ツシマヤマネコ交通事故非常事態宣言【人にもヤマネコにも優しい安全運転を!】

このページを印刷する

ツシマヤマネコ交通事故非常事態を宣言します

 対馬市内外の皆さまに広くツシマヤマネコの現状に関心を持っていただくとともに、安全運転を心がけていただくことを目的として、環境省、長崎県及び対馬市は、ツシマヤマネコ交通事故非常事態を宣言します。

ツシマヤマネコ交通事故非常事態宣言[PDFファイル/212KB]

1.ツシマヤマネコの生息状況について

 ツシマヤマネコは対馬(長崎県対馬市)にのみ生息する絶滅危惧種(絶滅危惧IA類)で、生息頭数は令和元年度時点で約100頭と推定されており、環境省、長崎県及び対馬市では、生息環境の保全・改善、交通事故対策、生息状況のモニタリングなどの保護増殖事業を行っています。
 近年は、北部に比べてヤマネコの生息が低密度な美津島町や厳原町でも繁殖が確認されるなど、生息状況の改善が確認されています。これは比較的生息密度の高い対馬北部から南部へ個体が移動、分散していることによると考えられており、島の南北をつなぐ地域である美津島町(特に対馬空港以北エリア)での生息状況の改善は、ツシマヤマネコの安定的存続に重要な意味を持ちます。

2.交通事故の状況

 ツシマヤマネコの交通事故は、平成24年度に過去最多の15件を記録して以降、年間3から13件が発生しており、令和7年度は、12月27日時点で10件(うち9件が死亡)と、過去3番目に多い件数となっています。
 特に、近年生息状況が改善傾向にあり対馬の南北をつなぐ要所である美津島町(特に対馬空港以北エリア)での事故が急増しており、この地域でのツシマヤマネコの生息状況が悪化するおそれがあります。

3.ドライバーの皆さまへのお願い 【人にもヤマネコにも優しい安全運転を!】

 ツシマヤマネコに限らず野生生物との交通事故は、動物への被害だけでなくドライバーや同乗者の怪我、車両の損傷、他の車両との二次的事故の発生など、様々なリスクが伴います。
 今回のツシマヤマネコ交通事故非常事態宣言の実施により、ドライバーの皆さまには以下の点を参考に、「人にもヤマネコにも優しい」安全運転をより一層心がけていただきますようお願いいたします。

スピードの出し過ぎに注意を

  • 法定速度を守る
  • 明け方、夕方、夜間は特に注意

早めのライト点灯を

  • 基本はハイビーム
  • 朝夕の薄暗い時間帯は特に注意

事故を起こしたら(ひかれたヤマネコを見つけたら)連絡を

  • 死傷したヤマネコをみつけたら対馬野生生物保護センター(0920-84-5577)へ
  • 事故を起こしたら警察へ(物損事故でも報告義務あり)

 ※ヤマネコをひいてしまっても故意でなければ罪に問われません

4.参考情報 【ツシマヤマネコの交通事故発生状況】

  1. 令和7年度におけるツシマヤマネコの交通事故一覧

    日付

    場所

    個体の顛末

    1件目

    令和7年4月29日

    上島

    美津島町小船越

    死亡

    2件目

    令和7年5月3日

    上島

    上対馬町河内

    死亡

    3件目

    令和7年6月15日

    上島

    美津島町芦浦

    死亡

    4件目

    令和7年6月27日

    上島

    美津島町小船越

    死亡

    5件目

    令和7年7月22日

    上島

    上県町鹿見

    死亡

    6件目

    令和7年9月11日

    下島

    美津島町洲藻

    野生復帰

    7件目

    令和7年10月21日

    下島

    美津島町久須保

    死亡

    8件目

    令和7年12月6日

    上島

    美津島町小船越

    死亡

    9件目

    令和7年12月9日

    上島

    美津島町久須保

    死亡

    10件目

    令和7年12月27日

    上島

    上県町佐須奈

    死亡

  2. ツシマヤマネコの年度別、月別交通事故発生件数(平成4年度から令和7年度)

年別事故件数 月別事故件数

 

問い合わせ先

環境省対馬自然保護官事務所(対馬野生生物保護センター)
電話:0920-84-5577

長崎県県民生活環境部自然環境課
電話:095-895-2381

対馬市未来環境部自然共生課
電話:0920-53-6111

 

担当課 自然環境課
担当者名 松田・松永
電話番号 直通:095-895-2381
内線:4797