食肉衛生検査所

食肉衛生検査所では、食肉の安全・安心を守っています。

1.食肉検査による疾病の排除

疾病に罹患した家畜の肉が流通しないよう、と畜される家畜を全頭検査します。
生体検査や解体検査で異常を認めた場合は、精密検査として細菌検査・病理検査・理化学検査を行います。

  • 解体する前に生体を検査

  • 枝肉と内臓を目視で検査

  • 疾病に罹患している疑いがある場合は、細菌培養などの精密検査を実施

  • 検査技術の向上や業務の効率化のための調査研究

  • 疾病の治療等に使用された抗菌性物質の残留検査

2.と畜場・併設食肉処理場の衛生指導

衛生的に処理された食肉をお届けするため、と畜場や併設の食肉処理場に対する衛生指導を行っています。
と畜場はHACCPに基づく衛生管理が必須となっており、食肉衛生検査所による衛生指導も今まで以上に重要になります。

  • と畜場や食肉処理場の衛生管理をチェックし、施設の管理者に指導

  • 枝肉や器具の拭取り検査を行い、作業が衛生的に行われているかを確認

  • と畜場・食肉処理場の従業員を対象とした衛生講習会

3.生産者への情報提供

解体検査によって得られた疾病の情報を生産者へ還元し、疾病対策に役立てていただいています。
また、生産者向けに情報誌「TonTon(トントン)」を発行しています。

  • 1頭ごとに検査結果を集計し、生産者に提供

  • 食肉を取り巻く話題などを取り上げた情報誌を作成

先輩からのメッセージ

  • 食肉検査のしごと(精密検査編)

    私は入庁3年目で、川棚食肉衛生検査所で豚のと畜検査業務を行っています。
    と畜検査では、1頭ずつ生体・内蔵・枝肉を検査し食用に適することを確認しますが、全身性の感染症などが疑われるものは保留となり、さらに詳しく調べるため精密検査を行います。精密検査は主に3つに分けられ、疑われる疾病に応じて、微生物学的検査、病理学的検査、理化学的検査を行います。私は、病理検査を担当しています。病理は全くの初心者でしたが、先輩のアドバイスや自主練習をしながら症例を経験することで、苦手意識のあった病理に興味がわいてきました。また、本県の食肉衛生検査所では、興味があることや業務改善策等について調査研究を行い、研究発表をする機会もあります。
    このように、食肉衛生検査所での業務は、食肉の安全に携わることができるやりがいのある仕事で、専門的な検査技術を習得し活用することも可能です。ぜひ、長崎県への就職を希望していただければ嬉しいです。

    川棚食肉衛生検査所 秦 温子)

  • 食肉検査のしごと(衛生指導編)

    私は、平成9年に大学卒業後に帰郷し、長崎県庁に入庁いたしました。
    これまで食肉衛生検査所、衛生公害研究所(現環境保健研究センター)、保健所、本庁と勤務し23年が過ぎました。これまでのご縁でたくさんの場所、業務に従事する機会が得られました。現在は諫早食肉衛生検査所国見支所に勤務しています。
    公衆衛生獣医師の勤務する職場は多岐に渡りますが、同じ目的の仕事であると思います。それは、“食の安全”と“動物(家畜・ペット)とヒトをつなぐ”です。実際に色々な勤務所で働いてもその思いは強くなっています
    さて、現在の勤務所である食肉衛生検査所では、主にと畜場の衛生管理に取り組んでいます。これから衛生管理に関する法改正が予定され、と畜場へのHACCP導入が義務付けられます。長崎県でもと畜場へのHACCPの導入や衛生管理の向上を目指し、と畜場設置者と協議しながら、衛生管理について進めています。
    長崎県で一緒に食の安全に取り組みませんか?

    諫早食肉衛生検査所国見支所 山﨑 省吾