食中毒事件の発生について

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 令和7年4月28日(月曜日)午前9時頃、平戸市にある飲食店の利用者から、会食後に複数名が食中毒を疑う症状を呈している旨の通報が県北保健所にあり、同保健所が調査を行いました。
 その結果、同保健所は原因施設を当該飲食店と断定し、本日、行政処分を行いましたので、お知らせします。

1. 概要

 県北保健所による調査の結果、有症者らは、4月25日(金曜日)午後6時30分頃から当該飲食店を利用した34名グループで、うち8名が4月26日 (土曜日)午後5時頃から27日(日曜日)午後9時頃にかけて下痢、嘔吐等を呈していることが判明した。また、当該飲食店において4月25日(金曜日)昼に利用した別の1グループ10名中5名が同様の症状を呈していた。
 有症者全員の共通食がこの飲食店での食事以外にないこと、調理従事者2名及び有症者10名の便からノロウイルスが検出されたこと、喫食から発症までの時間と症状がノロウイルス食中毒の特徴と一致することから、同保健所は当該飲食店を原因施設とする食中毒と断定し、以下のとおり行政処分を行った。

2. 原因施設

営業所所在地:平戸市生月町壱部浦143-1
営業所の名称:池月旅館(いけづきりょかん)
営業者氏名 :有限会社 池月 代表取締役 濱崎(※) カヅエ ※「崎」は「たつさき」
営業の種類 :飲食店営業(旅館)

3. 原因食品 

令和7年4月25日(金曜日)に当該飲食店から提供された食事
〔提供されたメニュー〕
(1)昼
小鉢(もずく)、刺身(ヒラメ、イカ、石鯛)、天ぷら(エビ、さつまいも、なす、ピーマン)、野菜サラダ(レタス、サニーレタス、千切りキャベツ、ローストビーフ、ミニトマト、カリフラワー)、白米、吸い物、漬物、茶わん蒸し、果物(メロン、いちご)
(2)夕方
小鉢(いかの和え物、ナマコ)、前菜(玉子焼き、有頭エビ、コーン揚げ、手羽元唐揚げ)、刺身(ヒラメ、石鯛、イカ)、天ぷら(エビ、さつまいも、なす、ピーマン)、野菜サラダ(レタス、サニーレタス、千切りキャベツ、ローストビーフ、ミニトマト、カリフラワー)もしくはミニステーキ(添え物としてレタス、千切りキャベツ、カリフラワー)、ちらし寿司、吸い物(すり身、あおさ、ねぎ、素麺)、茶わん蒸し、果物(メロン、いちご)

4.病因物質

ノロウイルス

5.処分内容

令和7年4月30日(水曜日)から5月1日(木曜日)まで2日間の営業停止(食品衛生法第6条第3号違反)。
なお、当該店舗は4月28日(月曜日)から営業を自粛している。

6.症状

下痢、嘔吐等

7.摂食者数

44名

8.有症者数(令和7年4月30日(水曜日)現在)

13名(30から82歳) 3名が医療機関を受診。
有症者に入院した患者はおらず、回復に向かっている。

参考:県内の食中毒発生状況(令和7年4月30日(水曜日)現在) (本件含まず)

  令和7年
(1月から)
昨年同期 昨年1年間
(1から12月)
件数 有症者数 死者数 件数 有症者数 死者数 件数 有症者数 死者数
長崎県 7 21 0 7 67 0 10 99 0
内訳 長崎県 1 1 0 6 61 0 6 61 0
長崎市 3 11 0 1 6 0 4 38 0
佐世保市 3 9 0 0 0 0 0 0 0

ノロウイルス予防のポイント

  • ノロウイルスの汚染のおそれがある二枚貝などの食品は、中心部まで十分に加熱してから食べましょう。(中心温度85から90℃で90秒間以上が望まれる。)
  • ノロウイルスを保菌した二枚貝を原因とする場合もありますが、近年、発生しているノロウイルス食中毒の8割は、飲食店における調理従事者による食品の二次汚染が原因となっています。
  • 調理従事者の体調を確認し、下痢や嘔吐などの症状のある人は、食品を直接取り扱う作業を行わないようにしましょう。
  • 調理を行う前は、石けんを使って入念に手洗いを行いましょう。30秒間のもみ洗いと15秒間の流水でのすすぎを複数回繰り返すことが効果的です。
  • ノロウイルスの消毒には、次亜塩素酸ナトリウムが効果的です。調理器具等は洗剤などを使用し十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すようにペーパータオル等で拭きましょう。
担当課 生活衛生課
担当者名 嶋田、朝永
電話番号 直通:095-895-2364
内線:4706