長崎県食品の安全・安心サポーターにご協力いただき、地域リスクコミュニケーションを開催しました。
7月11日(火)、「食の安全・安心について学ぼう!」(全3回コース)をテーマにした第2回目「これって大丈夫?」について、諫早市上大渡野町にて調理実習を交えて食中毒予防に関するお話をさせていただきました。(講話については県央保健所対応、調理指導は長崎県食品の安全・安心サポーター対応)
【調理時の注意点】
・手洗いのポイント。家庭等でアルコール消毒する場合は、水気をしっかりとってから消毒。
・土の中にも食中毒を起こす菌がいるため、生で食べる野菜と火を通す土もの野菜は一緒にしない。土もの野菜はシンクの中に置き、生で食べる野菜との接触を防ぐ。生野菜の調理を済ませてから、土もの野菜の調理にかかるなど手順を考え調理する。
・葉物野菜は水気をしっかり切ることで、味も鮮度も変わる。
・今日の調理は、肉に触らなくてよい調理方法だが、肉にも菌がいる場合があるので、包丁やまな板、手など、洗浄、消毒、手洗いなどを必ずすること。
・肉の加熱の目安、75℃で1分以上という目安がある。
参考: 家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(0.6MB)
【会場の様子】
【ご質問】
Q.アニサキスに関しての質問
①どのくらいいるのか?
→ A①. 日本海側と太平洋側で検出率が違う。もともと、腸の中にしかおらず、死んで時間がたつと腸の中から筋肉に移る。一般的なアニサキス、内臓をすぐ出すことで筋肉への浸透を防ぐ。
②お煮付けは大丈夫か?
→ A②. 加熱もしくは冷凍すれば大丈夫。
③しめさばは?
→ A③. 通常の酢でしめた物は死なない。酢酸の強さであれば死ぬ。しめさば、わさび醤油では死なない。
④目に見えるのか?
→ A④. ちょうど切り口にあたれば見える。イカの皮をはいだときなど見られる。
⑤アジだけは生で食べない方がいいと言われたことがある。
→ A⑤. 生で食べない方がいいということはない。どうしても気になるなら1回冷凍するとよい。