令和5年6月定例会

主な質問・質疑

 

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総務委員会 文教厚生委員会 環境生活委員会 農水経済委員会 予算決算委員会


本会議一般質問

石木ダムの令和7年度完成について

【質問】石木ダムについて、令和7年度にダムは完成できないのではないか。早期完成に向け、本体工事、付帯工事などを並行して行えないのか。

【答弁】石木ダムについては、令和3年9月から、ダム左岸の掘削の本体工事に着手しており、それと並行して、付替道路工事など着手可能な箇所にできる限り工事着手し、切れ目なく工事を進めているところであり、令和7年度の完成に向けて努力してまいりたい。

離島における雇用機会拡充事業について

【質問】国境離島地域における国の制度を活用した雇用機会拡充事業の近年の実績は。

【答弁】社会減対策として大きな役割を果たしてきた雇用機会拡充事業は、島内事業者による活用が一定進んだことなどから、令和4年度の事業採択は115件、雇用計画人数は164人と、令和2年度以降、目標の200名に届いていない状況が続いている。今後も雇用の場を持続的に創出するため、市町や関係機関と連携しながら、島外に向けた周知に積極的に取り組んでまいりたい。

島原半島ジオパークにおける観光資源の活用

【質問】雲仙・普賢岳の砂防堰堤や無人化施工の現場などを巡るインフラツーリズムツアーの商品化に向けた国の取組へ、県として、どのような協力ができるのか。

【答弁】島原半島ジオパークの中核をなす雲仙・普賢岳における砂防施設群は、噴火対策の模範となる先進的なインフラである。その状況をわかりやすく発信し、後世に伝えていくことは重要であり、現地を巡るインフラツーリズムに、国や市など関係機関と連携し、知恵を出し合い取り組んでまいりたい。

県北・佐世保地域の振興対策について

【質問】世界遺産の島である黒島へ先端技術を活用した自動運転車両を導入する考えは。

【答弁】黒島への導入は、公共交通の空白地域でもあり、観光客や住民の移動支援の面からも有意義と思われるが、一方で、黒島が国の重要文化的景観に選定されていることによる各種規制や、住民の理解など様々な課題がある。導入の検討に当たっては、地元自治体等の意向を踏まえて、今後の対応について研究してまいりたい。

産業人材の育成・確保について

【質問】誘致企業が求める人材とのマッチングを図るため、今後、県立高校における産業人材育成にどのように取り組むのか。

【答弁】設計、製造、デジタル分野等における専門性の高い人材を育成していくことが、今後ますます重要になってくると考えている。県としては、例えば、工業高校において、半導体の基礎から応用、製造方法までを総合的に学習できる新たな科目の開設を検討するなど、時代のニーズに即した人材の育成に努めてまいりたい。

空家の現状について

【質問】空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律が可決されたが、今後、県として、どのように対策を進めていくのか。

【答弁】改正空家法においては、特定空家化の未然防止や除却の円滑化について盛り込まれた。県では、これまで空家対策協議会において、先進事例の紹介を行うなど、市町及び民間事業者と連携してきたが、改正法による新たな取組が円滑に実施されるよう、引き続き技術的な助言を行ってまいりたい。

航空機関連産業の振興及びスタートアップ支援について

【質問】成長が見込まれる航空機関連産業をさらに発展させるため、今後どのようなことに取り組んでいくのか。

【答弁】県ではさらなる県外需要の獲得へ向け、これまでの企業間連携の支援に加え、国内大手重工等との直接取引を目指し、新規参入や新規受注など、県内企業の新たなチャレンジを支援することとしており、引き続き、航空機関連産業のサプライチェーンの強化に積極的に取り組んでまいりたい。

離島留学制度について

【質問】離島留学制度における県が各島に配置している離島留学支援員の要件と役割は。

【答弁】離島留学支援員の資格要件は特にないが生徒との面談や里親宅の訪問だけでなく、地域との連携や広報活動など、幅広い業務を担っている。検討部会での「生徒のSOSをキャッチするためには、専門家なども交えた体制の構築が必要である」などのご意見を踏まえ、今後の支援員の業務の見直しや分厚い支援体制の構築について検討してまいりたい。

全国和牛能力共進会へ向けての取組について

【質問】和牛オリンピックと称される全国和牛能力共進会に対する県の取組は。

【答弁】昨年の第12回全国和牛能力共進会鹿児島大会では、前回大会を上回る優等賞を獲得するなど、本県の肉用牛改良が着実に進んでいることが確認された。
しかしながら、日本一の獲得には至らなかったため、4年後の北海道大会に向け、肉質向上のための肥育技術マニュアルの見直しや飼養管理指導の強化など、関係団体や市町と一丸となって取り組んでまいりたい。

長崎県における離島の役割と価値について

【質問】長崎県にとっての離島の役割とその価値をどのように捉えているか。

【答弁】離島は、我が国の領域や排他的経済水域等の保全、また美しい自然環境や伝統文化等の地域資源を有する「癒しの空間」としての役割を果たしている。
離島を取り巻く環境は厳しいが、地域の特性や資源を生かしながら、デジタル化や再生可能エネルギーの活用など、新たな試みを積極的に推進し、困難な課題を克服してチャンスに変えていくことが重要だと考えている。

不登校児童生徒対策について

【質問】不登校児童生徒の新たな支援事業の進捗状況は。また、保護者の悩みにも対応できる仕組みづくりができないか。

【答弁】県は美術館等の施設と連携した13のプログラムを準備し、10市町が県のプログラムを活用、あるいは、市町独自のメニューを実施することとしている。また、保護者の悩みへの対応としては、希望に応じて、現地にスクールカウンセラーを派遣することにより、専門的な視点から助言を行うことが可能となっている。

県議市長候補者への政治活動について

【質問】3月11日土曜日、大瀬戸町、大島町、西彼町等の行政視察と、西彼町白似田公民館において、県議の後援会集会に出席した事実はあるか。

【答弁】様々な地域の視察を行い、そのうえで県政を担っていくこととしており、その一環として3月11日に西海市の行政視察を公務として実施した。なお、政治家個人としての活動については、答弁を差し控えさせていただきたい。

審査した案件と結果
  
【知事提出の議案】
・予算
2件
(可決)
・条例
8件
(可決)
・事件
5件
(可決)
・人事
2件
(同意)
・専決
17件
(承認)
 
【議員等提出の案件】
・発議
1件
(可決)
・議員派遣
2件
(可決)
・意見書
2件
(可決)