令和5年9月定例会
主な質問・質疑
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<審査案件>
議案:第74号議案「長崎県子育て条例行動計画の変更について」
<審査結果>
議案:原案のとおり可決すべきものと決定
議案にかかる主な論議 | |
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(質問) |
これまでは就学前のすべての乳幼児を対象とした乳幼児医療費助成だったのに対し、高校生世代を対象とした医療費助成が追加されたが、市町が強く要望している、小中学生への医療費助成を計画に追加することはできないのか。 |
(答弁) |
子どもの医療費助成制度については、市町と協議を重ね、今年度から18歳までを対象とする、市町と連携した制度を開始し、本県の厳しい財政状況の中、高校生世代を導入したばかりである。 現時点では対象の更なる拡大は難しいが、現在の制度が最終形ではないと考えており、引き続き検討を進めてまいりたい。 |
議案以外の主な論議 | |
(質問) |
長崎県公立大学法人の業務実績評価についてに関し、全学部で実施している長崎県の地域特性を生かした「しまなび」プログラムが、学生の社会人基礎力の育成や地域の活性につながっているとのことだが、実際の事例や継続 している取り組みはあるのか。 |
(答弁) |
主な実績として、宇久島の魅力をかるたの形とし、小学校でかるた大会を行うなど魅力発信に取り組み、その後かるたが商品化されている。 また、小値賀島では、特色あるお土産を作るため、様々な商品を開発し、島民の皆さんからアンケートの回答を受け、トマトを使用したラスクがお土産として商品化されており、現地の提案が商品化に繋がるなど、地域の活性化にも貢献している。 |
(意見) |
商品化されることにより、その実績は学生の自信につながるものと考える。 学生が島の魅力を感じ、離島で就職したいと思うような取り組みも進めていただきたい。 |
(質問) |
高校生の離島留学制度の改善に関し、「これからの離島留学検討委員会」の協議による報告書で示された、制度の目的や改善策について、具体的にどのように取り組んでいくのか。 |
(答弁) |
各実施校において、しまの特色ある教育課程の中で自分を磨き、自分らしさを発見するとともに、しまの自然や温かさにふれることで、第2のふるさと としての思いを醸成し、生涯にわたった交流を生み出すことが目的である。 また、生徒や里親のサポート体制の強化や生徒の受け入れ体制の見直し、生徒に対する地域全体での見守り、教員の負担軽減等、組織体制の再構築に努め、制度の改善に努めてまいりたい。 |
(意見) |
現状として約2割の生徒が入学前は不登校の経験があり、入学後も全体の23%が転学、退学している状況と聞く。 生徒の受け入れ体制を確立させ、魅力的で持続可能な制度となるよう努めていただきたい。 |
(質問) |
地域包括ケアシステムの構築に関し、長崎県総合計画において、地域包括ケアシステムの構築割合の令和3年度の実績値が98%と高い一方、訪問介護に携わる人材が不足しており、システムが構築されてもサービスが受けられない状況になるのではと危惧している。 県は人材不足対策にどのように取り組んでいくのか。 |
(答弁) |
抜本的な給与水準の向上などを国に強く要望していくとともに、介護の仕事の魅力アップなどの施策を推進し、まずは介護分野全体の人材の確保を図りながら、訪問介護を担う人材不足の解消につなげてまいりたい。 |
その他、交わされた論議 | |
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