導というのがあったという記録はございますけれども、そういう大きな指摘をするようなものというのは、今まではなかったです。
ありがとうございました。
県庁舎跡地活用について(2)
県庁舎跡地の話にちょっと戻るんですけれども、つまり、先ほど、MICEだったら重複はしないとおっしゃっていたと思うんですけれども、ということは、MICE議案を市役所が、2月議会は無理だったけれども、例えば、新年度、そう時間がない、4月、5月とかの臨時議会でMICE議案を出して市議会が可決したタイミングというのは、逆に言うと、県がホールをつくるということを容認したタイミングとなるんじゃないかと思いますけれども、ちょっとそこはどうなんでしょうか。
市のほうで一定そういったご判断、方針をお示しになられるということであれば、例えば、私どもが検討している芸術性の高いホールというのは、固定席であったり、MICEというと普通は平土間方式であったりということで、明らかにそういった内容の議案が議決されるということになると、市としての姿勢は一定公式に明らかになるものと思っておりまして、その上で県として、再度、長崎市さんがどのようにお考えなのか。今既に県庁跡地じゃない市役所跡地で検討するという姿勢をお示しになっておられますので、その段階で、再度、市のお考えなども確認していく必要があるのではなかろうかと思います。
市議会の議決より前に県独自で県庁跡地についてどうしたいということを示す可能性というのは基本的にはないということでしょうか。
それは、これまで申し上げてきた芸術性の高いホールという方針を変えるということであれば、同時に別の時期に判断をするということはあるんでしょうけれども、既に申し上げてきたように、平成28年に3つの機能整備を進めていきますと、基本的な姿勢をお示しし、また、議会でもそういう意見書をいただいてきた経過がありますので、そこはいま少しやっぱり確認のための時間を設けた上で、さらに先に進んでいく必要があるのではなかろうかと思っております。
ほかにございませんか。
カズオ・イシグロ氏の名誉県民顕彰について(3)
カズオ・イシグロさんの件は、県として授与するというか、それはもう決まったと考えていいんでしょうか。
先ほど申し上げたように、これから関係者の皆様方による検討を進めていただいて、そして、同意議案を議会でご審議いただくという手順が残っておりますので、その手続を経た上で決定に至るものということになります。
否決されることとかはあんまりないんでしょうか。同意議案になったら、もうほぼほぼ決まるというふうに考えていいのか。
名誉県民として選定するに当たっての手順としての定めがありまして、県議会でご審議いただいて同意をいただき、その上で顕彰をさせていただくということにいたしておりますし、これまでもそういう手順を踏んでまいりました。
旧優性保護法について
最近、旧優生保護法の知的障害者の方への不妊手術というのが、結構、全国的に知事さんが発言されてまして、まず、この法律に対する知事の基本的な考え方、人権侵害というふうに言われる方が多いんですけど、どういうふうに受けとめられているか。 あと、県内で51人ぐらいが確認されたということで、他県だと、年齢とか、どういう症状でそういう決定がされたかということを公表するというような動きもあるんですけれども、今後、どういうふうにこの問題と県は向き合っていくのかを教えてください。
旧優生保護法についての考え方というのは、これまでのさまざまな歴史をたどってきているわけでありますけれども、適正でないという考え方のもと、こういった手続について法改正がなされて今日に至っているものと認識をいたしております。
現状につきましては、一応お答えはしてるんですけど、10代半ばが最低年齢で、最高年齢は40代後半というお答えをしていたと思うんですけど、一般論として、どうしても人数が一人ですとか少ないところについては、ちょっと公表の幅を、今のところ、持たせていただいている状況で、そういう答え方をさせていただいたということであります。人数は、おっしゃったように51名で把握しているということです。以上です。
今後、公表するつもりはないということ。今、内容を精査しているということですか。
資料の状態というのが、かなり年月がたって、綴じ方もばらばらであったり、中身を見ないと判断できないということもありますので、今後、その辺を精査しまして、公表するかどうかも含めまして検討したいと考えております。
率直に公表したほうがいいと思いますが。年齢とかですね、例えば、本当に10歳で、思春期ぐらいで無理やり手術されて、一部、だましていいというふうな時期があったようで、そういうふうな問題、資料も残ってないから賠償の裁判が起きているんですけれども、傷あとだけで認めていいというような、事実認定をですね、手術を受けたとか、そういうのもしようという動きが起こっている中で、先ほどの回答はすごい後ろ向きじゃないかなと思うんですが、その辺は知事自身は、まだそんなに内容は精査されてないかもしれないんですけど、どういうふうに取り組んでいくかをいま一度、お伺いします。
私も内容等については承知していない状況でありますので、これから検討させていただきたいと思います。ご意見としてお伺いをしておきたいと思います。
サッカースタジアムの建設について(1)
昨日ですね、V・ファーレン長崎の郄田社長が、長崎市内にスタジアムの建設を検討したいというふうに表明されましたけれども、実際、諫早市にある今のスタジアムは県のもので、建設費も出されていますが、その辺に関しての知事の見解をお伺いします。
まあ、これは恐らく、長崎市の再開発計画の中でご検討されていることをお話しになられたのかなと思っておりますけれども、県の施設を今、スタジアムとしてご活用いただいている。そういった中で、さまざまなご不便等もある中で、そういったお話をなさったのではなかろうかと思っているところであります。
事前にそういうことを、市なりが移転とかを検討しているというふうな打診とかというのは、県のほうにあったんですか。
えーと、県のほうには、あったんですかね。私は聞いておりません。
ありません。
よろしいでしょうか。すみません、時間もありますので、最後の質問でお願いできればと思いますので。
サッカースタジアムの建設について(2)
移転に関してですね、一部、諫早選出の議員の方々は、地元が頑張ってやってきたと。いざJ1に上がった時に、そうやってすぐに長崎にみたいな、人が多いようなところに移すのはいかがなものかというような、それはいろんなことがあって、そういう意見がもちろんあると思うんですけど、知事は、どういうふうに調整なりですね、していった方がいいというふうに思われますか。
それはですね、これまで、しっかり地元として受け入れ体制を整えて、そしてまた、一生懸命応援してこられた皆様方にとって残念な思いをなさっておられる向きはあるのかもしれません。 ただ、具体的に、どういう状況であるのかというのは、私、正直、把握しておりませんし、報道の域を越えておりませんので、今、報道を前提にお答えすべきかどうか、はなはだ困っている状況であります。しかるべき段階になると、またご説明等もいただく機会もあるのではないかと思いますので、その際に、私なりの思いをお伝えさせていただければと思います。
それでは、申し訳ございません。以上をもちまして、定例会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後3時53分(23分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成29年12月28日 定例記者会見
会見内容
今年の1年を振り返って
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いします。
この1年間を振り返って一言申し上げたいと思います。 まず、今年1年間を振り返りますとき、とてもうれしいニュースとして、V・ファーレン長崎のJ1昇格がございました。J1への昇格は、選手、スタッフ、そしてサポーターの皆さん方が一丸となって掴みとったものでありまして、県民の皆様方に大きな夢と感動を与えていただいたところであります。来シーズンから、いよいよ国内最高峰リーグで戦うということになりますけれども、V・ファーレン長崎には、持ち前の全力で走り抜くハードワーク、そして、チームとしての結束力を武器に、J1の舞台でさらに躍進していただきたいと心から願っているところであります。 それからまた、長崎市出身のカズオ・イシグロさんがノーベル文学賞を受賞されました。イシグロさんへ祝福のメッセージをお送りいたしておりましたが、ご本人から返事の手紙をいただきました。いただいたお手紙を拝見いたしまして、イシグロさんがわずか5歳までしか過ごしておられなかったふるさと長崎県を今も大切に思っておられることを実感いたしました。そして、そのすばらしいふるさとへの思いを共有できることを私としても大変ありがたく、うれしく思ったところであります。 また、今年は、本県選出国会議員の皆様方のご尽力によりまして、有人国境離島法の施行を迎えたところであります。人口減少が著しい離島地域の振興に向けて、引き続き、安定した雇用の場の創出・拡大に取り組んでまいりますとともに、市町をはじめ地域の皆様方と知恵を出し合いながら、そして、国の交付金を最大限に活用しながら、活性化に向けてさらに全力を注いでいかなければならないと考えているところであります。 九州新幹線西九州ルートについては、現在、平成34年度開業に向けて着実に整備が進められているところであります。県といたしましては、現在、フル規格で整備中の武雄温泉〜長崎間のインフラを最大限に活かしながら、かつ、山陽新幹線直通運行による関西・中国圏との交流拡大を図るためにも、全線をフル規格で整備することが最善の選択肢であると考えているところであり、関係者の皆様方と一体となって、その実現を目指してまいりたいと考えております。 また、諫早湾干拓事業の開門問題につきましては、本年4月、長崎地方裁判所から、排水門の開放差し止め請求を認める判決が出されまして、国として開門しない方針を明確に示し、控訴しないことを発表されたところであります。今後、開門によらない、基金による和解を目指すということとされているところであり、県としましては、開門問題の早期解決が図られるよう、国会議員の皆様方をはじめ、県議会や関係県民の皆様方とともにこれからも適切に対処していかなければならないと考えております。 それから、本県へのIRの誘致に向けては、IR実施法整備に向けた国の動き、IR誘致を目指す各地の自治体の取組が本格化する中で、本県へのIR導入に向けた体制を整備する趣旨をもって、10月1日付で「IR推進室」を新設したところであります。日本型IRの導入を外国人観光客等の誘致を進めるチャンスであると考え、魅力的な施設整備を進め、地方創生に寄与するものにしたいと考えているところであり、引き続き、県民の皆様方のご意見等もお伺いしながら、本県ならではの国際競争力のあるIRの導入実現に向けて、現在、基本構想の策定を進めているところであります。引き続き、実現に向けて努力してまいりたいと考えております。 それから、石木ダムについてでありますが、石木ダムは、川棚川の治水対策、そして佐世保市の慢性的な水源不足解消のために必要不可欠な事業であると考えております。現在、収用委員会において、裁決に向けた手続が進められているところでありますが、県内外で記録的な豪雨に伴う災害が多発する傾向にある中、こうした災害から県民の皆様方の安全・安心を確保することは、県の最大の責務であると考えているところであり、今後とも、佐世保市及び川棚町と一体となって、着実に事業の推進に力を注いでまいりたいと考えております。 一方、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」については、去る9月に、ユネスコの諮問機関であるイコモスの現地調査が行われ、いよいよ来年、初夏にも開催される世界遺産委員会において登録の可否が審議されることとなってまいります。世界遺産登録の実現に向けて、引き続き、国、関係自治体と連携を図りながら、全力を注いでまいりたいと考えているところであります。 このほか、「朝鮮通信使に関する記録」のユネスコ「世界の記憶」への登録、中国福建省との友好交流35周年、「御朱印船」プロジェクトをはじめとするベトナムとの交流拡大など、アジア・国際戦略については、関係諸国との発展につながる出来事が多い1年となりました。今後とも、本県と海外との歴史的なつながりを大切にしながら、人的交流、経済交流の拡大に努めてまいりたいと考えております。 さて、新県庁舎については、ご承知のとおり、去る12月24日に落成記念式典を、そしてまた、同日と25日には県民見学会を開催し、多くの県民の皆様方と一緒に完成をお祝いすることができました。本日の夕方からは、いよいよ引っ越し作業が始まり、来年1月4日からは、順次、新庁舎での業務を開始することとなっております。 半世紀以上の歴史がある現庁舎で業務を行うのも、いよいよあとわずかとなり、大変寂しい思いもありますが、新しい県庁舎を行政と県民の皆様方との連携・協働の拠点として、これまで以上に夢や希望を抱いていただけるような施策の実現を進めていかなければならないと考えているところであります。 結びになりますが、報道関係の皆様方には、今年も県政の広報にご協力をいただきましたことに改めて感謝を申し上げます。 年末にかけて、まだまだ慌ただしい日が続くと思いますが、皆様、どうぞご自愛の上、すばらしい新年をお迎えになられますよう願っているところであります。 私からは以上でございます。あとはどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からご質問をお願いします。
現庁舎の閉庁について
まず、ここの庁舎での知事の一番の思い出は何でしょうか。 それと、県庁跡地の活用については、いつごろまでにその計画をまとめ、どのようなご活用が望ましいとお考えでいらっしゃいますでしょうか。
そうですね、現庁舎では、私の青春時代から高齢者に達するまで45年、仕事をさせていただきましたけれども、やはり一番記憶に残っておりますのは、昭和57年の長崎大水害の時のことではなかったかと思います。 その日は仕事があって、自宅に帰ることができませんで、庁舎内に寝て、翌日から復旧作業に全力を注いできた。関係の職員の皆様方と力を合わせて、被災地の安全、衛生の管理等に全力を注ぎ、そしてまた、その後の被災地の復興対策のために、力を合わせて取り組んできたということが、一番大きな思い出ではないかと思っております。
県庁舎跡地活用について
それから、跡地の活用の問題については、これまでも申し上げてまいりましたけれども、去る2月の県議会においても、できるだけ早く、その跡地活用について方向性を示すように努めるよう求められたところであります。 ただ、文化芸術ホール機能の検討については、市が整備を計画しておりますMICE施設のホール機能との重複に関する調整を確実に行いなさいというような宿題もいただいているところでありまして、現在、市の構想については、関係事業者の選定作業が進められているということでありますので、そうした動きを見極めながら、しかるべき時期には方向性を見定めていかなければいけないと考えているところであります。
ORC欠航について
今年は、目立ったこととしてはORCの欠航が相次いだと思います。県議会からも、故障にいち早く対応できるように職員の配置だとか、意見書が可決されておりますが、一方で県は、機材の更新時期の前倒しとか頑張りたいということで、あまり具体策が出ていないんですけれども、長崎県は観光立県で、さらに離島もとても多くて、離島の足というのはかなり早急に対応しなければいけないことだと思うんですけれども、改めて知事として、新年早めに対応すべき事柄だと思うんですが、対策はどのようなことを考えておられますか。
まず、ORCの運航に関して、安全・安心の確保というのは最重要課題であると思いますので、離島地域の住民の方々の足として、あるいは経済活動を支える基盤として必要不可欠な役割を担っているわけでありますので、安全・安心確保を前提に安定運航をするということは当然の使命であると思っております。 欠航が相次いできたわけでありますけれども、その内容をよくお聞きしてみますと、いわゆる部品の不具合によるものが大きかったと。これは、経年劣化ということで不具合が生じているということであれば、これは早急な更新を含めて検討をする必要があると思っているところでありますが、途中で交換した部品、そういったものの不具合が原因の一つになっているということでありますので、そうした面についてしっかりと対応することが最優先課題ではなかろうかと思っております。 ただ、運航開始からもう16年近くが経過して老朽化していることもまた事実でありますので、さまざまなコストの問題等も含めて検討の上、更新が有力な選択肢ということであれば、そういったことも含めてさらに検討を進めていかなければいけないのではないかと思っております。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
JR九州のダイヤ改正について
JRのダイヤ改正について、要望書を連名で出されたと思うのですが、長崎県として具体的にJR側に何かするなどの予定は今ありますでしょうか。
先般、各県共同で要請活動を行ったということでありまして、それぞれの地域の影響度合い等について、この間、ヒアリングを進めて、どのような課題があるのか、内容の把握に努めてきたところでありますが、やはりまずは地域住民の皆様方の不安に対してしっかりと説明をしていただきたい。できるだけ利便性を低下させることがないよう、安定運行をしていただくことが利用者にとってはベストでありますので、そうしたそれぞれの提示されている内容について精査をし、必要があれば県独自の要請も検討してまいりたいと考えております。
今のところは、具体的にいつ、要請するとか、どういう項目を要請するというのは。
具体的な要請日程、そして要請内容等については、まだ詳細は詰まっておりません。
ほかにございませんか。
今年1年を表す漢字一文字について
今年は喜ばしいことがいろいろあったという話なんですけど、知事の考える今年の漢字1文字で表すと、何か当てはまるものがありますか。
難しいですね、毎年ね。そういうご質問がくるだろうと思って、昨日から、何だろうと考えておりましたが、漢字1字にすると、今年1年というとやはり、皆様方の努力が実を結んだ、あるいは結びつつある、そういう年ではなかったかなという思いで「結(むすぶ)」という文字はどうだろうかと思っております。 これは、先ほど冒頭に申し上げましたように、V・ファーレン長崎のJ1昇格でありますとか、あるいはカズオ・イシグロさんのノーベル文学賞のご受賞、あるいは佐藤正午さんの直木賞のご受賞、あるいは、少し結ぶの意味が違うかもしれませんけれども、ベトナムとの新たな「御朱印船」プロジェクト等を含めた交流関係の樹立でありますとか、もう一つは新県庁舎の落成、そういったことがあった1年だったという思いであります。
九州商船のストライキについて
今週、九州商船が福江航路を含めてストが1日ありましたけれども、今年のお盆の時もスト直前までいきまして、県としては、あれは想定外のストと考えられているんでしょうか。
労使交渉の中でこういった事態を迎えてきたわけでありますけれども、個々の内容について詳細に承知しているわけではありません。離島航路というのは、住民の方々にとって、あるいは外から離島においでになられる方々にとって必要不可欠な路線でありますので、そういった労使紛争の結果として欠航をせざるを得ないことというのは、あってはならないことと私どもは考えているところでありまして、その都度、安定運航、スト回避、欠航がないようにという要請はこれまでも重ねてきたところであり、また、これからもそういう姿勢でしっかりと運航、住民の方々を含めて足の確保だけはしっかりやっていただく必要があるものと思っております。
民間企業1社だと、常にそのリスクは今後も抱えると思うんですけれども、このような離島に行くルートがなくなるというリスクがある場合は、別のルートなり複数の企業なり、そういうことに県として動かれる可能性はありますか。
今回も、欠航するという事態に対応するため、代替輸送手段の確保などの対応策を講じてきたわけでありますけれども、これを全て単独航路じゃなくて複数事業者の参入による航路が維持できるかというと、なかなか航路の性格上難しい面もあります。 そのようなことを総合的に勘案して判断せざるを得ないと思いますけれども、まずは単独航路を運航しておられる業者にあっても、先ほど申し上げた、まさに住民の足として唯一の移動手段になっているわけでありますので、労使紛争の結果として周辺の住民に迷惑をかけることがないように、これからも努力を求めていく必要があるものと思います。
県が株主になって一定の発言権を確保するというお考えはありますか。
そういう手法も一つあるのかもしれませんけれども、そこはやはり民間企業の皆様方が経営、運航をなさっておられるわけでありまして、そこに公的セクターが入り込んで主導権を握るということは、これは現実的にはなかなか難しい選択肢ではなかろうかと思います。
ほかにご質問はございませんか。よろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。
皆様、この1年間、本当にありがとうございました。お疲れさまでございました。
・午後4時00分から午後4時31分(31分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成29年11月16日 定例記者会見
会見内容
V・ファーレン長崎のJ1昇格について(1)
それでは、ただいまから、定例記者会見を始めます。 よろしくお願いいたします。
本日は、まず、私のほうから3点触れさせていただきたいと思います。 まず第1点目は、V・ファーレン長崎のJ1昇格についてであります。 V・ファーレン長崎は、去る11月11日のカマタマーレ讃岐とのホーム最終戦において3対1で勝利され、J2リーグの2位が確定し、J1昇格を成し遂げられたところであります。 改めて、郄田 明社長をはじめ高木琢也監督、選手やスタッフの皆様方に心からお祝いを申し上げますとともに、県民の皆様とともにこの快挙を喜びたいと存じます。
私は、たまたまベトナム出張中でありましたので、この瞬間に立ち会うことができませんでしたけれども、行事のさなかに経過を逐一報告いただいておりました。 これまでV・ファーレン長崎に熱いご支援をいただいてまいりました経済界、関係団体の皆様をはじめ、幅広い県民の皆様に深く感謝を申し上げる次第であります。
来シーズンからは、国内最高峰リーグでありますJ1で、いよいよV・ファーレン長崎は活躍いただくということになりますけれども、県を代表するチームとして、持ち前の全力で走り抜くハードワークとチーム力でJ1定着を目指していただきたいと願っております。 県といたしましても、県内全市町で構成する「自治体支援会議」において、V・ファーレン長崎の活躍を後押ししてまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方にも引き続きご支援とご協力を賜りますよう、お願いを申し上げます。
ベトナム訪問について(1)
2点目は、ベトナム訪問についてであります。 去る11月8日から13日まで、八江県議会議長をはじめ、長崎市並びに経済界などの関係の皆様方とともにベトナムを訪問してまいりました。 今回の訪問では、長崎市や県内経済界などと連携して取り組んでまいりました、まさに本県とベトナムとの友好交流の象徴であります「御朱印船」を活用したプロジェクトの取組として、クァンナム省ホイアン市へこの御朱印船の大型模型、模型といいましても、長崎くんちで紹介される御朱印船よりも少し大きい船でありますが、これを贈呈させていだきました。この贈呈式では、御朱印船のお披露目とともに、踊り町であります本石灰町の皆様などにより長崎くんちの公演も行われたところであり、現地の皆様方に大変喜んでいただきました。 そしてまた、こうした御朱印船の取組が一つのきっかけとなりまして、このホイアン市に「日越文化スペース」というのが新たに設置されましたが、この落成式には、ちょうどAPECに参加されておりました安倍首相とベトナムのフック首相がそろってご出席をいただき、大変な盛り上がりでありました。長崎とベトナムとの長く深いゆかりを多くの皆様方に知っていただくきっかけになったものと考えております。 また、クアンナム省の政府訪問では、党人民委員会委員長と会見させていただきました。会見では、文化交流にとどまらず、産業分野における人材交流など、今後の交流について意見交換を行いました。
また、県議会におかれましても、クァンナム省の人民評議会と友好交流に関する協議録に署名をされたところでありまして、引き続き、県議会とも連携をしながら、交流の拡大に力を注いでまいりたいと考えております。 また、このほか、ハノイにありますベトナム航空本社を訪問し、タン副社長に、長崎とベトナムを結ぶ国際定期航空路線の開設について要請を行ってきたところであり、今後とも、実務的なレベルで協議を継続してまいりたいと考えております。
県といたしましては、本県とベトナムとの深いゆかりをはじめ、本県のさまざまな観光資源や関連情報の発信に力を注ぎ、相互の往来の拡大に努め、将来的な国際定期航空路線の開設に結びつけてまいりたいと考えております。 そしてまた、私自身は参加することができませんでしたけれども、ベトナムでの経済交流促進の取組の一環といたしまして、11月6日から8日にかけてベトナムのホーチミン市とハノイ市で、海外展開を目指す機械製造業、設計業、卸売業、食品製造業等の県内企業10社の方々とベトナム企業延べ94社とのビジネスマッチングが実施されたところであります。まだまだ種まきの段階ではありますけれども、今後とも、ビジネスチャンスの拡大、さまざまな分野の産業交流に結びついていけばと期待をいたしているところであります。
道路事業の完成供用について
次に、道路事業の完成・供用についてご報告をさせていただきます。 初めに、雲仙市内で建設を進めておりました地域高規格道路、島原道路の吾妻愛野バイパスが12月16日、午後3時に開通することとなりましたので、お知らせをいたしたいと思います。 島原道路は、主要都市間の時間短縮、あるいは定時性を確保することで地域間の連携を強化し、交流人口の拡大や物流の効率化に加えて、大村市の3次救急医療施設への搬送時間の改善等が期待されるものであり、県としても重点的な整備促進に力を注いでまいりました。 今回開通する吾妻愛野バイパスは、平成25年度に開通いたしました愛野森山バイパスと広域農道との間を結ぶ約1.7キロメートルの自動車専用道路でありまして、平成23年度から建設を進めてまいりました。この完成により、愛野森山バイパスと一体となった自動車専用道路を形成することで、現道と比較いたしまして、距離にして約1.3キロメートル、時間にして約5分の短縮が図られ、現道の交通渋滞も解消されるものと期待しております。 当区間の開通によりまして、南島原市深江町と諫早インター間の島原道路、これは全体の約3割に当たる15キロメートルが完成することとなります。 今後とも、引き続き整備推進に力を注ぎ、地域の皆様方の利便性や安全性の向上を目指してまいりたいと考えております。
加えてもう一つ、ご報告をさせていただきます。 ながさき出島道路のETC設置についてでございます。 これについては、12月1日から利用を開始させていただくことを既にお知らせをいたしておりましたが、このたび、利用開始時刻を午前零時に決定いたしましたので、改めてご報告させていただくものであります。 今回のETCの利用開始により、料金所の混雑解消や利用者の利便性の向上が図られるとともに、県外からの観光客の方々などにも利用しやすい道路となるものと考えているところであります。 以上3点、まず、ご報告をさせていただきました。後は、どうぞよろしくお願いいたします。
島原鉄道株式会社の再生について
まずは幹事社から質問をお願いします。
今週、島原鉄道が記者会見をして、いわゆる自力で再建するのは難しいということで。聞くと、金融機関に債権放棄を求めるということで、もう実質的に債務超過に入っているということなんですけれども、こういう事態になる前に、県のほうに何か支援の要請みたいなのはなかったんでしょうか。
具体的にはお聞きしておりません。
昨日、お話あったみたいなので、特に島原鉄道の社長に聞くと、鉄道事業が非常に厳しいとおっしゃっていて、今、島原道路みたいな高規格道路が整備されると、さらに鉄道事業は厳しくなると思うんですけれども、今後、県として、あの公共交通施設網みたいなものを、今まで以上に何らかのてこ入れなり、補助金を増やすみたいなことは考えられているんでしょうか。
これからの経営安定化に向けたさまざまな検討がなされると思いますし、私どもも、やっぱり島原半島地域の活性化を図るということは極めて重要な課題であると思っておりますので、世界遺産登録の実現、あるいは新幹線の開業に伴って、観光地により多くの皆様方に足を向けていただけるような努力をしていかなければならないと思っております。そういう意味で、やはり鉄道の果たす役割も極めて大きいものがあるものと思っておりますので、そういった全体的な経営面、あるいは集客面等を考えながら、地方自治体としても地元の沿線自治体と連携をしながら、地域活性化方策等について検討を進めていかなければいけないと思っております。 その中で、島原鉄道の経営に対して、どういった支援が求められるのか、そういった推移を見守っていかなければいけないと思います。
知事選について
改めてなんですけれども、3選出馬についてのご決意のほどは固まったかどうか、お聞かせください。
これまでもたびたびご質問をいただいて、お答えしてまいりましたように、いま少しお時間をいただきたいと考えているところであります。
申しわけありません。そろそろ県議会も始まりますけれども、リミットとして、27日から始まる県議会冒頭ら辺が、進退について何らかの表明をされるタイミングなのかなと思うんですけれども、その辺についてはどうでしょうか。
その点も含めて、時間をいただいて検討してまいりたいと思います。
石木ダムについて
石木ダム事業についてなんですけれども、工程表の中で今年度中に用地取得の完了と、それから本体工事の着手というものが、本年度、工程表上は予定されているところですけれども、この工程の目標に変わりはないのかという点と、変わりないのであれば、その目標の実現可能性というのをどのように知事としては見ていらっしゃるのかという点を。
今、現状については、既にご承知のとおりでありまして、付替県道工事を少しでも進めることができるように努力を重ねているところでありますが、なかなか地元の反対によりまして工事の進捗が思わしくないという状況にあるわけであります。できるだけ所期のスケジュールに沿って事業が推進できるように、今後とも努力していかなければいけないと考えているところであります。
重ねてなんですけれども、地元の地権者の方々の反発というのはまだ続いていて、8月に知事との面談があるかと思いきや、それも物別れに終わってしまっているわけでして、一方で収用委員会では、今、裁決を待っている状況。これ何か客観的に見ると、もう進めるには強制収用の道を進んでいるようにも映るんですが、そのように考えられているのか、あるいはまだ対話の糸口を何らかの形で探っていかれるのか、そのあたりはどのように考えられているんでしょうか。
この間の話し合いの経緯については、もう既にご承知のとおりでありまして、静穏な状況の中でお話しできる環境が整えば、それはもうこちらからもお願いしたいと思いますけれども、なかなかそういうような状況にはないわけであります。 収用委員会でのご審査をいただいているわけでありまして、今は、その結果をお待ちする段階であろうと考えております。
強制収用の判断のタイミングというのは、今のところ。
まだ、強制収用をするか否かを含めて、これから慎重に考えていかなければいけないと考えております。
ほかにございますか。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について
来年度に世界遺産登録が見込まれまして、そうなると特需があるとは思うんですが、ほかの世界遺産を見ると、1年とか2年とかで、短期間で終わってしまって、また元の水準に戻るということが続いています。その特需をどうやって維持していくかということと、それを消滅の危機にある集落の活性化にどう結びつけていくのかというのは、それこそ今年度の予算編成で何かやらないと、そのチャンスというのは失われてしまうのではないかなという気もするんですけれども、この千載一遇のチャンスを県としてどう物にしていこうかという、知事がお考えになっているものを少し聞かせていただければと思うんですが、具体的な対策などですね。
潜伏キリシタン関連遺産は、構成資産は集落そのものということになっておりますが、やっぱりコアになる施設というのは教会群等にあるわけであります。非常に交通利便性の面から考えても、あるいはまた、教会堂の建築物そのものから考えても、一時に大勢の観光客をお迎えするには、むしろ不向きな構成資産であると思っております。そういう意味では、やはり息長く、地域の魅力を感じて足を向けていただけるように努めていかなければいけないと思いますし、また、受入能力自体から考えても、大変古い教会堂もありますので、基本的には事前連絡をいただいてご視察をいただくというシステムを組み上げていこうと思っております。 海外を含めて、関係の巡礼ツアーなどの働きかけも進めておりますので、本当にゆったりした環境の中で、この構成資産の魅力を感じていただけるような雰囲気の中でお迎えしていかなければいけないと考えているところでございますので、これからさらに、いよいよ期間も少なくなりつつありますので、それぞれの地域の実情に応じた受入体制を組み上げていかなければいけないと思っております。
受入体制の組み上げというのは、県で構成資産ごとに何かしらのものをつくり上げていくというイメージになるんですか。
全体として統一的に検討を進めている事項もありますし、それぞれの地域では地域として知恵を絞って、民間の方々で受入体制を整えていただいているところもありますので、これからも連携をしながら、ご満足いただけるような受入体制の実現に努力していかなければいけないと思います。
国民保護訓練について
22日にミサイル訓練があります。これまでにもいろいろご発言いただいてはいるんですけれども、今回、各地で行われている住民避難に加えて、自衛隊による救護、搬送があるわけですが、この訓練メニューであれば、あえて武力攻撃事態と位置づけなくても、通常の災害派遣と同じ位置づけで十分訓練は可能だと思うんですが、あえて事態認定する必要性について、お願いします。
ミサイル攻撃事案、事態として、そういった事態を想定して国民保護訓練を行うわけでありまして、ミサイルが使われたということは、テロというよりも、むしろ武力攻撃事態と受けとめるほうが自然な形になるのではなかろうかと思っております。 そういう中で、国のお勧めもいただいて、武力攻撃事態を想定した訓練を行うことにしたものであります。
ただ、その想定の順序は、知事がおっしゃったのと反対だと思うんですが。 知事がおっしゃったのは、ミサイルがきたから武力攻撃事態だという今のお話だったと思うんですけれども、今回の訓練そのものが、そもそも武力攻撃事態という状態であると、そこにミサイルが飛んできたという訓練内容になっているんですが。
それはどうなっている、事態認定。
そのとおりでございます。周辺国の情勢やいろんな敵とか、対象国の意図や手段、対応等、総合的な判断をして、国が事態認定をして、その後、ミサイルがここにも落ちてきたという想定での訓練としております。
失礼しました、ちょっと誤解をいたしておりました。
その際に、ちょっと重ねてお尋ねですが、もちろん武力攻撃事態にならないような努力が必要だというのは、みんなわかってて、長崎も平和県であり、それを認められているわけですけれども、なかなか、その長崎でそもそも武力攻撃事態という想定を受け入れることの是非というか、意義というのを改めてお願いしたいんですが。
国民保護訓練といいますのは、いろいろな事態を想定して住民に対する直接的な被害が生じないように、あるいは緊急的な対応ができる環境を整えるために訓練を行うものでありまして、さまざまな事態を想定した訓練を行ってきたわけであります。 テロ行為であったり、あるいは、今回はミサイル事案というのを前提に考えておりましたので、手続として、先ほど申し上げた国の方で武力攻撃事態の認定を前提にミサイル事案についての国民保護訓練を行うということになったわけでありますので、当然ながら特定の国を対象として考えているものでは到底ございませんので、さまざまな起こり得るべき状況等を想定しながら、幅広く訓練を進めていこうという考え方であります。
ただ、法律を施行してから10年以上、武力攻撃事態想定の訓練というのは行われてこなかったわけで、それが初めて長崎で行われるんですが、そのことについての議論というのが、受け入れることの是非みたいな議論はなかったんでしょうか。
特に、私はいろいろな危機事案というのは生じるわけで、ミサイル事案が生じることもあり得ない話ではないだろうと。 そういう中で国のほうからのお勧めもあって、武力攻撃事態という手順を踏んだ共同訓練を行ってはどうかという話でありましたので、こういった訓練を行うということになったわけでありますので、それは国民の安全・安心を守る上で、いろんな場合の想定というのはあり得るものと思っております。
V・ファーレン長崎のJ1昇格について(2)
V・ファーレン長崎がJ1に昇格するということですが、これまで県はいろんなサポートをしてこられていますけれども、J1昇格によってサポートの性質というか、何か後押しの内容が変わってくるのかというのを。
やはりV・ファーレン長崎、県民のチームでありますので、県全体で盛り上げていかなければいけないと思っております。 これまでも関係自治体と連携をして支援に努めてきたところでありますが、これからいよいよ、またJ1ということで活躍の舞台が変わってまいりますので、幅広い県民の皆様方のご協力もいただきながら、さらに盛り上げていかなければいけないと思っております。 J1昇格を果たされたから、新たな特別の支援策を具体的に検討しているかというと、いまだにそういう状況ではありません。
LCACの夜間航行訓練について(1)
先般、米海軍のLCACが地元の反対がある中で訓練を強行といいますか、実施して、一応西海市と九州防衛局の間での協定なので、米側は協定を破っているわけではないというふうなことを言っているんですけれども、米海軍側に中止を求めるような要請をしたり、働きかけをする予定というのは、どういうふうに考えていますか。
これも、今お話がありましたように、九州防衛局長と西海市との間で結ばれた協定が、夜間・早朝の航行については行わないよう米軍と調整するということにされているところであり、調整について労をとっていただいているわけでありますので、これからもそういったご尽力をいただきたいと考えております。
一方、沖縄とか別ですけれども、結構知事とか副知事が働きかけにいって、全然、今、状況は違うと思いますけど、今後、やっぱりLCAC自体も結構騒音があって、そもそもしないという前提で受け入れたんじゃないかというふうに地元は感じていて、もし、今後事故とか起きたら、結構、やっぱり長崎とアメリカというのは、ある程度仲良くやっているような印象を私は持っているんですけれども、そういう関係にひびが入りかねないということを伝えるということぐらいはできるんじゃないのかなというふうに思うんですが。
それは、事故等々はまた違うんだろうと思うんですね。事故が起きて、具体的な問題になるということになると、これはもうあってはならない話でありますので、しっかり事故防止については今後とも、変わらずしっかり気を配っていただく必要があるものと思っております。
今後、県側から九州防衛局とかに、新たに、先日要請書を西海市さんと一緒に知事のお名前で出されたと理解しているんですけれども、今後、何かやる予定というのはあるんですか。
今のところ、新たな予定はありません。
LCACの夜間航行訓練について(2)
先ほどのLCACの問題について関連なんですけれども、それは九州防衛局なりと今後やることを考えなきゃいけないということでしたけれども、九州防衛局に対してもそうですし、米海軍の佐世保基地の例えば司令官だったりとかに向けても、県として、知事として何か要望を出されるということがないという理解でよろしいですか。
今の段階では考えておりません。
ベトナム訪問について(2)
ベトナム航空の件でお尋ねです。副社長と会って、長崎とベトナムの路線の開設を要請されたということなんですが、それに対するリアクションみたいなものはどうだったんですか。
日本路線の中で、現在九州には、福岡に路線を開設されているのですが、その路線の拡充を検討していきたいと。ただ、福岡空港が混雑空港になっておりますので、そういった路線拡充のための発着枠の容量があるのかどうかというのは、私どもでは分かりかねる面がありますが、ベトナム航空としては九州にデイリーで運航したいという希望はお持ちのようであります。
そういう趣旨の発言が副社長からあったということですか。
副社長からもそういった希望する旨の発言はありましたけれども、したがって、ニーズが生じてくれば、九州周辺空港の活用も含めて検討したいという旨の発言はございました。
つまり、ベトナム航空を訪問されて、定期路線開設に向けた、どちらかというと前向きな感触があられたから実務レベルの協議を進めていきたいということですか。
直ちに実務レベルの協議を進めて定期航空路線が開設されるかというと、これは難しい面があります。 今、デイリー運航ではないですが、福岡空港との間で航路が結ばれておりまして、ベトナム航空の希望としては、まずその福岡路線をデイリー化したいという思いがおありだろうと思います。そういう中で、さらに需要が拡大すれば、周辺空港も含め検討していきたいということが、基本的なお考えだろうと思います。私どもとしては、先ほど申し上げたように、福岡空港に路線を充実するための発着枠の容量が確保できるのかどうか、そういった課題も考えられますので、周辺空港の一つとして長崎空港を活用していただくようなご提案もさせていただいているところであります。 したがって、そういった動きも踏まえながら、最初から定期航空路線を飛ばすというのではなく、チャーター運航で実績等を検証しながら、路線開設に進んでいくということが通常のあり方でありますので、そういった面を含めて、今後、実務的に協議を重ねていかなければいけないと申し上げているところです。
最後の質問でお願いします。
V・ファーレン長崎のJ1昇格について(3)
V・ファーレンですけれども、優勝のパレードとか、そういうのって検討されたりはしていますか。
パレードであるとか、報告会であるとか、これはやはり関係自治体の皆様方とも、あるいはV・ファーレンそのものとも相談をさせていただく必要があるものと思っております。
何か計画、投げかけているんですかね、調整に入ったりとか。
今、投げかけておりますか。
今、関係自治体とあわせまして協議はさせていただいているところでございます。
それはパレードですか、報告会ですか。
それは、両方含めまして検討させていただいております。
J1昇格を果たされたチームは、ほとんどパレードをされているということのようでございます。引き続き協議をさせていただこうと思います。
それでは、以上をもちまして記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時20分(20分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成29年10月18日 定例記者会見
会見内容
長崎県・福建省友好県省締結35周年について
それでは、ただいまから、定例記者会見を始めます。
まず初めに、3点、ご報告をさせていただきたいと思います。 1点目は、福建省訪問であります。 去る10月10日から13日までの4日間にわたり、「長崎県・福建省友好県省締結35周年」を記念いたしまして、八江議長はじめ、県議会議員の皆様方、関係市町の皆様、経済界、県内各界各層の関係の皆様方とともに、福建省を訪問してまいりました。
今回の訪問では、長崎県と福建省の共催により、17世紀に活躍された名僧・隠元禅師の功績を讃える「日中黄檗文化交流大会」を開催いたしました。 隠元禅師が日本にもたらされた黄檗文化が、今もなお、長崎はもとより、日本国内の生活の中にしっかりと根づいているということを福建省の皆様方にもご説明をし、PRしてきたところであります。 この交流大会の開催前には、中国人民政治協商会議福建省委員会の李紅(りこう)副主席とお会いいたしまして、こうした隠元禅師、あるいは黄檗文化の専門家による研究や情報発信などに協力して取り組んでいくことで合意をしたところであります。 今後、さらに福建省と連携を深めながら、情報発信、研究に力を注いでいきたいと考えております。
それからまた併せて、県産品商談会を開催いたしました。福建省の食品卸売業者、飲食店、小売業者の方々など、100名を超える皆様方にご参加をいただき、具体的な商談の話も出ていたところであります。 引き続き、県産品の販路拡大に力を注いでいきたいと思っております。
それから、福建省の政府機関の訪問では、ちょうど中国では共産党大会を控えた時期でありまして、省長、書記とも北京に行かなければいけないということで、お会いしたのは李 徳金(り とっきん)副省長でありました。 会見では、これからも相互に発展を促進するため、海洋分野の協力、観光、環境、文化など、そういった分野でのさらなる交流と協力を重ねていこうという提案がありまして、私も全く同感でありましたので、今後、具体的な協議を進めて、実効性のある形でプロジェクトを進めていきたいというお話を申し上げたところであります。
また、せっかくの機会でありましたので、長崎で留学生活、あるいは研修生としての生活を送られて中国で活躍をされているOBの皆様方との交流会を開催いたしました。 いずれも、長崎県をしっかり応援していきたいという大変心強いお話をいただいたところであります。 今後とも、こうした福建省との絆を大切にしながら、さらに両地域の発展のために努力してまいりたいと考えております。
スーパーハウジングフェアin佐世保の開催について
それから、2点目のご報告でありますが、去る9月30日と10月1日の2日間、高円宮妃殿下のご臨席を賜り、佐世保市の「アルカスSASEBO」において、住まいに対する意識の向上と、ゆとりある住生活の実現に向けた啓発行事として、「スーパーハウジングフェアin佐世保」が開催されました。 このフェアに合わせて、同時に県の立場としては、「2017長崎県住宅フェアin佐世保」を開催したところでありまして、このフェアには県内外から約4,000名の方々の参加をいただきました。住意識の向上、ゆとりある住生活の実現に功績のあった方々の表彰等も行われたところであり、会場では、住まいに関する全国の先進事例などの紹介なども行われまして、これからの住まいづくりに役立つ情報の提供がなされたところであります。 県では、市町、あるいは住宅関係団体の皆様方と連携をしながら、今後とも住宅フェアなどのイベントを通して県民の皆様方の住意識の向上、特に、未来を担う子どもたちの、ものづくりへの興味を持っていただけるような情報や体験の機会を提供してまいりたいと考えております。
第71回全国お茶まつり長崎大会について
それから、もう1点、ご報告をさせていただきます。「全国お茶まつり」についての話であります。 去る9月5日から8日にかけて開催されました「第71回全国茶品評会」において、東彼杵町の「長崎玉緑茶」が「蒸し製玉緑茶」の部門で産地賞を受賞いたしました。 今日は、その「長崎玉緑茶」を水出しでご用意をさせていただいております。ご賞味をいただければと思います。
本県で生産されておりますお茶は、主にこの「蒸し製玉緑茶」というものでありまして本県のほか、佐賀県、熊本県などで生産されておりますけれども、緑茶全体の生産量のうち3%程度のシェアを占めるということで、希少なお茶となっているところであります。 外観をご覧いただくと、勾玉状の丸みをおびておりまして、国内生産量が最も多い煎茶と比べて、いれたお茶の色が明るいということ、非常にまろやかで渋みが少ない味わいが特徴となっていると言われております。 今回の「全国茶品評会」では、「蒸し製玉緑茶」の部門において、東彼杵町の尾上和彦さんが栄えある1等賞1席、農林水産大臣賞を獲得されました。併せて成績優秀な市や町村に対して褒賞される産地賞においても、東彼杵町が1位、佐世保市が2位を獲得し、日本一の栄冠に輝いたところであります。
今後は、11月11日に本県で初めての開催となります「第71回全国お茶まつり長崎大会」が佐世保市で開催されますが、その関連行事として、日本茶を楽しむイベントが10月19日から21日にかけて長崎市のベルナード観光通りで、続いて、11月11日から12日にかけて、佐世保市の新みなと暫定広場などで開催が計画されております。 イベントでは、日本一の栄冠に輝いたこの「長崎玉緑茶」や、全国各地のお茶を召し上がっていただくようなおもてなしを行いますとともに、陶磁器などお茶と関係の深い業種とのコラボレーション、そしてまた、高校生が「長崎玉緑茶」を使用して開発した新たな商品のお披露目、販売など、さまざまな催しを計画しておりますので、県内外の皆様方の積極的なご来場をお待ち申し上げている次第であります。
今後とも、県といたしましては、「長崎玉緑茶」の認知度向上と消費拡大に力を注いでいきたいと考えております。 以上3点、まず私の方からご報告をさせていただきました。後は、どうぞよろしくお願いいたします。
衆議院議員選挙について(1)
衆院選についてなんですけれども、衆院選での知事の、どの政党を支持するかとか、応援するかとか、そういうスタンスについてお伺いできればということと、実際、中国への出張もあったかと思いますが、具体的に残りの期間に演説などの予定があるのかお伺いします。
知事の職責には二面性があると、考えておりまして、行政事務のトップとしての立場、そしてまた、一政治家としての立場があろうかと考えております。 政治家としての私の立場は、これまでもたびたび申し上げてまいりましたように、私を非常に困難な時代から支えていただいたのは、自民党、公明党の方々でありまして、今もそうした方々に支えていただいております。 一方、行政機関の長としての立場としては、やはり行政を進めるためには公平・公正な姿勢が必要であると、こう考えておりまして、引き続き幅広い県民の皆様方のご理解とご協力をいただいて、県勢の発展を目指す必要があるものと考えておりまして、現段階では、事務所の開所式等については、これまで県政にさまざまな形でお力添えをいただいた国会議員の皆様方からご案内もいただいておりましたので、できる限り出席をさせていただきました。これからのことについては、まだお話を頂戴しておりませんので、その段階で検討をさせていただきたいと思っております。
関連してあと1点ですけど、今回、衆院選があった中で新しいことは、希望の党の出現というのがあるんですけど、率直に希望の党について、どのような印象をお持ちですか。
そうですね、政治家の皆様方、それぞれの政治に対する理念、政治信条のもとに活動をされていると、こう思っておりまして、そういった中で一つ同じ思いを持たれた方々が一つの政党として立ち上げられたものだと思っておりますが、個々の政党に対する私の考え方というのは、この場では控えさせていただければと思っております。
知事選について(1)
今度、22日の衆議院選が終わったら、県民の関心は来年の知事選がどうなるんだろうというところに関心が移っていくのかなというふうに思うんですけれども、知事はこれまで再三、できるだけ早くスタンスをはっきりさせたいということをお話されていましたけれども、今の時点でお考えが固まったのか、そうでないのか、お聞かせいただければと思います。
知事選挙に関する私の考え方でありますが、いまだ最終的な結論を出すには至っていないところであります。殊に、今、衆議院選挙のさなかでありまして、いま少し時間をいただいて、ただ、私の任期も残り少なくなっておりますので、しかるべき時期には、なるべく早く結論を出していかなければいけないと考えているところであります。
それでは、各社の皆様から引き続きお願いいたします。
衆議院議員選挙について(2)
今行われている衆院選で演説を聞いていると、県内の課題に対する論戦が少ないというふうに感じるんですけれども、知事としてどういった論戦を候補に望まれるというのはありますか。
国政で活躍される国会議員の皆様方を選ぶ選挙でありますので、国政の立場からさまざまな議論がなされるというのは、当然そのような面が出てくるのではなかろうかと思っております。地域的な課題として、さまざまな課題があるのは事実でありますけれども、大きな争点になってないというような現状のことをおっしゃっておられるのではなかろうかと思いますけれども、私ども地方行政をあずかる立場としては、地域のさまざまな課題等については、これまでも国会議員の皆様方に直接訴えをし、また、お力添えをいただいてきたところでありますので、引き続きそういった機会はしっかりとお持ちいただき、県政のためにお力添えをいただきたいと思っております。
ほかにございませんか。
地方分権について
希望の党の小池さんについてなんですが、地方分権を進めるというのを政策に挙げていまして、また一方で、東京から地方分権を進めるというふうにおっしゃっていると思うのですが、この考えについて、知事はどのように感じていらっしゃいますでしょうか。
地方分権については、これまでも地方の立場から、非常に大事な課題であるということで、国政に対しても要請・要望活動を展開してきたところであります。権限と財源をいかにして地方に移していただいて、地方がそれぞれの立場で、特性を生かしながら地域の発展に力を注げるような環境をつくっていくかというのは非常に大きな課題であると、こう考えておりますので、地方分権のさらなる推進については、強くこれからも国に求めていかなければいけないと思っておりまして、そうした考え方については賛成であります。
ほかにございませんか。
知事選について(2)
知事選なんですけれども、いまだほかの候補が出ていないという状況に関しては、どう思っていらっしゃいますか。
私の立場から、それがどういうものなのかというのは、なかなか難しいご質問だろうと思いますけれども、やはり県政に対して意欲をお持ちの方々がこれからどうお考えになって具体的な動きを示していらっしゃるのか、それは私の立場で今いろいろと申し上げるのは控えさせていただきたいと思います。
候補者はたくさん出てきてほしいと思っていらっしゃいますか。
自然体でいいんじゃなかろうかとは思っておりますけれども。
自然体というのは。
出ていらっしゃる方々が手を挙げて出馬されるのも、それはそれで悪いことではないと思っております。
もう一点、なるべく早く結論を出さねばと先ほどおっしゃられたと思うんですが、かなり時間も迫っています。タイムリミットなどはお決めになっていますか。例えば年内とか。
タイムリミットは、特に私自ら考えているところはありません。
知事のおっしゃる「なるべく早く」というのは、どんな時期を指していらっしゃるんでしょうか。
なるべく早くという思いであります。
ほか、よろしいでしょうか。
憲法改正について
衆院選で一つ改憲について憲法改正を進める動きが自民党をはじめあるんですけれども、希望の党も基本的には憲法改正には積極的な部分があると思うんですが、改めて改憲に関する知事のスタンスをちょっと確認させていただきたい。
私は、これまでもこうした場で発言をさせていただいた機会がありましたけれども、憲法改正というのは、国民の皆様方が必要に応じてそれを改正していこうということであれば、当然ながら憲法改正というのはあり得る話だろうと思っております。
知事選について(3)
知事に重ねての質問になるんですけれども、知事は今、出馬するか否かというところを迷われておるのか、それとも何かそれを決断する上でポイントになっている部分、例えば何を材料にして出馬するか否かというのを今考えられ、検討されている最中なのかというそのポイントになっている部分をもし差し支えなければ教えていただけないでしょうか。
やはりさまざまな課題が山積しているわけでありまして、これまで2期仕事をさせていただいて、そういった取組がどういうものであったのか、これから、どういった可能性があるのかというのを十分考えながら、その辺の考え方をまとめていかなければいけないと思っているところであります。したがって、いろんな評価もいただいていくでありましょうし、これからも自らが県政を担う形でいいのかどうかということを含めて十分考えていかなければいけないと思ってきたところであります。
それでは、ほかにございませんようでしたら、これで定例会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時31分(31分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成29年8月22日 定例記者会見
会見内容
砂利採取船の沈没事故について(1)
それでは、ただいまから、定例記者会見を始めます。
知事、よろしくお願いします。
まず、私のほうから3点ご報告をさせていただきたいと思います。
第1点目は、砂利採取船「第六あおい丸」、「第八あをい丸」の沈没事故についてご報告をさせていただきます。
皆様ご承知のとおり、本日早朝、葵新建設株式会社所有の「第六あおい丸」、「第八あをい丸」が、平戸島の沖で沈没をいたしました。
この事故によりまして、乗組員6名中、4名が救出されたものの、そのうち1名の方はお亡くなりになるということで、衷心よりご冥福をお祈り申し上げる次第であります。
そしてまた、なお2名の乗組員の方々が行方不明ということで、現在、懸命の捜索活動が行われているところでありますが、一刻も早い救助を心からお祈り申し上げます。
県といたしましては、事故の通報を受けて、直ちに現地に職員を派遣し、情報収集に努めているところでありますが、引き続き海上保安部等関係機関と連携しながら、捜索、情報収集に全力を尽くしてまいりたいと考えております。
なお、佐世保海上保安部からの要請によりまして、本日、8時52分に県の防災ヘリを現場に派遣し、捜索活動を行い、10時26分に一旦帰着したところであります。
知事のフィリピン共和国訪問について
第2点目のご報告でございます。フィリピン共和国の訪問についてご報告をさせていただきます。お手元に資料を配付いたしておりますので、ご確認いただきたいと思います。
明日23日から27日までフィリピンのマニラを訪問してまいりたいと考えております。
今回の訪問では、マニラ大司教区のタグレ枢機卿やフィリピン航空などを訪問し、巡礼ツアー、あるいは国際チャーター便などの誘致活動を行うほか、今年5月に本県をご視察いただいたフィリピン陸上競技連盟のフィリップ会長と面会をし、改めて本県での東京オリンピックの事前キャンプの実施をお願いしてまいりたいと考えております。
また、かねてよりフィリピンの教育環境向上のために学校建設などに尽力をしてこられましたRK清水(長崎)財団が、今回、テロや武力衝突の被害に遭っておりますフィリピン、マラウィ市の学校へ、子供たちが使う机、椅子を寄贈されることとなりました。これらの机、椅子は、本県が県内の市町に呼びかけを行って提供されたものでありますことから、フィリピン教育省で開催される寄贈式典に私も出席をさせていただくこととなったところであります。
近年、フィリピンは高い経済成長を続けているところであり、国民の9割の方々がキリスト教徒であるということから、本県への巡礼ツアーなど、観光客誘致も期待されているところであります。
今回の訪問によりまして、フィリピンの方々との情報交換を図り、さらなる交流の拡大につなげてまいりたいと考えております。
長崎空港国際航空路線を利用した旅行商品の案内について
3点目のご報告でございます。長崎空港の国際航空路線を利用した旅行商品のご案内について、お話をさせていただきます。
長崎空港国際航空路線を利用した旅行商品について2つの取り組みが進められております。
1つ目は、お手元に配付させていただいております長崎空港発着の上海線、ソウル線を利用した共同企画旅行商品のご案内であります。
現在、長崎空港の国際航空路線、上海線とソウル線がございますが、これを利用したJATA長崎支部13社による共同企画の旅行商品が販売されております。
この旅行商品は、長崎に拠点がありますJATA加盟の旅行会社が共同で企画販売していただいているものであり、全国的にも珍しい取り組みであり、長崎県内で今回初めての取り組みとして販売されるものであります。
8月から12月出発までの旅行商品が、充実した内容とお手頃な価格で販売されておりますので、ぜひこの機会に長崎空港から手軽に行ける上海、ソウルの旅をお楽しみいただければと考えております。
次に、11月に運航予定のシンガポールと長崎を結ぶ国際チャーター便のご案内であります。
今回、シンガポール航空の子会社でありますシルクエアーの運航によりまして、長崎とシンガポール間のツーウェイ・チャーターが実現することとなりました。シンガポールからの国際チャーター便は、平成27年12月以来、およそ2年ぶりの就航となりますけれども、インバウンドとアウトバウンド双方向によるツーウェイ・チャーターとなるのは今回が初めてであります。ぜひ、県民の皆様方におかれましては、この機会に、長崎空港から乗り継ぎなしで行けるシンガポールの旅をご堪能いただければと考えているところでございます。
以上、3点お話をさせていただきました。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
幹事社の方からよろしくお願いします。
伊万里湾における赤潮被害について(1)
中村知事も、先日18日に現地を視察されました松浦市沖の伊万里湾での赤潮被害についての質問です。被害総額について、10億円を超えるというふうに言われていますけれども、まず、現地をご覧になっての被害の受け止めと、また、地元漁協から要望も聞かれているかと思うんですけれども、県としてどういった支援策を考えていらっしゃるのか、具体的にお聞かせください。
現地を訪問させていただき、さまざまなお話をお聞かせいただいたところでありますが、伊万里湾周辺海域では、これまでもたびたび大規模な赤潮被害が発生しているというお話をお聞かせいただいたところであり、殊に生産量日本一を誇るトラフグでありますとか、そのほかにもクロマグロ、その他の魚種に甚大な被害が生じているというお話をお聞きし、大変深刻な状況であると受け止めたところであります。 やはり、漁業者の皆様方のお話といたしましては、伊万里湾の赤潮発生を防ぐような環境改善の必要性があるのではないかというようなご指摘もいただいたところでありますし、また、当面の対応策として融資の問題、あるいは漁業共済の取り扱いの問題等、さまざまなご意見等もいただいたところであります。 特に、この間、へい死魚の処分でありますとか、防除剤の投入による赤潮の防止対策等に全力を注いでこられたところでありまして、そういった面での支援施策等についてもご要請をいただいたところでありますので、できる限り、現地の状況を踏まえて適正に対応していかなければならないと考えているところであり、現在、支援策等について検討中であります。
具体的にその支援策として、現時点で、もう既にしようと考えていらっしゃることはないですか。
今、検討させていただいておりますのは、先ほど触れました漁業者の皆様方からのご要請もいただきましたけれども、へい死魚の処分にかかる費用に対する支援、そして、防除剤を投入してこられましたけれども、その費用に対する支援、さらに、生けすの中、養殖いかだの中が空っぽになっておりますので、必要な中間魚の導入に対する支援等のご要請のお話もいただいたところであります。そういった点を含めて検討を進めているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
先月、JR九州が、与党の検討委員会でフル規格での整備について言及がありましたけれども、県もフル規格への方向転換を図ったというふうに理解をしています。 今後、フル規格化に向けた整備について、アセス評価などで10年を超える、さらなる時間が必要というふうにされていますが、今後の沿線都市のまちづくりへの影響と、これからの方針について考えをお聞かせいただきたいなと思います。
前回の検討委員会での長崎県の立場からの意見表明として、現在整備が進められております新幹線インフラを活用して、フル規格で整備を進めてほしいというお話を申し上げたところでありますけれども、期間等については、環境アセス等を含めてどのような手順が必要となってくるのか、あるいは工期、工事費等、いまだ明らかでない状況であります。 したがいまして、さまざまな選択肢がある中で、これから検討委員会でご議論を進めていただくということになりますけれども、そういった費用の問題、期間の問題等を含めて一定、情報が整理されていくのではなかろうかと考えております。したがって、まずは検討委員会での検討の成り行きというのを、基礎データを含めてしっかり見極めていく必要があるものと考えております。 そういった中で、私どもが今回要請をさせていただきましたけれども、そのほかの選択肢等についても、どのような可能性があるのか、併せて見極めていく必要があるのではなかろうかと思っております。
知事選について(1)
3期目についてのお考えに変わりがありましたかお伺いいたします。
2期目も余すところ半年近くとなってまいりましたけれども、まずはやはり残された任期中、さまざまな課題がございますので、一歩でも半歩でも前に向けて進めるために全力を尽くしていかなければいけないと思っております。 その後での選挙への対応については、いましばらく検討してみたいと考えております。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
伊万里湾における赤潮被害について(2)
赤潮の対策の件なんですけれども、長崎県内、漁業者の養殖の共済の加入率が、全国の平均の79%とか71%ぐらいに比べて、およそ40%強と、かなり低いんですけれども、気候変動とか最近は多いので、こういったケースは多いと、赤潮被害とか多くなると思われますが、県として、共済の加入のアップとか、そういった対策を進められるご予定はありますか。
それはやはり自然災害等の影響を受けやすい第一次産業でありますので、できるだけ自助努力の一環として漁業共済、あるいは農業分野も同様でありますが、そういった共済制度の積極的な活用をお願いしたいと考えております。従前からそういった姿勢で、加入について働きかけ等を進めてきているところであります。 ただ、共済制度も魚種や、あるいは同じ養殖魚種でも1年魚は対象にならないとか、さまざまな加入要件が設けられているところでありますので、できるだけ多くの方々に加入していただけるように、漁業共済制度の充実等について併せて働きかけを進めていく必要があると考えております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
先ほど、新幹線の件でお答えがあったと思いますが、まずはPTの検討委員会の議論の結果を待ちたいという感じでしょうか。
結果というよりも、フル規格と簡単に申しましても、具体的にどういう手順、どういった時間、どのような経費がかかってくる、そのためには、まずは国として財源がどう確保されていくのかというのが極めて重要な課題になってまいりますし、あるいは、佐賀県が懸念をされておられます地元負担というのが、いかほどの額になるのか。あるいは、別の選択肢もあるわけでありますけれども、そういったさまざまな可能性がある選択肢の内容について、もっと詳細な情報を提供していただきたいというお願いをしているところであります。 そういった要素を総合的に勘案しながら、やはり幅広い県民の皆様方のご意見等もお伺いしながら、これからのあり方を模索していく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
知事選について(2)
最後に1点、知事選についてなんですけれども、現時点では立候補のご意思というのはありますか。
全く決めておりません。
統合型リゾート(IR)について
IRの件で聞きたいんですけれども、IRの公聴会が福岡でも行われていると思うんですけれども、改めて、県としてのIRへの考えとか、立場などをお聞きしてもよろしいでしょうか。
IRは、西九州統合型リゾート研究会の方々が、この間、10年にわたって研究を重ねてこられたところでありまして、そういった方々の願いがようやく実現されて、昨年、IR推進法が成立をいたしました。今、その事業を進めるためのIR実施法の制定に向けた検討が進められているところでありまして、それは、IRの実現を目指す立場からは大変有意義な方向性をお示しいただいたと思っております。 これは、多くの県民の皆様方が期待を抱いていただいている反面、さまざまな懸念も併せてお持ちであるという状況にあるわけでございますので、実施法の中で、あるいはそういったマイナス要素の解消に向けた取り組みが、どういう制度設計がなされて実施法なるものが制定されていくのか、そういった動きをしっかり見極めながら、メリットを最大化しデメリットを最小化するという基本姿勢のもと、地方からもしっかり、考え方を中央にお届けしていかなければいけないと思っているところでございます。
ほかにございますか。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
新幹線の関係で、まず1点ですが、新幹線については、県議会の総務委員会の方から、確か17日付だったと思うんですけれども、企画振興部の方に、フル規格化を要望した段階なので、県独自のコストの計算とか、期間とか、費用に関して発表してほしいとかですね、それから、費用対効果の面とかでも検証を急いでほしいというような趣旨で要望があったかと思うんですが、今の知事のお話だと、基本的には与党検討委で、そういう数値的な情報が1回出るまでに、長崎県として独自試算をして、こういう数字だと、提案とか提示をしたりするというような考え方ではないということですか。
他県の建設事例等を参考にしながら、推計するというのは、ある程度できるのではないかと思っておりますけれども、なお、そういった数値をより詳細に把握するためには、情報量が不足しているものと考えております。 したがいまして、具体的にどのくらいの期間がかかるのか、例えば環境アセスの取り扱いがどうなるのか、これは数十年前にそういった手続がとられておりまして、今のアセス法に基づくアセスがいまだなされていない。そこの部分をどう評価するか。前回のアセス結果を生かすことができるかどうかによって期間も大きな変動が生じてくるわけでありますので、まずは、それに対する国のお立場からの基本的な考え方を聞かないと、相当の期間的なぶれも生じてくると、こう考えております。 それで、前提を別にしながら、前回のアセスをそのまま使えた場合というような場合分けでの期間の推計などもできないことはないかもしれませんけど、そういう形で先行してデータを把握する必要があるかどうかということも含めて検討しなければいけないと思っております。
知事選について(3)
3期目のことに関連してなんですが、逆に、いつ頃ぐらいまでには決めたいとかいうようなある程度の目処というのがあるのかということと、あと、ご決断する上で考慮している要素というのは何でしょうか。何かの事業の進捗とか、そういうものを見極めてご判断されたいというお考え方なのか。その辺はどうでしょうか。
特別の事業があるので、そのことが気になって結論の時期を模索しているというようなことではありません。まずは目の前の課題が山積をいたしておりますので、そういった部分について全力投入をするべきではないかと考えているところであります。 したがいまして、今の段階で、いつまでに決めたいということもまだ決めていない状況でありますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。
砂利採取船の沈没事故について(2)
冒頭お話しされた砂利の運搬船というか、事故の件なんですけれども、非常に残念な事故であるんですけれども、一方で、長崎の周辺は海砂の採取地でもあるわけで、こういった事故が再発というか、起こることが考えられるのではないかと思うんですが、そういった部分で業界への指導とか、そういった部分というのは現状どうされているんでしょうか。
まずは、今回の事故の原因がどういったところにあるのかということをしっかり見極めていく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。その上で適正な操業を要請していかなければいけないと思っているところです。
日ごろから常に指導とかというところはされていらっしゃる感じなんですかね。
はい。今回も壱岐島周辺で砂利を採取されて、一旦、本土まで運航してこられて、その後また平戸の周辺海域に移って沈没をしているという状況でありますので、全く私どもも、どういったところに原因があるのかというのは全く推測しかねている状況でございます。
長崎の近海で採れた海砂というのは、新幹線の工事とか、そういった地元の工事に優先的に使うということで採られていたと思うんですけれども、そういった意味で、何隻ぐらい、そういう船があるのかわかんないんですが、今回の事故によって、新幹線などの公共工事への影響みたいなものは何かあるんでしょうか。
直ちに海砂が不足して公共工事の進捗に影響を生じるというようなことまではないのではないかと推測をいたしておりますけれども、海砂というのは、海域環境を変えていく一つの要因にもなっておりますので、これは漁場環境を守る上でもできるだけ採取量を少なくしていくという方針のもと、調整作業を進めてきているところでありますので、これからも基本的にはそういった方向で取り組んでいく必要があるのではないかと思っております。
石木ダム建設事業について
もう1問すみません。別件ですけど、先日、石木ダムの建設事務所の方で、住民の方が知事と面会を求めていろいろ話し合いがあって、結果的に決裂したという状況になっているわけですけれども、我々としても、知事と住民の方が話をされるチャンスが持てれば、それはいいことではないかと思っていたんですが、何とかその辺、再度、模索するというか、そういったことはできないのかなと思っているんですが、その辺いかがでしょうか。
今回の件については、去る7月28日に、工事現場において、地権者の方々から工事の安全対策について話し合いたいというお話があったということでありまして、県の立場からも、工事の安全対策は最優先課題であるという考え方で、そうした場を持とうということで話し合いの機会を設けたところでありますけれども、その際、知事と直接面談をしたいんだというご要請があったところでございます。 この石木ダムの事業につきましては、もうご承知のとおり、さまざまな曲折を経て今日に至っておりますが、なお訴訟案件も同時に並行して進んでいるような状況でありまして、訴訟当事者として、当事者が直接話し合いの場を持つということは、できれば避けた方がいいのじゃないかと、あまりない話だというお話もお伺いしてたんですが、ただ、地権者の皆様方からのお話もありましたので、個別に静穏な状況でお話をお聞かせいただく機会がいただけるのであれば、ぜひそういった機会をいただきたいというお話を申し上げました。
一旦は、その話はまだ全ての地権者の皆様方が揃ってないということもありまして、一旦持ち帰って検討するというお話をいただいて、その結果をお待ちできるものと思っておりましたけれども、話し合いの期間については工事を中断してほしいと、そうでないと応じられないというお話でありました。実は、もうご承知のとおり、付替県道工事というのは、もう既に地権者の皆様方のご協力を得て県の方で買収をさせていただいた土地に係る工事でありますので、これを話し合いの期間について中断するということになりますと、私自身、さまざまな日程調整の中で直接お会いする機会をいただいていくということになりますので、相当時間がかかる可能性も出てくるわけであります。しかも、1回だけでお話が終わるかというと、決してそういうことではないと思いますので。 したがって、工事の中断を前提に、これをお受けするということが難しい状況であると判断して、ご承知のような結論になったのではないかと考えております。
まさに、知事のおっしゃるとおりだと思うんですけれども、知事の方で厳しい条件なのかもしれないですけれども、そこを飲んで話し合いをするというわけにはいかないのでしょうか。
これまでも静穏な状況で、こちらの申し上げることも十分お聞きいただける、そして、地権者の皆様方のお話を静穏な状況の中でお聞きする。そういう機会がいただければ、そういった機会を設けさせていただくということについては、必要なことであるかもしれませんけれども、ほとんどこれまで私も参加させていただいた中では、向こうがお尋ねになったことについてだけ答えをするようにというようなことでありましたし、なおかつ、話については計画を白紙に戻さないと応じないというようなこれまでのお話でもありましたので、そこまではなかなか難しいものと判断して今日に至っているわけであります。
それでは、そろそろ最後の質問でお願いできればと思います。 よろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして定例会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時20分(20分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成29年7月14日 定例記者会見
会見内容
「夏の交通安全県民運動」の実施について
それでは、ただいまから、定例会見を始めます。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。 まず、冒頭に、私から2点お願いをさせていただきたいと思います。 1つ目は、「夏の交通安全県民運動」についてであります。 7月11日から20日までの10日間にわたり、「夏の交通安全県民運動」が実施されております。今回の運動は、重点として、高齢者の交通事故防止、飲酒運転の根絶、後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底の3点を掲げて、警察や各市町、関係機関、団体等が一体となって啓発パレードや街頭キャンペーン、街頭指導・取締りなど、県民総ぐるみの運動として展開されているところであります。 ご承知のとおり、本県においては、去る6月、交通死亡事故が相次いで発生したことから、「交通死亡事故多発警報」を12年ぶりに発令したところでありますが、特に、本県の特徴として、65歳以上の高齢者の方々の交通死亡事故が全体の8割を占めるというような状況でありまして、今後も、高齢者の関わる事故の増加が懸念されているところであります。 県といたしましても、関係機関、団体等とさらに連携を強化しながら、交通事故の防止に取り組んでまいりたいと考えておりますが、ぜひ県民の皆様方にも、こうした警報発令に至った県下の厳しい交通情勢を十分ご認識いただき、この「夏の交通安全県民運動」の機会に、今一度、交通安全について認識を深め、交通事故防止へのご協力をお願い申し上げたいと存じます。
サマージャンボ宝くじの発売開始について
2点目は、サマージャンボ宝くじの発売開始についてであります。 サマージャンボ宝くじの発売が、7月18日火曜日から始まります。今年は、1等前後賞合わせて7億円が当たる「サマージャンボ宝くじ」、そして、「サマージャンボミニ1億円」に加えまして、「サマージャンボプチ100万円」が新たに発売されることとなります。 この宝くじの発売に伴いまして、本県出身で今年の幸運の女神を務めておられます染岡優希さんに本県にお越しいただき、8月1日の12時から、県庁玄関ロビーにおいて宝くじ販売会を開催することといたしております。 この宝くじの収益金は、公共事業や芸術文化の振興など、県内のさまざまな事業で活用されておりますので、ぜひ県民の皆様方には県内でご購入をいただきますよう、お願いを申し上げる次第でございます。 以上、2点、お願いをさせていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、ご質問をお受けいたします。 まず、幹事社から、お願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
まず、新幹線についてですが、今日、国のほうで技術評価委員会が開かれておりましたが、これに関して知事のほうで、ご存じの範囲での情報に関して感想とか、そういったものを伺いたいというところと、それから、漏れ聞くところでは、フリーゲージトレインの開発にさらに時間がかかるという方向になっているのではないかという状況のようでもありますが、県議会で質問もありましたけれども、いよいよ中村知事と佐賀県山口知事の人間関係を生かして、フル規格とかそういった部分でのお話し合いを進めたほうがいいんじゃないかというような発言もありましたけれども、その辺について、改めて聞かせていただければと思います。
まず、今日の軌間可変技術評価委員会の結果でありますが、委員会自体が非公開で開催されておりまして、まだその内容を把握できておりません。本日夕方、本県職員に対して、国土交通省から説明を受けるということになっておりますので、その説明の状況を把握した上で、後ほど取材に対応させていただければと考えているところであります。
石木ダム建設事業について
では、石木ダムの件ですけれども、ダム本体部分の土地収用に関して、近く収用委員会の結論が出るのではないかというふうな情勢になっているかと思うんですが、改めまして、今後の取組というか、スケジュールというか、どういったふうに考えておられるのか、聞かせていただきたいです。
ダムの本体工事を進めるためには、まずは未取得になっております用地の取得を進めるということが大前提になるわけでありまして、現在、収用委員会で審理が行われているところであり、スケジュール等については、収用委員会のほうでお決めになられることで、その結果をお待ちしているという状況であります。 ただ、工事に着手するためには、ご承知のとおり、その前段階として、付け替え県道工事が必要になってまいりますので、現在、この工事の進捗に向けて、全力で取り組んでいるところでございます。
道路に関しては、いつぐらいまでに仕上げたいとか、そういった部分の見通しとかはいかがですか。
付け替え県道工事は、今年度予算で事業を進めておりますので、非常に厳しい妨害行為等も続いている状況にあるわけでありますけれども、侵入防止柵の設置、あるいは新たな詰め所の建設など、工事を進めるための環境は一定整いつつありますので、今後、工事自体の進捗に全力を注いで、早期完成を目指してまいりたいと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線については、後ほど取材に対応するということですが、重ねてお尋ねしますが、これは過去の質問でもありましたが、あくまでフリーゲージにこだわって、その技術の完成を待たれるのか、それともどこかで線引きをして、別の形を求めるおつもりなのか、まずこの点、お願いします。
これまでフリーゲージトレインを前提に認可・着工に至って工事が進められてきたわけでありますが、今日の軌間可変技術評価委員会でどういった報告がなされ、審議がなされたのか、その状況によって選択肢が変わっていく可能性もあるわけでありますので、まずは、その動きをしっかり見極めていく必要があるものと考えているところであります。
ここまで混乱が生じている原因とその責任の所在というのは、どこにあるというふうにお感じですか。
混乱と言うんでしょうか、新たな技術開発が必要な事業でありますので、これはやはりその段階、段階でのそういった課題を一つずつ克服して、完成車両を製造していくということが必要になってくるわけでありますので、その状況を総合的に見極めながら、全体として九州新幹線西九州ルートの方向性を見定めていく必要があるのではないかと思っております。
知事選について
これは恒例のご質問で恐縮ですが、知事選に関連して各方面でさまざまな発言や動きが相次いでいるわけですけれども、現時点で三選出馬のお考えというのはおありでしょうか。
まだまだ次の選挙のことについては考えていない状況であります。まずは残された期間、さまざまな県政の課題があるわけでありますので、そうした課題の解決、あるいは地域の振興のために全力を注いでいきたいと考えております。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
県議会会派結成について
先日、自民党の一部議員の方たちが離脱して会派をつくられたと思いますが、それに対して知事として県政にどういう影響があるとお考えか教えてください。
突然のことであって大変驚きましたけれども、いろいろなお考えがあってのことであろうと思います。県政についてどういった影響があるかということについては、如何とも申し上げづらいところであります。引き続き県政推進についてお力添えをいただけるものと思っているところでございます。
十八銀行とふくおかフィナンシャルグループの経営統合について(1)
2つありまして、1つが、十八銀行がふくおかフィナンシャルグループとの統合に関して延期するんじゃないかというような話が出てまして、それで統合に関して知事はどういうふうに受け止められていますか。
十八銀行と親和銀行の統合のお話ですが、これはそうした構想のご発表をいただいた際にも申し上げたところでありますが、やはり大変厳しい経営環境の中で、これからの金融機関としての対応力を高めるために統合という選択肢をご検討してこられたものと思っております。 金融機関として、地域経済の活性化に向けてさまざまな支援機能などもございますので、より地域の活性化、産業振興に向けた支援体制を組んでいただけるものと期待をしているところであります。そういった考え方については、今も変わりがないところであります。
国民保護訓練について(1)
もう一つが、昨日、被爆団体の方々がミサイル着弾避難訓練について中止を求める申入書を出しましたが、中止する考えはありますか。
国民保護訓練を中止するようにという申し入れがあったのですか。
ミサイル着弾の件で、そういうふうに理解をしております。
7月に予定しておりました訓練自体は、現在のように(九州北部で)大規模災害が発生して支援体制を構築している段階では、これは一旦延期をさせていただいたところでありますけれども、やはり国民を保護するという目的のもとで、さまざまな想定をし、訓練を重ねてきた経緯があるわけでありまして、その一つの対応としてミサイル事案についても訓練を実施しようと考えているところでありますので、それについて中止をしようといったことは、今のところ、考えていないところであります。
国民保護訓練について(2)
先ほど、共同通信からも質問があった国民保護訓練中止の要望についてですが、我々、取材をしていて、昨日、危機管理課等に非常に厳しい追求があった点で、意図しているところのポイントを挙げると、国民保護計画というものに果たして実効性があるのかという疑問が被爆者の方々はじめ、根強くあるのかなという点と、国民保護計画の中に盛り込まれた対応方法というのが現実とかけ離れているんじゃないのかというような疑問があるようでした。 それから、そういった中で訓練を実施したとしても、いたずらに県民の不安を煽ることになるのではないか、そういった懸念があるのかなというふうに私は理解しました。(被爆者団体の方が、)一度、延期ではなく中止をお願いするという申し入れでしたので、この2点について、国民保護計画の実効性について、ミサイル事案についてどうお考えなのかというところと、県民の不安を煽るのではないかという懸念に対して、どのように取り除いていく方法があるのかという2点のお考えをお聞かせいただければと思います。
国民保護計画といいますのは、さまざまな事案、例えば、これまで実施してまいりましたのはテロ事案でありましたし、あるいは化学物質等の被害を想定した訓練でありますとか、そういった場合の一つのケースとして、こういったミサイル事案というのもあり得ない話ではないと思っております。あってはならない話ではありますけれども、そうした事態に幅広い県民の皆様方も参加していただいて訓練を行うということについては、意義があるのではないかと思っております。 確かに、現実とかけ離れているではないかといったさまざまなお考えの方々もいらっしゃるかもしれませんけれども、やはり現実的な場面、場面を想定しながら訓練を実施し、さまざまな課題を検証していく必要があるものと思っております。 不安を煽るというご指摘かもしれませんけれども、これまで申し上げたように、さまざまな事案に応じて事態を想定しながら訓練を重ねてきているところでありまして、決してそのことが大きな不安につながっているとは考えていないところでありますので、ぜひご理解をいただければと思っております。
十八銀行とふくおかフィナンシャルグループの経営統合について(2)
さっきの十八銀行の件を追加で伺います。親和銀行と十八銀行が合併した場合、1行になって競争先がないじゃないかというのが公正取引委員会の見立てというふうに言われてますが、その中で地域の、普段、融資を受けている企業の方からも、かなり、大丈夫なのかというような声があります。その点で、十八銀行に対して、十八銀行と親和銀行の新しい銀行ができるとしたら、知事として、どういう要望なり、こういう点に気をつけてほしいというのがありますか。
それはやはり金融機関を利用される方々に対して、さまざまな選択肢を提供できる環境であるべきだというのは、まさにそのとおりだろうと思っておりますが、ただ、それぞれの金融機関として経営努力がなされてシェアを高めていくという方向で努力されるのは当然であると思います。 そういったことを考えますと、これからの努力の結果としてシェアが高まっていくということについては、それはやむを得ないと思います。しかし、こういった統合の際に一定の割合以上あるのは問題であるというのは、直ちになかなか判断いたしかねる面ではないかなと思っております。
他にございますか。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
また新幹線問題ですけれども、仮に今日の技術評価委員会で、非常に開発は困難だとか、非常に今後の開発が遅れるというような結果が出されていくとしたら、それを、もう一度お聞きするのですけど、知事としては、まだフリーゲージトレインを導入する余地はあるとお考えでしょうか。それともある程度期限を切って新たな選択肢を考えるべきじゃないかとお考えでしょうか。
それはですね、まずはどういう状況であるのかというのをしっかりとお聞かせいただいた上で判断せざるを得ないだろうと思っております。国として現状を踏まえた上で、どう取り組んでいこうとされているのかというのも十分把握しながら検討をしていく必要があるのではないかと思っております。
その判断にあたっては、JR九州、佐賀県、長崎県の三者で考えていくということを考えていらっしゃいますか。
一応、開業については関係六者の合意がなされて、その合意事項の実現のために、これまで関係先に努力していただいてきたわけでありますので、改めてその合意事項が守れないということになれば、それはまたそういった関係者で議論を進めていく必要があるものと思っているところであります。
それでは、以上をもちまして記者会見を終了いたします。
・午前11時00分から午前11時33分(33分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成29年6月12日 定例記者会見
会見内容
クァンナム省との友好交流関係に関する同意書締結及びラオス首相との会談について
それでは、ただいまから、定例会見を始めます。
今日、まず2点、私の方からお話をさせていただきたいと思います。 1点目は、ベトナム、クァンナム省との友好交流関係に関する同意書の締結についてご報告いたします。 ベトナムとの友好交流関係につきましては、平成26年に「ベトナムデー in 長崎」を開催いたしまして、クァンナム省の副知事も本県にご来県をいただき、友好交流を深めることに合意をしていたところでありましたけれども、その後、一昨年8月には、田中県議会議長、そしてまた、経済界の皆様方とクァンナム省を訪問し、ディン・ヴァン・トゥ人民委員会委員長(「クァンナム省知事」に相当)ともお話をして、友好交流の拡大に向けて具体的な協議を進めていくことに合意をいたしておりました。 そういった流れのもと、今年はベトナムから代表団を長崎にお迎えして、この同意書の締結をしようと考えていたところでありましたけれども、さきにフック首相の表敬訪問をさせていただいたとき、フック首相から、「自分が東京に行く際に、ぜひ立ち会いたい」ということで、その席で同意書を締結してはどうかという提案があり、去る6月5日、ベトナム社会主義共和国グエン・スアン・フック首相立ち会いのもと、クァンナム省との間で友好交流に関する同意書を締結したところであります。 また、当日は、この同意書の締結に先立ちまして、トゥ人民委員会委員長とも会談を行いまして、改めて投資促進、あるいは、環境分野、農業分野等の経済交流、さらには、文化、観光、人材育成など、幅広い分野において交流を拡大していこうということで合意をいたしたところであります。また、その席上、トゥ人民委員会委員長からは、「今月、クァンナム省の代表団が本県を訪問する予定である」とのお話をいただいたところであります。今後とも、民間の皆様方との連携を図りながら、クァンナム省をはじめベトナムとの一層の友好交流の促進に力を注いでまいりたいと考えております。 また、併せて、6月7日には、来日中のラオス人民民主共和国のトンルン・シースリット首相と東京でお会いし、お話をさせていただきました。 これは、ラオス国営航空が今般、ビエンチャン−成田間に定期航空路線を開設するということが検討されているわけでありますけれども、その帰り便、いわゆる日本からラオスに向かう便でありますけれども、これが経由地を設定する必要があるということでありましたので、経由地として、ぜひ長崎にご決定いただきたいという要請を行ったところであります。トンルン首相からは、この当路線については、帰国後、速やかに具体的な検討を指示したいという旨のお話がありました。 さらに、併せて、2020年東京オリンピックの事前キャンプの誘致を進めておりましたことから、ラオスの選手団の皆様方にもぜひ長崎でキャンプを設営していただきたいという要請を行ったところでありますけれども、この点につきましては、「すばらしいアイデアで感激しております」という趣旨の発言がございました。この件については、今週中にも担当職員をラオスに派遣して、具体的な説明、相談をさせていただくことといたしております。今回の要望が実現いたしますと、多様な分野にわたる交流の可能性が大きく広がってくるものと考えておりますので、今後、具体的な形で協議を進めてまいりたいと考えております。それが1点でございます。
お中元における県産品の愛用について
もう1点は、お中元における県産品の愛用について、県民の皆様方にお願いをさせていただこうと考えております。 6月に入りまして、そろそろお中元の時期となってまいりました。大切な方々へのお中元を贈る機会がございましたら、ぜひ長崎県産品をお選びいただきますようお願いを申し上げたいと存じます。県産品は、県内の百貨店、あるいは量販店などのお中元コーナーなどで取り扱っていただいているところであります。 長崎県物産振興協会においては、全国の方々への贈り物として自信を持ってお薦めできる魅力ある県産品を集めた夏のギフトコーナーを設置し、県産品お中元セールを開催中であります。この県産品お中元セールは、駅前にございます長崎県物産館において、8月12日まで開催しておりますけれども、物産館までお越しいただけない皆様方については、この物産振興協会までお問い合わせをいただければ、特産品お中元ギフトカタログをお届けできますので、ぜひご活用いただきたいと思っております。 また、併せて、この物産振興協会が運営しております県産品の総合情報販売サイトであります「e-ながさき旬鮮市場」でもお中元としてふさわしい逸品を多数取り揃えておりますので、ぜひこの機会に、長崎で生まれ、長崎で育ったすばらしい県産品の数々を大切な方々への贈り物としてご活用いただきますようお願いを申し上げる次第であります。 以上、2点ご報告とお願いとさせていただきます。 あとはどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からご質問をお受けいたします。
国民保護訓練について(1)
2点お聞きしたいと思います。 一つは、今年夏にも予定されていらっしゃる国民保護訓練について、武力攻撃事態を想定した訓練を、現在、政府と調整を進めているとの報道を受けておりますけれども、この武力攻撃事態を想定することになった経緯と、その訓練の狙い、内容についてお聞かせください。
まず、国民保護訓練でありますけれども、ご承知のとおり本県においては、これまで、いろいろな事案のもと、国民保護訓練を行ってきました。爆破テロを想定した訓練、あるいは化学兵器が使用された事態を想定したテロ事案等についての訓練を行ってきたところでありますが、そういった中でミサイル事案等に対する訓練も必要ではないかということで、前々からそういった話を進めてきた経緯があったわけでありますけれども、こういった状況のもと、国においては、長崎県でそういうミサイル事案についての国民保護訓練を計画されるのであれば、ぜひ共同訓練を実施したい旨のお話があったところであります。 ミサイル発射事案といいますと、いろいろな事態が想定されると思いますけれども、その中にミサイルが陸上に着弾したということも想定した訓練を念頭に置いておりましたところ、国から陸上にミサイルが着弾するということは、まさに武力攻撃事態ではなかろうかとの提案があり、そういった事態も含めて、さまざまな情報収集、伝達、避難訓練、あるいは救護訓練等を実施するという前提で、現在、国と協議を進めている段階であります。
九州新幹線西九州ルートについて
2点目が、九州新幹線西九州ルートの整備についてですけど、フリーゲージトレインの走行試験再開について、この夏にも技術評価委員会が開かれて、その評価がされるということなんですが、仮に西九州ルートでのフリーゲージトレインの採用が難しいと判断された場合はリレー方式が続くことになりますし、関西への交流人口拡大というのがちょっと当初と予定が変わってくると思いますが、どのように県として対処されていくのか、ご所見を伺いたいと思います。以上です。
それから、2点目の西九州ルートでフリーゲージトレインの採用が難しいと判断された時にどうなるのかというお話でありますけれども、現状については、ご承知のとおり、検証走行試験の台車が分解されて詳細な調査が行われております。また、併せてコストの削減に係る検討も進められているさなかでありまして、まだまだその結論が得られている状況ではありませんので、今後、そういった結果、評価に基づいて軌間可変技術評価委員会でどのような方向性が示されるのか、しっかり見極めながら今後の対処方針等について適正に判断していかなければいけないものと考えているところであります。 私どもといたしましては、いわゆるリレー方式が固定化するというようなことがあってはならないと。まさに、新幹線であれば、しっかりと新幹線のネットワークで結ばれるということが新幹線のあり方であると考えているところでありますので、そこで止まるわけにはいかないと考えているところであります。
それでは、各社の皆様からよろしくお願いします。
有人国境離島法に伴う事業について(1)
国境離島新法の関係でお尋ねしたいのですが、創業支援の1次募集でかなり多くの、68件の採択と232人の新しい雇用が生まれるという結果が出ましたけれども、この実績をどのように評価されるかをまず1点と、そこで生まれてくる新しい事業の芽を県としてどういうふうにサポートしていこうと考えるか、この2点をお聞かせ願えますか。
有人国境離島法については、航路・航空路運賃の低廉化、あるいは物資輸送コストの低減といったさまざまな支援措置が講じられているわけでありますけれども、私どもは、人口減少になかなか歯止めがかからない中で、いかに離島地域に雇用の場を創出していくかということが一番重要な課題であると考えてまいりました。 そういったことで各市町の皆様方と連携をしながら、それぞれの地域の実態を反映した新たな事業拡大、それに伴う雇用の創出等の掘り起こしに力を注いできたところでありまして、先ほどお触れになられたように、採択件数では、第1次の段階で68件、232名の雇用増というのが見込まれているわけでありますけれども、まだまだ離島全体から年間1,000人の人口流出が続いているわけでありますので、さらに幅広い分野にわたって起業、創業、あるいは事業拡大の掘り起こしを行って、一人でも多くの雇用の場を確保していきたいと考えているところであります。 具体的な事例としては、さまざまな創意工夫がなされておりまして、地域の特産品の生産拡大でありますとか、あるいは観光客をお迎えするためのさまざまなホテル、旅館等の整備、事業拡大、交流人口につながるような事業の創出等が計画されているところであり、今後、そういった事業が順調に立ち上がり、具体的な雇用の拡大に結びつくよう全力で支援していきたいと考えております。 ただ、先ほど申し上げましたように、第1次の採択としては232名でありますけれども、まだまだこれでは離島からの人口流出に歯止めがかからないということでありますので、2次、3次募集においても、さらに優良事例として提案できるように準備を進めているところであります。 ただ、そういたしますと、現状においてもなかなか離島地域で人材を確保するのが難しいという状況でありますので、これからの最大の課題は、そういった意欲を持って事業拡大等に取り組もうとされている方々が、実際、優秀な人材を確実に確保していただくことができるように、そういった雇用調整の面からもしっかりとしたマッチングを進めて計画の中で雇用が実現できるように、そういった面でのサポートもしっかり取り組んでいかなければいけないと考えているところであります。
有人国境離島法に伴う事業について(2)
離島の観光客の方を増やすために予算を新年度予算に計上されていらっしゃったと思うんですけれども、夏休み前に、そろそろ新しい事業をもし打ち出すのであれば出さないと、もう夏休みの計画が決まってしまうと思うんですが、今、どういうふうな検討状況になっているのかをご説明願えますか。
まさに滞在型観光を推進していくということが非常に重要な視点になってくるものと考えておりまして、国境離島地域の魅力を最大限に生かしながら、もう1泊していただけるような仕掛けをつくっていかなければいけないと思っております。 そのためには、さまざまな体験メニューの中でも、特に朝型、あるいは夜型観光というのもしっかりつくり込んで、旅行商品の開発、販売に力を注いでいかなければいけないと考えております。 そういったさまざまな体験をしていただくという機会を充実させることによって、直接、島の魅力に触れて滞在期間を長く設けていただこうと考えているところでありまして、夏休みに向けた旅行商品が順次販売されていくものと考えているところであります。 また、こうした具体的な取組については、地元市町、関係団体などと協議を重ね、今後とも、旅行会社向けにも説明会を開催するなど、連携の強化を図っていこうと考えているところであり、また、併せて島の観光の魅力というのをしっかりと理解していただくために、テレビコマーシャルでありますとか、ウェブを活用した情報発信を夏休み前から実施してまいりたいと考えております。
有人国境離島法に伴う事業について(3)
先ほどの国境離島新法に関連してですけれども、来年度の政府施策要望で離島地域の自衛隊増強を要望されるとお聞きしています。対馬市と五島市は、それぞれ政府に直接要望した実績というのはありますが、今回、県として要望に踏み込んだ理由をお願いします。
先ほど申し上げたように、やはり国境離島地域は人口減少をいかに少なくしていくかということが最大の課題になっているわけでありますけれども、そのためには先ほど申し上げたようなさまざまな交付金制度を活用して、交流人口の拡大、地域産業の活性化に結びつけていくことも極めて重要であり、国の行政機関の設置等に力を注ぐという手法も、これは大切な手法の一つであろうと考えております。 国の基本方針においても、国の行政機関の設置は、勤務する職員やその家族が人口の維持・増加に寄与するとされているところでありまして、海上保安部でありますとか自衛隊の部隊の体制の強化、増員等を含めて、先ほどご指摘いただきましたように五島市や対馬市は、これまでも要望をしてこられたところであります。県としても、国境離島地域の保全のみならず、さらなる地域社会の維持を図っていく面から、このような要請活動を行ってまいりたいと考えております。
三菱幸町工場の跡地活用について
もう一点。三菱重工幸町工場の跡地利用に関する事業計画案の公募が今日始まりました。県も検討会議に参画されて、単なる商業施設ではなく、良質な雇用を生む企業誘致を要望されたと存じています。民間企業の土地ではありますけれども、市街地の一等地で広大であるという特殊事情もあり、改めて県として、どういった活用を願うのか、お聞かせください。
この利活用について、県・市あわせて、いろいろな議論の場に参画をさせていただきました。本県の最大の課題といいますと、地域にいかに良質な雇用の場を確保して、若い人たちを含めて定着を促進していくかということが非常に重要な視点になってまいりますので、単なる商業機能にとどまらず、例えば交流人口の拡大に資する機能でありますとか、雇用の場を提供していただけるような形での利活用、このような面についてもぜひ、積極的に検討していただきたいという要請を重ねてきたところであります。 例えて申しますと、例えば、質の高いホテルを設置していただく、あるいは、近年、ニーズが高まっておりますオフィスビルとしての機能などの整備ができないか、そういったことなども視野に入れて、今後の開発、利活用を検討していただきたいというお話を申し上げてきたところでありまして、ぜひ、今後の具体的な事業展開にあたっては、そういった観点でのお取り組みをいただければ大変ありがたいと思っているところであります。
統合型リゾート(IR)について
IRのことでお尋ねしたいのですが、5月に政府のIR整備推進本部が事務局案なるものを示されまして、ここには一応、国際競争力を有するという記述とかを加えて、何か都会向けの内容になっているんじゃないのかということで、本県の関係者からも若干、懸念の声が出ている面があるんですけれども、この事務局案についての知事の受け止めと、政府施策要望でも「地方創生に資する内容にしてください」という方向で要望される予定だと聞いておりますが、改めて、ぜひとも本県に区域指定を勝ち取るための今後の活動の方針というものをお聞かせいただければと思います。
IRについては推進会議でさまざまなご議論が行われているわけでありますけれども、このIRを構成すべき中核施設の一つとしてMICE施設等を整備するという方針が示され、その際においては、国際競争力を有するとともに全国的な見地から日本を代表する施設として経済効果を生み出すようなものであるべきというご議論もあったように、お聞きしております。 したがいまして、まず、IRを展開するにしても、いわゆる大都市型であったり、地方型であったりという選択肢があり得るものと考えておりますけれども、まさに今お話をしたような、国際競争力と日本を代表するような施設として経済効果が発言できるような施設となると、やはり地方型はなかなか弱い立場になるのではないかというご議論もあろうかと思います。ただ、そうした一方で、例えば「10万平米を超えるような展示施設を求める」という意見がある一方では、同時に「全てのIRに10万平米の施設が必要だと言っているわけではない」といったようなご議論、あるいはまた、国会審議の過程においても、「大都市だけではなくて地方にも置かれることが望ましい」といった趣旨の提案者答弁などもなされているわけであります。私どもといたしましては、これまでも申し上げてきたように、例えばインバウンド客が現在もゴールデンルートを中心に多くの方々が移動されているわけでありますけれども、そうした方々をしっかりと地方に呼び込むことができるような、地方創生に資するようなIR事業の展開というのも重要な視点の一つであると考え、これまでもそういった視点での事業展開を要請してきたところであり、引き続き、そういった取り組みを進めていかなければいけないと考えております。
国際交流の拡大について
国際交流の関係で、県がこの前、スクラムミーティングで、アジア・国際戦略の拡大というのを一つの議題にされていましたけれども、なかなか21の市や町から、あの時、国際交流拡大に向けた具体的な意見というのは、市町長からはほとんどなかったように思っています。今後、県だけでなくて市や町が国際交流拡大をしていくために、改めて強調されたいこととかがあればお伺いしたいのですが。
そうですね、国際交流を進めていくには、やはり幅広い県民の皆様方のご参画、さらには県域を越えた地域からの集客、交流基盤として航空路でありますとか航路を積極的に活用していくという姿勢が必要だろうと思っております。そういったことで、どちらかというとこれまでは日本から国外にお出かけになられる方々が多かったんですが、時代の趨勢とともに今日では全く逆転してしまっておりまして、海外からのインバウンド客が大半であり、県内からお出かけになる方々が非常に少ないという状況になっております。 したがいまして、特別に事業を組み立てて海外にお出かけいただくというのは、おのずと財政的な対応力も限界がありますので、市民レベルでのさまざまな交流を大きく拡大していかなければならないと考えているところでありまして、そういった県民、市民の皆様方が、例えばコーラスをやっておられる、書道を楽しんでおられる、外国語を勉強されている、さまざまなグループの方々がいらっしゃるわけでありますので、さまざまなグループの方々が海外との友好交流を一つずつ結んでいただくことによって交流人口が大きく拡大していく可能性があるのではなかろうかと考えておりまして、これからも県民、市民レベルの国際交流、いわゆる草の根交流というんでしょうか、そういう分野にさらに力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。
国民保護訓練について(2)
国民保護訓練について、追加でお伺いしたいんですけれども、まず、場所が長崎になることについての知事としての受け止めを、まずお願いします。
国との共同訓練がということですか。
ええ。
これはですね、先ほど申し上げたように、国民保護訓練というのはほぼ毎年実施してきているわけでありまして、今回は、さまざまな事態を想定する中でミサイル対処事案を念頭に訓練を実施しようかということを、まず内々で協議を進めていたわけであります。そういった中、3月には秋田県でもミサイル発射事案を念頭に住民避難訓練が行われ、これも国と共同で実施されたというところであります。 また、国においては、現状を踏まえて、ぜひミサイル対処訓練等も実施してほしいという呼びかけがなされていたわけであります。これは全国に対してですね。そういった中で、私どものお話をお聞きになられて、それを一緒に合同訓練という形で実施してはどうかというご判断をなされたものと思っております。 私どもの場合には、さまざまなミサイル発射事案が想定されますけれども、その中でも陸上に着弾したということも想定の一つとして避難訓練等を行う必要があると、こう考えておりましたので、そういった経緯の中で武力攻撃事態を想定した共同訓練を行ってはどうかという提案をいただいて、現在、協議を進めているというところです。
国民保護訓練について(3)
あと一つですけど、訓練を通して、県としてどういうことを収穫として得たいかということと、訓練に参加する人たちには、どういうことを知ってほしいというふうに考えていらっしゃいますか。
ミサイルが発射されて、国内に到達する可能性があるということになると、Jアラートが発信されます。そういった事態において、県民、市民の皆様方にどう対処していただくのか、しっかりと説明をし、適切に対応、避難をしていただく必要があるものと考えております。まずはそういった避難訓練。その前に、Jアラートが出されますと情報収集から入りますので、各機関との情報収集、伝達体制の確認、構築、そういったことを含めて、もちろん事後的な被災者の救護・救援活動等を含めて、訓練の中に織り込んで、具体的な場合を想定した対応方針を定めてまいりたいと考えております。
そろそろ終了したいと思いますが、よろしいでしょうか。 では、以上をもちまして、会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時24分(24分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成29年5月22日 定例記者会見
会見内容
諫早湾干拓事業について
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めます。
今日は、特に私の方からはありませんので、どうぞ皆様よろしくお願いいたします。
大きく分けて3点お伺いしたいと思います。それでは、1つずつお伺いします。 まずは諫干についてです。福岡高裁でも、先日、和解協議が打ち切られました。裁判をめぐる情勢というのが不透明になってきていると思うんですけれども、この点について知事としてどのように受け止められているかということと、かねてから開門しないという形での判決、もしくは開門しない形での和解協議がふさわしいというようなお話をされてきたと思うんですけれども、また別の形で和解協議を設けるには、どういう枠組みなら和解協議の場をまた設けることができると知事としてはお考えなのかという2点をまずお伺いしたいと思います。
1つは、福岡高裁における請求異議訴訟についての和解協議が打ち切られて訴訟の審理が再開されるということになったというお話をお聞きしているところでありますけれども、これは請求異議訴訟については、訴訟当事者ではありませんので、なかなか具体的にコメントさせていただく立場ではないのではないかと思っております。いずれにいたしましても、これからまた審理が再開されるということになりますと、これまでも申し上げてまいりましたように、仮に開門されるということになりますと、さまざまな影響被害が懸念されるところでありますので、ぜひ国におかれては開門しないことを前提に、その開門の意義そのもの、すなわち開門しても有明海の環境改善には結びつきにくいということをしっかりと踏まえながら、主張、立証を続けて所要の結果を得ていただきたいと願っているところであります。 一方、先般、長崎地裁では、開門しないという前提での判決が下されたわけであります。再度、和解協議の場が持たれるかどうかというのは、これは訴訟当事者の方々のお考えによるものであると思いますが、やはり長崎の訴訟当事者の皆様方は、開門は受け入れられないという強いお考えをお持ちであろうと、こう考えておりますので、これまで長崎地裁において和解協議が1年余り継続されてきたわけでありますが、そういった方向性(開門を前提としない)での協議ということになると、また協議の場が持たれていく可能性があるのではないかと考えております。
ミサイル発射を想定した対応について
2つ目です。北朝鮮のミサイルについてです。昨日、北朝鮮は飛翔体を発射して、今日、国営メディアを通じて、「中距離弾道ミサイルの発射実験に再び成功した」と発表しました。恐らくそれが昨日の飛翔体ではないかとされているんですけれども、こういうミサイルの発射が相次いでいる中、朝鮮半島に近い長崎県としてどのような安全対策をとられるのか。 それから、こういった朝鮮半島の情勢が緊迫する中、韓国を日本人が脱出して、そういった人たちが長崎県とかに来ないかどうかということを県として何らかの形で想定とかというのはされていないのかどうかという、この2点をお伺いしたいと思います。
地方の立場から、そういったミサイル発射事案等に対する安全対策をどう講じていくのかというのは、非常に難しい課題であると思っております。発射された際、国からはJアラート等での情報提供があるわけでありますけれども、それが一番早い情報という形になってまいりますので、そういった情報にいかに適正に対処していくかということが一番重要なことではないかと思っております。 県においては、休日・夜間等も常時体制を講じておりますので、そういった情報等の提供があった場合には、直ちに県下各市町を含めて情報発信を行っております。 前回、この席でもお話をさせていただきましたように、まずはやはりそういった情報にきちんと対応する、屋内、頑丈な建物の中に避難をする、あるいは建物の中でも窓がない部屋等に退避をする、そういった対応についてこれからも県民の皆様方にしっかりと情報提供していかなければいけないと思っているところであります。 そしてまた、いざ、有事の際に長崎に避難される方々もあるのではないかということでありますけれども、そういった事態もあり得ないことではないと思っております。 ただ、現在の状況の中で具体的にそういった事態を想定して対処方策等を検討しているかというと、まだそのことまでは想定に入れてないところであります。 まずはやはり県民の皆様方の安全・安心の確保を第一義に考えないといけないと思いますし、国策としてそういった体制の整備が求められるということになると、長崎もしっかり対応できるように検討を進めていかなければいけないと思っております。
知事選について(1)
3つ目は、知事選なんですけれども、次、立候補の意思というのは、今日の時点ではいかがでしょうか。
まだ3期目のことについては、具体的には一切考えておりません。まずはまだ1年近く残された任期がありますので、その期間中にできることは最大限の努力を重ねて、さまざまな課題の解決に向けて、あるいは地域の振興に向けて全力を尽くしていかなければいけないと思っている状況であります。
十八銀行と親和銀行の合併に伴う債権譲渡について
十八銀行とふくおかフィナンシャルグループが経営統合する時に、シェアが高いということで公取委の審査が今長引いていまして、4月以降、5月以降で両銀行、親和と十八銀行が取引先に対して債権譲渡するという検討を表明されまして、それについて先週、全国地方銀行協会の会長さんが定例記者会見で、「顧客不在で本末転倒だ」という言い方をされまして、我々は、こちらで記者会見した時も、長崎の経済に貢献するために統合するのに、結局、お客さんに他の銀行から借りてくれというのは矛盾してないか、という質問をすると、やっぱり同じようなことを取引先からも言われているみたいなことをおっしゃっていて、その辺について知事はどういうふうにお考えでしょうか。
それは、顧客の考え方というのは、やはり金融機関として大切にしていかれるものと思っております。 合併自体については、こうした厳しい経営環境下にあって、総合力を生かして、さまざまな地域への貢献等もご検討いただいているわけでありますので、私どもも前向きに受け止めているところでありますけれども、やはりさまざまな制約がかかる中で、合併に向けた検討が進められているものと思っております。 基本的には、県内の地元企業、あるいは県民の皆様方が不利益等を被ることがないように、十分その点については配慮をしていただけるものと思っております。
今後のためには、一部債権を譲渡するのもやむなしというお考えですか。
それは、お客様次第だろうと思います。
それでは、各社の皆さんからご質問をお願いいたします。
統合型リゾート(IR)について
あと1点なんですけれども、カジノもIRの設置に向けた推進会議が10日に開かれて、事業者の選定を区域指定より先にまずやりなさいということと、それからカジノに必要な4つの機能が示されて、誘致に向けた、どういった条件が必要なのかという大まかな方向性が見えてきていますけれども、今回、示された新しい方向性のことについての受け止めと、それに基づいて今後全国で2〜3という指定の枠を勝ち取るために都市間競争を勝ち抜かないといけないですけれども、県としてどういうふうにしてその都市間競争を勝ち抜いていこうとお考えになっているか、その2点を聞かせていただいてよろしいですか。
今回、推進会議が開催されまして、手順が少し変わってきたなと考えております。従前は、区域の認定をいただいて関係業者を選定するという手順だったのが、先にそういった事業者を選定した上で区域認定の手続に入るということでありますので、さまざまな制約要因等を抜きにして、まず、事業者の方々から積極的な提案をいただく、その上で具体的なIR区域をどういう区域で定めるのか、あるいは、その事業主体としてどういった形で事業を進めていけばいいのか、そういう手順になってくるんではなかろうかと思っております。 まだ、IR実施法が正式には制定されておりませんので、今後の手続をどうやって進めるかというのは、時期の問題を含めて、まだ読めない状況にありますけれども、やはり長崎県の特性を生かした魅力のあるIR構想をつくり上げて提案をしていかなければいけないと思っております。そのためには、各事業者からどういった提案をいただくかということが極めて重要になってまいりますので、各IR業者に対する長崎の認知度向上も含めて、これからしっかり取り組んでいかなければいけないと思っております。 そして、長崎でのIR構想の実現に向けた取組については、これまでも申し上げてまいりましたけれども、やはり大都市型のIRが非常に有利ではないかというようなお話もありました。確かに、大規模事業者の方々と意見交換をさせていただくと、大都市型の方に興味・関心をお示しになっておられる事業者の方々が多いという感じはいたしましたけれども、私どもは、やはり地方創生に寄与するようなそういったIR事業の展開もあっていいではないかと。特に、インバウントのお客さま方が、いまだにゴールデンルートを中心にお動きになっておられます。そういった方々を地方にしっかり足を延ばしていただく仕掛けの一つとして、こういった構想を積極的に活用していくというのも一つの方向性ではないかと思っております。 長崎は、そういう意味では、世界遺産を含めてさまざまな観光資源に恵まれておりますし、そしてまた、集客範囲も、国内にとどまらず海外に目を向けますと、大都市圏域に遜色のない集客範囲の人口があるわけでありますし、それと、もう一つは、今、構想の実現を目指しております場所がハウステンボス区域ということで、既に相当の投資がなされておりますし、集客も相当規模の集客が確保されているということがありますので、そういった優位性をしっかりと発信しながら、このIR構想のメリットを地域にしっかりと発現させるというような姿勢で臨んでいきたいと思っているところです。
九州新幹線西九州ルートについて
新幹線のことで1点なんですけれども、新幹線に関しては、全線フル規格化の検討を求める市町議会の意見書というのが、21市町のうち10市町が3月までに可決されていて、そういう実行委員会みたいな組織が、今月も開かれたんですけれども、6月、あるいは7月と見られているFGTの技術委員会の公表より前に、やっぱりフル規格化に向けた要望をしていかなければという声も強かったんですが、県としては、結果が出る前に、何かアクションを起こすこととかを考えていらっしゃるのかどうかを確認します。
新幹線の整備については、これまで長年にわたる議論があって、手順を踏んで今に至っているわけでありまして、フリーゲージトレインを前提にした認可、工事着工が行われて、今、工事のほうが順調に進捗をしているという状況にありますが、そういった中で、フリーゲージトレインの車両開発について一部課題があり、そういった課題の解決に向けた検証作業が、今、進められている最中であります。これも今年の初夏までには検証結果が示されるものと考えておりますので、まずはその検証結果をしっかりと待って見極めて、その上で今後の対応方策を検討していく必要があるのではなかろうかと思っております。 今、フル規格をということになりますと、今まで踏んできた手順が一体何であったのかという形になると思います。フル規格にかじを切り直すということになると、また振り出しに戻って、財源の問題でありますとか、費用対効果の問題でありますとか、あるいは、並行在来線の考え方が出てくるのかどうかという点も含めて、一から協議・調整を進めないといけない形になるわけでありますので、まずは、先ほど申し上げましたように、今の検証作業の結果を待った上で、その後の動きを見定めていく必要があるのではないかと思っております。
知事選について(2)
あと1点ですけれども、5月14日の自民党県連の定期大会で、新会長になられた加藤代議士が、中村知事のこれまでの1期目からの功績等について比較的長く言及された上で、そういうことも踏まえて、来年の知事選を考えていかなきゃいけないというふうに挨拶されまして、なおかつ、その後の報道陣の終了後の取材に対しても、組織としては決定していないけど、個人的には中村知事が、3期目も望ましいのではないかという趣旨の発言をされました。先ほどの話だと、まだ考えてないということですけれども、自民党県連のトップの方がそういうふうに発言されたことについては、率直にどういうふうにお感じになられていらっしゃいますでしょうか。
自民党県連の定期大会には、私も出席をさせていただき、ご挨拶申し上げたところでありましたけれども、途中で、議事に入ります前に退席をいたしましたので、具体的にどういうご発言があったのかというのは、後日、新聞報道で拝見をしたところでありますが、県連会長におかれては、前の前の知事選挙の際の経過等についてお触れになられたというお話をお聞きいたしました。そういった中で、次の候補者として、個人的なお話として望ましいというお話があったのかどうか、詳細は私は承知しておりませんけれども、そういったご評価をいただけたということであれば、大変光栄なことであると思っております。 ただ、先ほど申し上げたように、3期目への対応については、まだまだ私自身、考えるには至っていない状況でありますので、これから県政のさまざまな課題に取り組む中で、しかるべき時期がまいりましたら、一つの考え方をまとめていかなければいけないと思っております。
それでは、最後の質問でお願いできればと思いますけれども、ございませんか。
知事選について(3)
結局、今おっしゃられた「しかるべき時期」というのは、知事の中ではどれぐらいを目処にしたいとお考えなんでしょうか。
その時期も、まだ考えておりません。
それでは、以上をもちまして、記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時36分(36分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成29年4月26日 定例記者会見
会見内容
ベトナム訪問について
ただいまから、定例記者会見を始めます。 知事、よろしくお願いします。
まず最初に、私から2点お話をさせていただきます。 一つは、ベトナム訪問の件についてであります。 去る4月20日に県議会議長、そして、経済界の皆様方と一緒に、昨年4月に首相に就任されましたベトナムのグエン・スアン・フック首相を表敬訪問させていただきました。 フック首相には、公務が大変ご多忙の中で、昼食をまじえながら1時間近くご対応いただき、今後の本県とベトナムとの交流について意見交換を行う機会をいただいたところであります。 私の方からは、近年、長崎とベトナムとの間においては、官民のさまざまなレベルで交流が盛んになってきていること、あるいは東京オリンピックでは本県での事前キャンプの実施について前向きに検討していただいていることに対して感謝を申し上げ、こうした機会を生かして、これから経済交流、人的交流を拡大していきたいという旨のお話をさせていただきました。 これに対してフック首相から、ベトナムと長崎とは大変古くから歴史的なつながりがあり、御朱印船を象徴とする長崎とベトナムとの関係を、さらに広く周知していきたいということ。そしてまた、クアンナム省を初め、多くの都市との交流、特に経済交流が深まることを期待するという旨のご発言がございました。 本県とベトナムとの一層の交流拡大に向けて、それから、そうした話に加えて、さらなる交流拡大に向けて長崎とベトナムを結ぶ国際航空路線の開設について協力のお願いをさせていただいたところでありますが、首相からは、「そうしたお話を航空会社の方にも伝えていきます」というお話をいただいたところであります。 今回のフック首相への訪問を生かしながら、民間の皆様方と連携をし、今後とも関係強化に努めてまいりますとともに、それぞれの国、地域の相互発展、経済的実利の創出に力を注いでまいりたいと考えているところであります。
ふるさと情報発信アプリの「このさき長崎」配信開始について
それから、もう1点お話をさせていただきます。ふるさと情報発信アプリ「このさき長崎」の配信開始についてお話をさせていただきます。 今回、進学や就職のため県外に出られた若い人たちなど、主に県外にお住まいの方々を対象とした無料のスマートフォンアプリ「このさき長崎」の配信を開始したところであります。 このアプリでは、県内各地のニュースはもちろんでありますが、就職や移住に関する情報、県内市町のさまざまな動き、地域おこし協力隊の皆様によるコラムなど、旬なふるさと情報の発信に力を注いでいきたいと考えております。 また併せて、地図情報として、例えば、「日本橋 長崎館」など県産品を購入できる店舗を初め、本県ゆかりの施設を手軽に検索することも可能なシステムとなっております。 加えて、このアプリにはアンケート機能も設けているところであり、利用者との双方向性を確保しているところであります。利用者からのご意見をもとに、より魅力のあるアプリにしていきたと考えているところであり、本県の活性化に資するよう、さまざまなご提案等もいただいてまいりたいと考えております。 私も、本日午前中にダウンロードをさせていただきました。長崎県の今を感じていただくことで本県との結びつきをさらに高めて、県内就職、UIJターンの促進につなげてまいりたいと考えておりますので、より多くの方々にダウンロードしていただくことができるよう努力してまいりたいと考えております。 私の方からは、冒頭2点お話をさせていただきます。後はどうぞよろしくお願いします。
それでは、幹事社からお願いいたします。
諫早湾干拓事業について
まず、諫早湾干拓事業の件ですけれども、昨日、国が控訴せず、開門しない方針を明らかにされたんですけれども、昨日の段階で開門派の方々からの反発もかなり根強いものがありまして、現実、国が、和解による解決が望ましいという趣旨で昨日の方針を示されたということなんですけれども、知事としては、この問題は和解で解決できる道筋の方があると考えられているのか、それとも差し止め判決、開門しない司法判断が相次いでいますので、いわゆる裁判の勝敗によって決着をつけるべきであるとお考えなのか、そのどちらの方に考えに重きを置いているのか伺いたいんですけど。
この諫早湾干拓事業の開門問題については、既に確定判決が存在しているわけでありまして、その後、開門してはならない旨の判決が相次いで出されているわけでありまして、今回、私どもは、こうした一連の判決を、ぜひ控訴を取り下げていただき、確定をまずさせていただきたいと。法的には相反する2つの判決が併存するという形になっているところであります。 したがって、2つの判決が併存する形で、全く方向性の異なる判決でありますので、最終的にどの段階でこういったものが統合され、一つの統一判決になるかというのは、なかなか手法が考えにくい状況にあるのではなかろうかと思います。 そういったことで、国におかれては、先の長崎地裁の和解勧告に基づく協議に続いて、和解による勧告を目指していきたいと。ただし、その際の国の基本的なスタンスとして、これまでは確定判決を受ける形で開門を視野に入れた形でさまざまな論理展開がなされてきたところを、開門しないという立場に立って対応していかれるということになるのではなかろうかと。 したがって、さらにこれから和解による解決を目指していきたいと、こうおっしゃっておられるわけでありますので、私どもも、そうした動きをしっかり見極めていかなければいけないと思っております。
基本的には、じゃ、和解による解決というのがやっぱり望ましいということがお考えとしてあるんですか。
恐らく時間的な問題もあるでしょうし、私どもも一刻も早く訴訟を乗り越えて有明海の再生に結びつけていく必要があるのではないかと、こう考えているところでありますので、そういった解決手法も有力な手段の一つではなかろうかと思います。
衆議院小選挙区の区割りの改定について
少し前ですが、衆院の選挙区の区割りの改定が示されました。長崎県では、昨年の秋に基本的には変えないでほしいということを要望されたんですが、行政、地域の分断は避けられましたけれども、やはり2つの市や町が区割りの変更対象になりまして、要望が必ずしも受け入れられたとは言えない状態になっていると思うんですけれども、改めてその辺の受け止めと、区割りが変更になることに関連して県側で今後何か対応とか住民の方に考えていらっしゃることがもしあればお伺いできればと思います。
今回の区割りの改定についての基本的な考え方として、全国の最小選挙区の数を下回ることがないようにという一つのターゲットを絞った形で、どうするのかという検討が求められていたわけでありますが、本県についてはご承知のとおり、平成25年にも一部、この区画の改定が行われたところでありまして、さきの選挙では、一部困難も生じたということでありました。 平成27年の国調人口によると、その全国最小選挙区の人口を下回る選挙区は、本県ではなかったわけでありまして、今回、区割り改定、さらに大規模の国勢調査が平成32年に予定されている。さらに、次の国調人口に基づいて選挙区の改定が行われるということになると、県内各地域が非常に複雑な地形をしておりますので、選挙区がその選挙のたびに変わっていくということになると、有権者の方々にとっても非常に混乱を来す要因になってくると、こう考えて、今回は、27年国調については、一応要件を満たしておりましたので、そのまま取り扱っていただきたいという意見を申し上げたところでありましたけれども、結果として、審議会においては、全国一律の要件をクリアするという考え方のもと、調整を進められた結果として、今回のような形になったのではなかろうかと、こう考えております。 いずれにいたしましても、32年国調がどういう形で変わっていくのか、これは今、4つの選挙区が設けられているのが3つの選挙区になってくる可能性もあるわけでありますので、その際には、また大きな変更が伴う形になってくるものと思っておりますので、そういった際にはしっかりと、また、引き続き意見を申し上げていかなければいけないと思っております。
区割審が一律的に考えるというその考え方自体については、どのように思われますか。
基本的な大切にすべき点、例えば飛び地にしてはならないとか、一般論としては十分わかります。ただ、本県は非常に複雑な地形から成り立っておりまして、数多くの離島・半島があるわけでありますので、そういった中で歴史的な経緯、文化圏、経済圏、さまざまな地域があるわけで、そこを原則でもって一律に判断されるということになると、例えば、市域の一部が別の選挙区に分けてしまわれるというようなことも出てくるわけでありまして、そういった点については、やはり各市や町の皆様方が大変な負担をお感じになられ、反対をされる声が強いわけでありますので、そういった点等を十分に加味した上で、選挙区画というのは定めていく必要があるのではなかろうかと考えております。
玄海原発再稼動について(1)
佐賀県が先日、玄海原発の再稼働に地元の同意をされましたけれども、県内では平戸、松浦、壱岐と3市が反対の立場です。再稼働そのものについて、県としては妥当だと考えていらっしゃるのかどうか。 また、あと、中村知事は、地元同意の明確化など国のほうに要請されていたかと思うんですけれども、地元同意の明確化というのは、今回はまだ佐賀県だけというのが現状だと思うんですけれども、どういった形で明確化させていくのがいいと考えているのか、長崎県も含めて隣県も同意権を持つように、ちゃんと法的に確立させるべきだと考えているのか、そこら辺のお考えをお聞かせください。
まず、同意権でありますが、同意権そのものが何かで定められているということはありませんで、恐らく慣例として、立地自治体の意見を聞いて、その後の動きを検討されるという取り扱いなのではないかと、こう思っておりますが、特に、玄海原子力発電所のことを考えます時に、海上距離わずか8.3キロの距離に本県の県域が含まれているわけでありますので、地域の住民の皆様方は大きな不安や懸念を感じておられることだと思っております。そうした思いをしっかりと酌み取っていただく必要があるものと、こう思っているところでありまして、一律に、県としてこの区画をその同意の対象に加えるべきであるということは、これは全国の原子力発電所に共通するものでありますので、そこまで具体的な案を持っているわけではありませんけれども、そうした非常に利害関係を有する地域の意見をもう少ししっかり酌み取っていただけるような手続というものを明確にしていただきたいということで、今回、申し入れをさせていただいたところであります。 原子力発電所の再稼働につきましては、これまでもいろいろな機会で申し上げてまいりましたように、まずはやはり安全性の確保、これも最優先課題であると思います。今回も、原子力規制委員会の皆様方からもさまざまな形で検討がなされ、説明もいただいたところであり、一定ご配慮いただいていると、私自身感じたところもありましたけれども、なお、不安を感じておられる多くの方々がいらっしゃるのも事実であります。そうした最も基本となる安全性の確保に加えて、いわゆる経済効率性の問題でありますとか、環境との親和性の問題、そうした課題に加えて、先ほど申し上げたように、地域住民の理解をどう得て手順を踏んでいかれるのか、そういった点を総合的に勘案されて国の方で判断をしていただくべき課題であると、こう申し上げてきました。 先週の末に経済産業大臣が(佐賀県の)山口知事を訪問されて、玄海原子力発電所の再稼働に対して、国の考えをご説明され、本県には、その翌日、経済産業省の方がおいでいただいて説明をいただいたところでありますが、今申し上げたように、安全性の確保は最優先課題であると、そしてまた、地域住民の理解についても、これは継続して努力していきたい。加えて、エネルギー政策、原子力政策というのは国の責任のもと、これを進めていきますというはっきりしたお話もいただいたところでありますので、そうした点について、住民の皆様方のさらなる理解が深まり、安全対策等が講じられるという前提において考えた場合に、今回の再稼働については、やはりやむを得ない面があるのではなかろうかと考えているところであります。
それでは、各社さんから質問をお願いします。
玄海原発再稼動について(2)
今さっきの玄海原発に関することなのですが、さまざまな情報を勘案して佐賀の知事が判断されたことということで、(中村)知事としても、今、やむを得ない判断だったんであろうというような見解を出されたんですけれども、実際のところ、3市の市議会が反対の意見書を表明していたりですとか、3市長が反対されたりしていたりとか、第一だと考えられる安全性に不安を持っている市があって、かつ地元の不安というものも厳然としてある中で、夏にも再稼働しそうだという部分なんですけれども、知事としては、そのあたりの避難対策の充実等、これから国へ申し入れていくかと思うんですけれども、稼働の後とか、稼働と並行して、そういう避難対策を充実させていかれる考えなのでしょうか。
先般、国から説明においでいただいた際には、4項目について申し入れを行ったところであり、その中には、さらなる安全対策の充実、避難対策の充実等についてもしっかり対応していただきたい旨、盛り込んだところであります。 説明の中にもありましたし、私の思いとしてもそうでありますが、やはり継続して、さまざまな事象が生じた都度、十分な説明と理解促進、そういった点を含めて、終わりのない課題として取り組んでいただく必要があると思います。 したがって、UPZ圏内関係4市の皆様からは、避難対策等について、やはり懸念されるお声もいただいてきているところでありますので、そういった点についてはこれから具体的な形で、どのような点について不安をお感じになっておられるのか、解決すべき課題としてどんな手法があるのか、そういった点を含めてしっかりと議論をし、国の支援施策も求めていかなければいけない。これは、国も引き続き努力をすると明確におっしゃっていただいたわけでありますので、さまざまなそういった現状については国においても十分ご認識いただき、お力添えをいただいてまいりたいと考えております。
避難対策の充実に対して国の支援を求めていく活動というのは、今後も継続されていくということですよね。
それは当然のことだと思います。
それはどのようなスケジュールで、例えば再稼働前にはここまで整えてほしいとか、そういった形での要望というのはないのですか。
それは、主に私どもにいただいておりますのは避難対策でありまして、やっぱり地域住民の皆様方が、一旦事ある場合にどういう形で避難をし、どのような施設を活用すればいいのかということでありますので、例えば、離島地域等にあっては船で避難する、その際に港の接岸施設の機能も整備する必要も生じてくるのではないか。じゃあ、そういった対策が、例えば、この夏までに再稼働のスケジュールがあるのか、ないのか、私は詳細に承知しておりませんけれども、それまでに間に合うかというと、それは間に合わない話でありますので、先ほど申し上げたように、ご要請をいただきましたので、一つひとつの課題について、市や町の皆様方とも十分話をして、どういった手法をもって解決していくのか、これは当然国も含めて議論、協議を重ねて、一つずつ取り組んでいかなければいけないと思っております。
それでは、次の質問はございますでしょうか。
ミサイル発射を想定した対応について(1)
今、北朝鮮の有事がかなり懸念されていますけれども、本県に、例えば仮にミサイルが飛来してきた場合というのは、何分くらいで着弾をして、その時、県民はどういう対応をとればいいのか。県として把握している情報と、その対策といいますか、この話を聞かせていただけますでしょうか。
この弾道ミサイル等の到達時間というのは、専門的なものを持ち合わせておりませんし、さまざまなミサイルの種類、発射の方法、あるいは場所などによって大きく変わってくるというようなお話も聞いております。 ただ、一つ例を申し上げますと、昨年2月に発射されたミサイルが、約10分後に1,600キロ離れた沖縄県の先島諸島上空を通過しているということがございました。約10分間に約1,600キロ飛んでいっているということであります。 本県が、このミサイルが発射された東倉里(トンチャンリ)からどれぐらい離れているかといいますと、長崎市まで約900キロ、佐世保市まで約820キロでありますので、早急な対応が求められるということになってくるものと思っております。 なお、国が公表いたしました「弾道ミサイル落下時の行動」によりますと、Jアラート等で、当初は屋内避難が指示されるわけでありますけれども、その場合に県民がとるべき行動といたしましては、屋外にいる場合には、コンクリート造り等のできるだけ頑丈な建物、地下街に避難し、近くに適当な建物がない場合には、物陰に身を隠すなどの対応策が必要だと。 そしてまた屋内にいる場合にも、できるだけ窓から離れて、できれば窓のない屋内に移動するといったようなことが言われているわけでありまして、さらに、その着弾後の動き等についても、屋外に出ることは危険を伴うために屋内避難を継続するようにというようなことが示されております。
着弾まで大体5分ぐらいという理解でしょうか。
一概にですね、5分なのか、10分なのか、私どもの立場で、これぐらいですよというのは、なかなか申し上げがたい状況があるというのはご理解いただきたいと思います。
ミサイル発射を想定した対応について(2)
北朝鮮に絡んでですね、国民保護法に基づいて、いろいろな計画なり避難をするようになっていると思うんですけれども、現状、最近になって弾道ミサイルの脅威が上がってきて、それぞれ自治体の中でいろいろ考えているところもあって、長崎として、今後具体的に詰めて、例えば課題を洗うであったり、国に、そういった計画に関与してもらうようにお願いするという考えはありますか。
国民保護計画に基づく避難訓練等については、これまで、国民保護法が制定された平成16年以降、その翌年から、継続して避難訓練等を進めてまいっておりますが、ほとんどが、何というんでしょう、ミサイル落下事案等については、これまで取り組んだことがありませんでした。 テロ対応事案でありますとか、どんな事案で検討しましたかね。
テロ対応事案としては、爆破テロであったりとか、人質をとったテロリストの犯行であったりとか、そういった事案をこれまでやってきております。
そういった中で、ミサイル事案等についても、やっぱり国民保護計画として訓練を行うべきではないかと、これまで検討をしていたところでありまして、現在、今年度の避難訓練等でどう取り組んでいくのか、具体案について検討を進めているところであります。
場所について、まだ検討されていると思うんですけれども、佐世保には米軍基地があって、北朝鮮は、例えば訓練の際に、米軍基地を狙うと言ったり、実際にあそこには強襲揚陸艦とかあってですね、狙われるんじゃないかというふうに指摘する識者の方もそれなりにいらっしゃるんですけれども、例えば佐世保でやって、どこの道路が壊れたら、こっちから逃げるとか、そこまでのレベルで詰めるつもりはありますか。
実はですね、ミサイル事案の検討を始めたのは、これまでに国民保護訓練として取り組んできたことがなかったので、そういった場合も想定した訓練が必要だという議論を重ねてきているところでありまして、今回の北朝鮮の事案をベースに考えておりませんので、場所、あるいは時期等については今、検討、調整作業を進めているところでありますので、今、ご指摘いただいた課題を前提に避難訓練等を組み立てるところまでは、今年度は考えておりません。
統合型リゾートについて
IRの関連でお尋ねしたいんですけれども、カジノの実施法案の検討で、政府の推進本部が近く発足して、協議が始まっていますけれども、県の地域指定に向けて、指定を受けられるような見込みがありそうなのか、そこら辺の現状と、改めて長崎におけるカジノの必要性について、具体的によろしいですか。
地域指定が受けられるかどうかというのは、まだ実施法の姿も見えておりませんし、一般的に言われますのは、大都市部及びその周辺で、相当の集客力が期待される地域について、その効果が一番期待されるのではなかろうかという話も出ているわけでありますが、私どもは、また逆に、それぞれの地方の特性を生かした、地方創生に資するようなIR構想も、これはぜひ実現を目指していただきたいという要請を重ねてきたところでありまして、まだまだ具体的な区域指定の方向性なり、諸条件等については示されていない状況でありますので、いかんとも判断しがたい状況にあります。 ただ、IR構想自体については、これまで佐世保地域の皆様方を中心に、さまざまな検討が重ねられ、そういった中で経済波及効果並びに雇用創出効果が極めて大きいものが期待されるという調査結果も示されておりますし、また、いろんな関係団体の皆様方と意見交換をさせていただいてまいりましたけれども、やっぱり厳しい本県の状況等を見た場合に、IR等による地域の活性化を図ることも必要ではないかというようなご意見等もいただいているところでありますので、引き続き、これからのIR実施法制定に向けた動き等、あるいはまた、国に組織が新たに立ち上げられましたので、そうしたところからの情報収集に努めながら、具体的な対応を図っていかなければいけないと考えております。
それでは、最後の質問でお願いできればと思いますが、何かございますか。
玄海原発再稼動について(3)
原発のことなのですが、知事は、「原子力政策は国の責任のもとで進めるとはっきり言っていただいた」と、そうはおっしゃるんですが、国があの面談の後、申し入れられた4点のうち3番目、再稼動手続の明確化については、これは国としてするものではないんだと、地域の実情において電力会社と自治体がすべきものだというふうに明確に言っているんですけれども、その点はどう受け止めておいででしょうか。
それは国のお考えなんでしょうけれども、私どもは、一連の手続が、いわゆる九州電力さんとか発電事業者さんとの関係にとどまらず、原子力政策を国の責務として進めていらっしゃるということであり、なおかつ、地域住民の理解が重要であるというご判断をいただいているのであれば、その再稼働に向けた手続についても、これは明らかにしていただきたい、これは国にお願いしている事項であります。
例えば、ずっとその主張は言われているわけですが、国はなかなか応じないわけですけれども、似たような立場の自治体と連携して求めていくとか、そういったお考えはおありでしょうか。
これからいろんな情報交換の場などもあるでしょうし、それぞれの立地状況、環境も異なるものがありますので、どういった取組ができるのか、これから検討をし、可能性があれば相談してみたいと思っております。
時間もまいりましたので、これをもちまして知事の定例記者会見を終了いたします。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後2時20分から午後2時48分(28分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成29年3月17日 定例記者会見
会見内容
V・ファーレン長崎について(1)
ただいまより、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。
知事、よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。私からの特段の発言はございませんので、よろしくお願いします。
まずお聞きしたいのは、経営難に陥ったV・ファーレンについてジャパネットたかたさんが支援しますと表明され、決まりましたけれども、一連の迷走と、今回の決定とを知事はどのように受け止められたか、所感を聞かせていただけますか。
V・ファーレンは、まさに県内唯一のプロサッカーチームでありまして、幅広い県民の皆様方が応援をされているところで、経営上のさまざまな課題が指摘されて、今回新たにスポンサーの方々が支えていただくという動きになったわけでありますけれども、ジャパネットの支援を受けるという方針を表明されて、まさに地元の経済界を代表される企業の方でありますので、ありがたい話ではないかと思っております。これからもしっかり県民の皆様方と一緒にV・ファーレンを支えていかなければいけないと思っております。
三菱重工の造船事業分社化について
続いて、先日、三菱重工の船舶・海洋事業部長が香焼のほうで記者会見されまして、7月には事業の分社化とアライアンス提携に向けての第1段の組織再編等を、2018年度には分社化も視野に入れた第2段目のステップに入るというご説明をされました。
その中で、アライアンスとの協業も進めていきたいというお話もされてたんですが、協業を進めれば、県内にたくさんある協力企業さんへの影響なんかも懸念されると思うんですけれども、そこら辺の動きを、知事としてどのように受け止めていらっしゃるかと、県としてそういった三菱重工の再編の動きにどう対応していこうと考えているのか、聞かせていだけますか。
三菱重工の見直しについては、分社化、あるいは他社とのアライアンスを検討なさっておられるとお聞きしておりまして、まず、今年の7月くらいに内部体制の整備が行われて、次のステップとして、分社化に向けた検討を進めていかれるのではないかというお話を聞いております。
私自身も宮永社長をはじめ三菱重工の関係者の方々に直接お話をさせていただく機会をいただいて、創業の地「長崎」として、しっかり役割も担っていけるように、その点は特別のご配慮をいただきたいというお話もさせていただきました。
まだまだ具体的な内容というのが示されておりませんので、予断を持って申し上げることは控えないといけないと思いますけれども、一部影響はあるかもしれないが、さほど大きな影響ではないと、関係者の皆様方はそのようなお話をされているわけであります。
問題は、そうした中で、影響の度合いというのが、やはり関連会社のほうにも生じてくる可能性があります。しっかりとビジネスチャンスを、これから関連企業の皆様方も確保、拡大していっていただくことができるように、サポート体制も講じていかなければいけないと思っております。共同受発注システムを構築していただいたり、あるいは県外企業とのビジネスマッチングを進めたり、あるいは施設設備等の投資等については融資制度等を活用していただくといったさまざまなサポート体制を行政としても取っていきたいと思っております。
県庁舎跡地活用について(1)
最後に、もう一点なんですが、県庁舎跡地の活用なんですが、文化ホールについては慎重に検討していきたいというお話ですけれども、目途といいましょうか、いつぐらいまでには結論を出していきたいのか、スケジュール感をよろしいですか。
県庁跡地の活用問題については、今回の議会でもご議論をいただいたように、ホールの動向が不透明だということもありまして、他の2つの機能は先行して整備に向けて熟度を高めていかなければいけないと考え、そういう方針をお示しさせていただきました。
その後、文化ホールについては、まだ詳細には聞いておりませんけれども、市の方では、市庁舎跡地での整備を考えたいというお話もお聞きしているところでありまして、そういう意味からいたしますと、市の方で独自に検討されるのであれば、同じような施設をつくる必要はないわけでありますので、そういった前提で整理していく必要があるのではないかと思います。
諫早湾干拓事業について(1)
まず、最初に、諫早湾干拓のことなんですけれど、来月4月14日に諫早湾干拓の堤防締め切りから20年の節目になります。この20年間をちょっと振り返って、コメントをいただけますでしょうか。
ああ、もう20年間。平成9年に締め切られましたから、そうですね。
地域の方々の安全・安心確保といった観点等含めて、諫早湾干拓事業が推進されて、20年前に締め切りがなされたわけでありますけれども、映像が全国に報道されて、いわゆる「ギロチン」だという議論が沸き起こってきたわけでありますが、地元にとっては必要不可欠な事業であったと思っております。
また、干拓営農地においては、それぞれ規模の大きい環境保全型農業が展開されており、入植営農者の方々も大変頑張っていただいておりますので、所期の目的は十分に確保されているのではないかと思っております。
ただ、そうした中で、有明海の水産資源に対する環境変化の影響が生じてきていると。その原因が諫早湾干拓事業にあるのではないかという議論がなされて、いまだに各種訴訟が継続されているという状況にあることは大変残念に思っておりますが、私どもとしては、やはりこれまでも申し上げてきたように、有明海の環境変化と、この諫早湾の工事の因果関係、これはいろんな場で専門家の方々の意見を聞いたり、訴訟の場で議論がなされてきていますけれども、決して諫早湾干拓事業の結果として、今の有明海の漁業環境の劣化が進んできているものではないと、こう思っておりますので、それはそれとして、関係者の理解を得ながら、所要の結論が得られるように期待しているところであります。
玄海原発の再稼動について
ありがとうございます。あともう一つ、玄海原発の再稼働に関して、今、地元説明会が開かれていますけれども、ちょっと重複する点もあるかもしれないんですけれども、立地自治体に現状限られている地元同意の適用の範囲を広げてほしいというようなそういった声が県内から聞こえるんですけれども、地元同意といいますか、同意権についてはどういうふうにお考えでしょうか。
これまでも九州電力さんとの協定締結の際にもさまざまな議論を重ねてきました。もちろん地元自治体の範囲がどうなのか、根拠がない話の中で、慣例的に地元の市、県が地元自治体として位置づけられているわけでありますけれども、昨日の説明会の席で、地域住民の皆様方が、そこら辺はどう考えているんだというお話があったわけでありますけれども、やっぱり立地自治体と周辺自治体は少し重きを置くのは、やっぱり立地自治体のほうではないかというようなお考えが示されたわけであります。
私どもはやはり同意の対象とされる、されないにかかわらず、申し上げるべきことはしっかり申し上げていかなければいけないと思っております。
その申し上げるということ、県民の不安を伝えていくというふうに、昨日、おっしゃられたと思うんですけれども、どのようなタイミングで、今後は県民の意見を集約して、どのようなタイミングで伝えていこうというふうにお考えでしょうか。
とりあえず松浦市の市民の皆様方に対する説明会が開催されたところでありまして、残る3市についても、同様説明会の機会を設けさせていただいています。
また、さまざまなご議論の状況等を見ておりますと、必ずしも時間が十分とれてないということもありまして、さまざまなご疑問等がおありの方々も多数いらっしゃるだろうということで、会場に意見をお伺いする箱を設けたり、そしてまた、参加していただけなかった方々に対しても、その説明会の状況をご覧いただけるように、その様子をDVD等に収録をしてご覧いただくような機会も設けていきたいと思いますし、県のホームページでも意見をお寄せいただくような機会を設けていきたいと思います。少しでもそういった住民の皆様方の不安や疑問点等については、できるだけ答えていただいて、ご理解が得られるように努力していく必要があると思っておりますので、その際、そういったご意見等も踏まえながら、申し上げることは申し上げていかなければいけないと思います。
立地県が再稼働の是非を判断されると思うんですけど、その前のタイミングで国のほうには伝えるのか、それともその後のタイミングになるのでしょうか。
当然ながら、ご判断される前ぐらいにはしっかりそういった意見があるということは、お伝えしていかなければいけないと思います。
ありがとうございます。
ほかにございませんでしょうか。
V・ファーレン長崎について(2)
話が最初に戻って、V・ファーレン長崎の件になるんですけれども、V・ファーレンの経営支援をめぐっては、最初にNOVAさんが手を挙げて、会見という形で発表があった翌日に、一転してジャパネットさんに支援をお願いするという形で決まったという経緯があるんですが、そういう中、どたばたというか、そういった二転、三転した経緯というのを県としてどのように受け止められているかということと、あと、最初NOVAさんが手を挙げられて、ジャパネットさんにかわる時に、県からもお話があったというふうな話がV・ファーレンの経営側からあったんですけども、そういった時に、県側から何らかの意向というのを伝えたのかどうかというこの2点について、まずお伺いしたいと思います。
どたばたの経緯がなぜそうなったかというのは、実は一切承知しておりません。ちょうど上京しておりまして、その際、ジャパネット様が記者会見されたという話は聞きました。逆にその後でV・ファーレンさんがNOVAから支援を受けようという趣旨の記者会見をなさったというお話を聞きましたので、どういった経緯になっているのかというのは全く情報をいただいておりませんでしたので、私からちょっとお尋ねしたことはありました、V・ファーレン関係の方に。
尋ねたというのは、まず最初に手を上げたNOVAさんに対して、こういうふうに思うとか、そういった意見を伝えたということですか。
いやいや、そうじゃなくて、ジャパネットさんが全面的に支援したいという趣旨の発表をなされた後に、NOVAさんの支援を受けたいというような記者会見がなされたと。詳細は承知してなかったんですが。ちょっと、どういう手順になっているのか、私、理解しかねた面がありましたので、そういった経緯についてお話をお聞きしたことがございます。
衆議院小選挙区の区割りについて
またちょっと話は変わるんですけど、選挙の区割りの話なんですけれども、長崎県が境界変更の対象になっていて、区割審には変えないでほしいというような意見を伝えている前提があるとは思うんですけれども、人口減少が進む中、なかなか厳しいという話もあり、県として、仮に変わるとなった時の心構えとしての、どういったパターン、ケースというのをお考えなのかということをちょっと教えていただければと思います。
それは区割審で検討されるということでありますので、我々が、こうあるべきだというのを申し上げるのはいかがなものかと思います。そこは区割審で、一切地元の意見も聴取されない形で進められるわけでありますので、お任せする以外にないんだろうと考えております。
V・ファーレン長崎について(3)
先日のV・ファーレンの記者会見の時に、ジャパネット側が、100%子会社にしたいと言っていることに対して、V・ファーレンの方が記者会見で、一企業の100%子会社になると、行政の方が、あるいは県の方からの支援がしてもらいにくくなるんじゃないかという心配があるという言い方をちょっとされてたんですけれども、そこは県の方としては、ジャパネットの100%子会社にV・ファーレン長崎がなった時に、民間の一子会社に支援がしづらくみたいな可能性というのはあるんでしょうか。
どうなんでしょうね。やっぱりふるさとのチームだという認識では、資本の形態に関係なく、やっぱり熱い気持ちで応援していくんではないんでしょうか。
ただ、一連の非常に経営状況が厳しい状況の中で、行政側もサポートしてくれないかという話があって、その際、経営的に効果が出るぐらいの支援体制を組むとなれば相当の額になるわけですよね。そうすると、逆にV・ファーレンの方々からは、市民、県民のチームなので、特定の企業に偏るというよりも幅広い方々に参加していただくという形態をこれまで維持してきていたので、例えば、行政が幾ら出資するからといって、それをそのまま受け入れるわけにもいかないようなお考えを聞いたことがありましたけれどもですね。
それはやっぱり100%子会社よりも広く県民球団的な資本構成の方が望ましいということですか。
いや、私は必ずしもそうは思っておりません。他のリーグのプロチームも、そういったチームはおありだと思いますし、それに対して特別の関係ができているとは感じておりませんけれども。
ほかにございませんでしょうか。
諫早湾干拓事業について(2)
諫早湾干拓事業の関係です。今、朝日新聞からの報道だったのですけど、想定問答というものが、国が基金案を受け入れさせるために長崎以外の3県の漁業団体の幹部に示していたということが報道になって、それがそもそも、なんといいますか、存在しているかどうかを含めて国は今開示をしてない状態なのですけれども、諫早湾干拓事業の基金案の運営に絡む過程の中で起きている事象でして、開門派の方々は開示すべきだというふうに裁判所にも申し立てをしているのですが、知事はどのようにこの問題を受け止めていらっしゃるのかお聞きかせください。
それについては、私どもは、一切承知しておりませんので、いかんとも申し上げがたいところであります。
国が存否を明らかにしていないからという、国がまだ何も答えていないからということですか。
いや、私の立場でいろいろとコメント申し上げることではないということです。
県庁舎跡地活用について(2)
県庁跡地なのですけれども、先ほどのお話だと、市が独自で検討するなら同じような施設をつくる必要性は余りないのではということで、そういった前提で整理をしていく必要があるという発言だったと思うのですが、そうなってくると、もう既に市は県庁舎跡地じゃなくて市庁舎跡地にホールをつくる検討に入ろうということを市議会で表明されているのですが、そうなってきますと、県が今2つを先行して整備するというスタンスの中には、もう余りホールの検討というのは入れてこなくなるのではないのかなというふうにも受けとれたのですが、もう一回確認させていただければと思います。
もともと県庁跡地にホールをつくってほしい、それは公会堂の代替機能も担えるようなものをという提案があって検討を進めてきた経緯がありますので、それが市は市として別の場所で建設をするという姿勢をお示しになられた段階で、その話は白紙になっていると思います。
県庁舎跡地活用について(3)
先ほどの話で、ぶり返して申し訳ないですけれども、今度、市がそのような検討方針、市庁舎跡地にするという検討方針を撤回すれば、それは白紙の状態がまた元に戻るという、そのような受け止めでいいでしょうか。
また、そもそも、整備方針はいつ頃までに決めないといけないというふうにお考えですか。
整備方針は、とりあえず前回の議会でご議論いただいたように、2つの機能の問題については熟度を高めていかないといけないと思っておりまして、それは総合計画の計画スパンの中で進めていくことになるのではなかろうかと思っております。
市の方が独自にお作りになられるということになれば、同じ、確かに懇話会としてホール機能が求められた経過がありますけれども、その段階でホール機能としてもう一度、機能の検討を進めるのかどうかと、これはまた検討課題になってくるのだろうと思います。それはおのずと同じような規模の文化芸術ホールにはならないのではないかと思います。
最後の質問にさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
県庁舎跡地活用について(4)
先ほどの質問の確認なのですけれど、市が今の市庁舎跡地につくるという方針を撤回した場合というのは、県としては再度受け入れる余地があるのかということを確認したいと思います。
それは、どの時点で撤回されて、間に合う話であるかどうかということになるのではないでしょうか。未来永劫、その可能性があるから、そこの場所は一切活用しないという形で進んでいくというのは、やっぱり跡地活用自体の問題として、それでいいのかという問題が出てくるのではなかろうかと思います。
間に合うタイミングであれば受け入れる余地はありますか。
再度ご提案があるのかどうか、それはまだいかんとも申し上げがたい、私の立場からはわからないことであります。
関連して、長崎市はあまり、平地があっても、市の中心部にはないと思うんですけれども、そういう状況の中で、もし仮に市の庁舎跡地に文化ホールを別途つくるとなると、貴重な長崎市の一等地が、本来は別のものに活用できたかもしれない土地が別のものになってしまう。広い県の土地とか市の土地とかいうものではなく、広い土地開発の視点から見て、知事としてどういうふうに、市庁舎跡地に文化ホールをつくることというのがいいと、是と捉えていらっしゃるのか、その辺の考えを聞かせていただきたいのですが。
それはですね、まちづくりの中でどう位置づけて、どっちがより優位性があるのかという検討の中で得られる方向性なんだろうと思いますけれども。
例えば、県庁舎の問題の時も、現有地に県庁舎をつくったらどうだというご意見も非常に強いものがあったわけですね。ここに県庁舎をつくるということになると、移転をして解体して、またさらに移転をしてという形になって、経済的に相当な超過負担になってくる。そういうこともあって新たな場所に移転するというような選択をしてきた経緯があるわけですので、そういった点でありますとか、跡地の活用としてどんなものが想定されるのか、そのあたりはやっぱり市としても課題意識を持ってご検討なさるものと思っております。
県庁舎跡地活用について(5)
今の話の延長線上で1つだけ。あえていいますけれども、じゃあ、知事はどうしたいのかということをお伺いしたいですね。市がどうだという話ではなく、知事とすれば、どういうふうにこの跡地をしたいのかということをぜひ聞かせていただきたい。
私としては、もともと3つの懇話会の提言があったわけですので、その3つの方向性に沿って具体化を進めていこうと、こう考えてきたわけです。その際申し上げたのは、ホール機能には2つの選択肢がありますよということでしたよね、提言の中にも。その検討の過程の中で、市の方からぜひ公会堂の機能の代替をということで今の経過になっているわけでありますので、先ほど申し上げたように、その話が全くなくなるとなれば、もちろん、市の方でおつくりになられるということになれば、県の建てていくホールというのは、また別の性格のホールになっていくのではなかろうかと思います。
以上をもちまして終了いたします。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後4時22分(52分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie平成29年2月13日 臨時記者会見
会見内容
平成29年度当初予算(案)について
それでは、ただいまより、平成29年度当初予算案の概要等につきまして、知事からご説明いたします。知事、よろしくお願いします。
それでは、平成29年度の当初予算案について、ポイントの部分について、私のほうからお話をさせていただきたいと思います。
「平成29年度当初予算案のポイント」というレジュメに従ってお話をさせていただきます。
まず、1枚めくっていただきますと、予算編成の基本方針でありますけれども、ご承知のとおり、有人国境離島法が制定をされました。本県出身の国会議員の皆様方の大変なご尽力をいただいて、いよいよ今年4月1日から施行を迎えるわけでありますけれども、この中に盛り込まれました交付金等を最大限に活用しながら、国境離島地域を中心とした離島の雇用の確保、あるいは交流人口の拡大を通した若者の地域定着を目指してまいりたいと考えております。さまざまな施策を関係市町、地域住民の方々と連携を図りながら強力に推進してまいりたいと考えております。それが一つの柱。
そしてもう一つの柱は、ご承知のとおり、県の総合計画「チャレンジ2020」が実施2年目を迎えてまいります。初年度の施策において、なお足らざるところがなかったのかどうか検証を行いながら、より具体的な成果を県民の皆様方にお示しできるように、これまでの取組をさらに強化していきたいという基本的な考え方で編成に臨んできたところであります。
そういった意味では、これまでは県という立場で当初予算を当然ながら編成してまいりましたけれども、今回は、国境離島地域をはじめ、より地域に入り込む形で、住民の皆様方とともに雇用拡大、あるいは若者の定住などさまざまな課題について一緒になって取組、具体的な成果を生み出すための予算でなければいけないという思いで取り組んできたところであります。地域とともに未来を切り拓く予算にしていきたいという思いでありました。
そうした結果、一般会計予算の総額は7,245億円ということで、ほぼ前年並みの予算となったところであります。ただ、内容を見ますと、さまざまな増減がございます。新幹線整備事業負担金が90億円の増、そして、今、ご紹介申し上げました、有人国境離島交付金を活用した事業の増31億円、そしてまた、社会保障関係費の増が23億円、これは保育士の処遇改善等に要する経費も盛り込んでいるところであります。
そうした増加経費がある一方で、オフィスビルの整備費の減でありますとか、ねんりんピックの減といった増減要素がございます。
そういうこともありまして、その下に記載しておりますように、総額では、ほぼ前年と変わらぬ規模となりましたけれども、公債費の約40億円の減、その他の経費の37億円の増という内容となっているところであります。
2ページから4ページにかけては説明を省略させていただきます。
5ページ目の基金、県債の状況であります。財源調整のための3基金の状況がどういう状況にあるかということをご覧いただいておりますが、右のほうをご覧いただきたいと思います。
まず、平成28年度、この3基金の状況がどういう状況にあるかといいますと、2月補正後で基金取り崩し額が103億円、平成28年度末残高見込みが208億円となります。この時点で平成29年度の当初予算を編成いたしまして、当初予算で基金の取り崩し199億円を計上いたしましたので、この3基金の残高は、合わせて9億円と、一桁台まで減少に至ったところであります。
ただ、このまま推移してまいりますと、再来年の予算が組めないということになってまいりますので、そこは、ここの右上のほうに小さく整理しておりますけれども、今年度末で借換債の増発35億円、これは償還を先送りするという、実質的な公債費の負担減少要因となってまいります。それにあわせて、臨時的な財産収入が15億円得られたということ、そしてまた、さらに収支改善対策に力を注ぎ、14億円の改善効果が期待できるということもございまして、64億円程度の収支改善が見込まれるところであります。
そういうことから、さきの中期財政見通しによりますと、平成29年度末基金残高が190億円と見込まれておりましたけれども、若干改善をいたしまして、現在のところ、来年度末見込みが254億円ということを見込んでいるところであります。
一方、県債の状況でありますが、平成29年度の県債残高は1兆2,414億円と、引き続き増加傾向で推移してまいりました。これは、主な増減を右のほうにご紹介しておりますように、新幹線の整備費が相当増えておりますので、そういった事業に伴いまして、県債も増加しております。先ほど借換債の増発というお話をさせていただきましたけれども、そういった要因に加えて、投資事業の精査を行い調整した結果、ご覧いただいたとおりの末残高見込みとなっております。臨時財政対策債は4,527億円、臨財債を除く県債残高が7,887億円ということでありまして、中期財政見通しから95億円の上ぶれという状況になっているところであります。
そういった意味では、今後とも非常に厳しい財政状況が続くものと考えているところでありまして、財政健全化に向けた取組は、今後とも最大限の注意を払って力を注いでいかなければならないと考えております。
もう一枚めくっていただきまして、平成29年度の主要事業であります。
冒頭申し上げましたように、そのうちの一つは、有人国境離島地域の活性化に向けた取組であります。「日本一のしま力全開」と記載しておりますけれども、地域の住民の皆様方と力を合わせて全力を注いでいかなければいけないと思っております。
一つは、国境離島創業・事業拡大等支援事業費およそ10億円でありますけれども、これはやはり雇用の機会をいかに拡大していくかということが、若者の地域定着を図る上で必要不可欠となってまいりますので、民間の皆様方の雇用を伴う創業・事業拡大を掘り起こして、これを育て、しっかり支援していこうと考えているところであります。設備投資資金、人件費、広告宣伝費などの支援を講じて、雇用の場を確保・拡大してまいりたいと考えております。
2つ目は、輸送コスト支援事業費1億5,100万円でございます。これはもうご承知のとおり、離島地域は、本土離島間の輸送コストの負担が、本土部分と比べて上乗せされますことから、非常に競争条件が不利になってまいりますけれども、こういった負担を軽減することによって、地域産業の活性化に結びつけていかなければいけない。
特に、基幹産業であります農水産物等については、23品目について、島外への移出経費の支援が講じられます。そしてまた、それぞれの品目に対して1品目だけ、原材料にかかる移入経費の支援がなされます。各市町の考え方を尊重しながら、輸送コスト支援対策を講じていきたいと思っております。
そして、しま旅滞在促進事業費でありますけれども、やはり交流人口を拡大し、地域の活性化に結びつけていかなければいけないと。そのためには、これまで以上に多くの観光客を島内に呼び込んでいきたいと考えておりまして、滞在プラン、旅行商品の開発等を通して滞在型観光を振興してまいりたいと思っております。
具体的には、下に記載しておりますように、モニターツアーの実施でありますとか、さまざまな企画乗船券の発売等に力を注ぐことといたしております。
そして、しま旅グレードアップ事業でありますけれども、これも、もう1泊してもらうための仕掛けづくり等に力を注ぐことといたしているところであります。こういう取り組みを通して離島地域の活性化を図っていかなければいけない。
そして、もう1枚めくっていただきますと、運賃助成の面であります。航路運賃の助成におよそ10億円、航空路路線の運賃軽減に3億7,900万円を計上いたしております。離島地域に住民の方々が安心して住み続けることができるように、航路・航空路運賃を低廉化するということで、ここに記載のとおりJR運賃並み、新幹線並みの運賃を実現してまいりたいと考えております。
それから、国境のしま、地域商社プロジェクトでありますが、これは、さまざまな離島の優れた産品がございますが、これからなお一層付加価値を高め、ブランド力を強化し、しまの活性化を実現していかなければいけない。そのために、国境離島市町で、しまの地域商社事業を展開すべく準備が進められているところであります。この4月には、それぞれのしまに地域商社が立ち上げられて、しまの特産品等が首都圏等に有利に販売できるような支援体制が構築されるということになっておりますので、県といたしましても、こういった取り組みを積極的に支援していきたいと考えております。
次に、海洋エネルギー関連産業集積促進プロジェクトでございますが、これはご承知のとおり海洋再生可能エネルギー実証フィールドとして選定をされまして、さまざまな研究活動が行われておりますが、このさまざまな実証実験の誘致活動等の窓口を、海洋エネルギー産業クラスター構想推進協議会に一本化し、さらに強力に推進してまいりたいと考えております。
その下の企業誘致強化事業費でありますが、国境離島地域でありますので、製造業の中で重量品目を製造、移出するというのはなかなか難しい状況にありますけれども、IT関連産業でありますとか、近年、本県への立地が進んでおりますBPOセンターとか、そういった分野の企業の誘致に力を注ぎ、雇用の場の確保、拡大を図っていきたいと考えております。市町、産業振興財団等と連携をして、さらに誘致活動の強化を図っていこうと思っております。
それから、離島ビジネス立ち上げのコンテスト事業でありますが、しまの個性ある新産業の創出等に向けてビジネスプランの提案をいただいて、具体的にそれぞれのしまでプランを練り上げ、実践に移していただくことができるよう、支援策を講じていこうとするものであります。
また、次の離島漁業再生支援事業でありますが、これは、漁業集落が共同で漁業再生に取り組むような活動を交付金で支援しておりますが、新たに特定有人国境離島枠が設けられました。これまで以上に雇用を創出するために、こうした交付金を有効に活用し、環境整備を進めてまいりたいと考えております。
以上が、有人国境離島地域の活性化を目指した事業群であります。
次のページ以降は、2つ目の柱ともなりますけれども、いわゆる地方創生を推進するためのプロジェクト群であります。
9つのプロジェクト群を掲げておりますけれども、まず、第1点目は、ぶらりプレミアム旅ということで、観光とスポーツを核とした観光産業の活性化を図っていこうとするものであります。これまで以上に付加価値の高い旅行商品を提供し、受け入れ態勢を整備し、富裕層の方々に安心して県内観光地に足を向けていただきたいという取り組みでございます。
この中で特に、訪日外国人のゴールデンルートからの本県への誘導に力を注ぐことといたしておりまして、これは、海外から日本へおいでの皆様方に、しっかりと長崎の情報を発信して、ゴールデンルートからさらに一歩足を延ばして県内各観光地を楽しんでいただこうとするものであります。
併せて、ホテルコンシェルジュの配置・充実、さらなるプレミアムコンテンツの開発強化を進めてまいりたいと考えております。
次に、小さな楽園拡大プロジェクトでございますけれども、これは、これまで以上に動画やフリーペーパーを活用した県内就職への意識の醸成を進めてまいりたいと。また、大学卒業生の県内就職率でありますが、これはまだ最終的な見込みは固まっておりませんが、なかなか県内就職率が高まらないというような状況にあります。そういったこともありまして、情報発信とあわせて大学生向けのキャリアコーディネーターを配置をし、県内企業の見学会の実施、あるいはターゲット別の合同企業説明会等を県内外で開催してまいりたいと考えております。
それから、その次のプロジェクトでありますけれども、企業間連携の強化、キラリと光る技術力に賭ける産業総合支援プロジェクトということでありますが、これまで以上に各産業支援機関の連携強化を図り、オール・フォー・ワンという考え方で各分野の企業の共同化、協業化を図り、ビジネスチャンスを拡大してもらいたいということでありまして、商工会、商工会議所、中小企業団体中央会、あるいは県の産業振興財団等、さまざまな産業支援機関の総力を挙げて、それぞれの産業分野の新たな取り組みを支援してまいりたいと考えているところであります。併せて、IOT活用戦略の策定、プロフェッショナル人材雇用促進等に継続して取り組んでいくことといたしております。
次に、稼げる食品製造業の創出プロジェクトでありますが、これはまさにそれぞれの個別の企業単位では、定量・定時・定質の商品を納品するのに限界があるということもありまして、さらなる量販店への出荷、あるいは輸出戦略に結びつけるために協業化等を進めていただき、ビジネスチャンスを拡大していただこうという取り組みであります。また、国内の物流コストの低減対策を流通関係事業者の皆様方と力を合わせて具体的な戦略を検討してまいりたいと考えております。
次に、儲かる水産業を応援し、世界へ売り込むプロジェクトでございますが、次のステージに水産経営を高めていくという考え方のもと、先ほども触れましたけれども、養殖産地の方々の協業化等を積極的に支援していこうと考えております。各養殖産業の業界の皆様方が連携して、一括して出荷する販売戦略を策定していただいて、協業化等を進めていただこうと考えており、その支援策を講じることといたしております。併せて、中国における輸出戦略としては、現地パートナーと連携したプロモーション活動を強化してまいりたいと考えております。
そして、日本一の長崎和牛生産力増強・統一ブランド化推進プロジェクトであります。これは、まさに日本一の称号をいただいた長崎和牛でありますが、さらに戦略的なブランド化を進め、関係団体と協調した増頭対策に力を注いでまいりたいと考えております。
そして、次の海洋エネルギー関連産業集積促進プロジェクトでありますが、これは先ほどご説明したとおりであります。
次の働き方改革促進プロジェクトでありますが、増やせ長崎キラキラ企業ということで、目がくらむようなキャッチフレーズでありますが、これまで以上に女性に皆様方に活躍していただき、社会参加を促進していただくことができるように、職場環境づくりのためのアドバイザーを養成し、県内企業等へ派遣をし、Nぴか優良認証企業等の数をもっと増やしてまいりたいと考えております。
一方、また高齢者の方々に対しては、生涯現役促進地域連携事業に取り組んで、就業から社会参加まで気軽に相談していただくことができるようなワンストップ窓口も開設してまいりたいと考えております。
次の地域商社プロジェクトは、先ほどご紹介したとおりであります。
こういった9つのプロジェクトをもって地方創生のさらなる加速化を目指してまいりたいと考えております。
次に、11ページでございますが、いわゆる少子化対策の総合施策についてご紹介をさせていただいております。
まず、少子化克服戦略構築事業であります。これは、これまでさまざまな要因について少子化分析をいたしてまいりましたけれども、これまでは、いわゆる子育て支援対策ということで、子どもさんをもうけていただいた後、しっかりと家庭との両立ができるような支援施策、例えば多子世帯の保育料負担軽減措置、あるいは乳幼児医療費の現物給付制度などの支援措置を講じてまいりましたけれども、そういった子育てと家庭生活の両立支援、これも大切なんでありますが、これ以上にもっと大切なのは、いわゆる仕事と家庭の両立支援等が非常に大きな意味を帯びてくるというような指摘がございました。そういった意味では、まさに子どもをもうける前の段階からの支援施策等が非常に重要な意味を帯びてくる。例えば、未婚化、晩婚化と、こう言われておりますが、そういった分野についてどういった支援施策を講じていくのか、そういったものも非常に重要であるというような指摘等もいただいておりますことから、それぞれの市町の実態、課題がどういった分野にあるのか、それぞれの地域ごとの現状を把握し、オーダーメードでこの少子化の克服に向けた戦略を策定し、実践していきたいというような取り組みでございます。
その次は、会員制のデータマッチングシステムの本格稼働とともに、婚活サポートセンターもさらに増やしてまいりたいという事業でございます。
働き方改革促進プロジェクト、あるいは施設型給付事業、保育士人材確保事業、放課後児童クラブ推進事業、安心こども基金事業、耐震化の支援事業、乳幼児医療費助成事業、3世代同居・近居促進事業等については既にご承知のとおりであろうと思っております。こういった施策を総合的に推進することによって、少子化に歯止めをかけてまいりたいと考えております。
次のページからは、その他の主要事業であります。
まず、一番上にご紹介しておりますのは、離島航空路線の収益改善対策ということでオリエンタルエアブリッジの経営が非常に厳しい状況で推移しております。そういった中で、抜本的な経営改善策を講ずるということで、新たな航空路線への進出展開を検討をしているところでありまして、収支改善対策の取り組みに対して一定支援策を講じようとするものであります。
次の次世代型教育環境整備事業でありますけれども、これはこれまで試行的に導入してまいりました電子黒板を県立学校の全ての普通教室に導入しようとするものであります。また、併せて特別支援学校については、タブレット端末等の設置を進めてまいります。
次の高校生の離島留学推進事業でありますが、これまで五島、壱岐、対馬において離島留学制度を設けてまいりました。近年、それぞれ定員いっぱいに近い形での入学生を確保しているところでありますが、平成30年から、ここに記載しておりますように新たに五島南高校、奈留高校に離島留学制度を導入してまいりたいと考えております。
次の地域労力支援システム強化支援事業、これはもうご承知のとおり、国家戦略特区で提案を行ってまいりました。外国人の農業就労の実現に向けて関係機関との調整、受け入れ体制の整備を図ってまいりたいと考えております。
次のオランダ型施設園芸技術導入推進事業でございますが、これはいわゆる環境制御技術等を活用したオランダ型施設園芸の実践を図っていこうという実証事業でございます。
次の潜伏キリシタン関連遺産世界遺産登録推進事業費は、平成30年度の世界遺産登録の実現に向けた事業費でございます。
次の統合型リゾート導入検討事業費、これはIR推進法が先の国会で成立を見たところでありますが、本県の統合型リゾート導入に向け、まずは地域の皆様方の理解を得ながら、基本構想を策定してまいりたいと考えております。
そして、また、来年度は、今年でありますが、長崎県・福建省友好県省締結35周年、そして、日中国交正常化45周年に当たりますので、中国との交流事業を展開することといたしております。
そして、地域医療介護総合確保基金事業関係については、ご覧のとおりであります。
その下のフッ化物洗口推進事業でございますが、これまで小学生について実施を進めてまいりましたフッ化物洗口、一応今年度で100%に達する見込みでありますので、いよいよ中学生まで拡大してこれを実施していこうとするものであります。
児童虐待総合対策、里親育成支援事業、ご覧のとおり、それぞれ事業を積極的に展開していきたいと考えております。
その他の事業でございます。大きな事業費、主な事業費として紹介しておりますが、新幹線整備事業費212億円、県庁舎整備費203億円、防災行政無線47億円、新県立図書館21億円、諫早特別支援学校整備費7,100万円、新長崎警察署整備費6,600万円、それぞれ整備関係事業費を計上しているところであります。
次に、15ページは公共事業費の状況についてご紹介をいたしております。公共事業費全体で5.9%の伸びとなっておりますが、これは先ほどご紹介いたしましたように九州新幹線西九州ルートの事業費の増が大きな要因となっているところであります。財政状況的には非常に厳しい状況にありますけれども、やはり計画的な社会資本の整備は必要不可欠であると考えておりますので、可能な限り事業費の確保に引き続き努めてまいりたいと考えております。
以降の資料につきましては、説明を省略させていただきます。
以上、私からの説明とさせていただきます。
あとは、ご疑問点等について、ご質疑を頂戴できればと思っているところでございます。
どうぞよろしくお願いします。
先ほど冒頭に、新年度の予算について、成果を出す予算、あるいは地域とともに未来を切り拓くという前置きをされたと思います。知事は、残り任期から言えば、これが最後の予算編成ということになる可能性もあるわけですけれども、そうした状況を踏まえて、新年度の予算のどういう部分で知事のカラーを与えようと思われたのか、そういった部分がありましたら聞かせていただけますか。
これはまさに最大の県政の課題であります離島地域の振興、人口減少対策、この2点が県内の最大の課題であると、こう思っておりますので、そういった分野について少しでも具体的な成果を上げていかなければいけない、そういう思いで編成をいたしました。
ただ、こうした課題については、いずれも行政だけの取組では実現不可能でありますので、いかに民間の方々にその気になってもらって一緒に取り組んでいくことができるかというのが重要な視点であると思っておりますので。
特に、この有人国境離島法の関連事業については、それぞれの離島において、民間の皆様方がどのような取組を展開していこうとされているのか、そういった部分を十分ご意見等もお聞きしながら、そういう積極的な取組を支援することによって少しでも環境を変えて雇用の場を拡大して若者の地域定着に結びつけていきたい、そういう思いで予算を編成させていただきました。
先ほど、基金の関係でご説明がありましたけれども、財源調整のための3基金の残高が、今回、当初予算編成後、一時的にですけれども、9億円という1桁台に落ち込むという形になりましたが、そういった厳しい財政状況に対する認識を改めて聞かせください。
それに加えて、財政健全化に取り組み、全力を注ぎたいということでしたが、具体的にどのような策を考えていらっしゃるのか、また、打ち出したいのか、その辺のお考えをお聞かせください。
基金の状況は、まさに先ほどご説明申し上げたとおり、本当に綱渡りの財政運営を余儀なくされるような状況であります。したがいまして、行財政改革に向けた取組は、これまで以上にさまざまな視点を持って、投資効果、効率性等を視点に見直しを進めていかなければいけないと思っているところであります。
ただ、財政状況を優先させてさまざまな事業の推進にブレーキをかけるということになると、地域経済への影響も懸念されるところでありますので、そこはやはり財政状況と経済に及ぼす影響を加味しながら、バランスをとって、さまざまな施策を進めていく以外に方法がないんだろうと思っておりますので、今後とも、各分野における国の補助事業、交付税の動向、あるいは景気の推移等を見極めながら慎重に対応していかなければいけないと思っているところであります。
今後、収支改善等にどういう形で取組んでいくのか。実は、この間、数次にわたる財政健全化に向けた取組も進めてまいったこともありまして、なかなかこれをやれば多額の財源が浮いてくるというようなことは考えにくい状況であります。引き続き、仕事の進め方、人材配置のあり方等を含めて、もう一度、乾いた雑巾を絞り直すがごとく、しっかりと見直しを進めていかなければいけないと思っております。
今回の予算に、何かわかりやすく、一言で新年度の予算はこういう予算です、何々予算というような名前を付けるとしたら、どんな名前を付けられますでしょうか。
先ほど冒頭で申し上げたように、これまで以上に地域に入り込んで、地域の動きを捉えて、それを育み支援していこうと。行政と住民の皆様方が力を合わせて目の前の課題の解決を目指していこうとする意味を込めた予算でありますので、冒頭申し上げましたように、「地域とともに未来を切り拓いていく予算」という思いを込めて編成をいたしました。
今の質問とちょっと関連するんですけれども、今、知事がおっしゃったように、「地域とともに未来を切り拓く予算」の一番象徴となる事業、知事が今一番思いを込めた事業を教えていただければと思います。
これはやはり一番最初にご紹介した事業であろうと思います。働く場がないということで離島から多くの若者が転出してしまわれるわけでありますけれども、そういった流れに何としても歯止めをかける。そのためには地域の皆様方が、やはり産業の活性化を目指してもう一歩踏み込んだ取組を進めていただく中で雇用機会の確保を図っていこうと、それを支援させていただき、一緒になって地域の活性化を目指していこうと。これはまさに成果が問われる予算ではなかろうかと思っております。
離島新法についてのお尋ねですけれども、離島新法のメニューは、運賃だったり、雇用、観光だったり、多岐にわたりいろんな新しいことを盛り込んでいらっしゃると思うんですが、一方で、4月の施行となりますと、残り、スタートダッシュについては、あと1カ月半ぐらいしかない中で、今、検討が進んでいると思いますけれども、今から施行までの期間に準備等で特に留意したいこととか、市町と連携したいことがあればお伺いできればと思います。
ここにご紹介させていただいております事業というのは、これ、いずれも市町の皆さん方と連携をしながら地域の住民の皆様方にいかに具体的な形で取り組んでいただくことができるかという課題ばかりであります。あわせて地域商社事業などについても、体制は4月から立ち上げていただきますけれども、より具体的な形で取組がスタートされなければ意味がない事業であります。
ただ、1つ、課題は、まずはこの国境離島地域の振興に向けては、国の方で基本方針を策定していただいて、それを受けて県の計画を策定していかなければいけません。恐らく、この計画の中に位置付けられたものを、国の社会維持推進交付金等で支援してもらえるというスキームになるのではなかろうかと、こう思っているところでありますので、そういった国の基本方針をできるだけ早くお示しいただいて、県の計画を策定し、その中に今申し上げた事業もしっかりと盛り込んで実施に移していくという手順になるのではなかろうかと思っております。
ただ、いずれにしても、もうスタートと同時にスピード感をもって取り組むことができるように、残された期間はごくわずかでありますけれども、一つひとつ具体的な課題の整理を進めてスタートダッシュが図れるように努力していきたいと思います。
ほかにございませんでしょうか。
基金のことでちょっとお尋ねします。昨年だったと思うんですけれども、基金については今後10年で400億円まで引き上げるなんていうことが議会で答弁されていましたけど、今、この現状で、そういう考えはまだ生きているんでしょうか。
そういう目標を掲げて取り組んでいかなければいけないと思います。今のような状況で財政運営を続けるというのは、非常に難しいという実感であります。
いや、10年で400億円の目標は、今もまだその考えの中にあるということでいいんですね、じゃあ。
あります。
達成可能なんでしょうか。
達成可能になるように、見直しを進めていかなければいけないと思います。
当初思っていたよりも、若干、数字的に厳しい感じで捉えていらっしゃいますか。
そうですね、この間、退職手当債の問題等がありましたけれども、特に今年度は、新幹線整備事業予算が前倒しで事業が進められるということで相当、もう少し後年度になってくるかと思っておりましたけれども、それが来年度、急激に事業費が増えるということで、財政負担もそれに伴って増えてきているという状況でありますので、中期的な観点から見ると、大幅に環境変化が見られるということでもないのではなかろうかと思っております。
ただ、有人国境離島法関連の事業費等についても、これは当然ながら相当額の一般財源負担が必要になってきますので、交付税措置等が講じられるように、今後ともしっかり要請をしていかなければいけないと思っております。
そういう意味では、結構付けた予算、予算にはかなり事業をつけたと思われていますか。
全体で、例えば交付金50億円の国費でありますけれども、しまの数の56%が長崎県でありますので、これはやはり離島地域の現状を考える時に一刻の猶予もならない状況であると考え、まさに腹を据えて関係事業予算の確保を図っていこうと考えております。
借換債のことですけれども、こうした借換債を増発するという発想にまで至らないと、ちょっと今の財政、予算を編成するのは苦しかったということでよろしいですね。
そうですね、歳入が限られておりますので、財政健全化を図るという意味では歳出予算を削減していかざるを得ないのでありますが、ただ、現状において、他県と比べて財政がここまで厳しくなっている最大の要因というのは、県単独建設事業の額が大きいというような状況でもあるんですが、今のせっかく景気の動向も緩やかな回復基調で推移している中で急激にブレーキを踏んでしまうということになると、さまざまな分野について影響が出てくることも懸念されるわけでありますので、それは総合的なバランスをとりながら、片方で投資事業等が進むような機会に計画的に見直しを進める、そういった工夫が求められるんだろうと思っております。
そういうことで、これまでもそうでありましたけれども、一挙にブレーキをかけてしまうというのも好ましからざる影響が出てくることが懸念されますので、徐々にという思いで、今年度はこういう措置を講じました。
ただ、これからは、やはり構造的な課題は解決されたわけではありませんので、他県の財政運営の状況等も見極めながら、どういった負担軽減に向けての方策があるのか、そういった点からも財政運営上、しっかり考えていかなければいけないと思っています。
もともと数年前から、今回の予算の編成は特に厳しいという話を聞いていて、その中で出てきた予算だと思うんですけど、そうなると、来年度以降はもう少し楽になるんでしょうか。
直ちに楽になるとは予想できない状況であろうと思います。引き続き、厳しい状況は続くと覚悟していかざるを得ないと思います。
ほかにございませんでしょうか。
人口減は年間1万人がどんどん減っていて、一方で、財源も減りつつあると、非常に厳しい状況に県民の方からは不安の気持ちも出てくると思うんですけれども、どれぐらい、いつのタイミングになれば、今のこういう状況が好転して底打ちするのか、そういった何かめどみたいなものというのはございますか。
やはりですね、国の財政がまさに危機的な状況でありますので、交付税制度等に多くを依存している本県にあっては、交付税でしっかりとした所要一般財源を確保していただく、そういうことが必要になってくるものと思っております。
これまでは、基準財政需要額の中である程度、きちんと算定されていた部分が、算定が簡略化されて、さまざまな需要を取り込んで地方財政計画の財政規模として枠の中にはめ込んでしまわれるという状況でありまして、感じとしては、毎年毎年、少しずつ厳しくなってきていると。特にどういった面かというと、社会保障関係経費の義務的な経費が伸びる、そういう経費を交付税の吸収してしまわざるを得なかったということがあるわけでございます。
したがって、まずは国のほうで増税に向けた検討も進められていくものと思いますけれども、しっかり社会保障財源等が確保されて、地方への影響分等についても地方交付税の中で適正な需要額として算定されて、所要の一般財源が総額として確保される、そういう形にならないと、地方全体としてなかなか楽にはなっていかないのではなかろうかと思っております。そういった改善策を、できるだけ早く講じていただきたいと願っております。
以上をもちまして、予算にかかる記者会見を終了させていただきます。
・午後4時22分から午後4時33分(11分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成29年2月13日 定例記者会見
会見内容
長崎県美術館企画展について
知事の定例記者会見を始めさせていただきます。知事、よろしくお願いします。
それでは、定例会見の冒頭で、1点だけ皆様方にお話をさせていただきたいと思います。 お手元に「夢の美術館-めぐりあう名画たち-」ということで資料を配付してあろうかと思いますが、長崎県美術館では、2月23日から4月2日まで、「夢の美術館-めぐりあう名画たち-」という企画展を開催することといたしております。 本企画展は、福岡市美術館、北九州市立美術館のリニューアル工事に合わせて、両館所蔵のすぐれた作品を一堂に集めて開催する展覧会であります。 モネ、ルノアール、ダリなどフランス印象派から現代美術の巨匠まで、ふだんは巡回することのない、一度は見ておきたい名作の数々がこれだけ長崎に集まるのは初めてのことであり、まさに夢のような展覧会になるものと考えております。 本展覧会は、九州地方知事会の政策連合の一つであります、「九州・山口ミュージアム連携事業」の一環として開催をするものであります。県民の皆様方はもとより、九州内外からお越しいただいた観光客の皆様方にもぜひお楽しみいただきたいと考えているところでございます。 1点だけご報告をさせていただきました。
幹事社のほうからどうぞ。
諫早湾干拓事業について
まず最初に、2点あるんですけれども、1点目が諫干の関係なんですけれども、今月24日に、新たな和解勧告を受けての各当事者の受け入れ可否について、地裁のほうで協議が開かれる予定ですけれども、今の段階で、例えば営農者側のほうは、基本的に基金案に対しては賛成の意向ですけれども、開門派は基金案に反対の上、基金によらない和解協議の枠組みを求める考えを示しております。 今月の期日に対して、訴訟当事者ではありませんけれども、県としては、基金案の運営団体の一つとして、どのような展開を期待されたいのかというところの考えをお聞かせください。
まずは、この和解協議に向けた状況でありますけれども、再度の和解勧告がなされて、2月24日までにそれぞれの団体から回答されるということになっておりまして、現段階では、それぞれの団体において検討されているさなかであろうと思っております。予断を持って、私の立場から申し上げることは、これは控えなければいけないと思っているところでありますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。
九州新幹線西九州ルートについて
もう一点、別の案件なんですが、フリーゲージトレインの関係なんですけれども、先日、知事は熊本のほうでフリーゲージトレインの試乗をされたかと思うんですけれども、その率直なご感想を改めてお聞かせいただきたいということと、その開発状況について、実際試乗されてどのように感じられているのか、順調に進んでいると感じているのかどうか、その辺のご感想をお聞かせください。
先般、フリーゲージトレインの検証走行試験中の車両に乗車させていただく機会をいただきましたけれども、新幹線軌道を260キロで、そして在来線軌道を130キロで走行をされたその場に乗車させていただきましたけれども、新幹線軌道を走行する中では、非常に静穏度も確保され、普通の新幹線とほぼ遜色のないような安定した走行ぶりではなかったかと思っております。 ただ、在来線を130キロで走行した際には、当然のことながら、線形も違いますし、やっぱり新幹線と質が違うなというのを感じたところであります。横揺れ等も感じましたし。 そういう状況でありまして、今の技術開発の状況、特段新たな問題が生じたというお話はお聞きしておりませんけれども、一番懸念される事項といいますと、耐久性、安全性が本当に確保されるのかといったことではなかろうかと考えておりますので、引き続き、予定の検証走行試験を終えられて、専門的な見地からご評価をいただく必要があるんではなかろうかと思っております。
県庁舎跡地活用について
私から1点だけ、県庁舎跡地活用の話をお伺いします。 先月、長崎市議会の皆さんが、県議会議長宛てに、早期の整備方針決定を求めて要望を行ったところなんですけれども、今、なかなか方針が見えてこない中ですが、今の検討状況はいかがなのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
検討状況については、もうご承知のとおり、昨年の2月の段階で3つの基本的な方向性をお示しをし、そういった点を含めて、県議会でも特別委員会を設けてご議論等をいただいているところであります。そういった中で、議会としてのご意見等も取りまとめられてくるものと思っておりますので、そういった動きを踏まえつつ、一定、考え方をまとめていかないといけないのではないかと思っているところであります。 検討の経過については、これまでもお話をさせていただいたように、ホール機能等については、長崎市から、公会堂が廃止されるということもあり、一緒にこの県庁舎跡地に整備できないかという提案を受けて検討を進めてきた経過があるわけでございますので、ただ、その際には、これまでMICEの建設を前提に一連の話が進んできた経過があったわけでありますけれども、このMICE構想自体が市議会で見直しをされ、交流拠点施設を整備するというような方向になったわけでありまして、現在、その交流拠点施設としての機能整備がどのような形で進められていくのか、検討がなされていると、こう思っているところでありますので、そういった動向等も見極めながら判断していかなければいけないのではないかと思っております。
恐らく市議会の方、ひいては市民の方ですね、結局、つくるのか、つくらないのかと、そういうシンプルな答えを一刻も早く出してほしいという、まあ、問題意識だと思うんですけれども、県はそういう答えを今年度内に出すおつもりはあるんですか。
まだそういった点についての考え方、十分お聞きしておりませんので、例えば来る議会の中でどのような議論がなされるのか等含めて、しっかり、いま少し検討していきたいと思っております。
年度内は難しいという考え方なんですかね。
まあ、どういったご意見等いただけるかということだろうと思いますけれども。ただ、交流拠点施設のご検討の状況がどういう形で進んでいるのか、なかなか見えない状況が続いているなという感じはいたしております。
ほかにございませんでしょうか。 ★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後2時00分から午後2時33分(33分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成29年1月20日 定例記者会見
会見内容
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(1)
- シンガポールにおける知事トップセールスについて
- 諫早湾干拓事業について(1)
- 石木ダム建設事業について
- 玄海原発の再稼動について
- 十八銀行とふくおかフィナンシャルグループの経営統合について
- 三菱重工幸町工場の跡地活用策について
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(2)
- トランプ氏の米国大統領就任について(1)
- 諫早湾干拓事業について(1)
- 電通の入札参加停止等について
- トランプ氏の米国大統領就任について(2)
- 文科省の天下り斡旋問題について
- 来年の知事選への出馬の意向について
- 知事の2期目の過去3年間を振りかえって
- 九州新幹線西九州ルートについて
- オバマ大統領のこれまでの取組に対する評価について
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(1)
それでは、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。知事、よろしくお願いします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。 今日はまず2点、皆様にご報告をさせていただきます。 1点目は、世界遺産の関連であります。 本日、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の推薦書をユネスコ世界遺産センターへ提出することが、閣議了解されたところであります。 昨年2月の推薦取り下げ以降、関係者が一丸となって推薦書の見直しに取り組んでまいりましたが、この間、2つの資産を構成資産から除外するという苦渋の決断をいただいた経緯もありまして、今回、閣議において推薦が決定したことについて、非常に感慨深いものを感じているところであります。 ここに至ることができましたのも、本県や熊本県の国会議員の皆様方で立ち上げていただきました議員連盟、あるいは県議会や関係各団体、さらには幅広い県民の皆様方のお力添えと関係県・市町のご尽力の賜であり、改めて深く感謝を申し上げる次第であります。 また、推薦書の見直し、作成、提出に向けて多大なるご尽力をいただきました、文化庁をはじめ関係省庁、さらには世界遺産学術委員会の専門家の皆様方など関係者の方々に心からお礼を申し上げます。 今後は、関係県・市町とさらなる連携を図りながら、構成資産の保護措置はもとより、国際記念物遺跡会議(イコモス)による審査等に万全を期してまいりますとともに、一層の気運醸成、受入態勢の整備など、平成30年度の登録実現に向けて引き続き全力を注いでまいりたいと考えております。
シンガポールにおける知事トップセールスについて
2点目は、シンガポールにおけるトップセールスについてご報告をさせていただきます。 本県では、アジア・国際戦略における戦略プロジェクトの一つとして県産品の輸出拡大を掲げ、東アジア、東南アジア諸国を中心に県産品の輸出拡大を図っているところであります。 こうした一環といたしまして、去る1月16日からシンガポール共和国を訪問いたしまして、17日に現地ホテルグループやシェフ協会等に向けたセミナーを開催し、県産品のトップセールスを行ってまいりました。このセミナーでは、長崎の魚と寿司をテーマとして、寿司ネタにはクロマグロ、トラフグ、アカムツ、アラ等に加えて長崎和牛を使用し、米や醤油、ノリなどの食材も県産品を使用いたしました。また、料理に合わせるお酒も県産酒という趣向で企画をいたしまして、お茶や陶器、あるいは観光などの長崎県のアピールを含めて、これを行ってきたところであります。 私も商談の場に立ち会わせていただきましたけれども、各レストランオーナーでありますとか、シェフなどの参加者の方々には、本県産の農林水産物に大変興味を持っていただいているということを改めて実感したところであります。 今後も、輸入関係事業者、あるいは生産者の皆様方としっかり連携を図りながら、フェア開催等による本県のPRを継続して実施するなど輸出の実現に向けて力を注いでまいりたいと考えております。 以上、2点をご報告させていただきます。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
諫早湾干拓事業について(1)
まず2点、質問させていただきます。 まず、諫早湾干拓に関してですけれども、今週、和解協議が開かれまして、その中で国の基金案について開門派弁護団の方は、佐賀県と佐賀県の漁業団体が反対をしていることで実現が不可能になったというふうな指摘をしておりまして、今後、開門した場合の対策等についても和解協議の場で議論をしていくよう求める意見書を出しました。このことについて、知事の所感をお聞かせください。
この間、開門をしないことを前提として和解勧告がなされ、国において、基金案をベースにして関係4県・各団体と協議、調整が進められてきたところでありまして、本県におきましても、この基金案については、有明海の漁業振興を図っていく上で核となる事業となってくる可能性があると考え、受け入れを回答させていただいたところであります。 私ども、これまでも開門をしないことを前提としたこうした和解協議を通して真の有明海再生につながるような具体的な成果が得られるよう期待してきたところでありますが、いま少し国におかれては和解協議が合意に至るよう努力を続けておられる段階ではなかろうかと考えているところでありますので、今後の推移をいま少し見極めていかなければいけないと思っております。
石木ダム建設事業について
次に、石木ダム問題についてお尋ねします。 これも今週ですけれども、反対住民が工事の差し止めを求める裁判を新たに提訴するということを表明しましたけれども、このことについての知事の受け止めと、今後の工事の進行についての今後の方針というところをお聞かせください。
提訴をされるというお話は報道等で承知をいたしておりますが、内容等を承知していない状況でありますので、具体的なコメントはできかねる状況であることはご理解をいただきたいと思います。 工事そのものは、これまでも申し上げておりますように、地域の安全・安心確保等のために必要不可欠な事業であると、こう考えておりますので、現地の状況等を見極めながら、工事の進捗に今後とも努めていかなければいけないと考えております。
玄海原発の再稼動について
3点お尋ねします。1点目が玄海原発の再稼働について、新基準を満たしているとする審査書が正式決定されました。知事は既に、地元住民への説明を国や企業に求めていくとコメントを出されていますが、いつごろ、どこで、どのような形式の説明会開催を求めるのか、具体的な内容をお示しください。 また、関連して、いわゆる地元同意について、現在の県と九電との協定では、事前説明をするとの内容にとどまっていて、立地自治体との協定に見られる事前了解までは必要とされていません。県として、事前了解を求める考えはおありでしょうか。
まず、新規制基準を満たしているとする審査書が決定されたというお話はお聞きいたしておりますが、原子力発電所の再稼働に当たっては、まずは地域住民の皆様方に対して十分な説明を行っていただき、理解を得ていただきたいと考えているわけであります。 具体的な説明会の時期、開催内容等については、まだ具体的な形で検討はいたしておりませんが、説明会等の開催は、事前に国に対しても要請を行ってきた経緯がありまして、国については、説明を行うという回答を得ているところであります。 今後のこの説明会の開催等については、国や関係機関の皆様方とも十分協議、調整をさせていただく必要があると考えておりまして、詳細については、これからの手順を踏んでいくということになろうと考えております。 それから、地元同意、事前了解の件でありますが、本県におきましては、福島原子力発電所の事故の後、九州電力との協議を重ねまして、地元として重大な影響等を被る可能性があるということもございまして、立地自治体に同じような事前了解を求めて協議、調整を進めてきた経過がありましたけれども、そうした協議の結果、立地自治体に近いような形ではありますが、事前説明と相互に意見を述べるということを内容とする協定を締結したところでありまして、いわゆる地元同意というのは法令上の定めがあるというようなことではありませんので、再稼働等に当たってどういった手順で進めていかれるのか、まず手順をしっかり国の方でも整理して決めていただければありがたいと考えているところであります。
十八銀行とふくおかフィナンシャルグループの経営統合について
2点目です。ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行との経営統合で、今春だった予定時期が秋に延期されるとの報道があります。これは両方の貸付金のシェアの高さがネックになっているのではないかと見られていますが、これについて知事の所感をお願いします。
経営統合等については、これまで十八銀行、ふくおかフィナンシャルグループとの間で協議が進められ、公正取引委員会の審査が行われてきたと理解をいたしておりますけれども、公正取引委員会の審査の内容にかかわる話であろうと思いますので、私からは特別、その内容等について申し上げる立場ではないのではなかろうかと思っております。いま少し今後の動向を注視してまいりたいと思っているところであります。
三菱重工幸町工場の跡地活用策について
最後に、三菱重工業長崎造船所の幸町工場についてですが、来年度、2017年度内に閉鎖予定で、跡地の活用について、本来なら昨年末までに社内での活用方法をまとめる方針であったと理解しています。その協議に県としても参加されていると思いますが、進捗について教えてください。
ご承知のとおり、幸町工場跡地というのは、長崎市内の中心部に位置し、7ヘクタールという非常に広大な土地でありますことから、三菱重工におかれましても、今後のまちづくりを進める上で大変重要な土地であるとのご認識のもと、昨年2月に検討会が設置をされまして、長崎市とともに、県もこの検討会に参加をさせていただいてきたところであります。 検討会につきましては、昨年で既に終了していると報告を受けているところでありまして、その内容を踏まえて会を主催しておられます三菱重工のほうで、まちづくりコンセプトの取りまとめ作業を進めておられると聞き及んでおります。この内容等については、近いうちに重工さんから公表されるのではなかろうかと考えているところであります。 こういった検討会の中で、県といたしましては、やはり厳しい県の現状等を踏まえて、良質な雇用の場を創出するという役割を担うなど、長崎に若い人たちが残ってくれるような、そういう活用の仕方、あるいはまた、既存商店街と商圏が重複するような類似の商業施設などではなくて、観光の活性化、あるいは交流人口の拡大に資するような活用策をご検討願いたいという意見も申し上げてきた経過があるわけであります。 今後のまちづくりコンセプトに基づきまして、こうした活用がなされていくということを期待いたしているところであります。
わかりました。幹事社からは以上です。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(2)
世界遺産ですけれども、この間の登録推進会議の時に知事もおっしゃっていましたが、今回、資産が集落が中心になっているということで、非常に人口減少なんかが進んでいる集落をどう保存・維持していくかということをイコモスもかなり問うというか、その辺の対策というものが求められると思うんですけれども、その処方箋というのはかなり難しいと思うんですけれども、どのように説明をしていく、具体的にどのような対策があるのかということを教えてください。
そこは極めて重要な視点であると、こう考えておりまして、この間の会議においても、そういった課題に対する取組の重要性、なおかつ、しっかりとした説明が必要であるというようなことは協議をさせていただいたところであります。 ご指摘のように、それぞれの集落において人口が減少し、地域の担い手が少なくなっているという状況もあるわけでありまして、集落活動等、あるいは生産活動等が継続して行われるということが集落機能の維持に結びついていくわけでありますので、そういったさまざまな機会を生かしながら、世界遺産に登録されるということもまた一つ、集落の活性化のチャンスになってくるものと、こう考えておりますので、地域の皆様方と相談をしながら、そういった地域の活性化に向けてしっかりと取り組んでいかなければいけないと考えておりますし、自治体としても、行政の立場からも、そうした動きを支えていかなければいけないと思っております。
もう一つ、今、キリシタン遺産をめぐっては、産業革命遺産に先を越されたということもありましたし、また、推薦取り下げということもありましたので、県民の中にも本当に今度は大丈夫なのかと半信半疑の気持ちがあると思うんですけれども、そういう不安に対して知事としてはどう応えるのか、登録に向けた意気込みというか、自信を改めて聞かせていただきたいと思います。
この推薦書の提出に当たっては、イコモスの助言等もいただきながら、指摘内容等も踏まえて十分内容の精査を行ってきたつもりであります。改めて専門家の皆様方のご意見等もお伺いしながら、課題の整理を進めてきたところであり、間違いなく登録が実現できるよう、それぞれのステップにおいてしっかりした取組を進めていかなければいけないと思っております。
トランプ氏の米国大統領就任について(1)
トランプ氏が米国の次期大統領に就任される予定ですけれども、本県への影響をどのように捉えていらっしゃるか、聞かせてもらってよろしいでしょうか。
第45代大統領としてご就任をされるわけでありますけれども、さまざまな発言が、また議論に結びついているという面があろうかと思います。 ただ、まだまだ就任されていない状況でありますので、まずは具体的な政策等がどういう形で進められようとするのか。また、世界各国、あるいは地域としての本県に対してどういった影響が生じるのか、十分に予断が許されない状況であると考えております。 まずは就任演説等において、どのようなメッセージを国内外に向けて発信されるのか見極めていかなければいけないと思っております。
諫早湾干拓事業について(2)
諫早湾干拓事業の関連ですけれども、和解協議の中で両者の主張がやはり食い違うというか、平行線をたどっていて、今後、次の和解協議の中で裁判所が今後の協議をどうしていくかということを判断すると思うんですけれども、県として、この和解協議というのを続けていってほしいのか、そうじゃなくて打ち切って次のまた別のステップへという話なのか、知事として、訴訟当事者ではないとは思うんですけれども、どのようにお考えなのか、お聞かせください。
今、和解に向けて国が精力的な調整作業を進められているわけでありまして、それが実現できるかどうかということであろうと考えております。 今回の和解勧告というのが、開門しないことを前提にということで和解勧告がなされて、各関係4県並びに関係団体が協議の継続をされているわけでありますけれども、和解の可能性があるとすれば、さらに努力を重ねていたただきたいと思いますし、ただ、いずれかの時期においては、しっかりとした手順を踏んでいく必要があるのではなかろうかと思います。
電通の入札参加停止等について
長時間労働の問題で電通が書類送検されたことによる県の入札参加を停止するなどの対応についてどのように考えていらっしゃいますか。
入札参加の要件中に長時間労働問題などの要件があったのかどうか、承知しておりませんけれども、そういった評価も一つの評価軸になり得ないこともないのかなと思います。
トランプ氏の米国大統領就任について(2)
トランプ次期大統領ですけれども、アメリカが核戦力を拡大するというような発言をツイッターに投稿しているんですけれども、こういったことから何か人柄といいますか、どんな人柄だと捉えていたりですとか、今後の懸念、政策的に注目したい点などを教えてください。
報道等を拝見しておりますと、核兵器を拡充するという発言があったり、逆に、核軍縮に意欲を示されたりというような相反するご発言、報道等も見られるようでありますので、先ほど申し上げたように、やはり大統領という職責にお就きになった後で、どのようなメッセージを発信されるのか、それをやっぱり見極めていかないと、現段階でいろいろ申し上げることは余り適当ではないのかなという感じがいたしております。
文科省の天下り斡旋問題について
まず、文科省の天下り斡旋問題ですが、長崎県庁はどうなのでしょうか。
本県におきましても、こういった職員が退職をして営利企業に再就職をするとか、あるいは利害関係企業に求職活動を行うということ、これは地方公務員法等に基づいて、これを禁止しております。 ただ、こういった規制を設ける一方で、関係団体からの人材の求めもあるわけでありまして、職員時代に培ったさまざまな知識でありますとか経験などを退職後の職場に生かしていくという上で、人材を求められるようなケースもあります。 そういうところで国の官民人材交流センターに類するような支援制度というのは設けているわけでありますけれども、この運用等については、退職者の再就職に関する取扱要綱等に基づきまして、意思表示をいただいた場合に限って県から人材を紹介して団体の方で雇用していただいているということはあります。
文科省の件では、組織的に斡旋しているのではないかという話もあったりするんですけれども、長崎県庁の場合は、組織的に斡旋をしているのでしょうか、それともしていないのでしょうか。
再就職を組織的に開拓・斡旋をするというようなことはございません。
ないですか。
はい。
来年の知事選への出馬の意向について
別の話で、知事選まであと1年なんですけれども、現時点でのご出馬のお考えはおありなのかどうか、改めて聞きたいと思います。
まだ全くの白紙の状況であります。まずは県政の重要課題が山積をいたしておりますので、あと1年間、全力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。
知事の2期目の過去3年間を振りかえって
もう一つだけ。残り1年という意味では、これまで2期目の3年間を若干振り返っていただきたいのですけれども。
1期目におきましては、県民所得の低迷というのが非常に大きな課題として認識をいたしまして、県民所得向上対策等に全力を注いできたところでありますが、併せて地方創生という人口減少の課題が、これにさらに大きな要素として加わってきたところでありまして、特に、離島地域を中心に本県では、極めて人口減少が全国に先んじて深刻な状況で推移してまいりましたことから、具体的な成果を少しでも上げることができるように、きめ細やかな施策の推進に力を注いできたところであります。 若干県内就職率が高まったりという動きはありますものの、しっかりとしたブレーキをかけるまでには至っていないと思っておりますので、関係市町、各団体の皆様方と連携をしながら、さらに強力に推進していかなければいけないと思っております。 それから、県政の重要課題として、前の知事さんから受け継いできたさまざまな課題があるわけでありますけれども、世界遺産の問題であったり諫早湾干拓事業、石木ダム、あるいは新幹線の問題等含めて、なかなかすっきりした解決策、解決に至るまでに至っていないという状況でもありますので、時代とともにさまざまな動きが出てくるのは承知しながらも、何としても、やはり結論をよい形で得ることができるように、残された期間1年でありますので、しっかり頑張っていかなければいけないと思っております。
今言われた諸課題は、1年で片付きますか。
少なくとも新幹線などについては事業継続中でありますので、まだまだ今任期中に完成、供用をするというまでには至らないわけでありますけれども、方向性だけはしっかりと、安心していただけるような形でお示しできればと考えているところです。
九州新幹線西九州ルートについて
新幹線の関係ですけれども、佐賀の知事からミニ新幹線という話が出たりとか、県内でも引き続きフル規格への要望の声が非常に大きくなっていますけれども、そういった意見が出る背景について、知事はどのように見ていらっしゃるのか。また、そういった意見に対して、今のところ知事はどういうふうに受け止めているかというところをお伺いできますでしょうか。
これまでいろんな経過、曲折を経て、フリーゲージトレインで西九州ルートを整備し、平成34年開業を目指して認可、着工、整備が進められてきたところでありますが、特に、ここに至ってフリーゲージトレインの開発が思うように進んでいない、なお課題が残されているということでありますので、仮に今の課題、具体的には耐久性、安全性の確保の問題でありますとか、コスト面での課題、こういった課題が解決できないとした場合には、フリーゲージトレインのほかに選択肢を探していかなければいけないことになり得る可能性も無きにしも非ず、そういった中での選択肢として、いろんな選択肢があろうかと思っております。例えば、今の暫定的でありますけれども、リレー方式のままでいいのかとかですね。あるいはフル規格を求めるのか、あるいは財源負担等の問題も整理しながらミニ新幹線という手法を考えるのかどうか、そういった状況の中での選択肢の一つとして(佐賀県の山口知事は)考えていらっしゃるのではなかろうかと思います。あの発言の詳細については、私、承知しておりませんけれども。
その中で、知事としては、そういった選択肢についてはあり得るのかどうかというのは、そこはどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。
仮にフリーゲージトレインが難しいと、断念せざるを得ないということになったら、今のままで新幹線の整備を放置するわけにはいかないわけでありますので、あらゆる可能性の中から最良の方針を選択していかなければいけないと思います。
今の時点は、まだフリーゲージトレインの開発が進んでいるので、そういった判断をする段階ではないというようなことと。
はい。
ありがとうございます。
オバマ大統領のこれまでの取組に対する評価について
○記者(NHK) すみません、アメリカ大統領の話にちょっと戻るんですけれども、逆に退任されるオバマ大統領、「核なき世界」を掲げて、核兵器をめぐるいろんな取り組みだったりアクションを起こしてきたと思うんですけれども、被爆地長崎の知事として、オバマさんの取組だったり手腕というものをどのように評価されますでしょうか。
核兵器の縮小に向けてプラハ演説等も行われて、世界に向けて発信されたわけでありますし、そして昨年は被爆地もご訪問いただいてメッセージを発信されたわけであります。具体的な形で世界の軍縮に結びつくような仕組みというのをつくっていただくまでには至らなかったかもしれませんけれども、世界に向けてアメリカという大国の立場から発信し、そういった気運を高めていただいたということに関しては高く評価させていただきたいと思っております。
以上をもちまして、知事の定例記者会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後3時55分(25分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成28年12月28日 定例記者会見
会見内容
日本遺産「日本磁器のふるさと肥前」の取組について
それでは、ただいまより、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。知事、よろしくお願いします。
まず、初めに、私から2点触れさせていただきたいと思います。 1つは、日本遺産「日本磁器のふるさと肥前」の取り組みについて、お話をさせていただきます。 今年4月に認定されました日本遺産「日本磁器のふるさと 肥前 〜百花繚乱のやきもの散歩〜」の新たな取り組みについて、ご紹介をさせていただきます。 本県と佐賀県、関係市町などで構成する肥前窯業圏活性化推進協議会が主体となりまして、新年の1月から、お手元にお配りしております4つのイベントを県内外で展開する予定にいたしております。 この中でも特に、渋谷で行います「肥前やきもの圏ミュージアム」は、1カ月間集中して首都圏で肥前やきもの圏の魅力を発信する初めてのイベントとなってまいります。これらのイベントを通して地域の魅力を県内外の方々にお伝えをし、肥前窯業圏を訪問していただくきっかけとして、地域の活性化につなげてまいりたいと考えているところであります。 県政記者クラブの皆様方におかれましては、積極的な情報発信にご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。
平成28年を振り返って
さて、平成28年もあとわずかとなったところであります。この1年を振り返りますと、4月には熊本地震が発生しました。隣県での発生であり、本県でもいつ、どこで大規模な地震が起こるかわからないということを再認識するとともに、防災対策の重要性を改めて強く感じた年でありました。 また、8月から9月にかけて開催されましたリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックでは、内村航平選手の体操男子団体・個人総合の金メダル獲得をはじめ、本県出身者の活躍により、大きな夢と感動を与えていただいた年でもありました。 また、9月には、世界文化遺産候補として「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の暫定版推薦書がユネスコに提出されました。来月の閣議了解などを経て、正式版の推薦書をユネスコに提出していただくことができるよう、準備に引き続き万全を期してまいりますとともに、今後とも関係県・市町が一丸となって、平成30年度の登録実現を目指してまいりたいと考えております。 それから、10月には、ねんりんピック長崎2016の開催や長崎デスティネーションキャンペーンの開幕により、県内外から多くのお客様をお迎えし、本県の魅力を全国に発信することができました。 また、海外との交流という面では、今年は本県と中国上海市との友好交流関係樹立20周年という節目の年であり、これを記念して11月に上海市を訪問いたしましたが、今後さらに友好交流を発展させていくことを確認することができたところであります。 このように、今後の本県の発展につながるような出来事が多い1年でありましたが、その一方で、来年に課題を残す出来事もありました。九州新幹線西九州ルートについては、国の軌間可変技術評価委員会において、「現時点においては、耐久走行試験に移行する条件は満たされていない」との評価が示され、平成29年初夏を目途に、改めて評価委員会を開催し、耐久走行試験の再開を判断することとされたところであります。 県といたしましては、これ以上大きな遅れが生じることなく、国においてしっかりと対応していただきたいと訴えたところであります。今後とも、重大な関心を持ってフリーゲージトレインの開発状況を注視してまいりたいと考えております。 また、諫早湾干拓事業の開門問題については、国が開門にかわる漁業環境改善措置として基金の創設を提案し、先月、その規模を100億円とする和解案を長崎地裁に提出されたところであります。 県といたしましては、開門しないことを前提とした基金案によりまして、真の有明海再生が図られることを期待しているところであり、国には、漁業者の方々に対して丁寧にご説明をいただき、理解を得て和解協議が合意に至るようご努力をいただきたいと考えております。 それからまた、石木ダムの建設につきましては、事業に反対する方々が長崎地裁佐世保支部に申し立てられた工事続行禁止の仮処分について、これまでの県の主張が認められ、先日、申し立てを却下するという決定がなされたところであります。 石木ダム建設事業は、川棚川の抜本的な治水対策や佐世保市の水不足解消対策として必要不可欠な事業であると考えており、今後とも、事業の推進に向けて佐世保市、川棚町とも一体となって全力で取り組んでまいりたいと考えております。 来年、平成29年度は、「人・産業・地域が輝くたくましい長崎県づくり」を基本理念に掲げる「長崎県総合計画 チャレンジ2020」の実施2年度目を迎えてまいります。初年度の施策について検証を行いながら、施策効果がさらに早期に発現され、着実に県政の発展につながるよう、必要な見直しに努め、新たな施策の構築にも力を注いでまいりたいと考えているところであります。 来年度も引き続き、県政の活性化に全力を注いでいかなければならないと考えているところであります。 この間、報道関係の皆様方には、県政の広報に多大なるご協力をいただき、本当にありがとうございました。 年末にかけて、まだまだ慌ただしい毎日が続くと思いますけれども、どうかご自愛のうえ、すばらしい新年をお迎えになられますよう、心からお祈りを申し上げる次第であります。 私からは以上でございます。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
今年一番嬉しかった事、心残りだった事は
幹事社から、1〜2点、お尋ねさせていただきます。 今、知事が、1年間を振りかえられましたけれども、この中で、今年一番うれしかったこと、または一番心残りだったこと、一つずつ上げるとすれば、何がありますでしょうか。
そうですね。やっぱり一番うれしかったことは、有人国境離島法が成立をし、いよいよ来年から施行されるということであろうと思います。離島地域の振興、活性化は県政の最重要課題であり、歴代の知事はじめ県職員一同、懸命に取り組んできたところでありましたけれども、そうした取り組みにさらに力を与えていただくような支援措置が予定されているところであり、これをしっかりと活かしながら、離島地域の活性化を目指していきたいと思っているところであります。 一番残念に思っておりますのは、やはり九州新幹線西九州ルートに導入が予定されているフリーゲージトレインの開発が思うように進んでこなかったということであります。これは、他の整備新幹線が大幅な工期短縮が図られる一方で、西九州ルートについてはやはり安全性を確保するという意味で、なかなか思うような工期短縮が実現できない中で、フリーゲージトレインの開発にご尽力をいただいてきたところでありますけれども、いまだなお課題が残るような状況であり、一刻も早い課題解決を期待しているところであります。 それから、また、併せて世界遺産の登録についても内容の見直しを強いられることとなり、再度のチャレンジを進めていくということになったところでありまして、今後は取りこぼしが許されない状況でありますので、引き続き全力を注いでまいりたいと思っているところです。
今年1年の政策の進捗等を踏まえた点数は
今年は政策の進捗ですとか、そういう点で、総合点で通知表をつけるなら何点ぐらいつくでしょうか、100点満点で。
さあ、なかなか難しいですね。60点ぐらいでしょうか。最大の県政の課題として、人口減少対策、若者の県内定着促進対策等に力を注いでまいりました。幾つかの施策を推進する中で、高校生等については県内定着率も若干なり高まる気配が見えつつあるわけでありますけれども、まだまだ成果というまでには至らない状況であります。 来年も再来年も、それぞれ継続して卒業生が就職をされるわけでありますので、個々具体的な状況に応じた対策を講じることによって、少しでもこういった課題の解決に向けて前進していかなければいけないと思っております。 一部成果が見られつつある分野がある一方で、先ほど申し上げた大きな懸案事項についてはほとんどがやっぱり具体的な課題解決にこぎつけることが難しくて、来年まで引き続きの課題になっていったわけでありますので、来年こそはやはり一定の方向性を確認し、成果に結びつけることができるように頑張っていかなければいけないと、こう思っております。
石木ダム建設事業について(1)
私からは石木ダム、今大きな事業、継続になったうちの停滞した一因だったと思うんです。石木ダムに関しては、なかなか住民の理解というものが十分ではないという現状があるんですけれども、県側として、今後、法廷での闘争とは別なチャンネルとして、何か事態打開に向けた決定なり、方策、今、考えるものを教えてください。
今、事業認定が終わって、土地収用法に基づく手続を進めていただいているさなかでありますので、そういった進捗状況を見極めながら、どういった方策が講じられるのか、しっかり考えていかなければいけない時期であろうと思っております。 ただ、付け替え県道工事等については、もう既に買収済みの用地を活用した付替県道工事でありますので、これはやはりダムの円滑な整備推進のためにも必要不可欠な事業でありますので、引き続き現地の状況等を見極めながら、前に進めていかなければいけないと思っているところであります。
今現在は、収用委員会の手続が進んでいますけど、住民の方が住んでいる場所には、まだ現時点では、変な言い方ですけれども、手をつけてないわけなんですけれども、そこに手をつけた瞬間に、今の現状を考えると非常に大きなこじれを生じさせるんではないかという懸念もあるんですが、そのあたりのタイミング、配慮も含めて教えてください。
これは事業認定申請をさせていただいたときから一連の流れでありまして、こうした方針を変更するためには、これはおりるか、このレールに乗って前に進むかの二者択一だと思っております。繰り返し申し上げておりますように、石木ダムは必要不可欠な事業であると、こう考えているところでありますので、引き続き早期完成に向けて努力していかなければいけないと思っております。
私からは最後になりますけれども、その理解に向けて、知事自らもう一度現場を訪れる考えは、現時点ではありますか、ないですか。
解決に向けた話し合いの場を設けていただくということであれば、それはこれまでも申し上げてきたように、話し合いの場には積極的に参加させていただこうと思っておりますが、大変残念なことに、やはり白紙段階から説明をし直せというような地権者の方々のお話であり、そういった条件の中での話し合いに応じるということは難しいと考えております。
密集市街地対策について
新潟県の糸魚川で木造密集地で大規模火災が発生しましたが、長崎県も同じような木造密集地帯を抱えている中で、県としてそういう火災の対策としてどのような取り組みをやっていかれるお考えか、ちょっとお話を聞かせてもらってよろしいですか。
ご承知のとおり、本県においても、長崎市、佐世保市を含めて斜面を中心に密集市街地があるわけでありまして、各市におかれても、県と連携しながら、国の交付金を活用して生活道路、あるいは公園整備、老朽建築物の共同建て替え、あるいは危険空き家の除却など、さまざまな取り組みを進めていただいているところでありまして、県といたしましては、引き続き国に対して必要な予算の確保を働きかけてまいりますとともに、県内の密集市街地の解消に向けて、引き続き市町と連携のもと努力していかなければいけないと思っております。
状況を見ると、なかなか思うように事業が進んでいないのかなという感触もありますけれども、そこにどういったところが課題として今上がっているんでしょうか。
やはり現に住民の方々がお住まいになっておられて、生活の拠点となっているわけでありますので、直ちに危険性が高いということだけをもって、一律に改築を進め、改修を進めていくというのは難しい面があるだろうと思います。経済的な負担も出てくるわけでありますので。 そういった中で、やっぱり街の構造をどう変えていくのか、少し長い目を持ちながら対応していく必要があるんではなかろうかと思っております。
九州新幹線西九州ルートについて
新幹線の関係でちょっとお伺いしたいんですけれども、幾つか課題を指摘されていると思うんですが、知事として最優先すべきなのは、やはり開業時期というところが一番になるんでしょうか。その開業時期に間に合わせるためだったら、形態としては何でもいいというとあれですけれども、二の次というようなところなんでしょうか。その優先順位についてちょっとお伺いできればと思います。
やっぱり地域の活性化に結びついていく新幹線というのが一番重要であると思っておりまして、そのためには中国圏域、関西圏域までネットワークとして結ばれる新幹線であるべきだと思っております。 ただ、一方で、それぞれの地域ではまちづくりが進められているわけでありまして、したがって、暫定的な開業形態であるかもしれませんけれども、リレー方式で開業を迎える、これもやむを得ないと、こう判断をしたところであります。やはり所期の効果、地域の活性化に結びつくような効果が期待できる新幹線の整備というのが最も大切であると思っております。
諫早湾干拓事業について
仕事納め式でも、先ほどの話の中でも諫干事業の関係で基金案による解決を期待されるという言葉があったかなと思うんですが、それはつまり、今、ちょうど100億の基金案を受け入れるかどうかということを尋ねられていると思うんですが、もう基金案を受け入れる方向であるという意向でよろしいんでしょうか。
いや、まだ具体的な回答はいたしておりませんし、最終的には漁業者、あるいは漁協、関係機関の皆様方とも相談をした上で回答したいと思いますけれども、県としては、これまでもやはり開門によることなく、所要の財源については有明海の漁業環境改善のためにこそ、優先して使われるべきではないかというお話を申し上げてきたわけでありまして、その一つの選択肢として、この有明海振興基金があり得る話ではなかろうかと、こう考えております。 ただ、現実的には、基金の内容でありますとか、規模感でありますとか、具体的にどういう受け止めをされておられるのか、関係者の意見も十分踏まえながら、県としての意見をお返ししていかなければいけないと思っております。
それに関連してなんですけど、今、まさに新聞報道とかではご存じかもしれませんが、これまで開門方針だった福岡の漁連とかが、この基金案を受け入れる方向になっているとか、熊本もそういう受け入れの意見が結構多数を占めているとか、ちょっと今までと違う動きが起きているようですけど、その辺については知事として何か受け止めていらっしゃることがあれば伺えればと思いますが。
まだまだ各県のそれぞれのお立場の中で検討を進めておられる段階ではなかろうかと思っております。現時点で長崎県として、そうした面に対するコメントは控えさせていただきたいと思っているところであります。
ほかにございませんでしょうか。
石木ダム建設事業について(2)
2点あるんですけど、1点目が石木ダムの問題で、10月に県が工事現場付近で抗議行動をしている住民の通行禁止の仮処分を申し立てた際に、その証拠の書類の中に住民側に立っているような、そういった写真集を県が証拠として使用したということだったんですけれども、これは法的には問題ないというふうに意見が書いてありましたけれども、こういったナイーブな問題、今、特にもめている時期に、こういった問題になったということに対して、知事は、今、どういうふうに受け止めていらっしゃいますか。
もう既に印刷物として写真集は公にされているものでありまして、特にそういった資料を裁判手続のために使うということは、非常に事例が多いことであるというお話を聞いているところであり、具体的な使用に際しても弁護士とも相談をしたという話を聞いているところであります。 したがって、法律上も著作権法等の中で、そういった条項が設けられているところであり、問題はなかったのではなかろうかと思っております。
安倍首相の真珠湾訪問について
あと1点、すみません。今日、安倍首相が真珠湾を訪問されましたけれども、今日、もし中継などで慰霊式の様子などを見られていらっしゃったら、どういうふうに受け止められたか教えてください。
すみません。まだニュース報道等、拝見しておりません。
ほかにございませんでしょうか。──以上で記者会見を終わります。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時35分(35分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成28年12月15日 定例記者会見
会見内容
IR推進法の成立について(1)
それでは、ただいまより、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。知事、よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いいたします。
まず、最初に2点だけ、ご報告をさせていただきます。
1つは、IR推進法の成立についてでございます。
ご承知のとおり、特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律、いわゆるIR推進法が、今回の臨時国会において成立をいたしました。
本県では、観光振興や地方創生に資するIRを推進するために、法制度の早期整備等を国に要請してきたところでありまして、これを歓迎いたしますとともに、格別のご尽力を賜ってまいりました本県選出国会議員の皆様をはじめ、関係の皆様方に厚くお礼を申し上げます。
この法律は、いわゆるプログラム法でありまして、ギャンブル依存症等の懸念事項に対する具体的な対応策等を含めて、詳細について規定される実施法が、1年以内を目途として制定されることになってまいります。その成立に引き続き期待するとともに、関係皆様方のご指導をいただきながら、地元佐世保市や経済団体等と連携をし、地域指定の獲得に向けて取り組んでまいりたいと考えているところであります。
お歳暮における県産品の愛用について
次に、もう1点お願いをさせていただこうと思います。
これは、お歳暮における県産品の愛用について、県民の皆様方にお願いを申し上げたいと思います。12月も中旬を迎えまして、お歳暮シーズンも佳境となり、今週末がお歳暮商戦のピークとお聞きいたしております。県民の皆様方におかれましては、この機会に改めて県産品の良さを再認識いただき、積極的に県産品のご利用をお願いしたいと存じます。
記者クラブの皆様方におかれましても、お手元に資料等を配付させていただいておりますので、県産品の活用促進に向けて、広報面でのお力添えを賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
以上2点、私のほうからお願いをさせていただきました。
あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
今年の世相を表す漢字1文字について
幹事社からお尋ねさせていただきます。
今年の世相を表す漢字として「金」というのが全国的には選ばれましたけど、翻って長崎県内について表す漢字とすれば、1文字で何があるのか、知事のお考えをお聞かせいただきたいと考えております。
難しいですね。そうですね、まあ、課題や成果を含めて、しっかりと今後につなげていく、引き継いでいく、そういう意味では継続の「継」、継ぐ、つなぐ、そういう年ではなかったかなと思っております。
リオのオリンピック・パラリンピックがありましたし、県内ではねんりんピックがありました。今後の4年後の東京オリンピック・パラリンピックにつなげていきたいと思いますし、いかなければいけませんし、また、ねんりんピックについても、高齢者の皆さん方の生きがいづくり、健康づくりに引き続き取り組んでいかないといけない。
あるいは、中国(上海)との交流関係も20周年を迎えましたけれども、これも継続してしっかり、後の時代まで引き継いでいかなければいけないと思います。
課題の面から言うと、諫早湾干拓事業、新幹線、あるいは世界遺産、これも継続した課題になっているところであります。核廃絶に向けて軍縮会議も開催されましたけれども、やはりこういった議論もしっかり継続していかなければいけない、そういう年だったのかなと思っております。
IR推進法の成立について(2)
IR推進法に関連してですけれども、実際の設置の数は限られていて、指定地域となるために今後、ほかの地域と競争することになると思うんですが、県の位置づけを教えてください。
IRについては、これが実現いたしますと、経済効果、雇用効果が期待できるということで、これまでも積極的に推進していこうということで関係皆様方と一緒に取り組んできたところでありますが、特に私どもが考えておりますIRといいますのは、やっぱり長崎県の特性を踏まえたものにしていかなければいけない。
そういう意味では、アジアに一番近い県でありますし、海外を含めて多くの方々にお越しいただける可能性がある。そして、世界遺産でありますとか、そのほかのさまざまな観光資源にも恵まれております。特に、私どもが導入を想定しておりますハウステンボスは、もう既に相当額の投資が行われておりまして、300万人近い集客が行われているという一定集客効果も備えた施設でありますので、相乗効果が期待できるものと思っております。
ただ、やはり一番大きな課題は、さまざまなマイナス面での影響が懸念されるわけでありますので、こういった点については、先ほどお話をさせていただきましたIRの実施法の中で、基本的な枠組みでありますとか、制度等については国のほうでしっかり規定していただけるものと思っておりますので、地方の立場としては、連携、補完する形で地域に即した取り組みを進めていく必要があるのではなかろうかと思っております。
いずれにいたしましても、これから関係の皆様方、県民の皆様方のご理解をいただく中で実現を目指してまいりたいと思っております。
確かに全国的には非常に厳しい競争の中で選定をされるということになってくる可能性はあると思いますけれども、私どもは、地方から地方創生に資する形でのIRの推進を実現してもらいたいと、これまでも要請を行っておりましたので、これからもそうした姿勢で臨んでいきたいと思います。
諫早湾干拓事業について
もう1点、諫干の裁判の和解協議についてですけれども、1月17日までに国が各県、団体に、この基金案を受け入れるかどうかを尋ねて、裁判所に回答するということになっていますけれども、この基金案に対する県の回答を教えてください。
まだ、その意見照会等をいただいておりません。したがって、その時点で最終的には考え方をまとめて回答をさせていただくということになろうかと思いますけれども、今後とも、漁業者の皆様方、漁協あるいは漁連の関係の皆様方の意見もお伺いしながら、回答していかなければいけないと思っております。
ただ、基本的には、これまでも申し上げましたように、開門によることなく、真の有明海再生を目指していくというのは基本的な私どもの姿勢でありますので、大きな方針転換等については考えていないところであります。
九州新幹線西九州ルートについて
22日にも政府のほうで新年度予算の閣議決定がありますが、九州新幹線長崎ルートの開業前倒しに向けての期待感と、あと、現在ちょっと開発が難航しているフリーゲージトレインの開発の予算についての期待感、これぐらいになるんじゃないかなというような見通し、予測、そこら辺を少し聞かせていただいてよろしいでしょうか。
整備新幹線については、他のルート等は数年間の前倒しという状況で推移してきているわけでありますけれども、この西九州ルートについてはフリーゲージトレインを前提にした認可、着工、整備という形になっておりますので、このフリーゲージトレインの量産車の開発のためには安全性の確認等を含めて、やっぱり相当の時間を要するということで、大幅な工期短縮は当初から難しいだろうと、こう言われておりました。したがいまして、国のほうにおいても、可能な限り前倒しを目指していくということになってきたところでありまして、そういった前提で予算措置等も適正に講じられていくものと思っております。
フリーゲージの開発等の関係予算についても、所要の必要額等についてはしっかり計上していただけるものと思っているところです。
IR推進法の成立について(3)
もう一つなんですが、IRなんですけれども、MICE機能も持っていると思うんですが、長崎市が今計画しているMICE施設との競合が起きないのかなというのが懸念されますけれども、この懸念があるのかどうかと、県として全体の計画の調整みたいなものを行われるお考えがあるかというのをお聞かせいただいてよろしいですか。
これは長崎市のおけるMICE構想、そして、IR構想が検討されている段階から、こういったMICE機能等については当然双方に想定されることでありましたので、どういう形になるのか関心を持ってきたところでありますけれども、まだまだそれぞれの計画で具体的な内容等が全く定まっていない状況にあると思っております。
これまでの議論の中では、お互いに機能連携しながら相乗効果を発揮できるような整備手法がないのかといったようなご意見等もお伺いしたことがありますので、構想が具体化される過程の中でどういった課題が生じてくるのか、やはり今後の推移を見極めていく必要があるんではないかと思っております。
IR推進法の成立について(4)
IRの関連ですけれども、佐世保市との協議会もつくられていることと思いますけれども、今後、地域指定の獲得に向けてはどのような取り組みをされていきたいかということをお聞かせください。
先ほど申し上げましたように1年以内に実施法が制定されて、ようやくその統合型リゾートの導入が可能になってくるわけであります。
このIR実現に向けては、先ほど申し上げましたように、地方型のIR、いわゆる大都市型に限定されることなく、地方創生に資するような視点でのIRの推進、そしてまた、ギャンブル依存症など懸念事項に対する対応策等をしっかり盛り込んでいただくように、これまでも要請活動を続けておりましたけれども、これからも引き続きそういった要請活動を進めていかなければいけない。
実施法が成立いたしますと、地方はそれぞれの基本構想を策定するという手続きになってまいります。そういたしますと、具体的な構想を描いていかないといけませんので、IR事業者からのいろいろな構想の提案募集をいただいたり、ヒアリング等も行っていく必要があるものと思いますし、また、関係団体との意見交換、あるいはそれぞれの地域における説明会の開催等も実施しながら、県民の皆様方の合意形成に向けた取り組みも必要になってくるものと思います。そういった手続きを進めながら、長崎で構想をしておりますIRの優位性等をしっかり訴えて、選定されるように力を注いでいかなければいけないと思っております。
オスプレイの事故について(1)
もう一点ですけれども、先日、沖縄のほうでオスプレイの事故がありましたけれども、佐世保市の訓練等にもオスプレイは参加している実績もありますけれども、今回の事故について、知事としてはどのように受け止めていらっしゃるか、お聞かせください。
今回のオスプレイの事故については、防衛大臣から在日米軍司令官に対して事故にかかる原因究明、情報提供、安全が確認されるまでの飛行停止について申し入れが行われたと聞いているところでありまして、まずは原因究明をしっかりやっていただきたいと考えているところであります。
現在のところ、特に、説明をいただいているというような状況ではありませんので、運航に当たっては今後とも万全を期していただきたいと考えているところであります。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について
世界遺産の潜伏キリシタン遺産なんですけれども、来年早々に閣議決定で推薦が正式に決まると思うんですけれども、今回、イコモスの助言を受けた案件ということで、登録に向けて自信というか、そういう気持ちをお聞かせいただきたいと思うんですが。
これまでも今年初めのようなことになったわけでありますので、自信があるかと言われると、なかなか言い切れるまでのものではありませんけれども、この間の経過の中で、イコモスからも考え方等についてアドバイスをいただき、一定そういった方針に基づいて再整理を行ってきたところでありますので、さらにしっかりと推薦書の熟度を高め、調整を進めて、何としても30年の登録実現を目指して全力を注いでいきたいと思っております。
随分内容が固まったみたいなので、ちょっと僕も改めてその資産を見たりして考えてみたんですけれども、やっぱりちょっとすごい地味だなという気がしましてですね。それで、今度イコモスの調査委員というのは、やはりまっさらな目で見るわけですから、そのときの印象というか、そういうものがかなり説明が難しいんじゃないかなというのが、ちょっとすごく感じたんですよね。そのあたりの説明をどううまくやっていくのかというところがあると思うんですが。
それは、どこに対する説明ですか。
イコモスに現地調査とかで、例えば地元の神社であるとか、指導者の屋敷跡であるとか、そういうところが要素になっているわけですよね、今回の場合は。それを見たときに、すごい地味であって、これが世界遺産なのと思われるんじゃないかなという不安がありまして、そのあたりの説明が非常に難しいんじゃないかなと思うんですね。
しかし、イコモスとのアドバイザー契約に基づく現地協議を一度、受けてきた経過があるわけでありまして、その際の評価というのは、決して地味な印象をお持ちであったわけではないと思っております。やはり世界遺産としての価値を十分にお認めいただいた場になったのではないかと、こう思っておりますので、しっかり地域、地元としての思いは思いとして、お伝えし、説明をしていかなければいけないと考えております。
イコモスも基本的には世界遺産としての価値はあると、こう評価していただいているわけでありますので、万全の体制で取り組んでいきたいと思います。
あんまり考えたくないんですけれども、もし登録延期とかいう勧告がもし出た場合は、今回の場合は推薦書をさらに見直してつくらなければならないと、そうなった場合ですよ。そしてまた、ほかの候補の列には、今度はもう並び直せという話になると思うんですね。そしたらかなりの時間がかかって、さらに、今、世界遺産委員会で審査する件数が減っていますし、ひょっとしたら世界遺産は登録自体も締め切るかもしれないという話もありますから、非常に登録が難しくなるという状況が出てきて、今回の場合、本当にまさに背水の陣で失敗が許されないというところだと思うんですね。
そのあたりの知事の捉え方といいますか、決意といいますか、そういうものをお聞かせいただきたいと思います。
これまでの見直しの過程の中で、基本的な考え方、組み立て等についても、その都度、アドバイスを受けながら組み立ててきたところでありますので、基本的な流れの部分については、イコモスにおいても十分理解が得られるものと思っているところです。
ただ、最終的には世界遺産委員会で審議、決定される事項でありますので、そういった面も考えながら、間違いなく、今回は本当にご指摘のように取りこぼしが許されない状況にあるものと思っておりますので、全力を注いでいきたいと思っております。
玄海原発の再稼動について
玄海原発の再稼動の関係で地元同意に関してちょっとお伺いしたいんですけれども、30キロ圏内にある壱岐の市長は、12月議会でも、「再稼動は容認できない」という発言をしていますが、地元同意という形では、壱岐の市長の話なんか反映できないわけですね。そういった現状についてどうお考えになっているのかということと、30キロ圏内の長崎県内の自治体のそういった意見を佐賀県なりにお伝えになるような意思とか思いはあるのかどうかということについてお答えいただければと思います。
一般的に言われております地元同意となると、立地自治体としての佐賀県、玄海町になるわけでありますけれども、私どもも先の事故を踏まえて協定書を締結させていただいて、まずはしっかりと地域の皆様方に説明をしていただく。そしてまた、地元としては意見をしっかりと申し上げる機会もいただいているわけでありますので、その思いは、これからの手続の中でしっかり地域の意見も反映していただけるようにしていきたいと思っております。
私どもが締結いたしました協定書の内容によると、今申し上げた内容になっておりますので、その点については、それぞれの関係自治体の皆様方とも相談をさせていただいて、そういった形になっておりますので、そういった手順で進んでいくことになるのではなかろうかと思っております。
県庁舎跡地活用について
県庁跡地の活用のことなんですけれども、長崎市議会で新庁舎設置の条例案やMICEの事業者選定に必要な予算案が可決され、かねがね懸念されていたホール機能の重複というのは避けられそうな状況になりつつあるのではないかと感じるんですが、県として、その整備方針を示す環境や条件は整ったというふうにお考えでしょうか。
これまでいろいろな経過があって今日に至っているわけでありますけれども、公会堂の問題については、一定、方向性が明確に示されたと理解をいたしております。
MICEを含む交流拠点施設というんですか、一定、関係議案が議会で承認されたというようなお話は聞いておりますが、まだ具体的な内容、市議会を含めてどういったご議論があって、今後の方針等についてもまだ確認できておりませんので、まずはそういった現状を、事務的な協議の場等も設けておりますので、確認する必要があるのではなかろうかと。今後は時間軸も考えながら検討を進めていかなければいけないと思っております。
西海市のストーカー殺人事件について
西海市で起きた、二人犠牲になったストーカー殺人事件から5年になるわけですけれども、この中で被害者のご遺族の方が言われているのは、これは特に県に対してというわけじゃないと思いますが、日常の生活が全く破壊されてしまうことから、例えば、生活への補助であるとか、住まいの確保であるとか、そういったきめ細やかなところにまで行政は思いを寄せてほしいというふうに訴えられているわけですけれども、県として、悲惨な事件があった当事者の県としてどのような被害者支援のあり方が理想というか、何かお考えがあれば。
恐らく各犯罪被害者の方々を含めて、しっかり、いろんな面で相談に応じる窓口等も設けております。何か課題があればそういったところをご利用いただくのも結構ですし、あるいはしかるべき機関にお話を頂戴できれば、しっかりと行政として、あるいは行政だけの力ではなくて、いろんな方々のサポートが受けられるように力を注いでいきたいと思います。
ベンチャー企業への出資について
今回の県議会で農水経済委員会を傍聴していたら、県の方で2003年から2007年頃にベンチャー企業8社に出資していた件で、当初目的とした株式上場が見込めないという判断があって、株を所有する財団の方が売却の検討に入っているという報告がありました。
それは、バイオラボという大きな問題があった後に、外部委員会とか、そういうところで少しでも改善をということで目指してきた末での株の売却の方向というふうなことになっていまして、委員会でもかなり批判とかも上がったんですけれども、知事としてはどのようにこの案件について受け止めていらっしゃるのか伺えればと思います。
ベンチャー企業の創出というのは、相当のやはりリスクがもともと内在しているものだと思っておりますが、ただ、やはり地域の産業経済の活性化を図っていくためには、地域のさまざまなシーズ等を生かしながらチャレンジしていくような取組を支援することも必要だろうということで、当時、そういうご判断のもと、出資、助成措置等を講じてこれらたものと思っております。
したがいまして、県の手続等に瑕疵があって、あるいは懈怠があって今のような状況になったということであれば、行政としても、これはもう重大な反省のもとに改善策等を講じていかなければいけないと思いますけれども、先のバイオラボの問題等の際にも、そうした課題等の整理を含めて、当時の知事自身、自らを処分なさって、関係職員の処分までなさってきたという経過があるわけでございます。
その後、県あるいは財団としても、その他の企業の支援等について最大の努力を重ねてきたものと理解をしているところでありまして、その結果、今おっしゃったような状況になっている。この点については、やはり支援のあり方がどうであったかというご批判もあるかもしれませんけれども、やはり企業経営者としての一定の判断のもとで企業運営を続けてこられた一つの結果ではなかろうかと考えているところであります。
そうなりますと、一応、担当部局とかに話を聞きますと、ある程度、知事がご就任していた時代ではないんですけれども、2003年から2007年頃に県の一般財源である公金を結構、2億円以上を出資したりしていたことという制度設計自体が誤っていたというお話も伺ったんですが、その辺との、何といいますか、知事の見解との、ニュアンスの整合性というのはどうなりますか。
それはさまざまな議論の中で県民の皆様方から頂戴した重要な財源を有効に生かせなかったということで、先ほど申し上げたような経過をたどってきたものと思っております。
特に、ベンチャー企業の育成については、最近、民間キャピタルが相当育ってきておりますので、今後は県の直接投資等の手法によることなく、そういった資金の活用等を含めて選択肢も複数考えられ得るところでありますので、そういう方向性、手法のもとで、引き続き、ベンチャー企業の育成支援に取り組んでいく必要があるのではなかろうかと。
ただ、当時の状況としては、なかなかそういった民間資金等の活用も難しい状況の中で、行政として地域の活性化に向けた一つの施策として、判断のもと、展開されてきたものと考えているところであります。
したがいまして、現時点で同じような施策というのはとりにくいと考えているところでありますけれども、そのことそのものが、すなわちよくなかったのかどうかということについては、これは県議会を通して関係議案の議決もいただいてきた経過があるわけでありますので、そこはご理解をいただきたいと思っております。
最後の質問にさせていただきます。
オスプレイの事故について(2)
先ほどお話がありましたオスプレイの事故に関してですけれども、佐世保の方で住民の方々からかなりの懸念というか、心配の声というのも聞かれておりまして、今後、防災での活用というお話もあったと思うんですが、今後に与える影響等も含めて、改めて今回の事故が与える県内への影響を含めて知事のご見解をお伺いいたします。
オスプレイというのは危険なものだというようなお話をよくお聞きするんですけれども、国の説明等によると、事故率等が特に高いというわけではないというふうにお聞きをいたしております。
したがいまして、今回、事故が現実に発生したわけでありますけれども、先ほど申し上げたように、事故の原因がどの辺にあったのかということをしっかり究明していただいて、その上でどういう課題があったのか、課題に応じた対応策でもって事故の再発が防げるのかどうか、そういった点からかもしっかり判断していかなければいけないのではなかろうかと思っております。
沖縄県の米軍基地負担の本土での引き受けについて
オスプレイの関連で1点ですが、沖縄に在日米軍基地の7割が集中して、翁長知事は、本土にもっと基地負担をしてほしいというようなことをおっしゃっています。
それで、長崎にも米軍基地がありますけれども、翁長知事の発言をどのように受け止められるかということと、仮に、その一部負担引き受けの国からの要請であるとか、そういう協力の申し出があった時、県として何かしら協力できるものというのはあるのかという、そこら辺の気持ちを聞かせていただいてよろしいですか。
沖縄県さんが非常に米軍基地として過重な負担を強いられている現状にあるということは、十分理解をいたしているところでございます。一部そういった機能を本土に移したいというお気持ちも理解できるところでありますが、じゃ、それを長崎で引き受ける用意があるかということになってまいりますと、長崎自体は、もう既に米軍基地を抱えておりまして、可能な範囲での協力はさせていただいているものと考えております。
また、そういった基地というのは、よくわかりませんけれども、場所として戦略的な位置づけもまた別の観点から重要になってくるのではなかろうかと思っておりますので、一概に本土であればどこでもいいというわけにもいかない課題なのではなかろうかと思っているわけであります。
以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時47分(47分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成28年10月24日 定例記者会見
会見内容
- 鳥取県中部地震について
- ねんりんピック長崎2016について
- 長崎県・上海市友好交流関係樹立20周年記念訪問団の派遣について
- 三菱重工長崎造船所の動向について(1)
- 平成28年熊本地震から半年を迎えたことについて
- 原子力防災訓練及び玄海原子力発電所の再稼動について
- 石木ダム建設事業について(1)
- 県庁舎跡地活用について(1)
- JR九州の株式上場について
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- 石木ダム建設事業について(2)
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 県庁舎跡地活用について(2)
- ロシア上院議長の来訪について
- 三菱重工長崎造船所の動向について(2)
- 県庁舎跡地活用について(3)
- 衆議院小選挙区の区割りの見直しについて
鳥取県中部地震について
それでは、ただいまより、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
まず、最初に、私のほうから3点お話をさせていただきたいと思います。
1点目は、鳥取県中部地震についてでございます。
先週、10月21日、鳥取県中部を震源地とする大規模な地震が発生し、大きな被害が生じたところであります。被災されました皆様方に、改めて心からお見舞いを申し上げる次第であります。
県といたしましても、支援について、発災直後から九州知事会の幹事県であります大分県を経由して鳥取県に確認をしたところでありますが、中国知事会、そしてまた、応援協定が結ばれているのが関西広域連合ということでありまして、現在、そちらのほうに支援の要請があっているところでありますが、本県を含む九州知事会への支援要請は今のところいただいていないところであります。
しかしながら、報道によりますと、1,500件を超えるような家屋被害の情報もあるということでありますので、今後、建物の応急危険度の判定、あるいは罹災証明などにかかる事務も生じてくるものと考えているところであり、職員の派遣、あるいはボランティアなどのニーズが求められることも想定されますことから、県といたしましては、被災地に対して、できる限りの支援を実施するという姿勢で臨んでまいりたいと考えております。
ねんりんピック長崎2016について
次に、ねんりんピック長崎2016の開催についてでございますが、去る10月15日から4日間にわたり開催いたしましたねんりんピック長崎2016は、常陸宮妃殿下のご臨席を仰ぎ、延べ55万人の皆様方にご参加をいただき、無事閉会式を迎えることができました。
本県選手団の皆様方には、地元開催ということで、例年以上の気合で大会に臨んでいただいたところであり、すばらしい活躍をされるなど、大会を盛り上げていただきました。
また、大会運営のボランティア、あるいは式典イベントへの出演など、参加された児童生徒、各団体の皆様方をはじめ、多くの県民の皆様方には、心のこもったおもてなしで、全国の選手団をお迎えいただいたところであり、改めて心からお礼を申し上げる次第であります。
また、報道関係の皆様方には、終始大会の広報について、格別のご尽力を賜りましたことに重ねて深く感謝を申し上げます。
大会では、選手団の皆様方の元気いっぱいのプレーや文化活動への情熱に触れることができ、高齢者の皆様方が元気で生きがいを見つけ、人と人とのつながりを大切にするという大会の趣旨を実践していただいていることを改めて実感したところであります。
本県は、全国よりも速いスピードで高齢化が進んでおりますけれども、今後はさらに健康づくり、生きがいづくりに力を注ぎ、地域の活性化を目指していかなければならないという思いを新たにしたところでございます。
長崎県・上海市友好交流関係樹立20周年記念訪問団の派遣について
最後に、上海市への訪問団の派遣についてお話をさせていただきます。
お手元に資料をお配りさせていただいていると思いますけれども、今年は長崎県と上海市が友好関係を樹立して20周年という節目の年を迎えております。これを記念いたしまして、来る11月14日から16日までの3日間、田中議長をはじめ、県議会の皆様方、経済界など民間の方々とともに上海市を訪問してまいりたいと考えております。
上海市では、楊雄(よう ゆう)市長と会見させていただく予定といたしておりますほか、中国東方航空を訪問し、また、上海市と共催で長崎と上海の未来を考えるフォーラム等の開催も計画をいたしているところであります。
今回の訪問をきっかけとして、経済、文化、観光等さまざまな分野において、本県と上海市の今後のさらなる交流の拡大、発展につなげてまいりたいと考えているところでございます。
以上、3点、私のほうからお話をさせていただきました。あとはどうぞよろしくお願いいたします。
三菱重工長崎造船所の動向について(1)
よろしくお願いいたします。
三菱重工の大型客船の新規の受注の凍結についてなんですけれども、三菱重工の県内の下請け企業は多いですし、大型客船事業によって外国人の労働者も多く長崎に入っていることと思います。今後、長崎の経済にどういった影響が出る可能性があるとお考えかお伺いします。
また、18日の段階では三菱重工に面談を要請しているということでしたけれども、その後、具体的な説明、お話ができたでしょうか。
まず、三菱重工からのお話でありますが、10月18日に記者発表がなされましたけれども、翌19日に商船事業を担当される本社の幹部の方から説明をいただいたところであります。
もう既にご承知のとおり、大型客船事業、これは10万トンを超える規模の大型クルーズ船の建造事業については、やはりサプライチェーンが国内に十分整ってないというようなこともあり、客船建造事業に際しても、海外からの技術者を含めて多くの方々を長崎に迎えて事業が行われてきたわけでありますけれども、そういった点等も考慮し、今後はそういった方針を断念すると、発表されたわけであります。10万トン以下の規模の客船、あるいはクルーズフェリーといったような事業の需要も今後見込まれるということで、そちらのほうにはしっかり対応していかれるというようなご方針もお聞かせいただきました。
併せて、長崎においては、LNG船等を中心に、そのほかの種類の船舶の建造が進められておりますけれども、現実的には客船事業で相当の人材が投入されているということもあり、むしろ、そういった分野については人手不足の感があると。この客船建造事業が終わりますと、海外、あるいは県外からお越しいただいている技術者の皆様方は一部お帰りになられる方々も出てくるかもしれませんけれども、むしろ、従前から取り組んできた、従前の方針のもと建造に取り組んでいる分野については、これからもっともっと積極的に事業を展開していきたいという趣旨のお話でありましたので、人員削減等については全く考えていないというような話をお伺いし、私も一安心したところであります。もちろん、下請け関連の企業の方々も数多くいらっしゃるわけでありますので、今後とも安定して事業量が確保され、県内経済の活性化に大きな貢献をいただきたいと期待をいたしているところであります。
平成28年熊本地震から半年を迎えたことについて
ありがとうございます。弊社からもう一点。
熊本地震から半年が経ちましたけれども、やはり隣の県で起きた大災害というものを教訓に、今後、どのような防災対策を進めていく必要があるというふうに今感じていらっしゃいますでしょうか。
今回の熊本地震の発生に際して、さまざまな課題が指摘されてきたところであります。一番重要であると考えておりますのは、建物の耐震化、それから災害が発生した後の諸課題については、避難所の運営の問題、物資の補給、輸送、備蓄、高齢者や障害者など支援を要する方々への対策、あるいはペット問題、仮設住宅の用地の確保等、いろいろな課題が指摘されたわけでありまして、県といたしましても、これまでも申し上げましたとおり、今回の地震災害対策を踏まえて、県の地域防災計画の見直しが求められるところがあるのではないかと考え、今、さまざまな課題について検証作業を進めているところであります。これは「地震防災対策見直し庁内連絡会議」というのを設置して、今、検証作業を進めております。
一方、九州地方知事会議においても、広域応援体制のあり方等について、検証作業を進めているところでありまして、こういった作業を取りまとめた上、県の防災計画の見直しが必要な部分については、しっかり見直しを進め、万全の対策を講じていかなければいけないと考えているところであります。
ありがとうございました。弊社からは以上です。
原子力防災訓練及び玄海原子力発電所の再稼動について
続いて、3問お伺いしたいと思います。
まず、10月10日に実施されました原子力防災訓練に関してなんですけれども、訓練を振り返られて、見直しですとか、新たな対策の検討が必要と感じられたことがあればお教えください。
それから、もう一点、30キロ圏内の自治体が県内にもありますけれども、そこを有する県の知事として、玄海原発の再稼働についての賛否をお聞かせいただきたいと思います。
まず、原子力防災訓練でありますけれども、今回、650人の地域住民の皆様方のご参加をいただき、再度訓練を実施したところでありますけれども、やはり訓練計画の中で一部、船舶による避難者の輸送が天候の影響でできなかったというようなことも生じてきたわけであります。災害が発生した後、いかにスムーズに避難を行うかというのは極めて重要な課題になってまいりますので、多様な移動手段の確保ということを考えておりますけれども、やはりその時々の天候の影響等も視野に入れて、十分な対応体制を構築していく必要があるのではないかと考えたところであります。
それから、また今年も要支援者の皆様方に訓練に参加していただき、今回は海路を使って避難訓練にご参加いただいたわけでありますけれども、特段問題もなく、計画どおり実施できたということでもありますので、先ほどと矛盾するような話になるかもしれませんけれども、天候の影響を受けると、こう言いながらも、やはり移動手段の一つとして海路を活用するということも視野に入れて検討を進めていく必要があるものと思っております。
特に、要援護者の方々の移動ということを考えた場合に、できるだけ負担を少なくして避難予定地域まで移動いただくということが必要になってまいりますので、そういった点等も十分これからも計画の中に反映させていかなければいけないと考えているところであります。陸路と海路の避難時間を比較いたしておりますけれども、ほぼ変わりがないぐらいの時間で移動が完了できたということでありました。これからも、また、さまざまな形で訓練を実施しながら、今後に備えていかなければいけないと思っております。
それから、玄海原発の再稼動についてどう考えるのかということでありますけれども、これは基本的には国としてエネルギー需給のあり方をどう考えるかということが根本に出てくるものと思っております。やはり国民生活を支える、あるいは産業活動を支える上で、エネルギーの確保というのは必要不可欠な分野であると考えておりますので、要は、地域住民の皆様方の理解をいかにして得ていくかということになってくるものと考えております。
そういう意味では、30キロメートル圏内に県域も入っておりますので、再稼動等にあっては、国の方において責任を持って十分説明責任を果たしていただき、理解を得ていただきたいと考えているところであります。
石木ダム建設事業について(1)
次に、石木ダムについてですけれど、収用委員会の審理は、ずっと地権者の欠席が続いていますし、付替道路の工事も、なかなか実質的なものに進めない状況が続いていると思います。こういった膠着状態というのを知事としてはどのように打開していくべきかというふうに、そのお考えをお聞かせいただきたいのと、あと、代執行の必要性についてもお考えをお聞かせいただければと思います。
石木ダム事業の現状については、今お触れいただきましたように、収用委員会で審理を進めていただいているところでありますけれども、地権者の皆様方の意見を求めておられる中でご参加いただけないということのようであります。
そういった分野については、これはもう収用委員会として独立の権限のもとに執行されておりますので、私の方から申し上げることは特にございませんけれども、工事自体が進捗していない現状については、私も大変苦慮しているところであります。
先般、付替県道工事について、この用地については、既に県有地として地権者の皆様方の理解をいただき、取得している用地でありますので、まさに、不当な妨害行為については、これをやめていただくように再三要請を行っているところであります。
先般は、出入口のゲートに巻き付けられた番線等、妨害物を撤去したところでありますけれども、その際にも妨害行為があったということであります。
事業の必要性については、もう改めて申すまでもありませんけれども、事業自体は何としても進めていかなければいけないと、こう考えているところでありますので、今後とも、現場の安全を十分確保しつつも、でき得る手段はしっかりと講じていかなければいけないと考えているところであります。
それから、代執行の必要性についてでありますけれども、この点については、まだまだ今の時点で判断すべきことでもないと思っておりまして、その選択肢自体として排除することは考えておりませんけれども、今後の状況を見極めながら総合的に判断していかなければならないと思っているところであります。
県庁舎跡地活用について(1)
最後の質問ですが、県庁跡地の整備の関係ですけれども、現在、県の方では文化芸術ホールを含んだ方向性での活用というのを検討されていると思うのですが、整備方針についてまとめる時期というのはいつぐらいになるか、見通しをお聞かせください。
あと、長崎市の方では、この整備方針が来年の3月末までに決まらない場合は、独自で市庁舎跡地で新ホールの整備というのも検討しているというような発言が幹部からあっているのですが、もしも長崎市が独自にホールの整備をする場合というのは、県の方の県庁跡地で整備というのに何らかの変更等が生じてくるのかどうか、そのあたりについてもお考えをお聞かせください。
最後にもう1点、長崎市との協議について、現在の進捗状況がどのようになっているかについてもお聞かせください。よろしくお願いします。
まず、県庁跡地の活用については、基本的な方向性としてホール機能、交流機能等を含めて議会に報告をさせていただき、議会の方でも、現在、特別委員会を設けてご議論をいただいているところでありまして、そうした議論をしっかり踏まえながら、一つの方向性を見定めていかなければいけないと思っているところであります。
ホールそのものについては、経過については、ご承知のとおり、長崎市からの要請をいただき、跡地にホール機能が整備できないかということで、その分については、現在、長崎市とも協議を進めているところでありますけれど、3月末までに決まらない場合には独自に検討するのだと、それはそれとして長崎市のお考えなのでしょうけれども、もともとホール機能をどうするかということについては、最初、MICEの建設を前提に長崎市において検討が進められていたわけですね。それが議会等の審議の過程の中でMICE自体がどうなのかということで、新たな交流機能を備えた拠点施設を整備するのだと。では、その新たな交流機能を備えた施設がどうなるのかということがこちらはわからない。現状を見ると、いまだに方向性が得られたというお話は聞いていないところでありまして、一方でそういう経過がある中で協議を進めながら、また検討いただいている、結論が出なければ独自にやるというのは、ちょっと私の立場としては理解に苦しむようなお話でありますけれども。それぞれ課題があるというのは共有されているわけでありますので、できる分野については、しっかり方向性を出していただいて、ホール機能等との機能重複がないという状況の中で、県庁跡地にそういった機能が求められるということを前提に検討しているわけでありますけれども、そういう環境をしっかりと確認しながら進めていく必要があるものと私は考えているわけであります。
したがいまして、現在のところ、跡地の活用については、県議会特別委員会のご意見等もいただきながら、先にご報告した3つの方向性に沿ってご議論をいただき、一定の結論を得ていかなければいけないと、思っているわけであります。
それから、3つ目は協議をどうするのかということですが、仮に公会堂にかわるような機能を新ホールに付与させていく必要があるというようなお申し入れでありましたので、そうであれば、どういった規模、質等を含めて、具体的にどういったものを求めておられるのか、それに対するさまざまな建設コスト等の問題もありますので、そういった点も視野に入れながら協議を進めさせていただいているものと思っております。
ありがとうございました。
幹事社以外の社からよろしくお願いいたします。
JR九州の株式上場について
明日、JR九州が東証一部に上場するということになります。長崎県は、もちろん新幹線建設が今後ありますので、いろいろ関わっていくことがあると思いますが、上場を受けて知事の受け止めと、JRに求めていきたいこととか注文があればお伺いできればと思います。
JR九州の株式上場については、既定方針として組み込まれてきたものでありまして、経営基盤の確立等条件が整ったということで上場が決定されたものと理解をいたしております。
株式が上場されることによりまして、経営面あるいは事業面で政府の認可を受ける必要がなくなってまいりますので、より機動的な経営判断のもと、積極的な事業運営、事業展開が可能になってくるものと考えております。
現在、本県においても九州新幹線西九州ルートの平成34年度開業を控えておりますので、新幹線を活かした魅力あるまちづくりに積極的に取り組んでいく必要があるわけでありますけれども、JR九州におかれても、こうした新幹線の開業を見据えて駅ビルの再開発などを含めて積極的なお取り組みをいただきたいと期待をいたしております。
こうした駅ビルの整備をはじめ、多角的な事業展開、さらには、観光列車などの鉄道事業がより一層推進され、本県に限らず、九州全域のさらなる発展につながっていくよう期待をいたしております。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
今の問題に関連ですが、その中でフリーゲージトレインの開発との兼ね合いが、まだ見通しがはっきりしないところがありますけれども、JR側に、民営化されたことで何か改めて求めていきたいことはありますでしょうか。
フリーゲージトレインの件についてですか?
フリーゲージトレインの現状については、もう既にご承知のとおり、開発過程の中で不具合が生じ、現在、その検証作業が行われております。耐久性あるいは安全性を確認するための技術水準、さらには、運営コスト等の面から検証が進められているものと考えておりますけれども、西九州ルートについては当初のスーパー特急方式から、現在はフリーゲージトレインの導入を前提にした着工をしていただいて整備が進められている現状があるわけでありますので、所期の目的がしっかりとクリアされるように、現在、我々も国の動きを見守っているところであります。
この間、JR九州におかれても、そういった前提のもと、ご協力をいただいてきたものと思っております。
引き続き、運行主体となられるわけでありますので、十分な対応をお願いしたいと思っております。
石木ダム建設事業について(2)
2点ありまして、1点は石木ダムの関係なんですけれども、当該地区の住民の方々は、知事と膝を交えて話し合うことを望んでいますけれども、今の時点で話し合いに応じる考えはありますか。
話し合いを望んでおられるというのは、具体的にお話はまだ聞いていないのでありますが、話し合いたいということがあるのでしょうか。
県の幹部の方々との協議の場でも、そういった住民側から発言というのがあったのですけれども。知事が直接出られないということで今回の話し合いには応じられないというような、そういった形でずっと平行線をたどっているようなのですけれども。
これはもうご承知のとおり、いろんな曲折があったのでありますけれども、ダム事業を白紙に戻して一から協議すべきだというようなお考えでありますので、そういう協議の場には応じかねるというお話をしてきているわけであります。解決に向けて実現の選択肢がある中で話し合いをするというようなお話であれば、これは積極的にそういった機会はいただいてまいりたいと思います。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
もう1点、JR九州に対してフリーゲージトレインもそうですけれども、フル規格の整備について、何か要請される、上場を受けて要請されるということはご検討にありますか。
九州新幹線西九州ルートは、長年にわたる経過を経て今があるわけでありますので、上場されたからフル規格にというような議論というのは、まずあり得ない話だと思っております。
今、フリーゲージトレインが開発途上にあるわけで、その課題がどう整理されていくのか、そこを見極めながら、これは国策としての予算措置、財源確保等、さまざまな手順を経て方向性が決められていくわけでありますので、今後の動きを十分見極めて対応方策を探っていかなければいけないと思います。
県庁舎跡地活用について(2)
先の県庁跡地の活用の中で、市の幹部の発言が理解に苦しむという言及がありましたが、これは知事としても、確かに市の幹部がそういう発言をしたということを把握されているのか。また、市と県との間で協議が進んでいますが、市側から何らかの釈明というのはあっているのでしょうか。
市の事情として、今、公会堂の機能が廃止されているわけでありますので、これにかわる機能をできるだけ早く確保したいという思いがおありであるのは十分理解をしております。
ただ、県庁跡地で整備を進めるにしても、しっかりした新庁舎ができ上がって移転して、跡地のさまざまな文化財の調査等も必要になってくるだろうと思います。そういう作業を経て初めて建設可能になるわけです。そういったスケジュールを念頭に、やはり県庁跡地の方が一番優位性があるというお考えで要請をいただいたものと、こう思っているわけなのであります。
県庁が移転してしまった後、放置されて、その間、着手できないという期間が相当長くなるということであれば、それは別の場所を候補地としてお探しいただくということもあるのだろうと思いますけれども、私どもといたしまして、やはりさまざまな都市機能として重複するようなことは避けていかなければいけない。やはりそういった議論も十分踏まえながら方向性を見定めていく必要があるものと、思っているところでありますので、一つずつそうした課題を整理していく必要があるのではなかろうかと。個別にそういったお話が出ているということについては、私自身は把握しておりません。
ロシア上院議長の来訪について
すみません、あと1点。一部の報道であったんですけれども、ロシアの上院議長が来日され、その間に長崎市を訪問するということだったんですが、県として何か把握されていることがあればお願いします。
私も新聞で拝見しただけでありまして、報告も受けておりません。おいでいただけるということはすばらしいことだと思いますので、できるだけしっかりと対応させていただきたいと思っているところです。
三菱重工長崎造船所の動向について(2)
先ほどの三菱重工の方の説明で、10万トン以上の大型客船は、こちらにサプライチェーンがなくて、ちょっとこれから難しいという話だったんですけれども、10万トン以下の中・小型船をつくるためのサプライチェーンは長崎にあるのでやっていけると、そういう説明をされているんでしょうか。
いえ、そういうことではありません。これはどこでという話は抜きにした話としてお伺いをし、先ほど申し上げたところであります。
例えば、カーフェリーでありますとか、クルーズフェリー、お聞きすると、3万トン前後の機能は下関にあるそうでありまして、一定、サプライチェーンも集積されているというお話はお聞きしました。ただ、例えば、それ以上の大型のクルーズフェリーでありますとか客船等については、これを断念したわけではないというようなお話でありました。
そうなると、例えば、7万トンクラスの客船を建造されるということになりますと、それに応じたサプライチェーンの構築というのが必要になってくるものと思っております。特に、連続して受注建造をされようとする場合にはですね。
そういうこと等も含めて、これから具体的な事業展開をどうしていこうとされているのか検討がなされるものと思っているところであります。
7〜8万トンクラスは、長崎でサプライチェーンを構築して、ここでつくるようにしますという説明がされているわけではないんですね。
そうです。それはどこにサプライチェーンを組み立てられるのか。そのサプライチェーンも、そこになければいけないというわけではなくて、例えば、ご承知のとおり、船の上に一つの小さな都市をつくるような話になりますので、場所が、特に近くになければいけないということでもないようなお話でありました。国内の他の地域から、その建造にかかる期間、そこに従事されるというような選択肢もあるというようなお話でありましたので。
一つ一つの案件について、具体的にこの船はどこでつくって、どう艤装工事などを進めればいいのかと、そういうことを検討しながら進めていかれるのではなかろうかと私は理解したところです。
県庁舎跡地活用について(3)
県庁舎跡地の件で、田上長崎市長は、以前、JRの西側につくる交流拠点施設に文化ホール機能は重複させないという旨を表明されているかと思います。
先ほど、知事が重複は避けなければいけないということをおっしゃいましたけれども、そういったJR長崎駅西側との重複については、今、どういうふうに理解されているのかということが1点。
コストについても、先ほど少し触れられましたけれども、文化ホールをつくられる時のコストの負担というのは、どういうふうな割合で考えられているのかということを教えていただけないでしょうか。
JRの隣接地での交流拠点施設についてはホール機能を考えていない。最初からそのMICEというのを考えておられるという話で、MICEであれば機能重複はないはずだからということで、ホール機能というのは、これは選択肢としてあり得るのではないかと。
ところが、その後、市議会の方でMICE構想そのものが一旦否決をされてきた。だから、田上市長の思いは最初から私もお聞きして承知していたわけでありますけれども、理事者側のみならず、市議会含めた議論の中で方向性が定められてきているわけでありますので、そういう中で一つの方向性を得ていただきたいと私は思っているわけであります。
今、長崎市議会の中でもそういった一致がなされていないというご見解だということですか。
方向性を定められるのは、理事者側の考え方だけではなくて、市議会も含めた手続が必要になってくると。前回は、市の田上市長はMICEをつくりたいと言って、市議会のほうがそれではいかがなものかということで方向性が変わってきたわけでありますので、市としてしっかりしたご方針をお示しいただかないと、また田上市長が、そこにはホールはつくらないんだと、こうおっしゃっていても、最終的にどうなるのかというのは、市議会を含めてご判断をいただく必要があるのではないかと、私は思っているところであります。
それから、コストをどうするか、これは、まだまだこれから協議の中だと思います。
あと、県のほうの県庁舎跡地の整備活用方針というのは、もともとの計画で今年度中につくられるというお話だったかと思うのですけれども、その点のスケジュールに対する見直しというのは考えられているんでしょうか。
だから、これまでのご議論の経過を見ていただければ十分おわかりのとおり、県としては一定の方向で進めてきたんですが、市の方針が定まらない、機能重複等があってはいけない、そういった分野もしっかりと見極めながら、方向性は見定めていく必要があるものと思っております。
3月よりも遅れるという可能性もありますか。
そこはまだわかりません。
衆議院小選挙区の区割りの見直しについて
質問させていただきたいと思います。
衆院の一票格差是正に向けた区割り改定の件でお尋ねをさせていただきます。
先日、区割り審のほうから、知事あてに意見照会の文書が届いていると思います。これは11月15日までに回答を求められているはずなのですが、まずもって、この回答に際しての基本姿勢をお尋ねしたいと思います。
前回の区割り検討の際にもいろいろと意見は申し上げてきた経緯があるのですが、なかなか十分に私の意を酌んでいただくことができなかったということがあるわけでありますけれども、次の国調人口が確定し、また、その次の時点で再度選挙区の見直し等が出てくる可能性もあるわけでありますので、今、どういう方向性で区割りの見直しを行うのか、十分慎重に検討をしていかなければいけないと思っているところであります。
一番私どもが気になっておりますのは、一票の格差を是正するということで、一つの行政区画が2つの選挙区に割れてしまうということは決して好ましいことじゃないと思っておりますので、できるだけまとまりのある区画として、バランスを講じるような手法がないのかといった点も含めて十分検討し、また関係者の方々の意見もお伺いしていかなければいけないと思っております。
それで、前回はそうだったと思うんですが、関係している市町に県のほうから意見照会をされたんじゃなかったかなと記憶しているんですが、今回も市町あたりに何か意見を聞かれる予定ですか、回答するまでの間に。
恐らく意見は意見としてお伺いしていくということになってくるのではなかろうかと思います。
それは意見照会という形で県から正式に市町に投げ、その場合、どういった市町になるのかもよくわかりませんけれども、全市町にされるのか、どちらかにされるのかをちょっとお尋ねしたいと思います。
そこは今、私の方でどうしますということは、ちょっと詳細には承知しておりませんが、担当課は来ていますか。
関係市町に照会をしたいと考えております。
その場合の関係市町というのは、どちらになるのでしょうか。
それも含めて、まだ今の段階では何とも申し上げようがないという状況でございます。
今回の区割り審からの意見照会の中には、長崎3区、4区が該当する見込みではないかということでの意見照会だと聞いていますが、そうなると対象区は3区、4区内の市町だと思ってよろしいのでしょうか。
3区、4区が恐らく人口が減少傾向で推移してきておりますので、一票の格差を考える際に少なくなる可能性があるということで、その際どうしますかということだろうと思います。
ただ、そうしたときに、3区、4区だけの内部だけで完結できる話になるのかどうか、これはなかなか難しい面があると思います。ということであれば、隣接区を含めて区割りの見直しを検討する場合も出てくるのではなかろうかと思っておりますので、いろんな選択肢がある中で、どういう形でご意見をお伺いしていけばいいのか、これからの話だろうと思います。
最後にします。その区割りの件で、飛び地を前回は認めないということになっていました。この飛び地を認めないという点を知事は是とされるのか、やっぱり飛び地も認めてほしいというところなのか。
前回は、飛び地を認めないということであれば、まさにそのバランスを確保するためには、一つの行政体の真ん中を割っていくぐらいの選挙区の見直しが必要になってくるわけでありまして、それはなかなかやっぱり一つの自治体としては難しい選択肢になってくる。地区が少し違うだけで全く選挙区が異なってくるというのが本当にどうなのかということは極めて大きな課題であると思っております。そういったことから、必ずしも連たんした選挙区ではないけれども、飛び地として関連がないわけではないので、そういった部分も認めてほしいと前回要請をしたところでありましたけれども、前回は最優先という形で飛び地を設けないという話でありましたので、今回、改めて、そういった部分についての意見照会もいただいておりますので、しっかり意見は意見として申し上げていかなければいけないんではなかろうかと思っております。
飛び地も認めてほしいという旨は、今回も伝えようかなというところですか。
いや、まだ結論は出しておりません。そういう選択肢も含めて検討の俎上に上げていく必要があるのではないかと思っております。
以上をもちまして、知事の定例記者会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後3時00分から午後3時45分(45分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成28年10月5日 定例記者会見
会見内容
- 台風18号について
- 常陸宮妃殿下のお成りについて
- 長崎県名誉県民 故 松尾敏男先生を偲ぶ会について
- 全国学力調査について
- 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について(1)
- ねんりんピック長崎2016について
- 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について(2)
- 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について(3)
- 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について(4)
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- 三菱重工長崎造船所の動向について
- 米国のケネディ駐日大使の来崎について
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 諫早湾干拓事業について
- 松が枝埠頭の2バース化について
- 農業分野における外国人の労働者受け入れについて
- 来年度当初予算編成について
- 来年度見込まれる国からの交付金の使い方について
台風18号について
ただいまより、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。
知事、よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。
まず、最初に私から3点、ご報告をさせていただきたいと思います。
まず1点目は、台風18号による県内の被害状況についてでございます。お手元に資料を配付しておりますけれども、台風18号の本県への接近に伴いまして、県では災害警戒本部を設置し、警戒に当たってきたところであります。
本日、13時現在、人的な被害は発生いたしておりません。対馬市において、道路の通行止めが2カ所発生いたしております。
また、現在、台風は本県を通過し、県内各地域に発令されておりました暴風警報、さらには市町から出されておりました避難勧告、避難準備情報等も徐々に解除されつつあるところでありまして、資料の中に記載しておりますように、現在、避難されている方々の数も大きく減少をしております。
しかしながら、まだ一部において暴風警報も発令されたままという状況でありますので、引き続き警戒に当たってまいりたいと考えております。
常陸宮妃殿下のお成りについて
次に、2点目でございます。
常陸宮妃殿下のお成りについて、報告をさせていただきます。
常陸宮妃殿下におかれましては、来る10月15日から本県で開催いたします「第29回全国健康福祉祭ながさき大会、ねんりんピック長崎2016」の総合開会式へのご臨席を賜りますとともに、併せて地方事情をご視察いただくこととなっており、その旨、本日、宮内庁から発表されたところであります。
常陸宮妃殿下のご来県は、平成24年10月に佐世保市で開催されました第10回全国和牛能力共進会の開会式に常陸宮殿下とともにご臨席をいただいて以来、4年ぶりのご来県であり、喜びに堪えない次第であります。
ご日程は、10月14日から15日までの2日間のご予定でありまして、この間、ねんりんピックの関係では、総合開会式にご臨席を仰ぎ、美術展の作品をご覧いただきますが、そのほかにも平和公園でのご供花、長崎の伝統工芸品であります長崎べっ甲をご覧いただくなど、県内事情も併せてご視察いただく予定となっております。
ねんりんピックでの常陸宮妃殿下のご来県は、選手や役員はもとより、長崎県民にとりましても大きな励みになるものと考えているところであります。このたびのご来県を県民の皆様方とともに心から歓迎申し上げ、ご来県がつつがないものとなりますよう万全を期してお待ち申し上げたいと考えております。
長崎県名誉県民 故 松尾敏男先生を偲ぶ会について
次に、3点目のご報告でございます。
名誉県民の故 松尾敏男先生を偲ぶ会の開催について、ご報告を申し上げます。
去る8月4日にご逝去されました、本県出身の日本画家で県の名誉県民であられる故 松尾敏男先生のご遺徳をたたえ、県民総意のもと哀悼の意を捧げるために、来る11月12日土曜日になりますけれども、長崎市平和会館において、松尾敏男先生を偲ぶ式典を執り行いたいと考えております。
この偲ぶ会には、ご遺族をはじめ、松尾先生と交流のあられた文化関係者の方々等にご臨席をいただきますとともに、広く県民の皆様方にもご参加いただき献花を行っていただくことで、長崎をこよなく愛していただきました先生への哀悼の意を捧げたいと考えているところでございます。
以上3点、ご報告を申し上げました。
あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
全国学力調査について
まず、先月29日に公表されました全国学力調査についてのご質問です。今回で実施10年目となりますが、調査が県の教育行政に与えた影響について、知事が感じられていることを、プラス面、マイナス面、両面それぞれをお教えください。
学力調査は今年度で10年目となっているわけでありますけれども、本調査の実施によりまして、長崎県の児童・生徒の学力、あるいは学習状況を客観的に分析できるようになったのではないかと考えております。ここで得られたデータを踏まえながら教育施策を展開できるようになったということは、大きな成果ではなかろうかと思っております。こういった成果を活用することによって、本県児童・生徒の学力の状況は着実に改善傾向にあるものと考えているところであります。
一方、マイナス面での影響というのは、私自身、特に感じていないところであります。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について(1)
次に、世界文化遺産についてのご質問です。潜伏キリシタン関連遺産の暫定版推薦書を県はユネスコに提出されました。現在、正式版の推薦書の作成に入っているのではないかと思いますが、正式版の策定に向けて、暫定版からさらにブラッシュアップすべき点や、説明を重ねるべき点について、知事のお考えをお聞かせください。
暫定版の提出をいたしまして、いわゆる形式審査をしていただくということになってまいりますけれども、やっぱり本番の推薦書を提出するに当たっては、さらに内容の充実を図って、理解していただきやすいような形にしていかなければいけないと、こう思っているところであります。
例えば、文化審議会からは、世界遺産としての価値を説明する上での学術的な根拠、あるいはその価値と具体的な物証との対応関係なども、より明確に整理して示す必要があるのではないかというようなお話もいただいていたところでありますので、学術的な根拠等については、既に推薦書の中に記載はいたしておりましたけれども、その関係性がよりわかりやすいように、レイアウトを工夫するなど改善を図っていきたいと考えております。
海外の専門家の皆様方に、正しくこの資産の価値を理解していただけるように、わかりやすい表現、あるいは写真、あるいは図などを添付するような工夫もしていきたいと思っております。
ねんりんピック長崎2016について
すみません、もう一つ。15日からねんりんピックが始まりますが、開催期間中の県外からの訪問者数の見込みや経済効果の予想があれば教えてください。
また、知事が注目されている競技や選手がいらっしゃれば、教えてください。
ねんりんピックには、開催期間中、およそ50万人の皆様方のご参加を見込んでいるところでありますが、このうち、県外からお越しいただく皆様方、9万人から10万人ぐらいと見込んでいるところであります。
昨年の山口大会では、54万人の皆様方が参加され、経済波及効果が約93億円と発表がなされているわけでありますけれども、長崎大会でもほぼ同様の効果を期待しているところであります。
それから、また、ねんりんピックで、特に興味、関心を持っているのはどういった分野かということでありますけれども、一つは、ご承知のとおり長崎は、孫文・梅屋庄吉の事業を取り組んできたところでありましたけれども、そうしたご縁もあって、太極拳の発祥の地であります湖北省と友好関係を締結いたしました。太極拳については、佐世保で交流大会が開催されますけれども、ここには湖北省の武当武術協会による特別演武も予定されているということでありますので、そういったものを拝見する機会があれば、できれば見てみたいと思っております。
それから、また、いろいろお話をお聞きしますけれども、90歳を超えた選手の皆様方がいろんな種目で参加され、ご活躍されるということになっておりますので、ラグビーフットボール競技にも90歳以上の選手の方々が参加されるということでありますので、ぜひご活躍をしていただきたい、そして、けがのないようにしていただきたいと願っているところであります。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について(2)
私からも世界遺産を目指す潜伏キリシタン関連遺産について伺いたいと思います。
現在、教会などの維持管理のために基金が設けられていますけれども、構成資産の変更に伴って、その基金の目標額等に変更があるのかという点と、現在の寄附状況と今後の対策を併せて伺えればと思います。お願いいたします。
この基金造成の目標額でございますけれども、3億円を目標に基金のご協力のお願いをさせていただいております。
今回、一部構成資産の内容を見直したところでありますけれども、当面この3億円の目標額を変更することは考えておりません。より幅広い県民の皆様方のご協力をお願いしてまいりたいと考えております。
現状、寄附はどれぐらいの額かというのを。
そうですね、今、27年度、28年度でおよそ850万円ぐらいのご協力をいただいているところでありますけれども、やはりいろいろな方々のご意見をお伺いしてみると、まだ正式版も提出されていない状況であって、例えばイコモスの記載勧告がなされるなど、もう少し具体化したほうが協力をしやすいというようなお話もいただいているところであります。先に県民会議を開催していただいた折には、改めてこういった寄附金についてのご協力のお願いもさせていただきましたけれども、改めて名称も変わり、県民の雰囲気を盛り上げていきたいというようなお話もいただいておりますので、これからも引き続きお願いして、協力を得てまいりたいと思います。
現状でその資産の中に、大浦天主堂のように拝観料をいただくというようなそういった対策を考える予定はありますか。
大浦天主堂については、構成資産、文化財等に限らず、大司教区所有のほかの教会の保存管理等も視野に入れられた上で、そういう方向で進めてきておられると思いますけれども、今のところ、そのほかの動きはまだお聞きしていないところであります。
まずは基金等をしっかりと造成をして、所有者の保存管理にかかる負担をいかに軽減していくかということが大切になってくると思いますので、これまで以上にしっかりと情報を発信しながら、ご協力をいただいていきたいと思っております。
幹事社からは以上です。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について(3)
世界遺産の関係ですけれども、暫定版を提出されたということでイコモスとの契約は終了したと思うんですけれども、県にしてもイコモスにしても、双方前例があまりなくて、手探りでやってきたことだと思うんですが、そのあたりの総括というか、ご感想をお聞かせください。
やはりイコモスというのは、最終的には審査・勧告機関になるわけでありまして、どういった視点でこの世界遺産、特に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を評価される視点をお持ちなのか、そういった点については非常に参考になったと思います。したがって、ご意見等をいただきながら、その禁教期により焦点を当てるような形で構成資産等の見直しも行ってきたところでありますけれども、いよいよこれから、審査・勧告機関という立場になってまいりますので、ご指摘がありましたように、このアドバイザリー契約は一応終了をしたところであります。
そうした幾多の世界遺産をご覧になり、審査をされてきた立場からアドバイスをいただけたということは、大変よい機会になったものと考えております。
今後、例えば構成資産についてですけれども、また厳しい指摘があって除外をとか、そういうケースも心配されるのではないかと思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
構成資産の内容等も含めて、イコモスの皆様方とは相当議論を重ねてきたところでありまして、そういった中で今の整理にさせていただいたところであります。
もちろん、これからイコモスの勧告に向けた具体的な手続が進められるということになりますので、予断を持って対応することは控えなければいけないと思いますけれども、仮にそういうご指摘があっても、これは今までの考え方をできるだけ理解いただけるように説明を尽くしていかなければいけないと思っております。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について(4)
世界遺産の関連でお尋ねしたいんですが、教会などの構成資産の保全が、その集落がもう衰退して人がいなくなることで手が入らなくなるんじゃないかというような懸念が識者の方から出されていますけれども、県としてそういったことにどのように対応していかれるつもりか、具体的な対応策など考えていらっしゃったらお聞かせ願えますでしょうか。
それは、一つは先ほど申し上げたように、構成資産をしっかりと保存、継承していかなければいけない。そういうために基金等の造成を行い、できるだけ負担を軽減するような形で適切に管理していこうと、こうしているわけでありますけれども、やはりご指摘のように非常に地域のコミュニティ、集落規模自体が小さくなって、どういう形で維持できるのかという問題に直面している地域も、あるいは見えつつあるわけでありますので、やはり地域のコミュニティ、地域の住民の皆様方も一緒になって大切な資産として力を合わせて守っていただけるように取り組んでいかなければいけないと思います。
これは行政だけの力でもやっぱり足らざるところがあるでしょうし、決して好ましい形ではないと思いますので、できるだけコミュニティという周辺の集落としての力をまとめて、そういった保存継承事業に取り組んでいただくことができるように努力していかなければいけないと思います。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
もう1点ですけれども、新幹線の関連ですが、JR西日本がフリーゲージトレインの乗り入れについてずっと難色を示したままですが、このことについて知事としての今の受け止めを聞かせていただきたいということと、今はフリーゲージトレインの乗り入れを想定していろいろ計画を進めていると思うんですが、仮に乗り入れができなくなると事業予測とかに影響して駅前の開発とか民間の投資にも影響してくると思うんですが、乗り入れ問題を曖昧なままにしておいていいのかどうかということについての知事のお考えと、今後、それをきちんと確定させるためにJR西日本と協議していくような考えがあるか、その辺を聞かせていただいてよろしいですか。
もともと九州新幹線西九州ルートというのは、フリーゲージトレインで山陽新幹線を走るという前提で費用対効果等も計算されておりますし、当然ながら、私どももフリーゲージトレインをベースにした整備の認可申請が行われた時も乗り入れ可能だという前提で進めてきた経過があります。
JR西日本が難色を示しているというご指摘でありましたけれども、どのようなダイヤが組めるのかというハードルがあるというようなご趣旨のお話はあったと聞いておりますけれども、乗り入れが難しいとか、乗り入れさせないといったような話は聞いていないところであります。
したがって、この西九州ルートが所期の効果を発現するためには、中国地方、関西圏域まで直接乗り入れることができることによって経済効果が十全に期待できるわけでありますので、これまでも当初に想定した姿を何としても実現していただくようにということで要請活動等も行ってきたところでありますので、今後とも、そういうスタンスで臨んでいかなければいけないと思っております。
JR西日本と直接協議するお考えというのはありますか。
まだまだですね、具体的な乗り入れ協議等については、JR九州とJR西日本の間で協議がなされるものと考えているところでありまして、直接、JR西日本に対してこの乗り入れのいかんについてお話をするというところまでは考えておりません。
フリーゲージトレインの開発の目標自体が在来線軌道と新幹線軌道を乗り換えることなく運行できると、そういう開発目標のもとで今開発が進められているわけでありますので、これが乗り入れられないということになれば乗り換えが出てくるわけでありますので、当初のフリーゲージトレインとは違うものになってくるのではないかと我々は考えているところです。
三菱重工長崎造船所の動向について
三菱重工業が長崎造船所の商船事業を分社して1年を迎えて、また、客船事業の存廃についても今月中に方向性を出すということなんですが、地場の主幹産業で大きな計画が進む現状について、知事の受け止めをお願いします。
商船事業が分社化をされて1年が経過したところでありますけれども、お聞きするところによりますと、三菱重工船舶海洋(株)、こちらの方では、いわゆる燃費効率が非常に高い次世代型のLNG船でありますとか、そういった機能性の高い船舶の建造が高い操業率で続いていると聞いております。
一方、三菱重工船体(株)についても、先ほどのLNG船への船体ブロックの供給、あるいは今治造船向けの船体ブロックの製造を受注されるなど、こちらの方もブロック製造の専業会社として非常に多忙な状況であるとお聞きいたしております。
ただ、今はそういう形で手持ち工事量が相当数ありまして高操業が続けられていると思いますけれども、造船マーケットというのは、非常に今年の年初めから冷え込みが続いているというような状況にありますが、やはり三菱重工さんにおかれては、長年にわたる技術の蓄積、技術者が多数いらっしゃるわけでありますので、ほかに真似のできないような機能性の高い船舶建造、こういった分野でしっかりと役割を担っていただけるものと期待をいたしているところであります。
一方、客船事業の方ですけれども、1番船は3月に引き渡されたところでありまして、今、2番船の艤装工事が進められているというお話を聞いておりますが、この客船事業について、将来、どう取り組んでいくのかという経営判断が10月くらいにはなされるのではないかという、これは新聞報道でそうお伺いをしたところであります。最終的には経営判断にかかわることでありますけれども、本県にとっては極めて重要なことであると思っております。引き続き、注意深く今後の推移を見守っていかなければいけないと思っているところでありますし、ぜひ近いうちに私もまた本社の方をお訪ねして状況等についてお話をお伺いできればと考えているところであります。
米国のケネディ駐日大使の来崎について
一部報道でアメリカのケネディー駐日大使が来県されるとの報道がありましたが、知事は面会の予定はおありですか。
また、来県の趣旨というのというのをどのようにお聞きになっていますか
私も、ケネディー大使がご来県されるということは報道で知りましたけれども、県に対して公式なご訪問の話はお伺いしておりません。したがいまして、私の方から、いかんとも申し上げにくい状況にあるのはご理解いただきたいと思います。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
九州新幹線の話に戻りますが、この秋に国の軌間可変技術評価委員会が耐久走行試験の可否について判断するということですけど、現状、国や鉄道・運輸機構から開発の現状について説明を受けていることはございますか。
私もたびたび今の進捗状況等お尋ねしたりするんですが、回転試験等を終えられて、今、分解して検査・実証作業を進めておられるというところで、回転試験等については、ほぼ予定どおり進んできたというお話であります。これから軌間可変技術評価委員会でどういう評価がなされ、どういう方向性になっていくのか、これはまだまだわからない状況であります。
今後とも、具体的な動きがあれば説明をいただくようにしていきたいと思っております。
県議会の中でもフリーゲージトレインの開発が思うように進んでいないという現状をとらまえて、やっぱりフル規格化というものを知事の方からも要望してはどうかという声が少しありましたけれども、それに対するお答えを今日改めていただきたいということと、ある種、長崎ルートに導入を断念するとか、フリーゲージトレインそのものを断念するということがない限りは、やはり現行の予定を進めるしかないのかという部分についてお考えをお聞かせください。
これは九州新幹線西九州ルートのこの間の経過をご覧いただけばおわかりのとおりでありまして、さまざまな課題があって、紆余曲折ありましたけれども、最終的に、当初はスーパー特急方式からフリーゲージトレインの技術的な課題が解決されたという前提のもとにフリーゲージトレインの運行を前提に事業認可申請を行っていただき、そして、認可、着工をされてきたところであります。
まだ結論が出ていない状況の中で、今、フル規格にということについては、当初の我々の同意自体がどうだったのかということも問われかねない話でありますし、現実的な課題としてさまざまな課題が顕在化してくるものと思っております。
したがって、まずはこの軌間可変技術評価委員会でどういう課題等が示されてくるのか、そういった点を見極めた上で今後の対応方策等も検討をしていく必要があるものと考えているところです。
わかりました。
諫早湾干拓事業について
諫早湾干拓事業についてお尋ねですが、今、国の方で、4県協議の中で、4県や各県漁業団体にヒアリングをして、よりよい基金をつくるための意見聴取をしたいということだったんですけれども、もしそれが既に始まっているのであれば、県側から何かこうした方がいいとか提言をしていることがあればお伺いしたいというのが1点。
4県協議とは別の場で開門問題を議論したいというのが国のスタンスですけれども、長崎県としては、その別の場には参加するご意向があるのかという点をお伺いします。
この諫早湾干拓事業の基金の問題ですが、これについては我が方からもいろんな視点から要望等も申し上げてきているところであります。水産振興策はもとより、漁場環境改善対策に取り組んでいただき、具体的な成果が得られるような、したがって、それなりの規模感を持って取り組んでいただきたい。あるいは調査・実証事業等については、こういった基金とはまた別枠として引き続き十分な予算を確保していただきたいといったような幾つかの要望等もさせていただきました。
それから、いわゆる開門の是非を協議する別の場を設けたいというようなお話があるように聞いておりますけれども、開門の是非等について、これは訴訟の面で、私ども当事者ではありませんので、どういう枠組みで考えておられるのか。まだ国から具体的な連絡もいただいておりませんので、今の段階で県として参加するかどうかということについては、まだ白紙の状況であります。
松が枝埠頭の2バース化について
もう1点ですけれども、別件で、松ヶ枝埠頭の2バース化計画について、見解をお尋ねしたいのですが、長崎港の港湾計画が2バース化を盛り込んでから2年以上が過ぎておりまして、その後、どういうふうに進捗するのかがなかなか見えない中で、長崎市の要望や県議会でも、どういうふうにビジョンを描いていらっしゃるのかという趣旨で質問が上がっていましたが、知事としては、2バース化計画についてどのような、タイムスケジュールとかも含めて、展望を描いていらっしゃるのかというのをお伺いできればと思います。
ここまで外国クルーズ船の寄港数が増加している中で、接岸機能を十分確保していくというのは、本県観光の振興を図る上でも極めて重要な課題であると思っております。
港湾計画では2バース化に向けて方向性を示しているわけでありますけれども、この間、国際観光船埠頭を事業としては国直轄でお願いしたいと申し上げてきて、直轄事業でやった前例がないというようなお話でありました。しかしながら、ご承知のとおり現実的には既存の岸壁についても、機能強化を図るために補正予算等も認めていただいておりまして、より大型の客船が停泊、係留できるように、機能強化も図っていただいているわけであります。
もう一つは、出島岸壁というんでしょうか、水辺の森公園の岸壁を、もっと有効に使うほうが先ではなかろうかというお話もあります。既存の岸壁等については有効に活用しながら、現状の機能をできるだけ発揮して、多くのクルーズ船の受け入れができるように調整を進めていかなければいけないと思っております。
先ほどの国際観光船埠頭について、国の事業でやっていただけるかどうかということについては、国の方針もこれまでと相当変わってきつつあるなという感じがいたしております。クルーズ船の観光客受け入れも500万人まで目標を掲げて、積極的に推進していこうという姿勢が示されているわけでありますので、私どもは、引き続き2バース化については、ぜひこれは実現していきたいということで要請活動を続けていきたいと思っております。
ただ、現実的には、公共事業予算をどう確保するのかという予算上の制約がありまして、そこをできるだけ港湾関係予算も国全体として確保していただく必要があるものと考えております
最後の質問にさせていただきたいと思います。
農業分野における外国人の労働者受け入れについて
まず、農業分野における外国人の労働者受け入れについてですけれども、昨日の政府のトップの諮問会議の中でも安倍首相が、外国人労働者の受け入れの議論を加速させるという発言があったと聞いています。そうした中で長崎県は、農業分野における外国人労働者の受け入れ特区の提案をされていると担当の方から聞いておりますが、まず、長崎県として、これをやらなきゃいけない意義というか意味と、今回提案されている提案を受け入れてもらえるのかどうかの自信のほどをお尋ねしたいと思います。
今日農業が直面しております状況は、もう皆様ご承知のとおりでありまして、やはり、力強い経営体をどう育成し、これを育てていくかということが非常に大きな観点になるわけでありまして、そのためには、基盤整備を進めて経営規模を拡大し、技術力を高めてということでありますけれども、その一方で、労働力をどう確保していくのかというのが非常に大きな課題になっております。
安定して労働力が確保できればいいのですが、どうしても農業になると時期が限られて、年間を通した雇用がなかなか難しい状況にあるわけでありますので、そういった意味では、いろんな形態との組み合わせ、労働の移動等も考える必要があるということで、今、労力支援体制の組み立てをどう進めるかということを大きな課題として検討を進めておりますけれども、そういった中で今、技術研修生という形で海外から多くの皆様方に入ってきていただいているわけであります。より安定して、期間いっぱい農業に従事していただく中で、しっかりした技術力を高めていただき、そして国に帰っていただいた後、母国の産業振興のために活躍していただける、そういった、うまく回転していくような形態をつくる必要があると考えて特区の申請をいたしたところでありますが、私も、(国家戦略特区諮問会議における)本県の申請内容についての個別の考え方についてはまだ、聞いておりませんけれども、国の方で積極的な検討がなされるという話がありますことは、非常にありがたいことだと思っております。
来年度当初予算編成について
もう一つ、中期財政見通しの件ですけれども、今年の見通しはかなり厳しいような中身になりましたけれども、その中身の話ではなくて、来年度予算の編成方針といいますか、これもかなり厳しいようになると思ってよろしいでしょうか。
そうですね、財源の面では、また一段と厳しさが増したなという感じがありますので、もう少し思い切った見直しが必要になってくると思っております。
今、40%シーリングをかけてみたり、普通建設事業費もその他のシーリングがかかっているかわかりませんけれども、その普通建設事業費も結構強めのシーリングをかけるとか、そういう考えがあるのでしょうか。
特に、他県の財政構造と比べてみますと、歳出面ではできるだけ地域経済を支えると、下支えするという意味でも公共事業予算、そしてまた、単独の建設事業予算、これをできるだけ確保していこうという方針で運営を続けてきたわけでありますけれども、やはりもう少し、公共事業予算は国費がつきますのでなかなか難しい面がありますけれども、単独関係の予算についてはもう少し見直しを進めていく必要があるんじゃなかろうかと思っております。
それはもう少しシーリングをかけるということでしょうか。
シーリングをかけるか、あるいは最終予算調整の中で。財源が伴わなければ査定させていただくという形かと思います。
来年度見込まれる国からの交付金の使い方について
最後にします。一方で、来年度については、国境離島新法ですとか、地方創生の推進交付金ですとか、国から来るであろう一定のお金が見込まれるところがありますよね。その辺の使い方などは何か温めていることはないでしょうか。
国境離島新法の中で交付金等が設けられ、ただ、これは地方負担が出てきますので、その地方負担分についてどういった財源措置が講じられるのか、これはもう非常に重大な関心を持って見ているわけでありますけれども、特に地方創生を進める際に、離島地域の状況というのは本土と比べてもやはり厳しいものがありますので、いかにその人口減少を抑制していけるのか、そのためにはそれぞれの離島地域に雇用の場を確保して、若い人たちを含めて地元で働いていただくような機会をつくっていくかというのは非常に重要な観点になってくると思っております。したがって、そういった部分については、今回初めて国境離島法に基づく関係予算も計上される形になるわけでありますし、全国の中でやはり本県は割合が一番高い県でありますので、しっかりと事業自体を組み立てて、積極的に取り組んでいかなければいけない。
先ほど、単独事業の調整のお話をしましたけれども、そういった意味では、公共事業、いわゆる交付金というのも国の補助事業になりますので、そういった分野で積極的に事業に取り組むことによって、あるいは見直しできる分があれば、そういった部分については検討をしていかなければいけないと思っております。
以上をもちまして、記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午前11時00分から午前11時32分(32分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成28年9月1日 定例記者会見
会見内容
- リオデジャネイロオリンピック出場の本県出身選手の表彰について(1)
- リオデジャネイロパラリンピックについて
- 水害対策について
- 急傾斜地における災害対策について
- 災害対応におけるオスプレイの活用について
- 長崎の教会群とキリスト教関連遺産について
- リオデジャネイロオリンピック出場の本県出身選手の表彰について(2)
- 諫早湾干拓事業について(1)
- 諫早湾干拓事業について(2)
- 三菱重工業の今治造船、大島造船所、名村造船所との提携について(1)
- 女性活躍推進について
- リオデジャネイロオリンピック出場の本県出身選手の表彰について(3)
- 三菱重工業の今治造船、大島造船所、名村造船所との提携について(2)
- 三菱重工業の今治造船、大島造船所、名村造船所との提携について(3)
- リオデジャネイロオリンピック出場の本県出身選手の表彰について(4)
リオデジャネイロオリンピック出場の本県出身選手の表彰について(1)
おはようございます。
ただいまより、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。
知事、よろしくお願いします。
まずはじめに、先のリオデジャネイロオリンピック出場の本県出身選手の方々の表彰について、お話をさせていただきます。
この夏、多くの国民の皆様方もリオデジャネイロオリンピックで大いに盛り上がっていただいたところではないかと考えておりますが、去る8月22日、これは日本時間でありますが、閉幕をいたしました。
本県にゆかりの深い5名の選手の皆様方も出場されまして、大変すばらしい活躍を見せていただいたところであります。
中でも内村航平選手は、大変な重圧の中で、体操男子団体総合でアテネオリンピック以来12年ぶりとなります悲願の金メダルの獲得、そして男子個人総合では2連覇を達成されるなど、大変すばらしい成績を残していただいたところであります。
内村選手には、このたびのご功績をたたえて、2回目となりますが、県民栄誉賞特別賞をお贈りすることとし、来る9月21日に表彰式を執り行いたいと考えております。
また、柔道男子81㎏級で銅メダルを獲得されました永瀬貴規選手には、今回の快挙をたたえて、11月23日に開催予定の県民表彰式において、県民表彰特別栄光賞をお贈りしたいと考えております。
加えまして、競泳女子400mリレーの山口美咲選手、陸上男子50㎞競歩の森岡紘一朗選手、アーチェリー女子の永峰沙織選手の3名の方々に対しては、オリンピック出場、そしてご健闘をたたえて、同日に開催予定の県民表彰式において、県民表彰特別賞をお贈りしたいと考えているところであります。
郷土の選手の皆様方のすばらしい活躍は、県民の誇りであり、県民の皆様方はもとより、日本中の多くの皆様に大きな感動と勇気を与えていただいたと思います。ここに改めて感謝を申し上げ、今後、ますますのご活躍を祈念申し上げる次第であります。
リオデジャネイロパラリンピックについて
そしてまた、パラリンピックへの県出身選手の出場でございます。9月7日から18日までの12日間、同じくブラジルのリオデジャネイロにおいて、障害者スポーツの祭典でありますパラリンピックが開催されますが、本県ゆかりの選手として車いすマラソンに副島正純選手、ボッチャ競技に木谷隆行選手、そして、車いすバスケットボールに鳥海連志選手が、それぞれ出場されることになっております。選手の皆様方には、障害者スポーツの最高峰の舞台を大いに楽しんでいただき、最高のパフォーマンスを発揮していただきますよう、そして、県民の皆様方に大きな夢と感動をもたらしていただくことを期待しているところであります。
3選手のご活躍を心から祈念いたしますとともに、県民の皆様方の熱い応援をお願い申し上げる次第でございます。
以上、冒頭に当たりまして、私から2点、ご報告並びにお願いをさせていただきました。後はどうぞよろしくお願いいたします。
水害対策について
今日は防災の日ということで災害関連の質問をさせていただきたいのですが、3点ありまして、まず1つが、東北、北海道で大規模な水害が発生して、高齢者施設で9人が亡くなる事案がありましたけれども、長崎県として水害の危険性をどう捉えていらっしゃるかということと、それに対してどのような対策をとっていこうと考えていらっしゃるかをまずお聞かせください。
もう皆様ご承知のとおり、長崎県はこういう大変急峻な地形でありますので、これまでも諫早大水害、そして長崎大水害という大変大きな災害を体験してきたところであります。
現在、県管理河川、多数ございますけれども、それぞれの河川の特性や、その背後のさまざまな資産の状況、それから、これまでの水害等の発生状況等を踏まえて、現在、整備を進めておりますが、今日、工事中の箇所28河川の改修、あるいは治水ダムの整備工事等を行っているところであります。
要改修延長といいますと、県内では1,162キロメートルの河川延長のうち、855キロメートルが要改修延長、改修をしなければいけないという延長になっておりますが、このうち改修済みは478キロ、整備率56%という状況であります。
全国的に見ますと低い方ではないと考えておりますけれども、まだまだという状況でありますので、これからもしっかりとハード対策、そして、ソフト対策も進めていかなければいけないと思っております。
ソフト対策といたしましては、いわゆる河川堤防等が築かれております主要な県内の13河川については、避難判断の目安となります氾濫危険水位を設定しているところでありまして、水位の情報等については、県のホームページ等にも掲載をさせていただいております。
引き続き、避難等が遅れることのないように適正な情報の発信に努力していきたいと思っております。
急傾斜地における災害対策について
2点目ですが、県は非常に急斜面が多くて、地震時に密集した家屋が倒壊して災害対応ができなくなるような危険性を専門家の方が指摘されています。あと、先日、大雨によってがけ崩れが起きた家屋が転げ落ちるという事案もありましたけれども、こうした急斜面での災害の危険性をどう捉えていらっしゃるかということと、どういう対策が必要かということについて聞かせていただいてよろしいですか。
先ほど申し上げましたように、非常にこういった地形でありますので、斜面地対策というのは、安全・安心を確保する上で極めて重要な分野であると思っております。整備が必要な急傾斜地崩壊の危険箇所、これが実に県内で4,157カ所となっております。
こういった状況でありますので、まずは、住家等被災家屋が多いような場所、あるいは要配慮者施設のある箇所などを優先して事業の促進に力を注いでいるところでありますが、相当箇所の事業が必要となっておりますので、引き続き、必要な予算の確保に努めながら計画的な整備の促進に力を注いでいかなければいけないと思っております。これは昭和57年の長崎大水害の折にも急傾斜地が崩壊し、非常に甚大な被害を被ったところであり、広島の土砂災害等の教訓も踏まえてしっかり取り組んでいかなければいけないと思っております。
災害対応におけるオスプレイの活用について
最後になりますが、今日の佐世保市の防災訓練でオスプレイが使用されています。オスプレイは航続距離が長くて速度も速い一方、住民からは安全への不安の声も挙がっていますけれども、離島の多い長崎県でオスプレイの災害対応における重要性みたいなものをどのように捉えていらっしゃるか。
あと、今後、県の例えば防災計画に活用を位置づけるであるとか、何かしらの活用を考えていくお気持ちがあるかを聞かせていただけますか。
オスプレイにつきましては、これまでも、例えば熊本地震の際にも支援の一つとしてオスプレイが使用されて有効に機能したと聞いているところであります。佐世保市の総合防災訓練においても、市の方でそういった要素等も加味された上でご判断なさったと思っておりますが、やはり航続距離、運送能力、スピード等を考えると、非常に防災対策、災害救援対策等については、有効な選択肢の一つではなかろうかと考えております。
具体的に県の防災訓練等をどうするのかということについては、まだ現時点で具体的な形で検討はいたしておりませんが、その時点で動きがあれば検討をしてみたいと思っております。
わかりました。ありがとうございます。
長崎の教会群とキリスト教関連遺産について
キリスト教の世界遺産の教会群に関してですが、午後から会議を控えているという中ではありますが、現段階で知事の会見の中で名称変更に関してのご所見、受け止め等をお聞かせいただけませんでしょうか。
この世界遺産候補になっております「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」、これについては端的にOUV(顕著な普遍的価値)をあらわすような名称に見直していく必要があるのではないかということについては、これまでも申し上げてまいりましたけれども、具体的には今日の午後、関係自治体の首長の皆様方にお集まりいただいて会議を開催する予定にいたしておりまして、その際にお諮りしてまいりたいと思っております。
リオデジャネイロオリンピック出場の本県出身選手の表彰について(2)
あと1点、全く別ですけれども、最初に発表がありました長崎県出身の選手の表彰に関してなんですけれども、知事ご自身として、この5選手の活躍というのをどのようなお気持ちで拝見されていたのかということをお伺いしてよろしいでしょうか。
ちょうど昼夜が逆転する時間帯に本県出身の選手も大変な活躍をされたわけでありますけれども、相当睡眠不足になりました。
内村選手におかれては、本当に、まさに我が国を代表する選手として大変な重圧があったのではなかろうかと考えております。いわば金メダルをとっていただいて当たり前というような雰囲気の中で、見事、念願の団体優勝、そして、個人総合優勝という2つの、両方とも金メダルを獲得されたということで、本当に私も感動いたしましたし、大きな勇気をいただいた気がいたしております。
そしてまた、永瀬選手も初出場という状況の中、非常に熾烈な戦いを見事堂々と戦い抜かれて銅メダルを獲得されたということでありまして、本当にうれしい限りであります。
そのほかの山口選手、永峰選手、森岡選手、それぞれ最後まで諦められることなく、堂々と競技に挑んでおられた姿は印象的でありました。
そのご努力に心から敬意を表し、そしてまた、本県の皆様方に大きな感動を与えていただいたことに感謝を申し上げたいと思っております。
以上です。ありがとうございます。
他社の皆様からご質問ございませんでしょうか。
諫早湾干拓事業について(1)
諫早湾干拓問題の関係でお尋ねですが、明日、福岡県で「有明海漁場環境改善連絡協議会」が開かれて、そこで現在焦点になっている基金案について議事にされるというふうに国がプレスリリースしていまして、国の考え方を聞いたところ、あの協議では開門問題に触れないという条件がついておりますけれども、基金案については、開門の是非に踏み込まなければ条件に違反しないという解釈を国がしていて、基金案の中身に限って議論することは、そもそも条件違反では何もないというふうに答えておりますけれども、知事から見てどのようにお考えになられているか伺えればと思います。
そこはですね、具体的な開催条件がどうであるのかということを国と議論するつもりはありませんけれども、これまで有明海漁場環境改善連絡協議会では、関係4県が一堂に会して漁場環境の改善、水産振興に向けたさまざまな方策を協議、そして推進していく場として開催されてきたわけでありまして、その際に、例えば開門するかどうかということになってまいりますと、前提条件が変わりますので、議論が収束していかないのではないかとこれまで私どもは考えてまいりました。
開門を前提に、どう水産振興対策を講ずるのかというのはなかなか知恵が湧かない。したがって、現状の状況の中で環境改善、水産振興対策の具体策について、協議、検討を進めようという場として設けられたものと理解をしております。
今回、基金案が提案されているわけでありますけれども、これ、基本的には長崎地裁の和解勧告に基づく一連の手続として協議、調整が進められているものと理解をいたしておりますが、この和解の前提としては、「開門をすることなく」という前提が置かれていると理解をいたしております。
したがって、開門をしないという状況の中で、基金等を含めて、関係4県が議論をしていくということになってくれば、それは関係者の皆様方の合意が得られれば、それはそれとして一つの方向性ではなかろうかと考えております。
関連ですが、そういうお考えは、この前、農水相が来られた時も示していただいておりますけれども、その開門問題に触れないという条件に、この基金案の中身だけ議論することは違反しないというふうに国は言っておりまして、若干、整合性について意見が割れる問題じゃないのかなと思うのですけれども、長崎県側の立場からしたらどうなのかなというのをもうちょっとお伺いできればと思います。
先ほど申し上げたように、一連の今回の協議、調整作業というのは、長崎地裁の和解勧告に基づく一連の手続が進められていると私どもは理解をいたしておりますので、その大前提としては、開門することなく、具体的な水産振興、漁場環境改善に向けた取組を進める、その一つの手法として基金案が提案されているものと理解をいたしております。
それを4県協議で議論することは、別に容認できるということでしょうか。
先ほど申し上げたとおりであります。
諫早湾干拓事業について(2)
関連ですが、この基金案について、現状としては賛同されているのは長崎県のみという現状ですけれども、この現状自体をどのように捉えていらっしゃいますか。
これまでもそれぞれのお考え方のもと、開門を求めるお立場の方々、開門は困るというお立場の方々がおありであるわけでありますので、それぞれのお立場から意見をおっしゃっておられるのではなかろうかと思っております。
ただ、今回は一連のたび重なる訴訟の流れの中で裁判所から和解勧告がなされたわけでありますので、そういった状況を受けてさまざまな情報交換が進められているものと理解をいたしております。一定、合意が得られると抜本的な解決に結びつくチャンスになるのではなかろうかと思っております。
ただ、現状では基金案に賛同している現状として厳しいところがあると思いますけれども、そうすると、和解についての見通しも厳しいのではないかと思われますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
これからまだ努力をしていらっしゃるというようなお話もお聞きしたところでありまして、予断を持つことなく今後の推移を見極めてまいりたいと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
三菱重工業の今治造船、大島造船所、名村造船所との提携について(1)
三菱重工が今治造船、大島造船所、名村造船所と提携協議を始めると発表したのですけれども、これについては県の方には、もう事前に何か説明みたいなものはあったんでしょうか。
いや、新聞報道で初めて知りました。
建造量の規模を見ると三菱重工が圧倒的に小さいので生産集約みたいな話になった時に、かなり条件が悪くなると思うのですけれども、地元雇用とか、その辺のことについてはどういうふうに考えてられていますか。
そこはやっぱりまさに長崎は三菱重工発祥の地でありますし、地域にとっては、なくてはならない極めて重要な基幹産業でありますので、そういうことにならないように機会があればきちんとお願いはしてまいりたいと思います。
今のところ、向こうから説明に来るみたいなご予定はないですか。
全然聞いておりません。
ほかにございませんでしょうか。
女性活躍推進について
4月に女性活躍推進法が全面施行されて、昨年末の第4次男女共同参画基本計画では、20年度末までに課長相当職に占める女性の割合を増やすということで目標数値を設定したんですけど、長崎県も30%以上というような目標値を掲げていますけれども、それについて現状の課題と、どういった見通しを立てていらっしゃるのか、もう少し具体的に教えてください。
さまざまな分野で女性の皆さん方に意欲を持って活躍していただける社会を実現するというのは、極めて重要なことであると思っております。民間を含めてさまざまな職責、職種等関わりなく活躍していただけるように、そのためには、さまざまな環境整備、支援策の充実等も必要になってくるものと思っておりますが、ただ、たとえて申し上げますと、私ども県庁でも、もっともっと女性の方々に幹部になっていただいて、活躍していただかなければいけないのですが、これまでの状況を見ますと、やはり女性の方々は結婚、出産を機に一旦退職をされる方々が多かったということもありまして、今の時代を担っていただけるような幹部候補の数が少ないというのが非常に大きな問題であると思います。
したがいまして、若い世代の方々から、もう既に男性と同じような職種、職場で活躍をしていただいておりますので、そういった結婚や妊娠、出産等をきちんと勤め続けていただけるような、そういう環境を整備し、そして将来もっと重要なポストで活躍してもらえるように努力していかなければいけないと思います。
そういう状況にありますので、私ども県関係機関のみならず、民間の皆様方にもやはりワークライフバランスのさらなる推進等を含めて、しっかり理解が得られるように努力していかなければいけないと思っております。
女性が活躍するためには、夫の助力が大事だと思うのですけど、そのあたりは、知事ご自身も含めてどういうふうに女性の活躍をサポートしていけばいいのかということはどうお考えでしょうか。
私自身のことを申し上げますと、全く落第だろうと思います。単身赴任していた時期は、料理などもあまり嫌いなほうではなかったのですが、いざ一緒に生活をしますと、やっぱり頼りきりになってしまいます。もっともっと努力をしないといけないんじゃないのかなと思っておりますけれども。
やはり男性の皆様方が、育児でありますとか、家事でありますとか、家庭生活の中でいかに協力してもらえるのか、そういった時間を割いてもらえるのかというのが、一つのキーポイントになってくるんだろうと思っております。そういう意味では、それぞれの職場で、働き方そのものを少し改善しながら、これからの時代に備えていかなければいけないのではないかなと思っております。今、人口減少が非常に大きな課題になっておりますけれども、より安心して多くの子どもさんをもうけていただくことができるように、環境整備に引き続き努力していきたいと思います。
リオデジャネイロオリンピック出場の本県出身選手の表彰について(3)
オリンピックの件ですけれども、内村選手とか、今回、すごい成績を収めておりますが、パレードとか、そういったことを何か現段階で考えられていることがあればお願いします。
まだ具体的には詳細をお聞きしておりませんけれども、前回、県民栄誉賞特別賞を差し上げた時にも、地元の方でパレードが計画されて実施されたとお聞きしております。
(担当課に対し)具体的に聞いていますか。
まだ検討中ということであります。
まだ検討しておられるというお話のようです。
三菱重工業の今治造船、大島造船所、名村造船所との提携について(2)
先ほど、三菱重工の話が出ましたけれども、発祥の地ということではあるんですが、三菱重工の社長は、会見やインタビューの中で、「そこは冷徹に判断していく」ということを、特にここ1~2年、繰り返し発言されていますし、また、何といいましょうか、「地元自治体が三菱重工に対してどれだけの支援をしてくれるのか、そこも見ていきたい」というふうなことをおっしゃっています。
知事は先ほど、機会があればお願いしていくということではあるんですが、社長のそういった発言を踏まえて、何かお考えがあればお願いします。
私も、三菱重工の社長さんと時々、面談をさせていただく機会をいただくんですが、やはりグローバル企業の経営者として非常に厳しい環境の中で冷徹な経営判断をなさる時も必要であろうというのは十分理解できるところであります。
これまでも長崎においては欠かすことのできない基幹産業になっておりますし、例えば客船建造に取り組んでおられた時には、関連分野も地域全体でしっかり支えることができるように、さまざまな協力もさせていただいたところであります。そういった以外の分野においても、まさにここに人材があり、ここに技術の集積があるわけでありますので、やっぱり長年にわたる歴史と伝統の地としての優位性等にしっかり着目をしていただいて、ご判断を願いたいと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
三菱重工業の今治造船、大島造船所、名村造船所との提携について(3)
今の関連ですけれども、知事としては、三菱の名前と地元の雇用と、優先順位的にはどちらのほうが高いですか。
両方とも大事だと思っております。
リオデジャネイロオリンピック出場の本県出身選手の表彰について(4)
先ほどの県民栄誉賞の関連ですけれども、内村選手には2回目の贈呈になるということですけれども、過去に2回贈呈されたケースはあるんでしょうか。
はい。一度、特別賞を差し上げた経緯があります。平成24年に、ロンドンオリンピックの際に金メダルを獲得されました。その前の年に世界選手権で3連覇をなさいまして、県民栄誉賞として顕彰をさせていただきましたけれども、さらに続けて素晴らしい功績を残していただいたということで、県民栄誉賞特別賞を平成24年に差し上げた経緯がございます。
いえ、そういう特別賞が2回贈呈されたケースというのが。
ありません。
じゃあ、内村選手が初めて、長崎県の出身の方で。
はい。
ほかにございませんでしょうか。ないようでございますので、以上をもちまして終了したいと思います。
どうもありがとうございました。
