令和4年6月定例会

主な質問・質疑

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 総務委員会

 <審査案件>

  議案: 第72号議案「長崎県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例」ほか5件

 <審査結果>

  議案:原案のとおり可決すべきものと決定

 
議案にかかる主な論議
(質問)
 第86号議案「職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」のうち関係部分に関し、『育児休業の取得回数制限の緩和』及び、『会計年度任用職員の育児休業の取得要件の緩和』と、子育てと仕事の両立のため、またひとつ環境整備が整ったと思っているが、どの程度、この育児休業を取得しているのか。
(答弁)
 令和3年度の実績で、正規職員では、男性が25名、女性が39名取得している。会計年度任用職員では、女性が5名取得している。
 
議案以外の主な論議
(質問)
 「交通事故防止」に関し、横断歩道で人が待っていた場合、運転者は一時停止をしなければならないと法令で定められているが、県内の横断歩道における停止率はどうか。
(答弁)
 令和3年中、信号機のない横断歩道での停止率は、32.9パーセントであり、全国平均の30.6パーセントを上回っている。
(質問)
 長野県では停止率が85.2パーセントで、ほとんどの運転者が停止をしている。理由として、横断を終えた歩行者が一礼し、感謝の意を伝えることが習慣になっているとのことである。横断後の会釈や一礼により、停止率が更に高まっていくと思うが、こういった県民運動をどのように受け止めているか。
(答弁)
 歩行者と運転者がお互いを尊重するような気運、思いやりの心を持って行動することが、交通安全に資するものと考えている。本県においても、引き続き、『安全横断手のひら運動』を推進し、こうした気運を醸成していきたい。
 
(質問)
 「長崎空港からIRへの海上輸送」に関し、インバウンドや県外からの誘客については、長崎空港が重要な交通拠点と考える。空港からIRまでの輸送計画はどのようになっているのか。
(答弁)
 IRへの純来訪者数は673万人を予定しており、長崎空港の利用者は、150万人弱の増加になると考える。また、長崎空港の利用者のうち、約7割が海上輸送でIRに移動し、残り3割がバス等の陸上の交通手段を用いて移動するものと想定している。
(質問)
 大村湾の既存の航路事業者とは、どのように調整をしているのか。
(答弁)
 IR事業者を昨年8月に選定して以降、区域整備計画を作成するまでの間、航路事業者、漁協等と、様々な意見交換、調整を行っている。計画している海上輸送についても、既存の航路事業者と、協議を行っていると報告を受けている。
(質問)
 船舶の運航については、現在どのような計画になっているのか。また、来訪者の受け入れにあたり、大村港旅客ターミナルの待機スペースや船内におけるおもてなし、快適性も大変重要であると考えるが、旅客ターミナル、船舶についてはどのような計画になっているのか。
(答弁)
 船舶については、現在、長崎空港と、ハウステンボス間を約50分で運航しているが、30分で運航できる高速船と、約70分をかけて大村湾を周遊する遊覧船の運航を予定している。ターミナルについては、IR事業者が整備することとなっているが、IRを疑似的に体験できるブースを設けるなど、最先端技術の設備を用意する計画になっている。  また、遊覧船は70分の航行時間があるので、客室内のモニターでIR施設の紹介をする等の演出等について、今後、IR事業者と調整したい。
 
(質問)
 「県庁舎跡地」に関し、「広場について、演奏会などの利活用が検討されているが、雨、風への対応は検討されているのか。
(答弁)
 天気や気温を考慮すると、本格供用においては、一定の建物等を配置する検討は必要と考える。その検証のため、暫定供用時においては、県民と協力し合って、いろいろな条件のもと、演奏会等の催しを幅広く実施して、ご意見をお伺いしていきたい。
(質問)
 暑さ対策のため、給水環境も配慮いただきたい。最近は、SDGsの観点から、マイボトルを積極的に活用される方もいるため、マイボトル専用の給水機について、各行政機関が採用しているようなので、検討いただきたいがどうか。
(答弁)
 暫定供用期間中における民間によるケータリングカー等の利用状況も踏まえながら、幅広くご意見をお伺いし、必要性について総合的に検討したい
(質問)
 旧第三別館について、基本構想の中に、建物などの歴史に触れ、平和への想いを深める場にしたいという記載があるが、県の見解はどうか。
(答弁)
 保存や活用を求める意見もいただいているが、安全面などに配慮する必要があり、今年度、構想案に記載している改修方法ごとの概算費用や、課題を整理することとしている。今後、暫定供用時の利用状況も検証しながら、県庁舎跡地全体の機能の配置を検討する中で、安全性、費用、役割、利活用ニーズ等を考慮しながら、総合的に議論を重ね、引き続き検討していきたい。
 
(質問)
 「基地対策を担う組織の創設」に関し、前畑弾薬庫の移転など基地対策がなかなか進まず、地元でも危機感がある中、もっと急いでもらいたいという思いがあり、対応する専門的な組織を一日も早く作っていただきたいと考えるがどうか。
(答弁)
 組織設置に向けて前向きに議論を進めていきたいと考えている。組織を設置する以上は、具体の業務や人員配置等を整理する必要もあるので、しっかりと中身の検討を進めていきたい。
 
(質問)
 「ふるさと納税に係る返礼品」に関し、真珠は高額な装飾品として、返礼品から一時外された時期があったが、長崎伝統の水産加工品であり、地域の生産を守るとの観点から、地場産品として返礼品に加えるよう要望活動が行われ、令和元年から再び加えられた。今回、長崎の真珠の生産量が日本一を奪還したこともあり、多くの皆様に返礼品として利用していただきたいと思っているが、利用状況はどうか。
(答弁)
 令和元年度は、9件で約94万円、令和2年度は、20件で約280万円、令和3年度は、43件で約491万円となっている。
(意見)
 件数も額も徐々に上がっており、返礼品として希望する方が多いこともわかっているので、生産量日本一をPRして、生産・加工・販売者とも連携を取りながら、更に栄えていくように取り組んでいただきたい。
 
その他、交わされた論議
  • ニセ電話詐欺対策について
  • 運転免許証自主返納の支援について
  • MaaS(マース)の進捗について
  • 長崎県地域公共交通活性化協議会の設立について
  • 新幹線のフル規格化について
  • 原子力防災対策について
  • 長崎県公式LINEについて
  など、総務行政全般