食品の安全・安心確保をテーマにしたGPセンター見学と意見交換会を株式会社落水正商店で開催しました。
結果は下記のとおりです。
開催日 平成28年3月11日(金)
開催場所 株式会社 落水正商店
参加者 一般消費者19名 ほか株式会社落水正商店、長崎県
開催内容
【GPセンター見学】 見学窓から見ながら作業工程の説明を受けた。
【意見交換会】
〇お店での販売は、室温と冷蔵、どちらがよいのか。ここのは無菌状態に近いものだと思うが、販売の時の温度は保存に関係があるのか。
→先ほど県の方の資料にもあったが、ご購入後は10℃以下で保存してほしい。これは守ってほしい。賞味期限は21日とつけているが、一応、基本は常温でももつ範囲だが、購入後の安心度を増すために、冷蔵庫に必ず入れること。
→(県)一回冷やした卵を常温にもどすと、表面に結露がつく。落水さんのところは、こんなに表面もきれいにされているが、一般的に卵の表面には菌があるものとして考えたときに、その結露がついてしまうと、水分と一緒に殻に吸い込まれて殻の中に入ってしまうということになるので、売られているまでは常温でいいが、帰ったら使うまでは冷蔵庫に入れるという考え方。
〇卵は賞味期限まで生で食べていいと言われたが、その後、火を通せば何日ぐらい賞味期限の後でも食べて大丈夫か。
→何日とは申し上げられない。消費者の方の判断。通常温度管理されていれば、4~5日は大丈夫かとは思う。
→(県)普通に考えると、賞味期限のうちに消費する、という考え方。でも、「あっ過ぎてしまった!」という時には、火を通して食べられる、というぐらいの感覚でいた方がいいと思う。消費期限はその日までに食べないとお腹をこわす可能性があるという意味で表示されているが、「賞味期限を過ぎたら食べられなくなる。」と、同じような意味でとられている方も少なくない。そうすると、今、ひとつ問題になってきている食品ロスという問題につながっていく。ついつい、私たちはスーパーに行って、賞味期限が十分に残っているのに後ろの方から、今日食べるのに1日でも期限の長いものをとってしまおうとする。そういったことが1/3ルールというものにつながってくる。ある意味、消費者にも責任は少しはある。賞味期限は十分に品質が保たれる期間を保障するものですので、少しぐらい過ぎても安全の面でも、おいしさの面でも影響はないという意味。できるだけ、その日までに食べた方がよいが、切れてもすぐには捨てなくていいと。消費期限と賞味期限、意味が違う。そういったことで、業界も消費期限で表示しなくていいものについては、品質で表示をするものについては、賞味にしましょうということにはなってきている。
など。
【GPセンター見学】
【意見交換会】