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- ながさきの畜産
長崎県は日本の最西端に位置し、地形は平坦地に乏しく、多くの半島と離島から形成され、海岸線の延長は、約4,183キロメートルと北海道に次ぐ長さとなっています。
壱岐(原の辻)、五島(大浜)の貝塚から牛の骨が発掘されています。また、江戸時代には出島(長崎)の阿蘭陀商館が置かれていましたが、そこには牛などが飼育されていました。
このように豊かな自然と畜産に長い歴史を持つ長崎県は、県内外へ、良質で安全な畜産物の供給基地となっています。
畜種 | 飼養戸数 | 飼養頭羽数 | シェア | 順位 |
---|---|---|---|---|
乳用牛 | 141戸 | 6,940頭 | 0.51% | 25位 |
肉用牛 | 2,250戸 | 90,600頭 | 3.48% | 6位 |
豚 | 88戸 | 200,900頭 | 2.16% | 15位 |
採卵鶏 | 58戸 | 1,763千羽 | 0.96% | 27位 |
ブロイラー | 50戸 | 3,050千羽 | 2.20% | 11位 |
注1)飼養戸数・飼養頭数については令和3年2月1日現在(畜産統計)
注2)シェア及び順位は飼養頭羽数の全国値に対するもの
1,491億円(うち畜産532億円)
順位 | 作目 | 粗生産額 |
---|---|---|
1位 | 肉用牛 | 234 |
2位 | 豚 | 129 |
3位 | いちご | 124 |
4位 | ばれいしょ | 117 |
5位 | みかん | 110 |
6位 | 米 | 104 |
7位 | ブロイラー | 67 |
8位 | 生乳 | 49 |
9位 | トマト | 46 |
10位 | 鶏卵 | 42 |
長崎県の農業は、地域を支える重要な産業となっています。その中で、畜産は農業産出額の約36%を占める基幹的作目であり、特に肉用牛は第1位の産出額で、離島・半島地域の農業振興に不可欠な作目となっています。
長崎県の酪農の歴史は古く、今から約200年前に出島で乳牛が飼育されたことにはじまり、明治25年の牛馬籍台帳によると、乳牛が747頭飼育されていました。
生産される生乳は、主に飲用牛乳等として供給され、特に学校給食では児童・生徒の体位向上に貢献しています。
養豚は、肉用牛、米、ばれいしょに次ぐ農業産出額をあげています。
近年、生産者の高齢化や後継者不足により、飼養戸数が減少していますが、生産性は年々向上しており、母豚一頭あたり肉豚出荷頭数も増加傾向にあります。
新鮮な鶏卵や鶏肉の安定供給を図り、消費者の安全・安心志向に応えることが重要です。
県内の養鶏農家は生産コストの縮減を図るとともに衛生管理の徹底を図り、安全で品質の高い鶏卵・鶏肉の生産に取り組んでいます。
畜産の安全・安心を守っています。
生産現場における技術開発を行っています。
長崎和牛を創り出しています。
長崎の農業の未来を担う若者を育成しています。
(※詳細については、下記のページをご覧ください。)
・長崎県立農業大学校
食肉の安全・安心を守っています。
食品衛生や動物愛護を普及しています。
感染症等の調査研究をしています。
(※詳細については、下記のページをご覧ください。)
・環境保健研究センター
長崎県の獣医師の職場を紹介します。