令和5年9月定例会

主な質問・質疑

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 環境生活委員会

 <審査案件>
  議案:第71号議案「旅館業法施行条例及び興行場法施行条例の一部を改正する条例」ほか2件

 <審査結果>
  議案:原案のとおり可決すべきものと決定


議案にかかる主な論議
(質問)
 川棚川支流の樹木伐採と浚渫の対応に関し、県管理の二級河川、川棚川支流の樹木について、地域の有志の方々が伐採されてきたが、近年、高齢化が進んで対応ができなくなりつつある。また、河川幅が小さいため、豪雨等での土砂の堆積も早く、危険性も高まっている。今後、支流の伐採、浚渫を要望する場合、どのように対応すればよいのか。
 また、年次的に計画的な伐採など対応できるのか。
(答弁)
 地域の自治会から町を通じて、振興局に要望いただければ、地域の方と立ち合い、治水の安全性を確認し、安全度が低下した箇所から、順次、対応を進めている。
 現在、国土強靭化計画に併せて、令和2年度に創設された緊急浚渫推進事業を活用し、河道内の伐採や浚渫を進めている。本事業は令和6年度までの時限があるが、河川管理上、必要不可欠な事業であるため、事業の延伸・恒久化について、国の方に要望を行っているところである。
(質問)
 基本的には、町を通してからの県の対応となるのか。
(答弁)
 基本的にはそのようになるが、大雨後、護岸が崩れているとか、土砂が異常に堆積しているといった緊急を要する場合は、随時、振興局に連絡いただければ、確認・対応を行う。
 
(質問)
 障がい者スポーツへの取り組みに関し、本年2月に、長崎ヴェルカのホームゲームの際に、車いすバスケットボールチームの「パラ神奈川SC」と「長崎サンライズ」のエキシビジョンマッチが、スポーツコミッションの誘致事業として実現した。
 来年はオリンピックもあり、機運も高まっているが、同様なことを計画していることがあるか。
(答弁)
 現状、具体的な計画はないが、また、このような話があれば、積極的に取り組みたい。
(質問)
 一般のスポーツ競技に障がい者スポーツを併せていくことは、意義のあることだと思うので、是非、実現してもらいたい。
 また、障がい者スポーツには、県の助成がつきにくいとの声を聞いたが、現状、健常者のスポーツと分けて考えているということがあるのか。
(答弁)
 スポーツ振興課ではスポーツツーリズムについて所管しているが、これに関しては障がい者でも健常者でも、分け隔てなく取り組んでいる。
(要望)
 障がい者スポーツも盛り上がってきているので、もっといろいろな大会を誘致したり、合宿が実施できるよう、検討いただきたい。
 
(質問)
 大気環境調査に関し、令和4年度の県内の調査結果について、窒素酸化物は基準内であったとのことであるが、日本有数のバスの交通量を誇る長崎駅前でも、適正に測定がなされているのか。
(答弁)
 大気汚染防止法に基づき、自動車走行に起因する汚染が考えられる道路等の付近に、自動車排ガス測定局を、長崎駅前も含めて4局、住宅地とそれ以外の地点に、一般環境大気測定局を38局、併せて42局設置し測定している。
(質問)
 東京では、排ガス、ディーゼル車に関する規制により、クリアな環境が保たれているが、長崎にはそのような規制はなく、坂道も多いため、より排ガスを出しやすい環境にある。カーボンニュートラルを目指すにあたり、排ガスを多く出すバスを減らしていくことが望ましいが、車両の更新を促す対策について、どのように考えているのか。
(答弁)
 環境性能の高いバスは、排ガス対策のほか、燃費向上による二酸化炭素の排出削減も期待できるため、様々な会議等の機会を捉え、業界に働きかけていきたい。
 また、県民、事業者と連携し、環境に優しい運転等を行う、スマートムーブ運動を推進しており、今後も引き続き取り組んでいく。
 
(質問)
 運転士不足に関し、全国的に問題となっており、それに起因してバス路線が廃止となったニュースが報じられている。
 交通局において、16名の欠員が生じているとのことであるが、2024年問題を見据え、今後どのように取り組むのか。
(答弁)
 運転士確保のため、採用試験を切れ目なく実施するなど幅広く募集しているが、応募者が少なくなってきている。
 今後は、処遇改善を図っていくとともに、現状では、嘱託運転士として採用し、3年後に正規職員へ登用しているものを、嘱託として採用後、2か月程度の研修終了時点で、正規職員として登用できないか、労働組合と協議を行っているところである。
 また、大型自動車第2種運転免許の取得年齢が、19歳以上に引き下げられたことを踏まえ、新高卒者などにも採用の目を向け、運転士の確保に努めていきたい。
その他、交わされた論議
観光生活建設行政全般