平成18年3月定例会

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主な質問・質疑

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文教委員会

審査案件  議案  第1号議案「平成18年度長崎県一般会計予算」のうち関係部分ほか8件
請願  第1号請願「虹の原養護学校へのスクールバス運行に関する請願書」
審査結果  議案  原案のとおり可決すべきものと決定
  請願  第1号請願 継続審査とすべきものと決定


議案にかかる主な論議


(質問)  第1号議案「平成18年度長崎県一般会計予算」のうち関係部分に関して、 「平成18年度から義務教育費国庫負担金については、政府・与党合意によって国庫負担の割合が2分の1から3分の1に変更されるが、県の考えはどうなのか。
(答弁)  「三位一体改革」により、義務教育費国庫負担金については、政府・与党合意によって国庫負担の割合が2分の1から3分の1に変更されるが、県としては国に対 し、的確な交付税措置を要望することにより財源を確保するとともに、厳しい財政状況の下、引き続き県事業の見直しを行い、必要な事業は着実に実施できるようにしたい。

(質問)  新規に私学活性化事業に取り組む背景は何か。
(答弁)  少子化による生徒の減少で私学の経営が厳しくなっている中で、自ら努力しているところに対しては、重点的に支援を行っていくこととしている。県としても教員の相互派遣や専修学校との連携等の新たな取り組みを支援し、特色ある学校作りを進めて私学の活性化を図っていく必要があると考えている。

(質問)  臨時的任用職員の数が近年増加してきていることをどう思うか。
(答弁)  今後も児童生徒の減少などが見込まれる中で、中長期的に安定した教員の採用を行う必要がある。臨時的任用職員の数が近年増加してきている状況にあるが、それらの職員は、教員免許を持ち、学校現場で校長や教員による指導や研修を受けていることを考えると、教育の質は確保されている。

(質問)  障害種別の異なる子どもが通える総合的な養護学校の運営をめざしているようだが、障害種別ごとに区分して教育を行った方がよいのではないか。
(答弁)  国においては、特殊教育から特別支援教育への移行ということで、障害種別の異なる子どもを受け入れる特別支援学校の構想もある。
 長崎県でも、重複障害の子どもが増加していることもあり、障害種別の異なる子どもを受け入れる特別支援教育が効果的であると考えており、平成19年度に知的障害養護学校である佐世保養護学校と肢体不自由養護学校である野崎養護学校との統合を予定している。

(質問)  『栄養教諭の早期配置についての陳情書』に関して県の見解はどうか。
(答弁)  栄養教諭の円滑な導入が図られるよう市・町教育委員会に対して、指導体制の充実についての通知を行った。今後、課題等を整理し、関係機関や関係学校と共通理解が得られるよう努め、指導体制の整備を図っていきたい。


議案以外の主な論議

(質問)  国指定史跡『日野江城跡』の無断現状変更について、何故このようなことが起きたのか。
(答弁)  直接の原因は、町がライオンズクラブに対し、工事の手順や範囲を何ら示さないで口頭で依頼したため、維持管理の範囲を越えて施行したものであると考えている。
 管理すべき立場にある町が文化財保護のための措置を行わなかったことは誠に遺憾であり、文化財を守っていく意識が関係者間でも欠如していたことは否めないので、県教育委員会としては、3月初めに市町の文化財担当課長を集め緊急に会議を開き、文化財の保護・管理を徹底し、再発防止に努めている。


その他、交わされた論議

・ 少人数学級編制について
・ 教職員の不祥事の状況と資質向上対策について
・ 県立図書館の在り方について
・ 教職員の福利厚生制度について
・ 高等学校学力向上対策事業について

 

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