令和3年6月定例会

主な質問・質疑

定例会を終わって  ●主な質問・質疑  ●会期日程  ●本会議一般質問  ●予算総括質疑  ●意見書・決議  ●議員提案条例

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 文教厚生委員会

 <審査案件>
  議案:第99号議案「職員の服務の宣誓に関する条例及び公安委員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例」ほか4件

 <審査結果>
  議案: 原案のとおり可決すべきものと決定

   
議案にかかる主な論議
(質問)
 第106号議案「長崎県立長崎図書館設置条例の一部を改正する条例」について、同じ県立図書館でありながら、大村市のミライon図書館と郷土資料センターにおいて、駐車場の使用料金と無料時間の設定について違いが生じる理由は何か。
(答弁)
 利用料金の設定の違いについては、郷土資料センターは30分150円の設定であるが、ミライon図書館は大村市に事務委託をしており、市において周辺の有料駐車場や、市営駐車場の状況を考慮し、大村市の条例で30分50円と設定されているものである。
 また、無料時間の違いについては、ミライon図書館の場合は、無料処理の更新を行えば終日無料となるが、郷土資料センターの場合は3時間を上限としている。
 これは、ミライon図書館の場合、駐車可能台数が205台確保されており、終日無料にしたとしても十分な駐車台数が確保されているためであるのに対して、郷土資料センターの方は20台であるため、できる限り多くの方に利用していただく機会を提供したいということで、3時間までは無料という取扱いとさせていただいているものである。
(質問)
 集会・研修室の使用料を無料にすることはできなかったのか。
(答弁)
 施設の使用料については、図書館の資料を使って、集会・研修室を利用する等、本来の目的の使用ということであれば無料となるが、目的外の使用の場合については、地方自治法の規定により、有料とさせていただくものである。
 
議案以外の主な論議
(質問)
 投票率全体が下がっている中、若者に投票に行ってもらうため、県立大学では、具体的に主権者教育にどのように取り組んでいるのか。
 また、選挙の時に、特別に行っていることが何かあるのか。
(答弁)
 県立大学では、一年時に全ての学生を対象とした選択必修科目において、「現代社会と政治」という科目を設け、ひとりの主権者としての学生の自覚を育てることを目標に学習を進めている。
 また、選挙時の学生の投票啓発については、県の選挙管理委員会からのチラシや、パンフレットを主な掲示板に掲示し、学生が頻繁に出入りする窓口に備え付けるなど、積極的に広報している。
 また、昨年度、県議会と県立大学で包括連携協定を結んでおり、先日、記念講演として、瀬川議長から、「県議会の現状と課題」と題して、講演していただいた。その中で若者の政治の関心や、投票率の低下という問題についてもお話していただいており、今後もこの連携協定に基づいて、様々な取組みが実施されるとお聞きしているので、学生が政治に関心を持つことにもつながっていくのではないかと考えている。
 
(質問)
 児童生徒のワクチン接種について、県教育委員会としてどのような対応をしているのか。
(答弁)
 新型コロナウイルス感染症の脅威から、児童生徒の健康を守るために、ワクチン接種は有効な手段だと考えるが、予防接種が強制ではないこと、様々な理由で接種を受けられない人もいることや、接種を希望しない人もいることから、その判断は、個々に尊重されることについて、生徒や保護者に指導や理解を求めていく。
 
(質問)
 ワクチンの供給状況について確認したい。
(答弁)
 本県では、市町のほか2か所の県接種センターと、一部の企業、大学等で開始された職域接種において、ワクチンの接種を実施している。
 県接種センターについては、国からワクチン供給の停止、削減との連絡はきていないので、引き続き2回目の接種まで確保できると考えている。
 職域接種については、一部において、ワクチン供給の見通しが立たなくなったことで、新規の受付を停止したところもあると聞いている。
 市町においては、高齢者向けの接種については影響ないと考えているが、その後の一般の接種について、全国的にこれまでよりもワクチンの供給が遅れることにより、各市町では、接種スケジュールの調整が必要になるところも出てくるのではないかと考えている。
(質問)
 ワクチンの供給について、必要数をしっかり確保できるのか。
(答弁)
 全ての対象者に接種できる総量は、国において確保すると聞いているが、これまでよりも供給のスピードが遅くなっているという状況であり、具体的な供給のスケジュールを早急に示していただくよう、国に対してお願いしているところである。
(質問)
 自治体や医療機関の中に在庫があるのではないかという一部報道もある。県が主導して、県内の市町の在庫等を調べて、自治体間でのやりとりはできるのか。
(答弁)
 市町から必要量や在庫などをよく確認し、在庫切れにならないよう配慮しながら調整する。
 
その他、交わされた論議
  • 第三期長崎県立高等学校改革基本方針について
  • 体育授業における肌着の取扱いについて
  • 教職員の採用について
  • ヤングケアラーの支援について
  • 医療的ケア児支援法案成立後の特別支援学校の看護師配置について
  • 「ひきこもり」の方への支援について
  • ワクチン接種券郵送時の視覚障害者への配慮について
  • 妊産婦医療費助成制度の創設について
  • 妊よう性の若い世代への普及啓発について
  • 多胎児の妊婦支援について
など、教育及び福祉保健行政全般