麻しん
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麻しん(はしか)とは
- 麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染すると一生免疫が持続すると言われています。
- 感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水、目の充血といった風邪のような症状が現れ2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発しんが出現します。
- 肺炎、中耳炎を合併しやすく、1,000人に1人程度の割合で脳炎が発症します。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
- 空気感染、飛まつ感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染し、その感染力は非常に強いと言われています。周囲への感染可能期間は、発症日の1日前から解熱後3日間を経過するまでの期間で、発症前から感染力があります。
- 基本的には、発熱に対する解熱剤など症状に応じた治療を行います。
長崎県の発生状況(2026年4月23日時点)
麻しんの患者報告数
| 診断年 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 |
| 長崎県 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 全国 | 744 | 10 | 6 | 6 | 28 | 45 | 265 | 299 |
長崎県は2026年第16週、全国は2026年第15週まで(2026年4月15日現在)の報告数を掲載しています。
性別、年代別の状況(2026年)
|
県症例No |
診断日(診断週) |
届出保健所 | 性別 | 年代 | 病型 |
| 1 |
3月27日(第13週) |
長崎市 | 女 | 20代 | 麻しん(検査診断例) |
| 2 |
4月13日(第16週) |
長崎市 | 女 | 20代 | 麻しん(検査診断例) |
感染予防のために
手洗いやマスクだけでは、麻しんを予防することはできません。
最も有効な予防法は、麻しん含有ワクチンの接種です。
ワクチンを接種することで、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができ、2回の接種を受けることでより強い免疫にするとともに、1回の接種では抗体が充分に産生されなかった方の多くにも免疫をつけることができます。
2回接種により、発症や重症化を防ぐことができます。さらに、周囲の方へ感染を広げるリスクも下げることができます。
【厚生労働省】麻しんにご注意ください (PDF 506KB)
海外での感染に注意しましょう
海外では、麻しんの流行が報告されている地域もあります。
海外渡航を計画している方へ
- 渡航先の感染症の流行状況を確認しましょう
- 麻しんの予防接種歴を母子手帳などで確認しましょう
- 定期接種を受けていない方は、接種を検討してください
海外から帰国された方へ
- 帰国後2週間程度は 健康状態に注意してください。
- 高熱や全身の発しん、せき、鼻水、目の充血など の症状に注意しましょう
麻しんが疑われる場合には
- 医療機関に電話等で麻しんの疑いがある ことを伝え以降は医療機関の指示に従っ てください。
- 医療機関への移動の際は公 共交通機関の利用を可能な限り避けてく ださい。
医療機関関係者の方へ
【厚生労働省】麻しんを疑った際の対応 (PDF 478KB)
麻しん(はしか)は、感染症法の五類感染症に位置付けられています。麻しんが疑われる場合には、最寄りの保健所にご相談ください。
「麻しんに関する特定感染症予防指針」により、原則として全例にウイルス遺伝子検査の実施が求められています。検体採取にご協力ください。
また、麻しんの患者を診断した場合は、保健所への全例届出をお願いします。
