閉会中の活動 令和6年度分

農水経済委員会

現地調査

委員会名 農水経済委員会
目的 農水経済行政現地調査
日時 令和6年10月28日(月)~29日(火) (2日間)
調査先 長崎市、島原市、諌早市、雲仙市、南島原市
出席委員 委員長 中村 一三、副委員長 山村 健志、 委員 溝口 芙美雄、 委員 瀬川 光之、
委員  山口 初實、 委員  前田 哲也、 委員 近藤 智昭、  委員 堤  典子、
委員  大倉  聡、 委員  白川 鮎美、 委員 虎島 泰洋
概要
1.橘湾東部漁業協同組合 南串山支所(雲仙市) 「赤潮被害の状況」について調査

 ◎「赤潮被害の状況」について説明を受け、意見交換を行った。

<概要>

 組合員数: 399名(正116名、准283名)R6.3.31現在

漁協種類 経営対数 水揚量 水揚金額
まき網 2 785トン 2億22百万円
敷網 5 578トン 2億12百万円
養殖 11 296トン 3億44百万円
刺網 44 63トン 87百万円
その他 125 143トン 1億30百万円
合計 187 1,865トン 9億95百万円
<R6赤潮被害の状況>          <県R6.9月補正額>

・被害魚種:   ブリ、ヒラマサ等   ①代替魚購入
・被害業者:   9業者         及び運搬費      190,435千円
・認定被害尾数: 32万尾        ②足し網        27,933千円
・推定被害額:  5億46百万円             合計  218,368千円

2.株式会社須崎屋(南島原市) 「生産工程等改善の状況」について調査

 ◎「生産工程等改善の状況」について、現工場と新工場(※稼働準備中)の説明及び案内を受け、意見交換を行った。

<概要>

創業: 1867年(慶應3年)  設立: 2018年(平成30年)
資本金:   1,000万円
事業内容:  菓子製造業(長崎かすてら)、島原手延素麺加工
売上高:   約8億4千万円(R6.6月期実績)
従業員数:  約50名(R6.6月時点)

3.島原雲仙農業協同組合 東部いちご部会(南島原市)

 「先進的ないちご栽培」について調査

◎「部会の概要」及び「先進的ないちご栽培の状況」について説明と案内を受け、意見交換を行った。

<概要>

部会員数: 130戸  栽培面積: 36.1ha(ゆめのか:26.53ha、恋みのり:9.53ha)
販売額:  21億7千8百万円

<本多衛治氏の経営概要等>

経営概況: いちご89a(高設栽培60a、地床栽培29a)
労働力:  家族4人、常時雇用9人(うち外国人材8人)
H24~  炭酸ガス発生装置導入開始  H30~  自動換気装置導入開始
H31~  モニタリング装置導入開始  R5~   統合環境制御装置導入

4.島原雲仙農業協同組合 第二総合集荷場(南島原市) 「総合集荷場の概要」について調査

 ◎「総合集荷場の概要」について説明と案内を受け、意見交換を行った。

<第二総合集荷場の概要>

敷地面積:  41,202㎡
建物面積:  12,380㎡
建物の内容: 鉄骨造平屋建1棟 建屋7,620㎡ 下屋4,760㎡

5.深江町漁業協同組合 車えび養殖場直売所(南島原市) 「車えびの養殖状況」について調査

 ◎「車えびの養殖状況」について説明と案内を受け、意見交換を行った。

         <新養殖場概要>    <旧養殖場概要>   <作業保管施設>
 事業主体     南島原市(旧深江町)    深江町漁協      南島原市(旧深江町)
 管理運営主体   深江町漁協(委託契約)   深江町漁協      深江町漁協(委託契約)
 事業年度     平成12~15年度      昭和62年度      平成15年度
 総事業費     1,236,360千円      91,000千円      129,747千円
 面積       33,000㎡         6,600㎡       鉄骨造折板葺一部
                                 二階建 371.18㎡



 以上のほか、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社 長崎テクノロジーセンター(諌早市)において「半導体産業の現状」、農事組合法人ながさき南部生産組合(南島原市)において「特別栽培(減農薬)の取組」、島原雲仙ドローンスクール(島原市)において「農業分野における活用」、三菱重工業株式会社 総合研究所(長崎市)において「脱炭素化技術の研究」について調査を行った。

現地調査

委員会名 農水経済委員会
目的 農水経済行政現地調査
日時 令和6年5月20日(月)~22日(水) (3日間)
調査先 愛知県、三重県、京都府
出席委員 委員長 中村 一三、副委員長 山村 健志、 委員 溝口 芙美雄、 委員 瀬川 光之、
委員  山口 初實、 委員  前田 哲也、 委員 近藤 智昭、  委員 堤  典子、
委員  大倉  聡、 委員  白川 鮎美、 委員 虎島 泰洋
概要
1.愛知県水産試験場 漁業生産研究所(愛知県南知多町)

 「アサリ資源回復技術の開発等」について調査

◎「アサリ資源回復技術の開発」及び「トラフグ資源の維持増大の取組」について説明を受け、意見交換を行った。

<アサリ資源回復のための対策>

 (1)生分解性袋網を用いたアサリ稚貝の保護放流
 (2)砕石敷設による漁場造成 「貝類増殖場造成事業」
 (3)下水道の栄養塩管理運転 県広域下水道浄化センター2か所で実施

<トラフグ資源の維持増大の取組>

 (1)漁業者の取組 ①小型魚保護の取組 ②操業規制
 (2)種苗放流(県・漁業者) 県で生産・漁業者団体で放流

2.三菱重工航空エンジン株式会社(愛知県小牧市)

 「航空機産業の現状」について調査

◎「三菱重工航空エンジン株式会社の概要」と「航空機産業の現状」について説明を受け、意見交換を行った。

<概要>

発足年月日 2014年10月1日 三菱重工業㈱より民間航空機エンジン事業を移管
事業内容  航空機用エンジン(発電用、機械駆動用を含む)の設計・製造・販売・修理
資本金   60億円(2023年3月31日現在)
従業員数  830名

3.浄土池水上メガソーラー(三重県鈴鹿市)

 「水上メガソーラー」について調査

◎浄土池に設置されている水上太陽光発電所について説明を受け、意見交換を行った。


<概要>

池面積   約98,500㎡
占用面積  約25,000㎡
発電所容量 太陽電池モジュール
       280W×8,954枚
      パワーコンディショナー
       1,000KW×2台
      ※1台は990KWに出力制限
運転開始  2019年9月


4.京セラ株式会社(京都市)

 「半導体産業の現状」について調査

◎「京セラ株式会社の概要」及び「長崎諫早工場(仮称)の計画」について説明を受け、意見交換を行った。

<概要>(2023年3月31日現在)     <長崎諫早工場(仮称)>

設立       1959年4月1日    投資金額 約620億円(2028年度までの計画)
資本金      115,703百万円    敷地面積 約150,000㎡
グループ会社数  298社        製品品目 ファインセラミック部品、半導体
グループ従業員数 81,209名            パッケージなど

5.京都大学大学院 農学研究科(京都市)

 「化学農薬に依存しない害虫防除」について調査

◎「化学農薬に依存しない害虫防除」について説明を受け、意見交換を行った。

<概要>

 先端的な物理手法と未利用の生物機能を駆使した害虫被害ゼロ農業の実現
 (1)共生微生物でまず広域的に抑制
 (2)圃場に侵入する害虫を青色レーザーで迎撃
 (3)機能強化した天敵で撃ち漏らした害虫を捕食、青色レーザー照射で微小害虫を殺虫

 以上のほか、魚太郎本店(愛知県美浜町)において「鮮魚市場等」について調査を行った。