令和2年9月定例会

主な質問・質疑

定例会を終わって  ●主な質問・質疑  ●会期日程  ●本会議一般質問  ●予算総括質疑  ●意見書・決議  ●議員提案条例

各常任委員会の委員長報告要旨については、こちらをクリックしてください。

総務委員会 文教厚生委員会 環境生活委員会 農水経済委員会 予算決算委員会


 文教厚生委員会

 <審査案件>
  議案:第114号議案「長崎県安心こども基金条例の一部を改正する条例」ほか2件
  請願:第2号請願「地方たばこ税を活用した分煙環境整備に関する請願書」及び第3号請願「『家庭教育支援法の制定を求める意見書』提出に関する請願書」

 <審査結果>
  議案: 原案のとおり可決・承認すべきものと決定
  請願:採択すべきものと決定

   
議案にかかる主な論議
(質問)
 第116号議案「契約の締結について」に関し、「県立長崎図書館郷土資料センター(仮称)は、県民が、心待ちにしている施設である。進捗状況等をホームページに随時掲載するなど、県民の期待に寄り添った整備とするための対応を検討しているのか。
(答弁)
 工事の進捗状況は、随時、ホームページに写真を掲載し、それに合わせて、センターの機能等も紹介しながら、県民に広く周知し、今後の開館に向けての準備を考えている。
 
議案以外の主な論議
(質問)
 県立大学情報セキュリティ産学共同研究センター(仮称)を活用した産業振興」に関し、産学連携の拠点となるセンターの整備について、各自治体は、非常に興味を持っており、島原市においても、第一次産業でのITを活用した新たな産業づくりを具体的に進めている。今後、専門的な情報を得たい場合など、大学との提携等の体制が取れるのか。
(答弁)
 県立大学においては、中期目標の中で、地方創生に貢献し、地域とともに発展する大学を目指すことを掲げている。現在、県内11の自治体と包括連携協定を結び、共同研究を通じ、連携を行っている。島原市においても、どういった部分で大学と連携したいかを相談していただければ、可能ではないかと考えている。
 
(質問)
 令和3年度 長崎県公立高等学校入学者選抜に関し、今年度から新たに実施される入学者選抜と従来の選抜との違いは、何か。また、新たな制度を導入するにあたっての教育委員会の狙いは何か。
(答弁)
 新たな制度を導入するにあたって、従来の推薦入学者選抜と一般入学者選抜を廃止し、前・後期選抜を導入した。前期において、中学校長の推薦を不要とし、選抜方法を面接と作文から基礎学力検査、プレゼンテーション、小論文、実技など多様な選抜方法の中から各高校が、選択する制度に改善する。導入の狙いは、各高校が掲げる生徒像から、受検生が、主体的に学校を選び、自分の個性や強みを生かして受検でき、生徒の学ぶ意欲や多様な能力が評価されることにある。
   
(質問)
 子宮頸がんワクチン」に関し、「子宮頸がん」の長崎県の直近の数値はどのようになっているか。
(答弁)
 2017年の全国の罹患者数は、11,012人、長崎県は、140人である。死亡者数については、『子宮頸がん』と『子宮体がん』の内訳はないが、2018年の『子宮がん』全体の死亡者数は、全国で6,800人、長崎県は、96人である。2018年度の全国のワクチン接種率は、0.52%、長崎県は、0.53%であった。
(質問)
 国は、子宮頸がんワクチン接種に関し、積極的な勧奨を差し控えているが、長崎県としては、今後、どのように取り組んでいくのか。
(答弁)
 子宮頸がんワクチンに関し、副反応の可能性も含め、対象者に対し、適切な情報提供を行い、ワクチン接種を希望される方が、適切な時期に定期接種を受けられるような体制が必要と考える。現在、国において、リーフレットの全面改訂を行っており、改訂版が発出され次第、再度、各市町を通じて、対象者へ周知していきたい。
 
(質問)
 5歳児健康診査に関し、5歳児健康診査については、疾病等の早期発見により、就学前後の適切な支援につながることから、重要性が強調されている。今後、県内統一した取り組みが必要と思われるが、長崎県の考えは、どうか。
(答弁)
 集団生活の中で初めて気づかれる発達障害児がいることなどから、5歳児健康診査は、必要であると考えており、すべての市町で実施できるように推進を図っているところである。県としては、昨年度作成した5歳児健康診査マニュアルを活用した研修会の実施等により、市町における健康診査の標準化を図り、未実施の市町に対しては、5歳児健康診査の有効性や、実施している市町の取り組みの紹介等、今後も実施に向け、支援を行って行きたい。
 
その他、交わされた論議
  • 県内大学留学生の状況について
  • 准看護師養成所学生に対する学生支援緊急給付金について
  • 諫早特別支援学校の改築等について
  • 県立北陽台高校での集団感染について
  • 消毒液ほか備品の購入状況について
  • ファミリーサポートセンター事業の運用と拡大について
  • 保育士の人材確保の現状と課題について
など、教育及び福祉保健行政全般