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【8/2】地域リスクコミュニケーションの結果について

長崎県食品の安全・安心サポーターにご協力いただき、地域リスクコミュニケーションを開催しました。

8月2日(金)、「知ろう!防ごう!食中毒」をテーマに、アルカスSASEBO スピカ研修室にて、お話をさせていただきました。

 

【質疑応答】

Q1

 ふぐによる食中毒は家庭での発生がほとんどとのことだが、食中毒が発生する場所は、営業施設と家庭でどちらが多いか。

A1

 ほとんどの食中毒は飲食店などの営業施設で発生しており、家庭は1割程度。

 

Q2

 アニサキスは水温が高い状態だと、発生しやすくなるのか。

A2

 水温とはあまり関係ない。動物の間の生活環で回っているものなので水温が高いと発生が増える傾向にあるわけではない。

 

Q3

 年間でどういう時期が食中毒に気をつけたほうがよいか。

A3

 以前は、高温多湿な夏場に細菌性食中毒が多く発生していたが、最近は冬場にノロウイルス食中毒が多く発生しており、年間を通して食中毒が発生している。

 

Q4

 アニサキスに2回かかったことがある。大変痛く動けなかった。

A4

 よく確認しなかったことと、運も悪かったと思われる。アニサキスの予防については、魚をさばく時にアニサキスがいないかよく確認してほしい。アニサキスは内臓に寄生しているが、魚が死ぬと内臓から筋肉に移動する。魚は新鮮なものを選んで、早めに内臓を取り除くこと。

 

Q5

 食品ロスについて、長崎県の取り組みはどんなものがあるのか。

A5

 食品ロスの主な取り組みとしては、3010(サンマルイチマル)運動などがあり、宴会の開始から30分と閉宴10分前には席に座って食事をしようという運動。そのほか、飲食店での食べきり協力店などの取り組みをしている。

 

Q6

 「なんてん」という植物の葉を魚や赤飯の上に乗せることがあるが、よくないという話を保健所の方から聞いたがほんとうか。

A6

 「なんてん」に毒があるということは聞いたことがないが、消毒がきちんとできてないものを乗せることで食品を汚染することはあるかもしれない。余談だが、アジサイの葉には毒があるので注意してほしい。

 

Q7

 食品ロスについて、ホテルのバイキングなどで自分が食べきれる分がけ取ればよいのに、グループで行くと、たくさん取って、食べきれずに残してしまう。

 A7

 バイキングだと、人の分まで取ってしまい、結局、残してしまうことがあるかもしれない。自分が食べきれる量だけ取るようにしてほしい。