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【県北地区】食品の安全・安心リスクコニュニケーション(意見交換会)実施結果

食品の安全・安心確保をテーマにした魚市場見学と意見交換会を県北地区で開催しました。
結果は下記のとおりです。

開催地区 日時 現地研修・意見交換場所 出席者
県北 11月5日(水) 松浦魚市場 22名


【魚市場見学】
 市場内を回りながら、荷捌き所→せり→おさかなドームでの立替・積み込み→出荷の流れの説明を受けました。せりは通常朝5時頃に行われていますが、当日はたまたま見学時間帯に小型まき網漁船からの水揚げがあり、午後に行われたせりの様子を見学できました。
 また、松浦魚市場の敷地内にある日本遠洋旋網漁業協同組合(エンマキ)の施設である製氷工場および漁船への氷の積み込みの様子を見学しました。

 【意見交換会】
○水揚げのため入港する船は何隻ぐらいあるのか。
→市場の営業日数年間220~230日と年間入港数から換算すると、1日平均約15隻。多いときで1日40隻ぐらい入ってくる場合もあります。小型まき網漁船が増えてきており、船の入港数は増加傾向にあります。(西日本魚市㈱、松浦市水産課)

○せりには何社ぐらい参加するのか。
→仲卸買受人30社、加工買受人7社、売買参加買受人(自家消費、地元の魚屋)3社。ほかに、関連会社として、運送業者、荷物を預かる荷役会社、エンマキさんのような製氷・冷蔵会社などがあり、あわせると59社になります。(松浦市水産課)
→当市場は、衛生管理について積極的に取り組んでおり、明日は関連事業者を主な対象として、「市場・加工関係者のための品質・衛生管理講習会」を実施します。この講習会は年に2回実施しております。汚染をする媒体は人であると考え、当市場から危害を出さないことを心がけています。
 また、市場の施設「おさかなドーム」は、日本初の閉鎖型立替出荷施設(せり落とされた魚の箱詰め作業施設)として、衛生管理の徹底を図るため、H15.3に建設しました。(西日本魚市㈱)

○紫外線による殺菌のしくみについて詳しく教えてほしい。
→海水を通している管のような装置のまわりから紫外線を照射することで殺菌を行っています。このような装置が4基あり、1日360トンの海水を殺菌することができます。塩素による消毒の方が強い効果があるとは思いますが、塩素を海に流すことになってしまうため、環境を考えて導入したものです。市場内で使用する海水は、すべて殺菌されたものを使用しています。また、おさかなドームでは、さらに殺菌効果の高いオゾン殺菌海水装置を使用しています。(西日本魚市㈱)

【見学の様子】

松浦魚市場見学の様子1 松浦魚市場見学の様子2 松浦魚市場見学の様子3

松浦魚市場見学の様子4 松浦魚市場見学の様子5 松浦魚市場見学の様子6

【意見交換会】
意見交換会の様子1 意見交換会の様子2

意見交換会の様子3 意見交換会の様子4