感染症発生状況

感染症発生動向調査事業

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づく1から5類感染症について一元的に発生情報収集、分析、提供・公開を行うことにより、感染症の発生の予防及びまん延の防止・適切な医療の提供促進に努めています。
  1. 全数把握する主な感染症
    • 1類感染症:痘そう、エボラ出血熱、ペストなど
    • 2類感染症:急性灰白髄炎(ポリオ)、結核、ジフテリアなど
    • 3類感染症:腸管出血性大腸炎感染症(O-157など)、コレラ、細菌性赤痢、腸チフスなど
    • 4類感染症:E型肝炎、ウエストナイル熱、A型肝炎、日本脳炎など
    • 5類感染症:アメーバ赤痢、急性脳炎、梅毒など
  2. 定点把握感染症
    • 5類感染症(インフルエンザ定点):インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症
    • 5類感染症(小児科定点):感染性胃腸炎、手足口病、ヘルパンギーナなど
    • 5類感染症(眼科定点):急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎
    • 5類感染症(基幹定点):細菌性髄膜炎、無菌性髄膜炎、マイコプラズマ肺炎、インフルエンザによる入院患者など

      ◆急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスについて
      全国で令和7年4月7日から、急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが始まっています。
      これは、インフルエンザや新型コロナなどに加え、流行しやすい急性呼吸器感染症の発生動向を把握することなどを目的に実施しているものです。
      咳、のどの痛み、呼吸困難、鼻みず、鼻づまりのいずれか1つ以上の症状があり、発症から10日以内の急性的な症状で、かつ医師が感染症を疑う外来症例の場合、一部の方に、検体採取をお願いすることがありますので、その際にはご協力をお願いいたします。

      ※サーベイランスとは
      注意深く監視するという意味があり、ここでは急性呼吸器感染症(ARI)の発生状況や変化などを継続的に監視し、感染症の動向を把握するものです。

      ◎詳しくは、厚生労働省のリーフレットをご覧ください。
       厚生労働省リーフレット1[PDFファイル/378KB]
       厚生労働省リーフレット2[PDFファイル/551KB]

  3. 県内、国内の感染症流行状況

感染症法に基づく医師の届出

届出基準や届出様式は以下のリンクからダウンロードすることができます。

  感染症法に基づく医師の届出に関するお願い(厚生労働省ホームページ)
  感染症法に基づく獣医師が届出を行う感染症と動物について(厚生労働省ホームページ)  

注意報レベルと警報レベルについて

定点医療機関からの患者報告数が一定のレベルを超えた場合、迅速に注意喚起を行うことを目的に、保健所単位で集計し、注意報・警報を発信します。
「注意報」開始基準値および「警報」開始・終息基準値とは、その疾患の『定点医療機関あたり患者報告数』の数値であり、保健所単位で計算します。

【注意報レベル】
流行の発生前であれば「今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高い」こと、流行の発生後であれば「流行が継続していると疑われる」ことを指します。

【警報レベル】
「大きな流行が発生または継続しつつあると疑われること」を示し、「開始基準値」を超えた時点で発令され、「終息基準値」未満まで継続します。

警報・注意報レベルの基準値は、次のとおりです。

疾病 警報レベル 注意報レベル
開始基準値 終息基準値 開始基準値
インフルエンザ 30 10 10
新型コロナウイルス感染症
RSウイルス感染症
咽頭結膜熱 3 1
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 8 4
感染性胃腸炎 20 12
水痘 2 1 1
手足口病 5 2
伝染性紅斑 2 1
突発性発しん
ヘルパンギーナ 6 2
流行性耳下腺炎 6 2 3

 感染症発生状況

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