食品安全に関するクイズや質疑応答等を通じて、小学生が食品の安全性に興味を持ち、理解を深めることを目的とした「キッズ食品安全教室」を開催しました。
1.日時 令和元年9月6日(金) 14:00 ~ 14:45
2.場所 大村市立竹松小学校 (大村市宮小路1-481)
3.出席者 6年生児童155名(ほか教職員保護者等69名)
4.内容 食品の安全に関するクイズとレクチャー
(講師:県食品安全・消費生活課 課長補佐)
5.質疑応答
Q1.食品に付く菌は何種類ぐらいありますか。
A1.今日紹介した食中毒の菌はほんの一例です。他にも食中毒を起こす菌がいっぱいあり、全部で数十種類はあります。
Q2.生魚に付く菌はありますか。
A2.腸炎ビブリオという菌があります。夏、海水の温度が上がる時期に活発に活動します。それが魚に取り付いてお寿司とか刺身で食中毒になることがあります。腸炎ビブリオは真水に弱いので、魚を刺身にする前に、水道水できちんと洗ってあげれば予防になります。
Q3.一番ひどい菌はどんな症状がでますか。
A3. 今日紹介した菌の中ではO157が怖く、毎年のように亡くなる方がいます。他にもフグやキノコの毒といった自然の毒もかなり危険です。特にフグは、素人が自分で調理して食中毒になることがありますので、フグを食べるときは資格を持った人が調理したものを食べるようにしてください。
Q4.食中毒の中で毒が一番強いものはありますか。
A4.O157は、体の中でベロ毒素という毒を作ります。その毒で人が亡くなったりします。特に小さい子供やお年寄りなど抵抗力の弱い人が亡くなることが多いです。フグ、キノコの毒も非常に怖いです。
Q5.大人と子供ではどちらが食中毒を起こす回数が多いですか。
A5.同じものを食べても個人差があり食中毒になる人とならない人がいます。基本的には、抵抗力が弱い子供が多いのかなと思います。
Q6.消費期限が切れたものを食べると食中毒になりますか。
A6.期限表示は消費期限と賞味期限の2種類があります。食べ物の劣化が早いものは消費期限の表示が付いてますので、消費期限を過ぎたものを食べると菌が増えているかもしれませんので食中毒になるかもしれません。もう一つの期限表示に賞味期限がありますが、こちらは日持ちがするような食品に付けられています。賞味期限は品質が保たれるおいしく食べられる期間ですので、その日を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
Q7.鶏肉の食中毒が一番多いのはなぜですか。
A7.今日のお話では、鶏肉についているカンピロバクターの食中毒が多いという話をしましたが、牛や豚の肉でもサルモネラやO157などが付いていることがあります。鶏肉が特別危ないということではなく、お肉はみんな食中毒菌がついてるかもしれないと考えて、調理してもらえばいいと思います。