先輩からのメッセージ

家畜保健衛生所



  • 肉用牛のしごと

    長崎県の畜産は農業産出額の約3割を占める基幹的作目であり、特に肉用牛は品目別第1位で、 離島や半島地域の農業振興を図るうえで重要な作目です。
    家畜保健衛生所(以下、家保)では、主に家畜衛生の分野でのサポートを行っています。
    病気の診断を行う病性鑑定では、教科書に載っているような典型的な病気だけではなく、合併症や未知の症例にも遭遇します。そのため、診断に必要な情報を出来る限り多く収集する必要がありますが、それには獣医学的な知識だけではなく、観察力やコミュニケーション力も必要です。
    また、長崎県の家保では生産性向上を目的とした繁殖検診、肥育農家の巡回指導も実施しています。
    どちらも農家の経営に直結する仕事で、責任とやりがいを感じます。

    県北家畜保健衛生所 秦

  • 乳用牛のしごと

    私は現在、長崎県の「島原半島」という地域を管轄する県南家畜保健衛生所に勤務しています。
    歴史の授業で習う「島原・天草一揆」の舞台となった地域であり、長崎県随一の畜産地帯です。これは個人的な印象ですが、非常に仁義に熱く、人間味のある地域だと感じています。
    私の職場では、口蹄疫など、畜産業に甚大な被害を及ぼす病気の発生を防ぐために、全農場に対して飼養衛生管理基準の遵守確認や未遵守農家への指導を行っています。また、農場で呼吸器病などの病気が発生した場合に、解剖や細菌検査などの様々な検査によって原因を究明する「病性鑑定」といわれる業務を行っています。なかでも、乳房炎検査は検体数も多く、乳房炎の原因を特定し、有効な薬剤を診療獣医師へフィードバックし、乳質改善にも寄与しています。
    さらに、乳牛の繁殖検診も行っており、乳牛は和牛に比べて背が高く、身長が高くない自分にとっては苦労する部分もありますが、農場の繁殖成績向上が農場の所得向上へ直接つながるため、大きなやりがいを感じています。
    酪農家の所得向上を目的とした仕事が多く、仕事を通じて酪農家の方に「ありがとう」と言われると、誰かのために働くことが回り回って自分のためになっているのだな、と感じる日々です。
    インターンシップ等を通じて職場の魅力を体験することもできますので、ぜひ就職先のひとつとして検討してみてください。

    県南家畜保健衛生所 早島



  • 豚のしごと

    豚は、農場で生まれてから、大切に育てられ、約6か月で出荷されます。
    家畜保健衛生所では、健康で安全な豚を育てる妨げとなる疾病の対策、伝染性疾病の発生予防と蔓延防止のための飼養衛生管理の指導等を行っています。
    疾病の対策では、原因不明で死亡した豚や病気に罹患した豚を検査し、その結果をもとに、農家さんへ抗生物質の選択やワクチン接種の提案、豚舎の衛生管理について、アドバイスをします。
    飼養衛生管理の指導では、農場へ巡回し、家畜伝染病予防法で定められている飼養衛生管理基準が守られているか確認し、改善指導を行っています。

    中央家畜保健衛生所 藤岡

  • 鶏のしごと

    私は現在、島原市にある県南家畜保健衛生所(県南家保)の防疫課で養鶏担当として働いています。養鶏担当とはいいますが、鶏だけでなく、あひるやダチョウなど、家きんすべてが対象になります。どのような仕事があるか、簡単にではありますがご紹介します。
    まず家保の重要な業務のひとつとして、発生すると社会的被害の大きい家畜伝染病の発生予防・まん延防止対策があります。家きんで特に近年問題となっている家畜伝染病は、高病原性鳥インフルエンザですが、家保ではその発生を予防するため、生産農家に立ち入り飼養衛生管理状況の確認や改善指導を行ったり、定期的に鶏から血液等を採取して感染がないかモニタリング検査を行なったりしています。併せて、発生時に迅速かつ適切な初動防疫措置がとれるよう、防疫体制の強化にも努めています。
    また、家きんの疾病低減、生産性向上のため、農場で発生した病気について検査を行い、原因の特定や、対策の指導を行なっています。このような業務は「病性鑑定」といい、生産農家が抱える問題に直接アプローチできるので非常にやりがいを感じる業務です。
    そのほか、安全安心な鶏卵生産のため、農場内の鶏糞や環境試料等についてサルモネラ検査を行ない、結果に応じた衛生指導を行なっています。
    もし興味のある方がいましたら長崎観光がてらインターンシップ等に参加してみてください。

    県南家畜保健衛生所 中山



  • みつばちのしごと

    みつばちのしごとは、蜜を集めることと花粉交配(ポリネーション)です。特にポリネーションは、高品質の果物を作るうえで必要不可欠です。そのような蜜蜂の病気を診断することが、家畜保健衛生所の獣医師のしごとになります。
    過去には、蜜蜂の病気といえば腐蛆病だけと言っても良いくらい、腐蛆病に特化した検査をしていました。現在は、細菌・真菌・ウイルス・寄生ダニ・原虫など、あらゆる検査を行っています。
    蜜蜂の大量死や失踪について、ネオニコチノイド系農薬の影響が話題になっています。
    農薬は専門外なので、ほかの原因調査をしていますが、やはり、ミツバチヘギイタダニ(バロア病)の影響は大きいような気がしています。個人的な見解ですが・・・。

    中央家畜保健衛生所 藤岡

  •                      


    インターンシップ研修生受入時の妊娠鑑定

    離島のしごと(肉用牛編)

    私は現在、壱岐島にある壱岐家畜保健衛生所(家保)に勤務しています。仕事の内容は本土地域と基本的に同じで、妊娠鑑定や衛生管理指導を通じて農家の生産性向上を目指したり、鳥インフルエンザや口蹄疫などの伝染病対策をする仕事をしています。
    「離島勤務」と聞くと、買い物をするにも不自由するなど、生活が不便なイメージを持つかもしれませんが、壱岐島は人口約2万5千人の「壱岐市」であり、スーパーやコンビニ、インターネットも利用可能です。また、博多港まで高速艇で約1時間で行けるため周辺の都市部との交通も便利で、本土地域の田舎暮らしに抵抗がなければ、特に不自由は感じないと思います。余談ですが、私の両親(愛知県在住)は、私が離島で勤務すると聞いて「島で生活していけるの!?」と、変な心配をしていました。(ヤシの木1本しかない訳じゃないよ!)
    壱岐家保の特徴は、家畜診療所やJAなどの畜産に関わる方々との距離が近いことだと思います。一緒に農家を巡回する際には、牛の飼い方についての話を聞けたり、繁殖検診のアドバイスをもらえるなど、非常に勉強になります。
    人情豊かな島で、一緒に仕事をしませんか?首を長くして待っています!

    壱岐家畜保健衛生所 堀川


  • インターンシップ研修生受入時の豚の採血

    離島のしごと(養豚編)

    五島列島は、九州の最西端に位置し、五島灘を隔てて長崎市から西へ約100km離れたところに位置しています。129の島(うち有人島18)から構成されており、面積は本県の主な離島の34.0%を占めています。
    私の勤務している五島地区には6戸7農場の養豚農場があり、約17,000頭の豚が飼養されています。生産された豚肉は、「五島豚」「五島美豚」として、島内での消費はもちろん、島外にも流通しています。
    五島家畜保健衛生所では農場の衛生管理指導の他、ステージ別検査等を実施して農場の疾病浸潤状況を調査し、ワクチンプログラムの検討等を行い、農場の生産性向上に努めています。
    また、毎年、獣医師インターンシップ研修を開催し、養豚農家の方々の協力のもと、獣医学生に豚の採血等の業務を体験してもらい、好評を得ています。

    五島家畜保健衛生所 前田


  • 繁殖障害の治療

    毎月の巡回風景

    離島のしごと(診療編)

    対馬家畜保健衛生所は、管内に畜産農場が約50戸と他地域と比較して少ないですが、特徴が3つあり、診療、毎月全戸農場巡回、日本で一番韓国に近い(距離:49.5km)ことです。
    通常は、臨床獣医師等から依頼された検査の結果を基に対応方針等を診療獣医師に助言するに留まりますが、ここでは自分達で診療できますので、診療効果を間近で体験することができます。
    畜主の愛情ある介護と私の治療の結果、苦しんでいた子牛が飛び跳ねているのを見ると何と嬉しいことか!
    また、毎月の巡回により農家の方々とはより親密になり、生産性向上や衛生管理について内容が濃い指導が実施できます。
    一方で、口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザが時々発生する韓国に近い(対馬への韓国人入国者数:約36万人[平成29年])ことから、国内防疫の最前線として時には真剣な顔で衛生管理を説明しなければならないのが辛いところです。しかしながら、私が国内に越境性動物疾病を侵入させていないと自負しています。

    対馬家畜保健衛生所 宮本


  • 牛の改良のしごと

    獣医師の仕事というと家畜の病気関係の業務を想像されると思いますが、本県では肉用牛の改良関係の仕事も行っています。
    長崎県における和牛の歴史は古く、1310年に記された「国牛十図」の中で、産牛地十国の1つとして、筑紫牛(壱岐牛)、御厨牛(平戸牛)があり、古くから良牛の産地として全国に知られています。
    現在は、県の北部、平戸市にある長崎県肉用牛改良センターで種雄牛を一元管理し、県内の繁殖農家に凍結精液の供給を行っています。
    種雄牛の中には第12回鹿児島全共の総合評価群で高い評価を受けた「弁慶3」号や現場後代検定でBMSNo11.0を記録した「幸男」号など全国トップクラスの種雄牛がいます。
    私たちは、農家の方が安心して凍結精液を利用することが出来るよう、毎年、種雄牛の衛生検査を行ったり、肉用牛改良センターとともに次世代を担う種雄牛の造成のため日々業務を行っています。

    県北家畜保健衛生所 鈴田

農林技術開発センター



  • 家畜の試験研究のしごと

    農林技術開発センター畜産研究部門(旧畜産試験場)での仕事は、農家の所得向上や経営安定につながる技術開発を行う研究員としての業務と、研究に用いる家畜、乳牛・肉牛・豚・鶏・山羊の診療を行う獣医師としての業務があります。
    畜産農家の皆さんと同じように家畜を飼養する立場であり、また一方では疾病予防・治療を主導する立場、さらに人工授精や受精卵移植を行い、繁殖成績を管理する立場でもあります。
    どの役割もとても奥が深く、専門的な知識・技術を持った研究員の皆さんや、向上心あふれる農家の皆さんと一緒に仕事をしているうちに、頑張れば頑張るほど実践的な技術が身に付くと感じています。
    長崎県の獣医師が働く職場は、どの職場も一人一人が果たす役割は幅広くやりがいがありますが、その分実践的な経験値がたまるスピードも速いと思います。
    皆さんの持っている能力を広げ、希望を実現する場として長崎県を選んでいただけることを期待します。

    農林技術開発センター 山﨑

県庁

  • 県庁のしごと(畜産課)

    入庁して11年が過ぎ、私は畜産課で行政の仕事に携わっています。
    私が所属する家畜衛生班では、口蹄疫や鳥インフルエンザ等の防疫体制の整備や、家畜改良増殖に関すること、獣医事や動物薬事に関すること、家畜保健衛生所にかかる予算編成等の業務を行っています。
    昨今、鳥インフルエンザや口蹄疫、豚コレラ等、一度発生すれば大きな経済的損害を被る家畜伝染病が、国内外で相次いで発生しています。私たちの業務においては、まず、これらの疾病が発生しないように、予防対策の徹底をすることが一番重要です。また、万が一発生した場合にも、迅速に防疫措置が実施できるよう、県の防疫マニュアルを整備して、防疫体制の点検、強化を図っています。責任は重大ですが、やりがいのある仕事です。
    ぜひ長崎県で一緒に働きましょう。次の家畜防疫の要はあなたです!
    ・・・ちなみに、写真は遊んでいるわけではありません。動物検疫広報キャンペーンのお手伝いをさせていただいた際のものです。

    畜産課 寺山

  • 県庁のしごと(生活衛生課)

    公衆衛生獣医師の活躍の場は、現場だけではありません。
    生活衛生課では、食肉衛生検査所や保健所を運営していくために必要な事務的な仕事をしています。いちばん重要な仕事は、県全体としてどのようにして食中毒の防止や動物愛護の推進などを進めていくのか計画を立てることと、そのための予算を確保することです。限られた予算をどう使ってどうやって長崎県を良くしていくのか、マネジメント能力が問われます。また、取り組む課題が他の都道府県にまたがる場合は他県や国などと連絡を取り合います。
    私は入庁4年目で、生活衛生課では主に動物愛護や狂犬病予防の事務を担当しています。勉強すべきことが多くて大変ですが、動物愛護週間などの取材でテレビやラジオに出演できたりします。
    生活衛生課の仕事は結果がすぐには見えないものが多いですが、自分の働きが社会に影響を与えることもある重要なお仕事です。世の中を動かしたいあなたの入庁をお待ちしています。

    生活衛生課 馬場

保健所

  • 食品衛生のしごと

    保健所での食品衛生業務では、飲食店や食品製造施設・給食施設等への衛生指導、抜き打ちの食品検査、食中毒事件調査(結果、感染症であることも)などを行います。適切な食品表示の指導も重要で、アレルギー物質の記載漏れは命に直結します。
    「指導」という業務は往々にして歓迎されなかったり、面倒くさがられることも多いですが、そういう中でも「相談してよかった」「またお願いしたい」と言っていただけたり、名指しで相談していただけることもあり、やりがいを感じます。言い方やアプローチの仕方を工夫して、この人になら相談してみようか、と思っていただけるような関係性を築けるよう心がけています。
    私たちの食卓は生物とは切っても切れないつながりがあり、長崎県は希望すればその川上から川下までのすべての職場で働くことができます。動物だけでなく、人の健康にも興味があるという方にはお勧めの職場です。

    県南保健所 橋本

  • 動物愛護のしごと

    保健所の仕事で、最近ますます重要になってきているのが動物愛護です。保健所の動物愛護の仕事について、簡単に説明しますね。
    まず重要なのが、適正飼養の普及です。飼い主さんに「ペットを最期まで可愛がってあげてくださいね」「望まないのであれば不妊去勢手術してくださいね」とお話しします。それにより、野良猫などの不幸な動物を減らすことができます。
    長崎県は、野良猫に不妊去勢手術をして子猫が生まれるのを防ぎ、餌やりやトイレの管理をしながらその命を全うするまで見届けるという「地域猫活動」への助言や手術費用の助成を行っています。
    迷子動物については飼い主さんを探し、引き取りまたは保護した動物については、適正飼養を説明した上で譲渡をしています。無事に飼い主さんの元に返還できた時、譲渡が決まった時はとても嬉しいですよ!
    人も動物も幸せに暮らすための仕事を一緒にやりませんか?長崎県でお待ちしています!

    西彼保健所 濱崎

  • 離島のしごと

    長崎県に就職して16年、初の離島勤務となりました。
    ここ対馬は、本土から最も遠く、大陸に最も近い島ですが、3万人が住んでいますから、小売店も多く、生活するには何の不便もありません。
    ただ保健所に配属される獣医師は1名のみですので、食品衛生、狂犬病予防、動物愛護などの獣医師関連業務全てをひとりで担当することになります。「自分がやらねば!」と身が引き締まる思いですが、実際は多くのところで同僚に助けてもらいます。
    長崎県の離島はどこも特徴がありますが、対馬は、韓国人観光客が年間40万人も訪れるので、新たな旅館や飲食店が次々に展開され、その許認可業務が多いこと、また、特別天然記念物であるツシマヤマネコ保護のため、関係機関と連携した飼い犬、猫の適正飼養指導にも力が入ります。
    島外者の私を優しく迎え入れてくれる、おだやかな対馬の人達と、飽きのこない複雑な地形は、少しでも長く住んでいたいと思わせる魅力にあふれています。

    対馬保健所 中島



  • 食肉検査のしごと(解体検査編)

    五島保健所で、主にと畜検査を担当しています。
    と畜場に搬入される牛や豚等は、1頭ごとにとさつ前の生体検査、その後の内臓検査、枝肉検査等を経て、検査に合格した肉のみが市場に出回ることになります。
    五島は海産物のイメージがあると思いますが、畜産にも力を入れており「五島牛」というブランド牛がいます。五島牛は、流通量が少なく大変高価な肉です。(もちろん美味しい!)この五島牛を検査するにあたり、必要とはいえ内臓や肉に割面を入れることになりますので、現場に緊張が走ることもしばしば・・・
    また、五島の福江島には福江、富江、岐宿、三井楽、玉之浦と5つの地区があり、それぞれの地区で季節ごとのお祭りやイベントを頻繁に開催しています。私には小学生の子供が2人おりますが、五島での生活は自分にとっても子供たちにとっても貴重な機会だと思っています。
    是非一度五島に遊びに来て、五島牛と魚を食べ、五島の酒を飲み、五島の人と話してみてください。

    五島保健所 溝口

食肉衛生検査所

  • 食肉検査のしごと(精密検査編)

    私は入庁3年目で、川棚食肉衛生検査所で豚のと畜検査業務を行っています。
    と畜検査では、1頭ずつ生体・内蔵・枝肉を検査し食用に適することを確認しますが、全身性の感染症などが疑われるものは保留となり、さらに詳しく調べるため精密検査を行います。精密検査は主に3つに分けられ、疑われる疾病に応じて、微生物学的検査、病理学的検査、理化学的検査を行います。私は、病理検査を担当しています。病理は全くの初心者でしたが、先輩のアドバイスや自主練習をしながら症例を経験することで、苦手意識のあった病理に興味がわいてきました。また、本県の食肉衛生検査所では、興味があることや業務改善策等について調査研究を行い、研究発表をする機会もあります。
    このように、食肉衛生検査所での業務は、食肉の安全に携わることができるやりがいのある仕事で、専門的な検査技術を習得し活用することも可能です。ぜひ、長崎県への就職を希望していただければ嬉しいです。

    川棚食肉衛生検査所 秦

  • 食肉検査のしごと(衛生指導編)

    私は、平成9年に大学卒業後に帰郷し、長崎県庁に入庁いたしました。
    これまで食肉衛生検査所、衛生公害研究所(現環境保健研究センター)、保健所、本庁と勤務し23年が過ぎました。これまでのご縁でたくさんの場所、業務に従事する機会が得られました。現在は諫早食肉衛生検査所国見支所に勤務しています。
    公衆衛生獣医師の勤務する職場は多岐に渡りますが、同じ目的の仕事であると思います。それは、“食の安全”と“動物(家畜・ペット)とヒトをつなぐ”です。実際に色々な勤務所で働いてもその思いは強くなっています
    さて、現在の勤務所である食肉衛生検査所では、主にと畜場の衛生管理に取り組んでいます。これから衛生管理に関する法改正が予定され、と畜場へのHACCP導入が義務付けられます。長崎県でもと畜場へのHACCPの導入や衛生管理の向上を目指し、と畜場設置者と協議しながら、衛生管理について進めています。
    長崎県で一緒に食の安全に取り組みませんか?

    諫早食肉衛生検査所国見支所 山﨑

環境保健研究センター

  • 感染症研究のしごと

    私は入庁5年目で、現在、環境保健研究センターに勤務しています。
    当センターは県民の健康を守るために専門的な知識・技術を用いて検査・研究等を行う機関です。
    私が所属する保健科では、人の感染症や食中毒の検査及びそれらに関する研究が主な業務で、培養による病原体の分離からPCR法による病原体遺伝子の検出、分子疫学的解析など様々です。人の感染症は一からの勉強でしたが、狂犬病、日本脳炎やSFTS等、多くは人獣共通感染症であり、大学で学んだ知識・技術が活用できる職場の一つだと思います。私はウイルス検査担当ですが、人への感染源となる豚の日本脳炎抗体検査を実施しウイルスの流行状況を監視しています。
    当センターは研究機関でもあり、様々な研究も実施されてきました。人の感染症の病原体はもちろん、県内野生動物の病原体の研究も行っています。
    私は県外出身者ですが、長崎県の人たちは、海のある風景、おいしい魚、温かい心で迎えてくれました。この長崎県で皆さんと一緒に働くことができるのを楽しみにしています。

    環境保健研究センター 小嶋

職員インタビュー

当県職員にインタビューしてみました 

県の職員には大学卒業後すぐに県へ入庁した方だけでなく、別のお仕事から転職して入庁された方もいます。
新規採用で入庁した方、転職して入庁した方それぞれにインタビューしてみました。

● 職員にインタビューしてみましたVol.1

● 職員にインタビューしてみましたVol.2

● 職員にインタビューしてみましたVol.3

● 職員にインタビューしてみましたVol.4

● 職員にインタビューしてみましたVol.5