今回の会見のポイント
- 長崎市を除く県下の感染段階をステージ5からステージ3へ引き下げ。
- 県下全域に発令していた「医療危機事態宣言」は解除。
- 長崎市の「緊急事態宣言」は継続。
- 長崎市内における外出自粛要請、飲食店等への時短要請は6月7日(月曜日)まで延長。
現状のまとめ
感染状況
- 県下の新規感染者数は減少傾向で推移し、全指標が県ステージ3以下の水準
5月13日 5月27日 最大病床使用率 63.4%(ステージ5) 32.1%(ステージ3) 新規感染者数(10万人/週) 25.8人(ステージ5) 4.1人(ステージ2) 療養者数(10万人/日) 41.1人(ステージ5) 14.4人(ステージ3) - 第4波の感染事例のうち、
・初発事例では、県外由来が44%と約半数。
・2次感染事例では、家庭内が34%、飲食が25%と、約6割を占める。 - 長崎市では、新規感染者数は減少傾向にあるものの、感染経路不明割合(※)が直近2週間で約5割と高く、また、病床使用率は約6割であり、依然として医療提供体制に負荷がかかっている状況。
・感染経路不明割合(5月14日から5月27日まで):47.1%
※初発における感染経路不明割合(継続調査中を含む)
・最大病床使用率(緊急時対応病床を除く):107.9%⇒57.9% ※5月13日と5月27日の比較
評価
- これまでの対策の効果等により、県全体の感染状況は改善傾向にあるが、長崎市では依然として病床が逼迫し、予断を許さない状況。
- また、感染経路不明割合が高く、市中感染の恐れがあることから、感染の再拡大を招かないよう、持続的な対策が必要。
ステージの判断等について(5月29日~)
- 県下の感染段階を【ステージ5】から【ステージ3】に引き下げ、警戒警報を発令。
- 県下全域に発令していた医療危機事態宣言は本日(5月28日)をもって解除。
- 長崎市の【ステージ5】及び緊急事態宣言は継続。
引き続きのお願い(長崎市内)
- 飲食店等に対する営業時間短縮要請を6月7日(月曜日)まで延長します。
※今後の感染状況によっては、延長も検討。対象 長崎市内の
(1)飲食店(テイクアウトサービスを除く)
(2)遊興施設(キャバレー、スナック、カラオケボックス等)
※(1)(2)のうち食品衛生法の飲食店・喫茶店営業許可を受けている店舗要請する内容 午後8時以降午前5時までの間の営業自粛
(酒類の提供は午後7時まで)要請期間 6月1日(火曜日)から6月7日(月曜日)まで 協力金の支給
※要請期間の全期間で協力頂いた店舗が対象(1)中小企業:売上高に応じ1店舗あたり2.5~7.5万円/日
(2)大企業:1店舗あたり上限20万円/日
※計算方法はこれまでの要請と同様実施体制 県・市共同 問い合わせ先 相談窓口:095-895-2618
(受付時間:9時から17時45分まで)平日のみ - 運動施設や遊技場、映画館等の営業時間の短縮にご協力をお願いします。(6月7日(月曜日)まで)
対象施設 協力依頼内容 運動施設、遊技場 - 営業時間の短縮(5時から20時まで)
※酒類の提供は19時まで - 開催するイベントは人数上限5,000人又は収容率50%とする
- 協力金はありません
※1:1,000㎡超
※2:生活必需のものを除く劇場、観覧場、映画館又は演芸場 集会場又は公会堂、展示場 博物館、美術館又は図書館 ホテル又は旅館(集会の用に供する部分に限る) 遊興施設(食品衛生法の飲食店・喫茶店営業許可を受けている店舗を除く) 物品販売業を営む店舗 ※1、※2 サービス業を営む店舗 ※1、※2 - 営業時間の短縮(5時から20時まで)
- 感染リスクを減らすため、真にやむを得ない場合を除き、外出自粛の徹底をお願いします。
- イベント開催は中止や延期、無観客やリモートを含め、引き続き慎重な検討をお願いします。
引き続きのお願い(県下全域)
県民の皆様へ
- 県外や長崎市との不要不急の往来は控えてください。
- 大切な家族や同僚を守るため、感染防止対策の徹底に最大限の注意をお願いします。
・マスクの着用、手指消毒の徹底、3密(密閉・密集・密接)の回避。
・場面の切り替わりや共用部分(ドアノブ等)の接触に注意し、こまめに消毒等を実施。
・家庭内でも、具合が悪い方がいる場合はマスクを着用。
・無症状でも他に感染させるおそれがあることを自覚し、慎重に行動。 - 家族以外との会食や複数店舗の飲み歩きはお控えください。
- カラオケによる感染事例が多数発生していることから、カラオケの利用はお控えください。
事業者の皆様へ
- 在宅勤務等を推進し、出勤者の縮減にご協力ください。
- 従業員同士や出張先での会食は控えてください。
- 従業員の健康管理(N-CHAT活用等)の徹底をお願いします。
医療体制等について
- 医療体制について
・病床使用率が減少傾向にあることから、本土地区の「緊急時対応(59床)」を解除し、「フェーズ4」に移行します。
【本土地区】(6月1日移行見込)
<緊急時対応>394床⇒<フェーズ4>335床(▲59床) - 検査体制の充実について
・重症化リスク者が多数いる医療機関や高齢者施設等に抗原簡易キットを配布し、感染者の早期発見に努めます。
※6月以降、13万キットを各所に送付予定(医療機関、訪問看護ステーション、助産院、施術所、介護・障害者施設(入所・通所・訪問等)など)
※有症者の把握には「N-CHAT」を活用 - ワクチン接種の促進について
・各市町との協力のもと、ワクチン接種の加速化に努め、進捗状況については随時報告します。
その他《令和3年度5月補正予算について》
長期化する新型コロナウイルス感染拡大の影響等を踏まえ、緊急的な感染予防・拡大防止対策や経済対策等を実施します。
[一般会計補正予算:190億46百万円]
感染症の予防・拡大防止と県民生活の安全・安心確保対策
- 飲食店の感染防止対策に係る第三者認証制度の拡充(新)
- 宿泊施設の第三者認証制度の拡充(新)
- 新型コロナワクチン接種センターの開設(新)
- 重点医療機関等の病床確保支援
- PCR検査機器等の整備
- 実習生に対するPCR等検査費用の支援(新)
- 診療・検査医療機関における設備整備事業(新)
- 重点医療機関等における設備整備支援
- 救急・周産期・小児医療機関における設備整備支援
- 外国人患者の受入体制確保等への支援(新)
- クラスター発生施設への感染症対策専門家の派遣等
- 住居確保給付金の支給
県内の社会経済活動の回復・拡大対策
- 営業時間短縮協力金(6月1日から6月7日要請分)
- 時短要請等に伴い大きな影響が生じた事業者への給付金
- 宿泊事業者による感染防止対策等への支援(新)
- 公共交通事業継続への支援
- 緊急資金繰り支援資金の融資枠拡大
関係連絡先について
- 長崎県受診・相談センター
- 長崎県新型コロナウイルス関連人権相談窓口
- 自主的なPCR検査の実施、N-CHATの活用方法等に関する電話相談窓口(事業者・団体向け)
・実施機関:一般社団法人長崎県薬剤師会
・電話番号:080-2061-3431
・受付時間:10時から12時、13時から16時まで(土日、祝日を除く)
※詳しくは、「長崎県薬剤師会による新型コロナ関連の電話相談窓口の設置について」または「長崎県薬剤師会のホームページ」をご覧ください。
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参考資料
感染段階ステージ判断とその対応について(令和3年5月28日知事記者会見)[PDFファイル/728KB]
このページの掲載元
- 地域保健推進課
- 郵便番号 850-8570
長崎県長崎市尾上町3番1号 - 電話番号 095-895-2466
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