令和5年6月定例会

主な質問・質疑

議案及び採決結果  ●主な質問・質疑  ●会期日程  ●本会議一般質問  ●予算総括質疑  ●意見書・決議  ●議員提案条例

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 環境生活委員会

 <審査案件>
  議案:第57号議案「長崎県港湾管理条例の一部を改正する条例」ほか3件

 <審査結果>
  議案:原案のとおり可決すべきものと決定


議案にかかる主な論議
(質問)
 「契約の締結について」及び第64号議案「公の施設の指定管理者の指定について」に関し、川口アパート建替事業における財政負担の軽減の実現のためPFI事業を実施するとのことであるが、これまで住宅供給公社が担っていた指定管理を、別立てで実施する理由は何か。
 また、どのようなメリットがあるのか。
(答弁)
 現在、住宅供給公社が指定管理を担っているが、川口アパートについては、公社が行っている維持管理等に加え、予防保全を新たに取り入れることを要件に付したため別立てとした。
 これにより、70年間の比較でコストダウンが図られる。
(質問)
 県にとってのメリットはあるが、既存入居者の家賃等に変更はないのか。
 また、入居者に対して、説明はしっかりとできているのか。
(答弁)
 家賃については、公営住宅は法律で計算式が決まっており、どの指定管理者でも変わりはない。  なお、新築になることにより家賃は上がるが、激変緩和措置を行い、6年間で本来の家賃まで段階的に到達するよう支援を行う。
 コロナの影響で説明会の開催はできておらず、ポストに説明資料を個別投函することで対応している。
(要望)
 民間の活力を導入しようというアイデアは否定しないが、入居者に対し十分な説明をしていただきたい。
議案以外の主な論議
(質問)
 G7長崎保健大臣会合の開催に関し、開催した結果、何か課題はあったか。
(答弁)
 『各国の方々と、県民が触れ合う場面がなかったのではないか。』、『被爆の実相に触れていただく点において、原爆資料館への訪問や被爆者との懇談が実施されなかった。』といった声があったことは承知している。
 厳戒態勢の中での開催であり、県民の方と触れ合う場面を設定するのは難しかったが、主催者の厚生労働省に要望を重ねた結果、G7主要7か国及びEUの代表者が揃って平和公園へ訪問し、献花と黙祷を捧げていただくことは実施できたところである。
 現在、関係機関に意見を伺いながら、振り返りを行っており、成果のみならず、課題についても、今後に活かしていきたい。
 
(質問)
 コロナ禍前と比較した観光客の状況に関し、令和元年と比較して、令和2年から令和5年の宿泊者数の推移はどうなっているか。
(答弁)
 令和5年1月から3月までの県の観光動向調査によると、県内の主要宿泊施設における延べ宿泊者数は、前年に比べて62.4パーセント伸びている。
 令和元年と比較すると、マイナス2.1パーセントで、ほぼコロナ前の状況に戻っていると言える。
(質問)
 コロナ禍前にほぼ戻っているが、国の支援などがあったことは否めないと考える。今後、インバウンドが回復してくる期待もあるが、観光客の推移をどう見込んでいるのか。
(答弁)
 今後、夏に向けて旅行需要も高まっていくと思うので、新幹線の開業効果等も活かしながら、本県への誘客促進に向けて取り組んでいきたい。
 
(質問)
 動物の殺処分ゼロに関し、今年度の予算が3,800万円計上されているが、どのようなことに使われるのか。
(答弁)
 地域猫に対する不妊化の助成が、大きな部分を占めている。
また、普及・啓発に向け、インターネットサイトのリニューアル等を行うこととしている。
(質問)
 多頭飼育崩壊の現場が増えており、福祉部局との連携が重要と考えるがどうか。
 また、ボランティアに相談が集中し、手一杯になってしまっていることを改善するため、相談窓口について、正しく周知することが必要と考えるがどうか。
(答弁)
 多頭飼育の背景には、福祉的な問題が潜んでいることが多い。これからも、社協や民生委員の集まりに伺い、動物の相談窓口や、保健所の役割について説明し、連携を図っていこうと考えている。興味の無い人たちに、いかに情報を届けるかが大きな課題だと思っており、正しい知識を持っていただくために様々な施策を講じていきたい。
 
(質問)
 運賃無料デーに関し新たな利用者の掘り起こしや、公共交通ネットワークの維持に効果があり、期待がある一方で、通常杖や、車椅子使用のハンディキャップのある方からは、無料になることで乗客が増え、利用できなくなるとの声もあった。
 盲学校生が、利用しやすい取り組みもしているので、障がい者の団体等からヒアリングを行い、どうすれば活用しやすくなるのか検討し、今後、年間8回のうち1回でも、テーマを設けた無料デーを行ってもいいのではと考えるがどうか。
(答弁)
 次回以降、改めて関係者で協議をする機会があると思うので、こういった話があったことを伝えていきたい。
(意見)
 高齢者や、障がい者が街中に出て行く機会を増やすべく、ユニバーサルデザインの視点から公共交通のあり方を検討する意味でも、是非ヒアリングを行って有効活用していただきたい。
その他、交わされた論議
観光生活建設行政全般