知事の部屋
記者会見
記者会見の動画は長崎県公式YouTubeチャンネル「長崎がんばらんばチャンネル」で公開しております。また、会見録テキスト版は順次このページに掲載します。
【定例記者会見】
会見内容
movie令和元年5月17日 定例記者会見
会見内容
- 平成30年度移住実績について(1)
- 長崎発地域ドラマ「かんざらしに恋して」鑑賞会について
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- 平成30年度移住実績について(2)
- 特定複合観光施設(IR)の導入について(1)
- 佐世保基地の日本人警備員による基地外での銃携行について
- 特定複合観光施設(IR)の導入について(2)
- プラタナス広場の活用計画について
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 県庁舎跡地活用について
- 九州新幹線西九州ルートについて(3)
- 石木ダム建設事業について
平成30年度移住実績について(1)
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。
今日は、まず、冒頭、私の方から2点お話をさせていただきたいと思います。
まず、第1点目は、30年度の移住者の実績についてご報告をさせていただきます。
UIターンにつきましては、「ながさき移住サポートセンター」を平成28年4月に開設いたしまして、無料職業紹介による就職支援をはじめ、都市部での相談会の開催、あるいは、ホームページやSNSなどを活用した情報発信など、市町や関係団体と一体となって積極的に取り組んできたところであります。
そうした結果、平成30年度の移住実績につきましては、この移住サポートセンターや市町の相談窓口を介した移住者数の実績が1,121人となりまして、目標の530人を大きく上回ることとなりました。また、平成29年度の782名を大きく上回る結果となったところであります。
今年度は、さらに相談体制の強化として、県の大阪事務所にテレビ会議システムを活用した移住相談窓口の開設、あるいは、新たに住宅支援員を配置いたしまして、住宅賃貸物件の情報提供、あるいはマッチングなどに力を注ぐことといたしております。
そして、また、新たに地域産業雇用創出チャレンジ支援事業という形で東京23区からの移住者に対しては1世帯当たり100万円を上限に支援措置を講じることといたしておりますし、また、その場合、起業・創業を行う者への支援といたしまして最大200万円、対象事業費の2分の1を給付するというような制度も新たに設けたところであります。
加えて、半島・過疎地域の小規模事業者に対する事業拡充の支援策として最大400万円、これは対象事業費の3分の2を限度といたしますけれども、これを支援として給付する制度、あるいは、地域の住民生活の支障を解消または緩和する事業承継支援ということで最大100万円の給付を行うという事業にも取り組むことといたしているところであります。
ご報告させていただきましたように、移住者数は大幅に増える結果となりましたけれども、年々地域間競争が激しくなっているところでありますので、引き続き、各市町、地域の皆様方と力を合わせて移住対策の推進に力を注いでまいりたいと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
まず、4月26日に、佐賀県の山口知事が新幹線の整備のことについて与党のPTの方で、佐賀はこれまでも、佐賀県としては新幹線整備を求めたことはなく、今も求めていないというふうな発言をされました。
全線フル規格を求めている長崎県の知事のお立場として、今後、その発言の受け止めと、今後、どのような形で佐賀と情報共有、あるいはフル規格を進めるための取り組みを進めていくか、この辺のお考えについてお聞かせください。
先般の与党PTヒアリングの際にそういった趣旨のご発言があったということをお聞きいたしましたけれども、これまでも申し上げましたように、これまで、長崎県、佐賀県力を合わせて、いわゆる新幹線の一つの形態でありますフリーゲージトレインの導入を前提とした施設整備等にともに取り組んできた経過があるわけでありまして、さきの皆様方のお尋ねに対しては、「真意をはかりかねているところである」と、こう申し上げてきたところでありますが、やはりその後のご発言内容等をよくお聞きしてみますと、いわゆる新鳥栖・武雄温泉間については在来線を活用するという前提での新幹線の整備実現を目指してきたということをおっしゃっておられる趣旨ではなかろうかと、こう理解をしたところであります。
当然ながら、フリーゲージトレインの場合にも、新鳥栖駅周辺ではアプローチ線の整備なども当然新幹線スキームで事業内容に入っていたわけでありますけれども、今、検討の対象になっておりますフル規格での整備、あるいはミニ新幹線での整備、いずれにしても施設整備が必要であり、相当の財源が必要となってまいりますことから、なかなか検討をするに際しては時間がかかる課題であるといった趣旨のご発言ではなかろうかと推測をいたしているところであります。
ただ、長崎県の立場といたしましては、これまでも繰り返し申し上げてまいりましたように、やはり山陽新幹線に直接乗り入れることができるような形で、全国の新幹線ネットワークとしっかりと結びつくような新幹線の実現、具体的には投資効果、時間短縮効果、そして収支改善効果が最も大きいフル規格での実現を求めているところでありますので、引き続き、国におかれては早期にご検討をいただいて、整備の方針をお示しいただけるよう働きかけを進めていかなければならないと考えているところであります。
また、近いうちに時間をいただいて、佐賀県の山口知事さんともお話をしてみたいと思っているところであります。
平成30年度移住実績について(2)
先ほど、冒頭、移住者の実績についてお話がありましたけれど、ここで1点確認したいんですけれども、知事は、今回、年々移住者が増えている状況を見ていて、どういった取り組みが一番効果があったとお感じになっているのか、また、アンケートとか、そういったものから何か浮かび上がってくる効果的な施策とか、その辺をどのようにご覧になっていますでしょうか。
ご承知のとおり、移住して本県においでになられる皆様方、40歳代以下の方々がおよそ80%を超える割合になっているところでありまして、そういった意味では、生活の拠点を替えるということに合わせて、仕事の場をいかに提供できるかということが重要な視点になってくるものと考えておりましたけれども、先ほどお話をさせていただきましたように、移住サポートセンターでは無料職業紹介機能も具備しているところでありまして、お仕事、住まい、そのほかの条件をしっかりとお聞きしながら調整を進めて、受け入れ態勢を整備してきているところでありまして、そういった点について一定のご評価をいただけたのではなかろうかと、こう考えております。
ただ、移住者の内容を見ますと、そのうちUターン者の方々がほぼ半分を超えるような状況になっておりますので、ということは、これまで最大の課題でありました若い方々を中心に多くの方々が県外に出てしまわれると。一定期間、都市部で生活をされた後、Uターンしたいとお考えになっておられる方々も少なくないということのあらわれではなかろうかと、こう受け止めているところであります。
したがいまして、先ほど、新たな施策などについてもご紹介をさせていただきましたけれども、一旦、県外に転出された皆様方も安心してお帰りいただき、活躍していただくことができるように、関係各機関と引き続き力を合わせて、もっともっと安心して移住をしていただくことができるように努力していかなければいけないと思っております。
特定複合観光施設(IR)の導入について(1)
お話は変わるんですけれども、IRについてですが、先月、大阪市の松井市長が、記者会見の中で誘致を確実にするために国と直接交渉をしていく考えを示されました。長崎県の中村知事としては、国に直接アピールをしたいとか、交渉をしたいというようなお考えとかはありますでしょうか。
長崎のIRにつきましては、やはりしっかりとした区域整備計画を策定し、それを国に理解をしていただき、全国3カ所の1つとして選定していただくことができるように、これからいろいろな機会を捉えながら要請活動等も行っていく必要があるものと、こう考えているところであります。
ただ、松井市長さんは、国と直接交渉を進めていくお考えをお示しになられたとお聞きしているところでありまして、大阪はご承知のとおり2025年に博覧会が開催されます。その前に、このIRを開業したいというスケジュール感を持っておられる。いずれも国家プロジェクト、国家的なプロジェクトになるものと思っておりますけれども、そういったスケジュール調整を含めて、これはもう密接に、今後の国の一連の検討作業と重なってくる分があろうかと思っておりますので、そういった意味で協議を進めるというお考えをお示しになられたのではなかろうかと思っております。
長崎県といたしましては、このIRの実現に際して、他のプロジェクトと密接に関連するといった面で国の調整を求めなければいけない部分というのは比較的少ないものと思っておりまして、しっかり国の認定基準等を満たす形で、その優位性をしっかり計画の中に盛り込んで理解をいただき、実現を目指していかなければいけないと思っております。
今、少しスケジュールの話もありましたけれども、県としての開業目標とか、スケジュール感についてお考えを改めてお聞かせいただきたいのと、あと、そういったほかの自治体の、大阪の方は先行して事業者のコンセプト募集とかも始めたいとか、その動きも見せていますけれども、そういう他都市の動きについてのご評価とかご感想も伺えますでしょうか。
まず、スケジュール感でありますけれども、一定の手続を経て、区域認定申請を行う必要がありまして、まずは、区域認定の基準となる国の基本方針、これが夏ぐらいに示されるということでありますので、その内容をしっかり踏まえながら、実施方針を策定し、そして、具体的な事業者の公募選定作業、その後、事業者を決定した上で区域整備計画を練り上げていく必要があります。
そうした一連の作業を進めた上で、区域整備計画の認定をいただいた後で、具体的な施設整備等に着手するという形になりますけれども、国の方では、2020年代半ばぐらいに開業するようなスケジュール感をお持ちで、一連の事務作業を進めておられると聞き及んでおります。
したがいまして、私どもも何としても、第1弾目の区域認定は全国で3カ所と、こうされておりますので、まずはその3カ所の1つとして認定をいただくことができるように全力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。
大阪市の方ではコンセプト募集ということで一連の作業に着手されたというようにお聞きしているところでありますけれども、私どもも、先ほど申し上げたスケジュール感をもって具体化を進めていかなければいけないと、こう考えているところであります。まだまだ今の段階では国の基本方針も明らかにされていないということでありますので、国の基本方針を踏まえた上で、実施方針等の策定、公募・選定作業に取り組んでいきたいと思っております。
最後に、九州全体でIR誘致を目指していく体制整備と機運醸成の取り組みなど、今年度新たに取り組みたいと考えていらっしゃる施策とかがあれば、教えていただきたいと思います。
これまでも、長崎のIRが長崎だけの計画ということではなくて、九州全体のIRとして位置づけをしていただいて、応援もいただきたいという思いでもって九州地方知事会、あるいは九州地域戦略会議の各関係皆様方にもご相談、お願いをしてきた経過があります。
今年の九州知事会、またさらに戦略会議は、実は本県で開催される計画になっているところであり、改めてご相談の上で、この戦略会議のプロジェクトチームとして長崎のIRを九州のIRとして位置付けていただいて、計画の具体化、そして推進体制の強化を図っていきたいと考えているところであります。そのため、引き続き関係者のご協力が得られるよう努力してまいりたいと思っているところであります。
ありがとうございます。以上で終わります。
それでは、各社の方からお願いいたします。
佐世保基地の日本人警備員による基地外での銃携行について
昨日、新聞報道などで、佐世保基地の日本人警備員が、指示を受けて、実弾入りの拳銃を持ち、公道を歩いていたということが明らかになりました。この事案に対しての知事の受け止めをお願いします。
警備員の方のお話でしょうか。
私も新聞報道で知ったところでありますけれども、まずはしっかり、事実関係を確認する必要があるものと考えているところであります。詳しく、地位協定等の内容について確認をまだいたしておりませんけれども、そういった関係規定に違反することがないように、しっかりした対応を求めていかなければいけないと、こう考えているところであります。
ほかにございませんでしょうか。
特定複合観光施設(IR)の導入について(2)
先ほどお話があったIRの関係でお尋ねしたいんですが、IRは海外からの誘客を主目的とした施設だと思うんですけれども、長崎空港の国際線は、ソウル便が運休したことで今、2路線しかなくなってきて、九州の中でも非常に利用客が少ないんですけれども、そこがIR誘致のネックになってしまうんじゃないかというふうな懸念もありますが、そこについての知事のお考えと、そうした現状を改善するために今後取り組んでいきたいことがあれば、お話しいただけますでしょうか。
やはりIRの誘致実現を図る上で、アクセスを改善するということは重要な視点であると、こう考えているところでありまして、特にインバウンド客を想定した場合に、航空路線を使って来県される方々が増えていくものと思っております。
長崎空港の国際路線、ご指摘のとおりでありまして、先般、長崎・香港線が開設をされたところでありますが、あわせて台湾等とを結ぶ路線についても連続チャーターの計画が決定をしたところであります。今後、定期化に向けてさらに働きかけを進めていかなければいけないと思っているところでありますが、そのほかの国々との国際定期航空路線の開設、これは継続して力を注いでいく必要があるものと思っております。
長崎空港はご承知のとおり海上空港でありまして、24時間化の可能性を秘めた空港でありますので、具体的に関係機関の協力もいただきながら検討を進めているところでありますが、何としても、路線の開設が先であるのか、あるいはCIQ体制の整備が先であるのか、卵と鶏のような関係もありまして、なかなか、実現ができていないという状況でありますけれども、IRの実現を図る際には極めて重要なインフラの一つになってまいりますので、引き続き国際路線の誘致、充実に全力を注いでいかなければいけないと思っております。また、24時間化、CIQ体制の強化などについても継続して取り組んでいきたいと思っているところであります。
それから、こういった空港機能の拡充にあわせて陸上交通の整備充実、これもまた欠かせない視点になってくるものと考えておりますので、高速交通体系の整備促進に引き続き全力を注いでまいりたいと思っているところであります。
プラタナス広場の活用計画について
もう一点なんですけれども、ちょっと話は変わるんですが、県庁からドラゴンプロムナードまで、非常に歩道の広いプラタナス広場というんですかね、そこが、これから新幹線の新駅開業であったり、松が枝の2バース化なんかが進んだりすると、非常に人通りの多いエリアに一層なっていくのかなと思うんですが、あそこの活用計画みたいなものが以前あったと思うんですが、現在、あれば教えていただけますでしょうか。
このプラタナス広場につきましては、長崎港の施設の一つでありまして、周辺地域を散策される方々が、ベンチや木陰でくつろいでいただけるような場所として利用されているわけでありますけれども、ご承知のとおり長崎港の関連施設については、民間の方々の知恵と能力を活用させていただくという趣旨で、指定管理施設としたところでありまして、本年度から、この場所もその中に含まれているところであります。
これまでいただいております指定管理者のご提案の中にも、ストリートバルでありますとか、ケータリングカー、あるいはワゴン等を活用した飲食物の販売なども検討をしていただいているということであります。
長崎駅から旧県庁、あるいは松が枝に向けた動線の中にあるわけでありまして、ここを有効に活用して賑わいを創出していくというのは、極めて重要な視点であると、こう思っておりますので、有効に活用していただけるよう、いろいろなご提案をいただいた際には、指定管理者とも協議を進めていきたいと思っております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
先ほど新幹線の件で、「近いうちに、佐賀県知事に時間をいただいてお話をさせていただきたい」というふうに言われましたが、与党検討委員会は6月ごろをめどに方向性を決めたいというふうな形で、時間もあまりないと思うんですけれども、近いうちにというのが、どういったスケジュール感でいくのかということと、あと、佐賀県知事に理解をいただくとか、説得をするために、長崎県としてどういったことを働きかけていきたいんでしょうか。
まずは、これまで一緒に力を合わせて取り組んできたところでありまして、先般1月に、直接お会いして相談をさせていただいた際も、これまでフリーゲージトレインを前提にしてきた、この西九州ルートでありますけれども、これが非常に困難な状況に至っているというのは、まさにフリーゲージトレインの開発がうまく進まなかった。それは、国において開発をされてきたものでありまして、国としては、責任ある立場として、しっかりと今後の整備方策を検討していただいて、方針を提示していただきたい。これについては、その際、認識を一つにしたところであります。私も、そういった趣旨のご報告をさせていただきましたし、山口知事もそういった発言をされてこられたところでありますので。
私どもといたしましては、まず国においては、そういったお立場から、引き続き、早期に、整備方針をお示しいただきたい。その際、さまざまな課題が出てまいります。整備財源の問題、地元負担の問題、並行在来線の問題、さまざまな課題も想定されるわけでありまして、そういったことなどについても、まずはしっかりと、そのお考えをご説明いただき、そういったお考えに対して、地元として相談をしながら、対応方針を決定していただく必要があるものと、こう考えてきたところであります。
ただ、先般、山口知事は、「6月までにというような期間を限っての検討はなかなか難しい」というような考え方もお示しになられたところでありますけれども、もうご承知のとおり、九州新幹線に限らず新幹線の整備というのは、国を通して財源の確保でありますとか、所要の手続きを進めていく必要があります。現に動いておりますのは、北陸新幹線でありまして、新たな工事箇所も検討されているわけでありまして、そういった一連の流れに遅れるようなことがあれば、この西九州ルートだけが取り残されてしまうということも懸念されるわけでありますので、そういったスケジュール感も持ちながら、やっぱり地元として協力できることについてはしっかり協力しながら取り組んでいかなければならない、そういったことを直接山口知事とも相談をしてみたいと思っております。
国の責任という部分を、実施されていると思うんですけれども、ただ、やはりそう言いながらも、佐賀県もいろんな問題で、「求めていない」という立場で、少しかたくなになっているのかなという感じもします。長崎県として、国の整備方針が出るのを待つだけでなく、長崎県の熱意とかそういったものをもう少し伝えていく必要があるのではないかなというふうに思いますし、そういった声も聞きますが、そのあたり、そういった働きかけはいかがでしょうか。
熱意については、もう機会あるごとに、お会いするたびに新幹線の話、直接知事にもお話をさせていただいておりますし、また、これまでも各経済界をはじめ、各関係機関の皆様方も長崎のお立場から、佐賀県への働きかけなども進めてきていただいた経過もあります。改めて、さきの発言等を受けて、経済界の皆様方、その他の関係機関の皆様方にもご協力をいただいて、長崎の思いをお伝えしていかなければいけないと、こう思っているところであります。
そういった取組については、継続して進めていきたいと思いますが、計画自体は、内容を見ますと、やはり地元負担の問題でありますとか、並行在来線の取り扱いがどうなるのかといった課題、あるいはルートがどうなるかといったさまざまな課題があるわけでありまして、そういった点について長崎県の熱意、もしくは長崎と佐賀だけの話し合いで解決するのは難しゅうございます。したがって、先ほど申し上げたように、国としてのお立場からも財源負担のあり方、整備方針を含めて、しっかりと考え方をご議論いただいてお示しいただく必要があるものと思っているところであります。
したがいまして、地元負担の軽減方策、あるいは並行在来線の問題等、地元の自治体として協力できるところも多分にあろうかと、こう思っておりますので、そういった点については、これまでも協力できることは一緒に取り組んでいきましょうと、これは地域振興方策等を含めて、そういった点についても合意をしているところでありますので、改めて話し合いの機会を設けていきたいと思っているところです。
今、「地元自治体として協力できることはあると思っている」と言われましたけれども、具体的に何かあるんでしょうか。
それは、並行在来線をどう考えておられるのか、新鳥栖・武雄温泉間に限らず、佐世保線の運営にも影響がある話でありますので、そういった部分については、地元として力を合わせて取り組んでいける課題ではなかろうかと思っております。
協力するというのは、佐賀県に対してということですか。
佐賀県と一緒になって働きかけを進めていくということも必要になってくる場合も想定されると思っております。
それでは、最後の質問をお願いいたします。
県庁舎跡地活用について
折に触れてお尋ねしている県庁跡地の問題です。
先般、長崎大の片峰前学長や、カトリックの高見大司教が、遺跡の存在を見据えて組織を立ち上げました。最近、学識者の中から、県の計画に対する批判的な声も上がっていますが、改めてお尋ねします。旧県庁舎の地下には遺跡が存在する可能性は低いというお考えに変わりはないのかどうかということと、解体後に1年程度の発掘調査が予定されていますが、「岬の教会」等の遺構が見つかった場合は、計画を凍結したり、白紙に戻すようなお考えはあるんでしょうか。よろしくお願いします。
批判的なお話というのが、どの点にご批判いただいているのか。といいますのは、私ども、発掘調査はきちんとやらなければいけないと思っております。ただ、専門家のお話を聞いてみますと、旧県庁舎の敷地になった部分については、地盤を、基礎を整備するために掘り込んでいるということもありまして、なかなか遺構は残されていないんではないかと、専門家の意見を聞くと、そういう状況でありまして、新たな施設を整備するに当たっては、その敷地の部分については発掘調査は必ず必要であります。発掘調査の過程の中で何か発掘されるということになると、しっかりとその評価をし、専門家の方々の意見もお尋ねしながら、どういう形で整備を進めていくのか、十分検討をしなければいけない、また、そうした面での意見を伺っていかなければならないと考えております。
ただ、全般的に、確かに「岬の教会」であったり、長崎奉行所、あるいは海軍伝習所などさまざまな長崎を象徴するような歴史を積み重ねた場所でありますので、そういう遺構が出てくるということになった場合に、じゃあ、その評価をどうしていくのか。もともとこの場所自体は、そういった歴史が折り重なった場所であるので、県庁というよりも、むしろ別の使い方をして、地域の活性化に結びつけたほうがいいのではないかと、これが懇話会のご議論であったと認識をしております。
したがって、予断を持つことなくしっかりと発掘調査、必要な手続きを経た上で、計画の具体化を進めていかなければいけないと、こう考えておりますけれども、一つ考えられますのは、旧県庁舎と「出島」の間のエリアで新たに整備を計画しております「交流・おもてなしの空間」、ここは一定の施設整備の予定をしておりますので、そこら辺の状況がどうなっているのか、十分慎重に調査を進めていかなければいけないと思っているところであります。その後の対応については、その発掘された遺跡の状況によって検討をしていかなければいけないと思っております。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
大きく2つのことを聞きたいんですけれども、一つは新幹線なんですが、今まで出てきているところに重ねて恐縮なんですけれども、知事が今言われた、「一連の流れに乗り損ねると、全国的な整備の中で取り残されてしまうのではないかという恐れもある」という部分で、私も、先日の与党PTの取材に行った際に、委員の方に取材したところ、やはり今年の夏に環境アセスの予算を決めるぐらいの勢いでないと、それこそ北陸新幹線とかそういったほうに予算をとられてしまう。そうすると、長崎新幹線の実現というのは非常に厳しくなるぞというような話も聞いたりしたわけなんですけれども、そういう中で、知事も、佐賀県の山口知事とお話をされたいという意思は、今、お伺いしましたけれども、4月26日の山口知事の「新幹線整備は佐賀県は求めていない」という、我々からすると、結構衝撃的な発言をされているわけですけれども、やはりこれに対して、もうこれまでも3週間たっているわけで、そこにまだアクションがないというのはいかがなものかという気もするわけですけれども、先ほどもありましたけれども、スケジュール感というか、もう早々に山口知事と話をする機会を持つとかしなきゃいけないんじゃないかなと思うんですけれども、その辺はいかがなんでしょうか。
当然そうだろうと思っております。動きがないじゃないかというお話でありますけれども、水面下では動いている経過もありますので、そこら辺についてはご理解いただきたいと思いますけれども。
私ども、国に対する要請の中でも、来年度予算には環境アセス関係予算を計上していただきたいという要請を重ねているわけでありますけれども、佐賀県の様子を拝見しておりますと、当然ながら沿線自治体であります武雄、嬉野の皆様方は、これはもう県内の各都市と連携をしながら、全線フル規格実現に向けて要請活動等も進められているところでありますし、いろんな方々とも直接お話をさせていただいたりして、県民の皆様方が全てフル規格について反対の意見を持っているというような状況ではないものと思って、そういう状況ではないかと受け止めているところであります。
問題は、これから新幹線の整備をどういう形で進めていけばいいのか、その整備効果でありますとか、地域活性化への効用でありますとか、そういった面でのご議論をいただく必要があるんではなかろうかと、こう思っているところでありますので、行政ベースで、現状でありますとか、十分説明をさせていただくということも必要な手段でありますけれども、幅広い県民の皆様方のご議論、ご協議というのも必要なことではなかろうかということで、先ほど申し上げた関係各団体の皆様方にもご協力をお願いしてきているところであります。
いずれにいたしましても、地元として、一番の地元県としてのお立場であられますので、やはり将来のことを見据えて、西九州地域全体の発展を目指していくためには、極めて有効な事業であるということをやはり理解していただく必要があるものと思っているところでありまして、長崎県でもさまざまな新幹線について議論の経過がございましたけれども、終着駅であれ、途中駅であれ、お客様をお迎えしていくということになると、それなりの経済効果というのは生まれてくるものと、こう思っておりますので、そういった視点でのご評価というのも、また、していただければありがたい。必要であれば、また、私どもの方でも一定の係数整理なりさせていただくというようなことも必要になってくるのかと思いますけれども、ただ、一つ鹿児島ルートの例をとりましても、やっぱり沿線都市も相当の交流人口の効果が出ているわけでありますので、そういった点などについても、やはり県民の皆様方自身、着目してご理解をいただき、そして今後の新幹線のあり方についての議論をいただければありがたいと、そうできるように努力していかなければいけないと思っております。
そういう意味では、昨日、佐賀の市議会議員さんとか、集まって「フル規格促進議員の会」というのが設立されたということでありますけれども、これについてはどんな受け止めでいらっしゃいますか。
ほとんどが、その周辺の県民の皆様方の意向は反対の意向であると、こういうお話だったと記憶しておりますけれども、現にそういったフル規格の実現を求める形で具体的な動き、作業が始まっていくということは、極めて意義深いことであると思っておりますので、県民の皆様方の中で、先ほど申し上げた議論が広がっていくことを強く期待を申し上げているところであります。
石木ダム建設事業について
もう一点、すみません、石木ダムの件なんですけれども、今回の統一地方選挙の中で、川棚町議会議員選挙がありまして、ダムに反対している地権者の方が立候補し、当選されたと。しかも、トップ当選だったというようなことで、その選挙の過程を通じて川棚町民の民意はダム反対なんだというふうなことで、県の方にお申し入れとかあったかと思うんですけれども、その辺のところ、知事はどう考えておられるのか、ちょっと伺いたいんですが。
町民の皆様方の民意がダム反対ということのあらわれであるとは受け止めておりません。といいますのは、これまでのさまざまな経過もあるわけでありまして、トップ当選をされ、反対の方々もいらっしゃるということについては十分認識をしているところでありますけれども、これまでも説明の機会をいただくたびに、さまざまな観点からご説明を申し上げてきたところでありますし、引き続き、しっかりと説明をさせていただく機会をいただければ、お話を申し上げていかなければいけないと思っているところであります。
もうずっと以前から聞いているんですけど、その地権者の方と知事との話し合いというものの進捗というのはいかがなんでしょうか。
ずっとお話を担当課の方で差し上げているんですが、返事をいただけないという状況がずっと続いております。スケジュールを含めて、文書でもって回答するというお話をいただいて、その回答待ちで、途中においても幾度となくそういった機会をいただきたいというお話をさせていただいておりますけれども、今はそういう状況ではないというようなご回答でありまして、返事をお待ちしている状況が続いております。
今回、町議に当選されるというようなことがありましたけれども、これ、何か話し合いの促進につながるとかいったことはないんでしょうか。
何がですか。
町会議員に当選されたということで。
町議としてご当選なされて、町議会でもさまざまなご議論があろうかと思います。議論を尽くされる中で、双方の理解ができれば、それが一番好ましい形ではなかろうかと思っているところであります。そういった意味では、期待を申し上げている部分もあるところであります。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時40分(40分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成31年4月15日 定例記者会見
会見内容
特定複合観光施設(IR)の導入について(1)
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。
どうぞよろしくお願いします。
今日は、特に私の方から報告、お願い事項等はございません。どうぞよろしくお願いします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
まず、先日、IRについてハウステンボスと候補地に基本合意をされましたが、国からは、宿泊施設10万平米以上だと、長崎県にとってはかなり厳しいハードルが示されると思いますけれども、今後の地域間の競争を勝ち抜くために、県としてどのような取組を進められていくか、教えてください。
ご質問のとおりでありまして、これからIRの区域整備計画の策定を進めていくことになりますけれども、国の方で示されております諸要件を考えてみますと、国際会議場、あるいは展示場、それから、今回新たにホテルの規模等も、相当スケール並びにその内容等について、これまでにないようなものを求めていくという姿勢が示されたところであります。
そうした中で、やはり全国3カ所の一つとして、この私どもが検討を進めてきたIRが勝ち残ってまいりますためには、いかに魅力のある構想をお示しするかということにかかってくるものと考えているところでありまして、そういったことから、これまで事業展開を計画する用地についても、既存のハウステンボスの敷地内で低利用の用地を中心に事業展開を進めていこうと考えておりましたけれども、一部用地の分散化並びに小規模ではないかというようなご指摘等もいただいてきた経過もありましたので、今回、改めてハウステンボス、佐世保市とも協議を重ねて、既存の海に面したホテルヨーロッパの敷地、あるいはパレスハウステンボスの敷地を含めて用地をご提供いただくということで基本合意に達したところであり、今後、そうした用地をしっかりと活用しながら、より魅力のある計画を策定していく必要があるものと考えているところであります。
勝ち残るためには、魅力のある構想を示せるのかというところを強調されましたが、ハウステンボスだけではなくて、やはりIRは日本全国への送客という部分も非常に求められていくと思うんですが、その点長崎は、やはり空港とハウステンボスが遠かったり、福岡空港とのアクセスを考えたときにも、悪いとか、諸般の交通網の上でも不利があると思うんですけれども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
ご指摘のとおり、アクセスをどういう形で確保、整備していくかというのは非常に大きな課題になってくるものと考えております。長崎空港は、これから観光需要が一番高まっていくアジアに最も近いというポテンシャルには恵まれておりますけれども、具体的に、それでは、国際定期航空路線がどれほど開設されているかというと、まだまだでありますので、これからもそういったインフラ整備の部分については、十分力を入れていく必要があるものと思っているところでありますが、既存の空港、それから、これから事業を展開しようと考えておりますハウステンボス間のアクセス、これは陸・海・空、いずれの交通形態においても、さらに拡充を図っていく必要があるものと考えております。
特に、空路を利用してご来県いただく皆様方に対しては、大村湾の海上交通路をさらに強化していく必要があるものと思っておりますし、また、陸上交通、高速交通体系の中で、特に道路については、従前から、県北地域から空港へのアクセス上、非常に大きな課題になっておりました東彼杵道路、あるいは、他県から直接ハウステンボスにおいでいただく際の西九州自動車道武雄佐世保道路、これが暫定2車線になっておりますので、これをいかに、さらに整備を進めていくか、あるいは、現在、九州新幹線西九州ルートの整備に全力を注ごうということで取組を進めておりますが、これも鉄道輸送機関を含めて、いかに多くの方々を安定してお迎えすることができるか、さらに力を入れていかなければいけないと思っているところです。
競争に勝ち抜くためには、魅力ある構想も大事だとは思うんですが、やはり県民の理解を得ることも非常に大事だと思います。中に、県民の皆様はギャンブル依存症であったり、治安対策というところでご懸念を示されている方もいらっしゃるんですが、例えば大阪府・市の場合は、新しい敷地に警察署を集結するという計画もあるみたいなんですけれども、長崎県ではどのような対策、もちろん、今、ギャンブル依存症については進んでいると把握しているんですけれども、何か新しい取組はございますでしょうか。
やはりご指摘のように、地域の皆様方を含めて、幅広い県民の皆様方のご理解をいただき、この構想を具体化していくということは極めて重要な視点であると思っております。
したがいまして、これまでもいろいろな機会を捉えて、セミナーの開催でありますとか、あるいは説明会の開催等、たび重ねて機会をいただき、その都度ご説明をさせていただいているところでありますけれども、そういった中で、やはりこれまでも多くの方々からご意見をいただいておりますのは、ギャンブル依存症でありますとか、治安の悪化に対するご懸念でありますとか、さまざまなご指摘、ご疑問点等をいただいているところでありますので、そういったギャンブル依存症等については、国の方でも対策の法令が既に設けられたところでありますので、そういった取組と連動しながら、地域としてもやはり安心していただけるような対応策を組み立てていかなければいけないと思っておりますし、治安の悪化部分に対するご懸念の部分についても、幅広い方々のご懸念の点等も踏まえて、これからの区域整備計画の中でしっかりと盛り込んでいく必要があるものと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
次に、新幹線について質問させていただきます。
先日、与党PT検討委員会がありまして、中村知事は囲みの方で、PT検討委員会の中で委員長から、 佐賀県分の一部肩代わりをご提案されていて、そのときは、「いろいろあります」と、「難しい」とご回答されているんですけれども、このままでは、長崎県として佐賀県を説得することが困難だと思いますが、今後どのように長崎県としては佐賀県を説得されていかれるお考えでしょうか。
佐賀県知事とは、これまでもお話をさせていただきましたように、今年の1月に直接、二人だけでお時間いただいてお話をさせていただきました。新幹線に対する思いは、それぞれ長崎、佐賀、異なるものがありますけれども、ただ、一旦フリーゲージトレインを導入する前提で両県合意をした上で整備に取り組んできたという経過もあるわけでありますけれども、今、直面しております最大の課題は、やはりフリーゲージトレインそのものの導入がなかなか難しいという状況になったことによるものでありまして、そういう意味からすると、このフリーゲージトレインの開発に携わっていただいた国の方で、やはり責任あるお立場として議論を重ね、一定の整備の方向性を示していただく必要がある。よく説明していただいた上で、それぞれの県が、検討をする必要があるんではないかということで一致したところでありまして、したがいまして、スケジュール感については違いがありますけれども、私ども長崎県としては、一刻も早く国の方でご議論を進めていただき、整備方針を示していただきたい。
佐賀県では、さまざまな課題もありますので、急ぐことはないというお話でありましたけれども、いずれにいたしましても、国家プロジェクトでもありますので、国の方でしっかりとした方針を示していただく必要があるという点では一致をしたわけでありますので、まずは、佐賀県のご懸念に応えるうえでも、国の方で一定の考え方、方針を示していただくということが大前提であろうと、こう考えてきたところであります。
佐賀県のお話をお聞きすると、地元負担の問題、あるいは並行在来線の問題、ルートの問題、あるいは地域振興の問題等についてご懸念をなさっておられるということでありますので、この地元負担の問題については、これは長崎県だけではいかんともしがたい課題でもあります。貸付料、あるいは国費の活用等含めて、しっかり考え方をお示し願いたいと思いますし、併せて、また並行在来線の問題につきましても、先般も経営分離されることがないよう長崎県としても求めるというお話をさせていただきましたけれども、この並行在来線の取り扱いについて、しっかり方針をお示しいただく、そういった中で、やはり議論を進めていくということが何よりも大切なことではなかろうかと思っております。
そういった中で、先般、長崎県の意見聴取が行われたところでありますけれども、その際には、関係の制度的な環境が整った段階で、長崎県として地方負担の一部を負担する考えがあるのかというお尋ねをいただきました。この点については、単なる佐賀県の負担の肩代わりということは、これはなかなか難しいと、これはもう従前から申し上げてきた内容でありまして、新たな負担を求められるということであれば、どういった点に着目して、どういった要素で、どのくらいの負担が求められるのか、そういった点について、しっかりご議論、そしてご提言をいただくべきお話ではなかろうかということでありまして、ただ単純に長崎県がフル規格の実現を求めている、あるいは佐賀県が地元負担について難色を示されていると、そのことをもって直ちに佐賀県の負担の一部肩代わりをすることについてどうかと、こう言われると、なかなか難しいとお答えをせざるを得ないというような状況であろうかと思っております。
なかなか新幹線スキームは、法律の方でも明確に負担が決まっているので厳しいと思うんですけれども、平成20年の在来線、また話は在来線の方で違うんですが、その時は当時の金子知事が、本来は佐賀県が少し負担しないといけないところを長崎が2:1で負担したという事実もあったんですが、そのことを今回、新幹線に当てはめられるのは、なかなかこのままでは難しいというお考えでしょうか。
在来線の運営にかかる経費の負担割合、これは特に明文の規定も何もないわけでありまして、それぞれの事情に応じて、共同経営体としてその負担のあり方というのは任意に定められるような、ただ、恐らくほとんどの事例は、それぞれの路線延長等に基づいて負担割合等を決められる事例が多いのではなかろうかと思っておりますけれども、ご承知のとおり、この新幹線の実現に至るまでさまざまな議論が重ねられ、最後の解決策としてこういった負担のあり方について合意が得られたという経過があるわけでありますので、それはそれとして意義のあることであろうと思いますけれども、この整備新幹線の整備にかかる地元負担、これについては法律による定めがあって、工事区間の存在する都道府県がこれを負担するということで、基本的にはいずれの新幹線もそういう考え方のもとで整備がされてきたと、こう理解をいたしております。
それは、確かに法律を変えればいいじゃないかというご議論もあるんだろうと思いますけれども、それであれば、この西九州ルートが他の新幹線とどこがどう違うのか、長崎にはどういう考え方でもって負担の一部肩代わりということになるのか、そこがやっぱり県民の皆様方に対しても私の立場からしっかり説明をさせていただき、理解を得ていかないと、これはもう難しい課題でありますので、まずはそういったことをしっかりと整理をしていかなければ、直ちに状況に応じて柔軟にいずれの選択肢も可能ですよということにはならないものと思っております。
今後、佐賀県知事も与党PT検討委員会の方で4月中にお話をされると思うんですけれども、その前後で中村知事が山口知事とお会いになるご予定はございますでしょうか。
それはこれからの動きと内容次第だろうと思っております。話す必要があれば、その都度、また直接お話をさせていただく機会をつくっていきたいと思っているところであります。
松が枝地区再開発構想について
松が枝の2バース化で、この前調査費が国の予算につきましたけれども、この海の玄関口を中村知事はどのように今後のビジョンとしてデザインされていくか、お考えを聞かせていただいてよろしいでしょうか。
現実に今、松が枝地区には数多くのクルーズ船が寄港していただき、これを100%受け入れることができないような状況が続いている中で、2バース化について要請を重ねてきた結果、調査費が計上されるという状況になってまいりました。大変うれしく思っているところでありますが、やはり2バース化の実現に際しては、新たな海の玄関口としての交流と賑わいの拠点としての機能をしっかり担うことができるように整備を進めていく必要があるのではないかと、こう考えているところでありますので、これまでも既に長崎市と一緒に関係部局をメンバーとした検討会議を設けて検討を進めてきた経過があるということでありますので、国の動きを見極めながら、より具体的にまちづくりに向けて取り組んでいくことができるように努力していかなければいけないと思っております。
長崎県議会議員一般選挙の結果について
統一地方選挙の方ですが、前半戦の県議選が今月7日に投開票を行われたわけですけれども、幾つか特徴があったかと思います。投票率は過去最低だったとか、新人さんが11人当選と、女性議員が最多6人になったとか、政党別の議席も若干変化があったというふうなこと、これらを踏まえて知事の受け止めというものを伺いたいんですが。
まず、投票率の問題であります。全国的な流れでもありますけれども、この低下傾向が続いているということについては、非常に残念な思いをいたしております。やっぱり政治に対する関心が薄まりつつあるのかという懸念もいたしているところでありますけれども、やはり若い方々を含めて政治に関心を持って、自分たちの思いを反映させていくことが必要であるという思いを持っていただくことが非常に大切ではなかろうかと思っております。
今回の選挙でも、選挙管理委員会では、これまでになかったような新たな取組も進めておられます。例えて申しますと、若い方々に向けてチラシを配布されたり、インスタグラムを利用した啓発をされるなど、あるいはまた、自動車を活用した移動式の期日前投票所を新たに設置されるといったこともあったとお聞きしているところでありますけれども、これからも私ども、私自らの問題を含めて、やはり政治に対して関心を持っていただけるように努力していかなければいけないんではなかろうかと思っております。
それから、新人の方々が11名当選されたということでありますけれども、前後の年齢を比較いたしますと、平均年齢が5歳以上若返ったというお話もお聞きしているところであり、一定世代交代が進んだ選挙ではなかったのかという思いもいたしております。そういった意味で、いろいろな世代の方々が積極的に政治に関わりを持っていただくというのは、すばらしいことではなかろうかと思っております。
それから、女性議員の皆様が県議会で最多6名の方々になったということでありますけれども、これについてはもうご承知のとおり、政治分野における男女共同参画の推進について、推進法が成立を見て、取組が進められてきたところでありますけれども、今回の選挙の状況を見ますと、全国で女性議員の割合が10.4%だったというお話をお聞きしておりますけれども、本県においては13.04%になったということで、平均を上回るような形になったところであります。女性議員の皆様が増えたということで、女性の視点での政策提言等もいただくことができるんではなかろうかと考えているところであります。
それから、また、政党の構成が変わったということでありますけれども、この点については、もうまさに県民の皆様方の選択の結果ではなかろうかと考えているところであります。
石木ダム建設事業について
それから、石木ダム事業に関してなんですが、当初の予算では19億円ということで計上されていたかと思うんですが、国土交通省の補助額が見込みより少なかったというふうなことで11億円に減額されたということ。特にまた、その本体工事費というのが、5億円を当初上げていたところが5,000万円ということで大幅に減っているわけですけれども、そういった意味で、本体工事費を計上するにはちょっと勇み足というか、拙速ではなかったのかというふうな感じもするわけですが、そのあたりいかがなんでしょうか。
事業費については、当初予算19億円計上していたわけでありますけれども、これは執行に当たって最大限執行可能額が19億円ということで、所要額を県の予算に計上させていただいたところでありますけれども、その中で、このダム本体関連の工事費として5億円を見込んでいたわけでありますけれども、その後、予算計上後、いわゆる地権者との交渉状況でありますとか、付替え県道工事の進捗状況等、改めて国とすり合わせを行って、結果として内示額が総額11億円、そして本体工事費5,000万円という形になったわけであります。
具体的な本体工事、これは本体工事の準備工ということで位置づけられておりますけれども、掘削工事が主たる内容でありまして、掘削工事をどのくらいのボリュームやれるかということになってくると思いますけれども、規模は少なくなると思いますけれども、やはり計画的に事業の推進に努めていく、そして、今後また地元の理解をいただくような形で、さらに工事進捗に努めていく必要があるものと考えているところであります。
掘削というのは、本体の下の部分を掘削するという意味合いですか。
隣接部分ですか。
本体部がありまして、山の頂部あたりを想定、もともと計上して、その規模が少なくなるということになります。
そこはもう、県の土地になっている、所有になっている部分ですか。
そうです。既に買収している土地でございます。
新元号への移行作業について
それから、改元に関連してなんですけれども、ちょうど10連休ということで、元号が変わるのを挟んで長期の休みに入るわけですけれども、そうした中で、前もちょっとお尋ねしましたけれども、県の方での平成から令和に変わるということでのシステム的な部分とかの変更が大丈夫なのかとか、あるいは直接、市役所とかみたいに窓口がどうこうというふうなことはあまりないのかもしれないんですけれども、県民からいろいろ受け付けたりする窓口を開けたりとか、そういったような対応があるのかどうか、職員の体制ですね。
それから、あとは、5月1日即位ということで、それに向けての記帳所を設置するとか、そういったもろもろの対応について伺いたいんですが。
まず、平成から令和に変わる、その移行は順調にいくのかというお尋ねでありますけれども、前回もお答えをいたしましたけれども、今回は生前退位ということでありまして、元号が変わることもあらかじめ想定されたところでありますので、改修箇所の調査、所要のシステムの移行作業についてはこれまでも取り組んできているところであり、順調に推移しているものと理解をいたしております。
県で運用しておりますシステムは、およそ350ありますけれども、このうち170ぐらいのシステムで対応が必要ということで所要の作業を行っているところであります。もちろんシステムの中には、直接県民の皆様方の生活に影響がある分野もありますし、あるいは庁内の内部システムとして運用しているものもありますが、いずれもほぼ順調に進んでいくものと理解をいたしております。したがって、大型連休の期間中、特に職員の出勤等、今のところ考えていないところであります。
それから、元号が変わるということに伴って、記帳所などをどうするのかという問題でありますけれども、現在、国のお考えもまだお示しされていないところでもありますし、今後、他県の動き等も含めて、対応状況を見ながら検討していきたいと思っているところであります。
それでは、各社の方からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線のことでお尋ねです。先ほど、知事のお言葉の中でも佐賀県が費用負担について懸念しているというお話でしたが、先日の報道で、九州新幹線の新鳥栖・武雄間の建設費に関して、フル規格で整備した場合の佐賀県負担が450億円から660億円になるという、そういう試算があることがわかりました。昨年の佐賀県の試算では2,000億円ということを考えると、大分金額が下がるかと思うんですが、この点についての受け止めを教えてください。
これまで私どもが申し上げてまいりましたのは、確かに6,000億円を前提に考える際の地方負担、3分の1ですので2,000億円。そして、そのうちの55%が実質的な負担になりますので、しかるべき額になるのではなかろうかと、こういう議論がありましたけれども、そういった制度のほかにも、いわゆる貸付料の財源でありますとか、国費、これがどういう形で確保されるのかということによって地元負担は大幅に変わってくる可能性があるものですから、ぜひ、これまでも国において、そういった点を含めて議論を進める上でも、早くそういった姿をお示しいただきたいというお願いをさせていただいてきたところであります。
実は、その450億円ないし660億円というのは、私どもは承知していないところでありまして、その前提としては、恐らく一定の貸付料財源等を見込まれた結果ではなかろうかと、こう思っているところでありまして、したがいまして、相当程度の地元負担の軽減につながっていく可能性があるものと理解をいたしているところであります。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
今の質問に関連してなんですけれども、今、試算では、貸付料は30年で考えられていると思うんですが、今、50年というスパンで考えているというお話も上がっているんですけれども、そのことについて、中村知事はどのようにお考えでしょうか。
これは、恐らくJRさんのお考えもしっかりとお聞きしながら、検討が進められるべき項目ではなかろうかと思っているところであります。
そしてまた、当然ながら、この財源活用の話については、西九州ルートだけではなくて、残された整備新幹線全てに関わってくる問題でもあろうかと思いますので、ぜひ、国の方で積極的にご議論、ご検討いただきたいと思いますけれども、これが30年に限らず、40年、50年ということで長期にわたる財源の活用が可能になってくるということであれば、先ほど申し上げたように、直接地元負担の軽減につながる話でありますので、これは非常に可能性としては、整備が実現に至るハードルが低くなるということになってきますので、私どもも、そういった形で検討がなされていくことは歓迎していきたいと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
特定複合観光施設(IR)の導入について(2)
IRの関係でハウステンボスの澤田社長が、前回の記者会見で、ハウステンボスとしては事業者に応募しないということを表明されて、理由として、投資が回収できるかどうか非常に不安だという判断をされて、これまで水中カジノとか、一応そういう自らの構想を示しながら、自分としてはやらないというふうに決断されたわけなんですけれども、知事としてどういうふうに受け止めておられるかというのと、やはりもちろん交通とか、あそこに通うと、果たしてこれだけの人が来るのかという体感的に思うんですけれども、その辺、それに破綻しないかとか、いろいろ懸念があると思うんですが、知事としてはどういうふうに受け止めておられますか。
世界でIRが展開される中で、やっぱり事業者としては十分慎重にそういった投資並びに回収の可能性を含めて検討されたうえで手を挙げてこられるものと思っております。もちろん、カジノというものは国内に今までありませんでしたので、そういった事業に詳しい事業者の方々がいらっしゃらなかったわけでありますが、澤田社長さんは、IRそのものについては非常に積極的なお考えをお持ちでありましたけれども、事業に直接携わるかどうかという点については、先ほど申し上げたように、ノウハウの蓄積が国内にはほとんどないという状況もありまして、今回、ご指摘のような姿勢をお示しになられたものと思っております。いずれの事業者もやはりIRとしての可能性を十分検討されたうえで提案をいただいているものと思っているところであります。やはり海外でうまくいっているところも、いってないところも、事例があるだろうと思いますけれども、そういった中で、最良の形でこのIR事業が展開されるようにということで、今検討が進められているものと理解をいたしております。
それから、思うように集客ができるのかということに関してでありますけれども、これはやはりいろいろなIRの事業展開の事例等を踏まえた上で、専門家の皆様方のご意見等もお聞かせいただきながら試算した数値として、IR開設によって700万人前後のお客様の来訪が見込めるのではなかろうかと、こう試算されているところであり、これはやはりこれからの具体的な区域整備、IR構想の実現に至る過程の中で、そういった点についてもしっかりと検証しながら組み立てていく必要があるものと思っております。
知事としては、要は、実際そういう実績とか経験がない中で聞かれて、それは、結構プラスに捉えられているものなんですかね。
もっと経験がある事業者にやってもらいたかったというふうにこれまで思っていましたと。
ええ。IR事業者というのは、やはりそこにノウハウをしっかりお持ちで、なおかつ、やはりお客様をお迎えできるような人的ネットワークを含めて持っていらっしゃる事業者の方々が好ましいのではなかろうかと思っているわけでありますので、やはりいろいろな提案をお受けする中で、事業者の選定というのは十分慎重に対応していく必要があるんではなかろうかと思っているところであります。
世界の動き、特に日本が参考にされておりますシンガポールの事例など、私も直接お邪魔をして、事業者の方々からご意見等もいただいてきたところでありますけれども、可能性としては、十分に期待し得るものがあるものと受け止めているところであります。
最後の質問でお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(4)
新幹線について、それに関連してですけれども、新鳥栖・武雄温泉間の並行在来線について、JR九州に経営を維持してほしいと、前回の与党PT検討委員会で言及されましたけれども、与党PT検討委員会で言及された理由、そして、その可能性をどのように考えていらっしゃるんですか。
これは、資料でもお示ししておりましたけれども、例えば本県に関わる路線としては佐世保線がありますけれども、佐世保線は、この間、30年以前と比べても利用者数は増加傾向で推移しております。恐らく、並行在来線ということを考えたときに、新鳥栖から武雄温泉に至るこの路線が、仮にフル規格で新幹線が整備されるとなると、並行在来線として検討の対象になってくることもあり得ないことではないと思いますけれども、この区間では、いわゆる唐津線、そして長崎本線、そして佐世保線がそれぞれ存在するわけでありまして、こういった路線を結ぶ重要な幹線に当たるわけであります。
したがって、これが経営分離されるということになると、残る3つの路線、これのネットワークがどうやって確保されるのか、非常に懸念されるところになってまいりますので、ここはしっかりJR九州で経営維持をしていいただく必要があるんではなかろうかと。特に佐世保線、唐津線等についてはJRで運営される。もちろん長崎本線もそうでありますけれども、そういう位置づけに当たる幹線路線であると、こう考えているところであり、経営分離の対象から除外していただくよう、要請を行ったところであります。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時27分(27分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie平成31年3月18日 臨時記者会見
会見内容
平成31年4月1日付人事異動について
それでは、ただいまから、人事異動に関する記者会見を始めます。 知事、お願いいたします。
よろしくお願いします。 それでは、4月1日付の人事異動を発表させていただきます。 ご承知のとおり、平成31年度は県の総合計画の4年目、そして、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の最終年度を迎えます。 総合戦略の仕上げの年となる平成31年度は、これまで以上に具体的な成果が求められていることを念頭に置いて、組織と職員の総合力を生かしながら、県政が抱える様々な課題の解決、目標の達成に向けて、具体的な施策の推進に全力を注いでいくことといたしました。 そういう観点から所要の組織改正並びに人事異動を行うこととしたところであります。 組織改正につきましては、人口減少対策や総合計画を効果的、効率的に推進していくため、平成30年度から統轄監の設置、あるいは産業労働部等での課や室の改正を行ったところでありますが、具体的な成果を確実かつスピード感を持って県民の皆様方に還元していくことが極めて重要でありますことから、平成31年度については、年度当初からすぐに各種施策の推進に県の総合力を持って取り組むことができるように、連携体制を維持して着実な推進を図ることといたしまして、部の新設など、部局を超える大幅な組織再編は、これを行わないという方針で臨んだところであります。 併せて、課や室の改正、班の新設なども極力避けることとし、最小限にとどめることといたしました。 結果としては、別紙にお示ししておりますような内容にとどまったところであります。 人事異動につきましては、行政の継続性と専門性を保ちながら、様々な課題の解決を図ってまいりますため、これまで以上に効果的・効率的に取り組んでいけるよう、一定必要な期間、在職をさせるという方針で臨みました。併せて、職員の意向や適性、経歴などを見極めながら、適材適所の人事配置に努めたところであります。 特に、具体的な成果を出してまいりますために、実践力、行動力が求められる状況にあり、単なる年功序列の順送りの人事ということではなくて、能力のある若手職員を本庁課長職に積極的に登用したところであります。 また、女性職員の登用については、優秀な女性職員を本庁課長、あるいは企画監として責任ある役職へ配置したほか、若手の女性職員を本庁課長補佐、係長の役付職へ登用を進め、意欲と能力のある女性職員がこれからの管理職としての役割を早期に担っていただけるよう、キャリア形成に意を用いることといたしたところであります。 このほか、市町との連携をより一層深めて県と市町とが地域の課題を一体となって解決していくため、引き続き、県・市町職員の人事交流を推進してまいりますとともに、九州各県との人事交流、民間、海外への研修派遣のほか、技術系の若手職員を事務部門に配置するなど、職員の人材育成にも努めたところであります。 人事異動の主なもの、異動人員については、お配りしている資料のとおりでありますが、幾つか申し上げますと、古川敬三総務部長の勇退に伴い、その後任に平田修三産業労働部長を起用し、その後任に廣田義美企画振興部政策監を起用することとし、さらに、その後任に前川謙介五島振興局長を登用いたしました。 木村伸次郎県民生活部長の勇退に伴いまして、その後任に木山勝己東京事務所長を登用いたしました。 沢水清明福祉保健部長の勇退に伴い、その後任に中田勝己福祉保健部政策監を起用いたしました。 田代秀則文化観光国際部政策監の勇退に伴い、浦真樹政策企画課長を登用いたしました。 新設の水産部政策監に高屋雅生水産部次長(「高」は、はしごだか)を登用いたしました。 岩崎直紀土木部政策監、これは3公社に派遣いたしますが、岩崎政策監の勇退に伴い、その後任に田渕和也長崎振興局長を登用いたしました。 寺田勝嘉人事委員会事務局長の勇退に伴い、その後任に大粼義郎壱岐振興局長を登用し、出向させることといたしております。 そして、辻亮二監査事務局長の勇退に伴い、その後任に下田芳之産業労働部政策監を起用し、出向させ、さらに、その後任に貞方学産業労働部次長を登用することとしたところであります。 なお、異動人員は、昨年の1,337人に対して今年度は1,237人ということで、規模的には100名少なくなっているところであります。 とりあえず、私の方から発表、報告をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いします。
私の方から、今回の組織改正に入っているIRのことでちょっとお尋ねします。 大規模な組織改正はしないということでしたが、とはいえ、IR推進室を推進課にしたというところが、一つ、県としてのメッセージだと受け止めています。 改めて、室から課になることによって人数がどの程度、体制が変わるのか。そこをもう少し仕事の内容が具体的にどのように変わるのか、そのあたりの変化の部分をお示しいただきたいのと、この後の会見で聞こうと思っていたんですが、流れでお尋ねします。 恐らく、このIR推進課が今後のIR誘致の司令塔的役割を果たすかと思うんですけれども、今後、その事業を選定していくに当たって財務状況等々、そういった判断もしていくことになると思うんですけれども、県として、どんなIRにしたいのか、何かテーマ性、単に事業者側から提案を受けるだけではなくて、県としてもIRが何か持っているテーマなどがありましたら、併せて教えてください。
IR推進室を、今回、IR推進課にすることといたしましたけれども、これはご承知のとおり、国の基本方針が今年の夏ぐらいに示されるということになっておりますが、そうした動きを受けて、IRの誘致を目指すそれぞれの機関においては、実施方針案を策定し、具体的な区域認定申請に向けた準備作業に取りかかっていく必要があります。 したがいまして、これからいよいよ具体的な構想を煮詰め、区域整備計画を策定するという段階に入ってまいりますので、体制をしっかり整備した上で計画的な事業の推進に全力を注いでいかなければならないと考えております。 それから、このIRは、とりあえず九州各県の中では長崎が先行して手を挙げて推進してきているところでありますが、これは広域的な連携体制の構築が必要不可欠になってまいりますので、長崎のIRというよりも、九州全体のIRとして位置づけ、それぞれ連携・協力をいただきながら、構想の具体化に取り組んでいく必要があると、こう考えておりますので、そういった九州全体としての推進体制の構築等にも取り組んでいかなければいけないと思っております。 個々具体的には、実施方針に基づき具体的な業者の選定作業等にも取り組んでいくことになってまいりますけれども、まずはIR事業者との情報交換等の機会をもっともっと広く設けていく必要があると、こう考えているところでありますので、そういった各事業者との情報交換に携わる職員なども増やしてまいりたいと考えているところであります。 それから、まだまだ区域整備計画の前段階でありますので、具体的にどういったテーマ性を持ったIRを組み立てようとしているのかということについては、まだまだ発表させていただけるような段階ではないところでありますので、ご了承をいただきたいと思っております。
人数だけお願いします。
現在、10月の人事異動でも増員があっているんですが、現在、室員が10名、兼務職員1名を配置しておりますけれども、これを新年度、課員として14名、非常勤職員を1名配置するようにして15名になります。
11から15ということですか。
そういうことです。
人事のお話をされる前段のところで、平成31年度は、長崎県総合計画チャレンジ2020が4年目を迎えると、また、まち・ひと・しごと創生総合戦略が最終年を迎えるということがありまして、その最重要課題として人口減少対策を位置づけていくというようなお話だったんですけれども、今回の人事異動の中で人口減少対策とかを反映した面とかがあれば教えていただきたいなと思うんですけれども。
人事の面では、先ほど冒頭にも申し上げましたけれども、この人口減少対策を組織横断的に推進するために、今年度から統轄監という職責を設けて、各部局間の連携を一層深めながら、具体的な成果を求めていこうと、こう考え、取り組んできたところでありまして、組織的にはそういった体制のもと、もっと各部局の連携を深めて、具体的な成果を追い求めていかなければいけないと、こう考えているところであります。
いろんな施策を同時多発的にというか、やっていくということになるんですかね。
これは県の政策の中でも、例えば産業の活性化と雇用の場の創出、企業誘致をさらに積極的に進めていく、県内就職促進対策に取り組む、あるいは県外進学者のUIターン就職をさらに進めていく、移住・定住対策、あるいは子育て、結婚支援策のさらなる強化を図っていく、それぞれの部局がやはり人口減少というのを大きな課題として捉えて、連携を深めながら総合的な形で成果を出していかなければいけないと考えております。
ありがとうございます。
人事異動の件で教えてください。 今回、単なる年功序列の順送りではなくて、能力のある若手職員を本庁課長職に積極的に登用されたということがあります。その背景には、具体的な成果を出すための実践力、行動力が求められるとご指摘されていますが、この若手職員の登用と実践力、行動力というのはどういうふうに関係していくのか、ちょっと教えてください。
やはり県政で一番重要であると思っておりますのは、これまでも申し上げてきましたけれども、行政が旗を掲げてこれを振るだけでは成果に結びつきにくい。これはやはり県民の皆様方、各団体の皆様方と連携を図りながら、同じ思い、共通の目標感を持って取り組んでいただく、そのことで初めて具体的な成果が得られるものと思っております。 そういう意味では、もう常に業務を一緒に推進してきている、例えば産業活性化の部署では産業活性化に向けて各団体の皆様方と一緒に仕事をしてきた職員、そういった職員が関係性を保ちながら、より連携を深めて一緒になって取り組んでいく、そういうことが具体的な成果に結びつく上で非常に重要であると、こう考えているところであります。 したがいまして、これまでも仕事、さまざまなレベルの仕事があろうかと思いますけれども、これまで各団体の皆様方と顔を合わせて、また、いろんなプロジェクトに一緒に取り組んできて、具体的な事業の推進に力を注いできた、そういう職員を積極的に登用していこうと考えまして、結果的に、例えて申しますと40代の本庁ポスト課長、企画監、これは昨年は9名の40代の本庁課長、企画監の職員がおりましたけれども、今年は19名に増やしているところであります。
現場でいろいろ民間の方とやりとりした人を、そのまま現場に置いておくのではなくて、きちっと権限を持った部署にやって、さらに強化をする、人口減少対策を進めていくというような考えですか。
そういうイメージで考えております。
あと、この中で目玉みたいなものってありますか、若手の幹部登用の中で。この幹部というのは、若い人はなかなかなれなかったけれども、今回、目玉ですというのは。
19名、いずれも目玉になっていくんではなかろうかと、期待を込めてそう思っております。
同じ質問になってしまうんですが、その女性幹部の登用というのも、非常に女性の方が今後キャリアを築いていく上で大切なことだと思うんですけれども、これまで男性しかやったことがないけれども、今度初めて女性をというものがございますか。
女性の、そうですね、新たに女性の課長さんに就任していただいたのは、例えば世界遺産課長、それから、食品安全は前も女性の方?
初めてじゃないでしょうか。そうです、初めてですね。
食品安全・消費生活課長も初めて女性の課長さんでありますし、それから、統轄監付の補佐監にも新たに女性の職員を配置いたしました。
ほかにございませんでしょうか。
女性の登用に関連してなんですけれども、管理職が、新年度、管理職が女性はどれぐらいの割合いらっしゃってという数字と、その数字に対して知事がもっと増やしていきたいとか、今年はこれだけ増やせたとか、何か受け止めがあったら教えていただけますか。
管理職の中で女性職員が占める割合でありますけれども、31年度9.3%になっているところであります。ただ、これはもっともっと増やしていかなければいけないということで、特定事業主行動計画において、平成32年度に14%まで女性管理職を増やすという目標を掲げているところでありまして、さらに、人材育成並びに登用を促進していかなければいけないと考えております。
ほかにございませんでしょうか。
県の一番の課題である人口減対策で、社会減を見ていくと8割が18から22歳ぐらいに集中していますけれども、その分野について、なかなか思うような成果が上がらない中、今回の組織改正で少し手厚くした部分とかいうのはあるんでしょうか。
先ほども申し上げましたけれども、組織改正については今年度、組織も変えて体制はつくったところでありましたけれども、まだまだ具体的な成果に十分結びついてないという面があります。 あとは、施策の進め方、組み立て方が大事になってくるものと思っておりますので、先ほども申し上げましたけれども、特に進学、就職を機に県外に若い方々が出てしまわれると。これについては、いろいろな県内企業の情報提供、あるいは就職面談会、企業説明会等を開催してきましたけれども、まだまだ行き渡ってないと。県内企業もあまり周知されてないという状況でありますので、これはそういった施策の充実に併せて、ボリュームをもっと増やしていく必要があるものと、こう思っておりまして、例えば高校生の方々、大学生の方々に対して直接県内への進学、就職を働きかけるような呼びかけ、その講座を積極的に開催していこうと、こう思っておりまして、私を含めて県の幹部職員に、できるだけ直接、高校、大学へ出向いていただいて、県内の企業情報などもご紹介しながら、そしてまた、長崎での暮らしやすさなどについても理解をいただく中で、少しでも流れを変えていければと、こう考えております。 それと、新しく県外に出てしまわれた方々へのアプローチ、これが今までは個人情報がなかなか取得できにくいということで難しい面がありましたけれども、都市部に対してキャリアコーディネーターを新たに配置するということにいたしておりまして、大学との関係を構築しながら、同じような情報発信を進めて、県内へのUターン就職を促進していかなければいけないと思っております。
そういう施策を実行するために、若者定着課の人員を少し何人か増やすであるとか、そういう部分とかあったりされるんですか。
先ほど申し上げたキャリアコーディネーターなども新たに増員して配置をするということにいたしました。ただし、これは正規職員じゃなくて、非常勤職員で対応するという形になってまいります。
ほかにございませんでしょうか。 ございませんでしたら、以上をもちまして、人事異動の記者会見を終了させていただきます。 定例記者会見を引き続き行いますので、そのままお待ちください。
・午後2時29分から午後3時6分(37分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成31年3月18日 定例記者会見
会見内容
九州新幹線西九州ルートについて(1)
ただいまから定例記者会見を始めます。
今日は、冒頭の発言がございませんので、幹事社のほうからお願いいたします。
先日、与党PT検討委員会が、6月末をめどにフル規格か、ミニ新幹線なのかを方向性を示すという方針を明らかにしました。これまでの整備方針が決まらない状態から変わる可能性が出たわけですが、県としての受け止めをお願いします。
2点目に、一方で与党PT検討委員会は、佐賀県と期限を設けずに議論をするとも言っていまして、本当に事態が進展するのか、依然として不透明でもあります。知事も、以前、明言されているように、2020年度の概算要求に、武雄温泉から先のアセス調査費の計上がなければ、今後の全線開通の見通しが立たないわけでして、県として、6月末までに新たな行動をとったりする予定があるのでしょうか。
3点目に、もし仮に概算要求に盛り込むことができなかった場合、県としてどのような行動をとるのか、盛り込めなかった場合の影響や知事の責任も含めて、お願いします。
九州新幹線西九州ルートでありますけれども、県としては、これまでもこの西九州ルートの整備のあり方について、早急に議論を進めて方向性を示していただきたいということを訴えてきたところであります。
そういった中、去る3月7日に、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの九州新幹線西九州ルート検討委員会が開催されました。その際、国土交通省からは、この整備方式について、フル規格かミニ新幹線、この2つの方式について、比較検討結果等の説明がなされたという話を聞いているところであります。
今後、与党PT西九州ルート検討委員会においては、この説明内容を踏まえて、JR九州、そして長崎県、佐賀県のそれぞれを意見聴取された上で、整備のあり方に関する議論を行い、意見が集約される予定であると、こう理解をいたしておりまして、しっかりと本県の考えをお伝えして、フル規格による整備の早期実現を求めてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、県といたしましては、国会議員の皆様方、あるいは県議会の皆様方、経済界をはじめ県民の皆様方のご協力をいただきながら、政府・与党に対して、この西九州ルートの整備方針の早期決定について、強く要請をしていきたいと考えているところであります。
それから、環境アセスの調査費が計上されなければ、その後の事業展開に見通しが立たなくなるんではないかというお話であります。これまでも申し上げてまいりましたように、今のような事態に立ち至ったということは、すなわち、この西九州ルートに導入を前提に整備が進められておりましたフリーゲージトレインの開発がうまく進まなかったということに最大の要因があるわけでありますので、先般、佐賀県の山口知事とも意見交換を行った際、そういった状況認識のもと、今後は、国において責任ある立場として、まず、しっかりと国の考え方、方針を提示していただいて、説明していただく必要があるということで意見の一致をしたところであります。
したがいまして、私といたしましても、そうした点について、この西九州ルート検討委員会の山本委員長、あるいは、そのほかのメンバーの方々、国、政府・与党関係者の方々と直接お話をし、早急に整備のあり方に関する議論を進めていただきたい。そして、整備の方向性を提示していただきたいということを求めてきたところであります。
したがいまして、そうした議論を進めて、一定の方向性を明らかにしていただく中で、今年夏の概算要求においては、環境影響評価調査のための関係予算を国の予算として盛り込んでいただきたいと考えているところであります。
これまでは議会中ということもありまして、私、直接、各関係機関に働きかけを行ってまいりましたけれども、なるべく早い時期に、本県選出国会議員の皆様方、県議会の皆様、そして、経済界をはじめ関係団体の皆様方のご協力もいただきながら、政府・与党に対して、この整備方式の早期決定について、要望活動を展開していきたいと考えているところであります。
仮に、概算要求に盛り込めなかったときにどうするのかというお尋ねでありますけれども、先ほど申し上げましたように、これまでも早急に方向性を明らかにしていただきたいという要請を重ねてきたところでありまして、仮に、環境影響評価調査の関係経費が予算に計上されないということになると、いわゆる北陸新幹線が、もう既に関係予算が計上されて、具体的な調査にかかっているわけでありまして、次のステップとして、整備財源の確保でありますとか、もろもろの検討作業が進められていく中で、この西九州ルートが遅れてしまうというようなことがあっては決してならないと考えているところでありますので、引き続き、先ほど申し上げたように、要望活動等も積極的に展開しながら、整備方針を早急に示していただけるよう、全力を注いでいきたいと考えております。
石木ダム建設事業について(1)
まず、石木ダムですけれども、何度も伺っていて恐縮なんですが、去年、知事選の際に、地元の方と話し合いをするという約束をされたかと思うんですけれども、その辺の実現のめどといいましょうか、そこら辺を伺いたいということ。
あと、新年度予算については、本体工事予算を盛り込んでいるということで、予算のほうも通りましたけれども、具体的にはどういった本体工事というのをやられるのかということをまずお尋ねしたいと思います。
地権者の方々との面談のお話であります。これは、さきの知事選挙の際に、地権者の方々から、自分たちの思い、実情等について、ぜひ話を聞いてくれというご要請をいただきまして、その前までは、計画自体を白紙に戻さないと会わないというお話をお聞きしておりましたので、そういった点を確認させていただきましたところ、そうではないんだというお話をいただき、それでは、お会いをいたしましょうというところで、現在、担当部局と地権者の方々との調整を進めてきたところでありますが、まだまだ具体的な日程が決まるまでには至ってない状況であると聞いております。
ただ、継続してずっと相談をさせていただいているところでありまして、地権者の皆様方も時期的に多忙な時期もあるので、しかるべき時期があれば、調整をしていただけるものと考えているところであります。できるだけ早く、そうした機会を設けることができればと考えているところであります。
それから、新年度予算でありますけれども、現在は、いわゆる買収済みの用地を利用しながら、付け替え県道工事を行っておりますが、まだダム本体、用地自体を買収できていない状況でありますので、その段階で、具体的に関係予算の執行に着手していく必要があるものと考えております。
31年度予算のほうに本体工事費を計上されているということだったんですけれども、まだ具体的に何をやるかというところではなかったんですかね。
地権者のご理解をいただいて用地が取得できたという段階では、もちろん、平成34年度事業完成を目指しておりますので、事業に着手していけるものと考えているところであります。
ローマ法王の長崎来訪について
ローマ法王の長崎訪問ということで、11月25日前後というような具体的な話も出てきておりますけれども、ここに向けて県のほうとしては、世界遺産である「潜伏キリシタン関連遺産」とかを活かしたいろんな集客であるとか、そういった企画というか、政策というか、何か考えておられるようなことがあれば、伺いたいと思います。
ローマ法王様のご来県については、これまで世界遺産登録に向けてご支援をお願いした経過もありますし、また、機会あるたびに、ぜひ長崎にもご来県いただく機会を賜りたいというお願いをさせていただいてきたところであります。世界文化遺産として登録が実現できたこのタイミングで、ローマ法王様をお迎えできるということは、大変光栄なことではなかろうかと思っております。
先週、前田枢機卿様からも、「潜伏キリシタン関連遺産」の登録のことについては、話題に上がりますよというようなお話もお聞きしたところでありまして、ぜひこの世界遺産の発信に向けて、機会をいただければ、地元としても大変ありがたいと思っているところであります。
法王のご来県に際しては、ぜひ、長崎から平和の発信をしていただきたいということ。それから、ご承知のとおり法王様ご自身、「焼き場に立つ少年」の写真をカードにしてお配りいただくということで、平和に対する、ことのほか強い思いもお持ちいただいていると理解いたしておりますので、そうした機会をぜひいただいて、長崎から平和の発信、そしてまた被爆者の方々はもとより、多くの県民の皆様方との交流の機会もお持ちいただければ、大変ありがたいと思ってお待ちしているところであります。
当然、法王が来られるということで、キリスト教関係の方を中心に、多くの方が長崎県に訪れるのではないかというふうにも思うわけですけれども、交流人口の増大というところにいくかと思うんですけど、その辺の機を生かして、県の方では何か考えていらっしゃることとかあればなと思ったわけですけど。
まだ、具体的なご日程でありますとか、どのくらいの滞在時間をいただけるのかというのも明らかではありません。できるだけ全世界に向けて、こういった世界文化遺産の情報などを含めて長崎の情報を発信できるように、しっかりと検討を進めていかなければいけないと思っています。
ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の経営統合について(1)
十八銀行が、親和銀行との合併を前提に、来月4月からふくおかフィナンシャル・グループと経営統合するという流れになっているかと思うんですけれども、「十八」という名前は残るというような話も出ておりますけれども、一方で、県内から一部上場企業がなくなるということも事実でありまして、そのようなところで、知事は、何かお考えがあるのかお聞かせいただければと思います。
全国で唯一、一部上場企業がなくなってしまうということについては大変残念でありまして、さらに、上場企業が誕生するように県内産業の活性化、企業の育成に全力を注いでいかなければいけないと、こう思っているところでありますが、長崎発祥の企業様、あるいはゆかりの企業、これは一部上場企業の中にも数多くいらっしゃるわけでありまして、要は、軸足を長崎県内に置いていただく企業がなくなったということでありますので、ぜひ、さまざまな情報提供等も行いながら、上場に対して積極的にお取り組みいただけるように、さらに支援策の強化を図っていかなければいけないと思っております。
それでは、各社の方からお願いいたします。
石木ダム建設事業について(2)
石木ダムに関して質問なんですが、今回、新年度当初予算で初めて本体工事費が盛り込まれたということですが、ただ、当初予算の発表時には内訳の5億円という数字に関しては、報道陣の取材に対しては明らかにされなかったと。
県民からかなり反対も多い中で、19億円というお金を、内訳をわからずに必要なのかどうか判断するというのは非常に難しいかと思います。そういった税金の使い道という意味で、今回の石木ダムの19億円、中身がブラックボックスで、どういうお金の使われ方かわからないという状況を、県民への広報とか県民への説得という意味で適切だったかどうか、知事はどういうふうにご判断されていますでしょうか。
この関係予算は基本的に、それぞれの箇所ごとの予算というのは公表のタイミングがあると思っております。
というのは、直接国の予算に関係する部分がありますので、国の予算の動向が実はまだ、予算が固まっていない。予算の配分というのはその後、国全体の予算の枠から箇所付けがなされて、それぞれの個々の事業費が明らかになるといった性格でありますので、恐らくそういったことを考慮して、なかなか公表しにくいというお話を担当部の方は差し上げたのではなかろうかと、こう思っております。
ただ、明らかになり次第に、それはやっぱりきちんと県民の皆様方に説明をさせていただく必要はあるものと思っております。
内示が出ない以上、明らかにしにくいという県側の論理は一定理解できるのですが、ただ19億円という額が大きいということと、長崎新聞の1年前のアンケートでは、不要だとされている方々の方が割合が高かったと。自分たちの税金が、事業の意図がわからなかったり事業が不要だと考えているものにお金を使われているのであれば、そうであるからこそ、どう使うのかと詳しく知りたいというのが県民の考えとしてはあり得ると思います。
今後、こういった石木ダムのように非常に反対の強いものに関しては、内示が出なければ言えないというのは、そうなるとほとんどの数字が出せなくなってくるので、より詳細に、より丁寧に説明するというふうに、次回の予算案の発表以降はきっちり説明をしていただいた方が、県民にとっても納得度が高いと思うんですが、今後はどういうふうに広報されていくという感じですか。
全ての予算が個所ごとに明らかになるというのは、それは無理ですよ。だって、配分がなされていないわけだから。内示がなされていない状況のもので、県が公表できるはずがないじゃないですか。
ただし、配分が明らかになって、公表できるようになれば、それはきちんと県民の皆様方にお知らせしていく必要はあるものと、こう思っております。
わかりました。関連でもう一つ。一部の石木ダムに反対されている方々は、公開討論会を要求していらっしゃると思います。アンケートでもあるように、まだ、事業の意図がよくわからないとか、事業は不要じゃないかとおっしゃっている県民がたくさんいらっしゃる以上、賛成の立場、反対の立場から議論をして、どういうところに課題があるのかとか、どういうところに説得力が足りないのかというのを明らかにするのは、県政の立場からもメリットがあると思いますが、今後、公開討論会を開催されるとか、そのあたりのご意向はいかがでしょうか。
既にご承知のとおり、もうこの石木ダムの建設については、長年の期間をかけて、さまざまな説明させていただく機会も設けてまいりましたし、歴代の知事、あるいは私自身も直接、地権者の方々ともお会いをし、説明をさせていただいた経過もあるわけであります。
そして現在、訴訟になっているわけでありますので、こういった状況の中で改めて公開討論会というのは、これはいかがなものかと考えているところであります。
説明が求められるということであれば、それはもう、これまでも十分、意を配って説明をさせていただいてきたところでありますし、これからもまた、そういった部分について説明をするようにということがあれば、できるだけ説明させていただこうと思っております。
特定複合観光施設(IR)の水需要について
石木ダムの件ですけれども、ハウステンボス地域にIRを設けるとすれば、現状で佐世保市では、もう今、水が足りないと言っています。
そうした場合、まず、IRの水というのはどこで確保されていくお考えなのか。もし石木ダムができないとすれば、IRの必要な水というのは難しくなるのか、その辺をどう考えていらっしゃいますか。
これはまだ、IRで水需要がどのくらい生じてくるものか、その辺の計画自体がまだ詰まっておりませんが、全体としては水需要は増えていくだろうと想定されるわけであります。したがいまして、水需要が増加する中で、やはり石木ダムの必要性というのは、これまで同様、ご理解いただけるよう全力を尽くしていかなければいけないと、こう思っておりますけれども、具体的に事業が進展する中で、タイミングの問題もありますので、具体的にどう水を確保していくのかというのは、やはりこれからの具体的な作業の中で検討を進めていかなければいけないと思っております。
ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の経営統合について(2)
先ほどちらっと出てきた経営統合の関連のお話でお尋ねですが、今回、十八銀行、親和銀行が経営統合することによって、県内に巨大な金融機関ができることになると思いますが、メリットがいろいろとある反面、金利が上がるんじゃないかとか、ちゃんと離島とか過疎地域でもやるのかと、そういった懸念もあると思うんですけど、期待、要望と懸念、そのあたりを教えていただければと思います。
やはり経営統合ということに関しては、まずは、地域経済のリーダーとしての存在でありましたので、非常に人口減少が進展する中で、やはり地域経済のけん引役としてのリーダーシップを安定的に発揮していただく、そしてまたさまざまな支援機能も発揮していただく上では、その経営体質を力強いものにしていく必要があるものと考え、前向きに受け止めてきたところであります。
ただ、それぞれの地域の動きというのはこれから、具体的な形で検討がなされていくものと、こう思っておりますので、私どもも、懸念される点についてはそれぞれ具体的な形で、例えば店舗展開がどうなるのか、住民の方々も強い関心をお持ちであろうと思いますので、引き続き、そういった点についても十分、大きな関心をもって推移を見極めていかなければいけないと思っております。
石木ダム建設事業について(3)
石木ダムの先ほどの本体工事の件ですけれども、箇所付けがきちんとされないと公表は難しいというお話だったと思いますが、今現在では箇所付けは、まだされていないですよね。
まだ予算が成立していません。
ですよね。でも、この前、県議会で、県議の方の質問には5億円というふうにお答えされていたと思いますが、それとの整合性というのはどういうことなのでしょうか。
5億円というのは、県が積み上げた予算額、一応、このくらいという前提で。
それは例えば公共事業費も、内示がくるかどうかわからないわけですよ。県の予算にはこういう額で積み上げています。しかし、具体的にその額の内示がいただけるかどうか、わかりません。そういう前提の県の積み上げの数字のことを申し上げているのじゃないでしょうか。
そこはたぶん、長崎新聞さんも、先ほどの質問はそうだったと思いますが、県の予算として、本体工事どれぐらいなんですかというふうに聞いたと思うので、多分、その5億円のことを私も伺ったんです。幾らぐらいですかと。そうしたら、それについてはお話しできませんと、その箇所付け前だったのでというお話だったんですが、今聞いている話、私が当時聞いた話と、議員の方が議会で質問された内容は、多分、一緒だと思うんですね。
そうすると、どうして、私たちが聞いた時はお答えいただけなくて、議員の方が聞いた時はちゃんとお答えいただけたのかなというのが不思議ですが。
詳細によくわかりませんので(担当課が答えます)。
石木ダムについては、先ほど説明しましたように、国の補助事業で行っていまして、これまで当初予算の発表時には、具体的な内訳までは公表は差し控えさせていただいています。
ただ、今回は予算総括質疑ということで、議会での質問でございましたので、そこはちょっとどうかという話も、いろいろ議論しましたけど、県の予算として、一応要求しているところを、議会の答弁としてお答えをしています。
私たちも一応、お忙しい県民の方たちの代わりに、予算どうなのかと質問しているので、議員の方と差をつけられてしまうと、ちょっとこれはどうなのかなと思ますが。そのあたりはやはり、議員の方も県民の代表ですし、私たちも、県民の忙しい方たちの代わりに聞きたいことを聞くということでこちらに座っています。予算の時も、そういうふうに聞いておりますので、なるべく差をつけないで対応していただけたらと思います。
そこは、これから具体的に、どう対応していくのか、検討をさせたいと思っております。議会だから、県民の皆様方だからということで差をつけるということは、本来、好ましい話ではないと思っております。
それでは、最後の質問でお願いします。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
九州新幹線西九州ルートの開業に合わせた佐世保線の運行についてお伺いします。
定例県議会の一般質問でも取り上げられていましたけれども、長崎ルートがフル規格になった場合に、佐世保線の一部区間が並行在来線になるということで、県としては経営分離をせずに現状維持できるように求めたいという方針を示されたと思いますが、今後、具体的にどういう働きかけを想定されているか、お答えください。
佐世保線の輸送改善については、これは平成4年の約束事項がありまして、県としてしっかり対策を講じていくということにしているわけでありますけれども、並行在来線の問題については、これはいわゆるフル規格でもって整備がされる時に並行在来線問題が生じてくるわけであります。
我々は、フル規格での整備を願っているわけでありますけれども、私どもが考えておりますのは、先にミニ新幹線とフル規格新幹線の分析をされて公表された際に、収支改善効果等について、並行在来線を切り分けない前提で、前回の試算結果では88億円くらいだったと思いますけれども、改善効果が得られるというような調査結果になっていたと記憶しております。
並行在来線を切り分けない形でそれだけの収支改善効果が得られるのであれは、これはもう議会でもお答えいたしましたように、相当多くの県民の皆様方が利用されている大事な路線でありますので、これを切り分けることなく、ぜひ継続してJR九州による営業を続けていただきたいと、こう願っているわけでありまして、これからもそういう姿勢で要請を続けていかなければいけないと思っております。
県北地域の方からしたら、もちろん、在来線を経営維持できるというのはうれしいニュースだとは思いますが、試算の具体的なところを私が把握していないので細かいことをお聞きできないんですが、やっぱりフル規格で長崎から博多を併設しつつ、佐世保・博多間の経営も現状で維持するというのは、採算の面から考えて、ほかの鹿児島ルートや北陸新幹線の例を考えると厳しいのではないかという考えもあるかとは思います。
その中で、県がフル規格を求めつつ、佐世保線の現状維持も求めるという姿勢自体がJRにとっては、ちょっと都合がいいというか、矛盾しているように捉えられかねないのではというふうに思いますが、そういった点は県としてはどういうふうに両方を実現させていくお考えでしょうか。
この在来線の佐世保線といいますと、博多から武雄温泉間、これは確かに、仮にフル規格になると並行してくる形になるでしょう。しかし、そこから佐世保に至る、あるいはハウステンボスに至る路線は、これは並行在来線じゃないものと、こう思っております。
そうすると、そこの部分だけJRさんが管理されて、幹線部分を全く切り離してしまわれるのかどうか。これはもう一つ、唐津線もあるわけですね、同じように横に延びている線路があります。恐らく博多・佐賀区間等については、数多くの方々が通勤・通学等でご利用なさっておられると思いますので、そこは収支面でどのような形になるのか、私どもも全く内容が把握できてない状況でありますので、引き続き、通勤・通学客等の利用を含めて、切り離さない選択肢もあり得るのではなかろうか。
例えて申しますと、諫早・長崎間の並行在来線、これも切り離さないという形でJRに直接運行していただくということになっているわけでありますので、私どもの希望としては、ぜひそういった形で運航を継続していただきたいと、こう願っているところであり、そうした考え方のもと、対応していきたいと思っているところです。
ただ、これはJR九州さんも具体的にまだ検討されてない段階だろうとお聞きしておりますので、これからの動向を踏まえて適切に対応していかなければいけないと思っております。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後4時26分(56分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie平成31年2月13日 臨時記者会見
会見内容
平成31年度当初予算(案)について
それでは、ただいまから、平成31年度当初予算(案)に関する記者会見を始めます。 まず、知事から、予算案の概要につきましてご説明いたしまして、その後、一括してご質問をお受けいたします。 それでは、よろしくお願いいたします。
まず、お手元に「平成31年度当初予算(案)のポイント」という資料を差し上げてあろうかと思いますので、その中からかいつまんで私の方からお話をさせていただきます。 まず、1ページをご覧いただきたいと思います。 平成31年度当初予算を編成するに当たっての基本的な考え方であります。 これまでも申し上げてまいりましたように、来年度は総合計画の4年目、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の最終年度を迎えてまいります。 特に、地方創生で最大の課題となっております人口減少対策については、統轄監というポストも新設をしたところでありまして、部局横断的な施策を組み立てて、これを推進していくとしてきたところでありまして、改めてこれまでの事業の有効性、効率性等を考慮しながら、選択と集中を進め、具体的な成果を目指してまいりたいと考えて予算を編成いたしました。 それから、総合計画の中では、これまでも人、産業、地域、あるいは暮らしに焦点を当てて、さまざまな施策を組み立ててまいりましたけれども、改めて、「人に生きがいを」、「産業に活力を」、「暮らしに潤いを」という3つの基本方針に基づいて施策を推進していくことといたしました。 また、これは国の方の動きでありますけれども、近年、自然災害が頻発する傾向にありますことから、「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」として予算措置が講じられました。これをしっかり活用しながら、予算の中に盛り込んできたところであります。 具体的な編成に当たりましては、財政状況が極めて厳しい状況が続いておりますことから、財政構造改革のための総点検を含めて財政の健全性を維持することに留意をしつつ、当初予算の編成作業に当たってきたところであります。 そうした結果、一般会計予算総額6,977億円ということで、ほぼ前年並み、0.2%の増ということで編成作業を終えたところであります。 もう1枚めくっていただきますと、先ほども申し上げましたけれども、3か年緊急対策という形で補正予算が編成されたところでありますので、執行に当たっては、来年度当初予算と一体的にこの予算執行に力を注いで地域経済の活性化に結びつけてまいりたいと考えております。 3ページは、歳入歳出の概要でありますが、説明を省略させていただきます。 4ページ、県税の状況でありますけれども、若干伸びてきておりますが、ただ、過去最高まで復元するには至っていないところでありまして、県税総額はこれまでの4番目という額まで戻ってきたところであります。 それから、地方交付税の状況でありますけれども、全国的には県税の伸び率が好調に推移しておりますことから、交付税並びに臨時財政対策債、これが減少しているところでありますが、若干、長崎県にとっては厳しい状況になっているところであります。 それから、5ページは歳出の状況でありますが、これも省略をさせていただきます。 6ページは、公共事業費の状況であります。これは経済対策としてもできるだけ総額確保に努めまして、経済活性化の基盤づくりに力を注いでいきたいという考え方のもと、公共事業費予算については、できるだけこれを確保するという考え方で編成を進めてまいりました。 その結果、7ページをご覧いただきたいと思います。 財源調整3基金の状況でありますけれども、平成30年度、前年度の当初予算においては、180億円を取り崩すということになり、その段階で3基金の残高が14億円と、わずかに残るという形になってまいりましたけれども、今年度は156億円の基金の取り崩し、残額ベースで17億円と、ほぼ前年度と変わらない大変厳しい財政状況になっているところであります。 県債の状況、そして、予算編成に当たっての財政健全化への取組の状況は、その下にご紹介しているとおりであります。 最も重要課題として位置づけて力を注いできた項目であります。8ページをご覧いただきたいと思います。 やはり本県にとって最大の課題は人口減少対策であろうと考えているところでありまして、先ほど冒頭に申し上げましたように、統轄監というポストを設けて総合的な施策の推進に力を注ぐことといたしました。その結果、雇用の場の確保と若者の県内定着対策の強化、2つ目に移住促進対策の強化、3つ目に結婚・出産・子育て支援の強化、4つ目に集落維持・活性化対策の強化ということで、こういった施策を柱に置きながら、人口減少を少しでもとどめることができるように施策の充実、そして、予算の確保を図ったところであります。 具体的に申しますと、9ページ以下であります。 人口減少対策のうち、まず、雇用の場の確保と若者の県内定着対策でありますけれども、地域産業の雇用創出チャレンジ支援事業、これは実はご承知のとおり、有人国境離島法が制定されまして、交付金制度が設けられたということで、地域産業の起業、創業、あるいは事業拡大等に伴って雇用の創出を図り、人口減少にブレーキをかけようという取組を進めてきたところでありますが、離島地域においては、一定、効果が生じているところでありまして、そういった事例をもとに、こういった取組を特に本土地域の過疎、あるいは半島地域等に展開できないかということで、雇用創出につながる事業拡充、創業、事業承継に対する支援措置を講じることによって、若者の地域定着を図っていくという事業を新たに創設をしたところであります。 その下の人材確保に向けた企業の魅力向上事業費でありますけれども、県内企業におかれても、なかなか人材確保に苦労なさっておられるという状況を見た時に、より一層企業の採用力を支援していく必要があると考え、キャリアパスの構築、採用力向上のためのさまざまな企業の取組を支援していこうと考えております。 そして、学生と企業の交流強化事業費でありますけれども、これはキャリアコーディネーターをこれまでも配置しておりましたけれども、増員強化を図っているところであります。 特に、これまでの若者の地域定着への取組の中で手薄い状況でありました県外の大学進学者に対する県内就職支援対策、これを強化していこうと、こう考えておりまして、県外大学に在籍される学生の皆様方にキャリアコーディネーターの方々がアプローチをして、県内の各企業の情報なども提供をさせていただき、Uターン就職の促進を目指していきたいと考えております。 併せて、その下の県外進学者Uターン就職促進事業費でありますけれども、これは高校を卒業される際に、県外に進学されますと、その後の連絡がなかなか取れないということもございますので、SNSを活用したふるさと情報を定期的に発信することによって、ふるさとの動きについてしっかりと情報を収集していただき、地元就職に対する意識を持ち続けていただきたい、そういう願いを込めてこういった事業も新たに創設することとしたところであります。 一番下でありますけれども、ふるさとを活性化するキャリア教育充実事業費であります。これは、生徒の皆さん方が地元企業の協力を得ながら、仮想の会社等の設立、さまざまなビジネス体験をすることによって、将来の地域を担っていただけるような人材の育成に力を注ごうということで新たな事業を設けたところです。 もう一枚めくっていただきまして、移住促進対策の強化の分野であります。地域産業雇用創出チャレンジ支援事業、これは先ほどもご紹介いたしましたけれども、こちらは都市部からの移住をさらに促進するために、国の方で新たな支援措置が講じられることになりまして、1世帯当たり100万円の支援措置が講じられるという制度を活用して首都圏等からの移住促進に力を注ぐことといたしたところであります。 それから、ながさきUIターン促進事業費の項目では、移住サポートセンター内に住宅支援員を配置し、移住希望者と民間の賃貸物件のマッチングシステムを強化しようと考えているところであります。 それから、その下の下でありますけれども、移住創業・事業承継促進事業費、これは事業の廃止、廃業を予定されている皆様方、その事業承継をなかなか検討していただきにくい環境にありますことから、今お取り組みいただいている事業そのものがどのくらいの事業価値があるのか、これを簡易査定し、事業承継をすることによって、そういった事業価値を引き継いでいくということで、簡易査定サービス等の制度を新たに設けようとするものであり、円滑に次の経営者にバトンタッチしていこうというものであります。 それから、一番下であります。移住者向けの住宅確保加速化支援事業であります。移住者の方々が住まいを確保されるときに、なかなか民間の賃貸物件等がない地域、そういった地域では、住宅を確保するために空き家となっている民間の住宅を、民間の住宅関係事業者の方々にリフォームをしていただき、賃貸物件として提供していただけるような、そういう仕組みを設けていきたいと考えた事業でございます。 11ページをご覧いただきたいと思います。結婚・出産・子育て支援の強化であります。一番上の結婚、妊娠・出産、子育て応援プロジェクト推進費でありますけれども、これまで以上に結婚、出産等を支援するために、行政、企業、団体、県民が一体となった取組を展開していこうと考えているところでありまして、ポータルサイトを立ち上げ、それぞれ企業の皆様方にも結婚・子育ての応援宣言を行っていただき、キックオフイベント等の開催を内容とする事業であります。 それから、3つ目の企業間交流事業費でございます。これは、職縁結婚の減少が初婚率の低下につながっているのではないかという指摘もありますことから、職縁結婚の活性化を図る必要があるということで、民間の皆様方のお力添えをいただきながら、未婚の男性グループ、女性グループを登録していただいて、相互にめぐりあう場を提供しようというものでありまして、マッチングシステムを新たに構築し、活用していただこうとするものであります。 それから、下から3つ目、男性の家事育児等参画促進事業費、これはこれまで以上にイクボス・イクメン等の育成を図るために、男性にとっては厳しい内容になるかもしれませんが、自己診断ツールなどを作成し、積極的な男性の育児等への参加を促進しようとするものであります。 それから、一番下の子育て応援住宅支援事業、これは3世代同居・近居を支援するため、住宅リフォームや中古住宅の取得の助成を行ってきた事業に、多子世帯を新たに対象に加えるものであります。居住環境を改善することによって、もうお一人、もうお二人、子どもをもうけていただくことができるような住環境の整備を支援してまいりたいと考えているところであります。 12ページ、集落の維持・活性化対策の強化であります。これまでも人口減少対策を最重点課題として取り組んできたところでありますが、その効果を発現させるには一定時間がかかってまいります。したがって、その間、何としても集落機能の維持・活性化を図る必要があるということで、地域住民の皆様方の創意工夫のもと、集落機能の維持・活性化を進める必要があるということで支援措置を講じるものであります。 一番上については、地域運営組織の立ち上げ等について支援をさせていただこうとするものであります。 2段目は、さまざまな地域課題の解決に支援をしていただけるようなNPOと地域運営組織とのマッチング等を促進していこうとする事業でございます。 そして、助け合い活動強化事業費でございますけれども、これは買い物支援等を含めた生活支援体制を整備するために、有償・無償ボランティア活動等による支援をいただきたいと考えているところでありまして、地域別の勉強会を開催していただいたり、あるいはアドバイザー派遣等により、助け合いの仕組みづくりを強化していきたいと考えております。 その下は、多重的見守りネットワーク構築推進事業費でございます。これは、ひとり暮らしの高齢者等の見守り体制を強化するために、新たにICT等を活用した見守りシステムを導入しようとするものであります。それから一番下の農山村地域力向上支援事業費でありますが、これは、直売所等の機能を活かした交通支援、買い物弱者対策など集落の機能強化に向けた取組を強化していこうとする事業であります。こういった事業等を内容とする人口減少対策を最重点課題として、来年度も引き続き、積極的な事業を展開し、具体的な成果に結びつけてまいりたいと考えているところであります。 そのほかの事業で、特にこれから力を注いでいこうとする事業について、幾つかご紹介をさせていただきたいと思います。 まず、「人」に生きがいを!という項目では、13ページをご覧いただきたいと思います。これは、今年度から取組を強化してきているところでありますけれども、やっぱり人口減少の中で、高齢者、女性の皆様方に積極的に活躍をしていただけるような地域社会の実現を目指す必要がある。そのためには、高齢者の皆様方にいかに健康で長生きをしていただくかということが大切になってまいりますので、健康長寿日本一の長崎県づくり推進事業ということで、1年に一回の定期健診、そして、「食」・「運動」等の生活習慣の改善による健康づくりに県民挙げて取り組んでいただきたいということで、関係事業費を計上したところであります。 それから、ずうっと飛んでいただきまして、「産業」に活力を!という項目では、19ページをご覧いただきたいと思います。19ページの下段でありますけれども、外国人材の活用促進ということで、多文化共生推進事業、その下の外国人人材活用促進具体化事業、さらにその下、外国人介護職員の確保・定着支援事業、そして、農業支援体制総合推進事業、こういった事業については、外国人材を積極的に活用することによって、地域活力、産業活力の維持を図っていこうということで、総合的な相談窓口を設置いたしましたり、送出国との良好な関係を築く中で、安心して従事いただけるような環境を整備したりということを目指しているところであります。 もう一枚めくっていただきまして、20ページの一番上、海洋再生エネルギー関連産業の拠点形成、その下、航空機関連、ロボット・IoT関連産業等次世代産業の育成・誘致でございます。これについては、ご承知のとおり、本県の基幹産業は、これまで造船業がその役割を担ってきたところでありますが、大変厳しい経営環境に直面しているところであり、第2、第3、第4の基幹産業を育てていかなければならないと考えているところであり、そういった可能性を考えるとき、一つの可能性として挙げておりますのが、海洋エネルギー関連産業、そして、あわせて航空機関連、ロボット・IoT関連、こういった分野の誘致・育成に全力を注いでまいりたいと考えているところであり、そういった事業の予算を計上させていただいたところであります。 そして、ずうっと飛ばしまして、「暮らし」に潤いを!ということであります。この中で27ページ、これは昨年来の課題でありましたけれども、近年、27ページの一番下でございますけれども、緊急自然災害防止対策事業、30億円の予算を計上いたしました。これは大雨等の自然災害が頻発する傾向にある中で、急傾斜地の崩壊対策、土砂崩れなどに非常に懸念が強まっているところでありますけれども、地域の皆様方からも関係予算の確保についてご要請をいただいているところでありますので、ちょうど国の3カ年緊急対策にも関連事業費が盛り込まれ、財源が確保されたということを機に、大幅に関係事業費を増額したところであります。安全・安心していただける県土の整備に力を注いでまいりたいと考えております。 以上、特に重点を入れて取り組んでいきたいと考え、予算編成に取り組んできた事業等についてご説明をさせていただいたところであります。 私のほうからは以上でございます。後はどうぞ、よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方、よろしくお願いいたします。
今、予算編成の基本方針と幾つかの重点事業について説明いただいたんですけれども、新年度の予算を一言で言うとどんな予算、何予算というふうに考えていらっしゃるかということと、あと、また、極めて厳しい財政状況の中で編成に当たったということですけれども、どういったところに一番苦労されたか、ご説明をお願いします。
今年度予算は、引き続き人口減少対策に力点を置いてきたところでありますけれども、ご承知のとおり、平成がもうすぐ終わりを迎えるわけで、新たな時代を迎えようとしております。そういった中で、やはり県政の活性化を目指してまいりますためには、地域の活力を何としても維持、再生していかなければならないということと、スムーズに次の時代を迎えることができるようにということで、言うなれば、次代に、「次の世代につなぐ地域活力の再生に向けた予算」という意味で、全力を注いできたところであります。 それから、苦労しましたのは、やはり財源が非常に厳しいという中で、もっともっと積極的な予算を編成したいと、こう考えて、あれができないかというようなことも多々ありましたけれども、なかなかに難しいということでありまして、先ほども触れましたけれども、地域に雇用の場を創出し、それぞれの地域の若者たちがそこに定着、活躍をしていただけるためには、やはり起業創業、事業承継、あるいは事業拡大等を積極的に推進し、雇用を創出していく必要があるんですけれども、結果として、地方創生交付金等の活用を図って事業費を確保するにとどまったといったところが残念な点であります。
重複する部分もあるかもしれないんですけれども、最重要課題と位置づけていらっしゃる人口減少対策については、前年と比べると、一定事業費も増えているかと思うんですが、知事としては、十分に予算化できたかなというふうに考えていらっしゃるのか。
そうですね、まずは、人口減少要因をより深く突っ込んで分析をして、その要因にかかる対策というのを組み込んでいかなければいけない。そのためには、少し時間をかけて現状把握をしないといけない分野があると思っておりまして、そういった分野については、まだ今後の課題として残る分がありますけれども、今想定される動きについては、一定対応させていただくことができたのではなかろうかと思っております。
ちょっと個別の話になるんですけれども、IRの話で、今回、利用者の公募選定の実施に向けたものも取り組まれているかと思うんですけれども、改めて知事として区域認定、認定の申請自体は、また次の年度になるかとは思うんですが、改めて思いをいただきたいのと、あとは、懸念されるギャンブル依存症対策についても予算化されていることについても触れながら、お願いいたします。
IRが実現されるということになりますと、迎えるお客様の数も、ハウステンボスをベースに考えますと、現在300万人前後のお客様が、さらに740万人ほど増えていくということが想定されておりますし、ということは相当の経済効果、雇用創出効果が期待できるところであり、九州全域の交流人口の拡大にも資するプロジェクトになり得るものと考えておりますので、何としても全国3カ所のうちの一つとして実現を目指してまいりたいと考えているところであります。 現在、国のほうで政省令の改正に向けた具体的な制度設計が進められておりまして、この夏にも基本方針が示されてくるものと想定をしておりますけれども、地方の立場としては、実施方針を策定し、事業者の公募選定作業等に取り組んでいかなければいけません。そしてまた、具体的に区域整備計画を策定し、国の承認を得ていく必要がありますけれども、その中にはさまざまな内容を盛り込んで、魅力ある区域整備計画にしていかなければいけません。 そして、先ほどお触れいただきましたように、さまざまな懸念事項もあるわけでありまして、そういったギャンブル依存症でありますとか、青少年の健全育成を進める面での懸念事項、あるいは治安の維持等に対する懸念事項、それぞれ十分な対応策を講じて、懸念事項の解消に努めることができるよう、計画の中に具体的な形で盛り込んでいきたいと考えているところであります。
人口減少対策についてですけれども、重点プロジェクトを4つ挙げられていて、事業名も代表的なものが挙げられておりますけれども、特に加速度的に進めたいとお考えの事業がございましたら、教えていただきたいと思います。
これはもうみんな、来年度に成果を出さないといけないと考えておりますので、加速度的に、とにかく全力を注いでいかなければいけない課題ばかりでありますけれども、特に、雇用確保と若者の県内定着、これはもう毎年繰り返される事業でありますので、たとえて申しますと高校生の県内就職、大学生の県内就職、併せてUターン就職、これはもう目の前に就職活動がまた開始される状況になってきますので、一刻の猶予もならない課題であります。県外進学者への働きかけを含めて、早急に体制づくりを実現し、個々の実績に結びつけていかなければいけないと思っております。
それでは、各社からお願いいたします。
今回、予算案の中で、公共事業費が今年度比で4.7%増となっています。少しご説明でも触れられたと思うんですけれども、改めて、公共事業費の増加の背景を少し教えてください。
公共事業費は、先ほど申し上げた国の3か年緊急対策が補正予算でも措置されましたけれども、来年度当初予算にも盛り込まれておりまして、今年度の当初予算にはその分がありませんので、その分は予算的には純増という形になってくる。そういった要因が一番大きいのではないかと考えております。 いずれにいたしましても公共事業費というのは、生活利便性を確保する上でも、産業基盤としてさまざまな企業誘致等を促進する上でも極めて重要な事業であると、こう考えておりますので、できるだけ関係予算の確保に努めて事業の促進を図っていきたいと考えているところであります。
一方で、公共事業費の増加のメリットを今、お話しされたと思うんですけれども、平成25年の閣議決定の中でも、公共施設などについて、新しくつくることから賢く使うことへの重点化が課題であるというお話も出ていたりですね。公共事業に関して、施設などを長寿命化をしたり、長く大事に使うということもすごく必要になってくる面だと思うんですけれども、今回計上されている公共事業費というのは、そういったメンテナンスだとか、長寿命化という視点が入っているものなのか、それとももう丸っきり新しいものを一からつくっていこうというものなのか、どういう配分になっているのか、教えていただけますか。
今、お触れいただいた視点というのは、どちらも大切だろうと思っておりまして。特に、大都市部等については相当の公共資本、社会資本というのは整備が進んできた面はあるんだろうと思います。 ただ、国土の一番西の端にある長崎県でありまして、道路基盤を一つとっても、西九州自動車道でありますとか、あるいは地域高規格道路として彼杵道路、島原道路、まだつながっていないという状況でありまして、それは、大都市部と比べると全然環境が違うものと私どもは思っております。やっぱり必要な社会資本というのは、これは地域にとって必要不可欠でありますし、また、具体的な産業の動きを見ても、道路の整備が進捗するに従って、その周辺に企業の立地が進んでいく、雇用の場ができるという状況にあるわけでありますので、まだまだ必要不可欠な事業であると、こう思っております。量がまだ足りていないと私どもは認識をしておりますので、量は引き続き増やしていかなければいけない。 ただ、そうした一方で、これまで整備をしてきたさまざまな社会資本、この老朽化が進んでいるのもまた事実であります。新しく、一旦廃止し造り直すということも選択肢の一つでしょうけれども、もったいない。長寿命化が図られる限りにおいては、より少ない事業でその機能を維持、延伸させていくということは極めて大切な視点であると思っておりまして、そちらの方はそちらの方として、県政の重要課題として積極的に推進していこうと考えているところでありまして、この公共事業というのは、新しく社会資本を整備するための事業でありますので、この事業費の中には、そういった維持補修としての長寿命化に係る関係経費は入っておりません。それは、例えば土木関連施設であれば、維持補修費等として予算を執行するという形になります。
東京とか中心部に比べて、やはり公共な施設だとか道路とかの整備が遅れているということで、それをもっと平均というか、上げていきたいということですよね。 その中で、そういった公共事業費も増えて、投資的経費も増えていく中で、やはり気になるのが財政の3基金の残高になってくると思うんですけれども、やはり公共事業を増やす、今回17億円といって今年度並みの金額になってしまって、アット・ザ・モーメントの金額とはいえ、かなり危険な水域だとは思うんですけれども、財政3基金の残高や今後の財政運営に関して、改めてお考えを教えていただけますか。
公共事業費といいますと、これは一旦整備を進めると、その世代の人たち、その次の世代の人たちにも、その整備効果が及ぶわけでありまして、そういったことから、建設財源としては、いわゆる起債措置が認められているわけであります。 したがって、公共事業費は国費をまず活用し、その地元負担については基本的に、有利な県債を有効活用することによって事業費を確保し事業を推進していこうと、こう考えているところでありまして、そういった県債を有効に活用することによって、一般財源に影響を来たすほどの大きさではない状況になっております。 したがって、3基金への影響を考慮するために公共事業費を削減しようということになると、数百億円の公共事業費を削っていかないと、直接3基金の取り崩しが少なくなるというような状況ではないところであります。
公共事業から離れて考えた時に、基金が17億円という本当に少なくなってしまっている今の状況については、どのように感じていらっしゃいますでしょうか。
冒頭に申し上げましたように、非常に厳しい財政状況の中で、かたや地域活力を維持するためには積極的に今やらなければいけない事業が山積をしているわけであります。そこのバランスをどう図っていくかというのが、非常に難しいさじ加減であろうと思います。 したがって、これまでも申し上げてまいりましたように、施策の効率化、重点化を図って、優先度の高いほうから順番に進めていくという考え方で取り組んでいく以外に方法はないんだろうと、こう思っておりまして、やはりもう切羽詰まったような状況ではありますけれども、引き続き、既存事業の見直し等も積極的に取り組んでいかなければいけないと、そういう課題が片方であるというのは事実であります。
ほかにございませんでしょうか。
知事が力を入れている人口減に関連しまして。 特に、高校生、大学生が卒業時に県外に出る、これが非常にインパクトとしては大きいと、この間の講演の中でも述べられていたと思うんですが、今回の県の新規事業なんかを見ますと、そこの部分に対する手当てがですね、いろいろされてはいるんでしょうけれども、今の県の計画を実現できるほどに盛り込まれているかというと、やや、そこまでは至らないのではないかというふうに私は感じたんですけれども、知事としては、卒業時の対策、手当ての部分というのは、今回の予算措置で十分対応できたというふうにお感じになっていらっしゃるか、教えていただけますか。
恐らく、予算を計上することによって、例えばすぐさま県内就職率が高まったり、県外への転出が減少したりということはなかなかないんだろうと思います。というのは、やっぱりお一人、お一人のこれからの人生を考えた時に、どう選択をなさるのかということがベースになってまいりますので、私どもはできるだけ、地域に対して目を向けていただいて、地域の生活も捨てたもんじゃないんだというところをしっかり説明をさせていただき、また、地域の各企業の魅力も、大都市部と比べて遜色はありませんよといったことを理解していただく必要があるものと考えております。 そういう意味では、特に、これまでも取り組んできたものの、もっと重点的に力を入れていかないといけないと思いますのは、そういうお話をさせていただく機会、学生の皆様方に直接訴えるような機会というのをもっと増やしていかなければいけない。本県での暮らしやすさといった情報を含めて実情を訴えていく必要があるものと思っておりまして、いわばマンパワーで流れを変えていく、そういう泥臭い分野が必要なんじゃないかと、こう考えておりまして、そういった取組に力を注いでいこうと思っております。
もう一つなんですけれども、新しく統轄監を配置されて、部局横断的に取り組まれたということですけれども、特にそれが顕著に発揮された、新しく、今までになかったような発想で生まれたような事業がありましたら、ひとつご紹介いただけませんか。
統轄監が、人口減少対策の4つの柱、これを全てまとめてくれたんですが、各部局と協議する中で、新たな取組をスタートすることといたしましたのは、例えば、移住サポートセンター内に住宅支援員を配置する取組でありますとか、あるいは、子育て支援のためのリフォーム支援事業を盛り込んで、より、子供を安心して産み、育てていただけるような環境を提供しようと、そういった事業などについては、これまでになかったような視点で施策が組み立てられたのかなと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
石木ダムに関してお伺いなんですが、石木ダムに関しては来年度、約19億1,800万円を盛り込んでいるということで、本年度よりも約10億円の増額になるということなんですが、今後、収用委員会の採決の判断時期が近づいているという見立てもある中で、この予算増額というのは、どういったメッセージというか、今後のダム事業の推進に対して、どういった思いを込めて増額をされていらっしゃるんでしょうか。
これは、石木ダムの現状についてはご承知のとおり、現在、付け替え県道工事の進捗に全力を注いでいるわけであります。引き続き、一定進捗をしておりますので、そういった工事費をさらに確保し、事業を促進していくということ。 そして、ダム事業自体、平成34年度の完成というのが一応の現時点の目標になっておりますので、地権者の皆様方のご協力が得られれば、本体工事にも着手しなければならない時期でありまして、一部そういった工事費も含んだところで関係予算を計上いたしております。 ただ、これは公共事業費として県の予算に計上した段階でありまして、これから国の予算を確保していかなければいけないという形になってまいりますので、内示が得られるまで、今後の動きは、まだ確定しないという形になってくるかと思います。
人口減に戻ってしまうんですが、予算編成の基本のところで、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の最終年であるということを強調されていましたが、この4年間でクリアした課題、してない課題、いろいろありますが、改めて現時点での知事の総括というか、百点満点中何点かとか、山にたとえるなら何合目かというような形でご説明ください。
「まち・ひと・しごと創生総合戦略」については、ご承知のとおり、3つの視点で施策を組み立て、それぞれの目標を設定しながら事業に取り組んできました。 まず、人口減少要因の半分の要因があります社会減に歯止めをかけていかなければいけないということで、若い人たちが地域に残って活躍をしてくれるためには雇用の場を増やさないといけないということで、5年間で4,000人の雇用数を増やそうという目標を掲げました。まだ3年度目までの実績しか示されておりませんけれども、これについては目標を上回る形で推移しております。 そして、ひとの面では、先ほどからご議論をいただいておりますように、高校卒業者の県内就職率を57%から65%まで高める、大学生の県内就職率を45%から55%にまで高める。実は、高校生の方は少し上向いてきましたけれども、目標率に若干足りない状況になっております。 一方、大学卒業者の県内就職率は、むしろ低下傾向になっております。こういったところについては、先ほどから申し上げているように、直接、生徒の皆さん、学生の皆さん方に訴えかけて、しっかり県内企業の情報も提供し、また、住みやすさなどの地域の情報も差し上げる中で、これからの選択肢として地元で活躍していただくことができるようにしていかなければいけないと思っております。 それから、移住者数の目標については、これは、最初、5年度目の目標として年に660人の移住者の数を確保していこうという目標を掲げましたけれども、こちらの方は、おかげさまで目標を大幅に上回る形で、既に事業実施3年目の昨年度で782名、今年度も12月段階で前年度の実績を上回る状況でありますので、900名を超える方々に移住しておいでいただけるのではなかろうかと考えております。 それから、合計特殊出生率でありますけれども、これも結婚・出産・子育て支援体制の充実を図って合計特殊出生率を5年間で1.8まで高めていこうという目標を掲げましたけれども、これは現在1.70ということで、ほぼほぼ順調に推移しております。 今申し上げましたように、それぞれ個々の具体的な施策の目標については、達成できたところ、達成されないにしても、上昇傾向で推移している項目などがありますけれども、ただ、最大の現在の悩みは、そういう動きがある中で人口減少そのものに歯止めがかからない。これがどこに原因があるのか。例えば、移住していらっしゃる方々も、単年度で700名を超える皆様方ですから、2,000名近い方々が既に、これまでと比べると移住者が増えている。そして、雇用創出数も目標を上回って雇用の場が確保されておりますので、県内に残っていただく方々も増えているはずだと。あるいは離島地域では、もう現に毎年1,000人ぐらいの方々が島外に出てしまわれていたのに対して、施策効果等もありまして、600人ぐらいの転出者に減っていると。 そういうことを考えますと、もう既に人口減少に一定、少なくとも目標には達しないまでも、減少傾向に転じておかなければいけない状況であるはずなのに、なかなかそういった具体的な成果が見えない。 ということは、ある分野などにおいて廃業等が続いているのかどうか。そういった状況がまだ捕捉できてない状況でありますので、今、それがどういう状況であるのか、しっかり分析を進めて、必要な対策を強化していかなければいけないと、こう考えているところであります。 したがって、総合的に何点で評価すべきなのか。最終的には人口減少にブレーキがかかって初めて評価できる性格のものだと思いますので、評価自体ができない状況にあるのではなかろうかと、評価以前の状況が続いていると、こう申し上げざるを得ないのかなと思っております。
それでは、以上をもちまして、予算案に関しての記者会見を終了いたします。
・午後4時27分から午後4時44分(17分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成31年2月13日 定例記者会見
会見内容
ミライon図書館の開館について
それでは、ただいまから定例記者会見を始めます。
よろしくお願いします。 まず、1点だけご報告をさせていただきたいと思います。 「ミライon図書館」の開館についてであります。 平成29年4月から大村市で整備を進めてまいりました長崎県立・大村市立一体型図書館「ミライon図書館」でありますが、去る1月末日に完成をいたしました。 開館日は本年の10月5日を予定しているところでありまして、今後、開館に向けて資料の移転作業等の準備を進めていくことといたしております。 「ミライon図書館」では、全国でもトップクラスとなります202万冊の収蔵能力を生かして、一般書から専門書に至るまで幅広く、そして体系的に資料を整備することで、県民の皆様方の多様なニーズにお応えできるものと考えております。 開館後は、県立図書館と市立図書館の施設区分や蔵書区分などのない一つの図書館として、合築による効果を十分に発揮しながら、県・市共同で運営し、質の高い、内容に富んだサービスを提供してまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方には開館をどうぞ楽しみにしていただきますようお願いを申し上げる次第でございます。 以上、私のほうから報告とさせていただきます。あとはよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からよろしくお願いいたします。
千葉県における児童虐待死亡事案について
千葉の虐待事案を受けての質問をさせていただきます。 千葉の野田市で両親から虐待を受けていた10歳の女の子が死亡して、両親が逮捕される事件が起こっております。市教委や児童相談所の対応が問題視されていますけれども、本県でも同じ事例が起こらないために、どのような対策、これを受けての対策があるのかどうなのかお伺いしたいと思います。
今回の件については、子どもが具体的にSOSを発し、関係機関が対応していたにもかかわらず、子どもの尊い命が失われたということに関しては、大変痛ましく残念に思っているところであります。今回の件を自らの課題として、危機感を持って受け止めていく必要があるものと思っているところでありまして、改めて子どもたちの命を守るという強い意識を関係機関で共有する必要があるものと思っております。 そして、これまで以上に地域一体となって、この児童虐待の根絶、そして関係機関の適切な連携と対応、これに全力を注いでいく必要があるものと考えているところであります。
具体的には、何か本県で動きがあったとかというものはございますか。
今回の事案を受けまして、県内の全市町、そして学校に対して、改めて通知を行ったところでありまして、虐待の兆候の把握、早期の安全確認、個人情報の適正な取り扱い、あるいは関係機関での情報共有の徹底などお願いをしたところであります。 事件の状況が明らかになる中で課題となった事象については、引き続き、本県においても改めて周知徹底を図っていかなければならないと考えているところであります。 さらに、また、総合的な児童虐待の防止策としては、国のほうで児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策が示されているところでありますので、引き続き、この実践に全力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。
長崎-ソウル間航空便の運休について
先日、長崎-ソウル間の国際定期路線のエアソウルが3月末で運休をするということがありました。それで、4月以降についても、まだ現時点では恐らく運航再開の目処というのが立っていないかと思うんですけれども、受け止めをお聞かせください。
今回の運休といいますのは、エアソウルが保有する機材の整備の都合であると聞いております。韓国と長崎県は、これまでも非常に強い関係で結ばれてきておりまして、長崎-ソウル線は大韓航空による開設が1988年でありましたので、路線そのものは長い歴史があるわけであります。 今後の再開後のスケジュールについては、エアソウルが運航している路線全体が未定であるというお話を聞いているところでありまして、そうは申しましても、長崎路線が運休を余儀なくされるということでありますので、路線の再開に向けて、再度本県から働きかけを進めてまいりたいと考えております。
長崎からの利用がどこの路線を見ても、やはり1割ぐらいだったりとか、少ないという状況があって、今度、香港線もできましたけれども、このあたりについては、もちろんインバウンドを迎え入れるというようなことも重要かと思うんですけれども、こちらからの利用も促進を図らないといけないと思うんですが、そのあたりは。
これまでもやはり長崎の海外路線については、ほとんどがインバウンドの方々が9割ぐらいを占めるということで、アウトバウンドのお客様が少ないというのは非常に大きな課題になってきたところでありまして、より多くの県民の皆様方にご利用いただく、あるいはイン・アウトの関係で他県との連携を図りながら長崎空港をご活用いただく、そういう取り組みが必要であるということで取り組んできたところでありますが、なかなかアウトバウンドのお客様の確保が難しいという状況にあります。 特に、韓国との関係においては、なかなか国際関係が敏感にお客様の動きに反映されるというような状況もありますので、もっともっと多くの県民の皆様方に、その手法として、特別に深いゆかりで結ばれていることなども理解していただき、安心してお出かけいただけるように情報を提供し、また働きかけを進めていく必要があるのではないかと思っております。 関係旅行業界の皆様方とも改めて力を合わせて取り組んでいかなければいけないと思っているところです。
それでは、各社のほうからお願いいたします。
玄海原発について
まず、玄海原発2号機の廃炉に関して、受け止めを教えていただけますか。
実は、私は2号機の取り扱いについては、もう少し後にご判断がなされるのではないかと考えておりましたけれども、ちょうどここに出かけてまいります直前に、2号機の廃炉の方向性が定まったというお話をお聞きいたしました。2号機の存廃、恐らく技術面、あるいはコストの面、双方からご検討がなされて判断されたことではなかろうかと、こう考えておりますけれども、廃炉作業が完了するまでに相当長期の期間が必要になってくるとお聞きしております。20年ないし30年かかるということでありますので、廃炉完了に至るまで安全確保に万全を期していただきたいと、こう願っているところであります。
それでは、時間がございますので、最後の質問をお願いします。
特定複合観光施設(IR)について
IRの重要な舞台の一つになっているハウステンボスの件なんですけれども、先般、中国の有力なファンドがハウステンボスへの出資について取りやめたということが判明したんですけれども、それについて、年間20万人中国から送客したりとか、「シルク・ドゥ・ソレイユ」を長崎でやるとか、そういったことも言われていたんですけれども、今回、その出資の話が立ち消えになったということで、長崎県への影響とか、観光への影響とか、何か考えられることはあるでしょうか。
出資が取りやめになったことについては、その状況等、一切情報を得ておりません。確かに、中国からの送客等も計画されていたという話は、お聞きしたことがあったんですが、出資が中止されたことによって直ちに影響が生ずるものとは考えていないところでありまして、特にIRの動き等に対する影響は想定していないところであります。
松が枝埠頭のツーバース化について
大きく2点お伺いします。この前、国土交通大臣が来られて、松が枝埠頭について新規事業化について検討するとおっしゃったんですけれども、知事としてはどのように受け止めていらっしゃるのかというのと、事業化がもしされれば、大体どれくらいの時期に完成すると、県側としては見てらっしゃるんでしょうか。
先般、石井国土交通大臣が現地を視察していただいて、具体的に検討をするというお話をいただいたことは、一定前に向かってご検討いただく余地が出てきたのかという期待感を持って受け止めたところでありますけれども、具体的に事業化がなされたときにどのぐらいまでかかるのか、これはまだ、関係予算がどれほど確保されるのか、相当の事業費が必要になってまいりますので、そのペース配分に大きく影響されてくるものと考えております。しかも事業内容が、単なる公共施設、港湾機能の整備だけではなくて、背後地を含めたまちづくりまでその内容に含む形での事業になってまいりますので、その構想自体をこれから具体的に練り上げていかなければいけないということもありますので、一定時間が必要になってくるものと思っておりますけれども、ただ、クルーズ需要は、需要として現に存在しているわけでありますので、一刻も早い完成を目指して、関係機関との調整を進め、実現していかなければいけないと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて
あと一点なんですが、新幹線の関係なんですけれども、今日の午前中に関係者が集まったアクションプラン策定会議があって、新幹線のアクションプランの素案が示されました。それは3年余りに近づいてきた時期も見据えてのことだと思うんですが、素朴に思ったのが、やっぱりリレー方式で暫定開業するという特性なので、乗り換えに対するストレスの軽減とか、そういうことに対する記載も多少あったかと思います。その中で、今の段階でお伺いしたいのは、素朴に、リレー方式で長崎を出発した場合、武雄温泉でフル規格新幹線から、そこでまずは特急に乗り換えると思うんですけれども、このときに新幹線というのは、本来指定席とか存在しますよね。その方が、次の特急にはどんなふうなイメージで乗り換えるのかというのとか、想定されていらっしゃるのかなと思ったんですね。つまり、乗り換えのスムーズさとか、どういう段取りで人が移るのかということについて、県として何か望ましい案とかを検討されていらっしゃいますか。
ご指摘のように、武雄温泉駅で乗り換えられる際に、いかにスムーズに、ホームを挟んでの対面乗り換えでありますので、特急列車に乗り換えていただくかという視点は極めて重要だと思っております。ただ、具体的な形でどう運用されていくのか、具体的には検討されているんですか。
JR九州が検討しますが、例えば鹿児島ルートのリレー開業の際には、指定席であれば、新幹線とリレー特急を1枚の切符で指定席が発行できるようになっております。また、乗り換えの際も対面のホームですので、向かい側に停まっています特急に乗り換えるという想定になっております。恐らく同じ方法をとられるのではないかと予測はしております。
現実的な問題として、長崎で窓際に座った人が、長崎の後で諫早や大村で乗ってきた人がこちら側に立っていたり、あるいはドア側にいったりして、乗り換えるときに、今度座れる順番が微妙に変わっていくみたいな、市民レベルでは、「何だよ」というような現象が起きかねないような気がするんですけれども、その辺、何かちゃんと検討されているのかどうかなと思ったんですけれど。
指定席でない場合は。
自由席は自由席として切符を発行すると思いますが、JR九州のほうで検討されるのではないかと考えています。指定席ならば同じ座席番号にすると予想されてはおります。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後4時9分(39分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成31年1月18日 定例記者会見
会見内容
- 長崎香港線就航関連イベントについて
- 平成31年度において重点的に取り組む事業について
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- フランシスコ・ローマ法王の長崎ご来訪について
- V・ファーレン長崎の練習拠点公募について
- カネミ油症対策について
- 十八銀行とふくおかフィナンシャルフィナンシャルグループとの経営統合について
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 外国人労働者の受け入れについて(1)
- 松が枝埠頭のツーバース化について
- 長崎・インド情報交流組織発足に向けた取組について(1)
- 長崎・インド情報交流組織発足に向けた取組について(2)
- 株式会社五島産業汽船の全航路運休問題について
- 国際定期航空路線の開設について
- 外国人労働者の受入れについて(2)
長崎香港線就航関連イベントについて
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を行います。
本日は、1点、冒頭に私の方からご報告をさせていただきます。
明日19日から、いよいよ待っておりました新規国際定期航空路線として、香港エクスプレスによる長崎香港線が就航を迎えることとなります。これに伴いまして空港等において就航関連イベントを開催したいと考えているところであり、今回は、その概要についてあらかじめご報告をさせていただきます。
まず、香港国際空港からの初便が長崎空港に17時05分に到着する予定であり、空港の到着ロビーで来客の皆様方をお迎えしたいと考えております。また、折り返しの初便の出発前に、空港関係者等も含めた出発のセレモニーを17時30分から2階の出発ロビーにおいて実施いたしますとともに、長崎市内のホテルにおいて19時から長崎県内の観光関連事業者や自治体等に加えて、香港側の関係者にもご参加いただき、記念祝賀会を開催することといたしております。
さらに、長崎発の初便には、平田副知事を団長、徳永県議会副議長を副団長とする長崎県香港訪問団25名が香港へ出発し、3泊4日の日程で、在香港日本国総領事館や現地旅行社等を訪問し、今後の香港との交流等について意見交換を行うことといたしております。
今回の就航を機に、長崎香港線の利用促進を関係団体とともに積極的に推進してまいりたいと考えているところであります。
以上、ご報告とさせていただきます。後は、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
平成31年度において重点的に取り組む事業について
まず、今年の抱負、特に重点的に取り組んでいく事業について聞かせてください。
いろいろな機会をいただくたびに申し上げておりますが、今年は、年度が明けますと県の総合計画の4年度目、そして、まち・ひと・しごと創生総合戦略の最終年度を迎えてまいります。このため、これまで以上に市や町、関係機関との連携体制を強化して、具体的な成果を県民の皆様方にお示しできるように全力を尽くしていかなければいけないと考えているところであります。
先の知事選挙の際にも県民の皆様方にお約束をさせていただきました、人に生きがいを、産業に活力を、暮らしに潤いを与えられるような施策の推進に力を注いでいきたいと考えております。
具体的に申し上げますと、やはり最大の課題は、本県にとりまして人口減少が大きな課題となっておりますので、引き続き、雇用の場の確保と若者の県内定着促進、移住促進対策の強化、結婚・出産・子育て支援策の充実などに取り組み、少しでも人口減少にブレーキをかけることができるように力を注いでいきたいと考えております。
この中でも、若者の県内定着促進につきましては、やはり若い人たちが興味、関心を持っていただけるような職場環境、情報発信を含めて、それぞれ県内企業の皆様方にもっと積極的に職務環境の改善と情報発信に力を注いでいただきたいと考えておりますので、県内企業の採用力強化に向けた取組を支援していきたいと考えておりますし、また、できるだけ早い段階から県内企業と学生の皆様方との交流の場を設けていきたいと考えております。
そして、移住促進対策につきましては、国の方で検討が進められております移住支援策、創業支援策等の諸制度を有効に活用しながら、若い人たちの移住を促進してまいりますとともに、県内でのそういった起業、創業、事業承継等への取組も併せて支援できるような制度設計を念頭に、これからの予算編成の段階において具体策を検討してまいりたいと考えております。
そしてまた、移住者の住まいの受け皿となる住宅確保対策をさらに知恵を絞って、民間の皆様方のご協力もいただきながら、離島・半島地域等で空き家がありますけれども、これをさらに積極的に活用、提供していただくことができるような仕組みも構築できないかと考えております。
そして、結婚・出産・子育て支援策につきましては、ご結婚していただいた家庭では、もうけていただく子どもの数が増えるというような傾向にございますので、できるだけ県民の皆様方に安心して適切な伴侶と巡り合っていただき、結婚していただくことができるように結婚支援策の強化に力を注いでいかなければいけないと考えているところでありまして、これまでになかったような職場単位での出会いの場を創出するなど、民間の皆様方のご協力もいただきながら、結婚支援策の充実に努めていきたいと考えているところであります。
そのほかにも、これまで申し上げてまいりました健康長寿日本一の県づくりでありますとか、安全・安心の県づくり等について、これからの具体化を図っていきたいと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
続いて、九州新幹線長崎ルートについて、佐賀県知事との次回の会談の日程が決まっていたら教えてほしいのと、今後、何か取り組んでいくような予定があるようでしたら教えてください。
その点については、前回、会談をさせていただいた際にも申し上げましたけれども、具体的な次回の日程等については、いまだ決定されていない状況でありますが、その際にも申しましたけれども、今日のような事態に至りましたのも、前提といたしておりましたフリーゲージトレインの開発を断念せざるを得ないというような状況になったことから、現在のような事態に立ち至っているわけでありまして、国におかれては、そういったことも含めて、これから具体的な形で協議を進めていただき、整備の方向性を早急にお示しいただきたいと。こういうことについて山口知事とも認識を一つにしたところであります。
今後、国の方から具体的な提案等がいただければ、そういった機会あるごとに、また情報交換等の場も山口知事と設けていかなければいけないと考えております。
フランシスコ・ローマ法王の長崎ご来訪について
最後になるんですけれども、11月の下旬にもローマ法王が訪日するのではないかという話が出ているんですけれども、長崎県の方に政府などから連絡があったり、県として受け入れに際して何かやろうとしていることというのはあるんでしょうか。
これまでもローマ法王のご来県については、繰り返しお願いをさせていただいてきたところでありますが、先般、今年末にもご来県いただく可能性があるというお話を聞いて大変うれしく思っているところであります。まだ具体的なお話は一切お聞きしてない状況でありまして、国からの情報提供等もございません。
したがいまして、そういった訪日、そして、ご来県の日程が明らかになり次第、関係者の皆様方とも相談をしながら受け入れ体制づくりに万全を期してまいりたいと考えております。
V・ファーレン長崎の練習拠点公募について
先日、ジャパネットホールディングスの高田社長が県庁にいらっしゃいまして、新しい練習拠点に関して、大村市の工業団地に整備したいという要望が知事の方にもあったと思いますが、県の方針を教えてください。
新しく整備を進めております工業団地につきましては、これは事業主体が大村市さんでいらっしゃいまして、この団地の整備に当たっては県からも補助金を支出している状況にあります。
したがいまして、まずは大村市さんがどのようなお考えをお持ちであるのか、その点をお聞きした上で、県として対応が必要になってくれば、その段階で検討を進めていく必要があるものと考えているところであります。
この団地についても、分譲の時期が4月からと、結構スケジュールがいっぱいいっぱいなのかなと思いますが、大村市さんの方からお話を、協議をしましょうであったりか、そういう動きはありますでしょうか。
内々、相談したいというようなお話はお伺いをしているところであります。具体的なお考え等については、まだお聞かせいただいていない状況であります。
補助金を県は出されていると思うんですが、それで用途が変わることに対しては、特段、問題はないんですか。
実は、県から交付しております補助金につきましては、その財源が国費でありまして、電源立地交付金ということで、これは国と具体的な使途内容を協議した上で、工業団地の整備に充当するという前提で、この補助金の交付をさせていただいておりますので、その使途目的が異なるということになると、返還という選択肢も含めて、協議を国と改めて進めていく必要があるものと考えているところであります。
カネミ油症対策について
次に、昨年発覚から50年を迎えましたカネミ油症についてなんですが、昨年、県の方で被害者の方にアンケートを実施されていますが、そのアンケート結果を、来年度以降の検診日程や被害者支援にどのように活用されているのかを教えてください。
今回実施したアンケートにつきましては、油症検診の受診率向上を目的として行ったと聞いております。その結果では、都合がつかなかったために受診しなかった方々が多くいらっしゃって、検診の日程や会場が増えれば受診するという方々が多かったとお聞きしているところであります。
特に、会場について要望が多かったのは、福江地区での実施についてであったと聞いておりまして、こうした要望を受けて、福江地区を加えた油症検診の実施に向けて、現在、国、あるいは全国油症治療研究班、五島市等の関係機関と協議を進めていると聞いておりまして、順調な調整が整えば、来年度からの実施を目指しているという状況にあると聞いております。
カネミ油症に関しては、明日も福岡で三者協議が行われますが、その場で毎回、認定基準の話であったり情報開示の少なさが、被害者の方から声が上がっています。
認定は県の委員会がしていると思うんですけれども、来年度以降、九大の認定をつくっているところに、厚生労働省などに対して、要望をなさったりとか、そういうご予定はございますでしょうか。
これまでも、認定基準の拡大等については国に対する要望等も行ってきたところであり、これからも必要に応じて、そういった方針で臨んでいきたいと思っております。
十八銀行とふくおかフィナンシャルフィナンシャルグループとの経営統合について
今日、十八銀行で臨時の株主総会がありまして、FFGとの統合が承認されましたが、このことについての知事の受けとめを教えてください。
まあ、今回の両行の経営統合につきましては、やはりこれからの地域経済の将来を考える際に、さまざまな金融機関としてのノウハウ、あるいは金融面での各企業の支援等にさらに力を注いでいただくことができるものと考え、歓迎をしているところであります。
正式に株主総会でご決定が得られたということについては、一応、確実な一歩がこれから踏み出されるということになってくるものと思っておりますので、そういった金融機関の皆様方とさらに連携を深めながら、産業の活性化、地域経済の発展に行政としても力を注いでいかなければいけないと思っております。
それでは、各社の方からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
今日、与党PTの、新幹線に関して、山本委員長が佐賀県の山口知事とお会いされて会談されたと思うんですけれども、そちらについての受けとめをまず教えていただけますでしょうか。
お会いになられた際のお話をお聞きしたんでありますが、与党PT検討委員会の立場じゃなくて個人的な形で訪問をしたというお話があったやに聞いておりますし、また、山口知事も、そういった趣旨の会談であったと、こうお話をしておられるやに聞いておりまして、そういう個人的なお立場でのご面談であれば、私の方からのコメントは差し控えさせていただくべきことではないかと思っております。
それでは、改めて、今後の新幹線の整備に関してなんですけれども、国に対して、フル規格への要望ということなんですが、知事が考えられる国というのは、これは政府なのか、それとも与党PTなのか、どちらになるんでしょうか。
これまでは与党PTのヒアリング等も機会をいただいたところであり、その際にも長崎県としてはフル規格での整備を望んでいるということ、そしてまた、国の関係部署に対してもフル規格での整備を要請してきているところでありますので、両方合わせてフル規格での実現を働きかけてきているところであります。
最後にですね、今日、個人的な面会だったということなんですけれども、山本委員長と山口知事ですね。山口知事が、終わった後に報道機関に対して、やはりお立場、フルとか、そういう状況ではないという、かなり難しい、長崎県にとっては難しい状況だと思うんですけれども、今後、これをどう変えていかれようとされているのか、見通しなどを伺えますか。
残された課題であります新鳥栖―武雄温泉間、これについては、与党PT検討委員会からは、ミニ新幹線、あるいはフル規格、いずれかの方法による整備が必要であるという方向性が示されているわけでありますけれども、フル規格で整備を進めるについても山口知事は、さきの会談の時にもお話を申し上げましたけれども、財源の問題、ルートの問題、並行在来線等の問題があって、いわゆる地方の方から積極的に働きかけを進めるような立場ではないというようなことをおっしゃっておられました。
そういう立場ではありますけれども、冒頭に申し上げたように、この西九州ルートが今のような状況に立ち至ったというのは、長崎、佐賀も双方合意・了解した上で、フリーゲージトレインを導入することを前提に新幹線の整備に取り組んできたわけであります。ところが、肝心かなめのフリーゲージトレインそのものが、開発がうまく進まなかった。これについては、まさに国の責任として、今後の対応を検討して方向性をお示しいただく必要があると。そういった方針については、先ほど、山口知事が触れられた負担の問題とか、並行在来線の問題等もありますので、そういった点等を含めて、国の方から具体的な形で提示をしていただく必要があるのではないかと。
この点については、長崎県の立場もそうでありますし、佐賀県のお立場もそうであって、共通認識を持つに至ったわけでありますので、国の方から、私どもは、一刻も早く議論を進めていただき整備方針をお示しいただきたいと、こう願っておりますし、佐賀県は、一刻も早くということまではおっしゃいませんでしたけれども、そういう考え方であることについては合意をいただいたと考えております。
したがって、これから、そういった方針で早く方向性をお示しいただけるように、特に長崎県の立場としてはフル規格での整備を望んでおりますので、働きかけを進めていきたいと考えております。
ほかにございませんでしょうか。
外国人労働者の受け入れについて(1)
2点、別々のテーマでお聞きします。
まず、県議会の11月定例会でも出ましたけれども、外国人材の派遣会社を1月から2月に設立するということだったのですけど、現状、どの程度まで設立の話が進んでいるのかということと、例えば会社名とか、ある程度決まっているのかということをまず、1点伺いたいと思っております。
外国人労働者、具体的に手続がどこまで進んでいるか、わかりますか。
派遣会社の設立に向けて、手続に着手するという話は聞いて、報告をいただいていたわけでありますけれども、具体的にスケジュールまで含めて、詳細はまだ聞いていないところでありますので、あともって、担当課の方からご報告をさせていただければと考えております。
松が枝埠頭のツーバース化について
もう一つですけれども、12月に、知事や田上市長も行かれたと思うんですけど、東京の方に行かれて、松が枝埠頭の2バース化の要望を主に行かれたと思うんですけれども、その後、要望したことに対して国側から何か回答がきたりとか、何か動きがありましたでしょうか。
場合によっては、来年度予算に調査費等を計上していただくことができるのではないかと、こう期待を寄せているところでありますが、この関係予算が1件計上される予算ではなくて枠的に計上される予算でありますので、これから具体的な箇所付け等の作業が進められていくものと考えております。まだ、具体的な話については承知していない状況であります。
関連してですけど、その要望の中で、三菱重工長崎造船所さんが、松が枝埠頭を2バース化できれば、クルーズ船のメンテナンスも受け入れることができるようになると、受け入れたいと、受け入れる準備を始めていらっしゃるようなんですけれども、この動きに関して、知事としてどういう思いを抱いていらっしゃいますか。
それは、歓迎したいと考えております。
クルーズ船の寄港というのは、ご承知のとおり、比較的早い時刻に入港され、接岸をされて、観光客が下船されて市内観光等をお楽しみいただき、そして夕刻には乗船されて出港されるというのが普通のパターンだろうと思います。
しかしながら、修繕・点検を長崎港で担うということになりますと、クルーズ船は空で長崎港に修繕のために入港するということはなかなか考えにくい状況でありますので、お客様を乗船いただいた形で長崎に入港していただく、そして定期検査であるとか、あるいは修繕・点検のためにドック入りをするということになってくるかと思います。そうなりますと、前泊・後泊等の宿泊を伴う観光につながっていく可能性が極めて高いものと考えているところでありまして、より時間をかけて長崎の観光をお楽しみいただける、そしてまた、宿泊費を含めて観光消費額の増加につながっていくのではないかと期待をいたしているところであります。
ほかにございませんか。
長崎・インド情報交流組織発足に向けた取組について(1)
先日、インドのIT企業2社が壱岐市に進出をするということを県庁の覚書の取り交わし式だったり、壱岐市長表敬のときに明確に宣言されていまして、率直にどのように受け止めていらっしゃるのかというのと、県として何か支援をする方向性とかがあれば、お伺いしたいと思います。
それは大変すばらしい取組だと歓迎をいたしております。さまざまな支援策については、例えば起業をご検討される際の支援体制として新たなオフィススペース等も設けておりますし、事業計画等を明らかにしていただき、お話をいただければ、ご活用いただける機会も出てくるのではなかろうかと考えております。
いずれにいたしましても、海外の企業経営者の皆様方と県内の各企業がうまくマッチングが進められて、お互いの力を合わせて、新たな開発に取り組んでいただく可能性のある話だと思っておりますので、特別の支援措置が必要であるのかないのかというのは、これからの推移を見極めて検討していく必要があるのではないかと思っております。
そもそも県内に外国の企業が進出をするみたいなケースというのは、今までありましたか。インドが初めてですか。
具体的な形で、直接企業立地という形で展開してこられるのは、さほど例はないのではないかと思います。
外資系の企業として、国内展開の一環として立地していただく事例は数多くありますけれども。
こうした中で、IT産業の場合、結局企業進出したとしても、情報のセキュリティーとかそういうことに関して、県内のどこに立地しても万全の体制を整える必要があって、そういうところで、壱岐市にもそうですけれども、行政側とか、地元の関係者に支援を求めているという傾向があるみたいですけれども、そういう情報管理のプロみたいな人を行政が派遣するとか、具体策について、今後検討するという感じがあるのか、今はまだ少し、まず民間の動きを見ていきたいという感じなのか、どうなんでしょうか。
まだ具体的に、情報管理の専門家が必要であるというようなところまで、私も話を聞いておりません。どういった形での対応が求められるのか、建物構造上のセキュリティーでありますとか、あるいはシステム的に何かの環境を整える必要があるのか、より具体的な形でご提案があった際に、行政としてこれに対応すべき分野があれば、それは検討を進めていく必要があるのではなかろうかと思っております。
長崎県はベトナムとの交流がすごく活発で、外から見ても多いのですけれども、インドのほうも、県に首席公使が訪問されていたりとか、少しずつ交流というか、県庁にもいろいろな人が来られている感じがあるんですけれども、今後のインドとのつき合い方というのはどのように考えていらっしゃいますか。
インドにおいては、IT関連産業が非常に成長されていて、大きな発展可能性が感じられるわけでありますので、そういった動きと連動しながら、県内産業も一緒に発展していくことができるような環境になれば、好ましい形ではなかろうかと思っているところであります。
具体的にビジネスの進め方がどういう形になるかというのが、私も詳細にお話をお聞かせいただいてない状況でありますので、可能性を含めて、どういった対応が必要になってくるのか、やはり専門家の皆様方のご意見等もいただきながら、検討していく必要があるものと思っております。
ほかにございませんんか。
長崎・インド情報交流組織発足に向けた取組について(2)
インドといえば、長崎大学もかなり全国規模でといいますか、国を代表するような研究機関、大学との連携を進めていると思われますが、今回、県とインドのIT企業ということで関係ができたということで、長崎大学ともそういった連携を進めていくとか、そういうお考えはありますか。
全体の環境として、大学等の支援、もしくは対応が求められるということになると、当然、協力を要請していく必要があるものと考えております。それが、いわゆる長崎県の資産でもありますので、そういったものを有効に活用していただきながら、産業の活性化に結びつけていければと考えております。
ほかにご質問はございませんか。
株式会社五島産業汽船の全航路運休問題について
五島産業汽船ですけれども、先日、総務委員会で五島産業汽船の集中審議が行われまして、出席された委員の方たちから、今回の突然の旧会社の運航休止に関して、補助金を出すことにはきちんとやっていたけれども、会社の経営がきちんとしているのかといった面、そういうチェックのところが、やっぱりあまり足りてなかったのではないかという課題が提起されました。今回、五島産業汽船の突然の運航休止問題を拝見されて、知事として課題を感じたところ、今後直していきたいところ、どのようなところがありますでしょうか。
突然の運航休止という事態になって、事前に把握できなかったのかというご指摘等もいただいてきているわけでありますけれども、やはり国の機関等を含めて、あるいは地元の長を含めて、そういった情報が出されてなかったという状況にあり、さまざまな支援措置等を講じる際には、当然ながら財務状況等を確認して、支援措置を講じていくわけでありますけれども、これを経常的に求めていくという形が適正であるのかどうか、そういった点については、やはり財務内容を含めて、安定的に住民の方々の足の確保のために、経営を安定して継続していただきたいという願いを持っている立場でありますので、どういった可能性があるのか、それは検討していかなければいけないと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
国際定期航空路線の開設について
冒頭言われた、香港線の件に関してなんですけれど、今、県として、またさらに国際線の誘致のアプローチをいろんな国に対して行われていると思うんですけれども、例えば、今、県として具体的にどういう路線を誘致したい、例えば欧米も含めて、どういう路線を誘致したいという願いというか、願望を持ってらっしゃるんでしょうか。
とりあえずは、アジアに一番近い県でありますので、アジア各国との定期航空路線の開設に向けて働きかけを進めているところであります。ベトナムでありますとか、フィリピンでありますとか、その他の国等々と交流人口の拡大を目指して、さまざまな取組を進めているところでありますけれども、なかなか離発着枠に双方制限がある中で実現に至っていないというような状況でありますけれども、継続して具体的な提案を行いつつ、路線の開設を目指していかなければいけないと思っております。
今おっしゃったように、ベトナムとフィリピンは、具体的にもう県としてアプローチしていて、向こうからも何かいい返事が来ているということですか。
いいえ、なかなか難しいですね。例えばフィリピンでは、福岡に路線をお持ちなんですけれども、まずはそちらの方の充実、安定運航が優先するというようなお話でありますので、いかにフィリピンからも観光客の皆様方に数多くご来訪いただく機会を増やしていくかということが非常に重要な取組になってくるものと思いますので、そういった点等も踏まえながら、継続して働きかけを進めていかなければいけないと思っております。
時間もございますので、最後の質問でお願いします。
外国人労働者の受入れについて(2)
4月から施行される改正入管難民法の関係で、国が、外国人との共生のための総合的対応策を打ち出していたと思うんですが、それを受けて、県として、今何か、外国人の支援のために取り組まれようとしていること、準備されていることがあれば教えていただきたいのと、一方で、もう施行間近なんだけれども、具体的な制度設計がはっきり見えないんじゃないかというような指摘もありまして、困惑の声も県内から出ておりまして、県にはどういうふうな形で情報が入ってきているのか、それも教えていただいてよろしいですか。
外国人との共生に向けて・・・。
総合的、何だったかな。
総合的対応策ですね。
総合的対応策というのを136ぐらいの施策、126か、打ち出したようなんですけれども。
外国からおいでになられる方々が安心して日本で活躍をしていただくためには、さまざまな課題も予想されるわけで、総合的な相談等を含めて支援体制を構築していく必要があるものと思っております。県内でも数多くの技能実習生の方々がおいでですが、今後、特定技能1号・2号の方々が入国される可能性もあるわけでありますので、そういった方々を含めて、良好な関係の中で、その能力を発揮していただき、また、活用していただくことができるように努めていかなければいけないと思っております。
確かに、まだ制度設計が十分判明してないというところもあろうかと思いますけれども、現在は、県内の各企業がどのような分野で、どのくらいの関心をお持ちであるのか、制度活用をご検討なさっておられるのか、そういった点についても、今調査を進めているという状況でありますので。なおまた、具体的な課題としてどういった点が予想されるのか、その状況把握の上で、対応策も含めて検討していく必要があるのではなかろうかと思います。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後4時9分(39分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年12月28日 定例記者会見
会見内容
平成30年を振り返って
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。 まず、今日は冒頭に一言ごあいさつを申し上げたいと思います。 平成30年も余すところ、わずかとなってまいりました。この1年を振り返ってみますと、平成30年7月豪雨をはじめ、全国的に多くの自然災害が発生した1年ではなかったかと考えております。改めて、犠牲となられた皆様方に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げ、被災地の1日も早い復興を心からお祈り申し上げる次第であります。 さて、今年は、県民の皆様方の安全・安心を支える防災拠点及び県民の皆様方との協働の拠点として、新しい県庁舎が始動いたしました。また、念願でありました、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産への登録や、ノーベル文学賞を受賞された、本県出身のカズオ・イシグロ様の名誉県民顕彰など、本県にとって多くの喜ばしい出来事があった年でありました。ご尽力とご支援をいただきました関係の皆様方に、改めて心からお礼を申し上げる次第であります。 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産への登録につきましては、これまで幾多の曲折を経てまいりましただけに、大変うれしく思っているところであります。登録を契機に、多くの方々にお越しいただいておりますが、訪れていただいた人々には、本遺産の真の価値に触れていただき、その感動をできるだけ多くの皆様方に広げていただきたいと願っております。 今後は、引き続き、世界遺産の価値を伝えるガイドの育成や構成遺産の保存・活用に力を注ぎながら、将来の世代に引き継いでまいりますとともに、地域の活性化や交流人口の拡大につなげてまいりたいと考えております。 また、カズオ・イシグロ様については、7月にイギリスのロンドン市内において、顕彰状等の贈呈式を執り行い、県民を代表して、直接祝意をお伝えしたところであります。イシグロ様は、現在、新作の執筆等のため、大変多忙な毎日を過ごしておられますが、今後のさらなるご活躍を祈念申し上げますとともに、来県される日を県民の皆様方とともにお待ち申し上げたいと存じております。 九州新幹線西九州ルートにつきましては、先般、与党PTにおいて、建設費の増加に対応した財源の確保案として、国費や地方負担のほか、前倒し活用による貸付料財源が含まれる全体の財源見通しが示されたところであります。このことから、地元負担の軽減に結びつくものと期待をいたしているところであり、2022年度までの開業に一定のめどがたったものと考えているところであります。 一方、未整備区間となっております新鳥栖—武雄温泉間でありますけれども、フル規格またはミニ新幹線による整備を検討することとされているところであり、国が主体となって早期に議論を進め、整備方針を決定していただきたいと考えております。今後とも、地元として努力を重ねる一方、国会議員や県議会議員の皆様、関係自治体等とも連携を図りながら、全線フル規格実現に向けて、残された課題の解決に全力を注いでまいりたいと考えております。 また、今年は大変残念な出来事もありました。9月には、郄田勇元長崎県知事がご逝去され、10月には、ノーベル化学賞受賞者であり長崎県名誉県民の下村脩博士がご逝去されたところであります。 郄田元知事におかれましては、長崎大水害や雲仙普賢岳噴火災害など、かつて経験したことがない大災害に直面され、その後の復旧・復興のために大変なご尽力をいただきますとともに、諫早湾干拓事業や新幹線整備をはじめとする県政のさまざまな課題に全力で取り組まれ、今日の長崎県の基盤を築いていただきました。 下村博士におかれましては、世界的な化学者としてご活躍をいただき、生命科学の発展に卓絶した功績を挙げられ、さらに、ノーベル化学賞の受賞を通して、県民の皆様方に大きな夢と希望を与えていただいたところであります。 お二人のこれまでのご功績に深く敬意を表しますとともに、改めてご冥福を心からお祈り申し上げる次第であります。 また、V・ファーレン長崎については、今シーズン、J1リーグで、チーム一丸となったすばらしい試合を見せていただきましたが、残念ながら、J2に降格となってしまいました。手倉森次期監督のもと、私たち県民のチームでありますV・ファーレン長崎が早期にJ1復帰できるよう、これからもしっかりと応援していきたいと考えているところであり、県民の皆様方のご声援をよろしくお願い申し上げる次第であります。 それから、先般、フランシスコ・ローマ法王が、来年の終わりごろにも長崎を訪問されるご意向があるとの報道がありました。私もこれまで、機会があるたびに、長崎へのご来訪と「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録へのお力添えをお願いしてきたところであり、大変ありがたく思っております。 法王におかれましては、原爆投下後に撮影された「焼き場に立つ少年」の写真を印刷したカードを配布いただくなど、被爆地長崎に心を寄せていただいており、核なき世界の実現を訴え続けていただいているところであります。ご来県の際には、キリシタンの歴史にもお触れいただきますとともに、被爆者を含め、幅広い県民の皆様方と交流を深めていただきたいと考えているところであり、来県される日を県民の皆様とともに心からお待ち申し上げたいと考えております。 迎える2019年は、長崎県総合計画も4年目を迎え、今後一層、選択と集中を図りながら、新たな視点や発想を取り入れ、「人に生きがいを」「産業に活力を」「暮らしに潤いを」与えられるような施策を戦略的、かつ分野横断的に展開していくことといたしております。 とりわけ、本県の最大の課題であります人口減少対策については、市町や関係団体の皆様と一体となって、UIターン者等の創業、事業承継、そして、地域活性化のための雇用拡大への支援や、県外に進学した学生に対する県内企業の認知度向上などに総力を結集して取り組み、県民の皆様に具体的な成果としてお示しできるように、全力を傾注してまいりたいと考えておりますので、今後とも、皆様方のお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。 最後になりましたけれども、報道関係の皆様方には、この1年間、県政の広報について大変なご協力をいただき、心からお礼を申し上げます。 年末に向けて、皆様方もまだまだ慌ただしい日が続くかと拝察をいたしておりますが、どうかすばらしい新年をお迎えいただきますよう、心からお祈りを申し上げる次第でございます。 以上、ありがとうございました。 またすばらしい年をお迎えいただきますように、お祈り申し上げます。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
平成31年度 県当初予算編成について
2点お伺いしたいんですけれども、来年、年が明けてからの当初予算の編成に向けて本格的な作業が進んでいると思うんですけれども、2019年度の当初予算では、どういった分野や事業に重点配分をしていきたいか、知事の思いやお考えについてお聞かせください。
やはり県政の最大の課題というのは、人口減少対策であろうと考えております。先ほども申し上げましたけれども、来年は総合計画の4年目、そしてまち・ひと・しごと創生総合戦略の最終年度を迎えるわけであります。引き続き、雇用の場の確保と若者の県内定着対策の強化、そして移住促進対策の強化、結婚・出産・子育て支援の強化などを重点テーマとして掲げて、市町、民間事業者等と一体となって、人口減少に歯止めをかけるべく力を注いでいきたいと考えております。 少し考えに触れさせていただきますと、雇用の場の確保と若者の県内定着対策につきましては、若い人たちに選ばれる良質な雇用の場の創出に向けて、勤務条件の改善など採用力の向上に取り組む県内企業の支援に力を注いでまいりますほか、県内就職に対する意識向上につながるよう、早い段階から学生との交流機会を設けるなど、産学官が連携して県内で働く魅力を伝えて県内就職促進を図っていきたいと考えております。 移住促進対策でありますけれども、市町と連携しながら、現在、国で検討されております移住支援策、こういった分野、あるいは創業支援策等を最大限活用しながら、地場産業の振興に資する雇用拡充、事業承継に対する支援、そしてまた移住者の住宅確保対策などの強化を図っていきたいと考えております。 そして、自然減対策の一環として、結婚・出産・子育て支援の強化に力を注いでいきたいと考えておりまして、若い人たちが安心して結婚、出産、子育てしていただけるよう、官民、産学官が一体となって、職場単位での出会いの場の創出に向けて新たな企業間交流の仕組みを構築するなど、結婚支援策の強化に力を注いでいきたいと考えているところであります。
あともう一点ですね。予算の規模としては、どれぐらいの規模を想定されているのか、昨年は知事選もあって6,900億円台だったと思うんですけれども、今回は本格予算ということもあって、一昨年のような7,000億円台を維持されるのか、その辺の見通しについてお考えをお聞かせください。
まだまだ私自身、全く当初予算の概要等も承知していない状況でありまして、特に、来年は消費税の引き上げの影響が歳入歳出両面で考えられるところであり、そういった内容もまだ判明していない状況でありまして、予算規模をお示しするのになかなか難しい状況にあるものと考えております。 ただ、大変厳しい財政状況の中、やはり施策の重点化を図りながら、必要な施策についてはできるだけ積極的に取り組んでいく必要があるものと考えているところであります。
農業支援外国人適性受入サポート事業について
政府予算案で県の(農業支援)外国人適正受入サポート事業として4億円が計上されましたが、どのような事業を展開していくのか教えてください。
この農業支援外国人適正受入サポート事業といいますと、これまで要請を重ねてまいりました国家戦略特区の農業支援外国人受入事業を実施するに当たり、外国人材の人権保護のために苦情・相談窓口の設置、並びにその活動を支援しようとする予算であると理解をいたしております。 具体的には、国家戦略特区の区域指定を受けた地方自治体を対象として入国管理局、労働局等の国の機関と県で構成される適正受入管理協議会に設置された窓口において、母国語で対応できるような通訳の人件費等が支援の対象になってくるものと考えております。 また、こういったほか、この事業では、国が民間団体に対して農業等の分野における外国人材の技能等評価試験の作成、実施を支援される予定というふうにお聞きいたしております。
石木ダム建設事業について(1)
石木ダムについて質問です。ダム周辺の広場や公園の整備に向けた水源地域指定の申請を年内にもされるということだったと思うんですが、これは既に済まされたんでしょうか。
まだ現時点では、申し出は行っていないとお聞きしております。年明けにも申し出を行う予定であると聞いているところであります。
関連してですね。石木ダム本体については完成時期が2022年度とされていますが、その方針は変わらないのでしょうか。もう一つ、2022年度の完成の場合に、工事期間はどのくらいを見込んでいるのでしょうか。
このダムの完成年度でありますけれども、冒頭に申し上げましたように、豪雨災害等異常気象等に基づくさまざまな自然災害が発生しているような現状を踏まえますと、一日も早いダムの完成が必要であると考えているところでありますが、今後の予算の状況にもよりますけれども、平成34年度末の完成を目指して、これまでも付替県道工事の施工など力を注いできたところであり、引き続き事業推進に全力を注いでいきたいと考えているところであります。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
昨日、佐賀県の山口知事が、九州新幹線西九州ルートに関して、中村知事がぜひお会いしたいというお話があったということを認められて、1月にもお会いしたいというお話、1月にも会う方向で調整するという発言をされていたんですけれども、知事としても、1月にお会いしてお話しするという感じになっているんでしょうか。今のスケジュールを教えてください。
私の方からは、年末年始、いずれでも結構でありますので、ぜひ話をさせていただく機会をいただきたいというお願いをさせていただいて、検討をいただいている状況でありまして、まだご返事はいただいておりません。
そのお会いした際にお話しする内容としては、もう単刀直入に、長崎県としてはフル規格整備を求めているのでご理解してほしいというふうに言うのか、それとも、そこまでは言わずとも、佐賀県の障害に思っていらっしゃる状況、フル規格整備に関してできないと思っていらっしゃる状況を聞くだけになるのか、どのような形になるんでしょうか。
それはもうこれまでも既にたびたび、新幹線整備については意見交換を行う場を設けてきたところであり、私どもの考え方としてフル規格整備を求めているというのは既に十分ご承知いただいているところであります。ただ、佐賀県におかれては、工事箇所が地元として相当の地元負担が生ずるということで、なかなか難しいというご判断をされているかと思いますが、お話をお聞きしますと、フル規格になると、もちろん地元負担もそうでありますけれども、どういったルートになるのか、あるいは並行在来線の問題等も出てくるのではないかと、さまざまな分野にわたってご懸念、ご疑問もお持ちであるようなことも伺っているところであります。 したがいまして、どのような選択肢が考えられるのか、佐賀県として課題として考えておられる点がどういう点なのか、そういった課題等について、例えば長崎県と佐賀県が力を合わせて、国もしくはJR等に働きかけていくような余地はないのか、全ての分野にわたって意見を交換していきたいと考えております。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
今の関連で、新幹線なんですけれども、未着工区間についてですが、財務省とかの方では、基本的にJRの貸付料部分をもう少し広げられないかというか大きくならないかというようなニュアンスの方針もあるようなんですけれども、JR九州としては、やはりその貸付料というものが直前に決まるものであって、国の収支改善効果の88億円というのも自分たちがはじき出したわけではないので、なかなかそれをそのままスライドして考えられてもちょっと、どうかということで、貸付料の増額に難色を示している部分がありますけれども、県としては、夏に山本委員長が来られた時から、貸付料増額はとか、そういう工夫はできないかという検討は求めてきた方向だったと思うんですけれども、今、その貸付料財源の活用について改めてどういうふうに捉えられているのか、お伺いできればと思うんですが。
未着工区間として、例えば北陸新幹線の未整備箇所、あるいは新鳥栖・武雄温泉間をどういう形で整備していくかというときに、さまざまな選択肢があって、一番最大の課題になってくるのは事業費を全体としてどういう形で確保するかという問題になってくるんではなかろうかと思っております。 もちろん、国としても国費の確保・拡大もご検討いただきたいと願っているところでありますけれども、既存のスキームの中でも貸付料を財源として組み込んでいただいた財源計画がなされているところでありまして、私どもとしては、例えばフル規格で整備を進めていただくということと同じ考え方になれば、収支改善効果が88億円と試算されていたわけでありますので、そういった財源も有効に活用していただける余地があるのではなかろうかと、こう考えてきたところでありますが、ただ、このこれまでの考え方のルールをさらに引き上げるとか、そういった点については、なかなか地方の段階で判断できるような領域を越えている面がありますので、そこはやはり与党PT等の場でご議論をいただいて、新しい財源スキームを組み立てていただく必要があるのではないかなと思っています。
ほかにございませんでしょうか。
石木ダム建設事業について(2)
先ほど出た石木ダムの件に関してなのですが、先日、判決が出た直後に、行政代執行に関しては任期中に何らかの方向性を出したいというご趣旨のお話をされていたんですけれども、来年、強制収用の裁決が出る可能性が強いという見方もあるのですが、行政代執行を判断する時期について、今、現状では変わりはないのでしょうか。
任期が私の仕事の一つの区切りでありますので、できれば任期内に行政代執行をやるかやらないか含めて、一定の方向性をお示しするのが私の責務であろうと考えてそういうお話を申し上げましたけれども、やはり具体的な判断に当たっては、その時々の情勢、事業の進捗状況等を総合的に、かつ慎重に判断していく必要があるものと考えているところであり、その時期が具体的にいつになるのかということについては、まだまだお答えいたしかねる状況であります。
重ねてなのですが、前回の知事選で住民の方々と会われるというお話で、これまでも調整中ということだったのですが、その調整中という状況には今日段階でも変わりはないのでしょうか。
改めてこれまでの経緯等を踏まえて、もともとはご承知のとおり、選挙期間中に地権者の皆様方から地域の実情、思いというのを聞いてほしいというお話がありましたので、それまで白紙に戻さないと話す機会は設けないというようなお考えでありましたけれども、そうではないんだというお話でありましたので、それはぜひ静穏な状況でお話をさせていただく機会をいただきたいと、こう考え、具体的な調整を進めてもらってきたわけであります。 ただ、その後、反対地権者の皆様方の中から、自分たちも話し合いには応じられないというようなご意見も出たやに聞いておりまして、調整窓口になっていただいた方のお話でも、直ちに調整というのは難しい状況だというお話でありました。したがって、いま一度、そういった経過を踏まえて県のほうから具体的な形で面談をさせていただく機会をいただけないか、調整を進めているところであります。
今回、もしも仮に行政代執行をするとなれば、13世帯の行政代執行というのは全国的にも例がない。そこの中で何らかの打開策を探るには、やはり知事が出向かれてお話をされるとか、何かこれまでとは違うアクションが必要になってくると思うのですが、そのあたりの打開策とかというのはいかがでしょうか。
したがって、先ほどから申し上げているように、話し合いをさせていただく機会をいただければ、いつでもこれに対応させていただきたいという考え方については、もう既にお伝えしてあるし、これまでもそういった姿勢についてはお伝えをしてきたところでありますので、できるだけこの面談が実現できるように引き続き努力していきたいと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
JRの先ほどの件ですけれども、(佐賀県の)山口知事との話、面会を行うということですけれども、そのお話は長崎県側からということでお聞きしたのですが、いつ頃そういうお話がお二人の間で交わされているでしょうか。
選挙ご当選直後に、私の方からもご連絡させていただきましたし、秘書課からも日程調整についてお願いをさせていただいております。
16日ということでしょうか。
具体的な日にちまではちょっと記憶しておりません。
当選直後?
はい。
すみません、もう一点。同じ件ですけれども、まずは(佐賀県の)山口知事側からいつにするとかという話は出てないということでしたけれども、中村知事側としては年末・年始、どちらでも構わないと先ほどおっしゃっていましたが、すぐにでも連絡がきた場合、1月中にでも、どの場所でお会いして話されるとかというのは、もう考えはあるのでしょうか。
それはもう話し合いの結果で、調整すればどちらでも構わないと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
フランシスコ・ローマ法王の長崎ご来訪について
ローマ法王の長崎県への来県についてですが、一部報道で来年の11月下旬以降という話があったのですけれども、具体的な調整というか、打診というのは、県のほうにはまだきてないんでしょうか。
まだ一切きておりません。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(4)
また、新幹線の、重ねてなんですけれども、昨日の佐賀の知事のインタビューでは、中村知事が来ていただいても話は平行線になるのではないのかと、あまり意味がないのではないかという考えを示されていたんですけれども、それに対してはどう受け止められますか。
これまでも相当の基本的な考え方には隔たりがあるというのは十分認識をいたしておりますので、半歩でも一歩でもお互いの了解事項ができれば話し合いをさせていただく意義があるのではないかと思っておりますけれども。
説得できる自信のほどはいかがでしょうか。
それは、やはり課題がどういった課題であるのかということによりけりだろうと思うんです。例えば、劇的に地方負担を軽減しなければできませんというような課題、これはもうまさに地方間同士での話し合いではなかなか解決は難しい課題であると思っておりますので、国策として、まさにフリーゲージトレインが導入できなくなったということでこういう事態を迎えているわけでありますので、国のほうでもやはり実現に向けて地方負担の軽減方策等を含めてご検討いただければありがたいと考えているということであります。
ほかにございませんでしょうか。
県庁舎跡地活用について
県庁跡地のことで2点お尋ねです。ホール機能に関しては市が整備するとのことで、昨日、市の文化振興審議会が基本構想について話し合いを始めました。とはいえ、県庁の跡地ということで、県としてそのホールのあり方について、今後どういうふうに県としての考えを伝えていこうと思っているのか、県としてどういうホールであってほしいと考えておられるのかということを1点伺いたいのと、跡地に関しては考古学の学者さんたちは、あの下から遺跡が出てくるのではないかというような指摘もされていますが、仮に奉行所跡とか、教会の跡が出てきた場合に、計画の変更があったり、スケジュールでの後ろ倒しなどが考えられるのでしょうか。
県庁跡地の活用については、これはもう貴重な県有地でありますので、県も責任を持って今後の利活用について判断をするようにというような県議会からのご指摘等もいただいているわけでありますので、これまでもそういった面で県民の皆様方にお役に立てるような利活用のあり方というものを模索してきましたし、そういった中で一定この芸術文化ホールについては県の考え方も明確にお示しし、長崎市の皆さん方と基本的な項目について調整をさせていただいてきたところであります。 そういった質の高いホールという考え方のもとで、しかも、面積的にも石垣の上で完結できるような整備方策を検討していこうということで、先般そういった内容を議会にお示ししたところでありますので、今後、長崎市の具体化に向けた検討の中でどういった点がなお課題になってくるのか、そういった点についてはしっかりと推移を見極めながら、県としても基本的な考え方をお示しし、すり合わせていく必要があるのではなかろうかと思っております。 それから、いわゆる跡地の発掘によって、考古学的に貴重な遺構等が確認された場合にどうするのかと、こういうお話でありますけれども、私どもがこれまで了知している経緯によりますと、恐らく県庁舎の本館建物を建設した敷地については、ほぼ発掘遺構が残されていない状況にあるのではなかろうかと推定をいたしております。 ただ、いわゆる旧県庁舎の玄関先、駐車場の跡地等については、先般来、部分的な発掘調査等も行ってきた経過がありまして、旧県庁舎の敷地でありますとか、さまざまな遺構が確認されておりますので、そこを利活用するということになれば、しっかりした発掘調査を進めていく必要があるものと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
平成30年の総括と来年の展望について
今年1年が終わりますけれども、端的に言って知事にとって長崎県にとって一言で言うとどんな年だったかという総括をお伺いしたいのと、それを含めて来年は端的に言ってどういう年にしたいのかというのを教えていただいてもよろしいでしょうか。
今年1年、端的に申し上げますと、うれしいこと、悲しいこと、悲喜こもごもの1年だったのではなかろうかと思っております。1月には県庁舎がスタートいたしましたし、3月にはカズオ・イシグロ様を名誉県民として顕彰ご決定いただいて、世界遺産登録が実現した。あるいは、スポーツ分野等でさまざまな県民の皆様方のご活躍の姿も見せていただいた。 そういった中で、郄田元知事がお亡くなりになられたし、下村脩博士もお亡くなりになった。そして、一生懸命応援してきたV・ファーレンも、残念ながらJ2降格となってしまったと。うれしいことがいっぱいありましたけれども、悲しいこともあった年だなという思いであります。
来年は、どのような年にしたいというのは。
やはり来年は、先ほど申し上げたように、地方創生総合戦略の最終年度でありまして、なおかつ、人口減少を含めたさまざまな地域課題について具体的な成果をお示ししなければいけない年になると思っております。 おかげさまで、これまでの施策のうち幾つかについては、いい傾向も流れも生まれてきておりますけれども、それが具体的に人口減少の歯止めに結びついていない、こういう状況でありますので、やっぱりしっかりとした原因分析、それに対する対応策をこれまで以上に官民連携の中で推進して、具体的な成果を求めていかなければいけないと考えております。 先ほども申し上げましたけれども、雇用の場の創出、若者の地域定着、移住促進、そして、結婚・出産・子育て支援策の強化、そういったことでの足らざる分野がどこであったのか、どこに課題が残されているのか、それをしっかり検証しながら、具体的な施策立案・推進に結びつけていかなければいけないと考えているところであります。
それでは、最後の質問でお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(5)
JRの関係で、もう一度確認を2点ほどお願いします。佐賀の方と、もし今回、面会という形になったときは、7月にフリーゲージトレインの導入が断念されてからは初めてという形になりますか。向こうとは何度かお会いされてますでしょうか。
戦略会議はありましたかね。会議等があって、同じ会議に出席させていただく場合には、さまざまな情報交換をさせていただいております。
逆に一対一でというのだと。会議出席とかではあるけれどもという形になりますか。
はい。以降はですね。以降、時間を直接いただいて、一対一でお話をさせていただいた機会はなかったんではないかと記憶しております。
もう一度、先ほどのニュアンスの確認なんですけれども、中村知事としては、年末・年始どちらでもという状況の中で、今、(佐賀県の)山口知事に提案をしていって、もしも向こうから、「やりましょう」という話になれば、もうすぐにでも面談するというような心の持ちようという形でよろしいんですか。
そう考えております。
はい、ありがとうございます。
それでは、以上をもちまして、知事の定例記者会見を終了いたします。 ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時35分(35分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年11月12日 定例記者会見
会見内容
お歳暮における県産品愛用について
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。少し風邪をひいて声がかすれておりますが、お許しをいただきたいと思います。 今日は、まず冒頭に私の方から2点、お願いをさせていただきます。 1点目は、お歳暮における県産品の愛用についてであります。 県におきましては、毎年、6月と11月に「県産品愛用運動推進月間」として、これを設定し、県産品愛用運動を展開するとともに、ふるさと産品の普及啓発に力を注いでいるところであります。 11月に入りまして、そろそろお歳暮の時期となってまいりました。大切な方々へお歳暮を贈られる機会がございましたら、ぜひ長崎県産品をお選びいただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。 長崎県産品は、県内の百貨店や量販店などのお歳暮コーナーなどで取り扱っていただいております。長崎駅前の「長崎県物産館」では、全国の方々への贈り物として魅力ある長崎県産品を集めた「冬のギフトコーナー」を設置し、12月24日まで「県産品お歳暮セール」を開催しております。 また、県産品の総合情報販売サイト「e−ながさき旬鮮市場」でもお歳暮としてふさわしい逸品を多数取り揃えているところであります。 さらにまた、長崎のアンテナショップであります「日本橋 長崎館」におきましても、ギフトカタログを設置しているところであります。 首都圏にお住まいのご親戚、あるいはご友人の方々にも、ぜひご紹介をいただければと考えております。 この機会に、長崎で生まれ育ったすばらしい県産品の数々を大切な方々への贈り物としてご利用いただきますよう、お願いをさせていただきたいと存じます。
県庁舎跡地活用について(1)
1点、県庁舎跡地なんですが、旧県庁舎取り壊し作業が間もなく本格化すると思うんですが、跡地利用についての進捗及び今後のスケジュール感について、決まっていることがあったら改めてお聞かせください。
県庁舎の跡地については、市において、一定、MICE整備についての考え方が示され、いよいよ跡地をどういう形で利活用を進めていくのかということで検討を進めてきたところであります。「広場機能」、「交流・おもてなし機能」、そして、「質の高い文化芸術ホールの整備」といった3つの方向性に沿って具体的な形で、どういう配置を進めるのかといった点を含めて検討をさせていただいているところであります。 基本的には、市のご要請をいただいて、この芸術文化ホール等の整備について議論を進めてきた経過もあるわけでありまして、一定、双方の提案に基づいて、石垣の上への機能配置について可能性を模索してきたところでありますが、双方、意見が徐々に歩み寄りつつあるといったところであります。 できれば検討の経緯等について、県議会の皆様方にもご報告を申し上げ、いろいろなご意見等をいただく機会もできるだけ早くいただいてまいりたいと考えているところであります
具体的には、時期的な見通しとしては、年内になりそうですか。
途中経過については、年内をめどにご報告の機会をいただければと思っているところであります。
短いですが、幹事社からは以上です。各社さん、お願いします。
それでは、各社の皆様よろしくお願いします。
ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の経営統合について
県内の経済について、質問させていただきます。 来年、十八銀行が上場を廃止すれば、県内に本社機能を持つ上場企業の数はゼロになります。そのことについて知事の受け止めをお聞かせください。
県内から上場企業がなくなるというのは、大変寂しい話であり、残念に思っているところでありますけれども、それぞれの企業にとっては、高度な経営判断のもと、合併という方式をご採用になられたところでありまして、それについては企業の皆様方のお考えにお任せする以外にないと思いますけれども、県内でもさまざまな企業が一部上場を果たされて、ただ、本拠地を長崎県から他県にお移しになられているといった現状にあるわけであります。また、未上場の企業の皆様方も、やはり我が国を代表するような特徴ある経営に取組んでおられる企業様も数多くいらっしゃるわけでありますので、私ども、地域経済をしっかりと支えていただけるような企業をもっと育てていかないといけない。まずは新たな起業・創業の支援体制を強化し、上場を目指していただくといった取組、そして、造船業等に次ぐ基幹産業として地域経済を担い得るような産業を育てていきたいということで、さまざまな支援策等も講じているわけでありますので、そういった施策の効果を早期に発現させ、できれば早期に上場企業の誕生を期待したいと思っているところであります。
ありがとうございます。加えて、県発祥の企業が最後に上場したのは、もう12年ほど前になるそうなんですけれども、なかなか、今回ゼロになるということもあわせて、上場企業が生まれない現状というか、それは県の風土なのか、どういったところにあるのか、原因の部分ですね。今、簡単にはご説明いただきましたけど、改めて対策等あれば、あと、この分野に期待したいとか、そういったこともあればあわせてお聞かせください。
やはり上場をなされて、そして、新たな体制のもとで企業経営を目指されるということになると、やはり市場を大きく拡大して国内市場をとりに行かれる、あるいは国際市場まで視野に入れた企業活動を展開されようとしている企業の皆様方が大半だろうと思いますけれども、やはりそうした時に本拠地を長崎に置くか、あるいは大都市部に置くかというのは、それぞれの企業戦略の中で、一定、意味を帯びた選択肢になっていくのではなかろうかと。 そういう意味で、長崎は、ご承知のとおり、一番西の端にあるという県でありますので、先ほど、幾つかの例についても、上場されたけれども、本拠地を移されたと、こう申し上げましたけれども、都市部にある企業であれば、そんなことはないんだろうと思いますけれども、やはり地理的なこういった課題を担う県であるということは、やっぱり十分認識しながら、それに負けないような努力を進めていく必要があるのではなかろうかと思っております。
県内への若者定着について
最後にさせていただきたいと思います。 人口ビジョン計画の中でも若者の人口流出が特に顕著で、さらに県外、実際に県外の企業に就職する若者は県内の企業を知らないとかという理由を最も挙げているというような県の調べがあるそうです。それについて、上場企業の数とか、さっきおっしゃられた地域、西の果てにあるとか、そういったことと、この若者の人口流出が関係していると知事はお考えかどうかだけ、最後に。
若い人たちの就職に際してどう判断されるかというお話を聞いてみますと、大学の先生を含めて、やはり国内の著名な企業に対する就職を希望される学生さんたちが非常に多いと。ということは、まさに一部上場企業として名の通った企業への就職を目指される若い方々が多いということだろうと思っております。 もちろん、そういった選択肢も一つあるでしょうし、あるいは、これから発展途上にある企業に活躍の場を求めてるという選択肢もあるんだろうと思っておりますけれども、いずれにしても、やはり県内企業の情報がなかなか届きにくいという話を早い段階でお聞きをしておりましたために、県内企業情報ツールとして「Nなび」等のシステムも組み上げたところであり、引き続きそういったシステムをしっかり運用しながら情報を届けていくということ。そしてまた、具体的な就職を検討される際に、長崎というところは非常に住みやすい地域であると、例えば、初任給等については相当の格差がありますけれども、実質的な生活の質そのものを比較すると、大都市部に決して遜色のないような状況にあるといったことなどを含めて、ふるさと長崎で活躍の場を検討していただくことができるように、先ほどの企業情報の提供もその一環でありますけれども、何度か私自身も直接学生の皆様方にそういった状況等をお話しさせていただく機会をいただいたところでありますので、これからもっとそういう機会を増やしていく、あるいは、まさに意欲を持って取り組んでおられる企業の皆さん方に、直接学生の皆さん方に語りかけていただけるような機会、交流を深めていただくような機会をもっともっと増やしていかなければいけないんではないかと思っております。
私からは以上です。ありがとうございます。
ほかにありませんか。
外国人労働者の受け入れについて(1)
今、政府のほうで外国人人材の受け入れについての議論が進んでいますけれども、長崎県は国家戦略特区で農業分野への受け入れに対して提案されていたと思うんですけれども、国家戦略特区の方はどうなったのかと、今の政府の議論と長崎県の国家戦略特区はどういう関係になっていくのか、そこら辺を少し聞かせていただいてもよろしいですか。
農業分野への外国人材の活用については、国家戦略特区の区域指定を受けるため、、これまで国に対する提案活動を進めてまいりましたし、民間有識者で構成された、国家戦略特区ワーキンググループからのヒアリング等にも数回にわたって対応をさせていただいてきたところでありますが、まだ国としての方針、結論がいただけてないという状況であります。 ただ、そういった中で、外国人材をより積極的に活用するという考え方のもと、さまざまな仕組みを国の方で検討されている状況でもありまして、そういった一連の制度の見直しの中で国家戦略特区をどう考えていこうとされておられるのか、今後の動きを見極めていかなければいけないと考えております。 ただ、県内の各産業のお話をお聞きいたしましても、やはり担い手の確保というのは非常に厳しい状況で推移しつつあるという中で、積極的な外国人材の活用を具体的に検討されておられる方々も徐々に増えつつあるものと理解をいたしております。 技能実習制度、あるいは在留資格に基づくご活躍の場、いろいろな形態があろうかと思いますけれども、大きな流れとして、これからやはり人材不足、人口減少の中で担い手不足になってまいりますので、そういった一連の動きについて積極的に対応していく必要があるものと考えているところであります。
関連してなんですけれども、今、政府のほうでは一時的な労働力というふうな位置づけのほうが大きいように感じるんですけれども、長崎のように人口減が進んでいる県であれば、そのまま住み続けてもらって地域の一員に、家庭を築いて地域の一員になってもらってというのも一つの選択肢なのかなと思うんですが、知事としては外国人人材をどのように受け入れたいというふうに思われますか。
一つは、各産業の担い手不足をどう乗り切るかという観点で、技能実習制度等を有効に活用して活躍の場を外国人に提供していくという手法があるだろうと思いますし、また、一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人材については在留資格の見直しの検討が進められるという動きにあるわけでありますので、そういった制度等も有効に活用しながら、地域経済の発展のためにしっかりと各分野にわたってご検討いただけるように、行政としても支えていく必要があるものと思っているところであります。
ほかにございませんでしょうか。
外国人労働者の受け入れについて(2)
県内の企業の中には、外国人人材の活用について、やはり雇用の場が奪われるんじゃないかという不安の声もありつつ、一方、やはりおっしゃったように人口減少、若者の流出ということを考えると、その積極的な活用というのは考えられていくと思うんですけれども、長崎県の方向性としては、外国人の労働者、人材を積極的に活用していきたいという方向にいかれるということなんでしょうか。
先ほどご質問もいただきましたけれども、若い方々が就職を機に長崎県を離れられることが非常に多いと。こういった動向はさまざまな対策を講じておりますけれども、なお歯止めがかからない状況であります。 そういった状況の中で、県内産業の各分野の状況をお聞きしますと、やはり労働力の確保が非常に厳しい状況であって、このままでは経営自体を存続させていくのが難しいというような話もよくお聞きするわけでありますので、そういった現状を直視して考えてみますときに、やっぱり産業を将来に残すためにも、積極的な外国人材の活用というのは、選択肢として十分検討していかなければいけないと考えております。 ただ、さまざまな懸念事項もまたお聞きしているところでありますので、できるだけそういった要因については、私ども行政も積極的にサポートをさせていただく中で、安心して外国人労働者をお迎えし、そしてまた、できれば国内市場はこれから縮小の傾向で推移していくものと思いますので、海外へのビジネス展開、こういったことを検討する際にも、やはりそれぞれの地域との密接な人的なネットワークづくり、こういった視点も欠かせない要素になってきますので、そういった戦略を含めて、各企業の皆様方にも将来のあり方について積極的にご検討いただいて、制度としての有効活用を進めていただければと考えているところであります。
追加でなんですけれども、今の出入国管理法の改正案が、国会に提出されましたが、一部懸念があるのが、一時的な労働力としてしか考えていないのではないかという議論があります。 長崎県として、外国人の人材が活用される、来ていただくといった場合、やはり一時的ではなくて、きちっと定住、永住というのを視野に受け入れていきたいなというお気持ちなんでしょうか。
例えば技能実習制度というのは、ご承知のとおり日本の技術力をそれぞれ海外からいらっしゃった研修生の方々にお伝えをして、お帰りの後でそれぞれの国々の産業振興に努力をしていただきたいという形で設けられた制度であると理解いたしておりますけれども、一定の専門性・技能を有する方については、在留をさらに長期化できる、家族の帯同もできる場合もあるというような形で検討されているというお話を報道等で承知しているわけでありますけれども、まさに国内の労働者の働く場がなくなるような形で運用されるということについては、やはり懸念も持っているわけでありますので、そういう形にならないように運用をしていただく。国においても、当然そういった前提でお考えいただいているものと理解をいたしております。
つまり国の、いわゆる日本人の雇用をちゃんと確保するのであれば、長崎県としても永住、定住というのを促進していきたいということなんでしょうか。
新たな入管法等の規定に基づいて、きちんと法的に位置づけられた中で、継続的に居住していただけるのであれば、そういった方々の活躍の場というのも、県内にも求めていただければと思っております。
ほかにございませんか。
株式会社五島産業汽船の航路運休問題について
2点、お伺いしたいんですが、まず1点目、五島産業汽船についてですけれども、先月の経営破綻から新会社による運航再開と、目まぐるしく状況が変わってきたわけですけれども、新会社による運航再開があったとはいえ、まだ乗船率の低さとか、補助金の返還の問題などもあって、なかなか今後の先行きが不透明な部分が多くあるかと思います。 そうした中で県として、例えば利用促進対策であるとか、新たな補助制度の創設であるとか、何か離島航路の維持に向けた新たな取組など、お考えがあれば教えていただけますでしょうか。
離島航路の活性化、維持対策につきましては、今回、潜伏キリシタン関連遺産等の世界遺産登録を機に、さらに多くの皆様方にお出かけいただけるものと考えておりました矢先に、こういった状況に直面しておりますことを大変残念に思っているところでありますが、鯛ノ浦・長崎航路については新しい会社を立ち上げていただき、運航をスタートしていただいた。 ただ、まだ使用船舶にも限界があり、十分な皆様方にご利用いただけていないという実態にあるものと理解をいたしておりますけれども、これまで「びっぐあーす」等の活用によって、今後さらに航路が拡充されるということもご検討いただいているものと考えておりまして、そうなると数多くの方々に、利便性も向上する中でご活用をいただけることにつながっていくのではなかろうかと思っております。 ただ、まだ周辺航路、例えば小値賀・有川航路でありますとか、それぞれの航路においてはさまざまな課題が残されているわけでありますので、引き続き地元町と連携を図りながら、離島航路の拡充、復元に向けて、行政としてもしっかり取り組んでまいりたいと考えております
何か、具体的に対策としてお考えのものって、今のところございませんか。
今、それぞれの運航業者の方々と、さまざまな協議、調整が進められているものと理解をしているところでありますので、まずはその動きをしっかり見極めて、数多くの皆様方に、この離島航路を安定してご利用いただけるように努力していく必要があると思っております。
石木ダム建設事業について
もう1点ですけれども、知事選の際におっしゃっていた石木ダムの反対住民との面会ですが、年内に行うご予定とかお考えはございますか。
これについては、前回も申し上げたところでありますけれども、選挙の際に地権者の皆様方からお話をいただいて、地権者の方々の考え、実情というのを一度聞いてくれというお話がありました。その際には、もともと石木ダム計画そのものを白紙に戻さないと話し合いには応じないという考え方が示されておりましたので、そういうことではないのかという確認をいたしましたところ、そうではないというお話でありましたので、そうであれば私もお会いをぜひさせていただきましょうということでお答えをしてきた経過があります。 ただ、先般、事業認定取り消し訴訟の第1審判決の後に、地権者の皆様方からお話をいただいたところでありますけれども、選挙の際の当初の申し入れの趣旨とまた異なるような形で、あくまで事業を白紙に戻すということのお願いであって、県からのお願いは聞く必要がないというようなこともおっしゃったという話を聞いているところでありまして、引き続き、地権者の皆様方との調整に時間がかかっているというような状況であります。
ありがとうございます
ほかにございませんでしょうか。
県庁舎跡地活用について(2)
冒頭に言った県庁舎跡地の件について、確認なんですけれども、先ほどおっしゃったように、石垣の上への機能配置について、これはホール機能の配置だと思うんですけど、「機能配置について可能性を模索してきたが、双方意見が歩み寄りつつある」と言われましたけれども、これは長崎市が主張するように、石垣の上にホールをつくる方向で話がまとまりつつあるのかという解釈でいいのかどうか確認したいと思います。
石垣の上の県庁跡地というのは、ご承知のとおり限られた敷地面積でありますので、そこに広場機能ですが、地域の住民の方々、あるいは観光客の方々もお気軽に足を延ばしていただき、さまざまなイベント等を楽しんで、賑わいの場の創出につながるような活用を考えております。一定規模を備えた広場というのを想定しているわけでありまして、そういった機能、そして、交流、おもてなし機能、そして芸術文化ホールといった、この3つの機能を集約して整備を進めていこうということで、これまでも検討を進めてきたところでありますが、そういった中で、そういった機能全体を載せられるかどうかということで検討を進めてきたところでありますけれども、工夫をすることによって、一定不可能ではないんじゃないかといったお互いの理解が醸成されつつあるのではないかと聞いております。 したがいまして、先ほど申し上げましたように、今の基本的な考え方等について、これまでの検討経過等もご報告を一旦させていただく機会をいただきたいと思っているところであります。
ホールを上につくるか、石垣に沿うようにつくるかという一定の方向性が出るのは、まだ年内は難しいのでしょうか。年内はあくまでも途中経過にとどまる見込みなのでしょうか。
これは県議会でもさまざまなご議論をいただいてまいりましたように、県の土地でありまして、これをしっかり県の活性化に役立てるためには、さまざまな方々のご意見等もお伺いしながら、将来にわたって有効に活用できるようなあり方を模索していく必要があると。そういった意味では、今も専門家の方々にさまざまなご意見等を頂戴しているところでありますし、まずは議会等の皆様方のご意見等もお聞かせいただく必要があるものと考えているところであります。
V・ファーレン長崎について
別件なんですけれども、サッカーJ1のV・ファーレン長崎が、J1残留が絶望的な状況だと言われているような状況ではあるんですけれども、まず、現在のV・ファーレン長崎の状況について知事はどのように思っていらっしゃるのかということと、あまり考えたくはないんですけれども、万一、降格となった場合に対して、県からの補助などを今後どうするのか、そのお考えをお聞かせいただけないでしょうか。
V・ファーレン長崎は、見事J1昇格を果たされて、これまで一生懸命頑張って、すばらしい試合をお見せいただいたところでありますけれども、強豪チームの中で思うような結果に結びつかなかったという状況にあるのではなかろうかと思っております。 ここ直近のホームゲームでは4試合(9月22日、9月29日、10月21日、11月10日)全て、私も応援に参りましたけれども、選手の皆さん方のご努力が結果になかなか結びつかなかったということは大変残念に思っているところでありますけれども、J1では17位以下にほぼ確定したのではないかというような報道にも接しているところでありますけれども、まだまだ最後まで一縷の望みがあるとすれば、最後の最後までしっかり頑張っていただきたいと思っておりますし、今の段階で、J2降格を前提にどうするかということは全く考えていないところであります。
それでは、時間もございますので、最後の質問でお願いします。
BSL−4施設について
BSL−4について質問ですが、長崎大学側は12月21日に早ければ着工を予定しているということですけれども、地域連絡協議会の中では、第三者機関の設置であったりとか、情報開示の新たな枠組みが必要ではないかというような声が地元の自治会の自治会長さんの方から上がっているんですけれども、そういう制度を新たに設置する必要性があるのかどうかということに対する見解と、東京にある武蔵村山市では、地元自治体の市長がかなり条件をつけられて、研究はだめで、診断にしか使えないというような条件を出されているんですが、今後、例えばそういうふうに機能であったりとか、情報開示であったりとか、そういった条件であったり安全協定を長崎大学側と結ぶ予定、そういう予定というか求める予定はありますでしょうか。
BSL−4の検討経過については、もうご承知のとおりだろうと思いますけれども、地域連絡協議会等を設けて、地域の皆様方と、たび重ねてご議論等をいただいてきたところであります。これまでハード面のご議論、そしてまた先ほどおっしゃいました安全管理でありますとか、情報開示のあり方等に対するソフト面でのご議論等が進められてきたものと思っておりますけれども、一定、ハード面での整備等については、相当のご議論の結果、一応の方向性等が出されつつあるのではなかろうかと理解をいたしております。 ただ、施設に合わせたソフト面の対策、これをお聞きしておりますと、例えば、安全管理マニュアルをどうするかといった面、スタッフの皆さん方の教育訓練、それから施設内に立ち入られる人たちの人物調査、あるいは緊急時の対応、そして地域への情報開示のあり方等については、やはり引き続き議論を重ね、検討を進めていく必要がある旨の姿勢を示されているということをお聞きしているわけであります。 この間、指導、助言をいただく監理委員会、あるいは専門家会議等を設けて議論を一定丁寧に進めてきていただいたことについては、そのご努力を評価したいと存じますけれども、これからのソフト面については、これからのご議論の中でどういった方向性が示されていくのか、行政としても重大な関心をもって推移を見守っていく必要があるものと考えております。
わかりました。ありがとうございます。
それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時30分から午後3時7分(37分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年10月11日 定例記者会見
会見内容
故 郄田勇 元長崎県知事 県民お別れの会の開催について(1)
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。 今日は、まず第1点、私のほうからご報告をさせていただきたいと思います。 故郄田 勇元知事の県民お別れ会の開催についてご報告をさせていただきます。 この県民お別れの会につきましては、10月22日(月曜日)14時から、ホテルニュー長崎で開催する旨ご案内を申し上げておりましたけれども、この会の詳細がほぼ決定されましたので、改めてご報告をさせていただきたいと思います。 配付資料をご覧いただきたいと思いますが、参列者の方々につきましては、およそ1,000人を超える方々にお越しいただけるのではないかと考えております。式次第の内容については、資料としてお配りしているとおりでございます。 なお、今回のお別れ会につきましては、県民の皆様方、どなたでもご参列をいただけますので、できるだけ多くの皆様方にご参加をお願いいたしたいと思っております。その意味で、報道機関の皆様方におかれましては、ぜひ幅広い広報についてご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 まず、1点ご報告を申し上げました。あとは、どうぞご質疑のほうよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
県庁舎跡地活用について
まず、1点、県庁の跡地の活用についてお伺いしたいと思います。 これについては、新庁舎移転後、跡地整備について切れ目なく着手したいというふうに方針を示されていたと思うんですけれども、現状、その切れ目なく着手できているかどうか、現状認識について、まず教えてください。
県庁舎の跡地の活用については、ご承知のとおり、新庁舎建設・移転後、解体処分に1年程度、そして埋蔵文化財の発掘調査等に1年前後の期間が必要になってまいります。その後、跡地の活用策について具体的な取組を進めるということになってまいりますので、現状から考えて2年余りの期間が残されているということになろうかと考えておりますけれども、そういったスケジュール感を持ちながら、これからの構想の具体化に取り組んでいかなければいけないと思っております。
ありがとうございます。もう一点なんですけれども、質問が前後してしまうんですけれども、今、跡地に関しては、県の考えと市の考えで合致しているわけではなくて、調整しなきゃいけないところが幾つかあると思います。県として、これだけは譲れない。例えば広場の広さは譲れないとか、広場の場所は譲れないとか、絶対に譲れないライン、もしあれば教えてください。
どこからどこまでが許容範囲かというのを具体的に考えているわけではありませんけれども、やはり県庁舎跡地は地域の賑わいを創出する、その場にしていかなければいけないと、こう考えているところでありまして、そういった意味から、これまで申し上げてまいりましたように、広場、情報発信機能、交流・おもてなし機能、そしてまた、具体的にはホール機能、そういった方向性に基づいて跡地の活用を進めていこうと、こう考えているわけでありまして、やはり一番大切でありますのは、地域にとってもやはり賑わいをしっかり創出できる施設となるかどうかということを一番大切に考えていかなければいけないんではなかろうかと思っております。 そういう意味で、大部分の敷地をホールが占めるというような形になって、広場機能に一定制約を受けるというようなことは好ましい形ではないんではなかろうかと。この広場を有効に活用することによって、まちなかに賑わいの場を創出するということも重要な課題として検討していく必要があるものと考えております。
ありがとうございます。 最後に、では、大部分の敷地をホールが占めてしまって、広場が制約を受けるような形になって好ましくないような状況を、市の方がどうしてもそれを維持したいとなった場合、県庁跡地を使うなと、使ってくれるなという判断は、選択肢としてありますでしょうか。
今、具体的に市と協議・調整を進めている段階でありますので、大半の敷地を占めるというようなことにはならないものと思っておりますし、よりよい利活用のあり方等について、県・市アイデアを出し合いながら調整を進めていく必要があるものと思っております。現状において、そういう状況には必ずしもなっているわけではないということについては、ご理解いただきたいと思います。
そうすると、現状はそうなるはずがないので、県庁跡地での、市との整備の方向でやっぱり進んでいくという捉え方でよろしいんでしょうか
お互いに利用調整を図ることによって、お互いの機能が十全に発揮されるような形になるのが一番好ましい形ではなかろうかと思います。
特定複合観光施設(IR)の導入について
IR関連でのお尋ねなんですけれども、最近よく、誘致を目指す上で九州のIRということを強調され始めたかと思うんですけれども、さらに9月には九州の経済界の代表的な方々とも、知事が直接面談されたと聞きましたが、九州全体で長崎への誘致に、最終的に目指すと思うんですけど、九州全体で誘致をするための組織みたいなものを何かつくろうとされているみたいな話があろうかと思うんです。その辺をちょっと、どんな進捗なのか伺いたいんですが。
このIRは、4つの機能を備えるということが必須要件とされております。1つは幅広い、他の日本国内、あるいは九州全域のさまざまな観光地の歴史や文化、イベント等、魅力をIR施設においでいただいた皆様方にしっかりと情報発信をするというショーケース機能、そして、具体的にそういう形で紹介した各観光地にお客様を送り出すというゲートウェイ機能、それにMICE機能、そして宿泊・ホテル機能、そういった4つの機能が必須要件とされております。具体的にそういう今後の運営のあり方等を考えた際に、それぞれの地域といかに連携を図っていくのか、それが極めて重要でありまして、そういった内容については施設整備計画等の中身にしっかりと盛り込んでいく必要がありますので、まずは、その九州各県の関係者の皆様方ともしっかり協議・調整の場を設けていかないといけないと思っておりますし、また、経済界の皆様方にもご協力を要請しているところであり、さまざまなイベントの開催、MICEの利活用等を含めて、やはり経済界からもMICEの推進について、さまざまな助言等をいただくような場も設けていけないかということで、今、相談をさせていただいているところであります。
九州各県の行政であったり、経済団体で構成するような協議会を年内とかにつくるとか、そういうことは。
全体で一つつくるかどうか、それぞれの分野ごとに、例えば観光関係の課題について意見交換、協議・調整を行う場を設ける。あるいは、さらに広い観点から経済界を含めたところでの推進協議会みたいなものを立ち上げていくか、さまざまな選択肢があるものと思っておりますので、これから九州の経済界を含めて、知事会を含めた地域戦略会議がありますので、そういった場でも相談をさせていただこうと思っております。
年内に設立をされたいとか、そういう何か目標みたいなものがありますか。
そういった協議会の設立について期限を定めて考えているわけではありませんけれども、今後のスケジュールを考えた場合に、さほど余裕があるわけではありませんので、できるだけ早く、ご理解を得て立ち上げていくような形になればと思っております。
別の角度からなんですけど、ギャンブル依存症がよく、IRと対比される一つの課題として取りざたされるんですけれども、ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表という方がいらっしゃるんですが、この人がこの前、講演でお示ししたアンケートで、ギャンブル依存症のはまったギャンブルの種類は、ほとんどパチンコが92%だという数値を示されたのがちょっと印象に残ったんですが、それはつまりカジノが直接ギャンブル依存症の引き金になるというよりは、既存のパチンコとかへのギャンブルが、依存症の何というんですかね、大きな影響を与えている部分なのかなと思うんですけど、その辺、どういうご見解を持たれているのかと、既に既存のギャンブル依存症対策についてはどういうふうに思われていらっしゃるかを伺いたいんですが。
いろいろな統計等によると、日本はギャンブル依存症の方々の割合が高いというようなお話も聞いているところでありまして、現状、カジノ等はないわけでありますので、ほかの分野からそういった課題が出てきている状況にあるのではないかと思っておりますが、いずれにしても、原因がどうであれ、やっぱりギャンブル依存症によって生活が破壊されるようなことがあってはならないと、これは大きな課題の一つになるものと考えておりますので、カジノに限らず幅広い分野でのギャンブル依存症防止対策、予防対策から、その後の対応を含めて、しっかりとした対策を講じていく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。 したがって、さきのIR整備法の中でも、入場料あるいは入場回数制限等の措置が講じられているわけでありますけれども、やはり地方は地方として、中央のそうした動きと連携をしながら、十分な対応策を検討、実施していく必要があるのではなかろうかと思っております。
障害者雇用率について
最後に1点ですけど、障害者雇用率の関係ですけれども、障害者雇用率でよく、県の議会とかの答弁をお聞きしますと、ガイドラインを十分に守っていなかったと。守っていなかったというより十分に確認していなかったというお話をされていて、それを突き詰めると、ガイドラインの全体の文章が載っている全体版を読んでいなかったという話をされることがあるんですが、そうではなくて、ガイドラインの8ページ程度の概要版も結構、障害者の方に面談して報告とかの手続の事情を説明するとか、そういうことは結構書いているんですけれども、そこも結果としては守っていない形を生み出しているように見えるんですけど、この辺をどういうふうに見ていらっしゃるか、お伺いします。
長年にわたってこういった取り扱いが続けられてきたということでありまして、その間、それぞれの担当分野の職員も交代してきているはずでありまして、その都度、普通であれば根本に立ち返って、さまざまな諸規定などにも目を通してくる機会があるものと、こう考えているところでありますけれども、そういった意味で、ガイドラインをしっかり読み込んで執務に当たるというのが通常の形でありながら、そうなってこなかったということに対しては、非常に私も疑問に思っているところでありますが、いずれにいたしましても、しっかり読むべき個所を読んでいれば、手帳等で確認しなさいということが明記されているわけでありますので、そういった分については十分な公務員としての姿勢が足りない面があったのではなかろうかと考えております。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
株式会社五島産業汽船の航路運休問題について(1)
本日、離島振興協議会の方々が来られて、いろいろな話をされていましたけど、その中で五島産業汽船が運航を休止して、それについていろんな要望をされたと思うんですけれども、知事のお考えとして現状をどう捉えていて、今後、どんな対策を考えられているか、その2点をお願いします。
やはり離島航路につきましては、住民の方々の大切な足でありまして、物資の輸送、交流人口の拡大等に極めて重要な交通手段、移動手段となっているわけであります。 今回、突然の運航休止となったわけでありまして、住民生活、あるいは経済活動、さらには観光を含めた交流人口への影響が懸念されるところであります。早急に、住民の利便性を回復、確保していく必要があるものと考えているところでありまして、既に地元町を中心に、さまざまな関係者の方々での協議等も進められているものと考えておりまして、県としても、関係機関と連携をしながら、しっかり取り組んでいく必要があるものと思っているところであります。
県としての取組ということになると、どんなことが考えられますか。
やはり全体としての調整、さまざまな位置づけでありますとか、そういった観点、そして具体的な運航事業者がどういう形になられるのか、どんな手続が必要であるのか、そういうことも見極めながら最善の選択肢を模索していく必要があるのではないかと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
有明漁協の状況について
有明漁協が、今ちょっと経営がもう破たんしてしまっているような、経営というか事業所が閉鎖されるような状況になっていますけれども、1年ぐらい前から、かなり会計が不明朗な状況になっているというのは県としても把握されていたと思うんですが、今回このような事態になってしまったことをどのように受け止めるかと、今後、改善のために県としてどういう手立てをとっていくか、この2点をお聞かせいただいてよろしいですか。
昨年6月以降、決算事務等が遅延してきたということもありまして、早期に総会を開催していただき、適切な業務執行等について指導を行ってきたところでありまして、昨年10月には、こうしたことを求める検査書を直接、組合長に手交し、指導も行ってきたところであります。 そうした結果、昨年12月、通常総会が開催され、平成28年度決算等は承認を得たところでありますが、その後、役員の皆様方が退任されてしまうと、そしてまた職員もご退職をされて、事務所が閉鎖されるという状況に立ち至っているわけでありまして、やはり一番大切なのは、各組合員の皆様方のこの後の事業推進等に影響を来たさないような体制を一刻も早くつくり上げていく必要があるものと考えているところであり、引き続き、適切な指導に努めていかなければいけないと思っております。
現状だと、新役員の選任ができなくて、全く、再開というか、もう一回、総会を開く目処もたってないんですけれども、どういう手だてが、今のところ、県としては考えられるんでしょうか。
これはやはり関係漁業者の皆様方の話し合いによる以外にないと思っておりますけれども、県としては、緊急避難措置として、先ほど申し上げた漁業者の皆様方の生産活動に影響を来さないようにということもありまして、市、あるいは県漁連、信漁連等と連携しながら緊急的な体制を組んで対応を行っているところであります。一刻も早い正常化を願っているところであります。
集会の中では、漁業者の方から、「県の監督責任はどうなっているんだ」という、かなり厳しい声も出たみたいなんですけれども、こういう漁業者の声に対しては、どのように受け止められますか。
漁協の検査・指導等については、しかるべき部署が専門的にこれを担って行ってきているわけでありますけれども、決算の確定ができないというような事情が生ずるということは、通常あり得ない話でありまして、これまでの検査等の過程の中で異状な取り扱い等がなかったのかどうか、そこは十分反省をしてみる必要があるのではなかろうかと思っています。
ほかにございませんでしょうか。
株式会社五島産業汽船の航路運休問題について(2)
五島産業汽船のことですけれども、こういう事態なる前に、県としてそういう経営状況を把握する機会とか、また、指導する機会というのはなかったんでしょうか。
これは、航路運航事業者については、国の方で、この航路事業の許可がなされておりまして、国に対しては、毎年の決算状況の報告が行われているということのようであります。 今回の運航休止に先んじて、佐世保−有川航路の廃止届け等がなされたわけでありますけれども、その時点で国においても突発的な事態を予測するまでには至らなかったというようなお話を聞いているところであります。 県の方でも、同社に船舶を貸与しております地元自治体等からも特段の情報等はなかったところであり、この突然の運航休止といったような経営状況を把握するには至ってなかったと。 県の方にそういった報告をいただくということも、これまでありませんでした。というのは、赤字航路としての補助金等の支給実績もなかったということであります。
ほかにございませんでしょうか。
株式会社五島産業汽船の航路運休問題について(3)
五島産業汽船の関連ですけれども、先ほどの質問と重なって申し訳ないんですけど、午前中に離島振興協議会の方が来られて、具体的に生鮮食品の入荷が遅れているとか、入荷がなかなかないとか、新聞の配達も遅れているとか、そういう具体的な窮状が小値賀町長の方からあったんですけれども、具体的な島の窮状を聞かれてみて、そのことに関して知事としてはどのような感想を持たれましたでしょうか。
これはやはりこれまで2社が航路を運航されている中で、運航の便数も相当拡充をされてきて、遅く届いていた新聞等も早く届くようになったと。これは非常に地域の皆様方の生活にとっては利便性向上につながったものと考えておりますが、結果的に、このうち1社が、今回、運航を休止されるということになったわけでありまして、そういう中で住民生活の利便性も低下してくる。それをできるだけ回避する必要があるという考え方のもと、地元の町からも、さらに、利便性の向上のためのさまざまな工夫、見直し等について協力要請がなされたものとお聞きしているところであり、現在、具体的な対応策についてご検討をいただいているところではなかろうかと思っております。
そういった、新上五島町が比較的具体的な動きをしているのに対して、ちょっと失礼な言い方で申し訳ないですけど、県として今後どうしていくのか。先ほど、「模索」ということが出たんですけど、県は今後どうしていくのか、どういうふうな連携をしていくのかというのが、なんかぼんやりしているんですね。 多分、そういった県の姿勢を見ると、島の人たちはものすごく不安と思うと思うんですよ。新上五島町という小さな町が、なんか孤軍奮闘しているようにも見えるんですけど、もう少し県として何かはっきり言えることというのは、今の時点でないんでしょうか。
やはり生活の利便性、住民の方々の足を確保するということが極めて重要な課題でありますので、やはり地域の実情等を踏まえて、県としてもしっかり地元町、あるいは国、関係団体と連携して対応策を講じていく必要があると考えているところであります。 常時、情報共有を図りながら、県としても協議をさせていただいている段階であります。
最後に関連であと1点だけなんですけど、今回の五島産業汽船の航路休止で、図らずも離島航路の脆弱性というのが露顕してしまったわけですけれども、今回、赤字欠損に関する制度を調べると、競合している2社があるところは、赤字欠損の補助を出せないという制度になっているんですね。つまり、今回でいうと、九州商船さんと五島産業汽船さんが並行している路線が多かったので、五島産業汽船さんが、そういった補助を受けられなかったという見方もできるかなと思うんですけど、まず、そういった現状の認識でいいのかということと、あと、そういった制度の欠陥があるとすれば改善するようなお考えというのはないのかを伺ってよろしいでしょうか。
それは、いわゆる離島航路については、単独の赤字航路、これについては離島住民の方々を中心に必要不可欠な航路として、運賃を採算性がとれるまで上げるというわけにはいきませんので、赤字前提の場合にも生活に必要な航路として一定の支援措置が講じられているところであって、それに対しては国費も投入されますし、県費も投入されるということになってまいります。 ところが、複数の航路で競合して運航されるということになりますと、これは民間の競争の中で航路を維持していただくという考え方になってくるわけでありまして、そういった中で今回の該当航路については、離島の赤字補助金、欠損補助等がなされてこなかったという経過があるわけであります。 よしあしであろうと思うんですが、複数の運航事業者が参入して、なおかつ赤字であって、全ての航路に運賃助成を行うということになると、相当多額の予算が必要になってまいりますので、現実的には難しい話であろうと考えております。
ふるさと納税について
ふるさと納税についてちょっとお伺いしたいんですけれども、総務省が返礼割合を3割以下にしなければならないということ通知して、今後、その方針を守らない自治体に対して制度から除外するといった強硬な姿勢を示しているわけですけれども、県内の7市町が、その方針を受けて見直すということで動いていますが、ふるさと納税のあり方について、また、総務省の今回のこういう、競争を抑えようとする動きについて、知事としてはどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
そうですね。一番最初、ふるさと納税制度が創設された時には、ふるさと出身の皆様方が都会で活躍されていて、ふるさとのために納税を通してご協力をいただけるという制度であろうと理解をいたしておりましたけれども、返礼品が相当高額なものになって、全国各地で返礼品のいいところに順次ふるさと納税をされるというような動きになってきたところであり、少し行き過ぎの面があったのではないかというような指摘もなされているところであり、一定、本来の趣旨に戻ったような、節度を持った運営に立ち返るということについては、理解できるところではなかろうかと思っております。
関連してですけれども、一方、自治体の中では、長崎県は特に過度な返礼品があったという認識はあんまりないんですけれども、ほかの自治体の過度な競争の煽りを受けるような形で見直しをしなきゃいけないということは、地場産業への影響とかを懸念する声とか、ある程度、自治体の裁量に任せてもいいんじゃないかというところもあるんですけれども、この辺については知事としてはどういうふうに考えていますか。
そうですね、なかなかそこは判断が難しいところだろうと思います。特例を設けると、そのまた特例が出てくるわけでありまして、それぞれの地域にはそれぞれの地域のまた言い分というのもあるんだろうと思いますので、やっぱりそこは全国平等な形でルール決めがなされるということが望ましいことになるんではなかろうかと思っております。
ありがとうございます。
ほかにございませんでしょうか。
故 郄田勇 元長崎県知事 県民お別れの会の開催について(2)
郄田元知事のお別れ会のことで少し確認なんですけれども、こちらのお別れ会の開催で、対外的に窓口となっているのは秘書課さんになるんでしょうか。
事務的な窓口は県の秘書課で務めさせていただいております。
非常に郄田元知事は、いろいろ長崎県のためにおやりになった方だと思うんですけれども、今回、お別れ会の支出に関して、秘書課としてお別れ会の総合運営業務委託として210万円の支出が今回なされたと思うんですけれども、一応憲法の財政の89条のほうに、公金というのは公の支配に属しない慈善とかの支出とかはやめてというふうには書いてありまして、この場合、そのはっきりしたいのは、郄田元知事が公人という取扱いになっているのか、その辺はどうなんでしょうか。私人だとちょっとやっぱり支出が結構厳しい状況になると思います。
もう退職をされているから、公人ではないんではなかろうかと思いますけれども。
その場合、県費として、非常に功績のある方で、皆さんに慕われていたのでお別れ会をやるというのは、その決まりだとは思うんですけれども、その際に、例えば業務中の秘書課が窓口になったりとか、県として、お別れ会として210万円を出すということが、おやめになって20年になっていて、この前の沖縄県知事のように現役とかではなくて、いわゆる私人の色合いが濃い方に対して支出する論理的な根拠としてはどういうふうに捉えていらっしゃるのでしょうか。
そこは何か整理していますか。
以前も久保元知事の時もそういう形でやっております。そういった形で今回も取り扱いはさせていただいております。その法的な細かいところについては、手元にちょっと資料を持ちません。
政治家さんとかだと、この人はやってこの人はやらないとか今後出てきて、なかなか国民栄誉賞を取ったお相撲さんとかだと何となくわかるんですけれども、政治家の方に公費を、もう辞めて20年経たれた方に出すというのも、論理的な根拠をやっぱりちょっと、一応税金ですので、県民の皆さんにもわかりやすくご説明していただいたほうがいいかなとは思っております。
わかりました。そこは整理しましょう。他県の実例等も参考に整理させていただいていると思いますので。
時間もございますので、最後でお願いします。
株式会社五島産業汽船の航路運休問題について(4)
話が戻って恐縮なんですが、五島産業汽船の件でお尋ねです。 先ほど、知事は、最善の選択を地域のためにしたいというふうにおっしゃいました。今、新上五島町は運休している航路について、既存の九州商船さんに増便をお願いしているというふうな状況かと思います。あと、新会社の登記も完了しているかと思うんですが、県としては、九州商船さんに増便をしてもらうのが最善とお考えなのか。それとも、新会社に運営を引き継いでもらうのが適当と考えているのか、お考えをお聞かせいただきたいのと、あと、新会社は五島産業汽船で解雇された68名のうち20人程度を雇用するというふうにされているかと思うんですが、残り48人程度の方の、失業された方についての、県としての何かしらの支援は想定されているか、お考えをお聞かせください。
休止の航路の運航再開については、いろんな手法があるんだろうと思います。そういった中で、より運休期間を短く、利便性回復を早くといった観点でありますとか、将来の安定的な運航等を含めて、どういった選択肢が一番ベストであるのか。それはやっぱり地元の皆様方等も含めて、しっかり協議をさせていただく必要があるんではなかろうかと思っております。 それから、一旦離職された方々の再雇用で、全員の方々が再雇用できない状況になっているということでありますけれども、今後の運航再開に向けてどういう形になるか、まだ私どもも詳細把握しておりませんけれども、できるだけやはり離職された方々がこれからも安定した仕事に就労していただけるように、関係機関に対しても協力をお願いしていかなければいけないと思っております。
株式会社五島産業汽船の航路運休問題について(5)
五島産業汽船の関連で、結局、今回急に運休が決まったのは、銀行が2回目の不渡りになったということで、地銀の統合の話でも、五島産業汽船側の説明だと、一応福岡銀行がメインバンクだと言っていて、その銀行側としてもこんなにずばっとやらずに、いろいろやれたのではないかと私は思うんですけれども、知事はその辺、銀行がずばっと切って、これが仮に、例えば十八銀行とか、地元の銀行だったらこんなことをやったのかなという私は感想を受けたんですけれども、その辺、知事はどういうふうに考えられますか。
さあ、そこはなかなか難しいですね。債権者の方がどんなふうに考えられるのか。お話をお聞きすると、最後まで努力なさったということのようでありますけれども、結果的に了解が得られなかったということで、こういった事態に立ち至っているというふうにお話を聞いているところであります。
それでは、以上をもちまして、知事の定例記者会見を終了します。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時50分(50分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年8月22日 定例記者会見
会見内容
長崎しまの芸術祭について
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
本日は、まず初めに1点、イベントについてご報告をさせていだきます。 「長崎しまの芸術祭」などの開催について、ご説明をさせていただきます。 文化芸術による離島地域のにぎわい創出や、若者の新たな発想に基づく文化芸術を核としたまちづくりの推進、そして、人材の育成を図るため、7月下旬から、「長崎しまの芸術祭」、そして、「若者アート『LOVEながさき』創造プロジェクト」を県内各地域で開催いたしております。 「長崎しまの芸術祭」では、壱岐市や五島市でフランス人アーティストが離島に滞在し、離島をテーマに創作したアート作品の展覧会を開催するほか、五島市で東京藝術大学など国内トップクラスの講師陣による「吹奏楽ミュージック・キャンプ」、そして、東京藝術大学オーケストラによる世界遺産登録決定を記念したコンサートなど多彩な文化芸術イベントを開催いたします。 また、「若者アート『LOVEながさき』長崎創造プロジェクト」では、佐世保市でのダンスイベントや短編映画祭、長崎市での長崎県美術館と連携して実施するイベントなど、本県在住の若者が主役となって取り組む文化芸術イベントを開催いたしております。 県内各地域で実施するこうした多様な取組を「総合芸術祭」として県内外に情報を発信することにより、文化芸術による地域ブランディングを推進し、交流人口の拡大を目指していきたいと考えております。 また、若い人たちが、こうした文化芸術イベントに主体的に参画し、本県の地域文化の豊かさ、多様性を改めて認識していただくことによって、郷土長崎に対する愛着を深め、県内定着、さらにはUターン者の増加につなげていきたいと考えているところであります。 ぜひ多くの県民の皆様方にご参加、鑑賞をしていただきますとともに、こうした取組をきっかけに、若い方々には長崎県の魅力を再認識していただきたいと考えているところであります。 どうか皆様方にも取材、PR等についてご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 とりあえず、冒頭、1点についてお願いを申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。 あとはどうぞ、よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
昨日、九州新幹線長崎ルートの関係で、国土交通省が長崎県に対して、武雄温泉―長崎間の建設費用が、2012年の認可時点よりも1,200億円増加する見通しを説明されました。それで、長崎県の負担も増えることになるかと思うんですけれども、その受け止めについてと、また、佐賀の負担分も増えるということもあって、今後、新鳥栖―武雄温泉間の整備に関する議論について影響を与えるかどうか、どういうふうにお考えかを聞かせてください。
まず、現在、工事中の西九州ルートについて、事業費が約1,200億円程度増加する見込みであるという説明を受けたところであります。その主たる要因は、認可時点からの労務単価、資材単価が上昇していること、さらには、工事施工時の地元協議によって工事の見直しが必要となり、追加工事が必要になったことなどによって増えてきたと。具体的な数字は1,188億円だという説明を受けたところであります。このうち、長崎県内の工事費の増額については、951億円と見込まれるという説明があったと聞いているところであります。 いずれにいたしましても、総体としての事業費の動向については、今申し上げたような説明をいただいたところでありますが、個々具体的な工事箇所、どういった要因で、どんな工事について増嵩となったのかというのは、やはり詳しい説明をお聞きした上で、十分理解ができるようにしていかなければいけないと考えております。これに対して、当然ながら事業費が膨らんでまいりますので、地元負担の課題も出てくるものと思っておりますけれども、地元負担をさせていただくに際しても、県民の皆様方、県議会の皆様方のご理解をいただく必要があるわけでありまして、十分な説明責任を果たしていただく必要があるものと考えているところであります。 また、具体的なこういった増嵩経費についても、財源の状況、例えば国費、あるいは貸付料の活用などが考えられないのか、そういった点も含めてしっかり考え方をお聞きし、確認をしていく必要があるものと考えているところであります。 新鳥栖―武雄温泉間の今後の整備のあり方に影響するのかという趣旨のお尋ねでありますけれども、これはお互いに合意して工事を進めてきた分野でありますので、直接的には、今後の整備のあり方に連動するようなことはないのではなかろうかと考えているところであります。
あともう一点、同じ九州新幹線の長崎ルートに関してなんですけれども、今月11日だったか、与党PTの検討委員会の山本委員長が知事と面会をされて、その際に知事は、今後の議論について、どういった課題に、どういった形で進めるのかを明らかにしてほしいという要請をされたかと思うんですけれども、それについては明確な回答がなかったというふうに聞いております。それで知事は、その際にも、いたずらに空白の時間が過ぎてしまうことになるということに対する懸念を示されているんですけれど、今後、PTに対してどういったことを求めて、今後というか、今、どういうことを求めていらっしゃいますか。
一つは、7月いっぱいに一定の結論を得ていくということで検討作業が進められてきたわけでありますけれども、これが先延ばしになったと。ということは、すなわち残されたルートであります北陸新幹線、そして九州新幹線西九州ルート、これがほぼ同じスケジュールで進んでいくものと考えていたわけでありますけれども、こういった時間を要するということになって、所要のスケジュールに乗り遅れることがないように、これが一番深刻な課題であると考えているところでありまして、西九州ルートだけが取り残されることがないように、何としてもそういった考え方でご検討をお願いしたいという要請をさせていただきました。 あわせて、また、今後の検討の進め方について、具体的な考え方等についてお示しをいただけなかったわけでありますけれども、改めて私のほうから、どういった課題について、どのような検討を進めていこうとされるのか、やはり県民の皆様方、議会にも特別委員会を設けていただき、そしてまた、新幹線駅周辺のまちづくりも進められているわけでありますので、そういった意味では、民間の方々の投資意欲そのものにも影響を来しかねない面があろうと思いますので、そこはしっかりと、これからどういった手順で検討を進めていこうとされるのかということについて明らかにしていただきたいというお願いをさせていただいたところであります。 さまざまな選択肢の中から、一つの整備のあり方を選んでいくという場合には、いろいろな検討課題もあるのではなかろうかと思っておりますので、そういった課題になるものがどういったものがあるのか、それについて具体的にどういう作業でもって解決に結びつけていこうとされるのか明らかにしていただき、いずれにいたしましても、この西九州ルートについては、当初導入が予定されていたフリーゲージトレインの開発自体がうまくいかなかったということでこのような事態に直面しているわけでありますので、国において財源負担のあり方等を含めて、しっかりと方向性を明らかに、しかも、できるだけ早く、今後の整備方針を明確にしていただきたいと考えているところであります。
職員の個人情報紛失事案について(1)
先日、秘書課の職員の方が手提げバッグを紛失されて、そこには県の幹部職員の方の住所や携帯番号とか、そういった個人情報が入っていたということで、1,000件以上の分が入っていたというようなことでですね、無事に見つかって、今回はよかったということですけども、やはり個人情報とかの管理のあり方というふうな部分についてはどのようにお考えなのか、今後どうしていこうというふうなことなのかという部分をお伺いしたいのと、あと、そこの紛失した中に、聞きましたところでは、我々県政記者の携帯番号の一覧というものもあったように聞いているんですけれども、記者クラブ名簿とは別ですよね、携帯だけの一覧があったということだったですけれども。なかなか我々も、知事とか副知事とかと直接、携帯でお話しするという機会はなかなかないところではあると思うんですけれども、そういうものを秘書の方が持っておく必要があったのかどうか。何か必要があれば、我々も広報課との連絡用にそういった携帯電話とか連絡番号をお伝えしているわけであって、そういう業務的に使われるのは構わないんですけど、そういったところでですね、もし知事から直接お電話をいただければうれしいことですけれども、そういったケースというのはあまりないのではないかと思うんですが、そういった県政記者の携帯一覧というのを、知事、副知事の秘書がお持ちになるということはいかがなのかなという気持ちもあるんですけれども、そこも含めてお答えいただければと思います。
まず、個人情報の含まれる名簿の紛失事件が発生したということについては、大変残念なことであり、申し訳なく思っているところであります。 もちろん、そういった個人情報等の取り扱いについては、十分、細心の注意を払うべきであるというのことは当たり前の話でありまして、本来であれば事務所から持ち出すというようなことについては特例の取り扱いが必要になってくるものと考えておりますけれども、特に秘書等については、緊急に連絡を差し上げるような場合も多々あります。私も、連絡先を至急調べてくれというような依頼を秘書にお願いすることもあります。 ただ、問題は、今回は少しお酒が入る場に持ち出して、それが結果として紛失につながったということでありますので、原則に立ち返って、そういった酒席等に参加する場合に持ち出すこと自体についても十分慎重に対応する必要があるものと思っておりますし、それから、万が一の事故、思わぬ紛失事故等が生じた際等についても、個人情報の流出をできるだけ抑えるというような方法、例えばタブレット端末などに情報を入力して、しっかりとしたセキュリティでロックをかけておくとか、それで十分であるのかどうかということも含めて検討する必要があるものと思っておりますけれども、そうした必要な対策を十分講じていかなければいけないものと思っております。 それから、また、そうした情報の中に、例えば県政記者クラブの記者の皆様方の携帯番号が含まれていたということでありまして、本当に申し訳なく思っておりますけれども、私自身、皆さんから直接、お電話を頂戴したりする場合もありますし、また、時々私のほうからお電話させていただく場合もあるわけでございますので、そういった情報が部外に漏出されるようなことがないように、これまで以上にしっかりと注意をしていかなければいけないものと思っているところであります。 改めて、今後の取り扱いについては十分配意をしてまいりたいと考えております。
石木ダム建設事業について
それから、石木ダムに関してなんですが、今、まさに石木ダムをテーマにした映画が一般公開されているという状況なんですけれども、連日、観客もたくさん入っているというふうなことを聞いておるんですけれども、そういった動きについての知事の感想というか、伺いたいのと、知事選のときから随分何度もお尋ねして恐縮なんですけれども、住民の方との対話というか、そこを、どういった見通しになっているのかということを。
まず、石木ダムを題材にした映画が上映されているということであります。私も拝見しておりませんので、どういった映画かというのは十分承知していないわけでありますけれども、やはり故郷を大切に思う地域住民の皆様方の数、地権者の方々にいらっしゃるわけでありますので、ダムの建設そのものについていろんなお考えをお持ちの方々もいらっしゃるだろうと、それについては十分認識をしているところであります。 ただ、そうした中でも、そういったことは認識をいたしながらも、やはり水の確保、あるいは治水対策のためには、やはりダムの建設が必要不可欠であるという考え方のもと、これまで数多くの皆様方のご協力もいただきながら今日に至っているわけでありますので、引き続き、そういった点を含めて地権者の皆様方にご理解いただけるように努力していかなければいけないものと思っているわけであります。 確かに知事選挙の際に、地権者の一部の皆様方から、何としても自分たちの思いを聞いてくれというご要請がありましたので、それについては、もともとダム計画を白紙に戻さないと会わないんだというようなお考えを示しておられましたので、その点についても確認をした上で、そうではないんだというご返事をいただきましたので、それではぜひお会いしましょうということで調整を重ねてまいりましたけれども、そういった面談の場の設け方等について、やはり少し、私の思いとしては、最初、皆様方の思いをまずは聞いてくれというお話でしたので、そういう場を設けていただいて、しっかりまたお話もお聞きし、私どもの考えなりお話をさせていただけるものと思っておりましたけれども、必ずしもそういう地権者の方々ばかりではなくて、場の設定等が少しずつ違うということで、この間、継続して、ずっとお話し合いをさせていただいてきております。関係地権者の皆様方と数回にわたり、昨日も直接お話をしたというようなこともありますけれども、その途中段階では、もう一度、やはり事業計画を白紙に戻さないと会えないんだというようなご意見が出たこともあったわけでありますので、もう少し調整の時間が必要になってくるのではなかろうかと思っております。
また、この石木ダムに関して重ねてお尋ねですけれども、先月、石木ダムをめぐる裁判の判決なんかも出ましたけれども、知事のほうとしては、道路工事とか、あるいは本体の工事とかというところに関しては、今後、どういうふうに進めていこうというようなお考えでいらっしゃるでしょうか。
今、建設用地については収用委員会で審議をしていただいているわけであります。その審査結果を待たなければいけないと、こう考えておりますけれども、いわゆる付け替え県道工事の用地については既に買収済みの用地ばかりでありまして、(ダム本体の)工事に着手する際には必要不可欠な前提条件となってまいります。前提条件といいますか、(ダム本体工事の)着手以前にこの付け替え県道工事は整備完了しなければ事業に着手できないという状況でありますので、引き続き工事を進めていかなければいけないものと考えているところであります。
進捗率とか何かそういった部分は出せるんでしょうか。
そうですね、ほぼ当初想定していた事業については一定成果が完成に近い状態になっておりますので、継続してまだまだ延長が残された箇所がありますので、そういった事業についても着手できるように関係予算の確保等を含めて検討していかなければいけないと思っております。
それでは、各社のほうからお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
九州新幹線西九州ルートの関係で補足でお伺いをしたいんですけれども、先ほど知事の1問目のお答えで、説明は受けたけれども、まだ詳しい説明は求めていきたいという趣旨のご回答だったかと思うんですけれども、制度上はもう国からこの地元負担額と言われたら拒むことはできないものだという理解なんですけれども、その県民に対して理解を得なければいけない、県民の負担に直結するわけでして、理解を得なければいけない。そこはどう説明されて、県民に対して知事として説明されていくご予定でしょうか。
今、説明をいただいているのは、先ほど申し上げた総額がどういう状況で増嵩してきたかということでありまして、主な要因としては、先ほど申し上げた工事単価の増嵩等があると、こういうお話でありましたけれども、個々具体的にどこの工事でどんな要因で当初の事業費を上回ることになったのか、そういったこともしっかり理解しながら、これは本当に必要な工事であるということを十分納得した上で、やっぱり地元負担というのも負担させていただく必要があるものと思っておりますし、地元負担について、やっぱり関係予算を計上する際には議案としてご審議いただく形になるわけでありますので、長崎県内の施工箇所、本県の負担増嵩につながるような箇所については、詳細にやはり説明をいただいて、まさにやむを得ざる経費として増嵩していくということを確認させていただく必要があるものと思っております。
現時点では、それが国、国交省と鉄道・運輸機構の説明はまだ不足しているという認識でいらっしゃるんですか。
まだそういった時間はこれからいただいていく必要があるものと思います。
きちんとした説明を受けたうえで、もうこの負担増はやむを得ざる負担だということで受け入れざるを得ないと。
やむを得ざる負担と考えるかどうかですね。
考えるかどうか。
はい。
今回、着工済み区間ですけれども、未着工区間の武雄温泉―新鳥栖間についてもフル規格の場合、総工費約6,000億円というふうに言われておりまして、今回、さらにそれに1,200億円、全体で考えると上乗せになってしまうわけですけれども、またこれも県民ですね、予算として計上するわけで、我々の税金で地元負担分は賄われるわけですけれども、そこは県民に対してどのように理解を求めていかれるお考えでしょうか。
まずは、今の環境の中で想定される事業費を、これは国のほうで試算していただいたものが前回示された6,000億円だろうと思います。ただ、どういった前提で積算されているのか、例えば消費税の率をどういう前提で試算されているのかとか、経済環境の動向によって、例えば工事人材の確保に非常に苦労されるであるとか、工事単価の資材単価が急速に高くなっているとか、そういう環境変化は今の段階では見込めない、見通しがきかない部分もあろうかと思います。 一定の部分は、あるいは変動枠というのはあるのかもしれませんけれども、やっぱり一定額超えた変動が生じた場合には、事業費も変わっていく可能性はあるんではないかと。ただ、やはり地元負担が伴う話でありますので、そういった状況については逐一説明をしていただいて、こういう状況にあるということは十分共通認識の上で事業を進めていただきたいということ、さらには、事業費の圧縮に向けての努力も継続してお願いしていきたいと考えているところであります。
すみません、重ねて。長崎県としては全線フル規格を、要望を求めている立場で、負担はすごく大きくなるわけですけれども、その負担を受け入れた上で、さらにメリットがこの全線フル規格にはあるという認識でいらっしゃいますか。
すみません、新鳥栖―武雄温泉間がほとんど工事箇所が佐賀県内になりますので、大雑把に考えて、長崎県の負担というのがどの程度出てくるのかというのは全く予想つかないわけであります。
一方で地元負担、佐賀の負担の一部引き受けるみたいな議論もあるわけですよね。
それは、やっぱり今の段階で前提として考えていくべき問題ではないのではないかと思っておりますので、これまでも申し上げたように、まずは国の方で地元負担の軽減方策等も含めてしっかりとスキームを検討していただき、理解を得ていただきたいと思っておりますけれども、それでもどうにもならないということであれば、やはりフル規格を進める県民の思いもお聞かせいただきながら、新たな提案があればご相談しながら検討していく必要はあるのではなかろうかと考えているわけでありますけれども。 そういう中で、事業費がとりあえず今の段階で6,000億と、こう試算されている。それが大きく変わっていく要素等があれば、先ほど申し上げたように地元の関係者とも十分協議の場を持っていただきながら事業を進めていただきたいと思いますし、長崎県にとってはやっぱり時間短縮効果、収支改善効果、投資効果が最大でありますフル規格による整備というのが最も好ましい、望ましい選択肢であると考えているところであります。
全体としてどれだけ上振れしても、その時間短縮効果だとかを考えると、やはりフル規格だと思うお立場、現時点ではというみたいですね。
そうですね。やはり新幹線というと国家百年の大計の一つではなかろうかと、思っているわけでありますので、所期の効果が、最大の効果が期待できる整備方策で新幹線を進めていただきたいという思いは持っているところであります。
職員の個人情報紛失事案について(2)
個人情報紛失の件に関連してなんですけれども、個人情報を紛失してしまう危機管理のあり方というのももちろんなんですが、そもそもお酒を飲んで野外のベンチで寝てしまうという、その部分は勤務外ではありますけれども、羽目を外すことも時には必要だと思いますが、職員として、県職員としての規律ある行動とういう部分、その面では知事はどのようにお考えなのでしょうか。
県の職員は24時間県の職員でありまして、服務中であれ、あるいは時間外の時間帯であれ、やはりきちっとした、県民の皆様方のご批判等を浴びることがないように、規律正しく処していくべきものであると思っております。 そういった中で、休日を前に少し酒を飲み過ぎたということは本当に残念に思っているわけでありますけれども、やはりお酒というのは、そういったリスクが伴うことがありますので、これからさらに、適切な飲酒等についても、それぞれの職員が十分考えて対処していただきたいと考えております。
障害者雇用率について
もう一点、障害者雇用の水増しの件なんですけれども、県教委のほうでもまだ詳細な数はわからないけれども、実際、国に伝えている率よりはまだ低くなるということですが、この障害者雇用の水増しについて、知事の受け止めをお伺いします。
一定ガイドラインが示される中で、公共団体については義務規定として一定の率を達成していくことが求められてきたわけでありまして、そういう中で、また、行政の立場からも、民間企業の皆様方に、障害者雇用について協力の要請をさせていただいてきた立場であって、大変申し訳なく思っております。 ガイドライン、基本的な考え方等を原点に立ち返ってチェックしたことがあるのかどうかということが、まさに問われる内容になっておりまして、お話を聞いてみますと、相当以前から同様な取り扱いを進めてきたというようなことでありますので、もう一度、原点に立ち返って、どういった要請に基づいて、どういった法令の定め等に基づいて業務を行っているのか、その根拠規程というのはしっかり確認しながら、適正な事務執行に努めていかなければいけないと思っております。お願いする立場として、そういった結果になったことを、本当に県民の皆様方に対して申し訳なく思っているところでございます。
ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の経営統合について
FFGと十八銀行に関してなんですけれど、仮に今後、十八とFFGが一緒になった場合、県内から上場企業がなくなる事態になるんですけれども、それについてどのように考えるのかというのが1点と、それに関連して2つの銀行が一つになると、選択肢という面で、普通の消費者も、嫌だから銀行を変えるということができなくなると思うんですよね。それで、基本的に行政としては応援する立場だったと思うんですけど、あえて要請するとしたら、どういうことを銀行側にはやってほしいというふうに考えられますか。
まず、上場企業がなくなる、これは残念なことですね。やっぱり本県の本店の企業がもっともっと頑張っていただいて大きく発展をしていただけるように、我々行政もしっかりサポートして、産業活性化に力を注いでいかなければいけないと改めて思うところであります。 そうした中、両行が合併することによって、利用者の皆様方の選択肢が狭まってくるのではなかろうかということでありますが、利用されるお立場の企業の皆様方、あるいは県民の皆様方をはじめ、その判断と選択の余地というのは残されておく必要があるのではなかろうかと。今回、さまざまな次善方策も検討されているというお話を聞いておりますけれども、そういった中で、やはり地域経済を支える重要な金融機関として、これまで以上に役割を担っていただけるように期待していきたいと思っております。
新産業育成に向けた長崎大学との連携について
がらっと話は変わるんですけれども、先般、先月、長崎大学がインドを代表する理系、理科系の大学と相次ぎ連携を深めているということを伺いました。長崎県としても、AIとか、IoTとか、ロボットとか、航空産業、その辺を含めた新産業の育成に非常に力を入れておられると思うんですけれども、その動きの中で、長崎大学のインドの大学との連携というのは、非常に長崎県にとってもメリットのある動きだとは思うんですけれども、その長崎大学と今後の、連携を深めていくとか、その辺を中心とした取組というのは、今後何かお考えはあるでしょうか。
これまでも申し上げてまいりましたように、次なる基幹産業をしっかり育てていく必要があるものと考えておりまして、そういった分野の一つとして、AI、IoT分野、あるいはロボット関連産業分野というのは有力な選択肢の一つであろうと考えております。 産業として育てて、地域経済の中核を担うだけの集積を図っていくためには、やはり産学官の連携というのは必要不可欠であると考えております。これからは、特にそういった分野における人材の育成等、あるいは中核企業、並びに協力してサプライチェーンを構築していただけるような企業の誘致、育成も、これは非常に重要な視点になってくるものと考えておりますので、一層連携を強めながら、新しい産業の育成に力を注いでいきたいと思っております。そのためには、また、さまざまな資金の有効活用等も目指していく必要があるものと考えております。
その資金の有効活用というのは、具体的には。
いろんな研究開発資金等を産学官一緒になって活用するというような方策も検討していく必要があるんではないかと。
ありがとうございます。
BSL-4について
同じ長崎大学なんですが、BSL-4施設に関して、学長は12月の着工を目指すという話をされていて、県は、地域住民との信頼関係の構築を条件にされていたかと思います。現在、地域連絡協議会でも、反対派の住民からかなり多くの懸念が上がっていることと、様々な撤回であったり、着工の延期である申し入れというのを地域住民がされているんですが、今、この現状で、知事は、反対派住民がいる中で、地域住民との信頼関係の構築というのを、現状できているというふうにお考えかどうかというのは、お伺いできますか。
それは、行政の立場として、今、できてない、できているということを申し上げるのは、少し控えていた方がいいのではなかろうかと思います。そういった点について、十分、さらに努力をしていただくという前提で、この間、協議を進めてきた経過があるわけでありますので、できるだけ幅広い皆様方の理解を得るべく努力をしていただいて進めていただきたいと願っております。
長崎では、さまざまな懸案事項がある中で、着工する前にさまざまな信頼関係構築というのが必要だというのを、恐らく県民は実体験として理解していると思うんですが、理解構築には長崎大学側の主張を述べる説明会的なものが必要なのか、それとも住民の意見を聞く双方向的な場が必要なのか、知事はどちらが必要だと思われますか。
両方とも必要なんじゃないでしょうか。
それは、もちろん住民の方々から意見を聞いて、安全対策を例えばブラッシュアップする場であったりとか、そういった場がやっぱり信頼関係の構築には必要だというお考えという理解でよろしいですか。
お互いに相互理解の領域を広げていくということが一番大事なことであろうと考えておりますので、大学は大学としての考え方、使命等について十分お考えをお示しいただく場も必要であろうと思いますし、地域住民のさまざまな懸念事項、これについては真摯に耳を傾け、少しでも理解が得られるように努力していかれる姿勢が必要になってくるものと思っております。
大学は、住民の理解と合意を得たいという風に言っているんですが、地域連絡協議会の場で住民からアンケートを取ってほしいと、つまり、様々な住民の不安であったりとか、賛否を吸い上げるような取り組みが必要じゃないかというお話が地域連絡協議会の場で委員から上がっているんですが、大学側は、それは適切な方法ではないというふうに消極的なんですが、アンケートであったりとか、例えば住民投票であったりとか、信頼関係の構築とか理解とか合意を計量的にはかるような取り組みについて、知事は必要だとお考えですか。
それについては、やはり双方十分協議していただきたいと思います。私が、必要であるか、ないかというのは判断いたしかねます。
そうしたら、その信頼関係の構築が必要というふうに条件として挙げられていた信頼関係の構築が図られているかどうかの検証というのは、県としてはどういうふうにはかられるご予定なんですか。
お互いの皆様方の議論が尽くされて、理解の度合いが高まってきつつあるのか、そのほかの、12月着工というのは今初めて聞きましたけれども、どういう判断でそういった時期をお決めになっておられるのか、そういったところも総合的に考えていく必要があるのではなかろうかと思います。
最後に。大学は12月着工を目指すというふうに言っているんですが、信頼関係の構築とか、理解、合意を深めることと、大学側が進めているスケジュールどおりに対して行うのか、それはどちらの方が優先されるべきと知事はお考えですか。
どちらかが優先されていいというものではないんじゃないでしょうか。
両方とも、大事。では、住民からの理解、合意というのが得られない中では、着工を遅らせるであったりとか、そういった判断も時には必要だというふうにお考えですか。
それは、さまざまな当事者としての選択肢があるのではなかろうかと思います。
わかりました。ありがとうございます。
時間もございますので、最後の質問でお願いいたします。
ギャンブル等依存症対策について
先日、国会で成立しましたIRの実施法案についてなんですけれども、関連しまして、先日、長崎県が入っている依存症対策ネットワーク協議会の中で、支援団体であったり、当事者団体の方から、県の依存症に対する姿勢であったり対策が不十分ではないかというお話が出ました。具体的には夜間であったり土日に電話が通じないとかであったり、県とか自治体の方に。あとは、佐世保近隣でギャンブル依存症に対しての専門的な医療機関がないというご指摘もありました。 そのような課題に、これから誘致合戦を繰り広げていく中で、県としてどのように取り組まれていくのか、お考えを聞かせいただけますでしょうか。
姿勢が問われるということですか、県の。
姿勢といいますか、取り組みといいますか、これからの取り組みといいますか、そういう不安に対して。
依存症対策ネットワークをつくって、それぞれの医療機関でありますとか、関係支援機関でありますとか、一緒になって依存症対策についてサポート体制をつくっていこうということで立ち上げたところでありまして、確かに依存症対策として専門的な見地から直ちに一つの解決策を打ち出せるというような状況ではないのかもしれません。 ただ、それについては引き続きずっと、依存症対策というのはこれからの課題になっていく可能性もありますので、そういった課題の解決に向けて、より体制の充実と、そういった研究も進めていく必要があるものと、考えているところでありますので、さらに努力していきたいと思っております。これはもう当然ながら、専門的な見地から医療的に対応していただける体制をどう整備するかということも含めて、必要になってくるのではなかろうかと思っているところであります。
前からなんですけれども、この協議会の中で、アルコール依存症に対して、全国的に見て長崎県の対策の計画が遅れているという話が県側から出まして、そのようにならないように、ギャンブル依存症に対してはどのように迅速にといいますか、どのように進められていくか、知事のお考えを聞かせていただいてもよろしいでしょうか。
アルコール依存症について、遅れているという話をした。
遅れているといいますか、策定を今年度中にやりたいということで。
既に半分ぐらい、策定済ですよね、他のところというのは。
半分から後ろ遅れているとおっしゃるのであれば、それは遅れているのかもしれません。 それとギャンブルにつきましては、ギャンブル依存症対策の法案ができましたけど、まだ国の依存症の計画の策定スケジュール等はまだ示されていないところですが、それを待って県の依存症の計画に取りかかるというのではちょっと、長崎県としてはどうかという気持ちはありますので、長崎県としての考えを整理しておく、その途中の段階で国の意見、考えなりスケジュールが示されていけば、それをクリアさせていくといったこともやっていく必要があるのではないかというふうに考えているところです。
よろしいでしょうか。
県職員としてあるべき姿について
すみません、障害者雇用率の件で、先ほど知事も、見過ごしてやっていた部分があったんじゃないかという趣旨のことをおっしゃっていたと思うんですけれども、昨日、取材をしたときにも、人事課からも長年慣習的に漫然として見過ごしてやっていたというようなご説明を受けたんですけれども、知事も、何十年と県職員として、公務員として働いてこられた中で、今回の雇用率の算定で漫然とやってしまう部分であったりとか、ちょっと関連づけるのはどうかと思うんですけど、鞄の紛失の件でも公務員としての姿勢みたいな部分で、この2つの事案が続いてしまったというところで、公務員としてのあるべき姿みたいなところをどういうふうにお考えかと、今回のことを受けて。
今回、障害者雇用率の対象者、率の算定に当たって、本来対象とすべきではない人達が算入されていたという報道に接して、長崎県はないんだろうなと、早急に調べろというお話をしたんですが、大変残念なことに、一部、手帳等に基づかない方々も算入をしていたということがありまして、やはり、仕事に取り組むときに慣例的な取り扱い、これまでこういった手順で進められてきたから、そのとおりやればいいだろうというようなところ、こういうところが一番、公務員として反省すべき点であろうと思いますので、これは県の職員スピリット5項目を掲げて、チャレンジ、チェンジというようなことを、意識改革を進めておりますのは、やはりそういったところが気になるということからでありますので、もう一度、自ら紛失することはなかろうということで持ち出したのだろうと思いますけれども、結果としてこういった事態になってしまったということについて、やはりもう一度しっかり、どうあるべきかということについては原点に立ち返って考えてみる必要がある。そのことが自分に起こり得るということをやっぱり考えながら、日々の業務に取り組んでいかなければいけないと考えているところであります。
それでは、以上をもちまして、知事の定例記者会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時42分(42分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年7月17日 定例記者会見
会見内容
平成30年7月豪雨について(1)
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。 まず、今日は、私の方から2点、ご報告をさせていただきたいと思います。 1点目は、平成30年7月豪雨についてでございます。 この平成30年7月豪雨に伴う災害につきましては、発生から10日余りが経過いたしましたが、甚大かつ深刻な被害状況が明らかになってまいりました。 改めて犠牲となられた皆様方に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。 県といたしましては、これまで消防庁からの出動指示により、広島県へ緊急消防援助隊として県の防災ヘリを出動させ、現地での捜索・救助活動や情報収集活動に従事したところであります。 また、厚生労働省を通じた岡山県からの要請を受け、保健師チーム、そして、現地保健所の指揮調整の支援等を行う災害時健康危機管理支援チーム、「DHEAT(ディーヒート)」と呼ばれておりますけれども、このチームを現地に派遣しているところであります。 この「DHEAT」の派遣は、全国でも初めてであると伺っているところであり、被災地の健康管理面で力を発揮してくれるものと期待をいたしております。 さらに、この災害で被災された方々を支援するため、県庁及び各地方機関の庁舎内に募金箱を設置いたしまして義援金を募集しておりますので、県民の皆様方のご協力をお願い申し上げる次第であります。 本県は、ご承知のとおり、長崎大水害、雲仙・普賢岳噴火災害を初めとする災害発生時に全国の皆様方から大変温かいご支援をいただいて復興を遂げてきた経験を持っております。そのご恩返しの意味も込めて、今後とも、被災地の一日も早い復旧・復興に向け、全力で支援してまいりたいと考えているところであります。
V・ファーレン長崎アウェイゲームのパブリックビューイングの実施について
もう1点目でございますが、V・ファーレン長崎のアウェイゲームのパブリックビューイングを実施したいと考えております。 ご承知のとおり、2018FIFAワールドカップロシア開催のために中断をしておりましたJ1リーグが、明日、再開をされます。7月22日に行われます第17節V・ファーレン長崎対川崎フロンターレ戦の試合について、県庁でパブリックビューイングを行うことといたしております。 J1リーグ初参戦のV・ファーレン長崎は、開幕直後は、なかなか勝てない時期がありましたが、4月11日に初勝利を上げてからは4連勝するなど、徐々に実力を発揮しつつあると考えております。 現在、15位となっておりますが、10位までの勝ち点差は、わずか1点差であります。今後、1試合でも多く勝つことで上位を目指すことができるものと期待をしているところであります。 ホームゲームの入場者数につきましては、昨年度と比べますと大きく増加をしておりますけれども、それでもJ1リーグの中では最下位となっているところであり、苦戦されているようでありますので、県としても、パブリックビューイングという形で県民の皆様に応援していただく場を提供したいと考え、V・ファーレン長崎と共催で実施することといたしました。 今回のパブリックビューイングをきっかけといたしまして、今後のホームゲームにも、ぜひ多くの県民の皆様方にご来場いただき、V・ファーレン長崎を応援していただきますよう、お願いを申し上げる次第でございます。 以上、2点、私の方からご報告とお願いをさせていただきました。後は、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
平成30年7月豪雨について(2)
西日本豪雨についてお伺いしたいんですけれども、今、他県で甚大な被害が出ていますけれども、本県に鑑みた時に、どういう課題というものがこの災害から見えてきたのか、今の所見を聞かせていただけますか。
全国的に非常に甚大な被害が生じているところでありますけれども、本県においては、幸いにして人的被害がなく、ほっと胸をなでおろしているところでありますけれども、既にニュース等でも報道されておりますように、さまざまな課題や対策の必要性が指摘されているものと考えております。 今後、そうした状況をしっかりと検証しながら、今後の防災対策に生かしていく必要があるものと考えております。 具体的な対策については、ソフト面、ハード面両面から検討を進める必要があるものと考えております。 ハード面においては、今回は土砂崩れの発生でありますとか、河川の氾濫、あるいは河川やダムの管理のあり方等を含めて、しっかり検証と分析を進めていく必要があるものと考えております。 そして、ソフト面においては、特に災害情報の伝達、災害危険箇所の把握、ハザードマップ等の情報の共有化、さらには、具体的な避難行動にいかに迅速に結びつけていくかといった意識の問題を含めた課題について、しっかり検証を進めてまいりたいと考えております。 それからまた、今回は本県でも大雨の特別警報が出され、各市町では避難勧告等の発令もされたところでありまして、そういった具体的な課題について、市町とも情報の共有化を図り、検証を進めていきたいと考えております。 またあわせて、いわゆる災害弱者とでも言うんでしょうか、要配慮者の避難対策、これは今回の豪雨災害に限らず、いずれの災害の場合にも極めて重要な課題であると認識しているところであり、その点も含めてこれから検証作業を進めてまいりたいと考えております。
今回、岡山の真備地区では避難の遅れが一つの被害拡大につながった面があるようですけれども、今回、長崎県の佐世保で避難指示が出ましたけれども、数万世帯に避難指示が出たけれども、実際に避難された方は、たしか百数十人とか、その程度だったと思うんですが、こういう現状について知事はどのようにお感じになられますか。
やはり避難指示というのは、重大な災害発生が予想される場合に緊急的に出される指示情報でありますので、まずは、その周辺の被災の状況が甚大な状況になっていないとしても、今回の災害の教訓を踏まえますと、時間の経過ともに、避難そのものが難しくなってくるということも想定されるわけでありますので、そういったことをあらかじめ住民の皆様方にしっかりと知っておいていただく必要があるのではなかろうかと考えております。 そういう意味では、今回の災害の検証をしっかりと教訓として地域の住民の皆様方と共有していく必要があるものと考えているところであります。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について
潜伏キリシタン関連遺産について伺いたいと思います。 先日、世界遺産に登録されましたけれども、改めて、その受け止めと、今後の構成資産の保全や観光誘致に関する具体的な取組の考えについて教えてください。
今回の潜伏キリシタン関連遺産は、ご承知のとおり、平成19年に世界遺産暫定一覧表に記載されて以来、さまざまな状況変化の中で推薦書や構成資産の見直し、そして、資産名称そのものも変更を余儀なくされるなど、曲折を経てきたところでありますが、このたび、そうした関係者の皆様方の努力が認められ、世界の宝物として登録が決定されたことを大変大きな感銘と喜びを持って受け止めているところであります。 特に資産の保全・継承につきましては、今回の世界遺産の登録に際して、もちろん顕著な普遍的価値の証明というのも重要な要素となっておりますけれども、この包括的な保存管理計画そのものも審査の対象になっているものでありまして、そういった点を含めて評価されたものと受け止めているところであります。 今後も、こうした構成資産の適切な保護・保全、そして、秩序ある公開などを着実に進めながら、資産の所在県としての責務を果たしていかなければいけないと思っております。 特に、この「潜伏キリシタン関連遺産」につきましては、構成資産の多くが集落になっているところでありまして、その集落も離島地域や半島地域に点在しており、人口減少や高齢化が進む大変厳しい状況の中にあります。そうした地域のコミュニティーの活力そのものをどうやって維持していくかということが、すなわち資産の適切な保全管理に結びついてくる側面がありますので、この世界遺産登録をきっかけに、離島地域・半島地域のさらなる活性化のために全力を注いでいかなければいけないと思っております。 それから、また、観光資源としての活用でありますけれども、もうご承知のとおり、この「潜伏キリシタン関連遺産」は祈りの場として活用されておりますし、地域の皆様方の生活の場になっているところであり、そういった信仰の継続、生活の場としての役割と観光客を迎え入れていくという両面の調和を図りながら、適切な管理に力を注いでいく必要があるものと考えております。 この構成資産については、ご承知のとおり、一時期に大量の観光客をお迎えするというのが難しい資産ばかりでありますので、そういった意味では、永続的に観光客の皆様方においでいただき、集落の活性化を目指していかなければならないと考えておりますので、構成資産にお立ち寄りいただいた際には、厳粛な雰囲気の中で信仰を守ってきた歴史や住民の思いも受け止めていただき、そういった感動を国内外の人たちに伝えていかなければいけないと思っております。 そういった意味では、この構成資産の魅力を伝えていただくガイドの皆様方のスキルアップ、あるいは育成にもさらに力を注いでいきたいと思います。 それから、また、先ほど申し上げましたように、これらの資産の多くが離島地域・半島地域に存在しておりますので、二次交通対策をいかに講じていくのかというのも重要な視点になってくるものと考えております。 そのため、「五島列島キリシタン物語」など、交通事業者の方々、あるいは地域の関係者の方々と連携をしながら、交通対策をかねた着地型の旅行商品の開発、あるいは旅行会社と連携をした周遊ツアーの販売促進にも引き続き力を注いでいきたいと考えているところであります。 また、今回の「潜伏キリシタン関連遺産」は構成資産が12資産で組み立てられておりますけれども、こういった資産のほかにも、キリスト教の伝来期、あるいは復活期を含めた全体の歴史に触れていただき、理解をいただくということが望ましいと考えているところでありまして、これまで過程の中で、やむを得ず構成資産から除外をいたしました関連の資産、日野江城跡や田平天主堂、さらにはまた、堂崎天主堂といった周辺の関連遺産を含めたモデルコースづくりにも力を注いでいきたいと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
あと2点ございます。九州新幹線西九州ルートについてお尋ねいたします。 西九州ルートの整備について、与党のPTが今月中にも整備方針を固める見込みと報道がなされていますけれども、県議会では特別委員会を設置して要請活動などを行っていますけれども、今後、県として全線フル規格推進への具体的な方針、行動予定について教えてください。
これまでも与党PT検討委員会でのヒアリングの場でありますとか、政府施策の要望、あるいは政府関係者の方々のご来県などの機会を活用しまして、この九州新幹線西九州ルートの整備について、本県の考え方等について要請活動を重ねてきたところであります。 もうご承知のとおり、長崎県においては投資効果、収支改善効果、あるいは時間短縮効果が最も大きいフル規格での整備が望ましいということで要請活動を行ってきたところでありますが、いかんせん、地元負担が大きな課題となっているところであり、まだ佐賀県のご理解をいただくに至っていない状況であります。 もちろん、この地元負担の軽減という課題をクリアできれば、前に進む可能性もあると思いますけれども、こういった多額の地元負担について、長崎県と佐賀県だけでこの課題を解決していくということは、現実的には難しい課題でありますので、これまでも申し上げてまいりましたように、この新幹線建設というのは国家プロジェクトとして進められてきた経緯もあり、また、フリーゲージトレインの開発そのものが国の責任のもとに進められてきたという経緯等を踏まえ、今後の整備のあり方等については、財源負担の軽減方策等を含めて、国のほうでしっかりと方向性を明らかにし、早期整備が進捗できるようにご努力をいただきたいと考えているところであります。
性的少数者(LGBT)について
最後に、長崎市が性的少数者、LGBTのパートナーシップ制度についての導入検討を表明するなど、県内でもLGBTへの注目、関心が高まっています。県としても、このLGBTの問題についてどのように対応していく準備があるのか、お考えをお聞かせください。 それと関連して、去年、佐賀県では、教育現場での実情把握も進められています。県としての同様の取組が今後検討されているのか、教えてください。
まず、県民一人ひとりの人権が尊重され、誰もが幸せを実感していただけるような地域社会の実現を目指すということは、極めて重要な課題であると考えておりまして、そういった意味で、女性や子ども、高齢者、障害をお持ちの方々と同様にLGBT、性的少数者の方々の人権についても大変重要な課題であると認識しているところであります。 そのため、現在、研修会や講演会等を通して、正しい理解・認識を深めるための取組を進めているところであります。本年度は、まずは若い世代に十分そういった認識を持ってもらうということが大切であると考えておりまして、中学生や高校生、大学生等を対象とした性の多様性についてのロゴマークの募集を進めているところであります。 また、秋には、性的少数者の人権について広く理解を深めてもらうため、長崎大学と連携したフォーラムの開催等も計画をしているところであり、また、LGBTの方々を対象とした「相談デー」も開設を予定しているところであります。 今後とも、こうした性的少数者の存在を正しく認識し、性の多様なあり方についての理解を深めるため、「人権教育啓発基本計画」に基づいて、関係機関、団体とも連携しながら、さまざまな啓発、相談対応の充実を進めていくことといたしております。 それから、教育現場での対応でありますけれども、県の教育委員会でもLGBTの児童生徒に対する相談、あるいは学校の配慮等の把握を目的に、県立学校、市町教育委員会に対して状況調査を5月に実施したと聞いております。それによりますと、児童生徒や保護者からの個別の相談に対して、学校は、更衣室、トイレ、服装、髪型、呼称、水泳等の授業、運動部活動、あるいは修学旅行時の部屋割り等について配慮が行われているという話を聞いております。 今後も、各種研修会等を通して、教職員の皆様方がLGBT等についての認識を深めていただき、対象の児童生徒、保護者に対してきめ細かな対応ができるように資質向上に努めていくことと聞いているところであります。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線のことでお尋ねなんですけど、与党検討委は6月に長崎県やJR九州などとも佐賀の負担軽減に向けた調整をする方向だという方針を示されたと思うんですけど、その後、長崎県に対して何か相談とか提案とかは、今現在あっているのでしょうか。
現段階では具体的なご提案等はいただいてないところであります。
関連なんですが、知事は、県議会の6月議会の一般質問で、佐賀県の試算に対して、もっと相当程度軽減されるという答弁をされているんですけれども、その中で一つの論拠にされているのが、全線フル規格になった場合の収支改善効果が88億円、年間の黒字だと。それを踏まえれば相当程度軽減されるというような言い方だったと思うんですけども、これはつまり88億円のうちの大半、もしくは全部が貸付料としてスライドする可能性があるという認識なんでしょうか。
新幹線の整備につきましては、現在の整備新幹線についても、その収支、いわゆる収支予測のもとに黒字相当分について、一定の貸付料財源として、全体の整備財源としてプールされて、その財源から各路線に対して貸付料が充当されて、整備財源として活用されてきた経緯があります。 これまでの九州新幹線西九州ルートについても、19%程度の貸付料財源が既に充当されてきているものと理解をいたしております。 今回のフル規格の整備例を見ますと、黒字予測が88億円予測されているところでありまして、そういった財源を向こう30年間、貸付料財源として整備費に充当できるということになると、相当程度の負担軽減につながってくる可能性があるものと考えております。ただし、この財源というのは、現在のスキームでは、整備5線のプール財源として財源が確保され、それぞれの収支の予測状況に応じて各路線の整備費に充当されるというスキームになっております。 ただ、次のステップの新幹線整備のことを考えますと、既に北海道新幹線も現行スキームで完成をみますので、あとは北陸ルートとこの西九州ルート、2つの路線が残されているという形になりますので、そういった際にもこういった収支改善効果を有効に活用することによって、実質的な地元負担というのは相当程度軽減されるのではなかろうかと考えているところであります。
つまりもう北陸か長崎しか、その財源が決まっていないルートはないので、できれば長崎の収支改善効果というものは長崎ルートに充てたほうが、充ててくれないかという期待があるということですね。
それぞれルートごとに、そこから得られる収益見込みを個別に充当するのかどうかということについては、国のほうでもご検討をされる課題であると思いますけれども、私どもとしては、フル規格整備に伴って相当の収益が見込まれるという状況を踏まえますと、できればそういった財源については西九州ルートの財源として確保してもらえればありがたいと、思っているところであります。
あと1点なんですけれども、佐賀県は、新鳥栖〜武雄温泉だと2,000億円という試算を出されていまして、それは長崎〜武雄408億円を足して2,408億円ということを与党検討委に示しているんですけれども、今の新鳥栖〜武雄だけでいっても、交付税の措置があって、実質負担が55%になった場合ですね、これは単純計算ですけど、2,000億円から55%を割り出すと1,100億円ぐらいになるんですけれども、それに今知事がおっしゃったような収支改善効果が高いという貸付料を、もちろんそこに割り当てるというか、充当されれば、佐賀県の負担というのはもう1,000億円どころか、もっと低くなるように見えるんですけど、知事のおっしゃっている相当程度というのは、もうちょっと具体的な数値というか、そういうのではお示しは難しいんですか。
この貸付料財源をどういう形で確保していこうとされているのか、これはなかなか私ども地方の立場では申し上げにくい点がありますので、これからの検討をお待ちする必要があるものと思っておりますけれども、冒頭申し上げた新幹線の整備財源は、国が2、地方が1の割合で負担するわけでありますけれども、その地元負担に対しても地方交付税措置が講じられると。地元負担に対して18.3%くらいの実質的な真水による負担という形になってまいりますので、そういったものをさらに組み合わせていくことによって相当程度地元負担は軽減されていくものと理解をいたしております。
どれくらいという幅みたいなものを示すのはちょっと難しいということですね。
そうですね。
ほかにございませんでしょうか。
議員の費用弁償について
県議会の費用弁償についてお伺いします。 先日来よりも、県議の方が費用弁償についての不適切な受け取りがありました。この前の6月県議会の総務委員会で、費用弁償の根拠となる出発地において、議会事務局側は本人の、議員本人の申し出プラス住民票を参考にしてケースバイケースで判断すると答弁されました。一方、知事部局の職員の方の交通費などを算定する場合は、民法に照らし合わせて、生活の本拠地があるところというふうにして算出されています。 同じ長崎県という中で、議会事務局と知事部局と、身分は違うといえども、住所地の算定方法が異なっております。これについてはどのようにお考えになっていますか。
職員の場合には、しっかりとした規程に基づいて旅費等が支給されるわけでありますが、議会事務局の基本的な考え方については、実は私、所管しておりませんので、議会事務局のほうから。
議員の費用弁償につきましては、今ご指摘のありました住所地の考え方、居住の実態等の確認等を含めまして議会運営委員会小委員会のほうで適切にご協議いただくということになっております。現在、そういうことで協議を進めているところでございます。
質問の内容としては、現在の支出の方法は、住所地の、根拠となる住所地に関してケースバイケースだというふうにしております。それは間違いないですよね。
基本的には6月の総務委員会で答弁したとおりでございまして、議員から出されております届け出の住所地ですね、それをもとに住民票住所と照合しまして確認をさせていただき、そこをもって処理を進めさせていただいております。変更等が出ましたら、事情等の確認をして進めているという状況でございまして、先ほど言いましたように小委員会で協議したいということになっております。
そうしますと、知事部局との交通費の支出と全く違う基準になっていますが、それについてはいかがでしょうか。 いわゆる議会事務局の方は、総務課長、事務局長とも生活実態があるところという答弁はなさいませんでした。ケースバイケース、議員の意思があるというふうに答弁されました。しかし、知事部局の交通費の算出方法は、生活実態があるところと明確に言っております。この差が生まれていて大丈夫なんでしょうか。
ただいまのご指摘を含めまして、議員等の費用弁償につきましては、議会側の条例等で制定されております。議会運営委員会小委員会のほうでその取扱いについても協議していくということになっておりますので、現状としまして、それでご理解いただければと思います。
現在、ケースバイケースと言ったときに、なんら調査はされていらっしゃいませんよね。
調査の方法等も含めまして小委員会のほうで検討いただくようになっております。
もし、小委員会のほうが問題なしとした場合はどうされるんでしょうか。
仮の話につきましては、私のほうでお答えできませんけれども、小委員会のほうで今から回を重ねて検討されていくというふうに思っておりますので、その結果をご理解いただければというふうに思います。
最後に知事にお伺いしたいんですが、このケースバイケースというふうに議会事務局側が判定していたがゆえに、今回の2件の不適切な支出が発生しております。 専門家に聞きますと、この住所地に関しては幾つかある複数説というのを最高裁の判例でも認められているので、それはあるとは思うんですけれども、今回、支出のときに一番問題となったのは、やはり政務活動費のように領収書といった客観的な証拠を出さないところに問題があると思います。予算執行の最高責任者として、現状について課題があるというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
今回、関係経費の返還が生じたということは、そういった事実関係の確認、これが少しあいまいな面があったということによるものではなかろうかと、こう考えているところであります。 議会事務局のほうでは、既に賃貸借契約書等による事実関係の確認手続が講じられているというふうにお話を聞いておりますので、これからはそういった事実関係での問題というのはなくなってくるものと考えております。
時間もございますので、最後の質問でお願いいたします。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
先ほどの新幹線の話についてなんですけれども、確認なんですが、収支改善効果などを含めれば、地方負担は相当程度軽減されるという話だったんですけれども、その辺を含めると、佐賀県側にフル規格化への理解を得られる、佐賀県側の理解を得られるのは十分に可能というふうなご認識でいらっしゃいますでしょうか。
それは予断を許さない状況にあるものと思っております。。 なかなかに今、地元負担について、やはり軽減されるとは言いながら、相当程度の負担であるのは、これは間違いないわけでありますので、そういった状況等について、いかに関係者のご理解がいただけるかということにかかってくるものと思っております。
関連でしょうか。
特定複合観光施設(IR)の導入について
今、国会で審議中のIRの実施法案に関係してなんですけれども、改めまして、いよいよ成立目前になったということで、IRへどういうことを期待するかということと、今後、認定を得るために県としてどういう形で構想を練って立ち上げていくかということをお答えいただいてよろしいですか。
IRが実現するということになりますと、相当の経済効果、雇用創出効果等が期待できるものと、こう考えております。税収等の財源も期待できるものと思っているところでありまして、そういう意味で、何としても九州を代表し、また、日本を代表し得るようなIR区域の整備を目指していかなければいけないと思っているところであります。 現在、IR整備法案が審議中でありますけれども、整備法案が整った際には、まず、IR区域整備の意義、目標等について、国の方で基本方針が策定されてまいりますので、地方としてはそれに沿ってIR事業者の公募・選定手続等に関する実施方針を明らかにし、区域認定申請に向けた準備を進めていくことになってまいります。 構想は構想として、着実に進めていかなければならないと考えておりますが、私どもが検討を進めてまいりましたIRは、ご承知のとおり、ハウステンボス地域に整備をしたいと思っておりまして、既に相当程度の投資が行われており、ここに新たなIRとしての魅力が付与されることによって相乗効果が期待できるものと、こう考えております。また、時間的にも早くその効果の発現が期待できるのではなかろうかと思っているところであります。そうした優位性等をしっかりとアピールしながら区域認定がいただけるように努力していかなければいけないと考えております。 しかしながら、また、そうした一方で、県民の皆様方にさまざまな懸念をお持ちである状況も事実であります。ギャンブル依存症でありますとか、治安の悪化といったさまざまな懸念事項もございますので、法案で準備された諸対策等を有効に活用しながら、地方としても、やはり国の取組と連動しながら、しっかりとした対策を講じていく必要があろうと考えております。 そういった点については、やはり県民の皆様方の理解をいただくということが一番大切になってくるものと考えておりますので、今後の法案の審議状況にもよりますけれども、10回程度の県民説明会の開催の機会をいただきたいと、こう考えているところであります。 今後とも、幅広い県民皆様方のご理解をいただきながら区域認定を目指してまいりたいと考えております。
今、ゴールデンルートに観光客がかなり集中していると思うんですけれども、IRができることによって、九州全域にそういう観光客を呼び寄せるような効果みたいなものも期待できるんでしょうか。
そうですね。やはりインバウンド客の状況を見ますと、京都、大阪から、名古屋、静岡、東京といった、いわゆるゴールデンルートにおいでいただいているお客様が大半であるのは事実でありまして、私ども、こうしたお客様を地方にもお呼びできるようにということでさまざまな努力を重ねてきているところでありますけれども、まだまだそういった流れに歯止めをかけることができない状況でありまして、そういった意味では、このIR区域の整備を通して、インバウンドの窓口を地方に設ける、そのことで新たな人の流れができていくのではなかろうかと、こう考えておりまして、そういう意味では、やはり地方創生に資するようなIRとしての可能性も国の方でお認めいただきたいと願っているところであります。
関連でございますか。
長崎空港のインバウンド対策について
インバウンドの関連なんですけれども、大分、県を含めてクルーズ船の誘致にかなり力を入れられていると思うんですけれども、ただ、海外の情勢を見ると、海外でインバウンドの時にも個人のお客が大分増えてきているということで、クルーズ船の整備状況に比べて空港の方がちょっと弱いんじゃないかなという印象がありますが、LCCの誘致を含めて空港のインバウンド活用についてお考えがあれば教えてください。
空港については、非常にすばらしい空港を持っておりますので、こうした空港を積極的に活用して、具体的には24時間空港化を目指して、関係機関の皆様方のお知恵も拝借しながら、新たな路線誘致等を目指していきたいと、こう考えているところでありますが、なかなか鶏と卵のような状況でありまして、まずは定期路線として現在の運用時間帯外に路線が誘致できれば考えられないこともないというような情報もあるところでありまして、これからもしっかりとしたエアポートセールス等に力を注いで海外の定期航空路線の誘致実現を目指していかなければいけないと考えているところであります。
ありがとうございます。
それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時30分から午後3時21分(51分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年6月 8日 定例記者会見
会見内容
- 知事の世界遺産委員会への出席について
- 名誉県民顕彰状の贈呈等について(1)
- ヘルプマーク・ヘルプカードの導入について
- お中元における県産品の愛用について
- 名誉県民顕彰状の贈呈等について(2)
- 石木ダム建設事業について
- 衆議院議員の発言(3人以上生み育てて)について(1)
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 九州新幹線西九州ルートについて(3)
- クルーズ船に伴う県内バス事業者の受注減少について
- 児童虐待情報の児童相談所から警察への提供について
- カネミ油症について
- 議員の費用弁償に係る返還について
- 九州新幹線西九州ルートについて(4)
- 衆議院議員の発言(3人以上生み育てて)について(2)
知事の世界遺産委員会への出席について
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
本日は冒頭、私の方から4点ご報告をまずさせていただきたいと思います。 1点目は、世界遺産委員会への出席についてでございます。 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」につきましては、ご承知のとおり去る5月4日、イコモスから、世界文化遺産に登録するよう記載勧告がなされたところであり、いよいよ6月24日から中東のバーレーン王国で開催される世界遺産委員会において、登録の可否が審議されることとなっております。本遺産を含む新規登録案件の審議は、6月29日から7月2日にかけて行われる予定となっているところでありますので、その日程に合わせて、私も溝口議長とともに現地に赴き、政府代表団の一員として委員会に出席することとしたところであります。確実に登録が実現できるよう、最後まで全力で取り組んでまいりたいと考えております。 なお、県におきましては、登録が見込まれます時間帯に合わせて、県庁1階のエントランスホールでパブリックビューイングを実施する予定といたしております。内容についてはまだ調整中でありますが、多くの県民の皆様方にご参加いただければと考えているところであります。
名誉県民顕彰状の贈呈等について(1)
2点目は、名誉県民の顕彰状の贈呈についてであります。 本年3月に名誉県民に選定いたしましたカズオ・イシグロ様の顕彰式につきましては、これまで調整を進めてまいりましたけれども、イシグロ様はロンドン在住であり、現在、新作の執筆活動中のために当面来日することは難しいというお話でありました。そのため、バーレーンで開催されます世界遺産委員会への出席に併せて、溝口議長、そして長崎市長、長崎市議会議長とともにロンドンを訪問し、名誉県民及び名誉市民の顕彰状等を直接お渡しさせていただく機会をいただけないか、イシグロ様と調整を進めてきたところであります。 このたび調整が整い、来る7月3日、現地時間11時30分から、ロンドン市内のホテル「メリア・ホワイトハウス」において、名誉県民及び名誉市民の顕彰状の贈呈等を執り行うことに決定したところであります。県民の皆様方を代表し祝意をお伝えしますとともに、今後のさらなるご活躍を祈念申し上げたいと考えているところであります。
ヘルプマーク・ヘルプカードの導入について
3点目は、ヘルプマーク、ヘルプカードの導入についてご報告をさせていただきます。 県では、外見からはわかりにくい障害への理解を促進し、ともに支え合う共生社会の実現を目指すためにヘルプマークとヘルプカードを導入し、6月1日から県の関係機関及び市町窓口において配布を開始いたしております。 このヘルプマークといいますのは、内部障害の方々や妊娠初期の方々など、援助や配慮を必要とされている方々が、鞄等に着用していただくことによって周囲の方々の支援を受けやすくするものであります。 また、ヘルプカードとは、あらかじめ必要事項を記入し、災害時や緊急時など周囲の方に手助けを求めたい時に提示することで支援を求めようとするものであります。 今後、このマークやカードについて、県と市町が協力して県民の皆様方への理解促進と普及啓発に努めてまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方におかれましては、このマークを見かけられましたら、電車内で席を譲る、あるいは困っていらっしゃるようであれば声をかけていただくなど、思いやりのある行動をお願いしたいと考えているところであります。
お中元における県産品の愛用について
最後に、お中元に係る県産品の愛用についてお願いをさせていただきたいと思います。 県におきましては、毎年6月と11月を県産品愛用運動推進月間として設定をいたしまして、県産品愛用運動を展開してまいりますとともに、故郷の産品の普及啓発に力を注いできているところであります。6月に入りまして、そろそろお中元の時期となってまいりました。大切な方々へお中元を贈る機会がございましたら、ぜひ長崎県産品をお選びいただきますようお願いを申し上げる次第であります。 長崎県産品は、県内の百貨店や量販店などのお中元コーナーなどで取り扱っていただいております。また、長崎駅前、県営バスターミナル2階にあります長崎県物産館では、全国の方々への贈り物として魅力ある長崎県産品を集めた夏のギフトコーナーを設置いたしまして、8月12日まで県産品お中元セールを開催しております。お越しいただくことができない方々は、物産館までお問い合わせをいただければ、ギフトカタログをお届けしたいと考えております。 また、県産品の総合情報販売サイト「e−ながさき旬鮮市場」でも、お中元としてふさわしい逸品を多数取り揃えているところであります。 さらにまた、長崎のアンテナショップ「日本橋 長崎館」においても、お中元コーナーを設けているところであります。首都圏のお住まいのご親戚やご友人の方々にも、ぜひご紹介をいただきたいと願っております。この機会に、長崎で生まれ育ったすばらしい県産品の数々を、大切な方々への贈り物としてご利用いただきますようお願いを申し上げる次第でございます。 以上4点、私の方からご報告をさせていただいたところであります。あとは、どうぞよろしくお願いします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
名誉県民顕彰状の贈呈等について(2)
カズオ・イシグロさんとお会いする時は、顕彰状以外に何かお渡しするものはあるんでしょうか。また、会談もされるんでしょうか。
ええ。顕彰式を行いまして、顕彰状と、名誉県民条例施行規則に定めております、記念品として金杯をお贈りさせていただこうと考えているところであります。その後、少し時間をいただいて意見交換などの場も頂戴し、機会があればぜひ長崎にもお越しいただくようお願いをしてまいりたいと。そして、県民の皆様方との交流の機会も頂戴できるようにお願いしてこようと考えているところであります。
石木ダム建設事業について
それから、石木ダムについてお聞きします。石木ダム建設計画を巡っては、7月9日に、反対地権者らが国を相手取った事業認可取消しを求めた裁判が判決を迎えますけれども、これまで知事は、反対地権者と面会するとおっしゃっていましたけれども、その後、会う予定とかありますでしょうか。また、判決までに会う予定がありますでしょうか。
判決のいかんに関わらず、これまでも申し上げてまいりましたけれども、第三者を交えず静穏な状況でお話しできる機会があれば、いつでもお会いをさせていただきたいと、こう申し上げてきたところであります。 前回も申し上げましたけれども、現在、担当部局において、双方が合意した環境で面会できるように調整を進めているところでありますが、私どもの考え方についても地権者の皆様方にお示しをし、現在、地権者の皆様方のご返事をお待ちしているという状況であります。この協議が整えば、できるだけ早く面会の機会をいただきたいと考えております。
石木ダムに関して、2点、追加してお聞きしたいんですが、この裁判では、石木ダムの建設の前提となる佐世保市の水需要について、原告側は、過大に見積もっているんじゃないかとか、さらに、佐世保市が保有する水源に関しても十分足りているのではないかという指摘をしています。 今後、県が事業計画を詳細に積み上げていく中でも、その辺の水需要とか保有水源について、改めて再検証する予定はあるのかどうか。 それと、この建設計画をめぐっては、市民グループなどが公開討論を開いてほしいということを求めているんですけれども、こういう討論会を開く予定はありますでしょうか。 以上です。
まず、原告の皆様方が、水需要予測が過大に見積もられているのではないかといったようなご指摘があるというのは、私もお聞きしているところでありますが、訴訟案件になっているところでありまして、佐世保市の方からは、関係法令、厚生労働省の要領、基準にのっとり、適切に算定されているという主張がなされているところであり、県としても、そのように認識をしているところであります。 それから、公開討論会を開催しないのかというお尋ねでありますけれども、これまでも地権者の皆様方を初め、地域にお住まいの皆様方に対しましては、いろいろな機会をいただいて説明を行い、既に8割以上の地権者の皆様方には事業にご協力をいただいてきたところでありますが、いまだ、ご理解がいただけてない地権者の方々について、土地収用法の手続を進めているところであります。 そうした中で、反対地権者の方々は、国、県、佐世保市を相手に訴訟を提起されているところでありまして、こういった現状を踏まえる時、既に公開で討論をするような段階にはないのではないかと考えております。
衆議院議員の発言(3人以上生み育てて)について(1)
5月に知事も出席されてたんですが、加藤寛治衆議院議員が、新婚の結婚式などで、「3人以上産んでほしい」というのをいろんなところで言ってて、それで、女性の出産や結婚などは権利で言うべきじゃないじゃないかという議論が日本中で起きたんですけれども、知事も発言を多分、自民党の定例会で加藤さんから伺っていたと思うんですけど、挨拶で。どういうふうに受け止められたかを伺ってもいいですか。
加藤衆議院議員が結婚披露宴で、「子どもを3人以上産んで育ててほしい」といったお話をされたということについて私もお聞きしておりますが、やはり今の長崎県の厳しい現状、さらには、島原半島でも少子化や人口減少が大きな課題となっているという現状に何としても歯止めをかけなければいけないという思いから発言されたのではないかと推測をいたしております。 私もたびたび結婚式にお招きをいただいてお祝いを申し上げる機会があるんですが、その都度、幸せいっぱいの家庭を築いてほしいと、できれば子どもをいっぱいもうけてほしいというようなことを申し上げてきた経験がございますけれども、やはり参加される皆様方の中には、いろいろなご事情をお持ちの方々、お考えをお持ちの方々もいらっしゃるという点も踏まえながら、私自身、そういった方々にも配慮しながら、これから発言をしていかなければいけないなと考えたところであります。
発言自体には、ある程度理解するけど、あんまり周りで言うべきじゃないというふうに思ったということでいいですか。
それはですね、場合とシチュエーション、どんな形で話が展開していくのかということだろうと思います。 よく私は少子化について、今の県の現状等を説明して、この克服に向けてぜひ県民の皆様方のご協力もいただきたいと。しかも、地方創生総合戦略には合計特殊出生率2.08を2030年までに何としても達成しなければいけないと、そういった課題を明らかにしながらご説明、そしてまた、ご協力をお願いしてきている立場でありますので、若い方々に一人でも多く子どもをもうけていただきたいという思いは私も変わらないところでありますので、要は、先ほど申し上げたさまざまなお立場、お考えの方々がいらっしゃるという点にも十分配意した発言が求められてくるのではなかろうかと考えたところであります。
結局、話した場所が自民党の細田派の会合で最初に言われて、その後、長崎県のかなりの人数がいる前で、重ねて「俺の意見は正しい」というようなことをおっしゃったように私は受け取ったんですけれども、ああいう場では言うべきじゃなかったというふうにお考えになったということでいいですか。
やはり一連の発言に対する議員の思いをお伝えされたのではなかろうかと理解をいたしておりまして、その場で発言が良かったのか、悪かったのかということを論評する立場にはないものと考えております。
それでは、各社の皆様からありませんか。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
九州新幹線のPTが今日ありまして、その中で、佐賀の負担についてJRと長崎と調整して長崎側にも負担を少し多く求めるような考えの中で調整し、負担軽減を図って、佐賀に、再度調整するという方針が山本さんから示されたんですけれども、このPTのお考えについての知事の受け止めを聞かせていただいてよろしいですか。
まだ、PTでどのような議論がなされたのかというのは把握しておりません。いろいろご議論がなされてPT検討委員会として意見を求められるということであれば、その段階で長崎県としての考え方を取りまとめてお示ししていかなければいけないと思っております。
現状、佐賀県が費用負担に激しく拒否反応を示している中で、事実上、事業が進まなくなっていますけれども、それを打開するために長崎に少し多く負担をしてほしいというふうになった時に、知事としては、それを受け入れるお考えがあるかどうかという点はいかがですか。
それは、どのような考え方で負担を求められるかということによるのではなかろうかと思っております。 ご承知のとおり、これから新幹線をどういう手法で整備するか、いずれの手法においても、新たな地元負担が佐賀県に発生する。そのことについて、やっぱり佐賀県では大きな課題とされているところでありまして、私もこの間、検討委員会の席においては、この地元負担の問題を長崎県と佐賀県だけで解決するのは難しいと。 したがって、フリーゲージトレインが実質困難になったという特殊な状況も踏まえた上で、国として負担軽減のあり方等も含めて、これからの整備に向けての考え方をお示しいただきたいというお願いをさせていただいてきたところでありますので、そういった一連の方向性を明らかにされる中で、国なり、あるいはJR九州なり、関係県なりに対して、どういう提案をいただくのか、それを踏まえた上で判断をさせていただく必要があるのではなかろうかと考えております。 単純に、これまでのスキームと同じような考え方の中で佐賀県の負担が課題であるので、これを長崎県が肩代わりするようにということについては、これはやっぱりこれまでのルールから外れる部分もありますし、幅広い県民の皆様方の理解を得ていく必要があるものと考えておりますので、私、理事者の立場だけでこれを判断するのは難しい課題であると考えております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
今の関連なんですけれども、フリーゲージトレインが断念、 事実上、難しいという状況というか、特殊な状況がまず存在していて、その上で国にさらに負担というか、国にも地元負担の軽減を求めていらっしゃるんですけれども、一方で、特殊性の中で長崎県の負担割合が少し増えてほしいというか、長崎県の負担を増やして佐賀の理解を得るという考え方があると思うんですけれども、それは知事としては、現時点では肩代わりを一部でもするというお考えはないということなんですか。
これはですね、これまでも申し上げてきたように、全国新幹線鉄道整備法で、この新幹線の整備スキームというのは、地元負担のあり方についてもきちんと決められているわけでありまして、これから違う取り扱いをということになれば法律改正が必要になってくるわけであります。そういう手続なしにやるということは、もうまさに法律から外れた形になります。まずは、そういったこと。 さらには、こういった事例が生じてくるということになると、恐らくこれから新たに新幹線を整備しようと考えておられる地域、いろいろな活動を展開しておられる地域の方々もいらっしゃるわけで、そういった今後のさまざまな事業にも影響を与えかねない要素があるものと考えております。 したがって、そういった大局的な面からもしっかりスキーム自体をどうされるのか、これはもう国家プロジェクトでもありますし、先ほど申し上げましたように、本来であればフリーゲージトレインの開発を前提に、長崎県、佐賀県が合意の上に認可、着工をし、工事を進めてきた経緯があるわけでありますけれども、その一番のプロジェクトの主体である国の方で、この事業がうまく進めていただけなかったということもあって、やはり国の方でもう少し主体性を持ってご検討いただけないかという要請をこれまで行ってきたところであります。
与党検討委の今日の後の報道とかで、一部、長崎県と佐賀県が共通で負担する経費、共通経費と言われるものが存在するという話があって、共通経費の配分を長崎県を厚めにするという考え方もあるんじゃないかという話があるんですけれども、その辺の負担割合については、現行の法の枠内とかでできることで負担を少し長崎県が持つ、大きく持つということについては、どうでしょうか。
共通経費についても、一定の考え方、ルールがあるわけでありますので、単に財源負担の問題で長崎が強く新幹線を求めているので少し負担を増やしてもいいんじゃないかと、そういった判断による負担というのは、これは難しいものと思っております。しっかり考え方なり明らかにしていただいて、合理的な負担でなければ長崎県としてもなかなか難しいものだと思っております。
あと1点だけ、すみません。長崎―武雄温泉間の方なんですけれども、そこの建設費が5,000億円だったのが、およそ1,200億円ぐらい上がって、その結果、法律の割合で佐賀県と長崎県の負担割合が400億円ぐらいになるという、財務省とかの会合の場で出て、実際そうだと思うんですけれども、その受け止めと、長崎県の方が、長崎県から武雄温泉まででいきますと、距離的に占める面積といいますか、長崎県の方が多分レールの長さは長いと思うんですけれども、400億円のうち、長崎県の方が負担割合が多分大きくなるかと思いますが、その辺の内訳については、何か県の方で、大体どれくらいとか認識されているのかということをお伺いいたします。
まず、新幹線の既存工区の事業費が大きく増額になる予定であるというのは、報道で私も知りましたけれども、まだ具体的な説明、その原因等については、いただいていないところであります。 したがって、どこの、どんな事情によって、この必要な経費が増嵩してきたのか、それはそれぞれの要因ごとに負担のあり方等についても、当然ながら検討すべき課題になってくるものと思っておりますので、まだ詳細な説明もいただいていない段階でありますので、いかんとも申し上げがたい状況であります。
ほかにございませんでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
関連で新幹線のお話を伺いたいんですけれども、先ほど1番目の質問で、知事のほうから、JR九州、長崎県の負担増について、どのような考え方で負担を求められるかによるというご発言があったと思うんですけれども、つまり現状の枠内では、現状の今の土俵の上では、負担の肩代わりということはできないけれども、何か新しい考え方なりスキームができたとすれば、負担肩代わりというのもあり得るという認識だということでよろしいんでしょうか。
それは、先ほど申し上げたように、今の負担のスキームは、全国新幹線鉄道整備法で定められております。それ以外の負担というのは、基本的にはあり得ない地元負担であろうと。したがって、地元負担軽減が大きな課題になっている中で、その解決策としてどういった手法を講じていくのか。例えば、国のほうの負担軽減に向けた措置がどういう形で講じられるのか、あるいは、JRとして、また協力していただくようなスキームができるのか。なおかつ、関係自治体として、長崎県にも負担を求める。あるいは、佐賀県についても同様なルールの中で負担が求められると。そのスキームが、新たなスキームが構築されて、もちろんかなりの法的な手続も必要になってくるものがあるかと思いますけれども、そういった前提でのご議論であれば、当然ながら、私どもも求めによって検討をしていかなければいけないと考えております。
肩代わりは、もう受け入れられないという一点張りではなくて、余地はあると、長崎県側として、状況次第で肩代わりする余地はあるという認識でよろしいんですか。
そうです、そうです。単純な負担の肩代わりというのは、決してご理解いただけないと考えておりますけれども、鉄道整備を進める上で、それぞれ関係者間の負担のあり方等について検討がなされ、それについて地元としての意見が求められるということであれば、真剣に検討をしなければいけないのではなかろうかと思っております。
そこには国なり、JRなりの一定の責任の示し方というようなものが示されるという・・・
これまでもそういう要請をしております。
ありがとうございます。
ほかにございませんでしょうか。
クルーズ船に伴う県内バス事業者の受注減少について
クルーズ船と貸切バスの関係で伺いたいんですけれども、先月、県のバス協会は、長崎の運輸支局に対して、県外の貸切バス事業者が相次いで参入している影響で、県内事業者の受注が減っていると。違法な運行が行われていないか監査するよう要請があったと思うんですけれども、こういう事態になっていることについて、県としての受け止めを聞かせてください。
まず、クルーズ船の入港隻数が相当増えている状況の中で、客船も大型化し、受け入れ環境のさらなる整備というのは、非常に大きな課題になっているというのは、これまでも認識をしてきたところであります。 そうした中で、いわゆる貸切バスについては、長崎県内に営業所を置く事業者が、原則バスの手配ができるという整理がなされておりましたけれども、平成26年から、訪日外国人観光客旅行者が増加したということもありまして、この貸切バスについては、日本バス協会の認定を受けることによって、九州内は運行が可能となっているとお聞きをいたしております。 また、認定がなくても運行の都度、国の認可を受ければ、それも可能になってくるという状況にあると聞き及んでいるところでありますが、最近、長崎港、佐世保港では、県内のバス事業者から、自社のバスがまだ余裕があるのに、多数の他県ナンバーのバスが運行されているというようなお話があって、先ほど申し上げた、基本的な法令に基づく営業区域、あるいは運賃に問題はないのかといったご指摘もあったというお話を聞いているところでありまして、こういうことから、バス協会からは、運輸支局に対して実態調査の要請が行われたとお聞きしております。 私どもも、一定のルールに基づいて貸切バスの運行が行われるということになっておりますので、まずは、運輸支局の調査を見極める必要があるものと考えているところであります。
このような状況になっていることを、例えば、県として具体的な統計をとったり、調査を行って把握されていたんでしょうか。
一部ですね。長崎港、佐世保港は、入港隻数が、前年と比べると隻数も落ちている。そういう状況の中で、バスの台数が減少している。この貸切バスの台数が少なくなりつつあるというのは、例えば県営バスなどの動きでも把握できていたところでありますけれども、その本来の要因がどこにあるのかというのは、やっぱりしっかり調査をしてみる必要があるものと考えているところであります。
それは、県として調査されるということですか。
まずは、運輸支局で実態調査をなされるものと考えておりますが。
このままだと、県外ナンバーのバスがたくさん来ると、県内のバスの事業者が弱っちゃうといいますか、へたってしまうような、そういう危機感もあるかなと思うんですけれども、県内のバス事業を守るために、県として、例えば具体的に対策を講じたりとかしていきたい、そのようなお考えとかはありますか。
まずは、運用の実態をしっかり見極める必要があると考えております。 ただ、おっしゃるように、県内にバス事業者があって、まだバス運行台数に余裕があるというような状況であれば、やっぱり積極的に県内事業者のバスを活用していただきたいというのは、県内経済への波及をこれまでも期待してきた経緯から考えても、さらに努力していかなければいけないと考えているところでありますので、クルーズ客の来訪者数が急激に増加しているという中で、いかに県内できちんと消費を増やしていただくような仕掛けをつくっていくかということが極めて大きな課題であると、これまでも認識してきたところでありますので、クルーズ客を扱うランド社との調整でありますとか、あるいは、ランド社そのものをやっぱり県内にしっかり育てていく必要があるのではなかろうかという思いもありますので、直ちに対応しなければいけない課題、中長期的な課題から対応が求められるものもあると思いますので、これからしっかり実態に応じて検討をしていかなければいけないと思っております。
最後に、例えばですけれども、知事自体がランド社、バスを手配する業者に対して積極的に要望とかされたりとかはいかがですか。
積極的な県内バスの活用についてはお願いをしていきたいと思いますけれども、私が直接出向いたほうが一番いいのか、あるいは担当部局もありますので、そういった担当部局のほうでは、これまでもいろいろな相談をさせていただいた経過もありますので、有効な方策を検討していきたいと思います。
児童虐待情報の児童相談所から警察への提供について
5歳の女児の虐待事案がかなり問題になっていて、児相と捜査機関、県警との役割分担であったりとか、情報共有をどうするかというのが課題になっていると思うんですが、2点あるんですが、まず1点は、情報共有する範囲を拡大する意向があるのかというのが、まず1点です。 もう1点が、全国で3自治体ぐらいで虐待情報の全件共有というのをしているんですが、今後、長崎県として全件共有するという意向があるのかどうか、その2点をお伺いしたいんですが。
まず、共有の範囲でありますけれども、一定これまでも警察への情報提供、共有のガイドラインについては、実は県内においても、平成21年に作成し、それに基づいて運用を進めてきたという経過があるというお話を聞いております。 ただ、具体的な内容については公表させていただいていないということでありますので、ご理解をいただきたいと思いますけれども、こういった事案の発生を受けて、やはり情報共有の範囲等について、改めて再検討する必要がないのかどうか、これはやっぱり早急に検討を進める必要があるものと考えているところであります。 また、全件提供するかどうか、これは警察を含めて協議をし、調整をしていかなければいけないものと考えておりますので、先ほど申し上げたような、これからの協議・検討の中で、この課題についても含めて考えていきたいと思っております。
一応確認なんですが、そうしたら、情報共有の範囲を拡大することも含めて、今後再検討されるという受け止め方でよろしいんですか。
担当課、おりますか。どうですか。
そこのところを含めまして、県警のほうと協議をさせていただきます。
ありがとうございました。
ほかにございませんでしょうか。
カネミ油症について
今年でカネミ油症の表面化から50年を迎えるんですが、先日、被害者の方が多い五島市で被害者の総会が開かれまして、今年の行動計画の中に、中村知事に直接お会いして要望したいという内容が盛り込まれていたんですね。県に対してそのように団体の方から、実際にお会いしたいというお話があったのかというのが1点です。 もう1点ありまして、昨年の油症検診で、非常にダイオキシン類の濃度が高いのに認定されなかったという被害者の方もいらっしゃいまして、認定しているのは県の雇っている委員なので、県として、その基準をつくっている国に対して何かそこら辺の見直し、基準の見直しについての要望をされるかというのをお伺いしたいです。
まず、この間、大変ご苦労なさってこられて50周年になったということであって、私に対する要望の機会等についてのお話は、私自身はまだお聞きしておりません。あるいは担当課の方にお話があったのかもしれませんけれども、その状況を踏まえて検討させていただきたいと思います。 それから、ダイオキシン濃度等に基づく認定の判断要素というのは、ちょっと私もこの場ではわかりかねる面がありますので、これまでもどういった要望活動をしてきたか担当課の方から何か。
知事に直接お会いしたいという件、患者さんからの要望でございますけれども、こちらのほうは、直接患者団体から私どもに、お話が届いたということはございません。こういった考えがありますということはお聞きしております。 それから、ダイオキシン濃度の件につきましては、やはりダイオキシン濃度は高いんですけれども認定されない方がおられるというのは、これは事実でございます。これにつきましては、厚労省の方にも諮って、症状のある方については認定される方法について何か方策はないか、要望しているところでございます。
よろしいでしょうか。
ほかにございませんでしょうか。
議員の費用弁償に係る返還について
議員の費用弁償を巡って、今回、近藤議員と坂本(智)議員と相次いで不祥事が発覚しました。まず、今回の件で知事の受け止めをお願いします。
議員の皆様方には、費用弁償として宿泊費等の所要額が支給されているというお話をお聞きいたしておりましたけれども、今回、返還の事例が2件生じたということで大変残念に思っております。 お一方は、実際に借上げ宿舎に宿泊しなくても、借り上げている事実だけで弁償の対象になるのではないかというお考えをお持ちであったということでありますし、またもう1件は、政党支部から支払っていたものが、実質的な負担との関係の中で一部誤解があったのかどうか、推測でありますけれども、返還の事例が生じたということでありますので、やはりしっかりと支給についての要件なり考え方というのを改めてそれぞれの議員の皆様方に十分説明をし、理解を得て制度を運用していく必要があるものと考えているところであります。
併せて、今回、どういった課題があってこういうふうに不祥事が連続して起きてしまったというふうに考えていらっしゃいますか。
恐らくは、各議員の皆様方の申告なりに基づいて支給がなされてきたということであったろうと推測をいたしております。その前提としてしっかりとした説明が十分なされていたのか、理解が得られていたのかというところの確認が難しゅうございますけれども、やはり費用弁償として支給をするということであれば、その辺をしっかり事前に了解をしていただき、また、事実関係も確認をした上で支給手続等がなされるというのが適正ではなかろうかと。そういった点については、これから議会事務局においても具体的な検討が進められるものと考えております。
併せて、長崎県議会では費用弁償に関して、家賃の領収書とか賃貸契約書とか、そういった客観的な証拠というのを提出は求めておりません。しかし、九州管内で福岡や佐賀などほかの県では、そういった費用弁償に関しても客観的な証拠を求めている事例も数多くあります。それに比べて長崎県はそういった状況が今ないということなんですけれども、この状況に関してはどのように感じていらっしゃいますか。
そこはやはりこれから議会事務局で具体的な改善方策について検討がなされると思いますので、そういった他県の取扱い状況等も十分に勘案しながら、こういった問題が繰り返されることがないように適正な運用を図っていく必要があるものと考えております。
ほかに質問はありませんか。
九州新幹線西九州ルートについて(4)
たびたびすみません。新幹線の関連でもう1点だけ。 与党のプロジェクトチームでは、引き続きミニ新幹線についての議論もまだ議論の俎上にあると思うんですけれども、長崎県の立場として、ミニ新幹線はまだ議論の余地があるのか、もう長崎県としてはフルしか認められないと、フルを要望していく、ミニは認められないという立場なのかというところを確認させてください。
これは、これまで新幹線の整備に当たっては3つの選択肢があって、フリーゲージトレインもその一つであったわけでありますけれども、今回、フリーゲージトレインが選択肢として可能性がないということになりましたので、あとはミニ新幹線による整備、フル規格による整備という2つの選択肢しか残されてないものと考えている中で、先ほど申し上げたように地元負担が大きな課題となる中で、まずは佐賀県の皆様方がどう判断をされるのか、そういった状況も踏まえて、長崎は長崎として、これまでも申し上げてきたように県としての意見はフル規格で整備してほしいということでありますけれども、そこは総合的な調整の場が持たれていくものと考えております。
県としては、ミニの議論はまだ受けて入れていく余地はあるという理解でいいですか。
もちろん全ての選択肢について議論を尽くして、最善の方向性を見出していく必要があるものと考えております。
ほかにございますか。
衆議院議員の発言(3人以上生み育てて)について(2)
先ほどの加藤寛治衆院議員の発言に関してなんですけれども、最初、加藤衆議院議員が発言された時に大きな批判が起こりました。それは、どういったところが問題であったから多くの方から批判があったというふうに感じていらっしゃいますか。
最初、結婚披露宴の席で「3人以上、子どもを産み育ててほしい」という発言をなさったということに関して批判の声が起きたという報道などに接しましたけれども、私自ら、できるだけ子どもを数多くもうけていただきたいというようなことを申し上げてきた経緯もありまして、お祝いのつもりで、幸せな家庭を築き上げていってほしい、併せてまた両家の繁栄もお祈りした挨拶を常々申し上げておりましたので、どういった点が一番大きな課題になったのかというのが、ピンと胸落ちいたしませんでしたけれども、やはり今回の議論を見ておりますと、さまざまなお考え、お立場の皆様方が数多くいらっしゃる。そういった方々が一連の発言をどう受け止められるかということについても十分配意する必要があるんだなということは、私自身改めて反省を含めて認識をしたところであります。
ぜひ知事の見解をお伺いしたいんですが、どういったところが、やはりそれは、例えば女性蔑視だったり性差別ではないかと、セクハラだというふうに捉えられたと思われますか。
私は、そのことだけで女性蔑視というふうにとられるというのは、よく理解ができませんでした。
では、何が悪かったと思われますか。
先ほど申し上げた点が、さらに配慮が必要だったのではないかと。
具体的に、どうだめだから批判があったのかというのが、具体的にちょっと伝わらなかったんですが、教えていただけますか。
具体的にどこがいけなかったのかというのは、私も詳細には理解できません。その席、その場、あるいはどういったニュアンスの中で発言されたのか、それぞれの場合、そしてまた訴えようとされる点、それぞれごとに判断していく必要があるのではなかろうかと考えております。一般的なお祝いの席でそういったことを申し上げるのは、私自身もこれまでありましたので、これからは十分、さまざまな方がいらっしゃるということを踏まえて考えた発言をしなければいけないと思っております。
では、現時点では、加藤議員の発言に関しては、特段批判を浴びるものではないというお考えでしょうか。
私自身は、一般的な話としてそれをお聞きした時に、特に違和感は覚えませんでした。
批判の中には、例えば「子どもを産んでくれ」と言われると、例えば地位のある方とか、議員さんや知事から言われると、やはり女性にとっては大きなプレッシャーになると思います。 もちろん議員さんや知事の行う業務としては、子育てをしやすい、産みやすい環境をつくることで、その結果として増えればいいというお話になるもので、まず頭から「子どもを産んでください」、「たくさん産んでください」と言うのはあまりにもひどいのではないかという批判だと思うんですけれども、こういった考えに関してはいかがですか。
先ほど申し上げたように、どのような目的でそういった発言につながったのか。私は、先ほど申し上げたように少子化というのは極めて大きな政策課題であると認識をしておりまして、そのためには合計特殊出生率も2.08を超えるような形で実現して少子化を克服していかなければいけない。そういったことは繰り返し県民の皆様方に申し上げてきたところでありますし、いろんな場面で私自身、発言をさせていただきました。そういった中で一般論として、結婚をされた方々に数多くの子どもをお産みいただきたい。もちろん我々は、そういった思いを達成していただくためのさまざまなサポートとして、県の施策も有効に展開していかなければならないと考えているわけでありますので、そういった中で、どういった趣旨での発言か。3人以上産んでいただきたい、これは合計特殊出生率2.08を達成するためには、3人以上産んでいただく方々もいらっしゃらないことには達成できないわけでありますので、そういったことも申し上げる機会はあるものと思っているところです。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時45分(45分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年5月17日 定例記者会見
会見内容
- UIターンの促進について(1)
- ウォーク・チャレンジ・ジャパン2020(オランダ)の誘致について
- UIターンの促進について(2)
- 統合型リゾート(IR)について
- 新産業の育成について
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(1)
- UIターンの促進について(3)
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(2)
- 三菱幸町工場跡地について
- UIターンの促進について(4)
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(3)
- 石木ダム建設事業について(1)
- 石木ダム建設事業について(2)
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 九州新幹線西九州ルートについて(3)
UIターンの促進について(1)
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めます。 よろしくお願いします。
よろしくお願いします。 今日は、まず冒頭に2点ご報告をさせていただきたいと思います。 1点目は、UIターンの実績等についてであります。 ご承知のとおり、UIターンについては、県と全市町共同で運営いたします「ながさき移住サポートセンター」を平成28年4月に開設をいたしまして、無料職業紹介による就職支援、都市部での相談会の開催、ホームページ、SNSなどを活用した情報発信などに取り組み、市町、関係団体と一体となって取り組んできたところであります。 平成29年度の移住者数でありますが、目標400名の達成を掲げておりましたけれども、これを大きく上回る782名のUIターン者の実績となったところであり、昨年の454人を大幅に上回る結果となっております。 今後は、本県出身者が特に多い福岡県において、就職や転職にかかる相談会の充実強化を図ってまいりますほか、女性や若者、子育て世代など、移住希望者の視点に立ったきめ細かなサポートを行うことといたしております。より多くの方々に本県へ移住を進めていただけるよう、仕事、住まい、暮らしやすさなどの一元的な情報発信に努め、UIターンのより一層の促進に力を注いでまいりたいと考えております。
ウォーク・チャレンジ・ジャパン2020(オランダ)の誘致について
2点目は、ウォークチャレンジ ジャパン2020、これはオランダの主催イベントでありますが、これの開催についてご報告をさせていただきます。 オランダのウォーキング協会のプロジェクトでありまして、東京オリンピック・パラリンピック開催にあわせて、オランダ人によるウォーキング大会、ウォークチャレンジ ジャパン2020が日本で開催されるということになりました。長崎の出島をはじめオランダとゆかりのある自治体を回って、国立競技場をゴールとする日蘭交流を視野に入れた大型イベントが開催されるということになりました。 この大会は、先ほど申し上げましたように、オランダウォーキング協会によりまして、オリンピックの年に自国の、オランダ国の選手の激励、あるいはオリンピック開催国との交流を目的に実施されてきているところでありまして、北京大会では600人を超えるオランダの方々が参加されたと聞いております。 具体的な日程、あるいはコースについては、これから県、あるいは県のスポーツコミッション、関係自治体、県の日蘭協会、あるいは県のウォーキング協会等が一体となって、オランダのウォークチャレンジ ジャパン2020事務局と協議を進めていくことになっております。 この事務局によりますと、北京大会を上回る人数を集めたいと意欲をお持ちでありまして、本県にとりましても経済波及効果も期待できるところであり、この機会に長崎とオランダの交流事業なども計画をし、地域活性化に結びつけていきたいと考えているところであります。 なお、今月、5月19日から事前視察団が来県をされ、現地の視察、関係者との協議が行われるということになっているところであります。 以上、2点ご報告をさせていただきました。あとはご質疑をよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社のほうからお願いいたします。
UIターンの促進について(2)
まず、UIターンの実績について、今ご報告がありましたけれども、目標が400人に対して2倍近くなったということですが、そういうふうになった理由とか、どういったこと、どういう政策がこの結果に反映されたか、知事のお考えや分析をお聞かせください。
UIターンの内容を分析してみますと、今年度、ほぼ半分ずつぐらいのUターン者、Iターン者の実績になっているようであります。Uターン者が数多くいらっしゃるということは、いかに多くの方々が県外に出ていらっしゃるかということのあらわれでもあるし、また、もう一度ふるさとに帰って活躍をしたいとお考えの方々が多いということのあらわれであろうと思っておりますし、そういった中で、先ほどもお話をさせていただきましたけれども、さまざまなサポート体制を構築いたしております。UIターンされる際には、やはり住まいの確保はもちろんでありますけれども、若い方々が大半でいらっしゃいますので、仕事をしっかりと、お帰りになられても、長崎県においでになられても確保し、活躍をしていただく必要がありますけれども、そうしたさまざまな斡旋業務、あるいは周辺の地域住民の皆様方との調整を含めて、安心して暮らしていただけるようなサポート体制、こういったことをご理解いただいて、これだけの皆様方に長崎県に移住・定住をしていただいているんではなかろうかと思っております。
統合型リゾート(IR)について
ありがとうございます。ちょっと話は変わるんですけれども、IRの関係なんですけれども、先般IR基本構想の有識者会議で取りまとめがありましたけれども、改めて知事のIR誘致に向けた有識者会議の提言を踏まえての誘致に向けた意気込みとか、今後、県としてどういったことに取り組んでいくのか、改めてお考えを聞かせてください。
先般、有識者会議の皆様方から、この長崎のIR基本構想についてお考えを取りまとめいただき、ご報告をいただいたところであります。いわゆる長崎IRのコンセプトに当たる部分をお示しいただいたものと考えているところであります。 今後の進め方でありますが、まずは現国会に提出されておりますIR整備法がどういうスケジュールで審議が進んでいくのかということにも影響されると思いますけれども、今後はこのIRの基本構想取りまとめを踏まえたうえで、コンセプトに沿って県民の皆様方にご説明をさせていただき、併せて事業者の選定に向けた実施方針の検討・策定、そしてまた、その後の手順となってまいりますけれども、区域認定申請に向けた区域整備計画の策定などを進めていく必要があるものと考えております。 このIRの推進に当たっては、さまざまな懸念事項もありまして、例えばギャンブル依存症等について、法案の見直し作業も進められているということでありますが、そうした動向も受けながら、先般、県では専門家や関係団体からなる依存症対策ネットワーク協議会を設立いたしまして、サポート体制を強化しようという取組を進めてきたところであります。そういった懸念事項と対策等についても県民の皆様方にしっかりご説明をしながら、このIR構想取りまとめの内容についてご理解をいただいたうえで、前に進めていかなければいけないと考えているところであります。
重ねてなんですけれども、今言われましたけれども、今回、ギャンブル等依存症対策基本法案が国会に提出されているんですけれども、政府のほうで推進本部の設置や有識者会議、関係者会議の設置とかが盛り込まれましたけれども、そういった国のそういう法案に対して、知事はどのように評価されていますでしょうか。
そうですね、最大の懸念事項といいますと、ギャンブル依存症対策ではなかろうかと、こう考えておりますので、今回、さらに依存症発症リスクを軽減するという観点から、政府において判断がなされたものと受け止めているところであります。 そういった動きを受けて、私どもも地方の立場から、対応すべき事項等についてはこれから検討を進め、具体的に対処方針を検討していく必要があるものと考えているところであります。
すみません、最後に1点なんですけど、国の方では、国会会期末に向けて与野党で日程の駆け引きが行われていると思うんですが、IR整備法を与党は今国会で成立させる方針ですが、こういった与野党をめぐる国会の駆け引きについて、知事として与野党に求めたいこととか、どのようなことがありますでしょうか。
これまでも、このIR整備法については、早期の制定をお願いしてきた経緯もあります。やはり私どもが目指しておりますのは、地方創生に資するようなIRの実現を目指したいと、こう申し上げてきた経過がありますので、できるだけ早く関係法令の整備を進めていただきたいと考えているところであります。
新産業の育成について
先般、次世代情報産業クラスター協議会が設立されて、県としても事務局をされていることで、この動きを後押しされていくと思うんですけど、こうした新産業を育成していく背景と、今後どのように育成していくか、その2つをまず教えてください。
これまでも長崎県の最大の課題は人口減少にあるということを繰り返し申し上げてまいりましたけれども、これに少しでもブレーキをかけるためには、やはり若い方々が県内にとどまっていただく必要がある。そのためには、各分野の産業を活性化させ、質の高い雇用の場を増やしていかなければいけない。 本県の産業構造について考えますときに、特に製造業については、造船業を中心とした輸送用機械、それに汎用機械、電子デバイス、食品製造業、実は、この中でも特に造船関連産業が最大の基幹産業になっておりまして、ほぼ、工業出荷額の3分の1程度を占めるウエートになっているものと思っております。先ほど触れた4分野で75%、4分の3のシェアを占めるという状況になっているわけでありますから、やはり全国と比べると特定分野に偏った産業構造になっている。 特に、近年の状況を見ますと、造船関連産業というと、やっぱり船舶の需給状況によって大きく影響を受けると、好不況の影響を受けるということになりますので、既に一部、こういった人材・技術の蓄積を生かして、新たな産業ということで海洋エネルギー関連産業を次の産業として育てていこうという取り組みを進めてきましたけれども、さらに次世代型産業をこの際しっかりと育てていくための努力も求められているものと、こう考えております。 そういった中で、ロボット関連、あるいはIOT関連産業というのは、これから発展が期待される分野でありますし、また、県内産業にもそうしたシーズが存在しておりますので、そういった分野に注目をしながら、しっかりと関係技術者の育成、産業の誘致に努めて活性化を目指していこうと考えているところであります。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(1)
ありがとうございます。あともう一点なんですけれども、潜伏キリシタン関連遺産がイコモスの勧告に、大分この辺は有望になってきていると思うんですけれども、こういった追い風もありつつ、長崎県の観光の現状と今後の振興策、振興に向けた方針などがありましたら教えていただければと思います。
長崎県の観光動向については、熊本地震の影響があり、一部停滞した時期もありましたけれども、ほぼ順調に進展しているのではなかろうかと考えております。 平成27年の明治日本の産業革命遺産の登録に伴いまして軍艦島、あるいはグラバー園、そのほかの観光施設が大変賑わいを見せるという状況にありますし、その後、夜景観光の提案もありました。あるいは国際クルーズ船の寄港数が大幅に増加しているということもありまして、観光客数、観光消費額もこれまでにないような状況で好調に推移してきているものと考えているところであります。 先般、本県で2つ目の世界遺産登録を目指しております潜伏キリシタン関連遺産について、イコモスの記載勧告がなされたところでありまして、何としても今年は本登録を実現していかなければいけないと期待いたしております。 ただ、この世界遺産候補につきましては、構成資産の所在する地域が非常に、離島地域であったり半島の先端部であったりということで、二次交通の確保でありますとか、それから、この資産の本当の価値を理解していただけるかという点では、しっかりとしたガイドを育成、配置する必要があるということ。 さらには、生きた資産であり、今も信仰の場として使われておりますので、観光客とのしっかりとした調整も必要になってまいります。そういった点に加えて、ハード面では情報提供の手段として、さまざまな案内板の表示とかWi?Fi環境の整備、そういったハード、ソフト両面での環境整備を整えて、お客様を安心してお迎えできるように、引き続き万全の努力をしていかなければいけないと思っているところであります。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
UIターンの促進について(3)
最初のUIターンの実績ですけれども、UIターンの実績数をとられたのは、統計としては平成29年からということになるんでしょうか。それとも、もっと前の数字はあるんでしょうか。
前から数字がございまして、平成26年が140人、翌年が213人、その翌年が454人、そして昨年が782人ということで、近年、サポートセンター開設以後、ここを経由して移住をしてこられた方々が増えているという状況であります。
そうすると、統計の中では過去最高値ということになるんですね。
はい。
一方で、離島の方とかにお話を伺うと、UIターンで来られても、途中でやっぱり合わないということ、事情があって帰られてしまう方もいると。そういった統計はとられていますか。
そういった、
UIターンで来たけれども、結果的に帰ってしまったという統計はとられていますか。
具体的な数字、統計はとっていますか。
とっておりません。
そういったお話があるというのは、私もお聞きしておりますけれども、さほど多くの方々がそういう形でお帰りになられるということではないのではないかと受け止めております。
もし、実績値を出されて、過去最高というのはいいお話だと思うんですけれども、やっぱり漁業関係とかをやっている人だと、お金がなかなか、収入が少ないとかですね、そういった理由もあって帰られる方も多いと聞いていたので、そういった統計も今後とられて、なぜまた戻らなきゃいけないのかという、そういう対策をすることもUIターンの取り組みには寄与するのかなと思うんですが、いかがでしょうか。
今、数字を申し上げましたけれども、これは、Uターン者、Iターン者ということで各市町村、もしくは県のサポートセンターの相談窓口を経由して、長崎に行って移住をしてみたい、仕事はどんな仕事があるんだろうか、住まいはどんな形で確保できるんだろうか、どういった地域に移り住んだらいいんだろうか、さまざまな相談があります。そういう中で、一つずつマッチングをして、中には、漁業就労をしてみたいという形でおいでになられる方がいらっしゃるかもしれませんけれども、実際は、さまざまな情報を逐一提供させていただいて移住をお決めいただいている。 この制度のほかに、あるいは新規就農をしてみたいという形で、このサポートセンター経由じゃない形で、Iターンという形で長崎においでいただける方々もいらっしゃるだろうと思います。 そういった総数は、実は把握できておりません。先ほど申し上げたように、ここのサポートセンターの窓口を経由して、実際の移住に結びついた実績をご報告させていただいております。 ただ、同じような課題があるだろうと思いますので、しっかりと現状の厳しさ等についても、おいでいただく段階でご説明を申し上げ、そしてまた、おいでいただいたら、地域の皆さん方と一緒にしっかりとサポートをしていかなければいけないと考えているところであります。
移住のことを県に取材すると、どうしてもサポートセンター経由とか、あと、各自治体さんで独自にやっているのとかで、統計が部分的なものしか出てきてないというのがちょっと現状でありまして、長崎県として人口減少を迎える中で、やはり移住の事業というのは非常に重要な課題とされている中では、県としては、一括して、全体でどれぐらいの人たちが来て、例えば帰ってしまう人がいれば、どういった理由で帰ってしまうのか、どういったことをすればもっと移住が進むのかという包括的な施策をする必要があるんじゃないかなと。そのためには、一括して、移住者が全体としてどれぐらいいるのかという統計はとられたほうがいいのかなと思うんですが。
移住者というと、転入・転出の状況は、これは人口の動向で把握できるわけでありまして、なぜこのサポートセンターの窓口経由だけに限定しているかといいますと、どういった事情で県においでになられているのかというのが詳細に、これは本当に移住者なのか、転勤でおいでになられたのか把握できない部分があります、そこで線引きをするというのは非常に難しい面がありまして。したがって、他県の公表数字なども見まして、相当の差が実はあるものと思っております。一部転勤じゃないかとおっしゃるような方々を移住者としてカウントされている傾向も一部見受けられかねないものがあると思いますので、私どもは、そういった仕事を通して地域を移動してこられた方々というのは、少し趣旨が違う移住者の方々という受け止め方として対応をしていく必要があるのではないかと、こう考えているところであります。 ただ、おっしゃるように、農業後継者、あるいは水産業の新規就業者として、意欲を持って長崎においでいただいた方々、これは最初、しっかり指導者について漁業も頑張っていただくような研修期間等も設ける制度がありまして、それを活用していただいているんだろうと思いますけれども、やはり最後はひとり立ちして、しっかりと収益を確保していかないといけない。そういった面で、なかなか思うような成果が得られないということで、また転出してしまわれる方々もいらっしゃったということは、十分承知しているところであります。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(2)
世界遺産の関係でお尋ねしたいんですけれども、4日の登録勧告後、大浦天主堂で観光客の数が、1日当たり2倍になるとか、もう早くも効果が見え始めていますけれども、一方で、大浦天主堂周辺で駐車場が詰まって大渋滞みたいになったり、いろいろ課題も出てきていると思うんですけれども、今、課題としてどういうものを認識されているのかと、それへの対策をどのように考えていらっしゃるのか。特に、恐らく一番目玉になる大浦天主堂の駐車場の問題をどう考えているのかを聞かせていただいてよろしいでしょうか。
今回、大浦天主堂の周辺地域の状況というのは、実は、今初めてお聞かせいただいたんですが、やはりこれから世界遺産構成資産をご訪問いただく方々が増えてくると思いますので、先ほど申し上げたさまざまなソフト、ハード両面での対策の中に、そういった車で移動される方々への対応、案内のあり方等についてもしっかり検証を進めていく必要があるんだろうと思います。 おかげさまで、イコモス勧告が5月4日ということもありましたので、それぞれの構成資産周辺で増加傾向で、数多くの方々においでいただいているという状況でありますけれども、そのほかの地域については、一部事前の対策等も検討していただいているということもあって、さほど大きな混乱は生じていないと理解をいたしております。 特に、観光地でありますので、大浦天主堂、あるいはグラバー園周辺というのは観光客の方々に多くおいでいただいたのではないかと思いますので、そういった事前案内のあり方等については、課題として十分対応をしていく必要があると思います。
三菱幸町工場跡地について
もう一点なんですけれども、幸町工場の跡地の開発の関係で、ホテルであるとか、アリーナであるとか、スタジアムであるとか、長崎市が計画しているMICEとの機能の重複が少し心配されていますけれども、佐世保のIRも含めると、非常に機能が似通ったものが県内に3つ、下手をすると競合する事態にもなりかねませんが、知事として、今の現状をどう捉えていらっしゃるか、何か調整に動かれるとか、考えていらっしゃることがあればお聞かせいただきたい。
幸町の開発構想については、スタジアムをメインにして、アリーナ機能も検討されているというお話をお聞きいたしております。このアリーナが、具体的にどのような規模で、どういった内容をご検討いただいているのか、まだ情報をいただいていないところでありまして、例えばスポーツを中心にさまざまなイベントを展開されるような形で利用されるのか、あるいはMICE機能に類するような形でのイベント会場地としての活用も考えておられるのか、これから構想がどういう形で具体化していくのか、その動向を見極める以外にないのではなかろうかと考えております。
UIターンの促進について(4)
移住の関係なんですけれども、昨年度の移住者が782人で過去最高ということですが、この実績への知事の評価をお聞かせいただけませんでしょうか。
実は、地方創生総合戦略では、31年度に660名の移住者数を確保しようと、それまで計画的に順次増やしていこうということで施策を進めてまいりました。実績については、先ほど申し上げたように、ほぼ倍増、倍増というような形で数値が拡大してきているわけでありますが、先ほど申し上げましたように、いかに若い方々、本当に毎年5,000から6,000人県外に出て行かれるわけでありまして、いかに多くの方々がこれまでに出ていらっしゃっていたか。そして、その方々の中には、しっかりとふるさとに帰りたいという思いをお持ちの方々が少なくないというのを改めて実感したところでありますので、先ほど申し上げました、最大の移住先の一つであります福岡都市圏、こういった都市圏については、移住相談会を毎月開催するようなことも検討をしているところであります。 なお、東京、大阪、名古屋周辺でも定期的な相談会を開催しておりますけれども、希望者がいらっしゃるというようなことであれば、もっとしっかりサポートをさせていただけるような体制を検討していく必要があるんではなかろうかと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
九州新幹線のことについてお伺いをしたいんですけれども、与党のプロジェクトチームで今検討が進んでいるところで、夏ごろにはというような話もありますけれども、佐賀県について、主に費用負担の面でなかなか折り合えないというか、佐賀県としては反対の姿勢が変わらないのかなという状況ではあるんですが、長崎県としてどういう折り合いのつけ方、決着の仕方ということを今想定されているかというところをお伺いできますか。
佐賀県の皆様方も、地元負担という課題がなければ、新幹線はフル規格で整備され、直通運行ができたほうが一番効果が得られるものと、これは整備効果等についてはそのように受け止めていらっしゃるものと考えているところであります。 そういった問題等もあって、これまではフリーゲージトレインを前提に、山陽新幹線に直通する、そういった効果も期待できるということで認可がなされ、整備が進められてきたところでありますが、結果としてそれがうまくいかなかった。 そういったことで、長崎県としては、ぜひ整備効果が一番高い、経営改善効果も高い、集客効果も投資効果も高いフル規格で整備を進めてほしいという、大方の県民の皆様方がそういうお考えであろうということで、先般そういった方向性でご説明をさせていただきましたけれども、ただ、最大の課題であります地元負担をいかに軽減できるかというのは、これは長崎県と佐賀県だけで解決できるような課題ではないものと思っております。 したがいまして、さきの検討委員会においては、もともとフリーゲージトレインを前提に双方合意をいたしまして整備に取り組んできたところでありましたけれども、それがだめだということになったことに伴う問題でありますので、しっかりと国の責任において国家プロジェクトとして進めていただいている、そのお立場から、しっかりと調整を進め、検討をしていただきたいと。財源負担の軽減等の課題についてもご議論いただき、ご検討いただきたいという要請をさせていただいたところであります。
長崎県の立場としては、佐賀の地元の負担の軽減について、国に何かしらの対策を求めていると。
それも含めて検討していただきたいという要請はさせていただきました。
すみません、時間がございますので、最後の質問にさせていただけます。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(3)
世界遺産のことですけれども、潜伏キリシタンのイコモスの勧告は、12資産で完全に価値が証明できているというような内容だったかと思うんですが、一方、潜伏キリシタンの聖地として知られている外海の枯松神社がある黒崎集落でありますとか、あと、潜伏キリシタンが400人ぐらい処刑された大村の郡崩れの関連史跡もありますし、こういう資産というものは、やはり追加登録を狙えるのではないかと考えているんですけれども、県としては今の時点で追加登録の見通しみたいなものは持っていらっしゃるんでしょうか。
世界遺産としての価値を証明するには、多過ぎてもならない、不足してもだめであるという考え方のもと説明をし、それを評価していただいたものと考えておりますので、まだ登録を前にして、追加登録等について考えているかということについては、現時点で考えておりません。 ただし、やはりこのキリスト教に関連するさまざまな資産というのは、全体として大きな価値を証明するものであると、こう理解をいたしておりますので、この間、さまざまな曲折を経て今日に至っているわけでありますけれども、構成資産からやむを得ず除外した資産もあるわけでありますし、また、構成資産には入っていないけれども、歴史や価値を理解いただくためには非常に大きな役割を期待できるような資産もあるわけでありますので、そういった関連資産を含めて、おいでいただいた方々にもしっかり情報発信をし、活用していただけるように努力していきたいと考えております。
あくまでも構成資産ではなく、別の形で活用を考えていくということですか。
そうです。
石木ダム建設事業について(1)
石木ダムの関連で質問なんですが、2月に反対地権者の方と会われるというお話をされていらっしゃったかと思うんですが、その後、いつ頃ぐらいに面会されるのかという予定が立っているのかということと、もし、面会が実現しない何かしらの理由があるのであれば、その理由をお聞かせ願えればと思うんですが、いかがでしょうか。
前回もお話をさせていただきましたけれども、具体的な面談のやり方、場所等について、今、土木部のほうで地権者の皆様方と協議・調整を進めてもらっているところであります。まだ、最終的な合意に至ってないということのようでありまして、具体的な日時・場所等については確定していない状況であります。前回も申し上げましたけれども、合意が得られれば、できるだけ早くお会いして、ご協力をお願いしたいと考えております。
石木ダム建設事業について(2)
それにちょっと関連するんですけれども、このところ現地の方で、著名人といいましょうか、坂本龍一さんとか、加藤登紀子さんとか、そういった方が来られて、ダムに対して、要は反対的な意見を言われていらっしゃるわけですけれども、そういった動きに対しては、知事の方はどういうふうな感想をお持ちですか。
これまで、長年にわたって課題として残ってきた問題でありますので、賛成の方がいらっしゃれば、反対の方々もいらっしゃるものだと思っております。今、県外の関係者の方々からさまざまな情報発信がなされているようでありますけれども、既に8割を超える地権者の皆様方にも賛同をいただいて、ご決断をいただいてきているところでもあります。そういったこともまた大切にしなければいけないと、こう考えておりますので、いずれにいたしましても、繰り返し申し上げてきたように、石木ダムの建設というのは、水を確保するうえで、あるいは安全を確保する上で、他に替えようのない事業であると、こう考えておりますので、何としても、地権者の皆様方の理解をいただきながら、前に進めていかなければいけないと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
もう一点、ちょっと別件ですけれども、新幹線の件で佐賀県の方の、この前、ヒアリングがあって、山口知事のほうも、負担のこととか言われていましたけれども、先ほどの知事の話の中で、佐賀の方でもフル規格のほうで理解が進んでいるのではないかというようなお話だったんですけれども、意外とやはりその辺が進んでないのがネックなのかもしれないなと思うんですけれども、そういったところに対する長崎県からの働きかけであるとか、長崎県民だけじゃなくて、佐賀県民への理解の促進であるとか、そういったところも必要なのかなとか思ったりするんですけど。
誤解をされないように。私は、フル規格で理解が進んでいるということを申し上げたのではなくて、フル規格で整備できればそれが一番いいけれども、それは財源が伴う話であるので、なかなか難しい。トータルとして、財源負担を含めて、フル規格について佐賀県の理解が進んでいるという認識は持っておりません。ただ、新幹線そのものの整備のあり方として、最も機能が発揮されるのはフル規格だろうというお考えはお持ちだろうと思います。ただ、佐賀県さんにとって過大な地元負担が大きな問題になっているという状況であろうと理解をしているところであります。 したがって、この負担の問題が解決できれば事態は前に進んでいくのではなかろうかと、こう考えているところでありますが、この負担の問題については、全国鉄道新幹線整備法の中で定めがありまして、それぞれの地域が負担するということが、明文の規定が設けられているわけでありまして、これまでも全ての関係県でそういう形で負担がなされてきた。 また、現実問題として、今、長崎県が今のような財政状況の中で対応できる余力というのはほとんどないわけでありますので、そういった状況を総合的に考えた場合に、先ほど申し上げたように、プロジェクトのこれまでの経過等を含めて、やはり国のほうで責任を持って協議、説明、検討を進めていただきたいというお願いをさせていただいたところであります。 さきの検討委員会の際に、まだ具体的には、ミニ新幹線であるとか、フル規格であるとか、ミニ新幹線等については検討してないというようなお話でありました。恐らく説明がいただけてないというお考えではないかと思いますので、そういった面についてはしっかり、そのそれぞれの整備手法についての課題であったり、どういう状況であるのかというのを、私どもが説明できる立場にありませんので、国のほうからでもしっかりとご説明いただいて、ご検討をいただく必要があるのではなかろうかと。 その上で、これを具体的に整備に着手してまいりますためには、地元として一定の合意を得る必要があるわけでありますので、その段階で佐賀県の皆様方のお感じになっておられる課題がどこら辺にあるのか、地元として協議・調整できる可能性があるのか、そういった面を含めてしっかりと相談をさせていただく必要があるのではないかと考えております。
それはあれですかね、PTの意見というか、が出た後の話ですかね。それとも、それまでに何かいろいろ動きもしていこうというようなことなのですかね。
PTの意見というのは。
7月の末にもまとまるということだったのですが。
それは、7月末には全てをまとめてしまいたいというお考えであると私は理解いたしておりますけれども、PTのほうとしては。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
今のお話ですと、知事、負担の問題が解決できれば、佐賀県もフル規格について理解をいただけるものと考えているという知事のお考えと受け止めていいのでしょうか。
私は、そう受け止めております。負担の問題が最大の課題になっているものと理解をいたしております。何度も山口知事ともお話をさせていただきますけれども、新幹線の整備そのものについて反対のお考えはお持ちではないのではなかろうかと考えております。
申し訳ございません。最後の質問でございましたので。 それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時43分(43分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年4月20日 定例記者会見
会見内容
- ラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地内定について(1)
- 三菱幸町跡地活用について
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(1)
- ラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地内定について(2)
- 玄海原子力発電所3号機の蒸気漏れについて
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(2)
- ラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地内定について(3)
- ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の経営統合について
- 統合型リゾート(IR)について
- 石木ダム建設事業について
- 諫早湾干拓事業について
- 核兵器不拡散条約(NPT)について
- 外国人人材の活用について
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 九州新幹線西九州ルートについて(3)
ラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地内定について(1)
それでは、ただいまから知事の定例記者会見を開きます。 よろしくお願いします。
それではまず、1点ご報告をさせていただきたいと思います。 「ラクビーワールドカップ2019」の公認チームのキャンプ地の内定について、ご報告をいたします。 本日、13時に、ラクビーワールドカップ2019組織委員会から、公認チームキャンプ地の内定状況が発表されました。この発表によりますと、県と長崎市はスコットランド代表チーム、また、県と島原市はトンガ代表チームの公認チームキャンプ地に、それぞれ内定されたということであります。 今後、ラグビーワールドカップ2019組織委員会と県、市において、公認キャンプ地契約を締結することで正式な決定となってまいります。 なお、公認チームキャンプ地に関する具体的なトレーニング施設、宿泊施設、滞在期間等については、ワールドカップ2019組織委員会のご要請により、非公開ということになっておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 世界の三大スポーツイベントと言われますこのラグビーワールドカップの主役であります出場チームの公認チームキャンプ地として長崎市と島原市が決定されたことは、本県スポーツの振興と地域活性化に大きく寄与することであり、非常に喜ばしく思っております。 今回の公認チームキャンプ地内定を契機に、チームのそれぞれの母国と県、市との交流促進を進めていくことで交流人口の拡大に結びつけ、地域の活性化を目指してまいりたいと考えているところであります。 以上、1点、ご報告をさせていただきます。後は、どうぞご質疑をお願いいたします。
三菱幸町跡地活用について
それでは幹事社の方からお願いいたします。
三菱重工業の幸町跡地の活用について何点かお尋ねなんですけれども、三菱重工業の方では、サッカースタジアムの建設などを目指すジャパネットホールディングスに優先交渉権者とする方針を固めていまして、一部報道でも出ていますが、改めて知事の所感と、県の方でもいろいろ情報収集しているところもあるかと思いますが、ちょっとお聞かせいただければと思います。
確かに、新聞報道等でそういった情報に接しましたので、県でも改めて三菱重工業へ問い合わせを行ったところでありますが、この幸町の跡地活用については、現在、検討中であるというお話でありまして、いまだコメントを申し上げるような状況ではないものと考えております。 ただ、いずれにいたしましても、これまでの議論の経過等を通して、良質な雇用の場の確保、あるいは交流人口の拡大等に寄与するような活用策、あるいは長崎の魅力を高める施設の整備などについて、そういった方向性が望ましいのではないかという意見を申し上げてきたところでありますので、そういった姿勢で今後の方向性を、結果を待ちたいと思っております。
報道を踏まえた部分の範疇でしか、なかなかお答えしづらい面があるかとは思うんですが、このままいきますと、長崎にサッカースタジアムが近い将来できて、県立の諫早の競技場はホームスタジアムではなくなる可能性もあるということなんですけれども、諫早の県立の方の競技場の望ましい今後のあり方というのは、どうお考えでしょうか。
諫早のスタジアムについては、公的な施設として、さまざまな競技の場として活用していただくという目的のもと、整備を進めてきておりますので、他のサッカーチームの例を見ましても、ホームスタジアムが1カ所だけだというわけでもないような状況も仄聞しておりますので、どういった形で調整されていくのか、今後の動向を見極めていく必要があるのではないかと思っております。
あと1点ですけれども、その中でJR九州の青柳社長も昨日の定例会見の場で、「報道を踏まえて」という前置きの中でなんですが、長崎県と一生懸命協力してやっている高架化の事業の高架の下のスペースが結構あるので、そこをサッカースタジアムの集客に役立つような何かスペース活用をして、商業施設だったり、駐車場だったりとか例示されていましたけれども、そういうご意向を示されまして、これは、高架化事業は県が一応主体の事業です。なのでお聞きするんですけれども、県として何かそういう周辺スペースを活用する時の考え方というのがあればお伺いいたします。
鉄道高架化事業は、補助事業として現在整備を進めておりますが、仮に幸町跡地の活用として、報道されておりますような方向性で方針が決定されると、その中で、例えば駐車スペースとして利活用の可能性があるということであり、具体的なご要請等があれば、その段階で検討していかなければいけないと思っております。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
九州新幹線西九州ルートについてですが、国交省の試算を受けて、現在、県のヒアリングの日程調整中かと思いますけれども、ヒアリングへの対応というのは、今のところ、どういうふうにお考えでしょうか。
そうですね、これまでもフリーゲージトレインを前提に、認可、着工、整備を進めてきた経過がありましたけれども、なかなか車両開発が思うように進んでいない。なおかつ、今回の結果によりますと、山陽新幹線への乗り入れはないというような状況が示されたわけでありますので、県としても、やはり最大の費用対効果、あるいは時間短縮効果、収支改善効果、これがもたらされるフル規格での整備を希望してきたところでありますが、具体的な数値として、そういう方向性が示されたわけでありますので、これからもそういった基本的な考え方のもと、要請活動を進めていく必要があるのではないかと考えております。
与党検討委員会の方で夏頃までには方針決定をというようなお話も出ておりますが、一方で、佐賀県の方が費用負担の面で反対の立場をとっておられますが、佐賀県との協議については、今後、どういうふうにお考えでしょうか。
佐賀県との協議については、これまでも申し上げましたけれども、いろいろな機会を捉えて、私も直接、山口知事さんと情報交換等の機会をいただいているわけでありますけれども、やはり最大の課題は、佐賀県における地元負担の問題ではなかろうかと考えております。 今回のこうした新幹線の整備というのは、まさに国家プロジェクトとして取り組まれてきた経緯もあるわけでありますので、そういった面では、さまざまな課題がこれからも出てくるものと思いますけれども、国等を含めて協議、調整を重ねながら、要望実現のために努力してまいりたいと考えております。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(1)
世界遺産についてなんですけれども、潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録について、イコモスの勧告が間もなくという予定になっておりますけれども、勧告に向けた期待感をお聞かせいただけますでしょうか。
そうですね、先例によりますと、そろそろイコモスの勧告が出されるような時期を迎えてくるものと思っております。一旦、推薦を取り下げて見直しを行い、再提出をしてきた経緯もあるわけでありますので、ぜひ私どもの期待するような勧告がいただけるよう、願っているところであります。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
ラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地内定について(2)
ラグビーワールドカップの件で、追加で何点かお聞きしたいんですけれども、今後、公認キャンプ地の内定が長崎市、島原市、県とそれぞれありますが、県として何かチームに対してサポートしたりとか、具体的に大会期間中に何かイベントをやって交流を深めたりとか、そういうのは今のところお考えでしょうか。
具体的には、これから、いろいろな方向性で検討を進めて、地元の皆様方と一緒に取り組んでいく必要があるものと考えております。 地元の役割としては、しっかりそういった外国のチームの皆様方をお迎えをし、そして、会場を提供していくというのが最大の役割だろうと思いますので、本競技において実力を十分発揮していただくことができるように、地元としてもしっかり応援、努力していきたいと思います。
今、知事の頭の中でこんなことをやれたらいいなとか、そういうのってあったりしますか。
正式な競技になりますので、そういった余裕が持てるかどうか、そういったことはやはり各国と協議をしながら検討を進めていく必要があるものと思っております。
玄海原子力発電所3号機の蒸気漏れについて
玄海原発の事故の件でお尋ねなんですけれども、先月に蒸気が漏れるという3号機で事故があって、長崎への連絡が遅かったんじゃないかという話があるんですが、知事としては、あの事故をどのように見られて、そのときの九電の対応をどのように感じられたか、お聞かせください。
そうですね、第一報が入ってきたときに、重大な事故ではないというお話でありました。ただ、連絡をいただく時間が、相当時間がかかったということについては、やはり改めていただく必要があるものと思っておりまして、そういった情報連絡体制の見直しは進められたというお話をお伺いしているところであります。 やはり原子力発電所の稼働については、地域住民の皆様方も不安感をお持ちでありますので、できるだけ迅速な情報の提供、説明責任をしっかり果たしていただきたいと考えております。
その中で、今週にももう発電を再開、九州電力はしたわけですけれども、それについてどのようにお考えですか。
再稼働そのものについては、これまでもお話をさせていただいてまいりましたように、基本的にはエネルギー政策というのは国のほうで決定されるものであり、再稼働等についても国が責任を持って対応するという方針をお聞きし、そういった体制のもと再稼働がなされるということでありますので、私としてはやむを得ないものと考えております。
再稼働の同意等を求める範囲とか制度に明確な基準がないという中での再稼働があって、今回の事故があったと思うんですけれども、今後、県として、国とか九電に対して、そういう立地自治体以外にも意見を反映するような取り組みの受け入れとかを、必要性とかについて求めていくようなお考えというのはありますでしょうか。
これまでも立地自治体ではありませんけれども、非常に至近距離に県内の各自治体が存在しているわけでありますので、さまざまな情報提供等について意見を申し上げる機会をいただく必要があると考えて協定書の締結を進めてまいりました。 いわゆる地元自治体として、再稼働に当たって同意を要する自治体としてはなかなか難しい面がありましすけれども、意見は意見としてしっかり申し上げる機会はいただいたところであります。 ただ、やはりこれは全国的に同じような課題を抱える地域が多数存在するわけでありますので、私どもとしては、そういった地元協議の範囲等について、しっかり国として方針をお示しいただきたい、そういう要請活動も続けてきたところであります。 全国の中で、広範囲な関係自治体とのそういった同意を前提にした再稼働を目指していくというような地域も出てきたわけでありますので、さらにそういった取り組みを求めていく必要があるものと思っております。
ほかにございませんか。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産について(2)
世界遺産についての質問ですけれども、今回はイコモスとしっかり価値については話し合いをしてきたという経緯があるかと思うんですけれども、保存活用の方策については、これはイコモスとの話し合いの対象になっていたんでしょうか。
保存整備をどうやるのかというのは、イコモスの現地調査の中でも非常に重要な関心事項の一つであったと思っております。そういう意味で、地域住民の皆様方がどんなふうにお考えになっておられるのか、意見交換の場なども設けられたものと伺っているところであり、そういった点も含めて、近々予定される勧告の中で一定の考え方が示されるのではなかろうかと考えております。
現地でいろいろ話を聞いていますと、世界遺産に対する考え方の温度差といいますか、ちょっといろんな意見があると。これを一つの方向にまとめてもっていくには、やはり県としてのリーダーシップといいますか、そういう役割が重要になってくるんじゃないかと思うんですが、登録が終わりではなくてですね。そのあたりはどういうふうにお考えになっていますか。
それは、決して登録が目標だという考え方はこれまでも持っておりませんし、やはり今回の世界遺産登録実現をきっかけに、それぞれの地域の創意工夫のもと、お客様をお迎えして、リピーターとしておいでいただく、地域の活性化に結びつける、地域おこしに住民の皆様方も一体となって取り組んでいただく、そういう思いのもと、今回の世界遺産を位置づけておりますので、引き続き地域の皆様方、地元自治体を中心に、そういった観点でさまざまな調整を進めていく必要があるものと考えております。
ほかにございませんか。
ラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地内定について(3)
ラグビーワールドカップにつきましてですが、先ほど長崎市と島原市は今回通ったということなんですが、一方、諫早市は落ちてしまったんですけれども、その点を踏まえまして、もう一度、落ちた点を踏まえて地元の活性化というのを、具体的にどのような活性化が見込まれるのかというのを教えていただいてもよろしいでしょうか。
今回は、残念ながら諫早市の内定が得られなかった。この状況等については、情報をいただいておりません。しかしながら、一過性のものとして今回のラグビーワールドカップだけのためにこういったスポーツを通した地域間交流、国際交流を行うということではなくて、やはりこれを一つの契機にして、さまざまな民間交流、地域間交流を促進することによって地域の活性化、スポーツを通した地域づくりに取り組んでいく必要があるものと考えておりますので、一つのきっかけとして今後の継続した交流の拡大に結びつけていく必要があるものと思っております。
ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の経営統合について
4月に赴任してきたばっかりで、いろいろととんちんかんなことを聞くかもしれませんけど、よろしくお願いします。 十八銀行と親和銀行の経営統合について、3点お伺いします。 まず、1点目は、この動きに対する知事の基本的なスタンスをまず教えてください。
現在、十八銀行と親和銀行の経営統合に向けて、両行間で検討が進められており、また、関係官庁等において調査等が進められているという状況は理解しておりますけれども、こういったご質問についてもこれまではお答えしてまいりましたけれども、今回、改めてそれぞれの地域等をお邪魔する機会をいただいたわけです。そうしたところ、やはりそれぞれの地域が人口減少、高齢化、過疎化が一段と進展しつつある現状を目の当たりにいたしました。これから、そういった地域をどうやって維持確保、存続させていくのかというのは、非常に大きな課題であると思っております。特に、全国に先んじて人口減少が進んでおります本県にとっては、極めて重要な課題であると思っておりまして、そうした中でさまざまなサービスを受けられる機関、これが地域から遠くなっていく、これに対してどう対応していくのかというのは、非常に大きな課題であると思っておりますが、まだまだ経営的に余力がある状況の中で、しっかりと統合を視野に入れた検討を進めていただき、生じた余力については地域経済の活性化のためにさまざまな形でサービスをご提供いただくなど、一定金融機関としての専門的なお力添えもいただきたいと、そういう意味では、今回の十八銀行と親和銀行の統合問題については前向きに捉えているところであります。
ありがとうございます。まあ、前向きに捉えているということで、いろいろと、かなりいろんなハードルがあるようですけれども、この中でいろいろ、両行は債権譲渡ということを考えていると思うんですけれども、そのとき、両行とも、企業側の同意があれば、ということを前提に動くようになると思うんですけれども、その際、債権譲渡について、企業側の同意があれば、これはやむを得ないことかなと思われるのか、それとも、これはやるべきではないなと、どちらだというふうに思われますか。
債権譲渡を強制的に進めるというのは、これは基本的にはあってはならないお話ではなかろうかと思っております。それぞれの顧客である企業経営者の皆様方のご判断と選択によるものではなかろうかと思います。
企業側が納得するようであれば、それはお互いの問題というふうに考えてよろしいでしょうか。
そうではなかろうかと思います。
3点目なんですけれども、この統合話について、長崎の市長会のほうで要請をされたと思います。それについての知事のご評価と、あと、県として、今後そういった動きをされる可能性はあるのか、その辺について教えてください。
今回の問題は、県内の問題でありまして、これを広く他県と協議しながら進めていくというような課題ではないものと思っております。 そういった意味で、市長会の皆様方が協議・調整を重ねられ、金融庁をはじめ関係機関に要請活動を行われたというのは十分認識をいたしておりますし、冒頭申し上げた私の考え方とほぼ同じような方向性を持って取り組んでいただいているのではなかろうかと思っております。 これから私どもも、県としても各市や町と会議の場等もありますので、そういった場を通して、協議・調整の上、さらに具体的な形で動く必要があるということになれば、そういった機会も、検討して参りたいと思っております。
県としても、今後、金融庁なり公取のほうにも、機会があればされる可能性があるというふうなことでしょうか。
そうですね。基本的な考え方は、冒頭申し上げたような姿勢については、いろいろな場でお話をさせていただいてきたところであります。
統合型リゾート(IR)について
IRの実施法案がいろいろ議論されている中で、区域が3カ所という話が出ていますけれども、それについて受け止めと、あと、その区域指定を受けるために、長崎県としてどのようなPRというか、どのような戦略で指定を受けようという考えでしょうか。
まず、IRの区域認定が3カ所とされたということでありまして、これまで私どもも大都市型のIRのみならず、地方型のIRというのもぜひ視野に入れていただきたいという要請活動を続け、結果として、箇所数を少し増やしていただけたら、その可能性も高まるのではないかと、こう考えてきたところでありましたけれども、今、政府・与党で3カ所という一つの方向性が示されたところでありますので、後は、やはりその3カ所の中に認定していただくことができるように、これからの検討作業をしっかり進めていかなければいけないと考えております。 いずれにいたしましても、それぞれの地域間競争の中で認定を目指すということになってくるものと思いますので、やはり長崎は長崎らしいIRを整備すべく、具体的な魅力づくり等についてもしっかり検討を進めていく必要があるものと思っております。 これまでRFIを行いまして、興味・関心をお持ちいただいているIRオペレーターの方々もいらっしゃいますので、さまざまなご提案等もお聞かせいただきながら、現在、基本構想を策定中でありますけれども、この後の実施方針の策定等にしっかりと反映させて、より魅力的なIR施設の整備構想を練り上げていく必要があると思っております。
関連してですけれど、長崎県としての立地的な優位性みたいなのはどう考えていらっしゃいますか。
一つは、これまでも申し上げてきましたけれども、長崎県は、ご承知のとおり、日本の一番西の端に位置しているわけでありますけれども、視点を変えて西向きに見てみますと、これは集客人口というのは、例えば3時間以内に集客・到達できるような地域の人口というのは非常に大きいものがあるわけでありますので、海外、アジア等をにらんだIRとしては、非常に優位性は、他に負けない魅力を持っているものと考えております。
石木ダム建設事業について
石木ダムの件なんですけれども、たしか、選挙のときに、期間中に、反対されている住民の方と知事とのほうで直接話し合いをされるというような約束をされたかと思うんですけれども、まだ実行されていないみたいなんですけれども、何かネックになるようなことがあるのか、あるいは、もうある程度日程が見えてきているのか、そういったところをお尋ねしたいんですが。
基本的には、さまざまな選択肢がある中で、これまでは計画自体を白紙に戻さないとお会いすることは難しいという状況だったのが、必ずしもそうではないと。「まずは、自分たちの思いをしっかり聞いてほしい」というようなお話がありましたので、「そういう前提なしの状況であれば、お会いしましょう」というお話をさせていただきました。 私の思いとしては、やはり第三者が入らないような形で、静穏な状況の中で膝を交えてさまざまなお話をお聞かせいただくことができればと、こう思っているところでありまして、具体的には、担当部局のほうで、これまでも数回、直接お会いして調整をさせていただき、そしてまた、電話等でも意見交換等行っている状況であると聞いているところであります。これが、具体的にご了解がいただければ、できるだけ早くお会いしていきたいと思っております。
ちなみにですけど、選挙のときにはああいうふうに言われたけれども、その後ちょっと考えが変わられたとか、そういったことではなかったですかね。
それはないです。
諫早湾干拓事業について
諫早湾の干拓のやつなんですけれども、今、福岡高裁で国と漁業者側が和解協議を進める中で、漁業者側が和解協議に欠席したと思うんですけれども、それについて、知事の受け止めを聞かせてください。
これは、当事者ではありませんので、なかなかコメントしにくいところがありますけれども、和解協議については、今お話がありましたように、開門を求める方々が欠席をされたというお話を聞いているところでありますけれども、福岡高裁が示された和解勧告に基づいて、関係者間で議論がなされている状況であると理解をいたしておりますので、しっかりその推移を見守っていく必要があるものと思っておりますが、県といたしましては、これまでも申し上げてまいりましたように、開門によって、地元にさまざまな影響・被害がこうむることのないように、そしてまた、具体的な形で有明海の再生に結びつくことができるように、協議・調整が進められることを願っているところであります。
核兵器不拡散条約(NPT)について
別の話題になるんですけれども、23日からスイスのほうでNPT、核拡散防止条約の準備会合が開かれると思うんですけれども、長崎市の田上市長は多分行かれるというふうに聞いています。知事として、準備会合への期待とか、どのようにお持ちでしょうか。
それは、やはり我が国の政府自体、NPTといった、そういった場を活用して、核兵器の縮減・廃絶に向けて主体的な役割を担っていかれるということでありますので、しっかりそうした立場で、被爆国としてリーダーシップを発揮していただけるように期待をいたしているところであります。
外国人人材の活用について
最後に、この前、インドの大阪の総領事とお会いされたと思うんですけれども、そのときにインドの人材の活用についてもお話しされたと思います。知事として、今後、長崎県の人口減少だったりとか、新産業を誘致だったり創業していく中で、インド人の人材活用についてどのようにお考えなのか、聞かせてください。
インドの皆様方も、既に県内に、各種学校に進学をされて、さまざまな資格取得のために勉強されている方々がいらっしゃるというお話を聞いているところであり、さまざまな分野において人材確保難という現状が見られるわけでありますので、そういったインドの皆様方も機会を通してご活躍いただけるような場を提供していかなければいけないと思っております。
その場というのは、例えばですけれども、技能実習生というあり方も国の制度であると思います。それとは別に、インドの4年大学でしっかり専門知識を持って日本語も学んだ人材の活用というのもいろいろ考えられると思うんですけれども。
それはあり得ると思いますね。特に、インドの皆様方は数学に強い方々が多いし、IT関連では非常に高度専門知識をお持ちの方々もいらっしゃるというようなお話を聞いておりますので、県内にそういった産業を担い得るような専門人材の集積・育成を図っていかなければいけないと。そのことを通して、関連産業の誘致も進めていければと考えているところがありますので、具体的にそういった動きがあれば、積極的に対応していきたいと考えております。 また、現在既においでいただいている方々は、技能実習生としての活動を予定されている方々もいらっしゃるでしょうし、将来的には国内留学でありますとか、さまざまな選択肢があるものと思っておりますので、そういったさまざまなチャンネルを通して、交流活動の拡大を目指していかなければいけないと思っております。
専門人材の集積・育成というのは、それは日本人だけではなく、インドとかアジアの人材も含めてという理解でよろしいんですか。
それは企業の方々が、どういった人材を求められるかということにかかってくる面がありますので、インドの方々が日本の関連産業に魅力を感じて、そういった場で就職、活躍をしていきたいというようなことであれば、そういった方々も対象に含めて学び直しの機会でありますとか、人材育成に努めていく必要があるものと思っております。
最後に、インドにも、そういう知事が人口減少対策の一環とされようとする新産業の育成の中で、ITだったりとか、ロボットだったりとかに強い会社が何件かあると思うんですけれども、そういった企業を、例えば、インドに限らず、アジアからアメリカもありますが、そこから誘致をしてきて、それで新産業育成のための一歩にするとか、そういったご意見とかお考えというのはいかがですか。
そういった、いわゆる次世代型の産業というんですか、そういった面については、まだまだ長崎県はサプライチェーンも少ないですし、重層的な産業構造を構築していかなければいけないと思っておりますので、国内産業にとどまらず、海外の関連企業の皆様方も誘致の可能性があれば積極的に動いていこうと思っております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線の話にまた、冒頭の方に戻ってしまうんですけれども、佐賀の山口知事は、やはり相当に、議論にも上らないというか、「これまで全線フル規格を考えたこともない」というような発言がありましたけれども、先ほど、「最大限の努力をしていきたい」というふうにおっしゃられましたけれども、これまで全然、佐賀を動かせないというところで、何か新たに具体的にこういうふうな働きかけ方をしていきたいというような知事のお考えがあったらお聞かせください。
山口知事さんと話をさせていただいておりますが、フル規格そのものが必要ないというようなことをおっしゃっているわけではなくて、やはり地元負担というのが地方の財政にとって過重ではないかといった観点から、そういうお話をなさっておられるものと理解をいたしております。 端的に言うと、地元負担が発生しなければ、当然ながら、新幹線の整備については、ご理解いただけるものと、こう思っておりますが、その地元負担を他県の立場でどう軽減していくのかということ、これはなかなかに難しい話でありまして、たびたび申し上げてまいりましたように、これは全国新幹線鉄道整備法で、その負担のあり方が定められている状況でありますので、そういった中でどういった地元負担軽減に向けた具体的な方策が考えられるのか、これは私どもの知恵だけでは足りない面もありますので、例えば、国の方にもご検討をお願いするなり、工夫をしていかなければいけない面があるのかなと思っているところであります。
ほかによろしいでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて(3)
新幹線の関連なんですけれども、昨日、JRの社長が、「リレー方式について赤字になるとの発言があった中で、単年度でも赤字になるという試算がある」とおっしゃってたんですね。ということは、1年度でも既に赤字で、毎年、毎年、赤字が膨らんでいくような構造が懸念されているらしくて、なぜかというと、短い区間しか走らないのに車両基地はつくらなきゃいけないし、乗務員基地もつくらなきゃいけない。なおかつ、在来線特急と新幹線で2つ用意しなきゃいけないみたいな可能性もあるらしくて、コスト削減に苦慮されている感じがあるんですけど、県として、まずはリレー方式が始まるわけなんですけど、集客を高めるための何か取組とか、あるいはコスト削減、僕はちょっとわからないんですけど、助成じゃないですけども、そういう負担を軽減するようなこととか検討することになるのかどうか伺いたいんですけど。
基本的にリレー方式というのは、経緯はご承知のとおり、フリーゲージトレインの開業が前提でありましたものが、このフリーゲージトレイン車両の開発が遅れるために、それで新幹線の開業そのものが遅れていいのかという選択肢の問題になってきたわけでありますけれども、もうご承知のとおり、県内の各沿線都市においては、新幹線開業を前提として、さまざまなまちづくりが進められている。その中で民間企業の皆様方もさまざまな投資を検討していただいている。そういう中で新幹線の開業そのものが遅れてしまうということになると、そういった動きに水を差してしまう形になるわけでありますので、それでは非常に今の状況が急激にしぼんでしまうということになりかねない。そのためにも対面乗り換え方式でもやむを得ないので、暫定開業の形でリレー方式で開業をしていただきたいということで6者間の合意に至ったわけであります。 したがって、その前提としては、さほどフリーゲージトレイン車両の開発、運行までしばらくの間という前提であったかと思いますけれども、今の状況ではフリーゲージトレインが難しいという話でありますし、しかもまた、ほかの整備方策を講じるということになっても、しかるべき期間が必要になってくるということでありますので、なかなかに悩ましい課題であろうと考えているところであります。 やはりそういった部分について、一自治体が赤字補?をするということは、これは考えにくい話であると思いますので、引き続き、長崎県内に、より多くのお客様が鉄道を利用してお越しいただけるように、観光振興等、あるいはさまざまな地域間交流の促進等に向けては、これまでと同様、力を注いでいく必要があると思っておりますけれども、そういった課題については、一刻も早く、今後の整備方針を見定めた上で本格的な開業を目指していく必要があるものと思っております。
それでは、これをもまして定例記者会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後2時29分(29分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie平成30年3月28日 臨時記者会見
会見内容
平成30年4月1日付人事異動について
それでは、ただいまから、人事異動に関する会見を始めます。 知事、よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。 4月1日付の一般職の人事異動を発表させていただきます前に、特別職の副知事の選任についてご報告をさせていただきたいと思います。 ご承知のとおり茺本副知事が、今年度末で任期満了を迎えられるということに伴いまして、その後任として上田裕司前総務部長にお願いしたいと考え、本日、県議会のご同意もいただいたところであります。副知事として、県政の推進に力を発揮していただけるものと考えているところであります。 それでは、4月1日付の人事異動について、お話をさせていただきます。 平成30年度という年度は、ご承知のとおり県の総合計画の実施3年目ということで、折り返しの年を迎えてまいります。また、私にとりまして3期目の初年度という年度になりますので、これまでも人口減少、県民所得の低迷、地域活力の低下といった構造的な課題に向き合ってまいりましたけれども、引き続き、人・産業・地域が輝くようなたくましい長崎県づくりに全力を注いでいかなければならないと考えております。 おかげをもちまして雇用創出数、移住者数は増加傾向で推移しておりますし、合計特殊出生率も上昇の気配が見られているところでありますけれども、まだまだ人口減少そのものに歯止めをかけるまでには至っておりません。したがいまして、今後さらに対策を強化していかなければならない数多くの課題が残されているものと認識をいたしております。 これからの4年間は、お話をさせてまいりましたように、より具体的な成果を県民の皆様方にお示しすることができるように、「人に生きがいを、産業に活力を、暮らしに潤いを」という3つの方向性を持って、これまで以上に施策の推進に力を注いでまいりたいと考えております。そのために、組織と職員の総合力を生かしながら成果を求めて活動を続けていかなければならないと考えているところでありまして、所要の組織改正、人事異動に取り組んできたところであります。 特に今回の組織改正の面では、人口減少に歯止めをかけるというのが最大の課題になってきておりますので、そういう意味で各部の施策を横断的に総合調整を担う職として、新たに統轄監を新設いたしました。総務省から人材を割愛採用したところであります。 そしてまた、そのほかの組織改正につきましては、例えば地場企業支援の強化、新産業創造の推進、経営支援対策の強化といったさまざまな政策課題がある中で、産業労働部を再編いたしまして、新産業創造課、経営支援課、若者定着課、こういった目的に沿った組織を新設をいたしました。また、このほか、都市政策の強化を図るための組織改正、漁業者の経営支援の強化などを目指した体制整備を進めてきたところであります。 人事の面につきましては、特に部長級、次長級の職員については、年功序列ということではなくて実力本位による登用起用を積極的に進めてきたつもりであります。それはなぜかというと、先ほど申し上げたように具体的な成果を県民の皆様方にお示ししていかなければいけないという思いでありまして、有人国境離島法に基づく国の施策等も最大限に活用しながら、地域の活性化も含めて強力に推進して、本県の人口減少対策をはじめとするさまざまな施策の推進に臨んでまいりたいと考えております。 それから、これもいつも配意すべき点として感じているところでありますけれども、やはり行政というのは継続性が求められるところでもありますので、一定必要な期間の在職、もうすぐに組織を含めて人事異動を行うということよりも、やはりそういった分野に一定期間在職することによって所要の成果を上げていただくということで、それぞれの職員の意向、適性、経歴などを見極めながら適正配置に力を注いできたところであります。 それからまた、女性職員の登用にも引き続き意を用いることといたしておりまして、ロールモデルとなるような幹部職員への早期登用も図っていきたいという思いで人事に取り組んできたところであります。優秀な女性職員を本庁課長級、あるいは総括課長補佐などに積極的に登用に努めてきたつもりであります。これから能力のある女性職員がキャリア形成を進めていただけるように、さらに環境を整えてまいりたいと考えております。 こうした取り組みのほか各団体との連携、市や町との連携、あるいは他県との交流などについても引き続き積極的に取り組んでいくことといたしております。ちょうど新庁舎も新たに供用開始を迎えたところでありまして、やはり幅広い県民の皆様方の参画をいただくことができるように、県民の皆様方との連携協働体制をしっかりとつくり上げて、思いを一つにして諸課題の解決に取り組んでまいりたいと考えているところであります。 まず、人事に当たっての基本的な考え等について申し上げたところであります。あとは、既に資料等も差し上げてあろうかと思いますので、ご質疑等をいただければと考えているところであります。よろしくお願いします。
それでは、ただいまの発言に関しまして、ご質問をお受けいたします。
まず、統轄監についてなんですけれども、これまで人口減少など対策をつくる時に、どういったことが課題になっていたので、統轄監ができることによってどういうふうに解消するのかというのを、もうちょっと具体的に教えていただけますか。
これまで人口減少対策は、特に若い世代の方々の県外流出がなかなか歯止めがかからないという状況でありましたので、まずはやはり若い人たちに魅力を感じていただけるような、良質の雇用の場を拡大していかなければいけない。 多くの県民の皆様方にアンケート調査等を行っても、「働く場がない」というような回答が大変多かったわけでありまして。したがいまして、各分野の産業の活性化、その中で良質な雇用の場を拡大していこう。併せて所得も向上を目指していかなければいけない。 そういうことで、まずは産業の活性化を図る必要がある。具体的には農林部でありますとか水産部、あるいは産業労働部等で産業の活性化等に力を注いで、雇用の場を拡大することによって若い人たちの地域定着を目指してきたところです。 ところがですね、産業セクションにおいてはもともと産業活性化というのは本来の業務目的でありましたので、そこは一生懸命、はちまきを締めて頑張っていただいてきたと思います。 ところが、例えば介護人材であるとか保育人材、あるいは建設産業等を考えてみますと、やはり行政としてのお付き合いの仕方というと、建設産業というのは公共事業の発注相手だと、受注機会をいかに適正に提供していくかという観点でしか考えてこなかった。しかし、それを産業として見た時に、もう少し施策のあり方として考えられるんではなかろうかと。 例えば、公共事業の受・発注だけではなくて産業として建設業を捉えた時に、そこに人材もありますし、資金力もお持ちでありますので、さらに、複合産業化といっては、一面的な表現かもしれませんけど、既に建設業の皆様方が、しいたけの栽培に取り組まれる、農業分野に進出される、あるいは養殖を手掛けられる、いろんな分野に業務を広げていただいている。実は、そういう取り組みが地域にとっては極めて大事なことでありますので、そういった取り組みをしっかりとサポートしていく、そういった視点が必要だということ。 それから、医療・福祉の分野でも、介護人材の確保は難しい、難しいと、こう言ってきていましたけれども、そういった福祉関連も一つの産業として捉えた時に、やっぱり人材確保難ということでありますので、じゃ、どういった形でサポートして人材の育成・確保を支援していけばいいのか、そういった取組も実は人口減少対策にとっては必要不可欠な分野であると思っています。 したがって、全ての県の政策を横串を通して、人口減少の観点からもう一度見直していただいて、必要な施策については積極的に対応策を講じていく必要がある、そういう思いで統轄監というポストをつくって、部局横断的な視点から人口減少対策をもっと積極的に進めていこうと考えたところです。
そうすると、人口減少対策という面で、あらゆる事業とかを、今まで縦割りだったものを一括して見れるということですよね。 続いての質問なんですけれども、そういう大事な統轄監に総務省の方を充てるというのは、何か大きな理由があるのでしょうか。
これはもちろんプロパー人材でもよかったのですが、適正な人材がなかなか思い浮かばなかったということもありますし、地方創生等で全国的な視点でいろんな実例等もお持ちの方がいらっしゃるだろうということで、人材をお願いしたところであります。
もう1問だけ、女性職員の登用なんですけれども、去年もかなり力を入れられていて、課長補佐とか、そういった女性の割合は過去最高だったというのはあったんですけれども、去年に比べて、今年、女性職員の登用で目玉みたいなところは、どんなところなのでしょうか。
目玉というんでしょうか、これは課長級のこと、実は、女性職員ですが、残念ながら部長職にはまだ女性職員、就任していただいていないのですが、次長級に去年1人だったものが今年は2人に増えておりますし、課長級で昨年24名だったものが、今年31名に増やしております。ただ、目標はさらに高いところで目標数値を掲げておりますので、もっともっと人材育成、登用を進めていかなければいけないと思っております。
ありがとうございます。
同じような質問なんですが、統轄監なんですけれども、こちらはポストとしてですか、部局みたいなものがまた新たにできるというようなイメージなのでしょうか。
部局というよりも、各部長さんの上に立って全庁的に施策の推進に横串を刺していただく立場ということでありますので、各部に属しない統轄監という職になります。
統轄監のポストは知事直轄というような見方になるんですか。
知事がいて、2人の副知事さんがいて、1人の統轄監がいらっしゃるということになると思います。直轄といえば直轄に近いポストであります。
「知事直轄のポスト」とかいう書き方をしてもいいですか。
部とかではないですね。統轄監が一人立っているので、統轄監グループといいますか、組織ではないと思います。
補佐監というポストの方も新設になっていますけれども、これはどういう階級で、どういう役割を果たしていく方ですか。
全ての施策を人口減少の観点で捉えて組み立てていただくということでありますので、地域によっては、例えて申しますと、いろんな方向性が出てくると思うんです。例えば、離島地域では、観光客は来てくれるんだけれども、ホテルが欲しいねといったら、ホテルをその地域に誘致して、安定的に宿泊をしていただけるような環境を整えないといけない。そういった際に、もちろん全てのそういった課題を統轄監が自らこなしていくことは不可能でありますので、ある程度ターゲットを絞ったり、どういうところに、どういう誘致活動を展開するのか、方向性等を練り上げて、そして担当部局の方と協議、調整をして実現に結びつけていく。したがって、統轄監をサポートする事務体制として、補佐監のスタッフも設けたということになります。
階級で言うと課長級ですか。
課長級です。現職の課長が横ズレしてきます。
人事の関係なんですけれども、副知事をお聞きしたいんですけれども、上田さんを副知事にされているというのは、そもそも県職員を一回定年退職されて、そういう方が別のところにいらっしゃってから、また戻ってくる、副知事で戻ってくるというケースは過去あるのでしょうか。
これまでのケースでいけば、過去、そういう形で一旦退職されて、また戻ってくるというふうな形というのはございません。
ない。それは戦後ないということですか。
過去のケースをさかのぼって、ここ10年ぐらいを見た時には無いんですけれども、昭和の時代まで遡ると、1件例があったのではないかと思います。
それじゃ、細かいことは確認させていただければと。何年の、どういうケースあったとか、ただ、そういう意味では結構異例な感じに見えるんですけれども、知事の上田さんを副知事に充てる狙いというのは、どういうところにある。
先ほど冒頭申し上げましたように、これからは具体的な成果を上げて、いかに努力したと言いながら、成果が得られないと意味がないというぐらい強い思いで臨んでいきたいと思っております。そのためには、やはり行政だけの力では成果が得られない、もっともっと、職員はもちろんでありますけれども、民間の方々とも話を進めて、思いを一つにして、連携できるような施策の推進体制をつくっていかないといけないと、こう思っておりまして、そういう熱い思いを持って取り組んでくれる人は誰だろうかという思いで今回の人事を行ったところであります。
上田さんが、そういう民間との連携とかに熱い思いを県職員の幹部時代から持っていらっしゃったということですか。
結構熱い思いを持って仕事に取り組んでくれてきた人じゃないかと思っておりますし、副知事さん2人体制で就任していただいているわけでありますけれども、1人はプロパーという形でこれまでも考えてまいりました。そういった中で、誰が一番の適正な人材であろうかと考えて、上田さんにお願いしようと考えたところであります。
ちょっと聞きにくいんですけれども、池松さんが教育長を留任されているんですけれども、池松さんは総務部長もたしか経験されて教育長になられたというステップがあって、特別職を既にされていて、池松さんがなるんじゃないかなという声も雑談チックに聞くとあったんですけれども、何かその辺、どうですか。
確かに、これまでの副知事に就任していただいてきた方々というのは、教育長を経験されて副知事にご就任になられた方々もそれはいらっしゃるわけでありますが、池松さんには、これまで教育長として仕事をしていただいて、非常に大事な部分を担っていただいてきました。例えば県内就職促進でありますとか、また新たに「ふるさと教育」に力を入れてくれ、あるいはグローバル人材の育成に力を注いでくれということで、着実に教育委員会の方々と力を合わせて、具体的な成果に結びついていただいてきたところがありまして、今、さらに「ふるさと教育」をもう一度組み立て直そうということで、私は人材育成というのは、長崎県にとって一番大事な分野であるし、「人財県長崎」の確立をさらに目指していかなければいけないという時に、じゃ、池松さんに代わる人が誰かいるかというと、なかなか思い当たらないし、それだけ重要な仕事をお願いしてきたという思いがあります。 そういった中で、片や続投していただいて、茺本副知事の後任として上田さんをお願いしたということでございます。順番でということじゃなくて、よりこれからの仕事の進め方を考えた時に、どういう選択肢がベストであろうかと考えてきたところであります。
あと一点だけいいですかね。組織改正のほうで、「若者定着課」というのが、まさに人口減少対策と直結することだと思いますけど、こういう課として若者定着課という冠までつけてやるというのは、珍しい印象があるんですけれども、ちょっと思いを伺えればと思うのですが。
これは、まさに人口減少対策の最大の課題は、若い人たちの県外流出でありますし、先ほど申し上げたように、高校卒業生については、県内就職率も少しずつ高まりを見せている。しかしながら、大学生の県内定着率、就職率は一向に上がる気配がない。むしろ下がっているという状況でありますので、それこそまさに、一人ひとりの大学生にどういう形で働きかけをしていくのか、大学の先生方への働きかけも含めて、どういう仕組みをつくり上げて地域に若い人たちに目を向けていただき、定着し、活躍していただくことができるのか、そういう視点で施策をさらに強力に進めていかなければ成果に結びつかないと、そういう思いで、改めてそのことを政策課題として捉えて、目標達成のための組織を立ち上げたというふうにご理解いただければと思います。
ほかにございませんか。
統轄監の関係、一点確認したいんですけれども、統轄監自体は、政策の横串で庁内の調整に当たるというようなイメージだと思うのですが、統轄監自身に予算を与えて政策立案とかをするお考えはあるんでしょうか。
どこで仕事をやるかということなんだろうと思います。統轄監のところでしかできない仕事というのがあれば、それは当然、予算も措置しなければいけないと思いますけれども、ただ、大半の業務は既存組織の中で取り組んでいくという分野が多いのではなかろうかと思っております。そこは、これからの業務の進捗状況、進みぐあい等を見ながら、どういった形で措置するのが一番適正であるのか、柔軟に対応していかなければいけないのではなかろうかと思います。
統轄監なんですけど、これは例えば、知事が在任中は常設の機関として置くものなのか、それとも、例えば1年とか2年とか時限的に置いている組織なのか、そこら辺のところのお考えも。
それはやはり具体的な人口減少に向けた動きが出てきて成果が得られるかどうか、何としても動きが出てくるまではお願いして頑張ってみようと思っております。
もう一度、上田さんを副知事に登用した理由として、いろいろ熱い思いを持っていらっしゃる民間人の方は多いと思うのですけれども、とりわけ上田さんを選んだ理由をもう一度、ご説明いただけますでしょうか。
恐らく一緒に仕事をした職員の中には、うるさく言われるという評価をお持ちの方々もいらっしゃるでしょう。相当熱っぽく議論をして、思うようにいかなかったら厳しい指摘を受ける、そういうこともある人だと思っております。 やはり先ほどから繰り返し申し上げているように、成果が出て初めて評価に値する形になるわけでありますので、どんなに努力している、頑張っていると言っても、どんな成果が得られているのか、その成果を突き詰めて求めていただくためには誰がいいかという観点で人を選んだところであります。
今回の人事ですけど、一言で言えば、何人事と言うことができますでしょうか。
一言で人事を言うような話が適正なのかな。どうなんですか。
やっぱり今回、3期目に当たっての中村県政を踏まえたというふうなことが一番だと思います。
成果を求める体制づくりでしょう。
よろしいでしょうか。それでは、では、一旦人事に関します会見を終了いたします。
ありがとうございました。
引き続き、定例会見に移りますけれども、しばらくお待ちください。
・午後2時30分から午後2時54分(24分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年3月28日 定例記者会見
会見内容
諫早湾干拓事業について(1)
それでは、改めまして定例記者会見を始めます。 よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。私の方からは、特にございませんので、あと、よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方から、ご質問をお願いしたいと思います。
この4月で諫早干拓は営農から10年を迎えますが、その現状の受け止めを聞かせていただけますでしょうか。
干拓地営農、環境保全型の大規模営農を目指して取り組んできたところでありますけれども、大変なご苦労もおありだったろうと思います。干拓地ならではの土壌の性質等もありまして、また反面、非常にミネラル分が豊富で生産物等については高い評価が得られているということで、本当にご苦労もあり、また、それぞれの経営体によって少々違う面はあるかもしれませんけれども、これまでしっかりとした経営をつくり上げてきていただいているという現状については、大変ありがたいことだと思っております。 私も、これまで干拓営農地については幾つか現地見学等もさせていただいたことがありましたけれども、ややもすると農地が別の用途に転用されたりというような事例も散見される中で、この諫早湾干拓営農についてはリース方式を採用させていただいているということで、継続して農地をフル活用しながら営農が行われているということを、本当に生産者の皆様方のご努力の賜であろうと考えているところであります。今後さらに、地域の特色を生かして立派な営農を確立していけるように、我々も行政として頑張っていかなければいけないと思っております。
当初思い描いていたものと、今、10年たっての現状と比較してみて、うまくいっているのか、もうちょっと足らないのか、そこら辺のご所感というか、どうお感じになりますか。
私は、もう少しいろんな課題が出てくるのではなかろうかと。さまざまな事案等が生じてくる可能性もあるのではないかと思っておりましたけれども、これも本当に営農者のご努力のおかげだろうと思いますけれども、比較的順調に推移しつつあるのではなかろうかと受け止めております。
関連してなのですが、営農者の2者の方から、県が提訴されるという形になりましたけれども、このことをどのように受け止めていらっしゃいますか。
今回、訴訟が提起されるに至りましたけれども、やはり当初は、この営農地を活用して立派な干拓地営農を実現していこうという思いを持って努力をしてこられた方々であるのは間違いないと思っておりますが、今、訴訟が提起されるというような状況に立ち至っておりますこと、大変残念に思っております。 具体的な中身についてはいろいろあるのだろうと思いますけれども、それはもう訴訟案件でありますので、訴訟の中で対応をさせていただく必要があるのではなかろうかと思っております。
社会福祉法人の監査について(1)
もう一点なのですが、宮内県議の社会福祉法人への監査が行われていましたけれども、これの結果というのはもう出たのか。出てないとしたら、目処はいつぐらいになるのか、お話をいただいてよろしいですか。
今、監査は、社会福祉法あるいは障害者福祉法に基づいて、法人運営あるいは施設運営が適切になされているかという確認がなされているというふうに理解をいたしております。具体的な内容等については、これは現在、監査中のことでもありまして、実効性を担保していかなければいけないという事柄の性格上、お答えしにくい点があるということはご理解いただきたいと思いますけれども、これまでの実例等を見ましても、どのくらいにめどが立つのか、相当時間を要する場合もありますし、事例によって、期間等についてもまだ予見できないという状況ではなかろうかと考えております。
まだ監査が続いているという理解でいいですか。
担当課はいらっしゃいますか。まだ続いてますか?
監査中でございます。
諫早湾干拓事業について(2)
諫早湾干拓に、先ほどの営農者の方の話に関連してなんですけれども、野鳥の食害被害に対しての県の考え方と、これからの対応について教えてください。
野鳥対策。
私の方からお答えさせていただきます。カモの被害対策につきましては、先進県におけます対策の状況を把握いたしまして、その実施を農業者の方々に働きかけております。 また、被害防止対策として、天敵の鳴き声により追い払いを行うような先進的な機械の実証を今、行っております。また、カモの飛来時期に、被害を受けにくい作型に変えるなどの対策も含め、営農者の方々と協力して総合的な対策をしっかりと支援いたしまして、被害の軽減を今、図っているところでございます。
よろしいでしょうか。
その予算的なものと申しますか、営農者の方々に自主的に、そういった野鳥被害を防ぐ部分に関しての、何か支援ということに関しては、変化、変更はあるのでしょうか。
支援というよりも、今、どういった機材が一番効果的かというところを、確認、実証をしております。この効果が確認できましたら、国の鳥獣被害防止総合対策交付金がございますので、その対象にいたしまして補助ができるようにしていく予定でございます。
わかりました。ありがとうございます。
石木ダム建設事業について
2つ目です。石木ダムについて質問です。知事は、知事選期間中に地権者の方と、前提のない話し合いの場を持つというふうにお約束をされていましたけれども、これはいつごろ実現を考えていらっしゃいますでしょうか。
今、具体的な話し合いの場の持ち方について、担当部局と地権者の皆様方と協議がなされているところであります。条件が整えば、できるだけ早くお会いする機会をいただければと思っております。
事業認定取り消しの判決が7月9日出される予定ですけれども、それよりも前、後、何かその想定はありますでしょうか。
その前に、さほど時間を置くことなくというのが、当初の考え方でありましたので、そんなに時間を置くことは想定しておりません。
三菱幸町工場跡地について
最後の質問です。V・ファーレン長崎について、新スタジアム構想について伺います。 三菱重工の幸町工場移転跡地にV・ファーレン長崎の高田社長が新スタジアムをつくる構想を発表されておりましたけれども、来月にも事業者が認定されるということで、県として、この本拠地移転に対しての考え方を伺えればと思います。
幸町の跡地の利活用方策の一つとして、そういったご提案がなされているのだろうと。実は、具体的な話は、まだどこの社の方から、どういったご提案があるというのは、三菱重工さんからもお聞きしていない状況でありますが、そういった機能を備える施設ができるということは、町の魅力をさらに高める上では非常にすばらしいことであろうと思っておりますが、ただV・ファーレン長崎の件については、これまで諫早市さんも、ホームスタジアムとして、さまざまな機能整備等についてもご負担をいただき、またサブグラウンドを整備されたり、あるいは交通対策等についてお力添えをいただいたり、県、市一体となって取り組んできた経過もあるわけでありますので、そこはやはり諫早市さんとしてどんなふうにお考えなのか、そういった点についてもお考えをお聞かせいただきながら進めていく必要があるのではなかろうかと考えております。
ありがとうございます。
それでは、各社の皆さんからどうぞ。
社会福祉法人の監査について(2)
先ほどの読売新聞さんの宮内議員の施設に対する監査なのですけれども、宮内議員の持っている施設の職員の方とか、元職員の方の中には、県の監査がちゃんとやってくれるのだろうかと、県議会議長を2度も務めて大変大物の議員がその施設の理事長をやっていらっしゃるので、本当にちゃんと県がやってくれるのだろうかという不安の声も聞かれていますが、改めて、県の監査を厳正にやられるとは思うのですけれども、そちらの決意みたいなものをお聞かせ願えませんでしょうか。
国から受託した事務を進めさせていただいているわけでありますので、法律に則って適正な運営がなされているかどうかというのはしっかり監査をさせていただいているところであると理解をしております。
ありがとうございました。
ほかにございませんか。
カズオ・イシグロ氏の名誉県民顕彰について
今日、カズオ・イシグロさんが名誉県民に選ばれたのですけれども、具体的に贈呈の方法、どういうものを検討しているかということについてと、あと来県の見通し、以前の会見だと、厳しいのではないかというお話だったのですけれども、そこから何か変化はありますか。
今、イシグロ様は執筆活動を進めておられて、なかなかご来県いただく機会をいただくというのが難しい状況にあるというようなお話をお聞きしているところであります。したがって、どういった形で名誉県民としての顕彰をさせていただけるのか、これから検討してみなければいけないと考えております。
その以後というと、贈呈の方法じゃなしに、やっぱり来県は常に働きかけていくような考えでいらっしゃいますか。
そうですね。本当に大切にふるさと長崎のことを思っていただいておりますので、ぜひ今後来県の機会をいただければと思っております。ただ、そのタイミングと顕彰の機会というのが大幅にずれていいのかというと、なかなか好ましい形でもないだろうと思いますので、どういった形で接点が設けられるのか、これから検討していかなければいけないと思っております。
ほかにございますか。
水陸機動団の創設について
昨日、佐世保市の相浦、陸上自衛隊の方に水陸機動団という離島に特化した部隊が新設されたと聞きましたが、それについて知事の所感を聞かせてもらえますか。
長崎県は一番国境離島が多い県でありますし、やっぱり離島の防衛というのは重要な観点であると思っております。そういった意味で、離島県長崎にそういった水陸機動団といった国家防衛の組織が設けられるということは、大変心強いものだと受け止めております。
一方、災害とかの面ではいかがでしょうか。
いつも防災訓練の時にもご参加いただいておりますし、特に、長崎県はこれまで大規模自然災害の経験をして、その都度、自衛隊の皆様方には本当にありがたいご支援をいただいてきているわけでありますので、離島地域を含めて、機動力の高いそういった部隊が身近に存在するということは、いざという時には本当に頼りがいのある存在になってくるのではなかろうかと思っております。
LCACの夜間航行訓練について
あともう一点、西海市の米軍のLCACの問題についてなんですけれども、去年、今年に入ってからも、西海市が望まない形で夜間航行が繰り返されています。また、4月と5月にもやるというふうに米軍の方から通知があったというふうにありますが、西海市が望まない中で夜間航行が繰り返されるということについて、知事自体、どのようにお考えでしょうか。
これは協定書の中に、九州防衛局との間で調整するといった趣旨の内容が盛り込まれているわけでありまして、西海市の皆さん方は、良好な関係のもと、これを受け入れてこられたわけであります。したがって、そういった信頼関係は大切にしていただきたいと、こう思っておりますので、一刻も早く調整が進められて、双方の理解が得られるようになることを期待しておりますし、また県としても、そういう趣旨で防衛省に対しても申し入れ等を行ってきたところであります。
信頼関係というのは、西海市とアメリカ軍という意味ですか、それとも西海市と九州防衛局という意味。
3者それぞれの関係だろうと理解をしております。
すみません、最後に、米軍基地を抱える都道府県で渉外知事会というものがあると思いますが、例えば、そこの話題、議題として、西海のLCACの夜間航行のことを挙げて、渉外知事会として、例えば、防衛省だったり、米軍に対して申し入れを行うとかというお考えというのは、知事の中ではいかがですか。
さあ、そこまで。未解決のままずっと時間が経過するということであれば、そういった手法もあるいは考える必要があるのかもしれませんけれども、もっと早期の解決を目指して関係機関に努力していただければと思っております。
IRについて
IR関係でお伺いしたいのですが、IRは、推進室を格上げされて、IR推進室が独立して、さらに誘致に向けて力を入れる事案だと思うのですけれども、昨日か、自民と公明党が、週に3回、月10回とか、IRというか、カジノの利用できるところを合意されたりしていまして、その辺については、ギャンブル依存症対策の議論がいろいろある中で、知事としては、妥当と受け止めていらっしゃるのか、その辺、どういう所見を持っていらっしゃるのか、伺えればと思います。
IRというのは、さまざまな規制のあり方というのは、やっぱりそれぞれの国の特性のもと、考えられるのだろうと思います。最も日本国民の皆様方が懸念されておりますのは、ギャンブル依存症の問題であろうかと思いますので、そういった意味では、一定の回数制限等を設けられるということは考えられ得る話であろうと理解をしてきましたけれども、むしろ、私どもが強く期待していきたいと思っておりますのは、国内客もそうなのでしょうけれども、インバウンド客、そういったお客様をいかに数多く迎え入れることができるかというところが非常に大切な視点になってくるものと思っておりますので、今、検討が重ねられておりますのは、それはそれで私は理解できるところではなかろうかと思っております。
あと一点なのですが、IR実施法案の中身の中で、やっぱりMICE施設をセットでつくるべきだということは、国の方針としては固いように受け止めているのですけれども、そうなってきた時は、佐世保市のハウステンボスのどこか近くに、中なのか、そばなのかわからないですけど、MICE施設をつくることになるかもしれないと思うのですね、認定された場合に。その時は、県としては、何かそれは、その施設に対して助成をするとか、そういうお考えはあるのですか。
それはあり得ない話だと思います。というのは、IR施設として認定を受ける必須要件として、MICEは我が国を代表するような、国際競争力の高いものを設けなさいと、必須要件に今までは位置づけられてきているわけであります。それは、やはりIR事業に取り組む事業主体、いわゆる民間の方々がすべて出資、経営をなさるわけでありますので、行政はそれを認定する立場だったかな、承認する立場だったかな。
選定する立場です。
選定する立場ですので、一切そこに対して助成措置を講ずるなんてことはあり得ない話であります。したがって、全く民間の判断によって、規模であるとか、そういった機能であるとか、そういったものが、いかにIR全体としての集客力に機能を果たすことができるか、そういう観点で判断がなされるものと理解をしております。
そうなってきますと、ハウステンボスとかが、実際つくるというか、中心になってIR施設をつくるという。
IR区域の中に設けられるという形に。
MICEをですよね。
はい。
それは、そうなるかもしれないことは、ハウステンボスは了解しているという理解でいいですね。
もちろん、前提として受け止めていただいているものと思っております。
そうなった時にちょっと想像されるのが、田上市長が長崎市にMICEをつくろうとしている件と、佐世保市にMICEができる件というのが2つあって、そうなってきた時に、それほど学会とか大きな会議とかが、長崎に来れば一番いいことだと思いますが、結構分散というか、ニーズが割れるというか、そういうことも考えられるのかなと思うのですけど、その辺、何かお考えがあれば伺いたいのですが。
先ほど申し上げたように、いろんなIRの構想を策定される際に、国の要件としては、先ほど申し上げたような、要は、我が国を代表するような機能を備えたものを必須要件として整備していきなさいという話でありますので、そこに対して、実は行政が制約を加えるというようなことはあり得ない話だろうと思います。 したがって、そういった中で、少しタイミングが同時で進んでいくのか、ずれていくのかよくわかりませんけれども、そうした動きがあるということは、十分、お互いに念頭に入れておいていただく必要があるのではなかろうかと思っております。
それでは、時間もまいりましたので、これで終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後4時22分(52分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie平成30年2月23日 臨時記者会見
会見内容
平成30年度当初予算(案)について
それでは、ただいまから、平成30年度の当初予算に関する記者会見を始めます。 まず知事から、予算の概要につきましてご説明を行い、その後、一括してご質問をお受けいたします。
それでは、よろしくお願いいたします。 来年度の当初予算の概要について、少しだけお話をさせていただきます。 お手元に、「来年度当初予算のポイント」という資料をお配りしてあろうかと思いますが、思いの部分だけ触れさせていただきたいと思います。 まず、1ページをご覧いただきたいと思います。 当初予算編成に当たっての基本的な考え方でございますけれども、ご承知のとおり今年は知事選挙がありまして、どこまで具体的な形で肉付けができるのか、時間的な余裕が得られるのか、大変苦慮した面もありましたけれども、選挙期間中、改めて県内各地域におじゃまをし、多くの皆様方と言葉を交わしてまいります中で、やはりそれぞれの地域、集落が、さまざまな課題が顕在化しつつあると。高齢化が進み、過疎化が一段と進行しつつあるということに強い危機感を感じてきたところであります。 そのために、県民所得の向上対策でありますとか各分野にわたる産業の振興、何よりも人口減少対策を、何としてもさらに強力に前に進めていかなければいけない。そういったことから、できるだけ肉付けをした上で予算を編成したいと考えてまいりました。政策的な経費も含めて、可能な限り当初予算に盛り込んできたところであります。 編成に当たっての基本的な考え方でありますけれども、選挙期間中に県民の皆様方に訴えをさせていただいてまいりました、県民の皆様方の思いや夢をかたちにして、成果としてお届けしたい。そのために、人に生きがいを、産業に活力を、暮らしに潤いを与えられるような施策の推進に全力を注ぐと申し上げてきたところでありまして、そういった方向性のもと、予算の査定作業に取り組んできたところであります。これまで以上に県民の皆様方と連携を深めながら、こういった3つの基本的な方針のもと、施策をさらに全力で推進してまいりたいと考えております。 そしてまた、ご承知のとおり、平成29年度の補正予算も、国の経済政策パッケージに対応して編成する必要が出てまいっておりまして、当初予算とほぼ一体的な形で予算編成を行ってきたところであります。 併せて、有人国境離島法の関係の交付金、地方創生推進交付金なども最大限活用していくことを前提に編成作業を進め、内容をできる限り盛り込んできたところであります。 そういった一方で、これまでも申し上げてまいりましたように、本県の財政状況は大変厳しい状況にありますことから、財政健全化に向けた取り組みについても併せてチェックを重ねながら、具体的な成果が上がるように留意をして編成を進めてきたところであります。 その結果、一般会計予算総額6,960億円ということで、前年と比較いたしますと285億円の減という形になっておりますが、この減少の最大要因は県庁舎の建設費、これが243億円減少となったということによるものであります。 そうした予算を編成した結果の基金の状況でありますが、資料の7ページにご紹介しておりますように、財源調整3基金の状況であります。平成30年度の当初予算編成に当たって、この3つの基金を180億円取り崩しを余儀なくされたということであります。その結果、年度末の残高見込みは14億円ということで、ほとんどこのまま執行してしまいますと基金が枯渇するというような厳しい財政状況にございます。したがって、これからもやはり財政健全化に向けた取り組みをしっかり進めながら、政策関係予算のあり方を検討していく必要があるものと考えているところであります。 一方、県債の状況でありますが、総額残高の見込みが1兆2,464億円ということで52億円増えておりますけれども、そのうち23億円が臨時財政対策債の残高増ということになっているところであります。 それからまた、このページの下の方に紹介しておりますように、財政健全化に向けた具体的な取り組みの計数でありますけれども、行財政改革推進プランによる平成30年度の節減見込み額57億円でありましたけれども、これを19億円ほど上回る76億円の経費の節減、収支改善に努めて予算を編成してきたところであります。併せて、財政構造改革のための総点検を進める中で4億円程度の改善も図ってきたところであります。 そういった中で、具体的な施策の方向性でありますが、8ページに記載しておりますように、引き続き、先ほど申し上げましたように人・産業・暮らしに着目しながら、人に生きがいを与えられるような政策、産業に活力を与えるための施策、暮らしに潤いを与えるための施策の強力な推進に取り組んでいこうと考えてきたところであります。 具体的には、9ページ以降、それぞれの柱ごとに個々の事業群を紹介しておりますが、このうちで幾つかお話をさせていただきますと、特に、高齢化がどんどん進んでいく中で、やっぱり認知症対策にしっかり取り組んでいく必要があるものと考えておりまして、9ページの中段にご紹介しております「認知症予防運動の推進」、これにしっかり取り組んで、認知症の予防対策に力を注いでいきたいと考えて、関係の事業費を計上いたしました。 併せてまた、各介護事業所等において、介護度の改善に具体的な成果を上げていただいたところ、こういったところについては、評価・表彰制度を設けるということにいたしております。併せて、認知症サポートセンター等の体制をしっかり整備をし、若年性の認知症患者に対する相談支援体制を強化していくことといたしております。 それから、次の10ページに、周産期医療体制の拡充を図るというお話も、これ、選挙期間を通して申し上げてまいりましたけれども、具体的には、ここに記載しておりますように、長崎大学病院の周産期母子医療センターの整備に対して、支援措置等を講じることといたしております。 それから、人材育成の分野でありますけれども、まず、さまざまな分野にわたる人材の育成確保と復職支援体制の充実ということで、一番上の欄でありますが、ここに3つの事業を紹介させていただいておりますように、それぞれの分野で活躍していただき、また社会を支えていただく人材の育成と、復職支援体制の充実に力を注ぐことといたしました。 そしてまた、産業を支える高度専門人材等の育成を進めて、人財県長崎の確立を目指したいと申し上げてまいりましたけれども、まずはふるさと教育の充実等に力を注ぎ、地域で活躍していただけるような人材の育成、そして、産業を支える人材、「ながさき輝く人財雇用創造プロジェクト事業」、ここでもそれぞれの分野の産業を支えるための人材の育成に力を注ぐことといたしております。 それから、二つ目の柱であります産業に活力をという欄でありますが、これも選挙期間を通してお話をさせていただきましたけれども、いわば商工業分野における産地計画に相当する取組として、「地域産業活性化支援事業費」2,700万円を計上しております。これはそれぞれの地域で産業活性化計画を策定いただいて、その目標達成のために商工会、商工会議所、そして各市や町、県、もちろん各事業者の皆様方は当然でありますが、そういった関係者が目標を共有しながら具体的な成果に結び付けることができるように、力を合わせて全力で産業活性化に取り組んでいくということにいたしたところであります。 それから、14ページに観光産業の活性化のための事業群を紹介しております。観光消費額を引き上げるために「プレミアムコンテンツ創出事業」、こういった事業にも継続して力を注いでいきたいと考えております。それから、インバウンド客を増やしてまいりますために、「ビジットながさき・インバウンド旅行需要創出事業」、こういった東アジア、東南アジア市場を中心に、本県の観光セールスを強化していきたいと考えております。 そして、次のページには「DMOの組織化支援事業」等についても、引き続き積極的に取り組んでいくことし、また具体的な多言語コールセンターの開設も進めることといたしているところであります。事業費は相当増えてまいりましたけれども、IR構想については、引き続き着実に推進してまいりたいと考えております。 それから、商工業等の活性化の分野では、ロボット、IOTといった次世代型の産業の育成、誘致に力を注ぐことといたしまして、人材育成を含めて、これから計画的な取組を進めていきたいと考えているところであります。 また、17ページの上から2段目の菱形でありますけれども、これは従前の県民所得向上対策として取り組んできた事業でありますが、「新成長ものづくり産業生産性向上・拡大支援事業」ということで、新たに企業間連携を強化するという観点から、引き続き支援施策を推進することにいたしております。 農業分野では、18ページに紹介しておりますけれども、基盤整備の促進とスマート農林水産業の検討、実証化を積極的に進めて、目標の達成を目指していきたいと思っております。そしてまた、食品加工センターについては、整備検討に着手することといたしました。 それから、暮らしに潤いをということで、住み心地がよいそれぞれの地域づくりに官民協働して取り組んでいくということで、新たな有人国境離島地域を対象にいたしまして、毎年毎年、創業事業拡大を通して、雇用の場を確保していく必要がありますけれども、交付金等の制度を有効に活用し、島の若者が島内で学び、また成長し、島内で起業、創業に結び付けることができるような支援施策も講じることにいたしているところであります。こういった三つの視点に着目した施策の推進に力を注いでまいりますほか、そのほかの大きな事業といたしまして、21ページに紹介しております、新県立図書館の整備事業として57億円、そして長崎警察署の整備事業費として10億円、そして県立大学佐世保校の建て替えに要する事業費として9億2,400万円、そして工業団地整備支援費として約8億円、こういった関係予算も計上をいたしたところであります。 以上、来年度の当初予算の編成に当たっての考えなり、また主要な事業等について幾つかご紹介を申し上げたところであります。あとはご質疑等を賜ればと考えているところでありますので、よろしくお願いします。
まずは、今回の予算を一言であらわすとすると、どんな予算というふうに位置付けられるか、伺いたいと思います。
これまで「夢をかたちに」ということを繰り返し繰り返し申し上げてきましたので、「夢をかたちにする第一歩目の予算」ということでしょうか。
それに関連して、「夢をかたちに」のこの夢の部分なんですけれども、知事の中でどういったものが県民の夢であるというふうに考えられて、それをどう具体的に、今回、予算の中に盛り込めたかなというような何かこう・・・・・・。
やはり元気な地域、元気な長崎県をつくるというのが、やはり私の使命であると思ってまいりましたし、また、県民の皆様方も同じような思いをお持ちじゃなかろうかと思います。そのために、やはりまずは産業の活性化、次の長崎県の経済を支え得るような、第2の基幹産業となり得るような産業をしっかり育てていかなければいけない。そういった中で、良質な雇用を創出し、活力のある地域づくりに結び付けていく必要があるものと考えてまいりましたので、そうした思いをできるだけ実現するために、具体的な形で予算の中に盛り込んでいきたいと考えてきたところです。
「具体的成果を示さなければいけない」とか、「示したい」という言葉を知事選の中でも言われてきましたけれども、今回、それに向けて、ここはもう絶対にこう示せるぞというふうな自信というか、この予算の中でここを見てくれというようなものがありますか。
それぞれの分野で、いろいろなことを申し上げてきたんですが、やはり、より効果を高めるためには、これまでの事業自体を見直して、もっと力強い政策パッケージとして練り上げる必要があるということで、一部、ちょっと当初予算に間に合わなかった事業などもあります。具体的には、「健康長寿日本一プロジェクト」、これはもう人生100年時代を迎えて、健康長寿日本一の県づくりを目指そうと考えてきたのでありますが、食事、運動、健診、こういった既存事業があるわけでありますけれども、それが本当に日本一づくりに結び付くかというところまでやっぱりパワーを高めていかないといけないと、こういうことで、そういった分野については、まだまだ検討を要し、また、各市や町との役割分担でありますとか、思いの共有化、そういった準備も必要になりますので、改めて今後の補正を目指して検討をすべき課題もあります。外国人材の受入体制の構築、そして、ベンチャー育成支援拠点を整備すると、こう申し上げてきましたけれども、そういった分野についても、まだ具体的な形でこれから熟度を高めていく必要があるものと思っておりますので、思いが一番こもった部分としては、そうですね、やはりパーツ、パーツで少しずつ幾つかの成果が見られつつある人口減少分野で、今後さらに形にできるように、関係の施策を連携させながら取り組んでいかなければいけないと思っているところでしょうか。
最後に、当初予算に間に合わなかったところを幾つか言っていただきましたけれども、それは、知事選との、期間が短かったからということなのか、やっぱり厳しい予算編成の中で、どうしても先送りせざるを得なかったのか、そういったところを。
財政状況というよりも、私が選挙を通して県民の皆様方に申し上げてきたこと、これは、実はまだ県の組織に具体的に一切おろしてなかったものですから、肉付け予算の中で具体的な政策として熟度を高める時間が足りなかったというところに主な要因がある課題であります。
今おっしゃったんですけれど、今回の予算は、そうすると、限りなく当初予算としては骨格ではないのではないかというふうに思っているんですけれど、その辺を知事はどういうふうに認識されているんでしょうか。
私もできれば、先ほど幾つか紹介した政策分も当初予算の中に盛り込みたかったんですが、まだまだこれは、やはり政策、効率等を考えても、もう少し関係者の皆様方と協議・調整を進める必要があると考えて先送りしたところでありますので、限りなく肉付け予算に近い形での予算編成を目指してきたところであり、それに近いものになったんではなかろうかと思っております。
それでは、各社の皆様からお願いします。
新規事業の中で、県内の空港運営を民間に委託できるかどうかの可能性の調査というのが、新しい試みとして、調査費があるんですけれども、その県内の空港というのは、知事としては長崎空港を念頭に置かれているのか、あるいは離島の空港の民営化とかを考えているのか、その辺の考え方の比重を伺いたいんですが、どうでしょうか。
それはですね、まずは長崎空港の民営化、これは国の方針としても上下一体管理の方式をこれから推進していくという姿勢が示されているわけでありまして、本県におけるどういった可能性があるのか、そういったことをしっかりと検証・検討をしながら、これからの進め方を考えていかなければいけないと思います。 ただ、長崎空港だけ活性化すればそれで足りるかというと、決してそういうことではなくて、離島航路をいかに安定的に運航、維持できるかというのも、本県にとっては極めて重要な課題であります。そういう中で、各離島に県営空港があるわけですけれども、そこを一緒に民営化する方法があわせて考えられるかどうか、そういうことも選択肢の一つとして、検討を進めていかなければならないものと考えております。 ただ、問題は、空港の民営化というよりも、航路の収支改善のためにどういう効果が期待できるかといった観点がもっと重要になってくるんではなかろうかと思っております。
あと一点なんですが、この予算の事業一覧を見た時に、人口減少対策と県民所得向上対策というのは、以前から重要なキーワードとして挙げられていたんだと思うんですが、どちらかというと、それがものすごく目立っているというよりも、新規事業を重視して見た時に、交流人口の拡大と新産業の創出に力点を置かれているように見えて、回りに回れば県民所得の向上につながるのかもしれませんが、どちらかというと、交流人口というのは、今既に結構、クルーズ船とかで好調な分野じゃないですか。それをさらに伸ばしていこうみたいな、具体的な成果につながるような意味で、いっぱい新しい事業が出ているのかなと思ったりとかですね、というのと、あと、高齢化とか、団塊の世代の高齢化に対応して介護人口確保していこうみたいな姿勢を新規事業でもっている気がするんですけれども、何というんですかね、ちょっとぶっちゃけると、人口減少と県民所得の向上というのは、ものすごくほかの都道府県でも難しい課題で、簡単にそれを逆転してひっくり返すようなことは難しいと思うんです。そういう中で、今既に好調な交流人口の拡大とか、絶対にやってくる急速な高齢化とか、そういうもののほうにシフトチェンジしているような印象も受けるんですけれども、その辺、どうでしょうか。
人口減少対策と県民所得向上対策というのは、私の中では連動した政策と位置づけております。すなわち、産業の活性化を図って具体的な企業所得、県民所得、これを引き上げて、ということは、すなわち、良質な雇用の場を県民の皆様方に提供していく。そのことをもって人口の、特に若い人たちの社会減少の歯止めに結びつけていく必要があるものと、こう考えておりまして、これは同時並行して取り組んでいかなければいけない課題であろうと思っております。産業活性化のことを考えた場合に、交流人口を拡大する方法もありますし、地場産業の振興に力を入れる選択肢もありますし、新産業の創出を目指していくことも必要でありますし、そういった分野については、引き続き全力を注いでいかなければいけない。まさに若年層の県内定着を進めるためのキーワードとして、多くの分野にわたって、そういった政策を、より効果を高めるような形で推進していく必要があると考えております。
ほかにありませんか。
選挙でも人口減少と所得向上対策、とても大事な政策だというふうにおっしゃっていたと思うんですけれども、今回の新規事業の中で、人口減少と所得向上対策、それぞれの目玉になるような新規事業ですね、一つずつ挙げてもらってもいいでしょうか。
一つは、人口減少対策は、これまで具体的な成果に結びついてこなかった分野として、大学生の県内就職率というのがなかなか上がってこない。これについては相当議論を重ねてみましたけれども、高校生の場合には三者面談という場があって保護者の皆様方、学校の先生、そして児童生徒、一緒にお話をしていただく機会があるんですが、大学生にはそういった場がない。ほとんどマイナビ、リクナビという電子情報を通して各大学生の方々が企業情報を入手してエントリーしていかれると。 いかに県内企業の情報をしっかりした形で大学生の皆様方に届けることができるか。届けるための仕組みは「Nなび」とか、さまざまな情報提供のツールを使って機会は設けてるんですが、そこに個々の大学生にいかに目を向けていただけるのかということがポイントになってきます。そういった意味では今年度も一部取り組んでおりますけれども、各企業と大学生の面談の場、交流の場、それから、企業と大学の先生方との情報交換の場、そういったものをもっともっと拡充していく必要があると、こう考えているところでありまして、そういった事業予算について13ページに一部紹介させていただいております。 この一番上の「若者県内就職対策事業費」というところに書いておりますけれども、県内企業と大学生の交流の場の提供など、戦略的に県内就職を促進していくということにいたしておりますが、そういったところでまだまだ学生の皆さん方に直接アプローチするというところまでいってませんけれども、学生の皆様たちに一人でも多く出かけて参加をしていただけるような場を増やしているということが一つ。 「県民所得向上対策」のうち、ものづくり産業分野では17ページで紹介しましたけれども、それぞれの分野に盛り込んでおります、例えば観光分野では、例えば海外プロモーション活動の強化でありますとか、「プレミアムコンテンツ創出事業」、これもまさに富裕層対策として観光消費額をいかに拡大していくかというような観点で継続して取組を進めております。 それから、修学旅行対策としては、「長崎リピーター創出促進事業」、こういった事業の推進に力を注いでいくことといたしておりますし、15ページにまちづくりとあわせて取り組んでいくことによって、また、多くの観光客をお迎えできるようにということで、DMOの組織化支援、「住んでよし、訪れてよしまちづくり応援事業」、それから、インバウンド対策としてのコールセンター、こういったものに引き続き取り組んでいくということになっております。 それから、商工業の分野では、先ほど言った、ものづくり産業、農林水産業、ここでは「チャレンジ園芸1000億」、それから、スマート農業、農林水産業ということで「アグリイノベーション技術実証事業」、それから、輸出戦略強化、食品加工センターの整備、こういったものが具体的な農林水産業の所得向上対策の一助になっていくものと考えております。
今、たくさん挙げていただいたんですけれども、所得向上対策のために新規の事業として、あえてこれが目玉だと挙げるとしたら、どれでしょうか。
これまでと違う形で新たな取組を進める中で、12ページ一番上、「地域産業活性化支援事業」、これがまさにそれぞれの地域、産業についての活性化計画を策定していただいて、その活性化計画の目標達成のために官民が目標意識を共通化し、連携を深めて産業活性化に取り組んでいこう。これは、まずは地場産業の発展のために全力で取り組んでいく、いわば農林業分野で農業産出額が増加傾向で推移している、そういった取組を商工業分野でも進めていこうという事業であります。
最後に1点、基金や県債の状況でちょっとお伺いしたいんですけれども、財源調整3基金の取り崩し状況で、過去の基金の戻りを考慮した年度末残高の推計値というのが、平成30年度に230億円程度で平成元年以降、過去最低になるのではないかという厳しい状況なんですけれども、こういった県内の県財政の厳しい状況に関して率直にご意見と、あと、今後、どういったことをすれば、こういったものが克服できていくのかということを教えていただければと思います。
これはやっぱり産業の活性化を図り税源の涵養、特に、地方にとって一番大きな要素となってくるのは法人関係2税ですね、これが長崎県は非常に弱いという状況にある現状をどう変えていくかということでありますが、ただ、それは中長期的な課題になってくるわけでありまして、したがって、目の前の予算編成のための財源が少なくなってくる。これはやはり赤字予算を組むわけにはいきませんので、やはり歳入の確保対策、歳出の削減対策、毎年度、毎年度、努力していく必要があるものと思っております。 特に、いろんな建設投資関係の事業の中で国の補助事業の推進に当たって県独自の補助率の上乗せ、いわゆる継ぎ足し事業と、こう言っていますけれども、そういった事業をこれまでも進めてきた経過があります、奨励的な意味も含めて。そういった分野については、やはり他県の状況等も見極めながら、どの程度であれば関係事業者の方々が積極的な事業推進に取り組んでいただけるのか、そういう現状も見極めた上で財政負担をできるだけ減らしていかなければいけないものと思っております。
県民所得の向上と人口減対策ですが、事業規模としては、前年度より下がっているということで、ここについて知事としてのご見解を聞かせていただきたいと思います。
人口減少対策、県民所得向上対策もそうなんですが、個々に関係予算を計上しておりますけれども、目標達成のためには県だけの施策では、当然ながら、目標達成は困難であります。したがって、各市や町、産業関係団体の皆様方といかに連携をした具体的な取組を進めるのか。例えば、先ほど、県民所得向上対策として紹介をさせていただきました。これまで以上に商工会、商工会議所関係の皆様方と連携を強化しながら、それぞれの個々の企業の経営力強化に向けた支援体制を構築することによって具体的な成果に結びつけていくのか、そういった分野にしっかり力を注いでいくことによって、それなりの効果を期待していきたいと思っております。
前年度より予算の全体としての規模が新年度は縮小していると、そのことについての知事としてのご見解ですね、どうして下がってしまったのか。
予算総額の問題ですか。
県民所得向上と人口減対策についてのボリューム。
予算が減っていますのは「企業立地推進助成事業」、企業誘致をして、その実績に基づいて奨励金を交付する、その奨励金の部分が少なくなっておりますので、実質的な事業の推進には、さほど影響ないのではなかろうかと思っております。これから、その奨励金の対象になる企業の立地が進めば、またこれからの予算に計上していかなければいけない経費になってまいります。
現状についてですね、まだら模様であるというふうなお言葉を使って、ちょっとまだ足りない部分に力を入れていくというふうなご説明をされていたと思うんですけれども、そのあたり、先におっしゃった大学の進学、県内定着というお話も、その事業総額を見ると、300万ぐらいですね、前年度より、500万ぐらいかな、前年度より下がっていて、新規事業としてのですね、立ち上げも新しいものがなかったというところについて、少し、何というんでしょうか、もうちょっと注力できる部分もあったのではないかなという気もしないでもないんですけれども・・・
予算が減ったというのは、例えば、Nナビのシステムを組み立てるための、初年度にかかる経費でありますとかですね。そういった部分がこれまでの予算の中に計上されていたわけでありますので、あとはそれを完成して、どう有効に運用していくか、なおかつ、関係機関との連携をどう強めていくのか。 先ほどの大学生の県内就職率が一向に高まりを見せないという現状に対して、これからどう取り組んでいけばいいかというと、その関係予算、事業費を計上することによって変わる部分も当然あるかもしれませんけど、むしろ、思いを共有化しながら、大学の先生方、保護者の方々、大学生本人、そしてまた、行政がやっぱり一緒に取り組んでいく中から成果に結びついてくるものと思いますので、関係事業費が少なくなったから、その目標達成が難しくなるのではないかというのは、直ちにそういうことにはならないものと思っております。 さらに、先ほども申し上げましたけれども、幾つかの予算も、補正予算に回しているところもありますので、なかなかこの間、その知恵を絞って考えてみましたけれども、「これだ」という施策がなかなか、大学生の県内就職率あたりですね、思いつきにくい面もありますので、もう少し考えて検討をしてもらって、有効な施策があれば、積極的に予算措置を進めていきたいと思っております。
ほかにございませんでしょうか。
先ほどの基金の話なんですけれども、ちょっと、先ほどの質問につながる部分があるんですが、このままだと基金が枯渇する勢いだというふうに冒頭におっしゃいましたけれども、知事としての目標、今後、いつまでに取り崩しをできるだけ減らしていきたいとかというような目標みたいなものがあれば、お聞かせいただけますか。
これは、県議会の質疑の中でもお話をさせていただいた経過があったと思いますけれども、平成33年度までに、基金の取り崩しに頼らないような財政運営を実現したいと、こう考えてまいりました。基金の取り崩しに頼らないというのは、当初予算の段階では当然ながら財源が見えない状況でありますので、一定額の基金は財源としてあて込んでいく必要がありますけれども、その決算の段階でしっかりと、崩さなくて済むような財政運営を目指していきたいということであります。 そのためには、先ほどから申し上げているように、さらなる行財政改革の積み上げが必要になってくるものと思っております。
ほかにございますか。よろしいでしょうか。
すみません、新産業の育成の分野なんですけれども、高度な専門人材、ソフトウェアの開発とかができる人材の育成には、5年から、ないしは10年近くかかるということで、なかなか、その養成をするための人材をですね、県内にいないという状況があるとお聞きしたんですが、人材の育成という大きな柱を実現するために、県として、例えば外部から人材登用というかですね、もっとその、直接絞れるところはもっと絞って、そういう本当に投資しないといけないところにもっと注力することができたのかなという気もしているんですけれども、そこら辺の、新産業育成の分野のですね、今回の予算編成の状況について少し、お考えを聞かせてもらっていいでしょうか。
ここで新産業育成、16ページの上の方のIOTとか、ロボット関連のことのお話ですかね。
あ、そうですね。
あの、実は、このロボット、IOT関連というと、県内にも非常に頑張っておられる企業の皆さん方があるんですが、それをさらに集積を進めていって、県内経済を担い得るような産業として育て上げていきたい、造船業に次ぐ第2の基幹産業として位置づけて育てていきたいと、こう申し上げているんですが、こういった関連分野について、高度専門人材を外から求めていくということは、これは現実的には極めて難しい。 というのは、そういった分野では本当に人材不足が深刻でありまして、こういった分野の産業の集積を図ろうとすれば、まず人材育成を進めると。良質な人の集積があるということが、産業立地の可能性につながってくるような現状にあるわけでありますので、したがって、そういった政策の手順というのをむしろ踏んでいく必要があるものと考えております。
育成をするための、その一体的な、その全部の人を持ってくるというのは多分、現実的に無理なので、育成をするための、今の、外部から講師を呼んできて、その人に1週間だけやってもらって、また帰ってもらってとかだと、すごい短期しかできないじゃないですか。そういう、何というんですか、それこそ自前で講師の方を持っていれば、集中的にですね、時間かけて、講座とかも開けると思うんですけど、そういう人材を外部から持ってくるとかの考えというのは。
県内にもですね、そういった分野の専門的な知識をお持ちの方々は数多くいらっしゃると思うんです。IOTといっても、いろんな多様な分野があろうと思いますけれども、大学という機関もあるわけでありますので、そういった既存の県内に存在する人的な資源は最大限に活用しないといけませんし、足らざる分野について、それは安定的に長崎で活動していいですよということであれば、もちろん長崎においでいただくという方法もあるでしょうけれども、いずれにしても、人材をどういう形で確保するのか、これはもうできるだけ効率的な形で確保していかなければいけないと思っています。
今回、当初予算はマイナス3.9パーセントですけれども、補正予算を合わせれば、ほぼ前年度並みの額になっているようですけれども、その辺の何か狙いというか、ここに掲げてある補正予算との一体的な編成という、その狙いをもう少し説明していただけますでしょうか。
ここに補正予算と一体的な予算編成、これはいろんな予算編成をする際に、優先度合いに応じて、どこの箇所から順番に整備すればいいのか、公共事業等含めてですね、そういった課題にあるわけですけれども、時期がちょうど同じでありましたので、その、今ある必要箇所から順番に補正予算、あるいは当初予算に計上を進めていったということでありまして、結果として、補正予算の規模が相当額に上りましたので、公共事業費ではほぼ前年度と遜色のないような規模になりましたけれども、あえて規模を確保するために合わせたということではありませんで、補正予算等をできるだけ有効に活用するということで、予算額の確保を図った結果として、今のような状況にあるというご理解をいただければと思います。
よろしいですか。それでは、以上をもちまして、予算に関する記者会見を終了いたします。 引き続き、定例会見に移りますけれども、このまましばらくお待ちください。
・午後4時23分から午後4時50分(27分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成30年2月23日 定例記者会見
会見内容
カズオ・イシグロ氏の名誉県民顕彰について(1)
それでは、ただいまから、定例会見に移ります。 知事、よろしくお願いいたします。
それでは、また引き続きよろしくお願いいたします。まず、冒頭に、私から1点ご報告をさせていただきたいと思います。 それはカズオ・イシグロ様の名誉県民顕彰についてご報告をさせていただきたいと思います。 ご承知のとおり、昨年12月に本県出身のカズオ・イシグロ様がノーベル文学賞を受賞されました。本県出身の皆様方のノーベル賞の受賞は、平成21年に名誉県民の称号を贈らせていただきました下村脩様以来2人目の快挙であります。 このことは、長崎県民にとっても大変名誉なことでありまして、郷土の誇りでもあります。イシグロ様は、お生まれから5歳までを長崎市で過ごされ、長崎での子どものころの記憶が小説家としてのキャリアの基礎を築いたというようなお話、あるいは長崎県民の皆様と受賞の喜びと誇りを分かち合えることをうれしく思うといった趣旨のご発言もいただいているところであり、長崎が、イシグロ様の原点であるとの思いを持ち続けられ、今もなお長崎のことを大切に思ってご活躍をいただいているというところであります。こうした偉業をたたえ、文化団体等からも名誉県民に選考してほしいとの声をいただいているところであります。 県といたしましても、イシグロ様を名誉県民として顕彰させていただきたいと考えているところであり、今後、選考に向けて県内各界の有識者等の皆様を委員とする選考委員会の開催、さらには来る定例県議会への同意議案提出といった手続を進めてまいりたいと考えているところであります。 以上1点だけご報告をさせていただきます。あとはご質疑のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いいたします。
カズオ・イシグロ氏の名誉県民顕彰について(2)
今のことで伺いたいんですけれども、今後、選考に向けて、有識者による選考委員会を設けて決めるということで、その流れとしては、まだ今議会というのは難しくて、次回以降の議会で同意議案を出すということですか。
これからのご検討をいただくに要する時間の状況次第であろうと思いますけれども、来るべき3月議会での関係議案上程というのも不可能ではありません。
あとですね、カズオ・イシグロさんを長崎に呼ぼうというような話もいろいろなところから出ていますけれども、知事としては、そこのご見解を伺えますか。
そうですね、私もお祝いを申し上げた際にも、ぜひ長崎にもお越しいただきたいというお話を差し上げているところでありますが、執筆活動を続けておられて、ご多忙な毎日を過ごしておられるとお聞きしております。機会をとっていただいて長崎までお越しいただくというのは、現実的にはなかなか難しい状況にあるのではなかろうかというようなお話もお聞きしているところであります。
県庁舎跡地活用について(1)
別の話になるんですけれども、新県庁への移転から1カ月半、もう2カ月近くたちました。それで、ただ、県庁舎跡地についてが、まだ宙ぶらりんな状態で、周辺だったりとか、中心部を含めた商店街の関係者の方だったりとかからもいろいろ、どうなってしまうんだろうというようなお声が上がっています。それで、文化芸術ホール、特に文化芸術ホールについて、まだ示されていないような状態で、そんな中で、長崎市がMICEの関連予算の計上を見送ったということもあって、今後、スケジュールとしてはどんなふうに進めていきたいと知事としてはお考えでしょうか。
これまでいろんな経過をたどって今日に至っているところでありますが、最近の状況から申し上げますと、基本的な考え方については、平成28年の2月議会において、基本的な私の姿勢として、広場、交流・おもてなしの空間、質の高い文化芸術ホールといった3つの方向性をお示しをさせていただいてきた経過があるわけでありますけれども、県議会からは、平成29年2月議会、昨年の2月議会でありますけれども、「県庁舎跡地活用については可能な限り速やかに整備方針の策定に努めるように」という意見書、「ただし、文化芸術ホール機能の検討に当たっては、市が計画をされているMICE施設のホール機能との重複に関する調整を確実に行いなさい」という意見書をいただいているところでありまして、そのMICE施設機能、関係議案が市のほうで今2月議会に提出されるご予定であったのが先延ばしになったということでありまして、現状では、市議会での議論というのはまだいただいてないような状況なんです。したがって、市議会での議論を経て、具体的な形で確認をするためには、いま少し時間が必要になってくるのかなと考えているところであります。
今言われた、「いま少し時間が必要」というのは、最終的にはいつまでには出さないといけないというのがありますか。
それは、やはりMICEについての市の姿勢をしっかりとお示しいただくという状況になれば、機能重複等については大丈夫だという話になってくるんではなかろうかと思います。
あとは、例えば市が進んだとしても、市のほうも作ろうとしているものと共同でまた作ろうというようなことになっていくかもしれないとは思うんですけれども、そうなると、またさらなる時間も要するのかなと思っていますが、現時点では、その辺がどうあってほしいというようなことはありませんか。
これ、ご存じなんでしょうけれども、MICE施設をつくるということであれば、市の議会を含めて、MICE施設をつくるんだという方針であれば、機能重複というのはほとんどないものと思っております。ただ、これまでの経過を見ますと、MICE施設の用地として、用地の取得案件を提案されたら、否決されたんですね。MICE施設ではだめで、交流拠点施設の用地として再提案されて可決された。じゃあ、交流拠点施設用地というのはどんな施設の用地なのかというのがわからなくなってきたわけですね。市のほうで、今、ご検討、ご提案なさっておられるのはMICE施設であるというのは理解いたしておりますけれども、市議会でのご議論や、経過を見ておると、交流拠点施設機能というのはMICE施設に限らないんだというようなご議論もあっているわけでありますので、そこはやはりしっかりと市議会でのご議論も十分に確認をした上で、今後のあり方を検討していく必要があるのではないかと思っています。
石木ダム建設事業について
知事は、選挙期間中に石木の地権者の方々とたまたまお会いになられて、あちらのほうから要請を受けて、面会をしたいということを向こうの方がおっしゃっていて、知事も、条件はいろいろあるんだけれども、今後、約束を果たしたいというふうなことで、いずれお会いしましょうというか、多分、それは了承されたというふうに受け取ったんですけれども、それはその後どういうふうになっていますか。
実はですね、選挙後、予算編成作業でありますとか、さまざまな用務がございまして、まだ具体的な調整等の時間がとれておりません。基本的には、今、お話をいただいたように、地権者の皆様方から、再度、今の現状等について話を聞いてくれというようなご要請もいただいたところでありますので、できるだけ早い時期に、調整の上、機会を設けていきたいと思っております。
今日は定例会見があるということで、地権者の方々にも確認をしてみたんですけれども、県のほうからはほとんど何もないというお話でした。結局、知事は直接ですね、候補者という立場ではありましたけれども、「今後会う機会を」というふうなことをおっしゃっていたので、「調整がかかっているなら、調整がかかっているなりのご連絡があってもいいのではないか」と、それは地権者の方の言い方ですけれども、そういうことをおっしゃられていましたけれども、それについては、今後どうでしょうか。まだ時間がないということですけれども。
今日、予算発表もさせていただいて、予算編成作業も一段落したところでありますので、これからしっかり担当部局のほうにも指示をして検討した上で、ご連絡をさせていただこうと思っております。それは、確かにこの間、選挙が終わってもう20日ぐらいたつんですね。お待たせして申しわけありませんでした。
それでは、各社の皆様からお願いします。
社会福祉法人の監査について
2月4日以降に、宮内県議の社会福祉法人における献金や施設の職員を秘書として活用していた問題があるんですけれども、この件に関して、県議がこういった秘書給与の問題であったり、献金の集め方で非常に政治的に問題ある、不適切なものが生じたことについてのご感想をお願いいたします。
私はまだ事実関係も確認できないような状況でありまして、報道での情報しか知り得ておりません。したがいまして、例えば献金がどういう形でなされていたのか、知り得る状況にありませんので、コメントいたしかねるような状況でありますので、ご理解いただきたいと思います。
事実関係は確認できていないということなんですが、今後、知事として事実関係を確認されるおつもりはありませんか。
それは施設として、社会福祉法人という立場での所轄庁でもありますので、そういった施設の運営等に関して、適正であったかどうかという観点からの一定の責務は、やっぱり担っているものと考えておりますので、そういった立場から、これから検討していく必要があるものと思います。
それは具体的には、中核市になる前、佐世保市が中核市になる前に関しては、長崎県が監査の担当だったと思うんですけれども、で、今回、報道ベースでご存じということなんですが、秘書給与の問題などは資金の外部流出に当たりまして、厚生労働省の通知違反にもなっております。 そう考えますと、県として社会福祉法人に対して監査など、調査の対応をされるという認識でよろしいでしょうか。
この場で監査を行う、行わないというのは、公表いたしかねるところがありますので、そこはご理解いただきたいと思いますが、これまでも監査等を通して県もかかわってきたところであろうと思います。 ただ、その監査に当たっては、国がお示しになられる一定の基準にのっとって適正に行われてきたものと、こう受けとめておりますが、今回の事例の発生等を受けて、これから検討を進めていく必要があるのではなかろうかと思っております。
最後に1点、宮内県議の場合、確認できているだけでも、およそ20年前からというのが私たちの取材でわかっております。 長崎県のこれまでの監査で宮内県議の社会福祉法人が、このような不適切な行為をしていたという記録、報告などはございましたでしょうか。
どうですか。
そのような記録はございません。通常の監査は基準等に従って、勤務表等により、そこは8時から7時まで誰々がというように記載されていますので、適切に人員配置がなされているか、通常、そこまで確認しまして、個々の職員が実際にその業務をしているか、仕事をしているかというところまではなかなか求められてないということでございますので、今回のケースのようなものについては、県の方としては把握していなかったということでございます。
では、監査では問題はなかったということでしょうか。
勤務表とかで見た限りでは、適切に基準どおりの必要な人員は配置をされていたということを確認していたということでございます。
それ以外の監査項目についても、問題はなかったという認識でよろしいでしょうか。
今回、新聞で報道されているようなものについては、私どものほうでは把握はしていなかったということになります。
それ以外に関しても問題はなかったと考えていいでしょうか。
細かい、口頭指導であるとか文書指導というのがあったという記録はございますけれども、そういう大きな指摘をするようなものというのは、今まではなかったです。
ありがとうございました。
県庁舎跡地活用について(2)
県庁舎跡地の話にちょっと戻るんですけれども、つまり、先ほど、MICEだったら重複はしないとおっしゃっていたと思うんですけれども、ということは、MICE議案を市役所が、2月議会は無理だったけれども、例えば、新年度、そう時間がない、4月、5月とかの臨時議会でMICE議案を出して市議会が可決したタイミングというのは、逆に言うと、県がホールをつくるということを容認したタイミングとなるんじゃないかと思いますけれども、ちょっとそこはどうなんでしょうか。
市のほうで一定そういったご判断、方針をお示しになられるということであれば、例えば、私どもが検討している芸術性の高いホールというのは、固定席であったり、MICEというと普通は平土間方式であったりということで、明らかにそういった内容の議案が議決されるということになると、市としての姿勢は一定公式に明らかになるものと思っておりまして、その上で県として、再度、長崎市さんがどのようにお考えなのか。今既に県庁跡地じゃない市役所跡地で検討するという姿勢をお示しになっておられますので、その段階で、再度、市のお考えなども確認していく必要があるのではなかろうかと思います。
市議会の議決より前に県独自で県庁跡地についてどうしたいということを示す可能性というのは基本的にはないということでしょうか。
それは、これまで申し上げてきた芸術性の高いホールという方針を変えるということであれば、同時に別の時期に判断をするということはあるんでしょうけれども、既に申し上げてきたように、平成28年に3つの機能整備を進めていきますと、基本的な姿勢をお示しし、また、議会でもそういう意見書をいただいてきた経過がありますので、そこはいま少しやっぱり確認のための時間を設けた上で、さらに先に進んでいく必要があるのではなかろうかと思っております。
ほかにございませんか。
カズオ・イシグロ氏の名誉県民顕彰について(3)
カズオ・イシグロさんの件は、県として授与するというか、それはもう決まったと考えていいんでしょうか。
先ほど申し上げたように、これから関係者の皆様方による検討を進めていただいて、そして、同意議案を議会でご審議いただくという手順が残っておりますので、その手続を経た上で決定に至るものということになります。
否決されることとかはあんまりないんでしょうか。同意議案になったら、もうほぼほぼ決まるというふうに考えていいのか。
名誉県民として選定するに当たっての手順としての定めがありまして、県議会でご審議いただいて同意をいただき、その上で顕彰をさせていただくということにいたしておりますし、これまでもそういう手順を踏んでまいりました。
旧優性保護法について
最近、旧優生保護法の知的障害者の方への不妊手術というのが、結構、全国的に知事さんが発言されてまして、まず、この法律に対する知事の基本的な考え方、人権侵害というふうに言われる方が多いんですけど、どういうふうに受けとめられているか。 あと、県内で51人ぐらいが確認されたということで、他県だと、年齢とか、どういう症状でそういう決定がされたかということを公表するというような動きもあるんですけれども、今後、どういうふうにこの問題と県は向き合っていくのかを教えてください。
旧優生保護法についての考え方というのは、これまでのさまざまな歴史をたどってきているわけでありますけれども、適正でないという考え方のもと、こういった手続について法改正がなされて今日に至っているものと認識をいたしております。
現状につきましては、一応お答えはしてるんですけど、10代半ばが最低年齢で、最高年齢は40代後半というお答えをしていたと思うんですけど、一般論として、どうしても人数が一人ですとか少ないところについては、ちょっと公表の幅を、今のところ、持たせていただいている状況で、そういう答え方をさせていただいたということであります。人数は、おっしゃったように51名で把握しているということです。以上です。
今後、公表するつもりはないということ。今、内容を精査しているということですか。
資料の状態というのが、かなり年月がたって、綴じ方もばらばらであったり、中身を見ないと判断できないということもありますので、今後、その辺を精査しまして、公表するかどうかも含めまして検討したいと考えております。
率直に公表したほうがいいと思いますが。年齢とかですね、例えば、本当に10歳で、思春期ぐらいで無理やり手術されて、一部、だましていいというふうな時期があったようで、そういうふうな問題、資料も残ってないから賠償の裁判が起きているんですけれども、傷あとだけで認めていいというような、事実認定をですね、手術を受けたとか、そういうのもしようという動きが起こっている中で、先ほどの回答はすごい後ろ向きじゃないかなと思うんですが、その辺は知事自身は、まだそんなに内容は精査されてないかもしれないんですけど、どういうふうに取り組んでいくかをいま一度、お伺いします。
私も内容等については承知していない状況でありますので、これから検討させていただきたいと思います。ご意見としてお伺いをしておきたいと思います。
サッカースタジアムの建設について(1)
昨日ですね、V・ファーレン長崎の郄田社長が、長崎市内にスタジアムの建設を検討したいというふうに表明されましたけれども、実際、諫早市にある今のスタジアムは県のもので、建設費も出されていますが、その辺に関しての知事の見解をお伺いします。
まあ、これは恐らく、長崎市の再開発計画の中でご検討されていることをお話しになられたのかなと思っておりますけれども、県の施設を今、スタジアムとしてご活用いただいている。そういった中で、さまざまなご不便等もある中で、そういったお話をなさったのではなかろうかと思っているところであります。
事前にそういうことを、市なりが移転とかを検討しているというふうな打診とかというのは、県のほうにあったんですか。
えーと、県のほうには、あったんですかね。私は聞いておりません。
ありません。
よろしいでしょうか。すみません、時間もありますので、最後の質問でお願いできればと思いますので。
サッカースタジアムの建設について(2)
移転に関してですね、一部、諫早選出の議員の方々は、地元が頑張ってやってきたと。いざJ1に上がった時に、そうやってすぐに長崎にみたいな、人が多いようなところに移すのはいかがなものかというような、それはいろんなことがあって、そういう意見がもちろんあると思うんですけど、知事は、どういうふうに調整なりですね、していった方がいいというふうに思われますか。
それはですね、これまで、しっかり地元として受け入れ体制を整えて、そしてまた、一生懸命応援してこられた皆様方にとって残念な思いをなさっておられる向きはあるのかもしれません。 ただ、具体的に、どういう状況であるのかというのは、私、正直、把握しておりませんし、報道の域を越えておりませんので、今、報道を前提にお答えすべきかどうか、はなはだ困っている状況であります。しかるべき段階になると、またご説明等もいただく機会もあるのではないかと思いますので、その際に、私なりの思いをお伝えさせていただければと思います。
それでは、申し訳ございません。以上をもちまして、定例会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後3時53分(23分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie平成29年12月28日 定例記者会見
会見内容
今年の1年を振り返って
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いします。
この1年間を振り返って一言申し上げたいと思います。 まず、今年1年間を振り返りますとき、とてもうれしいニュースとして、V・ファーレン長崎のJ1昇格がございました。J1への昇格は、選手、スタッフ、そしてサポーターの皆さん方が一丸となって掴みとったものでありまして、県民の皆様方に大きな夢と感動を与えていただいたところであります。来シーズンから、いよいよ国内最高峰リーグで戦うということになりますけれども、V・ファーレン長崎には、持ち前の全力で走り抜くハードワーク、そして、チームとしての結束力を武器に、J1の舞台でさらに躍進していただきたいと心から願っているところであります。 それからまた、長崎市出身のカズオ・イシグロさんがノーベル文学賞を受賞されました。イシグロさんへ祝福のメッセージをお送りいたしておりましたが、ご本人から返事の手紙をいただきました。いただいたお手紙を拝見いたしまして、イシグロさんがわずか5歳までしか過ごしておられなかったふるさと長崎県を今も大切に思っておられることを実感いたしました。そして、そのすばらしいふるさとへの思いを共有できることを私としても大変ありがたく、うれしく思ったところであります。 また、今年は、本県選出国会議員の皆様方のご尽力によりまして、有人国境離島法の施行を迎えたところであります。人口減少が著しい離島地域の振興に向けて、引き続き、安定した雇用の場の創出・拡大に取り組んでまいりますとともに、市町をはじめ地域の皆様方と知恵を出し合いながら、そして、国の交付金を最大限に活用しながら、活性化に向けてさらに全力を注いでいかなければならないと考えているところであります。 九州新幹線西九州ルートについては、現在、平成34年度開業に向けて着実に整備が進められているところであります。県といたしましては、現在、フル規格で整備中の武雄温泉〜長崎間のインフラを最大限に活かしながら、かつ、山陽新幹線直通運行による関西・中国圏との交流拡大を図るためにも、全線をフル規格で整備することが最善の選択肢であると考えているところであり、関係者の皆様方と一体となって、その実現を目指してまいりたいと考えております。 また、諫早湾干拓事業の開門問題につきましては、本年4月、長崎地方裁判所から、排水門の開放差し止め請求を認める判決が出されまして、国として開門しない方針を明確に示し、控訴しないことを発表されたところであります。今後、開門によらない、基金による和解を目指すということとされているところであり、県としましては、開門問題の早期解決が図られるよう、国会議員の皆様方をはじめ、県議会や関係県民の皆様方とともにこれからも適切に対処していかなければならないと考えております。 それから、本県へのIRの誘致に向けては、IR実施法整備に向けた国の動き、IR誘致を目指す各地の自治体の取組が本格化する中で、本県へのIR導入に向けた体制を整備する趣旨をもって、10月1日付で「IR推進室」を新設したところであります。日本型IRの導入を外国人観光客等の誘致を進めるチャンスであると考え、魅力的な施設整備を進め、地方創生に寄与するものにしたいと考えているところであり、引き続き、県民の皆様方のご意見等もお伺いしながら、本県ならではの国際競争力のあるIRの導入実現に向けて、現在、基本構想の策定を進めているところであります。引き続き、実現に向けて努力してまいりたいと考えております。 それから、石木ダムについてでありますが、石木ダムは、川棚川の治水対策、そして佐世保市の慢性的な水源不足解消のために必要不可欠な事業であると考えております。現在、収用委員会において、裁決に向けた手続が進められているところでありますが、県内外で記録的な豪雨に伴う災害が多発する傾向にある中、こうした災害から県民の皆様方の安全・安心を確保することは、県の最大の責務であると考えているところであり、今後とも、佐世保市及び川棚町と一体となって、着実に事業の推進に力を注いでまいりたいと考えております。 一方、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」については、去る9月に、ユネスコの諮問機関であるイコモスの現地調査が行われ、いよいよ来年、初夏にも開催される世界遺産委員会において登録の可否が審議されることとなってまいります。世界遺産登録の実現に向けて、引き続き、国、関係自治体と連携を図りながら、全力を注いでまいりたいと考えているところであります。 このほか、「朝鮮通信使に関する記録」のユネスコ「世界の記憶」への登録、中国福建省との友好交流35周年、「御朱印船」プロジェクトをはじめとするベトナムとの交流拡大など、アジア・国際戦略については、関係諸国との発展につながる出来事が多い1年となりました。今後とも、本県と海外との歴史的なつながりを大切にしながら、人的交流、経済交流の拡大に努めてまいりたいと考えております。 さて、新県庁舎については、ご承知のとおり、去る12月24日に落成記念式典を、そしてまた、同日と25日には県民見学会を開催し、多くの県民の皆様方と一緒に完成をお祝いすることができました。本日の夕方からは、いよいよ引っ越し作業が始まり、来年1月4日からは、順次、新庁舎での業務を開始することとなっております。 半世紀以上の歴史がある現庁舎で業務を行うのも、いよいよあとわずかとなり、大変寂しい思いもありますが、新しい県庁舎を行政と県民の皆様方との連携・協働の拠点として、これまで以上に夢や希望を抱いていただけるような施策の実現を進めていかなければならないと考えているところであります。 結びになりますが、報道関係の皆様方には、今年も県政の広報にご協力をいただきましたことに改めて感謝を申し上げます。 年末にかけて、まだまだ慌ただしい日が続くと思いますが、皆様、どうぞご自愛の上、すばらしい新年をお迎えになられますよう願っているところであります。 私からは以上でございます。あとはどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からご質問をお願いします。
現庁舎の閉庁について
まず、ここの庁舎での知事の一番の思い出は何でしょうか。 それと、県庁跡地の活用については、いつごろまでにその計画をまとめ、どのようなご活用が望ましいとお考えでいらっしゃいますでしょうか。
そうですね、現庁舎では、私の青春時代から高齢者に達するまで45年、仕事をさせていただきましたけれども、やはり一番記憶に残っておりますのは、昭和57年の長崎大水害の時のことではなかったかと思います。 その日は仕事があって、自宅に帰ることができませんで、庁舎内に寝て、翌日から復旧作業に全力を注いできた。関係の職員の皆様方と力を合わせて、被災地の安全、衛生の管理等に全力を注ぎ、そしてまた、その後の被災地の復興対策のために、力を合わせて取り組んできたということが、一番大きな思い出ではないかと思っております。
県庁舎跡地活用について
それから、跡地の活用の問題については、これまでも申し上げてまいりましたけれども、去る2月の県議会においても、できるだけ早く、その跡地活用について方向性を示すように努めるよう求められたところであります。 ただ、文化芸術ホール機能の検討については、市が整備を計画しておりますMICE施設のホール機能との重複に関する調整を確実に行いなさいというような宿題もいただいているところでありまして、現在、市の構想については、関係事業者の選定作業が進められているということでありますので、そうした動きを見極めながら、しかるべき時期には方向性を見定めていかなければいけないと考えているところであります。
ORC欠航について
今年は、目立ったこととしてはORCの欠航が相次いだと思います。県議会からも、故障にいち早く対応できるように職員の配置だとか、意見書が可決されておりますが、一方で県は、機材の更新時期の前倒しとか頑張りたいということで、あまり具体策が出ていないんですけれども、長崎県は観光立県で、さらに離島もとても多くて、離島の足というのはかなり早急に対応しなければいけないことだと思うんですけれども、改めて知事として、新年早めに対応すべき事柄だと思うんですが、対策はどのようなことを考えておられますか。
まず、ORCの運航に関して、安全・安心の確保というのは最重要課題であると思いますので、離島地域の住民の方々の足として、あるいは経済活動を支える基盤として必要不可欠な役割を担っているわけでありますので、安全・安心確保を前提に安定運航をするということは当然の使命であると思っております。 欠航が相次いできたわけでありますけれども、その内容をよくお聞きしてみますと、いわゆる部品の不具合によるものが大きかったと。これは、経年劣化ということで不具合が生じているということであれば、これは早急な更新を含めて検討をする必要があると思っているところでありますが、途中で交換した部品、そういったものの不具合が原因の一つになっているということでありますので、そうした面についてしっかりと対応することが最優先課題ではなかろうかと思っております。 ただ、運航開始からもう16年近くが経過して老朽化していることもまた事実でありますので、さまざまなコストの問題等も含めて検討の上、更新が有力な選択肢ということであれば、そういったことも含めてさらに検討を進めていかなければいけないのではないかと思っております。
それでは、各社の皆様からお願いいたします。
JR九州のダイヤ改正について
JRのダイヤ改正について、要望書を連名で出されたと思うのですが、長崎県として具体的にJR側に何かするなどの予定は今ありますでしょうか。
先般、各県共同で要請活動を行ったということでありまして、それぞれの地域の影響度合い等について、この間、ヒアリングを進めて、どのような課題があるのか、内容の把握に努めてきたところでありますが、やはりまずは地域住民の皆様方の不安に対してしっかりと説明をしていただきたい。できるだけ利便性を低下させることがないよう、安定運行をしていただくことが利用者にとってはベストでありますので、そうしたそれぞれの提示されている内容について精査をし、必要があれば県独自の要請も検討してまいりたいと考えております。
今のところは、具体的にいつ、要請するとか、どういう項目を要請するというのは。
具体的な要請日程、そして要請内容等については、まだ詳細は詰まっておりません。
ほかにございませんか。
今年1年を表す漢字一文字について
今年は喜ばしいことがいろいろあったという話なんですけど、知事の考える今年の漢字1文字で表すと、何か当てはまるものがありますか。
難しいですね、毎年ね。そういうご質問がくるだろうと思って、昨日から、何だろうと考えておりましたが、漢字1字にすると、今年1年というとやはり、皆様方の努力が実を結んだ、あるいは結びつつある、そういう年ではなかったかなという思いで「結(むすぶ)」という文字はどうだろうかと思っております。 これは、先ほど冒頭に申し上げましたように、V・ファーレン長崎のJ1昇格でありますとか、あるいはカズオ・イシグロさんのノーベル文学賞のご受賞、あるいは佐藤正午さんの直木賞のご受賞、あるいは、少し結ぶの意味が違うかもしれませんけれども、ベトナムとの新たな「御朱印船」プロジェクト等を含めた交流関係の樹立でありますとか、もう一つは新県庁舎の落成、そういったことがあった1年だったという思いであります。
九州商船のストライキについて
今週、九州商船が福江航路を含めてストが1日ありましたけれども、今年のお盆の時もスト直前までいきまして、県としては、あれは想定外のストと考えられているんでしょうか。
労使交渉の中でこういった事態を迎えてきたわけでありますけれども、個々の内容について詳細に承知しているわけではありません。離島航路というのは、住民の方々にとって、あるいは外から離島においでになられる方々にとって必要不可欠な路線でありますので、そういった労使紛争の結果として欠航をせざるを得ないことというのは、あってはならないことと私どもは考えているところでありまして、その都度、安定運航、スト回避、欠航がないようにという要請はこれまでも重ねてきたところであり、また、これからもそういう姿勢でしっかりと運航、住民の方々を含めて足の確保だけはしっかりやっていただく必要があるものと思っております。
民間企業1社だと、常にそのリスクは今後も抱えると思うんですけれども、このような離島に行くルートがなくなるというリスクがある場合は、別のルートなり複数の企業なり、そういうことに県として動かれる可能性はありますか。
今回も、欠航するという事態に対応するため、代替輸送手段の確保などの対応策を講じてきたわけでありますけれども、これを全て単独航路じゃなくて複数事業者の参入による航路が維持できるかというと、なかなか航路の性格上難しい面もあります。 そのようなことを総合的に勘案して判断せざるを得ないと思いますけれども、まずは単独航路を運航しておられる業者にあっても、先ほど申し上げた、まさに住民の足として唯一の移動手段になっているわけでありますので、労使紛争の結果として周辺の住民に迷惑をかけることがないように、これからも努力を求めていく必要があるものと思います。
県が株主になって一定の発言権を確保するというお考えはありますか。
そういう手法も一つあるのかもしれませんけれども、そこはやはり民間企業の皆様方が経営、運航をなさっておられるわけでありまして、そこに公的セクターが入り込んで主導権を握るということは、これは現実的にはなかなか難しい選択肢ではなかろうかと思います。
ほかにご質問はございませんか。よろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。
皆様、この1年間、本当にありがとうございました。お疲れさまでございました。