■所在: 〒854-0038 諫早市中央干拓131 電話(0957)35-1272 / ファクシミリ35-1273 |
■職員数: 研究4,現業1,任用(現業・非現業)2 |
背後低平地の防災機能強化と大規模で平坦な優良農地造成を目的とした国営諫早湾干拓事業は、2008(平成20)年3月に事業が完了し、諫早湾干拓農地(中央干拓地581ha、小江干拓地91haの計672ha)では、35経営体が33品目の農産物について環境保全型農業による大規模で先進的な営農を展開しています。
長崎県農林技術開発センターでは1996(平成8)年度から干拓営農に関する調査を開始し、1998(平成10)年度から小江干拓地での栽培実証に取り組んだのち、中央干拓地に試験ほ場と研究施設を整備して、2000(平成12)年度から諫早湾干拓地における畑地営農に関する研究を行っています。
干拓営農研究室では、これまでに、初期干拓土壌の熟畑化、露地野菜・施設野菜等の栽培技術、露地野菜における大規模機械化体系の確立に関して、2008年3月に「諌早湾干拓営農技術対策指針」を作成し、JAS有機並びに長崎県特別栽培農産物認証取得に向けた技術体系として、2013年3月に「諫早湾干拓地における大規模環境保全型農業技術対策の手引き」を作成しました。
現在は、諫早湾干拓地における大規模環境保全型農業技術の開発や高品質生産技術の確立を図るとともに、本県露地野菜のスマート農業技術、省力作業及び安定生産技術の開発や、平坦地における主要露地野菜の営農体系の確立に取り組んでいます。
農業技術対策の手引き | 農業技術対策の手引き (追補版) |
中央干拓地試験圃場から雲仙普賢岳を望む | |||||
(2011年3月版) | (2013年3月版) | ||||||
(約62MB) |
主な研究課題
現在取り組んでいる研究課題(主なもの)
- 大規模環境保全型農業技術確立(H30~R4)
- ながさき型スマート産地確立支援事業(R3~5)
- 加工業務用ブロッコリーのブロッコリー収穫作業の機械化による省力化の実証(R3)
- 大規模畑作における排水対策技術の実証(R3)
- 諫早湾周辺地域環境保全型農業推進事業
終了した研究課題
- 基盤整備圃場における排水能力改善技術の確立と機械除草の検討(H30~R2:県単)
- 効率的な窒素利用をめざした早生キャベツ・ブロッコリーの畦内局所施肥等の環境保全に配慮した栽培実証試験(R2)
- レタスの市場競争力強化を実現する機械化生産一貫体系構築のための自動収穫ロボットおよび栽培技術の開発
(H28~30:革新的技術開発・緊急展開事業 地域戦略プロジェクト)