食品安全に関するクイズや質疑応答等を通じて、小学生が食品の安全性に興味を持ち、理解を深めることを目的とした「キッズ食品安全教室」を開催しました。
1.日時 令和元年7月11日(木) 13:55 ~ 14:40
2.場所 南島原市立堂崎小学校 (南島原市有家町大苑720)
3.出席者 5、6年生児童22名(ほか教職員等5名)
4.内容
食品の安全に関するクイズとレクチャー(講師:県食品安全・消費生活課 課長補佐 吉田史朗)
5.質疑応答
Q1.肉以外に食中毒になりやすい食品は。
A1.何でも食中毒になる可能性はあります。肉は加熱して殺菌して食べること。ノロウイルスにかかると、嘔吐、下痢の症状が出て、ウイルスがついた手からドアノブ、蛇口等にウイルスが付きます。そこに触れた人が、手を洗わずに調理したりすると感染が広がります。
Q2.食中毒にならないためには、どのくらい加熱すればよいですか。
A2.75℃で1分以上加熱すると菌は死にます。中心部の温度まで75℃になるように。
Q3.食中毒菌、ウイルスは全てで何種類ありますか。
A3.50種くらいはあると思います。
Q4.アイスクリームでも食中毒になりますか。
A4.アイスクリームでの食中毒は少ないが、昔チリンチリンアイスで原料の卵によるサルモネラの食中毒がありました。
Q5.冷蔵庫のない時代はどのように菌を防いだのですか。
A5.防ぐよりは、早く食べていました。また、昔の知恵として、干物や漬物など塩の効果や加工により保存性を高めていました。
Q6.症状がひどいのは何のウイルスですか。
A6.食中毒全体でいうと、ふぐ毒、毒きのこ、有毒植物などは死亡した例も多く危険。O-157も死亡することがあります。他の食中毒は、何日か症状が続き、ほとんどが治まります。
Q7.蛇口に菌が付いたら、どうしたらよいですか。
A7.手を洗った後、水をかけて流しましょう。
Q8.動物にも菌がありますか。
A8.亀はサルモネラ菌を持っているので、触ったら手を洗います。犬、猫等のペットに触った時も手を洗いましょう。
Q9.亀自体は、サルモネラ菌の食中毒にならないのですか。
A9.元々持っている動物は病気になりません。動物の種類によって、病気になる、ならないがあります。
Q 10.シマフグ、トラフグにも毒がありますか。
A10.あります。日本で食べてよいフグは20数種あり、食べてよい部位のみ食べれば大丈夫です。
Q11.飲み物でも食中毒がありますか。
A11.水道水のタンクが破損して鳥の糞が落ち、カンピロバクター食中毒が発生した例や、井戸水でO-157食中毒が発生した例があります。
Q12.ライオンは生肉を食べるが、食中毒になりませんか。
A12.なりません。動物は昔からずっと同じものを食べてきたので大丈夫です。
Q13.着色料を入れなければ、ジュースは全て白なのですか。
A13.全て白というわけではありません。材料の元々の色があります。