食品安全に関するクイズや質疑応答等を通じて、小学生が食品の安全性に興味を持ち、理解を深めることを目的とした「キッズ食品安全教室」を開催しました。
1.日時 令和元年7月4日(木) 11:20 ~ 12:05
2.場所 佐世保市立白南風小学校 (佐世保市山祗町387)
3.出席者 6年生児童46名(ほか教職員等4名)
4.内容
食品の安全に関するクイズとレクチャー(講師:県食品安全・消費生活課 課長補佐)
5.質疑応答
Q1.O157はどうやってできますか。
A1.O157は大腸菌の仲間。家畜のお腹の中にいることがあります。牛さんをお肉にする時にO157がお肉に付着することがあります。火を通せば死んでしまうが、生や生焼けの肉を食べることでO157にかかることがあります。
Q2.O157はペットにもいますか。
A2.O157は、ペットにはいないと思って大丈夫です。ただし、ペットはいろいろな菌を持っていることがあるのでペットから人に病気がうつることがあります。ペットを触った後は必ず手を洗うことが大切です。
Q3.国産の肉はちゃんと煮て食べないといけないと母から聞きました。その理由は。
A3.国産、輸入の区別なく、肉を生で食べるのは避けてください。肉は食中毒を起こす菌がついていることがあるので加熱して食べてください。
Q4.体内に入って一番危ない菌は何ですか。
A4.食中毒で亡くなる人が多いのはO157が多いです。食中毒で怖いものは菌に限らず、フグは猛毒を持っていますし、毒キノコや毒のある野草を間違って食べて亡くなる人もいます。
Q5.水で手を洗った後、アルコール消毒液で除菌できますか。
A5.石鹸で手洗いすることで菌は洗い流されて少なくなりますが、消毒液を使うことで流し漏れのあった手に残った菌を消毒液で殺すことができます。
Q6.しゃぶしゃぶで、肉を茹でても菌は無くならないのですか。
A6.ちゃんと熱をかければ大丈夫です。
Q7.収穫する時の野菜にも食中毒菌はついていますか。
A7.ついていることがあります。例えば、鳥が糞をして、その糞の中にカンピロバクターがいることがあるかもしれません。
Q8.アニサキスはどうやって食中毒をおこしますか。
A8.アニサキスは魚についている寄生虫で、目に見える大きさです。虫なので火を通すと死にますが、生きたまま胃に入ってしまうと、胃の壁に頭をつっこんで胃に穴を開けようとして痛くなります。