南島原で古くから海運業を営んできた創業者一族は、南蛮貿易で長崎に入ってくる砂糖を島原半島へ運搬する傍ら、160年ほど前から、島原の人たちにおいしいカステラを食べさせるために、長崎で修行してカステラ屋を始めました。そして三代目が出会ったのが「五三焼製法」。全卵に卵黄のみを加えて焼き上げる濃厚なカステラに魅了され、以来看板商品として愛され続けております。

食感と風味の追及のため、手焼き製法と素材にこだわった熟練の技を継承しています。通常のかすてらの配合に更に卵黄を加えて焼き上げる五三焼には、熟練の技が必要です。天地返し、中混ぜ、泡切、仕上げと４回の手をくわえ、食感を追及。原料には、より風味を引き立てるため阿波の和三盆、長崎のブランド卵、佐賀の最高級餅米飴を使用、150年以上の菓子屋の経験を更に進化させたワンランク上の長崎かすてらです。