平成17年11月定例会

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主な質問・質疑

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農林水産委員会

審査案件  議案  第188号議案「平成17年度長崎県一般会計補正予算(第6号)」のうち関係部分ほか9件
  請願 第7号請願「諫早湾干拓調整池排水門の中長期開門調査を求める意見書採択に関する請願書」
審査結果 議案 原案のとおり可決すべきものと決定
  請願  第7号請願 不採択とすべきものと決定


議案にかかる主な論議

(質問)  第235号議案「平成17年度長崎県一般会計補正予算(第7号)」のうち関係部分に関し、燃油高騰対策について、農家においては既に今期の重油利用が始まっており、対応が遅いのではないか、また、突発的な災害に即、対応できるような基金を作るなどの考えはないのか。
(答弁)  これまで燃油高騰による経費そのものへの助成は難しく、国に支援を要請していたが、11月上旬に、国において、強い農業づくり交付金を活用して制度化されたため、今議会での提案となった。
 基金を創設するためには、解決すべきいろいろな課題があるので、少し時間をいただき、研究させていただきたい。
   

(質問)  燃油高騰対策として、長期的には油を必要としない農業を推進するべきではないか。
(答弁)  農産物の産地間競争の中で、施設園芸の展開は欠かすことのできないものであり、今後は経営の採算ラインを定めて対策を講じたい。
 施設化以外では 露地品目の春野菜に着目して振興していきたい。 
 作目、作型の転換の希望には、国の補助制度や県の支援制度により、積極的に対応したい。

(質問)  第195号議案「長崎県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例」のうち関係部分に関し、市町村合併に伴う権限委譲の項目の中に漁港施設の軽微な維持補修とあるが、これは財源措置をするのか。
 また、県と市町との業務範囲について、明確にする必要があるのではないか。
(答弁)  これまで市町に対し使用料の徴収を委譲しており、権限委譲交付金として徴収額の半分を交付している。
 維持補修にはいろいろなケースがあり、柔軟な対応も必要なため、その都度協議しながら対応してまいりたい。


議案以外の主な論議

(質問)  対馬地区広域漁場整備工事の契約手続きについて、入札後の談合情報により、落札決定を撤回したが、今後も入札結果に不満があれば、同じようなことが起きないか。
 その結果、工期も遅れ県民にも迷惑を与える。何故このようなことになったのか。
(答弁)  談合情報マニュアルに「疑義がある場合は入札をとりやめることができる」とされている。同じような落札妨害が増える可能性は否定できないが、業者のモラルの問題であり、県としては談合情報マニュアルに基づき対応し、今後とも不正を見逃すことなく、厳正に対応していきたい。 

(質問)  市町村合併が一極集中を招き、都市中心の政策が行われ、農協や農業改良普及センターの集約や、農業委員および議員数が削減されることで、農政関係の予算確保がおろそかになる恐れがあるが、その対応はどのようにされているか。
(答弁)  農業振興について、合併後の新市町からの農業技術職員の派遣要請には積極的に対応し、情報交換を通して農政の振興に努めたい。
   

(質問)  遠洋漁業の今後の見通しはどうか。
(答弁)  大中型まき網漁業は暫定措置水域での漁場競合等により減船の取り組みが行われた。国の水産業構造改革加速化技術開発事業による新たな効率的漁法の導入や、国の中小漁業経営支援事業による経営改善に取り組んでおり、今後とも支援していく。


その他、交わされた論議
・長崎県農政ビジョン後期計画について
・指定管理者の指定について
・食育の推進について
・国営諫早湾干拓事業について
・捕獲したイノシシの利用について
・長崎県汚水処理構想について
・水産業振興基本計画の今後の推進について
・有明海等特別措置法に基づく県計画の進捗について
・密漁対策の状況について
・中国への農水産物の輸出について
・ながさき実り・恵みの感謝祭について

 

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