概要:
製品の製造工程において、製品を形作る成形工程は最重要な工程の一つです。陶磁器や無機材料の成形方法として多用されている可塑成形は、可塑性をうまく調整することによって製品を形作りますが、その制御は、熟練技術者の勘と経験によるところが大きく、現在そういった技術が後継者に十分に伝承されていません。本研究では、個々の材料の可塑性を測定しデータベース化するとともに、配合原料について、可塑性に及ぼすさまざまな因子(水分量、粒子形態、粒度分布等)を検討し、それらの検討結果を反映して可塑性予測法を確立します。さらに可塑性予測法を活用して製品を試作します。