令和6年6月定例会

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主な質問・質疑

議案及び採決結果  ● 主な質問・質疑  ● 会期日程  ● 本会議一般質問  ● 予算総括質疑  ● 意見書・決議  ● 議員提案条例

 

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本会議一般質問

九州新幹線西九州ルートの整備促進について

【質問】現在の膠着状態を打開するためには、知事が先頭に立ち関係者への働きかけを行っていく必要があると考えるが、全線フル規格の整備実現に向けて、どのように取り組んでいくのか。

【答弁】県としては、与党PT西九州ルート検討委員会のヒアリングにおいて、全線フル規格の整備実現に向けた強い思いをお伝えし、関係者間での協議の進展を働きかけるなど、関西直通運行の早期実現に向けて力を注いでまいりたい。

有人国境離島法についての知事の思い

【質問】平成28年に成立した有人国境離島法により大変有意義な取組がなされている。本法は3年後に期限を迎えるが、離島出身の知事としての思いは。

【答弁】有人国境離島法ができたことで、ふるさとに対する誇りや未来への期待を抱く島の方々が着実に増えてきたと考えている。引き続き国境離島の活性化に全力で取り組むとともに、本法が確実に改正・延長されるよう、関係市町と連携しながら、要望活動等に取り組んでまいりたい。

長崎都市計画について

【質問】諫早市が、長崎市・諫早市・長与町・時津町の2市2町で構成される長崎都市計画区域からの離脱と線引き制度廃止の方針を発表したが、県の見解は。

【答弁】線引きは、無秩序な市街地の拡大をコントロールするための根幹的な制度であり、計画的な市街化の促進や優良農地の保全に一定の成果を発揮してきたが、まちづくりの主体である諫早市の方針は十分に尊重する必要があり、検討経過や考え方を十分に確認した上で、対応を検討してまいりたい。

宇久島のメガソーラー発電事業について

【質問】熊本県立大学の島谷特別教授から知事と佐世保市長へ、このソーラー発電事業に対して、災害や環境への影響を緩和する提案書が出されている。本事業は、島の4分の1を開発するという世界的にも類を見ない開発である。様々な問題もある中で、県もこの提案を受け、事業者と島谷さんら研究者との勉強会を開催してはいかがか。

【答弁】熊本県立大学特別教授からの提案については、事業者へお伝えすることとしている。

今後の県北振興策をどのように形成していくのか

【質問】新たな協議体の設置などを含め、今後、どのような手法で県北振興策を検討していこうとされているのか。

【答弁】県北地域の振興策を検討するに当たり、現在、県・佐世保市の政策ミーティングによる手法をはじめ、様々な階層において、地元関係者の皆様と意見交換や協議を行っている。引き続き、関係市町や民間事業者等の皆様と連携しながら、県北地域の振興について、しっかりと取り組んでまいりたい。

外国人観光客への対応について

【質問】県内各地で外国人観光客が戻りつつあることは喜ばしいが、外国人観光客による交通違反・事故等の防止に向け、県警と関係機関との連携の状況は。

【答弁】交通ルールや道路標識の意味を外国語で表記した交通安全チラシを作成し、関係機関の協力の下、外国人観光客が訪れる施設で配布や掲示をしている。また、対馬市では、外国人が運転するレンタカーであるとわかるようなマークを車体に取り付けてもらうなどの連携した取組を行っている。

九州新幹線西九州ルートの整備促進について

【質問】新鳥栖-武雄温泉間のルートは、いつの時点で長崎県案として武雄温泉駅-佐賀駅-新鳥栖駅に固定したルートになったのか。

【答弁】与党PT西九州ルート検討委員会やJR九州は、利便性や収支採算性などの観点から、佐賀駅を通るルートが最適であるとの考えを示されており、本県としては、関西直通運行による時間短縮効果や新幹線事業の持続可能性の観点か、佐賀駅を通るルートが最も合理性が高いと考えている。

特定利用空港について

【質問】長崎空港と福江空港が特定利用空港に指定されたことについての説明責任をどのように考えているか。

【答弁】長崎空港と福江空港では、これまでも自衛隊機等が訓練などを行っているが、国に確認したところ、特定利用空港に指定されても、その頻度は現行程度と説明を受けており、また、有事の利用を対象とするものではないことを確認している。
 必要な情報発信をするなど、今後、丁寧な対応に努めてまいりたい。

看護学校の支援について

【質問】医師会立看護師等養成所が継続して看護師等の養成を行うためには、安定的な運営が必要不可欠であると考えるが、養成所に対する支援について、県の考えは。

【答弁】看護師等養成所運営等事業補助金の算定において、前年度卒業生の県内就業率に応じた加算措置を設けており、卒業生の県内就業の促進などを通じて、さらなる養成所に対する支援の強化を図りつつ、引き続き、現場の声を丁寧に聞きながら、課題の解決に向けて検討してまいりたい。

重点的に取り組む主な分野「イノベーション」について

【質問】長崎大学病院では、本年度から、各離島基幹病院とオンラインでつなぎ、準備の整った病院から、順次、遠隔診療支援を開始しているとのことであるが、住み慣れた離島にいながらにして、高度な医療を受診できるようになる離島地域に必要な取組であり、県としてももっと周知広報を行うべきと考えるがいかがか。

【答弁】県としては、より多くの離島の皆様にご利用いただけるよう、各病院や市町とも連携し、積極的な周知広報に取り組んでまいりたい。

長崎南環状線(新戸町~江川町工区)の早期完成について

【質問】令和12年度の完成を目指して整備が進められていると思うが、現時点における用地取得、仮称江川トンネル、8架橋の進捗状況についてお尋ねしたい。

【答弁】これまでに用地取得が9割を超え、仮称江川トンネルについては、延長2,137メートルのうち、6月15日までに323メートルの掘削が完了している。また、橋梁については、全8橋のうち1橋が完成し、5橋において施工を進めているところであり、早期完成に向けて整備推進に努めてまいりたい。

県道112号(長崎式見港線)の利活用について

【質問】今後、駅周辺のにぎわいづくりの観点から、県道112号のほこみち指定ということも含め、どうやって活かしていくのか。

【答弁】歩道舗装の補修や除草には実施回数に限りがあることから、劣化しにくい歩道舗装への改修や、雑草の繁茂を抑制する方法を検討し良好な環境維持に努めたい。また、歩行者利便増進道路(ほこみち)に指定し、占用許可条件を緩和することで、民間の飲食、休憩施設等の設置を促し、にぎわいの創出を図ってまいりたい。

 
  
【知事提出の議案】
・予算
1件
(可決)
・条例
4件
(可決)
・事件
4件
(可決)
・専決
15件
(承認)
 
【議員等提出の案件】
・意見書
5件
(可決)
・決議
1件
(可決)