令和2年9月定例会

主な質問・質疑

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 環境生活委員会

 <審査案件>
  議案: 第117号議案「訴えの提起について」 ほか 2件

 <審査結果>
  議案: 原案のとおり可決すべきものと決定

議案にかかる主な論議
(質問)
 第117号議案「訴えの提起について」に関し、「県営住宅の承継入居基準を満たさないまま不正入居を続ける者に対し、建物の明け渡し等について訴えを起こすとのことだが、本人との話し合いの状況はどうなっているのか。
(答弁)
 訪問しても会うことができず、電話や文書による連絡を行っても応じてもらえない状況である。
(意見)
 就労場所の訪問などにより話し合いを行ったうえで、自主的な退去と滞納家賃の清算を行ってもらえるよう努力していただきたい。
   
(質問)
 第118号議案「公の施設の指定管理者の指定について」に関し、「長崎県美術館運営事業において、指定管理者が企画展等を行う利用料金事業で得た利益は、次の事業展開への意欲を引き出していくものとして、指定管理者の利益になるとのことだが、金額によっては、県に返還するということがあってもいいと思うが、県の指定管理についての考えはどうか。
(答弁)
 指定管理は、民間のノウハウを活かしながら効率的に運営することが基本方針であるが、今回の指定管理の対象である長崎県美術館は、公的な美術館であるため、集客だけでなく県の政策的な方針に基づき利益に結びつきにくい企画展も開催するなどバランスを取りながら運営している。今後も県として、しっかりと関与していきたい。
   
(質問)
 新型コロナウイルス感染症に係る対策とその進捗状況等に関し、まず、文化観光国際部関係について、コロナ対策の一環として進められている、ネット販売により県産品事業者を応援する『よかもんキャンペーン』と、飲食店を応援する『よかみせキャンペーン』について、売上の目標額に対する現在の実績はどれくらいか。
(答弁)
 6月21日現在で、よかもんキャンペーンについては、目標額2億3千万円に対して6千百万円、よかみせキャンペーンについては、目標額3億円に対し約6百70万円の売上となっている。
(意見)
 いい施策であるため、ウェブサイトを見やすくする、送料の負担を軽減するなど、もっと工夫していただきたい。
 
議案以外の主な論議
(質問)
 長崎県総合計画(仮称)素案に記載の、スポーツに親しめる環境づくりによる地域スポーツの活性化に関し、アーバンスポーツができる公園の整備や、若者に対する取り組みなども次期計画に盛り込んではどうか。
(答弁)
 総合計画の下部計画である「次期ながさきスポーツビジョン」について検討を進める中で、アーバンスポーツに関しては、東京オリンピックでも、BMX、スポーツクライミングなどの若者に人気のある新しい種目も組み込まれるとのことであり、競技人口が増えれば、若者の定着にも繋がるような施策として可能性があるため、どのような取組ができるか検討していきたい。
   
(質問)
 汚水処理人口普及率の状況」に関し、本県の汚水処理人口普及率は全国平均と比較し低い。普及率を高めるためには、浄化槽の設置を進めるべきと思うが、どのように考えているのか。
(答弁)
 浄化槽を設置する場合、個人負担が6割で、残りの4割を国・県・市町で補助している。市町の中には、個人負担を軽減するため、上乗せ補助を実施しているところもあり、そこでは設置数も増加していることから、そのような市町に対しては、補助基準額を引き上げるよう国へ要望している。
(意見)
 補助金額を引き上げれば、浄化槽の設置数が増え、普及率も上がることから、国へも要望しながら、市町と連携して取り組んでいただきたい。
 
(質問)
 新型コロナウイルス感染症の影響」に関し、「直近の営業収益に対する影響と今後の見通しはどうか。
(答弁)
 8月までの実績が前年比で約10億円の減収であり、観光客やビジネス客の減少の影響が大きいため、空港リムジンバス、県外高速バス、貸切バスのいずれも8割程度の減少率となっているが、一般定期路線については、他と比べるとやや回復傾向にある。
 今後の見通しについては、費用圧縮のため、利用状況に合わせた県外高速バス及び空港リムジンバスの運休・減便や、市内路線バスについては、利用者が少ない時間帯の減便に係るダイヤ改正を考えている。
(質問)
 貸切バスについては、今後、GO-TOキャンペーンにどのような形で繋げていくのか。
(答弁)
 個人旅行が増加傾向にあり、貸切バスを利用する動きは少ないようであるが、子会社の長崎県営バス観光では、長崎及び諫早市内の小学校の修学旅行にGO-TOキャンペーンを活用している。
 また、例年1月から3月に実施する「よか余暇ツアー」を前倒しで11月から行い、松浦・平戸・佐世保を周遊するコースに活用したいと考えている。
 
その他、交わされた論議
  • 一般競争入札における入札参加者が一者のみの場合の取扱いについて
  • 「コスタ・アトランチカ号」検証報告書について
  • 観光振興対策について
  • 災害時における外国人への情報提供と支援について
  • ペット同行避難について
  • 交通局の減収に係る経費節減の取組みについて
など環境生活行政全般