令和4年11月定例会

主な質問・質疑

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 文教厚生委員会

 <審査案件>
  議案:第17号議案「長崎県手数料条例の一部を改正する条例」のうち関係部分ほか4件

 <審査結果>
  議案:原案のとおり可決すべきものと決定

議案にかかる主な論議
(質問)
 第22号議案「市町村立学校県費負担 教職員定数条例 及び県立学校職員 定数条例の一部を改正する条例」について教職員定数の増加に伴う関係条例の改正であるが、小学校教諭を中心に志願倍率が年々減少しており、教員のなり手不足が深刻化しているなか、何か対策を行っているのか。
(答弁)
 志願者の確保に向け、県外会場での採用試験の実施、特別免許状による採用、年齢制限撤廃等の取組を行っている。また、育児・介護により中途退職をされた方に対する特別採用選考も実施しており、今後もこれらの取組を進めていく予定である。
(質問)
 長崎県出身者で、県外で教員をされている方に対し、Uターン就職を呼び掛けるなどの取組は行っているのか。
(答弁)
 過去、採用が少なかった時期に、県外で教職についた本県出身者を主なターゲットに、関東・関西会場にて採用試験を実施しており、UターンやIターンに繋げることができている。
 
(質問)
 第30号議案「長崎県公立大学法人の中期目標 第4期」について、令和7年度の完成を目指し、県立大学佐世保校の新キャンパス建設が進んでいるが、県民の生涯学習や リカレント教育のニーズも高まっている中で、地域に根差す取組として、今後どのようなことを計画しているか。
(答弁)
 佐世保校には、地域の方の利用を想定した地域交流棟を建設しており、地域住民の生涯学習の場としての活用を考えている。
 また、令和5年度からは、地域のニーズを踏まえたリカレント教育向けの公開講座も計画しており、広く県民の利用を促していきたいと考えている。
議案以外の主な論議
(質問)
 福祉保健部関係の「新型コロナウイルス感染症スクリーニング事業」について、院内感染を未然に防止する目的で、令和2年10月から行ってきた、入院・入所前のPCR検査の補助を、今月末で終了することについて、現場から不安の声が上がっている。どのような経緯から終了に至ったのか。
(答弁)
 本事業については、国の臨時交付金を活用して、本県独自に補助を行ってきた。
 令和4年度の検査件数は約9万5千件にのぼるが、陽性率は約0.7%と低く、また、入院・入所前の検査時に陰性であっても、その後に陽性となるケースもあるなど、院内感染が多く発生した。
 これらのことから、本事業が、充分な効果を発揮できているとは言えない状況であると総合的に判断し、終了することとした。今後は、院内感染対策に関する具体的な内容について、学会のガイドライン等に沿った対応を、推奨していくこととし、事業の終了については、関係団体等へ丁寧な説明をしていきたい。
その他、交わされた論議
教育及び福祉・保健行政全般