食品安全に関するクイズや質疑応答等を通じて、中学生が食品の安全性に興味を持ち、理解を深めることを目的とした「ジュニア食品安全教室」を開催しました。
1.日 時:令和4年6月29日(月)9:45~12:35
2.場 所:川棚町立川棚中学校、2年生各教室(3クラス)
3.出席者:2年生105名、教員3名 合計108名
4.内 容:食品の安全に関するクイズとレクチャー(講師:県食品安全・消費生活課)
【質疑応答】
Q:菌が入っている食品と入っていない食品を見分ける方法はありますか?
A:ありません。においがするのは腐敗菌が増えているからで、食中毒菌が増えているのとは違う。見た目や味やにおいは変わらない。食中毒にかかった人数は保健所から国に報告があったものだけで毎年10,000人くらいだが、家庭ではもっと起こっているはずで、それは見た目やにおいではわからないから。
Q:菌が増えやすい食品はどんなもの?
A:温度、水分、栄養分の条件がそろうと菌は増えやすい。お弁当など、基本的には消費期限がついているものが劣化しやすい、菌が増えやすいと思っていていいかも。
Q:食べるものを捨てないようにするにはどうしたらいいか。
A:買い物の前に冷蔵庫の中をチェックする。上手に冷蔵庫を使うと劣化が遅くなる。肉も小分けして冷凍するとか。外食や給食を残さない。食べきれる量を作る。例えば冷蔵庫の奥に食品をしまってしまうと見えづらく忘れてしまうので気を付ける。
Q:洗剤をつけないで食器を洗うのはよくない?
A:食器の食べ物のかすをきちんと落とすこと。食べかすは栄養源。乾燥させて水分をなくすことも大事。
Q:身長の高くなる食べ物はありますか?筋肉のつく食べ物は?
A:昔は牛乳飲めば身長が伸びるとか言われていたが、実際はカルシウムをたくさん摂取したからといって背が伸びるということは科学的には証明されていない。しかし、カルシウムは骨を作る重要な栄養素。それ以外ものもバランスよく食べること。
筋肉をつけるのにも、基本的には適度な運動とバランスよい食事が大事。
◆アンケート結果はこちら(PDF:104KB)