五島・県南・壱岐・県北地区「食品の安全・安心リスクコミュニケーション」を開催しました。
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今回、『食品の安全・安心確保(主に食品表示)』をテーマにした、施設見学(食品表示調査体験)と意見交換会を、県内4箇所(五島・県南・壱岐・県北)で開催しました。
結果は下記のとおりです。
開催地区 |
日時 |
意見交換場所 |
現地研修場所 |
出席者 |
五島 |
9月19日(水) |
五島保健所 |
エレナFC福江店 |
12名 |
県南 |
10月3日(水) |
県南保健所 |
エレナ島原店 |
15名 |
壱岐 |
10月10日(水) |
壱岐島開発総合センター |
ダイエー壱岐店 |
11名 |
県北 |
10月18日(木) |
県北保健所 |
エレナ平戸店 |
21名 |
○内容
(1)施設見学(食品表示調査体験)
・調査の実施要領を説明後、店舗に移動し、2班?3班に分かれて、生鮮から加工食品までの表示を確認したり、店舗の衛生管理や放射温度計による品温の確認などを行った。
【施設見学(食品表示調査体験)の様子】
表示を確認 | 表示を確認 | 温度チェック |
(2)意見交換会
・各班で調査結果をとりまとめ、感想などを含め発表を行った後、意見交換会を行った。
【主な発表内容】
・豚肉・牛肉について国産の表示があった。国産牛肉については個体識別番号があった。
・オレンジには防ばい(防かび)剤の表示があった。
・お弁当について、お店のバックヤードで作られたものは表示義務がないことを知った。その場合も、アレルギー表示はあった。
・野菜はポップで名称・原産地の表示がされていた。
・卵には使用方法の記載があった。
・牛乳と乳飲料の違いがわかった。
・温度管理がきちんとされていた。定期的に温度のチェックがされている。
【意見交換会(主な内容)】
・防ばい(防かび)剤はどの段階で使われるのか?
→輸出する段階で原産国において使われる。
・弁当にはアレルギー表示がされていた。義務なのか?
→健康危害の発生を防止する観点から、えび・かに・小麦・そば・卵・乳・落花生は表示が義務づけられている。
・残留農薬が心配。
→保健所にて食品の安全性確保の観点から、食品の抜き打ちによる収去検査を実施し、基準値以上の農薬が残留していないか、安全を確認している。
・牛乳パックの上部の切り欠けは、牛乳には必ず必要なものか?
→ 切り欠きは視覚障害者が、軽く上部にふれるだけで「牛乳」を識別できるようについているもの。切り欠きは牛乳以外には禁止されているが、すべての牛乳パックについているわけではない。(義務ではない)
【主な感想】
・今まで消費期限のみを主に見て買い物していたが、色々な表示を知る事ができたので、また、違った買い物の楽しみ方ができそうだ。
・日頃の買い物で気づかなかった表示のことなどが勉強になった。
・製造元の方や、お店の方たちの色々な工夫がなされているなと思った。