「描いてみんね!長崎」事業による作品の単行本化について

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本県が実施している「マニアが集う長崎プロジェクト」の一つである長崎県を舞台とした小説等の創作支援(「描いてみんね!長崎」)事業において、作家の瀧羽麻子氏が小説執筆のため、令和6年6月に長崎県内の取材を行いましたが、このたび事業に係る作品が単行本として刊行されます。

1.概要

(1)作家

  瀧羽 麻子(たきわ あさこ)氏

  • 1981年兵庫県生まれ。京都大学卒業。
  • 2007年『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞。
  • 2019年『たまねぎとはちみつ』で第66回産経新聞児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。
  • その他の著書に『株式会社ネバーラ北関東支社』『左京区七夕通東入ル』『いろは匂へど』『ありえないほどうるさいオルゴール店』『もどかしいほど静かなオルゴール店』『虹にすわる』『女神のサラダ』『博士の長靴』『さよなら校長先生』他、著書多数。
(2)作品

  『妻はりんごを食べない』

瀧羽麻子 妻はりんごを食べない

あらすじ

ある日、妻が実家に帰ったきり、帰ってこなくなった。夫は、京都、青森、長崎と、彼女に縁のある場所を探るが、どこに行っても、気配だけ残し、姿はない。いったい、妻はどこで何をしているのか?そもそも彼女は”本当にいる”のか?――大切な人の過去を追い、禁断の扉を開け、愛の在り方を問う物語。

刊行日

令和7年6月25日 『妻はりんごを食べない』瀧羽麻子 | 幻冬舎

(3)長崎取材の様子

令和6年6月、五島市と長崎市を2泊3日の行程で取材されました。主な取材先は以下のとおり

  1. 五島市…鬼岳、魚津ケ崎公園、水ノ浦教会、三井楽教会、貝津教会、堂崎教会
  2. 長崎市…外海地区、鍋冠山展望台、茂木地区、大浦天主堂、松が枝周辺

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2.「描いてみんね!長崎」事業について

  • 小説家や漫画家などのクリエイターの方々が、本県を舞台にした作品を創作いただく際のご支援を行わせていただく長崎県独自の事業
  • 本事業は幅広い世代、嗜好の異なる読者層へ小説やマンガなどを通じて本県の魅力に気づいていただくことを目指し、いわゆる作品舞台を巡る「聖地巡礼」など本県に関わりのある作品を多く生み出すことにより、交流人口の拡大を目指す

※詳細はこちらをご参照ください→ 描いてみんね!長崎 | 長崎県

担当課 文化振興・世界遺産課
担当者名 谷・上原
電話番号 直通:095-895-2764
内線:4518