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東京大学「フィールドスタディ型政策協働プログラム(FS)」

更新

東京大学「フィールドスタディ型政策協働プログラム(FS)」について

 長崎県では、令和3年度から、国立大学法人東京大学と連携し、学生が現地活動などを行いながら地域の課題解決の道筋提案を行う「東京大学フィールドスタディ型政策協働プログラム(東大FS)」に協力しております。
 令和7年度は、佐世保市(宇久)・五島市で活動が行われました。
 「東京大学フィールドスタディ型政策協働プログラム」については、東京大学のHPをご参照ください。

<これまでの主な活動内容>

活動地域 活動時期
佐世保市(宇久地域) R6~R7
五島市 R5~R7
南島原市 R3~R5
雲仙市 R3~R4

佐世保市(宇久)(令和7年度)【令和6年度からの活動】

取組概要

 佐世保市では、宇久高校離島留学に係る以下のテーマを掲げ、1年間かけて事前調査・現地活動・地域交流などを行ってもらい、課題解決に向けた道筋について学生のみなさんとともに考えていきました。
(1)地元高校生との交流による将来ビジョンの醸成
  島を離れていく高校生に対し、将来も何らかの形で島との繋がりを持ちながら『なりたい自分』に向けた助言や提案を行い、「島だからできる」や「島でもできる」といったプラス思考に変換できるような交流を実施。
(2)離島留学に係る意見の提案や受け入れ地域の魅力情報発信
  宇久高校にて令和8年度からスタートする、離島留学制度に関して、東大生ならではの知見を活かし、制度への意見提案を行う。また、受入地域の魅力発信や島で学ぶ魅力を幅広く発信。

テーマ  佐世保市宇久地域の活性化について

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【長崎県佐世保市】R7東大FSプレゼンテーション用資料(宇久地域の活性化) (PDF 3.92MB)

主な年間スケジュール
6月20日 課題内容や現地活動についての打合せ(オンライン)
6月から8月 事前調査
現地活動に向けて日程調整など
8月23日から8月27日 〇宇久島来島(1回目)
・観光アトラクション(シュノーケリング)
・民泊体験
・行政職員と課題内容の再調整
・宇久高校離島留学体験会への参加
・島内景勝地等の視察
・Uターン者へのヒアリング
・宇久島のまちづくりについて関係コンサルへのヒアリング
9月18日から9月20日 〇宇久島来島(2回目)
・民泊体験
・しま親候補者へのヒアリング
・宇久高校同窓会長へのヒアリング
・宇久高校体験学習会への参加
・宇久高校校長、教頭との意見交換
・子育て関連施設の視察
・「そらあみ」への参加
10月7日 活動の進捗や提案の内容方向性等を確認(オンライン)
10月18日 東京大学ホームカミングデイへの出展
・東大本郷キャンパスにて開催されたホームカミングデイに宇久島ブースを出展し、特産品の販売や地域の魅力を発信
11月22日から11月23日 全国島の祭典「アイランダー」への参加
12月10日から12月13日 〇宇久島来島(第3回)
・島に暮らす若者へのインタビュー
・高校生との交流会
・しま親候補者へのヒアリング
3月13日 島民向け報告会(オンライン)
佐世保市からのコメント

 離島留学に係る地元の方々や宇久高校関係者に対し、献身的なヒアリングを行っていただき、東大生ならではの知見を活かした素晴らしい提案がいただけました。
 インスタグラムやnoteを用いて、離島留学受け入れ地域の魅力発信にも尽力していただき、高校生との交流会では、都会での経験を活かしながら、高校生と将来について楽しく語り合い、生徒、保護者や先生方からも好評の声をいただいております。
 この取組は、来年度以降も継続して実施していきたいと思います。

五島市(令和7年度)【令和5年度からの活動】

取組概要

 五島市では、以下のテーマについて、1年間かけて事前調査(活動企画立案)・現地活動・事後調査を行ってもらい、課題解決に向けた道筋について学生のみなさんに考えてもらいました。
 令和7年度は、椛島本窯地区をメインフィールドに、祭りの保存に対する想いや意義、かつての祭りや地域の暮らしについて地域住民へのヒアリング、神社、神輿や祭りで使用する道具の確認や歴史、地域における祭りの位置付けについて調査を行いました。
 祭り本番は、笹切りや曳舟の飾り付け、直会などの準備から参加し、当日は装束を身に付け神輿を担ぎました。また、直会での交流を通じて、担い手不足の現状や祭りを続けることの想いについてヒアリングを行いました。さらに、地域住民を対象としたアンケート調査を実施し、祭りの継承に関する意識を整理しました。
 令和8年2月には、3年にわたり東大FSのメインテーマとしてきた「伝統文化の保存継承」の集大成として、伝統継承シンポジウム「伝統を繋ぐことの意義〜地域における伝統文化の役割〜」で成果報告を行いました。併せて、椛島においても地域住民に向けた報告会を実施し、調査結果の共有と意見交換を行いました。
 これらの取組を通じて、祭りが地域のつながりや共同体意識を支える重要な役割を担っていることが確認され、担い手確保のために地域外の人材も含めた新たな関わり方を模索していく必要性が示唆されました。

テーマ

 島に残る伝統文化の担い手の在り方について
 (1)担い手の理想的な在り方、取り込み方を検討する
 (2)地域にとっての祭りの意義と継承の在り方をまとめる

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【長崎県五島市】R7東大FSプレゼンテーション用資料(伝統文化の担い手の在り方) (PDF 2.44MB)

主な年間スケジュール
6月から8月 現地調査に向けた準備期間として、オンラインでの協議を重ね、来島時の調査内容や調査方法を検討した。地域住民へのヒアリング項目や調査の進め方について整理するとともに、祭りの担い手の在り方や地域における祭りの役割を明らかにするための調査設計を行った。
9月 来島調査(1回目)。地域住民へのヒアリングを中心に、祭りの保存に対する想いや意義、かつての祭りの様子や地域の暮らしについて聞き取りを行い、地域における祭りの歴史や位置付けについて理解を深めた。
10月 来島調査(2回目)。祭りの準備段階から地域住民の活動に参加しながら調査を行った。料理の準備を担う女性陣や、神輿や曳舟の飾り付けを行う男性陣それぞれに密着し、実際に作業をともにしながら聞き取りを実施した。祭り当日は神輿の担ぎ手や曳舟を引く役割として参加し、直会や翌日の片付けにも関わることで、祭りが地域の協働によって成り立っている実態を体感的に把握した。
1月 調査内容を補完するため、追加のアンケート調査を実施した。椛島出張所の集落支援員の協力を得て地域住民への調査を行い、「祭りをどのように遺していくか、あるいはどのように閉じていくか」といった今後の継承に関する意識について把握を行った。
2月 3度目の来島。3年間にわたる東大フィールド・スタディの締めくくりとして、伝統継承シンポジウム「伝統を繋ぐことの意義〜地域における伝統文化の役割〜」を開催し、文部科学省職員や五島市地域おこし協力隊等を交えて成果を報告した。また、現地調査を行った椛島において地域住民向けの成果報告会を実施し、これまでの調査結果を共有するとともに、祭りや伝統文化の今後の在り方について意見交換を行った。
五島市からのコメント

 今回の調査対象とした「椛島神社例大祭」は、人口20名(かつ全員が高齢者)を切る椛島本窯地区で継承されてきた祭りであり、過去2年において調査の対象とした伝統芸能と比較し、継続していくことが非常に困難な状況となっているものであった。
 当初は、工夫をしながら祭りを続けている椛島神社例大祭から、継承のヒントを得るようなイメージで課題を設定したが、最終的にはどうしても継続することが困難な祭りについては、「祭りの終活」を考える必要があるという結論となった。
 学生たちは、難しいテーマに一生懸命挑み、当初五島市が想定していたような結論ではなく、この結論を自分たちで導き出し、それを勇気をもって地区住民に説明した。発表後の意見交換では「この祭りもこういう(終わりを考えないといけない)状況になっていると初めて知った」「実は祭りを終えるための準備はしている」といった意見があり、住民たちも祭りの存続に真正面から向き合うことができた。
 1年間本当に大変だったと思うが、五島列島の小さな島の小さな集落で得た大きな経験は、学生たちの視野や価値観を大きく広げたと思う。ぜひ、この経験をこれからの長い人生で活かしていただきたい。

南島原市(令和5年度)【令和3年度からの活動】

取組概要

 南島原市では、東大生に以下のテーマを掲げ、1年間かけて事前調査(活動企画立案)・現地活動・事後調査を行ってもらい、課題解決に向けた道筋について学生の皆さんとともに考えていきました。
 令和5年度は、空き家バンク登録促進と空き家バンクドナー制度の確立を目指し、家の終活ノート「おうちの手帳」の製作に取り組みました。

テーマ

 空き家バンクドナー制度の確立、試行
現地報告会 (2) 現地報告会

1回目現地調査イルカウォッチング 1回目現地調査空き家視察

【長崎県南島原市】R5東大FSプレゼンテーション用資料(空き家バンクドナー制度確立、試行)[PDFファイル/2MB]

主な年間スケジュール
6月 2022年度東大FSメンバーとの顔合わせ、引継ぎ
7月から8月 空き家バンク制度説明と南島原市の空家の現状説明。現地調査(1回目)へ向けて日程調整など
9月 9月5日から8日まで現地調査(1回目)。
空き家の内見、市内の空家の現状について説明、市内観光・アクテビティ体験、移住者との懇話など。
10月から11月 ドナー制度について精査、家の終活ノート「おうちの手帳」と名付け、プロトタイプの作成。
現地調査(2回目)の日程確認など
12月 12月15日から17日まで現地調査(2回目)。
おうちの手帳を用いて内容について現役世代、高齢者世代、不動産業者へ聞き取り調査。調査をもとに内容改定
1月から2月 おうちの手帳内容確認。学内報告会、現地報告会の報告内容確認
3月 3月19日から20日で現地調査(3回目)、報告会
南島原市からのコメント

 2021年度、2022年度、2023年度と3回目の東大FSでした。空き家バンク制度を通して3年目の集大成として「おうちの手帳」を学生が考えてくれました。内容も家に特化した内容になり、名前も親しみやすいものなりました。
 この手帳を今後は南島原市のHPで公開したり出前講座に活用したりなどたくさんの方に使っていただけるように動いていく予定です。

雲仙市(令和4年度)【令和3年度からの活動】

取組概要

 雲仙市では、東大生に以下のテーマを掲げ、1年間かけて事前調査(活動企画立案)・現地活動・事後調査を行ってもらい、最終的には課題解決に向けた道筋提案を行ってもらいます。
 夏の現地活動では、交流拠点「雲仙BASE」等の視察、市内の観光・農業・飲食等の事業所や地域のプレイヤーと意見交換を行いました。

テーマ

 地方と都市の交流によるオープンイノベーションの場、仮想大学『雲仙大学』で雲仙市の課題解決と相互のレベルアップを目指す

雲仙大学パワポ 画像2

参考資料(雲仙市・学生向けオリエンテーション資料)[PDFファイル/3MB]

主な年間スケジュール
4月 オリエンテーション
5月から7月 R3年度の学生の活動・提案等を把握し、周辺情報の事前学習
8月から9月 現地活動(現場の課題や解決してほしい事業所等を把握)
9月から11月 東京で都市側の大学や企業等にヒアリング
課題解決に向け、解決可能な人や企業の発掘・選定及びマッチングを模索
11月から2月 現地又はオンライン会議等(地域の人と都市部の人とのマッチングの場の設定)
2月から3月 現地報告会(マッチングから課題解決に至る過程等の事例のまとめ、
それらを踏まえ、ブラッシュアップした雲仙大学の仕組みづくりを提案)

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