閉会中の活動 令和6年度分

観光生活建設委員会

現地調査

委員会名 観光生活建設委員会
目的 観光生活建設行政現地調査
日時 令和6年10月28日(月)~30日(水) (3日間)
調査先 宮城県、福島県
出席委員 委員長 千住 良治、副委員長 初手 安幸
委員  外間 雅広、 委員  深堀 ひろし
委員  中島 浩介、 委員  ごう まなみ
委員  山本 由夫、 委員  饗庭 敦子
委員  本多 泰邦、 委員 大久保 堅太
概要
1 東北大学大学院工学研究科インフラ・マネジメント研究センター(宮城県仙台市)

 インフラの効率的な維持管理について調査を行った。

(1)インフラ・マネジメント研究センターの概要

・2014年1月設立
・活動の3本柱「自治体支援」「人材育成」「調査・研究、技術開発」
・東北インフラ・マネジメント・プラットフォームを構築し、展開・運営を行う。
 産学官をネットワーク化し、研究開発された知識や技術を改良することで、社会実装につなげることを目的としている。

(2)インフラ・マネジメント研究センターの取組
  • SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)第3期の採択プロジェクト
  • インフラ情報マネジメントプログラム共同研究部門
  • インフラマネジメント“足すテナビリティ”共同研究部門
  • 新技術点検の地域実装
(3)新技術開発
東北大学大学院工学研究科インフラ・マネジメント研究センター調査状況
2 道の駅なみえ・ラッキー公園(福島県双葉郡浪江町)

 整備及び物産・観光振興の取組について調査を行った。

(1)道の駅なみえの概要
  • 所在地 浪江町大字幾世橋字知命寺60
  • 面積  31,378㎡ 駐車場台数:小型車103台、大型車22台、身障者専用3台
  • 施設  第1期整備 【地域振興施設】   令和2年8月1日供用開始
        第2期整備 【地場産品販売施設】 令和3年3月20日供用開始
(2)施設について

【地域振興施設】
 地域住民にとっては、憩いの場であり生活を支える施設。観光客にとっては、町の魅力と情報を手に入れることができる交流と観光、情報発信といった多機能型施設
【地場産品販売施設】
 地酒の販売や浪江町の伝統産品である大堀相馬焼の陶芸体験などができる体験型商業施設

道の駅なみえ・ラッキー公園調査状況
3 小名浜港(福島県いわき市)

 小名浜港におけるカーボンニュートラルポート形成及びインフラツーリズムについて 調査を行った。

(1)小名浜港の概要

  • 面積  約1,999ha(水域1,589ha、陸域410ha)、東西距離6.3km
  • 役割  ①地域経済を支える国際物流拠点
        ②観光交流拠点(アクアマリンパーク)
        ③水産業の拠点(漁港区)
        ④防災拠点(5号ふ頭、東港地区)

(2)これからの小名浜港


小名浜港(福島県小名浜港湾建設事務所)調査状況

【供給サイド】
 ・水素等の受入環境の整備
【利用サイド】
 ・港湾オペレーションの脱炭素化
  港湾荷役機械など、港湾オペレーションの脱炭素化を図る。
 ・港湾地域の脱炭素化
  火力発電、化学工業、倉庫等の立地産業と連携し、港湾地域で面的に脱炭素化を図る。
⇒カーボンニュートラルポート(CNP)の形成

4 福島県庁(福島県福島市)

 ふくしまHACCP導入推進事業(「ふくしまHACCPアプリ」を活用した福島県産 加工食品の安全確保)の取組について調査を行った。

(1)事業概要

HACCPに、放射性物質対策を組み合わせた「ふくしまHACCP」の導入普及を推進するため、“ふくしまHACCPアプリ”を開発し、無料公開。アプリを活用した研修回答の開催により、導入支援を実施。

(2)事業内容
  • 福島県独自の衛生管理モデルを構築
  • 導入推進のためのアプローチ
     アプリケーションの無料公開、業種別手引書の配布
  • ふくしまHACCPポータルサイト
      ふくしまHACCPに取り組む事業者・施設の紹介
      まんがでわかりやすく「ふくしまHACCP」を紹介

ふくしまHACCP導入推進事業調査状況



 以上のほか、福島ロボットテストフィールド(福島県南相馬市)の施設見学及び株式会社いわき市観光物産センター いわき・ら・ら・ミュウ(福島県いわき市)にて物産・観光振興についての調査を行った。


現地調査

委員会名 観光生活建設委員会
目的 観光生活建設行政現地調査
日時 令和6年5月20日(月)~21日(火) (2日間)
調査先 諫早市、雲仙市、島原市、川棚町
出席委員 委員長 千住 良治、副委員長 初手 安幸
委員  田中 愛国、 委員  外間 雅広
委員  深堀 ひろし、委員  中島 浩介
委員  ごう まなみ、委員  山本 由夫
委員  饗庭 敦子、 委員  本多 泰邦、委員 大久保 堅太
概要
1 八万地獄(雲仙市)

 雲仙温泉八万地獄斜面の災害復旧対策の現況及び雲仙市・一般社団法人雲仙観光局による国立公園等を活かした観光需要増の取り組みについて調査を行った。

(1)雲仙温泉八万地獄斜面の災害復旧対策の現況(県自然環境課)

 令和3年8月13日八万地獄上部の斜面崩落、土砂が国道まで流下し、民間施設、公的施設が被災した。

 ≪国立公園雲仙八万地獄復旧対策事業≫

  • 予算:R4当初 102,057千円 R4補正 400,000千円 R5補正 280,000千円
  • 内容:工事用仮設道路の設置、斜面対策工(グラウンドアンカー工)、
       緑化工(ジオファイバー工)
  • 期間:工事用仮設道路 R4年11月~
       本体工事(グラウンドアンカー工等) R6年4月~

(2)国立公園等を活かした観光需要増の取り組み(雲仙市、一般社団法人雲仙観光局)

 ①八万地獄の再整備方針、燗付けの今後の普及啓発
  ・歩道や地獄に楽しむ仕掛けづくり
  ・源泉、燗付けの一元化、見せる燗付けの検討
 ②国立公園「雲仙」指定90周年記念事業(案)
  ・国立公園指定90年の歴史(インバウンドの先進地雲仙を振り返る)
  ・ミヤマキリシマ保全活用プロジェクト
  ・地獄フォーラムの開催
 ③一般社団法人雲仙観光局の取り組み
 ビッグデータを分析活用し、「雲仙ならではの価値」を活かした観光への取り組みを展開している。 今後さらに雲仙の自然や文化を活かした体験事業へ力を入れていく。


観光需要増の取り組み調査状況

八万地獄調査状況
2 島原道路 出平・有明バイパス(島原市)

 島原道路の概要及び出平・有明バイパス6号橋の橋梁架設について調査を行った。

(1)島原道路の概要

 島原道路は、南島原深江町と諫早インター間を結ぶ延長約50kmの自動車専用道路

(2)整備効果(時間短縮)

 ・高速ICまでの所要時間短縮  ・農業の支援(都市圏への出荷拡大等)
 ・交流人口の拡大        ・救急医療体制の強化
 ・渋滞の緩和

(3)出平・有明バイパスについて

諸元

  • 区間
    島原市出平町~有明町
  • 道路規格
    第1種 第3級:自動車専用道路
  • 延長
    約3.4km


島原道路 出平・有明バイパス調査状況

6号橋現況
3 株式会社杵の川(諫早市)

 物産振興の取り組みについて調査を行った。

(1)会社概要

  • 所在地 諫早市土師野尾町17番地4
  • 業種  日本酒・その他の醸造酒・関連する食品の製造販売

(2)会社の取り組み

  「良か人と良か酒を育む酒蔵」
  ・原料米は、地元諫早市の農家との契約栽培米を使用
  ・イベントを開催し、地元の人との交流の場を設けるなど、酒ツーリズムを展開
  ・異業種とのコラボレーションも積極的に実施

(3)蔵元ファクトリーきのかわよかよか(本社直売所)

  令和5年10月1日にお客様と直接触れ合うことを目的とし、オープン
  瓶詰め工場兼倉庫をリノベーションし、直売所とバーカウンターを併設



物産振興の取り組み調査状況

 以上のほか、諫早西部団地(諫早市)及び石木ダム(川棚町)において事業概要について、 諫早農業高校寺峰農場(諫早市)において動物愛護等の取り組みについて調査を行った。