新人獣医師研修

長崎県では、家保新人獣医師に対して色々な研修を実施しています。

平成29年度は、松浦市の肉用牛農家での民泊研修、肉用牛改良センターと家畜保健衛生所で、研修を実施しました。

平成29年度の研修日程

1日目 肉用牛農家での民泊研修
2日目 肉用牛農家での民泊研修
3日目 肉用牛農家での民泊研修、肉用牛改良センターでの研修
4日目 中央家畜保険衛生所での病性鑑定研修

先輩からのメッセージ




  • 家保新人研修を終えて

    平成29年6月5日から6月9日の5日間で家畜保健衛生所新人職員研修を受講しました。
    研修の内容は、前半で、民泊を行っている黒毛和種繁殖農家さんのお宅に宿泊し、日常の肉用牛の飼養管理を実際に体験しました。後半では、長崎県肉用牛改良センターの見学や中央家畜保健衛生所での検査技術研修を受講し、体も頭も動かす内容の濃い1週間でした。
    様々な体験をしましたが、特に農場作業のお手伝いをしている時の出来事は、今でも印象に残っています。朝から抜け出した子牛を元の部屋に戻したり、子牛にミルクをあげる時の子牛の勢いがすごかったりと家畜保健衛生所の普段の業務では体験できないことを多く経験することができました。
    この研修を通して、生きた動物を相手にすることの難しさと同時に、農家さんの動物への愛情、そして、私自身の動物への愛情を改めて実感しました。
    家畜保健衛生業務に関わる獣医師として、何ができるかを考えた時に、やはり疾病の発生を防ぐことを第一に、疾病が発生した時には迅速に診断することや伝染性疾病であれば、その拡大を防ぐことが大事だと感じました。まだまだ獣医師として働きはじめたばかりで、技術が伴わないことはありますが、この気持ちを大事に普段の業務に向き合っていきます。

    五島家畜保健衛生所 阿野 貴弘



  • 肉用牛繁殖農家での民泊研修を受講して

    公務員獣医師として勤務し、約1カ月半が経過しましたが、全てが初めて経験することばかりで、戸惑いながら仕事を学ぶ日々を送っています。
    家畜保健衛生所の主な業務は、家畜伝染病の発生防止のための衛生指導や農家の生産性向上のための繁殖検診など、畜産農家を守っていく上で重要で、とても遣り甲斐を感じています。
    そうした中、平成29年度家畜保健衛生所新人研修の一環として、肉用牛繁殖農家での民泊研修を受講しました。
    農家には、繁殖雌牛が約40頭飼育されており、母牛、育成牛、哺育牛それぞれのステージで給与する餌や方法が異なっていて、極め細やかな気配りやちょっとした管理のコツがあることを学ばせていただきました。
    また、この農場には放牧場が設けてあり、妊娠牛については、放牧して、作業の省力化や生産コストの低減にも努められていました。
    夜には、これまでの苦労話、経営改善のための取組、今の肉用牛相場に応じた飼育管理、病気にさせないための工夫など、現場でしか聞けない話しを聞くことが出来、とても貴重な体験をさせていただきました。
    今後は、今回研修で習得した知識や経験を活かし、自分自身の更なる成長と長崎県の畜産業の発展に寄与することができるよう頑張って行きたいと思います。

    壱岐家畜保健衛生所 獣医師 久保 翔太郎