令和6年9月定例会
主な質問・質疑
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<審査案件>
議案:第96号議案「刑法等の一部を改正する法律の施行(せこう)に伴う関係条例の整理等に関する条例」のうち関係部分ほか2件
請願:第7号請願「『持続可能な学校の実現をめざす』意見書の採択を求める請願」ほか1件
<審査結果>
議案:原案のとおり可決すべきものと決定
請願:第7号請願、第8号請願については、不採択とすべきものと決定
議案以外の主な論議 | |
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(質問) |
「私立学校児童生徒の問題行動等調査」に関し、この調査は毎年行われており、公立学校の所管である教育委員会においては、毎年 議会に対し調査結果を報告しているが、私立学校の所管である総務部は、調査結果を議会へ報告することは初めてであると認識している。 それが事実であるか。また、今回報告を行った経緯は。 |
(答弁) |
文部科学省が学校設置者に対して依頼を行い、実施している調査であり、県は私立学校の設置者ではないことから、これまで議会への報告を行っていなかった。 一方で、近年問題となる件数が増加しており、事象も複雑化している。 何より長崎県の学校で学ぶ子どもは、公立・私立問わず大切な子どもたちであるため、今回、私立学校の報告を行ったところである。今後は、議会へ定例的に報告してまいりたい。 |
(意見) |
公立・私立問わず、子どもたちの置かれる状況を、県と議会が共有することは大事であるため、今後も報告していただきたい。 |
(質問) |
「公立学校児童生徒の問題行動等調査」に関し、いじめの認知件数、不登校などすべての項目において増加傾向である。発生した原因を分析することは理解するが、なぜ発生しているのか原因を掘り下げて研究し、的確に手を打っていくことが大事であると思うが県の見解は。 |
(答弁) |
いじめや不登校が発生した事象への対応に重きが置かれているが、なぜ発生するのか、発生する前に何かできることはないのか、という考えに全国的にも変わりつつある。それは、普段の生活、あるいは人間関係、もしくは学習に対する取組、全て含めた教育活動や教育姿勢に手がかりがあるのではないかと考えている。そのため、教育委員会全体で、学ぶことに対する子どもたちへの導きや支え、あるいは将来への育みを網羅して活動していくことが大事であり、そういった会議にも積極的に参加し、議論してまいりたい。 |
(質問) |
「ドクターヘリの導入」に関し、令和7年度中に、2機目のドクターヘリの導入を予定しており、ドクターヘリの新規配備ではなく、県病院企業団が運営主体となる、ヘリコプターによる離島への搬送を実施しているRIMCAS(リムキャス)を活用することになっているが、具体的な活用日程計画は。 また、1日でも早く就航していただきたいが、県の見解は。 |
(答弁) |
具体的には土曜日、日曜日、第2金曜日以外の金曜日 及び 月2回の患者搬送がある日以外の水曜日で、平均して週3日程度の活用を考えている。 ドクターヘリ2機目の導入は、国や県の今後の予算編成や、RIMCAS(リムキャス)の契約更新もあり、現時点で具体的な日程を示すことはできないが、早急に導入できるように、準備を進めてまいりたい。 |
(質問) |
「『次期長崎県子育て条例行動計画』 及び 『長崎県子育て条例』」に関し、現行の長崎県子育て条例は施行から16年が経過し、こどもを取り巻く環境は大きく変化している。 長崎県子育て条例行動計画を作り替えるのであれば、条例自体も、様々な法律や国の施策、現在こどもが抱える課題を網羅し、見直してはどうか。 |
(答弁) |
社会状況・家庭状況の変化、さらに最近ではインターネットに関する問題等により、こどもを取り巻く環境は大きく変化していると考える。 そのため、現行の子育て条例に足らざる点があるか、さらなる改善を要する部分があるかという視点をもち、関係者の意見を聴取の上、議論を深めてまいりたい。 |
その他、交わされた論議 | |
教育及び福祉・保健行政全般 |