令和6年2月定例会
主な質問・質疑
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<審査案件>
議案:第1号議案「令和6年度長崎県一般会計予算」ほか28件
<審査結果>
議案:原案のとおり可決すべきものと決定
議案にかかる主な論議 | |
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総務分科会 | |
(質問) | 「地域公共交通ネットワーク再構築等推進事業費」に関し、人材確保につながるコミュニティ交通への転換支援について、どのような目的で支援を行うのか。 |
(答弁) | 現在、交通事業者が大型バスで運行している路線の中には、乗車人数が少なく維持が困難なところもあるため、デマンド化や車両の小型化によって、より効率的な運行が可能となるコミュニティ交通への転換に取り組む市町に対して、その導入経費を県が支援することで、輸送量の多い路線に大型バスの運転士を持続的に確保していくことを目的に支援を行うものである。 |
(意見) | 県内においても路線バスの減便などが行われており、公共交通機関の維持のためにも市町と連携して事業の活用を促(うなが)してほしい。 |
文教厚生分科会 | |
(質問) | 「長崎県 遠隔(えんかく) 教育センター(仮称)開設準備事業費」に関し、離島・半島地域の小規模高校等における学びの充実を図るため開設される、長崎県遠隔(えんかく)教育センターについて、具体的にどのような準備とその後の展開を考えているのか。 |
(答弁) | 令和6年度は、1学年2クラスの9校に、受信用の機材を整備し、効果や課題の検証や学校のニーズに応じた、コンテンツ開発・配信の試行を行う。 また、当面はウェブ会議システムで実施するが、将来的には、学校間において、バーチャル技術やメタバース空間等を活用した、よりリアルな交流についても研究していきたい。 |
観光生活建設分科会 | |
(質問) | 「国際定期航空路線維持・拡大事業費」に関し、上海線の安定運航の支援とのことであるが、増便もあり得るのか。 また、他国の路線誘致も戦略的に考えているのか。 |
(答弁) | 上海線については、搭乗率が向上した暁(あかつき)には、増便を考えていきたい。 他国の路線については、東アジアを中心に誘致活動を継続し、長崎空港で課題となっているグランドハンドリングの海外事業者による直接実施の可能性や、搭乗率がしっかり見込めるかを総合的に考慮して、最終的な誘致先を決めていきたいと考えている。 |
農水経済分科会 | |
(質問) | 「長崎のさかな魅力発信事業費」に関し、水産物の消費拡大を図るための『推(お)し魚(うお)』の選定について、関係者すべてが儲(もう)かるシステムづくりができるのか。 また、選定後の展開について、どのように考えているのか。 |
(答弁) | 地域の特徴的な魚種(ぎょしゅ)を『推(お)し魚(うお)』として選定し、漁業者の供給だけでなく、地元の飲食店や
ホテルなどで安定的に提供できる体制の構築から始めていく。難しいテーマではあるが、漁業者をはじめとした地域関係者が一体となって、所得向上を実現していきたい。 また、県内で獲(と)れた魚の約3割しか県内で消費されていない現状であることから、まずは、県民をはじめ、長崎を訪れる観光客の方々に長崎の魚を食べていただき、地元での消費を拡大させたいと考えている。 |
その他、交わされた論議 | |
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