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令和2年7月17日開催 長崎県キッズ食品安全教室in真津山小学校

食品安全に関するクイズや質疑応答等を通じて、小学生が食品の安全性に興味を持ち、理解を深めることを目的とした「キッズ食品安全教室」を開催しました。

1.日時:令和2年7月17日(金)14:10~14:55

2.場所:諫早市立真津山小学校(諌早市貝津町715-2)

3.出席者:6年生児童102名、教職員3名 合計105名

4.内容:食品の安全に関するクイズとレクチャー(講師:県食品安全・消費生活課、県央保健所衛生課)  
 
【質疑応答】

Q.ウイルスは冬に増殖しやすいのに、冷蔵庫の中では増殖しないんですか。

A.ウイルスは冬に増殖というよりは、人に感染して人の中で増えます。バイ菌は食品の中で増殖します。細菌は夏場、温度や湿度が高い中で増殖しやすいので、食品は冷蔵庫に入れて予防しましょうということです。逆にウイルスは食事の中で増殖することはできません。たとえば、ノロウイルスは人の腸の中でしか増えることはできません。したがって、冷蔵庫で食品を保存するというのは、細菌が増えるのをを予防するということです。ウイルスは食品の中では増殖できないので、つけないということが基本になります。あとは、熱を加えてやっつけるということです。 

 

Q.鳥の中でつくられる菌は人には害があるのに鶏は大丈夫なんですか。
 
A. 鶏の中で作られる菌ではなくて、鶏のおなかの中に普通にいる菌です。動物の種類によって感受性という病気をおこす力が変わってきます。人間には食中毒をおこすけど、鳥には大丈夫とか、逆に人には大丈夫だけど、動物には病気をおこすというようにいろんな種類の菌がいます。カンピロバクターは鶏のおなかの中にいて、鳥には悪さはしないけど、人間のおなかの中に入ってくると病気をおこします。全部の種類の動物に対して、同じくらい病気をおこす力があるかというとそうではなく、動物の種類によって変わってくると言う事です。 

 

Q3.肉の中で食中毒になりにくい肉は、何の肉ですか。
 
A. カンピロバクターの食中毒が日本でわりと多く発生しているということで、鶏肉にカンピロバクターがついているから鶏肉は気をつけましょうという話がありました。それ以外の肉は牛肉、豚肉も同じように食中毒菌がついています。何のお肉は危険で何の肉は安全かということではなくて、それぞれいろんな種類の食中毒菌がついています。ですから、生の肉を触った手や、調理するときのまな板や包丁に菌がつく可能性があるので、手やまな板、包丁はきちんと洗って消毒するということが食中毒の予防手段となってきます。どの肉が大丈夫ということは、一概には言えないということです。