閉会中の活動 令和7年度分

観光生活建設委員会

現地調査

委員会名 観光生活建設委員会
目的 観光生活建設行政現地調査
日時 令和7年5月20日(火)~21日(水) (2日間)
調査先 長崎市、大村市、松浦市、波佐見町
出席委員 委員長  坂口 慎一
副委員長 湊 亮太
委員 堀江 ひとみ、 委員 浅田 ますみ、
委員 山口 初實、 委員 中村 一三、
委員 まきやま 大和、 委員 冨岡 孝介、
委員 畑島 晃貴、 委員 田川 正毅
概要
1 女神大橋(長崎市)

 橋梁やダム、道路などのインフラを観光資源として活用するインフラツーリズムについて、県内の取組や女神大橋の現状等について調査を行った。

(1)長崎県における現状

 女神大橋登頂ツアー、ダムツアー等が実施されているが、実績としては年間2~4回程度と観光資源として活かしきれていない。

(2)先進地の動向

 国内の各地で様々なインフラツーリズムが実施されており、地域ならではの文化・歴史・自然と、ダム・橋梁・空港・地下通路などの既存のインフラを組み合わせた観光ツアーが開催されている。

 ・白鳥大橋(北海道)
 ・東京湾アクアライン・海ほたる(東京都/千葉県)
 ・首都圏外郭放水路(埼玉県) など

(3)長崎県におけるインフラツーリズム拡大の検討

 長崎県には、近代化を支えた歴史的な土木遺産など、インフラツーリズムの魅力的なコンテンツとなり得るインフラ資源が多数存在することから、県内のインフラ施設を観光資源として発掘し、魅力的な観光コンテンツとして磨き上げる。

【県内の主なインフラ資源】
 ・西海橋(佐世保市/西海市)、西山ダム(長崎市)、万関橋(対馬市)など

現状・取組調査状況

女神大橋調査状況

2 松浦市立埋蔵文化財センター(松浦市)

 鷹島神崎遺跡を活用した観光コンテンツの造成について調査を行った。

(1)取組の背景

 ・鷹島神崎遺跡が平成24年に水中遺跡として初めて国史跡に指定
 ・松浦市立埋蔵文化財センターの利用者数は鷹島大橋が開通した平成21年をピークに
 年々減少する一方で、道の駅「鷹ら島」には年間30万人が来訪
 ・情報発信を含む誘客促進と人材育成を含む受け入れ態勢強化が課題

(2)長崎県「みんなで磨く!観光まちづくり」推進事業

 ・令和4年度 総事業費3,634千円(県:1,817千円、市:1,817千円)
        (アクションプラン策定、広報冊子の作成等)
 ・令和5年度 総事業費7,185千円(県:3,592千円、市:3,593千円)
        (歴史アカウント開設、市民向けモニター事業実施等)
 ・令和6年度 総事業費11,199千円(県:5,599千円、市:5,600千円)
        (SNSを活用した情報発信、観光ガイドの育成等)

事業効果(令和6年度)

 ・歴史アカウントフォロワー数 目標:1500人 実績2700人
 ・新規ガイド育成数 目標:3人 実績7人

現状・取組調査状況

観光コンテンツ調査状況

3 株式会社 高山(波佐見町)

滞在交流型観光の構築に向けた取組について調査を行った。

(1)会社概要
  • 所在地  東彼杵郡波佐見町小樽郷757番地
  • 事業内容 陶磁器の製造、販売
(2)会社の取組

窯元の敷地を活用した観光スポット「MIDOU」の中核的企業
 ・観光できる窯元として土日も営業し、全ての生産工程を見学可能
 ・絵付け体験専門のワークショップを運営

(3)御堂舎

築100年以上の古民家をリノベーションしたビュッフェレストラン

現状・取組調査状況(御堂舎内)

見学ルート調査状況



 以上のほか、長崎空港(大村市)においてインバウンド受入促進に向けた長崎空港国際線ターミナルの現状について、長崎県環境保健研究センター(大村市)において調査・研究の概要について調査を行った。