ホーム > 食品の安全・安心 > リスクコミュニケーション > キッズ食品安全教室 > 令和元年9月4日開催 長崎県キッズ食品安全教室in田平北小学校

令和元年9月4日開催 長崎県キッズ食品安全教室in田平北小学校

食品安全に関するクイズや質疑応答等を通じて、小学生が食品の安全性に興味を持ち、理解を深めることを目的とした「キッズ食品安全教室」を開催しました。

1.日時  令和元年9月4日(水) 14:00 ~ 14:45

2.場所  平戸市立田平北小学校 (平戸市田平町小手田免970)

3.出席者  6年生児童30名(ほか教職員等5名)

4.内容  食品の安全に関するクイズとレクチャー

      (講師:県食品安全・消費生活課 課長補佐)

5.質疑応答

 Q.一番食中毒になりやすい食べ物は何ですか。

 A.どんな食べ物も食中毒になる可能性はありますが、豚、鳥、牛などのお肉は食中毒菌がついている可能性が高いです。魚なども夏場には注意が必要です。お肉については、基本的に熱で菌を殺してしまえば大丈夫ですが、焼肉を食べる時は生の肉をつまむ箸と食べる箸は分けるようにしてください。

 

Q.消費期限と賞味期限の違いは何ですか。

A.消費期限は食べ物が数日で悪くなるような食品に付けられています。消費期限の付いている食べ物は期限までに食べてください。賞味期限は日持ちがする食品に付けられていて、おいしく食べられる期限です。その日を過ぎてもすぐに悪くなるわけではありませんが、何ヶ月も期限がすぎている場合は食べないほうがいいです。

 

Q.菌は何度の温度で、何分ぐらいでやっつけられますか。

A. 一般的な食中毒菌は75℃で1分以上加熱すると死にます。ただし、ハンバーグなどは中心まで菌がいる可能性があるので、中心部まで75℃になるように加熱する必要があります。

 

Q.一番健康に良い食べ物は何ですか。

A.健康に一番いいという食べ物はないと思います。いくら健康に良いものであっても、それしか食べなければ健康を害します。何でもバランスよく食べることが大切です。

 

Q.ステーキの肉はレアで食べても大丈夫ですか。

A.ステーキでO157などの食中毒になったという報告はありません。レアステーキは法律で規制されてないので食べても大丈夫です。ただし、牛肉のユッケやタタキなどは法律で規制されています。

 

Q.食べ物は国産が安全だと聞きましたが、外国産だと食中毒になりやすいのですか。

A.安全性は国産も外国産も関係ありません。外国の食べ物は、日本の法律で決められた基準を守っていないと輸入できません。中国からもたくさん輸入されていますが、安全性は国産のものとほとんど同じです。外国産だからといって怖がることはありません。

 

Q.鶏肉の食中毒が多いとのことですが、鳥刺しなど生肉を食べても大丈夫ですか。

A.法律で生食用食肉としての基準があるのは牛肉のみです。O157で大きな食中毒事件があって規制されました。牛肉以外では、豚肉も法律で生食用の販売などが禁止されています。一方、鶏肉には法律による規制がなく、生で食べるのは控えるよう保健所では指導していますので、鶏肉はきちんと加熱して食べるようにしてください。鹿児島など地域により鳥刺しなどを食べる食文化がありますが、独自の衛生基準で衛生管理がされているようです。