平成18年11月定例会

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主な質問・質疑

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文教委員会

審査案件  議案  第141号議案「平成18年度長崎県一般会計補正予算(第5号)」のうち関係部分ほか2件
請願  第1号請願「虹の原養護学校へのスクールバス運行に関する請願書」
第4号請願「「教育に公平を!」求めるための請願及び「30人以下学級」編制を求めるための請願」
審査結果  議案  原案のとおり可決すべきものと決定
  請願  第1号請願 採択すべきものと決定
第4号請願 不採択とすべきものと決定


議案にかかる主な論議


(質問)  第148号議案「長崎県青少年センター条例を廃止する条例」に関し、長崎県青少年センターは、年間10万人の利用があるが、廃止する理由は何か。
(答弁)  当該施設は、昭和40年に青少年の自主的な活動の場を提供する目的で設置されたもので、設立当時は長崎市立公民館等の整備も十分に進んでいなかった。その後、40年が経過し、現在の利用状況は青少年が3割、一般が7割と、利用状況が変化していることから、県立としての一定の役割は終了したと考えている。
 今後は、本年11月発足したNPO法人が運営母体となり、来年4月以降の維持・存続に向けた開設の準備をしているところである。

(質問)  非営利法人とはいえ、民間の法人が運営すると使用料が上がるのではないか。
(答弁)  施設の安定的な運営を続けるために、施設使用料の公民館並みへの引き上げや、有料での生涯学習講座の開設により、一定の運営資金が賄えるものと考えている。


議案以外の主な論議

(質問)  Jリーグ参入を目指す「Vファーレン長崎」に対し、県としてどのような支援を行っているのか。また、後援会の取り組み状況はどうか。
(答弁)  「Vファーレン長崎」への支援として、今年度から県民スポーツ課に3名の専任職員を配置し、後援会加入の働きかけをはじめ、株式会社の設立や将来像についてのアドバイス、広報活動等を行っているところである。
 また、後援会の取り組み状況については、企業をはじめ、県民に広く後援会への加入を呼びかけているが、個人会員を増やすことが必要だと考えており、今後、後援会組織の拡大に向けて後援会活動の見直しや、安い金額で、親子が加入できるような家族会員制度等についても検討していきたい。

(質問)  伊東マンショ肖像画の購入の経緯及び全国の美術館、博物館が収蔵している資料の貸し借りや連携についてどのように考えているのか。
(答弁)  伊東マンショ肖像画は、本県と深いかかわりを持つ天正遣欧使節の一人である伊東マンショを描いたとされる肖像画で、日本のキリシタン史のみならず、日本人をヨーロッパ世界に知らしめたという意味合いでは、世界史的にも大変貴重な資料である。
 これを、当時のローマ教皇グレゴリウス13世の末裔が所有していることが報道されたため、県としては、本資料が長崎歴史文化博物館の魅力をより増すものと判断し、購入することとした。
 現在、長崎歴史文化博物館の「1周年記念特別展展示」のため借用しており、購入に先立ち、美術品等収集委員会や価格評価委員会の答申を受けて契約に至ったものである。
 また、博物館等との相互の収蔵作品の貸し借りについては、これまでの取り組みに加え、長崎県が九州地方知事会の政策連合として提案している博物館等の連携事業としても取り組んでいくこととしている。

(質問)  県教委が実施した「いじめ問題に対する総点検の取組結果」では、文部科学省が公表した昨年度分の調査と比較して3〜4倍増となっているが、これについて、どのように受け止め、どのような対策をとっていくのか。
(答弁)  今回はアンケートや個別面談等をもとに、いじめられている子どもの立場に立って調査を行ったため、件数が増えたものと考えており、調査結果から見れば、いじめに対する基本的認識が甘かったのではないかと考えている。
 県教委としては、この数字を真摯に受け止め、「いじめ」に関するリーフレットを作成することとしており、これを県内全公立小中高校の児童生徒、及びその保護者に配付し、学校と家庭・地域が連携した取り組みを支援していく。

(質問)  学校司書について、司書を配置している学校と配置されていない学校では、貸出冊数に差が見られるが、学校への司書配置についてどう考えているか。
(答弁)  県としては、特に、読書習慣の形成期である小中学校における司書の役割は、重要なものと位置づけており、昨年度から、学校司書を配置している小中学校のモデル校10校に対し、非常勤職員を対象に経費の2分の1を補助しているところである。
 県下全体の公立小中学校の年間平均貸出冊数が22冊であるのに対し、学校司書配置校においては、37冊を超えるという成果も上がっていることから、今後、市町に対し専任の学校司書配置について、積極的に働きかけていきたい。


その他、交わされた論議

・ 私立学校に対する助成制度の充実について
・ 長崎国体開催に向けての準備状況について
・ スポーツの振興について
・ 県立武道館の建設について
・ 給食費流用問題に対する県教委の対応について
・ 世界文化遺産の登録に向けた提案について
・ 学級崩壊について
・ 放課後子ども教室について


 

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