概要:
廃ガラス、廃石膏型を原料とした複雑形状を有する調湿性セラミックスへの装飾性付与を目的として、着色技術および成形、加工方法について検討した。着色については酸化物系および液体系着色剤がガラス、石膏混合系の素材に適用可能であった。成形についてはシリコン樹脂型が自硬性素材の鋳込み成形に最適であるものの、型形状に工夫が必要であった。サンドブラストによる加工方法はマスクの接着性を考慮する必要があった。装飾性内装タイルに適した製造方法は、生産性を考慮すると酸化物系着色剤を添加した原料をシリコン樹脂型により成形する方法である。