閉会中の活動 令和3年度分

観光生活建設委員会

現地調査

委員会名 観光生活建設委員会
目的 観光生活建設行政現地調査
日時 令和3年11月11日(木)~12日(金) (2日間)
調査先 長崎市、雲仙市、南島原市、諫早市
出席委員 委員長 中村 一三  副委員長 北村 貴寿
委員  八江 利春   委員  小林 克敏  委員 中島 廣義  委員 前田 哲也
委員  深堀ひろし   委員  松本 洋介  委員 赤木 幸仁  委員 坂口 慎一
概要
1.雲仙温泉街 八万地獄(雲仙市)

   「8月大雨被害と再生への取組」について調査を行った。

(1)被害の状況

  令和3年8月13日、雲仙温泉八万地獄において斜面崩壊が発生し、土砂が国道まで流出したことにより、本県所管の公衆トイレ、環境省所管の遊歩道や泉源、民間の土産物店等が被災。当該土砂崩れにより、源泉及び燗付け配管等が被災し一部の旅館・ホテルが休館等となった。

(2)対応状況

 直ちに現地調査を行い、観測機器や土嚢の設置、堆積土砂の除去、泉源の確保など応急的な対策を実施。

(3)再生への取組

 今回の豪雨災害を乗り越えて地域と行政が一体となり、創造的復興を展開し、世界に誇れる「雲仙地獄」に生まれ変わらせる。

<グランドデザイン・キーデザイン策定業務スケジュール案>
○R3.10.18:第1回検討ワーキング
グランドデザイン・キーデザイン策定に当たってのコンセプトを検討。
○R3.11.3:第2回検討ワーキング
デザイナーからのデザイン提案をもとにワーキングメンバーと意見交換。
○R3.11月初旬:第1回策定委員会
第2回検討ワーキングの結果を踏まえ、その後の進め方を検討・決定。
○R3.12.6:第3回検討ワーキング
第1回策定委員会の結果を踏まえた修正デザインをもとに意見交換。
○R3.12月中:第2回策定委員会
第3回検討ワーキングの結果を踏まえ、最終修正依頼を整理。
○R4.3月初旬:第4回検討ワーキング
キーデザインの策定背景を含めた提案をもとにワーキングメンバーと意見交換。
○R4.3月中旬:第3回策定委員会
第4回検討ワーキングの結果を踏まえ最終修正し、グランドデザイン・キーデザイン決定。
<ワーキングメンバー>
環境省九州地方環境事務所、長崎県自然環境課・観光振興課、雲仙市観光商工部、雲仙温泉観光協会、雲仙旅館ホテル組合、地元関係者、雲仙市観光戦略関係者等

2.南島原市役所(南島原市)

 「南島原市の道路行政」について調査を行った。

市道の改良率と舗装率
年度(年度末) 改良率(%) 舗装率(%)
昭和55年 17.1 66.0
平成2年 29.5 83.7
平成12年 34.4 85.0
平成22年 37.8 86.1
令和元年 48.2 94.2
(1)南島原市道の整備状況
  • 要望道路・政策道路ともに財源の確保が課題。
    (要望道路:約50路線残)
  • 令和7年度末までに改良率55%、舗装率97%を目指す。
(2)自転車歩行者専用道路
  • 令和5年度の全区間開通を目指しており、以下の整備効果が期待される。
  • 鉄道跡地の旧駅舎を拠点とした来訪者と地域住民との交流促進
  • 自転車でゆっくり巡る地域周遊ルート構築による交流人口拡大
  • 近隣自治体との自転車活用連携による観光の振興
  • 自転車利用促進による生活習慣病の予防と健康寿命の延伸
  • 自転車利用促進によるカーボンニュートラル社会への寄与 など
(3)アクセス課題
  • 現在は、長崎空港から車で約90分、福岡市から約180分を要し、島原道路整備後も長崎空港から60分以上(深江町・布津町除く)、福岡市から120分以上を要する。
  • 市内を通る高規格道路は島原深江道路のみで、農林水産資源や観光資源等を十分に活かすことができていない。
3.口之津港フェリーターミナル(南島原市)

 「港湾整備事業(口ノ津港フェリーふ頭の再編)」について調査を行った。

(1)事業目的



既存桟橋の更新および手狭となっているふ頭用地の拡充・再編を行い、利用者にとって安全・安心で使いやすい港湾形成を図る。

(2)事業概要

・事業期間:平成26年度~令和3年度
・総事業費:約48億円(県35億円、市13億円)
・事業内容:
 県:浮桟橋3基、道路、緑地等
 市:ターミナルビル、駐車場
・新規埋立:約1.6ha

(3)スケジュール

・R1年度:浮桟橋(1)、緑地、道路 完成
     市ターミナル完成(R2.3供用)
・R2年度:浮桟橋(3)完成
・R3年度:浮桟橋(2)完成

 以上のほか、 新長崎駅舎(長崎市)において「西九州新幹線新長崎駅舎の概要」、青雲荘(雲仙市)において「観光地の大雨被害」、農事組合法人サンエスファーム(南島原市)において「資源循環型社会の推進」、原城跡・南島原ひまわり観光協会(南島原市)において「世界遺産の魅力等」、大野木場砂防みらい館(南島原市)において「国直轄砂防事業」、島原道路長野栗面工区(諫早市)において「島原道路事業」について調査を行った。