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知事のページ - 長崎県知事 大石賢吾

令和5年7月3日 記者会見

 ●会見内容●

1.6月30日からの大雨について
2.ガーベラについて
3.長崎県産米限定お米券の申請受付開始について
4.JR九州×長崎県共同事業「新幹線で世界へ!?NAGASAKI」について
5.令和5年夏の交通安全週間について
6.水難事故の防止対策について
7.副知事交代について(1)
8.対馬の核のごみ最終処分場について
9.ポルトガル訪問について
10.子ども政策に関する継続的な補助等について
11.習い事クーポン、教育分野への補助について
12.副知事交代について(2)
13.県・市町連携について
14.NPT再検討会議準備委員会について
15.特定複合観光施設(IR)について

1.6月30日からの大雨について

○広報課長 ただいまより、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○知事 よろしくお願いします。
 まず、冒頭に大雨についてちょっとお話をさせていただきたいと思います。
 6月29日以降になりますけれども、活発化した梅雨前線の影響によって、九州、また山口県を中心に記録的な大雨となっております。これによって死傷者や行方不明者が相次ぐなど、非常に大きな被害が生じております。
 まず、お亡くなりになられた方並びにご遺族の皆様に心から哀悼の意を表しますとともに、被害を受けられた方々に衷心よりお見舞いを申し上げたいと思います。
 本県におきましては、現時点で人的被害は確認されておりませんけれども、住家の被害等が発生をしている状況でございます。明日にかけて、まだ大気の状態が非常に不安定ということで引き続き注意が必要とされております。県民の皆様におかれましては、引き続き災害情報などにご留意いただきまして、安全を守る対応をしていただければというふうに思っております。

2.ガーベラについて

○知事 それでは、お話をさせていただきます。
 まず、コサージュですけれども、今日は諫早市の生産者の方からいただきました。ガーベラは皆さんもご存じと思いますが、ガーベラという花でございます。長崎県では、実を言いますとこのガーベラは非常に多く生産されているそうで、生産地の面積でいいますと480アール、これは全国6位でございます。本数も646万本で全国5位ということです。産地としては、諫早市、雲仙市、佐世保市等、各地で栽培されているということです。
 花言葉ですけれども、「希望」や「前進」と。また、ピンク色のガーベラは、「思いやり」、「感謝」といった言葉があるそうで、非常に前向きでポジティブな言葉が多いですので、皆様もお花をお贈りされるというときには非常にぴったりなお花だと思います。
 また、非常に花もちがいい。私は、花は結構好きで買ったりするんですけれども、ガーベラは茎が柔らかいものが多いんですけど、茎が非常にしっかりしていて花もちがいいというのが長崎県のガーベラの特徴だということですので、皆さんもぜひお手に取っていただければというふうに思います。

3.長崎県産米限定お米券の申請受付開始について

○知事 それでは、冒頭、私から4点についてお話をさせていただきます。
 まず初めに、長崎県産米限定のお米券の申請受付開始についてお話をさせていただきます。
 子育て世帯の家計の負担軽減を図る目的で、長崎県産米限定お米券の配布を行っております。お手元に本日、リーフを置かせていただいております。その記載のとおり、6月28日から申請を受け付けております。対象は、本年4月1日現在で県内に住所を有する18歳以下の子どもがいる世帯となります。申請手続は、スマートフォン、パソコンをご利用いただきまして、申請フォームの画面で入力する電子申請が便利です。実をいうと私も昨日やってみましたけれども、非常に便利ですぐ終わりました。
 電子申請が難しい方につきましても、コールセンターに問い合わせていただければ申請方法についてご案内をさせていただきますので、ご利用いただければと思います。
 申請いただいた世帯から順次お米券をお送りすることとしておりまして、最初のお届けは8月上旬頃を予定しています。この申請期限は11月30日までとなっているんですけれども、お米の引換え期限が12月31日となっておりますので、ぜひお早めに申請いただければと思います。最後の月に3人分となると非常に多くのお米を消費しなくちゃいけませんので、ぜひお早めにご申請いただければというふうに思います。
 長崎県産米は非常においしいお米ですので、この機会に皆様にもご賞味いただければというふうに思います。

4.JR九州×長崎県共同事業「新幹線で世界へ!?NAGASAKI」について

○知事 2点目なんですけれども、6月29日に発表させていただきましたJR九州と長崎県共同事業として行っております西九州新幹線の利用促進と県内周遊を目的とした企画乗車券のご紹介でございます。
 7月1日から、「かもめで世界へ?NAGASAKIきっぷ」や「みどりで世界へ?SASEBOきっぷ」を販売しております。この切符ですけれども、九州の主な駅からJR券と観光施設やグルメをお得にお楽しみいただける観光チケットがセットになったものでございます。施設での特典や割引などもあって非常にお得な商品となっております。
 この機会に西九州新幹線や特急みどりに乗って、歴史、文化、食など、海外との交易によって異国情緒あふれる本県にお越しいただいて、「世界」へという言葉が入っておりますけれども、あたかも海外に行ったかのような非日常を楽しんでいただけるような取組となっておりますので、ぜひご利用いただければと思います。
 今回の商品のほか、今後も県内を周遊できる商品を販売する予定としております。JR九州の公式サイトに切符の情報と商品の予約ができるページがございますので、ぜひ皆様も九州の友人、また、県外におられる方々に、九州に限らず、ぜひこの切符についてお話をいただければと、ご紹介いただければというふうに思います。

5.令和5年夏の交通安全週間について

○知事 続きまして3つ目になりますけれども、令和5年夏の交通安全週間についてお話をさせていただきます。
 7月14日から20日までの7日間、夏の交通安全週間を実施いたします。今回の週間では、重点項目として3つございます。まず1つ目、子どもをはじめとする歩行者の安全の確保です。2つ目、自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底。そして3つ目、飲酒運転の根絶を掲げまして、交通安全活動を推進することとしております。併せて、特別広報といたしまして、安全横断「手のひら運動」というものの呼びかけを行ってまいります。
 県内における交通事故の発生状況を見てみますと、5月末現在で前年と比較して、発生件数、死者数、負傷者数とも大幅に増加をしている状況だということです。
 県民の皆様におかれましては、一人一人が交通ルールを守って、交通マナーを高めて、交通事故に遭わないように、また、起こさないようにご注意をお願いしたいと思います。

6.水難事故の防止対策について

○知事 最後に4つ目ですけれども、長崎県警察本部からのお知らせでございます。今回は水難事故の防止についてです。
 7月から8月にかけて、県内では例年10件前後の水難事故が発生をしているそうです。昨年は2件となって減少していたそうですけれども、その背景には新型コロナウイルス感染症の感染拡大で水遊びを控えるご家庭が多かったことが考えられるそうで、今年は海や川で遊ぶ機会が多くなることも想定をされます。そこで、川や海でのレジャーを予定されている皆様へ2点お願いがあるということです。
 まず1点目は、ライフジャケットの着用です。釣りや船遊び等で海や川に行くときは、必ずライフジャケットを着用してください。また、着用する際は体のサイズに合ったものを選んで正しく着用するよう、お願いを申し上げます。
 そして2つ目、保護者の方などの付き添いでございます。子どもだけで水遊びをすることがないようにしていただいて、水遊びをするときは保護者等が付き添っていただいて目を離さずに見守っていただくようにお願いを申し上げます。
 県民の皆様が安全に夏のレジャーを楽しんでいただくために、注意事項について県警の公式SNSやホームページに掲載されているそうですので、皆様もぜひ参考にしていただければというふうに思います。
 以上、冒頭に私から4件お話をさせていただきました。以後はご質問に応じて回答をさせていただきます。

○広報課長 ありがとうございました。では、幹事社のほうからご質問をお願いいたします。

7.副知事交代について(1)

○記者(NHK) 女性副知事についてお伺いしたいんですけれども、まず、馬場さんになった人選の理由を1つ目と、あと、知事の公約の一つにこの女性副知事が入っていたと思うんですけれども、就任から1年余りとなって、その間に副知事が代わったタイミングでも男性が選ばれていた中で、1年余り時間がかかってしまった理由というのをお知らせください。

○知事 まず、この女性副知事ですけれども、副知事というものは非常に重要なポストです。そこに女性を登用して県政にこれまで以上に女性の意見を反映していくということは、非常に重要だと思っております。また、それに加えて女性がそのような重要なポストで活躍をされるということで、ロールモデルとしても非常に大きな意味があると考えていました。
 これまで様々なところでご質問を受けておりましたけれども、そういった観点から女性の副知事ということは公約でもありましたけれども、何としても達成したいと、実現したいという思いでこれまで検討を進めてきたところです。過程はいろいろあるんですけれども、検討を進めてきたところ、非常にやっぱり重要なポストということで慎重に検討はしてまいりました。
 そのような中で、今回、適任者が見つかったということで、7月4日に選任議案を上程させていただくことをさせていただいたところでございます。
 そうですね、本当に重要なポストで、しかも適任だというふうに思っておりますので、自信を持って選任をお願いしているところでございますので、今後は、実力を存分に発揮していただいて、長崎県の発展のために尽くしていただくよう期待をしているところです。

○記者(NHK) ありがとうございます。時間がかかった理由が重要なポストで慎重に選んだということだと思うんですけれども、今お話にあった適任者だと思うという部分については、馬場さんの経歴なども踏まえて、知事としてはどのようなことが、どのような部分が適任だと思って、どのようなことを期待しているかがあればお知らせください。

○知事 そうですね。県側からすると、これまでも国交省から副知事ということをお迎えしているのが続いておりますけれども、やっぱり本県の重要施策を見ても、新幹線であったり、また石木ダムであったり、いろんなインフラ整備も含めて様々国交省と関係したものがございますので、そういった意味で密接に国交省と関係を築いていけるというのは非常に重要なことだとまずは思っております。
 馬場さんのほうから見ますと、これまで国際系の部署であったり、鉄道局でのご経験もございます。そういったものは先ほど申し上げたとおり、本県の重要課題と非常に親和性の高いものではないかなと思っておりますし、現在は国土強靭化室でご勤務されているということで、災害の多い本県においても、非常に心強い候補者であるんじゃないかなというふうに思っております。

○記者(NHK) ありがとうございます。NHKからは以上です。

8.対馬の核のごみ最終処分場について

○記者(西日本新聞社) 対馬市の核のごみの最終処分場に関してなんですけれども、文献調査の誘致を巡って対馬市内で賛成派と反対派がそれぞれ市議会に請願を出されるなど世論が分断されているような印象も受けるんですけれども、その件について知事としてはどのように感じていらっしゃるのかということが一つと、もう一つは、対馬市長が市議会の一般質問で、「最終的に判断をするに当たって知事も相談をしながら」という答弁をされているんですけれども、知事としてはどのような、話し合いが実現するかどうかわかりませんけれども、どういうふうな考えでいらっしゃいますか。

○知事 まず、受け止めということですけれども、現状として、今ご質問にあったような動きがあることは承知をしております。そのような中で、比田勝市長から、市民が分断されるんではないかというふうな危惧をされているということも承知をしております。
 この最終処分場については、やはり地域の安全確保であったり、県民・市民生活への影響であったり、また、本県にとって重要であります観光業であったり、また第1次産業ですね、1次産業等への風評被害のおそれなど様々なことを検討していく必要があるというふうに思っています。ですので、まず受け止めとしましては、県としてもこれまで申し上げてきたとおり、地元において十分に議論がされる必要があるというふうに思っておりますので、引き続き動向については注視をしていきたいと思います。
 2つ目のご質問であった市長とどのような話をということですけれども、先ほど申し上げたとおり、まず、県民・市民の安全確保がまず第一だと思いますし、本県の観光業であったり1次産業だったり様々なものについての影響ということもしっかりと検討する必要があると思います。また、県としては、これまでも述べてきましたけれども、広域行政として対馬市だけの問題ではないというふうに捉えております。ですので、広域的な影響についても留意していく必要があると思いますので、どういったお話があるかはまだまだ分かりませんけれども、そういった観点を踏まえながら、お話はしていきたいなと思います。

○記者(西日本新聞社) やはりまだこの件について、対馬市長と議論していたわけではないということですね。

○知事 そうですね。

○記者(西日本新聞社) ありがとうございました。

○広報課長 ほかに質問がある方、すみませんが挙手をお願いします。

9.ポルトガル訪問について

○記者(NBC) 大石知事は先月、ポルトガルに行かれて連携協定を結ばれたと思うんですけれども、それについて、実際に行って現地を視察しての感想と、今後、県政にこういった部分を生かしていきたいというその2点をちょっと教えていただけますでしょうか。

○知事 本当に感想になりますけれども、非常に前向きで有意義なものだったというふうに思います。長崎県と非常に歴史が深い国ですので、そういったところももちろん勉強して行きましたけれども、行って実際に感じたというところが感想で大きくあります。
 今回の訪問で得られた成果に目を向けますと、やはりポルトガル政府とのネットワークの構築と関係強化というのは非常に重要だったんではないかなと思います。今回、お会いさせていただいた中では、大統領と外務副大臣とも面会をさせていただきました。そのほかにもポルト市長とか様々な方にお会いしましたけれども、それもそうなんですけれども、やはり連携協定という形あるものを実現できたということは非常に大きなことだったというふうに思います。
 今後、これまでもポルトガルと長崎県ということで様々な取組をやってきましたけれども、こういった形あるものを踏まえて、しっかりと今後の動きにつなげていきたいなというふうに思っています。具体的には文化であったりスポーツ、あと観光産業といった幅広い分野において連携強化が図れるように、今回は外務省も含めて国ともしっかり連携をして進めてきましたので、国とも引き続き連携をして、この連携協定を実りあるものにしていきたいと思っています。

○記者(NBC) ちなみになんですが、まだ協定を結ばれたばかりだと思うんですけど、具体的に今後何か、ポルトガルと長崎県でこういうことをしましょうみたいな話がその時にあったりは…。

○知事 いろんな話は出ましたけれども、まだ具体的なところは詰まってからご紹介させていただきたいと思います。

10.子ども政策に関する継続的な補助等について

○記者(NBC) もう一点お伺いさせていただきます。大石知事は、就任当初から子どもに対しての施策を最重要課題として挙げているかと思うんですが、今年度新たな事業として、最近ではお米券、先ほどもお話にありましたお米券、そしてマイナンバーカード18歳以下、そして、高校生への医療費助成と様々な政策を打ち出しているかと思いますが、今後、一時的な補助、サポートではなく、継続的な補助は何か考えているかどうか、教えてください。

○知事 端的に申し上げますと、これまで子育て施策というものを県政の基軸に置いて、持続的なものというもの、何ができるかずっと考えて、皆さんと一緒に議論しながら県庁内でも議論尽くしてきましたけれども、これだけで十分ではないと思っていますので、しっかりと今後も検討していきたいと思っています。
 今年度から、今、お話の中にあった医療費助成制度であったり不妊治療のこともあります。そういったものを、まずしっかりとやっていくことだと思います。また、今、国のほうでも新たな動きもございますので、そういったところを踏まえながら、しっかりと今後何ができるのか、引き続き考えていきたいというように思います。

11.習い事クーポン、教育分野への補助について

○記者(NBC) 引き続きになりますが、これからも考えていくというお話がございましたが、他県のお話で恐縮なんですけれども、福岡市が生活保護などを受けるなど経済的に苦しい世帯に対して、8,000人を対象として習い事クーポン、月1万提供というようなおもしろい企画をやっているなという印象を受けています。
 今日、街頭でたくさんの方にお話を聞いたところ、大学までの教育費に関して何か補助があったら、今、中学までの児童手当になっていますけれども、高校生、大学生まで補助していただくと大変ありがたいですとか、習い事ができるように県として何か補助をしてくれたらなと、教育分野での補助というのは非常に期待されているようでしたが、何かまたこういった政策というのは今後取り組む予定というのはありますでしょうか。

○知事 現時点で具体的なものを申し上げるのはありませんけれども、そういったお声をしっかり聞いていくことは大事だと思います。しっかり今後も財源等の関係もありますけれども、そういったお声をできる限り聞いていけるような、ニーズに合ったような施策を打ち立てていけるように県庁内でも議論を深めていきたいと思います。

○記者(NBC) ありがとうございます。

12.副知事交代について(2)

○記者(長崎新聞社) まず、女性副知事の件で確認なんですけれども、今度新たに就任されるご予定の馬場さんについて所管事務についてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。

○知事 まず、基本的には平田副知事の業務を引き続き担っていただくということが基本でございますけれども、企画部のうち政策調整課と政策企画課に関する事項については浦副知事に担当していただくことと現時点ではしております。

○記者(長崎新聞社) 確認ですが、重要案件の石木ダムであったり新幹線であったりIR、この辺はどうなんですかね。

○知事 その所管事業、部署によって分かれるわけですね。そこの具体的な案件についてはその事案だからここというわけではありません。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。

13.県・市町連携について

○記者(長崎新聞社) それと別件なんですけど、県庁舎跡地のことに関係してなんですけれども、先日、長崎市長が公会堂に代わる新たな文化施設を、もともと長崎市庁舎跡地に造る計画でしたけれども、これを「県庁舎跡地活用の議論や建設費高騰などの状況を見極めて、建設地が適切か再度整理する必要がある」と発言されています。以前、県庁舎跡地に文化施設を造るというような議論もあった中で、知事はどのように受け止めていらっしゃるのか教えてください。

○知事 どういった思いがあられてご発言があったのかと詳細までは把握はしてございませんけれども、やはり長崎県と市がしっかりと連携をして、長崎市の所管ではございますが、まちづくりというのをしっかりやっていくということは大事だと思っていますので、引き続き連携を深めながら、意思疎通をとって協力しながらやっていけるように努力していきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) この件について事前に長崎市長とのやり取りとかってあったんでしょうか。

○知事 市役所の件に関して。

○記者(長崎新聞社) はい。

○知事 市役所の件に関してはありません。

○記者(長崎新聞社) あと、すみません重ねて。大体2014年ぐらいだと思うんですけど、もともと県庁舎跡地に文化芸術ホールを整備できないかという議論があったかと思うんですが、現在の県庁舎跡地整備基本構想というのは広場と情報発信と交流支援などというふうになっています。この構想について、全くホールの機能を加えたりとか見直しとか、そういったことというのは今考えていらっしゃいますか。

○知事 現時点で市役所に関するご発言があったことで何か変わったということは全くありませんけれども、今後の議論については可能性は全てについてあると思っていますので、しっかりと皆さんの意見を聞きながら議論していきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) そうすると、長崎市と話をする余地はあるという理解でよろしいでしょうか。

○知事 長崎市だけではなくて、様々な方々のご意見を聞くべきだと思っていますので、これまで進めてきた議論というところをしっかりと踏まえながら、今後にもつなげていきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。あともう一点。

14.NPT再検討会議準備委員会について

○記者(長崎新聞社) NPT(核拡散防止条約)再検討会議の準備委員会についてなんですけど、当初予算に今回も参加されるという方向で組まれていますけど、知事は実際に渡航されるご予定があるのか、また、何日から行くご予定なのか、そのあたり決まっていたら教えていただきたい。

○知事 日程は調整中だと思いますけれども、行く方向で検討しております。

○記者(長崎新聞社) この件について、準備委員会について長崎市長も参加されるというふうに聞いているんですけど、あえて知事が現地に行く目的等を教えていただきたいんです。

○知事 前回、昨年参加させていただいたときも議論になっていたことも記憶をしておりますけれども、前回は私も県知事として初めて参加をいたしましたし、その中で得たことというのは非常に多くあったなと思って、これまでもご回答させていただいていると思いますが、まず、広島県と連携をして核廃絶に向けたシンポジウムを実施しました。そのほか核軍縮の関係者ともお会いできたりと、本当いろんな人脈だったり関係構築ができたんじゃないかなと思っています。
 それを踏まえてですけれども、参加後の展開もやはりつながっているなと思っていまして、一つ例を挙げますと、今年の3月に、広島県と共催で東京の大使館の関係者向けに核廃絶に向けた働きかけを行わせていただきました。その際は90か国の大使館関係者が来てくださいまして、核兵器廃絶に対する関心の高さといったものと長崎県と広島県に対する期待といったものも非常に感じたところでございます。
 その後も、前回NPTに参加して核軍縮関係者ともお会いしたんですけれども、実際にそのとき会ったNGOの方が、今年、長崎県庁に若い方々を連れてきてくださって、核廃絶に関する議論をさせていただいたりと新しいネットワークが広がってきているというふうに思います。
 確かに長崎市が担う部分と県が担う部分とあると思いますけれども、非常に県が参加することによって新たな動きが出てきていることも事実だと思いますので、我々としてしっかりと担うべき役割を果たしながら、新たな展開をつくっていけるように核廃絶の実現に向けて引き続き尽力していきたいというように思います。

○記者(長崎新聞社) 長崎市とまた違った役割があるというようなことをおっしゃいましたけど、このあたりは長崎市長ともお話をされた中で役割分けみたいなことはされているんでしょうか。

○知事 会話の中でそういった話は、平和行政に関して話すことはございます。ただ、部局を交えてというところはまだ実現はしてないですけれども、今後はしっかりと意思疎通はとっていくべきだと思います。

○記者(長崎新聞社) 検討会議だけではなく、準備委員会にも来年以降も毎年参加されるというふうなお考えでしょうか。

○知事 現時点では決定してはおりませんけれども、今後、何ができるのかといった、今回の動きも踏まえてしっかり検討していきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。ありがとうございます。

15.特定複合観光施設(IR)について

○記者(KTN) IR認定についてなんですけれども、決定見送り、継続審査となっているわけですが、現状の課題などあればお聞かせいただきたいと思います。

○知事 何ら変わっておりませんので、現時点でお話しできることがございません。

○記者(KTN) 国からの連絡とかというのも現段階ではないということですか。

○知事 ホームページに掲載のとおりでございます。

○広報課長 ほかにございますでしょうか。よろしいですか。
 では、以上で知事の定例記者会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○知事 ありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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