令和2年11月定例会

主な質問・質疑

定例会を終わって  ●主な質問・質疑  ●会期日程  ●本会議一般質問  ●予算総括質疑  ●意見書・決議  ●議員提案条例

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 農水経済委員会

 

 <審査案件>
  議案: 第130号議案「長崎県畜産関係手数料条例の一部を改正する条例」ほか5件

  請願: 第7号請願「我が国の領海・排他的水域内での安全な漁業活動の実現を求める意見書提出についての請願」

 <審査結果>
  議案: 原案のとおり可決すべきものと決定
  議案: 採択すべきものと決定

議案にかかる主な論議
(質問)
 公の施設の指定管理者の指定に関し、「長崎県東京産業支援センターの指定管理者においては、前回に引き続き1社の申請しかなかったとのことだが、募集について十分な周知対応を行っていたのか。
(答弁)
 前回の申請が1社のみであったことから、今回は、県のホームページ上での募集に加え、全国自治体の指定管理者情報をとりまとめたポータルサイトに掲載するなど首都圏の業者へ向けた周知にも取り組んできたところである。
(意見)
 首都圏に支社や支店を持っている県内の企業もあるため、県内企業に対する応募の働きかけも行なってもらいたい。
 
(質問)
 第3期ながさき農林業・農山村活性化計画に関し、生産性の高い農林業産地の育成の中で、スマート農林業技術の導入による産地の維持拡大とあるが、今年10月に国からスマート農業推進総合パッケージが示されており、国と県のスマート農業の方向性は一致しているのか。
(答弁)
 スマート農業の方向性は同じであるが、本県は特に中山間地域や離島を多く抱えているため本県の地域にあった技術の開発、改良、実証を進めることとしている。
 
議案以外の主な論議
(質問)
 長崎県栽培漁業センターに関し、「先月、農水経済委員会において、栽培漁業センターを視察してきたが、このセンターの県としての位置付けはどのようなものなのか。
(答弁)
 栽培漁業センターについては、放流用の種苗を生産し安価に安定して供給するとともに、資源管理も含め栽培漁業の推進に欠かせない重要な施設と認識している。
(意見)
 施設については、建設から40年以上が経過し老朽化が進んでいるようである。本県にとっては非常に重要な施設であるため、必要な予算を確保しながらメンテナンスを行い有効に活用してもらいたい。
 
(質問)
 トラフグの養殖に関し、総合水産試験場においては養殖トラフグの高付加価値や生産コストの削減を目指し、トラフグの新品種開発の取組みを行っているとのことだが、その内容はどのようなものなのか。
(答弁)
 現在、トラフグの肝臓の状態を血液性状から判定し、えさの内容を調節する技術開発に取り組んでいる。また、飼育技術の改善と併せて、白子を持った全てオスのトラフグ種苗を開発し、平成30年度から養殖試験を実施しているところである。今後も長崎らしい特産種として付加価値向上につながる技術開発に取り組んでまいりたい。
 
その他、交わされた論議
など、農水経済行政全般