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知事のページ - 長崎県知事 大石賢吾

令和5年10月24日 記者会見

 ●会見内容●

1.U18マイナカード生活応援事業について
2.お歳暮における県産品の愛用について
3.「#長崎の米風景フォトコンテスト」について
4.長崎和牛を食べて応援キャンペーンについて
5.スカビオサについて
6.衆議院小選挙区選出議員補欠選挙(長崎県第4区)について
7.大村市長選挙について
8.九州新幹線西九州ルートについて(1)
9.中国における日本産水産物の輸出規制について
10.九州新幹線西九州ルートについて(2)
11.九州新幹線西九州ルートについて(3)
12.長崎ヴェルカについて
13.特定複合観光施設(IR)について
14.長崎駅周辺の整備について

○広報課長 それでは、定刻になりましたので、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。

1.U18マイナカード生活応援事業について

○知事 皆さん、こんにちは。今日もよろしくお願いいたします。
 今日は、冒頭に4点と1つお話をさせていただければと思います。
 まず、1つ目なんですけれども、「U18マイナカード生活応援事業」についてお知らせをしたいと思います。
 デジタル社会の実現に向けまして、マイナンバーカードの利活用を促進するために、18歳以下のマイナンバーカードを持つ県民の皆様を対象にしまして1万円分のデジタルポイントを付与する「U18マイナンバーカード生活応援事業」を実施しております。
 申請受付は、本日から12月28日までとなってございます。申請手続は、カード情報を読み取ることで手続を簡素化してございますので、スマートフォンのみで完了することができます。
 申請のためには、マイナンバーカードを持っていることが必須となりますので、マイナンバーカードを取得された上で、ぜひ多くの皆様に申請をいただきますようにお願いをします。
 なお、マイナンバーカードの取得申請から交付までには、現在のところ、市町にもよるんですけれども、約1か月ぐらいかかるということが分かってございますので、ただ、このため、現在、申請期限の延長について継続して事業者と調整を行ってございます。できる限り申請期間を確保できますように取り組んでいるところでございますけれども、調整が整い次第、また改めてお知らせをしたいと思います。
 マイナンバーカードをお持ちでない方におかれましては、取得申請を早めにしていただきますようにお願いをします。本事業の詳しい内容につきましては、コールセンターへのお問い合わせをいただくか、専用のホームページでご覧をいただければと思います。
 こちらの方ですね。お手元にあると思いますけれども、どうぞご確認をいただければと思います。あと、この事業の詳細につきましては、会見終了後に担当課から改めてご説明をしたいと思いますので、もしご質問があるようでしたら、そちらの方でご確認をいただければと思います。

2.お歳暮における県産品の愛用について

○知事 そして、2つ目なんですけれども、お歳暮における県産品の愛用についてのお願いでございます。10月も下旬になりまして、お歳暮の時期が近づいてまいりました。県においては、毎年6月と11月を県産品愛用運動推進月間といたしまして、県産品愛用運動を展開してございます。それによってふるさと産品の普及啓発を行っているところです。大切な方々へお歳暮を贈る機会がございましたら、ぜひ長崎で生まれ育った長崎県産品をお選びいただきますようにお願いをいたします。
 長崎県産品は、県内の百貨店や量販店などのお歳暮コーナーで取扱っていただいてございます。また、駅前の県営バスターミナル2階にございます長崎県物産館では、全国の方々への贈り物として魅力ある長崎県産品を集めました冬のギフトコーナーを設置しております。11月1日から12月24日まで県産品お歳暮セールを開催をいたします。
 今年は、令和3年度の私の名刺に1年間載せさせていただきました、特産品新作展で県知事賞を受賞していただきました「鯨つけちゃんぽん」も新商品として出ていると。合計で21の商品が初めて出品をされると伺っております。
 また、お歳暮セールやギフトカタログを通じてご購入いただきますと、送料が全国一律300円になるといったお得になってございます。ぜひこの機会に、すばらしい県産品の数々を大切な方々へ贈り物として、また、ご家庭におきましても積極的にご利用いただければというふうに思います。
 また、このギフトカタログですけれども、長崎県物産館のほか、東京のアンテナショップ、日本橋にありますけれども、長崎館というものがございます。そちらにも設置してございますので、県内や首都圏にお住まいのご親戚、ご友人おられましたら、ぜひご紹介いただければと思います。

3.「#長崎の米風景フォトコンテスト」について

○知事 3つ目、「長崎の米風景フォトコンテスト」ですね。こちらの方にチラシが入っているかと思いますけれども、この開催についてお知らせをいたします。
 現在、県のほうでは、子育て世帯の支援と県産米の魅力発信、また食育を目的としまして、18歳以下の子どもがいる世帯に県産米限定のお米券を配布をしてございます。この取組に合わせまして、新米の季節となったこの機会にフォトコンテストを開催いたします。
 本キャンペーンは、棚田などの農村風景を見つけることで県産米の普及促進や県の農業を学ぶ機会につなげる、そういったことをしていただきたいと考えまして実施をすることといたしました。
 この実施期間は、明日10月25日から12月31日まででございます。長崎県産農産物応援団のインスタグラムのアカウントがあるんですけれども、そちらをフォローしていただいた上で、ハッシュタグを「長崎の米風景」とつけていただいて写真を投稿していただければと思います。
 今回のキャンペーンにつきましては、県内の企業、団体様から多くの協賛をいただいております。これを用いまして優れた作品につきましては商品等を贈呈することとしてございます。県民の皆様におかれましては、お米を食べる笑顔の風景だったり稲刈りの風景など、長崎県産米がつなぐ食と農を見つけていただきまして、ぜひ多くのご投稿をしていただきますようにお願いをいたします。
 お米券の申請の期限は11月30日までとなっています。また、お米への引き換えは12月31日までとなっておりますので、まだ申請されてない方は、お早めに申請をお願いいたします。
 こちらのフォトコンテストにつきましても、会見終了後に担当課からお答えをさせていただく時間を持ちたいと思いますので、何かご確認等がありましたら、そちらでご質問いただければと思います。

4.長崎和牛を食べて応援キャンペーンについて

○知事 4つ目になりますけれども、今日、はっぴを着させていただいておりますけれども、長崎和牛でございます。「長崎和牛を食べて応援キャンペーン」の実施についてお知らせをさせていただきたいと思います。
 県のほうでは、今、生産者と農業団体、流通業者、また県も入りまして構成しております長崎和牛銘柄推進協議会というものがございますけれども、こちらにおいて長崎和牛の消費拡大キャンペーンなどに取り組んでいるところでございます。
 現在、肉用牛の生産者の皆様方におかれましては、飼料価格の高止まりであったり、子牛の価格の下落によって厳しい状況に置かれております。
 そこで、長崎和牛の消費を拡大いたしまして生産者の応援につなげるために、11月1日から12月17日まで、「長崎和牛を食べて応援キャンペーン」を実施いたします。このキャンペーンでは、長崎県内外の長崎和牛指定店がございますが、そちらのほう、もしくは協力店がございます。合わせて約500店舗ございますけれども、こちらで対象期間に長崎和牛を購入、お食事をされた方を対象に抽選で長崎和牛であったりチョーコー醤油株式会社の鍋つゆが合計280名の方に当たります。ぜひこのキャンペーンを機に、県民の皆様には県内の生産者が本当に一頭一頭愛情をこめて育てていただいた長崎和牛、日本一の獲得の実績もございます。本当においしいこの長崎和牛を食べて、生産者の方々の応援をしていただければと思います。皆様、ご支援のほどをよろしくお願いいたします。
 ということで、今の4つの点が冒頭でございました。ちょっと失礼いたしまして、すみません、いつものモードに戻ります。

5.スカビオサについて

○知事 では、改めてよろしくお願いします。
 本日のお花のお話でございます。今日は「スカビオサ」というお花でございます。雲仙市の生産者の方からいただきました。このスカビオサというお花ですけれども、和名は「マツムシソウ」というそうです。マツムシという虫が秋になると鳴くそうですけれども、その頃に咲くお花ということでマツムシソウという名前がついているそうです。花の形が非常にユニークなんですけれども、課題としては非常に茎が柔らかいというものがあったそうなんですけれども、長崎県では非常に育種が進んで、品種改良が進んで、非常に茎がしっかりしていて、お花の色のバリエーションも多いということで、結婚式とかアレンジの中でも非常に主役になるぐらいきれいで大きいものがあるそうです。
 生産地は、今回いただきました雲仙市、また諫早などで栽培されていると。また、品質が高いので海外からも非常に人気だということで、アメリカだったり東南アジアの方に輸出をされているそうです。あと、花言葉が「魅力」、また「風情」といった花言葉があるそうです。ぜひ皆様方も贈り物だったり日常の生活の中でお花を、県産のお花に親しんでいただければというふうに思います。
 長くなりましたけれども、冒頭、4件とお花のご紹介をさせていただきました。
 以降につきましては、ご質問に応じまして回答をさせていただければと思います。
 よろしくお願いします。

○広報課長 幹事社の方から、ご質問をお願いします。

6.衆議院小選挙区選出議員補欠選挙(長崎県第4区)について

○記者(長崎新聞社) まず、衆院の補欠選挙についてお伺いします。
 長崎4区補選では、自民党公認の金子容三さんが当選をしました。まず、この選挙結果について知事の受け止めを教えてください。
 あとすみません、当選された金子さんに政策面で特に何を期待されるかというのも併せて教えてください。

○知事 分かりました。まず、このたび補欠選挙で当選されました金子容三様、つい先ほどですけれども、当選証書付与式を執り行いまして、県民の皆様を代表してお祝いを申し上げました。
 今後、国政の場でご活躍を期待しております。ふるさと長崎県の発展のためにお力添えと、県政のご指導、ご助言を国会議員の立場からいただければと考えています。
 今回ですけれども、金子容三様が目指されると出された中に5つの政策というものがございましたけれども、県政重要課題、たくさんありますけれども、これに向けた取組であったり、また、国、県、市の連携、県勢発展に向けて必要な政策も多く盛り込まれていたというふうに思います。
 加えて、私、「新しい長崎県づくり」というフレーズをよく使いますけれども、そのキーワードを含む「新しい長崎県づくりで豊かな未来」という政策も掲げられておりました。やはり県政に対しての考え方、共通することがあるのではないかというふうに感じてございます。
 この新しい長崎県づくりを進めていくためには、県と市町の連携に加えて、やはり国と連携を進めていくということが非常に重要だと思っております。つまり政策実現力の高い政権与党との連携を深めること、これも重要だと思っております。
 金子容三様は、政権与党である自民党の公認でございました。これらの点が非常に総合的に考えて期待できる点だと思っておりますので、今後の活躍を私としても期待をしているところでございます。

○記者(長崎新聞社) ありがとうございました。少し重なるかもしれないんですけど、大石知事は、選挙期間中に金子さんの応援の方に佐世保市などに入られたと思いますけれども、改めてその理由を教えてください。

○知事 今申し上げたとおりなんですけれども、以前から金子容三様とはお話しする機会があって、本当にふるさと長崎県に対する熱い思いもその頃からお持ちでございました。同年代、同じ学年でございます。同年代の方ということ、先ほど申し上げたとおり、長崎県の発展のために考えていらっしゃることは非常に共通点が多いなというふうに感じてございました。しっかりと長崎県の地域の課題、思い等を国にしっかりと伝えていただきまして、国会議員の立場から長崎県の、県北の発展のためにお力添えいただけるのではないかと考えています。

○記者(長崎新聞社) それと、大石知事は、これまでも県議選だったり、佐世保市長選で応援に入る場面が見られますけれども、こういった県民の代表ともいえる立場で、知事が特定の候補者の応援に入ることで県政運営に支障とか、そういったことはないのでしょうか。

○知事 これまでもお答えしてきたとおり、やはり政治家という立場もございます。やはり県勢発展に資するような動きということをしていかなくてはいけないと思っておりますので、しっかりそれは、この先どうとかいう決まったことはございませんけれども、その場その場でしっかり総合的に判断をして行動していきたいと思います。

7.大村市長選挙について

○記者(長崎新聞社) あと選挙についてもう一つ。県内では、22日に大村市長選が告示されたと思いますけれども、知事はいずれかの候補を応援したりされているのか、また、今後、応援に入ったりするというお考えはあるんでしょうか。

○知事 今、現時点で現職と新人の3名の方、立候補されているということを伺っておりますけれども、私の対応については何ら確定したことはございません。

8.九州新幹線西九州ルートについて(1)

○記者(長崎新聞社) もう一つ、九州新幹線長崎ルートの全線フル規格についてちょっとお尋ねをします。
 佐賀県の山口知事が、9月の県議会なんですが、全線フル規格で整備する場合の協議の在り方について、佐賀空港との連携に触れながら、新しい発想での議論が必要だと見解を示されています。
 国に対して、いわゆる南回りルートでの議論を促した形となっていると思うんですけれども、今月の記者会見でも、「この南ルートについて十分協議する価値がある」とか、「協議の準備を整える」とか、こういった発言もありますけれども、長崎県知事として一連の発言をどのように受け止めているのか、教えてください。

○知事 まず、今日の件は存じ上げておりませんけど、以前、そのような発言が山口知事からされたということは報道で承知しております。
 ルートだけでなく、在来線等いろいろなものを今佐賀県と与党PT、また、関係者において議論がされているというふうに認識をしておりますけれども、その発言を踏まえて斉藤国土交通大臣からも、今回の発言を含めて議論を積み重ねるといったご発言があったと記憶をしています。
 このルートにつきましては、やっぱり佐賀県内のことということですので、なかなかコメントするのは難しいところでございますけれども、西九州全体の発展に資する全線フル規格の整備といったことは、本県にとって非常に重要だと思っておりますので、佐賀県が今回そういう発言をされたという背景につきまして詳細まで把握しているわけではありませんけれども、課題解決に向けて、そういった佐賀県の視点もお伺いしながら、引き続き、知事と対話を重ねていきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 最後にもう一点、南回りルートについて、知事ご自身の考えというか、評価というか、国のほうは「困難」というようなことも一定言っている中で、この南ルート自体はどういうふうにお考えですか。

○知事 まず、国のほうが、今おっしゃってくださったように困難と結論を出したと認識をしてますので、なかなか実現するのは難しいんだろうなと思いますけれども、佐賀県が南ルートをなぜ議論する価値があるとおっしゃったのか、その背景についてもしっかりと把握する必要があるんだろうと、理解する必要があるんだろうと思いますので、今後はそういったところも踏まえてお聞きをした上で県として何ができるのか、それは考えていきたいなと思います。

○記者(長崎新聞社) わかりました。ありがとうございます。
 以上です。

9.中国における日本産水産物の輸出規制について

○記者(NBC) 私からは中国への水産物の輸出のことです。
 中国政府が輸入を禁止して、ちょうど今日で2か月たつかと思います。これまでの2か月の間で長崎県が受けた損失といいますか、それが分かっていればその損失の額、どんなことが具体的にあったのかというのを教えていただきたいというのが一つ。
 それと、実際に県として水産業者の方々への支援というものを何か新たに行われているということがあれば教えていただきたいんですけれども。

○水産加工流通課長 担当課から回答させていただきたいと思います。水産加工流通課です。
 まず1点目、県内の損失についてですけれども、県としてこれまでに業者からの聞き取り等で把握している範囲では、中国向けを国内に振り替えたことによって販売単価が若干下がったケースがあるという事例を聞いておりますが、それ以外に現時点で大きな損失が出たという情報は聞いておりません。
 2つ目、県としての支援についてですけれども、輸出が停止したその対策としては、国内消費の拡大、もしくは中国以外の新たな輸出先の開拓などが考えられますが、これらは国の事業や、それから県の既存事業の中にもあらかじめ用意されたメニューで支援が可能となっておりますので、今のところ、県として専用の事業というのは持ち合わせておりませんが、こういった事業の活用について希望のある事業者とは個別に具体的な検討をしているところでございます。
 以上です。

○記者(NBC) ありがとうございます。実際、今、そういうふうに損失としてはあんまりなさそうだということですが、長崎県は中国とは交流が深くあるかと思います。そうした中で個別に国とは別に中国政府との間でのお話とかいうのもできる関係かなと思うんですが、そこの点について知事は何か考えていることとかありますか。

○知事 まず、これまでの経緯をお話ししますと、中国でそのような対応になってからすぐに副知事のほうから領事館のほうにお話をさせていただいております。領事館からは、「しっかりと本国に伝える」というご回答をいただいた上で、私からも張総領事にお会いする機会に改めて私からもお願いをして、同様の回答をいただいております。そういった機会を捉えながら、県として働きかけを行えるところはやっていきたいと思います。
 やはり国の決定ということで、なかなか地域間だけではクリアできることではありませんけれども、そういった地域のつながりとか、おっしゃったくださった長崎と中国との関係とか、そういったところにも糸口をどうにか見つけたいなと思っておりますので、これは引き続き可能な限り対応を図っていきたいと思います。

10.九州新幹線西九州ルートについて(2)

○記者(NBC) ありがとうございます。
 先ほど長崎新聞さんから新幹線の話が出ましたけれども、ルート的なものというと、佐賀県内の中でのルートなのでお話がなかなかできないということなんですけど、どのルートを通るかということによって長崎県までの時間ですね、博多からの時間というのはちょっと変わってくるのかなと思うんですけども、そこもなかなか難しいかと思うんですけども、もともと予定していたルートから考えると、例えば、どれぐらいまでだったら遅くなってもいいとか、そういうものというのは、ある意味、感覚的なものかもしれませんけど、もしおありだったらお聞かせ願えればなと思います。

○知事 所要時間だけでは語れないものだと思います。やはり新しくできたときに親しまれる新幹線にならないといけないと思いますし、持続可能性があるものでないといけないと思います。また、安全なものでないといけないと思いますので、そういった多くの観点をしっかりと総合的に判断をされてご決定されていくのじゃないかなと、協議が進んでいくのじゃないかなというふうに期待をしておりますので、長崎県としては、しっかりフル規格でつながって、先ほど言ったように、利便性があって、持続可能性があるとか、そういったところがしっかり確保できるように、我々としてできる限りの努力はしたいと思いますけど、先ほど申し上げたように、ルートに関しては、なかなか佐賀県内のことですので、非常に我々の力が及ばないところがあるかもしれませんけど、関係者との協議の場とか、そういったところは観点としてもう既にお持ちだと思いますけど、意見は申し述べたいと思います。

○記者(NBC) ありがとうございます。

○広報課長 ほかに質問があられる方、挙手をお願いいたします。

11.九州新幹線西九州ルートについて(3)

○記者(朝日新聞社) 今ちょっと新幹線の話が続いていたので、まずそのことについて。
 8月まで佐賀にいたので向こう側の事情はある程度知ってまして、まず、南回りルートについては、佐賀空港べたづきの、要するに軟弱地盤が一番ひどい海側のところを通るルートについて国交省側が検討した結果、駄目と言って、そこの場所指定、そもそも佐賀県はしてないよということで、もうちょっと陸地側の軟弱地盤じゃないところを通るルートというのもあるんじゃないかみたいなところから今話がいろいろ進んでいるのだと私は承知してます。
 佐賀県側の中の、経済界の方とかの考え方の中で物流というのを一つ加味した上、新幹線というのを考えている方もおられまして、平たく言うと、2024問題、ご承知のようにドライバー不足になる中で、朝いちに例えば1便でも2便でも生鮮食品を、果物とか生鮮食品を東京、大阪の大都市まで新幹線で運ぶような機能も付加した上での新幹線なら、ただ時短のためだけにお金をかけて走らせるよりも可能性があるんじゃないかみたいな議論もあると思うんです。
 今のお話、物流なども含めて新幹線のただの人を運ぶ以外での可能性もというところについて、知事としては、今、お話を聞かれてどういうふうな所感を持たれるかというのを教えてください。

○知事 詳細は把握しておりませんけど、新幹線のあるべき姿というか、持つべき機能といったところには議論があっていいだろうと思いますけど、やっぱりそれは運営主体があってのことだと思いますので、我々としては、先ほど申し上げたとおり、利用される、今回の場合は生産者の方も含まれるかもしれませんけど、そういった方々の利便性が確保されて、事業として持続可能性があること。そういった観点が非常に重要だと思いますので、そういったものがクリアできるのであれば、新たな機能が付加されるといったことは非常に議論があっていいことかなと思います。

12.長崎ヴェルカについて

○記者(朝日新聞社) ありがとうございます。
 もう一つ、話が全然変わるんですけれども、長崎ヴェルカの話です。非常に好調で、今、いっぱい・・してますけども、かなり勝ち星も重ねています。会場もかなりお客さんも入って盛り上がっているような状況がございます。
 来年秋にはスタジアムシティもできて、V・ファーレンとともに長崎にスポーツの大きなイベントが定期的に開かれる状況というのがさらに強まっていくわけですけれども、県として、平たく言うと、他県のチームを応援しに来るブースターなり、サポーターなり、アウェーの人たち、こういう方々が来るということをこれからどうやって生かしていくかというので今考えておられることを教えていただければと思います。

○知事 具体的なものは事業があるわけではありませんけど、非常に大切な視点だというふうに思います。これはバスケットで来られた方々だけではないですけれども、ご来県いただいた方々をいかにもてなすかと、その場所だけではなく、それ以外の場所にもどうやって送客をしていくか、全体としてどうやって受け皿としておもてなしをするかというのは、常に取り組まなくちゃいけないことだと思いますので、それは市町ともしっかり連携をして、関係団体もありますけど、その方々ともいろいろ協議をしながら、ご満足いただけるような、また繰り返し来ていただけるような、そんな取組をしていかなくちゃいけないなと思っています。
 ヴェルカの雰囲気って非常にいいなと思って、サポーターの方、ブースターの方々同士、両チームの方々も非常に入り交じって応援してて非常に仲よくされているように思いますので、そういった方々でまた街の中で触れ合いができるような、そんな雰囲気がもっと伸びてくるとうれしいなと思います。

○記者(朝日新聞社) もう一つだけお願いします。
 行政側としての後押しの仕方なんですけれども、例えばお隣の佐賀県の場合は箱も含めてかなり県が前面に出て、県知事が前面に出て、来た人に市内で使えるクーポンを配ったりとか、箱自体もそもそも県営ですし、かなり行政主導でやっている。長崎の場合はジャパネットさんという大きなところでありますけれども、民間主導でやっている。これ、どちらかだけでは、なかなかやっぱり難しいと思っていて、民主導で進んでいる長崎であっても、ある程度、公的なサポートも含めてやっていくところも必要かと思うんですけれども、そのあたり、これから知事が考えておられるスポーツとの県としての関わり方について、何か支援とか考えていることがあれば教えてください。

○知事 支援だけではないかなと思いますけど、連携をしていろんな取組もやっていくことが長崎県の発展のためにも、まずはジャパネットさんの営利の目的のためにもならないといけないと思いますけど、子どもたちとかプロ選手を間近に見れると、実際に目の前で見れることで非常に、やっぱりすごい経験だと思いますので、そういったことを県としても生かさせていただきながら連携を深めていくという視点は重要だと思います。その中で支援とかそういったことは各論で議論されることだと思いますので。
 我々としても、やっぱり限られた財源をしっかりと県勢全般の発展につなげていかなくてはいけない責任がありますので、それはしっかりとその場において議論したいと思います。

○記者(朝日新聞社) ありがとうございました。

13.特定複合観光施設(IR)について

○記者(NIB) IRの関係ですけれども、認定申請からいったら1年半ですかね。現時点で何か国からの打ち返しとか、審査の進捗状況とかあれば教えていただければと思います。

○知事 毎回同じことで大変申し訳ないですけど、まだ審査対応中でして、我々としても、一日も早い区域整備計画の認定といったところを心待ちにしておりますけれども、今のところ、特段お話しできる進展があるわけではございません。

14.長崎駅周辺の整備について

○記者(NIB) 別案件で、11月10日にアミュプラザ長崎新館が開業します。先ほど新幹線の関係でもあったと思うんですけど、期待する点と、あと、それを生かしてまちづくりをどういうふうに進めていくか教えてください。

○知事 期待はしています。一長崎市民、県民としても、非常に新たなにぎわいができるんだろうなというふうに期待をしています。そこだけではなくて、周りの地域ともしっかりとつながっていくということが大切だと思いますので、新たなにぎわいの拠点としてそういった場所ができますけど、周りともしっかりと、市のほうとも連携しながら、にぎわいを全体でつくっていけるような、長崎市だけではなく、新幹線を使っていただいたり、バスを使っていただいたり、船を使っていただいたり、いろんなものを使っていただいて長崎県全体で効果を、これは新幹線のときから言っていることですけど、享受できるような、そんな波及を実現していければなというふうに思います。

○広報課長 ほかにございますでしょうか。
 では、以上をもちまして知事の定例記者会見を終わらせていただきます。ありがとうございました 。

○知事 ありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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